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百 科 辞 書 《いわ》 編集:獨 澄旻
-------- いわ --------------------------------------------------
いわいがめやま《いはゐかせめやま》
【祝瓶山】
◇[日]Iwaigame Yama
○[地]山形県中南西部、長井市と西置賜郡(ニシオキタマグン)小国町
(オグニマチ)にまたがる山。標高1,417メートル。
いわいさき《いはゐさき》
【岩井崎】
◇[日]Iwai Saki/Iwaisaki
○[地]宮城県気仙沼市(ケセンヌマシ)東部の波路上岩井崎(ハジカミイワイサ
キ)にある岬(ミサキ)。
陸中海岸国立公園南端の景勝地。
第9代横綱秀ノ山雷五郎の銅像がある。
いわいさんぎょう《いはゐさんげふ》
【岩井産業】
○[歴]日商岩井株式会社の前身の一社。
1912(大正元)岩井文助、鉄鋼商社の岩井商店を創業。
1943(昭和18)岩井産業株式会社と改称。
1968.10. 1(昭和43)日商株式会社と合併して総合商社の日商
岩井株式会社となる。
参照⇒にっしょういわい(日商岩井)
いわいし《いはゐし》
【岩井市】
◇[日]Iwai Shi
○[古]茨城県南西部の市。
◎2005. 3.22(平成17)猿島郡(サシマグン)猿島町(サシママチ)と合併し
て坂東市(バンドウシ)を発足。
★いわいずみせん《いはいづみせん》
【岩泉線】
◇[日]Iwaizumi Sen/Iwaidumi Sen
○[交]岩手県の茂市(モイチ)駅〜岩泉駅間を運行する、JR東日
本の鉄道路線。38.4キロメートル。
いわいずみちょう《いはいづみちやう》
【岩泉町】
◇[日]Iwaizumi Cho/Iwaidumi Cho
○岩手県中東部、下閉伊郡(シモヘイグン)の町。
日本三大鍾乳洞(ショウニュウドウ)の一つ、龍泉洞(国の天然記念物)
がある。また、安家洞(アッカドウ)は日本で一番長い鍾乳洞。
参照⇒りゅうせんどう(龍泉洞),あっかどう(安家洞)
いわいだいこん《いはひだいこん》
【祝い大根】
○[料]亀甲(六角形)に切ったダイコン。
主に関西地方で、縁起物として雑煮などに入れる。
いーわいぴー
【EYP】
◇[希]Ethniki Ypiresia Pliroforion
○ギリシア国家情報局(Greek intelligence service)の略称。
国内治安を監視する組織。
「NIS(National Intelligence Service)」とも呼ぶ。
◎ギリシア文字では「ΕΥΠ(Εθνικη Υπηρεσια
Πληροφοριων)」。
★いわうめ
【イワウメ】
【岩梅】
◇[学]Diapensia japponica var.obovata
○[植]ツツジ目(Ericales)イワウメ科(Diapensiaceae)イワウ
メ属(Diapensiaceae)の常緑小低木。
いわえん《いわゑん》
【怡和園】
○皇居北の丸の近衛歩兵第一連隊の敷地内にあった小庭園。
1908(明治41)造営され、時の連隊長由比光衛大佐が命名。
◎皇居北の丸公園内に石碑がある。
◎「怡和」は「喜び和(ヤワ)らぐ」の意味。
いわえん《いわゑん》
【頤和園】
◇[中]Yihe Yuan/Yiheyuan
○中国、北京の北西郊にある清朝の大庭園。
昆明池(Kunming Chi)(昆明湖)に臨む名園。仏香閣(Foxiang
Gu)などがある。
承徳の避暑山庄(山荘)(Bishu Shanzhuang)、蘇州の留園(Liu
Yuan)・拙政園(Zhuozheng Yuan)とともに中国四大名園の一つ。
参照⇒えんめいえん(円明園)
◎金代に建築。
皇帝の行宮(アングウ)庭園として修築が重ねられる。
1860(万延元)北京に進駐した英仏連合軍により円明園(Yuan-
ming Yuan)とともに焼き払われる。
1888(明治21)西太后(Xi taihou)が再建し頤和園と命名。
1900(明治33)義和団事件の八国連合軍により破壊。
1998(平成10)世界文化遺産に登録。
いわおぬぷり
【イワオヌプリ】
○[地]北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)にあるニセコ火山
群の火山。標高1,118メートル。
「硫黄山(イオウザン)」とも呼ぶ。
参照⇒にせこあんぬぷり(ニセコアンヌプリ)
★いわがに《いはがに》
【イワガニ】
【岩蟹】
◇[学]Pachygrapsus crassipes
○[動]甲殻類十脚目(Decapoda)モクズガニ科(Grapsidae)イワ
ガニ属(Hemigrapsus)のカニ。
いわがにか《いはがにくわ》
【イワガニ科】
【岩蟹科】
◇[学]Grapsidae
○[古][動]甲殻類十脚目(Decapoda)のモクズガニ科の旧称。
いわき《いはき》
【いわき】
◇[日]Iwaki
○(1)⇒いわきし(いわき市)
○(2)[交]⇒いわきえき(いわき駅)
いわき《いはき》
【岩城】
◇[日]Iwaki
○(1)[古]⇒いわきまち(岩城町)
○(2)[古]⇒いわきむら(岩城村)
いわき《いはき》
【磐城】
◇[日]Iwaki
○(1)[歴]旧国名。旧陸奥の一国。東山道の一国。現在の福島
県の海岸部と宮城県の南部。
「ばんしゅう(磐州)」とも呼ぶ。
1868(明治元.12.)陸奥国(ムツノクニ)から岩代・陸前・陸中・陸
奥とともに分立。
○(2)[古]磐城市。
⇒いわきし(いわき市)
いわぎ《いはぎ》
【岩城】
◇[日]Iwaki
○⇒いわぎむら(岩城村)
いわきえき《いはきえき》
【いわき駅】
○[交]福島県いわき市にある、JR常磐線(ジョウバンセン)・磐越
東線(バンエツトウセン)の駅。
常磐線:内郷(ウチゴウ)駅と草野(クサノ)駅の間。
磐越東線:赤井(アカイ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
◎1994.12. 3(平成 6)平(タイラ)駅を改称。
いわきがわ《いはきがは》
【岩木川】
◇[日]Iwaki Gawa
○[地]青森県西部、津軽平野を貫通する川。全長102キロメー
トル。
青森県と秋田県の境の白神山地の北側に発し、多くの支流を
合わせて津軽平野を形成し、北流して十三湖(ジュウサンコ)に注(ソソ)
ぐ。
参照⇒じゅうさんこ(十三湖)
いわきさん《いはきさん》
【岩木山】
◇[日]Iwaki San
○[地]青森県津軽平野南西部、弘前市(ヒロサキシ)の北西にある円
錐状の二重式休火山。標高1,625メートル。
「津軽富士」とも呼ぶ。
◎外輪山の名は巌鬼山。
◎津軽地方で古くから信仰の山とされる。南東麓に岩木山(イワキ
ヤマ)神社があり、社殿は江戸時代の建立。
南西麓に嶽(ダケ)温泉がある。
いわきさんじんじゃ《いはきさんじんじや》
【岩木山神社】
○⇒いわきやまじんじゃ(岩木山神社)
いわきし《いはきし》
【いわき市】
◇[日]Iwaki Shi
○福島県南東部の市。
平(タイラ)地区は旧城下町で商業の中心地。
〈面積〉
1970(昭和45)1,229平方キロメートル。
1,231.34平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)33万0,000人。
1980(昭和55)34万2,076人。
2000(平成12)36万0,138人。
◎1966.10.(昭和41)平市(タイラシ)・磐城市(イワキシ)・勿来市(ナコソシ)
・常磐市(ジョウバンシ)・内郷市(ウチゴウシ)の5市と、四倉(ヨツクラ)町
・遠野(トオノ)町・小川(オガワ)町・久之浜(ヒサノハマ)町の4町と、好
間(ヨシマ)村・三和(ミワ)村・田人(タビト)村・川前(カワマエ)村・大久
(オオヒサ)村の5村が合併して発足。
いわきし《いはきし》
【磐城市】
◇[日]Iwaki Shi
○[古]福島県いわき市の一地区の古称。旧市。
⇒いわきし(いわき市)
いわきまち《いはきまち》
【岩木町】
◇[日]Iwaki Machi
○青森県南西部、中津軽郡(ナカツガルグン)の町。
いわきまち《いはきまち》
【岩城町】
◇[日]Iwaki Machi
○[古]秋田県南西部、由利郡(ユリグン)北部の日本海に面する町。
北部は秋田市、南部は本荘市(ホンジョウシ)に隣接。
〈面積〉
108.10平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,665人。
2002(平成14)6,443人(8月末)。
◎江戸時代、中心集落の亀田は岩城藩(亀田藩)2万石の城下町、
道川(ミチカワ)は浜街道の宿駅。
1955(昭和30)亀田町と道川村が合併して発足。
2005. 3.22(平成17)由利郡の矢島町(ヤシママチ)・由利町(ユリマチ)
・西目町(ニシメマチ)・鳥海町(チョウカイマチ)・東由利町(ヒガシユリマチ)・大
内町(オオウチマチ)・本荘市と合併して由利本庄市を発足。
