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                    PDD図書館管理番号       0001.0018.2000.20

                 百   科   辞   書    《かは》     編集:獨  澄旻

-------- かは --------------------------------------------------
★かは
	【カハ】
	◇[ヘブライ語]Kach
	○ユダヤ人の極右組織。
	 英語読みで「カーク(Kach)」とも呼ぶ。
	◎"Kahane LaKnesset"の略語。
	◎1970年代に律法博士カハネ(Rabbi Meir Kahane)が創建。
	 1990.11. 5(平成 2)カハネ、暗殺。以後、「カハネは生きて
	いる(Kahane Chai)」を標語に活動。
	 2005. 8. 4(平成17)シュファラム(Shfaram)でガザ撤退に反
	対する若者による乱射事件が発生。
かば
	【カバ】
	◇[英]kava
	○[食]オセアニア(大洋州)に伝わる伝統飲料。
	 コショウ目(Piperales)コショウ科(Piperaceae)の植物カバ
	カバ(kava-kava)の根から抽出され、鎮静効果がある。現地で
	は儀式や集会で飲まれる。
	 フィジー語では「ヤンゴナ(yaqona)」、ヒンディー語では「ナ
	ゴナ(nagona)」、現地では一般に「グロッグ(grog)」と呼ばれる。
	◎"yaqona"の発音は"yangona"。
★かば
	【カバ】
	【河馬】
	○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)カバ科(Hippopotamidae)
	の哺乳類の総称。
	 カバとコビトカバの二属二種で、カバは頭胴長約4メートル
	と陸生動物ではゾウ(象)に次いで大きく、サイ(犀)より大きい。
	コビトカバは1.5〜1.7メートル。
	 体毛は少なく、皮膚は厚く、赤い汗をかいて乾燥・細菌・赤
	外線(日焼け)から皮膚を守る。
	 日中は水中で過ごし、水面から耳と目と鼻孔だけを出してい
	ることが多い。
	 夜間は陸に上がって草などを食べる。
	 「」とも呼ぶ。
	〈2属2種〉
	 カバ属:カバ(Hippopotamus amphibius)。
	 コビトカバ属:コビトカバ(Choeropsis liberiensis)。
	◎英語:ヒポポタマス(hippopotamus)/ヒポ(hippo)。
	 ドイツ語:ニールフェルト(Nilpferd)/フルスフェルト
	(Flusspferd)。
	 中国語:河馬(hema)。
かばー
	【カバー】
	◇[英]cover
	○(1)[他動]表面を覆(オオ)う・被(カブ)せる・包む。
	○(2)[他動]援護する・かばう・保護する・守る。
	○(3)[自動]代わりを務める・代理をする。
	○(4)物の覆い。
	◎ブックカバー
	○(5)装飾のために覆うこと。
	○(6)損失・不足・失敗・欠点などを補うこと。
	○(7)[楽]他の歌手が歌った曲を歌ってレコード・CDを発売
	すること。
かーば
	【カーバ】
	◇[アラビア語]kabah(四角の建物)、[英]Kaaba
	○[宗]メッカ(Mecca)の聖域イスラム教寺院の中央部にある高
	さ15メートルほどの直方体の石造りの神殿。
	 その南東隅に聖なる黒石(隕石)が安置されている。
	 イスラム教徒が最も崇拝する神殿で、 624[推古32]マホメッ
	トがこれを礼拝の方向(キブラ<qibla>)と定め、教徒の一日五
	回の礼拝はカーバの方向になされる。
	 また巡礼の対象で、教徒は特別の崇敬を捧げて聖なる黒石に
	接吻する。
	 「カーバ神殿」とも呼ぶ。
がーぱいく
	【ガーパイク】
	◇[英]garpike/gar pike
	○[魚]ガー目(レピソステウス目)(Lepisosteiformes)ガー科
	(レピソステウス科)(Lepisosteidae)の魚の一般名。
	 ⇒がーか(ガー科)
かぱいしあん
	【カパイシアン】
	◇Cap Haitien
	○ハイチ共和国北部、ノール県(Departement du Nord)の県都。
	 北緯19.76°、西経72.20°の地。
	 ハイチ第2の都市。
	 略称は「ルカプ(Le Cap)」。
	 「カプアイティエン」,「カプアイチアン」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1971(昭和46) 4万5,700人。
	 1982(昭和57) 6万4,400人。
	 2004(平成16)12万9,500人。
