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                    PDD図書館管理番号       0001.0021.7000.11

                 百   科   辞   書   《かんは》    編集:獨  澄旻

-------- かんは ------------------------------------------------
かんば
	【汗馬】
	○(1)汗血馬の略称。
	 ⇒かんけつば(汗血馬)
	○(2)乗っている馬が汗をかくほど走らせ、力を尽くすこと。
	○(3)特に、戦場を馬で走り回って手柄を立てること。
	◎汗馬之労(カンバノロウ)
がんば
	【ガンバ】
	◇[西]gamba
	○[動](スペイン語で)クルマエビ。
	 ⇒くるまえび(クルマエビ,車蝦,車海老)
★かんぱい
	【乾杯】
	【乾盃】
	○(祝福を込めて)酒やビールを飲みほすこと。
	◎英語:チアーズ(cheers)・トースト( toast)・チェリオ
	(cheerio)・チンチン(chin chin)。
	 ドイツ語:ツムヴォール(zum Wohl)・プロージット(prosit)。
	 デンマーク語:スコール(skal)。
	 イタリア語:チンチン(cincin)。
	 トルコ語:メルハバ(merhaba)。
がんぱい
	【眼杯】
	◇[羅](単数形)caliculus ophthalmicus/(複数形)calyculi 
	ophthalmicus
	○[医]脊椎動物の胚において、眼を形成する過程で前脳の両側
	にある眼胞(ガンポウ)(vesicula ophthalmica)の先端が内側へ杯
	(サカズキ)状に落ち込んでできた構造。
	 内壁の細胞層は網膜、外壁の細胞層は色素層に分化する。
かんばいこ
	【寒梅粉】
	○[食]⇒みじんこ(みじん粉,微塵粉)
★かんぱく《くわんぱく》
	【関白】
	○(1)[歴]天皇に代って政務を執る官職名。令外官(リョウゲノカン)
	の一つ。
	  887(仁和 3)藤原良房の養子藤原基経が初めて任命された。
	 当初、摂政(セッショウ)と関白との区別は瞹昧であったが、やが
	て天皇が幼少のときには摂政が、天皇が成人していると関白が
	任命されるようになった。
	 関白は天皇に奏上される文書や、天皇から諸司に下される文
	書にあらかじめ目を通す内覧を職務とした。
	◎天皇に代って「関(アズカ)り白(モウ)す」の意味。
	 関白の位をその子に譲った人を「太閤(タイコウ)」と呼ぶ。
	○(2)
	◎亭主関白
かんばこ《くわんばこ》
	【棺箱】
	○⇒ひつぎ(棺,柩)
★かんばす
	【カンバス】
	◇[英]canvas
	○(1)麻・木綿の厚地の粗布。
	 「キャンバス」とも呼ぶ。
	○(2)[美]油絵を描く画布。
	 「キャンバス」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]いーぜる(イーゼル),[2]じゅーと(ジュート)(2)
	○(3)(歴史・物語などの)背景・舞台。
	 「キャンバス」とも呼ぶ。
	○()[]
かんばすしゅーず
	【カンバスシューズ】
	◇[英]canvas shoes
	○[服]⇒すにーかー(スニーカー)
かんばせーしょん
	【カンバセーション】
	◇[英]conversation
	○(1)会話・談話・対話。
	○(2)[法]男女関係。
	◎クリミナル・カンバセーション(criminal conversation):
	姦通(カンツウ)。
★かんぱち
	【カンパチ】
	【間八】
	○[魚]スズキ目(Perciformes)アジ科(Carangidae)の海産の硬
	骨魚。
かんぱちどおり《くわんぱちどほり》
	【環八通り】
	○[俗][交]環状八号線の通称。
	 ⇒かんじょうはちごうせん(環状八号線,環状8号線)
かんはっしゅう《くわんはつしう》
	【関八州】
	◇[日]Kan Hasshu
	○[歴]関東八州の略。坂東八国(バンドウハッコク)。
	 箱根から東の8ヶ国。相模(サガミ)・武蔵(ムサシ)・上野(コウズケ)
	・下野(シモツケ)・常陸(ヒタチ)・上総(カズサ)・下総(シモウサ)・安房(アワ)。
	◎時代によっては常陸を除き伊豆(イズ)を加える。また伊豆・
	甲斐(カイ)・出羽(デワ)・陸奥(ムツ)を加えて関東十二国と称した
	こともある。
	◎八州廻り:⇒かんとうとりしまりでやく(関東取締出役)
かんぱーな
	【カンパーナ】
	◇[伊]campana
	○(イタリア語で)鐘(カネ)・釣鐘(ツリガネ)。
	◎鐘塔(ショウトウ):⇒かんぱにーれ(カンパニーレ)
	 組鐘:⇒かりよん(カリヨン)
	 小さな鐘:カンパネッラ(campanella)。
かんぱにー
	【カンパニー】
	◇[英]company
	○(1)[経]会社・商社・商会。
	○(2)交際・付き合い。
	○(3)仲間・友達。
	○(4)一団・一行・一座。
	○(5)[軍]中隊。
	 ⇒ちゅうたい(中隊)
[1]かんぱーにあ
	【カンパーニア】
	◇[伊]campagna
	○⇒かんぱーにゃ(カンパーニャ)
[2]かんぱーにあ
	【カンパーニア】
	◇Campania
	○(1)[地]イタリア南部、アペニン山脈西側の平野・地方。イ
	タリア半島部最大の平野。
	 肥沃な火山灰土壌で、コムギ(小麦)などの農業地帯。
	 海岸部は機械・造船・化学・繊維などの工業地帯として発達。
	○(2)⇒かんぱーにあしゅう(カンパーニア州)
かんぱーにあしゅう《かんぱーにあしう》
	【カンパーニア州】
	◇[伊]Regione Campania、[英]Campania region
	○イタリア南部の州。北部をモリーゼ州(Regione Molise)、北
	東部をプーリア州(Regione Puglia)、南東部をバジリカータ州
	(Regione Basilicata)、北西部をラツィオ州(Regione Lazio)
	に接し、南部・西部をティレニア海(Mare Tirreno)に面する。
	 州都はナポリ(Napoli)。
	〈5県〉
	 カゼルタ県(Provincia di Caserta)。
	 ベネベント県(Provincia di Benevento)。
	 ナポリ県(Provincia di Napoli)。
	 アベリノ県(Provincia di Avellino)。
	 サレルノ県(Provincia di Salerno)。
	〈面積〉
	 1万3,595平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1895(明治28)312万8,223人。
	 1911(明治44)331万1,990人。
	 1936(昭和11)369万8,695人。
	 1943(昭和18)399万1,409人。
	 1951(昭和26)434万6,264人(11月4日現在)。
	 1961(昭和36)466万8,000人(10月15日現在)。
	 1971(昭和46)505万9,348人(10月24日現在)。
	 1981(昭和56)546万3,134人(10月25日現在)。
	 1991(平成 3)562万5,575人(10月20日現在)。
	 2001(平成13)570万1,931人(10月21日現在)。
かんぱにおーれ
	【カンパニオーレ】
	◇[伊]campagnole
	○[食]⇒かんぱにょーれ(カンパニョーレ)
かんぱーにゃ
	【カンパーニャ】
	◇[伊]campagna
	○(1)田舎([英]country)・田園地帯・田園地方([英]country-
	side)。
	○(2)田舎生活。
	○(3)軍事行動([英]campaign)・戦闘。
	 参照⇒かんぺいん(カンペイン)
	○(4)キャンペーン([英]campaign)。
	 参照⇒きゃんぺーん(キャンペーン)
かんぱにょーれ
	【カンパニョーレ】
	◇[伊]campagnole
	○[食]筒状のマカロニを縦に裂いたようなマカロニ(ショート
	・パスタ)。
	 「カンパニオーレ」とも呼ぶ。
かんぱにれ
	【カンパニレ】
	◇[伊]campanile
	○[建]⇒かんぱにーれ(カンパニーレ)
かんぱにーれ
	【カンパニーレ】
	◇[伊]campanile、[英]campanile
	○[建](聖堂・教会堂などと独立した)鐘(campana)をつるす塔。
	鐘塔(ショウトウ)・鐘楼(ショウロウ)。
	 「カンパニレ」とも呼ぶ。
	 参照⇒かりよん(カリヨン)
	◎Campanile di Pisa:⇒ぴさのしゃとう(ピサの斜塔)
	◎聖堂・教会堂などに付属した鐘塔は「ベルフリー([英]belfry)」
	と呼ぶ。
かんぱねった
	【カンパネッタ】
	◇[伊]campanetta
	○[楽]⇒かりよん(カリヨン)
[1]かんぱねっら
	【カンパネッラ】
	◇[伊]campanella
	○小さな鐘(カネ)。
	 参照⇒かんぱーな(カンパーナ)
[2]かんぱねっら
	【カンパネッラ】
	◇Tommaso Campanella
	○[人]⇒かんぱねら(カンパネラ)
かんぱねら
	【カンパネラ】
	◇Tommaso Campanella
	○[人]イタリア、ルネサンス晩期の思想家・自然哲学者(1568〜
	1639)。
