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                    PDD図書館管理番号       0001.0019.2000.20

                 百   科   辞   書    《から》     編集:獨  澄旻

-------- から --------------------------------------------------
[1]からー
	【カラー】
	◇[英]collar
	○(1)[服]洋服の襟(エリ)。
	◎婦人服の飾り襟:[1]ばーさ(バーサ),かられっと(カラレッ
	ト)
	○(2)[服]詰め襟の内側につける、取り外し式の細長い布やセ
	ルロイド。
	 神父や男子学生などが用いる。
[2]からー
	【カラー】
	◇[英]color/colour
	○(1)色・色彩。色合い・色調。
	◎パステルカラー
	○(2)絵の具。
	◎ポスターカラー
	○(3)個性・持ち味。特色。
	○(4)[写]色彩写真・天然色写真。天然色フィルム。
	 ⇔ものくろーむ(モノクローム)(2)
	○(5)[映]色彩映像の映画・天然色映画。
	 ⇔ものくろーむ(モノクローム)(3)
	○(6)[TV]色彩映像のテレビ放送。色彩映像のテレビ受信機。
	 ⇔ものくろーむ(モノクローム)(4)
	◎カラーテレビ
	○(7)有色人種。黒人。
★[3]からー
	【カラー】
	◇[英]calla
	○(1)[植]オモダカ目(Alismatales)サトイモ科(Araceae)ヒメ
	カイウ属(Calla)の属名・ラテン名。
	○(2)[植]オモダカ目(Alismatales)サトイモ科(Araceae)オラ
	ンダカイウ属(Zantedeschia)の多年草の総称。南アフリカ原産。
	 「カイウ(海芋)」とも呼ぶ。
	◎オランダカイウ(Zantedeschia aethiopica)。
	 シラホシカイウ(Zantedeschia albomaculata)。
	 キバナカイウ(Zantedeschia elliotiana)。
	 モモイロカイウ(Zantedeschia rehmannii)。
	○(3)[植](特に)オランダカイウの別称。
	 ⇒おらんだかいう(オランダカイウ,オランダ海芋,阿蘭海芋,
	阿蘭陀海芋)
がーら
	【ガーラ】
	◇[登録商標]GALA
	○[交]いすゞ自動車の大型観光バス。
	◎大型トラックはギガ(Giga)。
からあい《からあゐ》
	【カラアイ】
	【韓藍】
	○(1)[植]ケイトウ(鶏頭)の別名。
	 ⇒けいとう(ケイトウ,鶏頭)
	○(2)[色]鮮やかな藍色。
からあざーる
	【カラアザール】
	◇[ヒンディー語]kalaazar(黒い病気)、[英]kala-azar
	○[病]熱帯地方のマラリア性伝染病。
	 インド・東南アジア・中国・地中海沿岸・中南米などに分布。
	 原虫リーシュマニア・ドノバニ(protozoan Leishmania dono-
	vani)の寄生により発生。スナバエが媒介し、脾臓(ヒゾウ)・肝
	臓・骨髄などに寄生。
	 2週間〜数ヶ月の潜伏期の後、発疹(ホッシン)に始まり、発熱と
	無熱が交替に現れる。貧血を来たし、肝脾腫が発生。末期には
	皮膚が黒褐色になる。
	 「黒熱病(コクネツビョウ)」,「アッサム熱(Assam fever)」,「ダムダム
	熱(Dumdum fever)」とも呼ぶ。
からいも
	【カライモ】
	【唐芋】
	○[食]サツマイモ(薩摩芋)の別称。
	 ⇒さつまいも(サツマイモ,薩摩芋,甘藷)
[1]かーらいる
	【カーライル】
	◇Carlisle
	○(1)イギリス、イングランド北部カンブリア(Cumbria)州の州
	都。
	○(2)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)南部のカンバーランド郡(Cumberland County)の
	郡都。
★[2]かーらいる
	【カーライル】
	◇Thomas Carlyle(トマス・カーライル)
	○[人]イギリスの評論家・歴史家(1795〜1881)。スコットラン
	ド生れ。
からうす
	【唐臼】
	【碓】
	◇[日]karausu
	○(1)臼を地面に埋め、シーソーのように横木にのせた柄の端
	を足で踏んで他端の杵(キネ)を上げ、足を放すと杵が落ちて臼の
	中の穀類などをつく装置。
	 「ふみうす(踏み臼,踏臼)」,「かるうす(唐臼)」とも呼ぶ。
	○(2)[農]唐臼(トウウス)(磨り臼)。
	 ⇒すりうす(磨り臼,摺り臼,磨臼,摺臼)
からうめ
	【カラウメ】
	【唐梅】
	○[植]ロウバイの別称。
	 ⇒ろうばい(ロウバイ,蝋梅,臘梅)
からーえいが《からーえいぐわ》
	【カラー映画】
	○[映]モノクロ(monochrome)映画に対して、映像に自然の色彩
	を再現した映画。
	 「天然色映画」,「色彩映画」とも呼ぶ。
	 参照⇒てくにからー(テクニカラー)
からか
	【カラカ】
	◇Calaca
	○フィリピンのルソン島南部、バタンガス州(Batangas Prov-
	ince)西部の町。バラヤン湾(Balayan Bay)に面する。
	 600メガワット級の火力発電所がある。
からかい
	【カラ海】
	◇[露]Karskoye More、[英]Kara Sea、[フ]Mer de Kara、[中]
	Kela Hai(客拉海)
	○[地]ロシア連邦の北方にある北極海の縁海(付属海)。
	 西部をノバヤゼムリヤ島(Ostrov Novaya Zemlya)、東部をセ
	ベルナヤゼムリヤ島(Ostrov Severnaya Zemlya)で囲まれてい
	る。面積約88万平方キロメートル、最大水深620メートル。
★からかう
	【揶揄う】
	○
	 「揶揄」は「やゆ」と読む。
からかさ
	【唐傘】
	【傘】
	○(1)割り竹を骨に紙または布を張り、柄をつけて轆轤(ロクロ)で
	開閉できるようにした差し傘の総称。
	 番傘(バンガサ)・蛇の目傘などの雨傘(アマガサ)や日傘(ヒガサ)の
	ほか、両天傘(リョウテンガサ)または照降傘(テリフリガサ)と呼ぶ晴雨両
	用のものがある。
	 油紙・渋紙(シブガミ)・絹布などを張る。
	 骨の集まる部分を天井(テンジョウ)と呼び、持ち歩いたり吊るし
	たりする帯が付いている。傘を閉じたままにする仕掛けはなく、
	一本の骨の先にある紐(ヒモ)で骨を集めて開きを抑える。
	 洋傘のように柄(エ)を手にして持ち歩くことはしない。また、
	傘を立て掛けるときも柄を下にする。
	 柄のうち、傘から露出した部分は軒下(ノキシタ)と呼ぶ。
	 「和傘(ワガサ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒てんじょう(天井)(3),のきした(軒下)(2),じゃのめが
	さ(蛇の目傘)
	◎「洋傘」に対する言葉。
	 参照⇒ようがさ(洋傘)
	○(2)紋所(モンドコロ)の一つ。
★からかさたけ
	【カラカサタケ】
	【傘茸】
	◇[学]Macrolepiota procera
	○[植][食]担子菌類ハラタケ目(Agaricales)ハラタケ科(Agari-
	caceae)カラカサタケ属(Macrolepiota)のキノコ。食用。
	◎オオシロカラカサタケは有毒。
からかす
	【カラカス】
	◇Caracas
	○ベネズエラ共和国北部にある、同国の首都。政府直轄市。
	〈面積〉
	 433平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1976(昭和51)166万人。
	 1990(平成 2)182万3,222人(10月21日現在)。
	 2001(平成13)183万6,286人(10月21日現在)。
	◎南米の独立革命指導者シモン・ボリバル(Simon Bolivar)の
	生誕地。
からがちほう《からがちはう》
	【カラガ地方】
	◇[英]Caraga Region
	○フィリピン群島南東部、ミンダナオ島(Mindanao Island)北
	東部の地方。
	〈4州〉
	 スリガオ・デル・ノルテ州(Surigao del Norte Province)。
	 スリガオ・デル・スール州(Surigao del Sur Province)。
	 アグサン・デル・ノルテ州(Agusan del Norte Province)。
	 アグサン・デル・スール州(Agusan del Sur Province)。
	〈面積〉
	 1万8,847平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)209万4,021人(5月1日現在)。
からかね
	【唐金】
	【青銅】
	○銅と錫(スズ)の合金。
	 「せいどう(青銅)」,「ブロンズ(bronze)」とも呼ぶ。
	◎中国(唐)から製法が伝わったことから。
からかみ
	【韓神】
	○⇒からのかみ(韓神)
からかみのまつり
	【韓神祭】
	○⇒からのかみ(韓神)
★からから
	【カラカラ】
	◇Caracalla
	○[俗][人]ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・セウェルス・
	アントニヌス(Marcus Aurelius Severus Antoninus Augustus)
	の通称(AD. 188〜 217)。在位: 211〜 217。
	 カラカラ大浴場を建設。
	◎愛用したガリア風マントの名前に由来(ユライ)するという。
がらがら
	【がらがら】
	【ガラガラ】
	◇[英]rattle、[独]Rassel(ラッセル)
	○幼児の玩具で、手で振るとガラガラと音のするもの。
	 大人が振って聞かせる大きいものと、乳児が自分で振る小さ
	いものがある。
	 「ラトル」とも呼ぶ。
★からからだいよくじょう《からからだいよくぢやう》
	【カラカラ大浴場】
	◇[伊]Terma Caracalla
	○[歴]ローマ皇帝カラカラが建設した大社交場である浴場。
★がらがらへび
	【ガラガラヘビ】
	【ガラガラ蛇】
	【がらがら蛇】
	◇[英]rattlesnake
	○[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)クサリヘビ科(Viperidae)
	マムシ亜科(Crotalinae)に属する毒蛇の一群。南北アメリカに
	生息。
	 尾端に表皮から変じた数個の角質の中空の輪があり、危険が
	近づくと尾を振って音を出す。
からがんだ
	【カラガンダ】
	◇Karaganda/Qaraghandy
	○(1)(Karaganda Oblysy)⇒からがんだしゅう(カラガンダ州)
	○(2)カザフスタン共和国中央部、カラガンダ州北東部にある
	州都。
	 鉱工業都市。カザフ鉄道の終点。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)58万人。
	 1991(平成 3)60万8,600人(推計)。
	◎カラガンダ炭田
からがんだしゅう《からがんだしう》
	【カラガンダ州】
	◇Karaganda Oblysy/Qaraghandy Oblysy、[英]Qaraghandy 
