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百 科 辞 書 《かは》 編集:獨 澄旻
-------- かは --------------------------------------------------
★かは
【カハ】
◇[ヘブライ語]Kach
○ユダヤ人の極右組織。
英語読みで「カーク(Kach)」とも呼ぶ。
◎"Kahane LaKnesset"の略語。
◎1970年代に律法博士カハネ(Rabbi Meir Kahane)が創建。
1990.11. 5(平成 2)カハネ、暗殺。以後、「カハネは生きて
いる(Kahane Chai)」を標語に活動。
2005. 8. 4(平成17)シュファラム(Shfaram)でガザ撤退に反
対する若者による乱射事件が発生。
かば
【カバ】
◇[英]kava
○[食]オセアニア(大洋州)に伝わる伝統飲料。
コショウ目(Piperales)コショウ科(Piperaceae)の植物カバ
カバ(kava-kava)の根から抽出され、鎮静効果がある。現地で
は儀式や集会で飲まれる。
フィジー語では「ヤンゴナ(yaqona)」、ヒンディー語では「ナ
ゴナ(nagona)」、現地では一般に「グロッグ(grog)」と呼ばれる。
◎"yaqona"の発音は"yangona"。
★かば
【カバ】
【河馬】
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)カバ科(Hippopotamidae)
の哺乳類の総称。
カバとコビトカバの二属二種で、カバは頭胴長約4メートル
と陸生動物ではゾウ(象)に次いで大きく、サイ(犀)より大きい。
コビトカバは1.5〜1.7メートル。
体毛は少なく、皮膚は厚く、赤い汗をかいて乾燥・細菌・赤
外線(日焼け)から皮膚を守る。
日中は水中で過ごし、水面から耳と目と鼻孔だけを出してい
ることが多い。
夜間は陸に上がって草などを食べる。
「」とも呼ぶ。
〈2属2種〉
カバ属:カバ(Hippopotamus amphibius)。
コビトカバ属:コビトカバ(Choeropsis liberiensis)。
◎英語:ヒポポタマス(hippopotamus)/ヒポ(hippo)。
ドイツ語:ニールフェルト(Nilpferd)/フルスフェルト
(Flusspferd)。
中国語:河馬(hema)。
かばー
【カバー】
◇[英]cover
○(1)[他動]表面を覆(オオ)う・被(カブ)せる・包む。
○(2)[他動]援護する・かばう・保護する・守る。
○(3)[自動]代わりを務める・代理をする。
○(4)物の覆い。
◎ブックカバー
○(5)装飾のために覆うこと。
○(6)損失・不足・失敗・欠点などを補うこと。
○(7)[楽]他の歌手が歌った曲を歌ってレコード・CDを発売
すること。
かーば
【カーバ】
◇[アラビア語]kabah(四角の建物)、[英]Kaaba
○[宗]メッカ(Mecca)の聖域イスラム教寺院の中央部にある高
さ15メートルほどの直方体の石造りの神殿。
その南東隅に聖なる黒石(隕石)が安置されている。
イスラム教徒が最も崇拝する神殿で、 624[推古32]マホメッ
トがこれを礼拝の方向(キブラ<qibla>)と定め、教徒の一日五
回の礼拝はカーバの方向になされる。
また巡礼の対象で、教徒は特別の崇敬を捧げて聖なる黒石に
接吻する。
「カーバ神殿」とも呼ぶ。
がーぱいく
【ガーパイク】
◇[英]garpike/gar pike
○[魚]ガー目(レピソステウス目)(Lepisosteiformes)ガー科
(レピソステウス科)(Lepisosteidae)の魚の一般名。
⇒がーか(ガー科)
かぱいしあん
【カパイシアン】
◇Cap Haitien
○ハイチ共和国北部、ノール県(Departement du Nord)の県都。
北緯19.76°、西経72.20°の地。
ハイチ第2の都市。
略称は「ルカプ(Le Cap)」。
「カプアイティエン」,「カプアイチアン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1971(昭和46) 4万5,700人。
1982(昭和57) 6万4,400人。
2004(平成16)12万9,500人。
かーばいと
【カーバイト】
◇[英]carbide
○[化]⇒かーばいど(カーバイド)
★かーばいど
【カーバイド】
◇[英]carbide