◎愛媛県越智郡(オチグン)には岩城村(イワギムラ)があった。
いわぎむら《いはぎむら》
【岩城村】
◇[日]Iwagi Mura
○[古]愛媛県北東部、越智郡(オチグン)の村。芸予諸島(ゲイヨショトウ)
の岩城島・赤穂根(アカホネ)島・津波(ツバ)島から成る。赤穂根島
・津波島は無人島。
◎2004.10. 1(平成16)魚島村(ウオシマムラ)・弓削町(ユゲチョウ)・生名
村(イキナムラ)・岩城村の1町3村が合併して上島町(カミジマチョウ)を
発足。
◎秋田県由利郡(ユリグン)には岩城町(イワキマチ)があった。
いわきやまじんじゃ《いはきやまじんじや》
【岩木山神社】
○青森県中津軽郡(ナカツガルグン)岩木町(イワキマチ)にある神社。元国
幣小社。
「いわきさんじんじゃ(岩木山神社)」,「津軽一の宮」とも呼ぶ。
いわく《いはく》
【曰く】
○(1)[名]わけ・子細(シサイ)・事情(ジジョウ)・いわれ。
◎曰くありげな,曰く言い難し
○(2)[文語](副詞的に用いて)言うことには。
◎『竹取物語』:かぐや姫、翁(オキナ)にいはく。
◎四段動詞「言ふ」の未然形に名詞をつくる接尾語「く」が付き、
後に会話の言葉を導いて「……と言ふ」の形と呼応する。
いわくにきち《いはくにきち》
【岩国基地】
○[軍]山口県岩国市にある駐日アメリカ軍の基地。
基地東岸は水深13メートルに整備され、大型輸送艦も接岸可
能。
アメリカ海兵隊の第一海兵航空団に所属する第十二海兵航空
群(戦闘攻撃部隊)が駐留している。
滑走路(2,440メートル)は海上自衛隊と共同使用。
いわくにし《いはくにし》
【岩国市】
◇[日]Iwakuni Shi
○山口県東部の市。南部を柳井市(ヤナイシ)、西部を周南市に接し、
北東部を広島県、北西部を島根県に隣接し、南東部を安芸灘(ア
キナダ)に面する。
錦帯橋(キンタイキョウ)がある。
〈面積〉
1970(昭和45)219平方キロメートル。
221.16平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)11万1,000人。
2000(平成12)10万5,762人。
◎もと吉川(キッカワ)氏6万石の城下町。
1940(昭和15)岩国町・麻里布町・愛宕村・川下村・灘村の2
町3村が合併して市制施行。
1955(昭和30)小瀬村・藤河村・御庄村・北河内村・南河内村
・師木野村・通津村の7村を編入。
◎岩国基地
いわぐみ《いはぐみ》
【イワグミ】
【岩組み】
【岩組】
◇[日]iwagumi/iwa-gumi
○(1)[植]イワヒバ(岩桧葉,巻柏)の別称。
⇒いわひば(イワヒバ,岩桧葉,巻柏)
○(2)[植]ヒトツバ(一つ葉,一葉)の別称。
⇒ひとつば(ヒトツバ,一つ葉,一葉)
○(3)[植]コケモモ(苔桃)の別称。
⇒こけもも(コケモモ,苔桃)
いわぐみ《いはぐみ》
【岩組み】
【岩組】
◇[日]iwagumi/iwa-gumi
○(1)岩石が入り組み、積み重なった場所。
○(2)[建]庭園などの岩石の配置。また、その配置された岩石。
「いしぐみ(石組み,石組)」とも呼ぶ。
◎石積:⇒いしづみ(石積み,石積)
○(3)[劇]芝居の大道具の一つ。
張り子で作られた岩。
○(4)[植]⇒いわぐみ(イワグミ,岩組み,岩組)
いわくら《いはくら》
【岩倉】
◇[日]Iwakura
○(1)⇒いわくらし(岩倉市)
○(2)京都府京都市左京区(サキョウク)北部の地名。
実相院(岩倉門跡)・岩蔵山大雲寺がある。
参照⇒じっそういん(実相院)
◎大雲寺の観音院は冷泉天皇皇后昌子内親王の脳症平癒に建て
られたことから、宿坊はその病の保養所として栄えた。
6つの宿坊のうち4つまでも精神病院となり、京都では一時
「岩倉」が「精神病院(現:精神科病院)」の代名詞となっていた(東
京の「松沢」に相当)。
◎もと京都府愛宕郡(オタギグン)岩倉村。
江戸幕末、尊攘派から弾劾(ダンガイ)された岩倉具視(トモミ)が
謹慎(キンシン)した地。
○(3)[交]⇒いわくらえき(岩倉駅)
いわくらえき《いはくらえき》
【岩倉駅】
○(1)[交]愛知県岩倉市本町(ホンマチ)にある、名鉄犬山線の駅。
大山寺(タイサンジ)駅と石仏(イシボトケ)駅の間。
○(2)[交]京都府京都市左京区岩倉忠在地町(イワクラチュウザイジチョウ)
にある、叡山電鉄鞍馬線の駅。
八幡前(ハチマンマエ)駅と木野(キノ)駅の間。
○(3)[交]山口県吉敷郡(ヨシキグン)阿知須町(アジスチョウ)字岩倉辻区
(イワクラツジク)にある、JR宇部線の駅。
周防佐山(スオウサヤマ)駅(山口市)と阿知須(アジス)駅の間。
いわくらごしょ《いはくらごしよ》
【岩倉御所】
○実相院の別称。
⇒じっそういん(実相院)
いわくらし《いはくらし》
【岩倉市】
◇[日]Iwakura Shi
○愛知県北西部の市。
濃尾平野(ノウビヘイヤ)中部にあり、農業のほか鯉幟(コイノボリ)の製
造も盛ん。
名鉄犬山線が通じ名古屋市に近いため、住宅地化が進み名古
屋市への通勤圏になっている。
〈面積〉
10.49平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)3万3,843人。
1995(平成 7)4万6,158人。
◎1971(昭和46)市制。
いわくらまつり《いはくらまつり》
【岩倉祭】
○[歴]京都府京都市左京区岩倉西河原町(イワクラニシガワラチョウ)にあっ
た、石座神社(イワクラジンジャ)で陰暦九月十五日に行われた祭礼。
◎明治初年に廃止。
いわくらもんぜき《いはくらもんぜき》
【岩倉門跡】
○実相院の別称。
⇒じっそういん(実相院)
いわぐるま《いはぐるま》
【イワグルマ】
【岩車】
○[植]チングルマ(稚児車)の別称。
⇒ちんぐるま(チングルマ,稚児車)
いわぐんじょう《いはぐんじゃう》
【岩群青】
○青色の岩絵具の一つ。
天然に産出する藍銅鉱(ランドウコウ)で、成分は塩基性炭酸銅。
水に溶けないが、酸に弱い。
単に「群青」とも呼ぶ。
参照⇒ぐんじょう(群青)
◎古くから東洋絵画で使用されている青色の顔料。
いわさきむら《いはさきむら》
【岩崎村】
○[古]青森県南西部、西津軽郡(ニシツガルグン)の村。
〈面積〉
173.58平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,845人。
◎1889(明治22)岩崎村、沢辺(サワベ)村・正道尻(ショウドウジリ)村
・久田(ヒサダ)村・森山(モリヤマ)村・松神(マツカミ)村・黒崎(クロサキ)村
・大間越(オオマゴシ)村の7村を編入。
2005. 3.31(平成17)深浦町(フカウラマチ)に合併。
★いわし
【イワシ】
【鰯】
【鰮】
◇[英]sardine
○[魚]ニシン目(Clupeiformes)イワシ類の総称。
身が軟らかいので、刺身(サシミ)などにするときは包丁(ホウチョウ)
を使わず、手開きにして骨を取り除く。
マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシなど。
英語で「サーディン」,「サーデン」,「サージン」とも呼ぶ。
女房詞では「紫(ムラサキ)」,「きぬかずき(被衣,衣被き)」と呼ぶ。
◎マイワシ:ニシン科(Clupeidae)マイワシ属(Sardinops)。
ウルメイワシ:ニシン科ウルメイワシ属(Etrumeus)。
カタクチイワシ:カタクチイワシ科(Engraulidae)カタクチ
イワシ属(Engraulis)。
いわし
【鰯】
【鰮】
○(1)[魚]⇒いわし(イワシ,鰯,鰮)
○(2)鈍刀(ナマクラガタナ)の異称。
参照⇒あかいわし(赤鰯)(2)
いわじしゃ《いはぢしや》
【岩萵苣】
○[植]イワタバコ(岩煙草)の別名
⇒いわたばこ(イワタバコ,岩煙草,岩タバコ)
★いわしみずはちまんぐう《いはしみづはちまんぐう》
【石清水八幡宮】
○京都府八幡市(ヤワタシ)西部、男山丘陵にある元官幣大社。
通称は「八幡(ヤワタ)」。
★いわじゅくいせき《いはじゆくゐせき》
【岩宿遺跡】
○[歴]群馬県みどり市笠懸町(カサカケマチ)阿左美(アザミ)字岩宿と沢
田にある先土器文化の遺跡。
◎1946(昭和21)桐生市在住の相沢忠洋(タダヒロ)(1926〜1989)が
関東ローム層より打製石器を発見。
1949(昭和24)の調査で旧石器時代の遺跡であることを確認。
◎旧住所は新田郡(ニッタグン)笠懸町阿左美。
いわしろ《いはしろ》
【岩代】
◇[日]Iwashiro
○(1)[歴]旧国名。旧陸奥の一国。東山道の一国。現在の福島
県の中央と西部。
1868(明治元.12.)陸奥国(ムツノクニ)から磐城・陸前・陸中・陸
奥とともに分立。
○(2)[古]⇒いわしろまち(岩代町)
いわしろまち《いはしろまち》
【岩代町】
◇[日]Iwashiro Machi
○[古]福島県中北東部、安達郡(アダチグン)の町。
〈面積〉
98.37平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9,585人。
