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百 科 辞 書 《かへ》 編集:獨 澄旻
-------- かへ --------------------------------------------------
★かべ
【壁】
○(1)[建]
「ウォール([英]wall)」とも呼ぶ。
◎壁紙:⇒かべがみ(壁紙)
防火壁:参照⇒ふぁいあうぉーる(ファイアウォール)
◎壁に耳あり、障子(ショウジ)に目あり:⇒かべにみみありしょ
うじにめあり(壁に耳あり、障子に目あり)
○(2)大きな困難や障害の喩(タト)え。
○()
○()[食]女房詞で、豆腐。
⇒とうふ(トウフ,豆腐)
かべいと
【壁糸】
◇[日]kabeito/kabe-ito
○縒糸(ヨリイト)の一種。
縒(ヨ)りのない細い平糸(ヒライト)に、強く下縒りをかけた太糸
を、下縒りとは逆向きに縒り合せた糸。
太糸は螺旋状(ラセンジョウ)に巻き付く。
この糸を緯糸(ヨコイト)にして織ると、横方向に縮んで凹凸が出
来て、織物の表面に細かな皺(シボ)が出る仕上がりとなる。
壁縮緬(チリメン)・壁透綾(スキヤ)・壁風通(フウツウ)・壁一楽(イチラク)
・壁糸織(イトオリ)・壁羽二重(ハブタエ)・壁御召(オメシ)などに使用。
かべいとおり
【壁糸織り】
【壁糸織】
◇[日]kabeito-ori
○経糸(タテイト)に諸撚りの絹糸、緯糸(ヨコイト)に壁糸の絹糸を用い
た平織りの絹織物。
経糸・緯糸ともに先練り・先染めの糸を用いる。
さらりとした感触で、主に夏の着尺地(キジュクジ)に使用する。
「かべおり(壁織り,壁織)」,「かべおりもの(壁織り物,壁織物)」
とも呼ぶ。
◎絹糸のほか、レーヨン・ポリエステル・ナイロン・アクリル
などのフィラメント糸も用いる。
★かへいはくぶつかん《くわへいはくぶつくわん》
【貨幣博物館】
○東京都中央区日本橋本石町(ホンゴクチョウ)2−1−1にある、日
本銀行本店の金融研究所に付属する博物館。
大判小判などの貨幣を展示。
無料だが予約(03-3279-1111)が必要。
◎江戸時代、金座をつかさどった後藤庄三郎邸(後藤役所)跡。
かべおり
【壁織り】
【壁織】
◇[日]kabe-ori
○⇒かべいとおり(壁糸織り,壁糸織)
かべおりもの
【壁織り物】
【壁織物】
◇[日]kabe-orimono
○⇒かべいとおり(壁糸織り,壁糸織)
★かべがみ
【壁紙】
◇[英]wallpaper
○(1)保護と装飾のために室内の壁面に張る紙。
◎厚手:⇒りんくらすた(リンクラスタ)
ヒ素(砒素):⇒ぱりすぐりーん(パリス・グリーン)(1)
○(2)[計]
がーべーじ
【ガーベージ】
◇[英]garbage
○(1)台所ゴミ・生ゴミ・残飯(ザンパン)・食べかす。
○(2)ゴミ・屑(クズ)・ガラクタ。
○(3)(考え・言葉などが)くだらないもの・詰まらないもの。
○(4)[計]不要なデータ・使い終ったデータ。
参照⇒がーべーじこれくしょん(ガーベージ・コレクション)
がーべーじこれくしょん
【ガーベージ・コレクション】
◇[英]garbage collection
○[計]使用済みで削除または不要になったデータの記憶領域を、
再び使用可能な領域にするために行う回収作業。
主に主記憶(メモリー)のものを指すが、ハードディスクなど
の記録媒体で行われるデフラグ(最適化)も含まれる。
かべしたじ《かべしたぢ》
【壁下地】
○[建]壁土・漆喰(シックイ)やモルタルなどを塗りつける骨(芯)と
なるもの。
柱と柱の間に間渡(マワタ)しり付け、小舞(コマイ)を格子に組んだ
もの。
「壁代(カベシロ)」とも呼ぶ。
参照⇒こまい(木舞,小舞)(1),きずりしたじ(木摺り下地,木
摺下地),したじまど(下地窓,助枝窓)
★かべしろ
【壁代】