	 初めドミニコ会に入り、やがて自然哲学者テレジオ(Telesio)
	の影響を受けて感覚に基づく自然哲学を説き、アリストテレス
	哲学を批判。
	 1599年、スペイン治下の故郷カラブリア独立運動に参加し、
	ナポリで27年間入獄。
	 獄中で書かれた『太陽の都』はトーマス・モア(Thomas More)
	とともにユートピア思想の先駆。神のもとでの原始共産制、私
	有のない理想国家を説く。
	 「カンパネッラ」とも呼ぶ。
かんぱは
	【ガンパハ】
	◇Gampaha
	○(1)(Gampaha Distrikkaya)⇒かんぱはけん(ガンパハ県)
	○(2)スリランカ南西部、西部州(Basnahira Palata)北部のガ
	ンパハ県中央部にある県都。
かんぱはけん
	【ガンパハ県】
	◇[シンハラ語]Gampaha Distrikkaya、[英]Gampaha District
	○スリランカ南西部、西部州(Basnahira Palata)北部の県。南
	部をコロンボ県(Kolamba Distrikkaya)に接し、西部をラカジ
	ブ海(Laccadive Sea)に面する。
	 県都はガンパハ。
★かんばやしおんせん《かんばやしをんせん》
	【上林温泉】
	○長野県。
かんばら
	【蒲原】
	◇[日]Kambara/Kanbara
	○(1)新潟県の一地方。北蒲原郡・西蒲原郡・東蒲原郡・南蒲
	原郡・中蒲原郡。
	◎蒲原獅子:⇒えちごじし(越後獅子)(2)
	 蒲原粘土:⇒かんばらねんど(蒲原粘土)
	○(2)⇒かんばらちょう(蒲原町)
かんばら《かむばら》
	【鎌原】
	◇[日]Kambara/Kanbara
	○群馬県吾妻郡(アガツマグン)嬬恋村(ツマゴイムラ)の地名。
	 参照⇒かんばらかんのんどう(鎌原観音堂)
かんぱら
	【カンパラ】
	◇Kampala
	○(1)アフリカ中央部、ウガンダ(Uganda)南部にある首都。
	 北緯0.32°、東経32.58°の地。
	 ビクトリア湖(Lake Victoria)北岸に位置する。
	 インド洋に面するケニアの港湾都市モンバサ(Mombasa)と鉄
	道が通じている。
	 古称は「メンゴ(Mmengo)」。
	〈人口〉
	 1969(昭和44) 33万1,889人。
	 1991(平成 3) 77万4,200人。
	 2002(平成14)120万8,500人。
	 2004(平成16)128万0,300人。
	◎ブガンダ王国(Buganda Kingdom)の古都。
	 参照⇒ぶがんだおうこく(ブガンダ王国)
	○(2)(Kampala District)⇒かんぱらけん(カンパラ県)
★かんばらかんのんどう《かむばらくわんおんだう》
	【鎌原観音堂】
	○群馬県吾妻郡(アガツマグン)嬬恋村(ツマゴイムラ)。
	 参照⇒あさまやま(浅間山)
かんぱらけん
	【カンパラ県】
	◇[英]Kampala District
	○アフリカ中央部、ウガンダ(Uganda)南部の県・首都。北部・
	南部・西部をワキソ県(Wakiso District)、東部をムコノ県
	(Mukono District)に接する。
	〈面積〉
	 197.0平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3) 77万4,241人(1月12日現在)。
	 2002(平成14)118万9,142人(9月12日現在)。
かんばらじし
	【蒲原獅子】
	○越後獅子(エチゴジシ)の別称。
	 ⇒えちごじし(越後獅子)(2)
かんばらちょう《かんばらちやう》
	【蒲原町】
	◇[日]Kambara Cho/Kanbara Cho
	○静岡県の中部、庵原郡(イハラグン)の町。
	〈面積〉
	 14.69平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)1万4,040人。
	◎東海道五十三次の一つ。吉原と由比(ユイ)(由井)の間。日本橋
	から約147キロメートルの地。
	 1889(明治22)町制施行。
	◎新潟県には北蒲原郡・西蒲原郡・東蒲原郡・南蒲原郡・中蒲
	原郡がある。
かんばらねんど
	【蒲原粘土】
	○[鉱]新潟県の蒲原地方で産する酸性白土(サンセイハクド)。
かんばーらんど
	【カンバーランド】
	◇Cumberland
	○(1)(Cumberland County)⇒かんばーらんどぐん(カンバーラ
	ンド郡)
	○(2)[古](the County of Cumberland)⇒かんばーらんどしゅ
	う(カンバーランド州)
かんばーらんどぐん
	【カンバーランド郡】
	◇[英]Cumberland County
	○(1)アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey 
	State)南西部の郡。北西部をセーラム郡(Salem County)に接し、
	南部・西部をデラウェア湾(Delaware Bay)に面する。
	 郡都はブリッジトン(Bridgeton)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)13万2,278人。
	 1990(平成 2)13万8,053人。
	 2000(平成12)14万6,438人。
	○(2)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)南部の郡。
	 郡都はカーライル(Carlisle)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)17万8,607人。
	 1990(平成 2)19万5,257人。
	 2000(平成12)21万3,674人。
	○(3)アメリカ合衆国東部、ノースカロライナ州(North Caroli-
	na State)中南部の郡。西部をホーク郡(Hoke County)に接する。
	 郡都はフェイエットビル(Fayetteville)。
かんばーらんどしてぃー
	【カンバーランドシティー】
	◇[英]Cumberland City
	○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)北西
	部のスチュワート郡(Stewart County)南東部にある町。
かんばーらんどしゅう《かんばーらんどしう》
	【カンバーランド州】
	◇[英]the County of Cumberland
	○[古]イギリスのイングランド地方北西部にあった州。
	◎1974(昭和49)カンブリア州(the County of Cumbria)の一部
	となる。
かんばーらんどふぁーにす
	【カンバーランドファーニス】
	◇[英]Cumberland Furnace
	○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)中北
	西部のディクソン郡(Dickson county)中北部にある町。
かんぱりく
	【カンバリク】
	◇[モンゴル語]Khanbalik、[英]Khanbaliq、[中]汗八里(Han-
	bali)
	○[歴]中国の元代、モンゴル人からの首都の大都([中]Dadu)
	(現:北京)の呼称。
	 「カンバリック」とも呼ぶ。
	 参照⇒げんちょう(元朝)
	◎「カーン(汗)の都」の意味。
かんぱりっく
	【カンバリック】
	◇[モンゴル語]Khanbalik
	○[歴]⇒かんぱりく(カンバリク)
★がんばる
	【頑張る】
	○
	◎中国語:加油(jiayou)/加油児(jiayou'er)。
かんばるしょん
	【カンバルション】
	◇[英]convulsion
	○(1)[医]けいれん(痙攣)。
	 ⇒けいれん(痙攣)
	○(2)発作・大笑い。
	○(3)(自然界のの)大変動。
	○(4)(社会・政界の)激動・動乱。
がんばろう
	【がんばろう】
	○[楽]森田ヤエ子(〜2004. 5.25)作詞、荒木栄作曲の労働歌。
	 1960(昭和35)三池争議の中から生れる。
	 参照⇒みいけそうぎ(三池争議),しあわせのうた(しあわせの
	うた)
★かんばん
	【看板】
	○(1)商店などが人目につきやすい店先に掲(カカ)げる宣伝板。
	 店名(屋号)・業種・商品名・電話番号などが記されている。
	 「サインボード([英]signboard)」とも呼ぶ。
	○(2)(転じて)店の信用。
	○(3)飲食店・酒場などで、その日の営業を終えること。また、
	その時間。閉店・閉店時間。
	◎お客さん、看板(閉店時間)だよ。
	◎閉店時に看板を下ろすことから。
	○()
	○()見せ掛け。外観・見かけ。
	◎看板倒れ
かんぱん
	【甲板】
	◇[英]deck
	○[海]船舶の上部にある、木や鉄板などを張り詰めた広く平ら
	な床。
	 一般に波や雨・日光に晒(サラ)されている露天のもの。
	 「こうはん(甲板)」,「デッキ」とも呼ぶ。
	◎飛行甲板(flight deck)
	 デック・ルーフ(deck roof):⇒ろくやね(陸屋根)
かんぱん
	【乾パン】
	【乾麺麭】
	◇[英]hardtack(ハードタック)
	○[食]ビスケット状の小形で堅いパン。
	 薄い塩味で、長期保存用の缶入りのものが多い。また、缶の
	中には乾パンのほかに氷砂糖が入っているものもある。
	 保存・携帯用で、軍隊の糧食(リョウショク)でもあった。