◎1955(昭和30)小浜(オバマ)町・新殿(ニイドノ)村・旭村が合併し
て発足。
2002.12.(平成14)住民基本台帳ネットワークの個人データを
記録したパックアップ・テープが盗難に遭い、19日総務省と協
議して全町民全てのコード変更を決定。
2005.12. 1(平成17)二本松市に編入。
いわすげやま《いはすげやま》
【岩菅山】
◇[日]Iwasuge Yama
○[地]長野県北東部、下高井郡(シモタカイグン)山ノ内町(ヤマノウチマチ)
にある火山。標高2,295メートル。
「いわすごやま(岩菅山)」とも呼ぶ。
いわすごやま《いはすごやま》
【岩菅山】
◇[日]Iwasugo Yama
○[地]⇒いわすげやま(岩菅山)
いわせ《いはせ》
【岩瀬】
◇[日]Iwase
○(1)⇒いわせぐん(岩瀬郡)
○(2)⇒いわせまち(岩瀬町)
○(3)⇒いわせむら(岩瀬村)
いわせぎょこう《いはせぎかう》
【岩瀬漁港】
○富山県富山市にある漁港。
いわせぐん《いはせぐん》
【岩瀬郡】
◇[日]Iwase Gun
○福島県中南部の郡。
長沼町(ナガヌママチ)・鏡石町(カガミイシマチ)・岩瀬村(イワセムラ)・天栄
村(テンエイムラ)の町村。
いわせせんづかこふんぐん《いはせせんづかこふんぐん》
【岩橋千塚古墳群】
○[歴]和歌山県和歌山市岩橋(イワセ)にある、古墳時代後期の古
墳群。国の特別史跡。
◎2006.12. 1(平成18)和歌山県教育委員会、6世紀前半に豪族
紀氏(キシ)が埋葬されたとみられる前方後円墳(大日山35号墳)の
西側の造出(ツクリダシ)から前後に顔が二つある人物埴輪の頭部が
出土と発表。
いわせまち《いはせまち》
【岩瀬町】
◇[日]Iwase Machi
○茨城県中央部、西茨城郡の町。
いわせむら《いはせむら》
【岩瀬村】
◇[日]Iwase Mura
○福島県中南部、岩瀬郡北部の村。北部を郡山市に接する。
〈面積〉
64.23平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,254人。
◎1955(昭和30)白方(シラカタ)村と白江(シラエ)村が合併して発足。
いわた《いはた》
【磐田】
◇[日]Iwata
○(1)⇒いわたし(磐田市)
○(2)[古]⇒いわたぐん(磐田郡)
いわたきちょう《いはたきちやう》
【岩滝町】
◇[日]Iwataki Cho
○京都府北西部、与謝郡(ヨサグン)の町。
いわたぐん《いはたぐん》
【磐田郡】
◇[日]Iwata Gun
○[古]静岡県西部の郡。
◎二俣町(フタマタチョウ):天竜市に編入。
2005. 4. 1(平成17)福田町(フクデチョウ)・竜洋町(リュウヨウチョウ)・
豊田町(トヨダチョウ)・豊岡村(トヨオカムラ)の3町1村が合併して磐田
市を発足。
2005. 4. 1(平成17)浅羽町(アサバチョウ)、袋井市(フクロイシ)に編入。
2005. 7. 1(平成17)龍山村(タツヤマムラ)・佐久間町(サクマチョウ)・水
窪町(ミサクボチョウ)の2町1村が浜松市に編入し、郡は消滅
★いわたけ《いはたけ》
【岩茸】
【石茸】
○[植]チャシブゴケ目(Lecanorales)イワタケ科(Umbilicaria-
ceae)の地衣植物の総称。
食用となる。
いわたけいしやま《いはたけいしやま》
【岩茸石山】
◇[日]Iwatakeishi Yama
○[地]東京都青梅市(オウメシ)の北西部、西多摩郡(ニシタマグン)奥多
摩町(オクタママチ)との境にある山。標高793メートル。
高水三山(タカミズサンザン)の一つ。
いわたし《いはたし》
【磐田市】
◇[日]Iwata Shi
○静岡県南西部の市。東部を袋井市(フクロイシ)、西部を浜松市に
接する。
ヤマハ発動機の本社がある。
◎もと東海道の宿場町。
2005. 4. 1(平成17)磐田郡(イワタグン)の福田町(フクデチョウ)・竜
洋町(リュウヨウチョウ)・豊田町(トヨダチョウ)・豊岡村(トヨオカムラ)の3町1
村が合併して発足。
いわだて《いはだて》
【岩館】
◇[日]Iwadate
○(1)秋田県山本郡八森町(ハチモリマチ)の地名。
○(2)[交]⇒いわだてえき(岩館駅)
いわだてえき《いはだてえき》
【岩館駅】
○[交]秋田県山本郡八森町(ハチモリマチ)にある、JR五能線(ゴノウセ
ン)の駅。
あきた白神(シラカミ)駅と大間越(オオマゴシ)駅(青森県)の間。
いわだぬき《いはだぬき》
【イワダヌキ】
【岩狸】
◇[英]hyrax
○[哺]⇒[1]はいらっくす(ハイラックス)
いわたばこ《いはたばこ》
【イワタバコ】
【岩煙草】
【岩タバコ】
◇[学]Conandron ramondioides
○[植]シソ目(Lamiales)イワタバコ科(Gesneriaceae)イワタバ
コ属(Conandron)の多年草。
山地の木陰などの陰湿な岩壁に着生。根茎から2〜3枚、タ
バコの葉に似た小判形の軟らかい葉を出す。初夏、花茎をのば
し紫色の花を数個開く。
若葉を食用とし、また胃腸薬として煎用。観賞用にも栽培。
「岩萵苣(イワヂシャ)」,「岩菜(イワナ)」とも呼ぶ。
いわたや《いはたや》
【岩田屋】
○[経]福岡県福岡市の百貨店。伊勢丹の傘下。
◎1754(宝暦 4)呉服店として創業。
1936(昭和11)百貨店を開業。
いわぢしゃ《いはぢしや》
【岩萵苣】
○[植]岩煙草(イワタバコ)の別名
⇒いわたばこ(岩煙草,岩タバコ)
いわつき《いはつき》
【岩槻】
◇[日]Iwatsuki
○(1)⇒いわつきく(岩槻区)
○(2)[交]⇒いわつきえき(岩槻駅)
○(3)[古]⇒いわつきし(岩槻市)
いわつきえき《いはつきえき》
【岩槻駅】
○[交]埼玉県さいたま市岩槻区にある、東武野田線の駅。
七里(ナナサト)駅と東岩槻駅の間。
◎旧住所は岩槻市。
いわつきく《いはつきく》
【岩槻区】
◇[日]Iwatsuki Ku
○埼玉県さいたま市北東部の区。
参照⇒いわつきし(岩槻市)
◎2005. 4. 1(平成17)岩槻市がさいたま市に編入されて岩槻区
を発足。
いわつきし《いはつきし》
【岩槻市】
◇[日]Iwatsuki Shi
○[古]埼玉県東部の市。
武者人形・浮世人形が特産。
坂東三十三所の十二番札所、慈恩寺(ジオンジ)の慈恩寺観音が
ある。
◎もと大岡氏の城下町。
2005. 4. 1(平成17)さいたま市に編入され、岩槻区となる。
いわつきじょう《いはつきじやう》
【岩槻城】
○[歴]埼玉県さいたま市岩槻区にあった城。現存しない。
別称は白鶴城。
◎1457(長禄元)太田道真が足利成氏(古河公方)に対抗するため
に築城。
いわつつじ《いはつつじ》
【イワツツジ】
【岩躑躅】
○(1)[植]([学]Vaccinium praestans)ツツジ目(Ericales)ツツ
ジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium)(コケモモ属)の落葉低木。
本州中部以北の高山帯に広く分布し、高さは5〜15センチ。
長い地下茎を伸ばし、所々に茎を立てながら繁殖する。
夏に小さな淡紅色の鐘状花を2、3個つける。果実は球形で
紅熟し、甘酸っぱく食用になる。
○(2)[植]レンゲツツジ(蓮華躑躅)の別称。
⇒れんげつつじ(レンゲツツジ,蓮華躑躅)
いわつつじ《いはつつじ》
【岩躑躅】
○(1)石や岩間に生えているツツジ。
◎特に和歌では「云はず」や「云はねば」を導く序詞としても用い
る。
○(2)[植]⇒いわつつじ(イワツツジ,岩躑躅)
○(3)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は紅、裏は紫。春に用いる。
★いわつばめ《いはつばめ》
【イワツバメ】
【岩燕】
◇[学]Delichon urbica
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ツバメ科(Hirundinidae)イワ
ツバメ属(Delichon)の鳥。
普通のツバメより小型で、尾が短い。
夏鳥として春、全国に飛来。
◎英語:ハウスマーティン(house martin)/マートレット(mar-
tlet)。
イタリア語:バレストルッチョ(balestruccio)。
いわつぼ《いはつぼ》
【岩壺】
◇[日]iwatsubo/iwa-tsubo
○(1)岩石の間のくぼみ。
岩穴(イワアナ)・洞穴(ドウケツ)など。
○(2)滝壺(タキツボ)の別称。
○(3)内部の空虚な石。
疣石(イボイシ)・鳴石(ナリイシ)など。
参照⇒いぼいし(疣石),なりいし(鳴り石,鳴石)
いわつらら《いはつらら》
【岩氷】
○[鉱]⇒しょうにゅうせき(鍾乳石)
いわて《いはて》
【岩手】
◇[日]Iwate
○(1)⇒いわてけん(岩手県)
○(2)⇒いわてぐん(岩手郡)
○(3)⇒いわてまち(岩手町)
★いわていちのへとんねる《いはていちのへとんねる》
【岩手一戸トンネル】
○[交]JR東北新幹線のトンネル。全長25.8キロメートル。
いわてぐん《いはてぐん》