○(1)[建]帷帳(イチョウ)の一種。
◎壁の代用の意味。
○(2)[建]壁下地の別称。
⇒かべしたじ(壁下地)
がべす
【ガベス】
◇Gabes、[アラビア語]Qabis
○(1)(Gabes Governorate)⇒がべすけん(ガベス県)
○(2)チュニジア共和国南部、ガベス県東部にある県都。地中
海のガベス湾(Gulf of Gabes)に面するオアシス都市。
「カービス」とも呼ぶ。
〈人口〉
1989(平成元)8万3,610人(推計)。
◎紀元前2世紀ころ、古代ローマの交易港タカペ(Tacape)とし
て建設。
がべすけん
【ガベス県】
◇[英]Gabes Governorate
○チュニジア共和国南部の県。北東部をスファクス県(Sfax
Governorate)に接し、東部を地中海のガベス湾(Gulf of Gabes)
に面する。
県都はガベス。
〈面積〉
7,175平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)34万3,000人(4月現在)。
かべすさ
【壁すさ】
【壁寸莎】
○[建]すさ(寸莎)の別称。
⇒すさ(すさ,寸莎)
かべせん
【可部線】
○[交]広島県広島市の広島駅(南区)と可部駅(安佐北区)を結ぶ、
JR西日本の鉄道路線。
〈停車駅〉
広島駅・横川(ヨコガワ)駅・三滝(ミタキ)駅・安芸長束(アキナガツカ)
駅・下祇園(シモギオン)駅・古市橋(フルイチバシ)駅・大町(オオマチ)駅・
緑井(ミドリイ)駅・七軒茶屋(シチケンジャヤ)駅・梅林(バイリン)駅・上八
木(カミヤギ)駅・中島(ナカシマ)駅・可部駅。
◎1969(昭和44)全線開通。全長60.2キロメートル。
2003.11.30(平成15)可部駅〜三段峡(サンダンキョウ)駅(戸河内町)
間(46.2キロメートル)を最終運転。
〈廃止路線〉
可部駅・河戸(コウド)駅・今井田(イマイダ)駅・安芸亀山(アキカメヤマ)
駅・毛木(ケギ)駅・安芸飯室(アキイムロ)駅・布(ヌノ)駅・小河内(オガ
ウチ)駅・安野(ヤスノ)駅・水内(ミノチ)駅・坪野(ツボノ)駅・田之尻(タノ
シリ)駅・津浪(ツナミ)駅・香草(カグサ)駅・加計(カケ)駅・木坂(キサカ)
駅・殿賀(トノガ)駅・上殿(カミトノ)駅・筒賀(ツツガ)駅・土居(ドイ)
駅・戸河内(トゴウチ)駅・三段峡駅。
かべたてしき
【壁立式】
○[歴][建]竪穴式(タテアナシキ)の一様式。いくつかの壁柱で側壁を
作り、その側壁で屋根の垂木(タルキ)を受ける建て方。
山形県の押出遺跡(オンダシ・イセキ)は縄文前期のもので日本最古。
北海道の来運遺跡(ライウン・イセキ)からは縄文中期の壁材が出土して
いる。
参照⇒ふせやしき(伏屋式),つーばいふぉーこうほう(ツーバ
イフォー工法,2×4工法)
◎「へきりつ」とも読む。
参照⇒へきりつ(壁立)
★かべつち
【壁土】
○[建]
参照⇒じゅらくつち(聚楽土),すさ(すさ,寸莎)
かーぺっと
【カーペット】
◇[英]carpet
○⇒じゅうたん(絨緞,絨毯)
かべなんと
【カベナント】
◇[英]covenant
○⇒かばなんと(カバナント)
かべにみみ
【壁に耳】
◇[英]walls have ears
○[諺]⇒かべにみみありしょうじにめあり(壁に耳あり、障子
に目あり)
かべにみみあり
【壁に耳あり】
◇[英]walls have ears
○[諺]⇒かべにみみありしょうじにめあり(壁に耳あり、障子
に目あり)
かべにみみありしょうじにめあり《かべにみみありしやうじにめあり》
【壁に耳あり、障子に目あり】
◇[英]walls have ears
○[諺]密談・隠し事・秘密などはとかく漏れやすい、という例
(タト)え。
何時(イツ)何処(ドコ)で誰(ダレ)が聞いているか、見ているかわ
からないから、ということ。
