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百 科 辞 書 《かふ》 編集:獨 澄旻
-------- かふ --------------------------------------------------
かふ
【カフ】
◇[英](単数形)cuff/(複数形)cuffs
○(1)[服]袖口。
日本では一つでも「カフス」と複数形で呼ぶ。
◎カフスボダン
○(2)[医]血圧計の圧迫帯。
参照⇒けつあつけい(血圧計)
かふ《くわふ》
【華府】
○アメリカ合衆国の首都ワシントンの略称。
⇒わしんとん(ワシントン,華盛頓,華聖頓)(1)
かふ《くわふ》
【寡婦】
○夫と死別した妻。
⇒みぼうじん(未亡人)
かーふ
【カーフ】
◇[英]calf
○(1)子牛。
⇒こうし(子牛,仔牛,犢)
○(2)(calfskin)⇒かーふすきん(カーフスキン,カーフ・スキン)
○(3)ゾウ(象)・カバ(河馬)・サイ(犀)・シカ(鹿)・クジラ(鯨)
・アザラシなどの子。幼獣。
かぶ
【かぶ】
○(1)花札賭博(トバク)の「おいちょかぶ」で、手札の合計の下一
桁が最も強い数の九になったこと。
参照⇒おいちょかぶ(おいちょかぶ)
○(2)おいちょかぶの略。
⇒おいちょかぶ(おいちょかぶ)
[1]かぶ
【カブ】
◇[英]cub
○(1)肉食動物の子。幼獣。
「ウェルプ(whelp)」とも呼ぶ。
○(2)特に、子ギツネ。
「キット(kit)」とも呼ぶ。
○(3)カブスカウト(Cub Scout)の略称。
⇒かぶすかうと(カブスカウト)
[2]かぶ
【カブ】
◇[登録商標]cub
○[交]本田技研工業(株)の業務用バイク(原動機付き自動二輪
車)の商品名。
◎1952. 3.(昭和27)自転車補助エンジン「カブ」を完成。
1958(昭和33)スーパーカブ(バイク)、発売。
2008. 4.(平成20)カブ・シリーズ(排気量50〜125CC)、世
界生産累計台数が6,000万台を突破。
★かぶ
【カブ】
【蕪】
【蕪菁】
◇[学]Brassica campestris var.glabra
○[植][農]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Cruci-
ferae)アブラナ属(Brassica)の一年草または二年草。
食用。
「かぶら(蕪,蕪菁)」,「かぶらな(蕪菜)」とも呼ぶ。
◎今市蕪:⇒いまいちかぶら(今市カブラ,今市蕪)
◎ドイツ語:ロイベ(Ruebe,Rube)。
フランス語:ナベ(navet)。
イタリア語:ラーパ(rapa)。
スペイン語:ナーボ(nabo)。
かぷ
【カプ】
◇[トルコ語]kapi
○(トルコ語で)ドア(door)・扉(トビラ)。門。
参照⇒どあ(ドア),とぷかぷきゅうでん(トプカプ宮殿)
かーぷ
【カープ】
◇[英]carp
○(1)(英語で)コイ(鯉)。
○(2)[運](Carp)広島東洋カープの略称。
⇒ひろしまとうようかーぷ(広島東洋カープ)
がふ
【楽府】
○(1)[漢]漢の武帝が紀元前120(元狩 3)に宮中に設けた音楽を
つかさどる役所。
○(2)[漢]楽府に採集された楽曲・民謡。
○(3)[漢]漢詩の一形式。魏・晋・南北朝に流行した民謡風の
曲に合せて作られた詩。抑揚変化の妙を極めて、雑言(ザツゲン)
(長短句)を交えているものが多い。
しかし、次第に楽曲のない詩だけになり六朝(リクチョウ)末から
唐代以降は疑古楽府として「新楽府(シンガフ)」と呼ばれる。
「新楽府」にたいして「古楽府(コガクフ)」とも呼ばれる。ともに
古体詩。
がふぁー
【ガファー】
◇[英]gaffer
○(1)(田舎の)じいさん。
○(2)(労働者・職人の)頭(カシラ)・親方。
◎「グランドファーザー(grandfather)」または「ゴッドファーザ
ー(godfather)」の短縮。
かぷあいちあん
【カプアイチアン】
◇Cap Haitien
○⇒かぱいしあん(カパイシアン)
かぷあいてぃえん
【カプアイティエン】
◇Cap Haitien
○⇒かぱいしあん(カパイシアン)
かぷあすがわ《かぷあすがは》
【カプアス川】
◇[インドネシア語]Sungai Kapuas、[英]Kapuas River
○[地]インドネシア中央部、カリマンタン島(ボルネオ島)西部
を西流し南シナ海に注(ソソ)ぐ川。全長約 1,142キロメートル。
かぷあすふる
【カプアスフル】
◇Kapuas Hulu
○(1)[地](Pegunungan Kapuas Hulu)⇒かぷあすふるさんみゃ
く(カプアスフル山脈)
○(2)(Kabupaten Kapuas Hulu)⇒かぷあすふるけん(カプアス
フル県)
かぷあすふるけん
【カプアスフル県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Kapuas Hulu、[英]Kapuas Hulu
Regency
○インドネシア中央部、カリマンタン島(ボルネオ島)西部のカ
リマンタンバラト州(西カリマンタン州)(Propinsi Kalimantan
Barat)北西部の県。北部をサラワクに隣接。
県都はプトゥシバウ(Putussibau)。
〈面積〉
1万9,363平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)19万6,157人(推計)。