	 現在では代表的な災害時の非常食。
	 「堅(カタ)パン」とも呼び、また旧軍隊では「乾麺麭(カンメンポウ)」
	と称した。
	 参照⇒らすく(ラスク)
かんぱん
	【乾板】
	◇[英]dry plate
	○[写]写真感光板の一種。
	 ガラス板などに感光乳材を塗って乾かしたもの。
	 「写真乾板(dry photographic plate)」とも呼ぶ。
	 ⇔しつばん(湿板)
	◎普通の写真フィルムも乾板の一種。
がんばん
	【ガンバン】
	◇gambang
	○[楽]インドネシアの伝統的なガムラン(gamelan)で使用され
	る木琴。
	 参照⇒がむらん(ガムラン)
かんばんけんちく
	【看板建築】
	○[建]関東大震災後に防火対策されて建てられた商店の木造建
	築。
	 建物の表面は銅板やタイルを貼ったりモルタルで仕上げられ
	ている。二階建てで、一階の表が店舗で奥や二階が居住空間と
	なっている。
	 参照⇒ふぁさーど(ファサード)
★かんぴ
	【韓非】
	◇[中]Han Fei
	○[人]古代中国、戦国時代末期の思想家・法家の大成者(?〜
	BC. 233)。
	 尊称は「韓非子(Hanfeizi)(カンピシ)」。
★がんぴ
	【ガンピ】
	【雁皮】
	◇[学]Diplomorpha sikokiana
	○[植]アオイ目(Malvales)ジンチョウゲ科(Thymelaeaceae)ガ
	ンピ属(Diplomorpha)の落葉低木。
	 和紙の原料。
	 「カミノキ(紙の木)」とも呼ぶ。
	 参照⇒がんぴし(雁皮紙)
	◎学名はアオガンピ属(Wikstroemia)の"Wikstroemia sikokia-
	na"とも。
[1]がんびあ
	【ガンビア】
	◇Gambia
	○(1)[地](Gambia River)⇒がんびあがわ(ガンビア川)
	○(2)アフリカ西岸のイギリス連邦に属する共和国。
	 ガンビア川下流に位置し、大西洋に面し、三方をセネガル共
	和国に囲まれている。
	 首都はバンジュル(Banjul)。
	 落花生の栽培が盛ん。
	〈面積〉
	 1.1万平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)55万人。
	 1984(昭和59)63万人。
	 1988(昭和63)81万人。
	◎1843(天保14)からイギリスの植民地・保護領。
	 1965(昭和40)独立。
	 1970(昭和45)共和国。
[2]がんびあ
	【ガンビア】
	◇James Gambier,1st Baron Gambier
	○[人]イギリス海軍の提督(1756〜1833)。
がんびあがわ《がんびあがは》
	【ガンビア川】
	◇[英]Gambia River
	○[地]アフリカ西部を西流して大西洋に注(ソソ)ぐ川。全長約
	1,130キロメートル。
	 ギニア北部のフータジャロン高原(Fouta Djallon Plateau)
	に発源して北西流し、セネガル南部で西に流れを変えてガンビ
	アを貫流する。
がんびあしょとう《がんびあしよたう》
	【ガンビア諸島】
	◇[英]Bambier Islands、[フ]Iles Gambier
	○[地]⇒がんびえしょとう(ガンビエ諸島)
がんびえしょとう《がんびえしよたう》
	【ガンビエ諸島】
	◇[フ]Iles Gambier、[英]Bambier Islands
	○[地]南太平洋のフランス領ポリネシア(French Polynesia)の
	諸島。
	 主島はマンガレバ島(Ile Mangareva)。
	 ツアモツ諸島(Archipel des Tuamotu)とともにフランス領ポ
	リネシアのツアモツ・ガンビエ行政地区を構成。
	 「ガンビア諸島」,「マンガレバ諸島(Iles Mangareva)」とも呼
	ぶ。
	〈面積〉
	 78平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1960(昭和35)  700人。
	 1988(昭和63)  620人。
	 2002(平成14)1,097人。
	◎1881(明治14)フランス領と成る。
かんぴおーね
	【カンピオーネ】
	◇[伊]campione
	○(1)優勝者。チャンビオン([英]champion)。
	○(2)見本。サンプル([英]sample)。
かんひざくら
	【カンヒザクラ】
	【寒緋桜】
	◇[学]Cerasus campanulata/Cerasus cerasoides/Prunus 
	campanulata/Prunus cerasoides var.campanulata
	○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)サクラ亜科(Prunoid-
	eae)サクラ属(スモモ属)(Prunus)サクラ亜属(Cerasus)の落葉
	高木。
	 沖縄・台湾・中国南部・ベトナムに自生。
	 花期は1〜2月で、葉に先立って濃紅色の五弁花をつける。
	花弁は下向き半開で、鐘形のまま平開しない。
	 「ヒザクラ(緋桜)」,「サツマヒザクラ(薩摩緋桜)」,「タイワン
	ザクラ(台湾桜)」とも呼び、通称は「カンザクラ(寒桜)」、旧称
	は「ヒカンザクラ(緋寒桜)」。
	◎「ヒカンザクラ(緋寒桜)」は「ヒガンザクラ(彼岸桜)」と紛らわ
	しいので言い改められた。
かんぴし
	【韓非子】
	◇[中]Hanfeizi
	○[人]韓非の尊称。
	 ⇒かんぴ(韓非)
がんぴし
	【雁皮紙】
	○ガンピ(雁皮)の繊維で漉(ス)いた和紙。
	 ガンピの樹皮を煮て繊維をほぐし、ノリウツギ(糊空木)の内
	皮の液またはトロロアオイ(黄葵)の粘液を用いて手で漉き、表
	面を柔らかな刷毛(ハケ)でこすって滑らかにする。
	 緻密で光沢があり、湿度や虫害に強く、紙の王といわれる。
	 紙質の薄いものを薄様(ウスヨウ)と呼び、古くは写経・懐紙(カイシ)
	などに、明治時代以降は謄写版(トウシャバン)原紙・複写紙などに
	使用された。
	 厚いものは厚様(アツヨウ)また鳥の子紙(トリノコガミ)と呼び、高級
	印刷物などに使用される。
	 また、その風合を楽しむ民芸紙としても使われている。
	 奈良時代には「斐紙(ヒシ)」と呼んだ。
	 参照⇒とりのこがみ(鳥の子紙)
かんひしょう《かんひしやう》
	【乾皮症】
	◇[英]xeroderma/xerodermia
	○[病]⇒ぜろだーま(ゼロダーマ)
★がんびーの
	【ガンビーノ】
	◇Carlo Gambino(カルロ・ガンビーノ)
	○[人]アメリカ暗黒街のボス(1902. 8.24〜1976.10.15)。シチ
	リア島パレルモ生れ。
かんぴょう《かんぺう》
	【かんぴょう】
	【カンピョウ】
	【干瓢】
	【乾瓢】
	◇[日]kanppyo
	○[食]ユウガオの若い果実の肉部(果肉)細く薄く紐状(ヒモジョウ)
	に長くむきいて天日に干した食品。
	 醤油・砂糖で甘辛く煮て、海苔(ノリ)巻き鮨のネタ(種)や、昆
	布(コブ)巻きなどを縛って煮物にしたりする。
	 栃木県・茨城県の名産。
	 参照⇒ゆうがお(ユウガオ,夕顔)(1)
かんぴょうき
	【間氷期】
	◇[英]interglacial period/interglacial epoch
	○[地]氷河時代、氷期と次の氷期との間の時期。
	 気候が温暖となり、氷河が高緯度地方まで後退した。
	 約10万年間隔で繰り返している。
	◎ギュンツ・ミンデル間氷期(Guenz-Mindel interglacial 
	stage):⇒ぎゅんつみんでるかんぴょうき(ギュンツ・ミンデ
	ル間氷期)
	 アフトン間氷期(Aftonian interglacial stage):⇒あふと
	んかんぴょうき(アフトン間氷期)
かんびらめ
	【寒ビラメ】
	【寒平目】
	○[食][魚]冬季から早春にとれるヒラメ(鮃)。脂(アブラ)がのっ
	て美味。
	 産卵を終えた春以降は不味となる。
	 参照⇒ひらめ(ヒラメ,鮃,平目,比目魚)
	◎冬の季語。
がんびーる
	【ガンビール】
	◇[蘭]gambir、[英]gambier、[学]Uncaria gambir
	○(1)[植]リンドウ目(Gentianales)アカネ科(Rubiaceae)カギ
	カズラ属(Uncaria)のツル性(蔓性)低木。
	 マレーシア・インドネシア原産の薬用植物。
	 葉と若い枝を煮つめて阿仙薬(アセンヤク)を製する。
	○(2)[薬]阿仙薬の別称。
	 ⇒あせんやく(阿仙薬)
★かんぴろばくたー
	【カンピロバクター】
	◇[学]Campylobacter
	○[生]グラム陰性菌(Gram negative bacteria)の一属の細菌。
	ラセン(螺旋)状にねじれた形の桿菌(カンキン)。
	 経口感染によって急性腸炎をおこす菌種や、敗血症・髄膜炎
	をおこす菌種などがある。
	 「キャンピロバクター」,「カンピロバクター菌」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぐらむいんせいきん(グラム陰性菌)
	◎ウシ(牛)の生肉の表面にもいて食中毒を引き起こすが、60度
	以上で充分に加熱すれば死滅し、毒素もないので食べても問題
	ない。
	◎ギリシア語の「ねじれた(kampulos)細菌(bacterium)」から。