単に「壁に耳あり」,「障子に目あり」,「壁に耳」,「障子に目」と
も呼ぶ。
かべばしら
【壁柱】
◇[英]pilaster
○[建]⇒ぴらすたー(ピラスター)
[1]かぺら
【カペラ】
◇[羅]Capella(メス山羊)
○[天]馭者座(ギョシャザ)のアルファ星。光度0.1等で、全天第6
の輝星。真冬の夕暮、天頂の北寄りに黄色く輝く星。
距離41光年。太陽の質量2.8倍のカペラAと、2.5倍のカペラ
Bの2つの星が104日周期でめぐりあっている分光連星。
[2]かぺら
【カペラ】
◇[伊]cappella、[英]chapel
○[宗]⇒ちゃぺる(チャペル)
[3]かぺら
【カペラ】
◇[登録商標]CAPELLA
○[交]マツダ社製の乗用車(セダン)。
かべりがわ《かべりがは》
【カベリ川】
◇[英]Kaveri River/Cauvery River
○[地]インド南部の西ガーツ山脈(Western Ghats)に発源して
インド洋に注(ソソ)ぐ川。全長760キロメートル。
カルナータカ州(Karnataka State)を南東に流れ、タミルナ
ドゥ州(Tamil Nadu State)を貫通し、インド洋のベンガル湾
(Bay of Bengal)に注ぐ。
かーべりゃう
【カーベリャウ】
◇[独]Kabeljau
○[魚](ドイツ語で)タラ(鱈)。
⇒たら(タラ,鱈,大口魚)
かべりゅう
【カベリュウ】
◇[フ]cabillaud
○[魚](フランス語で)タラ(鱈)。
⇒たら(タラ,鱈,大口魚)
かぺるなうむ
【カペルナウム】
◇Capernaum
○パレスチナの古都。ガリラヤ(Galilee)湖北西岸。
キリストが福音を説いたパレスチナ北部のガリラヤ地方の中
心地。
かぺるまいすたー
【カペルマイスター】
◇[独]Kapellmeister
○[楽](音楽)楽長・(聖歌隊・オーケストラの)指揮者。
かぺれ
【カペレ】
◇[独]Kapelle、[英]chapel
○(1)[宗]⇒ちゃぺる(チャペル)
○(2)[楽](ドイツ語で)楽団・バンド。
○(3)[歴](中世の教会の)聖歌隊。
がべろねす
【ガベロネス】
◇Gaberones
○[古]⇒がぼろーね(ガボローネ)
がへんいぞくじちけん
【峨辺イ族自治県】
【峨辺彝族自治県】
【峨邊彝族自治縣】
◇[中]Ebian Yizu zizhixian
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中央部にある
省直轄市(地級市)楽山(Leshan)に所属する自治県。
県都は沙坪鎮(Shaping Zhen)。
◎楽山には馬辺イ族自治県(Mabian Yizu zizhixian)もある。
かへんこんでんさー
【可変コンデンサー】
◇[英]variable condenser
○[電][通]⇒ばりあぶるこんでんさー(バリアブルコンデンサ
ー,バリアブル・コンデンサー)
[1]かーぺんたー
【カーペンター】
◇[英]carpenter
○(1)(英語で)大工(ダイク)。
○(2)[人](Carpenter)英米の姓。
◎ドイツ語のツィンマーマン(Zimmermann)に相当する。
[2]かーぺんたー
【カーペンター】
◇Mary Carpenter
○[人]イギリスの女性社会教育家(1807〜1877)。
[3]かーぺんたー
【カーペンター】
◇Edward Carpenter
○[人]イギリスの詩人・評論家(1844〜1929)。
社会主義運動にも従事。
著書は『イギリスの思想』、詩『民主主義を目指して』、自
伝『わが生涯と夢』など。
かーぺんたーず
【カーペンターズ】
◇[英]the Carpenters
○[楽]1970〜1980年代のアメリカ人兄妹のデュオ。
兄リチャード・カーペンター(Richard Carpenter)(1946.10.