かーばいと
	【カーバイト】
	◇[英]carbide
	○[化]⇒かーばいど(カーバイド)
★かーばいど
	【カーバイド】
	◇[英]carbide
	○(1)[化]炭化物の総称。
	 「カーバイト」とも呼ぶ。
	○(2)[化](特に)炭化カルシウム(calcium carbide)の別称。
	 ⇒たんかかるしうむ(炭化カルシウム)
かーばいとらんぷ
	【カーバイトランプ】
	【カーバイト・ランプ】
	◇[英]carbide lamp
	○⇒あせちれんとう(アセチレン灯)
かーばいどらんぷ
	【カーバイドランプ】
	【カーバイド・ランプ】
	◇[英]carbide lamp
	○⇒あせちれんとう(アセチレン灯)
かばいろ
	【樺色】
	【蒲色】
	○[色]濃い橙色。茶色。
	 「樺茶(カバチャ)」とも呼ぶ。
	◎C=0,M=85,Y=88,B=15。
	◎「樺」は山桜の樹皮のこと。「蒲」はガマ(蒲)の穂のこと。
★かばーおーる
	【カバーオール】
	◇[英]coveralls
	○[服]⇒つなぎ(繋ぎ)()
かばかば
	【カバカバ】
	◇kava-kava、[学]Piper Methysticum
	○[植]コショウ目(Piperales)コショウ科(Piperaceae)コショ
	ウ属(Piper)の草本性低木。ポリネシア・ミクロネシア原産。
	 根からカバ(kava)を抽出し飲料とする。
	 参照⇒かば(カバ)
	◎ポリネシア語の「苦い(kava)」から。
かはく
	【夏伯】
	◇[中]Xiabo
	○[中国伝説]⇒う(禹)
かばさかとうげ《かばさかたうげ》
	【刈場坂峠】
	◇[日]Kabasaka Toge
	○埼玉県中西部、飯能市(ハンノウシ)と比企郡(ヒキグン)都幾川村(トキガ
	ワムラ)の境にある峠。標高818メートル。
★かばさん
	【加波山】
	◇[日]Kaba San
	○[地]茨城県の筑波連峰の山。標高700メートル。
	 山麓に加波山神社がある。
	◎加波山事件
★かばさんじけん
	【加波山事件】
	○[歴]1884(明治17)加波山で挙兵された自由民権運動。
	 参照⇒ふくしまじけん(福島事件)
かばじぇろ
	【カバジェロ】
	◇[西]Caballero
	○騎士。紳士。
	◎英語では「キャバリエ(cavalier)」、フランス語では「カバリ
	エ(cavalier)」。
かばしら
	【蚊柱】
	◇[英]column of swarming mosquitoes
	○[虫]夏の夕暮れに多数のオス(雄)のカ(蚊)が、軒端や木陰な
	どで縦に長く群がって上下に飛びかい、全体が柱のように見え
	るもの。
	◎夏の季語。
	◎蚊柱が立つ
かーばしんでん
	【カーバ神殿】
	○[宗]⇒かーば(カーバ)
かばーす
	【カバース】
	◇kavass
	○(1)(トルコの)武装警官。
	◎フランス:⇒じゃんだるむ(ジャンダルム)(1)
	○(2)(トルコで、外国人旅行者の)警護官・護衛官。
かばたじ
	【紙幡寺】
	○京都蟹満寺の別称、
かばちゃ
	【樺茶】
	○[古][色]樺色の江戸時代の呼称。
	 ⇒かばいろ(樺色,蒲色)
かはつ《くわはつ》
	【火発】
	○[電]火力発電または火力発電所の略称。
がばーてるわん
	【ガバーテル湾】
	◇[ペルシア語]Khalij-e Gavater、[英]Gavater Bay
	○[地]イランとパキスタンの国境、オマーン湾(Gulf of Oman)
	とアラビア海(Arabian Sea)との境となる支湾。長さ約32キロ
	メートル、幅約16キロメートル。
	 「ガヴァーテル湾」,「ガタル湾(Gwatar Bay)」とも呼ぶ。
	◎グワダル湾(Gwadar Bay)はここから東方約48キロメートル。
かばーど
	【カバード】
	◇[英]cupboard
	○⇒かっぷぼーど(カップボード)
かばとぐん
	【樺戸郡】
	◇[日]Kabato Gun
	○北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)の郡。
	 月形町(ツキガタチョウ)・浦臼町(ウラウスチョウ)・新十津川町(シントツカワチョ
	ウ)の町。
かぱどしあ
	【カパドシア】
	◇[英]Capadocia
	○[歴]⇒かっぱどきあ(カッパドキア)
かばーどらぶ
	【カバードラブ】
	【カバード・ラブ】
	◇[英]cupboard love
	○⇒かっぷぼーどらぶ(カップボードラブ,カップボード・ラブ)
★がばなー
	【ガバナー】
	◇[英]governor
	○(1)統治者・支配者。
	○(2)州知事・地方長官。
	○(3)総裁・理事。
	○(4)[俗]親方・親父・だんな・大将。
	○(5)[機]調整器・調速機・整圧器。
