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百 科 辞 書 《かいた》 編集:獨 澄旻
-------- かいた ------------------------------------------------
かいた
【海田】
◇[日]Kaita
○⇒かいたちょう(海田町)
かいた
【頴田】
◇[日]Kaita
○⇒かいたまち(頴田町)
かいたいげんぽう
【開泰元宝】
○[歴]14世紀、ベトナム陳朝が鋳造した貨幣。
直径22.7ミリメートル、重さ約4グラム、銅の含有率約65%。
★かいたいしんしょ
【解体新書】
○[歴][医]江戸中期の本格的な西洋解剖書。ドイツ人クルムス
が初心者向けに著した『解剖図譜(Anatomische Tabellen)』を
オランダ語訳にした『ターヘル・アナトミア(Tafel Anatomie)』
を訳したもの。
頭蓋骨(ズガイコツ)・神経などの訳語も創出した。
1774(安永 3)刊行。
◎この訳書は日本最初の西洋解剖書の訳書ではなく、1772(明
和 9)本木庄太夫(ショウダユウ)訳『和蘭全躯内外分合図』がすでに
刊行されていた。
参照⇒『人名辞典』もとき しょうだゆう(本木 庄太夫)
★かいたくし
【開拓使】
○[歴]
製粉・製材・マッチ・紡績・ビールなどの官営工場を設立。
◎1869(明治 2. 7.)設置。
1870(明治 3)樺太開拓使、設置。
1871(明治 4)樺太開拓使、開拓使に併合。
同年、アメリカよりケプロン(Horace Kepron)を招き大農場
制の移植を図る。
1874(明治 7)屯田兵制度、設置。
1881. 7.(明治14)開拓使官有物払下事件。
1882(明治15)廃止。
のち、北海道庁に統一。
かいたくしかりがっこう《かいたくしかりがくかう》
【開拓使仮学校】
○[歴]明治初年、東京都港区芝公園内にあった、アイヌ民族を
強制的に集めて同化を図った教育施設。
1872(明治 5)北海道開拓使が設置。13〜38歳のアイヌ民族36
人が東京につれてこられ、付属の教育所などで日本語教育や農
業指導が行われた。
2年後に教育所は廃止。
かいたちょう《かいたちやう》
【海田町】
◇[日]Kaita Cho
○広島県南部、安芸郡(アキグン)の町。北部・北西部・南西部を
広島市に接し、西端を海田湾(広島湾北東部の支湾)に面する。
〈面積〉
13.81平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3万0,042人。
◎1956(昭和31)海田市町と東海田町が合併して発足。
かいたまち
【頴田町】
◇[日]Kaita Machi
○福岡県中央部、嘉穂郡(カホグン)の町。南西部を飯塚市に接す
る。
〈面積〉
16.60平方キロメートル。
(*)境界未定あり。
〈人口〉
2000(平成12)7,141人。
◎1959(昭和34)町制施行。
かいだむぼんち
【カイダム盆地】
◇[英]Qaidam Basin
○[地]⇒つぁいだむぼんち(ツァイダム盆地,柴達木盆地)
がいため
【外為】
○[俗][経]外国為替(カワセ)の略称。
⇒がいこくかわせ(外国為替)(1)
がいためほう《がいためはふ》
【外為法】
○[俗][法]外国為替及び外国貿易管理法の略称。
⇒がいこくかわせおよびがいこくぼうえきかんりほう(外国
為替及び外国貿易管理法)
★かいだん《くわいだん》
【怪談】
◇[英]ghost story
○
日本ではゾッとするから涼しくなるとして、夏に語られるこ
とが多い。
参照⇒ひゃくものがたり(百物語),おばけやしき(お化け屋敷)
かいだん
【階段】
◇[英]stairs、[伊]scala(スカラ)
○(1)[建]高さの異なる場所を昇り降りするために作った、段
になった通路。
特に、建物の上下の階を行き来するための、段になった通路。
途中で方向を変えるための踊り場([英]landing)を設けること
が多い。
参照⇒ふみづら(踏み面,踏面),けあげ(蹴上げ,蹴上)(3)
○(2)順に一段づつ進む等級。段階・順序。
がいたん
【骸炭】
◇[独]Koks
○⇒こーくす(コークス)
かいだんとう《かいだんたう》
【海壇島】
◇[中]Haitan Dao
○[地]⇒へいたんとう(平潭島)
かいち
【垣内】
○⇒かいと(垣内)
かいちゅう
【皆中】
○[運]弓道で、一立(ヒトタチ)に射る4本の矢がすべて的(マト)に中
(アタ)ること。
◎類語:的中(テキチュウ)・命中(メイチュウ)。
かいちゅうでんとう《くわいちゆうでんとう》
【懐中電灯】
◇[英]electric torch
○乾電池を電源とする、持ち歩き用の小型電灯。
光源は豆電球または白色LED。
◎以前は先端がレンズのようになった専用の豆電球もあった。
かいちゅうどけい《くわいちゆうどけい》
【懐中時計】
○ふところ(懐)やポケットなどに入れて持ち歩く、小型の時計。
多くはペンダントのように、蓋(フタ)や下げ緒(オ)が着いてい
る。
通常は、下げ緒をチョッキ(ベスト)のボタンに留め、ペスト
のポケットに入れている。
「袂時計(タモトドケイ)」とも呼ぶ。
参照⇒てつどうどけい(鉄道時計)
◎金持ちの中年男性が使用している高級品のイメージがある。
かいちょう《くわいちやう》
【回腸】
○[医]小腸(small intestine)の一部。
小腸前部の空腸(jejunum)に続く小腸の後部で、後方は大腸
(large intestine)に移行する。
参照⇒しょうちょう(小腸),くうちょう(空腸)
◎英語:イレウム(ileum)。
中国語:回腸(huichang)。
★かいちょう《かいてふ》
【戒牒】
○[仏]
参照⇒どちょう(度牒)
がいちょう《ぐわいてう》
【外朝】
◇[中]waichao
○(1)⇒がいてい(外廷)
○(2)外国の朝廷。
[1]かいちょうおん《かいてうおん》
【海潮音】
○(1)海の潮(ウシオ)の響き。
「潮音(チョウオン)」とも呼ぶ。
○(2)[仏]仏や菩薩の説法の声が大きいことをたとえた言葉。
「潮音(チョウオン)」とも呼ぶ。
◎一説に、仏や菩薩の説法が衆生(シュジョウ)の必要に応じて時に
違えずなされることとも、衆生の「南無観世音菩薩」と唱える声
にすぐ利益(リヤク)で応じることとも。
○(3)[仏](転じて)衆僧の読経の声。
「潮音(チョウオン)」とも呼ぶ。
[2]かいちょうおん《かいてうおん》
【海潮音】
○[文]上田敏(ウエダ・ビン)の訳詩集。
イギリス・フランス・ドイツ・イタリアの詩人29人の作品57
編を収録。
特にフランスの高踏派・象徴派の作品を重点に紹介し、明治
後期の詩壇に大きな影響を与えた。
ドイツのブッセ(Karl Busse)の『山のあなた(Ueber den Ber-
gen)』、フランスのベルレーヌ(Paul Marie Verlaine)の『落葉
(Chanson d'automne)(秋の歌)』などが著名。
参照⇒やまのあなた(山のあなた)
◎1905(明治38)刊行。
かいちょうふん《かいてうふん》
【海鳥糞】
◇guano
○[鉱]⇒ぐあの(グアノ)
かいづ
【海津】
◇[日]Kaizu/Kaidu
○(1)⇒かいづし(海津市)
○(2)[古]⇒かいづぐん(海津郡)
○(3)[古]⇒かいづちょう(海津町)
★かいづか《かひづか》
【貝塚】
○(1)[歴]
参照⇒おおもりかいづか(大森貝塚)
◎1879(明治12)茨城県の陸平(オカダイラ)貝塚で日本人による最初
の発掘が行われる。
○(2)⇒かいづかし(貝塚市)
○(3)[交]⇒かいづかえき(貝塚駅)
かいづかえき《かひづかえき》
【貝塚駅】
○(1)[交]大阪府貝塚市海塚(ウミヅカ)にある南海本線の駅。