15〜)が楽器を、妹カレン・カーペンター(Karen Carpenter)
(1950. 3. 2〜1983. 2. 4)がボーカルを担当。
1968(昭和43)結成。
1983(昭和58)カレンが拒食症で死去。
かーぺんたりあわん
【カーペンタリア湾】
◇[英]Gulf of Carpentaria
○[地]オーストラリア大陸北東部、アラフラ海(Arafura Sea)
に面する湾。
◎1606(慶長11)オランダの海洋探検家ヤンスーン(Willem Jans-
zoon)、トイフケン(Duyfken)号で発見。
かへんちくでんき
【可変蓄電器】
◇[英]variable condenser
○[電][通]⇒ばりあぶるこんでんさー(バリアブルコンデンサ
ー,バリアブル・コンデンサー)
かほ
【嘉穂】
◇[日]Kaho
○(1)⇒かほぐん(嘉穂郡)
○(2)⇒かほまち(嘉穂町)
かーぽ
【カーポ】
◇[伊]capo
○(1)頭([英]head)。
「カポッチャ(capoccia)」とも呼ぶ。
◎ダカーポ(da capo):始めから。
○(2)チーフ([英]chief)・ボス([英]boss)。
「カポッチャ(capoccia)」とも呼ぶ。
○(3)岬([英]cape)。
◎喜望峰(Capo di Buona Speranza)
かーぼーい
【カーボーイ】
◇[英]cowboy
○[農]⇒かうぼーい(カウボーイ)
★かぽいど
【カポイド】
◇Capoid
○世界の五大人種の一つ。
「コイサン人種群」とも呼ぶ。
参照⇒こいさんじんしゅ(コイサン人種)
◎名称は南アフリカ共和国の「ケープ州(Cape Province)」に因
(チナ)む。
かーぼーいはっと
【カーボーイハット】
【カーボーイ・ハット】
◇[英]cowboy hat
○[服]⇒てんがろんはっと(テンガロンハット,テンガロン・ハッ
ト)
かぽえた
【カポエタ】
◇Kapoeta
○スーダン南東部、東エクアトリア州(Sarq al Istiwa'Iyah
wilayah)の州都。
北緯4.78°、東経33.57°の地。
〈人口〉
1973(昭和48)5,300人。
1983(昭和58)5,300人。
2004(平成16)6,500人。
かぽえら
【カポエラ】
◇[葡]capoeira/capoera
○[運]ブラジルの格闘技。
19世紀に黒人奴隷のダンスから護身術として発展したもの。
◎発音は「ポ」と「エ」にストレス(強勢)があり、"i"は発音され
ないか聞こえず、「カポーエーラ」,「カポエーラ」が近い。
かほく
【かほく】
◇[日]Kahoku
○⇒かほくし(かほく市)
[1]かほく
【河北】
◇[日]Kahoku
○(1)[地]⇒かほくがた(河北潟)
○(2)⇒かほくぐん(河北郡)
○(3)⇒かほくちょう(河北町)
[2]かほく
【河北】
◇[中]Hebei、[英]Hopeh
○(1)中国、黄河北方地域の総称。
○(2)中国、北部の省。
⇒かほくしょう(河北省)
かほく《くわほく》
【華北】
◇[中]Huabei
○(1)中国北部の地方・地域。
黄河の中・下流域から成る黄土高原(華北平原)で、北は万里
の長城・燕山山脈(Yanshan Shanmai)、南は秦嶺山脈(Qinling
Shanmai)(シンレイサンミャク)・淮河(Huai He)(ワイガ)との間。
○(2)(一般に)河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)・山西省(Shangxi
Sheng)・北京市(Beijing Shi)・天津市Tianjin Shiの2省2市。
○(3)[歴]⇒かほくごしょう(華北五省)
かほくがた
【河北潟】
◇[日]Kahoku Gata
○[地]石川県中部、金沢市の北方にある潟湖(カタコ)。面積21.2
平方キロメートル、周囲26キロメートル、最大深度2.0メート
ル。
かほくぐん
【河北郡】
◇[日]Kahoku Gun
○石川県中央部の郡。
津幡町(ツバタマチ)・内灘町(ウチナダマチ)の町。
◎2004. 3. 1(平成16)高松町(タカマツマチ)・七塚町(ナナツカマチ)・宇ノ
気町(ウノケマチ)の3町が合併して「かほく市」を発足。
◎山形県西村山郡(ニシムラヤマグン)には河北町(カホクチョウ)がある。
高知県香美郡(カミグン)には香北町(カホクチョウ)がある。
熊本県鹿本郡(カモトグン)には鹿北町(カホクマチ)がある。
宮城県桃生郡(モノウグン)には河北町(カホクチョウ)があった。
