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                    PDD図書館管理番号       0001.0082.4000.14

                 百   科   辞   書   《ほうさ》    編集:獨  澄旻

-------- ほうさ ------------------------------------------------
ほうさい
	【報賽】
	【報祭】
	○⇒がんほどき(願解き,願ほどき)(1)
ほうざいかんがん《はうざいかいがん》
	【方財海岸】
	◇[日]Hozai Kaigan
	○[地]宮崎県延岡市にある、日向灘(ヒュウガナダ)に面する海岸。
	 アカウミガメの産卵地。
ぼうさいじゅうてんはんい《ばうさいぢゆうてんはんゐ》
	【防災重点範囲】
	◇[英]emergency planning zone
	○[原]⇒いーぴーぜっと(EPZ)
ぼうさいずきん《ばうさいづきん》
	【防災頭巾】
	○地震や火災などの際に、落下物や火の粉から頭部を保護する、
	綿入りの頭巾。
	 防空頭巾をまねたもので、手作りのほか、市販品もある。
	 参照⇒ぼうくうずきん(防空頭巾),へるめっと(ヘルメット)
	(1)
ぼうさいのひ《ばうさいのひ》
	【防災の日】
	○[暦]9月1日。
	◎1923. 9. 1(大正12)の関東大震災に因(チナ)む。
ほうさく
	【封冊】
	【封册】
	○天子が、諸侯や王に任命して土地を与えるという旨(ムネ)をし
	るした詔書(任命書)。
	 参照⇒さくほう(冊封)
★ほうさん《はうさん》
	【ホウ酸】
	【硼酸】
	◇[英]boric acid
	○[化]ホウ素(硼素)の水素化合物。
	 分子式はH3BO3。
	 光沢のある鱗片状の結晶。無色・無臭。
	 原子炉で中性子吸収材として使用される。  
	◎ホウ酸水:透明無臭で、弱酸性。飲むと、チアノーゼや腎不
	全、最悪の場合は呼吸停止を起こす。 
ほうざん《はうざん》
	【庖山】
	◇[中]Pao Shan
	○[地]中国の人祖山(Renzu Shan)の別称。
	 ⇒じんそざん(人祖山)
ほうざんじ
	【宝山寺】
	○奈良県生駒市にある真言律宗の大本山。山号は生駒山と都史
	陀山。
	 役小角(エンノオヅノ)が開創した修験道の霊場に、1678(延宝 6)
	宝山湛海が入山して堂宇を建立し中興、大聖無動寺と称した。
	 のち現名に改称。
	 「生駒聖天(イコマショウテン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いこまやま(生駒山)
ほうさんしけんし《はうさんしけんし》
	【ホウ酸試験紙】
	【硼酸試験紙】
	◇[英]turmeric paper
	○[化]ホウ酸の検出などに使用する紙片。
	 黄色色素クルクミン(curcumin)水溶液をろ紙(濾紙)に染み込
	ませて乾燥させたもの。
	 ホウ酸の検出のほかに、ジルコニウムの検出、pH試験にも
	使用される。
	 「クルクマ紙(curcuma paper)」,「姜黄紙」とも呼ぶ。
	◎pH試験紙として8.6以上(アルカリ性)で褐色に変化する。
★ほうし《はふし》
	【法師】
	○(1)[仏]
	○(2)⇒ほうしおんせん(法師温泉)
ほうじ《はうじ》
	【砲耳】
	○[軍]⇒とらにおん(トラニオン)(1)
★ほうじ
	【褒ジ】
	◇[中]Baosi
	○[人]古代中国、西周の幽王(Youwang)(ユウオウ)に褒国から献上
	された寵姫(チョウキ)。
	 参照⇒きゅうびのきつね(九尾の狐)(2)
	◎「ジ」は「(女偏+「似」)」。
★ぼうし
	【帽子】
	◇[中]maozi、[フ]chapeau
	○[服]
	 フランス語で「シャッポ」,「シャポー」とも呼ぶ。
	 参照⇒たいぼうしき(戴帽式)
	◎帽子を被(カブ)る
	◎制帽(セイボウ),学帽(ガクボウ)
	◎ハット(hat):縁(フチ)のある帽子。
	 キャップ(cap)・スカルキャップ(skullcap):縁なし帽。
	 帽子のヒモ(紐):ストリング(string)。
	 帽子の羽飾り:オスプレイ(osprey)/オスプレー。
	 メードの頭巾(ズキン):⇒くれすてぃーな(クレスティーナ)
	 軍帽(グンボウ):⇒ぐんぼう(軍帽)
	 トルコ:⇒とるこぼう(トルコ帽)
	 カフカズ(コーカサス):⇒どっぱ(ドッパ)
	 南アメリカ:⇒そんぶれろ(ソンブレロ)
	 キリスト教:⇒ずけっと(ズケット)
	 修道女:⇒[1]こるねっと(コルネット)(4),うぃんぷる(ウィ
	ンプル)(2)
	 ユダヤ教:⇒きっぱ(キッパ)
ぼうし
	【棒子】
	◇[中]bangzi
	○⇒こうらいぼうし(高麗棒子)
ほうしおんせん《はふしをんせん》
	【法師温泉】
	○群馬県利根郡新治村(ニイハルムラ)にある温泉。上越国境の三国峠
	南東麓、赤谷川支流西川沿いにある。
	 泉質はカルシウム・硫化水素泉。43℃。
	 JR上越新幹線上毛高原駅・上越線後閑(ゴカン)駅からバスが
	通じる。
	◎弘法大師の発見という所伝があり、三国街道に近いため、古
	くから湯治場として知られる。
ほうじがっせん《ほうぢがつせん》
	【宝治合戦】
	○[歴]⇒みうらしのらん(三浦氏の乱)
★ぼうしつけっせつ《ばうしつけつせつ》
	【房室結節】
	◇[英]atrio-ventricular node
	○[医]
	 「田原結節(Tawara's node)」とも呼ぶ。
	 参照⇒『人名辞典』たわら すなお(田原 淳)
ほうじのらん《ほうぢのらん》
	【宝治の乱】
	○[歴]⇒みうらしのらん(三浦氏の乱)
ぼうしばな
	【ボウシバナ】
	【帽子花】
	○[植]ツユクサ(露草)の別称。
	 ⇒つゆくさ(ツユクサ,露草)
ほうしゃくじ
	【宝積寺】
	○(1)京都府乙訓郡(オトクニグン)大山崎町(オオヤマザキチョウ)にある真言
	宗智山派の寺。山号は補陀洛山(ホダラサン)。
	 通称は「宝寺(タカラデラ)」。
	◎ 727(神亀 4)聖武天皇の勅願により行基が山崎寺として創建。
	  858(天安 2)宝積寺と改名。
	 のち後小松上皇の勅願所となる。
	 1582(天正10)山崎の戦いで羽柴(豊臣)秀吉の陣地となる。
	○(2)[歴]奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)にあった寺。
	 藤ノ木古墳の被葬者を供養し続けたと考えられている。
	 参照⇒ふじのきこふん(藤ノ木古墳)
	◎1854(嘉永 7)火災に遭(ア)い、再建されていない。
ほうしゃせいこうかぶつ《はうしやせいかうかぶつ》
	【放射性降下物】
	○[原]⇒しのはい(死の灰)
ほうしゃせいすとろんちうむ《はうしやせいすとろんちうむ》
	【放射性ストロンチウム】
	◇[英]radioactive strontium
	○(1)[化]ストロンチウム(Sr)の放射性同位元素の総称。
	 参照⇒すとろんちうむ(ストロンチウム)
	〈同位体:半減期〉
	 Sr85:64.0日。
	 Sr89:50.53日。
	 Sr90:28.8年。
	○(2)[化]特にストロンチウム90。
	 ⇒すとろんちうむきゅうじゅう(ストロンチウム90,ストロ
	ンチウム九◯)
ほうしゃせいたんそ《はうしやせいたんそ》
	【放射性炭素】
	◇[英]radiocarbon
	○(1)[原]炭素の放射性同位体。
	 「ラジオカーボン」とも呼ぶ。
	○(2)[原]⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14)
ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう
	《はうしやせいたんそねんだいそくていはふ》
	【放射性炭素年代測定法】
	◇[英]radiocarbon dating
	○[歴]生物の死骸に残存する炭素14を利用した年代測定法。
	 炭素14は大気中の二酸化炭素にほぼ一定の濃度で含まれる
	ため、それを呼吸して取り込んでいる生物内にも一定に存在す
	るが、生物が死ぬと二酸化炭素の取り込みは途絶える。一方、
	炭素14は半減期5,730年で減少するので、現在の試料と出土
	遺物のとの放射線量から過去数万年程度までの年代を測定する
	ができる。
	 「ラジオカーボンデーティング」,「カーボンデーティング(car-
	bon dating)」,「たんそじゅうしほう(炭素十四法,炭素一四法,
	炭素14法)(carbon 14 dating)」,「たんそじゅうよんほう」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14),[1]え
	ーえむえす(AMS)
ほうしゃせいどういたい《はうしやせいどうゐたい》
	【放射性同位体】
	◇[英]radioisotope
	○[原]放射性核種を原子核として含む同位体。
	 天然のもののほか、原子炉や加速器の核反応でも作られる。
	 医療や研究などに使用される。
	 「ラジオアイソトープ」とも呼び、略称は「RI」。
★ほうしゃせん《はうしやせん》
	【放射線】
	◇[英]radiation
	○[原]アルファ線・ベータ線・ガンマ線の総称。
	 旧称は「ベクレル線([英]Becquerel rays)」。
ほうしゃせんいくしゅ《はうしやせんいくしゆ》
	【放射線育種】
	◇[英]radiation breeding
	○[農][原]種苗や樹木にガンマ線を照射し、人為的に突然変異
	を発生させる品種改良方法。
	◎1960. 4.16(昭和35)農林省、茨城県那珂郡(ナカグン)大宮町(オオ
	ミヤマチ)に放射線育種場を設置。
	 1961. 6.15(昭和36)コバルト60による照射開始。
ほうしゃせんさっきん《はうしやせんさつきん》
	【放射線殺菌】
	○[原]弱い放射線を照射(ショウシャ)して行う殺菌。また、その方
	法。
	 WHO(世界保健機関)などは安全基準として放射線照射10キ
	ログレイ以下を示しているが、細胞の突然変異で未知の物質が
	作られる危険性なども指摘されている。
	◎1980年代以降、欧米では食品の殺菌にも許可されている。
	 1972(昭和47)日本、ジャガイモの発芽防止のために放射線照
	射を許可。その他の食品では食品衛生法などで禁じられている。
★ほうしゃせんしょうがい《はうしやせんしやうがい》
	【放射線障害】
	◇[英]radiation hazard
	○[病][原]
	 参照⇒ろいこぺにあ(ロイコペニア),とろんぼさいとぺにあ
	(トロンボサイトペニア)
ほうしゃせんしょうがいぼうしほう
	《はうしやせんしやうがいばうしはふ》
	【放射線障害防止法】
	○[法][原]放射性物質の使用や保管に国の許可を義務づける法
	律。
	◎1958(昭和33)放射線障害防止法が施行。
ほうしゃせんちりょう《はうしやせんちれう》
	【放射線治療】
	○[医][原]⇒ほうしゃせんりょうほう(放射線療法)
★ほうしゃせんもれ《はうしやせんもれ》
	【放射線漏れ】
	◇[英]radiation leak