	 参照⇒ちょうそくき(調速機)(1)
がばなんす
	【ガバナンス】
	◇[英]governance
	○(1)統治・支配。管理・統制。
	◎コーポレートガバナンス:企業統治。
	○(2)統治法。管理方式。
	○(3)統治された状態、支配された状態。
かばなんと
	【カバナント】
	◇[英]covenant
	○(1)契約・誓約。
	 「カベナント」とも呼ぶ。
	○(2)[法]書面契約・捺印証書。契約書。
	 「カベナント」とも呼ぶ。
	○(3)[法]契約条項。
	 「カベナント」とも呼ぶ。
	○(4)[宗](the Covenant)(神とイスラエル人の間の)聖約。
	 「カベナント」とも呼ぶ。
★かばね
	【姓】
	○[歴]古代豪族が政治的・社会的地位を示すために氏(ウジ)の
	下につけた称号。
	 はじめは世襲した私的な尊称であったが、大和朝廷の支配が
	強化されるとその政治的地位を示す名称となり、朝廷が与奪す
	るようになった。
	 参照⇒すぐり(村主)
がばねす
	【ガバネス】
	◇[英]governess
	○[古]女性の家庭教師。住み込みで子供の教育に当たった。
	◎男性の家庭教師は「チューター(tutor)」。
かばのき
	【カバノキ】
	【樺の木】
	○(1)[植]ブナ目(Fagales)カバノキ科(Betulaceae)の樹木の総
	称。
	 シラカバ(白樺)・ダケカンバ(岳樺)など。
	〈主な属〉
	 ハンノキ属(Alnus)。
	 カバノキ属(Betula)。
	 クマシデ属(Carpinus)。
	 ハシバミ属(Corylus)。
	 アサダ属(Ostrya)。
	○(2)[植]特にシラカバ。
	 ⇒しらかば(シラカバ,白樺)
かばーぷらんと
	【カバープラント】
	◇[英]cover plants
	○[植]⇒ちひしょくぶつ(地被植物)
かはまるか
	【カハマルカ】
	◇Cajamarca
	○(1)(Departamento del Cajamarca)⇒かはまるかけん(カハマ
	ルカ県)
	○(2)ペルー北西部、カハマルカ県南部の県都。
かはまるかけん
	【カハマルカ県】
	◇[西]Departamento del Cajamarca、[英]Cajamarca Depart-
	ment
	○ペルー北西部の県。東部をアマゾナス県(Departamento del 
	Amazonas)に接し、北端をエクアドルに隣接。
	 県都はカハマルカ。
がばめんと
	【ガバメント】
	◇[英]government
	○(1)政治・行政・施政。統治・支配。
	○(2)[政]統治権・行政権。
	○(3)[政]政治体制・政体・政治組織・行政機構・国家組織。
	○(4)[政]統治区域。
	○(5)[政](Government)政府・内閣。
	○(6)[軍]コルト・ガバメント(M1911A1 goverment model)の略
	称。
	 ⇒こるとがばめんと(コルト・ガバメント)
かばやしょくひん
	【カバヤ食品】
	○[経]菓子メーカの一社。
	 本社は岡山県岡山市。
	◎1946(昭和21)カバヤキャラメルを発売。
かばら
	【カバラ】
	◇[ヘブライ語]kabbalah(受理されるもの・伝承・伝統)/Kab-
	bala、[英]Cabala
	○(1)[宗]古来より伝えられたユダヤ教の秘密の教えを記した
	とされる一連の書物。『モーセ五書』以外の諸書および預言書。
	 選ばれた者にのみ伝えられ、13世紀以降復興したとされるが、
	新プラトン派(Neoplatonic school)の流出説に類し、12〜13世
	紀ころに成立したものと思われる。
	 『セーフェル・イェツィーラー(Sefer Yezirah)(形成の書)』
	・『セーフェル・ハ・バーヒール(Sefer ha-Bahir)(清明の書)』
	・『セーフェル・ハ・ゾーハル(Sefer ha-Zohar )(光輝の書)』
	などがある。
	 中世以降イタリア・ドイツ・スペインなどキリスト教世界内
	部にも影響を与え、ピコ・デラ・ミランドラ(Giovanni Pico 
	della Mirandola)(1463〜1494)やヨハン・ロイヒリン(Johann 
	Reuchlin)(1455〜1522)などのキリスト教カバラも試みられた。
	 18世紀、東ヨーロッパのユダヤ人の間に浸透した。
	 参照⇒えんそふ(エンソフ,エン・ソフ)
	○(2)[宗]ユダヤ教の神秘主義的な一派。
	 律法(リッポウ)の解釈などより、瞑想(メイソウ)などによる神との
	一体感を重視する。
	○(3)(一般に)秘義・秘教。
がばられーだーきち
	【ガバラ・レーダー基地】
	◇[英]Gabala radar station