かほくごしょう《くわほくぎしやう》
【華北五省】
◇[中]Huabei wu sheng
○[歴]中国北部、河北省(Hebei Sheng)・山東省(Shangdong
Sheng)・山西省(Shangxi Sheng)・チャハル省(察哈爾省)(Cha-
ha'er Sheng)・綏遠省(Suiyuan Sheng)(スイエンショウ)の総称。
1935(昭和10)日本が行った華北分離工作の対象地域。
◎華北五省自治運動
かほくし
【かほく市】
◇[日]Kahoku Shi
○石川県中部の市。
◎2004. 3. 1(平成16)河北郡の高松町(タカマツマチ)・七塚町(ナナツカマ
チ)・宇ノ気町(ウノケマチ)の3町が合併して発足。
★かほくしょう《かほくしやう》
【河北省】
◇[中]Hebei Sheng、[英]Hopeh Province
○中国北部の省。
省都は石家荘(Shijiazhuang)(セッカソウ)。
省内に中央政府直轄市の北京(ペキン)がある。
旧称は「直隷省(Zhili Sheng)(チョクレイショウ)」。
参照⇒せっかそう(石家荘),うめづかおうきんきょうてい(梅
津・何応欽協定)
〈面積〉
18万5,125平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)5,476万0,000人。
2000(平成12)5,906万8,200人。
2004(平成16)6,177万5,700人。
◎1952.12.(昭和27)チャハル省(察哈爾省<Chaha'er Sheng>)の
一部を編入。
かほくしんぽう
【河北新報】
○[報]宮城県仙台市で発行されている日刊新聞。
◎1897. 1.17(明治30)一力健治郎により創刊。
かほくちょう《かほくちやう》
【河北町】
◇[日]Kahoku Cho
○(1)山形県中央部、西村山郡(ニシムラヤマグン)の町。
○(2)[古]宮城県中央部、桃生郡(モノウグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)石巻市に編入。
桃生郡には河南町もあった。
◎石川県には河北郡がある。
熊本県鹿本郡(カモトグン)には鹿北町(カホクマチ)がある。
高知県香美郡(カミグン)には香北町(カホクチョウ)があった。
かほくちょう《かほくちやう》
【香北町】
◇[日]Kahoku Cho
○[古]高知県中東部、香美郡(カミグン)の町。
◎2006. 3. 1(平成18)土佐山田町(トサヤマダチョウ)・物部村(モノベソン)
と合併して香美市(カミシ)を発足。
◎山形県西村山郡(ニシムラヤマグン)には河北町(カホクチョウ)がある。
熊本県鹿本郡(カモトグン)には鹿北町(カホクマチ)がある。
宮城県桃生郡(モノウグン)には河北町(カホクチョウ)があった。
かほくまち
【鹿北町】
◇[日]Kahoku Machi
○熊本県北部、鹿本郡(カモトグン)の町。
◎山形県西村山郡(ニシムラヤマグン)には河北町(カホクチョウ)がある。
高知県香美郡(カミグン)には香北町(カホクチョウ)があった。
宮城県桃生郡(モノウグン)には河北町(カホクチョウ)があった。
かほぐん
【嘉穂郡】
◇[日]Kaho Gun
○福岡県中央部の郡。
桂川町(ケイセンマチ)・稲築町(イナツキマチ)・碓井町(ウスイマチ)・嘉穂町
(カホマチ)・筑穂町(チクホマチ)・穂波町(ホナミマチ)・庄内町(ショウナイマチ)・
頴田町(カイタマチ)の町。
★かぼしゅがる
【カボシュガル】
◇[ペルシア語]Kavoshgar(探検家)
○[宇]イラン国産の人工衛星打ち上げロケット。
「カブシュ(Kavosh)」とも呼ぶ。
参照⇒さふぃーる(サフィール)
◎2008. 2.(平成20)カボシュガル1を打ち上げ。
2008.11.(平成20)カボシュガル2を打ち上げ。
2010. 2. 3(平成22)カボシュガル3の打ち上げに成功。
かぼしょん
【カボション】
◇[フ]cabochon、[英]cabochon
○(1)凸レンズ形または半卵形に磨いた宝石。
○(2)腕時計の竜頭(リュウズ)の頭に埋め込む宝石。
参照⇒りゅうず(竜頭)(4)
◎古期フランス語の「頭(caboche)」の派生語で、「キャベツ([英]
cabbage)」と同源語。
★かぼちゃ
【カボチャ】
【南瓜】
○[植][農]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)カボ
チャ属(Cucurbita)のツル性(蔓性)一年草。