かんぴろばくたーきん
	【カンピロバクター菌】
	○[生]⇒かんぴろばくたー(カンピロバクター)
かんぴん
	【寒貧】
	○ひどく貧乏なこと・赤貧(セキヒン)。
	 強調して「素寒貧(スカンピン)」とも呼ぶ。
かんふー
	【カンフー】
	【功夫】
	◇[中]gongfu(功夫)、[英]kung fu
	○[運]空手(カラテ)に似た、中国式の拳法。
	 「クンフー」とも呼ぶ。
	 参照⇒しょうりんじけんぽう(少林寺拳法)
	◎中国語の「功夫」には「腕前(ウデマエ)」という意味もある。
	 英語の"kung fu"の発音は「カンフー」。
[1]かんぷ
	【カンプ】
	◇[英]comprehensive layout
	○広告制作の過程で、広告主の承認を得るために使用される完
	成原稿直前の原稿。
	◎"comprehensive"は「包括的な」という意味で、誰にでも広告
	の全体構図がわかる状態をいう。サムネイル・スケッチ(thumb-
	nail sketch)(粗描)の次の段階。
[2]かんぷ
	【カンプ】
	◇[独]Kampf、[英]fighting
	○(ドイツ語で)闘争・戦闘。
	◎マイン・カンプ(Mein Kampf):⇒わがとうそう(わが闘争)
がんふぁいたー
	【ガンファイター】
	◇[英]gunfighter
	○⇒がんまん(ガンマン)(3)
がんふぁいと
	【ガンファイト】
	◇[英]gunfight
	○(1)拳銃の撃ち合い。拳銃による決闘。
	○(2)銃撃戦。
かんふぁど
	【カンファド】
	【江華島】
	◇[朝]Kanghwa-do、[英]Kanghwa Island
	○[地]⇒こうかとう(江華島)
かんふぁれんす
	【カンファレンス】
	◇[英]conference
	○⇒こんふぁれんす(コンファレンス)
かんぷう《くわんぷう》
	【完封】
	○(1)完全に封ずること。相手の活動を完全に抑(オ)えること。
	○(2)[運]⇒しゃっとあうと(シャットアウト)(3)
かんぷう《くわんぷう》
	【観楓】
	○⇒もみじがり(もみじ狩り,紅葉狩り,紅葉狩)
かんぷうざん
	【寒風山】
	◇[日]Kampu Zan/Kanpu Zan
	○[地]秋田県男鹿市、男鹿半島(オガハントウ)基部にある複式火山。
	標高355メートル。
	◎溶岩は男鹿石(オガイシ)と呼ばれる石材になる。
	◎2003. 9.14(平成15)山腹に松明(タイマツ)でナマハゲの顔を浮び
	上がらせる。
かんぷく《くわんぷく》
	【官服】
	○[服]官吏の制服。政府から支給された服。
	 ⇔しふく(私服)
★かんぷく
	【漢服】
	◇[中]hanfu
	○[服]漢民族の民族服。
	 「漢装(hanzhuang)」,「華服(huafu)」とも、近代は「シナ服(支
	那服<zhinafu>)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちゅうざんふく(中山服),じんみんふく(人民服)
	◎男性服:⇒ちょうさん(長衫)
	 婦人服:⇒ちーぱお(チーパオ,旗袍)
がんぷく
	【眼福】
	○珍奇なもの・貴重なもの・美しいものなどが見られた幸運・
	幸福。
	 参照⇒めのほよう(目の保養)(2)
★かんふげんきょう
	【観普賢経】
	○[仏]釈迦がヴァイシャーリー(毘舎離)国の大林精舎(ダイリンショ
	ウジャ)で説法した教え。
	 『懺悔経(サンゲキョウ)』とも呼ぶ。
かんぷちあ
	【カンプチア】
	◇[クメール語]Kampuchea
	○⇒かんぼじあ(カンボジア,柬蒲塞,柬蒲寨)
かんぶつ《くわんぶつ》
	【灌仏】
	【灌佛】
	○(1)[仏]仏像に香水(コウズイ)などを灌(ソソ)ぐ供養。
	○(2)[仏]灌仏会(カンブツエ)の略。
	 ⇒かんぶつえ(灌仏会,灌佛會)
	◎「潅仏」とも。
★かんぶつえ《くわんぶつゑ》
	【灌仏会】
	【灌佛會】
	○[仏]旧暦または新暦の4月8日、釈迦の誕生の日を祝して行
	われる法会。
	 花御堂(ハナミドウ)を作り、中に誕生仏を安置し、甘茶(アマチャ)を
	注ぎ礼拝する。
	 「はなまつり(花祭,花祭り)」,「降誕会(ゴウタンエ)」,「竜華会(リュウ
	ゲエ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒たんじょうぶつ(誕生仏),こくはん(黒飯)
	◎明治以降に「はなまつり(花祭り)」と呼ぶようになる。
	◎南アジアのウェーサク祭に相当する。
	 参照⇒うぇーさく(ウェーサク)
がんぶらっく
	【ガンブラック】
	◇[英]gun black
	○⇒がんぶるー(ガンブルー)
かんぶり
	【寒ブリ】
	【寒鰤】
	○[食][魚]寒中にとれるブリ。脂(アブラ)がのって美味。
	 参照⇒ぶり(ブリ,鰤)
	◎冬の季語。
[1]かんぶりあ
	【カンブリア】
	◇Cambria
	○(1)[古]⇒かんぶりあ(カンブリア,寒武利亜)
	○(2)[地](Cambrian Mountains)⇒[1]かんぶりあさんち(カン
	ブリア山地)
	○(3)(Cambria County)⇒かんぶりあぐん(カンブリア郡)
[2]かんぶりあ
	【カンブリア】
	◇Cumbria
	○(1)[地](the County of Cumbria)⇒かんぶりあしゅう(カン
	ブリア州)
	○(2)[地](Cumbrian Mountains)⇒[2]かんぶりあさんち(カン
	ブリア山地)
かんぶりあ
	【カンブリア】
	【寒武利亜】
	◇[ケルト語]Cambria
	○[古]イギリス、ウェールズ(Wales)地方の古称。
	 参照⇒うぇーるず(ウェールズ)
★かんぶりあき
	【カンブリア紀】
	◇[英]Cambrian Period
	○[地]地質時代の一つ。古生代の最初の時代で、オルドビス紀
	(Ordovician Period)の前。
	 三葉虫(サンヨウチュウ)が繁栄。
	 参照⇒さんようちゅう(三葉虫)
かんふりあぐん
	【カンブリア郡】
	◇[英]Cambria County
	○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)南西部の郡。
	 郡都はエベンスバーグ(Ebensburg)。
[1]かんぶりあさんち
	【カンブリア山地】
	◇[英]Cambrian Mountains、[フ]Monts Cambriens
	○[地]イギリス、ウェールズ(Wales)地方の中央部をほぼ南北
	に走る、カンブリア紀(Cambrian period)に形成された台地。
	 最高地点はアランフォドウィ(Aran Fawddwy)(905メートル)。
	 「カンブリア山脈」とも呼ぶ。
	◎ウェールズの最高峰は北西部のスノードン山(Mount Snowdon)
	(1,085メートル)。
★[2]かんぶりあさんち
	【カンブリア山地】
	◇[英]Cumbrian Mountains、[フ]Monts Cambriens
	○[地]イギリス、イングランド北西部の山地。
	 「カンブリア山脈」,「クンブリア山地」,「クンブリア山脈」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒れいくでぃすとりくと(レイク・ディストリクト)
[1]かんぶりあさんみゃく
	【カンブリア山脈】
	◇[英]Cambrian Mountains
	○[地]⇒[1]かんぶりあさんち(カンブリア山地)
[2]かんぶりあさんみゃく
	【カンブリア山脈】
	◇[英]Cumbrian Mountains
	○[地]⇒[2]かんぶりあさんち(カンブリア山地)
かんぶりあしゅう《かむぶりあしう》
	【カンブリア州】
	◇[英]the County of Cumbria
	○イギリス、イングランド北部の州。南部をランカシャー州
	(Lancashire)に接し、北部をスコットランド地方に隣接。
	 州都はカーライル(Carlisle)。
	 「クンブリア州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 6,826平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)48万6,900人。
	◎1974(昭和49)ウェストモーランド州(the County of Westmor-
	land)・カンバーランド州(the County of Cumberland)などを
	併せて新設。
★かんふる
	【カンフル】
	◇[英]camphor、[蘭]kampher
	○(1)[薬]
	 参照⇒しょうのう(ショウノウ,樟脳)
	○(2)(転じて)活性を失った事物に即効的回復をもたらす処理
	や事柄。
かんぷる
	【カンプル】
	◇Kanpur
	○⇒かーんぷる(カーンプル)
かんぷーる
	【カンプール】
	◇Kanpur
	○⇒かーんぷる(カーンプル)
かーんぷる
	【カーンプル】
	◇Kanpur
	○インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh State)
	中部の都市。州都ラクナウ(Lakhnau)の南西にある。
	 北緯26.47°、東経80.33°の地。
	 「カンプル」,「カンプール」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)119万7,255人。