	○[原]
	 「放射能漏れ」とも呼ぶ。
	◎1974(昭和49)日本最初の原子力船「むつ」が放射線漏れの事故
	を起こし、青森県知事と地元漁民の帰港拒否により51日間漂流。
	◎1981. 4.18(昭和56)日本原子力敦賀発電所の放射能漏れの事
	故が発覚。
	◎1999. 9.30(平成11)JCO東海事業所で高速増殖実験炉「常
	陽」の燃料に加工中に臨界反応による放射線漏れ事故を起こす。
ほうしゃせんりょうほう《はうしやせんれうはう》
	【放射線療法】
	◇[英]radiotherapy/radiation therapy
	○[医][原]人体に有害な放射線を逆利用して行う治療法。
	 放射線(電磁波)を照射してガン(癌)などの悪性腫瘍を治療す
	るもの。
	 体外からの外照射と、患部直近の体内に小線源を留置するも
	のがある。
	 「放射線治療」とも呼ぶ。
	◎小線源治療:ブラキセラピー(brachytherapy)。
ほうしゃのう《はうしやのう》
	【放射能】
	◇[英]radioactivity
	○(1)[理]α線・β線・γ線のような放射線を放出して他の元
	素に変化する性質。
	○(2)[理]放射性物質が放射線を出す現象。
	◎1896(明治29)フランスの医師ベックレル(Antoine Henri Bec-
	querel)(1852〜1908)が発見。
ほうしゃのうもれ《はうしやのうもれ》
	【放射能漏れ】
	○[原]⇒ほうしゃせんもれ(放射線漏れ)
ほうしやま《はふしやま》
	【法師山】
	◇[日]Hoshi Yama
	○[地]和歌山県南東部、西牟婁郡(ニシムログン)大塔村(オオトウムラ)に
	ある山。標高1,120メートル。
ぼうしゅ《ばうしゆ》
	【芒種】
	○[暦]二十四節気の一つ。陰暦五月(5月)上旬。陽暦6月6日
	ころ。
	 参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
	◎夏の季語。
	◎「芒(ノギ)のある穀物を播(マ)く時期」の意味。
ぼうしゅ《ばうしゆ》
	【卯酒】
	○卯(ウ)の刻(午前6時ころ)に酒を飲むこと、またその酒。
	 「朝酒(アサザケ)」,「卯飲(ボウイン)」ともいう。
ぼうじゅ《ばうじゆ》
	【傍受】
	◇[英]monitoring/interception
	○[通]直接の交信相手でない者が、無線通信を故意または偶然
	に受信すること。
	 参照⇒つうしんぼうじゅほう(通信傍受法),とうちょう(盗聴),
	いーぴーさん(EP3),えしゅろん(エシュロン)(3),えりんと
	(エリント,ELINT,elint),じーしーえっちきゅー(G
	CHQ)
ぼうしゅう《ばうしう》
	【房州】
	◇[日]Boshu
	○[歴]安房(現:千葉県南部)の中国風の旧国名。
	 ⇒あわ(安房)
ぼうしゅう《ばうしう》
	【防州】
	◇[日]Boshu
	○[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒すおう(周防)(1)
ぼうしゅういし《ばうしういし》
	【房州石】
	◇[日]Boshuishi/Boshu-ishi
	○[建][鉱]千葉県南西部、富津市の鋸山(ノコギリヤマ)などから産
	出する砂岩質の凝灰岩。
	 白色で風化しやすく脆(モロ)いが、石垣・石塀などに用いる。
	 参照⇒ぼうしゅうずな(房州砂)
ほうじゅうじりょう《ほうぢゆうじりよう》
	【法住寺陵】
	○[歴]京都府京都市東山区(ヒガシヤマク)の三十三間堂(サンジュウサンゲ
	ンドウ)の南東にある、後白河法皇の御陵。
	◎付近の古称は「南白河」。
ぼうしゅうずな《ばうしうずな》
	【房州砂】
	◇[日]Boshuzuna/Boshu-zuna
	○[鉱]千葉県館山市北条(ホウジョウ)付近から産出する細かな白砂。
	 磨き砂として器具の研磨や玄米の精白に、また塗料材とする。
	 参照⇒ぼうしゅういし(房州石)
	◎房州安房郡安布里村(現:館山市安布里<アブリ>)など。
ぼうしゅうひじき《ばうしうひじき》
	【房州ヒジキ】
	【房州鹿尾菜】
	○[食]千葉県勝浦産の良質なヒジキ。
	 参照⇒ひじき(ヒジキ,鹿尾菜)
ぼうじゅつ《ばうじゆつ》
	【棒術】
	◇[日]bojutsu
	○武芸の一種。
	 カシ(樫)の棒を用いて敵を制するもの。
	 参照⇒じょうじゅつ(杖術)
	〈棒の長さ〉
	 間棒(ケンボウ):6尺(約180センチメートル)。
	 半棒:3尺(約90センチメートル)。
	 参照⇒けいぼう(警棒)
ほうしゅやまむら
	【宝珠山村】
	◇[日]Hoshuyama Mura
	○[古]福岡県中央部、朝倉郡(アサクラグン)の村。
	◎2005. 3.28(平成17)小石原村(コイシワラムラ)と合併して東峰村(トウ
	ホウムラ)を発足。
ぼうじゅん《ばうじゆん》
	【防楯】
	○[軍]敵弾から砲手を防ぐため、火砲前面に設置されている鉄
	板の楯(タテ)。
ぼうじゅんど《ばうじゆんど》
	【膨潤土】
	◇[英]bentonite
	○[鉱]⇒べんとないと(ベントナイト)
★ほうしょ
	【奉書】
	○(1)
	○(2)奉書紙の略称。
	 ⇒ほうしょがみ(奉書紙)
	○(3)
ぼうしょ《ばうしよ》
	【亡所】
	○[古]地震などで無人となった村や集落。
	 「ゴーストタウン(ghost town)」とも呼ぶ。
ほうしょう《ほうしやう》
	【鳳翔】
	○[歴][軍]旧日本海軍の航空母艦(空母)。
	◎1922(大正11)世界初の空母として竣工。基準排水量7,470ト
	ン、全長168メートル。
	 1923. 2.22(大正12)イギリス人パイロットにより世界初の着
	艦に成功。
	 技術基礎のためさまざまな改造が行われた。
	 第二次世界大戦中は訓練艦。
	 戦後は復員船となる。
	 1947(昭和22)解体。
ほうじょう《はうぢやう》
	【方丈】
	○(1)一丈四方。畳(タタミ)四畳半(ヨジョウハン)の広さ。その広さの
	部屋・建物。
	◎1丈は約3.03メートル。
	◎方丈記
	○(2)禅宗の寺の長老・住職の起居する部屋。
	◎天竺(テンジク)(インド)の維摩居士(ユイマコジ)の居室が一丈四方
	であったという故事から。
	○(3)(転じて)長老・住職。
	○(4)⇒ほうじょうさん(方丈山)
ほうじょう《ほうでう》
	【北条】
	○(1)姓氏の一つ。本姓は平氏。
	○(2)[古]⇒ほうじょうし(北条市)
	○(3)[古]⇒ほうじょうちょう(北条町)
ほうじょう《はうじやう》
	【放生】
	○[仏]捕(トラ)えられた生き物を放(ハナ)して、不殺生(フセッショウ)の
	功徳(クドク)を積むこと。
	 参照⇒あひんさ(アヒンサ)
ほうしょういん《ほうしやうゐん》
	【宝生院】
	○愛知県の真福寺の院号・別称。
	 ⇒しんぷくじ(真福寺)
★ほうじょうえ《はうじやうゑ》
	【放生会】
	○[仏]放生の法会(ホウエ)。
	◎京都府八幡市の石清水八幡宮(イワシミズハチマングウ)が有名。
	 陰暦八月十五日(8月15日)、現在は9月15日に行われる。
ほうじょうかいがん《ほうでうかいがん》
	【北条海岸】
	◇[日]Hojo Kaigan
	○[地]千葉県南端の館山市、館山湾西岸の海岸。
	◎北条海岸海水浴場。
★ほうじょうき《はうぢやうき》
	【方丈記】
	○[文]鎌倉初期、鴨長明(カモノチョウメイ)(蓮胤)の随筆文学。全一巻。
	 体験した5つの天変地異から人生の無常を述べる。
	 漢字と片仮名による和漢混交文で、流麗に綴られている。
	◎1212(建暦 2)成立。
	◎中世の代表的な隠者文学で、清少納言『枕草子』・吉田兼好
	『徒然草』と並ぶ随筆文学の傑作。
ほうじょうさん《はうぢやうさん》
	【方丈山】
	◇[中]Fangzhangshan
	○中国の神仙思想の三神山の一つ、五山の一つ。神仙が住むと
	される東海の島にある想像上の山。
	 「方丈」,「方壺(Fanghu)(ホウコ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さんしんざん(三神山)(1)
ほうじょうし《ほうでうし》
	【北条市】
	◇[日]Hojo Shi
	○[古]愛媛県北部、高縄半島(タカナワハントウ)北西部にある市。斎灘
	(イツキナダ)に面する。南部を松山市に隣接。
	〈面積〉
	 102.13平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)2万9,041。
	◎1958(昭和33)市制施行。
	 2005. 1. 1(平成17)松山市に編入。
	◎もと河野水軍の根拠地で、櫂練り(踊り)が伝わる。
ほうじょうちょう《ほうでうちやう》
	【北条町】
	◇[日]Hojo Cho
	○[古]鳥取県中央部、東伯郡(トウハクグン)の町。
	◎2005.10. 1(平成17)大栄町(ダイエイチョウ)と合併して北栄町(ホクエ
	イチョウ)を発足。
ぼうしようちょう
	【暴支膺懲】
	◇[中]bao-Zhi yingcheng
	○[歴]日中戦争(支那事変,日支事変)当時の日本のスローガン。
	 「暴れる支那(中国)を打ち懲(コ)らしめる」の意味。
	 「膺懲暴支」とも呼ぶ。
	 参照⇒きちくべいえい(鬼畜米英)
ほうじょうづがた《はうじやうづがた》
	【放生津潟】
	◇[日]Hojozu Gata/Hojodu Gata
	○[地]富山県中部の新湊市(シンミナトシ)東部にある、富山湾に面し
	た潟湖(セキコ)。
	 富山新港が建設されている。
	 古称は「奈呉の江」。
	 参照⇒なごのうら(奈呉浦,奈呉の浦)
★ほうじょうてつどう《ほうでうてつだう》
	【北条鉄道】
	○[交]兵庫県中央部を運行する第三セクターの鉄道会社。
	 本社は加西市(カサイシ)。
	◎1985. 4.(昭和60)国鉄北条線を引き継いで開業。
ほうじょうのつの《ほうぜうのつの》
	【豊饒の角】
	◇[英]cornucopia
	○[ギ神]⇒こるぬこぴあ(コルヌコピア)(1)
ほうじょうまち《はうじやうまち》
	【方城町】
	◇[日]Hojo Machi
	○[古]福岡県中東部、田川郡(タガワグン)の町。
	◎2006. 3. 6(平成18)金田町(カナダマチ)・赤池町(アカイケマチ)・方城
	町の3町が合併して福智町(フクチマチ)を発足。
ほうしょがみ
	【奉書紙】
	○コウゾ(楮)の樹皮の繊維を原料とした上質の和紙。
	 杉原紙(スギハラガミ)より厚手でシワ(皺)がなく純白。
	 単に「奉書」とも呼ぶ。
	 参照⇒えちぜんほうしょ(越前奉書),ほそかわほうしょ(細川
	奉書)
	◎多く奉書に用いられたことから。
ほうじろ《はむじろ》
	【喰代】
	◇[日]Hojiro
	○三重県北西部、伊賀市(イガシ)の地名。
	◎旧住所は三重県上野市(ウエノシ)。
ほうしん《はうしん》
	【疱疹】
	◇[独]Herpes、[英]herpes
	○[病]⇒へるぺす(ヘルペス)(1)
ほうじん《はうぢん》
	【方陣】
	○(1)[歴]兵士を四角形に配列する陣立(ジンダテ)。方形の陣。
	 参照⇒ふぁらんくす(ファランクス)(1)
	○(2)[歴](phalanx)⇒ふぁらんくす(ファランクス)(1)
