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百 科 辞 書 《ひよか》 編集:獨 澄旻
-------- ひよか ------------------------------------------------
ひよくづか
【比翼塚】
○(1)相愛の男女を一所に葬って築いた墓。
「夫婦塚(メオトヅカ)」とも呼ぶ。
○(2)(特に)情死や後追(アトオ)い心中をした男女を一所に葬った
もの。
「夫婦塚(メオトヅカ)」とも呼ぶ。
◎東京都目黒区の目黒不動尊そばにある比翼塚は、歌舞伎など
で知られる白井権八(ゴンパチ)と後追い心中をした小紫(コムラサキ)
のもの。
ひよくなみかづきちたい
【肥沃な三日月地帯】
◇[英]Fertile Crescent
○⇒おうごんのみかづきちたい(黄金の三日月地帯)
ひよけ
【日除け】
【日避け】
○(1)(強い)日差しをさえぎること。
○(2)[建]窓や店頭に取りつけて日光の直射を避ける覆(オオ)い。
窓の内側につけるカーテンやブラインドなどや、建物の外側
につける簾(スダレ)・オーイング(awning)・サンブラインド(sun-
blind)などがある。
参照⇒ぶらいんど(ブラインド)(3),すだれ(簾),おーいんぐ
(オーイング),さんぶらいんど(サンブラインド)
○(3)⇒ひがさ(日傘)
★ひよこまめ
【ヒヨコマメ】
【ひよこ豆】
【雛豆】
◇[学]Cicer arietinum
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ヒヨコマメ属(Cicer)
の一年草または二年草。西アジアの地中海沿岸(中東)地方が原
産。
「エジプト豆([英]Egyptian pea)」,「チックピー([英]chick-
pea)」,「ガルバンソ([西]garbanzo)」とも呼ぶ。
◎中東料理:参照⇒ふむす(フムス)
ひよし
【日吉】
◇[日]Hiyoshi
○(1)⇒ひよしちょう(日吉町)
○(2)[交]⇒ひよしえき(日吉駅)
○(3)[古]⇒ひよしむら(日吉村)
ひよしえき
【日吉駅】
○(1)[交]神奈川県横浜市港北区(コウホクク)日吉にある、東急東横
線の駅。
元住吉(モトスミヨシ)駅(川崎市)と綱島(ツナシマ)駅の間。
○(2)[交]京都府南丹市(ナンタンシ)日吉町殿田(ヒヨシチョウトノダ)にある、
JR山陰本線の駅。
船岡(フナオカ)駅と鍼灸大学前(シンキュウダイガクマエ)駅の間。
◎1996. 3.16(平成 8)殿田駅を改称。
◎旧住所は京都府船井郡(フナイグン)日吉町(ヒヨシチョウ)殿田(トノダ)。
◎静岡鉄道には日吉町(ヒヨシチョウ)駅がある。
ひよしちょう《ひよしちやう》
【日吉町】
◇[日]Hiyoshi Cho
○(1)[交]⇒ひよしちょうえき(日吉町駅)
○(2)[古]京都府中央部、船井郡(フナイグン)の町。
中心地区は殿田(トノダ)。
〈面積〉
123.50平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,207人。
2000(平成12)6,219人。
◎1955(昭和30)世木(セギ)村・五ヶ荘(ゴカショウ)村・胡麻郷(ゴマゴ
ウ)村が合併して町制施行。
2006. 1. 1(平成18)船井郡の園部町(ソノベチョウ)・八木町(ヤギチョ
ウ)・日吉町と北桑田郡(キタクワダグン)の美山町(ミヤマチョウ)の4町が
合併して南丹市(ナンタンシ)を発足。
ひよしちょうえき《ひよしちやうえき》
【日吉町駅】
○[交]静岡県静岡市鷹匠(タカジョウ)にある、静岡鉄道の駅。
新静岡駅と音羽町(オトワチョウ)駅の間。
◎東急東横線とJR山陰本線には日吉(ヒヨシ)駅がある。
ひよしむら
【日吉村】
◇[日]Hiyoshi Mura
○[古]愛媛県南西部、北宇和郡(キタウワグン)の村。
◎2005. 1. 1(平成17)広見町(ヒロミチョウ)と合併して鬼北町(キホクチョ
ウ)を発足・
★ひよす
【ヒヨス】
【菲沃斯】
◇[英]henbane、[学]hyoscyamus
○[植]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)ヒヨス属(Hyo-
scyamus)の一年草・二年草(越年草)。ヨーロッパ原産。
ヒヨスチアミン(hyoscyamine)などのアルカロイドを含む有
毒植物。
葉から鎮痛剤ヒヨスエキス(菲沃斯越幾斯)が作られる。
◎ナス科はアメリカ(新大陸)原産が多い。
ひょっこりひょうたんじま《ひよつこりへうたんじま》
【ひょっこりひょうたん島】
○[放]NHKのテレビ人形劇。台本は井上ひさし・山本護久の
共作。
動く島「ひょうたん島」を舞台に、はかせ・ドンガバチョ・ト
ラヒゲ・ライオンなどのキャラクターがドタバタ騒動を繰り広
げる。
◎1964. 4. 6(昭和39)放送開始。
1969(昭和44)1,224回で終了。
ひょっとこ
【ひょっとこ】
○(1)片目が小さく、口を極端にとがらせ、こっけいな顔をし
た男の仮面。
「しおふきめん(潮吹面,潮吹き面)」とも呼ぶ。
◎火吹き竹で火を吹く「ひおとこ(火男)」の転化という。
○(2)(1)の仮面をつけて踊る、こっけいな踊り。
○(3)(1)に似た顔の男。口のとがった醜男(ブオトコ)。
⇔おかめ(お亀,阿亀)(2)
○(4)男をののしる言葉。