	Province
	○カザフスタン共和国中央部の州。
	 州都はカラガンダ。
からかんちょう《からかんてう》
	【カラカン朝】
	◇[英]Qarakhanid Dynasty/Kara-Khanid Khanate
	○[歴]⇒からはんちょう(カラハン朝)
からきだ
	【唐木田】
	◇[日]Karakida
	○(1)東京都南西部、多摩市(タマシ)南西部の地名。
	○(2)[交]⇒からきだえき(唐木田駅)
からきたい
	【カラキタイ】
	【黒契丹】
	◇Kara-Khitai
	○[歴]イスラム史家が「西遼(セイリョウ)」を呼んだ名。
	 ⇒せいりょう(西遼)
からきだえき
	【唐木田駅】
	○[交]東京都多摩市(タマシ)中沢(ナカザワ)にある、小田急多摩線の
	駅。
	 小田急多摩センター駅の次でターミナル駅(終点)。
からく
	【カラク】
	◇Karak
	○(1)(Karak District)⇒からくちく(カラク地区)
	○(2)パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)中南部のコハート県(Kohat Division)
	南部のカラク地区中央部にある中心地。
	 「カラック」とも呼ぶ。
★からくさもよう《からくさもやう》
	【唐草模様】
	◇[英]arabesque pattern/arabesque design
	○[美]幾何学文様(モンヨウ)の一種。
	 参照⇒[1]くろけっと(クロケット),あらべすく(アラベスク)
	(1)
	◎日本では大風呂敷の柄(ガラ)にしばしば用いる。
からくぞうぞくじちしゅう《からくざうぞくじちしう》
	【果洛蔵族自治州】
	【果洛藏族自治州】
	◇[中]Guoluo Zangzu Zizhizhou
	○⇒ごろくちべっとぞくじちしゅう(ゴロクチベット族自治州,
	果洛チベット族自治州,果洛蔵族自治州,果洛藏族自治州)
がらくた
	【我楽多】
	【瓦落多】
	○値打ちのない、または役に立たない雑多な品物。
	 参照⇒きずもの(傷物,疵物)(2)
	◎「がら」は触れたときの音、「くた」は芥(アクタ)の略。
★がらくたぶんこ
	【我楽多文庫】
	○[歴][文]硯友社(ケンユウシャ)の機関誌。明治年間最初の文芸雑誌。
	同人雑誌の先駆。
	 参照⇒けんゆうしゃ(硯友社)
	◎1885(明治18)創刊。
	 1889(明治22)廃刊。
★がらくたみん
	【ガラクタミン】
	◇[英]galactamine
	○[生化]食物繊維の一種。
	 カンテン(寒天)などに含まれる。
	 参照⇒がらくとーす(ガラクトース)
からくちく
	【カラク地区】
	◇[英]Karak District
	○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)中南部のコハート県(Kohat Division)
	南部にある地区。北東部をコハート地区(Kohat District)、北
	西部をハング地区(Hangu District)に接する。
	 中心地はカラク。
	 「カラック地区」とも呼ぶ。
★がらくとーす
	【ガラクトース】
	◇[英]galactose
	○[生化]単糖類の一種。
	 参照⇒がらくたみん(ガラクタミン)
からくにだけ
	【韓国岳】
	◇[日]Karakuni Dake
	○[地]霧島山の一峰。
	 ⇒きりしまやま(霧島山)
★からくむうんが
	【カラクム運河】
	◇[英]Karakum Canal/Qaraqum Canal
	○[地]トルクメニスタン南東部、アムダリア川(Amu-Darya)と
	カスピ海(Caspian Sea)を結ぶ運河。全長1,100キロメートル。
	 アラル海(Aral'skoe More)に流入するアムダリア川の大量の
	水をカラクム砂漠(peski Karakumy)に流して綿花栽培を行った
	ことからアラル海は縮小し、カラクム砂漠の塩分濃度も高くなっ
	た。
	 「ガラグム運河(Garagum Canal)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もるがーぶがわ(モルガーブ川),あらるかい(アラル海)
	◎1954(昭和29)掘削開始。
	 1967(昭和42)同国中央部のゴクデペ(Gokdepe)までの840キロ
	メートルが完成。
	 1970年代に延長工事が行われ、1988(昭和63)カスピ海沿岸に
	至る。
がらぐむうんが
	【ガラグム運河】
	◇[英]Garagum Canal
	○[地]⇒からくむうんが(カラクム運河)
からくむさばく
	【カラクム砂漠】
	◇[チュルク語]peski Karakumy(黒い砂)、[英]Karakum Desert
	/Kara-Kum Desert
	○[地]トルクメニスタンの約7割を占める砂漠。
	 石油・天然ガスなどの宝庫。
	 「カラ砂漠(Kara Kum)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 約35万平方キロメートル。
	◎1971(昭和46)天然ガスの掘削中に爆発が起き、ガス漏れ対策
	として点火され、現在も燃焼中の穴は「地獄の門(Hell's Gate)」
	と呼ばれている。
からくら
	【唐鞍】
	○飾り鞍の一種。
	 平安時代以降、儀式に用いられた唐様(カラヨウ)の装飾を施(ホド
	コ)した鞍皆具(クラカイグ)(馬具一式)。
	 鞍のほか、馬の面に銀面(ギンメン)、口に差縄(サシナワ)・頸総(クビ
	フサ)、尻に雲珠(ウズ)、面繋(オモガイ)・胸繋(ムナガイ)・尻繋(シリガイ)
	に杏葉(ギョウヨウ)を下げ、尾は尾袋(オブクロ)に収めるなど、多数
	の装飾具がある。
	 外国使節の騎乗、御禊(ゴケイ)の行幸に供奉(グブ)する公卿や、
	春日社・賀茂祭の勅使などが用いた。
	 参照⇒やまとぐら(大和鞍,倭鞍)
からぐるま
	【空車】
	○(1)⇒くうしゃ(空車)
	○(2)機械の運転を中止している間も、空転(クウテン)させている
	ベルト車(調べ車)。
	 参照⇒あいどりんぐ(アイドリング)
からくれない《からくれなゐ》
	【唐紅】
	【韓紅】
	○[色]濃い紅色、深紅(シンク)、マゼンタ(magenta)。
	◎「舶来(ハクライ)の紅」の意味。
	 「唐紅」は「とうべに」とも読む。
からくわちょう《からくはちやう》
	【唐桑町】
	◇[日]Karakuwa Machi
	○[古]宮城県北端、本吉郡(モトヨシグン)の町。
	 気仙沼市(ケセンヌマシ)の東約10キロメートルの唐桑半島にあり、
	三陸海岸の一部は陸中海岸国立公園となっている。
	◎2006. 3.31(平成18)気仙沼市に編入。
からけせ
	【カラケセ】
	◇Karakoese/Karakose
	○[2]⇒あーる(アール)(2)
からーげっとー
	【カラー・ゲットー】
	◇[英]color ghetto
	○[古]アメリカの黒人居住地区。
	 参照⇒げっとー(ゲットー)(2)
からげる
	【絡げる】
	【紮げる】
	○(1)紐(ヒモ)などで縛(シバ)って束(タバ)ねる。くくる。
	○(2)着物の裾(スソ)や袂(タモト)をまくり上げて、手や帯などで落
	ちないようにとめる。
	 「端折る(はしょる)」,「掻い取る(かいどる,かいとる)」とも呼
	ぶ。
	◎裾をからげる,尻をからげる
	○(3)(布の端などを)縢(カガ)る。
からこ
	【カラコ】
	◇[フ]caraco
	○(1)[服]宮廷婦人が裾(スソ)の開いたクリノリン(crinoline)の
	上に着た丈長の上着。
	 「キャミソール([フ]camisole)」,「カミソール」とも呼ぶ。
	○(2)[服]⇒すもっく(スモック)
からこ
	【唐子】
	○(1)中国風の服装や髪形をした子供の姿。また、その子供。
	○(2)江戸時代に行われた、中国人の子供のような幼児の髪形。
	 頭上や頭の左右に髪の毛をわずかに剃(ソ)り残したもの。主
	に女児の髪形。
	 「ちゃんちゃん」とも呼ぶ。
	○(3)唐子髷(マゲ)(唐輪)の略称。
	 ⇒からわ(唐輪)
	○(4)唐子人形の略称。
からこ
	【殻粉】
	○(1)⇒ふすま(ふすま,麩)
	○(2)[食]米の粉または小麦粉で作った団子(ダンゴ)。
	○(3)[女房詞]手洗い用のヌカ(糠)。
★がらご
	【ガラゴ】
	◇galago
	○[哺]サル目(霊長目)(Primates)ロリス下目(Loriformes)ガラ
	ゴ科(Galagidae)の原猿。
	アフリカ中央部の森林に生息。
	 「ブッシュベビー(bushbaby)」とも呼ぶ。
	〈属(Genera)〉
	 オオガラゴ属(Otolemur)。
	 ハリヅメガラゴ属(Euoticus)。
	 ガラゴ属(Galago)。
からこいせき《からこゐせき》
	【唐古遺跡】
	○[歴]奈良県磯城郡(シキグン)田原本町(タワラモトチョウ)にある、弥生
	時代前期から後期に至る大環濠(カンゴウ)集落遺跡。
	 多数の竪穴住居址のほか、唐古池の粘土層からも木製の農耕
	具や土器などが多数出土している。
	 「唐古・鍵遺跡」とも呼ぶ。
	◎1937(昭和12)京都大学と奈良県とが共同発掘調査。
からこかぎいせき《からこかぎゐせき》
	【唐古・鍵遺跡】
	○[歴]⇒からこいせき(唐古遺跡)
からこまげ
	【唐子髷】
	○⇒からわ(唐輪)
からこらむ
	【カラコラム】
	◇Karakoram
	○[地]⇒からこらむさんみゃく(カラコラム山脈)
★からこらむさんみゃく
	【カラコラム山脈】
	◇[英]Karakoram Range
	○[地]インド、カシミール地方の北東、ヒマラヤ山脈と並行し
	て走る山脈。東端はガンディセ山脈に続く。
	 参照⇒がんでぃせさんみゃく(ガンディセ山脈)
からこる
	【カラコル】
	◇Karakol
	○中央アジアのキルギス共和国東部、イスイククル州(Issyk-
	Kul Oblasty)の州都。
	 北緯42.49°、東経78.38°の地。
	〈人口〉
	 2003(平成15)6万9,600人。
からこるむ
	【カラコルム】
	【和林】
	【哈喇和林】
	◇Karakhorum、[英]Karakorum、[中]Helin(和林)/Halahelin
	(哈喇和林)
	○[歴]モンゴルのオルホン川(Orhon Gol)上流右岸にあったモ
	ンゴル帝国の首都。
	 13世紀初め、1235年第2代オゴタイ汗(太宗)が首都を建設し、
	グユク汗(定宗)、マンゲ汗(憲宗)が都し、約20年間東西交通の
	中心として栄えた。方形の城をなし官庁街・商人街・大寺院が
	あった。
	 1264年フビライ(世祖)が大都(現在の北京)に遷都したのち、
	地方都市にすぎなくなった。
	◎現在のハラホリン(Kharakhorin)。
	 参照⇒はらほりん(ハラホリン),はるばるがすいせき(ハル・
	バルガス遺跡,ハルバルガス遺跡)
からこるむはいうえー
	【カラコルム・ハイウエー】
	◇[英]the Karakorum Highway/the Karakhorum Highway
	○[交]パキスタンと中国を結ぶ山岳部を縫うように走る道路。
	 全長、約1,300キロメートル。
	 国際的な観光スポットとなっている。
からこわげ
	【唐子髷】