蛸地蔵(タコジゾウ)駅(岸和田市)と二色浜(ニシキノハマ)駅の間。
○(2)[交]水間鉄道の駅。
貝塚市役所前駅の次で、ターミナル駅(起点)。
○(3)[交]福岡県福岡市東区箱崎にある、西日本鉄道宮地岳線
の駅。
名島(ナジマ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
○(4)[交]福岡市地下鉄箱崎線の駅。
箱崎九大前(ハコザキキュウダイマエ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
かいづかし《かひづかし》
【貝塚市】
◇[日]Kaizuka Shi/Kaiduka Shi
○大阪府南西部、大阪湾に面する市。
紡績工業が盛ん。
◎1583(天正11)以来、願泉寺(貝塚御坊)の寺内町として発展。
1943(昭和18)市制。
かいづぐん
【海津郡】
◇[日]Kaizu Gun/Kaidu Gun
○[古]岐阜県南西端の郡。
海津町(カイヅチョウ)・平田町(ヒラタチョウ)・南濃町(ナンノウチョウ)の町。
◎2005. 3.28(平成17)全3町が合併して海津市を発足し、郡は
消滅。
かいづし
【海津市】
◇[日]Kaizu Shi/Kaidu Shi
○岐阜県南西端の市。
◎2005. 3.28(平成17)海津郡(カイヅグン)の全3町が合併して発
足し、海津郡は消滅。
かいづちょう《かいづちやう》
【海津町】
◇[日]Kaizu Cho/Kaidu Cho
○[古]岐阜県南西端、海津郡(カイヅグン)の町。
◎2005. 3.28(平成17)海津郡の全3町が合併して海津市を発足
し、郡は消滅。
★かいつぶり
【カイツブリ】
◇[英]grebe/dabchick
○[鳥]カイツブリ目(Podicipediformes)カイツブリ科(Podic-
pediae)の水鳥。
体長約25センチメートルで、ハト(鳩)くらいの大きさ。
「カイツムリ」とも呼ぶ。
◎滋賀県の県鳥。
かいつむり
【カイツムリ】
○[鳥]⇒かいつぶり(カイツブリ)
がいてい《ぐわいてい》
【外廷】
◇[中]waiting
○宮廷で、皇帝が政務と儀式を取り行う場。
「外朝(waichao)」とも呼ぶ。
⇔ないてい(内廷)
◎紫禁城(Zijin Cheng)(シキンジョウ)では太和殿(Taihe Dian)・中
和殿(Zhonghe Dian)・保和殿(Baohe Dian)など。
参照⇒たいわでん(太和殿)
かいていけーぶる
【海底ケーブル】
○[通][電]海底に敷設されたケーブル。通信用や電力用などが
ある。
◎1964. 5.15(昭和39)太平洋横断海底電話線敷設、完成。
◎盗聴:参照⇒じみーかーたー(ジミー・カーター)(2)
かいてき《くわいてき》
【会敵】
○[軍]偵察・探索中に敵兵・敵機などを発見すること。また、
交戦すること。
予期せず遭遇した場合には使用しない。
かいてつきせき
【灰鉄輝石】
◇[英]hedenbergite(ヘデンバージャイト)
○[鉱]単斜輝石(clinopyroxene)の一種。
カルシウム(Ca)と鉄(Fe)の珪酸塩(CaFeSi2O6)を
主成分とする鉱物。
ガラス状の光沢のある暗緑色。条痕色は淡緑。硬度6、比重
3.6。
参照⇒きせき(輝石)
★かいてん《くわいてん》
【回天】
○(1)時勢を一変させること。
○(2)[歴][軍]太平洋戦争末期、日本軍が開発した特別攻撃兵
器。人間魚雷。
参考⇒しんよう(震洋),こうりゅう(蛟竜,蛟龍)(2),かいりゅ
う(海竜,海龍),おうか(桜花)(2),しゅうすい(秋水)(4),やまと
みゅーじあむ(大和ミュージアム)
◎東京都八丈島(ハチジョウジマ)八丈町(ハチジョウマチ)に回天壕跡が現
存。
山口県の大津島などに発射訓練基地があった。
かいてん《》
【開店】
○(1)[経]([英]locate a store)店を開業(創業)すること。店
を設置すること。
◎新規開店,新装開店,開店セール
○(2)[経]([英]open a store)店がその日の営業を開始するこ
と。店を開いてその日の商売を始めること。
がいてん《ぐわいてん》
【外典】
◇Apocrypha
○[聖]⇒あぽくりふぁ(アポクリファ)
かいてんかん《くわいてんくわん》
【回天館】
○茨城県水戸市の常磐神社(偕楽園の隣り)にある歴史資料館。
天狗党の乱の志士が京都に向かう途中、福井で捕われて幽閉
されたニシンの倉を移築したもの。扉や板壁に血書などが残さ
れている。
参照⇒てんぐとうのらん(天狗党の乱)
かいてんぎ《くわいてんぎ》
【回転儀】
◇[英]gyroscope
○[機]⇒じゃいろすこーぷ(ジャイロスコープ)
かいでんく
【海淀区】
◇[中]Haidian Qu
○中国の首都ペキン(北京)市区北西部にある一区。南部を石景
山区(Shijingshan Qu)(セッケイザンク)に接する。
〈面積〉
426平方キロメートル。
〈人口〉
2005(平成17)191.8万人
かいてんだえんたい《くわいてんだゑんたい》
【回転楕円体】
◇[英]spheroid
○[数]楕円をその軸のまわりに一回転させできる立体。
楕円の長軸を中心に回転したものを長球、短軸のものを扁球
(ヘンキュウ)と呼ぶ。
「スフェロイド」とも呼ぶ。
かいてんほ《くわいてんほ》
【回転歩】
◇[フ]passade
○[運]⇒ぱさーど(パサード)
★かいてんもくば《くわいてんもくば》
【回転木馬】
◇[英]merry-go-round/carousel
○遊園地やサーカスなどに設置する遊戯用具の一つ。
大きな円形の回転台の周囲に木馬・馬車・自動車などを取り
付け、人を乗せて回転させるもの。
「メリーゴーラウンド」,「メリーゴーランド」,「カルーセル」と
も呼ぶ。
参照⇒めりーごーらうんど(メリーゴーラウンド)(2)
◎1903(明治36)大阪の第五回内国勧業博覧会が日本初。
かいてんらしんぎ《くわいてんらしんぎ》
【回転羅針儀】
◇[英]gyrocompass
○[交]⇒じゃいろこんぱす(ジャイロコンパス)
かいてんらしんばん《くわいてんらしんばん》
【回転羅針盤】
◇[英]gyrocompass
○[交]⇒じゃいろこんぱす(ジャイロコンパス)
かいと
【カイト】
◇[英]kite
○⇒たこ(凧)
かいと
【垣内】
○(1)垣根(カキネ)の中。
「かいち(垣内)」とも呼ぶ。
○(2)宅地・田畑にする予定で囲い込んだ一区画の土地。
「かいち(垣内)」とも呼ぶ。
○(3)[歴]豪族屋敷・小部落。
「かいち(垣内)」とも呼ぶ。
◎「かきつ」の転。
かいと
【垣外】
○(1)垣根(カキネ)の外。
○(2)町村の囲いの外。町や村の近く。
○(3)乞食(コジキ)・物貰(モノモラ)い・非人(ヒニン)。
◎「かきと」の音便。
かいとう《くわいとう》
【回頭】
◇[英]turning/swinging
○[海]船舶が針路を変えること。変針。
◎「船首の向きを回(メグ)らす(swing)」の意味。
かいとう《かいたう》
【海盜】
◇[中]haidao
○(中国語で)海賊。
⇒かいぞく(海賊)
かいとう
【械闘】
◇[中]xiedou、[客家方言]feuding
○[歴]革命前の近代中国で、利害の対立する部落間・族党間ま
たは労働者集団(幇)の間で武器をもって行なった闘争。
清代、華中・華南に多く、原因は水利・地境の紛争など。
参照⇒でいり(出入り)
◎「械」は武器、特に「銃器」のこと。
かいとう
【解凍】
○(1)冷凍したものを解かして元に戻すこと。
◎解凍不要:参照⇒ちるど(チルド)(1)
○(2)[計]複数のファイルを圧縮して一つにしたファイル(アー
カイブ)から、幾つかまたは全部を展開して取り出すこと。
参照⇒あーかいぶ(アーカイブ)(3)
★かいどう《かいだう》