⇔おかめ(お亀,阿亀)(2)
ひよどりごえ
【鵯越】
◇[日]Hiyodorigoe
○(1)兵庫県神戸市兵庫区の北西にある、市街地から北西方に
六甲山地を越える山道。
一ノ谷(イチノタニ)の北東に位置する。
◎1184(寿永 3. 2.)一ノ谷の合戦で、源義経(ヨシツネ)が鷲尾三郎
を先導に「鵯越のさか落とし」で越えて平家の軍を奇襲した。
○(2)[交]⇒ひよどりごええき(鵯越駅)
ひよどりごええき
【鵯越駅】
○[交]兵庫県神戸市兵庫区にある、神戸電鉄(神鉄)有馬線の駅。
丸山(マルヤマ)駅(長田区)と鈴蘭台(スズランダイ)駅(北区)の間。
★ひよどりばな
【ヒヨドリバナ】
【鵯花】
◇[学]Eupatorium chinense
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒヨドリバナ属
(Eupatorium)の多年草。中国原産。
同属別種のフジバカマ(藤袴)に似る。
〈亜種〉
日本産のヒヨドリバナ(Eupatorium chinense var.oppositi-
folium)。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)(Eupatorium chinense ssp.sacha-
linense)。
★ぴょーとるたいてい
【ピョートル大帝】
◇[露]Pyotr Veliky、[英]Peter the Great
○(1)[人]帝政ロシアの初代皇帝(1672〜1725)。在位:1682〜
1725。
◎身長204センチメートル。
○(2)[地]⇒ぴょーとるたいていわん(ピョートル大帝湾)
○(3)[軍]⇒ぴょーとるべりーきー(ピョートル・ベリーキー)
(2)
ぴょーとるたいていわん
【ピョートル大帝湾】
◇[露]Zaliv Petra Velikogo、[英]Peter the Great Bay
○[地]ロシア連邦の東部、プリモルスキー地方(Primorsky
Krai)(沿海州)南部のも日本海に面する湾。
ぴょーとるべりーきー
【ピョートル・ベリーキー】
◇[露]Pyotr Veliky、[英]Peter the Great
○(1)[人]⇒ぴょーとるたいてい(ピョートル大帝)(1)
○(2)[軍]ロシア海軍のキーロフ級(Kirov Class)原子力ミサイ
ル重巡洋艦。
2万6,396トン。原子炉2基、核弾頭搭載可能な巡航ミサイル
のグラニット(Granit)20基。
北方艦隊の旗艦。
「ピョートル大帝」とも呼ぶ。
◎1998(平成10)就役。
ぴよーね
【ピヨーネ】
◇pione
○[農]⇒ぴおーね(ピオーネ)
ひよみ
【日読み】
【日読】
◇[日]hiyomi
○(1)こよみ(暦)。
○(2)十二支の別称。
◎日読みの午(ウマ),日読みの未(ヒツジ),日読みの酉(トリ)
ひよみのうま
【日読みの午】
○「午」の字。
「馬」の漢字と区別するときの言葉。
ひよみのとり
【日読みの酉】
○「酉」の字。
「鳥」の漢字と区別するときの言葉。
ひよみのひつじ
【日読みの未】
○「未」の字。
「羊」の漢字と区別するときの言葉。
ひよめき
【顋門】
◇[日]hiyomeki
○[医]⇒せんもん(泉門)(1)
ひより
【日和】
◇[日]hiyori
○(1)晴れて穏やかな天気。晴天。
○(2)単に空模様、天気、天候。
ひよりげた
【日和下駄】
○[服]差し下駄(差し歯下駄)の一種。
主に晴天の日に履(ハ)く、歯の低いもの。
関東の名称で、関西では「利久下駄」とみ呼ぶ。
参照⇒さしげた(差し下駄,差下駄),りきゅうげた(利休下駄,
利久下駄)(2)
ひよりみきん
【日和見菌】
◇[英]opportunistic organism
○[医]腸内細菌の一分野。
腸内で善玉菌が活発な時は善玉菌として、悪玉菌が優勢なと
き悪玉菌として働く細菌。
参照⇒ちょうないさいきん(腸内細菌)
ひよりやま
【日和山】
◇[日]Hiyori Yama
○[古][地]宮城県仙台市宮城野区にある山。標高6.05メートル。
◎1909(明治42)ころ、地元住民が築山。
2011. 3.11(平成23)東日本大震災で消滅。
ぴょん
【ピョン】
【辺】
【邊】
【邉】
◇[朝]Pyen/Pyeon
○[人]朝鮮族の姓。
◎中国姓では「ビェン(Bian)」。
ぴょんあんなむど
【ピョンアンナムド】
【平安南道】
◇[朝]P'yong-annam-do
○⇒へいあんなんどう(平安南道)
ぴょんあんぶくど
【ピョンアンブクド】
【平安北道】
◇[朝]P'yong-anbuk-do
○⇒へいあんほくどう(平安北道)
ぴょんさんぐん
【ピョンサン郡】
【平山郡】
◇[朝]Pyongsan gun
○⇒へいざんぐん(平山郡)
びょんさんはんとう《びよんさんはんたう》
【ビョンサン半島】
【辺山半島】
◇[朝]Byeonsan-Bando/Pyonsan-Bando、[英]Byeonsan Penin-
sula
○[地]⇒へんざんはんとう(辺山半島)
ぴょんてくし
【ピョンテク市】
【平沢市】
◇[朝]Pyongtaek^si
○⇒へいたくし(平沢市)
ひょんのき
【ヒョンノキ】
【蚊母樹】
○[植]⇒いすのき(イスノキ,柞,蚊母樹)
びょんぼ
【ビョンボ】
◇[西]biombo
○[建](スペイン語で)屏風。
⇒びょうぶ(屏)
◎日本語から。
ぴょんやん