○(1)[化]炭化物の総称。
「カーバイト」とも呼ぶ。
○(2)[化](特に)炭化カルシウム(calcium carbide)の別称。
⇒たんかかるしうむ(炭化カルシウム)
かーばいとらんぷ
【カーバイトランプ】
【カーバイト・ランプ】
◇[英]carbide lamp
○⇒あせちれんとう(アセチレン灯)
かーばいどらんぷ
【カーバイドランプ】
【カーバイド・ランプ】
◇[英]carbide lamp
○⇒あせちれんとう(アセチレン灯)
かばいろ
【樺色】
【蒲色】
○[色]濃い橙色。茶色。
「樺茶(カバチャ)」とも呼ぶ。
◎C=0,M=85,Y=88,B=15。
◎「樺」は山桜の樹皮のこと。「蒲」はガマ(蒲)の穂のこと。
★かばーおーる
【カバーオール】
◇[英]coveralls
○[服]⇒つなぎ(繋ぎ)()
かばかば
【カバカバ】
◇kava-kava、[学]Piper Methysticum
○[植]コショウ目(Piperales)コショウ科(Piperaceae)コショ
ウ属(Piper)の草本性低木。ポリネシア・ミクロネシア原産。
根からカバ(kava)を抽出し飲料とする。
参照⇒かば(カバ)
◎ポリネシア語の「苦い(kava)」から。
かはく
【夏伯】
◇[中]Xiabo
○[中国伝説]⇒う(禹)
かばさかとうげ《かばさかたうげ》
【刈場坂峠】
◇[日]Kabasaka Toge
○埼玉県中西部、飯能市(ハンノウシ)と比企郡(ヒキグン)都幾川村(トキガ
ワムラ)の境にある峠。標高818メートル。
★かばさん
【加波山】
◇[日]Kaba San
○[地]茨城県の筑波連峰の山。標高700メートル。
山麓に加波山神社がある。
◎加波山事件
★かばさんじけん
【加波山事件】
○[歴]1884(明治17)加波山で挙兵された自由民権運動。
参照⇒ふくしまじけん(福島事件)
かばじぇろ
【カバジェロ】
◇[西]Caballero
○騎士。紳士。
◎英語では「キャバリエ(cavalier)」、フランス語では「カバリ
エ(cavalier)」。
かばしら
【蚊柱】
◇[英]column of swarming mosquitoes
○[虫]夏の夕暮れに多数のオス(雄)のカ(蚊)が、軒端や木陰な
どで縦に長く群がって上下に飛びかい、全体が柱のように見え
るもの。
◎夏の季語。
◎蚊柱が立つ
かーばしんでん
【カーバ神殿】
○[宗]⇒かーば(カーバ)
かばーす
【カバース】
◇kavass
○(1)(トルコの)武装警官。
◎フランス:⇒じゃんだるむ(ジャンダルム)(1)
○(2)(トルコで、外国人旅行者の)警護官・護衛官。
かばたじ
【紙幡寺】
○京都蟹満寺の別称、
かばちゃ
【樺茶】
○[古][色]樺色の江戸時代の呼称。
⇒かばいろ(樺色,蒲色)
かはつ《くわはつ》
【火発】
○[電]火力発電または火力発電所の略称。
がばーてるわん
【ガバーテル湾】
◇[ペルシア語]Khalij-e Gavater、[英]Gavater Bay
○[地]イランとパキスタンの国境、オマーン湾(Gulf of Oman)
とアラビア海(Arabian Sea)との境となる支湾。長さ約32キロ
メートル、幅約16キロメートル。
「ガヴァーテル湾」,「ガタル湾(Gwatar Bay)」とも呼ぶ。
◎グワダル湾(Gwadar Bay)はここから東方約48キロメートル。
かばーど
【カバード】
◇[英]cupboard
○⇒かっぷぼーど(カップボード)
かばとぐん
【樺戸郡】
◇[日]Kabato Gun
○北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)の郡。
月形町(ツキガタチョウ)・浦臼町(ウラウスチョウ)・新十津川町(シントツカワチョ
ウ)の町。
かぱどしあ
【カパドシア】
◇[英]Capadocia
○[歴]⇒かっぱどきあ(カッパドキア)
かばーどらぶ
【カバードラブ】
【カバード・ラブ】
◇[英]cupboard love
○⇒かっぷぼーどらぶ(カップボードラブ,カップボード・ラブ)
★がばなー
【ガバナー】
◇[英]governor
○(1)統治者・支配者。
○(2)州知事・地方長官。
○(3)総裁・理事。
○(4)[俗]親方・親父・だんな・大将。
○(5)[機]調整器・調速機・整圧器。
参照⇒ちょうそくき(調速機)(1)
がばなんす
【ガバナンス】
◇[英]governance
○(1)統治・支配。管理・統制。
◎コーポレートガバナンス:企業統治。