カボチャ属のうち、ニホンカボチャ(トウナス)(pumpkin)・
セイヨウカボチャ(クリカボチャ)(squash)・ペポカボチャ(mar-
row)の3系統を呼ぶ。
また、完熟前に収穫する皮の柔らかい夏カボチャと、熟して
から収穫する皮が厚く固い冬カボチャがある。
「とうなす(唐茄子)」,「南京(ナンキン)」,「なんきんぼうぶら(南京
南瓜)」,「パンプキン([英]pumpkin)」とも呼ぶ。
古くは「ろそん」とも呼ぶ。
◎ニホンカボチャ([学]Cucurbita moschata):⇒にほんかぼちゃ
(ニホンカボチャ,日本南瓜)
最古の渡来種:参照⇒みけかどかぼちゃ(ミケカドカボチャ,
三毛門南瓜)
セイヨウカボチャ([学]Cucurbita maxima)。
ペポカボチャ([学]Cucurbita pepo):⇒ぺぽかぼちゃ(ペポ
カボチャ,ペポ南瓜)
◎冬至(トウジ)に食べる。
ハロウィンでは、目鼻口をくり抜いて飾りのランタン(jack-
o'-lantern)にする。
かぼちゃづか
【南瓜束】
◇[日]kabochazuka/kabocha-zuka
○[建]蕪束の別称。
⇒かぶらづか(蕪束,鏑束)
かぽっく
【カポック】
◇[英]kapok(ケイポック)
○(1)[植]⇒かぽっくのき(カポックノキ,カポックの木)
○(2)カポックノキ(kapok tree)の種子から採る綿状の長い繊
維。綿毛はパンヤ([葡]panha)より長い。
保温がよく、布団・クッション・枕や救命袋などの詰め物に
用いる。
かぽっくのき
【カポックノキ】
【カポックの木】
◇[英]kapok tree
○(1)[植]([学]Ceiba pentandra)アオイ目(Malvales)アオイ科
(Malvaceae)カポック属(ceiba)の常緑高木。中央アメリカ・南
アメリカの熱帯原産。
高さは60〜70メートルに達する。
種子をおおう綿毛は約15センチメートル。
単に「カポック」とも呼ぶ。
◎ワタ(綿)と同じ科。
○(2)[植]セリ目(Apiales)ウコギ科(Araliaceae)の園芸品種ホ
ンコンカポック([学]Schefflera arboricola)(シェフレラ)の
略称。
かぽっちゃ
【カポッチャ】
◇[伊]capoccia
○⇒かーぽ(カーポ)
かぼっと
【カボット】
○(1)[人](John Cabot)⇒[1]かぼーと(カボート)
○(2)[人](Sebastian Cabot)⇒[2]かぼーと(カボート)
★かぼっとかいきょう《かぼつとかいけふ》
【カボット海峡】
◇[英]Cabot Strait
○[地]アメリカ大陸北東部、ニューファンドランド(Newfound-
land)島とケープブレトン島(Cape Brenton Island)との間の海
峡。
[1]かぼーと
【カボート】
◇[伊]Giovanni Caboto(ジョバンニ・カボート)、[英]John
Cabot(ジョン・カボット)
○[人]イタリアの海洋探検家(1450ころ〜1498ころ)。S.カボ
ートの父。
コロンブスの成功に刺激され、1496(明応 5)アジアを目指し
てイギリスのブリストル港を出港し、失敗。
1497. 5.(明応 6)再出発し、 6.24ケープブレトン島(Cape
Brenton Island)に到達し、北アメリカ大陸を発見。
1498(明応 7)ラブラドル半島(Labrador peninsular)を発見。
[2]かぼーと
【カボート】
◇[伊]Sebastiano Caboto(セバスチアーノ・カボート)、[英]
Sebastian Cabot(セバスチャン・カボット)
○[人]イタリアの海洋探検家(1474ころ〜1557)。J.カボート
の息子。
1498(明応 7)父とともにラブラドル半島(Labrador peninsu-
lar)を発見。
かーぽーと
【カーポート】
◇[英]carport
○[交]簡易車庫。
建物の側面からの差しかけ屋根、または柱と屋根のみの簡単
な駐車施設。
かぽなーた
【カポナータ】
◇[伊]caponata
○[料]揚げナスに他の野菜やアンチョビなどを混ぜ、オリーブ
油・ケーパー・酢などで味付けしたイタリア料理。
かーぼなーど
【カーボナード】
◇[西]carbonado、[葡]carbonado
○[鉱]⇒かるぼなーど(カルボナード)
かぽね
【カポネ】
◇Alphonso Capone(アルフォンソ・カポネ)
○[人]アメリカのギャング団(マフィア)の首領(1899〜1947. 1.
