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百 科 辞 書 《いんと》 編集:獨 澄旻
-------- いんと ------------------------------------------------
★いんど
【インド】
【印度】
◇[英]India、[中]Yindu(印度)
○[地]アジア南部の連邦共和国。
首都はニューデリー(New Delhi)。
独立記念日は8月15日。
人口の約13%はイスラム教徒。
正称(国内的国名)は「バーラト(Bharat)」と呼ぶ。
参照⇒いんどれんぽう(インド連邦)
〈面積〉
316万6,944平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 6億2,502万人。
1984(昭和59) 7億4,674万人。
1988(昭和63) 7億9,700万人。
1991(平成 3) 8億4,638万7,900人。
2001(平成13)10億2,701万5,300人。
2004(平成16)10億8,805万6,200人。
〈歴代大統領〉任期5年。象徴的地位で、実権は首相。
初代:プラサド(Rajendra Prasad)(1884〜1963):1950. 1.
26(臨時大統領)、1952〜1962. 5.13。
第2代:ラダクリシュナン(Sir Sarvepalli Radhakrishnan)
(1888〜1975):1967. 5.13〜1962. 5.13。
第10代:シャルマ(Shankar Dayal Sharma)(1918〜1999):
1992. 7.25〜1997. 7.25。
第11代:コチェリル・ラーマン・ナラヤナン(Kocheril
Raman Narayanan)(1921〜):1997. 7.25〜2002. 7.25。
第12代:アブドル・カラム(Abdul Kalam)(1931.10.15〜):
2002. 7.25〜2007. 7.25。
第13代:プラティバ・パティル(Pratibha Patil)(女性):
2007. 7.25〜。
〈歴代首相〉
ネール(Jawaharlal Nehru)(1889〜1964):1947. 8.15〜1964.
5.27。
インデラ・ガンジー(Indira Gandhi)(1917〜1984):1966. 1.
19〜1977. 3.24。
モラルジ・デザイ(Morarji Desai)(1896. 2.29〜1995. 4.10)
:1977. 3.24〜1979. 7.28。
インデラ・ガンジー(再任):1980. 1.14〜1984.10.31。
アタル・ビハリ・バジパイ(Atal Behari Vajpayee)(1926〜)
:1996. 5.16〜1996. 6. 1(13日間)。
インデル・グジュラル(Inder Kumar Gujral):1997. 4.21〜
1998. 3.19。
バジパイ(再任):1999.10.13〜。
マンモハン・シン(Manmohan Singh):2004. 5.22〜。
◎地方行政区:州(State)、県(District)。
◎ドラヴィダ族が先住民であったが紀元前2,000〜前1,500年こ
ろイラン系アーリア人がパンジャブ地方に侵入し、次第にドラ
ヴィダ族を駆逐(クチク)して中インドを占拠した。
ガンジス河流域のマガダ国がアショカ王(阿育王)のとき、南
部を除いてほぼ全インドを統一。その後、大月氏に併合された
が、クブタ朝がまたインドの大半を統一。さらにアクバルがム
ガール帝国を建設し16〜17世紀にわたり大帝国を維持。
17世紀からヨーロッパの諸国が侵食し、ポルトガル・スペイ
ンについでオランダさらにイギリス・フランスが進出した。18
世紀にイギリスはフランスをおさえインドを直轄地とする。
ヴィクトリア女王がインド女帝を兼ねてイギリス領となる。
20世紀になり国民会議派のガンジーが中心となり反英抗争を
起こす。
1919. 4.13(大正 8)アムリツァル事件が起きる。
参照⇒あむりつぁるじけん(アムリツァル事件)
1930. 3.(昭和 5)ガンジーら無抵抗不服従運動を開始、ガン
ジー逮捕される。1930.11.(昭和 5)独立運動抑止のためロンド
ンで第1回英印円卓会議が開催。1934.10.(昭和 9)ガンジーが
引退し、不服従運動が停止、ネールが国民会議派の指導者とな
る。
1935. 8.(昭和10)改正インド統治法成立(35年憲法)。
1937(昭和12)ビルマが総督の準自治領としてインドより分離。
1943.10.(昭和18)自由インド仮政府(アザド・ヒンド)、成立。
1947. 8.15(昭和22)ヒンズー教徒のインド連邦と、イスラム
教徒のパキスタンとにイギリス連邦自治領として分離独立。
1948. 2.(昭和23)セイロン自治領が成立。
1949. 9.(昭和24)インド制憲議会で国名に「バーラト」を選択。
1950. 1.(昭和25)インド共和国成立。
1952. 6. 9(昭和27)世界に先駆け日本と平等的友好的な条約
を締結。
1974. 5.19(昭和49)初の核実験。
1998. 5.(平成10)11日と13日、ラジャスタン州ポカランで5
回の地下核実験。
2004. 5.22(平成16)初のシーク教徒の首相マンモハン・シン
が就任。
◎中国では古くは「天竺(Tianzhu)(テンジク)」,「身毒(Shendu)(シンド
ク)」などと呼んだ。
◎国花はダリア、中国名は「天竺牡丹(mudan)」。
いんどあ
【インドア】
◇[英]indoor
○[形]室内の、屋内の。
⇔あうとどあ(アウトドア)
★いんどあい《いんどあゐ》
【インドアイ】
【インド藍】
【印度藍】
○(1)[植]([学]Indigofera tinctoria)マメ目(Fabales)マメ科
(Fabaceae)コマツナギ属(Indigofera)の小低木。インド北部原
産。
葉や幹から青色染料インディゴを採る。
「キアイ(木藍)」,「タイワンコマツナギ(台湾駒繋ぎ)」とも呼ぶ。
○(2)[植]ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋ぎ)の別称。
⇒なんばんこまつなぎ(ナンバンコマツナギ,南蛮駒繋ぎ,南
蛮駒繋)
○()[植]
いんどあがーでん
【インドアガーデン】
【インドア・ガーデン】
◇[英]indoor garden
○[建]屋内庭園。
★いんどあかね
【インドアカネ】
【印度茜】
◇[学]Rubia cordifolia var.munjista/Rubia munjista
○[植]リンドウ目(Gentianales)アカネ科(Rubiaceae)アカネ属
(Rubia)の多年生蔓草(ツルクサ)。
参照⇒あかね(アカネ,茜)
いんどあげーむ
【インドアゲーム】
【インドア・ゲーム】
◇[英]indoor game
○(1)[運]屋内競技。
⇔あうとどあげーむ(アウトドアゲーム,アウトドア・ゲーム)
参照⇒いんどあすぽーつ(インドアスポーツ,インドア・スポ
ーツ)
○(2)室内遊戯。
いんどあさ
【インドアサ】
【印度麻】
◇[英]Indian hemp
○[植]⇒たいま(大麻)(2)
いんどあすぽーつ
【インドアスポーツ】
【インドア・スポーツ】
◇[英]indoor sports
○[運](体育館など)屋内で行う運動・競技。
⇔あうとどあすぽーつ(アウトドアスポーツ,アウトドア・ス
ポーツ)
参照⇒いんどあげーむ(インドアゲーム,インドア・ゲーム)
(1)
いんどあぷらんつ
【インドアプランツ】
【インドア・プランツ】
◇[英]indoor plants
○[植]⇒いんどあぷらんと(インドアプラント,インドア・プラ
ント)
いんどあぷらんと
【インドアプラント】
【インドア・プラント】
◇[英]indoor plant
○[植](観葉植物などの)室内植物。室内で育てる園芸植物・鉢
植え植物(potted planf)。
「インドアプランツ(indoor plants)」,「ハウスプラント(house
plant)」とも呼ぶ。
★いんどあーりあじん
【インド・アーリア人】
◇[英]Indo-Aryans
○[歴]現在のインド人の祖先の一人種。
もと中央アジアの草原地帯で半農半牧の生活をしていたアー
リア人が、紀元前一千年ころインドの西北に侵入しインダス川