	○[軍]アゼルバイジャン領内にあるロシアのレーダー基地。
	 監視範囲は中東・アフリカ・インド・パキスタン方面。
	◎旧ソ連時代に早期防空警戒レーダー網の拠点の一つとして建
	設。ソ連崩壊後はアゼルバイジャンの所有となったが、ロシア
	に貸与。
かばりえ
	【カバリエ】
	◇[フ]cavalier
	○(1)騎士。紳士。
	 「シュバリエ([フ]chevalier)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]しゅばりえ(シュバリエ)(1),きへい(騎兵)
	◎英語では「キャバリエ(cavalier)」、スペイン語では「カバジェ
	ロ(Caballero)」。
	○(2)(チェスの)ナイト([英]knight)。
	○(3)(ダンスで)相手の男性。
かぱりそん
	【カパリソン】
	◇[英]caparison
	○(1)(軍馬の)馬飾り。
	 「トラッピングズ([英]trappings)」とも呼ぶ。
	○(2)(caparisons)(馬・騎士の)盛装。
	◎「カパ(capa)」はラテン語で「マント(外套)」、日本語化した
	「合羽(カッパ)」と同源語。
かばりっじ
	【カバリッジ】
	◇[英]coverage(カバリッジ)
	○⇒かばれっじ(カバレッジ)
かはる
	【カハル】
	◇Santiago Ramon y Cajal
	○[人]⇒らもんいかはる(ラモン・イ・カハル)
かはーる
	【カハール】
	◇Santiago Ramon y Cajal
	○[人]⇒らもんいかはる(ラモン・イ・カハル)
がばる
	【ガバル】
	◇Gavar
	○アルメニア共和国東部、ゲガルクニク州(Gegharkuniki Marz)
	西部にある州都。セバン湖(Sevana Lich)西岸の都市。
	 北緯40.33°、東経45.14°の地。
	 「ガヴァル」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1989(平成元)3万1,200人。
	 2001(平成13)2万3,302人。
かばるじのばるかるきょうわこく
	【カバルジノ・バルカル共和国】
	◇[露]Kabardino-Balkarskaya Respublika、[英]the Republic 
	of Kabardino-Balkaria
	○⇒かばるでぃのばるかるきょうわこく(カバルディノ・バル
	カル共和国)
かばるすぐん
	【カバルス郡】
	◇[英]Cabarrus County
	○アメリカ合衆国南東部、ノースカロライナ州(North Caroli-
	na State)中西部の郡。
	 郡都はコンコード(Concord)。
かばるつうしんしゃ
	【カバル通信社】
	◇[英]Kabar News Agency
	○[通]キルギスの国営通信社。
かばるでぃのばるかるきょうわこく
	【カバルディノ・バルカル共和国】
	◇[露]Kabardino-Balkarskaya Respublika、[英]the Republic 
	of Kabardino-Balkaria
	○ロシア連邦南西部、北カフカス地方の共和国。北部をスタブ
	ロポリ地方(Stavropolsky Krai)、東部を北オセチア・アラニ
	ア共和国(Respublika Severnaya Osetiya-Alaniya)、西部をカ
	ラチャイチェルケス共和国(Karachayevo-Cherkesskaya Respub-
	lika)に接し、南部をグルジアに隣接。
	 首都はナリチク(Nalchik)。
	 「カバルジノ・バルカル共和国」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1万2,500平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)79万1,600人(1月1日推計)。
	 2002(平成14)90万1,494人(10月9日現在)。
かばれっじ
	【カバレッジ】
	◇[英]coverage(カバリッジ)
	○(1)[経]保険の担保範囲・補償範囲。また、その補償額。
	○(2)[経]広告媒体の影響を及ぼす地域。
	○(3)[放]テレビ・ラジオなどの放送圏(サービスエリア)。受
	信・受像可能範囲。また、その視聴者数。
	○(4)[通]新聞などの配布地域。また、その購読者数。
	○(5)[通]雑誌の購読者数。
	○(6)[通]報道範囲・取材範囲。
かばれりー
	【カバレリー】
	◇[独]Kavallerie
	○(1)[軍]騎兵隊。
	 ⇒きへいたい(騎兵隊)(1)
	○(2)[軍]機甲部隊。
	 ⇒きへいたい(騎兵隊)(2)
かばろ
	【カバロ】
	◇Kabalo
