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百 科 辞 書 《かむ》 編集:獨 澄旻
-------- かむ --------------------------------------------------
[1]がむ
【ガム】
◇[英]gum
○(1)([英]rubber)ゴム。
⇒ごむ(ゴム,護謨)
○(2)[食]チューインガム(chewing gum)の略称。
⇒ちゅーいんがむ(チューインガム)
○(3)[食]ガムシロップ(gum syrup)の略称。
⇒がむしろっぷ(ガムシロップ)
[2]がむ
【ガム】
◇[英]gums
○[医]歯茎(ハグキ)・歯肉(シニク)。
かむい
【かむい】
○[海]海上保安庁のびざん型巡視船(PS05)。
根室海上保安部羅臼海上保安署所属。
◎1994. 1.31(平成 6)竣工。
かむい
【カムイ】
◇[アイヌ語]kamui
○神・神様。
◎日本語の「かみ(神)」が移入されたものと言われる。
かむいだけ
【神威岳】
【神威嶽】
◇[日]Kamui Dake
○[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)の北東端にある円錐状(コ
ニーデ)の火山。標高1,322メートル。
かむいぬぷり
【カムイヌプリ】
◇[アイヌ語]Kamui Nupuri
○[地]北海道、釧路支庁・根室支庁・網走支庁にまたがる火山。
標高858メートル。
「摩周岳」とも呼ぶ。
◎「ヌプリ」は「山」の意味。
かむこーだー
【カムコーダー】
◇[英]camcorder
○[電]カメラ付きビデオ記録装置。
「ビデオカメラ(video camera)」とも呼ぶが、狭義の「ビデオ
カメラ」はビデオ録画装置(video recorder)に接続して使用す
るものを指す。
◎「カメラ(camera)レコーダー(recorder)」から。
かむさはむにだ
【カムサハムニダ】
◇[朝]kam-sa-ham-ni-da
○(韓国・朝鮮語で)ありがとう。
がむしろっぷ
【ガムシロップ】
◇[英]gum syrup
○[食]カクテル・アイスコーヒーなど冷たい飲み物に使用する
シロップ。
溶かしたときに飲み物が薄まらないよう砂糖の濃度をぎりぎ
りまで高くしてあるため、そのままでは冷えると再結晶しやす
いので、天然樹脂のアラビアゴム(gum arabic)を煮溶かしたも
の。
単に「ガム」とも呼ぶ。
かむしんかぜ
【カムシン風】
◇[英]the Khamsin wind
○[気]局地風(キョクチフウ)の一つ。3月から5月にかけてサハラ砂
漠からエジプトなどに吹く熱風。バグダッドでは5月から9月
ころに吹く。
熱風により気温は50℃ぐらいまで上(ノボ)り、砂塵(サジン)が
空中高く吹き上げられ、太陽はほとんど見えなくなる。
アルジェリア・シリア・アラビアの砂漠では「サムム(samum)」,
「シムーム(simoom)」と呼ぶ。
参照⇒きょくちふう(局地風),しむーむ(シムーム),しろっこ
(シロッコ),あるまたん(アルマタン)
かむす
【カムス】
◇[インドネシア語][マレー語]kamus
○(インドネシア語・マレー語で)辞書・辞典。
かむちく
【カム地区】
◇[英]Kham Region/Kham Area
○[歴]中国南西部、チベット自治区東部から青海省・四川省・
雲南省にまたがる地域の歴史的名称。
北部をアムド地区(Amdo Region)、西部をウ・ツァン地区(U-
Tsang Region)に接し、南部をミャンマー(旧:ビルマ)・インド
のアッサム地方に隣接する。
かむちゃつか
【カムチャツカ】
◇Kamchatka
○(1)[地]⇒かむちゃつかはんとう(カムチャツカ半島)
○(2)⇒かむちゃつかしゅう(カムチャツカ州)
かむちゃっか
【カムチャッカ】
◇Kamchatka
○(1)[地]⇒かむちゃつかはんとう(カムチャツカ半島)
○(2)⇒かむちゃつかしゅう(カムチャツカ州)
かむちゃつかしゅう《かむちやつかしう》
【カムチャツカ州】
◇[露]Kamchatskaya Oblast、[英]Kamchatka region
○ロシア共和国極東のカムチャツカ半島の南部にある州。
州都はペトロパブロフスクカムチャツキー(Petropavlovsk-
Kamchatsky)。
「カムチャッカ州」とも呼ぶ。
〈面積〉
47万2,300平方キロメートル。
かむちゃっかしゅう《かむちやつかしう》
【カムチャッカ州】
◇[露]Kamchatskaya Oblast、[英]Kamchatka region
○⇒かむちゃつかしゅう(カムチャツカ州)
かむちゃつかはんとう《かむちやつかはんたう》
【カムチャツカ半島】
◇[露]Poluostrov Kamchatka、[英]the Kamchatka Peninsula
○[地]ロシア共和国の極東、ベーリング海(Beringovo More)と
オホーツク海(Okhotskoe More)との間にある半島。
南端から北海道にかけて千島列島が連なる。
「カムチャッカ半島」とも呼ぶ。
かむちゃっかはんとう《かむちやつかはんたう》
【カムチャッカ半島】
◇[露]Poluostrov Kamchatka、[英]the Kamchatka Peninsula
○[地]⇒かむちゃつかはんとう(カムチャツカ半島)
かむでん
【カムデン】
◇Camden
○(1)(Camden Borough)⇒かむでんく(カムデン区)
○(2)(Camden County)⇒かむでんぐん(カムデン郡)
○(3)アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)南西部のカムデン郡(Camden County)北部にある郡都。
デラウェア川(the Delaware River)の西岸で、対岸はペンシ
ルバニア州のフィラデルフィア(Philadelphia)。
かむでんく
【カムデン区】
◇[英]Camden Borough
○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)中央部、テムズ
川(the Thames)北岸の一行政区画。東部をイズリントン区(Is-
lington Borough)、南東部をシティー(旧市街)(the City)、南
部をウエストミンスター区(Westminster Borough)に接する。
かむでんぐん
【カムデン郡】
◇[英]Camden County
○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)南西部の郡。西部をペンシルバニア州に隣接。
郡都はカムデン。
かむなぎ
【巫】
【覡】
○⇒かんなぎ(巫,覡)
かむなび
【神名備】
【神南備】
【神奈備】
◇[日]kamunabi
○(1)神が鎮座する山や森。
「かんなび(神名備,神南備,神奈備)」,「かみなび(神名備,神南
備,神奈備)」とも呼ぶ。
参照⇒みもろ(御諸,三諸)
○(2)神社の森。
かむふらーじゅ
【カムフラージュ】
◇[フ]camouflage
○(1)[軍]敵の目をあざむくための手段・方法。
別のものに見せかける偽装と、目立たなくする迷彩がある。
「カモフラージュ」とも呼ぶ。
参照⇒めいさいふく(迷彩服)
○(2)人の目をごまかすこと。はぐらかし。変装。
「カモフラージュ」とも呼ぶ。
かむぺんぺっと
【カムペンペット】
◇Kamphaeng Phet
○⇒かんぺんぺっと(カンペンペット)
かむぺんぺっとけん
【カムペンペット県】
◇[タイ語]Changwat Kamphaeng Phet、[英]Kamphaeng Phet
Province
○⇒かんぺんぺっとけん(カンペンペット県)
がむぼ
【ガムボ】
◇[英]gumbo