かぷあすふるさんみゃく
【カプアスフル山脈】
◇[インドネシア語]Pegunungan Kapuas Hulu、[英]Kapuas Hu-
lu Mountains
○[地]マレー諸島の中のボルネオ島(Pulau Borneo)(カリマン
タン島)の中北西部、サラワクとインドネシアの国境を東西に
走る山脈。
北部はホセ山脈(Pegunungan Hose)に、東部はイラン山脈
(Pegunungan Iran)に、南部をミューラー山脈(Pegunungan
Muller)に、西部はボベンカプアス山脈(Pegunungan Boven
Kapuas)に連なる。
かふぁん
【カファン】
◇Kafan
○⇒かぱん(カパン)
かふぃーや
【カフィーヤ】
◇kaffiyah/kefiya
○[服]⇒しぇまーぐ(シェマーグ)
かふぃーる
【カフィール】
◇Kaffir
○(1)南アフリカの黒人バンツー(Bantu)族の一種族。
参照⇒ばんつーぞく(バンツー族),いんぴ(インピ)
○(2)⇒かふぃるすたんじん(カフィルスタン人)(1)
かふぃるすたんじん
【カフィルスタン人】
◇Kafir
○(1)アフガニスタン北東部、カフィルスタン(Kafiristan)の
住人。
○(2)⇒かふぃーる(カフィール)(1)
かぶうぇ
【カブウェ】
◇Kabwe
○ザンビア中央部、セントラル州(Central Province)中央部に
ある州都。
かふぇ
【カフェ】
◇[フ]cafe
○(1)[食](フランス語で)コーヒー)珈琲)。
参照⇒こーひー(コーヒー,珈琲)
○(2)コーヒー店(珈琲店)・喫茶店(キッサテン)。
◎日本では風俗営業法の対象となる「カフェ(4)」と区別するた
め、「喫茶店」と呼ぶことが一般的。
◎江戸幕末、横浜に開店。
1878(明治11)神戸に放香堂が開店。
1888(明治21)上野に可否(カッヒー)茶館が開店。
○(3)酒場をかねた飲食店。
○(4)[歴](日本で)明治末期〜昭和初期、女給(接客女性)が接
待する洋風の酒場。
ダンスや卑猥なサービスも行われ、第二次世界大戦後のキャ
バレー([フ]cabaret)の前身となった。
「カフェー」,「カッフェ」,「キャフェ」とも呼ぶ。
参照⇒きゃばれー(キャバレー)(2)
◎1911(明治44)洋画家松山省三が東京市京橋区日吉町にカフェ
・プランタンを開店。
かふぇー
【カフェー】
◇[フ]cafe
○[歴]⇒かふぇ(カフェ)(4)
★かふぇいん
【カフェイン】
◇[独]Kaffein、[英]caffeine
○[生化]茶やコーヒーに含まれるアルカロイドの一種。
「茶精」とも呼ぶ。
〈効能〉
覚醒(カクセイ)作用、大脳刺激作用、利尿作用など。
かふぇえすぷれっそ
【カフェエスプレッソ】
【カフェ・エスプレッソ】
◇[伊]caffe espresso
○[食]⇒えすぷれっそ(エスプレッソ)(4)
かふぇおれ
【カフェオレ】
◇[フ]cafe au lait
○[食]コーヒーと温めた牛乳を、ほぼ等量で混ぜた飲み物。
参照⇒かふぇらて(カフェラテ)
◎「レ(lait)」は「牛乳」の意味。
かふぇてりあ
【カフェテリア】
◇[米]cafeteria
○客が好みの料理を自分で盆(ボン)に取り、料金を払ってから
テーブルに運んで食べるセルフサービス形式の軽食堂。
◎日本では大正末年、大阪の南海食堂が採用。
◎メキシコ・スペイン語で「コーヒー店([英]coffee shop)」の
意味。
かふぇのわーる
【カフェノワール】
【カフェ・ノワール】
◇[フ]cafe noire
○[食]濃い目に抽出したコーヒーを小さなカップに入れ、ミル
ク・クリーム・砂糖を入れずに飲むもの。
午後の飲み物とされる。
「ブラックコーヒー([英]black coffee)」とも呼ぶ。
かふぇまろん
【カフェ・マロン】
◇Cafe marron、[学]Ramosmania rodriguesii
○[植]コーヒーの仲間の木。
◎1877(明治10)モーリシャスのロドリゲス島(Rodrigues Is-
land)で発見。
1980(昭和55)ロドリゲス島で1本のみ再発見。
ロンドンの王立植物園(Royal Botanic Gardens)で自家受粉
に成功し、2003.11.(平成15)種子から発芽。
かふぇらて
【カフェラテ】
◇[伊]caffe latte
○[食]エスプレッソに泡立てた牛乳を加えた飲み物。
参照⇒かふぇおれ(カフェオレ),かぷちーの(カプチーノ)
◎「ラテ」はイタリア語で「ミルク」のこと。
★かふか
【カフカ】
○(1)[人](Franz Kafka)フランツ・カフカ。ドイツ語の作家
(1883〜1924)。オーストリア・ハンガリー帝国のプラハ生れ。
作品は短編小説『変身(Metamorphosis)』、小説1925年『審
判(Der Prozess)』・1927年『城(Das Schloss)』・1927年『ア
メリカ(Amerika)』など。
○(2)[人](Hermann Kafka;Heymann Chaim Herzog ben Jacob
Kafka)作家カフカ(1)の父、カフカ(3)の夫(1852〜1931)。
○(3)[人](Julie Kafka;旧姓LowyまたはLoewy)作家カフカ(1)
の母、カフカ(2)の妻(1856〜1934)。
かふかす
【カフカス】
◇[露]Kavkaz