の上流パンジャブ(Panjab)地方に農耕を営んで定住。
その後、インド各地に発展しインド民族の主流となった。
◎イラン人は同じアーリア人で、ペルシア方面に入った。
参考⇒いんどよーろっぱごぞく(インド・ヨーロッパ語族)
◎「アーリア」とは「貴い人」の意味。
いんどう《いんだう》
【陰道】
◇[中]yindao
○(1)[医]膣(チツ)の別称。
⇒ちつ(膣,腟)
○(2)閨房(ケイボウ)の術・性交に関する技術。
参照⇒かーますーとら(カーマスートラ)
いんとうけつまくねつ
【咽頭結膜熱】
◇[英]pharyngoconjunctival fever
○[病]アデノウイルスに感染して、咽頭炎・気管支炎・結膜炎
などを起こす疾患。
おもに夏季にプールなどで感染し、目が充血し、のどが痛み、
4・5日39〜40度の高熱が続く。
略称は「PCF」で、俗に「プール熱(pool fever)」とも呼ぶ。
参照⇒あでのういるす(アデノウイルス)
いんどうし
【インドウシ】
【インド牛】
◇[英]Indian cattle
○[哺]コブウシ(瘤牛)の別称。
⇒こぶうし(コブウシ,瘤牛)
いんどがびある
【インドガビアル】
○[爬]⇒がびある(ガビアル)
いんどきょう《いんどけう》
【インド教】
◇[英]Hinduism
○[宗]⇒ひんずーきょう(ヒンズー教)
いんどくとりねーしょん
【インドクトリネーション】
◇[英]indoctrination(教化)
○[教]教師が児童生徒に特定の思想や価値体系を正しいものと
して、他の諸説との比較検討を行わず、合理性や科学的分析を
無視して教え込む教育方法。
「注入教育」,「注入主義」,「詰め込み教育」,「詰め込み主義」と
も呼ぶ。
⇔かいはつきょうじゅほう(開発教授法)
いんどげるまんごぞく
【インド・ゲルマン語族】
◇[英]Indo-Germanic/Indo-Germanic group of languages
○[言]⇒いんどよーろっぱごぞく(インド・ヨーロッパ語族)
いんどこうくう《いんどかうくう》
【インド航空】
◇[英]Air India
○[空]インドの国営航空会社。
略称は「AI」。
◎1948(昭和23)設立。
1955(昭和30)東京に乗り入れ。
いんどこくみんかいぎは《いんどこくみんくわいぎは》
【インド国民会議派】
◇[英]Indian National Congress
○1885年に結成された一種の政治団体・政党。現代インドの保
守政党。
イギリスが反英独立運動をやわらげる目的でボンベイに創設
されたもの。毎年各州を巡り大会を開いて施政改善を論じた。
メンバーは民族資本家と知識階級であったため、初期にはイギ
リスに協調的であったが、イギリスの帝国主義的政策が露骨に
なるにつれて民族意識に目覚めて反英的色彩を強めた。イギリ
スは行政にインド人の参加を認めるなどの緩和策をとったが、
1906年、ベンガル分割条例に反対するカルカッタ大会ではスワ
ラジ(Swaraj)(自治)・スワデシ(Swadeshi)(国産)の方針が決定
された。
第一次世界大戦後にガンジーの指導により大衆的な対英非協
力・不服従運動を展開し、イギリスは弾圧を強め指導者を捕ら
え円卓会議を開いたが成果を得られなかった。1929年の第44回
ラホール大会ではプールナ・スワラジ(Purna Swaraj)(完全独
立)が運動の目標として決議された。このころからネールやボ
ースらが指導、民族独立運動の中心組織として反帝・反封建運
動を展開。しかし会議派とイスラム教徒との内部対立も激化し
た。
1947年インド独立後、政権を掌握。しかし、地主・ブルジョ
ア政権として与党化し、ネールの死後は左右両派の分裂が目立
ち、1969年内部分裂を起した。1971年の総選挙の結果、インデ
ラ・ガンジー首相の左派が強まったが、1977年3月の総選挙に
はモラルジ・デザイ(Morarji Desai)の率いるジャナタ(人民)
党(Janata Party)に大差で敗れ、独立以来30年間保持してきた
政権を野党連合ジャナタ党・民主国民会議派に譲り渡した。
1980年以来再び政権を握る。
単に「国民会議派」とも呼ぶ。
参照⇒[2]てぃらく(ティラク)
いんどさばく
【インド砂漠】
◇[英]Indian Desert
○[地]⇒たーるさばく(タール砂漠)
いんどしあにんぐりーん
【インドシアニングリーン】
【インドシアニン・グリーン】
◇[英]indocyanine green
○[医]⇒あいしーじー(ICG)
いんどしたん
【インドシタン】
【印度紫檀】
◇[学]Pterocarpus indicus
○[植]シタン(紫檀)の別称・学名。
⇒したん(シタン,紫檀)(1)
いんどしな
【インドシナ】
【印度支那】
◇[英]Indo China
○(1)[古]アジア大陸の南東部の大半島にある、ベトナム・ラ
オス・カンボジアの諸国。
参照⇒ふつりょういんどしな(仏領インドシナ,仏領印度支那),
しーえるぶい(CLV)
◎インド(印度)と中国(支那)の間にあることから。
○(2)[古](広義には)タイ・ミャンマー(旧:ビルマ)を含む。
★いんどしなせんそう《いんじとなせんさう》
【インドシナ戦争】
◇[英]Indo-China War
○[歴]1946.11.〜1954(昭和21〜昭和29)。フランスのベトナム
再侵略による戦争。
1954. 7.21(昭和29)ジュネーブ協定が調印され、北緯17度を
境界にしてベトナムが南北に分割される。
参照⇒でぃえんびえんふーのたたかい(ディエンビエンフー
戦い),べとなむせんそう(ベトナム戦争)
◎「第二次イントシナ戦争」は「ベトナム戦争」の別称。
いんどしなていせんきょうてい《いんどしなていせんけふてい》
【インドシナ停戦協定】
◇[英]Cease-Fire Agreements in Indochina
○[歴]⇒じゅねーぶきょうてい(ジュネーブ協定)
いんどしなとら
【インドシナトラ】
【インドシナ虎】
○[哺]⇒まれーとら(マレートラ,マレー虎)
いんどすてーとぎんこう《いんどすてーとぎんかう》
【インド・ステート銀行】
◇[英]State Bank of India
○[経]インド政府が60%出資するインド最大の商業銀行。
本店はマハラシュトラ州(Maharashtra State)の州都ムンバ
イ(Mumbai)。
略称は「SBI」。
◎1806. 6. 2(文化 3)カルカッタ銀行(Bank of Calcutta)とし
て設立。
1955(昭和30)法令によりインド・ステート銀行に改組。
1980(昭和55)東京支店を開設。
1984(昭和59)大阪支店を開設。
2011. 5. 2(平成23)岐阜県の十六銀行と業務提携。
いんどぞう《いんどざう》
【インドゾウ】
【インド象】
【印度象】
◇[英]Indian elephant
○[哺]⇒あじあぞう(アジアゾウ,アジア象)
★いんどそうとく
【インド総督】
◇[英]Governor General of India
○[歴]
1862〜1863(文久 2〜文久 3)J.エルギン(James Bruce, 8th
Earl of Elgin)。
いんどたいま
【インド大麻】
◇[英]Indian hemp
○(1)[植]⇒たいま(大麻)(2)
○(2)[化]⇒はっしし(ハッシシ)
いんどとら
【インドトラ】
【インド虎】
◇[英]Indian Tiger
○[哺]⇒べんがるとら(ベンガルトラ,ベンガル虎)
いんどながこしょう《いんどながこせう》
【インドナガコショウ】
【印度長胡椒】
○[植]ヒハツの別称。
⇒ひはつ(ヒハツ.畢拔)
いんとーなこ
【イントーナコ】
◇[伊](単数形)intonaco/(複数形)intonaci
○(イタリア語で)漆喰(シックイ)。
⇒しっくい(漆喰)
いんどねしあ
【インドネシア】
◇Indonesia
○東南アジア・太平洋・インド洋にまたがる大小3千の島々か
らなる共和国。
独立記念日は8月17日。
首都はジャカルタ(Jakarta)。
〈面積〉
191.9万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)1億4,328万人。
1988(昭和63)1億7,495万人。
1995(平成 7)1億9,528万3,000人。
2001(平成13)2億2,843万7,870人(推計)。
〈歴代大統領〉
スカルノ(Achamet Sutan Sukarno)(1901〜1970):1945. 8.