○[植]オクラの別称。
⇒おくら(オクラ)
がむらん
【ガムラン】
◇[インドネシア語]gamelan(たたかれるもの)
○[楽]インドネシアの伝統的な器楽合奏音楽。
ゴングやガンバン(gambang)(木琴)など木製・竹製・金属製
の打楽器を中心に合奏し、儀式のほか舞踊劇や影絵人形芝居
ワヤン(wayang)などの伴奏に用いられる。
かむらんわん
【カムラン湾】
◇Vinh Cam Ranh、[英]Cam Ranh Bay
○[地]ベトナム南東部の海岸にある良港湾。
南シナ海に臨み戦略的な要衝。
◎フランス領時代、フランス東洋艦隊の基地が置かれる。
日露戦争の際、1905(明治38)ロシアのバルチック艦隊が集結。
第二次世界大戦当時、日本軍の補給中継基地。
ベトナム戦争当時、アメリカ軍の補給中継基地。
1979(昭和54)以降、ソ連軍の海軍基地として25年間無償貸与。
2004(平成16)無償使用協定の失効に伴ないロシアから返還予
定であったが、2001(平成13)プーチン大統領は経済・戦略的理
由から早期の完全撤収を決定し、2002. 5. 2(平成14)撤退作業
完了し、4日最後のロシア兵グループが船で帰国の途につき、
7月返還。
かむり
【カムリ】
◇[登録商標]Camry
○[交]トヨタ自動車(株)の中級乗用車(セダン)。
中国名は「佳美([中]Jiamei)」。
◎1980. 1.(昭和55)発売。
かむりいし
【冠石】
○[建]⇒かさいし(笠石)(1)
★かむりきやま
【冠着山】
◇[日]Kamuriki Yama
○[地]長野県北部の長野市、長野盆地の南西にある山。標高
1,252メートル。
「姨捨山(おばすてやま,うばすてやま)」,「さらしなやま(更科
山,更級山)」とも呼ぶ。
参照⇒たごとのつき(田毎の月)
◎旧住所は更級郡(サラシナグン)上山田町(カミヤマダマチ)。
★かむるた
【カムルタ】
◇kamurta
○[社]インド西部、グジャラート州(Gujarat State)で行われ
ている社会習慣。
12月15日から1月14日、結婚式などの社会的行事や、車・宝
石などの購入などが避けられている。
★かむるちー
【カムルチー】
◇[朝]kamultchi
○[魚]スズキ目(Perciformes)キノボリウオ亜目(Anabantoidei)
タイワンドジョウ科(Channidae)の硬骨魚。
空気呼吸ができる。
「カムルチイ」,「雷魚(ライギョ)」とも呼ぶ。
かむるちい
【カムルチイ】
◇[朝]kamultchi
○[魚]⇒かむるちー(カムルチー)
かむろ
【禿】
○⇒かぶろ(禿)
かむろさん
【神室山】
◇[日]Kamuro San
○[地]秋田県と山形県の県境、宮城県近くにある山。標高
1,365.2メートル。
★かめ
【カメ】
【亀】
○[爬]カメ目(Chelonia)の爬虫類の総称。
参照⇒うみがめ(ウミガメ,海亀)
◎英語でウミガメ(海亀)は「タートル(turtle)」、リクガメ(陸
亀)は「トータス(tortoise)」。
かめ
【洋犬】
○[古]明治期、西洋犬のこと。
◎英米人が"Come here!"と犬を呼ぶのを日本人が誤り聞いたも
の。
★かめいし
【亀石】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)にある、花崗岩
のカメに似た巨石。
長さ4.3メートル、幅2.7メートル、高さ2メートル。
◎伝承では、初め北を向いていたが、やがて東に向きを変え、
西を向けば大洪水で村が沈むと言われている。現在は南西を向
いている。
かめいど《かめゐど》
【亀戸】
◇[日]Kameido
○(1)東京都江東区(コウトウク)北東部の地名。
◎亀戸事件:⇒かめいどじけん(亀戸事件)
亀戸天神:⇒かめいどてんじん(亀戸天神)
○(2)[交]⇒かめいどえき(亀戸駅)
かめいどえき《かめゐどえき》
【亀戸駅】
○(1)[交]東京都江東区(コウトウク)亀戸にある、JR総武線の駅。
錦糸町(キンシチョウ)駅(墨田区)と平井(ヒライ)駅(江戸川区)の間。
○(2)[交]東武亀戸線の駅。
亀戸水神(カメイドスイジン)駅の次で、ターミナル駅。
かめいどじけん《かめゐどじけん》
【亀戸事件】
○[歴]関東大震災直後の混乱に乗じ、亀戸警察署に拘留されて
いた社会主義者・労働組合員が虐殺された左翼運動弾圧事件。
1923(大正12)9月5日前後、亀戸署で拘留中の革命的労働運
動の拠点であった南葛労働協会の幹部川合義虎ら労組員ら9名、
アナーキスト系の元純労働者組合の平沢計七、自警団員4名が
習志野騎兵第十三連隊により、官憲のみせしめとして検束者の
面前で虐殺された。
参考⇒あまかすじけん(甘粕事件),ちょうせんじんぎゃくさ
つじけん(朝鮮人虐殺事件),おおしまじけん(大島事件)
◎当時の亀戸警察署は、さくら銀行亀戸支店の場所にあった。
かめいどすいじんえき《かめゐどすいじんえき》
【亀戸水神駅】
○[交]東京都江東区(コウトウク)亀戸にある、東武亀戸線の駅。
東あずま(ヒガシアズマ)駅(墨田区)と亀戸駅の間。
かめいどだいこん《かめゐどだいこん》
【亀戸大根】
○[農]東京都江東区(コウトウク)亀戸で栽培されていた先細のダイ
コン。
早春に出荷。
★かめいどてんじん《かめゐどじけん》
【亀戸天神】
○東京都江東区(コウトウク)亀戸にある天神。
1626(寛永 3)九州太宰府天満宮より神霊を勧請したもので、
菅原道真が祀(マツ)られている。大宰府天満宮を摸して神殿・反
橋・心字池などがつくられている。
鷽替(ウソガエ)神事が有名。
(*)別書、1663(寛文 3)。
◎池をおおう藤棚(フジダナ)は、古くから名勝として知られる。
かめうら
【亀卜】
○[歴]⇒きぼく(亀卜)
かめお
【カメオ】
◇[伊]cameo
○[美]コハク(琥珀)・メノウ(瑪瑙)・貝殻(カイガラ)などの層に
なった縞模様(シマモヨウ)を利用して浮き彫りを施(ホドコ)した装飾
品。
参照⇒えんごーべ(エンゴーベ)
かめおか《かめをか》
【亀岡】
◇[日]Kameoka
○(1)⇒かめおかし(亀岡市)
○(2)[古]⇒あさくさかめおかちょう(浅草亀岡町)
かめおかし《かめをかし》
【亀岡市】
◇[日]Kameoka Shi
○京都府中南部の市。
明智光秀の亀山城跡、大本教(オオモトキョウ)本部天恩郷、丹波国
府跡などがある。
〈面積〉
224.90平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9万4,555人。
◎1869(明治 2)亀山から亀岡に改称。
1955(昭和30)亀岡町と東別院(ヒガシベツイン)村・西別院(ニシベツイ
ン)村・曽我部(ソガベ)村・吉川(ヨシカワ)村・ひえ田野(ヒエダノ)村・
本梅(ホンメ)村・畑野(ハタノ)村・宮前(ミヤザキ)村・大井(オオイ)村・千
代川(チヨカワ)村・馬路(ウマジ)村・旭(アサヒ)村・千歳(チトセ)村・河原
林(カワラバヤシ)村・保津(ホヅ)村の15村が合併して発足。
かめおかちょう《かめをかちやう》
【亀岡町】
◇[日]Kameokacho
○[古]東京府浅草にあった地名。
⇒あさくさかめおかちょう(浅草亀岡町)
かめがおかいせき《かめがをかゐせき》
【亀ヶ岡遺跡】
○[歴]青森県西津軽郡(ニシツガルグン)木造町(キヅクリマチ)亀ヶ岡にあ
る遺跡。
縄文時代晩期の亀ヶ岡式土器が出土。
◎1944(昭和19)国指定史跡。
かめがおかはちまん《かめがをかはちまん》
【亀ヶ岡八幡】
○東京都新宿区市谷八幡町(イチガヤハチマンチョウ)にある神社。
文明年間、太田道灌(ドウカン)が江戸城築城の際に鶴岡(ツルガオカ)
八幡宮を勧請(カンジョウ)し祀(マツ)ったもの。
「市ヶ谷(イチガヤ)八幡」とも呼ぶ。
◎江戸時代の時の鐘の一つ。
★かめこ
【カメコ】
◇[英]Cameco Corp.