○⇒かふかず(カフカズ)
かふかず
【カフカズ】
◇[露]Kavkaz
○(1)[地]⇒だいかふかずさんみゃく(大カフカズ山脈)
○(2)ロシア南西部、黒海とカスピ海にはさまれた地域。中央
部を大カフカズ山脈、南部を小カフカズ山脈が走る。
多くの少数民族が居住し、ロシア・グルジア・アゼルバイジャ
ン・アルメニアに分属する。
「カフカス」,「コーカサス」,「コーカシア(Caucasia)」とも、ま
た俗に「ロシアのやわらかな下腹(Russia's soft underbelly)」
とも呼ぶ。
歴史的古称は「コルキス([英]Colchis)」。
参照⇒だいかふかずさんみゃく(大カフカズ山脈),しょうか
ふかずさんみゃく(小カフカズ山脈)
◎北カフカズにはチェルケス人(Cherkess)・カバルダ人(Kabar-
da)・アディゲ人(Adygey)ら12民族が居住する。
◎"underbelly"には「弱点」の意味もある。
かふかすせんそう《かふかすせんさう》
【カフカス戦争】
◇[英]the Caucasian war
○[歴]⇒かふかずせんそう(カフカズ戦争)
★かふかずせんそう《かふかずせんさう》
【カフカズ戦争】
◇[英]the Caucasian war
○[歴]オスマン・トルコと帝政ロシアが、当時トルコ領のカフ
カズ地域を争った戦争(1817〜1864)。
ロシア領となり、住民のチェルケス人(Cherkess)らの大多数
がトルコに逃亡した。
「カフカス戦争」とも呼ぶ。
かぶかんらん
【カブカンラン】
【蕪甘藍】
○[植]コールラビの和名。
⇒こーるらび(コールラビ)
かぶき
【冠木】
○(1)[建]二本の門柱上部を貫(ツラヌ)き渡した一本の横木。
「笠木(カサギ)」とも呼ぶ。
参照⇒かさぎ(笠木,蓋木)(1),かさいし(笠石)(1)
◎英語:コーピング(coping)。
○(2)[建]冠木門の略称。
⇒かぶきもん(冠木門)
◎「かぶ」は「頭」の意味。
★かぶき
【歌舞伎】
○[劇]
明治期に起こった新劇派(新派)に対し、「旧派」とも呼ぶ。
◎1629(寛永 6)女舞・女歌舞伎禁止。
1652(慶安 5. 6.)若衆(ワカシュウ)歌舞伎禁止。
かぶきこ
【歌舞伎子】
○[古]江戸時代、歌舞伎芝居に出る少年俳優で、男娼を兼ねた
もの。
「かげま(陰間,蔭間)」,「かげこ(陰子,蔭子)」,「歌舞伎若衆(ワカ
シュ)」,「色子(イロコ)」,「舞台子(ブタイコ)」,「芝居子(シバイコ)」,「若衆(ワ
カシュ)」,「子供衆(コドモシュウ,コドモシュ,コドモシ)」などとも呼ぶ。
参照⇒かげまぢゃや(かげま茶屋,陰間茶屋),きゃくよせぱん
だ(客寄せパンダ)
◎元禄年間(1688〜1704)ころまでの呼び名。
◎舞台を主とする少年俳優は、「色子」に対して「本子(ホンコ)」と
呼ぶ。
かぶきざ
【歌舞伎座】
○(1)[劇]歌舞伎劇を演ずる一座、または劇場。
◎東京歌舞伎座:⇒かぶきざ(歌舞伎座)(2)
大阪歌舞伎座:⇒しんかぶきざ(新歌舞伎座)(1)
○(2)[劇]東京都中央区銀座4-12-15(もと木挽町<コビキチョウ>3丁
目のち東銀座)にある劇場。
主として歌舞伎を上演。
「東京歌舞伎座」とも、俗に「木挽町」とも呼ぶ。
参照⇒しんかぶきざ(新歌舞伎座)
◎福地桜痴(オウチ)が企業家千葉勝五郎を説いて1889(明治22)創
立。
1899. 6.20(明治32)国産初の映画が公開される。
1913(大正 2)から松竹株式会社の経営となる。
漏電・関東大震災・第二次世界大戦中の空襲と3度焼ける。
1944. 3.(昭和19)決戦非常措置要綱に基づき休場。
1951(昭和26)開場。
2013. 4. 2(平成25)再開場。
★かぶきちょう《かぶきちやう》
【歌舞伎町】
◇[日]Kabukicho
○東京都新宿区にある、コマ劇場(東宝会館)を中心とした繁華
街。
◎元九州大村藩主大村家の別邸で、ほとんどが森林であった。
大正の初めに土地が買収され、1920(大正 9)府立第五高等女
学校(現:中野区の都立富士高校)が設置。
戦後、戦災の復興のため歌舞伎の劇場を建設しようとしたが、
米軍への危惧(キグ)により建設されなかった。しかし、当時の
安井都知事の命名により1948. 4. 1(昭和23)新町名が成立。
1950(昭和25)4〜6月ここで平和博覧会が開かれたのを機に、
その施設が劇場建設に転用されて盛り場ができ、1958(昭和33)
売春防止法が施行されるまでは赤線地帯として賑(ニギ)わった。
かぶきもん
【冠木門】
○[建]二本の門柱上部に一本の横木(冠木)を貫(ツラヌ)き渡した、
屋根のない門。扉のあるものと、無いものがある。
単に「冠木」とも、「衡門(コウモン)」,「ぬきとおしもん(貫き通し
門,貫通門)」とも呼ぶ。
かぶきわかしゅ
【歌舞伎若衆】
○[古]⇒かぶきこ(歌舞伎子)
かふく《くわふく》
【華服】
◇[中]huafu
○[服]⇒かんぷく(漢服)
かぶく
【傾く】
○(1)頭を傾(カタム)ける。傾(カブ)す。
○(2)物の軽重を測り、傾きを見る。
○(3)物事を推量する。
○(4)茶の風味を味わって、質を品評する。
○(5)傾(カタム)く・傾(カタブ)く。
○(6)ふざける。
○(7)勝手なふるまいをする。常軌(ジョウキ)を逸(イッ)する。
○(8)異様な身なりや言動をする。
○(9)人の目につく派手で華美な身なりをする。
○(10)歌舞伎を演ずる。
◎「かぶ」は「頭」の意味。