	○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)南東部、カタンガ州(Katan-
	ga Province)北部の都市。
	 南緯6.05°、東経26.91°の地。
	 タンガニーカ湖(Lake Tanganyika)西岸のカレミ(Kalemie)と
	鉄道が通じている。
	〈人口〉
	 1984(昭和59)2万5,466人。
	 2004(平成16)4万6,896人(推計)。
★かばん
	【鞄】
	【革鞄】
	○皮またはズックなどで作られた手提げの箱。
	 広義にはランドセルのような背負鞄(しょいカバン)を含む。
	◎中国語の夾板(jiaban)(キャパン)の転で、もとはトランクに
	似た形を指した。
	 「かばん」は国訓。
	 本来の「鞄(pao)」の意味は、物を包めるように柔らかくした
	「なめし皮」。
かばん
	【下番】
	○(1)交替制勤務で、勤務を終了して引き下がること。当番か
	ら非番になること。
	 ⇔じょうばん(上番)(2)
	◎下番報告
	○(2)[軍]軍隊で、歩哨(ホショウ)・当直などの任務を終えること。
	 ⇔じょうばん(上番)(3)
かぱん
	【カパン】
	◇Kapan
	○アルメニア共和国南東部、シウニク州(Syuniki Marz)南東部
	にある州都。
	 北緯39.20°、東経46.40°、標高700メートルの地。
	 「カファン(Kafan)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1989(平成元)4万2,400人。
	 2001(平成13)3万4,656人。
★かばんごらんど
	【カバンゴランド】
	◇Kavangoland
	○ナミビア北東部の地域。西部をオバンボランド(Ovamboland)、
	南部をブッシュマンランド(Bushmanland)に接し、北部をアン
	ゴラ、東部をボツワナに隣接。
	 南アフリカの旧黒人居住地区(homeland)の一つ。
	 参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
かばんじゃえ
	【カバンジャエ】
	◇Kabanjahe
	○⇒かばんじゃへ(カバンジャヘ)
かばんじゃへ
	【カバンジャヘ】
	◇Kabanjahe
	○インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ州
	(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部のカロ県
	(Kabupaten Karo)の県都。
	 シナブング山(Gunung Sinabung)とトバ湖(Danau Toba)の間
	にあるカロ高原(Tanah Karo)に位置する。
	 「カバンジャエ」とも呼ぶ。
かはんりん
	【河畔林】
	○[植]河川下流の氾濫原(ハンランゲン)にある森林。
	 ヤナギ類やハルニレなどが生育し、上流にある渓畔林(ケイハンケ
	ン)とは植生が異なる。
	 参照⇒はんらんげん(氾濫原),けいはんりん(渓畔林)
かひ《くわひ》
	【花被】
	○[植]花の萼(ガク)と花弁の区別がないとき、これらを総称し
	ていう。単子葉植物などに多く見られる。
	 アヤメなど花被が内外2輪に区別される場合、外側を外花被、
	内側を内花被という。また、花弁の区別がはっきりした花を異
	花被花、区別のない花を同花被花という。
かひ《くわひ》
	【果皮】
	◇[英]pericarp
	○(1)[植]果実の表面をおおっている皮。
	○(2)[植]果実の種子を包む部分。種子を除く果実全体。
	 主として子房壁が成熟したもので、普通は外側から外果皮
	(epicarp)・中果皮(mesocarp)・内果皮(endocarp)から成る。
がびある
	【ガビアル】
	◇[英]gavial、[学]Gavialis gangeticus
	○[爬]ワニ目(Crocodilia)ガビアル科(Gavialidae)の爬虫類。
	この一種で一科一属一種。
	 インド・パキスタンのインダス川・ガンジス川、ミャンマー
	のイラワジ川などの流域に分布。
	 全長6〜7メートルで、ワニ目中最大。背面は暗緑色で、腹
	面は淡い。吻(フン)は、鼻骨で隔(ヘダ)てられずに左右の上顎骨
	が互いに接して非常に細く、先端は八角形で、幅は5〜6セン
	チメートル、長さは基幅の3.5〜6倍。淡水に棲(ス)み、水中で
	吻を横なぎにして魚類などを捕食する。
	 「インドワニ」,「インドガビアル」,「ガンジスワニ」とも呼ぶ。
	 参照⇒わに(ワニ,鰐)(1)
	◎皮革用に密猟され、生息数が激減している。