○[経][原]世界最大のウラン生産会社。
本社はカナダ。
◎1988(昭和63)設立。
2004(平成16)天然ウラン生産の世界シェア約20%。
◎Cameco:CAnadian Mining and Energy COrporation。
かめこうばか《かめかふばか》
【亀甲墓】
○[社]⇒きっこうばか(亀甲墓)
かめざきえき
【亀崎駅】
○[交]愛知県半田市亀崎常盤町(カメザキトキワチョウ)にあるJR武豊
線(タケトヨセン)の駅。
東浦(ヒガシウラ)駅(東浦町)と乙川(オッカワ)駅の間。
かめざきしおひまつり《かめざきしほひまつり》
【亀崎潮干祭】
○愛知県半田市(ハンダシ)亀崎町(カメザキチョウ)の神前神社(カミサキジン
ジャ)で5月に行われる例祭。
3日・4日、5台の山車(ダシ)が神社前の海浜に曳(ヒ)き下ろ
される。
◎1980(昭和55)県の重要無形民俗文化財に指定。
2006(平成18)国の重要無形民俗文化財に指定。
かめだ
【亀田】
◇[日]Kameda
○(1)[地]⇒かめだはんとう(亀田半島)
○(2)⇒かめだぐん(亀田郡)
○(3)⇒かめだまち(亀田町)
○(4)[古]⇒かめだし(亀田市)
かめだぐん
【亀田郡】
◇[日]Kameda Gun
○北海道南西部、渡島支庁(オシマシチョウ)の郡。
大野町(オオノチョウ)・七飯町(ナナエチョウ)の町。
◎2004.12. 1(平成16)戸井町(トイチョウ)・恵山町(エサンチョウ)・椴法
華村(トドホッケムラ)、函館市に編入。
かめだし
【亀田市】
◇[日]Kameda Shi
○[古]北海道南部、函館市の北に接した旧市。
〈人口〉
1970(昭和45)5万0,623人。
◎1971(昭和46)市制。
1973(昭和48)函館市に編入。
◎新潟県中蒲原郡(ナカカンバラグン)には亀田町(カメダマチ)がある。
かめだはんとう《かめだはんたう》
【亀田半島】
◇[日]Kameda Hanto
○[地]北海道南西部、渡島(オシマ)半島の東端。
函館市があり、津軽海峡をはさみ青森県の下北半島と対峙(タ
イジ)する。
突端(トッタン)は恵山岬(エサンミサキ)。
◎津軽半島と対峙する渡島半島の西端は松前半島。
かめだまち
【亀田町】
◇[日]Kameda Machi
○新潟県中央部、中蒲原郡(ナカカンバラグン)の町。
かめのうら
【亀の卜】
○[歴]⇒きぼく(亀卜)
かめのお《かめのを》
【亀の尾】
◇[日]kamenoo/kame no o
○(1)[俗]人の尾骨の俗称。
⇒びこつ(尾骨)
○(2)[建]折上(オリアゲ)格天井(ゴウテンジョウ)の折上部分にある湾
曲形の格縁(ゴウブチ)。
○(3)[農]イネ(稲)の在来品種。
小粒の上質米。冷害に強く、大正期には東北地方などで栽培。
◎明治〜昭和初期、食用米。
現在、酒造米。
かめのおやま《かめのをやま》
【亀尾山】
◇[日]Kamenooyama
○[地]⇒かめやま(亀山)(1)
かめのこうのうら《かめのかふのうら》
【亀の甲の卜】
○[歴]⇒きぼく(亀卜)
かめのこたわし《かめのこたはし》
【亀の子束子】
○タワシ(束子)の一種。
シュロ(棕櫚)などの繊維を短く切り揃(ソロ)えて、2本の針金
にはさんで捩(ネジ)り、楕円形に束(タバ)ねたもの。
◎株式会社亀の子束子西尾商店(東京都北区滝野川)の登録商標。
名称は形が亀に似ているからいう。
かめのこもじ
【亀の子文字】
◇[独]Fraktur
○[歴][言]⇒どいつもじ(ドイツ文字)
★かめのぞき
【瓶覗】
○[色]淡い藍色。
◎C=32,M=0,Y=14,B=0。
★かめのて
【カメノテ】
【亀の手】
◇[学]Capitulum mitella
○[貝]蔓脚類(マンキャクルイ)フジツボ目(Sessilia)フジツボ亜目ミョ
ウガガイ科(Scalpellidae)カメノテ属(Capitulum)の甲殻類。
頭状部に大小32〜34枚の爪状の石灰板があり、その形が亀の
手に似る。
海岸の岩礁の裂け目などに群生する。
食用となる。
かめばち
【カメバチ】
【瓶蜂】
◇[日]kamebachi/kame-bachi
○[俗][虫](東北地方で)スズメバチ(雀蜂)の別称。
⇒すずめばち(スズメバチ,雀蜂,胡蜂)
かめばら
【亀腹】
◇[日]kamebara
○(1)[俗]腸満の俗称。
⇒ちょうまん(腸満,脹満)
○(2)[建]社寺建築の基礎部分や、鳥居の柱の下、多宝塔の上
下両層の間などに、白漆喰(シックイ)などを丸く固めてつくった饅
頭(マンジュウ)形の部分。
参照⇒ねづつみ(根包み),[1]とーらす(トーラス)(4)
★かめむし
【カメムシ】
【椿象】
【亀虫】
◇[英]shield bug
○[虫]カメムシ目(半翅目)(Hemiptera)カメムシ科(Pentatom-
idae)の昆虫の総称。
植物の汁を吸い、米など農作物の害虫となる。
★かめむしもく
【カメムシ目】
【椿象目】
【亀虫目】
◇[学]Hemiptera
○[昆]昆虫綱の一目。
ヨコバイ亜目(同翅類)(Homoptera)とカメムシ亜目(異翅類)
(Heteroptera)に大別。
「半翅目(ハンシモク)」,「半翅類」,「有吻類」とも呼ぶ。
かめやま
【カメヤマ】
◇[英]Kameyama Co.,Ltd.
○[経]ローソク(蝋燭)の製造販売会社。
本社は大阪府大阪市北区。
◎1927. 2.(昭和 2)創業。
かめやま
【亀山】
◇[日]Kameyama
○(1)[地]京都府京都市右京区嵯峨にある山。
「亀尾山(カメノオヤマ)」とも呼ぶ。
◎後嵯峨天皇(ゴサガ・テンノウ)が山麓に離宮を建て、「亀山殿」と呼
ばれた。
参照⇒てんりゅうじ(天龍寺,天竜寺)(1)
○(2)⇒かめやまし(亀山市)
○(3)[交]⇒かめやまえき(亀山駅)
○(4)[古]長崎県長崎市中央部の伊良林(イラバヤシ)2丁目辺りの
古称。
◎旧住所は長崎村伊良林郷字亀山。
◎亀山社中:⇒かいえんたい(海援隊)
かめやまえき
【亀山駅】
○(1)[交]三重県亀山市御幸町(ミユキチョウ)にあるJR東海の関西
本線の駅。
井田川(イダガワ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
○(2)[交]JR西日本の関西本線の駅。
関(セキ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
○(3)[交]JR紀勢本線の駅、
下庄(シモノショウ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
○(4)[交]兵庫県姫路市(テガラ)亀山にある山陽電鉄本線の駅。
飾磨(シカマ)駅と手柄(テガラ)駅の間。
◎JR久留里線には上総亀山(カズサカメヤマ)駅がある。
かめやまし
【亀山市】
◇[日]Kameyama Shi
○三重県北部の市。北東部・東部を鈴鹿市、南部を津市、南西
部を伊賀市に接し、北西部を滋賀県に隣接。
美術ロウソク(蝋燭)を特産。
◎石川氏の城下町。
江戸時代、東海道五十三次の宿場。
かめやましゃちゅう
【亀山社中】
○[歴]⇒かいえんたい(海援隊)
かめやまんねんどう《かめやまんねんだう》
【亀屋万年堂】
○[経]菓子製造販売・首都圏の菓子チェーン店の一社。
本社は東京都目黒区。
現役時代の王貞治(巨人軍)がテレビCMに出演して「ナボナ
はお菓子のホームラン王です」と宣伝したカステラ菓子ナボナ
で知られる。
◎1938(昭和13)引治末治、自由が丘で和洋菓子店を創業。
★かめら
【カメラ】
◇[英]camera、[独]Kamera/Fotoapparat(フォートアパラート)
○[写]
「キャメラ」,「写真機」とも呼ぶ。
参照⇒ぴんぽーるかめら(ピンホールカメラ,ピンホール・カ
メラ)
◎1837(天保 8)フランスのダゲールが銀板式ダゲレオ・タイプ
のカメラを発明。露出時間は20〜30分かかった。
1848(嘉永元)長崎の御用商人上野俊之丞(トシノジョウ)がオラン
ダからカメラを初めて輸入。現存する日本人撮影の日本最古の
写真は、1857(安政 4)撮影の薩摩藩第十七代藩主島津斉彬(ナリア
キラ)がモデルの銀板写真で、1975(昭和50)鹿児島市の島津家で
発見された。島津藩の市来四郎らによって撮影されたもの。
◎1952(昭和27)日本初の35ミリ一眼レフ・カメラ「アサヒフ
レックスI」発売。