○(2)統治法。管理方式。
○(3)統治された状態、支配された状態。
かばなんと
【カバナント】
◇[英]covenant
○(1)契約・誓約。
「カベナント」とも呼ぶ。
○(2)[法]書面契約・捺印証書。契約書。
「カベナント」とも呼ぶ。
○(3)[法]契約条項。
「カベナント」とも呼ぶ。
○(4)[宗](the Covenant)(神とイスラエル人の間の)聖約。
「カベナント」とも呼ぶ。
★かばね
【姓】
○[歴]古代豪族が政治的・社会的地位を示すために氏(ウジ)の
下につけた称号。
はじめは世襲した私的な尊称であったが、大和朝廷の支配が
強化されるとその政治的地位を示す名称となり、朝廷が与奪す
るようになった。
参照⇒すぐり(村主)
がばねす
【ガバネス】
◇[英]governess
○[古]女性の家庭教師。住み込みで子供の教育に当たった。
◎男性の家庭教師は「チューター(tutor)」。
かばのき
【カバノキ】
【樺の木】
○(1)[植]ブナ目(Fagales)カバノキ科(Betulaceae)の樹木の総
称。
シラカバ(白樺)・ダケカンバ(岳樺)など。
〈主な属〉
ハンノキ属(Alnus)。
カバノキ属(Betula)。
クマシデ属(Carpinus)。
ハシバミ属(Corylus)。
アサダ属(Ostrya)。
○(2)[植]特にシラカバ。
⇒しらかば(シラカバ,白樺)
かばーぷらんと
【カバープラント】
◇[英]cover plants
○[植]⇒ちひしょくぶつ(地被植物)
かはまるか
【カハマルカ】
◇Cajamarca
○(1)(Departamento del Cajamarca)⇒かはまるかけん(カハマ
ルカ県)
○(2)ペルー北西部、カハマルカ県南部の県都。
かはまるかけん
【カハマルカ県】
◇[西]Departamento del Cajamarca、[英]Cajamarca Depart-
ment
○ペルー北西部の県。東部をアマゾナス県(Departamento del
Amazonas)に接し、北端をエクアドルに隣接。
県都はカハマルカ。
がばめんと
【ガバメント】
◇[英]government
○(1)政治・行政・施政。統治・支配。
○(2)[政]統治権・行政権。
○(3)[政]政治体制・政体・政治組織・行政機構・国家組織。
○(4)[政]統治区域。
○(5)[政](Government)政府・内閣。
○(6)[軍]コルト・ガバメント(M1911A1 goverment model)の略
称。
⇒こるとがばめんと(コルト・ガバメント)
かばやしょくひん
【カバヤ食品】
○[経]菓子メーカの一社。
本社は岡山県岡山市。
◎1946(昭和21)カバヤキャラメルを発売。
かばら
【カバラ】
◇[ヘブライ語]kabbalah(受理されるもの・伝承・伝統)/Kab-
bala、[英]Cabala
○(1)[宗]古来より伝えられたユダヤ教の秘密の教えを記した
とされる一連の書物。『モーセ五書』以外の諸書および預言書。
選ばれた者にのみ伝えられ、13世紀以降復興したとされるが、
新プラトン派(Neoplatonic school)の流出説に類し、12〜13世
紀ころに成立したものと思われる。
『セーフェル・イェツィーラー(Sefer Yezirah)(形成の書)』
・『セーフェル・ハ・バーヒール(Sefer ha-Bahir)(清明の書)』
・『セーフェル・ハ・ゾーハル(Sefer ha-Zohar )(光輝の書)』
などがある。
中世以降イタリア・ドイツ・スペインなどキリスト教世界内
部にも影響を与え、ピコ・デラ・ミランドラ(Giovanni Pico
della Mirandola)(1463〜1494)やヨハン・ロイヒリン(Johann
Reuchlin)(1455〜1522)などのキリスト教カバラも試みられた。
18世紀、東ヨーロッパのユダヤ人の間に浸透した。
参照⇒えんそふ(エンソフ,エン・ソフ)
○(2)[宗]ユダヤ教の神秘主義的な一派。
律法(リッポウ)の解釈などより、瞑想(メイソウ)などによる神との
一体感を重視する。
○(3)(一般に)秘義・秘教。
がばられーだーきち
【ガバラ・レーダー基地】
◇[英]Gabala radar station
○[軍]アゼルバイジャン領内にあるロシアのレーダー基地。
監視範囲は中東・アフリカ・インド・パキスタン方面。
◎旧ソ連時代に早期防空警戒レーダー網の拠点の一つとして建
設。ソ連崩壊後はアゼルバイジャンの所有となったが、ロシア