	○⇒からわ(唐輪)
からーこーん
	【カラーコーン】
	○[建]道路工事や駐車場などで、人や車などの進入禁止に用い
	られる、プラスチック製の円錐柱。
	 一般的な赤色のほか、黄色や黄色と黒色の縞模様などがある。
	 「ユニコーン」とも呼ぶ。
	 参照⇒えーがたばりけーど(A型バリケード),ぱいろん(パイ
	ロン)(4)
からざ
	【カラザ】
	◇[英]chalaza
	○[鳥]鳥類の卵黄の両端についている白色不透明な紐状(ヒモジョ
	ウ)のもの。
	 蛋白質で、卵黄膜につないで卵黄の回転を防ぎ、卵黄を常に
	卵の中心に置く働きをする。
	 「卵帯」とも呼ぶ。
	◎"[希]khalaza(あられ・ひょう)"から。
	◎俗説では目玉になる部分。
からさお《からさを》
	【殻竿】
	【唐棹】
	【連枷】
	◇[英]flail(フレイル)
	○[農]江戸時代に用いられた脱穀(ダッコク)用の農具。竿の先に
	回転する短い打ち棒を付けたもの。
	 稲・麦の穂や豆類を筵(ムシロ)の上に置き、竿を振って打ち棒
	をクルクルと回して打ち、穀粒を穂・枝から取り離す。
	 「からざお」,「まいきね(舞い杵,舞杵)」,「まいぎね(舞い杵,舞
	杵)」,「くるり棒」,「麦打ち」,「れんか(連枷)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふれいるたんく(フレイル・タンク)
からざお《からざを》
	【殻竿】
	【唐棹】
	【連枷】
	○[農]⇒からさお(殻竿,唐棹,連枷)
からさす
	【カラサス】
	◇[英]colossus
	○(1)巨像。
	 参照⇒ころっさす(コロッサス)
	○(2)(転じて)巨人・偉人。巨大な物。
からさばく
	【カラ砂漠】
	◇Kara Kum
	○[地]⇒からくむさばく(カラクム砂漠)
からさわ《からさは》
	【唐沢】
	◇[日]Karasawa
	○(1)[地]⇒からさわやま(唐沢山)
	○(2)[地]⇒からさわがわ(唐沢川)
からさわがわ《からさはがは》
	【唐沢川】
	◇[日]Karasawa Gawa
	○[地]埼玉県北部、深谷市内を北流する利根川の支流。全長約
	3.5キロメートル。
	 市南部で荒川水系の農業用水を合せ、市北部の成塚(ナリヅカ)
	で西流する小山川(コヤマガワ)に流入し、さらに西流して熊谷市間々
	田(ママダ)で利根川に流入。
	 両岸はソメイヨシノの桜並木。
からさわぎ
	【から騒ぎ】
	【空騒ぎ】
	◇[英]Much Ado About Nothing
	○[文]シェークスピア(W.Shakespeare)の初期の喜劇。
	 警官ドグベリー(Dogberry)が狂言回しを務める。
	◎1598(慶長 3)創作。
からさわやま《からさはやま》
	【唐沢山】
	◇[日]Karasawa Yama
	○(1)[地]栃木県南西部、佐野市東部の柿平町(カキダイラチョウ)にあ
	る山。標高555メートル。
	◎旧住所は安蘇郡(アソグン)葛生町(クズウマチ)柿平(カキダイラ)。
	○(2)[地]栃木県南西部、佐野市中央部の栃本町(トチモトチョウ)にあ
	る小丘陵。標高241メートル。
	 藤原秀郷(ヒデサト)の唐沢山城跡がある。
	◎旧住所は安蘇郡(アソグン)田沼町(タヌママチ)栃本(トチモト)。
からさわやまじんじゃ《からさはやまじんじや》
	【唐沢山神社】
	○栃木県佐野市富士町(フジチョウ)にある神社。元別格官幣社。
	 祭神は藤原秀郷(ヒデサト)。
	 唐沢山の南面に位置する。
	 参照⇒からさわやま(唐沢山)(2)
	 参照⇒『人名辞典』ふじわらのひでさと(藤原 秀郷)
	◎1881(明治14)創建。
★からし
	【カラシ】
	【芥子】
	◇[英]musterd
	○(1)[食][薬]カラシナ(芥子菜)の種子を粉末にしたもの。
	 香辛料・薬用にする。
	 セイヨウカラシナの洋ガラシ(マスタード)に対して「和ガラ
	シ」とも呼ぶ。
	 参照⇒からしでい(芥子泥,からし泥)
	○(2)[植]⇒からしな(カラシナ,芥子菜,芥菜)
がらしあかいえん《がらしあかいゑん》
	【ガラシア海淵】
	◇[英]Galathea Deep
	○[地]フィリピン海溝(カイコウ)(Philippine Trench)にある深所。
	最深1万0,540メートル。
からじし
	【唐獅子】
	○[哺]ライオン(lion)。
	 単に「獅子」とも呼ぶ。
	 ⇒らいおん(ライオン)
	◎イノシシ(猪)・カノシシ(鹿)と区別した呼び方。
からじしぼたん
	【唐獅子牡丹】
	○[楽]水城一狼(ミズキ・イチロウ)・矢野亮作詞、水城一狼作曲の歌
	謡曲。
	 歌は高倉健(ケン)。
	◎1965.11.(昭和40)レコード発売。
からしでい
	【芥子泥】
	【からし泥】
	◇[英]mustard plaster
	○[薬]カラシ(芥子)の粉末または小麦粉を加えたものに「ぬる
	まゆ(微温湯)」で伸ばし泥状にしたもの。
	 湿布剤として紙・布に塗って患部に貼り、皮膚を刺激して血
	行をよくする。
	 「かいしでい(芥子泥)」とも呼ぶ。
★からしな
	【カラシナ】
	【芥子菜】
	【芥菜】
	◇[学]Brassica juncea var.juncea
	○[植]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Brassica-
	ceae)アブラナ属(Brassica)の越年草。
	 種子は香辛料・薬用になる。
	 単に「カラシ(芥子)」とも呼ぶ。
からしにこふ
	【カラシニコフ】
	◇[露]Kalashnikov
	○(1)[軍]旧ソ連製の突撃自動小銃AK47の通称。
	 ⇒えーけーよんなな(AK47)
	○(2)[人]ミハエル・ティモフェビッチ・カラシニコフ(Mikhail 
	Timofeevich Kalashnikov)(1919.11.10〜)。アルタイ地方生れ。
	 第二次世界大戦で、戦車兵として負傷。
	 自動小銃の開発に加わり、1947(昭和22)突撃自動小銃AK4
	7を設計。
	 2004(平成16)イギリスでカラシニコフ・ウォツカの販売開始。
からしま
	【からしま】
	○[海]水産庁の漁業取締船。
	 499トン。
	◎2003. 7. 6(平成15)沖ノ島沖の玄界灘で行方不明者を捜索中
	に韓国の貨物船と衝突・浸水。
からしま
	【唐島】
	◇[日]Kara Shima
	○[古][地]⇒きょさいとう(巨済島)
からじゃすさんち
	【カラジャス山地】
	◇[葡]Serra dos Carajas、[英]Carajas Mountains
	○[地]ブラジル北東部のパラ州(Estado de Para)中南東部にあ
	る、北流するトカンティンス川(Rio Tocantins)とシングー川
	(Rio Xingu)の間の台地。標高670〜700メートル。鉄鉱山があ
	る。
	 マラバ(Maraba)の西方に位置する。
	◎1967(昭和42)含有鉄分67%、推定埋蔵量350億の鉄鉱床が発
	見される。
からしゃふる
	【カラシャフル】
	◇Kara Shahr
	○⇒からしゃーる(カラシャール,哈拉沙爾)
からしゃる
	【カラシャル】
	◇Kara Shahr
	○⇒からしゃーる(カラシャール,哈拉沙爾)
からしゃーる
	【カラシャール】
	【哈拉沙爾】
	◇Kara Shahr、[中]Halasha'er(哈拉沙爾)
	○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
	er Zizhiqu)南東部のバインゴル・モンゴル自治州(巴音郭楞蒙
	古自治州<Bayinguoleng Menggu Zizhizhou>)北部にある焉耆(エ
	ンキ)回族自治県(Yanqi Huizu Zizhixian)東部の県都。
	 バグラシュ湖(Baghrasch kol)(博斯騰湖<Bositeng Hu>)の東
	岸にあるオアシス都市。
	 灌漑により綿花などを栽培。
	 「カラシャル」,「カラシャフル」とも、中国名で「えんき(焉耆)」,
	「焉耆鎮(Yanqi Zhen)」とも呼ぶ。
	◎天山南路北道に位置し、漢代から知られる。
	 唐代、安西四鎮の一つ。
	 9世紀、ウイグルの勢力下に入る。
	 20世紀初め、スタインらが考古学的調査を行う。
	◎古称は「アルシー(Arsi)」,「アルギー(Argi)」で、中国では「阿
	耆尼(Aqini)(アギニ)」,「焉耆」と音写した。
[1]からす
	【カラス】
	◇Kara-Su
	○(1)ウズベキスタン共和国東端、アンディジャン州(Andijon 
	Wiloyati)東部にあるキルギス共和国国境の小都市。
	 「カラスー(Kara-Suu)」,「カラスウ」とも呼ぶ。
	○(2)(Kara-Su Rayon)⇒からすーちく(カラスー地区)
[2]からす
	【カラス】
	◇Maria Callas(マリア・カラス)
	○[人]イタリアのギリシア系ソプラノ歌手(1923〜1977. 9.16)。
	ニューヨーク生れ。ギリシア移民の子。
	 1950(昭和25)ミラノのスカラ座に迎えられる。
	 劇的な歌い方と高度の演技力で世界のプリマドンナとして活
	躍。
★からす
	【カラス】
	【烏】
	○[鳥]スズメ目(Passeriformes)カラス科(Corvidae)カラス属
	(Corvus)とその近縁の鳥の総称。
	 日本では主としてハシブトガラスとハシボソガラスの2種が
	全国に生息。
	 朝焼けや夕焼けどきに群がって鳴くことが多い。
	 参照⇒あけがらす(明け烏,明烏)
	〈繁殖期〉
	 3〜7月が繁殖期で、卵や雛を守るため攻撃的になる。
	 3〜4月に巣作りをし、4〜5月に産卵・抱卵、5〜6月に
	雛を育て、6〜7月に雛が巣立つ。
	◎大ガラス:⇒わたりがらす(ワタリガラス,渡り烏,渡烏)
	 ミヤマガラス(深山烏):⇒みやまがらす(ミヤマガラス,深山
	烏)
	 ホシガラス(星烏):⇒ほしがらす(ホシガラス,星烏)
	 熊野権現のカラス:⇒ごおうほういん(牛王宝印)
	 カラスが鳴くから帰ろう:夕焼けになるとカラスが鳴き出し
	たので、そろそろ遊びをやめて家に帰ろう、と子供が友達に誘
	う言葉。友達も同意して、みんなで「カラスが鳴くから帰ろう」
	と何度も言いながら帰る。子供が時計を持たない当時の風俗。
	◎英語:クロー(crow)。
	 ドイツ語:クレーエ(Kraehe)。
	 フランス語:コルボ(corbeau)。
	 イタリア語:コルボ(corvo)。
	 スペイン語:クエルボ(cuervo)。
からすー
	【カラスー】
	◇Kara-Su/Kara-Suu
	○(1)⇒[1]からす(カラス)(1)
	○(2)(Kara-Su Rayon)⇒からすーちく(カラスー地区)
★がらす
	【ガラス】
	【硝子】
	◇[蘭]glas、[英]glass
	○
	 参照⇒かれっと(カレット),くらうんがらす(クラウンガラス,
	クラウン・ガラス,クラウン硝子),そーだがらす(ソーダガラス,
	曹達硝子),かりがらす(カリガラス,加里硝子),なまりがらす
	(鉛ガラス,鉛硝子)
	◎板ガラス:⇒いたがらす(板ガラス,板硝子)
	 瞬間調光ガラス:⇒うむ(ウム,UMU)
	◎ガラス棒を毛皮などで擦(コス)ると正の静電気が発生する。
	 参照⇒せいでんき(静電気)