1985(昭和60)35ミリ一眼レフ・オートフォーカス(AE)カ
メラ「ミノルタα−7000」発売。
2002(平成14)年度、海外生産分を含むデジタルカメラの総出
荷台数(2,455万台)、フィルムカメラ(2,366万台)を抜く(カメ
ラ映像機器工業会)。
かめらおぶすきゅら
【カメラオブスキュラ】
【カメラ・オブスキュラ】
◇[羅]camera obscura(暗い部屋)
○[写][美]⇒あんばこ(暗箱,暗函)(1)
かめらおぶすくら
【カメラオブスクラ】
【カメラ・オブスクラ】
◇[羅]camera obscura(暗い部屋)
○[写][美]⇒あんばこ(暗箱,暗函)(1)
かめらーた
【カメラータ】
◇[伊]camerata
○(1)(イタリア語で)(兵舎などの)共同寝室。
○(2)(イタリア語で)同好会・サークル。
○(3)⇒かめらーと(カメラート)
かめらーと
【カメラート】
◇[独](単数形)Kamerad/(複数形)Kameraden
○(ドイツ語で)戦友・同志・仲間・相棒。
参照⇒[2]きゅうゆう(旧友)
◎イタリア語:カメラータ(camerata)。
フランス語:カマラード(camarade)。
かめりあ
【カメリア】
◇[英]camellia、[フ]camelia、[独]Kamelie(カメーリエ)
○(1)[植]ツバキ(椿)。
⇒つばき(ツバキ,椿,海石榴,山茶)
○(2)[植](特に)海外で作り出された園芸品種。
◎日本のツバキをヨーロッパに紹介したモラビアの宣教師ゲオ
ルグ・ジョセフ・カメル(Georg Josef Kamel)(1661〜1706)の
ラテン語名(Camellus)から。
かーめる
【カーメル】
◇Carmel
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California State)
中西部のモンテレイ郡(Monterey County)北西部にある都市。
「カルメル」とも呼ぶ。
がめる
【がめる】
○(1)[俗](博打<バクチ>・麻雀などでがむしゃらに)無理をして
大きく勝とうとする。
○(2)[俗]ちょろまかす。かすめ取る。
参照⇒ぎる(ぎる),[2]ぱくり(ぱくり,パクリ)(1)
かめるーん
【カメルーン】
◇[フ]Cameroun、[英]Cameroon
○(1)西アフリカ大西洋岸、ギニア湾に面する共和国。
首都はヤウンデ(Yaounde)。
住民はスーダン系(北部)とバンツー系(南部)の黒人。
主要言語はフランス語・英語・バミレケ語。
〈面積〉
47.5万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 667万人。
1984(昭和59) 947万人。
1988(昭和63)1,067万人。
◎州:[英]Province。
◎旧ドイツ領。
第一次世界大戦後、フランス・イギリスの委任統治領・信託
統治領。
1960. 1. 1(昭和35)フランス領が共和国として独立。
1972(昭和47)イギリス領南部と連合共和国を結成。
1984(昭和59)カメルーン共和国と改称。
○(2)[地](Montagne du Cameroun)⇒かめるーんさん(カメルー
ン山)
かめるーんさん
【カメルーン山】
◇[フ]Montagne du Cameroun、[英]Mount Cameroon
○[地]カメルーン南西岸にある火山。標高4,070メートル。
★かめれおん
【カメレオン】
◇[英]chameleon、[中]bainselong(変色龍)
○[爬]トカゲ目(Squamata)(有鱗目)トカゲ亜目(Sauria)カメレ
オン科(Chamaeleonidae)の爬虫類の総称。
樹上で生活し、体長より長い舌で昆虫などを捕食する。
体色を変えることで知られるが、周囲の色などには関係がな
く、日光・温度や感情によってすばやく体色を変える.
地中海沿岸の北アフリカ・スペイン南部、インド洋のマダガ
スカル島・インド・セイロン島などに生息。
かめろん
【カメロン】
◇Cameron
○(1)(Cameron County)⇒[1]かめろんぐん(カメロン郡)
○(2)(Cameron Parish)⇒[2]かめろんぐん(カメロン郡)
○(3)アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)南
西端のカメロン郡(Cameron Parish)南部にある郡都。
「キャメロン」とも呼ぶ。
[1]かめろんぐん
【カメロン郡】
◇[英]Cameron County
○(1)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
Commonwealth)中北部の郡。
郡都はエンポリアム(Emporium)。
「キャメロン郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)6,664人。
1990(平成 2)5,913人。
2000(平成12)5,974人。
○(2)アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)南端の郡。
東部をメキシコ湾に面し、南部をメキシコに隣接。
郡都はブラウンズビル(Brownsville)。
「キャメロン郡」とも呼ぶ。
[2]かめろんぐん
【カメロン郡】
◇[英]Cameron Parish
○アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)南西
端の郡。西部をテキサス州(Texas State)に隣接し、南部をメ
キシコ湾(Gulf of Mexico)に面する。
郡都はカメロン。
「キャメロン郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)9,254人。
1990(平成 2)9,260人。
2000(平成12)9,991人。
かめん
【仮面】
◇[英]mask(マスク)
○(1)人の顔につける面(メン)。
人の顔や神・鬼・動物などさまざまな形の面があり、素材も
紙・木・土・布・金属などさまざま。
また、目の周りを覆(オオ)うだけのものから、頭全体にかぶる
ものもある。
古代では宗教儀礼に使用され、演劇では役に応じた面が使用
される。
仮面をつけることは、現在ある自分以外のなにものかに変身
することを意味している。
○(2)(転じて)真実を隠(カク)すもの。
参照⇒めっき(メッキ,鍍金,滅金)(2)
かめんげき
【仮面劇】
◇[英]masque(マスク)
○[劇]仮面をつけて演じる劇。
仮面には登場人物の性格などが表現されている。
古代のギリシア悲劇、ルネサンス期イタリアの即興劇コメディ
ア・デラルテ(comedia dell'arte)、日本の里神楽や能楽など。
参照⇒[2]ますく(マスク)
かめんすこえ
【カメンスコエ】
◇Kamenskoe
○[古]⇒どにえぷろじぇるじんすく(ドニエプロジェルジンス
ク)
かめんぶとうかい《かめんぶたふくわい》
【仮面舞踏会】
◇[英]masquerade
○⇒ますかれーど(マスカレード)
★かも
【カモ】
【鴨】
◇[英]duck(メス)/drake(オス)
○[鳥]カモ目(Anseres)カモ科(Anatidae)の中で比較的小形の
水鳥の総称。
◎英語で「ダック(duck)」はカモ全体またはメス、「ドレーク
(drake)」はオスを指す。
また、"domestic duck"は「アヒル(家鴨)」のこと。
参照⇒あひる(アヒル,家鴨,鶩)
◎ドイツ語:エンテ(Ente)。
フランス語:カナール(canard)。
かも
【加茂】
◇[日]Kamo
○(1)⇒かもし(加茂市)
○(2)⇒かもぐん(加茂郡)
○(3)⇒かもちょう(加茂町)
○(4)[交]⇒かもえき(加茂駅)
○(5)[古]⇒かもまち(加茂町)
かも
【賀茂】
◇[日]Kamo
○(1)⇒かもぐん(賀茂郡)
○(2)⇒かもむら(賀茂村)
★かもい《かもゐ》
【鴨居】
◇[日]kamoi
○(1)[建]出入り口や部屋と部屋の境の開口部の上部に渡す溝
(ミゾ)付きの横木。
下部の溝付きの敷居(シキイ)とともに、引き戸・障子(ショウジ)・
襖(フスマ)などの建具をはめ込み、溝に沿って滑らせて建具を開
閉する。
参照⇒つけがもい(付け鴨居,付鴨居),しきい(敷居),らんま