【カイドウ】
【海棠】
◇[学]Malus micromalus
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)リンゴ属(Malus)の落
葉低木。観賞用。
かいどう《かいだう》
【海道】
○(1)[交]海辺の道。また、海路。
○(2)[古]海沿いの国を結ぶ街道。また、その近辺の地方。
○(3)[古]東海道の略。
◎海道図(カイドウズ),海道下り,海道筋
★かいどう《かいだう》
【街道】
○(1)[交]都市と都市を結ぶ主要道路。
○(2)([中]jiedao)中国の都市の行政単位。
区(qu)の下位で、日本の町相当。
がいとう《ぐわいたう》
【外套】
◇[日]gaito
○[服]外出時に寒さや風雨・チリ(塵)などを防ぐため、洋服の
上に重ねて着る衣類。
冬に着る厚手で長いものは「オーバーコート(overcoat)」とも、
和略語で「オーバー」とも
呼ぶ。
春や秋に着る薄手でやや短いものは「トップコート(topcuat)」
とも、和製英語で「スプリングコート(spring coat)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]こーと(コート),[1]いんばねす(インバネス)
◎冬の季語。
和装用:⇒みちゆき(道き行,道行)(3)
かいとうかく
【開東閣】
○[建]東京都港区高輪(タカナワ)にある三菱クラブの建物。
1908(明治41)英国人ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)
の設計で三菱財閥岩崎家の高輪別邸として竣工。
1938(昭和13)三菱クラブとなる。
1945(昭和20)戦災で内部を焼失したが、戦後改装され外観は
ほぼ旧形をとどめている。
かいとうき《くわいたふき》
【回答旗】
◇[英]answering pennant
○[海]国際船舶信号旗(nautical flag)の一つ。
他船からの信号の了解、または信号の終了、小数点を通知す
る旗(ハタ)。
横長で先細りの旗に、赤・白・赤・白・赤の縦縞(タテジマ)を
施したもの。
参照⇒ぜっとき(Z旗,ゼット旗)
かいどうしきゆうぎき《くわいどうしき》
【回胴式遊戯機】
○[社]パチスロの正式名。
⇒ぱちすろ(パチスロ)
かいとうじゅつ
【開頭術】
◇[英]trepanation
○[医]⇒とれぱねーしょん(トレパネーション)
がいとうしん《ぐわいたうしん》
【外套針】
○[医]トロッカー(trocar)の別称。
⇒とろっかー(トロッカー)(1)
★かいどうず《かいだうづ》
【海道図】
○[歴][交]天平時代の僧行基(ギョウキ)が作ったと伝えられる古
地図。
がいとうせんでんぎょう《がいとうせんでんぎふ》
【街頭宣伝業】
○⇒ちんどんや(ちんどん屋,チンドン屋)
かいとうちく
【海東地区】
◇[中]Haidong Diqu
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)東端の地区。東
部を甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)に隣接。
行政所在地は平安県(Ping'an Xian)。
参照⇒みんわかいぞくどぞくじちけん(民和回族土族自治県)
〈面積〉
1万3,161平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)148万人。
◎2005(平成17)喇家遺跡(Lajia Yiji)で新石器時代(約4千年
前)のアワとキビで作られ麺(メン)が発見される。
がいとうてれび
【街頭テレビ】
○[古][TV]駅のターミナル広場などに設置されたテレビ。
1953(昭和28)に始まり、プロレス中継などは大勢の人が集まっ
て一台の小さなテレビで観戦した。
かいとうのせいこく
【海東の盛国】
○[歴]渤海国(ボッカイコク)の別称。
⇒ぼっかい(渤海)(1)
がいとうぶ《ぐわいたうぶ》
【外套部】
◇[英]mantle
○[地]⇒まんとる(マントル)(3)
がいとうまく《ぐわいたうまく》
【外套膜】
◇[英]mantle
○[動]軟体動物の体表の全部または一部をおおう筋肉質の膜。
貝・カタツムリなどでは、その表面から石灰質を分泌して殻
を作る。
タコ(蛸)・イカ(烏賊)などでは胴の部分。
「マントル」とも呼ぶ。
かいとうるぱん《くわいとうるぱん》
【怪盗ルパン】
◇[フ]Arsene Lupin(アルセーヌ・リュパン)
○[文]⇒るぱん(ルパン)
かいとくしょいん《くわいとくしょゐん》
【懐徳書院】
○[歴]江戸時代の大坂の儒学者中井氏の学塾。
庶民教育の塾として江戸の会輔堂と並称された。幕府より塾
の地の永代拝領・諸役免除を得た、半官半民の学校であり、全
国の子弟を武士・庶民の別なく入学させ、朱子学を教えた。
別称は「懐徳堂」。
◎1724(享保 9)中井甃庵(シュウアン)が将軍徳川吉宗と三星屋武右衛
門・道明寺吉左衛門・舟橋屋四郎右衛門・備前屋吉兵衛・鴻池
屋又四郎の町家五人衆との援助を受けて、尼崎坊(今橋尼ヶ崎
一丁目のち今橋)に設立。三宅石庵(ミヤケ・セキアン)を院長、五井蘭
洲(ゴイ・ランシュウ)を助教に迎え、自らは事務を総括する学問所預
りとなる。
1726(享保11)幕府官許。
1730(享保15)石庵が没し、甃庵が院長兼預りとなる。
1758(宝暦 8)甃庵が没し、長男の中井竹山(チクザン)が学問所
預りとなる。
1782(天明 2)竹山、院長となる。
1792(寛政 4)大坂大火で類焼し、幕府の援助も受けて1796
(寛政 8)復興。
1804(享和 4,文化元)竹山の没後は、弟中井履軒(リケン)が受け
継ぐ。
1869(明治 2)廃絶。
1916(大正 5)現在の大阪府中央区本町橋の地に成人教育機関
として重建懐徳堂を再建。
第二次世界大戦で重建懐徳堂が焼失し、残った蔵書は大阪大
学が保管。
かいとくどう《くわいとくだう》
【懐徳堂】
○[歴]懐徳書院の別称。
⇒かいとくしょいん(懐徳書院)
かいとら
【カイトラ】
◇Caitra
○[暦]ヒンズー暦の第1月。
第一日目をグレゴリオ暦の3月22日(閏年は21日)に始める。
参照⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
がいどらいん
【ガイドライン】
◇[英]guideline
○(1)罫線。絵や地図などを書く際のなぞり線。洞穴などの誘
導ロープ。
○(2)(一般的に)指針・指標・基本線。指導目標・手引。
○(3)[政]政策の指針・指導目標。
○(4)[経](日本銀行の)短期外資取り入れ規制条項。
○(5)[軍](Guideline)ミサイル名。
⇒どびな(ドビナ)(2)
かいどりすがた
【掻取姿】
○着物の褄(ツマ)をとって裾(スソ)を少しつまみ上げた女性の姿。
下着の赤い蹴出(ケダ)しがわずかに見えて、婀娜(アダ)っぽい
姿とされる。
参照⇒けだし(蹴出し)
かいとる
【掻い取る】
○[古]⇒かいどる(掻い取る)
かいどる
【掻い取る】
○(1)[古](歩きやすいように)着物の裾(スソ)や褄(ツマ)などを手
につまみ持ち上げる。
「かいとる(掻い取る)」,「からげる(絡げる,紮げる)」とも呼ぶ。
参照⇒かいどりすがた(掻取姿)
○(2)かいつまむ。要約する。
「かいとる(掻い取る)」とも呼ぶ。
◎他動詞、ラ行四段活用。「かきとる」のイ音便。
かいなり《かひなり》
【貝状】
◇[日]kainari
○⇒かいなりがた(貝状形)
かいなりがた《かひなりがた》
【貝状形】
◇[日]kainari-gata
○(1)⇒かいがた(貝形)(1)
○(2)[服]二枚貝のような形をした笄(コウガイ)。