かふくはあざなえるなわのごとし《くわふくはあざなへるなはのごとし》
【禍福は糾える縄の如し】
○[諺]この世の良い事と悪い事は、より合せた縄のように、あ
い表裏して入れ替わり変転するものであるということ。
物事は原因と結果が絡(カラ)み合って進んで行くこと。
「吉凶(キッキョウ)は糾える縄の如し」,「塞翁(サイオウ)が馬」,「人間(ニ
ンゲン)万事(バンジ)塞翁が馬」とも呼ぶ。
参照⇒さいおうがうま(塞翁が馬)
◎『史記(シキ)』南越伝(ナンエツデン)の「因V禍為V福、成敗之転、譬
若2糾乢1」から。
かふくみさき
【カフク岬】
◇[英]Kafuku Point
○[地]北太平洋中央部のハワイ諸島のオアフ島(Oahu Island)
最北端の岬。
◎最南端:⇒だいやもんどへっど(ダイヤモンドヘッド,ダイヤ
モンド・ヘッド)
かふさー
【カフサー】
◇Qafsah
○⇒がふさ(ガフサ)
がふさ
【ガフサ】
◇Gafsa
○(1)(Wilaya de Gafsa)⇒がふさけん(ガフサ県)
○(2)北アフリカ、チュニジア西部中央のガフサ県中央部にあ
る県都。
北緯34.42°、東経8.78°、標高405メートルの地。
10万本以上のヤシの木が茂るオアシス都市。
「カフサー(Qafsah)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1984(昭和59)6万0,970人。
1994(平成 6)7万1,100人。
◎古代ヌミディア王国時代の古称は「カプサ(Capsa)」。
参照⇒かぷさぶんか(カプサ文化)
★かぷさいしん
【カプサイシン】
◇[英]capsaicin
○[化]トウガラシの辛味成分。
脂肪燃焼の効果からダイエット食品にも含まれる。
参照⇒すこびるち(スコビル値),さいるいすぷれー(催涙スプ
レー)
がふさけん
【ガフサ県】
◇[フ]Wilaya de Gafsa、[英]Gafsa Governorate
○北アフリカ、チュニジア中央部の県。
県都はガフサ。
〈面積〉
8,990平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)32万3,709人(4月28日現在)。
かぷさぶんか《かぷさぷんくわ》
【カプサ文化】
◇[英]Capsa Culture
○[歴]旧石器時代〜中石器時代、北アフリカを中心に地中海沿
岸に広く栄えた文化。
石刃(セキジン)などの石器が多く、骨角器は少ない。後期には
細石器が出土。
洞窟絵画には狩猟生活や呪術(ジュジュツ)などが描かれている。
◎カプサはチュニジア中央部のガフサ(Gafsa)の古称。
参照⇒がふさ(ガフサ)
かぷさり
【カプサリ】
◇Kapsali
○[古]⇒きしら(キシラ)(2)
かふさん《くわふさん》
【寡婦産】
◇[英]dower
○⇒だわー(ダワー)(1)
かぷしかむ
【カプシカム】
○(1)[植]([学]Capsicum)トウガラシ属の学名。
⇒とうがらし(トウガラシ,唐辛子,唐芥子,蕃椒)
○(2)[植]([英]capsicum)(英語で)トウガラシ(唐辛子)。
⇒とうがらし(トウガラシ,唐辛子,唐芥子,蕃椒)
★かぶしきがいしゃ《かぶしきぐわいしや》
【株式会社】
○[経][法]
〈略記〉
Inc.(incorporated):アメリカ。
Co.,Ltd.:イギリス。
SA(S.A.):フランス・イタリア・スペイン・ポルトガ
ル。
AG(Aktiengesellschaft):ドイツ。
NV(Naamloose Vennootschap):オランダ・ベルギー。
股分公司(gufen gongsi):中国・台湾。
かぶしきこうかい
【株式公開】
◇[英]initial public offering
○[経]同族会社など限られた少数の株主によって所有されてい
た会社の株式を、不特定多数の一般の投資家に広く売り出すこ
と。
創業者利得や資金調達のために行われ、公開された株式は
「公開株」と呼ばれる。
「IPO」とも呼ぶ。
かぶしきとりひきじょ
【株式取引所】
○(1)株式の売買をする取引所。
○(2)[古]証券取引所の旧称。
参照⇒とうきょうしょうけんとりひきじょ(東京証券取引所)
かぶしま
【蕪島】
◇[日]Kabu Shima
○[地]青森県八戸市大字鮫町(サメマチ)にある、八戸港東岸の陸繋
島(リクケイトウ)。
ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。
かぶしゅ
【カブシュ】
◇[ペルシア語]Kavosh
○[宇]⇒かぼしゅがる(カボシュガル)
かふじゆでん
【カフジ油田】
◇[英]Khafji oil field
○[地]サウジアラビアとクウェートの国境の海岸から40キロメ
ートル沖合、中立地帯にある油田地帯。
両国から日本のアラビア石油(株)が利権を与えられて採掘し
た、日本の海外での唯一の自主開発原油。
◎1958. 7. 5.(昭和33)アラビア石油がクウェート国王と中立
地帯沖合油田開発利権協定に調印。
1960. 1.29(昭和35)アラビア石油、クウェート沖海底で第1
号井成功。
1966(昭和41)カフジ製油所が操業開始。
2000. 2.(平成12)サウジアラビアとの交渉に失敗し、全体の
半分を占めるサウジアラビア側の利権を失う。
かふじゅんし《くわふじゆんし》
【寡婦殉死】