【岩手郡】
◇[日]Iwate Gun
○岩手県中北部の郡。
雫石町(シズクイシチョウ)・葛巻町(クズマキマチ)・岩手町(イワテマチ)・滝
沢村(タキザワムラ)・玉山村(タマヤマムラ)の町村。
◎2002. 4. 1(平成14)安代町(アシロチョウ)、二戸郡(ニノヘグン)から岩
手郡に所属変更。
2005. 9. 1(平成17)西根町(ニシネチョウ)・松尾村(マツオムラ)・安代
町の町村が合併して八幡平市(ハチマンタイシ)を発足。
いわてけん《いはてけん》
【岩手県】
◇[日]Iwate Ken
○本州、東北地方の太平洋に面する県。
県庁所在地は盛岡市。
〈面積〉
1978(昭和53)15,277.90平方キロメートル。
1980(昭和55)15,278平方キロメートル。
(*)県境未確定部分がある。
〈人口〉
1975(昭和50)138万6,000人。
1980(昭和55)142万1,969人。
◎県花はキリノハナ、県鳥はキジ、県木はナンブアカマツ。
いわてさん《いはてさん》
【岩手山】
◇[日]Iwate San
○[地]岩手県盛岡市の北西、岩手郡にある火山。標高2,041メ
ートル。
「南部(ナンブ)富士」とも呼ぶ。
いわでちょう《いはでちやう》
【岩出町】
◇[日]Iwade Cho
○和歌山県北部、那賀郡(ナガグン)の町。北部を大阪府に隣接。
根来寺(ネゴロジ)がある。
◎岩手県岩手郡には岩手町(イワテマチ)がある。
宮城県には玉造郡(タマツクリグン)岩出山町(イワデヤママチ)があった。
いわてぬまくないえき《いはてぬまくないえき》
【いわて沼宮内駅】
○[交]岩手県岩手郡岩手町(イワテマチ)にある、JR東北新幹線の
駅。
盛岡(モリオカ)駅(盛岡市)と二戸(ニノヘ)駅(二戸市)の間。
◎JR東北本線には沼宮内駅がある。
◎2002.12. 1(平成14)東京駅〜八戸(ハチノヘ)駅間、開業にともな
い新設。
いわてまち《いはてまち》
【岩手町】
◇[日]Iwate Machi
○岩手県中北部、岩手郡の町。
〈面積〉
360.55平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万7,372人。
◎1955(昭和30)沼宮内(ヌマクナイ)町・川口(カワグチ)村・一方井(イッカ
タイ)村・御堂(ミドウ)村の1町3村が合併して発足。
◎和歌山県那賀郡(ナガグン)には岩出町(イワデチョウ)がある。
いわてまつおえき《いはてまつをえき》
【岩手松尾駅】
○[古][交]JR花輪線(ハナワセン)松尾八幡平駅の旧称。
⇒まつおはちまんたいえき(松尾八幡平駅)
★いわてみやぎないりくじしん《いはてみやぎないりくぢしん》
【岩手・宮城内陸地震】
○[歴][地]2008. 6.14(平成20)am 8:43、岩手県南部・宮城県
北部を震源として発生した地震。推定マグニチュード7.2。
死者・行方不明者は計23人。
◎2008. 7.10(平成20)宮城県警と県災害復旧対策本部、仙台市
青葉区のアパートで蔵書に埋もれて窒息死した男性も地震死者
と認定し、死者は13人となる。
いわでやままち《いはでやままち》
【岩出山町】
◇[日]Iwadeyama Machi
○[古]宮城県北西部、玉造郡(タマツクリグン)の町。
〈面積〉
140.70平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,169人。
◎1888(明治21)町制開始。
1954(昭和29)西大崎村・一栗(イチクリ)村・真山(マヤマ)村を編入。
2006. 3.31(平成18)古川市(フルカワシ)と志田郡(シダグン)の松山
町(マツヤママチ)・三本木町(サンボンギチョウ)・鹿島台町(カシマダイマチ)、玉
造郡の岩出山町・鳴子町(ナルコチョウ)、遠田郡(トオダグン)の田尻町
(タジリチョウ)の1市6町が合併して大崎市(オオサキシ)を発足。
◎和歌山県那賀郡(ナガグン)には岩出町(イワデチョウ)がある。
いわてゆだえき《いはてゆだえき》
【岩手湯田駅】
○[古][交]⇒ゆだこうげんえき(ゆだ高原駅)
いわとやまこふん《いはとやまこふん》
【岩戸山古墳】
○[歴]福岡県八女市(ヤメシ)の人形原にある前方後円墳。
墳丘の長さ約220メートル、後円部径120メートル、前方部幅
145メートルで、九州では屈指のもの。
多数の石人・石馬が配置されている。
◎6世紀初め、大和と抗争した筑紫の国造(クニノミヤツコ)の磐井(イワ
イ)の墓に比定されている。
★いわな《いはな》
【イワナ】
【岩魚】
◇[学]Salvelinus leucomaenis
○[魚]サケ目(Osteichthyes)サケ科(Salmoniformes)イワナ属
(Salvelinus)の淡水魚。
いわな《いはな》
【イワナ】
【岩菜】
○[植]イワタバコ(岩煙草)の別名
⇒いわたばこ(イワタバコ,岩煙草,岩タバコ)
いわない《いはない》
【岩内】
◇[日]Iwanai
○(1)⇒いわないぐん(岩内郡)
○(2)⇒いわないちょう(岩内町)
いわないぐん《いはないぐん》
【岩内郡】
◇[日]Iwanai Gun
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)の郡。
共和町(キョウワチョウ)・岩内町(イワナイチョウ)の町。
いわないしちょう《いはないしちやう》
【岩内支庁】
◇[日]Iwanai Shicho
○[古]⇒しりべししちょう(後志支庁)
いわないちょう《いわないちやう》
【岩内町】
◇[日]Iwanai Cho
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)岩内郡の町。
いわなみあくてぃぶしんしょ《いはなみあくていぶしんしよ》
【岩波アクティブ新書】
○岩波書店が発行する実用新書シリーズ。
◎2002. 1.(平成14)創刊。
2002. 2.(平成14)工藤悠里『賢く使おうサプリメント』を刊
行、同月26日絶版として回収。書店が、1999. 9.(平成11)刊行
された安田和人『サプリメント活用事典』(講談社)からの大幅
な無断引用と判断したため。
いわなみえき《いはなみえき》
【岩波駅】
○[交]静岡県裾野市岩波にあるJR御殿場線(ゴテンバセン)の駅。
富士岡(フジオカ)駅(御殿場市)と裾野(スソノ)駅の間。
いわなみじゅにあしんしょ《いはなみじゆにあしんしよ》
【岩波ジュニア新書】
○岩波書店が刊行する新書。
◎1979(昭和54)創刊。
★いわなみしょてん《いはなみしよてん》
【岩波書店】
○[経]
◎1963. 9.(昭和38)倉石武四郎著『岩波中国語辞典』を出版。
いわなみしんしょ《いはなみしんしよ》
【岩波新書】
○岩波書店が刊行する新書。
赤版・青版・黄版がある。
かつては全冊同一価格だった。
◎1938(昭和13)創刊。
1994. 3.(平成 6)永六輔著『大往生』刊行。
いわなみぶんこ《いはなみぶんこ》
【岩波文庫】
○岩波書店が刊行する低価格・小型の叢書。
分野を帯の色で表示する。
かつては★の数で価格が表示されていた。
参照⇒れくらむぶんこ(レクラム文庫)
◎1927. 7.10(昭和 2)刊行開始。夏目漱石『こゝろ』など22点。
いわぬいろ《いはぬいろ》
【言わぬ色】
○[色]くちなしいろ(支子色)の別名。
参照⇒くちなしいろ(支子色,梔子色,山梔子色)
◎「口無し」を「言わぬ」にかけたもの。
いわぬま《いはぬま》
【岩沼】
◇[日]Iwanuma
○(1)⇒いわぬまし(岩沼市)
○(2)[交]⇒いわぬまえき(岩沼駅)
いわぬまえき《いはぬまえき》
【岩沼駅】
○(1)[交]宮城県岩沼市館下(タテシタ)にあるJR東北本線の駅。
槻木(ツキノキ)駅(柴田町)と館腰(タテコシ)駅(名取市)の間。
○(2)[交]JR常磐線の駅。
逢隈(オオクマ)駅(亘理町)と館腰駅(名取市)の間。
いわぬまし《いはぬまし》
【岩沼市】
◇[日]Iwanuma Shi
○宮城県中南部の市。北部を名取市に接し、東部は太平洋に面
する。
阿武隈川河口北岸に位置する。
市北東部に、名取市とに渡る仙台空港がある。
日本三大稲荷の一つ、竹駒神社がある。
〈面積〉
60.72平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4万1,407人。
◎1955(昭和30)岩沼町、千貫(センガン)村と玉浦村を編入。
1971(昭和46)市制施行。
いわねさん《いはねさん》
【岩根山】
◇[日]Iwane San
○[地]埼玉県秩父郡(チチブグン)長瀞町(ナガトロマチ)葉原(ハバラ)にあ
る山。標高470メートル。
◎岩根神社がある。
いわのヴぉ
【イワノヴォ】
◇Ivanovo
○⇒いわのぼ(イワノボ)
いわのヴぉしゅう《いわのヴおしう》
【イワノヴォ州】
◇[露]Ivanovskaya Oblast、[英]Ivanovo Region
○⇒いわのぼしゅう(イワノボ州)
★いわのどーむ《いはのどーむ》
【岩のドーム】