	○(3)[数](square)数字や記号を一定の規則にしたがって正方
	形に並べたもの。
	◎魔方陣,ラテン方陣
	○(4)[数](magic square)(特に)魔方陣。
★ほうじん《はふじん》
	【法人】
	○[法]
	〈法人税法上の納税義務のある法人〉
	 <1>普通法人:株式会社・相互会社など。
	 <2>公益法人:学校法人・宗教法人など。
	 <3>協同組合:農業組合・生活協同組合など。
	 <4>人格なき社団:労働組合・政党・学会・PTA・同窓会
	など、法人格を持たない団体。
	◎1957(昭和32)税制改正で「人格なき社団」も法人税の課税対象
	となる。
ほうしんせいあんぎーな《はうしんせいあんぎーな》
	【疱疹性アンギーナ】
	◇[英]herpangina
	○[病]⇒へるぱんぎーな(ヘルパンギーナ)
ほうしんせいこうきょうえん《はうしんせいこうけふえん》
	【疱疹性口峡炎】
	◇[英]herpangina
	○[病]⇒へるぱんぎーな(ヘルパンギーナ)
ほうすい《はうすい》
	【方錐】
	◇[英]square pyramid
	○(1)底面が正方形である角錐(カクスイ)。
	 ピラミッドなど。
	○(2)⇒よつめぎり(四つ目錐)
ほうすい
	【豊水】
	○[農][植]赤梨(アカナシ)系の交配品種。
	◎1954(昭和29)園芸試験場がリ−14と八雲を交配して作る。
	 1972(昭和47)品種登録。
	 1982(昭和57)親は不詳とするのが妥当とされる。
	 2003.10. 7(平成15)果樹研究所のグループ、DNA鑑定の結
	果、豊水種は種子親が幸水、花粉親がイ−33の交配と発表。
ぼうすい《ばうすい》
	【房水】
	◇[英]aqueous humor、[羅]humor aqueus
	○[医]目の前方、角膜(カクマク)と虹彩(コウサイ)の間のレンズ形の間
	(前房)や、虹彩と水晶体との間(後房)を満たしている水様液。
	 水晶体を囲む毛様体(モウヨウタイ)や虹彩の血管から分泌される一
	種のリンパ液で、血管のない角膜・水晶体・硝子体への栄養補
	給や老廃物の排出ほか、眼圧を一定に保つ働きを行う。
	 房水の排出は隅角(グウカク)からの主流と、虹彩根部からの副
	流がある。
	 房水の生産が増えたり、排出障害が起きると、眼圧が上昇し
	て緑内障の原因となる。
	 「眼房水(ガンボウスイ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もうようたい(毛様体),ぐうかく(隅角)(3),がんあつ
	(眼圧),りょくないしょう(緑内障)
ぼうずがっぱ《ばうずがつぱ》
	【坊主合羽】
	○[服]丸合羽(マルガッッパ)の別称。
	 ⇒まるがっぱ(丸合羽)
	◎南蛮僧(宣教師)の着ていたマントに似るところから。
ほうすぐん
	【鳳珠郡】
	◇[日]Hosu Gun
	○石川県北部、能登半島にある郡。
	 穴水町(アナミズマチ)・門前町(モンゼンマチ)・能登町(ノトチョウ)の町。
	◎2005. 3. 1(平成17)鳳至郡(フゲシグン)と珠洲郡(スズグン)が合
	併して発足。
	 同日、鳳至郡の能都町(ノトマチ)と柳田村(ヤナギダムラ)、珠洲郡の
	内浦町(ウチウラマチ)の2町1村が合併して能登町を発足。
ぼうずのふしんじん《ばうずのふしんじん》
	【坊主の不信心】
	○[慣用句]⇒こうやのしろばかま(紺屋の白袴)(1)
ぼうずまくら《ばうずまくら》
	【坊主枕】
	○⇒くくりまくら(括り枕)
★ほうせ
	【法施】
	○[仏]財施(ザイセ)・無畏施(ムイセ)とともに三施の一つ。
	 正しい法を教え真理の道へ導く、精神的な布施(フセ)。
★ほうせいきょう《はうせいきやう》
	【倣製鏡】
	○
	 参照⇒どうはんきょう(同笵鏡)
	◎「倣」は正しくは「(「倣」-「攵」)」と書く。
★ほうせいだいがく《はふせいだいがく》
	【法政大学】
	○[教]東京都千代田区に本部を置く私立大学。
	◎1880(明治13)東京法学社として創立。
	 1939(昭和14)大陸部が新設され、右翼国家主義の理論的指導
	者の大川周明(シュウメイ)が部長に就任する。
	◎「京都法政大学」は「立命館大学」の旧称。
	 参照⇒りつめいかんだいがく(立命館大学)
★ぼうせき《ばうせき》
	【紡績】
	◇[日]boseki
	○(1)[工]動植物などの繊維を紡(ツム)いで糸にすること。
	 参照⇒そぼう(粗紡),せいぼう(精紡)
	◎英語:スピニング(spinning)。
	 中国語:紡績(fangji)/紡織(fangzhi)。
	◎「紡」は「つむぐ(紡ぐ<spin>)」、「績」は「うむ(績む<sliver>)」。
	○(2)紡績糸([英]yarn)の略称。
ほうせきさんご
	【宝石サンゴ】
	【宝石珊瑚】
	○(1)[動]八放サンゴの別称。
	 ⇒はっぽうさんご(ハッポウサンゴ,八放サンゴ,八放珊瑚)
	○(2)[動](特に)八放サンゴの中の真性サンゴの別称。
	 ⇒しんせいさんご(真性サンゴ,真性珊瑚)
ほうせきそう《はうせきさう》
	【抱石葬】
	○[歴]⇒だきいしそう(抱石葬,抱き石葬)
ほうせつけん
	【奉節県】
	◇[中]Fengjie Xian、[英]Fengjie County
	○中国中央部、中央直轄市重慶(Chongqing)北東部にある県。
	北部を巫渓県(Wuxi Xian)、東部を巫山県(Wushan Xian)(フザンケ
	ン)に接し、南部を湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)に隣接。
	 行政所在地は永安鎮(Yong'an Zhen)。
	 三峡の一つ瞿塘峡(Qutangxia)(クトウキョウ)や名勝の白帝城(Bai-
	di Cheng)(ハクテイジョウ)などがある。
	 参照⇒くとうきょう(瞿塘峡),はくていじょう(白帝城)(1)
	〈面積〉
	 4,087平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)100万人。
ぼうせっけん《ぼうせきけん》
	【棒セッケン】
	【棒石鹸】
	○四角い棒状になった洗濯石鹸。
	 適当な長さに切って使用するもの。
ほうせん
	【宝箭】
	○[仏]千手観音菩薩や愛染明王(アイゼンミョウオウ)の持物(ジモツ)の一
	つ。
	 宝弓(ホウキュウ)とともに降魔(ゴウマ)や除災の弓矢。
	 功徳(クドク)は「良き友に巡り会う」。
ほうせんか《ほうせんくわ》
	【ほうせんか】
	○[楽]中島みゆき作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌も中島みゆき。
	◎1978(昭和53)発売のシングル『おもいで河』のB面。
★ほうせんか《ほうせんくわ》
	【ホウセンカ】
	【鳳仙花】
	◇[学]Impatiens balsamina、[中]fengxianhua、[英]garden 
	balsam/rose balsam/touch-me-not
	○[植]ツツジ目(Ericales)ツリフネソウ科(Balsaminaceae)ツ
	リフネソウ属(Impatiens)の一年草。
	 果実は紡錘形で、サヤが熟すと手を触れただけで裂けて種子
	を弾き飛ばす。
	 観賞用で、根や種は漢方薬となる。
	 「ツマベニ(爪紅)」,「ツマクレナイ(爪紅,端紅)」とも呼ぶ。
ほうぜんじ《はふぜんじ》
	【法善寺】
	○大阪府大阪市中央区難波(ナンバ)にある浄土宗の寺。
	 本尊は阿弥陀如来。
	 千日念仏の回向(エコウ)が行われたことから、「千日寺」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒せんにちまえ(千日前)
	◎1911(明治44)不動明王像、建立。
	◎歌謡曲『月の法善寺横町』の「水掛け不動」で知られる。
ほうぜんじよこちょう《はふぜんじよこちやう》
	【法善寺横丁】
	【法善寺横町】
	◇[日]Hozenji Yokocho
	○大阪府大阪市中央区難波(ナンバ)にある、法善寺北側の細い路
	地(ロジ)。
	 参照⇒せんにちまえ(千日前)
ほうせんちゅう《はうせんちゆう》
	【方尖柱】
	◇[フ]obelisque、[英]obelisk
	○[歴]⇒おべりすく(オベリスク)(1)
ほうせんとう《はうせんたう》
	【方尖塔】
	◇[フ]obelisque、[英]obelisk
	○[歴]⇒おべりすく(オベリスク)(1)
★ほうそ《はうそ》
	【ホウ素】
	【硼素】
	◇[英]boron
	○[化]ホウ素族元素の一つ。非金属元素。元素記号は「B」。
	 「ボロン」とも呼ぶ。
ほうそう《はうさう》
	【方相】
	○(1)[仏]五種結界の一つ。
	 修行(シュギョウ)の場を、外からの障碍(ショウガイ)をふせぐため、
	四方に石を立てたり、また木を植えたり、流れ・道路を利用し
	て、外部と遮断し境界とすること。
	 「四方結(シホウケツ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒けっかい(結界)(2)
	○(2)方相氏の略称。
	 ⇒ほうそうし(方相氏)
ほうそう《はうさう》
	【疱瘡】
	○[俗][医]天然痘の俗称。
	 ⇒てんねんとう(天然痘)
ぼうそう《ばうそう》
	【房総】
	◇[日]Boso
	○安房(アワ)と上総(カズサ)と下総(シモウサ)の総称。
	◎房総半島,房総三山
ほうそうえん《ほうさうえん》
	【蜂巣炎】
	○[病]蜂窩織炎(ホウカシキエン)の別称。
	 ⇒ほうかしきえん(蜂窩織炎)
ほうそうきねんび《はうそうきねんび》
	【放送記念日】
	○(1)[放][暦]テレビ放送記念日、2月1日。
	○(2)[放][暦]NHK放送記念日、3月22日。
	○(3)[放][暦]国際放送記念日、6月1日。
	○(4)[放][暦]カラーテレビ放送記念日、9月10日。
ほうそうげ《ほうそうげ》
	【宝相華】
	◇[中]baoxianghua
	○[美]中国の唐代、日本では奈良〜平安時代に盛んに装飾とし
	て用いられた唐草(カラクサ)模様の一種。
	 仏教的意匠で、インドの空想上の花文が東漸につれて複雑華
	麗になり、蓮華・パルメット・ザクロ・牡丹などに中国固有の
	雲気文が加わっている。
	 「宝相華文(wen)(モン)」とも呼ぶ。
	◎正倉院宝物の染織品の文様に多く残る。
ほうそうげもん《ほうそうげもん》
	【宝相華文】
	◇[中]baoxianghua wen
	○[美]⇒ほうそうげ(宝相華)
ぼうそうさんざん《ばうそうさんざん》
	【房総三山】
	◇[日]Boso Sanzan
	○千葉県の房総半島にある、鹿野山(カノウザン)・鋸山(ノコギリヤマ)
	・清澄山(キヨスミヤマ)の総称。
	 参照⇒さんざん(三山)(2)
ほうそうし《はうさうし》
	【方相氏】
	○(1)[漢]周代の夏官に属する官名。疫病を追い払う役。
	 黄金の四目の仮面をかぶり、玄衣(黒い服)に朱の裳(赤い袴)
	を着用し、手に矛と盾を持ち、疫病を追い払った。
	 単に「方相」とも呼ぶ。
	○(2)[漢]葬儀で、墓の四隅で墓を守る人。