からすう
	【カラスウ】
	◇Kara-Suu
	○(1)⇒[1]からす(カラス)(1)
	○(2)(Kara-Su Rayon)⇒からすーちく(カラスー地区)
がらすうお《がらすうを》
	【ガラス魚】
	◇[英]glassfish(グラスフィッシュ)
	○[魚]スズキ目(Perciformes)タカサゴイシモチ科(Ambassidae)
	タカサゴイシモチ属(Ambassis)の小さい熱帯魚。
	 体が透明で、骨が透けて見える。
がらすえび
	【ガラスエビ】
	【ガラス蝦】
	◇[英]glass-crab/glass-shrimp
	○[動]⇒ふぃろそーま(フィロソーマ)
★からすがい《からすがひ》
	【カラスガイ】
	【烏貝】
	【蚌貝】
	【蚌】
	○(1)[貝]([学]Cristaria plicata)イシガイ目(Unionoida)イ
	シガイ上科(Unionoidea)イシガイ科(Unionidae)カラスガイ属
	(Cristaria)の淡水産の二枚貝。
	○(2)[貝]イガイ(貽貝)の別称。
	 ⇒いがい(イガイ,貽貝)
	○(3)[俗][貝]ムール貝([フ]moule)(ムラサキイガイ)の俗称。
	 ⇒むらさきいがい(ムラサキイガイ,紫貽貝)
からすぐち
	【烏口】
	◇[英]drawing pen
	○製図用具の一種。
	 ネジで開閉する烏の嘴(クチバシ)に似た先端に墨または黒イン
	クを含ませ、ネジで線の太さを決めて線を引くもの。
	 「鋼筆(コウヒツ)」とも呼ぶ。
がらすこかたい《がらすこくわたい》
	【ガラス固化体】
	◇[英]vitrified waste
	○[原]放射性廃液をガラス原料に混合・加熱してステンレス容
	器に封入したもの。
	 数万年も放射線を出し続けて高熱を発するため、地下300メ
	ートル以上の地層に埋めて廃棄する。
がらすざか
	【硝子坂】
	○[楽]島武実作詞、宇崎竜童作曲の歌謡曲。
	 歌は高田みづえ。
	◎1977(昭和52)レコード発売。
からすしゅう《からすしう》
	【カラス州】
	◇[英]Karas Region
	○ナミビア南部の州。東部・南部を南アフリカ共和国に隣接。
	 州都はケートマンスフープ(Keetmanshoop)。
	 参照⇒なまからんど(ナマカランド)
	〈面積〉
	 16万1,324平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)6万9,677人(推計)。
	 2001(平成13)6万1,162人(推計)。
がらすせんいきょうかきんぞく《がらすせんゐきやうくわきんぞく》
	【ガラス繊維強化金属】
	◇[英]fiberglass reinforced metal
	○[化]⇒[2]えふあーるえむ(FRM)
がらすせんいきょうかぷらすちっく
	《がらすせんゐきやうくわぷらすちつく》
	【ガラス繊維強化プラスチック】
	◇[英]fiberglass reinforced plastics
	○[化]⇒[2]えふあーるぴー(FRP)
からすーちく
	【カラスー地区】
	◇Kara-Su Rayon、[英]Kara-Su District
	○キルギス共和国南西部、オシ州(Osh Oblasty)北部の地区。
	ウズベキスタン共和国に隣接。
	 参照⇒[1]からす(カラス)(1)
からすてんぐ
	【カラス天狗】
	【烏天狗】
	○[日本伝説]想像上の生き物で、小天狗(コテング)の一種。
	 カラスのようなくちばしや黒い羽を持ち、山伏(ヤマブシ)装束
	で深山に住むという。
	 牛若丸(ウシワカマル)(源義経の幼名)に武芸を教えたという京都鞍
	馬山(クラマヤマ)に住む鞍馬天狗もカラス天狗の一人。
	 参照⇒くらまてんぐ(鞍馬天狗)(1)
からすのあかちゃん
	【からすの赤ちゃん】
	○[楽]海沼実作詞・作曲の童謡。
がらすのうさぎ
	【ガラスのうさぎ】
	◇[英]Glass Rabbit
	○[文]高木敏子(タカギ・トシコ)著の児童書。
	 作者が12歳の時、ガラス工芸工場を営んでいた実家が東京大
	空襲( 3.10)で焼失し、母と2人の妹を失い、終戦直前( 8. 5)
	に米軍機の機銃掃射で殺された父を一人で火葬場に運んだ体験
	実話。
	 参照⇒ゆのはなとんねるじけん(湯の花トンネル事件)
	◎1977(昭和52)金の星社から出版。
	 2005. 5.(平成17)アニメーション映画(四分一節子監督)、上
	映。
★からすのえんどう《からすのゑんどう》
	【カラスノエンドウ】
	【烏野豌豆】
	◇[学]Vicia angustifolia、[英]bush vetch
	○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ソラマメ属(Vicia)の
	越年草。東ヨーロッパ原産。
	 「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)」,「ノエンドウ(野豌豆)」とも呼
	ぶ。
	◎名称は、スズメノエンドウより大振りなことから。
	 一説に、熟した種子と莢の色が黒いことから。
	◎オオカラスノエンドウ:⇒こもんべっち(コモンベッチ)
	 スズメノエンドウ:⇒すずめのえんどう(スズメノエンドウ,
	雀野豌豆)
	 カスマグサ:⇒かすまぐさ(カスマグサ,かす間草)
からすのぬればいろ
	【カラスの濡れ羽色】
	【烏の濡れ羽色】
	○[色]カラスの羽が水に濡れたような、しっとりとしてつやや
	かで、黒く青みのある色。
	 髪の毛の美しい形容に用いる。
	 単に「濡れ羽色」とも、「烏羽色(カラスバイロ)」,「烏羽」とも呼ぶ。
	◎髪(カミ)は烏の烏の濡れ羽色
からすば
	【烏羽】
	○(1)カラスの羽。黒い羽。
	○(2)[色]烏羽色の略称。
	 ⇒からすのぬればいろ(カラスの濡れ羽色,烏の濡れ羽色)
からすばいろ
	【烏羽色】
	○(1)[色]⇒からすのぬればいろ(カラスの濡れ羽色,烏の濡れ
	羽色)
	○(2)[色](単に)黒色。
★からすばと
	【カラスバト】
	【烏鳩】
	◇[学]Columba janthina
	○[鳥]ハト目(Columbiformes)ハト科(Columbidae)カワラバト
	属(Columba)の鳥。天然記念物。
	 全身黒色で、脚は赤、クチバシは暗緑色。
	◎2003. 6.11(平成15)林野庁、小笠原諸島父島の国有林内をア
	カガシラカラスバトのサンクチュアリ(保護区)に設定すると発
	表。国有林にサンクチュアリを設けるのは全国初。
からすびゃくし
	【カラスビシャク】
	【烏柄杓】
	◇[学]Pinellia ternata
	○[植]オモダカ目(Alismatales)サトイモ科(Araceae)ハンゲ属
	(Pinellia)の多年草。
	 春、地下の小型の球茎(キュウケイ)から長柄の葉を1〜2個出し、
	葉は三小葉からなり、葉柄にはムカゴができる。
	 初夏、花茎の上端に緑色の円筒状の仏炎苞(ブツエンホウ)を生じ、
	内側には肉穂花序をつける。
	 日本全土・東アジアの畑地に生(ハ)える雑草。
	 球茎(キュウケイ)を漢方薬にする。
	 「ハンゲ(半夏)」,「ヘソクリ(綜麻繰,臍繰)」とも呼ぶ。
	◎漢方薬:参照⇒はんげ(半夏)(4)
	 ハンゲショウ(半夏生)はコショウ目(Piperales)ドクダミ科
	(Saururaceae)の多年草で別種。
がらすぺん
	【ガラスペン】
	【ガラス・ペン】
	◇[英]glass pen
	○ペン先がガラス製の付けペン。
	 ペン先の後部がネジになっていて、ペン軸にねじ入れるもの
	が多い。ガラス軸の先が直接ペンになっているものもある。
	 ペン先の方向性がないので製図・マンガなどに適する。
	 参照⇒まるぺん(丸ペン),たけぺん(竹ペン)
からすまるごしょ
	【烏丸御所】
	○[歴]⇒からすまるどの(烏丸殿)(2)
からすまるどの
	【烏丸殿】
	○(1)[歴]京都府京都市上京区(カミギョウク)烏丸町(カラスマチョウ)今出
	川の北、北小路南・武者小路北・万里小路西・高倉東にあった
	烏丸資任の邸。
	○(2)[歴]第8代将軍足利義政が(1)を邸宅として用いたもの。
	 「烏丸御所」とも呼ぶ。
	 参照⇒むろまちどの(室町殿)
	◎押小路烏丸殿:⇒おしこうじどの(押小路殿)
	○(3)[人]足利義政の異称。
	 ⇒『人名辞典』あしかが よしまさ(足利 義政)
からすみ
	【カラスミ】
	○[食]ボラ(鯔)・サワラ(鰆)・ブリ(鰤)などの卵巣を塩漬けに
	し圧搾乾燥した食品。
	 形が唐墨(カラスミ)に似ていて、長崎の名物。
	 (「魚」偏+<「臘」-「月」>:補助7553)とも書く。
	◎香川県高松市の名物にサワラのカラスミがある。
★からすむぎ
	【カラスムギ】
	【烏麦】
	◇[英]oat/wild oat、[学]Avena sativa
	○(1)[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)カラスムギ属(Avena)
	の越年草。雑草。
	 「チャヒキグサ(茶挽き草,茶引き草)」,「スズメムギ(雀麦)」と
	も呼ぶ。
	◎チャヒキグサり名前は、ツメ(爪)の甲(コウ)にツバ(唾)をつけ
	てその実を乗せ、息を吹きかけると茶臼(チャウス)をひくように回
	ることから。
	○(2)[植]エンバク(燕麦)の別称。
	 ⇒えんばく(エンバク,燕麦)
からすもりぐち
	【烏森口】
	○[交]東京都港区新橋にある、JR新橋駅の出口の一つ。
	 ⇒しんばしえき(新橋駅)
★からすもりじんじゃ
	【烏森神社】
	○
	 氏子は新橋駅の西側。
	 参照⇒ひびやじんじゃ(日比谷神社)
からすやま
	【烏山】
	◇[日]Karasuyama
	○(1)[交]⇒からすやまえき(烏山駅)
	○(2)[古]⇒からすやままち(烏山町)
からすやまえき
	【烏山駅】
	○[交]栃木県にある那須烏山市(ナスカラスヤマ)にある、JR烏山線
	の駅。
	 滝(タキ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
	◎旧住所は那須郡(ナスグン)烏山町(カラスヤママチ)。
からすやません
	【烏山線】
	○[交]栃木県の宝積寺(ホウシャクジ)駅(高根沢町)〜烏山駅(那須烏
	山市)間を運行する、JR東日本の鉄道路線。全長22.4キロメ
	ートル、東北線の宇都宮(ウツノミヤ)駅〜宝積寺駅を含めて34.1キ
	ロメートル。
	〈停車駅〉
	 宇都宮駅・岡本(オカモト)駅・宝積寺駅・下野花岡(シモツケハナオカ)駅
	・仁井田(ニイタ)駅・鴻野山(コウノヤマ)駅・大金(オオガネ)駅・小塙(コバ
	ナ)駅・滝(タキ)駅・烏山駅。
	◎1923(大正12)開通。
からすやままち
	【烏山町】
	◇[日]Karasuyama Machi
	○[古]栃木県東部、那須郡(ナスグン)の町。東部を茨城県に隣接。
	〈面積〉
	 92.86平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万9,408人。
	◎江戸時代、烏山藩の城下町。
	 1889(明治22)町制施行。
	 1954(昭和29)境(サカイ)村・七合(ナナゴウ)村・向田(ムカダ)村の3
	村を編入。