◇[アラビア語]Masjid Qubbat As-Sakhrah、[ヘブライ語]
Kipat Hasela、[英]Dome of the Rock
○[宗]エルサレム旧市街の丘ハラム・アッシャリーフ(al-Haram
al-Sharif)にあるイスラム教の寺院(モスク)。
イスラム教の預言者マホメット(ムハンマド)が天馬に乗り、
メッカからエルサレムに旅し、ここにある岩から天国に昇天し
たと言い伝えられている聖地。
参照⇒はらむあっしゃりーふ(ハラム・アッシャリーフ)
いわのぼ
【イワノボ】
◇Ivanovo
○(1)(Ivanovskaya Oblast)⇒いわのぼしゅう(イワノボ州)
○(2)ロシア共和国西部、中央連邦管区イワノボ州の州都。
北緯57.01°、東経40.99°の地。
「イワノヴォ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1979(昭和54)46万4,500人。
1989(平成元)48万1,000人。
2000(平成12)45万9,200人。
2002(平成14)43万2,200人。
2004(平成16)40万9,900人。
◎ロシア文字では"Иваново"。
いわのぼしゅう《いわのぼしう》
【イワノボ州】
◇[露]Ivanovskaya Oblast、[英]Ivanovo Region
○ロシア共和国西部、中央連邦管区の州。
州都はイワノボ。
「イワノヴォ州」とも呼ぶ。
〈面積〉
2万3,896.6平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)122万2,300人。
2002(平成14)114万8,900人。
2004(平成16)111万0,200人。
◎ロシア文字では"Ивановская область"。
いわのぼり《いはのぼり》
【岩登り】
◇[英]rock-climbing
○[運]⇒ろっくくらいみんぐ(ロッククライミング)
★いわのり《いはのり》
【イワノリ】
【岩海苔】
○[植]紅藻類ウシケノリ目(Bangiales)ウシケノリ科(Bangia-
ceae)アマノリ属(Pyropia)の海藻で、岩上に自生するものの総
称。
マルバアマノリ(Pyropia suborbiculata)・スサビノリ(Py-
ropia yezoensis)・ウップルイノリ(Pyropia pseudolinearis)
など。
外海の波飛沫(ナミシブキ)がかかる岩場に生育し、冬から初春に
かけて採取。
アサクサノリと同様に乾燥させて板海苔(イタノリ)(乾海苔<ホシノリ>)
に加工し、食用にする。
参照⇒あさくさのり(アサクサノリ,浅草海苔)
◎春の季語。
◎多くは養殖ノリに対し天然物の意味で用いられる。
★いわひば《いはひば》
【イワヒバ】
【岩桧葉】
【巻柏】
◇[学]Selaginella tamariscina
○[植]イワヒバ目(Selaginellales)イワヒバ科(Selaginella-
ceae)イワヒバ属(Selaginella)の常緑多年生シダ植物。
「イワグミ(岩組み,岩組)」とも呼ぶ。
漢名は「巻柏(ケンパク)」。
いわぶき《いはぶき》
【イワブキ】
【岩蕗】
○(1)[植]ユキノシタ(雪の下)の別称。
⇒ゆきのした(ユキノシタ,雪の下)
○(2)[植]タマブキ(玉蕗)の別称。
⇒たまぶき(タマブキ,玉蕗)
いわぶちすいもん《いはぶちすいもん》
【岩淵水門】
○東京都北区志茂(シモ)にある荒川から隅田川への水門。
俗称は「赤水門」。
参照⇒あらかわほうすいろ(荒川放水路)
◎1924.10.12(大正13)岩淵水門から通水を開始。
◎近くの建設省関東地方建設局荒川下流工事事務所正門前に
「荒川の碑」がある。
自然石の丸石に「此ノ工事ノ完成ニアタリ多大ナル犠牲ト労
役ヲ払ヒタル我等ノ仲間ヲ記憶センカ為ニ神武天皇紀元二千五
百八十二季 荒川改修工事ニ従ヘル者ニ依テ」と鋳出された銅
板をはめ込んだもの。
いわふね《いはふね》
【岩舟】
◇[日]Iwafune
○⇒いわふねまち(岩舟町)
いわふね《いはふね》
【岩船】
◇[日]Iwafune
○(1)⇒いわふねぐん(岩船郡)
○(2)新潟県村上市の地名。
岩船神社がある。
○(3)京都府相楽郡(ソウラクグン)加茂町(カモチョウ)の地名。
岩船寺(ガンゼンジ)がある。
いわふねぐん《いはふねぐん》
【岩船郡】
◇[日]Iwafune Gun
○新潟県北東部の郡。
関川村(セキカワムラ)・粟島浦村(アワシマウラムラ)の町村。
◎2008. 4. 1(平成20)荒川町(アラカワマチ)・神林村(カミハヤシムラ)・朝
日村(アサヒムラ)・山北町(サンポクマチ)、村上市に編入。
いわふねじんじゃ《いはふねじんじや》
【岩船神社】
○新潟県村上市岩船の明神山にある旧県社。
祭神は饒速日命(ニギハヤヒノミコト)ほか。
◎ 648(大化 4)設置された磐舟柵(イワフネノキ,イワフネノサク)の砦(トリデ)
跡という。
いわふねのき《いはふねのき》
【磐舟柵】
◇[日]Iwafune no Ki
○[歴]飛鳥時代、日本海方面の蝦夷地(エゾチ)経営のため越後国
に設けられた基地。
木柵で囲まれた城柵で、柵戸(キノヘ,サクコ)と呼ばれる一種の屯
田兵的な民が守備していた。
648(大化 4)設置。現在の新潟県村上市岩船の岩船神社付近
と推定されている。
廃止の時期は不明だが、 712(和銅 5)出羽国が設置されて間
もなく廃止された。
「いわふねのさく(磐舟柵)」とも呼ぶ。
参照⇒いわふねじんじゃ(岩船神社)
◎前年の 647(大化 3)渟足柵(ヌタリノキ,ヌタリノサク)が現在の新潟市沼
垂(ヌッタリ)付近に設置。
参照⇒ぬたりのき(渟足柵)
いわふねのさく《いはふねのさく》
【磐舟柵】
◇[日]Iwafune no Saku
○[歴]⇒いわふねのき(磐舟柵)
いわふねまち《いはふねまち》
【岩舟町】
◇[日]Iwafune Machi
○(1)栃木県南部、栃木市南西部の地域名。
◎旧住所は下都賀郡(シモツガグン)岩舟町(イワフネマチ)。
○(2)[古]栃木県南部、下都賀郡の町。
〈面積〉
46.74平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万9,525人。
◎1956(昭和31)岩舟村、小野寺(オノデラ)村・静和(シズワ)村を編
入。
1962(昭和37)町制施行。
2014. 4. 5(平成26)栃木市に編入。
いわまでら《いはまでら》
【岩間寺】
○滋賀県大津市石山内畑町(イシヤマウチハタチョウ)にある真言宗醍醐派
の正法寺の異称。
⇒しょうぼうじ(正法寺)(2)
いわままち《いはままち》
【岩間町】
◇[日]Iwama Machi
○茨城県中央部、西茨城郡の町。
〈面積〉
49.93平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万6,725人。
◎1923(大正12)町制施行。
1954(昭和29)南川根村を編入。
いわみ《いはみ》
【石見】
【岩見】
◇[日]Iwami
○[歴]旧国名。山陰道八ヶ国の一国。現在の島根県の西半部。
中世は大内・尼子両氏が支配。江戸時代、津和野・浜田の藩
が置かれ、明治に至る。
「せきしゅう(石州)」とも呼ぶ。
いわみ《いはみ》
【岩美】
◇[日]Iwami
○(1)⇒いわみぐん(岩美郡)
○(2)⇒いわみちょう(岩美町)
いわみがわら《いはみがはら》
【石見瓦】
○島根県西部(旧:石見国)で製作される屋根カワラ(瓦)。
日本海側の豪雪に耐えられるように、釉薬(ユウヤク)を用いて高
い温度で堅く焼いたもの。
伝統的で重厚なもののほか、カラフルなものも製作されてい
る。
「石州瓦(セキシュウガワラ)」とも呼ぶ。
参照⇒いわみやき(石見焼)
いわみぎんざん《いはみぎんざん》
【岩見銀山】
○(1)[歴]島根県大田市にある銀山。
14世紀に発見。16世紀以後生産が増大し、大内・尼子・毛利
3氏が激しく争奪した。のち江戸幕府の直轄領となり、江戸初
期1年間の運上銀は3,600貫、1640年ころが最盛期で人口10万
という。18世紀には衰え、現在は観光スポットになっている。
「大森銀山」とも呼ぶ。
◎2007. 6.28(平成19)第31回世界遺産委員会で世界文化遺産登
録が決定。
○(2)[古]江戸時代、岩見銀山の砒石(ヒセキ)で製したという殺鼠
剤(サッソザイ)。
転じて殺鼠剤一般の異称となったが、砒石産地には異説があ
る。
いわみぐん《いはみぐん》
【岩美郡】
◇[日]Iwami Gun
○鳥取県北東部の郡。
岩美町(イワミチョウ)のみ。
◎2004.11. 1(平成16)国府町(コクフチョウ)と福部村(フクベソン)が鳥取
市に編入。
いわみざわし《いはみざはし》
【岩見沢市】
◇[日]Iwamizawa Shi
○北海道中央部、石狩平野東部の市。空知支庁(ソラチシチョウ)の所
在地。
いわみぞ《いはみぞ》
【岩溝】
○[運](登山用語)⇒くーろあーる(クーロアール)
いわみちょう《いはみちやう》