25)。
ナポリに生れ、幼いころにアメリカに移民。
1920年代の禁酒法時代のシカゴで、密輸入・酒類の密造・賭
博(トバク)・売春などで巨額の収入を得、市の政界・警察をも買
収。
1929(昭和 4)の「聖バレンタイン・デーの虐殺」など、他のギャ
ング組織と抗争を重ねて暗黒街に君臨、「犯罪の帝王(King of
Crime)」と恐れられた。
1932(昭和 7)脱税容疑で起訴され有罪11年の判決を受けたが、
1939(昭和14)病気のため出獄。
マイアミの別荘で死ぬ。
通称は「アル・カポネ(Al Capone)」。
参照⇒せいばれんたいんのぎゃくさつ(聖バレンタインの虐
殺)
かぽーね
【カポーネ】
◇[伊]capone
○(1)[食]⇒しゃぽーん(シャポーン)
○(2)(トスカーナ方言で)頭の固い人・頑固者。
かーぼはいどれーと
【カーボハイドレート】
◇[英]carbohydrate
○[生化]⇒たんすいかぶつ(炭水化物)
かぼぶ
【カボブ】
◇[アラビア語]kabob、[英]cabob
○[料]⇒けばぶ(ケバブ)
★かーぼふらん
【カーボフラン】
◇[英]carbofuran
○[農]カーバメート(carbamate)系の殺虫剤の一種。
散布した地区で鳥類の大量死が報告されている。
商品名は「フューラダン(Furadan)」など。
◎アフリカでゾウ・カバなどの駆除に使用されて問題になって
いる。
かぼべるで
【カーボベルデ】
◇[葡]Cabo Verde、[英]Cape Verde
○⇒かーぼべるで(カーボベルデ)
○アフリカ大陸西方、セネガル沖620キロメートルの大西洋上
にある共和国。
ベルデ岬諸島の10の島(islands)と5つの小島(islets)から
なる。
首都はサンチアゴ島(Sao Tiago Island)のプライア(Praia)。
「カボベルデ」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,033平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)31万人。
1984(昭和59)32万人。
1988(昭和63)35万人。
1990(平成 2)34万1,491人。
1997(平成 9)39万4,000人。
2000(平成12)43万4,800人。
2002(平成14)44万9,100人。
◎旧ポルトガル植民地。
1975. 7. 5(昭和50)独立。
1975. 9.16(昭和50)国際連合に加盟。
かほまち
【嘉穂町】
◇[日]Kaho Machi
○福岡県中央部、嘉穂郡(カホグン)の町。
〈面積〉
87.34平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万0,357人。
◎1955(昭和30)大隈(オオクマ)町・千手(センズ)村・足白(アジロ)村・
宮野村の1町3村が合併し発足。
かーぼらんだむ
【カーボランダム】
◇[登録商標]Carborundum
○[化]アメリカのカーボランダム社製炭化ケイ素の商品名。
参照⇒たんかけいそ(炭化ケイ素,炭化珪素)
◎1893(明治26)アチソン(Edward Goodrich Acheson)が工業化。
かーぼろ
【カーボロ】
◇[伊]cavolo
○[農][食](イタリア語で)キャベツ・キャベツ類。
⇒きゃべつ(キャベツ)
がぼろーね
【ガボローネ】
◇Gaborone
○アフリカ南部、ボツワナの首都。
「ハボローネ」とも呼ぶ。
旧称は「ガベロネス(Gaberones)」。
〈人口〉
1971(昭和46) 2万人。
1995(平成 7)18万人。
かーぼろねろ
【カーボロネロ】
◇[伊]cavolo nero/cavolo nero toscano、[学]Brassica
oleracea var.acephala
○[農][食]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Bras-
sicaceae)アブラナ属(Brassica)の一年生または二年生葉菜。
イタリアのトスカーナ地方原産。
深緑色の葉の不結球キャベツ。ケール([英]kale)の近縁種。