	○(3)[国]宮中の追儺(ツイナ)の儀式のとき、悪鬼を追い払う役。
	 ときに悪鬼に扮(フン)する役を指すこともある。
	 単に「方相」とも、「大儺(タイナ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ついな(追儺)
	○(4)[国]天皇・親王・太政大臣の葬送のとき、棺(ヒツギ)を載
	せた車の前に立って先導する人。
	 単に「方相」とも呼ぶ。
ぼうそうぞく
	【暴走族】
	◇[英]biker gang/motorcycle gang/tearaways
	○[社]オートバイや改造車などを集団で乗り回し、騒音や無謀
	な走行で周囲に迷惑をかける、若者たちのグループ。また、そ
	の一員。
	 一般の高速道路でレースなども行う。
	 参照⇒かみなりぞく(カミナリ族,雷族),とっこうふく(特攻
	服)(2),けつもち(ケツ持ち,尻持ち)(3)
★ほうそうはくぶつかん《はうそうはんぶつくわん》
	【放送博物館】
	○[放]
	 参照⇒あたごやま(愛宕山)(2)
★ぼうそうはんとう《ばうそうはんたう》
	【房総半島】
	◇[日]Boso Hanto
	○[地]千葉県南部を成す、太平洋に突出する半島。
	 参照⇒すのさき(洲崎)
ほうぞうもん《ほうざうもん》
	【宝蔵門】
	○東京都台東区の浅草寺の仁王門の正式名称。
	 ⇒におうもん(仁王門)
ほうそうりんりきこう《はうそうりんきこう》
	【放送倫理機構】
	◇[英]Broadcasting Ethics & Program Improvement Organi-
	zation
	○[放]放送倫理・番組向上機構の略称。
	 ⇒ほうそうりんりきこう(放送倫理・番組向上機構)
★ほうそうりんりばんぐみこうじょうきこう
	《はうそうりんりばんぐみかうじやうきこう》
	【放送倫理・番組向上機構】
	◇[英]Broadcasting Ethics & Program Improvement Organi-
	zation
	○[放]放送倫理の確立と番組の向上を目指す第三者機関。
	 略称は「BPO」,「放送倫理機構」。
	◎2003. 7. 1(平成15)日本民間放送連盟とNHKが、「放送と
	人権等権利に関する委員会機構(BRO)」と「放送番組向上協議
	会」を統合して設立。
★ほうたい《はうたい》
	【包帯】
	【繃帯】
	◇[英]bandage
	○[医]傷口や腫れ物などを保護するために巻く綿布(メンプ)やガ
	ーゼなどの類(タグイ)。
	 参照⇒おーでぃてぃー(ODT)(1),さんかくきん(三角巾)
ほうたい《はうたい》
	【訪台】
	○外国人が台湾を訪問すること。
	 参照⇒ほうにち(訪日)
ほうたいきょう《はうたいきやう》
	【砲隊鏡】
	◇[英]periscope(ペリスコープ)
	○[軍]角型(ツノガタ)に二本の鏡筒を持つ大型の双眼鏡。
	 プリズムによって対物レンズを観測者の眼より高くし、遮蔽
	物や塹壕(ザンゴウ)などから突き出して、弾着や敵状などを観測
	するもの。
	 「砲台鏡」,「展望鏡」とも、形から「蟹眼鏡(カニメガネ)」とも呼ぶ。
	また、旧日本海軍では「観測鏡」と呼ぶ。
	 参照⇒しきょぎ(視距儀),すぽったー(スポッター)(3)
	◎レンジファインダー(range finder):小銃などの距離計。
ほうだいきょう《はうだいきやう》
	【砲台鏡】
	○[軍]⇒ほうたいきょう(砲隊鏡)
ほうたいこう《ほうたいかふ》
	【豊太閤】
	○[人]豊臣秀吉の敬称。
	 ⇒『人名辞典』とよとみ ひでよし(豊臣 秀吉)
ぼうたおし《ばうたふし》
	【棒倒し】
	○[運]紅白の二組に分れ、相手方の立てている棒を先に倒した
	方を勝ちとする競技。
	 主に運動会などで行われる種目の一つ。危険が伴うため、小
	学校上級生以上が行う。
	 参照⇒たまいれ(玉入れ)
	◎帝国海軍の江田島海軍兵学校のものが有名。
ほうたく
	【宝鐸】
	○(1)⇒ふうたく(風鐸)
	○(2)[歴]⇒どうたく(銅鐸)
ほうたくぐん《はうたくぐん》
	【飽託郡】
	◇[日]Hotaku Gun
	○[古]熊本県中西部、熊本市の周囲にあった郡。
	◎1991. 2. 1(平成 3)北部町(ホクブマチ)・河内町(カワチマチ)・飽田
	町(アキタマチ)・天明町(テンメイマチ)が熊本市に編入し、飽託郡は消滅。
ほうだつざん
	【宝達山】
	◇[日]Hodatsu Zan
	○[地]石川県中央部の能登半島の基部にある山。標高637メー
	トル。
	 羽咋郡(ハクイグン)宝達志水町(ホウダツシズチョウ)に属する。
	◎江戸時代は金を産出。
	 旧住所は羽咋郡(ハクイグン)押水町(オシミズマチ)。
ほうだつしずちょう《ほうだつしづちやう》
	【宝達志水町】
	◇[日]Hodatsushizu Cho/Hodatsushidu Cho/Hodatsu Shizu 
	Cho
	○石川県中北部、羽咋郡(ハクイグン)の町。
	◎2005. 3. 1(平成17)志雄町(シオマチ)と押水町(オシミズマチ)が合併
	して発足。
ぼうたん《ばうたん》
	【妄誕】
	○⇒もうたん(妄誕)
ぼうたん
	【牡丹】
	○⇒ぼたん(牡丹)
ぼうだん《ばうだん》
	【防弾】
	◇[英]bulletproofing
	○飛んでくる弾丸を貫通させないようにすること。
	 参照⇒ぼうだんふく(防弾服)
	◎防弾ガラス,防弾チョッキ
ぼうたんぐさ
	【牡丹草】
	○[植]⇒ぼたん(ボタン,牡丹)
★ぼうだんふく《ばうだんふく》
	【防弾服】
	◇[英]bulletproofing clothing/
	○飛んでくる弾丸から個人の身体を防護する衣服。
	 防弾チョッキ(bulletproof vest)など。
	 参照⇒けぶらーせんい(ケブラー繊維)
ほうちいせき《ほうちゐせき》
	【羽内遺跡】
	○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)高取町(タカトリチョウ)羽内にある遺跡。
	◎2006(平成18)6〜7世紀前半(古墳時代後期)の大型建物跡が
	出土。
ほうぢがっせん
	【宝治合戦】
	○[歴]⇒みうらしのらん(三浦氏の乱)
ほうちく《はうちく》
	【ホウチク】
	【方竹】
	◇[中]fangzhu(方竹)
	○[植]シホウチク(四方竹)の別称。
	 ⇒しほうちく(シホウチク,四方竹)
★ほうちしんぶんしゃ
	【報知新聞社】
	○1872(明治 5)郵便報知を、月5回、郵便知識の普及のため発
	刊。
ほうぢのらん
	【宝治の乱】
	○[歴]⇒みうらしのらん(三浦氏の乱)
ほうちゃく
	【宝鐸】
	○(1)⇒ふうたく(風鐸)
	○(2)[歴]⇒どうたく(銅鐸)
ぼうちゅう《ばうちゆう》
	【房中】
	◇[中]fangzhong
	○(1)部屋の中・室内。
	 「房内」とも呼ぶ。
	○(2)閨房(ケイボウ)の中・寝室の中。
	 「房内」とも呼ぶ。
	○(3)(2)でのいとなみ。
	 「房内」とも呼ぶ。
	◎房中術(shu)
★ほうちょう《はうちやう》
	【包丁】
	【庖丁】
	○(1)[料](kitchen knife)料理用の刃物。
	◎一般に、硬い素材(野菜など)では押して、柔らかい素材(魚
	・肉など)では引いて切る。
	◎文化包丁:⇒ぶんかぼうちょう(文化包丁,文化庖丁)
	 出刃包丁:⇒でばぼうちょう(出刃包丁,出刃庖丁)
	 刺身包丁:⇒さしみぼうちょう(刺身包丁,刺身庖丁)
	 菜切り包丁/菜刀(ナガタナ):⇒なきりぼうちょう(菜切り包丁,
	菜切り庖丁,菜切包丁,菜切庖丁)
	 牛刀:⇒ぎゅうとう(牛刀)
	○()
	 参照⇒いしぼうちょう(石包丁,石庖丁)
ぼうちょう《ばうてう》
	【防潮】
	○[海]高潮(タカシオ)・津波(ツナミ)などの害を防ぐこと。
	 参照⇒ぼうちょうてい(防潮堤)
ぼうちょう《ばうてふ》
	【防諜】
	○敵の諜報(チョウホウ)活動や謀略(ボウリャク)活動を事前に察知(サッチ)
	して防ぎ、機密(キミツ)・情報などの漏洩(ロウエイ)を避(サ)けること。
	 ⇔ちょうほう(諜報),ぼうりゃく(謀略)
	◎自衛隊:⇒じょうほうほぜんたい(情報保全隊)
	◎英語:カウンターエスビオナージ(counterespionage)。
	 ドイツ語:シュピオナーゲアプベール(Spionageabwehr)。
	 フランス語:コントラエスピオナージュ(contre-espionnage)。
	 イタリア語:コントロスピオナッジョ(controspionaggio)。
	 スペイン語:コントラエスピオナッヘ(contraespionaje)。
ほうちょうき《はうてうき》
	【放鳥器】
	◇[英]trap
	○[運]⇒とらっぷ(トラップ)(5)
ぼうちょうたん《ぼうちやうたん》
	【暴漲湍】
	○[地]⇒かいしょう(海嘯)
ぼうちょうてい《ばうてうてい》
	【防潮堤】
	◇[英]tide embankment
	○[海]高潮(タカシオ)や津波(ツナミ)などの浸入を防ぐため、海岸に
	設けた堤防。
	◎"tide embankment"を直訳した「高潮堤」が一部で使用されて
	いるが、読みは「こうちょうてい」か「たかしおつつみ」か分から
	ず、いづれを聞いても直感的に理解できず、使用しないことが
	望ましい。
	 参照⇒ぼうはてい(防波堤)
ほうちん《はうちん》
	【方鎮】
	◇[中]fangzhen
	○[歴]⇒はんちん(藩鎮)(3)
ぼうでぃっち
	【ボウディッチ】
	◇Bowditch
	○[海]アメリカ海軍の海洋測量船(T−AGS64)。4,762ト
	ン。
	 「ボーディッチ」とも呼ぶ。
	 参照⇒えりんと(エリント,ELINT,elint)(2)
	◎2001. 3.23(平成13)中国沿岸の黄海で、中国艦船にスパイ船
	として排他的経済水域から退去を命じられた。
ほうてらす《はふてらす》
	【法テラス】
	○[法]日本司法支援センターの愛称。
	◎2006.10. 2.(平成18)総合法律支援法に基づき業務を開始。
ほうてん
	【奉天】
	◇[中]Fengtian、[英]Mukden
	○(1)[古]⇒ほうてんしょう(奉天省)
	○(2)[古]中国遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)の省都、瀋
	陽(Shenyang)(シンヨウ)の旧称。
	 ⇒しんようし(瀋陽市,沈陽市)
ほうてんかいせん《ほうてんくわいせん》
	【奉天会戦】
	○[歴]日露戦争中の会戦。
	 1905. 3. 1(明治38)奉天で大山巌指揮の日本軍25万、クロパ
	トキン将軍率いるロシア軍32万が攻防戦を繰り返した、二十世
	紀最大の会戦。
	  9〜10日ロシア軍が総退却するが日本軍は砲弾を撃ち尽くし
	ていて追撃できなかった。
	 軍事費の財政圧迫から日本政府および軍首脳はこれ以上補給
	線を延ばすことを不利として、講和への努力を始めた。
	 死傷者は日本軍約7万人、ロシア軍約9万人、俘虜2万2千
	人。
	 参照⇒にちろせんそう(日露戦争)
	◎奉天会戦勝利の3月10日は1945(昭和20)まで陸軍記念日とさ
	れていた。
	◎1905. 3.10(明治38)大阪三七連隊が奉天城に突入。