	 2005.10. 1(平成17)南那須町(ミナミナスマチ)と合併して那須烏山
	市(ナスカラスヤマ)を発足。
がらすよま
	【ガラスよま】
	○⇒びーどろよま(ビードロよま)
★からたけ
	【カラタケ】
	【漢竹】
	【唐竹】
	○[植]中国渡来のタケ(竹)。
	 参照⇒はちく(ハチク,淡竹)
からたち
	【カラタチ】
	【枸橘】
	【枳殻】
	◇[学]Poncirus trifoliata
	○[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)カラタチ属
	(Poncirus)の落葉低木。中国原産。
	 高さ約2メートル、刺が多く生垣にする。
	 春の末、葉に先立ち五弁の白い小花が咲く。
	 秋に実が黄熟するが食用にならない。未熟の実は漢方で枳殻
	(キコク)と呼び、健胃剤とする。
からだちく
	【カラダ地区】
	◇[英]Karradah district
	○イラクの首都バクダッド中央部、チグリス川左岸(東岸)にあ
	る商業地区。
	 「バグダッドの秋葉原(アキハバラ)」と呼ばれる電気街。
	 運輸省(Ministry of Transportation)がある。
からたちでら
	【からたち寺】
	○[俗]⇒りんしょうじ(麟祥寺)
からたちにっき
	【からたち日記】
	○[楽]西沢爽(ソウ)作詞、遠藤実作曲の歌謡曲。
	 歌は島倉千代子。
	◎1958.11.(昭和33)発売。
からたちのはな
	【からたちの花】
	○[楽]北原白秋作詞、山田耕筰(コウサク)作曲の童謡。
★からたちばな
	【カラタチバナ】
	【唐橘】
	◇[学]Ardisia crispa
	○[植]ツツジ目(Ericales)ヤブコウジ科(Myrsinaceae)ヤブコ
	ウジ属(Ardisia)の常緑小低木。
	 「照葉(テリハ)」,「柑子(コウジ)」,「ヒャクリョウ(百両)」とも呼ぶ。
	◎中国語:百両金(bailiangjin)/八爪龍(bazhualong)。
からたま
	【唐玉】
	○(1)外国から渡来した玉。
	○(2)たけのこの別名。
	 ⇒たけのこ(竹の子,筍)
からち
	【カラチ】
	◇Karachi
	○パキスタン(Pakistan)南部、シンド州(Sindh Province)の州
	都。
	 北緯24.86°、東経67.01°の地。
	 アラビア海に面するインダス川三角洲北西部にある港湾都市。
	 パキスタン最大の都市で、商工業・金融貿易の中心地。織物
	・製油・自動車組立て・製鋼などの工業が行われ、小麦・綿花
	・羊毛などを輸出。
	 国際空港があり、かつては欧亜航空路の中継地。
	〈人口〉
	 1972(昭和47)  350万人。
	 1981(昭和56)  518万人。
	 1998(平成10)  926万9,300人。
	 2002(平成14)1,027万2,500人。
	◎1725(享保10)創建。
	 1843(天保14)イギリス領。
	 1947(昭和22)インドとパキスタンの分離独立により、インド
	のパンジャブ(Punjab)地方からイスラム教徒の難民が流入して
	人口が激増。一方、イスラム教徒の資本が集中。
	 1951(昭和26)カラチ大学、創立。
	◎1947〜1959(昭和22〜昭和34)暫定首都。
	 1959〜1966(昭和34〜昭和41)ラワルピンジを経て、現首都は
	イスラマバード(Islamabad)。
からちゃ
	【唐茶】
	○(1)中国風に点(タ)てた茶。ふたのある茶碗に茶を入れ、熱湯
	を注(ソソ)いで飲む。
	○(2)[色]紅色がかった茶色。
	 参照⇒ちょうじちゃ(丁子茶)
からちゃいこ
	【カラチャイ湖】
	◇[英]Lake Karachay
	○[地]ロシア共和国、ウラル地方のチェリャビンスク州(Che-
	lyabinskaya Oblast)北部、キシュテム(Kyshtm)市東方にある
	直径約5キロメートルの湖。
	 オジョルスク(Ozersk)(旧称チェリャビンスク40"Chelya-
	binsk-40")の核燃料製造・再処理施設マヤーク(Mayak)(灯台)
	の再処理廃液が無処理で放流されて放射能に汚染された。
	 参照⇒ちぇりゃびんすく(チェリャビンスク)(2)
★からちょうざめ《からてふざめ》
	【カラチョウザメ】
	【唐蝶鮫】
	◇[学]Acipenser sinensis
	○[魚]チョウザメ目(Acipenseriformes)チョウザメ科(Acipen-
	seridae)に属する硬骨魚。
	 海洋生物で、長江付近に生息生息し、川を上る性質がある。
	 寿命は約50年。
	 1億4,000万年前の恐竜時代から生息しているとされ、「生き
	ている化石([英]living fossil)」,「生きた化石」とも呼ぶ。
	 三峡ダム建設により生息域を失うことになり絶滅の危機に瀕
	している。
	 「チュウカチョウザメ(中華蝶鮫)」とも呼ぶ。
	◎2007.11.20(平成19)長江(重慶市)で捕獲。
からつ
	【唐津】
	◇[日]Karatsu
	○(1)⇒からつし(唐津市)
	○(2)唐津焼の略。
からっく
	【カラック】
	◇Karak
	○⇒からく(カラク)
からっくちく
	【カラック地区】
	◇[英]Karak District
	○⇒からくちく(カラク地区)
からつし
	【唐津市】
	◇[日]Karatsu Shi
	○佐賀県北西部、東松浦半島の南東、唐津湾に臨む市。
	 地名の意味は「唐(朝鮮半島)に渡る津」で、古来から大陸交通
	の要地。1889(明治22)特別輸出港、1899(明治32)開港場となる。
	 かつては唐津炭田の石炭積出港として繁栄。
	 特産は唐津焼。唐津神社秋祭の唐津くんちは著名。
	 海岸部は玄海国定公園の中心。
	〈面積〉
	 127.48平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)7万7,712人。
	 1995(平成 7)7万9,581人。
	◎1932. 1. 1(昭和 7)市制施行。
	 1941.11. 3(昭和16)佐志町を編入。
	 1954.11. 1(昭和29)鏡村・久里村・鬼塚村・湊村を編入。
	 1958(昭和33)切木村の一部を編入。
	 2005. 1. 1(平成17)浜玉町(ハマタマチョウ)・厳木町(キュウラギマチ)・
	相知町(オウチチョウ)・北波多村(キタハタムラ)・肥前町(ヒゼンチョウ)・鎮西
	町(チンゼイチョウ)・呼子町(ヨブコチョウ)を編入。
	◎1602(慶長 7)寺沢広高が築城して以来、城下町として栄える。
	 近世、小笠原氏6万石の城下町。
からつじょう《からつじやう》
	【唐津城】
	○[歴]佐賀県唐津市にあった平山城。
	 1602(慶長 7)寺沢広高が築城。
	 のち、大久保氏・松平氏・小笠原氏(6万石)などの居城とな
	る。
	 「舞鶴城」とも呼ぶ。
	◎1966.10.(昭和41)復元。
[1]からっと
	【カラット】
	◇[英]carat、[米]karat、[蘭]karaat
	○(1)宝石の重量単位。
	 メートル・カラットの1カラットは200ミリグラム。
	 旧カラット(英国)の1カラットは205ミリグラム。
	 記号は「ct」,「car」,「K」。
	◎語源は天秤計(テンビンバカリ)で分銅替わりに使ったギリシア語
	の「いなご豆(keration)」とも、アラビア語の「軽い重さ(qirat)」
	とも。
	○(2)純金含有度を示す単位。
	 純金を24カラット(24金)とし、18カラット(18金)は金の含有
	率が18/24であることを示す。
	 記号は「K」,「kt」。
	◎日本では18Kを十八金、14Kを十四金などのように「金(キン)」
	が一般的に使用される。
[2]からっと
	【カラット】
	◇Qalat/Kalat/Qalat-e Ghilzay
	○アフガニスタン南部、ザブル州(Velayat-e Zabol)の州都。
	 北緯32.11°、東経66.89°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)  5,900人。
	 2004(平成16)3万0,900人。
からつゆ
	【空梅雨】
	【乾梅雨】
	○[気]梅雨の時期に、ほとんど雨が降らないこと。また、その
	ような梅雨。
	 米・野菜など農耕に影響が大きい。
	◎夏の季語。
がらてぃあ
	【ガラティア】
	◇Galatia
	○⇒がらてや(ガラテヤ)
からーでぃすのみあ
	【カラー・ディスノミア】
	◇[英]color dysnomia
	○[病]視覚障害がないのに色彩を認識できない症状。
	 参照⇒しつどくしょう(失読症),[1]でぃすのみあ(ディスノ
	ミア)
からでにず
	【カラデニズ】
	◇[トルコ語]Karadeniz
	○[地]黒海(Black Sea)のトルコ語名。
	 ⇒こっかい(黒海)
	◎地中海、アクデニズ(Akdeniz)(白い海)に対する名称。
からでにずぼるげし
	【カラデニズ・ボルゲシ】
	◇[トルコ語]Karadeniz Bolgesi、[英]Black Sea Region
	○トルコ北部の黒海地方。
	〈18県〉
	 アマスヤ県(Amasya Ili)。
	 アルトウン県(Artvin Ili)。
	 バルトゥン県(Bartin Ili)。
	 バイブルト県(Bayburt Ili)。
	 ボル県(Bolu Ili)。
	 チョルム県(Corum Ili)。
	 デュズジェ県(Duzce Ili)。
	 ギレスン県(Giresun Ili)。
	 ギュミュシャネ県(Gumushane Ili)。
	 カラビュク県(Karabuk Ili)。
	 カスタモヌ県(Kastamonu Ili)。
	 オルドゥ県(Ordu Ili)。
	 リゼ県(Rize Ili)。
	 サムスン県(Samsun Ili)。
	 シノプ県(Sinop Ili)。
	 トカット県(Tokat Ili)。
	 トラブゾン県(Trabzon Ili)。
	 ゾングルダク県(Zonguldak Ili)。
がらてや
	【ガラテヤ】
	◇Galatia
	○(1)[歴]小アジア中央部にケルト系のガリア人(Gallic Celts)
	が建設した王国。
	 「ガラティア」とも呼ぶ。
	◎BC. 378、フリギア(Phrygia)に侵入して建国。
	 BC.  25、ローマの属州(provincia)となる。
	○(2)[古]小アジア中央部の地名の古称。東部をカッパドキア
	(Kapadokya)に接する。
	 「ガラティア」とも呼ぶ。
	◎「東のガリア」の意味。
からーと
	【カラート】
	◇Kalat
	○(1)(Kalat Division)⇒からーとけん(カラート県)
	○(2)パキスタン南西部、バルチスタン州(Baluchistan Prov-
	ince)中央部のカラート県(Kalat Division)北部にある都市。
	州都クエッタ(Quetta)の南方約150キロメートル。
	 北緯29.03°、東経66.58°の地。
	〈人口〉
	 1998(平成10)2万2,559人。
★からーとあるばーれーん
	【カラート・アル・バーレーン】
	◇[英]Qal'at al-Bahrain - Ancient Harbour and Capital of 
	Dilmun