【ピョンヤン】
【平壌】
◇[朝]P'yong-yang、[英]Pyongyang
○朝鮮平安南道(P'yong-annam-do)、朝鮮民主主義人民共和国
(北朝鮮)の首都。平安南道の道庁所在地。
北緯39.02°、東経125.75°の地。
「へいじょう(平壌)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1960(昭和35) 65万人。
1980(昭和55)約170万人。
1984(昭和59) 263万9,448人(推計)。
1987(昭和62) 235万5,000人。
1993(平成 5) 235万4,900人。
2004(平成16) 281万1,500人。
◎ 668年、唐の安東都護府が設置され、 677年遼東に移る。
◎韓国の首都はソウル:⇒そうる(ソウル)
ぴょんやんほうそう《ぴよんやんはうそう》
【ピョンヤン放送】
【平壌放送】
○[俗][放]⇒ちょうせんちゅうおうほうそう(朝鮮中央放送)
ひら
【ヒラ】
◇al-Hillah/al-Hilla/Hillah/Hilla
○⇒ひっら(ヒッラ)
★ひら
【ヒラ】
【曹白魚】
◇[学]Ilisha elongata
○[魚]ニシン上目(Clupeomorpha)ニシン目(Clupeiformes)ニシ
ン科(Clupeidae)ヒラ属(Ilisha)の海産の硬骨魚。
体長30〜50センチメートル。
ひら
【平】
◇[日]hira
○(1)[建]建物の大棟(オオムネ)に平行な両側面。
⇔つま(妻,端)
参照⇒ひらいり(平入,平入り)
○(2)⇒ひらじ(平地)(2)
○(3)[印]装本で、表紙([英]cover)や裏表紙。
参照⇒みきり(見切り,見切)(4)
◎日本語で言う本の「カバー」は、英語では「ジャケット(jacket)」
または「ラッパー(wrapper)」と言う。
ひらー
【ヒラー】
◇al-Hillah/Hillah
○⇒ひっら(ヒッラ)
びら
【びら】
【弁】
○簪(カンザシ)からフジ(藤)の花のように垂れ下がる、細長い鎖
や短冊状の飾り。
「びらびら」とも呼ぶ。
◎びらの着いている簪は「びら簪」,「びらびら簪」と呼ぶ。
[1]びら
【ビラ】
○宣伝広告のちらし。
◎「ビル([英]bill)」の訛り。
[2]びら
【ビラ】
◇[英]villa(ヴィラ)
○別荘・郊外住宅。
[3]びら
【ビラ】
◇[トルコ語]bira
○[食](トルコ語で)ビール。
⇒びーる(ビール,麦酒)
[4]びら
【ビラ】
◇Vila
○南太平洋のバヌアツ共和国の首都。エファティ島(Efate Is-
land)の南西岸。
「ヴィラ」,「ポートビラ(Port Villa)」,「ポートヴィラ」とも呼
ぶ。
〈人口〉
1993(平成 5)2万6,100人。
1997(平成 9)3万人。
2001(平成13)3万2,500人。
◎第二次世界大戦中はアメリカ軍の基地があった。
[1]ぴら
【ピラ】
◇Pyrrha
○[ギ神]エピメテウス(Epimetheus)とパンドラ(Pandora)の娘。
プロメテウス(Prometheus)の息子デウカリオン(Deucalion)の
妻。
夫とともに、ゼウス(Zeus)が起こした大洪水から助けられ、
人類の祖先となった。
「ピュラ」とも呼ぶ。
◎エピメテウスはプロメテウスの弟で、最初の人間パンドラを
作った神。
◎『旧約聖書』の人類の祖先:参照⇒[1]のあ(ノア)
[2]ぴら
【ピラ】
◇[露]pila
○(ロシア語で)ノコギリ(鋸)。
⇒のこぎり(ノコギリ,鋸)
◎ロシア文字では"пила"。
ぴらー
【ピラー】
◇[英]pillar
○(1)[建]柱(ハシラ)。支柱。
参照⇒ぴろてぃ(ピロティ),ぴらすたー(ピラスター),ぴらー
れす(ピラーレス)
○(2)記念柱・標柱。
○(3)(火・煙などの)柱状のもの。
○(4)中心的人物。柱石(チュウセキ)・重鎮(ジュウチン)。
ぴーらー
【ピーラー】
◇[英]peeler
○(1)(ジャガイモや果物の)皮むき器。
「パラー([英]parer)」,「ストリッパー([英]stripper)」とも呼
ぶ。
◎"peel"は皮。
参照⇒ぴーる(ピール)
○(2)[俗](アメリカで)巡査・警官。
○(3)[歴]アイルランドの警官。
◎"peel"はイギリスとスコットランドの国境にあった塔形の石
造砦(トリデ)。
★ひらあみ
【平網】
◇[英]screen tint
○[印]同じ大きさの網点(アミテン)が均一に並んでできる濃度のパ
ターン。
ひらいしん
【避雷針】
◇[英]lightning rod
○[建]落雷による被害を防ぐため、高い構造物などの頂(イタダキ)
に立てる金属棒・装置。
避雷針から地下に埋没してある金属板(earth plate)まで導
線で接続(接地)され、避雷針に落雷させてその電流を地中に放
電する。
参照⇒あーす(アース)(4)
◎1753(宝暦 3)フランクリン(Benjamin Franklin)、避雷針を
発明。
ひらいずみちょう《ひらいづみちやう》
【平泉町】
◇[日]Hiraizumi Cho/Hiraidumi Cho
○岩手県南部、西磐井郡(ニシイワイグン)の町。
北上川(キタカミガワ)と衣川(コロモガワ)との間にある。
中尊寺(チュウソンジ)・毛越寺(モウツジ)や源義経(ヨシツネ)の遺跡など
がある。
◎11世紀末〜12世紀末の奥州藤原氏三代(清衡・基衡・秀衡)の