ほうてんじけん
	【奉天事件】
	○[歴]⇒まんしゅうぼうじゅうだいじけん(満州某重大事件)
★ほうてんしょう《ほうてんしやう》
	【奉天省】
	◇[中]Fengtian Sheng
	○[古]中国北東部にあった省。
	 省都は奉天(現:瀋陽)。
	 参照⇒りょうしんどう(遼瀋道,遼沈道)
ほうとう《はうとう》
	【包頭】
	◇[中]Baotou
	○⇒ほうとうし(包頭市)
ほうとう《はうたう》
	【放蕩】
	○ほしいままに振る舞うこと。
	 特に、酒色におぼれて品行が修(オサ)まらないこと。
	 参照⇒しばりす(シバリス)
	◎放蕩息子(ムスコ)
ほうとう《はふとう》
	【法灯】
	○(1)[仏]釈迦の教え・仏法が世間の闇を照らす灯火に譬(タト)
	えた言葉。
	 正法(ショウボウ)が絶えることなく相続されて行くことを、燃え
	続ける灯火に譬えてもいる。
	 「ほっとう(法灯)」,「のりのともしび(法灯)」とも呼ぶ。
	○(2)仏前に供える灯火。灯明(トウミョウ)。
	○(3)[国]一宗を代表するような高僧・徳の優れた高僧。
ほうどうかんせい《ほうだうくわんせい》
	【報道管制】
	◇[英]news censorship
	○[通][放]戦時下や戒厳令下など非常時に、政府または軍部が
	報道機関を、取材制限や報道内容の事前検閲などで統制するこ
	と。
	 「ブラックアウト(blackout)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほうどうきょうてい(報道協定)
ほうどうきせい《ほうだうきせい》
	【報道規制】
	○[通][放]⇒ほうどうきょうてい(報道協定)
ほうどうきょう《はうどうきやう》
	【方等経】
	○[仏]『大乗経』の別称。
	 ⇒だいじょうきょう(大乗経)
	◎中道(チュウドウ)の真理が方正であり、仏(ホトケ)と衆生(シュジョウ)
	とは等しい存在と説く教えから。
ほうどうきょうてい《ほうだうけふてい》
	【報道協定】
	○[通][放]報道機関が、報道の取材方法や範囲を自主的に制限
	し合うことを取り決めた協定。
	 誘拐(ユウカイ)事件など、ある個別の事件を取材・報道する過程
	で、人命や社会秩序に悪影響を与える恐れがあると判断される
	場合に協定が発動され、事件の経過によって解除される。
	 「報道規制」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほうどうかんせい(報道管制)
ほうとうし《はうとうし》
	【包頭市】
	◇[中]Baotou Shi、[英]Baotou City
	○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中西部の
	市。
	 黄河中流の北岸に位置する河港都市。
	 「パオトウ(包頭)市」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2万7,768平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1987(昭和62)113万人。
	 2004(平成16)210万人。
★ほうどうじゅうにぶきょう《はうどうじふにきやう》
	【方等十二部経】
	○[仏]九部経に次の三部を加えたもので、「大乗」とも呼ぶ。
	 <1>「和伽羅那(ワカラナ)」:[梵]ヴヤーカラナ(vyakarana)の音写、
	「記(「草」冠+「別」:補助5604)(キベツ)」,「授記(ジュキ)」と訳す。も
	とは教えを解説したものであったが、のち仏弟子(ブッデシ)たち
	が未来の成仏(ジョウブツ)を保証された部分を指すようになった。
	 <2>「毘仏略(ビブツリャク)」:[梵]ヴァーイプルヤ(vaipulya)の
	音写、「方広(ホウコウ)」と訳す。教えが深くて広大なことを述べた
	もの。
	 <3>「優陀那(ウダナ)」:[梵]ウダーナ(udana)の音写、「自説(ジ
	セツ)」,「無問自説(ムモンジセツ)」と訳す。釈迦(シャカ)が質問を待つこ
	となく、自ら説いたもの。
	 参考⇒くぶきょう(九部経)
ほうとうせんばん《はうたふせんばん》
	【砲塔旋盤】
	◇[英]turret lathe
	○[工]⇒たれっとせんばん(タレット旋盤)
ほうとくしゃ
	【報徳社】
	○[歴]大日本報徳社の前身。
	 ⇒だいにほんほうとくしゃ(大日本報徳社)
ぼうどくますく《ばうどくますく》
	【防毒マスク】
	◇[英]gas mask
	○⇒がすますく(ガスマスク)
ぼうどくめん《ばうどくめん》
	【防毒面】
	◇[英]gas mask
	○⇒がすますく(ガスマスク)
ぼうない《ばうない》
	【房内】
	◇[中]fangnei
	○⇒ぼうちゅう(房中)
ほうにち《はうにち》
	【訪日】
	○外国人が日本を訪問すること。
	 「来日(ライニチ)」とも呼ぶ。
	 ⇔りにち(離日)(1)
	 参照⇒ほうたい(訪台)
	◎「訪日」は外国人の、「来日」は日本人の立場からの呼称。
ほうねんえび
	【ホウネンエビ】
	【豊年蝦】
	◇[学]Branchinella kugenumaensis
	○[動]甲殻亜門(Crustacea)ホウネンエビ亜綱(Sarsostraca)ホ
	ウネンエビ目(無甲目)(Anostraca)ホウネンエビ科(Chiroce-
	phalidae)ホウネンエビ属(Branchinella)に属する節足動物。
	淡水産。
	 体長1.5〜2ミリメートル。
	 エビに似た円筒形で、約20の体節から成り、11対の葉状脚を
	もつ。全身半透明で無色または淡緑色。
	 初夏、卵が孵化(フカ)して水田などに発生。
	 関東以西・中国・朝鮮に生息。
	 「ホウネンギョ(豊年魚)」,「ホウネンムシ(豊年虫)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かぶとえび(カブトエビ,兜蝦)
	◎ミジンコ亜綱(鰓脚類)(Branchiopoda)ホウネンエビ下綱(Sar-
	sostraca)とも。
	◎名称は、天保年間(1830〜1844)の豊作の年に金魚屋が売りに
	来たからという。
	 水田に大発生すれば豊年になると言い伝えられている。
ほうねんぎょ
	【ホウネンギョ】
	【豊年魚】
	○[動]⇒ほうねんえび(ホウネンエビ,豊年蝦)
ぼうねんのとも《ばうねんのとも》
	【忘年の友】
	【亡年友】
	【忘年友】
	◇[中]wangnian you
	○年齢の差にかかわりなく親しく交わる友。
	 参照⇒ぼうねんのまじわり(忘年の交わり,忘年の交り,亡年
	交,忘年交)
ぼうねんのまじわり《ばうねんのまじわり》
	【忘年の交わり】
	【忘年の交り】
	【亡年交】
	【忘年交】
	◇[中]wangnian jiao
	○年齢の差にかかわりなく親しく交わること。
	 参照⇒ぼうねんのとも(忘年の友,亡年友,忘年友)
ほうねんむし
	【ホウネンムシ】
	【豊年虫】
	○[動]⇒ほうねんえび(ホウネンエビ,豊年蝦)
ぼうのおれやま《ぼうのをれやま》
	【棒ノ折山】
	◇[日]Bono'ore Yama
	○[地]⇒ぼうのみね(棒ノ嶺)
ぼうのつちょう《ばうのつちやう》
	【坊津町】
	◇[日]Bonotsu Cho
	○鹿児島県南西部、川辺郡(カワナベグン)の町。薩摩半島南西端の
	港町。
	 秋目(アキメ)は唐の鑑真和上(ガンジン・ワジョウ)の上陸地とされ、
	鑑真記念館がある。
	◎遣唐使の出港地。
	 室町時代に貿易港として最も栄える。
	 中世、三津(サンシン)の一つ。
	 江戸時代は中国大陸や琉球との密貿易の根拠地となる。
	 参照⇒さんしん(三津)(1)
ぼうのみね
	【棒ノ嶺】
	◇[日]Bonomine/Bo no MIne
	○[地]埼玉県飯能市(ハンノウシ)と東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩
	町(オクタママチ)にまたがる山。標高969メートル。
	 「棒ノ折山」とも呼ぶ。
ほうばい
	【宝貝】
	○(1)[貝]⇒たからがい(タカラガイ,宝貝)
	○(2)⇒ばおべい(バオベイ,宝貝)
ほうばい《はうばい》
	【倣貝】
	◇[中]fangbei
	○[歴]古代中国などで、貝貨(バイカ)を模倣(モホウ)した貨幣。
	 陶・石・骨・玉・銅・金などで造られた。
	 「貝幣(beibi)(バイヘイ)」とも呼ぶ。
	◎「倣」は「(人偏+「方」)」とも書く。
ほうはく《はうはく》
	【方伯】
	○(1)[歴]([中]fangbo)古代中国、殷(イン)・周代の諸侯のうち
	他の諸侯をとりしまった長(オサ)。
	 参照⇒ぼくはく(牧伯)
	○(2)[歴]([中]fangbo)中国で、中央から地方に派遣された監
	督官の別称。刺史・国司など。
	○(3)[歴]([独]Landgraf)⇒らんとぐらーふ(ラントグラーフ)
ぼうはち《ばうはち》
	【亡八】
	【忘八】
	○(1)遊里で遊ぶこと。また、その者。
	○(2)遊里で遊女をかかえている、置き屋・女郎屋・遊女屋。
	また、その主人。
	 「王八(おうはち,わんぱ)」,「くつわ(轡・銜・馬銜)」とも呼ぶ。
	○(3)(転じて)人をののしる言葉。人で無し・人非人(ニンピニン)。
	 「王八(おうはち,わんぱ)」とも呼ぶ。
	◎仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌(テイ)の八つの徳を失った者、
	または八つの徳を忘れさせるほどおもしろい所という意味。
	 また一説に王八という悪人の名前とも。
	 参照⇒おうけん(王建)(3)
ぼうはてい《ばうはてい》
	【防波堤】
	◇[英]breakwater
	○[海]外海からの荒い波が港湾内に入るのをさえぎって防ぎ、
	港湾内を穏やかに保つため、港湾をおおうように築いた堤防。
	 参照⇒ぼうちょうてい(防潮堤)
ぼうはん《ばうはん》
	【卯飯】
	○卯(ウ)の刻(午前6時ころ)に食事をすること、またその食事。
	 「朝飯(アサメシ)」ともいう。
ほうびちく
	【ホウビチク】
	【鳳尾竹】
	○[植]ホウオウチク(鳳凰竹)の別称。
	 ⇒ほうおうちく(ホウオウチク,鳳凰竹)
ほうひん《ほふひん》
	【法兄】
	○[仏]⇒すひん(師兄)(1)
ほうふ《はうふ》
	【防府】
	◇[日]Hofu
	○⇒ほうふし(防府市)
ぼうふぃん
	【ボウフィン】
	◇[英]bowfin、[学]Amia calva(アミア・カルヴァ)
	○(1)[魚]アミア目(Amiiformes)アミア科(Amiidae)の硬骨魚。
	 北アメリカ大陸大西洋岸の北部の淡水に生息。雑食。
	 空気呼吸ができる。
	 「ボーフィン」,「バウフィン」とも呼ぶ。
	○(2)[歴][軍](Bowfin)アメリカ海軍の潜水艦(SS287)。
	 全長95メートル。
	 アメリカでのニックネームは「真珠湾の復讐者(Pearl Harbor 
	Avenger)」。
	 「ボーフィン」,「バウフィン」とも呼ぶ。
	 アメリカでの
	◎1942.12. 7(昭和17)進水。真珠湾攻撃の1年後。
	 1943. 5. 1(昭和18)竣工。