	○バーレーンにある、古代文明ディルムン(Dilmun)の遺跡。
	 旧称は「カラート・アル・バーレーン考古遺跡(Qal'at al-
	Bahrain Archaeological Site)」。
	◎2005(平成17)世界遺産に登録。
からーとあるばーれーんこうこいせき
	《からーとあめばーれーんかうこゐせき》
	【カラート・アル・バーレーン考古遺跡】
	◇[英]Qal'at al-Bahrain Archaeological Site
	○[古]⇒からーとあるばーれーん(カラート・アル・バーレー
	ン)
からーとけん
	【カラート県】
	◇[英]Kalat Division
	○パキスタン南西部、バルチスタン州(Baluchistan Province)
	中央部・南部の県。北東部をナシラバード県(Nasirabad Divi-
	sion)、南西部をマクラン県(Makran Division)に接し、南部を
	アラビア海に面する。
	 県都はクズダール(Khuzdar)。
	〈面積〉
	 14万0,612平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)104万4,174人(3月1日現在)。
	 1998(平成10)145万7,722人(3月2日現在)。
からーとーん
	【カラートーン】
	◇[英]color tone
	○(1)[光]色調。
	○(2)[美]透明または半透明の着色フイルム。
	 裏に接着剤としてロウ(蝋)状物質が塗布され、着色したい紙
	などに圧着し、カッターで不要箇所を切って剥(ハ)ぎ取るもの。
	 色むらなく着色できる。
	 参照⇒すくりーんとーん(スクリーントーン)
からな
	【唐名】
	○(1)⇒とうみょう(唐名)
	○(2)珍(メズラ)しい名。
からなっとう
	【唐納豆】
	○[食]寺納豆の別称。
	 ⇒てらなっとう(寺納豆)
からなでしこ
	【唐撫子】
	○(1)[植]石竹の別称。
	 ⇒せきちく(セキチク,石竹)
	◎ナデシコの別称「やまとなでしこ(大和撫子)」に対する言葉。
	○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。
	 表裏とも紅色で、夏の装束。
	 参考⇒なでしこがさね(撫子襲)
からのかみ
	【韓神】
	○宮内省内に皇室の守護神として祀られていた神。大己貴(オオナ
	ムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神。
	 「からかみ(韓神)」とも呼ぶ。
	 参照⇒そののかみ(園神),そのからのかみ(園韓神)
	◎「朝鮮から渡来した神」の意味。
がらば
	【ガラバ】
	◇Thomas Blake Glover
	○[古][人]⇒ぐらばー(グラバー)
からばい
	【カラバイ】
	◇Kalabai
	○インドネシア東部、アロル諸島(Kepulauan Alor)のアロル島
	(pulau Alor)東部にある町。
からばぐ
	【カラバグ】
	◇Qarabagh/Qarah Bagh
	○アフガニスタン中東部、ガズニ州(Velayat-e Ghazni)中央部
	の都市。
	 北緯34.93°、東経61.76°の地。
	 首都カブール(Kabul)とカンダハル(Kandahar)とを結ぶ幹線
	道路上に位置する。
	〈人口〉
	 2007(平成19)1万2,798人(推計)。
がらぱごすしょとう《がらぱごすしよたう》
	【ガラパゴス諸島】
	◇[西]Islas Galapagos、[英]Galapagos Islands
	○[地]南アメリカ、東太平洋の赤道直下に点在する火山島群。
	エクアドルの西方約1千キロメートルにあり、エクアドル領。
	 16の島から成り、主島はイサベラ島(Isla Isabela)とサンク
	リストバル島(Isla Cristobal)・サンタクルス島(Isla Santa 
	Cruz)。
	 バルトラ島(Isla Baltra)に空港がある。
	 大洋に隔離された状態で、ウミトカゲ・オオトカゲや巨大な
	ゾウガメなど、固有種・亜種の動植物が多く生息する。赤道直
	下であるが寒流の影響で涼しく、ガラパゴスペンギンも生息。
	 諸島全域がガラパゴス国立公園([英]Galapagos National 
	Park)。
	 正称は「コロン諸島([西]Archipielago de Colon)」。
	 参照⇒ばるとらとう(バルトラ島),ふぇるなんでぃなとう(フェ
	ルナンディナ島)
	〈面積〉
	 7,844平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1967(昭和42)   3,100人。
	 1985(昭和60)1万1,100人。
	◎「ガラパゴス」はスペイン語で「ウミガメ」の意味。
	◎1835(天保 6)C.ダーウィンがビーグル号で寄港。特有の動
	植物を観察し、進化論成立への要因となった。
	 1976(昭和51)観光用に解放。
	 2001. 1.16(平成13)エクアドル国船籍のタンカー「ヘシカ号」
	が諸島東端のサンクリストバル島沖で座礁。石油が流出し周辺
	海域が汚染。
	◎東洋のガラパゴス(Galapagos of the Orient):⇒おがさわ
	らしょとう(小笠原諸島)
★からばっしゅ
	【カラバッシュ】
	◇[英]calabash
	○(1)[植][農]ボウブラ(南瓜)の英名。
	 ⇒ぼうぶら(ぼうぶら,ボウブラ,南瓜)(2)
	○()[]
	○()[]
がらはっど
	【ガラハッド】
	◇Galahad
	○(1)[伝説]『アーサー王伝説(Aurthurian Legends)』に登場
	する円卓の騎士の一人。
	 「ガラハド」とも呼ぶ。
	 参照⇒あーさーおうでんせつ(アーサー王伝説)
	○(2)(転じて)高潔な人。
がらはど
	【ガラハド】
	◇Galahad
	○[伝説]⇒がらはっど(ガラハッド)
★からはなそう《からはなさう》
	【カラハナソウ】
	【唐花草】
	◇[学]Humulus lupulus var.cordifolius
	○[植]バラ目(Rosales)アサ科(Cannabaceae)カラハナソウ属
	(Humulus)のツル性(蔓性)多年草。雌雄異株。
	 本州〜九州の山地に自生。
	 ホップの一変種。
	 参照⇒ほっぷ(ホップ,忽布),かなむぐら(カナムグラ,金葎,
	葎草)
	◎バラ目クワ科(Moraceae)とも。
からばり
	【カラバリ】
	◇[英]corroboree
	○⇒こらぼりー(コラボリー)
からはりさばく
	【カラハリ砂漠】
	◇[英]the Kalahari/Kalahari Desert
	○[地]アフリカ大陸南西部の高原にある乾燥地帯。標高800〜
	1,300メートル。
	 ボツワナ南半分の広大な砂丘地域を中心に、南アフリカ・ナ
	ミビア・ジンバブエの一部に広がる。南部の草原地帯には野生
	動物が多く、紀元前2,000年ころから狩猟採集民サン(ブッシュ
	マン)などが居住している。南西端には野獣生息地のカラハリ
	国立公園がある。
	〈面積〉
	 約71.2万平方キロメートル。
	◎1849(嘉永 2)リビングストン(David Livingstone)とオズウェ
	ル(William Cotton Oswell)が初横断。
★からはん
	【カラハン】
	◇Lev Mikhailovich Karakhan(レフ・カラハン)
	○[人]ソ連の外交官(1889〜1937)。
	 1919. 7.25(大正 8)帝政時代の中国に対する不平等条約破棄
	を宣言(カラハン宣言)。
	 イギリス政府が反対したため、1920.10.27(大正 9)再度宣言
	を宣言(第二次カラハン宣言)。
	 1924(大正13)中ソ協定を締結。
	 1925. 1.(大正14)日ソ基本条約を締結。
	 1928(昭和 3)日ソ漁業条約を締結。
★からはんちょう《からはんてう》
	【カラハン朝】
	【哈剌汗朝】
	◇[英]Qarakhanid Dynasty/Kara-Khanid Khanate、[中]哈剌
	汗朝(Halahan Zhao)/黒汗王朝(Heihan Wangzhao)
	○[歴]中央アジアを支配したトルコ系初のイスラム王朝( 940
	ころ〜1132)。
	 首都はカシュガル(Kashgar)。
	  999(長保元)イリク・ハン(Ilek Khan)のとき、サーマーン
	朝(Samanid Dynasty)を滅ぼして最盛となる。
	 1047(永承 2)パミールを境に東西に分裂。
	 1132(長承元)東汗国は西遼(セイリョウ)が征服。
	 13世紀初頭、西汗国はジンギスカンに滅ぼされる。
	 「カラカン朝」,「イリクハン朝(Ilek Khanidis)」,「伊利汗朝
	([中]Yilihan Zhao)」とも呼ぶ。
	◎自称は「桃花石([中]Taohuashi)」で、意味は「中国」。
★からひつ
	【唐櫃】
	【韓櫃】
	【辛櫃】
	○(1)
	○(2)⇒かろうと(唐櫃)(3)
からひつ
	【屍櫃】
	【辛櫃】
	○(1)棺(ヒツギ)。
	 ⇒ひつぎ(棺,柩)
	○(2)⇒かろうと(唐櫃)(3)
からびな
	【カラビナ】
	◇[独]Karabiner(カービン銃)、[英]carabiner/snap ring
	○[運]岩登り用具の一つ。
	 岩壁に打ち込んだハーケン(Haken)とザイル(Seil)とを連絡
	するための金属製の環(ワ)。一部が開閉できるようになってい
	て、ハーケンに引っかけ、ザイルを通して使用する。
	 「カラビナー」とも呼ぶ。
	 参照⇒さるかん(猿環),えすかん(Sカン,S管,S環)
からびなー
	【カラビナー】
	◇[独]Karabiner
	○(1)[運]⇒からびな(カラビナ)
	○(2)⇒かーびんじゅう(カービン銃)
からびーなー
	【カラビーナー】
	◇[独]Karabiner
	○⇒かーびんじゅう(カービン銃)
からびにえり
	【カラビニエリ】
	◇[伊]Carabinieri(憲兵)
	○[軍]イタリアの国防省に所属する警察軍。
	 国内の治安維持を主な任務とする警察組織。
	 緊急連絡の電話番号は112。
	◎1814(文化11)サルジニア王国の近衛兵として創設。
	◎イタリアには内務省に所属するポリツィア・ディ・スタート
	(Polizia di Stato)と呼ばれる国家警察や、グワルディア・ディ
	・フィナンツァ(Guardia di Finanza)(財務警察)などもある。
からびゅく
	【カラビュク】
	◇Karabuk
	○(1)(Karabuk Ili)⇒からびゅくけん(カラビュク県)
	○(2)トルコ北部、カラビュク県中央部にある県都。
	 北緯41.21°、東経32.61°の地。
	 「カラビュック」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)10万5,373人。
	 2000(平成12)10万0,749人。
からびゅくけん
	【カラビュク県】
	◇[トルコ語]Karabuk Ili、[英]Karabuk Province
	○トルコ北部の県。
	 県都はカラビュク。