に貸与。
かばりえ
【カバリエ】
◇[フ]cavalier
○(1)騎士。紳士。
「シュバリエ([フ]chevalier)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]しゅばりえ(シュバリエ)(1),きへい(騎兵)
◎英語では「キャバリエ(cavalier)」、スペイン語では「カバジェ
ロ(Caballero)」。
○(2)(チェスの)ナイト([英]knight)。
○(3)(ダンスで)相手の男性。
かぱりそん
【カパリソン】
◇[英]caparison
○(1)(軍馬の)馬飾り。
「トラッピングズ([英]trappings)」とも呼ぶ。
○(2)(caparisons)(馬・騎士の)盛装。
◎「カパ(capa)」はラテン語で「マント(外套)」、日本語化した
「合羽(カッパ)」と同源語。
かばりっじ
【カバリッジ】
◇[英]coverage(カバリッジ)
○⇒かばれっじ(カバレッジ)
かはる
【カハル】
◇Santiago Ramon y Cajal
○[人]⇒らもんいかはる(ラモン・イ・カハル)
かはーる
【カハール】
◇Santiago Ramon y Cajal
○[人]⇒らもんいかはる(ラモン・イ・カハル)
がばる
【ガバル】
◇Gavar
○アルメニア共和国東部、ゲガルクニク州(Gegharkuniki Marz)
西部にある州都。セバン湖(Sevana Lich)西岸の都市。
北緯40.33°、東経45.14°の地。
「ガヴァル」とも呼ぶ。
〈人口〉
1989(平成元)3万1,200人。
2001(平成13)2万3,302人。
かばるじのばるかるきょうわこく
【カバルジノ・バルカル共和国】
◇[露]Kabardino-Balkarskaya Respublika、[英]the Republic
of Kabardino-Balkaria
○⇒かばるでぃのばるかるきょうわこく(カバルディノ・バル
カル共和国)
かばるすぐん
【カバルス郡】
◇[英]Cabarrus County
○アメリカ合衆国南東部、ノースカロライナ州(North Caroli-
na State)中西部の郡。
郡都はコンコード(Concord)。
かばるつうしんしゃ
【カバル通信社】
◇[英]Kabar News Agency
○[通]キルギスの国営通信社。
かばるでぃのばるかるきょうわこく
【カバルディノ・バルカル共和国】
◇[露]Kabardino-Balkarskaya Respublika、[英]the Republic
of Kabardino-Balkaria
○ロシア連邦南西部、北カフカス地方の共和国。北部をスタブ
ロポリ地方(Stavropolsky Krai)、東部を北オセチア・アラニ
ア共和国(Respublika Severnaya Osetiya-Alaniya)、西部をカ
ラチャイチェルケス共和国(Karachayevo-Cherkesskaya Respub-
lika)に接し、南部をグルジアに隣接。
首都はナリチク(Nalchik)。
「カバルジノ・バルカル共和国」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万2,500平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)79万1,600人(1月1日推計)。
2002(平成14)90万1,494人(10月9日現在)。
かばれっじ
【カバレッジ】
◇[英]coverage(カバリッジ)
○(1)[経]保険の担保範囲・補償範囲。また、その補償額。
○(2)[経]広告媒体の影響を及ぼす地域。
○(3)[放]テレビ・ラジオなどの放送圏(サービスエリア)。受
信・受像可能範囲。また、その視聴者数。
○(4)[通]新聞などの配布地域。また、その購読者数。
○(5)[通]雑誌の購読者数。
○(6)[通]報道範囲・取材範囲。
かばれりー
【カバレリー】
◇[独]Kavallerie
○(1)[軍]騎兵隊。
⇒きへいたい(騎兵隊)(1)
○(2)[軍]機甲部隊。
⇒きへいたい(騎兵隊)(2)
かばろ
【カバロ】
◇Kabalo
○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)南東部、カタンガ州(Katan-
ga Province)北部の都市。
南緯6.05°、東経26.91°の地。