根拠地。
ひらいずみむら《ひらいづみむら》
【平泉村】
◇[日]Hitaizumi Mura/Hiraidumi Machi
○[古]平泉町の旧称。
⇒ひらいずみちょう(平泉町)
ひらいと
【平糸】
○絹糸(キヌイト)の一種。
釜から繰り取ったまま、数本の生糸(キイト)を撚(ヨ)りをかけず
に練り合せたもの。
柔らかく、刺繍(シシュウ)などに用いる。
「釜糸(カマイト)」とも呼ぶ。
ひらいり
【平入】
【平入り】
◇[日]hira-iri
○[建]建物の平、つまり大棟(オオムネ)に平行な側面に出入口を設
けて正面とする建築様式。
神明造(シンメイヅクリ)・権現造(ゴンゲンヅクリ)など。
⇔つまいり(妻入,妻入り)
★ひらうち
【平打】
【平打ち】
○(1)紐(ヒモ)を平たく組むこと。また、その組紐(クミヒモ)。
参照⇒ひらひも(平紐),ひらだい(平台)(2)
○(2)[工]金属などを平たく打ち伸ばすこと。また、その平た
く伸ばした金属。
○(3)カンザシ(簪)の一種。
○(4)刀の側面で打つこと。
参照⇒みねうち(峰打ち,刀背打ち)
○(5)手のひらで打つこと。平手打ち。
ひらえしきかみしばい《ひらゑしきかみしばゐ》
【平絵式紙芝居】
○[歴][社]⇒かみしばい(紙芝居)(2)
ひらお
【平生】
◇[日]Hirao
○(1)⇒ひらおちょう(平生町)
○(2)⇒ひらおまち(平生町)
○(3)⇒ひらおむら(平生村)
★ひらお《ひらを》
【平緒】
○(1)[歴]束帯(ソクタイ)で佩用(ハイヨウ)する太刀(タチ)につける、幅
の広い平打ちの組緒(クミオ)。
○(2)⇒ひらひも(平紐)
ひらおか《ひらをか》
【枚岡】
◇[日]Hiraoka
○(1)大阪府東大阪市の東部地域。旧枚岡市。
参照⇒ひらおかし(枚岡市)
○(2)[古]⇒ひらおかし(枚岡市)
ひらおかこうえん《ひらをかこうゑん》
【平岡公園】
○北海道札幌市清田区(キヨタク)にある公園。
約1,200本の白梅・紅梅の木が植えられ、北海道有数の梅の
名所として知られる。
ひらおかし《ひらをかし》
【枚岡市】
◇[日]Hiraoka Shi
○[古]大阪府にあった旧市。
1955(昭和30)市制施行。
1967(昭和42)布施市(フセシ)・河内市と合併し東大阪市を発足。
ひらおかじんじゃ《ひらをかじんじや》
【枚岡神社】
○大阪府東大阪市出雲井町(イズモイチョウ)にある神社。
祭神は、枚岡連の族が祖神である天児屋根命(アメノコヤネノミコト)・
比売神(ヒメガミ)と、光仁天皇の代に併祀された武甕槌命(タケミカヅ
チノミコト)・斎主命(イワイヌシノミコト)。
元官幣大社・河内国一の宮。
ひらおき
【平置き】
○[経]店舗で、商品を平台(ヒラダイ)に積み重ねて陳列すること。
「平積み」とも呼ぶ。
参照⇒ひらだい(平台)(3)
ひらおちょう《ひらおちやう》
【平生町】
◇[日]Hirao Cho
○山口県南東部、熊毛郡(クマゲグン)の町。室津半島の西部に位
置し、北部・東部を柳井市(ヤナイシ)に接し、南西部を周防灘(スオウ
ナダ)に面する。
白鳥古墳・岩田遺跡がある。
佐合島(サゴウジマ)は瀬戸内海国立公園に含まれる。
〈面積〉
34.40平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)1万3,111人。
1995(平成 7)1万4,617人。
2000(平成12)1万4,580人。
◎製塩によって発達。
1903(明治36)町制施行。
1955(昭和30)大野村・曽根村・佐賀村を編入。
ひらおまち
【平生町】
◇[日]Hirao Machi
○山口県南東部、熊毛郡(クマゲグン)平生町(ヒラオチョウ)の地名。
◎平生町(ヒラオチョウ)には平生村(ヒラオムラ)もある。
ひらおむら
【平生村】
◇[日]Hirao Mura
○山口県南東部、熊毛郡(クマゲグン)平生町(ヒラオチョウ)の地名。
◎平生町(ヒラオチョウ)には平生町(ヒラオマチ)もある。
ひらか
【平鹿】
◇[日]Hiraka
○(1)⇒ひらかぐん(平鹿郡)
○(2)⇒ひらかまち(平鹿町)
ひらがき
【ヒラガキ】
【平牡蠣】
○[貝]⇒すみのえがき(スミノエガキ,住ノ江牡蠣)
ひらかぐん
【平鹿郡】
◇[日]Hiraka Gun
○[古]秋田県南部の郡。
増田町(マスダマチ)・平鹿町(ヒラカマチ)・雄物川町(オモノガワマチ)・大
森町(オオモリマチ)・十文字町(ジュウモンジマチ)・山内村(サンナイムラ)・大雄
村(タイユウムラ)の町村。
◎2005.10. 1(平成17)全5町2村が横手市に編入され、郡は消
滅。
ひらかた
【平潟】
◇[日]Hirakata
○茨城県北東部、北茨城市北東端の地域名。北部を福島県に隣
接し、東部を太平洋に面する。
地名は平潟町(ヒラカタチョウ)。
◎平潟漁港
ひらかたし
【枚方市】
◇[日]Hirakata Shi
○大阪府北東部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)65平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)29万8,000人。
ひらかたぱーく
【ひらかたパーク】
○大阪府枚方市にある京阪電鉄が運営するレジャー施設。
略称は「ひらパー」。
◎1910(明治43)香里遊園地(寝屋川市)として開園。