17〜1967. 3.12(1948.12.19〜1949. 7.13はオランダ軍の捕虜)。
スハルト(Suharto)(1921〜):1967. 3.12(代行)、1968. 3.
27〜1998. 5.21。
ハビビ(Bacharuddin Jusef Habibie)(1936〜):1998. 5.21
〜1999.10.20。
アブドゥルラフマン・ワヒド(Abdurrahman Wahid)(1936〜)
:1999.10.20〜2001. 7.23。
メガワティ・スカルノプトリ(Megawati Sukarnoputri)(1947
〜):2001. 7.23〜2004.10.20。
スシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono):
2004.10.20〜。
〈地方行政区〉
州:[インドネシア語]Propinsi */Provinsi *、[英]* Prov-
ince。
特別州:[インドネシア語]Propinsi daerah istimewa *、
[英]* Special Province:ジョクジャカルタ特別州・アチェ特
別州(現:ナングロ・アチェ・ダルサムラ州)。
市:[インドネシア語]Kotamadya */Kota *、[英]* Munici-
pality。
県:[インドネシア語]Kabupaten *、[英]* Regency。
郡:[インドネシア語]Kecamatan *。
村:[インドネシア語]Kelurahan *。
◎太平洋戦争中、1945. 8.17(昭和20)オランダ領インドネシア
(蘭領印度)は日本の支持で名目的な独立を与えられたが、1945.
8.17(昭和20)日本軍の敗退に際し、自ら独立を宣言してスカ
ルノを大統領に選出した。
オランダは植民地の復活を図って武力弾圧し、インドネシア
軍と各地で抗争したが、国際連盟の調停とインドネシア独立支
持の世界世論に押され、1949.11.(昭和24)ハーグ協定により正
式に独立を承認した。
1950. 8.(昭和25)連邦制共和国から単一のインドネシア共和
国となる。
1950. 9.28(昭和25)国際連合、加盟。
1965. 1.(昭和40)国際連合、脱退。
◎中国では「印度尼西亜(Yindunixiya)」を使用する。
いんどねしあいすらむこっか《いんどねしあいすらむこくか》
【インドネシア・イスラム国家】
◇[インドネシア語]Negara Islam Indonesia、[英]Islamic
State of Indonesia
○⇒[2]えぬあいあい(NII)
いんどねしあきょうさんとう《いんどねしあきようさんたう》
【インドネシア共産党】
◇[インドネシア語]Partai Komunis Indonesia
○[歴][政]インドネシアの共産党。
1920(大正 9)アジア初の共産党として設立。
1926〜1927(大正15〜昭和 2)武装蜂起。
1948(昭和23)武装蜂起。
1949(昭和24)インドネシア独立で合法政党となる。
1965(昭和40)クーデター(九・三〇事件)に失敗し軍などによ
り壊滅。
略称は「PKI」。
いんどのちょうせんにんじん《いんどのてうせんにんじん》
【インドの朝鮮ニンジン】
◇[英]Indian ginseng
○[植]アシュワガンダ(ashwagandha)の別称。
⇒あしゅわがんだ(アシュワガンダ)
いんどぼだいじゅ《てんぢくぼだいじゆ》
【インド菩提樹】
○[植]⇒ぼだいじゅ(ボダイジュ,菩提樹)(1)
いんどまぐろ
【インドマグロ】
【インド鮪】
○[魚]⇒みなみまぐろ(ミナミマグロ,南鮪)
いんどみたぶる
【インドミタブル】
◇[英]Indomitable(不屈の)
○[歴][軍]イギリスの航空母艦。
◎1941.10.10(昭和16)竣工。
いんどめたしん
【インドメタシン】
◇Indometacin
○[薬]非ステロイド系(アリール酢酸系)抗炎症薬。
慢性関節リウマチに対してアスピリンより鎮痛・解熱作用が
強力で即効性もあり重症の患者に用いられる。
しかし、胃腸障害・眠け・注意力の低下のほか、過度の体温
低下や血圧低下によるショック症状などの副作用の発生率も高
い。
また、まれに精神神経症状が起こることも知られている。
参照⇒もびらーと(モビラート)
★いんどよう《いんどやう》
【インド洋】
◇[英]Indian Ocean
○[地]世界三大洋の一つ。
★いんどよーろっぱごぞく
【インド・ヨーロッパ語族】
◇[英]Indo-European family of languages
○[言]言語学的に分類した世界の民族の大分類の一つ。
約6千年前にコーカサス地方の遊牧民から各地に広がったと
想像されるヨーロッパ系の言語グループ。語形上屈折を用いる
のが特徴。
西方系と東方系に分かれる。
〈西方系〉
<1>スラブ系:
ロシア人、ポーランド人、ブルガリア人、チェック人、
スロバク人など。
<2>ラテン系:
イタリア人、フランス人、イスパニア人、ポルトガル
人、ルーマニア人など。
<3>チュートン系(ゲルマン系):
イギリス人、ドイツ人、オランダ人など。
<4>ケルト系:
<5>ギリシア系:
ギリシア人など。
〈東方系〉
インド・アーリア人、イラン人(ペルシア人)、ヒッタ
イト人、メディア人など。
「印欧語族」,「インド・ゲルマン語族」,「アーリア語族」とも呼
ぶ。
参考⇒ごぞく(語族),うらるあるたいごぞく(ウラル・アルタ
イ語族)
◎新説では、約8,700年前にトルコ付近にいた農耕民族ヒッタ
イトの言語として現れ、7千年前ころまでにギリシア語などの
グループやアルメニア語などのグループが分かれ、5千年前こ
ろまでにゲルマン語やラテン語などのグループが分かれたとさ
れる。
★いんどらまゆけん
【インドラマユ県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Indramayu、[英]Indramayu Re-
gency
○インドネシア南部、ジャワ島西部のジャワバラト州(Propin-
si Jawa Barat)北東部の県。
★いんどり
【インドリ】
◇indri、[学]Indri indri
○[哺]霊長目(Primates)キツネザル亜目(Lemuroidea)インドリ
科(Indriidae)のサル。マダガスカル島原産。
★[1]いんどーる
【インドール】
◇[英]indole
○[化]タンパク質の腐敗によって生じる二環式化合物。
無色の結晶。
肉食後の臭い排便臭・オナラの原因物質の一つ。
[2]いんどーる
【インドール】
◇Indore
○(1)(Indore District)⇒いんどーるけん(インドール県)
○(2)インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh
State)南西部のインドール県の県都。
「インダウル」とも呼ぶ。
〈人口〉
1969(昭和44)48万3,969人。
