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百 科 辞 書 《ひとら》 編集:獨 澄旻
-------- ひとら ------------------------------------------------
★ひとらー
【ヒトラー】
◇Adolf Hitler
○[人]ドイツの政治家、ナチス・ドイツの総統(1889. 4.20〜
1945. 4.30)。
1889(明治22)オーストリアの税関吏アロイス(Alois)(1837〜)
の子に生れる。
芸術家を目指して挫折(ザセツ)。ルエガー(Karl Lueger)とい
う政治家の反ユダヤ思想に感化される。
第一次世界大戦に伍長で出征。戦後、ドイツ労働者党に入党。
1920(大正 9)党名を国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)に改
め、翌1921(大正10)党首。1923.11.(大正12)ルーデンドルフと
ともにミュンヘン一揆を企てて失敗し、入獄。
世界恐慌の混乱の中で、民族主義・反ユダヤを鼓吹し、次第
に中間層の支持を得て勢力を拡張。
財界とも手を握り、1932(昭和 7)ナチスを第一党とし、1933.
1.30(昭和 8)首相に就任して政権を獲得。共産党など他を弾
圧し、1934(昭和 9. 8. 2)ヒンデンブルク大統領の死により総
統に就任し、独裁権を掌握。
対外侵略を強行し、1939(昭和14)第二次世界大戦を引き起こ
す。
1945. 4.28(昭和20)総統官邸地下壕で愛人エバ・ブラウン
(Eva Braun)と結婚。2日後にエバとともに自殺。
著書は『わが闘争(Mein Kampf)』。
「ヒットラー」とも呼ぶ。
◎ヒトラーの三大遺産:文字改革(ドイツ文字をローマ字化)・
アウトバーン(高速道路)・フォルクスワーゲン(国民車)。
参照⇒ふぉるくすわーげん(フォルクスワーゲン)(2)
◎山荘:⇒べるひてすがーでん(ベルヒテスガーデン)
◎2010.10.15(平成22)ドイツ歴史博物館で第二次世界大戦後初
のヒトラー展を開催。
ひどら
【ヒドラ】
◇[希]hydra(水ヘビ)
○(1)[ギ神](Hydra)ヘラクレス(Hercules)に退治された、レル
ナ沼沢([英]Lake Lerna)地帯の九つの頭を持つヘビ。
「ヒュドラ」とも呼ぶ。
参照⇒へらくれす(へらくれす)
◎一つの頭を切るとその跡に二つの頭を生じたという。
○(2)[動]ヒドロ虫綱(Hydrozoa)ヒドロ虫目(Hydroida)花ヒド
ラ下目(Anthomedusae)ヒドラ科(Hydridae)ヒドラ属(Hydra)の
腔腸(コウチョウ)動物の総称。
体長は1センチメートル内外。体は細長い円筒状で、淡褐色
のものが多い。上端に口があり、口の周囲には伸縮性に富む5
〜8本の糸状の約2センチメートルの触手があり、その触手で
水中の微生物を捕食する。下端は足盤で、静水中の水草・枯葉
・石などに付着する。
雌雄異体で、晩秋の降温時には有性生殖も行われるが、体の
基部から新しい個体を出芽して無性生殖もする。
再生力が強く、再生の実験に用いられる。
世界的に広く分布し、淡水産で、湖沼・水田などの静水中に
生息。日本にはヤマトヒドラ・ヒメヒドラ・エヒドラ・ヌマヒ
ドラ・チクビヒドラなど数種がいる。
◎ギリシア神話のヒドラ(1)から。
◎熱帯魚などを飼育する水槽の中では緑色のものが多い。
○(3)[天]海へび座。
ひどらじっど
【ヒドラジッド】
◇[英]hydrazide
○[薬]⇒いそにこちんさんひどらじど(イソニコチン酸ヒドラ
ジド)
ひどらじど
【ヒドラジド】
◇[英]hydrazide
○[薬]⇒いそにこちんさんひどらじど(イソニコチン酸ヒドラ
ジド)
ひどらじん
【ヒドラジン】
◇[英]hydrazine
○[化]ロケットの推進用燃料。強い還元剤(脱酸素剤)で、有毒。
化学式はN2H4またはNH2NH2。
製造しやすく、安定性も高くて保存もしやすい。
皮膚などに付着するとヤケドを起こし、気化ガスを大量に吸
入すると神経系が冒(オカ)され、死に至る場合もある。
◎モノメチルヒドラジン(monomethyl hydrazine)
ひどらぞさん
【ヒドラゾ酸】
◇[英]hydrazoic acid
○[化]⇒あじかすいそ(アジ化水素)
ひとらーゆーげんと