1912(大正元)現在地に移転。
ひらがま
【平釜】
○(1)平たくて浅い釜。
○(2)製塩法の一つ。
開放された平たい釜に濃い塩水を入れ、下から熱して塩の粒
を作るもの。
粒は不規則な結晶で、立釜(タテガマ)よりは小さい。
水に溶けやすく、また振り塩にすると材料に着きやすく、染
み込みやすい。
参照⇒たてがま(立釜)
ひらかまち
【平賀町】
◇[日]Hiraka Machi
○[古]青森県南部、南津軽郡(ミナミツガルグン)の町。
北部を黒石市、東部を上北郡(カミキタグン)十和田湖町(トワダコマチ)、
南部を秋田県に接する。
〈面積〉
221.61平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万2,861人。
◎1955(昭和30)柏木町(カシワギマチ)・大光寺(ダイコウジ)町・竹館(タ
ケダテ)村・町居(マチイ)村・尾崎(オサキ)村の2町3村が合併して発
足。
2006. 1. 1(平成18)尾上町(オノエマチ)・碇ヶ関村(イカリガセキムラ)と
合併して平川市(ヒラカワシ)を発足。
◎秋田県平鹿郡(ヒラカグン)には平鹿町(ヒラカマチ)があった。
ひらかまち
【平鹿町】
◇[日]Hiraka Machi
○[古]秋田県南部、平鹿郡(ヒラカグン)の町。
◎2005.10. 1(平成17)横手市に編入。
◎青森県南津軽郡(ミナミツガルグン)には平賀町(ヒラカマチ)があった。
ひらかわし《ひらかはし》
【平川市】
◇[日]Hirakawa Shi
○青森県南端の中央にある市。
北部を黒石市、東部を十和田市、北西部を弘前市に接し、南
部を秋田県に隣接。
◎2006. 1. 1(平成18)南津軽郡(ミナミツガルグン)の尾上町(オノエマチ)
・平賀町(ヒラカマチ)・碇ヶ関村(イカリガセキムラ)の2町1村が合併して
発足。
ひらかわもん《ひらかはもん》
【平河門】
◇[日]Hirakawa Mon
○江戸城三の丸より一ッ橋・神田方面に通じる門。
大奥女中の通用門で「御局門(オツボネモン)」とも呼ばれた。
また、城中の死者・罪人を通す不浄門でもあった。
びらかんざし
【びら簪】
○⇒びらびらかんざし(びらびら簪)
ひらぎ
【ヒラギ】
【柊】
○[植]ヒイラギ(柊)の別称。
⇒ひいらぎ(ヒイラギ,柊,疼木)
ひらぎ
【平木】
◇[日]hiragi
○[建]スギ(杉)を一分〜一分五厘くらいに割(サ)いた板。
「土居板(ドイイタ)」とも呼ぶ。
ひらぎぶき
【平木葺き】
【平木葺】
◇[日]hiragi-buki
○(1)[建]⇒いたぶき(板葺き,板葺)(1)
○(2)[建]瓦葺(カワラブ)きの下地にする板葺きの屋根。
平木を竹釘などで打ち止めして一面に張り、その上に葺き土
を敷く。
「どいぶき(土居葺き,土居葺)」とも呼ぶ。
参照⇒ひらぎ(平木),かわらぶき(瓦葺き,瓦葺)(1)
ひらきぼ
【開き帆】
○[海]⇒まぎりぼ(間切り帆)
ひらきろうか《ひらきらうか》
【開き廊下】
◇[伊](単数形)loggia/(複数形)loggie
○[建]⇒ろじあ(ロジア)
ひらぐけ
【平絎】
○(1)平らに絎(ク)けること。
○(2)[服]平絎帯の略称。
⇒ひらぐけおび(平絎帯)
ひらぐけおび
【平絎帯】
○[服]芯(シン)を入れずに布を折り、幅を狭くして絎(ク)けた平
たい細帯。
単に「平絎」とも呼ぶ。
◎男帯としたり、帯の下に締めたりする。
ひらけごま
【開けゴマ!】
◇[英]open sesami!
○[文]『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』の中の「アリバ
バと40人の盗賊(Ali Baba and the Forty Thieves)」で、盗賊
が財宝を隠した洞窟の扉(トビラ)を開かせる魔法の言葉(呪文)。
ひらざがね
【平座金】
◇[英]washer
○[機]⇒わっしゃー(ワッシャー)(1)
ひらさや
【平莢】
○[植]⇒さやいんげん(サヤインゲン,莢隠元)
ひらさん
【比良山】
◇[日]Hira San
○[地]滋賀県西部の滋賀郡、琵琶湖西岸の北東から南西へ連な
る山地。
北に主峰の武奈ヶ岳(ブナガダケ)(1,214メートル)、中央に打
見山(ウチミヤマ)、南に蓬莱山(ホウライサン)(1,174.3メートル)がある。
天台宗の修験道(シュゲンドウ)で知られた地。また、その雪景は
近江八景の一つ「比良の暮雪」で知られる。
「ひらのやま(比良の山)」,「ひらやま(比良山)」とも呼ぶ。
参照⇒おうみはっけい(江八景),とちゅうごえ(途中越)
ひらさんじょう《ひらさんじやう》
【平山城】
◇[日]hirasanjo
○⇒ひらやまじろ(平山城)
ひらじ《ひらぢ》
【平地】
◇[日]hirazi
○(1)[服]平織りの布地。
○(2)刀剣の鎬(シノギ)から刃先(ハサキ)までの平らな部分。
「ひら(平)」とも呼ぶ。
参照⇒しのぎ(鎬)(1)
ぴらじなまいど
【ピラジナマイド】
◇[英]pyrazinamide
○[薬]肺結核の化学療法剤の1つ。
分子式はC5H5N3O。
肝機能障害の副作用がある。
びらーじゅ
【ビラージュ】
◇[フ]village(ヴィラージュ)、[英]village
○(フランス語で)村・村落。
◎ビレ(ville):都市・町。
ひらじょう《ひらじやう》
【平城】
◇[日]hirajo
○⇒ひらじろ(平城)
ひらじろ
【平城】