1971(昭和46)54万人。
いんどーるぐん
【インドール郡】
◇[英]Indore District
○⇒いんどーるけん(インドール県)
いんどーるけん
【インドール県】
◇[英]Indore District
○インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh
State)南西部の県。東部をデワス県(Dewas District)に接する。
県都はインドール。
「インダウル県」,「インドール郡」とも呼ぶ。
[1]いんとるーだー
【イントルーダー】
◇[英]intruder
○(1)侵入者。
○(2)妨害者。
○(3)押し込み強盗。
○(4)[軍][空]侵入機。
参照⇒すくらんぶる(スクランブル)(5)
[2]いんとるーだー
【イントルーダー】
◇[英]Intruder(侵入者)
○(1)[軍]アメリカ海軍の艦載攻撃機(A−6)の通称。グラマ
ン(Grumman)社製。
ベトナム戦争で活躍。
参照⇒ぷらうらー(プラウラー)
◎1963(昭和38)配備開始。
1997(平成 9)A−6E、退役。
○(2)[交]スズキ社製のオートバイ。
いんどれき
【インド暦】
◇[英]the Indian National Calendar
○[暦]⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
★いんどれんぽう《いんどれんぱう》
【インド連邦】
◇[英]Union of India
○[歴]南アジア中央部にあったヒンズー教徒の国(1947〜1950)。
首都はニューデリー(New Delhi)。
◎1947. 8.15(昭和22)イギリスから独立。
旧インド帝国の副王マウントバッテンが臨時総督に就任、ネ
ールが首相となり組閣。翌年、インド人ラジャゴパタが正式な
初代総督となる。
1950. 1.(昭和25)憲法施行とともにインド共和国となる。
参照⇒いんど(インド,印度)
◎イギリスは第一次世界大戦が起こるとインドに援助と協力を
あおぎ、戦後の独立を約束した。しかし、統一インドを主張す
るガンジーらのインド国民会議派と、ジンナーを中心とするパ
キスタンの分離独立を主張するイスラム教徒連盟が対立。
かくして、インド連邦と同時にイスラム教徒のパキスタンも
分離独立した。
参照⇒あむりつぁるじけん(アムリツァル事件)
[1]いんとろ
【イントロ】
◇[英]intro-
○[接頭辞]「中へ,内部へ,中に,内部に」を表す語形成要素。
[2]いんとろ
【イントロ】
◇[英]intro
○⇒いんとろだくしょん(イントロダクション)
いんとろだくしょん
【イントロダクション】
◇[英]introduction
○(1)紹介・披露。
○(2)導入・採用。初輸入・伝来。
○(3)[原](特に)核の持込。
○(4)序論・序説。
○(5)入門・手引き。入門書・手引書。
○(6)[楽]音楽の序奏・導入部。
「イントロ」とも呼ぶ。
◎イントロ・クイズ
○(7)[映]映画の導入部。
「イントロ」とも呼ぶ。
劇中で登場人物や背景などの説明がなされている部分。
いんとろばーじょん
【イントロバージョン】
◇[英]introversion
○(1)[心]内向・内向性。
参照⇒ないこう(内向)
○(2)[医]内転(内側転位)・内反・内翻・内曲。
⇔えくすとろばーじょん(エクストロバージョン)(2)
いんとろん
【イントロン】
◇[英]intron
○[生]真核生物の構造遺伝子の塩基配列のうち、タンパク質
(蛋白質)情報をもたない配列。
タンパク質情報として意味をもつエキソン(exon)を分断する
形で挿入されていて。伝令RNAを合成する過程で除外され、
最終的にタンパク質の合成に直接関与しない。
「介在配列(intervening sequence)」とも呼ぶ。
参照⇒えきそん(エキソン),すぷらいしんぐ(スプライシング)
いんどわたのき
【インドワタノキ】
【印度木棉の木】
【印度木綿の木】
○[植]⇒きわたのき(キワタノキ,木棉の木,木綿の木)
いんどわに
【インドワニ】
【インド鰐】
○[爬]⇒がびある(ガビアル)
いんなー
【インナー】
◇[英]inner
○(1)[形]内部の、内側の。
○(2)[服](innerware)⇒いんなーうぇあ(インナーウェア)
いんない《ゐんない》
【院内】
○(2)秋田県雄勝郡(オガチグン)雄勝町(オガチマチ)の地域名。
参照⇒いんないぎんざん(院内銀山)
○(2)[古]⇒いんないまち(院内町)
★いんないかんせん《ゐんないかんせん》
【院内感染】
◇[英]hospital infection
○[社][病]病院などの医療機関内で細菌やウイルスなどに感染
すること。
とくに免疫力の弱った患者は、健康な人では問題にならない
微生物による敗血症などでも致命的な結果となる。
参照⇒いげんびょう(医原病)
◎MRSA・エンテロバクター・クロアーカ(腸内細菌)・霊菌
(レイキン)・緑膿菌(リョクノウキン)など。
いんないぎんざん《ゐんないぎんざん》
【院内銀山】
◇[日]Innai Gunzan
○[歴]秋田県雄勝郡(オガチグン)雄勝町(オガチマチ)にあった銀山。
1606(慶長11)ころ佐竹藩(秋田藩)にかくまわれていた関ヶ原
牢人の村山宗兵衛が発見したといわれ、1607(慶長12)開坑。
19世紀初め、梅津政景らを用いて佐竹藩直営で採掘し、天保
年間(1830〜1844)には銀を月100貫産出し、幕府に多額の運上
銀を納める。
1874(明治 7)小野組により経営されたが破産。1875(明治 8)
工部省の直轄となったが産出不振のため、1885(明治18)古河市
兵衛(古河鉱業)に払い下げられる。払い下げ当時の銀の産出額
は840貫(3.15トン)であったが、産出量が増大し1895(明治28)
には4,800貫(18トン)になり最盛期を迎える。
1954(昭和29)閉山。
いんないまち《ゐんないまち》
【院内町】
◇[日]Innai Machi
○[古]大分県北部、宇佐郡(ウサグン)の町。北部を宇佐市に接す
る。
◎2005. 3.31(平成17)宇佐市に編入。
いんなーうぇあ
【インナーウェア】
◇[英]innerware
○[服]下着([英]underwear)・肌着。
和略語で「インナー」とも呼ぶ。
◎「アンダーウェア([英]underwear)」が一般的。
いんなきやま
【犬鳴山】
◇[日]Innaki Yama
○[地]⇒いぬなきやま(犬鳴山)(2)
いんなーそーる
【インナーソール】
◇[英]inner sole
○[服]靴の内底に敷く革。
「しきがわ(敷き皮,敷き革,敷皮,敷革)」,「なかじき(中敷き,
中敷)」,「インソール(insole)」とも呼ぶ。
いんなーろんどん
【インナー・ロンドン】
◇[英]Inner London
○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)の中心部。