タンガニーカ湖(Lake Tanganyika)西岸のカレミ(Kalemie)と
鉄道が通じている。
〈人口〉
1984(昭和59)2万5,466人。
2004(平成16)4万6,896人(推計)。
★かばん
【鞄】
【革鞄】
○皮またはズックなどで作られた手提げの箱。
広義にはランドセルのような背負鞄(しょいカバン)を含む。
◎中国語の夾板(jiaban)(キャパン)の転で、もとはトランクに
似た形を指した。
「かばん」は国訓。
本来の「鞄(pao)」の意味は、物を包めるように柔らかくした
「なめし皮」。
かばん
【下番】
○(1)交替制勤務で、勤務を終了して引き下がること。当番か
ら非番になること。
⇔じょうばん(上番)(2)
◎下番報告
○(2)[軍]軍隊で、歩哨(ホショウ)・当直などの任務を終えること。
⇔じょうばん(上番)(3)
かぱん
【カパン】
◇Kapan
○アルメニア共和国南東部、シウニク州(Syuniki Marz)南東部
にある州都。
北緯39.20°、東経46.40°、標高700メートルの地。
「カファン(Kafan)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1989(平成元)4万2,400人。
2001(平成13)3万4,656人。
★かばんごらんど
【カバンゴランド】
◇Kavangoland
○ナミビア北東部の地域。西部をオバンボランド(Ovamboland)、
南部をブッシュマンランド(Bushmanland)に接し、北部をアン
ゴラ、東部をボツワナに隣接。
南アフリカの旧黒人居住地区(homeland)の一つ。
参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
かばんじゃえ
【カバンジャエ】
◇Kabanjahe
○⇒かばんじゃへ(カバンジャヘ)
かばんじゃへ
【カバンジャヘ】
◇Kabanjahe
○インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ州
(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部のカロ県
(Kabupaten Karo)の県都。
シナブング山(Gunung Sinabung)とトバ湖(Danau Toba)の間
にあるカロ高原(Tanah Karo)に位置する。
「カバンジャエ」とも呼ぶ。
かはんりん
【河畔林】
○[植]河川下流の氾濫原(ハンランゲン)にある森林。
ヤナギ類やハルニレなどが生育し、上流にある渓畔林(ケイハンケ
ン)とは植生が異なる。
参照⇒はんらんげん(氾濫原),けいはんりん(渓畔林)
かひ《くわひ》
【花被】
○[植]花の萼(ガク)と花弁の区別がないとき、これらを総称し
ていう。単子葉植物などに多く見られる。
アヤメなど花被が内外2輪に区別される場合、外側を外花被、
内側を内花被という。また、花弁の区別がはっきりした花を異
花被花、区別のない花を同花被花という。
かひ《くわひ》
【果皮】
◇[英]pericarp
○(1)[植]果実の表面をおおっている皮。
○(2)[植]果実の種子を包む部分。種子を除く果実全体。
主として子房壁が成熟したもので、普通は外側から外果皮
(epicarp)・中果皮(mesocarp)・内果皮(endocarp)から成る。
がびある
【ガビアル】
◇[英]gavial、[学]Gavialis gangeticus
○[爬]ワニ目(Crocodilia)ガビアル科(Gavialidae)の爬虫類。
この一種で一科一属一種。
インド・パキスタンのインダス川・ガンジス川、ミャンマー
のイラワジ川などの流域に分布。
全長6〜7メートルで、ワニ目中最大。背面は暗緑色で、腹
面は淡い。吻(フン)は、鼻骨で隔(ヘダ)てられずに左右の上顎骨
が互いに接して非常に細く、先端は八角形で、幅は5〜6セン
チメートル、長さは基幅の3.5〜6倍。淡水に棲(ス)み、水中で
吻を横なぎにして魚類などを捕食する。
「インドワニ」,「インドガビアル」,「ガンジスワニ」とも呼ぶ。
参照⇒わに(ワニ,鰐)(1)
◎皮革用に密猟され、生息数が激減している。
ヒンズー教徒は神聖視・崇拝している。
◎マレーガビアルはクロコダイル科(Crocodylidae)カビアルモ
ドキ属(Tomistoma)で別種。
かびえん
【カビエン】
◇Kavieng
○パプアニューギニア北東部、ニューアイルランド州(New Ire-