◇[日]hirajiro
○平地に築いた城。
「ひらじょう」とも呼ぶ。
⇔やまじろ(山城),ひらやまじろ(平山城)
★ぴらじん
【ピラジン】
◇[英]pyrazine
○[生化]
分子式はC4H4N2。
ピーマンの香り成分。
ぴらすたー
【ピラスター】
◇[英]pilaster
○[建]壁の一部を壁面から張り出させて作った装飾の柱。
「壁柱(カベバシラ)」,「柱形(ハシラガタ)」,「付け柱」,「片蓋柱(カタフタバ
シラ)」とも呼ぶ。
◎英語で「柱」は「ピラー(pillar)」。
びらすぷる
【ビラスプル】
◇Bilaspur
○(1)(Bilaspur District)⇒びらすぷるけん(ビラスプル県)
○(2)インド北部、ヒマーチャル・プラデシュ州(Himachal
Pradesh State)西部のビラスプル県南部にある県都。
「ピラスプール」とも呼ぶ。
びらすぷーる
【ビラスプール】
◇Bilaspur
○⇒びらすぷる(ビラスプル)
びらすぷるけん
【ビラスプル県】
◇[英]Bilaspur District
○インド北部、ヒマーチャル・プラデシュ州(Himachal Pra-
desh State)西部の県。
県都はビラスプル。
〈面積〉
8,270平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)199万3,042人。
ひらずみ《ひらづみ》
【平積み】
○[経]⇒ひらおき(平置き)
ひらそで
【平袖】
○[服]⇒ひろそで(広袖)(1)
ひらた
【平田】
◇[日]Hirata
○(1)⇒ひらたまち(平田町)
○(2)[古]⇒ひらたし(平田市)
○(3)[古]⇒ひらたちょう(平田町)
ぴらた
【ピラタ】
◇[西]pirata
○(スペイン語で)海賊。
⇒かいぞく(海賊)
ぴらーた
【ピラータ】
◇[伊]pirata
○(イタリア語で)海賊。
⇒かいぞく(海賊)
ひらたあぶ
【ヒラタアブ】
【扁虻】
○[虫]ハエ目(Diptera)ハナアブ科(Syrphidae)に属する昆虫の
うち、成虫の腹部が扁平なものの総称。
ホソヒラタアブ(Episyrphus hirayamae)・マルヒラタアブ
(Didea fasciata)など。
幼虫の時代はアブラムシを捕食するものが多く、益虫とされ
る。
成虫は黒い体に黄色の斑紋があり、花によく集まる。
◎ホソヒラタアブ属(Episyrphus)。
ヘリヒラタアブ属(Didea)。
ひらだい
【ヒラダイ】
【平台】
○[植]イチモンジギク(一文字菊)の別称。
⇒いちもんじぎく(イチモンジギク,一文字菊)
ひらだい
【平台】
○(1)[印]活版印刷機の一種。
版面が平らに固定され、その上面を円筒型の圧胴が回転する
もの。
版面と圧胴との間に枚葉紙(マイヨウシ)を通して一枚づつ印刷す
る。
参照⇒かっぱん(活版)
○(2)平紐(ヒラヒモ)を組むL字形の台。
両側に数本の糸を並べ、ヘラ(箆)で固く打ち込みながら組み
目を作るもの。
参照⇒ひらひも(平紐),ひらうち(平打,平打ち)(1),まるだい
(丸台)
○(3)[経]店舗で、商品を平置きする陳列台。
客が商品を手に取りやすいので、売れ筋商品や特売品の陳列
に使用する。
ひらたし
【平田市】
◇[日]Hirata Shi
○[古]島根県北東部、島根半島基部にあった市。北東部を松江
市、南西部を出雲市(イズモシ)に接し、北部を日本海に面する。
◎2005. 3.22(平成17)出雲市に編入。
◎山形県飽海郡(アクミグン)には平田町(ヒラタマチ)がある。
岐阜県には海津郡(カイヅグン)平田町(ヒラタチョウ)があった。
ひらたちょう《ひらたちやう》
【平田町】
◇[日]Hirata Cho
○[古]岐阜県南西端、海津郡(カイヅグン)の町。
◎2005. 3.28(平成17)海津郡の全3町が合併して海津市を発足
し、郡は消滅。
◎山形県飽海郡(アクミグン)には平田町(ヒラタマチ)がある。
島根県には平田市があった。
ひらたねなし
【平核無】
○[農]⇒しょうないがき(庄内柿)
ひらたまち
【平田町】
◇[日]Hirata Machi
○山形県北部、飽海郡(アクミグン)の町。
◎岐阜県には海津郡(カイヅグン)平田町(ヒラタチョウ)があった。
島根県には平田市があった。
ひらち
【平地】
○平らな土地・平坦(ヘイタン)な土地。
「へいち(平地)」,「平場(ヒラバ)」とも呼ぶ。
ひらつか
【平塚】
◇[日]Hiratsuka
○(1)⇒ひらつかし(平塚市)
○(2)[交]⇒ひらつかえき(平塚駅)
ひらつかえき
【平塚駅】
○[交]神奈川県平塚市紅谷町(ベニヤチョウ)にある、JR東日本の
東海道本線の駅。
茅ヶ崎(チガサキ)駅(茅ヶ崎市)と大磯(オオイソ)駅(大磯町)の間。
ひらつかし
【平塚市】
◇[日]Hiratsuka Shi
○神奈川県中南部の市。東部を茅ヶ崎市(チガサキシ)、北西部を秦
野市(ハダノシ)、北部を伊勢原市(イセハラシ)に接し、南部を相模湾(サ
ガミワン)に面する。
七夕(タナバタ)祭りで知られる。
〈面積〉
1970(昭和45)68平方キロメートル。
67.83平方キロメートル(境界未定あり)。
〈人口〉
1975(昭和50)19万6,000人。
1995(平成 7)25万3,818人。
◎もと東海道の宿場町。
1932(昭和 7)市制施行。
1954(昭和29)旭村を編入。