	 1971(昭和46)128万人。
	 1981(昭和56)148万1,000人。
	 1991(平成 3)195万8,282人/187万9,400人。
	 2001(平成13)253万2,100人。
	 2002(平成14)258万1,600人。
がんぶるー
	【ガンブルー】
	◇[英]gun blue
	○(1)銃器の防錆(ボウセイ)仕上げ処理。
	 銃器の表面に酸化皮膜を作って錆(サビ)を防ぐもの。
	 「ブルーイング(bluing)」,「ガンブラック(bun black)」とも呼
	ぶ。
	◎「ガンブルー」は酸化皮膜が薄かった当時からの名称で、防錆
	技術が進み皮膜が厚くなると「ガンブラック」とも呼ぶようになっ
	た。
	○(2)(1)の処理液。
	 水酸化ナトリウムの濃い溶液に酸化剤を加えたもの。
	 「ブルーイング」,「ガンブラック」とも呼ぶ。
かんぶんじけん《くわんぶんじけん》
	【寛文事件】
	○[歴]伊達騒動の別称。
	 ⇒だてそうどう(伊達騒動)
かんべ
	【神戸】
	◇[日]Kambe/Kanbe
	○三重県中北部、鈴鹿市(スズカシ)の中心地区。
かんぺ
	【カンペ】
	◇[英]cunning paper
	○[俗][放]カンニング・ペーパーの和略語。
かんぺい《くわんぺい》
	【観兵】
	○(1)[漢]兵を観(シメ)す。兵を出して、敵に軍威を示すこと。
	○(2)[国]兵を観(ミ)る。兵を整列させて、検閲すること。
	 参照⇒えっぺい(閲兵)
	◎観兵式:⇒かんぺいしき)観兵式)
かんぺい
	【勘平】
	◇[日]Kampei/Kanpei
	○(1)[劇]⇒はやのかんぺい(早野勘平)
	○(2)[俗](盗賊仲間の隠語で)刃物。
	 参照⇒はやのかんぺい(早野勘平)
かんぺいしき《くわんぺいしき》
	【観兵式】
	○[軍]もと天長節・陸軍始(ハジメ)・特別大演習などで天皇が兵
	を閲した式。閲兵式と分列式とから成る。
	 参照⇒えっぺいしき(閲兵式)(1),ぶんれつしき(分列式)
★かんぺいしゃ《くわんぺいしや》
	【官幣社】
	○(1)[古]古くは神祇官が奉幣(ホウヘイ)した神社。
	○(2)[歴]明治から太平洋戦争敗戦までは宮内省が奉幣した神
	社。
	○(3)[歴]旧社格の一つ。国幣社(コクヘイシャ)の上に位し、大社・
	中社・小社・別格の四等がある。
	 参照⇒こくへいしゃ(国幣社)
かんぺいん
	【カンペイン】
	◇[英]campaign
	○(1)[軍](一連の)軍事活動・戦闘・作戦。
	○(2)[軍]出征・従軍。
	○(3)⇒きゃんぺーん(キャンペーン)
	◎イタリア語:カンパーニャ(campagna)。
かんぺき
	【癇癖】
	○⇒かんしゃく(癇癪)(1)
がんぺきのはは
	【岸壁の母】
	○(1)[楽]藤田まさと作詞、平川浪竜作曲の歌謡曲。
	 歌は菊池章子(アキコ)。
	 参照⇒ひきあげ(引き揚げ,引き上げ,引揚)(4)
	◎1954(昭和29)発売。
	 1976(昭和51)二葉百合子の歌でヒット。
	○(2)[映]1976(昭和51)製作の東宝映画。
	 監督:大森健次郎。
	 主演:中村玉緒(タマオ)。
かんぺちぇ
	【カンペチェ】
	◇Campeche
	○(1)(estado de Campeche)⇒かんぺちぇしゅう(カンペチェ州)
	○(2)メキシコ東部、カンペチェ州北部にある州都。
かんぺちぇしゅう《かんぺちえしう》
	【カンペチェ州】
	◇[西]estado de Campeche、[英]Campeche State
	○メキシコ東部の州。ユカタン半島南西部に位置し、メキシコ
	湾の支湾カンペチェ湾に面する。南部をグアテマラに隣接。
	 州都はカンペチェ。
かんべに
	【寒紅】
	○寒中(カンチュウ)に製した紅。最上のものとされ、色が特に鮮明
	で美しい。
	 「丑紅(ウシベニ)」,「赤丑(アカウシ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うしべに(丑紅)
	◎寒中に紅をさすと口中の虫を殺すなどの俗信があり、特に丑
	の日に買った丑紅は子供の疱瘡(ホウソウ)・便秘などに薬効がある
	とされた。
	◎冬の季語。
かんべら
	【カンベラ】
	◇Canberra
	○⇒きゃんべら(キャンベラ)
がんべら
	【ガンベラ】
	◇Gambela
	○(1)(Gambela Kilil)⇒がんべらしゅう(ガンベラ州)
	○(2)エチオピア西部、ガンベラ州北部の州都。
がんべらしゅう《がんぺらしう》
	【ガンベラ州】
	◇Gambela Kilil、[英]Gambela State
	○エチオピア西部の州。北東部・東部をオロミア州(Oromia Ki-
	lil)に接し、西部をスーダンに隣接。
	 州都はガンベラ。
	 「ガンベラ諸民族州(Gambela Hizboch Kilil)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2万5,274平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1994(平成 6)18万1,862人(10月11日現在)。
	 2000(平成12)21万1,000人(7月推定)。
がんべらしょみんぞくしゅう《がんぺらしよみんぞくしう》
	【ガンベラ諸民族州】
	◇Gambela Hizboch Kilil、[英]Gambela Peoples State
	○⇒がんべらしゅう(ガンベラ州)
がんべると
	【ガンベルト】
	【ガン・ベルト】
	◇[英]gun belt
	○(1)拳銃(gun)を腰に下げるための革製のベルト。
	 拳銃を入れるホルスター(holster)が左右いずれかの片側に
	着いた一挺(イッチョウ)用と左右にある二挺(ニチョウ)用がある。
	 ホルスターの下部にはパタパタと動かないようにで太股(フトモ
	モ)に結ぶ紐(ヒモ)がある。
	 また、ベルトの回りには呼びの弾丸を幾つも挿(サ)すことが
	できるようになっている。
	○(2)⇒だんたい(弾帯)(2)
がんべれっと
	【ガンベレット】
	◇[伊]gamberetto
	○[動](イタリア語で)シバエビ(芝海老)などの、小エビ。
がんべろ
	【ガンベロ】
	◇[伊]gambero
	○[動](イタリア語で)クルマエビ。
	 ⇒くるまえび(クルマエビ,車蝦,車海老)
かんぺんぺっと
	【カンペンペット】
	◇Kamphaeng Phet
	○(1)(Changwat Kamphaeng Phet)⇒かんぺんぺっとけん(カン
	ペンペット県)
	○(2)タイ王国北西部、カンペンペット県の中央部にある県都。
	 「カムペンペット」とも呼ぶ。
かんぺんぺっとけん
	【カンペンペット県】
	◇[タイ語]Changwat Kamphaeng Phet、[英]Kamphaeng Phet 
	Province
	○タイ王国北西部の県。
	 県都はカンペンペット。
	 「カムペンペット県」とも呼ぶ。
がんぼ
	【ガンボ】
	◇[英]gumbo
	○[植]オクラの別称。
	 ⇒おくら(オクラ)
がんぼうすい《がんばうすい》
	【眼房水】
	○[医]房水の別称。
	 ⇒ぼうすい(房水)
★かんぽうやく
	【漢方薬】
	○[医][薬]
	 「皇漢薬(コウカンヤク)」とも呼ぶ。
	◎粉薬は「散(san)(サン)」、練(ネ)り固めた薬は「丹(dan)(タン)」、
	煎(セン)じ薬は「湯(tang)(トウ)」と呼ぶ。
	〈三大薬材〉
	 冬虫夏草:⇒とうちゅうかそう(冬虫夏草)
	 朝鮮人参。
	 ロクジョウ(鹿茸)。
かんぼく《くわんぼく》
	【灌木】
	○[古][植]植物分類で低木(テイボク)の古い呼び名。
	 ⇒ていぼく(低木)
かんぽぐらんで
	【カンポ・グランデ】
	◇Campo Grande
	○ブラジル南西部、マト・グロッソ・ド・スル州(Estado de 
	Mato Grosso do Sul)の中央部にある州都。
	 南緯20.45°、西経54.63°の地。
	〈人口〉
	 1996(平成 8)59万2,000人。
	 2000(平成12)65万4,800人。
	 2003(平成15)70万1,800人。
★がんぼーじ
	【ガンボージ】
	◇[英]gamboge
	○(1)トウオウ(藤黄)から採取した黄赤色のガム樹脂。
	 日本画の黄色絵具や緩下剤などに用いる。
	 「草雌黄(クサシオウ)」,「雌黄」とも呼ぶ。
	○(2)[植](gamboge tree)⇒とうおう(トウオウ,藤黄)
	◎「カンボジア(Cambodia)」の語源。
かんぼじあ
	【カンボジア】
	【柬蒲塞】
	【柬蒲寨】
	◇Cambodia
	○インドシナ半島南東部の国。正称は「民主カンプチア(Demo-
	cratic Kampuchea)」。
	 首都はプノンペン(Phnom Penh)。
	 住民の大半はクメール人。
	〈面積〉
	 18万1,035平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)  861万人。
	 1984(昭和59)  715万人。
	 1988(昭和63)  787万人。
	 1997(平成 9)1,052万人。
	〈歴代国王〉
	 ノロドム・シアヌーク(Norodom Sihanouk)(1922〜):1993.