land Province)の州都。
南緯2.58°、東経150.79°の地。
南太平洋のビスマルク諸島(Bismarck Islands)東部、ニュー
アイルランド島(New Ireland Island)北端にある町。
「ケビアン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55) 4,600人。
1990(平成 2) 6,800人。
2003(平成15)1万0,500人。
◎第二次世界大戦中、日本軍の航空基地などが置かれていた。
★かびきんぽうちょう《くわびきんぽうてう》
【華美金鳳鳥】
◇[学]Jinfengopteryx elegans(ジンフェンゴプテリクス・エ
レガンス)、[中]Huamei Jingfeng Niao(華美金鳳鳥)
○[化生]始祖鳥より原始的と考えられる化石動物。
参照⇒しそちょう(始祖鳥),ちゅうかりゅうちょう(中華竜鳥)
◎2005. 3.21(平成17)中国地質科学院、河北省(Hebei Sheng)
(カホクショウ)承徳市(Chengde Shi)の竜鳳山(Longfeng Shan)の約
1億4,000万年前の地層から始祖鳥より原始的な特徴を持つ新種
の原始鳥の化石を発見し、華美金鳳鳥と命名したと発表。
かぴさしゅう《かびさしう》
【カピサ州】
◇Velayat-e Kapisa、[英]Kapisa Province
○アフガニスタン東部の州。東部をラグマン州(Velayat-e
Laghman)、南部をカブール州(Velayat-e Kabul)、西部をパル
ワン州(Velayat-e Parvan)に接する。
州都はマフムドエラキ(Mahmud-e-Raqi)。
〈面積〉
1,842平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)36万人。
★がびさん
【峨眉山】
【蛾眉山】
◇[中]Emei Shan/Emeishan
○[地](1)中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)の中央
部、峨眉山市の南西にある山々。大峨山・二峨山・三峨山・四
峨山の総称。
主峰は万仏頂(Wanfoding)(3,099メートル)。
報国寺・万年寺(バンネニジ)・伏虎寺・清音閣・洗象池(センショウチ)
・洪椿坪・九老洞などがある。
金頂(キンチョウ)の舎身崖は、金頂雲海として知られ、光輪に人
影がうつる仏光(ブロッケン現象)が見られる。
参照⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
◎1996(平成 8)世界遺産に登録。
◎天台山(Tiantai Shan)(テンダイサン)・五台山(Wutai Shan)(ゴダ
イサン)とともに中国仏教三大霊場の一つ。
五台山・九華山(Jiuhua Shan)(キュウカザン)・普陀山(Putuo
Shan)(フダサン)とともに中国の四大仏教聖地の一つ。
参照⇒さんだいれいじょう(三大霊場)(1),しだいぶっきょう
せいち(四大仏教聖地)
○(2)(Emeishan Shi)⇒がびさんし(峨眉山市)
がびさんし
【峨眉山市】
◇[中]Emeishan Shi、[英]Emeishan City
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中央部の市(県
級市)。
省直轄市(地級市)の楽山市(Leshan Shi)に所属。
◎眉山市(Meishan Shi)は楽山市北部にある地級市。
かーびす
【カービス】
◇[アラビア語]Qabis、Gabes
○⇒がべす(ガベス)(2)
かぴたん
【カピタン】
【甲比丹】
【甲必丹】
◇[葡]capitao、[蘭]kapitein
○(1)[古]南蛮船の船長。
○(2)[歴]江戸時代の長崎のオランダ商館長。
◎多くは1年交代で来任し、船の入港ごとに『和蘭(オランダ)風
説書』を提出した。
1633(寛永10)からほぼ毎年3月江戸参府を行って将軍に拝謁
し品物を献上した。寛政(1789〜1801)年間からは4年に一度と
なり、1850(嘉永 3)まで続いた。
参照⇒ながさきや(長崎屋)
○(3)縞織物の一つ。
江戸時代に渡来した黄色や黒の縞柄(シマガラ)の織物で、現在
は経(タテイト)に染糸、緯(ヨコイト)に白糸を織り込んだ駒撚(コマヨ)り
の織物をいう。
かぴとりぬす
【カピトリヌス】