【石見町】
◇[日]Iwami Cho
○[古]島根県中央部、邑智郡(オオチグン)にあった町。
◎2004.10. 1(平成16)羽須美村(ハスミムラ)・瑞穂町(ミズホチョウ)・石
見町が合併して邑南町(オオナンチョウ)を発足。
◎鳥取県岩美郡(イワミグン)には岩美町(イワミチョウ)がある。
いわみちょう《いはみちやう》
【岩美町】
◇[日]Iwami Cho
○鳥取県北東部、岩美郡(イワミグン)の町。東部を兵庫県に隣接し、
北部は日本海に面する。
◎島根県邑智郡(オオチグン)には石見町(イワミチョウ)があった。
いわみはんし《いはみはんし》
【石見半紙】
◇[日]Iwami-hanshi
○⇒せきしゅうばんし(石州半紙)
いわみやき《いはみやき》
【石見焼】
○島根県西部(旧:石見国)で製作される焼き物の総称。
大田市・江津市・浜田市など。
日用陶器が多い。
参照⇒いわみがわら(石見瓦)
いわむらちょう《いはむらちやう》
【岩村町】
◇[日]Iwamura Cho
○[古]岐阜県東部、恵那郡(エナグン)にあった町。
〈面積〉
34.36平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,401人。
◎江戸時代、岩村藩(松平3万石)の城下町。
1889(明治22)町制施行。
1954(昭和29)本郷村を編入。
2004.10.25(平成16)恵那郡の岩村町・山岡町(ヤマオカチョウ)・明
智町(アケチチョウ)・串原村(クシハラムラ)・上矢作町(カミヤハギチョウ)、恵那
市(エナシ)に編入。
いわむろむら《いはむろむら》
【岩室村】
◇[日]Iwamuro Mura
○新潟県中央部、西蒲原郡(ニシカンバラグン)の村。
〈面積〉
36.11平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万0,042人。
◎1955(昭和30)間瀬村を編入。
1960(昭和35)和納村を編入。
いわもとちょう《いはもとちやう》
【岩本町】
◇[日]Iwamito Cho
○(1)東京都千代田区北東部の地名。
◎千代田区には神田岩本町もある。
○(2)[交]⇒いわもとちょうえき(岩本町駅)
いわもとちょうえき《いはもとちやうえき》
【岩本町駅】
○[交]東京都千代田区岩本町にある、都営地下鉄新宿線の駅。
小川町(オガワマチ)駅と馬喰横山(バクロヨコヤマ)駅の間。
いわらやりみぞいせき《ゐはらやりみぞゐせき》
【井原鑓溝遺跡】
○[歴]福岡県前原市にある、弥生時代の遺跡。
鉛ガラス製の連玉が出土。
いわれいけ《いはれいけ》
【磐余池】
◇[日]Iware Ike
○[歴][文][地]⇒いわれのいけ(磐余の池)
いわれのいけ《いはれのいけ》
【磐余の池】
◇[日]Iware no Ike
○[歴][文][地]奈良県中北部、桜井市池之内(イケノウチ)または橿
原市東池尻町(ヒガシイケジリチョウ)あたりにあったと推定される人工
池。
都からの護送中に詠んだ大津皇子の辞世歌「ももづたふ/磐
余の池に鳴く鴨(カモ)を/今日のみ見てや/雲隠(クモガク)りなむ」
で有名。
「磐余の市磯(イチシ)の池」,「磐余池」とも呼ぶ。
◎池之内と東池尻町は隣接している。
585年、用明天皇が池のほとりに宮殿を設営。
いわれのいちしのいけ《いはれのいちしのいけ》
【磐余の市磯の池】
◇[日]Iware no Ichishi no Ike
○[歴][文][地]⇒いわれのいけ(磐余の池)
★いわれのたまほのみや《いはれのたまほのみや》
【磐余玉穂宮】
○[歴]第26代継体天皇(ケイタイ・テンノウ)の皇居。
参照⇒くすはのみや(樟葉宮)
★いわれのみかくりのみや《いはれのみかくりのみや》
【磐余甕栗宮】
○[歴]第22代清寧天皇の皇居。
★いわれのわかさのみや《いはれのわかさのみや》
【磐余稚桜宮】
○[歴]第17代履中天皇の皇居。
いわろくしょう《いはろくしやう》
【岩緑青】
○(1)[化]岩絵具(イワエノグ)の一種。孔雀石(クジャクイシ)から製する青
緑色の顔料。化学成分は塩基性炭酸水酸化銅。
粒子が粗いと濃く、細かいと白っぽくなる。
参照⇒まらかいとぐりーん(マラカイトグリーン,マラカイト
・グリーン)(2)
○(2)[色]⇒ろくしょういろ(緑青色)
いわわきさん《いはわきさん》
【岩湧山】
◇[日]Iwawaki San
○[地]大阪府南部、河内長野市(カワチナガノシ)の南西部にある和泉
山脈の山。標高897メートル。
★いわんいっせい
【イワン一世】
【イワン1世】
◇Ivan I
○[人]モスクワ大公。在位:1325〜1340。
★いわんさんせい
【イワン三世】
【イワン3世】
◇Ivan III
○[人]モスクワ大公(1440〜1505)。
1480(文明12)キプチャク汗国(Qibchaq Ulus)の支配から独立。
★いわんにせい
【イワン二世】
【イワン2世】
◇Ivan II
○[人]モスクワ大公。在位:1353〜1359。ドミトリー・ドンス
コイ(Dimitrii Ivanovich Donskoi)の父。
参照⇒どみとりーどんすこい(ドミトリー・ドンスコイ)(1)
★いわんよんせい
【イワン四世】
【イワン4世】
◇Ivan IV
○[人]初代ロシア皇帝(1530〜1584)。
「イワン雷帝」とも呼ぶ。
いわんらいてい
【イワン雷帝】
◇[露]Ivan Groznyi、[英]Ivan the Terrible
○[人]⇒いわんよんせい(イワン四世,イワン4世)
[1]いん
【イン】
◇[英]in-
○[接頭辞]「無・不」を表す語形成要素。
"l"の前では"-il"、"b,m,p"の前では"im-"、"r"の前では"ir-"
に変化する。
[2]いん
【イン】
◇[英]-in/-ine
○(1)[接尾辞][化]「塩基」を表す語形成要素。
○(2)[接尾辞][化]「元素名」を表す語形成要素。
○(3)[接尾辞][化]名詞を作る語形成要素。
[3]いん
【イン】
◇[英]inn
○(英語で)宿屋。
⇒やどや(宿屋)(1)
★いん
【印】
○(1)判子(ハンコ)。
○()
○()[仏]
参照⇒いんげい(印契)
○()インド(印度)の略。
いん
【殷】
◇[中]Yin
○[歴]中国の、実在の確認された最古の王朝。
『史記』によれば、殷の始祖湯王(Tang Wang)(トウオウ)が夏
(Xia)(カ)の桀王(Jie Wang)(ケツオウ)を討って王朝を開き、31代約
600年間続き、紂王(Zhou Wang)(チュウオウ)の時に周(Zhou)の武王
(Wu Wang)に滅ぼされた。紀元前約1,600年から前1,027年ころ
と推測される。
おおよそ黄河(Huang He)の中下流一帯に拠った国で、黄河デ
ルタの済水(Jishui)のほとりを中心として、初め亳(Bo)(ハク)
(河南省偃師)に都を置いた。数度遷都したらしいが、磐庚(Pan-
geng)(バンコウ)のとき殷墟(Yinxu)(インキョ)(河南省安陽県)に移し、
以後10代続いた。また、華中・華南から東南アジアまでも交易
圏にあったことが考古学的に知られる。
宗教的原始信仰にもとづく卜占(ボクセン)による政治(祭政一致)
が行われ、甲骨(コウコツ)文字が使用された。甲骨文字の解読から、
王権の強大さ、宗教的色彩の強い社会、氏族制や奴隷の存在が
知られ、奴隷の「いけにえ」も行われていた。
上流階級では青銅器が、一般には土器・木器・石器などが使
用された。また、農業・牧畜・養蚕などもわかったが、未解決
な点も多い。
「商(Shang)(ショウ)」,「殷商(Yinshang)(インショウ)」とも呼ぶ。
参照⇒いんきょ(殷墟),とうおう(湯王),ちゅうおう(紂王)
〈歴代王〉
< 1>湯王(大乙)。
< 2>大丁(太丁)。
< 3>外丙。
< 4>中壬。
< 5>大甲(太甲,太宗)。
< 6>沃丁。
< 7>大庚(太庚)。
< 8>小甲。
< 9>雍己。
<10>大戊(太戊)。
<11>中丁。
<12>外壬。
<13>河亶甲。
<14>祖乙(中宗,高祖)。
<15>祖辛。
<16>沃甲(開甲)。
<17>祖丁。
<18>南庚。
<19>陽甲。
<20>盤庚。
<21>小辛。
<22>小乙。
<23>武丁(高宗)。
<24>祖庚。
<25>祖甲。
<26>廩辛。
<27>康丁。
<28>武乙。
<29>文丁。
<30>帝乙。
<31>帝辛(紂王)。
文物出版者『中國歴史年代簡表』などによる。
◎「商」の中興の王盤庚の世に、国号が「殷」と改められた。
いん《ゐん》
【尹】
○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の長官。
「弾正尹(ダンジョウノカミ)」とも呼ぶ。
いんあ
【インア】
○ものが言えない人。おし。
漢字の順を替えて「アイン」とも呼ぶ。
◎「イン」は「(「病」垂れ+「音」:4579)」、「ア」は「(「病」垂れ+「亞」:
4568)」と書く。「インア」は漢音で、呉音で「オンナ」とも読む。
ともに「唖(オシ)」のこと。
いんあつ