単に「貝状」とも呼ぶ。
◎江戸城では、三の間以上の奥女中が用いた。
[1]かいなん
【海南】
◇[日]Kainan
○(1)⇒かいなんし(海南市)
○(2)⇒かいなんちょう(海南町)
[2]かいなん
【海南】
◇[中]Hainan
○(1)[地]⇒かいなんとう(海南島)
○(2)⇒かいなんしょう(海南省)
かいなんきゅうじょ《かいなんきうじよ》
【海難救助】
◇[英]sea rescue
○[海]海難にあった船舶または積み荷を救助すること。
「サルベージ(salvage)」とも呼ぶ。
かいなんし
【海南市】
◇[日]Kainan Shi
○和歌山県北西部、紀伊水道に面する市。
〈人口〉
1980(昭和55)5万2,529人。
◎1934(昭和 9)黒江町・日方(ヒカタ)町・内海(ウツミ)町・大野村が
合併して市制施行。
◎徳島県海部郡(カイフグン)には海南町(カイナンチョウ)がある。
かいなんしょう《かいなんしやう》
【海南省】
◇[中]Hainan Sheng、[英]Hainan Province
○中国南部、南シナ海にある海南島(Hainan Dao)と西沙諸島
(Xisha Zhudao)(セイサショトウ)・中沙諸島(Zhongsha Zhudao)・南沙
諸島(Nansha Zhudao)から成る省。
省都は海口市(Haikou Shi)。
中国最大の経済特別区で、リゾート地ともなっている。
古称は「瓊州(Qiongzhou)(ケイシュウ)」。
参照⇒かいなんとう(海南島),さんさし(三沙市)
〈面積〉
3万4,000平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)724万人。
◎1988(昭和63)広東省から分離し、海南省となる。
かいなんちょう《かいなんちやう》
【海南町】
◇[日]Kainan Cho
○徳島県南部、海部郡(カイフグン)の町。南東部を太平洋に面する。
〈面積〉
209.22平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)5,951人。
◎1955(昭和30)浅川(アサカワ)村・川東(カワヒガシ)村・川上(カワカミ)村
が合併して発足。
◎和歌山県には海南市がある。
かいなんとう《かいなんたう》
【海南島】
◇[中]Hainan Dao、[英]Hainan Island
○[地]中国広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)雷州半島(Lei-
zhou Bandao)(ライシュウハントウ)の南方、瓊州海峡(Qiongzhou Haixia)
(ケイシュウカイキョウ)を隔てて、南シナ海にある島。
良質の鉄鉱石を産し、サトウキビ・ゴム・ヤシなどが栽培さ
れている。
「はいなんとう(海南島)」,「ハイナンタオ」とも呼ぶ。
参照⇒かいなんしょう(海南省)
〈面積〉
約3.4万平方キロメートル。
◎古称は「瓊州(Qiongzhou)(ケイシュウ)」。
1939. 2.(昭和14)日本軍、上陸。
かいにん《くわいにん》
【懐妊】
【懐姙】
◇[英]pregnancy
○[医]子供を身籠(ミゴモ)ること。妊娠すること。
◎苦しみ:参照⇒えでん(エデン)
がいの
【ガイノ】
◇[英]gyno-/gyn-
○[接頭辞]「女・女性」・「雌・雌性」を表す語形成要素。
◎ギリシア語の「女性(gune)」から。
◎ガイノクラシー(ギノクラシー)(gynocracy):女性政治/女
性上位。
ガイニシアム(gynoecium):雌蘂群(シズイグン)・花の雌器。
ガイノフォア(gynophore):子房柄。
ガイノフォビア(ギノフォビア)(gynophobia):女性恐怖症。
かいのくにいちのみや《かひのくにいちのみや》
【甲斐国一の宮】
○山梨県東八代郡(ヒガシヤツシログン)一宮町(イチノミヤチョウ)にある浅間
神社。
⇒せんげんじんじゃ(浅間神社)(2)
がいのふぉびあ
【ガイノフォビア】
◇[英]gynophobia
○[心]⇒ぎのふぉびあ(ギノフォビア)
かいば
【海馬】
○(1)[哺](seahorse)セイウチ(海象)の別称。
⇒せいうち(セイウチ,海象)
○(2)[魚](seahorse)タツノオトシゴ(竜落子)の別称。
⇒たつのおとしご(タツノオトシゴ,竜落子)
○(3)[俗][哺]ジュゴンの誤称。
⇒じゅごん(ジュゴン,儒艮)
○(4)[医][動](hippocampus)大脳辺縁系の古皮質に属する部位。
本能・情動・欲求・自律神経・記憶などにかかわる。
短期記憶を長期記憶として保存する。
参照⇒ぺーぺずかいろ(ペーペズ回路)
◎断面の形がタツノオトシゴに似ていることから。
がいはいせん
【外擺線】
◇[英]epicycloid
○[数]⇒さいくろいど(サイクロイド)
かいはく《くわいはく》
【灰白】
○[色]⇒かいはくしょく(灰白色)
◎灰白質,灰白土,灰白軟膏
かいはく《くわいはく》
【穢貊】
◇[中]Huimo、[朝]Yemaek
○[歴]中国の漢・魏のころ、現在の中国東北部から朝鮮北東部
にかけて居住していた種族。
ツングース系、またはツングース族とモンゴル族の混血と考
えられる。
主に狩猟・牧畜を行い、農耕も行なっていた。
朝鮮半島基部に高句麗(コウクリ)、高句麗の北部に夫余(フヨ)、高
句麗の東部(日本海側)に沃沮(ヨクソ)の支族が出た。
「わいはく(穢貊)」,「わいばく(穢貊)」,「貊族([中]Mo Zu)(ハクゾ
ク)」とも呼ぶ。
参照⇒こうくり(高句麗,高勾麗),ふよ(夫余,扶余)(1),よく
そ(沃沮)
◎「穢」は「(三水偏+「歳」)(hui)」とも書く。
かいばく
【海幕】
○[軍]海上自衛隊幕僚監部の略。
参照⇒ばくりょうかんぶ(幕僚監部)
かいはくしょく《くわいはくしよく》
【灰白色】
◇[米]light gray、[英]light grey
○[色]灰色がかった白色。
単に「灰白」とも呼ぶ。
◎C=5,M=6,Y=12,B=0。
かいばーちく
【カイバー地区】
◇[英]Khyber Agency
○⇒かいばるちく(カイバル地区)
かいはついん
【解発因】
◇[英]releaser
○[動]⇒りりーさー(リリーサー)
かいはつきょうじゅ《かいはつけうじゆ》
【開発教授】
○[教]⇒かいはつきょうじゅほう(開発教授法)
★かいはつきょうじゅほう《かいはつけうじゆはふ》
【開発教授法】
○[教]
「開発教授」,「開発主義教授法」とも呼ぶ。
⇔つめこみきょういく(詰め込み教育,詰込み教育),いんどく
とりねーしょん(インドクトリネーション)
かいはつしゅぎきょうじゅほう《かいはつしゆぎけうじゆはふ》
【開発主義教授法】
○[教]⇒かいはつきょうじゅほう(開発教授法)
かいばーとうげ《かいばーたうげ》
【カイバー峠】
◇[英]Khyber Pass
○[地]⇒かいばるとうげ(カイバル峠)
かいぱーべると
【カイパーベルト】
◇[英]Kuiper belt
○[天]太陽系の外縁部を球殻状に取り巻く、ほこりと氷から成
る帯。
太陽系の惑星が形成された時に残された物質が集まったもの
で、彗星の供給源とされる。
参照⇒えぬいーおー(NEO)
◎1950年代、アメリカの天文学者カイパー(Gerard Peter Kuip-
er)(1905〜1973)が仮説を唱える。
かいばらちょう《かいびらちやう》
【柏原町】
○[古]兵庫県中東部、氷上郡(ヒカミグン)の町。南東部を篠山市(サ
サヤマシ)に接する。
〈面積〉
32.33平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9,947人。
◎1889(明治22)町制施行。
1955(昭和30)新井村を編入。