	 ヒンズー教徒は神聖視・崇拝している。
	◎マレーガビアルはクロコダイル科(Crocodylidae)カビアルモ
	ドキ属(Tomistoma)で別種。
かびえん
	【カビエン】
	◇Kavieng
	○パプアニューギニア北東部、ニューアイルランド州(New Ire-
	land Province)の州都。
	 南緯2.58°、東経150.79°の地。
	 南太平洋のビスマルク諸島(Bismarck Islands)東部、ニュー
	アイルランド島(New Ireland Island)北端にある町。
	 「ケビアン」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)   4,600人。
	 1990(平成 2)   6,800人。
	 2003(平成15)1万0,500人。
	◎第二次世界大戦中、日本軍の航空基地などが置かれていた。
★かびきんぽうちょう《くわびきんぽうてう》
	【華美金鳳鳥】
	◇[学]Jinfengopteryx elegans(ジンフェンゴプテリクス・エ
	レガンス)、[中]Huamei Jingfeng Niao(華美金鳳鳥)
	○[化生]始祖鳥より原始的と考えられる化石動物。
	 参照⇒しそちょう(始祖鳥),ちゅうかりゅうちょう(中華竜鳥)
	◎2005. 3.21(平成17)中国地質科学院、河北省(Hebei Sheng)
	(カホクショウ)承徳市(Chengde Shi)の竜鳳山(Longfeng Shan)の約
	1億4,000万年前の地層から始祖鳥より原始的な特徴を持つ新種
	の原始鳥の化石を発見し、華美金鳳鳥と命名したと発表。
かぴさしゅう《かびさしう》
	【カピサ州】
	◇Velayat-e Kapisa、[英]Kapisa Province
	○アフガニスタン東部の州。東部をラグマン州(Velayat-e 
	Laghman)、南部をカブール州(Velayat-e Kabul)、西部をパル
	ワン州(Velayat-e Parvan)に接する。
	 州都はマフムドエラキ(Mahmud-e-Raqi)。
	〈面積〉
	 1,842平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)36万人。
★がびさん
	【峨眉山】
	【蛾眉山】
	◇[中]Emei Shan/Emeishan
	○[地](1)中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)の中央
	部、峨眉山市の南西にある山々。大峨山・二峨山・三峨山・四
	峨山の総称。
	 主峰は万仏頂(Wanfoding)(3,099メートル)。
	 報国寺・万年寺(バンネニジ)・伏虎寺・清音閣・洗象池(センショウチ)
	・洪椿坪・九老洞などがある。
	 金頂(キンチョウ)の舎身崖は、金頂雲海として知られ、光輪に人
	影がうつる仏光(ブロッケン現象)が見られる。
	 参照⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
	◎1996(平成 8)世界遺産に登録。
	◎天台山(Tiantai Shan)(テンダイサン)・五台山(Wutai Shan)(ゴダ
	イサン)とともに中国仏教三大霊場の一つ。
	 五台山・九華山(Jiuhua Shan)(キュウカザン)・普陀山(Putuo 
	Shan)(フダサン)とともに中国の四大仏教聖地の一つ。
	 参照⇒さんだいれいじょう(三大霊場)(1),しだいぶっきょう
	せいち(四大仏教聖地)
	○(2)(Emeishan Shi)⇒がびさんし(峨眉山市)
がびさんし
	【峨眉山市】
	◇[中]Emeishan Shi、[英]Emeishan City
	○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中央部の市(県
	級市)。
	 省直轄市(地級市)の楽山市(Leshan Shi)に所属。
	◎眉山市(Meishan Shi)は楽山市北部にある地級市。
かーびす
	【カービス】
	◇[アラビア語]Qabis、Gabes
	○⇒がべす(ガベス)(2)
かぴたん
	【カピタン】
	【甲比丹】
	【甲必丹】
	◇[葡]capitao、[蘭]kapitein
	○(1)[古]南蛮船の船長。
	○(2)[歴]江戸時代の長崎のオランダ商館長。
	◎多くは1年交代で来任し、船の入港ごとに『和蘭(オランダ)風
	説書』を提出した。
	 1633(寛永10)からほぼ毎年3月江戸参府を行って将軍に拝謁
	し品物を献上した。寛政(1789〜1801)年間からは4年に一度と
	なり、1850(嘉永 3)まで続いた。
	 参照⇒ながさきや(長崎屋)