(欄間),こかべ(小壁)(2)
◎英語:シル(sill)。
○(2)[交]⇒かもいえき(鴨居駅)
かもいえき
【神威駅】
○[歴][交]北海道歌志内市(ウタシナイシ)神威にあった、国鉄函館本
線の歌志内支線の駅。
西歌駅と歌神(カシン)駅の間。
かもいえき《かもゐえき》
【鴨居駅】
○[交]神奈川県横浜市緑区鴨居1丁目にあるJR横浜線の駅。
小机(コヅクエ)駅と中山(ナカヤマ)駅(緑区)の間。
かもいわくらいせき《かもいはくらゐせき》
【加茂岩倉遺跡】
○[歴]島根県北東部の雲南市(ウンナンシ)にある、弥生時代の銅鐸
(ドウタク)埋納遺跡。
◎1996.10.(平成 8)農道工事で発見。銅鐸39個が出土。
◎旧住所は大原郡(オオハラグン)加茂町(カモマチ)。
かもう《くわまう》
【火網】
○(1)戦場を弾道の網(アミ)でおおうように、多方面から砲撃・
銃撃を行っている状態。
参照⇒だんまく(弾幕),いっせいしゃげき(一斉射撃),じゅう
じほうか(十字砲火)
○(2)銃火・砲火が四方八方から飛び交い、戦場に弾道の網が
張られたような状態。
参照⇒だんまく(弾幕),じゅうじほうか(十字砲火)
がもう《がまふ》
【蒲生】
◇[日]Gamo
○(1)⇒がもうぐん(蒲生郡)
○(2)⇒がもうちょう(蒲生町)
がもうぐん《がまふぐん》
【蒲生郡】
◇[日]Gamo Gun
○滋賀県南部の郡。
安土町(アヅチチョウ)・蒲生町(ガモウチョウ)・日野町(ヒノチョウ)・竜王
町(リュウオウチョウ)の町。
◎ 668[天智 7. 5.]天智天皇、蒲生野に狩りをす。
669[天智 8]百済人、七百余人を近江国蒲生郡におく。
かもうちょう《かまうちやう》
【蒲生町】
◇[日]Kamo Cho
○鹿児島県中央部、姶良郡(アイラグン)の町。
〈面積〉
80.50平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)7,339人。
◎1928(昭和 3)町制施行。
◎滋賀県蒲生郡(ガモウグン)には蒲生町(ガモウチョウ)がある。
がもうちょう《がまふちやう》
【蒲生町】
◇[日]Gamo Cho
○滋賀県南部、蒲生郡の町。
石塔寺に百済(クダラ)の様式を模した三重石塔がある。
〈面積〉
34.64平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,328人。
◎1955. 4. 1(昭和30)桜川村と朝日野村が合併して発足。
◎鹿児島県姶良郡(アイラグン)には蒲生町(カモウチョウ)がある。
かもえき
【加茂駅】
○(1)[交]新潟県加茂市にある、JR信越本線の駅。
保内(ホナイ)駅(三条市)と羽生田(ハニュウダ)駅(田上町)の間。
○(2)[交]三重県鳥羽市(トバシ)岩倉町(イワクラチョウ)にある、近鉄志
摩線の駅。
船津(フナツ)駅と松尾(マツオ)駅の間。
○(3)[交]京都府木津川市(キヅガワシ)加茂町(カモチョウ)にある、J
R関西本線の駅。
笠置(カサギ)駅(笠置町)と木津(キヅ)駅の間。
◎旧住所は相楽郡(ソウラクグン)加茂町(カモチョウ)。
かもがたちょう《かもがたちやう》
【鴨方町】
◇[日]Kamogata Cho
○岡山県南西部、浅口郡(アサクチグン)の町。
国立天文台岡山天体物理観測所がある。
★かもがや
【カモガヤ】
【鴨茅】
◇[学]Dactylis glomerata
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)カモガヤ属(Dactylis)
の多年草。ヨーロッパ原産。
世界中で牧草として広く栽培され、適応性が広く、温帯の各
地で帰化している。
花粉は花粉症の原因物質の一つ。
「オーチャードグラス([英]orchard grass)」,「コックスフッ
ト([英]cocksfoot)」とも呼ぶ。
かもがわ《かもがは》
【加茂川】
◇[日]Kamogawa
○[古]⇒かもがわちょう(加茂川町)
かもがわ《かもがは》
【賀茂川】
【鴨川】
【加茂川】
◇[日]Kano Gawa
○[地]京都府京都市東部を貫流する川。長さ31キロメートル。
丹波高地の桟敷ヶ岳(サジキガダケ)南麓に源を発する祖父谷川
が南流し、北区雲ヶ畑(クモガハタ)で中津川(ナカツガワ)を合わせて雲ヶ
畑川となり、鞍馬川(クラマガワ)を合せて賀茂川となる。さらに出
町(デマチ)付近で高野川(タカノガワ)を合せて南流し、下鳥羽で桂川
(カツラガワ)に注(ソソ)ぐ。
高野川の合流点より上流を「賀茂川」、下流を「鴨川」と書く。
また、出町あたりを中心に友禅染(ユウゼンゾメ)の水洗いに利用
されている。
琵琶湖疏水(ソスイ)と高瀬川(タカセガワ)の2運河を有し、かつて
舟運(シュウウン)に利用された。
「「渭川(イセン)」とも呼ぶ。」
参照⇒たかせぶね(高瀬舟)
かもがわ《かもがは》
【鴨川】
◇[日]Kamogawa
○⇒かもがわし(鴨川市)
かもがわし《かもがはし》
【鴨川市】
◇[日]Kamogawa Shi
○千葉県南部、房総半島南東部の市。北部を君津市、東部を勝
浦市、南西部を南房総市、北西部を富津市に接し、南部を太平
洋に面する。
◎1971(昭和46)市制施行。
★かもがわしーわーるど《かもがはしーわーるど》
【鴨川シーワールド】
○千葉県鴨川市にあるレジャー施設。
三井観光開発が運営。
かもがわちょう《かもがはちやう》
【加茂川町】
◇[日]Kamogawa Cho
○[古]岡山県中央部、御津郡(ミツグン)にあった町。
〈人口〉
1970(昭和45)8,083人。
◎2004.10. 1(平成16)上房郡(ジョウボウグン)賀陽町(カヨウチョウ)と合
併し、加賀郡(カガグン)を新設して吉備中央町(キビチュウオウチョウ)を
発足。
かもぐん
【加茂郡】
◇[日]Kamo Gun
○岐阜県中央部南西の郡。
坂祝町(サカホギチョウ)・富加町(トミカチョウ)・川辺町(カワベチョウ)・七
宗町(ヒチソウチョウ)・八百津町(ヤオツチョウ)・白川町(シラカワチョウ)・東白川
村(ヒガシシラカワムラ)の町村。
◎静岡県と広島県には賀茂郡(カモグン)がある。
かもぐん
【賀茂郡】
◇[日]Kamo Gun
○(1)静岡県南東部、伊豆半島にある郡。
東伊豆町(ヒガシイズチョウ)・河津町(カワヅチョウ)・南伊豆町(ミナミイズ
チョウ)・松崎町(マツザキチョウ)・西伊豆町(ニシイズチョウ)・賀茂村(カモムラ)
の町村。
○(2)広島県中央部の郡。
黒瀬町(クロセチョウ)・福富町(フクトミチョウ)・豊栄町(トヨサカチョウ)・大和
町(ダイワチョウ)・河内町(コウチチョウ)の町。
◎岐阜県には加茂郡(カモグン)がある。
かもこ
【加茂湖】
◇[日]Kamo Ko
○[地]新潟県の佐渡島東岸にある、両津湾に面する塩湖。面積
4.8平方キロメートル、周囲15キロメートル。
かもし
【加茂市】
◇[日]Kamo Shi
○新潟県中央部の市。
加茂川沿いに位置し、市北西部で加茂川が信濃川に合流する。
名産は桐タンス。
◎京都府相楽郡(ソウラクグン)がある。
岡山県苫田郡(トマタグン)には加茂町(カモチョウ)があった。
徳島県三好郡(ミヨシグン)には三加茂町(ミカモチョウ)がある。
島根県大原郡(オオハラグン)には加茂町(カモマチ)があった。
かもしか
【かもしか】
○[古][交]JR東日本が運行する、JR奥羽本線青森駅〜秋田
駅間の特急列車。
◎1997. 3.(平成 9)運行開始。
2007.12.(平成19)ヘッドマークのイラストが明らかにカモシ
カと異なり、角の先が枝分かれしているが判明。
2010.12. 4(平成22)「かもしか」と「いなほ」を廃止して「つが
る」に統一。
かもしか
【カモシカ】
【羚羊】
【氈鹿】
○[哺]⇒にほんかもしか(ニホンカモシカ,日本羚羊,日本氈鹿)
かもじまちょう《かもじまちやう》
【鴨島町】
◇[日]Kamojima Cho
○[古]徳島県中北部にあった麻植郡(オエグン)の町。
〈面積〉
33.76平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万5,288人。
◎1908(明治41)鴨島町、発足。
1954(昭和29)牛島(ウシノシマ)村・森山村・西尾村を編入。
1955(昭和30)東山(ヒガシヤマ)村の一部(他は美郷村へ)を編入。
1957(昭和32)柿島(カキシマ)村の一部を編入。