2004.11. 1(平成16)氷上郡の柏原町・氷上町(ヒカミチョウ)・青垣
町(アオガキチョウ)・春日町(カスガチョウ)・山南町(サンナンチョウ)・市島町(イ
チジマチョウ)の全6町が合併して丹波市(タンバシ)を発足。
かいばるちく
【カイバル地区】
◇[英]Khyber Agency
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)西部の地域。北東部をモーマンド地区
(Mohmand Agency)、東部をペシャワール地区(Peshawar Dist-
rict)、南部をオラクザイ地区(Orakzai Agency)、南西端をク
ラム地区(Kurram Agency)に接し、北部をアフガニスタンに隣
接。
連邦直轄部族地域(FATA)に属する半自治区。
行政中心地はランディコタル(Landi Kotal)。
「カイバー地区」,「ハイバル地区」とも呼ぶ。
参照⇒てぃらー(ティラー)
かいばるとうげ《かいばるたうげ》
【カイバル峠】
◇[英]Khyber Pass
○[地]パキスタンとアフガニスタンを結ぶヒンズークシュ山脈
にある峠。標高1,027メートルの山道。
インドと中央アジアを結ぶ重要な交通路で、東はパキスタン
のペシャーワル(Peshawar)、西はアフガニスタンのカブール
(Kabul)がある。
近くをインダス川の支流カブール川が東流している。
「カイバー峠」,「ハイバル峠」とも呼ぶ。
◎古来から軍事上の要地で、BC. 327年アレクサンドロス大王
もこの峠を越えて西インドに侵入している。
かいばるぱしゅとぅんはしゅう《かいばるぱしゆつんはしう》
【カイバル・パシュトゥンハ州】
◇[英]Khyber Pakhtunkhwa Province
○パキスタン北西部の州。
州都はペシャワール(Peshawar)。
東部を自由カシミール(Azad Kashmir)、南部をパンジャブ州
(Punjab Province)に接する。
西はアフガニスタンに接する。
旧称は「北西辺境州(North West Frontier Province)(NWF
P)」。
「ハイバル・パフトゥンハ州」とも呼ぶ。
参照⇒わじりすたん(ワジリスタン)
〈面積〉
7万4,521平方キロメートル。
〈人口〉
1998(平成10)1,755万5,000人。
2002(平成14)1,945万5,000人。
◎2003. 6. 2(平成15)州議会、イスラム法(シャリーア)を全面
的に導入する法案を可決。
がいはんしつ《くわいはんしつ》
【外反膝】
○[医]⇒えっくすきゃく(X脚)
がいばんだけん
【ガイバンダ県】
◇[英]Gaibandha District
○バングラデシュ北西部、ラジシャヒ州(Rajshahi Division)
中北部の県。
がいはんぼし《ぐわいはんぼし》
【外反母指】
【外反拇趾】
◇[羅]pollex valgus
○[医]足の親指が第二指(人差し指相当)の方に強く屈曲した状
態。
ハイヒールなどの先の細い靴を長期間に渡って履(ハ)き続け
たために起こる。女性に多い。
かいぴんく
【カイピン区】
【開平区】
◇[中]Kaiping Qu
○⇒かいへいく(開平区)
かいぴんし
【カイピン市】
【開平市】
◇[中]Kaiping Shi
○⇒かいへいし(開平市)
かいふ
【海部】
◇[日]Kaifu
○(1)⇒かいふぐん(海部郡)
○(2)⇒かいふちょう(海部町)
がいふう
【凱風】
◇[中]kaifeng
○南風。初夏のそよ風。
◎凱風自南、吹彼棘薪。
「凱」は「やわらぐ」の意味。
かいふうそう《くわいふうさう》
【懐風藻】
○[文]現存する日本最古の漢詩集。全一巻。
序に天平勝宝三年( 751)とあり、このころに成立したと考え
られる。撰者は未詳で、淡海三船(オウミノミフネ)・石上宅嗣(イソノカミノ
ヤカツグ)・葛井広成(フジイ・ヒロナリ)などの諸説ある。
近江朝(天智天皇)から奈良時代に至る、64人・約120編の漢
詩を作者別・年代順に収める。作者は文武天皇・大友皇子・川
島皇子・大津皇子・藤原宇合など。
詩風は六朝(リクチョウ)時代のものに倣(ナラ)っている。
かいふぐん
【海部郡】
◇[日]Kaifu Gun
○徳島県南部の郡。
由岐町(ユキチョウ)・日和佐町(ヒワサチョウ)・牟岐町(ムギチョウ)・海南
町(カイナンチョウ)・海部町(カイフチョウ)・宍喰町(シシクイチョウ)の町。
◎大分県には南海部郡(ミナミアマベグン)・北海部郡がある。
愛知県には海部郡(アマグン)がある。
かいぶさるとう《かいぶさるたう》
【カイブサル島】
◇[インドネシア語]Pulau Kai Besar、[英]Kai Besar Island
○[地]⇒かいしょとう(カイ諸島)
かいふちょう《かいふちやう》
【海部町】
◇[日]Kaifu Cho
○徳島県南端、海部郡(カイフグン)の町。南東部を太平洋に面する。
母川(ババガワ)の大ウナギ生息地は国指定天然記念物に指定。
〈面積〉
26.36平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2,813人。
◎1955(昭和30)鞆奥(トモオク)町と川西村が合併して発足。
★かいぶん《くわいぶん》
【回文】
【廻文】
○(1)回覧用の文書。回状。
○(2)上から読んでも下から読んでも同音の文章・歌・詩。
参照⇒あなぐらむ(アナグラム)
◎たけやぶやけた(竹薮、焼けた)。
かいぶんか《かゐぶんくわ》
【下位文化】
◇[英]subculture
○[社]⇒さぶかるちゃー(サブカルチャー)
[1]かいへい
【開平】
◇[英]extraction of square root/evolution
○[数]ある数の平方根を求めること。
「開平法」,「開法」,「開方」,「エボリューション」とも呼ぶ。
参照⇒へいほうこん(平方根)
〈開平例〉
開こうとする数(例:91294.6225)を小数点から上下にそれぞ
れ2桁づつに区切って次のように計算する。
3 0 2. 1 5
┌────────────
│9│12│94.62│25
9 ………………………… 3 × 3
─────
12 94
12 04 ……………… 602 × 2 ……… <1>
──────
90 62
60 41 ………… 6041 × 1 …… <2>
─────
30 21 25
30 21 25 …… 60425 × 5 …… <3>
─────
0
<1> の 602 は 3+3=6, 次に 60+0=60, 次に掛ける 2 が付け
加えられ 602 となる。
<2> の 6041 は 602+2=604, 次に掛ける 1 が付け加えられ
6041 となる。
<3> の 60425 は 6041+1=6042, 次に掛ける 5 が付け加えら
れ 60425 となる。
◎立方根を求めることは「開立(カイリツ,カイリュウ)」と呼ぶ。
[2]かいへい
【開平】
◇[中]Kaiping
○(1)(Kaiping Qu)⇒かいへいく(開平区)
○(2)(Kaiping Shi)⇒かいへいし(開平市)
かいへい
【海兵】
○(1)海軍の下士官・兵の略称。
○(2)[軍]海軍兵学校の略称。
⇒かいぐんへいがっこう(海軍兵学校)
かいへいく
【開平区】
◇[中]Kaiping Qu
○中国北部、河北省(Hebei Sheng)北東部の唐山市にある区。
良質の粘結炭を産出する開(三水+「欒」)(カイラン)炭田の中心に
位置する鉱業都市。
「カイピン区(開平区)」とも呼ぶ。
かいへいし
【開平市】
◇[中]Kaiping Shi
○中国南東部、広東省(Guangdong Sheng)南部の江門市(Jiang-