◇[英]suttee、[梵]sati、[フ]sati
○[歴][社]⇒さてぃー(サティー)
かふす
【カフス】
◇[英](複数形)cuffs/(単数形)cuff
○(1)[服]袖口。
◎フセンス語:マンシェット(manchette)。
○(2)[服](特に)ワイシャツの袖口。
○(3)[服]カフスボタンの略称。
⇒かふすぼたん(カフスボタン,カフス・ボタン)
○(4)[服]ズボンの裾(スソ)の折り返し。
◎ハンドカフス(handcuffs):⇒てじょう(手錠)
かぶすかうと
【カブスカウト】
◇[英]Cub Scout
○[社]ボーイスカウトの年少団員。普通8〜10歳。
参照⇒ぼーいすかうと(ボーイスカウト)
かーふすきん
【カーフスキン】
【カーフ・スキン】
◇[英]calfskin
○子牛(calf)のなめし革。
高級皮革として、コート・ハンドバッグ・靴などのほか、製
本にも用いられる。
単に「カーフ」とも呼ぶ。
かーぶすとーん
【カーブストーン】
◇[英]kerbstone、[米]curbstone
○[交](英語で)縁石(エンセキ)。
⇒えんせき(縁石)(1)
かふすぼたん
【カフスボタン】
【カフス・ボタン】
◇[英]cuff links
○[服]ワイシャツの袖口をとめる飾りボタン。
単に「カフス」とも呼ぶ。
◎和製造語。
かぶするく
【カブスルク】
◇[トルコ語]kabizlik
○[病](トルコ語で)便秘。
⇒ぺんぴ(便秘)
かぷせる
【カプセル】
◇[独]Kapsel、[英]capsule
○(1)[薬]粉薬など飲みにくい薬を封入した、ゼラチン製の小さ
な筒状の容器。
薬をカプセルに入ったまま飲み、カプセルが胃腸で溶けてか
ら中の薬が作用するもの。
「膠嚢(コウノウ)」とも呼ぶ。
○(2)密閉した容器。
参照⇒たいむかぷせる(タイムカプセル,タイム・カプセル)
○(3)[宇]宇宙船などの気密容器。
○(4)[空]航空機などの気密室。
○(5)[医](腎臓の)被嚢(ヒノウ)。
かぷせるほてる
【カプセルホテル】
◇[和製造語]Kapsel hotel、[英]capsule hotel
○人が一人横たわることができるほどのカプセル状の小室を積
み重ねて並べた、安価な簡易宿泊施設。
カプセルの出入り口は一般にカーテンで仕切るだけ。室内に
イヤホンで聞くテレビを設置しているものが多い。
トイレ・シャワー室などは別に用意されている。
◎1979. 2. 1(昭和54)大阪の梅田に新登場。
かぶたまな
【カラタマナ】
【蕪玉菜】
○[植]コールラビの和名。
⇒こーるらび(コールラビ)
かふたん
【カフタン】
◇[英]caftan
○(1)[服]トルコ・アラビアなど広くイスラム文化圏で着用さ
れる、帯のついた長袖・丈長の前あきの服。
参照⇒かんどぅーら(カンドゥーラ),ばーぬーす(バーヌース)
○(2)[服]モロッコの婦人が着用する、長袖で大きなフード付
きの長着。
◎1955(昭和30)秋、ディオールが婦人服にカフタン・コートを
採用。
かぷちーの
【カプチーノ】
◇[伊]cappuccino
○[食]イタリア風エスプレッソ・コーヒーの一種。
デミタスにあらかじめ砂糖を入れ、コーヒーを静かに注ぎ、
熱い牛乳またはホイップクリームをたっぷりと加え、シナモン
の棒片でかきまぜて香りを付けたもの。
参照⇒かふぇらて(カフェラテ)
◎その色がカプチン(Capuchin)修道会士の着る修道服の色に似
ていることから。
かぶつ《くわぶつ》
【貨物】
○(1)有形の財貨。
「かもつ(貨物)」とも呼ぶ。
○(2)⇒かもつ(貨物)(1)
かぶと
【加太】
◇[日]Kabuto
○(1)三重県鈴鹿郡(スズカグン)関町(セキチョウ)の地名。
加太川が流れる。
◎和歌山県和歌山市には加太(カダ)がある。
○(2)[交]⇒かぶとえき(加太駅)
★かぶと
【兜】
【胄】
○頭部を保護する武具。
参照⇒おおわらわ(大わらわ,大童)(2),へるめっと(ヘルメッ
ト)
◎一刎(ハネ)二刎と数える。
かぶとえき
【加太駅】
○[交]三重県鈴鹿郡(スズカグン)関町(セキチョウ)にある、JR関西本
線の駅。
柘植(ツゲ)駅(伊賀町)と関駅の間。
◎南海電鉄加太線には加太(カダ)駅がある。
★かぶとえび
【カブトエビ】
【兜蝦】
◇[英]tadpole shrimp
○[動]甲殻亜門(Crustacea)ミジンコ綱(鰓脚綱)(Branchiopoda)
カブトエビ目(背甲目)(Notostraca)カブトエビ科(Triopsidae)
カブトエビ属(Triops)に属する節足動物の総称。
初夏、本州中部以南の水田に繁殖し、泥中の生物を食べて1ヶ
月くらいで死滅する。
卵は数年干上がっていても生存できる。
「生きている化石」とも呼ばれる。
参照⇒ほうねんえび(ホウネンエビ,豊年蝦)
◎"tadpole"は「オタマジャクシ」。
★かぶとがに
【カブトガニ】
【兜蟹】
◇[英]horseshoe crab
○[動]甲殻亜門(Crustacea)カブトガニ綱(Xephosura)カブトガ
ニ目(剣尾類)(Xiphosura)カブトガニ科(Limulidae/Xiphura)
カブトガニ属(Tachypleus)の節足動物の総称。
銅を含むヘモシアニン(hemocyanin)の血液は青色。
古生代の三葉虫(trilobite)の子孫で「生きている化石」とも
呼ばれる。
参照⇒へもしあにん(ヘモシアニン),らる(LAL)
かぶとぎく
【兜菊】