◇[羅]Capitolinus、[英]Capitoline
○[歴]ローマの七丘の一つ。
ジュピター(Jupiter)の神殿があった。
参照⇒ろーまのしちきゅう(ローマの七丘)
かぴとる
【カピトル】
◇capitol
○(1)[歴](Capitol)古代ローマのカピトリヌス(Capitolinus)
の丘にあったジュピター(Jupiter)の神殿。
○(2)(the Capitol)アメリカの国会議事堂。
参照⇒きゃぴとるひる(キャピトルヒル)
○(3)(capitol)アメリカの州議事堂。
★かぴばら
【カピバラ】
◇[英]capybara、[学]Hydrochoerus hydrochaeris
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)ヤマアラシ亜目
(Hystricognathi)カピバラ科(Hydrochaeridae)カピバラ属
(Hydrochoerus)の哺乳類。
世界最大の齧歯類。
参照⇒ぬーとりあ(ヌートリア)
◎南米インディアンのトゥピ族(Tupis)の言葉で「草(capii)を
食べるもの(urara)」から。
★かぴばらさんちこくりつこうえん《かぴばらさんちこくりつこうゑん》
【カピバラ山地国立公園】
◇[英]Serra da Capivara National Park
○ブラジル北西部にある国立公園。
園内に約2万年前に描かれた約600ヶ所・3万点以上の壁画
がある。動物・人のほか、世界最古の植物の壁画もある。
◎1991(平成 3)世界文化遺産に登録。
かぴらヴぁすつ
【カピラヴァスツ】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらヴぁすとぅ
【カピラヴァストゥ】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かびらえこく《かびらゑこく》
【カビラエ国】
【迦毘羅衛国】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]紀元前6世紀ころ、北インドのヒマラヤ山脈南麓、タラ
イ地方(現:ネパール)にあった釈迦(シャカ)族の部族国家。
都は迦毘羅城。
この国の浄飯王(ジョウボンノウ)(Suddhodana)の子として釈迦牟
尼(シャカムニ)(釈尊)は生れ、生存中にコーサラ(Kosala)国に攻め
られて滅亡。
「カピラバスツ」,「カピラバストゥ」,「カピラヴァスツ」,「カピ
ラヴァストゥ」とも呼ぶ。
参照⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区),じゅうろ
くだいこく(十六大国)
かびらえしょう《かびらゑじやう》
【カビラエ城】
【迦毘羅衛城】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]カピラエ国の都。
⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらばすつ
【カピラバスツ】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらばすとぅ
【カピラバストゥ】
◇[梵]Kapilavastu
○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
★かびーる
【カビール】
◇Kabir
○[人]インドの神学者(1425〜1492ころ)。
宗教改革を唱え、シーク教などに影響を与えた。
参照⇒しーくきょう(シーク教)
かびるさばく
【カビル砂漠】
◇Dasht-e-Kavir/Dasht i Kavir
○[地]⇒かびーるさばく(カビール砂漠)
★かびーるさばく
【カビール砂漠】
◇Dasht-e-Kavir/Dasht-i Kavir、[英]Kavir Desert/Great
Salt Desert
○[地]イラン高原のコム盆地(Qom Basin)にある、乾燥の激し
い塩砂漠(salt desert)。
砂漠東方に狭義のカビール・ナマク(Kavir-e Namak)がある。
砂漠西部に位置するナマク湖(Daryacheh-ye Namak)の東側は
カビール国立公園([英]Kavir National Park)になっている。
「カビル砂漠」,「カビール・ナマク(Kavir-e Namak)」とも呼ぶ。
参照⇒なまくこ(ナマク湖),かしゃんさばく(カシャン砂漠)