【陰圧】
◇[英]negative pressure
○[物][医]容器・体内などの内部圧力を外部・外界より低く
すること。また、その状態。
⇔ようあつ(陽圧)
◎ホテルの調理室は、客室へ臭いが流れないように陰圧にして
いる。
◎陰圧室
いんいおん
【陰イオン】
◇anion、[独]Anion、[英]negative ion
○[電]陰電荷をもつイオン。
「アニオン」とも呼ぶ。
◎癒し効果があるとして「マイナスイオン(minus ion)」とも呼
ばれるが、医学的には立証されていない。
いんいん
【殷殷】
○(1)大きな音が重々しく轟(トドロ)く様子。
◎殷殷たる砲声
○(2)悲しみがいっぱいになるさま。
◎「出自北門、憂心殷殷」:北門より出づれば、憂心殷殷たり。
いんう
【茵芋】
◇[中]yinyu
○[植]⇒みやましきみ(ミヤマシキミ,深山樒)
いんヴぇらり
【インヴェラリ】
◇Inveraray
○⇒いんべらり(インベラリ)
いんえけるかくじっけんじょう《いんえけるかくじつけんぢやう》
【インエケル核実験場】
◇[英]In-Ekker Nuclear Test Site
○[歴][原]フランスの核実験場の一つ。
アルジェリア南部、サハラ砂漠の中にある地下核実験場。
北緯24.01°、東経5.05°の地。
参照⇒れっがーぬかくじっけんじょう(レッガーヌ核実験場)
◎1961〜1966(昭和36〜昭和41)13回実施。
1962(昭和37)大規模な放射能漏れ事故が発生。
いんえん
【因縁】
○⇒いんねん(因縁)
いんおうごぞく
【印欧語族】
○⇒いんどよーろっぱごぞく(インド・ヨーロッパ語族)
いんか
【インカ】
◇[英]Inca/Inka
○[歴]⇒いんかていこく(インカ帝国)
いんか《いんくわ》
【陰火】
○(1)⇒おにび(鬼火)(1)
○(2)[劇]⇒しょうちゅうび(焼酎火)
★いんかく
【陰核】
○[医]
古称は「ひなさき(雛尖,雛頭)」。
◎英語:クリトリス(clitoris)。
◎陰核切除:クリトリダクトミー(clitoridectomy)。
参照⇒えふじーえむ(FGM)
★いんかていこく
【インカ帝国】
◇[英]Inca Empire/Inka Empire
○[歴]南アメリカのペルー高原にインカ族が建国した帝国。
首都はクスコ(Cuzco)。
参照⇒まちゅぴちゅいせき(マチュピチュ遺跡)
◎1532年、スペインのピサロ(Francisco Pizarro)に征服され
て滅亡。
◎文明の条件とされた鉄器も文字も持たなかった。
参照⇒きーぷ(キープ)
◎メキシコ南部:⇒あすてかていこく(アステカ帝国)
メキシコ南西部(ユカタン半島):⇒まやぶんめい(マヤ文明)
[1]いんかむ
【インカム】
◇[英]income
○[経]収入・所得。
参照⇒いんかむげいん(インカムゲイン)
[2]いんかむ
【インカム】
◇[英]incom
○[通]ヘッドホンとマイクを組み合せた、頭に装着する通信機
器。
通話中も両手が自由に使えることから、航空機のパイロット
やコールセンターのオペレーターなどが使用する。
「ヘッドセット(headset)」とも呼ぶ。
いんがむぐん
【インガム郡】
◇[英]Ingham County
○アメリカ合衆国中北部、ミシガン州(Michigan State)中南部
の郡。北西部に州都ランシング(Lansing)があり、北西部をク
リントン郡(Clinton County)、西部をイートン郡(Eaton Coun-
ty)に接する。
郡都はメーソン(Mason)。
〈人口〉
1980(昭和55)27万1,947人。
1990(平成 2)28万1,912人。
2000(平成12)27万9,320人。
いんかむげいん
【インカムゲイン】
◇[英]income gain
○[経]利子・配当・不動産賃貸料などの収入・所得。
いんかんていしょん
【インカンテイション】
◇[英]incantation
○呪文(ジュモン)・まじない。
「スペル(spell)」とも呼ぶ。
◎フランス語:エンカンタシオン(incantation)。
スペイン語:エンカンタシオン(encantacion)。
イタリア語:インカンテジモ(incantesimo)。
ドイツ語:ザウバーシュプルッハ(Zauberspruch)。
いんき
【インキ】
◇[英]ink、[蘭]inkt
○⇒いんく(インク)
いんきけし
【インキ消し】
◇[英]ink eraser
○⇒いんくけし(インク消し)
いんきゅばす
【インキュバス】
◇[英](単数形)incubus/(複数形)incubuses,incubi
○(1)(西洋で、睡眠中の女性を犯すという)夢魔(ムマ)。
参照⇒ないとめあ(ナイトメア)(3),さきゅばす(サキュバス)
○(2)悪夢。
参照⇒ないとめあ(ナイトメア)(2)
○(3)(借金・試験などの)心の重荷・心配事。
いんきゅべーしょん
【インキュベーション】
◇[英]incubation
○(1)抱卵(ホウラン)・孵化(フカ)。
○(2)[医]潜伏・潜伏期。
◎インキュベーション・タイム
○(3)[経]起業支援。
いんきゅべーしょんたいむ
【インキュベーション・タイム】
◇[英]incubation time
○[医]発病までの潜伏期間。
いんきゅべーしょんぴりおど
【インキュベーション・ピリオド】
◇[英]incubation period
○[医]発病までの潜伏期。
いんきょ
【殷墟】
◇[中]Yinxu
○[歴]中国の古代王朝、殷(イン)の都城遺跡。
現在の河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)安陽市(Anyang Shi)安
陽県(Anyang Xian)の北西、小屯村にある(「三水」偏+「亘」:補助
3926)水(Huanshui)(エンスイ)のほとりの地。
◎殷墟文字
◎1899(明治32)に文字を刻んだ亀甲獣骨が発見、羅振玉(Luo
Zhenyu)(ラ・シンギョク)・王国維(Wang Guowei)(オウ・コクイ)らによって
解読され、『書経(Shujing)』・『史記(Shiji)』に伝えられて
いた殷王朝の存在が実証された。
1928(昭和 3)から1936(昭和11)までに15回にわたり中華民国
の学者董作賓(Dong Zuobin)(トウ・サクヒン)・李済(Li Ji)らによっ
て組織的に発掘が行われた。
王墓・宮殿・水溝などの遺跡、甲骨・青銅器・利器・白陶・
象牙や大理石の彫刻・子安貝など発掘遺物により、古代文化の
研究は画期的躍進をとげた。
参照⇒いん(殷),こうこつもじ(甲骨文字)
◎『史記』項羽本紀に「殷墟」の名が見える。
いんきょ
【陰虚】
◇[中]yigxu
○[病]漢方での病名。
過度の房事(性交)によって精力が減退する衰弱症。
手足が熱く、盗汗([中]daohan)(トウカン)(寝汗)があり、過度に
渇きを覚える。
「腎虚([中]shenxu)(ジンキョ)」とも呼ぶ。
◎陽は火、陰は水と考え、水の欠乏状態とする。
いんきょくせんおしろぐらふ
【陰極線オシログラフ】
◇[英]cathode-ray oscillograph
○[電]⇒おしろすこーぷ(オシロスコープ)
いんきょもじ
【殷墟文字】
○[歴]⇒こうこつもじ(甲骨文字)
いんきんたむし
【陰金田虫】
○[俗][病]⇒がんせん(頑癬)
いんく
【インク】
◇[英]ink、[蘭]inkt
○筆記または印刷に用いる色のついた液体。
筆記用の青インク(blue black)はアニリン系の染料の他に没
食子酸(モッショクシサン)・硫酸第一鉄・タンニン酸(*1)などを含み、
空気に触れると硫酸第一鉄が酸化されて水に不溶性となる。
印刷用インクは顔料を油・ワニス・樹脂などで練ってつくる。
「インキ」とも呼ぶが、徐々に呼ばなくなっている。
(*1)タンニンはヌルデ(白膠木)の五倍子(フシ)が使用される。
参照⇒ふし(五倍子,付子,附子)
◎江戸時代中期にオランダから渡来し、「阿蘭陀墨(オランダ・ズミ)」,
「インクト」と呼ばれていた。
1873(明治 6)国産化。
いんくけし
【インク消し】
◇[英]ink eraser
○インクで紙に書いたものを消すための液。
一般に使用するブルーブラック(青黒色)インク専用で、はじ
めに透明な蓚酸(シュウサン)水溶液を用いて消し、吸い取り紙で水
分を取った後、赤色に薄く着色した次亜塩素酸ナトリウム水溶
液を塗る。
「インキ消し」,「イレーザー」,「イレーサー」とも呼ぶ。
◎書いたインクを消すには、「砂消し」と呼ぶ消しゴムや修正液
・修正テープなども用いられる。
いんぐーしきょうわこく
【イングーシ共和国】
◇[露]Respublika Ingushetiya/Ingushskaya Respublika、
[英]the Republic of Ingush/the Republic of Ingushetia
○ロシア連邦南西部の北カフカス地方、南連邦管区の共和国。
東部をロシア連邦チェチェン共和国、北西部をロシア連邦北オ
セチア共和国に隣接。