	 9.〜。
	〈歴代首相〉
	 フン・セン(Hun Sen)(1950〜):1993. 9.(第2首相)〜1998.
	11.(首相)〜。
	◎州:[クメール語]Khett *、[英]* Province。
	 郡:[クメール語]Phumi *、[英]* District。
	 市(特別市):[クメール語]Krong *、[英]* City。
	◎1863(文久 3)フランス保護領となる。
	 1945(昭和20)独立を宣言。
	 1949.11.(昭和24)フランス連合内の立憲王国として独立承認。
	 1954. 7.21(昭和29)ジュネーブ協定により中立が認められる。
	 1970(昭和45)ロンノル派(親米派)のクーデタによりクメール
	共和国となり、王党派とポル・ポト派が共闘して内戦状態とな
	る。
	 1976(昭和51)ポル・ポト派により民主カンボジアとなる。
	 1978.12.25(昭和53)ベトナム軍、カンボジア救国民族統一戦
	線とともにカンボジア東部に侵攻。
	 1979. 1.(昭和54)ヘン・サムリン政権によりカンボジア人民
	共和国が樹立され、ポル・ポト派と対立。
	 1980. 6.(昭和55)ベトナム軍、国境に進出。
	 1982. 7.(昭和57)別に民主カンボジア連合政府が発足。
	 1989. 9.26(平成元)駐留ベトナム軍、完全撤退。
	 1991.10.(平成 3)カンボジア和平、最終合意。
	 1993(平成 5)4〜5月、総選挙。
	 1998. 7. 4(平成10)フン・セン第2首相のクーデターにより
	カンボジア和平は崩壊。
	◎ポル・ポト派の本拠地:⇒あんろんべん(アンロンベン)
★かんぼつこっせつ
	【陥没骨折】
	◇[英]depressed fracture
	○[病]頭蓋骨が外部からの衝撃で内側に陥没する骨折。
	 「陥凹(カンオウ)骨折」,「圧痕(アッコン)骨折」とも呼ぶ。
★かんぽどうぶつ《くわんぽどうぶつ》
	【緩歩動物】
	◇[学]Tardigrada
	○[動]無脊椎動物(invertebrate)の一門(phylum)。
	 体長1ミリメートル以下で、頭部と四胴節をもつ短紡錘形で、
	各胴節には短い歩脚が一対づつある。
	 淡水産・海産で、湿地や水中に生息。
	 体表を被うクチクラは薄く、乾燥すると水分を失って仮死状
	態(乾眠<カンミン>)になるが、数年経っても水分を得ると蘇生(ソセイ)
	する。仮死状態を真空中にさらしても蘇生する。
	 歩く動作から「クマムシ(熊虫)([英]water bear)」とも呼ぶ。
	◎節足動物(Arthropoda)から環形動物(Annelida)へ進化する途
	中で退化した動物群とも、と考えられている。
	◎ニホントゲクマムシ(Echiniscus japonicus)。
がんほどき《ぐわんほどき》
	【願解き】
	【願ほどき】
	○(1)神仏にかけた願がかなえられたとき、お礼参りをして、
	その願掛(ガンカ)けを解くこと。
	 「返(カエ)り申(モウ)し」,「還願(カンガン)」,「ほうさい(報賽,報祭)」,
	「願戻(モド)し」とも呼ぶ。
	○(2)死者が生前に立てた願を解く儀礼。
	 「願戻し」とも呼ぶ。
かんぽひろば
	【カンポ広場】
	◇[伊]Piazza del Campo
	○イタリア中央部、シエナ(Siena)の中央広場。
★かんま
	【カンマ】
	◇[英]comma、[蘭]komma
	○(1)[言]欧文の句読点(クトウテン)の一つ。「,」。
	 「コンマ」とも呼ぶ。
	○(2)[数](日本・英語圏での)数字の位取りの記号。
	 「コンマ」とも呼ぶ。
	○(3)[数](その他の諸国で)小数点。
	 ⇒しょうすうてん(小数点)
	○(4)[楽]小音程。
	 「コンマ」とも呼ぶ。
がんま
	【ガンマ】
	◇gamma
	○重さ(質量)の単位。100万分の1グラム。記号は「μg」,「γ」。
	 「マイクログラム([英]microgram)」,「ミクログラム([フ]mi-
	crogramme)」とも呼ぶ。
がんま
	【ガンマ】
	【Γ】
	【γ】
	◇gamma
	○[言]ギリシア文字の第3番目。
	 参照⇒でぃがんま(ディガンマ)
	◎ローマ字の「ジー(G,g)」に相当する。
がんまあみのらくさん
	【ガンマ・アミノ酪酸】
	【γアミノ酪酸】
	◇[英]gamma amino butyric acid
	○[生化]⇒ぎゃば(ギャバ,GABA)
かんまきえき
	【上牧駅】
	○[交]大阪府高槻市神内(コウナイ)にある阪急京都本線の駅。
	 水無瀬(ミナセ)駅(島本町)と高槻市(タカツキシ)駅の間。
	◎JR上越線には「かみもく(上牧)駅」がある。
がんません
	【ガンマ線】
	【γ線】
	◇[英]gamma ray、[中]bingzhong shenxian(丙種射綫)
	○[原]放射線の一種。ラジウムなどの放射性物質が放出する、
	極めて波長の短い電磁波。
	 エックス線(X線)との境界は不明確だが通常、10ピコ(p)メ
	ートル程度以下。
	 エックス線と比べ、波長は非常に短く透過力も強いが、電離
	作用はエックス線より弱い。
	 ガンマ線源はコバルト60など。
	 ガン治療や被破壊検査などに使われる。
	 「ガンマー線」とも呼ぶ。
	 参照⇒あるふぁせん(アルファ線,α線),べーたせん(ベータ
	線,β線)
	◎10ピコは10**-11(マイナス11乗)。
がんまーせん
	【ガンマー線】
	【γ線】
	◇[英]gamma ray
	○[原]⇒がんません(ガンマ線,γ線)
がんまん
	【ガンマン】
	◇[英]gunman
	○(1)(拳銃を持った)殺し屋。強盗。ヤクザ・ならず者。
	○(2)護衛・守衛などの銃砲携帯者。
	○(3)[歴](アメリカの西部開拓時代に活躍した)銃の名人・早
	撃ちの名手。賞金稼ぎ。
	 小銃(ライフル)・拳銃(ピストル)を巧みに操(アヤツ)り、ショ
	ーを行うものもいた。
	 常に命を狙(ネラ)われているので、後ろから狙われないよう
	にバーなどでは必ず壁を背にして座るという。
	 「ガンファイター(gunfighter)」,「拳銃使い」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばっふぁろーびる(バッファロー・ビル),おーくれー
	(オークレー)
がんまんがふち
	【含満ヶ淵】
	【含満ヶ渕】
	◇[日]Gammangabuchi/Gamman ga Buchi/Ganmangabuchi
	○[地]栃木県日光市にある、大谷川の淵。
	 東京大学理学部付属植物園日光分園(日光植物園)の裏手。
かんみん
	【乾眠】
	◇[英]cryptobiosis
	○[動]緩歩動物(クマムシ)が乾季などの時、水分を失って樽(タ
	ル)状になり、休眠状態(仮死状態)に入ること。
	 完全に乾燥しても、数年経っても、また乾眠状態で真空中に
	さらしても、水分を得ると蘇生(ソセイ)する。
	 「クリプトビオシス」とも呼ぶ。
	 参照⇒かんぽどうぶつ(緩歩動物)
かんみん
	【寒民】
	○貧しい人。
	 「寒人(カンジン)」とも呼ぶ。
かんむりやま
	【冠山】
	◇[日]Kammuri Yama/Kanmuri Yama
	○(1)[地]岐阜県揖斐郡(イビグン)藤橋村(フジハシムラ)にある山。標
	高1,257メートル。
	○(2)[地]広島県・山口県・島根県の境にある山。標高1,339メ
	ートル。
★かんむりわし
	【カンムリワシ】
	【冠鷲】
	◇[学]Spilornis cheela
	○[鳥]タカ目(Accipitriformes)タカ科(Accipitridae)カンム
	リワシ属(Spilornis)の鳥。