シティー(旧市街)と12区(borough)から成る。
◎シティー(旧市街)(the City)。
カムデン区(Camden Borough)。
グリニッジ区(Greenwich Borough)。
ハクニー区(Hackney Borough)。
ハマースミス・アンド・フラム区(Hammersmith and Fulham
Borough)。
イズリントン区(Islington Borough)。
ケンジントン・アンド・チェルシー区(Kensington and Chel-
sea Borough)。
ランベス区(Lambeth Borough)。
ルイシャム区(Lewisham Borough)。
サザーク区(Southwark Borough)。
タワーハムレッツ区(Tower Hamlets Borough)。
ウォンズワース区(Wandsworth Borough)。
ウェストミンスター区(Westminster Borough)。
いんにく
【印肉】
◇[英]inkpad/stamp pad
○印鑑を押すときに使う、顔料を染み込ませた詰め物。
モグサ(艾)・パンヤ・ガガイモの毛などを使用し、乾燥しな
いようにヒマシ油・松脂(マツヤニ)・白蝋を混ぜてある。
ゴム印用にはスポンジ製もある。
いんねん
【因縁】
○(1)[仏]物事の原因と、その原因を成り立たせて結果を生じ
させる機縁(キエン)。
単に「えん(縁()」とも呼ぶ。
参照⇒じゅうにいんねん(十二因縁)
○(2)(前世から)定まっている運命。
参照⇒いちが(一河)
○(3)理由。由来。
○(4)ゆかり。関係。
◎「いんえん(因縁)」とも読み、「いんねん」はその連声(レンジョウ)。
いんのう《いんなう》
【陰嚢】
○[哺][医]哺乳類のオス(雄)の陰茎基部から垂れ下がった皮膚
嚢。
内部に精巣(睾丸)・副精巣(精巣上体)・精索(精系)がある。
「ふぐり(陰嚢)」,「金玉(キンタマ)」とも呼ぶ。
また、外見が稲荷鮨(イナリズシ)に似ているとして俗に「お稲荷
さん(御稲荷さん)」とも呼ぶ。
◎英語:スクロータム(scrotum)。
ドイツ語:ホーデンザック(Hodensack)/スクロートゥム
(Skrotum)。
いんのけんちうす
【インノケンチウス】
◇[羅]Innocentius
○[人]⇒いんのけんてぃうす(インノケンティウス)
★いんのけんてぃうす
【インノケンティウス】
◇[羅]Innocentius、[英]Innocent
○[人]ローマ教皇の名前。
「インノケンチウス」とも、英語で「イノセント」,「インノセン
ト」とも呼ぶ。
◎三世(1160〜1216):在位1198〜1216。
六世:在位1352〜1362。
十世:在位1644〜1655。
十一世:在位1676〜1689。
いんのしま
【因島】
【因ノ島】
◇[日]Innoshiam/In no Shima
○(1)[地]瀬戸内海中部、芸予諸島の一島。
全島、広島県因島市に所属。
西瀬戸自動車道により本州・四国に連絡。
〈面積〉
33.9平方キロメートル。
◎1983(昭和58)向島と結ぶ因島大橋、完成。
1991(平成 3)生口島と結ぶ生口橋、完成。
○(2)⇒いんのしまし(因島市)
いんのしまし
【因島市】
◇[日]Innoshima Shi
○広島県南東部の市。瀬戸内海の因島全島と生口島(イクチシマ)の
東端部、周辺の小島からなる。
〈面積〉
39.76平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3万0,300人。
◎中世、村上水軍(ムラカミ・スイグン)の根拠地。
1953(昭和28)土生(ハブ)町・田熊町・三庄町と中庄村・大浜
村・重井村・東生口村が合併し市制施行。
いんのせんと
【インノセント】
◇[英]Innocent、[羅]Innocentius
○[人]⇒いんのけんてぃうす(インノケンティウス)
いんのなっつぃおなーれ
【インノナッツィオナーレ】
◇[伊]inno nazionale
○[楽](イタリア語で)国歌。
⇒こっか(国歌)(1)
◎イタリアの国歌:マメーリの賛歌(Inno di Mameli)。
いんば
【印旛】
◇[日]Imba
○(1)[地]⇒いんばぬま(印旛沼)
○(2)⇒いんばぐん(印旛郡)
○(3)⇒いんばむら(印旛村)
いんぱくとどっとぷりんたー
【インパクト・ドットプリンター】
◇[英]impact dot printer
○[計]⇒どっとぷりんたー(ドットプリンター)
★いんぱくとろーん
【インパクトローン】
◇[英]impactloan/impact loan
○(1)[経]資金使途を制限されない外貨借り入れ。
○(2)[経]資金使途に制限のない外貨建て融資。
参照⇒あんたいどろーん(アンタイドローン)
いんばぐん
【印旛郡】
◇[日]Imba Gun
○千葉県北部の郡。
酒々井町(シスイマチ)・印旛村(インバムラ)・本埜村(モトノムラ)・栄町(サ
カエマチ)の町村。
◎白井町(シロイマチ):⇒しろいし(白井市)
富里町(トミサトマチ):⇒とみさとし(富里市)
いんぱーそなむ
【インパーソナム】
◇[羅]in personam
○対人の。
◎インレム(in rem):対物の。
いんばーたー
【インバーター】
◇[英]inverter(逆転させるもの)
○(1)[計]論理回路で、入力の極性を反転して出力する回路。
反転回路。負号演算回路。
○(2)[電]直流電力を電圧・電流・周波数を制御して交流電力
に変換する装置。逆変換器。
参照⇒ぱむ(PAM)
◎エアコンなどでコンプレッサの周波数を変えて暖冷房能力を
調整したり、蛍光灯の明るさやちらつきを取り除くなどに使用
される。
いんばぬま
【印幡沼】
◇[日]Imba Numa
○[地]千葉県北部にある湖沼。北印旛沼と西印旛沼から成る。
印旛手賀県立自然公園に含まれる。
参照⇒てがぬま(手賀沼)
〈面積〉
北印旛沼:5.1平方キロメートル。
西印旛沼:5.5平方キロメートル。
◎もと面積21平方キロメートル、周囲47キロメートル。
1843(天保14. 8.)干拓、着手。
1844(天保15. 8.)干拓、中止。
いんぱね
【インパネ】
◇[英]instrument panel
○[交]自動車・飛行機などの運転席・操縦席の前面に設置され
ている、各種計器の表示機や操作スイッチが一体化している計
器盤。
「計器板(instrument board)」とも呼ぶ。
[1]いんばねす
【インバネス】
◇[英]inverness
○[服]男子用のコートの一種。ケープ付きで袖(ソデ)が無く、
身の丈(タケ)の長い外套(ガイトウ)。
日本では江戸幕末から明治初年にかけて輸入され、明治中期
に和装用コートとして流行。
「鳶(トンビ)」,「鳶合羽(トンビガッパ)」,「にじゅうまわし(二重回
し,二重廻し)」,「まわし(回し,廻し)」とも呼ぶ。
[2]いんばねす
【インバネス】
◇Inverness
○イギリス北部、スコットランド北東部ハイランド州(High-