2004.10. 1(平成16)鴨島町・川島町(カワシマチョウ)・山川町(ヤマカワ
チョウ)・美郷村(ミサトソン)の3町1村が合併して吉野川市(ヨシノガワシ)
を発足。
かもすいぞくかん《かもすいぞくくわん》
【加茂水族館】
○[海]山形県北西部、鶴岡市にある市立の水族館。
◎2005. 3.20(平成17)クラゲ展示室が新装オープン。
かもちょう《かもちやう》
【加茂町】
◇[日]Kamo Cho
○(1)[古]京都府南東端、相楽郡(ソウラクグン)の町。
岩船(イワフネ)に岩船寺(ガンゼンジ)がある。
◎1928(昭和 3)町制施行。
1951(昭和26)当尾(トウノオ)村・瓶原(ミカノハラ)村の2村を編入。
2007. 3.12(平成19)山城町(ヤマシロチョウ)・木津町(キヅチョウ)と合
併して木津川市(キヅガワシ)を発足。
○(2)[古]岡山県北東部、苫田郡(トマタグン)東部の町。
〈面積〉
159.27平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,478人。
◎1924(大正13)加茂村、町制施行。
1942(昭和17)東加茂村・西加茂村を編入。
1951(昭和26)旧加茂町を新加茂町として分離。
1954. 4.(昭和29)新加茂町・上加茂村を編入。
2005. 2.28(平成17)津山市に編入。
◎新潟県には加茂市がある。
徳島県三好郡(ミヨシグン)には三加茂町(ミカモチョウ)がある。
島根県大原郡(オオハラグン)には加茂町(カモマチ)があった。
かもつ《くわもつ》
【貨物】
○(1)貨車・トラック・船・飛行機などで輸送される物資・荷
物。
◎荷物の中で、荷主の手を離れて輸送業者に運送される比較的
大きな品物を指す。
◎明治時代には「かぶつ(貨物)」と呼ばれていた。
○(2)有形の財貨。
「かぶつ(貨物)」とも呼ぶ。
○(3)[交]貨物列車の略。
かもつてつどう《くわもつてつだう》
【貨物鉄道】
○[交]貨物輸送専用の鉄道。
かもつてつどうはくぶつかん《くわもつてつだうはくぶつくわん》
【貨物鉄道博物館】
○[交]三重県いなべ市にある、貨物車両を中心に展示する博物
館。
◎2003. 9.15(平成15)三重県員弁郡(イナベグン)大安町(ダイアンチョウ)
の三岐鉄道(サンギテツドウ)丹生川(ニュウガワ)駅に貨物倉庫を改造して
開館。
かもっら
【カモッラ】
◇[伊]Camorra
○イタリアのナポリを中心とする秘密犯罪組織。
「カモラ」とも呼ぶ。
参照⇒まふぃあ(マフィア)(1),ぬどらんげた(ヌドランゲタ(
◎2009.10.31(平成21)サルバトーレ・ルッソ(Salvatore Russo)
(弟)(51歳)、逮捕。
2009.11. 1(平成21)パスケーレ・ルッソ(Pasquale Russo)
(兄)(61歳)、逮捕。
かもと
【鹿本】
◇[日]Kamoto
○(1)⇒かもとぐん(鹿本郡)
○(2)⇒かもとまち(鹿本町)
かもとぐん
【鹿本郡】
◇[日]Kamoto Gun
○熊本県北部の郡。
鹿北町(カホクマチ)・菊鹿町(キクカマチ)・鹿本町(カモトマチ)・鹿央町(カオ
ウマチ)の町。
◎2010. 3.23(平成22)植木町(ウエキマチ)、熊本市に編入。
かもとまち
【鹿本町】
◇[日]Kamoto Machi
○熊本県北部、鹿本郡(カモトマチ)の町。
かもなす
【賀茂なす】
【賀茂ナス】
【賀茂茄子】
○[農]京野菜の一つ。京都府京都市北部、上賀茂地区で栽培さ
れている、大形の丸いナス。
かもなまいはうす
【カモナ・マイ・ハウス】
◇[英]Come On A My House(お家においでよ)
○[楽]バグダサリアン(Ross Bagdasarian)・サローヤン(Wil-
liam Saroyan)作詞・作曲のアメリカ民謡。
歌はローズマリー・クルーニー(Rosemary Clooney)。
◎1939(昭和14)に作られ、1951(昭和26)にヒット。
日本では江利チエミの歌で、1952(昭和27)にヒット。
かもなん
【鴨南】
○[料]⇒かもなんばん(鴨南蛮)
かもなんばん
【鴨南蛮】
○[料]ウドン・ソバなどに、鴨の肉と細長く切ったネギを加え
て煮(ニ)、カタクリ粉などでとろみをつけた汁をかけたもの。
「かもなん(鴨南)」とも呼ぶ。
★かものあがた
【鴨県】
【加茂県】
◇[日]Kamo no Agata
○[歴]京都府の賀茂にあった県。
のち葛野県(カドノノアガタ)と併せて葛野鴨県主(アガタヌシ)が支配。
★かものはし
【カモノハシ】
【鴨嘴】
◇[英]duckbill/platypus、[学]Ornithorhynchus anatinus
○[哺]単孔目(Monotremata)カモノハシ科(Ornithorhynchidae)
カモノハシ属(Ornithorhynchus)の哺乳類。
原始哺乳類と同様に卵生で、孵化(フカ)後は母乳で育つ珍獣。
鳥類のカモ(鴨)(duck)に似たクチバシ(bill)を持つが、軟ら
かく歯はない。
オーストラリア東部・タスマニア島や移入先のカンガルー島
に生息。
かものはしきょうりゅう
【カモノハシ恐竜】
◇[学]duck-billed dinosaur
○[俗][化生]鳥盤目(Ornithischia)ハドロサウルス科(Hadro-
saurids)の草食恐竜の通称。
⇒はどろさうるすか(ハドロサウルス科)
かものはしもく
【カモノハシ目】
【鴨嘴目】
◇[学]Monotremata
○[哺]⇒たんこうもく(単孔目)
かもふ
【カモフ】
◇Kamov
○[軍][空]ロシアの軍用・民用ヘリコプター。また、その製造
会社。
特徴は、同軸反転式のローターを持ち、後部ローターがない。
◎Ka−50:ブラックシャーク(Black Shark)。
Ka−52:アリゲーター(Alligator)。
かもふらーじゅ
【カモフラージュ】
◇[英]camouflage
○⇒かむふらーじゅ(カムフラージュ)
かもまち
【加茂町】
◇[日]Kamo Machi
○[古]島根県中東部、大原郡(オオハラグン)の町。
加茂岩倉遺跡がある。
◎1929(昭和 4)町制施行。
1934(昭和 9)神原(カンバラ)村・屋裏(ヤウチ)村の2村を編入。
2004.11. 1(平成16)大原郡の大東町(ダイトウチョウ)・加茂町・木
次町(キスキチョウ)と、飯石郡(イイシグン)の三刀屋町(ミトヤチョウ)・吉田村
(ヨシダムラ)・掛合町(カケヤマチ)の、5町1村が合併して雲南市(ウンナン
シ)を発足。
◎新潟県には加茂市がある。
徳島県三好郡(ミヨシグン)には三加茂町(ミカモチョウ)がある。
京都府相楽郡(ソウラクグン)と岡山県苫田郡(トマタグン)には加茂町
(カモチョウ)があった。
かもみおやじんじゃ
【賀茂御祖神社】
○京都府京都市左京区下鴨泉川町(シモガモイズミガワチョウ)にある元
官幣大社。
祭神は、玉依姫命(タマヨリビメノミコト)と賀茂建角身命(カモタケツノミノミコ
ト)。
新春に蹴鞠(ケマリ)始めが、5月15日には葵祭(アオイマツリ)が行わ
れる。
上賀茂神社(カミガモジンジャ)に対する通称は「下鴨神社(シモガモジ
ンジャ)」。
参照⇒あおいまつり(葵祭),ただすのもり(糺の森,糺ノ森)
◎玉依姫命は賀茂別雷命(カモワケイカズチノミコト)の母、賀茂建角身命
は賀茂別雷命の外祖父。
かもみーる
【カモミール】
◇[学]Matricaria chamomilla、[英]camomile/chamomile
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)シカギク属(Ma-
tricaria)の一〜二年草。
北ヨーロッパ原産の薬用植物(ハーブ)。
茎はなめらかで、高さが30〜60センチメートルになり、枝別
れする。葉は互生で、2〜3回羽状に分裂し、各裂片は短いひ
も状になる。全体に芳香がある。
夏、茎頂にキク(菊)に似た直径約2センチメートルの頭花を
多数開く。黄色の中心花は管状花で、白い周辺花は10〜12個の
舌状花。
「カミツレ」,「カミルレ("[蘭]kamille",加密爾列)」,「カミレ
(加密列)」とも呼ぶ。
◎花を収穫し乾燥したものは「カミツレ花(カ)」,「カミルレ花」と
呼ばれ、強い香りと苦みとがあり、ハーブティーとして健胃・
発汗解熱剤などの民間薬になる。また、入浴剤としたり、リキュ