	○(3)縞織物の一つ。
	 江戸時代に渡来した黄色や黒の縞柄(シマガラ)の織物で、現在
	は経(タテイト)に染糸、緯(ヨコイト)に白糸を織り込んだ駒撚(コマヨ)り
	の織物をいう。
かぴとりぬす
	【カピトリヌス】
	◇[羅]Capitolinus、[英]Capitoline
	○[歴]ローマの七丘の一つ。
	 ジュピター(Jupiter)の神殿があった。
	 参照⇒ろーまのしちきゅう(ローマの七丘)
かぴとる
	【カピトル】
	◇capitol
	○(1)[歴](Capitol)古代ローマのカピトリヌス(Capitolinus)
	の丘にあったジュピター(Jupiter)の神殿。
	○(2)(the Capitol)アメリカの国会議事堂。
	 参照⇒きゃぴとるひる(キャピトルヒル)
	○(3)(capitol)アメリカの州議事堂。
★かぴばら
	【カピバラ】
	◇[英]capybara、[学]Hydrochoerus hydrochaeris
	○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)ヤマアラシ亜目
	(Hystricognathi)カピバラ科(Hydrochaeridae)カピバラ属
	(Hydrochoerus)の哺乳類。
	 世界最大の齧歯類。
	 参照⇒ぬーとりあ(ヌートリア)
	◎南米インディアンのトゥピ族(Tupis)の言葉で「草(capii)を
	食べるもの(urara)」から。
★かぴばらさんちこくりつこうえん《かぴばらさんちこくりつこうゑん》
	【カピバラ山地国立公園】
	◇[英]Serra da Capivara National Park
	○ブラジル北西部にある国立公園。
	 園内に約2万年前に描かれた約600ヶ所・3万点以上の壁画
	がある。動物・人のほか、世界最古の植物の壁画もある。
	◎1991(平成 3)世界文化遺産に登録。
かぴらヴぁすつ
	【カピラヴァスツ】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらヴぁすとぅ
	【カピラヴァストゥ】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かびらえこく《かびらゑこく》
	【カビラエ国】
	【迦毘羅衛国】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]紀元前6世紀ころ、北インドのヒマラヤ山脈南麓、タラ
	イ地方(現:ネパール)にあった釈迦(シャカ)族の部族国家。
	 都は迦毘羅城。
	 この国の浄飯王(ジョウボンノウ)(Suddhodana)の子として釈迦牟
	尼(シャカムニ)(釈尊)は生れ、生存中にコーサラ(Kosala)国に攻め
	られて滅亡。
	 「カピラバスツ」,「カピラバストゥ」,「カピラヴァスツ」,「カピ
	ラヴァストゥ」とも呼ぶ。
	 参照⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区),じゅうろ
	くだいこく(十六大国)
かびらえしょう《かびらゑじやう》
	【カビラエ城】
	【迦毘羅衛城】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]カピラエ国の都。
	 ⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらばすつ
	【カピラバスツ】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
かぴらばすとぅ
	【カピラバストゥ】
	◇[梵]Kapilavastu
	○[歴]⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
★かびーる
	【カビール】
	◇Kabir
	○[人]インドの神学者(1425〜1492ころ)。
	 宗教改革を唱え、シーク教などに影響を与えた。
	 参照⇒しーくきょう(シーク教)
かびるさばく
	【カビル砂漠】
	◇Dasht-e-Kavir/Dasht i Kavir
	○[地]⇒かびーるさばく(カビール砂漠)
★かびーるさばく
	【カビール砂漠】
	◇Dasht-e-Kavir/Dasht-i Kavir、[英]Kavir Desert/Great 
	Salt Desert
	○[地]イラン高原のコム盆地(Qom Basin)にある、乾燥の激し
	い塩砂漠(salt desert)。
	 砂漠東方に狭義のカビール・ナマク(Kavir-e Namak)がある。
	 砂漠西部に位置するナマク湖(Daryacheh-ye Namak)の東側は