land Region)の州都。
北緯57.49°、西経4.24°の地。
〈人口〉
1967(昭和42)3万1,500人。
1981(昭和56)3万8,204人。
1991(平成 3)4万0,918人。
2001(平成13)4万0,949人。
いんばむら
【印旛村】
◇[日]Imba Mura
○千葉県北部、印旛郡(インバグン)の村。
いんぱら
【インパラ】
◇impala
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)の中型
レイヨウ(羚羊)の一種。
肩高約90センチメートル。角はオスのみで、独特のねじれが
あり、長さは75センチメートルに達する。体色は背面が赤茶、
腹面が淡い黄土色。
中央アフリカ以南の草原やサバンナに群れを作って生息し、
大きく跳躍しながら走る。
いんぱーる
【インパール】
◇Imphal
○インド東部、マニプル州(Manipur State)の州都。
北緯24.79°、東経93.94°の地。
ミャンマーとの国境に近い交通・軍事上の要地。
〈人口〉
1991(平成 3)19万8,500人。
2001(平成13)21万7,300人。
2003(平成15)22万5,800人。
◎インパール作戦
★いんぱーるさくせん
【インパール作戦】
◇[英]the Imphal Operation
○[歴]日本軍はインパール市・コヒマ(Kohima)市を包囲しよう
としてイギリス・インド軍に大敗する。
補給線が不十分だったため食料・弾薬が欠乏し、栄養失調や
病気で病死者・餓死者が多数出た。
作戦参加10万人中、死者3万人・戦傷病者4万5,000人。
◎1944. 1. 7(昭和19)大本営、インパール作戦を認可。
1944. 3. 8(昭和19)作戦開始。
1944. 7. 4(昭和19)大本営、インパール作戦の失敗を認め作
戦中止を命令。
いんはれーたー
【インハレーター】
◇[英]inhalator
○[医](口に押し当てる)簡単な吸入器。
◎人工呼吸器:⇒れすぴれーたー(レスピレーター)(1)
◎動詞「インヘイル(inhale)(吸い込む)」から。
いんぴ
【インピ】
◇[ズールー語]impi
○南アフリカの黒人バンツー(Bantu)族の種族である、ズール
ー(Zulu)族またはカフィール(Kaffir)族の武装した大部隊、
いんびじぶる
【インビジブル】
◇[英]invisible
○(1)[形]目に見えない。
○(2)[形]姿を見せない、隠れた。
○(3)[名]目に見えないもの。
○(4)[名](the invisible)霊界。
○(5)[名](the Invisible)神。
いんびじぶるいんぽーと
【インビジブル・インポート】
◇[英]invisible imports
○[経]貿易外輸入・無形輸入品。
保険・特許料や、観光・運賃などのサービス料など。
いんびじぶるえくすぽーと
【インビジブル・エクスポート】
◇[英]invisible exports
○[経]貿易外輸出・無形輸出品。
保険・特許料や、観光・運賃などのサービス料など。
いんびじぶるえんばいあ
【インビジプル・エンパイア】
◇[英]the Invisible Empire(不可視帝国)
○[俗]クー・クラックス・クラン(Ku-Klux-Klan)の別称。
⇒くーくらっくすくらん(クー・クラックス・クラン,KKK)
いんびじぶるとれーど
【インビジブル・トレード】
◇[英]invisible trade
○[経]貿易外取引・無形貿易。
◎インビジブル・インポート(invisible imports):貿易外輸
入・無形輸入品。
インビジブル・エクスポート(invisible exports):貿易外
輸出・無形輸出品。
いんびじぶるほわいと
【インビシブル・ホワイト】
◇[英]invisible white
○[社]多民族国家のアメリカ社会で、白人至上主義・差別社会
を裏側から支配・支持している白人。
参照⇒くーくらっくすくらん(クー・クラックス・クラン,K
KK)
いんびじぶるめんでぃんぐ
【インビジブル・メンディング】
◇[英]invisible mending
○[服](洋裁で)掛け接(ハ)ぎ。
⇒かけはぎ(掛け接ぎ,掛け矧ぎ,掛接ぎ,掛矧ぎ)
[1]いんびんしぶる
【インビンシブル】
◇[英]invincible
○(1)[形]征服できない、無敵の。
◎インビンシブル・アルマーダ(Invincible Armada):⇒むて
きかんたい(無敵艦隊)
○(2)[形](精神などが)不屈の、頑強な。
[2]いんびんしぶる
【インビンシブル】
◇[英]Invincible
○[古][軍]イギリス海軍の航空母艦。
垂直・短距離離着陸機(VSTOL)専用の軽空母(light air-
craft carrier)。
◎1973(昭和48)着工。
1977(昭和52)進水。
1980. 7.(昭和55)竣工。
1982(昭和57)フォークランド紛争に参加。
1990〜1991(平成 2〜平成 3)湾岸戦争に参加。
2005. 8.(平成17)退役。
★いんぷ
【陰阜】
○
「恥丘(チキュウ)」,「ときん(頭巾,兜巾,頭襟)」,「白毫(ビャクゴウ)」
とも呼ぶ。
いんふぁんと
【インファント】
◇[英]infant
○(1)幼児・小児・嬰児(エイジ)。
○(2)[法]未成年。
アメリカでは州によって異なり、18〜21歳未満。イギリスで
は18歳未満。
○(3)[教]イギリスの幼児学校の児童(5〜7歳)。
いんふぁんとりー
【インファントリー】
◇[英]infantry
○(1)[軍]歩兵隊。
○(2)[軍](集合的に)歩兵。
◎個々の歩兵は「インファントリーマン(infantryman)」。
いんふぁんとりーたんく
【インファントリータンク】
◇[英]infantry tank
○[軍]⇒ほへいせんしゃ(歩兵戦車)
いんふぃにてぃ
【インフィニティ】
◇[登録商標]Infiniti
○[交]日産自動車(株)の北米ブランド。
インフィニティG35:スカイライン。
インフィニティI35:セフィーロ。
インフィニティQX4:テラノレグラス。
いんふぃにてぃー
【インフィニティー】
◇[英]infinity
○無限・無数・無限大。
いんふぇるぬむ
【インフェルヌム】
◇[羅]Infernum
○[宗]カトリック教で、大罪を犯した者が行き、永劫の罰責を
受けるという地獄。
「地獄」,「インフェルノ([伊][葡]inferno)」とも呼ぶ。
参照⇒ぷるがとりうむ(プルガトリウム)
◎ダンテの『神曲([伊]Divina Commedia)』は地獄編・煉獄編
・天国編の三部からなる。
参照⇒しんきょく(神曲)
いんふぇるの
【インフェルノ】
◇[伊]inferno、[葡]inferno
○[宗]⇒いんふぇるぬむ(インフェルヌム)
いんふぇるみえーら
【インフェルミエーラ】
◇[伊](女性形)infermiera
○[医](イタリア語で)女性の看護師。
⇒かんごし(看護師)
いんふぇるみえーれ