〈面積〉
約4.7万平方キロメートル。
◎「カビール」は「奇景([英]rare beauty)」の意味。
「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
かびーるなまく
【カビール・ナマク】
◇Kavir-e Namak
○(1)[地]カビル砂漠(Dasht-e-Kavir)の別称。
⇒かびーるさばく(カビール砂漠)
○(2)[地]イラン高原のコム盆地(Qom Basin)東部にある、三日
月形に広がる乾燥の激しい塩砂漠(salt desert)。
狭義のカビール砂漠の東方に位置する。
◎「カビール」は「奇景([英]rare beauty)」の意味。
「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
かぴるばすとぅ
【カピルバストゥ】
◇Kapilbastu
○(1)(Kapilbastu District)⇒かぴるばすとぅちく(カピルバ
ストゥ地区)
○(2)ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)南西部の
カピルバストゥ地区の都市。
北緯27.53°、東経83.05°の地。
「カピルバツ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)1万7,126人。
2001(平成13)2万7,170人。
◎釈迦族(シャカゾク)の国カビラエ(Kapilavastu)(迦毘羅衛)のあっ
た地:⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
◎1898(明治31)仏舎利が出土。
かぴるばすとぅぐん
【カピルバストゥ郡】
◇[英]Kapilbastu District
○⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区)
かぴるばすとぅちく
【カピルバストゥ地区】
◇[英]Kapilbastu District
○ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)南西部の地区。
北部をアルガカンチ地区(Arghakhanchi District)、東部をル
パンデヒ地区(Rupandehi District)に接し、南部・西部をイン
ドに隣接。
行政所在地はタウリハワ(Taulihawa)。
「カピルバストゥ郡」,「カピルバツ地区」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,738平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)27万0,045人(6月22日現在)。
1991(平成 3)37万1,778人(6月22日現在)。
2001(平成13)48万1,976人(6月22日現在)。
かぴるばつ
【カピルバツ】
◇Kapilbastu
○(1)(Kapilbastu District)⇒かぴるばすとぅちく(カピルバ
ストゥ地区)
○(2)⇒かぴるばすとぅ(カピルバストゥ)(2)
かぴるばつちく
【カピルバツ地区】
◇[英]Kapilbastu District
○⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区)
かーびんぐ
【カービング】
◇[英]carving(切り分ける)
○(1)彫刻。彫刻術。
○(2)彫刻品・彫像。
参照⇒でこい(デコイ)(2)
○(3)[料]野菜や果物などで作る、装飾用の彫刻。
かーびんじゅう
【カービン銃】
◇[英]carbine、[独]Karabiner(カラビーナー)
○(1)騎兵銃。歩兵銃の銃身を短くして軽量にした銃。
参照⇒りゅうきへい(竜騎兵,龍騎兵)
◎銃身が短い分、射程距離も短い。
○(2)[軍](軽量に開発された)自動小銃。
かーぴんてろ
【カーピンテロ】
◇[西]carpintero
○(1)(スペイン語で)大工([英]carpenter)。
○(2)(スペイン語で)指物師(サシモノシ)([英]joiner)。
○(3)[鳥](スペイン語で)キツツキ(啄木鳥)([英]woodpecker)。
⇒きつつき(キツツキ,啄木鳥)
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