	カビール国立公園([英]Kavir National Park)になっている。
	 「カビル砂漠」,「カビール・ナマク(Kavir-e Namak)」とも呼ぶ。
	 参照⇒なまくこ(ナマク湖),かしゃんさばく(カシャン砂漠)
	〈面積〉
	 約4.7万平方キロメートル。
	◎「カビール」は「奇景([英]rare beauty)」の意味。
	 「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
かびーるなまく
	【カビール・ナマク】
	◇Kavir-e Namak
	○(1)[地]カビル砂漠(Dasht-e-Kavir)の別称。
	 ⇒かびーるさばく(カビール砂漠)
	○(2)[地]イラン高原のコム盆地(Qom Basin)東部にある、三日
	月形に広がる乾燥の激しい塩砂漠(salt desert)。
	 狭義のカビール砂漠の東方に位置する。
	◎「カビール」は「奇景([英]rare beauty)」の意味。
	 「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
かぴるばすとぅ
	【カピルバストゥ】
	◇Kapilbastu
	○(1)(Kapilbastu District)⇒かぴるばすとぅちく(カピルバ
	ストゥ地区)
	○(2)ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)南西部の
	カピルバストゥ地区の都市。
	 北緯27.53°、東経83.05°の地。
	 「カピルバツ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)1万7,126人。
	 2001(平成13)2万7,170人。
	◎釈迦族(シャカゾク)の国カビラエ(Kapilavastu)(迦毘羅衛)のあっ
	た地:⇒かびらえこく(カビラエ国,迦毘羅衛国)
	◎1898(明治31)仏舎利が出土。
かぴるばすとぅぐん
	【カピルバストゥ郡】
	◇[英]Kapilbastu District
	○⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区)
かぴるばすとぅちく
	【カピルバストゥ地区】
	◇[英]Kapilbastu District
	○ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)南西部の地区。
	北部をアルガカンチ地区(Arghakhanchi District)、東部をル
	パンデヒ地区(Rupandehi District)に接し、南部・西部をイン
	ドに隣接。
	 行政所在地はタウリハワ(Taulihawa)。
	 「カピルバストゥ郡」,「カピルバツ地区」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1,738平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)27万0,045人(6月22日現在)。
	 1991(平成 3)37万1,778人(6月22日現在)。
	 2001(平成13)48万1,976人(6月22日現在)。
かぴるばつ
	【カピルバツ】
	◇Kapilbastu
	○(1)(Kapilbastu District)⇒かぴるばすとぅちく(カピルバ
	ストゥ地区)
	○(2)⇒かぴるばすとぅ(カピルバストゥ)(2)
かぴるばつちく
	【カピルバツ地区】
	◇[英]Kapilbastu District
	○⇒かぴるばすとぅちく(カピルバストゥ地区)
かーびんぐ
	【カービング】
	◇[英]carving(切り分ける)
	○(1)彫刻。彫刻術。
	○(2)彫刻品・彫像。
	 参照⇒でこい(デコイ)(2)
	○(3)[料]野菜や果物などで作る、装飾用の彫刻。
かーびんじゅう
	【カービン銃】
	◇[英]carbine、[独]Karabiner(カラビーナー)
	○(1)騎兵銃。歩兵銃の銃身を短くして軽量にした銃。
	 参照⇒りゅうきへい(竜騎兵,龍騎兵)
	◎銃身が短い分、射程距離も短い。
	○(2)[軍](軽量に開発された)自動小銃。
かーぴんてろ
	【カーピンテロ】
	◇[西]carpintero
	○(1)(スペイン語で)大工([英]carpenter)。
	○(2)(スペイン語で)指物師(サシモノシ)([英]joiner)。
	○(3)[鳥](スペイン語で)キツツキ(啄木鳥)([英]woodpecker)。
	 ⇒きつつき(キツツキ,啄木鳥)
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