men Shi)(地級市)が管轄する市(県級市)。
「カイピン市(開平市)」とも呼ぶ。
◎2007(平成19)「開平望楼と村落」が世界文化遺産に登録。
かいへいたい
【海兵隊】
◇[米]the Marine Corps、[英]the Royal Marines
○[軍]海軍に所属するが、陸軍のような陸戦の装備を持ち、主
として上陸作戦や空挺(クウテイ)降下による地上戦闘などの任務に
あたる独立部隊。
旧日本軍の海軍陸戦隊、旧ソ軍の海軍歩兵に相当する。
参照⇒えむいーゆー(MEU),かいぐんりくせんたい(海軍陸
戦隊),かいぐんほへい(海軍歩兵)
◎1664(寛文 4)イギリス海兵隊、創設。
1665(寛文 5)オランダ海兵隊、創設。
1775.11.10(安永 4)アメリカ海兵隊、創設。
◎イギリス海兵隊の略称は「R.M.」。
◎アメリカ海兵隊のモットー(標語)は「常なる忠誠([羅]Semper
Fidelis)」。
アメリカ海兵隊員が、18〜19世紀に革製の首襟の制服を着て
いたことから、「レザーネック(leatherneck)」とも呼ばれる。
1996(平成 8)現在、現役17万4,000名。
かいへいほう
【開平法】
○[数]⇒[1]かいへい(開平)
かいぺーじ
【改ページ】
【改頁】
○(1)[印]本や書類の作成で、区切りの所でページを改めること。
○(2)[計]ワープロソフトで、1ページ分の行数を超えた文章
が自動的に次のページに送り込まれること。また入力者が区切
りたい箇所で強制的にページを改めること。
○(3)[計]プリンターで印字用紙を改めるコマンド(命令)。
連続用紙なら次のミシン目まで紙送りされ、シート用紙なら
今ある紙を排出して次の紙がセットされる。
記号は「FF」で、コードは"0x0C"。
「フォーム・フィード(form feed)」とも呼ぶ。
かいへん《かひへん》
【貝偏】
○[言]漢字の偏(ヘン)の一つ。
「財」,「貯」,「賠」,「賄」,「賦」,「賊」などの左側の「貝」の部分。
「おおがい(大貝,頁)」に対して「小貝(コガイ)」とも呼ぶ。
参照⇒おおがい(大貝,頁),ばいか(貝貨)
かいほ
【介輔】
○[歴][医]⇒いかいほ(医介輔)
かいほ
【海保】
○[海]海上保安庁の略称。
⇒かいじょうほあんちょう(海上保安庁)
かいほう《かいはふ》
【開方】
○[数]⇒[1]かいへい(開平)
かいほう《かいはふ》
【開法】
○[数]⇒[1]かいへい(開平)
かいぼう《かいばう》
【海膨】
◇[英]rise/ocean rise
○[地]海底地形の一種。
海底にある幅広く長く連なった緩やかな起伏。
参照⇒かいれい(海嶺)
◎東太平洋海膨(East Pacific Rise)。
チリ海膨(Chile Rise)。
シャッキー海膨(Shatsky Rise)。
がいほう《ぐわいほう》
【外邦】
○外国。
◎外邦図
かいほうぐんぽう《かいはうぐんぽう》
【解放軍報】
◇[中]Jiefang Junbao/Jiefangjun Bao
○[軍]中国人民解放軍の機関紙。
★かいほうけっかんけい《かいはうけつくわんけい》
【開放血管系】
◇[英]open vascular system/open blood-vascular system
○[動]毛細血管を欠き、動脈系・静脈系の末端は開放され、動
脈を通過した血液はすべて組織の間隙に流れ出すような血管系。
このため血液とリンパ液とは区別できず、血リンパ液(hemo-
lymph)とも呼ばれる。
血管系をもつ無脊椎動物のうち、節足動物・軟体動物・原索
動物の被嚢類などみられる。
陸生昆虫では血管の発達が悪く、直接心臓へ戻る。
「開放循環系(open circulatory system)」,「隙窩(ゲキカ)循環
系(lacunar circulatory system)」とね呼ぶ。
⇔へいさけっかんけい(閉鎖血管系)
かいほうこっせつ《かいはうこっせつ》
【開放骨折】
◇[英]open fracture
○[病]複雑骨折(compound fracture)の別称。
⇒ふくざつこっせつ(複雑骨折)
かいほうじゅんかんけい《かいはうじゆんくわんけい》
【開放循環系】
◇[英]open circulatory system
○[動]開放血管系(open vascular system)の別称。
⇒かいほうけっかんけい(開放血管系)
がいほうず《ぐわいほうづ》
【外邦図】
○(1)外国の地図。
○(2)[歴][軍]帝国陸軍が収集・作成した数万枚に及ぶ外国地
図。
日清・日露戦争以前から、ひそかに収集・作成を始め、日中
戦争・太平洋戦争(第二次世界大戦)まで、台湾・朝鮮半島をは
じめ、シベリア・満州(関東州)・中国本土・東南アジア・太平
洋諸島など、広範囲に作成していた。
目測や記憶による不正確なものから、後期には航空写真を使
用した精密ものもあった。
終戦時に焼却されたが、なお多数が現存し、貴重な資料となっ
ている。
かいほうせき《かいはうせき》
【海泡石】
◇[独]Meerschaum(メーアシャオム)、[英]meerschaum/sepio-
lite
○[鉱]酸化マグネシウムと二酸化珪素から成る、土状または粘
土状になった天然鉱物繊維(含水マグネシウム珪酸塩)。
軽量多孔質で軟らかく、灰白色または白色。乾燥すると水に
浮く。
耐熱建築材やタバコのパイプ(meerschaum pipe)などに製する。
「メアシャム」,「メシャム」,「セピオライト」とも呼ぶ。
◎発ガン物質とはされていないが、石綿に近い鉱物。
◎ドイツ語の「メアシャム」は「海(Meer)の泡(Schaum)」の意味。
英語の「セピオライト」はギリシア語の「イカの甲(sepion)」と
「石」を表す語形成要素(lite)から。
かいぼうはっさく《かいばうはちさく》
【海防八策】
○[歴]佐久間象山(ショウザン)が老中・海岸防備掛の真田幸貫に建
言した書。
1841(天保12)藩主真田幸貫が老中ついで海岸防備掛となると、
象山は顧問となり海外情勢を研究し、同書を建言。
◎「海岸要所に砲台を築くこと」、「強力な海軍を編成すること」
など。
かいほうれい《かいはうれい》
【解放令】
○[歴][法]封建的身分制度を廃止するため、穢多(エタ)・非人(ヒ
ニン)などの名称を廃止し、身分・職業を平民と同じくした1871
(明治 4. 8.28)の太政官布告の通称。
◎穢多非人等ノ稱被廢條自今身分職業共平民同様タルヘキ事。
◎穢多・非人の名称は廃止されたが、翌年に施行した壬申戸籍
で、地方によってはなお差別して「新平民」の名称で登録してい
た。
かいほくぞうぞくじちしゅう《かくほくざうじちしう》
【海北蔵族自治州】
◇[中]Haibei Zangzu Zizhizhou
○⇒かいほくちべっとぞくじちしゅう(海北チベット族自治州)
かいほくちべっとぞくじちしゅう《かくほくちべつとじちしう》
【海北チベット族自治州】
◇[中]Haibei Zangzu Zizhizhou
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)北東部にある自
治州。
州都は海晏県(カイアンケン)西海鎮(Xihai Zhen)(サイカイチン)。
南部に青海湖(Qinghai Hu)がある。
「海北蔵族自治州」とも呼ぶ。
参照⇒さいかいちん(西海鎮)
〈面積〉
3万9,354平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)27万人。
〈管轄4県〉
海晏県(Haiyan Xian)。
祁連県(Qilian Xian)。
剛察県(Gangcha Xian)。
門源回族自治県(Menyuan Huizu Zizhixian)。
かいぼり
【掻い掘り】
【かい掘り】