	 1944. 8.22(昭和19)疎開船の対馬丸を撃沈。
	 1979. 8. 1(昭和54)ハワイ州オアフ島のボウフィン記念公園
	で公開。
	 参照⇒つしままる(対馬丸)
★ぼうふう《ばうふう》
	【ボウフウ】
	【防風】
	○(1)[植]([学]Saposhnikovia divaricata)セリ目(Apiales)セ
	リ科(Apiaceae)ボウフウ属(Saposhnikovia)の多年草。
	 屠蘇散の原料の一つ。
	 参照⇒とそさん(屠蘇散)
	◎アメリカボウフウ/オランダボウフウ:⇒ぱーすにっぷ(パ
	ースニップ)(1)
	◎ボウフウ属(Ledebouriella)の"Ledebouriella seseloides"
	とも。
	〈セリ科〉
	 エゾボウフウ属(Aegopodium)。
	 ハマボウフウ属(Glehnia)。
	 イブキボウフウ属(Seseli)。
	 カワラボウフウ属(Peucedanum)。
	 ボウフウ属(Saposhnikovia)。
	 アメリカボウフウ属(パースニップ属)(Pastinaca)。
	○(2)[植]ハマボウフウ(浜防風)の別称。
	 ⇒はまぼうふう(ハマボウフウ,浜防風)
ぼうふう《ばうふう》
	【防風】
	○(1)風を防(フセ)ぎ、さえぎること。
	○(2)風害を防ぐこと。
	 参照⇒かしぐね(樫ぐね)
	◎防風林
	○(3)[植]⇒ぼうふう(ボウフウ,防風)
ぼうふうつなみ
	【暴風津波】
	○[地]高潮の別称。
	 ⇒たかしお(高潮)
ほうふくほう《ほうふくはふ》
	【報復法】
	◇[羅]lex talionis
	○[法]⇒たりお(タリオ)
ほうふし《はうふし》
	【防府市】
	◇[日]Hofu Shi
	○山口県南部、周防灘(スオウナダ)に面する市。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)184平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)10万6,000人。
	◎もと周防国府の地。
ぼうぶら
	【ぼうぶら】
	【ボウブラ】
	【南瓜】
	◇[葡]abobora
	○(1)[植][農]ニホンカボチャの別称。
	 ⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
	◎西洋カボチャ:⇒なんきんぼうぶら(南京南瓜)。
	○(2)[植][農]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)ユ
	ウガオ属(Lagenaria)のツル性(蔓性)一年草。カンピョウ(干瓢)
	の一種。熱帯地方原産。
	 カボチャに似て、実は球形で平たく、果皮に縦のミゾと無数
	のコブがある。
	◎英語:カラバッシュ(calabash)。
★ほうへい《はうへい》
	【砲兵】
	○[軍]
	◎自衛隊での呼称は「特科」。
★ほうべん
	【方便】
	○
ぼうぼ《ばうぼ》
	【卯簿】
	○役所の出勤簿。昔、点卯(テンボウ)といって卯(ウ)の刻(午前6
	時ころ)に出勤した者の点呼を取ったことから。
★ほうぼう
	【ホウボウ】
	【竹麦魚】
	○[魚]カサゴ目(Scorpaeniformes)ホウボウ科(Triglidae)の海
	魚。
	◎「魴(「魚」偏+「弗」:補助7451)」とも書く。
ほうぼう《ほうばう》
	【鋒鋩】
	【鋒芒】
	○(1)刃物のほこさき(鋒)・きっさき(鋩)。
	○(2)(転じて)問題や相手を攻撃する鋭い言葉・話しぶり・そ
	の気質。
	◎鋒鋩外露
★ほうぼくし《はうぼくし》
	【抱朴子】
	◇[中]Baopozi
	○(1)[人]中国東晋の道士、葛洪(Ge Hong)の号。
	 ⇒かつこう(葛洪)
	○(2)葛洪の著書。
ほうほくちょう《ほうほくちやう》
	【豊北町】
	◇[日]Hohoku Cho
	○[古]山口県西部にあった豊浦郡(トヨウラグン)の町。
	 北部・西部を日本海の響灘(ヒビキナダ)に面する。
	 北西沖に角島(ツノシマ)がある。
	◎2005. 2.13(平成17)下関市に合併。
ほうま《はふま》
	【法馬】
	○⇒ふんどう(分銅)(1)
★ほうみょう《はふみやう》
	【法名】
	○[仏]
ぼうみん
	【暴民】
	◇[英]rioter
	○暴動・騒動を起こした人民・民衆。
ぼうみんせいじ
	【暴民政治】
	◇[英]ochlocracy
	○[政]⇒しゅうぐせいじ(衆愚政治)
ほうむぎかん《はふむぎくわん》
	【法務教官】
	○少年鑑別所などに勤務する矯正職員。
	◎刑務官:刑務所。
	 法務教官:少年院。
ほうむきょうかん《はふむけうくわん》
	【法務教官】
	○少年院に勤務する矯正職員。
	◎刑務官:刑務所。
	 法務技官:少年鑑別所など。
★ほうむしょう《はふむしやう》
	【法務省】
	◇[英]Ministry of Justice
	○東京都千代田区。
	◎1948. 2.15(昭和23)司法省を廃止し、法務庁を設置。
	 1949. 6. 1(昭和24)法務府に改組。
	 1952. 8. 1(昭和27)法務府を改組して発足。
	◎レンガ造りの庁舎は1895(明治28)に建てられたネオバロック
	様式。
ほうむふ《はふむふ》
	【法務府】
	○[歴]法務省の前身。
	 ⇒ほうむしょう(法務省)
	◎国家行政組織法に基づき、1949. 5.31(昭和24)法務庁設置法
	を法務府設置法と改正して公布。
	 1949. 6. 1(昭和24)法務庁を法務府に改組。
	 1952. 7.31(昭和27)法務府設置法を改正・公布。
	 1952. 8. 1(昭和27)法務府を改組して法務省を発足。
★ほうめつ《はふめつ》
	【法滅】
	○[仏]
	 ⇒ごひゃくさいせつ(五百歳説)
★ほうめんそうかんぶ《はうめんそうかんぶ》
	【方面総監部】
	◇[英]Army Headquarters
	○[軍]陸上自衛隊の方面隊の司令部。
	 長は方面総監。
	 略称は「AHQ」。
★ほうめんたい《はうめんたい》
	【方面隊】
	○(1)[軍]陸上自衛隊の戦略的編制による部隊の一単位。
	 方面総監部(AHQ)および師団・特科団・教育団などの直轄
	部隊で編成。
	 北部・東北・東部・中部・西部の五方面隊を配置。
	○(2)[軍]航空自衛隊の戦略的編制による部隊の一単位。
	 ⇒こうくうほうめんたい(航空方面隊)
ほうもん《はうもん》
	【砲門】
	○(1)砲身先端の弾丸を発射する口。砲口(ホウコウ)。
	○(2)城郭・要塞・艦船に開けた大砲の砲撃口。砲眼(ホウガン)。
	 参照⇒えんぶらじゃー(エンブラジャー),じゅうがん(銃眼)
ほうもん《はうもん》
	【訪問】
	◇[英]call/visit
	○(1)人を訪(タズ)ねること。
	○(2)他家を訪(オトズ)れること。
	 「お邪魔(ジャマ)」,「邪魔」とも呼ぶ。
	◎訪問先の家人への挨拶(アイサツ)は「おじゃまします」、訪問中に
	帰宅した家人へは「おじゃましています」と言って会釈(エシャク)し、
	自身が帰る際には「おじゃましました」と言う。
	 ごく親しい友人には「来週じやまするね」などとも言う。
	◎「訪門」は誤記。
ほうもんかいご《はうもんかいご》
	【訪問介護】
	○[福]⇒ほーむへるぷさーびす(ホームヘルプサービス)
ほうや
	【保谷】
	◇[日]Hoya
	○(1)[古]⇒ほうやし(保谷市)
	○(2)[交]⇒ほうやえき(保谷駅)
ほうやえき
	【保谷駅】
	○[交]東京都西東京市北東端の下保谷(シモホウヤ)4丁目にある、
	西武池袋線の駅。
	 大泉学園(オオイズミガクエン)駅(練馬区)とひばりヶ丘駅の間。
ぼうやき
	【棒焼】
	【棒焼き】
	◇[英]contact sheet(コンタクトシート)
	○[写]ベタ焼きの一種。
	 35ミリのネガフィルムを6コマ(六齣)に切ったものを、細長
	い一枚の印画紙に直接当てて等倍で焼き付けること。また、そ
	の写真。
	 仕上りなどをチェックし、必要なもののみを引き伸ばしの焼
	き増し依頼をする。
	 参照⇒でぃぴーいー(DPE)
ほうやし
	【保谷市】
	◇[日]Hoya Shi
	○[古]東京都中央部、武蔵野台地にあった市。現在の西東京市
	の東部。
	 東部を練馬区(ネリマク)、西部を田無市(タナシシ)、北西部を東久留
	米市(ヒガシクルメシ)、南部を武蔵野市、北部を埼玉県新座市(ニイザシ)
	に隣接する。
	 市域南部に東伏見稲荷がある。
	 参照⇒ひがしふしみえき(東伏見駅)
	 〈面積〉
	 9.05平方キロメートル。
	 〈人口〉
	 1970(昭和45)86,194人
	 1995(平成 7)10万0259人
	◎1915(大正 4)西武池袋線、開通。
	 1927(昭和 2)西武新宿線、開通。
	 1967(昭和42)北多摩郡(キタタマグン)保谷町、市制施行。
	 2001. 1.21(平成13)田無市と合併し西東京市となる。
	◎江戸時代、新田開発が進み、かつては練馬ダイコンを特産す
	る畑作散村地帯であった。
	 大正から昭和初期に西武鉄道が開通し、しだいに住宅地化が
	進み、1960年代に東久留米市・田無市にまたがる軍需工場跡地
	にひばりが丘などの大住宅団地が建設される。
	 食品・精密機械などの工場も進出。
ぼうゆうじゅ《ばういうじゆ》
	【忘憂樹】
	◇[中]wangyou shu
	○[ギ神]⇒[1]ろーたす(ロータス)(2)
ほうよう《ほうやう》
	【鳳陽】
	◇[中]Fengyang/Feng Yang
	○[軍]台湾海軍のフリゲート艦(933)。
	 母港は蘇澳(Su'ao)(ソオウ)。
ほうらい
	【宝莱】
	◇[中]baolai
	○[暦]蓬莱飾りの略。
	 ⇒ほうらいかざり(蓬莱飾り)
★ほうらい
	【蓬莱】
	◇[中]Penglai
	○()中国の神仙思想の三神山の一つ、五山の一つ。神仙が住む
	とされる東海の島にある想像上の山。
	 参照⇒さんしんざん(三神山)(1)
	○()
	○()[暦]蓬莱飾りの略。
	 ⇒ほうらいかざり(蓬莱飾り)
ほうらい
	【鳳来】
	◇[日]Horai
	○⇒ほうらいちょう(鳳来町)
ほうらいかざり
	【蓬莱飾り】
	○[暦]新年の祝いに寿命が延びるという食品などを三宝(サンポウ)
	に盛って床の間に飾ったもの。
	 蓬莱山(Penglai Shan)(ホウライサン)になぞらえて、三宝の盤上に
	白米を盛り、熨斗鮑(ノシアワビ)・伊勢海老・勝栗(カチグリ)・昆布
	・野老(トコロ)・馬尾藻(ホンダワラ)・串柿・裏白(ウラジロ)・譲葉(ユズ
	リハ)・橙(ダイダイ)・橘(タチバナ)などを飾り付ける。
	 「ほうらい(蓬莱,宝莱)」,「くいつみ(食い積み,食い摘み,食積
	み,食摘み,食積,食摘,喰積)」とも呼ぶ。
	◎松尾芭蕉:「蓬莱に聞かばや伊勢の初だより」。
ぼうらいぐ《ばうらいぐ》
	【防雷具】
	◇[英]paravane
	○[軍]⇒ぱらべーん(パラベーン)
★ほうらいさん
	【蓬莱山】
	◇[日]Horai San
	○()([中]Penglai Shan)⇒ほうらい(蓬莱)
	○()[地]滋賀県西部にある比良山の一峰。標高1,174.3メート