	 「カラビュック県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 4,074平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)22万5,102人(10月22日現在)。
	◎1995. 6. 6(平成 7)設置。
からびゅっく
	【カラビュック】
	◇Karabuk
	○(1)(Karabuk Ili)⇒からびゅくけん(カラビュク県)
	○(2)⇒からびゅく(カラビュク)(2)
からびゅっくけん
	【カラビュック県】
	◇[トルコ語]Karabuk Ili、[英]Karabuk Province
	○⇒からびゅくけん(カラビュク県)
からふぁて
	【カラファテ】
	◇Calafate
	○⇒えるからふぁて(エルカラファテ,エル・カラファテ)
からーふいるむ
	【カラーフイルム】
	◇[英]color film/colour film
	○[写]⇒からーふぃるむ(カラーフィルム)
★からーふぃるむ
	【カラーフィルム】
	◇[英]color film/colour film
	○[写]カラー写真(色彩写真)用のフィルム。
	 「カラーフイルム」とも呼ぶ。
	◎1936(昭和11)ドイツのアグフア(AGFA)、世界初の近代的
	カラーフィルムを発売。
	 1940.11. 3(昭和15)小西六、国産初のカラーフィルムを発表。
	 1941(昭和16)小西六、国産初のカラーフィルム「さくら天然
	色フィルム」を発売。
からふと
	【樺太】
	【唐太】
	◇[日]Karafuto
	○⇒サハリン
	◎江戸時代は「唐太」とも表記されたが、1866(慶応 2)以降は
	「樺太」に統一される。
からふとかいたくし
	【樺太開拓使】
	○[歴]⇒かいたくし(開拓使)
からふとかりきそく
	【樺太仮規則】
	○[歴]1867(慶応 3. 2.)日本とロシアとの間で締結。
	 1866(慶応 2)箱館奉行兼外国奉行小出大和守と目付石川駿河
	守がペテルブルグで国境画定交渉をおこなったが成功せず、樺
	太を両国の雑居地とする。
からふとじんじゃ
	【樺太神社】
	○[歴]1910(明治43)豊原市(現:ユジノサハリンスク)に建立さ
	れた官幣大社。
からふとちしまこうかんじょうやく
	《からふとちしまかうくわんでうやく》
	【樺太千島交換条約】
	○[歴]⇒ちしまからふとこうかんじょうやく(千島樺太交換条
	約)
★からふとちょう《からふとちやう》
	【樺太庁】
	◇[日]Karafuto Cho
	○[歴]樺太南部の豊原市に設置。
	 1907. 3.(明治40)樺太庁官制公布。
からぶりあしゅう《からぶりあしう》
	【カラブリア州】
	◇[伊]Regione Calabria、[英]Calabria Region
	○イタリア南部、イタリア半島南端の州。
	 県都はカタンツァロ(Catanzaro)。
	〈5県〉
	 コゼンツァ県(Provincia di Cosenza)。
	 クロトーネ県(Provincia di Crotone)。
	 カタンツァロ県(Provincia di Catanzaro)。
	 ビボバレンチア県(Provincia di Vibo Valentia)。
	 レッジョカラブリア県(Provincia di Reggio Calabria)。
	〈面積〉
	 1万5,080平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)207万0,203人。
	 1999(平成11)206万4,718人(1月1日推計)。
	 2001(平成13)201万1,466人(10月21日現在)。
	◎イタリア半島をブーツにたとえた爪先に相当する。
からぶろーね
	【カラブローネ】
	◇[伊]calabrone
	○[虫](イタリア語で)スズメバチ。
	 ⇒すずめばち(スズメバチ,雀蜂,胡蜂)
からべらすぐん
	【カラベラス郡】
	◇[英]Calaveras County
	○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California State)
	東部の郡。
	 郡都はサンアンドレアス(San Andreas)。
	〈人口〉
	 2000(平成12)4万0,554人。
	 2010(平成22)4万5,578人。
[1]からべる
	【カラベル】
	◇[英]caravel/Caravelle、[フ]Caravelle
	○[海]⇒きゃらべる(キャラベル)
[2]からべる
	【カラベル】
	◇[英]Caravelle
	○[空]フランスのシュド・アビアシオン(Sud Aviation)(現:ア
	エロ・スパシアル<Aerospatiale>)社製の中型双発リア・ジェッ
	ト旅客機。
からほと
	【カラホト】
	◇[モンゴル語]Khara-khoto(黒い都城)
	○[歴]中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)西部
	にある都城遺跡。
	 阿拉善盟(Alashan Meng)額済納旗(Ejina Qi)達来呼布鎮(Da-
	laihubu Zhen)から東南約25キロメートル。
	 漢代の居延城(Juyan Cheng)(キョエンジョウ)、西夏(セイカ)の黒水城
	(Heishui Cheng)(コクスイジョウ)、元代のエチナ城(額済納城<Ejina 
	Cheng>)があった。
	 「ハラホト」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごずろふ(コズロフ)
からぼぼしゅう《からぼぼしう》
	【カラボボ州】
	◇[西]Estado Carabobo、[英]Carabobo State
	○南アメリカ北部、ベネズエラ北部の州。北西端をファルコン
	州(Estado Falcon)に接し、北部をカリブ海(Caribean Sea)に
	面する。
	 州都はバレンシア(Valencia)。
	〈面積〉
	 4,650平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)106万2,200人。
	 1990(平成 2)145万3,200人。
	 2004(平成16)207万0,600人。
★からぼり
	【空堀】
	【空壕】
	◇[日]karabori、[英]dry moat
	○[建]水のない堀。
	 参照⇒うねぼり(畝堀)
からまいお
	【カラマイオ】
	◇[伊]calamaio
	○[動](イタリア語で)イカ(烏賊)。
	 ⇒いか(イカ,烏賊)
からまいし
	【カラマイ市】
	【克拉瑪依市】
	◇[英]Karamay City
	○⇒くらまいし(クラマイ市,克拉瑪依市)
からまーぞふのきょうだい《からまーぞふのきやうだい》
	【カラマーゾフの兄弟】
	◇[露]Bratiya Karamazovy、[英]The Brothers Karamazov
	○[文]ドストエフスキー(Fyodor Mikhailovich Dostoevskii)
	の長編小説。
	 カラマーゾフ家の三人の息子ドミトリー(Dmitri)・イワン
	(Ivan)・アレクセイ(Alexei)(アリョーシャ<Alyosha>)と、父
	親殺し・私生児・貴族と平民などの問題を通じて、人間と神と
	の問題を追求した作品。
	◎1879〜1880(明治12〜明治13)刊行。
	 1917〜1918(大正 6〜大正 7)米川正夫の日本初訳で新潮社か
	ら刊行。
★からまつ
	【カラマツ】
	【唐松】
	【落葉松】
	◇[学]Larix kaempferi
	○[植]マツ目(Pinales)マツ科(Pinaceae)カラマツ属(Larix)の
	落葉高木。
	◎アメリカカラマツ:タマラック(tamarack)。
	◎ウミカラマツ(海唐松):⇒うみからまつ(ウミカラマツ,海唐
	松)
からまつおやま《からまつをやま》
	【唐松尾山】
	◇[日]Karamatsuo Yama
	○[地]埼玉県秩父市と山梨県甲州市の県境にある奥秩父の山。
	標高2,109メートル。
からまんまらしゅ
	【カラマンマラシュ】
	◇Kahramanmaras/Karaman Maras
	○(1)(Kahramanmaras Ili)⇒からまんまらしゅけん(カラマン
	マラシュ県)
	○(2)トルコ南部、カラマンマラシュ県の県都。
	 北緯37.61°、東経36.94°の地。
	 「マラシュ(Marash)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)13万人。
	 1990(平成 2)22万8,100人。
	 1997(平成 9)30万3,600人。
	 2002(平成14)33万8,700人。
からまんまらしゅけん
	【カラマンマラシュ県】
	◇[トルコ語]Kahramanmaras Ili、[英]Kahramanmaras prov-
	ince
	○トルコ南部の県。南東部をガジアンテプ県(Gaziantep Ili)、
	西部をアダナ県(Adana Ili)、北西部をカイセリ県(Kayseri 
	Ili)に接する。
	 県都はカラマンマラシュ。
からみ
	【からみ】
	○[工]非鉄金属の鉱滓。
	 参照⇒こうさい(鉱滓)
	◎「(「金」偏+「爰」)」と書く。
からみあんしょとう《からみあんしよたう》
	【カラミアン諸島】
	◇[英]Calamian Group
	○[地]フィリピン西部の群島。北東方をミンドロ海峡(Mindoro 
	Strait)でミンドロ島(Mindoro Island)と、南西方をリナパカ
	ン海峡(Linapacan Strait)でパラワン島(Palawan Island)と隔
	てられている。
	 ブスアンガ島(Busuanga Island)・クリオン島(Culion Is-
	land)・コロン島(Coron Island)とその周辺の小島群からなる。
	 パラワン州(Palawan Province)に属する。
からみてぃー
	【カラミティー】
	◇[英]calamity
	○(英語で)災難・惨禍・惨事。
	◎類語:⇒でぃざすたー(ディザスター)
からみてぃーじぇーん
	【カラミティー・ジェーン】
	◇Calamity Jane
	○(1)[人]アメリカの女性ガンマン(1852. 5. 1〜1903. 8. 1)。
	本名はマーサ・ジェーン・カナリー・バーク(Martha Jane Ca-
	nary Burk)。ミズーリ州プリンストン(Princeton)生れ。
	○(2)[映]1953(昭和28)アメリカ映画。
	 監督:デビッド・バトラー(David Butler)。
	 出演:ドリス・デイ(Doris Day)。
からみゅるせる
	【カラミュルセル】
	◇Karamursel
	○トルコ北西部、コジャエリ県(Kocaeli Ili)の県都イズミッ
	ト(Izmit)近郊にある町。
	 北緯40.69°、東経29.61°の地。
	 カラミュルセル空軍基地がある。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)2万5,400人。
	 1997(平成 9)2万8,600人。
	 2002(平成14)3万2,400人。