○[植]トリカブトの別称。
⇒とりかぶと(トリカブト,鳥兜,鳥甲)
★かぶとじんじゃ
【兜神社】
○東京都中央区日本橋兜町(カブトチョウ)1−12にある神社。
1878(明治11)創建。
★かぶとむし
【カブトムシ】
【カブト虫】
【兜虫】
【甲虫】
○(1)[虫]甲虫目(鞘翅目)(Coleoptera)コガネムシ科(Scarab-
aeidae)の昆虫。
マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)のサイカチの樹液を好む
ことから、「サイカチムシ(皀莢虫)」,「サイカチ(皀莢)」とも呼
ぶ。
◎クワガタムシとともに虫好きの男の子の人気を二分する。
○(2)[古][俗]大衆車フォルクスワーゲンの俗称。
⇒ふぉるくすわーげん(フォルクスワーゲン)(2)
かぶら
【カブラ】
◇[西]carba
○[哺](スペイン語で)ヤギ(山羊)。
⇒やぎ(ヤギ,山羊,野羊)
かぶら
【蕪】
【蕪菁】
○(1)[植][農]⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
○(2)[近世語](遊里で)初心者。
★かぶら
【鏑】
○(1)矢の先に付ける、中空で蕪(カブラ)の根のような形をした
もの。
木や竹の根、または角(ツノ)などで作り、射たときに風を切っ
て鳴るように中を穿(ウガ)ち数個の穴を開けてある。
○(2)鏑矢の略称。
⇒かぶらや(鏑矢,鏑箭)
かぷら
【カプラ】
◇[英]coupler(連結器)
○(1)[電]2つの電気回路を結合する装置。
「カプラー」とも呼ぶ。
参照⇒ふぉとかふら(フォトカプラ),おんきょうかぷら(音響
カプラ)
○(2)[通](特に)音響カプラ。
⇒おんきょうかぷら(音響カプラ)
かぷら
【カプラ】
◇[伊]capra
○[哺](イタリア語で)ヤギ(山羊)。
⇒やぎ(ヤギ,山羊,野羊)
かぷらー
【カプラー】
◇[英]coupler
○[電][通]⇒かぷら(カプラ)
かぶらたまな
【カブラタマナ】
【蕪玉菜】
○[植]コールラビの和名。
⇒こーるらび(コールラビ)
かぶらづか
【蕪束】
【鏑束】
◇[日]kaburazuka/kabura-zuka
○[建]方形造(ホウギョウヅクリ)の隅合掌(スミガッショウ)で、隅棟(スミムネ)
が集まる頂点にある、浮いた状態の短い束柱。
建物の中心に柱のない四阿(アズマヤ)などに用いる。
「南瓜束(カボチャヅカ)」とも呼ぶ。
参照⇒こやづか(小屋束),きねづか(杵束)
◎形がカブラやカボチャに見えることから。
かぶらな
【蕪菜】
○[植][農]⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
かーふらぶ
【カーフラブ】
【カーフ・ラブ】
◇[英]calf love
○(1)少年と少女の、淡い幼な恋。
参照⇒つついづつ(筒井筒)(2)
○(2)年上の異性に抱く、淡い幼な恋。
「ポピーラブ(puppy love)」とも呼ぶ。
参照⇒かっぷぼーどらぶ(カップボードラブ,カップボード・
ラブ)
◎"calf"は「子牛」。
★かぶらや
【鏑矢】
【鏑箭】
○先に鏑をつけた矢。
戦(イクサ)や狩りの合図に用いた。
参照⇒ひきめ(蟇目,引目)
かぶらる
【カブラル】
◇Pedro Alvares Cabral
○[人]ポルトガルの航海者(1467?〜1520)。
マヌエル一世(Manuel I)の命により、1500(明応 9)第二次イ
ンド遠征艦隊を率いて喜望峰経由でインドへ出発。航海中に西
進して嵐でブラジルに漂着し、同地をポルトガル領とする。
のち、喜望峰経由でインドのカリカット(Calicut)に到着し、
同地をインド経営の本拠地とする。
1501(文亀元)帰国。
◎カリカットは現在のケーララ州コジコーデ(Kozhikode)。
かぷり
【カプリ】
◇Capri
○[地]⇒かぷりとう(カプリ島)
がぶりえる
【ガブリエル】
◇Gabriel
○(1)[聖]『旧約聖書』で、預言者ダニエル(Daniel)の見た幻
を説明する大天使(archangel)。
平和の天使。
参照⇒だいてんし(大天使)
◎預言者モーセ(Moses)の死に際し現れた三天使の一人。
○(2)[聖]『新約聖書』で、処女マリアにキリストの懐胎を告
知する大天使。
参照⇒じゅたいこくち(受胎告知),あべまりあ(アベマリア,
アベ・マリア),あんじぇらす(アンジェラス)
◎イスラム教のジブリール(Jibril)に相当する。
かぷりおーら
【カプリオーラ】
◇[伊]capriola
○(1)[哺](イタリア語で)雌のノロジカ(麕鹿)。
⇒のろ(ノロ,麕)
○(2)(イタリア語で)宙返り・とんぼ返り。
○(3)[運]⇒かぷりおーる(カプリオール)
かぷりおーる
【カプリオール】
◇[英]capriole
○(1)(ダンスなどの)垂直跳躍。
○(2)[運]馬術で、助走せずに四脚を揃えたまま後脚のみで、
その場から垂直跳躍すること。
参照⇒どれさーじゅ(ドレサージュ)
◎イタリア語:カプリオーラ(capriola)。
かぶりおれ
【カブリオレ】
◇[フ]Cabriolet
○(1)[古]二人乗りの一頭立て二輪幌(ホロ)馬車。
「キャブリオレー」とも呼ぶ。
参照⇒ほろばしゃ(ほろ馬車,幌馬車)
○(2)[古]幌屋根付きのクーペ(箱型馬車・自動車)。
「キャブリオレー」とも呼ぶ。