「黒キャベツ([英]black cabbage)」とも呼ぶ。
参照⇒けーる(ケール),はぼたん(ハボタン,葉牡丹)
かーぼろぺるで
【カーボロペルデ】
◇[伊]cavolo verde
○[農][食](イタリア語で)ケール([英]kale)。
⇒けーる(ケール)
かーぼろらーぱ
【カーボロラーパ】
◇[伊](単数形)cavolo rapa/(複数形)cavoli rape(カーボリ
ラーペ)
○[植](イタリア語で)コールラビ([独]Kohlrabi)。
⇒こーるらび(コールラビ)
かーぼん
【カーボン】
◇[英]carbon
○(1)[化]炭素。
⇒たんそ(炭素)
○(2)カーボン紙(carbon paper)の略称。
⇒かーぼんし(カーボン紙)
○(3)[電]電極に使う炭素棒。
○(4)[古][映][劇]特に、照明用の発光体として使用する炭素
棒。
かぽーん
【カポーン】
◇[独]Kapaun、[フ]chapon
○[食]⇒しゃぽーん(シャポーン)
がぼん
【ガボン】
◇Gabon
○アフリカ大陸中部の共和国。
首都はリーブルビル(Libreville)。
赤道直下で、ギニア湾に面する。森林資源に富み、原油産出
国。
住民はバンツー系黒人。主要言語はフランス語。
〈面積〉
26.8万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 53万人。
1984(昭和59)115万人。
1988(昭和63)109万人。
◎1910(明治43)フランス領赤道アフリカ(French Equatorial
Africa)の一部。
1960(昭和35)独立。
かーぼんこぴー
【カーボンコピー】
◇[英]carbon copy
○(1)カーボン紙による写し。
略称は「CC」。
○(2)(転じて)生き写し・うり二つ。そっくりな人・物。
○(3)[通]電子メールで、本来の送り先の他に幾つか送り先を
追加すること。また、その機能・方式。
本来の送り先と同じ内容が送付され、また送られた側では誰
誰に送られているかを知ることができる。
略称は「CC」。
参照⇒びーしーしー(BCC,Bcc)
かーぼんし
【カーボン紙】
◇[英]carbon paper
○加圧で複写する紙。
薄い雁皮紙(ガンピシ)などの片面または両面に、蝋(ロウ)・油な
どに油煙(ユエン)(carbon)・顔料などを混合して塗ったもの。
伝票や便箋(ビンセン)などの間に重ねて入れ、ボールペンなど
で手書きしたり、タイプライター・ドットプリンターなどで叩
(タタ)いて複写する。
原則1回使用で、数回使用するとカーボンの無い部分が多く
なり判読できなくなる。
伝票などではその裏側にカーボンが塗布されていてカーボン
紙を間に挟む必要の無いものもある。
「カーボンペーパー」,「カーボン」,「複写紙」,「炭酸紙(タンサンシ)」,
「炭素紙」とも呼ぶ。
◎手や物などを塗布面にこすると汚れるので、感圧紙が考案さ
れた。
参照⇒かんあつし(感圧紙)
かーぼんでーてぃんぐ
【カーボンデーティング】
【カーボン・デーティング】
◇[英]carbon dating
○[歴]⇒ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう(放射性炭
素年代測定法)
★かーぼんなのちゅーぶ
【カーボンナノチューブ】
◇[英]carbon nano tube
○[化]炭素原子が網目状に並んだ、超極細の筒状炭素分子。
大量の電気を蓄えることができる。
略称は「CNT」。
参照⇒ぐらふぇん(グラフェン),ふらーれん(フラーレン)
◎形状が石綿に似ていることから安全面に疑問が持たれている。
かーぼんふぁいばー
【カーボン・ファイバー】
◇[英]carbon fiber
○[工]⇒たんそせんい(炭素繊維)
かーぼんぺーぱー
【カーボンペーパー】
◇[英]carbon paper
○⇒かーぼんし(カーボン紙)
かーぼんれすぺーぱー
【カーボンレス・ペーパー】
◇[英]carbonless paper
○⇒かんあつし(感圧紙)
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