【インフェルミエーレ】
◇[伊](男性形)infermiere
○[医](イタリア語で)男性の看護師。
⇒かんごし(看護師)
いんふぉしすてくのろじーず
【インフォシス・テクノロジーズ】
◇[英]Infosys Technologies Limited
○[経]インドのソフト業界の最大手会社。
本社はベンガルール(Bengalooru)。
ソフト開発・メンテナンス・コンサルティングなどを行う。
いんふぉーまー
【インフォーマー】
◇[英]informer
○(1)(警察に報酬目当てで犯罪を密告する)通報者。
○(2)密告者・スパイ。
○(3)情報提供者。
いんふぉーむ
【インフォーム】
◇[英]inform
○知らせる・通報する。情報を提供する。
◎インフォーマー:⇒いんふぉーまー(インフォーマー)
インフォームド・コンセント:⇒いんふぉーむどこんせんと
(インフォームド・コンセント)
いんふぉーむど
【インフォームド】
◇[英]informed
○(1)[形]情報に通じた。消息通の。
○(2)[形]知識のある、教養のある。
○(3)[形]情報に基づいた。
いんふぉーむどこんせんと
【インフォームド・コンセント】
◇[英]informed consent
○[医]告知と同意、説明と同意。
医師やホームヘルパーなどの専門家が、患者に治療の内容や
目的を充分に説明(情報提供)し、患者の同意(自己決定)を得た
上で治療を行なうこと。
「納得診療」とも呼ぶ。
◎"consent"は「同意・承諾する」こと。電気器具の「コンセント
(concent?)」は和製英語で、英語では"socket"。
いんぷっと
【インプット】
◇[英]input
○(1)投入。
○(2)[計](データの)入力。
⇔あうとぷっと(アウトプット)(2)
いんぷらんと
【インプラント】
◇[英]implant
○(1)[医](生きた)移植組織・移植片。
◎「移植」は「インプランテーション(implantation)」。
○(2)[医]欠損あるいは外傷を受けた部位を埋め込んで補修す
るため、人工的に作られた器官・組織などの代替物。
人工関節・人工血管など。
○(3)[医](特に)人工歯根。
参照⇒しこん(歯根)
○(4)[医]皮膚下に人工物を埋め込むこと。また、その人工物。
いんぶりーでぃんぐ
【インブリーディング】
◇[英]inbreeding
○[動]近親交配。
◎ドイツ語では「インツヒト(Inzucht)」。
フランス語では「クルワズモ(croisement)」。
◎近親相姦(キンシンソウカン)は「インセスト([英]incest)」。
参照⇒いんせすと(インセスト)
いんぷりんてぃんぐ
【インプリンティング】
◇[英]imprinting
○[動]⇒すりこみ(刷り込み,刷込み)
いんふるえんざ
【インフルエンザ】
◇[伊]influenza
○[病]インフルエンザ・ウイルスによって起る急性の伝染病。
カゼ(風邪)の一種で、急激な発熱とともに頭痛・関節痛・全
身倦怠・食欲不振などの症状が現れる。また、急性肺炎や中耳
炎・脳炎などの合併症を起すこともある。
有効な原因療法はなく、苦痛を抑えるなどの対症療法が行わ
れている。
また、ワクチンによる予防も効果はあるが、有効性は数ヶ月
から1年で、その期間内でもウイルスの型が異なれば感染する
可能性がある。
「流行性感冒(リュウコウセイカンボウ)」,「流感」とも呼ぶ。
参照⇒いんふるえんざういるす(インフルエンザ・ウイルス),
あじあかぜ(アジア風邪),ほんこんかぜ(ホンコン風邪,香港風
邪),それんかぜ(ソ連風邪),すぺいんかぜ(スペイン風邪)
◎英語での略称は「フルー(flu)」。
いんふるえんざういるす
【インフルエンザ・ウイルス】
◇[英]influenza virus
○[病]インフルエンザ(流行性感冒)の病原体となるウイルス。
RNA型のウイルスで、内部のタンパク質の違いによってA
型・B型・C型の3種類がある。人への強い病原性を持つのは
A型とB型で、A型の方がより流行しやすい。
参照⇒へまぐるちにん(ヘマグルチニン),のいらみにだーぜ
(ノイラミニダーゼ)
◎A型はほぼ10年くらいで大きく異変を起して世界的な大流行
をきたしている。
1918〜1923(大正 7〜大正12)スペイン風邪、大流行。
1957(昭和32)アジア風邪、大流行。
いんふれ
【インフレ】
◇[英]inflation
○[経]⇒いんふれーしょん(インフレーション)
いんふれーしょん
【インフレーション】
◇[英]inflation
○[経]通貨の量が流通量(商品の取引量)に比べて過度に増加す
る経済現象。
一般に物価水準が継続的に上昇し、貨幣価値が下落し、通貨
の増発が行われける。
和略語で「インフレ」とも、「通貨膨張」とも呼ぶ。
⇔でふれーしょん(デフレーション)
〈発生原因による分類〉
需要・ボトルネック・信用・財政・調整・コスト・賃金・輸
入インフレなど。
〈物価上昇の速さによる分類〉
マイルド・クリーピング・ハイパー・ギャロッピングインフ
レなど。
いんぷれっさ
【インプレッサ】
◇[登録商標]IMPREZA
○[交]富士重工業の乗用車(スポーツ・セダン)。
いんぷろびぜーしょん
【インプロビゼーション】
◇[英]improvisation
○(1)即興・即席。
○(2)[文]即興詩。
○(3)[楽]即興曲。
○(4)[楽]即興演奏。
⇒あどりぶ(アドリブ)(2)
○(5)[美]即席画。
いんぶんいんぶ
【允文允武】
○天子が文武の徳を兼ね備えていること。
いんぶんし
【尹文子】
◇[中]Yinwenzi
○[人]中国、戦国時代の思想家。
いんべ
【伊部】
◇[日]Imbe
○岡山県備前市の地名。
◎伊部焼
★いんぺい
【隠蔽】
○
◎隠蔽工作
いんべしる
【インベシル】
◇[英]imbecile
○(1)[形](英語で)愚かな、馬鹿な。
○(2)[名](英語で)愚か者・馬鹿。
◎フランス語:アンベシル(imbecile)。
いんべすと
【インベスト】
◇[英]invest
○[動]投資する。
いんべすとめんと
【インベストメント】
◇[英]investment
○[経]投資。
いんべすとめんとかんぱにー
【インベストメント・カンパニー】
◇[英]investment company
○[経]⇒いんべすめんととらすとかんぱにー(インベストメン
ト・トラスト・カンパニー)
いんべすとめんととらすと
【インベストメント・トラスト】
◇[英]investment trust
○[経]投資信託。
いんべすとめんととらすとかんぱにー
【インベストメント・トラスト・カンパニー】
◇[英]investment trust company
○[経]投資信託会社。
「インベストメント・カンパニー」とも呼ぶ。
いんべーだー
【インベーダー】
◇[英]invader
○(1)侵略者・侵入者。侵略軍。
○(2)(SF小説などで)地球外からの侵入者・宇宙人。
参照⇒[1]えいりあん(エイリアン)(3),いーてぃー(E.T.)