○(3)[交]二人または四人乗りのオープンカー。
「キャブリオレー」とも呼ぶ。
◎1999(平成11)フォルクスワーゲン社、ニュービートルのカブ
リオレを発売。
かぷりおーろ
【カプリオーロ】
◇[伊]capriolo
○[哺](イタリア語で)雄のノロジカ(麕鹿)。
⇒のろ(ノロ,麕)
かぷりこん
【カプリコン】
◇[英]Capricorn、[羅]Capricornus
○(1)[天]山羊座(やぎ座)。トレミー星座第十一星座。
○(2)[天]磨羯宮(マカツキュウ)。獣帯十二宮の第十宮。
○(3)[暦]山羊座(磨羯宮)生れの人。
12月22日から1月20日の間に生れた人。
◎南回帰線(the tropic of Capricorn)。
かぷりこんわん
【カプリコン・1】
◇[英]Capricorn One
○[映]アメリカのサスペンス映画。
初の有人火星探査船カプリコン1が国家威信によって無人の
まま打ち上げられたため、3人の宇宙飛行士は地上のスタジオ
で宇宙旅行の芝居をするが、探査船が帰還時に爆発したため生
命の危険を感じて逃亡する。
監督:ピーター・ハイアムズ(Peter Hyams)。
◎1977.12.(昭和52)日本で公開。
1978. 6. 2(昭和53)アメリカで公開。
かぷりーす
【カプリース】
◇[英]caprice
○⇒かぷりっちお(カプリッチオ)
かぷりちお
【カプリチオ】
◇[伊]capriccio(カプリッチョ)
○⇒かぷりっちお(カプリッチオ)
かぷりっちお
【カプリッチオ】
◇[伊]capriccio(カプリッチョ)
○(1)気紛(キマグ)れ・むら気・気まま>。
「カプリチオ」,「カプリース([英]caprice)」とも呼ぶ。
○(2)[音]厳格な形式にとらわれず、気のおもむくままに作曲
された器楽曲。
「カプリチオ」,「狂想曲」,「きそうきょく(奇想曲,綺想曲)」,
「カプリース」とも呼ぶ。
かぷりとう《かぷりたう》
【カプリ島】
◇[伊]Isola di Capri
○[地]イタリア南部、ティレニア海(Mare Tirreno)のナポリ湾
(Golfo di Napoli)沖合にある小島。
ナポリ(Napoli)の南方、ソレント半島(Penisola Sorrentina)
の西方に位置する。
「地中海の真珠(La perla del Mediterraneo)」と呼ばれる風
光明媚な観光地。
参照⇒[1]かぷれーぜ(カプレーゼ),[2]かぷれーぜ(カプレー
ゼ),あおのどうくつ(青の洞窟)
かぷりーび
【カプリービ】
◇Georg Leo Caprivi
○[人]ドイツの軍人・政治家(1831〜1899)。伯爵(Graf)。
普墺戦争・普仏戦争に従軍。
1890(明治23)ビスマルクの引退後、1890〜1892(明治23〜明
治25)プロイセン首相・1890〜1894(明治23〜明治27)ドイツ帝
国宰相(chancellor)を務める。
ビスマルクの政策を転換し、妥協的な政策を行った。
参照⇒びすまるく(ビスマルク,比斯馬可,比斯馬克)
◎カイゼル親政への過渡期。
かぷりむるこへ
【カプリムルゴ】
◇[伊](単数形)caprimulgo/(複数形)caprimulgi
○[鳥](イタリア語で)ヨーロッパヨタカ(夜鷹)。
⇒よたか(ヨタカ,夜鷹)(1)
[1]かぶーる
【カブール】
◇Kabul
○(1)(Velayat-e Kabul)⇒かぶーるしゅう(カブール州)
○(2)アフガニスタンの首都。カブール州の州都。
市の北部にカブール国際空港がある。
東のカイバル峠(Khyber Pass)を越えてパキスタンのペシャ
ーワル(Peshawar)に通じる。
〈人口〉
1975(昭和50) 32万人。
1993(平成 5) 70万人、142万4,400(都市域)。
1995(平成 7)200万人。
○(3)[地](Kabul River)⇒かぶーるがわ(カブール川)
[2]かぶーる
【カブール】
◇Camillo Benso conte di Cavour(カミロ・ベンソ・ディ・カ
ブール)
○[人]イタリアの政治家(1810〜1861)。
1852(嘉永 5)サルジニア王ビットリオ・エマヌエレ二世(Vit-
torio Emanuele II)に登用されて首相となる。
内政を近代化しイタリアの統一に努力。
1855(安政 2)クリミア戦争で英仏を支援して出兵、また1858
(安政 5)ナポレオン三世とプロンビエール(Plombiere)の密約
を結び、1859(安政 6)イタリア統一戦争を開始しオーストリア
と戦うなど巧みな外交政策で国際的地位を高める。
しかし、統一の完成を見ずにトリノで急死。
「カヴール」とも呼ぶ。
参照⇒りそるじめんと(リソルジメント)
◎マッチーニ(Giuseppe Mazzini)(1805〜1872)・ガリバルディ
(Giuseppe Garibaldi)(1807〜1882)とともにイタリア統一の三
傑の一人。
かーぷーる
【カープール】
◇[米]car pool/carpool
○[交]自動車の相乗り方式。
ガソリン節約や通勤時のラッシュ緩和のため、近隣や友人の
自家用車に輪番で相乗りすること。
かぶーるがわ《かぶーるがは》
【カブール川】
◇[英]Kabul River
○[地]アフガニスタンの首都カブールから東流してカイバル峠
を経て、パキスタンのペシャワール(Peshawar)へ流れる、イン