ールなどの香りづけにも用いられる。
◎文政年間に渡来し、観賞用・薬用に栽培される。
かもむら
【賀茂村】
◇[日]Kamo Mura
○静岡県南東部、賀茂郡(カモグン)の村。
★かもめ
【かもめ】
○[交]国鉄の京都駅〜博多駅間の特急。
◎1953. 3.15(昭和28)運転開始。
★かもめ
【カモメ】
【鴎】
○(1)[鳥]チドリ目(Charadriiformes)カモメ亜科(Larinae)の
鳥の総称。
カモメ・ユリカモメ・セグロカモメ・ウミネコなど。
◎英語:ガル(gull)。
ロシア語:チャイカ(chaika)。
○(2)[鳥]([英]seagull)チドリ目の海鳥。
日本には冬鳥として飛来し、海岸近くの海上に群棲。
◎正しくは「(「區」偏+「鳥」)」と書く。
◎神奈川県の県鳥。
かもめがとんだひ
【かもめが翔んだ日】
○[楽]伊藤アキラ作詞、渡辺真知子作曲の歌謡曲。
歌は渡辺真知子。
◎1978. 4.21(昭和53)レコード発売。
かもめのじょなさん
【かもめのジョナサン】
◇[英]Jonathan Livingston Seagull
○[文]アメリカの作家リチャード・バック(Richard Bach)(1936
〜)の作品。
食べ物を得るために飛ぶのではなく、飛ぶことを楽しみ、飛
ぶことの限界に挑戦するカモメを描く。
◎1970(昭和45)刊行。
かもめのすいへいさん
【かもめの水兵さん】
○[楽]武内俊子作詞、河村光陽(コウヨウ)作曲の童謡。
◎1937(昭和12)。
かもめはかもめ
【かもめはかもめ】
○[楽]中島みゆき作詞・作曲の歌謡曲。
歌は研(ケン)ナオコ。
◎1978. 3.(昭和53)レコード発売。
かもめーる
【かもめーる】
○[古][通]郵政省・総務省郵政事業庁・日本郵政公社で発売し
た暑中見舞い用くじ付きハガキ(葉書)。
◎1986(昭和61)郵政省、発売。
2004(平成16)日本郵政公社、廃止。
かもら
【カモラ】
◇[伊]Camorra
○⇒かもっら(カモッラ)
★かもりづかさ
【掃部司】
【掃部寮】
○(1)[歴]⇒かもんりょう(掃部寮)
○(2)[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
⇒
★かもりのつかさ
【掃部司】
【掃部寮】
○(1)[歴]⇒かもんりょう(掃部寮)
○(2)[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
⇒
★かもわけいかずちじんじゃ《かもわけいかづちじんじや》
【賀茂別雷神社】
○京都府京都市北区上賀茂本山(カミガモモトヤマ)にある元官幣大社。
祭神は別雷命(ワケイカズチノミコト)。
下鴨神社(シモガモジンジャ)に対する通称は「上賀茂神社(カミガモジ
ンジャ)」。
かもん《くわもん》
【瓜紋】
○紋所の一つ。瓜の実や花葉をかたどったもの。陰の瓜、黒餅
に瓜、捻瓜などがある。
単に「瓜(ウリ)」とも呼ぶ。
かもん《くわもん》
【科文】
○(1)[仏]経論(経典と論書)を解釈する際に体系的に捕らえる
ため、本分を序分(ジョブン)・正宗分(ショウジュウブン)・流通分(ルズ
ウブン)の三区分に大別すること。
さらに、構成を図示したり、数行まで細かく区分することも
ある。
「分科」,「科段」とも呼ぶ。
◎序分:経典が説かれる因縁や由来を述べた部分。
正宗分:経典の中心となる教説を述べた部分。
流通分:経典を後世に伝えるための方法などを述べた部分。
◎中国の南北朝時代( 420〜 589)には行われていた。
○(2)[仏](1)に分けられた段落。
「分科」,「科段」とも呼ぶ。
○(3)[仏](2)の各段落の内容を短い語句に要約したもの。
「分科」,「科段」とも呼ぶ。
かもん
【家紋】
◇[日]kamon、[英]family crest
○それぞれの家の印(シルシ)として用いる紋・紋章。
参照⇒じょうもん(定紋)
★かもんづかさ《かもむづかさ》
【掃部司】
【掃部寮】
○(1)[歴]⇒かもんりょう(掃部寮)
○(2)[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
⇒
★かもんのつかさ《かもむのつかさ》
【掃部寮】
○(1)[歴]⇒かもんりょう(掃部寮)
○(2)[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
⇒
かもんりょう《かもむれう》
【掃部寮】
○[歴]平安時代、宮内省(クナイショウ)に属したの令外官。
宮中の清掃、神事・仏事・儀式・政務などの儀場の設営、藺
田(イデン,イダ)・蒋沼(コモヌ)などの経営、資材の調達などを担当
した役所。
職員は、頭(カミ)・助(スケ)・允(ジョウ)・大属(ダイサカン)・少属各
1人、下級の史生(シショウ)4人・使部(シブ)など。
令制では大蔵省に属する掃部司(カモンノツカサ)と宮内省に属する
内掃部司(ウチノカモンノツカサ)とであったが、 820(弘仁11)両司を併合
して宮内省に属する掃部寮(カモンノツカサ)となったもの。
中世は大外記(ダイゲキ)の中原氏が頭を相伝した。
「かもんのつかさ(掃部寮)」,「かにもりのつかさ(掃部寮)」,
「かもんづかさ(掃部司,掃部寮)」,「かもりづかさ(掃部司,掃部
寮)」,「かもりのつかさ(掃部司,掃部寮)」,「かんもりのつかさ
(掃部寮)」とも呼ぶ。
かや
【カヤ】
【茅】
【萱】
○[植]屋根を葺(フ)くのに用いられる、葉が細長く丈の高い草
本の総称。
イネ目(Poales)植物で、イネ科(Poaceae)のススキ(薄)・ア
シ(葦)・チガヤ(茅)・カルカヤ(刈萱)や、カヤツリグサ科
(Cyperaceae)のスゲ(菅)・メリケンガヤツリなど。
「カルカヤ(刈萱,刈茅)」とも呼ぶ。
◎季語は秋。
◎茅葺き屋根:⇒かやぶきやね(茅葺き屋根)
★かや
【カヤ】
【榧】
◇[学]Torreya nucifera
○[植]マツ目(Pinales)イチイ科(Taxaceae)カヤ属(Torreya)の
常緑針葉樹。
◎榧の実,榧の油
★かや
【蚊帳】
【蚊屋】
◇[英]mosquito net
○
目の粗い麻布・木綿・科布(シナヌノ)などで作る。化繊のものも
ある。
「かちょう(蚊帳)」とも呼ぶ。
参照⇒しなぬの(科布),みすみがや(三隅蚊帳)
◎夏の季語。
かやー
【カヤー】
◇[ビルマ語]Kayah
○(Yin Kayah)⇒かやーしゅう(カヤー州)
★がや
【ガヤ】
【伽耶】
◇Gaya
○(1)(Gaya District)⇒がやけん(ガヤ県)
○(2)インド東部、ビハール州(Bihar State)南部のガヤ県中央
部にある県都。
○(3)[地][仏](Mount Gaya)⇒がやさん(伽耶山)
かやお
【カヤオ】
◇Callao
○南米の太平洋岸にある、ペルー(Peru)の首都リマ(Lima)の外
港。
◎1770(明和 7)要塞を建設。
がやかしょう《がやかせふ》
【伽耶迦葉】
◇Gayakasyapa
○[仏][人]⇒さんかしょう(三迦葉)
かやがたけ
【茅ヶ岳】
◇[日]Kayagatake/Kaya ga Take
○[地]山梨県北部にある火山。標高1,704メートル。
八ヶ岳(ヤツガタケ)の南東にあり、形が似ているところから「偽
八ツ(ニセヤツ)」とも呼ばれる。
参照⇒やつがたけ(八ヶ岳)
★かやく《くわやく》
【火薬】
◇[英]powder
○[化]
「硝薬(ショウヤク)」,「パウダー」とも呼ぶ。
◎黒色火薬:⇒こくしょくかやく(黒色火薬)
黄色火薬:⇒おうしょくかやく(黄色火薬)
褐色火薬:⇒とりにとろとるえん(トリニトロトルエン)
◎中国で発明された、東洋の四大発明の一つ。
がやけん
【ガヤ県】
◇[英]Gaya District
○インド東部、ビハール州(Bihar State)南部の県。南部をジャ
ールカンド州(Jharkhand State)に隣接。
県都はガヤ。
南部に仏教の聖地ブッダガヤ(Bodh Gaya)がある。
参照⇒ぶっだがや(ブッダガヤ,仏陀伽耶)
かやさん
【伽耶山】
◇[朝]Kayasan
○[地]朝鮮半島南部の小白山脈(Sobaek Sanmaek)(ソベク山脈)
の山。標高1,430メートル。
韓国南部の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)陝川郡(Hapcheon-