首都はマガス(Magas)。
〈面積〉
3,750平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)48万8,200人。
2002(平成14)48万8,100人。
◎1992(平成 4)チェチェン共和国から分離独立。
2000(平成12)首都をナズラン(Nazran)からマガスに遷都。
参照⇒ちぇちぇんきょうわこく(チェチェン共和国)
◎北オセチア共和国との領土紛争を抱える。
◎ロシア文字では"Ингушетия"、正称は"Респу
блика Ингушетия"。
いんぐばー
【イングバー】
◇[独]Ingwer(インバー)
○[植](ドイツ語で)ショウガ。
⇒しょうが(ショウガ,生薑,生姜)
いんくぶろっと
【インクブロット】
◇[英]inkblot
○インクを垂らした染み。
◎blotting paper:⇒すいとりがみ(吸取紙,吸い取り紙)
いんくぶろっとけんさ
【インクブロット検査】
◇[英]inkblot test
○[心]性格診断法の一種。
紙にインクを落して出来た意味のない図形(inkblot)を見せ、
何に見えるかを答えさせる検査。
その回答を分析して、性格や精神状態を診断する。
ロールシャッハテスト(Rorschach test)が代表的。
「インクブロットテスト」とも呼ぶ。
参照⇒ろーるしゃっはてすと(ロールシャッハテスト,ロール
シャッハ・テスト)
いんくぶろっとてすと
【インクブロットテスト】
【インクブロット・テスト】
◇[英]inkblot test
○[心]⇒いんくぶろっとけんさ(インクブロット検査)
いんぐまーる
【イングマール】
◇Ingmar
○[人](スカンジナビアの)男性名。
いんぐらむ
【イングラム】
◇Ingram M-11/MAC-11
○アメリカのサブマシンガン(短機関銃)。
口径は9ミリ/.380ACP。装弾数は16/32発。
◎1969(昭和44)シオニクス(Sionics)社のゴードン・イングラ
ム(Gordon B.Ingram)がM−10を開発。
1972(昭和47)M−10を小型化してM−11を開発。
★いんぐらんど
【イングランド】
◇[英]England
○(1)イギリスのグレートブリテン島(Island of Great Brit-
ain)の中部・南部を占める地方。
北部をシェビオット丘陵(Cheviot Hills)を介してスコット
ランド(Scotland)地方、西部をウェールズ(Wales)地方に接す
る。
○(2)イギリス・英国の通称。
いんぐらんどのていえん《いんぐらんどのていゑん》
【イングランドの庭園】
◇[英]the Garden of England
○[俗]イングランドのケント州の別称。
⇒けんとしゅう(ケント州)
いんくりーす
【インクリース】
◇[英]increase
○(1)[自動]増加する・増大する。増殖する・繁殖する。
⇔でくりーす(デクリース)(1)
○(2)[自動]高まる・強まる。
⇔でくりーす(デクリース)(2)
○(3)[他動]増やす・拡大する。
⇔でくりーす(デクリース)(3)
○(4)[名]増加・増大。増殖。
⇔でくりーす(デクリース)(4)
いんぐりっしゅまふぃん
【イングリッシュ・マフィン】
◇[米]English muffin
○[食]⇒まふぃん(マフィン)(1)
いんぐりもんぐり
【いんぐりもんぐり】
○(1)[俗][形動]体をくねらせるさま。
主に中国地方で使用される。
◎一説に、「いんぐり」は「いごく(動く)」、「もんぐり」は「曲が
る」から。
○(2)[俗][形動](転じて)道などが、曲がりくねっているさま。
いんくんし
【隠君子】
◇[中]yinjunzi
○(1)世を逃れて隠れ住む徳の高い人。
参照⇒ろうし(老子)(1)
○(2)[植]キク(菊)の別称。
⇒きく(キク,菊)
いんげ
【インゲ】
◇Inge
○[人]ドイツ語圏・スカンジナビア諸国の男女名。
◎「最初」の意味。
いんけい
【淫刑】
◇[中]ying xing
○(1)みだりに不当な刑を加えること。また、その刑罰。
○(2)[歴](中国の)宮刑。
⇒きゅうけい(宮刑)
★いんげい
【印契】
◇[梵]mudra
○[仏]両手と指による組み合せで、さまざまな宗教的理念を表
現すること。
「契印(ケイイン)」,「印相(インゾウ)」,「印(イン)」とも呼ぶ。
参照⇒よがんいん(与願印)
◎「印章」の意味。
いんけん
【引見】
◇[英]audience(オーディエンス)
○身分の高い者が目下の者を呼び寄せて対面すること。
⇔えっけん(謁見)
いんげん
【インゲン】
○[植]⇒いんげんまめ(インゲンマメ,隠元豆,菜豆)(1)
いんげん
【隠元】
○(1)[人]⇒『人名辞典』いんげん(隠元)
○(2)[植]⇒いんげんまめ(インゲンマメ,隠元豆,菜豆)(1)
いんげんささげ
【隠元ササゲ】
○[植]⇒いんげんまめ(インゲンマメ,隠元豆,菜豆)(1)
◎「ささげ」は「(「豆」偏+「工」)豆」と書く。
いんげんな
【インゲンナ】
【隠元菜】
○[植][農]トウナ(唐菜)の別称。
⇒とうな(トウナ,唐菜)
いんげんまめ
【インゲンマメ】
【隠元豆】
【菜豆】
○(1)[植]([学]Phaseolus vulgaris)マメ目(Fabales)マメ科
(Fabaceae)インゲンマメ属(Phaseolus)の一年生作物。熱帯ア
メリカ原産。
多くはつる性草本で、つるのない矮性(ワイセイ)のものや、直立
する変種(ツルナシインゲン)ものや、種子の形・色も多彩で、
品種がきわめて多い。
葉は互生し広卵形の小葉3枚からなる複葉。夏に開花し、花
は白色または淡紫色の蝶形花で、葉腋(ヨウエキ)から出た総状花序
の上に数個つく。秋に結実し、莢(サヤ)は線形で細長く、中に10
個ほどの腎臓形の種子をもつ。
未熟果のサヤや種子を食用とする。茎葉は飼料となる。
マメ類では大豆(ダイズ)・落花生(ラッカセイ)に次ぎ、インド・ブ
ラジル・中国など世界で広く栽培されている。
「インゲン(隠元)」,「インゲンササゲ(隠元ササゲ)」,「ゴガツ
ササゲ(五月ササゲ)」,「さんどまめ(三度豆)」,「さいとう(菜豆)」
とも呼ぶ。
未熟果の柔らかいサヤのまま煮(ニ)て食べるものを「さやいん
げん(莢隠元)」、サヤの丸いものを「どじょういんげん(泥鰌隠
元)」、サヤの平たいものを「モロッコインゲン」と呼ぶ。熟した
種子を煮豆にするものは「金時(キントキ)」など。
◎隠元禅師が明(中国)からもたらしたと言われるが、その豆は
フジマメであるとも、2種の豆を持参し、関東にはゴガツササ
ゲ、関西にはフジマメを広めたという説もある。
◎品種:⇒ゆきてぼう(雪手亡)
別種(ベニバナインゲン):⇒はなまめ(花豆)
◎秋の季語。
英語:キドニービーン(kidney bean)。
○(2)[植](主に関西での)フジマメ(藤豆)の別称。
★いんこ
【インコ】
【鸚哥】
【音呼】
◇[英]parakeet
○[鳥]オウム目(鸚鵡目)(Psittaciformes)オウム科(Cacatui-
dae)の鳥。
いんこう《いんかう》
【印行】
○文書や図書を印刷して発行すること。
★いんごう
【因業】
○
いんごっと
【インゴット】
◇[英]ingot
○(1)[冶]製錬後、鋳型(イガタ)に流し込んで固めた金属塊。
これを圧延・鍛造などの加工を経て製品にする。
「鋳塊(チュウカイ)」とも呼ぶ。
○(2)[経](特に)金・銀の金属塊。
そのままでも取引される。
★いんこねる
【インコネル】
◇[英]inconel
○[工]ニッケル系の合金ハステロイ(hastelloy)にクロム(Cr)
12〜15%を含むもの。
「インコネル合金(inconel alloy)」とも呼ぶ。
参照⇒はすてろい(ハステロイ)
いんこねるごうきん《いんこねるがふきん》
【インコネル合金】
◇[英]inconel alloy
○[工]⇒いんこねる(インコネル)
いんこひーれんと
【インコヒーレント】
◇[英]incoherent
○(1)[形](話・理論・文体などが)筋が通らない、支離滅裂の、
首尾一貫しない、辻褄(ツジツマ)の合わない。
⇔こひーれんと(コヒーレント)(1)
○(2)[形]バラバラの、不揃(フゾロ)いの。
⇔こひーれんと(コヒーレント)(2)
いんごるしゅたっと
【インゴルシュタット】
◇Ingolstadt
○ドイツ南東部、バイエルン州(Bundesland Bayern)中央部の
都市。
北緯48.77°、東経11.43°の地。
州都ミュンヘン(Muenchen)の北方、ニュルンベルク(Nuern-
berg)の南方、ほぼ中間に位置し、ドナウ川(die Donau)が東流
している。
〈人口〉
1970(昭和45)8万5,683人。
1987(昭和62)9万6,071人。
いんこん
【陰婚】
◇[中]yinhun、[英]ghost marriage
○[社]⇒めいこん(冥婚)
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