	 翼を広げた大きさが50〜70センチメートル。
	 八重山列島の西表島・石垣島に生息。
	 国の特別天然記念物、絶滅危惧種(キグシュ)。
がんめん
	【岩綿】
	◇[英]rock wool
	○[建]⇒ろっくうーる(ロックウール)
がんめんとうこつ
	【顔面頭骨】
	○[医]前頭骨の顔面部分。
	 ⇔のうとうこつ(脳頭骨)
かんめんぽう《かんめんぱう》
	【乾麺麭】
	○[古][軍][食]⇒かんぱん(乾パン,乾麺麭)
がんも
	【がんも】
	○[食]⇒がんもどき(雁擬き)
★かんもう《くわんもう》
	【冠毛】
	◇[英]pappus
	○[植]
	 参照⇒しゅはつ(種髪)
★がんもどき
	【雁擬き】
	○[食]油揚げの一種。
	 「がんも」,「飛竜頭(ヒリョウズ,ヒリュウズ)」とも、関西では「ひろう
	す(飛竜頭)」,「ひろうず」とも呼ぶ。
	◎「雁の肉を模(モ)した食品」の意味。
がんもどし《ぐわんもどし》
	【願戻し】
	【願もどし】
	○⇒がんほどき(願解き,願ほどき)
★かんもりのつかさ《かむもりのつかさ》
	【掃部寮】
	○(1)[歴]⇒かもんりょう(掃部寮)
	○(2)[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
	 ⇒
がんもん《ぐわんもん》
	【願文】
	○(1)[仏]仏や菩薩の本願を書き表したもの。
	○(2)[仏]法会(ホウエ)の時、施主の願意を表した文。表白文。
	○(3)神仏に立願の時、その起請(キショウ)の趣旨を表した文。祈
	願文。
★かんもんとんねる
	【関門トンネル】
	○[交]本州と九州を結ぶJR(旧国鉄)山陽本線の鉄道トンネル。
	 九州の門司(モジ)・小倉(コクラ)を大陸に対する軍隊の出発地・
	補給基地として重視し、輸送体制の強化のために1936(昭和11)
	着工、1942. 6.(昭和17)開通。
	 参照⇒せいかんとんねる(青函トンネル)
	◎1936(昭和11)着工。
	 1942. 6.11(昭和17)第1線、竣工。
	 1942. 7. 1(昭和17)貨物運輸、営業開始。
	 1942.11.15(昭和17)旅客運輸、営業開始。
	 1944. 8. 8(昭和19)第2線、使用開始。
	 1958. 3. 9(昭和33)関門国道トンネルの開通式。
	◎「関門」は下関(シモノセキ)と門司のこと。
	◎第二次世界大戦末期、アメリカ軍は爆薬を積んだ偽装日本船
	による爆破を計画していた。
	 参照⇒ほんどけっせん(本土決戦)
かんもんみゃく
	【肝門脈】
	◇[英]hepatic portal vein
	○[医]胃・腸・膵臓(スイゾウ)・脾臓(ヒゾウ)からの血液を集めて
	肝臓に送る静脈(vein)。
	 肝門(porta hepatis)から肝臓内部に入り、次々と分枝して
	毛細血管となって肝細胞を取り巻く。
	 ここで消化管で吸収されたものを含む血液が処理される。
	 それらの毛細血管が再び集まって肝静脈(hepatic vein)とな
	り、肝臓を出て大静脈(main vein)に入って心臓にもどる。
	 単に「門脈」とも呼ぶ。
かんゆ
	【肝油】
	◇[英]cod-liver oil
	○[薬]タラ(鱈)やサメ(鮫)などの魚類やクジラ(鯨)の新鮮な肝
	臓から抽出した、黄色で透明な油。特異の臭気がある。
	 主成分は不飽和度の高い脂肪で、ビタミンAやDを多量に含
	み、夜盲症・くる病(佝僂病)の治療薬や発育期などの栄養補給
	に用いる。
	◎"cod"は「タラ」、"liver"は「肝臓」の意味。
★かんゆ
	【肝兪】
	○[医]つぼ(壺)の一つ。
	 背中の第九胸椎の下から左右へ2〜3センチメートルのとこ
	ろにある。
	 押すと発汗を促(ウナガ)す。
かんゆ《くわんゆ》
	【換喩】
	◇[英]metonymy(メタナミー)
	○[哲]修辞法の一つ。
	 比喩(ヒユ)の一種で、あるものを直接表現せずに、それと密接
	な関係のあるものに置き換えたり、属性で言い表す方法。
	 「菊花」で「天皇」、「王冠」で「王」、「金バッジ」で「国会議員」、
	「芝生」で「競馬」、「鳥居(トリイ)」で「神社」、「鷹」で「武力」、「鳩」
	で「平和」を指すなど。
	 「換喩法」,「メトニミー」とも呼ぶ。
	 参照⇒ていゆ(提喩),あんとのめーじあ(アントノメージア)
★かんゆ
	【韓愈】
	◇[中]Han Yu
	○[人]中国、中唐の詩人( 768〜824)。
がんゆけつがん
	【含油頁岩】
	◇[英]oil shale
	○[鉱]⇒おいるしぇーる(オイルシェール,オイル・シェール)
かんゆほう《くわんゆはふ》
	【換喩法】
	◇[英]metonymy
	○[哲]⇒かんゆ(換喩)
かんよう《かんやう》
	【咸陽】
	◇[中]Xianyang
	○⇒かんようし(咸陽市)
★かんよう《かんやう》
	【漢陽】
	◇[中]Hanyang
	○中国中央部、湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)の省都武漢市(Wu-
	han Shi)(ブカンシ)西部の一地区。
	 漢水(Hanshui)(カンスイ)の左岸。
	 「ハンヤン(漢陽)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぶかんし(武漢市)
	◎新中国成立後の1949. 5.16(昭和24)武昌・漢口・漢陽の3市
	が合併して武漢市となる。
★かんようし《かんやうし》
	【咸陽市】
	◇[中]Xianyang Shi
	○中国中北部、陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)中央部にある
	省直轄市(地級市)。南部を省都西安市(Xi'an Shi)(セイアンシ)に接
	する。
かんら
	【甘楽】
	◇[日]Kanra
	○(1)⇒かんらぐん(甘楽郡)
	○(2)⇒かんらまち(甘楽町)
かんらくそ
	【乾酪素】
	◇[独]Kasein、[英]casein
	○[生化]⇒かぜいん(カゼイン)
かんらぐん
	【甘楽郡】
	◇[日]Kanra Gun
	○群馬県南西部の郡。
	 妙義町(ミョウギマチ)・下仁田町(シモニタマチ)・南牧村(ナンモクムラ)・甘
	楽町(カンラマチ)の町村。
かんらまち
	【甘楽町】
	◇[日]Kanra Machi
	○群馬県南西部、甘楽郡(カンラグン)の町。
	 上州電鉄が通じ、上州福島駅・上州新屋駅がある。
	〈面積〉
	 58.47平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)1万4,482人。
	◎1955(昭和30)小幡町、秋畑村を編入。
	 1959(昭和34)小幡町・新屋村と福島町の一部(他は富岡市に
	合併)が合併して発足。
かんらん
	【カンラン】
	【甘藍】
	○(1)[植][農]キャベツの別称。
	 ⇒きゃべつ(キャベツ)
	◎子持a甘藍:⇒めきゃべつ(メキャベツ,芽キャベツ)
	○(2)[植]ハボタン(葉牡丹)の別称。
	 ⇒はぼたん(ハボタン,葉牡丹)
かんらんざん
	【橄欖山】
	【朶山】
	◇[日]Kanran Zan
	○[宗]⇒おりーぶやま(オリーブ山)
かんらんしゃ《くわんらんしや》
	【観覧車】
	◇[英]Ferris wheel
	○遊園地などにある、客を乗せた箱を高く上げて眺めを楽しま
	せる大型遊具。
	 動力で回る水車風の大きな輪に、人を乗せる箱を幾つか吊り
	下げたもの。箱が下にある間に人が乗り降りし、輪がゆっくり
	と回転して箱が上に移動し、1回転するとまた下に戻ってくる。
	 「大観覧車」とも呼ぶ。
	◎英語の「フェリス・ホイール」はアメリカの技術者フェリス(G.