1955(昭和30)大野町・神田村・城島村・金田村・土沢の1町
4村と岡崎村の一部を編入。
1957(昭和32)金目村を編入。
ひらづくり
【平作り】
【平造】
○鎬(シノギ)のない刀剣。
⇔しのぎづくり(鎬作り,鎬造)
参照⇒しのぎ(鎬)(1)
ひらづみ
【平積み】
○[経]⇒ひらおき(平置き)
ひらづめ
【平爪】
【扁爪】
◇[英]nail
○[動]動物の爪のうち、霊長類に見られる角質部がほとんど湾
曲していない平たい爪。
イヌ・ネコなどの鉤爪(カギヅメ)(claw)やウマ・ウシなどの蹄
(ヒヅメ)(hoof)に対する言葉。
ひらてみき
【平手造酒】
◇[日]Hirate Miki
○[文]講談・浪曲『天保水滸伝』に登場する、ニヒルな浪人・
剣客。
千葉周作(シュウサク)の門下で、破門されて下総(シモフサ)の義侠の
笹川繁蔵(シゲゾウ)に身を寄せる。
繁蔵と飯岡助五郎との出入りで、助っ人として活躍するが斬
り殺される。
◎歌謡曲:⇒おおとねづきよ(大利根月夜)
ひらど
【平戸】
◇[日]Hirado
○(1)[地]⇒ひらどじま(平戸島)
○(2)⇒ひらどし(平戸市)
○(3)細金細工の一つ。
金線・銀線を組んで編んだ細工物。
「平戸細工」とも呼ぶ。
◎西洋から平戸島へ伝えられ、製したことから。
○(4)平戸焼きの略。
⇒ひらどやき(平戸焼き)
ぴらと
【ピラト】
◇Pontius Pilate
○[宗][人]キリストの処刑を許可した、ローマ領ユダヤ(Judea)
の総督。
[1]ぴらーと
【ピラート】
◇[独]Pirat
○(ドイツ語で)海賊。
⇒かいぞく(海賊)
[2]ぴらーと
【ピラート】
◇[フ]pirate
○(フランス語で)海賊。
⇒かいぞく(海賊)
ひらどうじょう《ひらだうじやう》
【平堂上】
○⇒どうじょうけ(堂上家)
ひらどし
【平戸市】
◇[日]Hirado Shi
○長崎県北部の市。平戸島を中心に度島(タクシマ)などから成る。
九州本土とは平戸大橋で連絡。
良港に富み、水産業の一中心地。
〈面積〉
168.73平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万3,900人。
◎1955(昭和30)平戸町・中野村・獅子村・紐差(ヒモサシ)村・中津
良(ナカツラ)村・津吉(ツヨシ)村・志々伎(シジキ)村の1町6村が合併
して市制施行。
◎古来中国、朝鮮との交通の寄港地となる。
鎌倉時代以降、松浦氏の城下町。
1550(天文19)ポルトガル船の入港以来、鎖国によって出島に
移るまで南蛮貿易によって繁栄。当時のオランダ・イギリス商
館跡、キリシタン遺跡などがある。
★ひらどじま
【平戸島】
◇[日]Hirado Jima
○[地]
〈面積〉
1961(昭和36)165平方キロメートル。
◎九州本土と平戸大橋で結ばれている。
びらとながーる
【ビラトナガール】
◇Biratnagar
○ネパール南東部、コシ地方(Koshi Zone)南西部、スンサリ地
区(Sunsari District)の都市。
北緯26.46°、東経87.28°の地。
インドとの国境近くの湿潤なタライ地帯(Tarai Region)に位
置する。
〈人口〉
1981(昭和56) 9万3,544人。
1991(平成 3)12万9,400人。
2001(平成13)16万6,900人。
2004(平成16)17万8,600人。
★ひらどはん
【平戸藩】
◇[日]Hirado Han
○[歴]
初代藩主:松浦鎮信(マツラ・シゲノブ)、6万3千石。
9代藩主:松浦静山(セイザン)
◎江戸の上屋敷は浅草鳥越(現:台東区浅草橋)1万4,828坪余、
下屋敷は北本所中ノ郷(現:墨田区東駒形2〜3丁目)4千9百
坪とその抱屋敷(カカエヤシキ)7千5百坪。
★ひらどま
【平土間】
○(1)[古][劇](歌舞伎劇場で)舞台正面に広がる見物席。
高土間(タカドマ)に対する言葉。
上方では「上場(ジョウバ)」と呼ぶ。
「平場(ヒラバ)」とも呼ぶ。
○(2)[劇](転じて)劇場の舞台正面の一階座席。大衆席。
★ひらどやき
【平戸焼き】
○
単に「平戸」とも呼ぶ。
びらとりちょう《びらとりちやう》
【平取町】
◇[日]Biratori Cho
○北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)沙流郡(サルグン)の町。
町立二風谷(ニブタニ)アイヌ文化博物館がある。
ひらない
【平内】
◇[日]Hiranai
○(1)⇒ひらないまち(平内町)
○(2)[交]⇒ひらないえき(平内駅)
ひらないえき
【平内駅】
○[交]岩手県九戸郡(クノヘグン)洋野町(ヒロノマチ)種市(タネイチ)にある、
JR東日本八戸線(ハチノヘセン)の駅。
角の浜(カドノハマ)駅と種市駅の間。
◎旧住所は九戸郡種市町(タネイチマチ)。
◎JR東北本線には西平内(ニシヒラナイ)駅がある。
ひらないまち
【平内町】
◇[日]Hiranai Machi
○青森県西北部、東津軽郡(ヒガシツガルグン)の町。陸奥湾(ムツワン)
内の青森湾と野辺地湾(ノヘジワン)に挟まれた夏泊(ナツドマリ)半島に
あり、南西部を青森市に接する。
JR東北本線が通じ、狩場沢(カリバサワ)駅・清水川(シミズガワ)
駅・小湊(コミナト)駅・西平内駅がある。
〈面積〉
216.92平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,528人。