	ル。
★ほうらいじ
	【鳳来寺】
	○愛知県東部、南設楽郡(ミナミシタラグン)鳳来町(ホウライチョウ)にある真
	言宗五智教団の本山。山号は煙厳山。
	 別称は「みねのやくし(峯の薬師,峰の薬師)」。
ほうらいじさん
	【鳳来寺山】
	◇[日]Horaiji San
	○[地]愛知県東部、南設楽郡(ミナミシタラグン)鳳来町(ホウライチョウ)にあ
	る火山。標高695メートル。
	 山頂付近に真言宗の鳳来寺がある。
	 天竜奥三河国定公園に含まれる。
	 参照⇒ほうらいじ(鳳来寺)
	◎標高684メートルとも。
	◎1971(昭和46)南麓に鳳来寺山パークウェイが開通。
ほうらいしょう《ほうらいせう》
	【ホウライショウ】
	【蓬莱蕉】
	◇[学]Monstera deliciosa
	○[植]⇒もんすてら(モンステラ)(2)
ほうらいしょうぞく《ほうらいせうぞく》
	【ホウライショウ属】
	【蓬莱蕉属】
	◇[学]Monstera
	○[植]⇒もんすてら(モンステラ)(1)
ほうらいちく
	【ホウライチク】
	【蓬莱竹】
	◇[学]Bambusa multiplex/Bambusa liukiuensis
	○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)タケ亜科(Bambusioid-
	eae)ホウライチク属(Bambusa)の小形の竹。中国南部から東南
	アジアの原産。
	 高さ3〜5メートル。節から多数の枝を出して叢生(ソウセイ)。
	 小枝上に軟らかい葉を羽状に互生(ゴセイ)。
	 約70年に一度開花し、薄紫色の花穂が連なり、先端にオシベ
	(雄蕊)が垂れ下がる。
	 暖地で観賞用観賞用として庭園に植える。
	 「土用竹(ドヨウダケ)」とも、沖縄では「ンジャダキ」とも呼ぶ。
	◎変種:⇒ほうおうちく(ホウオウチク,鳳凰竹)
ほうらいちょう《ほうらいちやう》
	【鳳来町】
	◇[日]Horai Cho
	○愛知県東部、南設楽郡(ミナミシタラグン)の町。
ほうらいまい
	【蓬莱米】
	◇[中]penglaimi
	○[農]台湾産のジャポニカ米(うるち米)台中65号。
	 日本統治下で日本から渡来、現在は台湾で広く栽培されてい
	る。
	 ⇔ざいらいまい(在来米)
	◎1926(大正15)伊沢多喜男、命名。
ぼうらいん
	【ボウライン】
	◇[英]bowline
	○[海]⇒ぼーりん(ボーリン)(1)
★ほうらく《はうらく》
	【炮烙】
	【焙烙】
	○
	 「ほうろく(炮烙,焙烙)」とも呼ぶ。
ほうり
	【鳳梨】
	◇[中]fengli
	○[植]パイナップルの別称。
	 ⇒ばいなっぷる(パイナップル)
★ほうりつ《はふりつ》
	【法律】
	○[法]
	◎ギリシア神話の法律の女神:⇒てみす(テミス)
ぼうりゃく
	【謀略】
	○人を欺(アザム)き陥(オトシイ)れるための謀(ハカリゴト)。
	 類語:⇒さくりゃく(策略)
	 ⇔ぼうちょう(防諜)
	◎謀略事件,謀略戦
★ほうりゅうじ《はふりゆうじ》
	【法隆寺】
	○(1)奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)にある聖徳宗の
	総本山。
	◎ 607[推古15]創建。
	  670[天智 9]火事で焼失(『日本書紀』)。
	 1883(明治16)法相宗(ホッソウシュウ)から聖徳宗として独立。
	 1949. 1.26(昭和24)金堂が失火により炎上し、壁画が焼損す
	る。
	 1940〜1951(昭和15〜昭和26)金堂壁画の模写、完成。
	 2004. 2. 4(平成16)奈良県、南大門前の食堂兼土産物店かど
	や(明治30年代創業)を行政代執行で撤去。
	◎正岡子規:柿くへば/鐘が鳴るなり/法隆寺。
	○(2)[交]⇒ほうりゅうじえき(法隆寺駅)
ほうりゅうじえき《はふりゆうじえき》
	【法隆寺駅】
	○[交]奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)にある、JR関
	西本線の駅。
	 王寺(オウジ)駅(王寺町)と大和小泉(ヤマトコイズミ)駅(大和郡山市)
	の間。
★ぼうりょくだんたいさくほう《ぼうりよくだんたいさくはふ》
	【暴力団対策法】
	○[法]
	 都道府県公安委員会が指定する団体に適用される。
	 参照⇒やまぐちぐみ(山口組),ふろんときぎょう(フロント企
	業),みかじめりょう(みかじめ料)
	◎1992. 3. 1(平成 4)施行。
	 2001(平成13)末、指定団体数24。
	 2006. 2. 9(平成18)警察庁、全国の暴力団の構成員を約4万
	3,300人(前年比約1,000人減)、準構成員(前年比約300人増)を
	約4万3,000人、計約8万6,300人(前年比約700人減)と発表。山
	口組の構成員は約2万1,700人(前年比約900人増)で50.1%、計
	約4万1,000人。山口組・住吉会(約1万2,500人)・稲川会(約9,
	500人)の構成員・準構成員は計約6万3,000人で73.0%。
	 2008. 8.(平成20)改正暴力団対策法、全面施行。
	 2012.10.(平成24)改正暴力団対策法、施行。
	 2012.12.(平成24)道仁会・九州誠道会、特定抗争指定暴力団
	に指定。
	 参照⇒みついぞうせん(三井造船)
ほうりん《はふりん》
	【法輪】
	◇[梵]dharmacakra
	○[仏]仏法。
ほうりん
	【宝輪】
	○[仏]九輪。
	 ⇒くりん(九輪)
★ぼうりんぐ
	【ボウリング】
	◇[英]bowling
	○[運]
	 「ボーリング」とも呼ぶ。
	 参照⇒ないんぴんず(ナインビンズ),[2]たーきー(ターキー)
	(2)
ほうりんこう《はふりんこう》
	【法輪功】
	◇[中]Falingong
	○中国の非合法な気功集団。
	 季洪志(Ji Hongzhi)(1952. 7.〜)が創設。
	◎2004. 8.27(平成16)東京都、日本国内のグループである日本
	法輪大法学会を政治・宗教活動を行わないNPO(特定非営利
	活動法人)として認証。
ほうりんじ《はふりんじ》
	【法琳寺】
	【法淋寺】
	○⇒ほうりんじ(法輪寺)(1)
★ほうりんじ《はふりんじ》
	【法輪寺】
	○(1)奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)三井(ミイ)にある
	聖徳宗の寺。
	 「ほうりんじ(法琳寺,法淋寺)」とも、地名から「みいでら(三
	井寺,御井寺)」とも呼ぶ。
	◎1645(正保 2)大風で金堂が倒壊。
	 1944(昭和19)創建当初の三重塔が焼失。
	 1975(昭和50)三重塔、宮大工棟梁西岡常一らによって再建。
	○(2)京都府京都市西京区嵐山にある真言宗の寺。山号は智福
	山。
	 本尊は虚空蔵菩薩(コクウゾウ・ボサツ)。
	 参照⇒じゅうさんまいり(十三参り)
[1]ぼうる
	【ボウル】
	◇[英]bowl
	○[料]⇒[3]ぼーる(ボール)
[2]ぼうる
	【ボウル】
	◇[英]bowl
	○[運]ボウリング用の球。
	 「ボール」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぼうりんぐ(ボウリング)
ほうるい
	【堡塁】
	○[軍]敵の攻撃を防ぎ、また敵を攻撃するため、土塁・石塁な
	どを巡らせ、石・土砂・コンクリートなどで構築された堅固な
	構築物。
	 「ほるい(堡塁)」,「とりで(砦,取出)」,「ようさい(要塞)」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒とーちか(トーチカ),かてん(火点)
[1]ぼうるだー
	【ボウルダー】
	◇[英]boulder
	○[地][鉱]風化作用などで角(カド)が取れた、直径256ミリメー
	トル以上の丸石。
	 「巨礫(キョレキ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒くりいし(栗石)(2)
[2]ぼうるだー
	【ボウルダー】
	◇[英]Boulder(丸石)
	○(1)(Boulder County)⇒ぼうるだーぐん(ボウルダー郡)
	○(2)アメリカ合衆国北西部、モンタナ州(Montana State)西部の
	ジェファーソン郡(Jefferson County)中央部にある郡都。
	 「ボールダー」,「ボルダー」とも呼ぶ。
	○(3)アメリカ合衆国中西部、コロラド州(Colorado State)北
	部のボウルダー郡中南東部にある郡都。
	 コロラド大学ボルダー校がある。
	 「ボールダー」,「ボルダー」とも呼ぶ。
ぼうるだーきゃにおん
	【ボウルダーキャニオン】
	◇[英]the Boulder Canyon
	○[地]アメリカ合衆国西部、ネバダ州(Nevada State)にある、
	コロラド川(the Colorado)中流の峡谷。
	 付近にフーバーダム(the Hoover Dam)がある。
ぼうるだーぐん
	【ボウルダー郡】
	◇[英]Boulder County
	○アメリカ合衆国中西部、コロラド州(Colorado State)北部の
	郡。南東部をジェファーソン郡(Jefferson County)に接する。
	 郡都はボウルダー。
	 「ボールダー郡」,「ボルダー郡」とも呼ぶ。
ぼうるだーだむ
	【ボウルダーダム】
	◇[英]Boulder Dam
	○[古]フーバーダム(the Hoover Dam)の旧称。
	 ⇒ふーばーだむ(フーバーダム)
ほうるとん
	【ホウルトン】
	◇Houlton
	○アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)北部のアル
	ーストーク郡(Aroostook County)南東にある郡都。
ぼうれいこん《ばうれいこん》
	【亡霊婚】
	◇[英]ghost marriage
	○[社]⇒めいこん(冥婚)
ほうれいせん《はふれいせん》
	【法令線】
	○[医]⇒びしんこう(鼻唇溝)
ほうれきじけん
	【宝暦事件】
	○[歴]江戸中期、幕府が朝廷内の尊王論者を弾圧した事件。
	 竹内(タケノウチ)式部が京都で桃園天皇側近の公卿徳大寺公城(キン
	セイ)・正親町(オギマチ)三条公積(キンツム)・烏丸(カラスマル)光胤(ミツタネ)
	らに垂加(スイカ)神道・儒学・兵学を講義し、大義名分論を唱え
	幕府を非難。垂加神道の浸透を不快に思う神祇権大副吉田兼雄
	が1754(宝暦 4)関白一条兼香に訴え、さらに兼香が事態を憂慮
	し式部を京都所司代に告訴。
	 桃園天皇にもこの説を進講されていたため、1758(宝暦 8)式
	部は再度取り調べを受け、公卿らは罷官・謹慎、式部は翌年重
	追放に処せられた。
ほうれんそう《はうれんさう》
	【ホウレンソウ】
	【ホウレン草】
	【菠薐草】
	【法蓮草】
	【鳳蓮草】
	◇[学]Spinacia oleracea
	○[植]アカザ目(Centrospermae)アカザ科(Chenopodiaceae)ホ
	ウレンソウ属(Spinacia)の一、二年草。中央アジア原産の野菜。