【掻掘】
○(1)魚を捕えたり、掃除をしたりするため、池・沼・堀(ホリ)
などの水を汲(ク)み出して干すこと。
「かえぼり(換え掘り,換掘)」,「かえぼし(換か乾し,換乾)」と
も呼ぶ。
◎夏の季語。
たまった泥を浚(サラ)わなくても、天日で乾燥させるだけで植
物プランクトンが減少し、水質が改善する。
○(2)⇒いどがえ(井戸替え)
★かいぼん
【海盆】
◇[英]basin/ocean basin
○[地]
参照⇒かいれい(海嶺)
◎舟状海盆(trough):⇒とらふ(トラフ)(5)
がいまい《ぐわいまい》
【外米】
○外国から輸入した米。外国米。国外産米。
◎1952. 1.13(昭和27)農林省神戸検疫所で輸入ビルマ米から黄
変米が発見される。
1993(平成 5)記録的な冷夏による米の不作で急遽タイ米を輸
入。
かいまき
【掻巻】
○夜着(ヨギ)として用いる大き目の褞袍(ドテラ)。
江戸時代、庶民は布団(フトン)を使用せずにこれを着て寝てい
た。
現在は、前後を逆にして両手を袖(ソデ)に通して布団に入り、
隙間風(スキマカゼ)を防いだり、肩を冷やさないように用いる。
参照⇒どてら(褞袍)
かいまくる
【カイマクル】
◇Kaymakli
○トルコ中東部、アナトリア高原(Anatolian Plateau)東南部
の古代遺跡カッパドキア(Kapadokya)にある巨大地下都市の一
つ。
イスラム教徒に迫害を受けたキリスト教徒約1万5千人が住
んでいた。
地下8階まである。
参照⇒かっぱどきあ(カッパドキア)
かいまな
【カイマナ】
◇Kaimana
○(1)(Kabupaten Kaimana)⇒かいまなけん(カイマナ県)
○(2)インドネシア東部、パプアバラト州(Propinsi Papua
Barat)(西パプア州)カイマナ県の県都。
かいまなけん
【カイマナ県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Kaimana、[英]Kaimana Regency
○インドネシア東部、パプアバラト州(Propinsi Papua
Barat)(西パプア州)南部の県。
県都はカイマナ。
〈面積〉
18,500平方キロメートル。
〈人口〉
2010(平成22)46,243人(5月1日現在)。
★かいまん
【カイマン】
◇caiman/cayman
○[爬]中南米産のワニ。
かいまんかいこう
【カイマン海溝】
◇[英]Cayman Trench
○[地]⇒けいまんかいこう(ケイマン海溝)
かいみょう《かいみやう》
【戒名】
○(1)[仏]仏門に入り戒を受けて与えられる、仏教徒としての
名前。法名(ホウミョウ)。
◎浄土真宗では受戒を行わないので「戒名」を用いず、「法名」と
呼ぶ。
○(2)[仏]仏教徒の死後に、僧侶が授ける法号。鬼号(キゴウ)。
⇔ぞくみょう(俗名)
◎生前に受ける戒名:⇒ぎゃくみょう(逆名)
浄土真宗:参照⇒しゃく(釈)
かいむ
【カイム】
◇al Qa'im/Al-Qa'im
○イラク西部、アンバル州(Muhafazat al Anbar)北部の都市。
シリア国境に近い、ユーフラテス川岸に位置する。
「カーイム」とも呼ぶ。
◎1984(昭和59)ウラン鉱石から不純物を取り除く精錬プラント
を操業開始。
1991(平成 3)湾岸戦争当時、イラク最大の地対地ミサイル発
射基地で、イスラエルにミサイルを発射し多国籍軍から攻撃を
受ける。
かーいむ
【カーイム】
◇al Qa'im/Al-Qa'im
○⇒かいむ(カイム)
がいむきょう《ぐわいきやう》
【外務卿】
○[古][政]1869. 8.(明治 2. 7.)設置された外務省の長官。現
在の外務大臣。
1885.12.(明治18)官制改革で廃止。
◎初代は沢宣嘉(ノブヨシ)。
★がいむしょう《ぐわいむしやう》
【外務省】
◇[英]Ministry of Foreign Affairs
○[政]
俗に「霞ヶ関(カスミガセキ)」とも呼ばれる。
〈歴代大臣〉
田中真紀子(マキコ):2001. 4.〜。
川口順子。
◎1869. 8.(明治 2. 7.)外交を管轄する官庁として、政体書の
外国官の後身として設置。卿(キョウ)・大輔(タユウ)・少輔(ショウユウ)
・大丞(ダイジョウ)・権大丞(ゴンダイジョウ)・少丞・権少丞以下の
官職が置かれた。
翌年、公使駐在制度が設けられ、大弁務使(特命全権公使)・
中弁務使(弁理公使)・少弁務使(代理公使)が置かれた。
初代外務卿は沢宣嘉(ノブヨシ)。
参照⇒がいこくかん(外国官)
◎2004. 8. 1(平成16)領事移住部を領事局への格上げ。
★かいめい
【改名】
○
参照⇒げいめい(芸名)
◎僧侶の改名:参照⇒どちょう(度牒)
◎創氏(ソウシ)改名:⇒そうしかいめい(創氏改名)
かいめい《くわいめい》
【会盟】
○(1)集まって盟約すること。
各国の使臣や諸侯が会合して誓いを結ぶこと。
○(2)盟約。
かいめい
【海めい】
◇[独]Meerschweinchen。
○[哺]モルモット(てんじくねずみ)の医学上のかつての慣用名。
⇒もるもっと(モルモット)(1)
◎「めい」は「(「獣」偏+「冥」:補助4323)」と書く。
かいめん
【海面】
◇[英]surface of the sea
○[海]海の表面・水面。海上。
月の引力や気圧の高低で、海面は上下する。
「うみづら(海面)」,「うなも(海面)」とも呼ぶ。
かいめん
【海綿】
◇[英]sponge
○(1)[動]海綿動物の総称。
○(2)⇒すぽんじ(スポンジ)
かいめんかっせいざい《かいめんくわつせいざい》
【界面活性剤】
◇[日]kaimen kasseizai/kaimen kassei-zai
○[化]界面張力を著しく低下させる作用を持つ物質・強い界面
活性を持つ物質。
水に対しては、石鹸(セッケン)・グリセリン脂肪酸エステル・ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩など。
例えば、石鹸では分子内に親水性の部分と疎水性の部分とを
合せ持ち、界面に吸着されて界面を広げようとする作用で界面
張力が弱められ、水よりも界面張力が小さくなる。
洗剤・分散剤・乳化剤・起泡剤・殺菌剤(逆性石鹸)・帯電防
止剤・製薬助剤や食品・化粧品・医薬品などに用いる。
食品ではマヨネーズ・マーガリン・アイスクリームなどの乳
化剤。
「表面活性剤」とも呼ぶ。
◎英語:サーファクタント(surfactant)。
◎陽イオン界面活性剤。
非イオン性界面活性剤。
かいもう
【開毛】
○[工]梳毛(ソモウ)紡績で、洗毛で塊(カタマリ)になった原毛を一本
一本の繊維にほぐし、砂などの夾雑物(キョウザツブツ)を除去する
工程。
がいもうこ《ぐわいもうこ》
【外蒙古】
○⇒そともんごる(外モンゴル)
かいものぶぎ《かひねのぶぎ》
【買物ブギ】
○[楽]村雨まさを作詞、服部良一作曲の歌謡曲。
歌は笠置シズ子。
◎1950. 7.(昭和25)レコード発売。
かいものようじてんしゃ《かひものようじてんしや》
【買物用自転車】
○[交]⇒ままちゃり(ママチャリ)
かいもん《くわいもん》
【槐門】
○大臣の位。
「三槐」,「槐庭」とも呼ぶ。
◎中国の周代に、朝廷の前の庭に三株の槐(エンジュ)を植え、三
公(三人の大臣)がこれらに面して着座した故事による。
◎槐門棘路(キョクロ):⇒かいもんきょくろ(槐門棘路)
がいもん
【ガイモン】
◇Guymon
○アメリカ合衆国南部、オクラホマ州(Oklahoma State)北西部
のテキサス郡(Texas County)中央部にある郡都。
かいもんきょくろ《くわいもんきよくろ》
【槐門棘路】
○公卿(クギョウ)。三公と九卿(キュウケイ)。