ダス川(Indus River)の支流。全長約700キロメートル。
イスラマバード(Islamabad)近郊でインダス川に合流する。
〈支流〉
クナール川(Kunar River):⇒くなーるがわ(クナール川)
かぶーるしゅう《かぶーるしう》
【カブール州】
◇Velayat-e Kabul、[英]Kabul Province
○アフガニスタン中東部の州。東部をラグマン州(Velayat-e
Laghman)、南東部をナンガハル州(Velayat-e Nahgarhar)、南
部をロガール州(Velayat-e Lowgar)、西部をバルダク州(Vel-
ayat-e Vardak)、北西部をパルワン州(Velayat-e Parvan)に接
する。
州都はカブール。
★[1]かぷれーぜ
【カプレーゼ】
◇[伊]Caprese
○(1)カプリ島民。
○(2)[形]カプリ島の。
○(3)[料](Insalata di Caprese)⇒[2]かぷれーぜ(カプレーゼ)
[2]かぷれーぜ
【カプレーゼ】
◇[伊]insalata di Caprese(インサラータ・ディ・カプレーゼ)
○[料]トマトとモッツァレッラ・チーズにバジリコとオリーブ
・オイルを合(ア)えたサラダ。
赤・白・緑の色合いが美しいサラダ。
◎「カプリ風のサラダ」の意味。
かぷれちく
【カブレ地区】
◇[英]Kabhre District
○⇒かぶれぱらんちょーくちく(カブレパランチョーク地区,カ
ブレ・パランチョーク地区)
がぶれーて
【ガブレーテ】
◇[西]gablete
○[建](スペイン語で)切妻。
⇒きりづま(切妻)
かぶれぱらんちょーくちく
【カブレパランチョーク地区】
【カブレ・パランチョーク地区】
◇[英]Kavrepalanchok District/Kavre Palanchok District
○ネパール中北部、バグマティ地方(Bagmati Zone)南東部の地
区(郡)。
行政所在地はデュリケル(Dhulikhel)。
「カブレ地区(Kabhre District)」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,396平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)30万7,150人(6月22日現在)。
2001(平成13)38万5,672人(6月22日現在)。
かぶろ
【禿】
○(1)[古]子供の髪型の一つ。髪を短く切り揃え、結ばないで
垂れているもの。また、その髪型の子供。
江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。
参照⇒わらわがみ(童髪)
○(2)髪のない頭。はげ(禿)。
江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。
参照⇒ちゃびんあたま(茶瓶頭)
○(3)花魁(オイラン)・太夫(タユウ)・天神(テンジン)などの上級の遊女
について雑用などをする十歳前後から十三歳くらいの見習いの
少女。
江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。
◎禿立ち:⇒かぶろだち(禿立ち)
がぶろー
【ガブロー】
◇[英]gabbro
○[鉱](英語で)斑糲岩(ハンレイガン)。
⇒はんれいがん(斑糲岩)
かぶろだち
【禿立ち】
○(1)遊女になる前に上級の遊女に仕え、その見習いをする期
間。
○(2)見習い(禿<カブロ>)のころから遊郭にいて遊女に仕立て上
げられ、遊郭のことをよくわきまえ知っている遊女。
がぶろぼ
【ガブロボ】
◇Gabrovo
○ブルガリア北部、ロベチ州(Lovech Oblast)南部の都市。
南方にバルカン山脈(Balkan Mountains)のシプカ峠(Shipka
Pass)がある。
かぷろらくたむ
【カプロラクタム】
◇[英]caprolactam
○[化]環式アミドの一種。潮解性の無色葉状結晶。
シクロヘキサノン(cyclohexane)などから合成される。
ナイロン6(nylon 6)の中間原料。
かぶをまもってうさぎをまつ
【株を守って兎を待つ】
【守株待兎】
◇[中]shou zhu dai tu
○[諺]⇒しゅしゅ(守株)
かふんしょう《くわふんしやう》
【花粉症】
◇[英]pollinosis/pollenosis
○[病]特定の花粉により鼻や目の粘膜が刺激されて引き起こさ
れるアレルギー性鼻炎。
鼻水・くしゃみ・喘息(ゼンソク)・鼻炎・目のかゆみ・結膜炎
などの症状が見られる。
アレルゲン(抗原物質)として、春先のスギ・ヒノキ、初夏の
オオアワガエリ、秋のブタクサ・ヨモギなどの花粉が知られて
いる。特にスギ花粉症は患者数が多い。花粉の中のアルブミン
の作用によると考えられている。
また、高タンパク質・高カロリーの食事も免疫力の低下をも
たらしていると考えられている。
予防策は、外出時にマスクや眼鏡(メガネ)の着用など。
「ポリノーシス」,「ポレノーシス」,「枯草熱(コソウネツ)([英]hay
fever)」とも呼ぶ。
参照⇒ぶたくさ(ブタクサ,豚草)
◎治療薬:⇒ぴーぴーえー(PPA),けるせちん(ケルセチン)
◎1995(平成 7)は花粉の当たり年。
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