gun)(ハプチョン郡)、釜山(Pusan)の北西に位置する。
南麓の伽耶山国立公園に新羅時代創建の海印寺(Haeinsa)が
ある。
参照⇒かいいんじ(海印寺)(1)
◎「耶」は「(人偏+「耶」)」とも書く。
がやさん
【伽耶山】
◇[英]Mount Gaya
○[地][仏]インド東部のビハール州(Bihar State)、伽耶城(ガ
ヤジョウ)の西方にある山。
三迦葉(サンカショウ)の一人、伽耶迦葉(ガヤカショウ)が住んでいた地。
釈迦(シャカ)が悟(サト)りを開いて間もないころ、この地で説法
を行った。
形が象の頭に似ているので「象頭山(ゾウズセン)」とも呼ぶ。
かやーしゅう《かやーしう》
【カヤー州】
◇[ビルマ語]Yin Kayah、[英]Kayah State
○ミャンマー(旧:ビルマ)東部の州。東部をタイ王国に隣接。
州都はロイコー(Loikaw)。
〈面積〉
1万1,670平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)16万8,355人(3月31日現在)。
2003(平成15)28万4,630人(推計)。
◎1989. 6.19(平成元)カレンニ州(Karenni state)をカヤー州
に改称。
◎「カレンニ(Karen-ni)」は「赤いカレン」の意味。
かやちょう《かやちやう》
【加悦町】
◇[日]Kaya Cho
○京都府北西部、与謝郡(ヨサグン)の町。
★かやつりぐさ
【カヤツリグサ】
【蚊帳吊草】
【莎草】
◇[学]Cyperus microiria
○[植]イネ目(Poales)カヤツリグサ科(Cyperaceae)カヤツリグ
サ属(Cyperus)の一年草。
イネ科(Poaceae)に似るが、茎は三角柱状で中実。
参照⇒めりけんがやつり(メリケンガヤツリ,メリケン蚊帳吊)
★かやねずみ
【カヤネズミ】
【萱鼠】
◇[学]Micromys minutus
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)ネズミ上科(Muroi-
dea)ネズミ科(Muridae)カヤネズミ属(Micromys)の哺乳類。
ユーラシア中央部の草原に広く生息し、日本では本州以南に
生息し、日本に生息するネズミ類の中で最小。
かやのあぶら
【榧の油】
○カヤ(榧)の実を圧搾(アッシュク)して採(ト)った、上質の植物性油。
食用・灯用・理髪用とする。
かやのみ
【榧の実】
○マツ目(Pinales)イチイ科(Taxaceae)の常緑針葉樹カヤ(榧)
の種子。
長さ約2センチメートルで、上端がとがった楕円形(アーモ
ンド状)。
褐色の堅い皮の中の核は食用・薬用になり、また圧縮(アッシュク)
して油を採(ト)る。
正月、搗栗(カチグリ)などとともに祝い物として用いる。
薬用としては虫下し・強精に用いられ、油は切り傷に効があ
るという。
かやのみや
【賀陽宮】
○[古]⇒くにのみや(久邇宮)
かやばちょう《かやばちやう》
【茅場町】
◇[日]Kayabacho
○(1)⇒にほんばしかやばちょう(日本橋茅場町)
○(2)⇒[交]かやばちょうえき(茅場町駅)
かやばちょうえき《かやばちやうえき》
【茅場町駅】
○(1)[交]東京都中央区日本橋茅場町にある、東京地下鉄(東京
メトロ)日比谷線の駅。
人形町(ニンキョウチョウ)駅と八丁堀(ハッチョウボリ)駅の間。
○(2)[交]東京地下鉄東西線の駅。
日本橋駅と門前仲町(モンゼンナカチョウ)駅の間。
かやぶき
【茅葺き】
○(1)[建]カヤ(茅)で屋根を葺(フ)くこと。
○(2)[建]⇒かやぶきやね(茅葺き屋根)
かやぶきやね
【茅葺き屋根】
○[建]カヤ(茅)で葺(フ)いた屋根。
20〜25年で葺き替える。また、家の中の囲炉裏(イロリ)などの
煙によって長持ちする。
単に「茅葺き」とも呼ぶ。
参照⇒くさぶきやね(草葺き屋根)
◎葺き替えた古いカヤは肥料にする。
かやべぐん
【茅部郡】
◇[日]Kayabe Gun
○北海道南西部、渡島支庁(オシマシチョウ)の郡。
鹿部町(シカベチョウ)・砂原町(サワラチョウ)・森町(モリマチ)の町。
◎2004.12. 1(平成16)南茅部町(ミナミカヤベチョウ)、函館市に編入。
かやもん
【茅門】
【萱門】
◇[日]kaya-mon
○[建]茶庭の露地門(ロジモン)の一種。
屋根が茅葺(カヤブ)きのもの。
かやんめんたらんこくりつこうえん
《かやんめんたらんこくりつこうゑん》
【カヤン・メンタラン国立公園】
◇[英]Kayan Mentarang National Park
○インドネシア中央部、ボルネオ島カリマンタン(Kalimantan)
東部のカリマンタンティムール州(Propinsi Kalimantan Timur)
北西部にある国立公園。
かゆ
【粥】
○[食]水を多くして米を柔らかに炊いたもの。その食事。
禅家などでの朝食は「しゅく(粥)」と呼ぶ、
参照⇒あずきがゆ(小豆粥),ななくさがゆ(七草粥),ろうはち
がゆ(臘八粥)
◎もとは蒸したものに対する名称で、普通の飯(メシ)は「固粥(カタ
カユ,カタガユ)」、柔らかい飯は「汁粥(シルカユ)」と呼ばれた。
かゆばば
【カユババ】
◇Cayubaba
○ボリビア北部、モホス平原(Moxos Plain)に居住する先住民
族の一部族。
参照⇒もほすぐん(モホス郡)
かゆん
【カユン】
◇[トルコ語]kayin
○[植](トルコ語で)ブナ(山毛欅)。
⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
かよいちょう《かよひちやう》
【通帳】
【通い帳】
○(1)掛買(カケガイ)の、品名・金高・月日などを記録する帳面。
後日、金銭を授受する時の覚えとするメモ帳。
「通い」とも呼ぶ。
参照⇒だいふくちょう(大福帳)
○(2)預貯金の帳簿。つうちょう(通帳)。
かよう《くわえう》
【火曜】
○[暦]⇒かようび(火曜日)
がよう《ぐわえう》
【瓦窯】
【瓦窰】
○(1)かわら(瓦)を焼くかま(窯)。
○(2)[漢]昔、女の子ばかりを産む女性を馬鹿にした言葉。
かようこふんぐん《かやふこふんぐん》
【萱生古墳群】
○[歴]奈良県天理市萱生町(カヨウチョウ)を中心とする、3〜4世紀
の古墳群。
参照⇒まばかこふん(マバカ古墳),おおやまとこふんぐん(大
和古墳群)
かようちょう《かやうちやう》
【賀陽町】
◇[日]Kayo Cho
○[古]岡山県中西部、上房郡(ジョウボウグン)にあった町。
大部分が吉備高原。
主集落は北部の竹荘(タケショウ)盆地にある豊野(トヨノ)。
槙谷川の渓谷は豪渓(ゴウケイ)と呼ばれ、絶壁や石柱の奇景で、
1923(大正12)国指定名勝地となっている。
〈面積〉
127.26平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)9,731人。
1995(平成 7)8,980人。
◎2004.10. 1(平成16)御津郡(ミツグン)加茂川町(カモガワチョウ)と合
併し、加賀郡(カガグン)を新設して吉備中央町(キビチュウオウチョウ)を
発足。
かようび《くわえうび》
【火曜日】
◇[英]Tuesday(チューズデー)、[中]xingqi er(星期二)
○[暦]週の第三日。月曜日の翌日、水曜日の前日。
単に「火曜」とも呼ぶ。
◎懺悔火曜日・告解火曜日・食肉火曜日:⇒まるでぃぐら(マ
ルディグラ)
★かよくかん《かよくくわん》
【嘉峪関】
◇[中]Jiayu Guan
○(1)⇒かよくかんし(嘉峪関市)
○(2)[歴]中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部
の嘉峪関市にあった関所。
万里の長城の西端に位置し、北側に天山山脈、南側に崑崙山
脈が迫り、東西交通路・西北辺境の要害の地。
参照⇒かせい(河西)(2)
★かよくかんし《かよくくわんし》
【嘉峪関市】
◇[中]Jiayuguan Shi
○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部の張掖
市(Zhangye Shi)が管轄する市(県級市)。
東側に酒泉市(Jiuquan Shi)、西側に玉門市がある。
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