★いんべーだーげーむ
【インベーダーゲーム】
○[歴]タイトーの業務用ゲーム機。
1978(昭和53)登場。
1979(昭和54)大流行し、同年生産中止。
◎のちにパソコンや携帯電話などにも移植されている。
いんぺっくす
【インペックス】
◇[英]INPEX Corporation
○[経]⇒こくさいせきゆかいはつ(国際石油開発)
いんべらり
【インベラリ】
◇Inveraray
○イギリス北部、スコットランド西部のストラスクライド州
(Strathclyde Region)の町。
北緯56.23°、西経5.07°の地。
インベラリ城(Inveraray Castle)がある。
「インヴェラリ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1999(平成11)576人(推計)。
◎もとアーガイル州(Argyll Region)の州都。
いんぺりあ
【インペリア】
◇Imperia
○(1)(Provincia di Imperia)⇒いんぺりあけん(インペリア県)
○(2)イタリア北西部、リグリア州(Regione Liguria)インペリ
ア県の県都。
〈人口〉
1991(平成 3)4万0,171人(推計)。
いんぺりあけん
【インペリア県】
◇[伊]Provincia di Imperia、[英]Imperia District/Impe-
ria Province
○イタリア北西部、リグリア州(Regione Liguria)西端の県。
県都はインペリア。
世界的保養都市サンレモ(San Remo)がある。
[1]いんぺりある
【インペリアル】
◇[英]imperial
○(1)[形]帝国の。
◎IJA(Imperial Japanese Army):日本帝国陸軍。
IJN(Imperial Japanese Navy):日本帝国海軍。
○(2)[形]皇帝の、皇室の。
○(3)[形]堂々とした、荘厳な。
○(4)[形](商品などで)特大の、最上級の。
○(5)[形](度量衡が)イギリス法定の。
○(6)[名][印](imperial size)⇒いんぺりあるばん(インペリ
アル判)
○(7)[名]皇帝ひげ。
ナポレオン3世式の、下あごに生やした先細のもの。
参照⇒なぽれおんさんせい(ナポレオン三世,ナポレオン3世)
[2]いんぺりある
【インペリアル】
◇[英]Imperial
○(1)[形]イギリス帝国の、大英帝国の。
○(2)[地](Imperial Valley)⇒いんぺりあるばれー(インペリ
アルバレー)
○(3)(Imperial County)⇒いんぺりあるぐん(インペリアル郡)
いんぺりあるぐん
【インペリアル郡】
◇[英]Imperial County
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南東部の郡。北部をリバーサイド郡(Riverside County)、
西部をサンディエゴ郡(San Diego County)に接し、東部をアリ
ゾナ州、南部をメキシコに隣接。
郡都はエルセントロ(El Centro)。
北西部にサルトン湖(Salton Sea)がある。
〈人口〉
1980(昭和55) 9万1,874人。
1990(平成 2)10万9,303人。
2000(平成12)14万2,361人。
いんぺりあるばれー
【インペリアルバレー】
◇[英]Imperial Valley
○[地]アメリカ合衆国とメキシコにまたがる海面下の渓谷。海
抜約マイナス75メートル。
カリフォルニア州南部にはサルトン湖(Salton Sea)がある。
いんぺりあるばん
【インペリアル判】
◇[英]imperial size
○[印]印刷用紙のサイズの規格。
イギリス式:22インチ×30インチ。
アメリカ式:23インチ×31インチ。
単に「インペリアル」とも呼ぶ。
いんぺりお
【インペリオ】
◇[西]imperio
○(スペイン語で)帝国。
⇒ていこく(帝国)
いんぺりや
【インペリヤ】
◇[露]imperiya
○(ロシア語で)帝国。
⇒ていこく(帝国)
◎ロシア文字では"империя"。
いんぺーろ
【インペーロ】
◇[伊]impero
○(イタリア語で)帝国。
⇒ていこく(帝国)
いんべんしょん
【インベンション】
◇[英]invention
○(1)発明。発明品。
⇒はつめい(発明)
○(2)作りごと。
○(3)[楽]着想を重んじて作られた、多声技法による小即興曲。
ドイツの作曲家バッハ(Johann Sebastian Bach)のクラビー
ア曲(ピアノ曲)(全30曲)が有名。彼は二声の15曲をインベンショ
ン(Invention)、三声の15曲をシンフォニア(Sinfonia)と呼ん
だ。
いんべんてっく
【インベンテック】
◇[英]Inventec Corporation
○[経]台湾のパソコン・メーカー英業達のブランド名。
◎1975(昭和50)設立。
◎正式名は「英業達股分有限公司(Yingyeda Guangda Gufen You-
xian Gongsi)」。
「股分」のみ簡化字で、繁体字では「股(人偏+「分」)」で、「株式」
の意味。
いんぼいす
【インボイス】
◇[英]invoice
○(1)[経]輸出貿易の送り状。
発送人(輸出業者)が荷受人(輸入側)に対して送付する、発送
貨物の品名・数量・価格・代金の支払い方法、その他売買契約
・船積み・保険に関する事項などを記載した明細書。
貨物通関手続に不可欠な書類で、輸入側では仕入れ書きとな
る。
◎フランス語の「使節(envois)」から。
○(2)[経](単に)送り状・仕切り状。
いんぼうのげた《いんばうのげた》
【陰卯の下駄】
○[服]差し下駄(差し歯下駄)の一種。
差し入れる歯に二つのホゾがあるもの内、台のホゾ穴が表ま
で空いていないもの。
⇔ろぼうのげた(露卯の下駄)
参照⇒さしげた(差し下駄,差下駄)
いんぼりゅーしょん
【インボリューション】
◇[英]involuton
○(1)巻き込み・回旋(カイセン)。
○(2)複雑・混乱・紛糾(フンキュウ)。
○(3)[数]累乗(ルイジョウ)・。
○(4)[生]退化。
○(5)[医]退縮。
◎形容詞は「インボリュート(involute)」。
いんぼりゅーと
【インボリュート】
◇[英]involute
○(1)[形]複雑な、入り組んだ、入り込んだ。
○(2)[形][動](巻貝などが)螺旋状(ラセンジョウ)に巻いた、渦巻き
の。
○(3)[形][植](葉などが)内巻きの。
○(4)[名][数]伸開線。
◎名詞は「インボリューション(involuton)」。
いんぼるぶ
【インボルブ】
◇[英]involve
○(1)[他動]巻き込む・包む・含む。
○(2)[他動]巻き添えにする・関係させる。
○(3)[他動]影響を及ぼす・影響を与える。
○(4)[他動]伴う・包含(ホウガン)する・意味する。
○(5)[他動][数]累乗する。
◎名詞は「インボルブメント(involvement)」。
いんぼるぶめんと
【インボルブメント】
◇[英]involvement
○(1)巻き添え・連座・係わり合い。
○(2)困却(コンキャク)・難儀(ナンギ)・迷惑。
○(3)財政困難。
○(4)包含(ホウガン)。
いんまいりがすでん
【インマイリガス田】
【英買力ガス田】
◇[英]Yingmaili gas field
○[鉱]中国北西部、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu'er
Zizhiqu)西部のアクス地区(阿克蘇地区<Akesu Diqu>)にあるガ
ス田。
いんめつ
【湮滅】
【堙滅】
○わからないように跡形もなく消してしまうこと。
◎証拠湮滅のおそれ
いんもつ
【音物】
○進物(シンモツ)。贈り物。
いんゆう《いんいう》
【殷憂】
○深い憂(ウレ)い。
★いんよう《いんやう》
【陰陽】
○
◎「おんよう(陰陽)」,「おんみょう(陰陽)」とも読む。
いんようごぎょうせつ《いんやうごぎやうせつ》
【陰陽五行説】
○古代中国に起源をもつ、すべての現象を説明する思想。
一切の万物を陰陽の二原理の消長から説いたのが陰陽説、木
火土金水の五大要素の変転から説いたのが五行説で、木・火は
陽に、金・水は陰に属し、土はその中間にあるとする。これら
の消長によって天地の変異・災祥、人間社会の吉凶を説明する。
ともに戦国時代に起こり秦漢時代に盛んとなり、後世まで中
国人の思想・学術などに深く影響を与えた。
参照⇒ごぎょうせつ(五行説)
いんれー
【インレー】
◇[英]inlay
○(1)⇒ぞうがん(象眼,象嵌)(1)
○(2)[医]虫歯の空洞に固形物を充填(ジュウテン)すること。また、
その充填材。
歯の欠損した部分に合う形にセメント・アマルガム(amalgam)
・陶材などで歯冠を作って修復するもの。
水銀と銀・錫(スズ)・銅のアマルガムは歯科治療に用いられ
ていたが、有害な水銀を含むことから現在は使用が減少してい
る。
○(3)[農]園芸で、台木に差し込む芽接ぎ。
○(4)[服]洋裁で、縫(ヌ)い代(シロ)。
いんれむ
【インレム】
◇[羅]in rem
○対物の。
◎インパーソナム(in personam):対人の。
いんろう
【印籠】
○昔、腰に下げた扁平で長円筒形の小さな入れ物。
一般に三重ないし五重の小箱から成り、左右両端に紐(ヒモ)を
通して緒締(オジメ)で留め、根付(ネツケ)を帯に挟んで下げた。
室町時代に明(ミン)から伝わり、古くは印や印肉を入れたが、
江戸時代は薬類を入れて携行(ケイコウ)した。
円筒形の他、袋形・鞘(サヤ)形などがあり、蒔絵(マキエ)・螺鈿
(ラデン)・彫漆(チョウシツ)などで精巧な細工(サイク)が施(ホドコ)され、
根付とともにさまざまな意匠(イショウ)をこらしているものが多い。
参照⇒ねつけ(根付)(1),どうらん(胴乱,筒卵)(1)
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