からみゅるせるくうぐんきち
	【カラミュルセル空軍基地】
	◇[英]Karamursel Air Base
	○[軍]トルコ北西部の都市イズミット(Izmit)近郊のカラミュ
	ルセルにある空軍基地。
★[1]からむ
	【カラム】
	◇[英]column
	○(1)[建](古代ギリシア・ローマ建築の)柱・円柱。
	◎キャピタル(capital):柱頭(チュウトウ)。
	 シャフト(shaft):柱身。
	 フラスタム(frustum):柱筒。
	 フルーティング(fluting):縦溝(タテミゾ)装飾。
	 トーラス(torus):台座の大玉縁(オオタマブチ)。
	○(2)[通]⇒こらむ(コラム)(1)
	○(3)[軍]縦隊。
	○(4)[数][計]表で縦の一列。
	 ⇔[4]ろー(ロー)(2)
	◎マトリックス([英]matrix):行列。
	○()
[2]からむ
	【カラム】
	◇Avul Pakir Jainulabhudin Abdul Kalam(アブドル・カラム)
	○[人]インドの科学者・政治家(1931.10.15〜)。大統領在任:
	2002. 7.24〜。イスラム教徒。
	 タミルナドゥ州の貧しい漁師の家に生れる。
	 国防科学者としてインドの核・ミサイル開発を主導し、「ミ
	サイルの父」と呼ばれる。
	 2001(平成13)アンナ大学(タミルナドゥ州)教授。
	 「アブドゥル・カラーム」とも呼ぶ。
からーむ
	【カラーム】
	◇A.P.J.Abdul Kalam(アブドゥル・カラーム)
	○[人]⇒からむ(カラム)
からむし
	【カラムシ】
	【苧】
	【苧麻】
	◇[学]Boehmeria nipononivea/Boehmeria nivea
	○[植]バラ目(Rosales)イラクサ科(Urticaceae)カラムシ属
	(Boehmeria)の多年草。東南アジア原産。
	 茎丈は1〜1.5メートル。
	 葉は広卵円形で、先は尖(トガ)り、下面に白綿毛が密生する。
	 8〜9月ころ、葉腋(ヨウエキ)に淡緑色の小花を穂状に多数つけ
	る。
	 果実は楕円形で毛が多い。
	 原野に自生し、繊維を採るために畑で栽培もする。
	 青茎の皮から「あおそ(青麻,青苧)」と呼ぶ繊維を採り、糸を
	紡(ツム)いで上布(ジョウフ)と呼ぶ上質の麻布を織る。
	 「マオ(真麻,苧麻)」,「チョマ(苧麻)」,「クサマオ(草真麻)」と
	もよぶ。
	 参照⇒あおそ(青麻,青苧)
	◎夏の季語。
	 一説に、温帯アジアで栽培される葉の裏に白い毛のあるもの
	をカラムシ(var.concolor)、熱帯アジアで栽培される毛の無い
	ものをアオカラムシ(var.viridula)とする。
	◎名称は、朝鮮語の「苧(mosi)」、またはアイヌ語の「蕁麻(イラクサ)
	(mose)」からという。
	 英語:ラミー(ramie)。
	 中国語苧麻(zhuma):。
からむしょ
	【空墓所】
	○[社]詣り墓(マイリバカ)の別称。
	 ⇒まいりばか(詣り墓,参り墓,詣墓,参墓)
からむーちょ
	【カラムーチョ】
	○[食]湖池屋の辛いスナック菓子のブランド名。
	◎1984(昭和59)発売。
がらむまさら
	【ガラムマサラ】
	◇garam masara
	○[料]北インド伝統料理の香辛料。
	 生のカルダモンの実・シナモン・クローブ・黒コショウ・コ
	リアンダー・クミンなどをブレンドしたもの。
からめる
	【カラメル】
	◇[フ]caramel
	○(1)[料]砂糖を約200℃に加熱して作る、黒褐色で粘度の高い
	アメ(飴)状の物質。甘くやや苦味がある。
	 プリンなどの菓子類や、ジュース・黒ビールなどの酒類・ス
	ープ・醤油などの飲食物の着色剤・味付け、タバコの風味料な
	どに使用する。
	 「焼き砂糖」とも呼ぶ。
	 参照⇒かるめら(カルメラ)
	○(2)[食]⇒きゃらめる(キャラメル)(1)
★からもも
	【カラモモ】
	【唐桃】
	○(1)[古][植]アンズ(杏子)の古称。
	 ⇒あんず(アンズ,杏子,杏)
	○(2)[植]中国原産のモモの一品種。
からやん
	【カラヤン】
	◇Herbert von Karajan(ヘルベルト・フォン・カラヤン)
	○[人]オーストリアの指揮者(1908〜1989)。
	 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の終身常任指揮者、ウィ
	ーン国立歌劇場総監督。
からやんとう《からやんたう》
	【カラヤン島】
	◇[英]Calayan Island
	○[地]フィリピン最北部、バブヤン諸島(Babuyan Islands)の
	火山島。
	 北東のバブヤン島(Babuyan Island)と南西のダルピリ島(Da-
	lupiri Island)の間に位置する。
	 フィリピン領で、カガヤン州(Cagayan Province)に属する。
	〈面積〉
	 186平方キロメートル。
	◎2004. 5.11(平成16)新種のカラヤンクイナ([学]Gallirallus 
	calayaensis、[英]Calayan Rail)が発見される。現地名はピディ
	ング(piding)。
★かららおさん
	【カララオ山】
	◇[英]Mount Kararao
	○[地]フィリピン南東部、ミンダナオ島南部の山。
	 地下組織ジェマア・イスラミア(JI)の軍事施設キャンプ・
	ジャバル・クバ(Camp Jabal Quba)がある。
からり
	【がらり】
	○[建]がらり板の略称。
	 ⇒よろいいた(鎧板)
からりいた
	【がらり板】
	○[建]⇒よろいいた(鎧板)
がらりと
	【がらり戸】
	○[建]⇒よろいど(よろい戸,鎧戸)(1)
がらりど
	【がらり戸】
	○[建]⇒よろいど(よろい戸,鎧戸)(1)
からる
	【カラル】
	◇[ペルシア語]Karrar(攻撃者)
	○[軍]イラン国産の長距離無人爆撃機。
	 航続距離約1,000キロメートル。
	 巡航ミサイル4発、または115キログラム爆弾2発を搭載可能。
	 参照⇒むじんばくげきき(無人爆撃機)
	◎2010. 8.22(平成22)国営テレビが離陸・飛行する映像を報道。
かられっと
	【カラレット】
	◇[英]collaret/collarette
	○[服]婦人服の飾り襟(エリ)(collar)の一種。
	 バーサ(bertha)に似るが、プリーツまたは襞(ヒダ)があるも
	の。
	 レースや毛皮(fur)などで作られる。
	 参照⇒[1]ばーさ(バーサ)
	◎襞の多いもの:⇒ふれいず(フレイズ)
★からわ
	【唐輪】
	○(1)子供の髪型の一つ。
	 「唐子髷(カラコマゲ,カラコワゲ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かっしきすがた(喝食姿)
	○(2)女子の髪型の一つ。
	 「唐子髷(カラコマゲ,カラコワゲ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ひょうごわげ(兵庫髷,兵庫曲)
★からわんけん
	【カラワン県】
	◇[インドネシア語]Kabupaten Karawang、[英]Karawang Re-
	gency
	○インドネシア南部、ジャワ島西部のジャワバラト州(Propin-
	si Jawa Barat)北西部の県。
がらん
	【伽藍】
	◇[梵]samgharama(僧伽藍摩)
	○(1)僧侶たちが修行する清浄閑静な所。
	 「僧伽藍」,「僧伽藍摩(ソウガランマ)」とも呼ぶ。
	○(2)(転じて)寺院。大きな寺院。
	 「僧伽藍」,「僧伽藍摩」とも呼ぶ。
	○(3)(特に)寺院の主要建物群。
	 「僧伽藍」,「僧伽藍摩」とも呼ぶ。
	◎七堂伽藍:⇒しちどう(七堂)
	◎僧園(ソウオン)・衆園(シュオン)・精舎(ショウジャ)とも漢訳する。
からんえんこ
	【カラン塩湖】
	◇[英]Qarhan Salt Lake
	○[地]⇒ちゃるかんえんこ(チャルカン塩湖,察尓汗塩湖,察爾
	汗塩湖)
からんげたんとう《からんげたんたう》
	【カランゲタン島】
	◇[インドネシア語]Pulau Karangetang、[英]Karangetang Is-
	land
	○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)北
	部のミナハサ半島(Semenanjung Minahasa)先端部の東方に連な
	るサンギール諸島(Kepulauan Sangir)南部の火山島。
★からんこえ
	【カランコエ】
	◇[学]
	○(1)[植]ユキノシタ目(Saxifragales)ベンケイソウ科(Cras-
	sulaceae)リュウキュウベンケイ属(Kalanchoe)の属名。
	○(2)[植]([学]Kalanchoe blossfeldiana)マダガスカル原産。
	○(3)[植]キンチョウ(錦蝶)の園芸品種名。
	 ⇒きんちょう(キンチョウ,錦蝶)
がらんだけ
	【伽藍岳】
	◇[日]Garan Dake
	○[地]大分県別府市西部にある火山。
	 北緯33.31°、東経131.43°、標高1,045メートル。
	 南部に鶴見岳(ツルミダケ)(1,375メートル)がある。
からんだーしゅ
	【カランダーシュ】
	◇[露]karandash
	○(ロシア語で)鉛筆。
	 ⇒えんぴつ(鉛筆)
	◎ロシア文字では"карандаш"。
がらんちょう《がらんてう》
	【ガランチョウ】
	【伽藍鳥】
	○[鳥]ペリカンの別称。
	 ⇒[1]ぺりかん(ペリカン)
からんつ
	【カランツ】
	◇[英]currants
	○[食]⇒かれんつ(カレンツ)(1)
からんと
	【カラント】
	◇[英]currant
	○[植]⇒かれんつ(カレンツ)(2)
[1]がーらんど
	【ガーランド】
	◇[英]garland
	○(1)花輪・花飾り。花の冠(カンムリ)。
	○(2)[古]詩集。名文集。
	○(3)栄冠・栄誉。
[2]がーらんど
	【ガーランド】
	◇Garand
	○[歴][軍]⇒えむいちがーらんど(M1ガーランド)
[3]がーらんど
	【ガーランド】
	◇John Cantius Garand
	○[人]アメリカの銃器設計者(1888〜1974)。カナダ生れ。
	 M1ガーランドの原型を開発。
	 参照⇒えむいちがーらんど(M1ガーランド)
からんばか
	【カランバカ】
	◇Kalambaka
	○⇒からんぱか(カランパカ)
からんぱか
	【カランパカ】
	◇Kalampaka
	○ギリシア中央部、テッサリア地方(Thessalia Region)北西部
	のトリカラ県(Nomos Trikala)中央部の町。
	 北緯39.70°、東経21.63°の地。
	 県都トリカラの北西に位置する。
	 「カランバカ(Kalambaka)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)5,699人。
	 2001(平成13)7,392人。
	◎ギリシア語表示は"Καλαμπακα"。
からんぼーら
	【カランボーラ】
	◇[英]carambola
	○[植]⇒ごれんし(ゴレンシ,五斂子)
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