ひらながる
【ヒラナガル】
◇[英]Hiranagar
○インド北部、ジャンム・カシミール州(Jammu Kashmir State)
南部のカトゥア県(Kathua District)南端にある県都カトゥア
の一地区。
北緯32.45°、東経75.27°の地。
ひらのく
【平野区】
◇[日]Hirano Ku
○大阪府大阪市南東部の区。北西部を生野区(イクノク)、西部を東
住吉区(ヒガシスミヨシク)に接する。
ひらのやま
【比良の山】
◇[日]Hira no Yama
○[地]⇒ひらさん(比良山)
ひらば
【平場】
○(1)平らな土地・平坦(ヘイタン)な土地。
「平地(ひらち,へいち)」とも呼ぶ。
○(2)[劇]平土間(ヒラドマ)。
⇒ひらどま(平土間)(1)
○(3)(組織・団体などで)幹部職などの職務室・会議場などに
対して、役職についていない平社員(ヒラシャイン)など一般職の人た
ちの仕事場。
○(4)幹部職などの立場に対して、一般職の立場。
◎平場の声を聞く
ひらぱー
【ひらパー】
○[俗]レジャー施設ひらかたパークの略称。
⇒ひらかたぱーく(ひらかたパーク)
ひらばり
【平針】
○(1)平たい針。
○(2)[医]⇒はばり(刃針)(2)
ぴらはん
【ピラハン】
◇Pirahan
○⇒ぴだはん(ピダハン)
ひらび
【平日】
○(1)[暦]祝祭日・縁日などを除いた、行事のない普通の日。
⇔ものび(物日)
◎「へいじつ(平日)」とも読む。
○(2)[言]漢字の部首(ブシュ)の一つ。
「曰」の文字また「最」・「更」・「曲」・「書」・「會」などの「曰」を、
日偏(ヒヘン)と区別して呼ぶ。
◎「平たい日の字」の意味。
ひらひも
【平紐】
○平打ちした組紐(クミヒモ)。
平台(ヒラダイ)に数本の糸を並べ、ヘラ(箆)で固く打ち込みな
がら組み目を作った紐。
真田紐(サナダヒモ)など。
「ひらうち(平打,平打ち)」,「平緒(ヒラオ)」とも呼ぶ。
参照⇒さなだひも(真田紐),ひらだい(平台)(2),くみひも(組
紐,組み紐)
★びらびら
【びらびら】
○(1)[形動]物が垂れさがって揺(ユ)れ動くさま。
○(2)[形動]派手な飾りのつくさま。
○(3)垂れ下がる飾り。
○()
○()簪(カンザシ)から垂れ下がる飾り。
⇒びら(びら,弁)
びらびらかんざし
【びらびら簪】
○簪の一種。
フジ(藤)の花のように垂れ下がる、びらと呼ぶ細長い鎖や短
冊状の飾りが着いたもの。
主に童女(ドウジョ)(少女)が挿(サ)す。
「びら簪」とも呼ぶ。
★ひらふく
【平福】
◇[日]Hirafuku
○兵庫県西端、佐用郡(サヨウグン)佐用町(サヨウチョウ)の地名。
◎江戸時代、因幡街道の宿場町。
1955(昭和30)平福町、佐用町に編入。
ひらぶち
【平縁】
◇[日]hirabuchi、[英]fillet(フィレット)/filet
○[建]天井板を支える、または壁の下見板(シタミイタ)を上から押
さえる細長い押し縁で、薄く平たい化粧板。
参照⇒さおぶち(竿縁,棹縁)
◎平縁天井
ひらまく
【平幕】
◇[日]hiramaku
○(1)平張りの幕。
○(2)[運]相撲で、前頭(マエガシラ)の別称。
⇒まえがしら(前頭)
★ひらまさ
【ヒラマサ】
【平政】
◇[学]Serlola lalandi
○[魚]スズキ目(Perciformes)アジ科(Carangidae)ブリ属(Se-
riola)の海産硬骨魚。
★ぴらみっど
【ピラミッド】
◇[英]pyramid
○(1)[歴]
参照⇒ますたば(マスタバ)(2)
◎古代バビロニアの聖塔:⇒じっぐらと(ジッグラト)
○(2)
★ひらめ
【ヒラメ】
【鮃】
【平目】
【比目魚】
○(1)[魚]カレイ目(Pleuronectiformes)ヒラメ科(Paralichthys)
の硬骨魚の総称。
◎中国語で比目魚(bimuyu)はヒラメとカレイを含む。
○(2)[魚]([学]Paralichthys olivaceus)ヒラメ科ヒラメ属
(Paralichthys)の海魚。
体長約80センチメートル。
旬(シュン)は冬季から早春で、「寒平目(カンビラメ)」と呼ぶ。産卵
を終えた春以降は不味。
◎左(ヒダリ)ヒラメに右(ミギ)カレイ:腹側を下(手前)にして置
いたとき、左側に目がある魚がヒラメで、右側に目があるのが
カレイだという意味。ただし、例外もある。
◎青森県の県魚。
◎中国語:牙鮃(yabing)。
ひらや
【平屋】
【平家】
◇[英]one-storied house
○[建](二階以上のない)一階建ての家。
ひらやね
【平屋根】
◇[英]deck roof
○[建]⇒ろくやね(陸屋根)
ひらやま
【比良山】
◇[日]Hira Yama
○[地]⇒ひらさん(比良山)
ひらやまじろ
【平山城】
○平地にある丘陵を利用して築いた城。
「ひらさんじょう」とも呼ぶ。
⇔やまじろ(山城),ひらじろ(平城)
ひらやむら
【平谷村】
◇[日]Hiraya Mura
○長野県南西部、下伊那郡(シモイナグン)の村。
〈面積〉
77.40平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)660人。
2002(平成14)647人(10月1日現在)。
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