	 葉は緑、茎・根は赤い。雌雄異株。
	 世界各地で栽培され、東洋種と西洋種がある。東洋種は灰汁
	(アク)が強く葉が羽裂している。西洋種は葉に丸みがあって灰汁
	が少なく、サラダ用の品種もある。茹(ユ)でで灰汁抜きをする
	ほか、油で炒(イタ)めて灰汁を不溶性にする調理法もある。
	 旬(シュン)は冬。「縮(チヂ)みホウレンソウ」は冬期にロゼットに
	なっているもので甘味が強い。
	 参照⇒ようさん(葉酸)
	◎「菠薐」はネパールの地名。
	 英語:スピニッチ(spinach)。
	 フランス語:エピナール(epinards)。
	 ドイツ語:シュピナート(Spinat)。
	 イタリア語:スピナーチョ(spinacio)。
	 ポルトガル語:エスピナーフリ(espinafre)。
	 ロシア語:シュピナート(shpinat)。
	 中国語:菠菜(bocai)。
ほうろう《はふらふ》
	【法臘】
	○[仏]僧の出家後の修行の年数。
	 「夏臘(ゲロウ)」とも呼ぶ。
	◎出家するとカーストなど出家以前の差別は消え、出家年数で
	席次が決まる。
ほうろうしつ《はふらふしつ》
	【ホウロウ質】
	【法臘質】
	○[医]⇒えなめるしつ(エナメル質)
ほうろうびき《はふらうびき》
	【ホウロウ引き】
	【琺瑯引き】
	【琺瑯引】
	◇[英]enamel(エナメル)
	○(1)鉄製の食器などの表面にホウロウ質を焼き付けた製品。
	 「せとびき(瀬戸引き,瀬戸引)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しっぽうやき(七宝焼き,七宝焼)
	○(2)ホウロウ質を焼き付けること。(1)の製法。
	 「せとびき(瀬戸引き,瀬戸引)」とも呼ぶ。
★ほうろく《はうろく》
	【炮烙】
	【焙烙】
	○
	 「ほうらく(炮烙,焙烙)」とも呼ぶ。
ほえー
	【ホエー】
	◇[英]whey
	○[食]⇒ほえい(ホエイ)
ほえい
	【ホエイ】
	◇[英]whey
	○[食]チーズを作るとき、凝乳(ギョウニュウ)(curd)と分離した水
	っぽい液。
	 「ホエー」,「乳清」,「乳漿(ニュウショウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[2]かーど(カード)
	◎ホエイパウダー(whey powder):菓子などのコク出しに用い
	られる。
ほえいしれいぶ《ほゑいしれいぶ》
	【保衛司令部】
	○[軍]北朝鮮人民軍傘下の情報機関。
ぽえじー
	【ポエジー】
	◇[英]poesy、[フ]poesie
	○(1)詩。
	 「ポエトリー([英]poetry)」,「ポエム([英]poem)」とも呼ぶ。
	○(2)詩風・詩情。
	○(3)作詩法・詩学。
	 「ポエトリー([英]poetry)」とも呼ぶ。
ほえっと
	【ポエット】
	◇[英]poet(ポエト)
	○詩人。
	 「ポエト」とも呼ぶ。
ほえと
	【ポエト】
	◇[英]poet
	○⇒ほえっと(ポエット)
ぽえとりー
	【ポエトリー】
	◇[英]poetry
	○⇒ぽえじー(ポエジー)
★ぽえにせんそう《》
	【ポエニ戦争】
	◇[羅]Bellum Poenicum、[英]Punic Wars
	○[歴]ローマとカルタゴによる、西地中海の覇権戦争。
	〈第一次ポエニ戦争〉
	 BC. 264〜BC. 241。
	〈第二次ポエニ戦争〉
	 BC. 218〜BC. 201。
	〈第三次ポエニ戦争〉
	 BC. 149〜BC. 146。
	◎ポエニ'Poeni)は、ラテン語で「フェニキア人([英]Phoeni-
	cians)」の意味。
ぽえむ
	【ポエム】
	◇[英]poem、[フ]poeme
	○[文](1編の)詩・詩篇。韻文の作品。
	 参照⇒ぽえじー(ポエジー)
ほえーる
	【ホエール】
	◇[英]whale
	○[哺](英語で)クジラ(鯨)。
	 ⇒くじら(クジラ,鯨)(1)
ほえーるず
	【ホエールズ】
	◇[英]Whales
	○[古][運]セ・リーグの大洋球団の愛称。
	 ⇒たいよう(大洋)(2)
ぼえんで
	【ボエンデ】
	◇Boende
	○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)北西部、赤道州(Equateur 
	Province)中南部の町。
	 「ボエンド」とも呼ぶ。
ぼえんど
	【ボエンド】
	◇Boende
	○⇒ぼえんで(ボエンデ)
ほお《ほほ》
	【ホオ】
	【朴】
	【厚朴】
	○[植]ホオノキ(朴の木)の別称。
	 ⇒ほおのき(ホオノキ,朴の木)
ほお《ほほ》
	【頬】
	◇[英]cheek(チーク)
	○顔の両脇(リョウワキ)、鼻と口との両側から耳にかけて、目の下
	とアゴ(顎)の間ある柔らかな部分。
	 「ほほ(頬)」,「ほっぺた(頬っぺた)」とも、幼児語で「ほっぺ
	(頬っぺ)」とも呼ぶ。
ほおがしわ《ほほかしは》
	【ホオガシワ】
	【朴柏】
	○[植]ホオノキ(朴の木)の別称。
	 ⇒ほおのき(ホオノキ,朴の木)
★ほおかぶり《ほほかぶり》
	【頬被り】
	【頬冠り】
	○(1)手拭いや衣服などで、頭から頬にかけて覆(オオ)い包み、
	顎(アゴ)のあたりで結ぶこと。
	 頭から顎に回し、左または右の頬あたりで結ぶこともある。
	 鼻の下で結ぶこともあるが、これは主に盗人(ヌスット)が用いた。
	 「ほほかぶり」,「ほっかぶり」,「ほおかむり」,「ほほかむり」,
	「ほっかむり」とも呼ぶ。
	◎1908. 3.15(明治41)、警視庁は「ほおかむり」の禁止を公示す
	る。
	○(2)知らないふりをすること。
ほおかむり《ほほかむり》
	【頬被り】
	【頬冠り】
	○⇒ほおかぶり(頬被り,頬冠り)
ほおじろ《ほほじろ》
	【ホオジロ】
	【頬白】
	○(1)[鳥]⇒ほおじろ(ホオジロ,頬白,画眉鳥,画眉鳥)
	○(2)[鳥]⇒ほおじろがも(ホオジロガモ,頬白鴨)
	○(3)[魚]⇒ほおじろざめ(ホオジロザメ,頬白鮫)
ほおじろ《ほほじろ》
	【ホオジロ】
	【頬白】
	【画眉鳥】
	【画眉鳥】
	○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ホオジロ科(Emberizidae)の小
	鳥。
	 全長約17センチメートル。背面は赤褐色で暗色縦斑があり、
	腰と腹面は淡赤褐色、顔は頬が白く、眼から後方に黒く、眼の
	上から後方に白い。雌の羽毛の色は雄より全体に鈍い。
	 中国北部から日本全土に分布。雑木林から周囲の開けた農耕
	地などにすみ、雑草の種子や昆虫を食べる。
	 「ホホジロ(頬白,画眉鳥,画眉鳥)」とも呼ぶ。
	◎鳴き声が「一筆啓上仕候(イッピツ・ケイジョウ・ツカマツリソロ)」と聞えると
	いわれ、鳴き声を楽しむために飼われる。
	◎千葉県の県鳥。
	◎春と秋の季語。
	◎2007(平成19)捕獲・飼育が禁止。
ほおじろがも《ほほじろがも》
	【ホオジロガモ】
	【頬白鴨】
	○[鳥]ガンカモ目(Anseriformes)ガンカモ科(Anatidae)の水鳥。
	 全長約45センチメートルの小形の海鴨。背面は黒く、腹面は
	白く、脚(アシ)は橙黄色。雄の頭部は光沢のある黒緑色で、頬に
	白色の円紋がある。雌の頭部は全部が黒褐色。
	 北半球のアジア・アフリカに広く分布し、日本には11月ころ
	全国の内湾・河口などに渡来する冬鳥。
	 潜水が巧みで、2〜4メートル潜水して貝や甲殻類など水底
	の小動物を食べる。
	 「ホホジロガモ(頬白鴨)」とも呼ぶ。
ほおじろざめ《ほほじろざめ》
	【ホオジロザメ】
	【頬白鮫】
	○[魚]ネズミザメ目(Lamniformes)ネズミザメ科(Lamnidae)の
	大形のサメ。
	 サメ類の中でも大型で、全長5〜8メートル、9メートルに
	達するものもいる。体は紡錘形で、背部は青灰色、腹部は白色。
	大きな三角形の鋭い歯をもち、性質は狂暴で人を襲うという。
	 温帯から熱帯にかけての海域に広く分布し、日本では本州中
	部以南の沿岸の表層に見られる。
	 練り製品の材料にする。
	 「頬白(ホオジロ,ホホジロ)」,「ホホジロザメ(頬白鮫)」とも、俗に
	「ヒトクイザメ(人喰い鮫)」とも呼ぶ。
★ほおずき《ほほづき》
	【ホオズキ】
	【酸漿】
	【鬼灯】
	◇[学]Physalis alkekengi
	○[植]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)ホオズキ属(Phy-
	salis)の多年草。
	 果実は袋状の萼(ガク)に包まれ、球形で赤く熟す。
	 果実の中を空にした皮を口に入れ、吹き鳴らして遊ぶ。
	 食用もある。
	◎食用ほおずき:秋田県北秋田郡(キタアキタグン)上小阿仁村(カミコアニ
	ムラ)の特産。
	 ミゾホオズキ(溝酸漿):⇒みぞほおずき(ミゾホオズキ,溝酸
	漿)
	 ウミホオズキ(海酸漿):⇒うみほおずき(ウミホオズキ,海酸
	漿,竜葵)
	◎中国語:酸漿(suanjiang)/紅末コ(hongguniang)/挂金灯
	(guajindeng)/戈力(geli)/灯籠草(denglongcao)/灯籠果
	(denglongguo)/洛神珠(luoshenzhu)/泡泡草(paopaocao)/鬼
	灯(guideng)/王母珠(wangmuzhu)/天泡草(tianpaocao)/天泡
	子(tiqnpaozi)など。
ほおずきいち《ほほづきいち》
	【ほおずき市】
	【酸漿市】
	【鬼灯市】
	○東京都台東区浅草(アサクサ)の浅草寺(センソウジ)境内で、観音様の
	縁日である四万六千日(シマンロクセンニチ)(7月9日・10日)に立つ、
	鉢植えのホオズキを売る市。
	 参照⇒しまんろくせんにち(四万六千日)
	◎夏の季語。
★ほおのき《ほほのき》
	【ホオノキ】
	【朴の木】
	◇[学]Magnolia hypoleuca
	○[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)モ
	クレン属(Magnolia)の落葉高木。日本特産。
	 材は軟らかく均一で細工し易く、家具調度品・器具の柄・椀
	・下駄・版木や木炭などに用い、木炭は金銀の研磨にも使用さ
	れる。
	 単に「ホオ(朴,厚朴)」とも、「ホオガシワ(朴柏)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほおばげた(朴歯下駄)
ほおば《ほほば》
	【朴歯】
	○(1)[服]下駄の差し歯の一種。
	 ホオノキ(朴の木)で厚く作ったもの。
	 参照⇒ほおのき(ホオノキ,朴の木)
	○(2)[服]朴歯下駄の略称。
	 ⇒ほおばげた(朴歯下駄)
ほおばげた《ほほばげた》
	【朴歯下駄】
	○[服]差し下駄(差し歯下駄)の一種。
	 高い朴歯を差し入れたもので、台裏は船底状に中央が厚くなっ
	ている。
	 参照⇒ほおば(朴歯)(1),さしげた(差し下駄,差下駄),さつま
	げた(薩摩下駄)
	◎旧制高校生が好んで用いた。
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