参照⇒かいもん(槐門),きゅうけい(九卿)(2)
がいもんごる《ぐわいもんごる》
【外モンゴル】
○⇒そともんごる(外モンゴル)
かいもんだけ
【開聞岳】
◇[日]Kaimon Dake
○[地]鹿児島県揖宿郡(イブスキグン)開聞町(カイモンチョウ)の南西部、
薩摩半島南東端にある二重式成層火山(コニーデ)。標高922メ
ートル。
南のすそは開聞岬(ミサキ)になっている。
霧島屋久国立公園に含まれる。
「薩摩富士」,「御鼻」,「開聞山」とも呼ぶ。
◎鹿児島湾入り口に円錐状にそびえ、湾に入る船の目標として、
古くから「海門の山」として崇められた。
北麓には開聞宮(枚聞<ヒラサキ>神社)が祀(マツ)られ、航海安全の
神として信仰を集めている。
かいもんみさき
【開聞岬】
◇[日]Kaimon Misaki
○[地]鹿児島県、薩摩半島南東端の岬。開聞岳(カイモンダケ)の南
すそ。
大隅半島の佐多岬(サタミサキ)と相対する。
参照⇒さたみさき(佐多岬)
かいやくびき
【解約引き】
【解約引】
○[経]⇒しきびき(敷引き,敷引)
かいやぐら《かひやぐら》
【貝櫓】
【蜃気楼】
○[気]⇒しんきろう(蜃気楼)
かいやほが
【カイヤホガ】
◇Cuyahoga
○(1)[地](the Cuyahoga River)⇒かいやほががわ(カイヤホガ
川)
○(2)(Cuyahoga County)⇒かいやほがぐん(カイヤホガ郡)
かいやほががわ《かいやほががは》
【カイヤホガ川】
◇[英]the Cuyahoga River
○[地]アメリカ合衆国中央北東部、オハイオ州(Ohio State)北
東部を北流してエリー湖(Lake Erie)に注(ソソ)ぐ川。全長130キ
ロメートル。
工業都市アクロン(Akron)とエリー湖を結ぶ。
かいやほがぐん
【カイヤホガ郡】
◇[英]Cuyahoga County
○アメリカ合衆国中央北東部、オハイオ州(Ohio State)北東部
の郡。南東部をサミット郡(Summit County)に接し、北部をエ
リー湖(Lake Erie)に面する。
郡都はクリーブランド(Cleveland)。
◎オハイオ州サミット郡(Summit County)には都市カイヤホガ
フォールズ(Cuyahoga Falls)がある。
かいやほがふぉーるず
【カイヤホガフォールズ】
◇[英]Cuyahoga Falls
○アメリカ合衆国中央北東部、オハイオ州(Ohio State)北東部
にあるサミット郡(Summit County)の都市。
〈人口〉
1990(平成 2)4万8,950人。
◎オハイオ州にはカイヤホガ郡(Cuyahoga County)がある。
かいやまとえき《かひやまとえき》
【甲斐大和駅】
○[交]山梨県東山梨郡大和村(ヤマトムラ)にある、JR中央本線の
駅。
笹子(ササゴ)駅(大月市)と勝沼ぶどう郷(カツヌマブドウキョウ)駅(勝
沼町)の間。
◎1993. 4. 1(平成 5)初鹿野(ハジカノ)駅を改称。
がいゆ《ぐわいゆ》
【外油】
○海外から輸入した原油または石油。
かいゆうぎょ《くわいいうぎよ》
【回遊魚】
【回游魚】
◇[英]migratory bird/migrant(マイグラント)
○[魚]生育段階に応じて、また産卵やエサ(餌)をとるために、
定期的に一定の経路に沿って移動する習性を持つ魚。
イワシ・ブリ・カツオ・ニシン・サンマ・サケ・マスなど。
かいゆーす
【カイユース】
◇Cayuse
○(1)ネイティブ・アメリカン(北米インディアン)の一部族。
オレゴン州北東部からワシントン州北東部に居住。
○(2)[哺](cayuse)北アメリカ北西部の原産といわれるネイティ
ブ・アメリカンの小型の馬。
参照⇒むすたんぐ(ムスタング)
○(3)[軍]観測ヘリコプターOH−6Dの通称。
⇒おーえっちろくでぃ(OH−6D)
★かいゆぼっと
【カイユボット】
◇Gustave Caillebotte
○[人]土木技師・画家(1848〜1894)。
パリの裕福な家に生れる。
かいよう《かいやう》
【かいよう】
○[海]海洋研究開発機構の海洋調査船。
無人深海探査機ディープ・トウの母船。
海底地形や海底下深部の構造を探査する。
参照⇒でぃーぷとう(ディープ・トウ),なつしま(なつしま)
◎1985(昭和60)建造。
かいよう《かいやう》
【海洋】
○[海]海上保安庁所属の測量船。550トン。
かいよう
【海鷹】
○[歴][軍]日本海軍の小型低速の航空母艦(空母)。
基準排水量1万5,400トン、全長166.55メートル、23ノット
(時速42.6キロメートル)
搭載航空機数24機。
◎1942. 5. 1(昭和17)大阪商船の貨客船「あるぜんちな丸」を徴
用し、快速輸送船とする。
1942(昭和17)空母に改装。
1943.11.(昭和18)竣工。
1944. 1.(昭和19)航空機を南方前線基地に輸送する任務に就
く。
1945. 7.(昭和20)別府湾で機雷に触れて航行不能。
がいよう《ぐわいやう》
【外洋】
◇[英]open sea/ocean
○[海]陸地から遠く離れて、広々とした大洋・大海。
◎「海の砂漠」とも呼ばれる。
かいようおせんぼうしほう《かいやうをせんばうしはふ》
【海洋汚染防止法】
○[法]海洋の汚染と海上災害を規制・防止し、海洋環境の保全
を目的とする法律。
◎1970.12.18(昭和45)参議院本会議で可決・成立。12.25公布。
1972.11.13(昭和47)海洋投棄規制国際条約、79ヶ国仮調印。
1980.10.15(昭和55)海洋汚染防止条約(MARPOL)、批准
書寄託。10.25公布
1980.10.25(昭和55)日本、海洋投棄規制国際条約を批准。
1983(昭和58)日本、海洋汚染防止条約を批准。
2007.10. 2(平成19)1996年の海洋汚染防止条約(ロンドン条
約)議定書を批准。
2007.11. 1(平成19)改正海洋汚染防止法が施行。
★かいようかがくぎじゅつせんたー
《かいやうくわがくぎじゆつせんたー》
【海洋科学技術センター】
○[海]文部科学省所管。
神奈川県横須賀市。
◎地球深部探査船:⇒ちきゅう(ちきゅう)
かいようがく《かいやうがく》
【海洋学】
◇[日]kaiyo gaku
○[海]海洋に関する諸現象を研究する学問。
〈分科〉
海洋物理学(physical oceanography)。
海洋化学(chemical oceanography)。
海洋生物学(marine biology)。
海洋地質学(submarine geology)。
海洋気象学(maritime meteorology)。
◎英語:オーシャノグラフィー(oceanography)/オーシャノロ
ジー(oceanology)/サラソグラフィー(thalassography)。
★かいようけんきゅうかいはつきこう
《かいやうけんきうかいはつきこう》
【海洋研究開発機構】
◇[英]Japan Marine Science & Technology Center
○[海]独立行政法人。
神奈川県横須賀市。
略称は「JAMSTEC(ジャムステック)」。
◎海洋調査船:⇒なつしま(なつしま),かいよう(かいよう)
スーパーコンピューター:⇒ちきゅうしみゅれーた(地球シ
ミュレータ)
★かいようじょうほうぶ《かいやうじやうほうぶ》
【海洋情報部】
○[海]海上保安庁に所属する、船舶の航行安全に関する資料の
作成や提供・通報などの業務を行う部局。
旧称は「水路部」。
◎旧帝国海軍水路部から継承して発足。
水路部から改称。
かいようほう《かいやうはふ》
【海洋法】
○[法]⇒こくれんかいようほう(国連海洋法)
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