	W.G. Ferris)(1859〜1896)から。
★かんらんせき
	【橄欖石】
	【朶石】
	○[鉱]鉄・マグネシウムに富む珪酸塩鉱物。
	 黒味がかった黄緑色(オリーブ色)。
	 貴石は「ペリドット(peridot)」,「クリソライト(chrysolite)」
	と呼ぶ。
	◎八月の誕生石。
	◎英語:オルヴァイン(olivine)。
	 米語:オルヴィン(olivine)。
	 ドイツ語:オリヴィン(Olivin)。
	 フランス語:オリヴィーヌ(olivine)。
	 イタリア語:オリヴィーナ(olivina)。
かんりつだいがく《くわんりつだいがく》
	【官立大学】
	○[古][教]⇒こくりつだいがく(国立大学)
がんりゅう《がんりう》
	【巌流】
	○(1)[人]江戸初期の剣客、佐々木小次郎(コジロウ)の本名。
	 ⇒『人名辞典』ささき こじろう(佐々木 小次郎)
	○(2)佐々木巌流(通称、小次郎)を祖とする剣術の流派。
★がんりゅうあみのさん《がんりうあみのさん》
	【含硫アミノ酸】
	◇[英]sulfur-containing amino acid/sulphur-containing 
	amino acid/sulfur amino acid
	○[生化]硫黄を含むアミノ酸。
	 メチオニン(methionine)・シスチン(cystine)・タウリン
	(taurine)など。
がんりゅうじま《がんりうじま》
	【巌流島】
	◇[日]Ganryu Jima
	○[地]山口県山口県下関市(シモノセキシ)の彦島東方にある、関門海
	峡(カンモンカイキョウ)の無人の小島。
	 「船島(フナシマ)」とも呼ぶ。
	◎1612(慶長17)宮本武蔵と佐々木小次郎(巌流)の決闘で知られ
	る。
かんりょう《くわんりやう》
	【管領】
	○(1)支配すること。治(オサ)め取り締まること。管理・管轄す
	ること。
	○(2)取り締まる人。
	○(3)自分のものにすること。押領(オウリョウ)・横領(オウリョウ)する
	こと。
	 「かんれい(管領)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かんれい(管領)
★がんりょう《がんれう》
	【顔料】
	◇[英]pigment
	○一定の色で被覆(ヒフク)して着色する物質。水・油・アルコー
	ルに溶けない鉱物質または有機質の着色料の総称。
	 展色剤(メディウム)と練り合せて絵具を作る。
	 「ピグメント」とも、有機質は「レーキ(lake)」とも呼ぶ。
	 参照⇒れーきがんりょう(レーキ顔料)
	◎水溶性の着色料は「染料(センリョウ)」と呼ぶ。
★かんりょうしゅぎ《くわんれうしゆぎ》
	【官僚主義】
	◇[英]bureaucracy
	○
	 参照⇒ぱーきんそんのほうそく(パーキンソンの法則)
★がんりんきん
	【眼輪筋】
	◇[学]musculus orbicularis oculi
	○[医]眼を閉じる時に使用する、眼窩(ガンカ)を囲む輪状の筋。
	 眼窩部・眼瞼部(ガンケンブ)・涙嚢部(ルイノウブ)の三部から成る。
	 参照⇒こうりんきん(口輪筋)
	◎眼を開く筋は上眼瞼挙筋。
かんりんぼちぇ
	【カンリンボチェ】
	【岡仁波斉】
	◇Kangrinboqe、[中]Gangrenboqi
	○[地]⇒かいらすさん(カイラス山)
かんりんぽちぇ
	【カンリンポチェ】
	【岡仁波斉】
	◇Kangrinboqe、[中]Gangrenboqi
	○[地]⇒かいらすさん(カイラス山)
かんりんぼちぇほう
	【カンリンボチェ峰】
	【岡仁波斉峰】
	◇Kangrinboqe Feng、[中]Gangrenboqi Feng
	○[地]⇒かいらすさん(カイラス山)
かんりんぽちぇほう
	【カンリンポチェ峰】
	【岡仁波斉峰】
	◇Kangrinboqe Feng、[中]Gangrenboqi Feng
	○[地]⇒かいらすさん(カイラス山)
かんりんまる
	【咸臨丸】
	◇[日]Kanrin Maru
	○[歴][海]江戸幕府がオランダに注文して建造した日本最初の
	蒸気軍艦。
	 原名ヤパン号。全長163フィート、全幅24フィート、深さ12.5
	フィート、排水量625トン。木造の蒸気内車船で機関100馬力、
	スクリュー推進、帆装は三檣バーク、大砲12門。1857(安政 4)
	竣工。
	 日米条約批准交換の遣米使節新見正興一行の乗船した米艦ポ
	ーハタン号(the Powhatan)の随行艦として、1860(安政 7. 1.
	19)浦賀を出港、艦長勝海舟以下96余名とアメリカ海軍士官ジョ
	ン・ブルック(John M.Brooke)大尉ら米国人11人が乗り組み、
	37日をかけて日本人操艦による最初の太平洋横断を果たしサン
	フランシスコに到着。
	◎軍艦奉行:木村図書摂津守(提督)。
	 軍艦操練所教授方頭取:勝海舟(艦長)。
	 軍艦操練所教授方:肥田浜五郎・浜口与右衛門。
	 軍艦操練所教授方手伝:岡田井蔵・根津欽次郎。
	 軍艦操練所勤番公用方下役:小永井五八郎。
	 福沢諭吉は木村摂津守従僕として随行。
	◎乗員50名の内、35名が塩飽(シワク)の出身者であった。
	 参照⇒しわくしょとう(塩飽諸島)
かんるん
	【カンルン】
	【江陵】
	◇[朝]Gangneung/Kangnung
	○⇒[2]こうりょう(江陵)
かんれい《くわんれい》
	【管領】
	○[歴]室町幕府の職名。将軍を補佐して幕府の政務のいっさい
	を管理する。
	 細川・畠山(ハタケヤマ)・斯波(シバ)の3家が交代で任じられた。
	 「かんりょう(管領)」とも、また鎌倉幕府の執権(シッケン)に相当
	するので「執権」とも呼ばれる。
	 参照⇒さんかんれい(三管領)
	◎別に鎌倉には関東管領が置かれた。
かんれい
	【函嶺】
	◇[日]Kanrei
	○[地]箱根山の異称。
	◎函(ハコ)嶺(ネ)の音読。
かんれいしゃ
	【寒冷紗】
	◇[英]cambric
	○粗く平織りにした薄い麻布または綿布を、糊付けして固く仕
	上げた織物。
	 芯(シン)地・蚊帳(カヤ)・ハンカチなどに用いる。
	 「唐布(トウヌノ)(chinese cloth)」,「キャンブリック(cambric)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒りんねる(リンネル)
	◎「キャンブリック」の語源は、フランス北部の町カンブレー
	(Cambrai)のフラマン語名(Kameryk)から。
かんれいぜんせん
	【寒冷前線】
	◇[英]cold front
	○[気]あたたかい空気(暖気)の下に、つめたい空気(寒気)がも
	ぐり込んでできる前線。
	 前線が通過すると、気温が急に下がり、激しいにわか雨や雷
	雨を伴うこともある。
かんれき《くわんれき》
	【還暦】
	○数え年で61歳(満60歳)の呼び方。
	 「本卦還(ホンケガエリ)」,「華甲(カコウ)」,「華寿(カジュ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かんれきいわい(還暦祝い,還暦祝),ちょうじゅ(長寿)
	◎60年で干支(エト)が再び生れ年に還(カエ)ることから。
	 「華」の字は六つの十と一で出来ていることから。
	◎干支が還るだけでなく、人も赤ちゃんに還るといわれる。
	◎還暦を迎える
かんれきいわい《くわんれきいはひ》
	【還暦祝い】
	【還暦祝】
	○還暦を迎えた長寿の祝い。その風習・祝宴。
	 その当日、本人は赤い頭巾(ズキン)をかぶり、赤いちゃんちゃ
	んこを着る。地方により、赤または紫の座布団に座る。
	 また、赤または紫の掛け布団などが贈られる。
	 参照⇒かんれき(還暦)
	◎日本では寿命が男女とも80歳を超えた現在、61歳(満60歳)で
	は長寿と言えず、また老人というイメージから、すたれ始めて
	いる。
★かんろ
	【甘露】
	◇[梵]amrta
	○(1)[インド神話]古代インドで、神々が常用する、不老不死
	になるという蜂蜜のように甘い飲み物。
	 「雲英(ウンエイ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[2]そーま(ソーマ)(1)
	◎「アムリタ(amrta)」は「不死」・「天酒」とも訳す。
	 ギリシア神話では「ネクター([英]nectar)」。
	○(2)[仏]仏法。仏の教えは苦いものではなく、甘く陶然とし
	た教えであることのたとえ。
	◎甘露の浄法
かんろ
	【寒露】
	○(1)[暦]二十四節気の一つ。陰暦九月(9月)上旬。陽暦10
	月8日ころ。
	 参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
	◎秋の季語。
	○(2)晩秋から初冬の間の露(ツユ)。
かんろく《くわんろく》
	【観勒】
	○[人]百済(クダラ)からの渡来僧。
	 ⇒『人名辞典』かんろく(観勒)
かんろじ
	【甘露寺】
	◇[中]Ganlu Si
	○中国東部、江蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)中南西部の鎮江
	市(Zhenjiang Shi)(チンコウシ)にある名刹(メイサツ)。
かんろみつやくじけん
	【韓露密約事件】
	○[歴]1885(明治18)「高宗22」李氏朝鮮の閔氏政権が中国(清国)
	の宗主権に反発し、密かにロシアと交渉してロシア軍事教官の
	派遣を条件にロシア海軍に対し永興湾(現在は北朝鮮)の使用を
	許可した事件。
	 清国が途中で知ることになり、交渉は打ち切られた。
	◎1882. 7.(明治15)「高宗19」壬午(ジンゴ)の変により、清国の
	朝鮮支配は強化されていた。
	◎1885(明治18)イギリスはロシアの朝鮮進出に対抗するため、
	巨文島(キョブントウ)(Geomundo)を占領した。
	 参照⇒きょぶんとう(巨文島),ぐれーとげーむ(グレートゲー
	ム)
★かんわ《くわんわ》
	【官話】
	◇[中]guanhua
	○[歴][言]中国の公用語・標準中国語。
	 「マンダリン(mandarin)」,「普通話(putonghua)(プートンホア)」
	とも呼ぶ。
	◎北京官話(Beihing guanhua)。
	 下江官話(Xiajiang guanhua)(南京官話<Nanjin guanhua>)。
	 西南官話(Xinan guanhua)。
	◎方言:⇒ちゅうごくしちだいほうげん(中国七大方言)
★かんわ《くわんわ》
	【緩和】
	○
	 参照⇒でたんと(デタント)
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