【ヒトラー・ユーゲント】
◇[独]Hitler Jugend
○[歴]ナチス・ドイツの青少年団。
青少年をナチス的な政治的・軍事的教育を授けてファシズム
体制に順応・奉仕させる目的の青少年組織。
略称は「HJ」。
参照⇒こむそもーる(コムソモール),ぼーいすかうと(ボーイ
スカウト)
◎1926(大正15)発足。
1936(昭和11)他の組織を吸収し、法律で14〜18歳男子・14〜
21歳女子の加入を義務づける。
1938. 5.27(昭和13)来日。
1944(昭和19)国民突撃隊に改組。
★ひとり
【一人】
【独り】
○
◎「君子(クンシ)は独(ヒト)りを慎(ツツシ)む」,「独りを慎む」
人格の立派な人は、人前だけではなく人の見ていないところ
でも自分の行いを慎み道に背(ソム)かない。
ぴーとりー
【ピートリー】
◇William Matthew Flinders Petrie
○[人]⇒[2]ぺとり(ペトリ)
ひとりじゃないの
【ひとりじゃないの】
○[楽]小谷夏(コタニ・ナツ)作詞、森田公一作曲の歌謡曲。
歌は天地真理(アマチ・マリ)。
◎1972(昭和47)レコード発売。
ひとりじょうず《ひとりじやうず》
【ひとり上手】
○[楽]中島みゆき作詞・作曲の歌謡曲。
歌も中島みゆき。
◎1980(昭和55)レコード発売。
びとりす
【ビトリス】
◇Bitlis
○(1)(Bitlis Ili)⇒びとりすけん(ビトリス県)
○(2)トルコ東部、ビトリス県の県都。
北緯38.43°、東経42.14°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)3万8,100人。
2000(平成12)4万4,900人。
2004(平成16)4万9,700人。
びとりすけん
【ビトリス県】
◇[トルコ語]Bitlis Ili、[英]Bitlis Province
○トルコ東部の県。北東部をアール県(Agri Ili)、東部をワン
県(Van Ili)、南部をシイルト県(Siirt Ili)に接する。
県都はビトリス。
〈面積〉
6,707平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)33万0,100人。
2000(平成12)38万8,700人。
2004(平成16)43万0,000人。
★ひとりっこせいさく
【一人っ子政策】
○[政]中国の人口抑制政策。
中国では「計画生育(jihua shengyu)」と呼ぶ。
地方によって、第一子が女子の時は第二子まで許されている。
◎1980(昭和55)晩婚と一人っ子を国家の政策として奨励開始。
2002. 9. 1(平成14)人口・計画出産法を施行。
ひとりねのこもりうた
【ひとり寝の子守唄】
○[楽]加藤登紀子(トキコ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌も加藤登紀子。
◎1969.10.(昭和44)レコード発売。
ひとりのて
【一人の手】
◇[英]One Man's Hands
○[楽]アレックス・コンフォート(Alex Comfort)作詞・本田路
津子(ルツコ)訳詩、ピート・シーガー(Pete Seeger)作曲の歌謡曲。
歌は本田路津子。
◎1971. 8.(昭和46)シングル・レコード発売。
ひどる
【ヒドル】
◇Al Khidr
○⇒あるひどる(アルヒドル)
びとーる
【VTOL】
◇[英]vertical take-off and landing aircraft
○[空]⇒ぶいとーる(VTOL)
[1]びーとる
【ビートル】
◇[英]beetle
○(1)[虫]⇒かぶとむし(カブトムシ,カブト虫,兜虫,甲虫)
○(2)[俗][交]⇒ふぉるくすわーげん(フォルクスワーゲン)(2)
[2]びーとる
【ビートル】
○[海]九州の博多と韓国のプサン(釜山)間を運行する、JR九
州の高速船。
びーとるず
【ビートルズ】
◇[英]the Beatles
○[楽]⇒ざびーとるず(ザ・ビートルズ)
びとれいやー
【ビトレイヤー】
◇[英]betrayer
○裏切り者・密告者。売国奴。
◎二重スパイ:ダブルクロス(double cross)。
びーどろ
【ビードロ】
◇[葡]vidro
○(1)[古]ガラス・ガラス製品。
「ギヤマン」,「玻璃(ハリ)」とも呼ぶ。
◎室町末期に長崎に渡来したオランダ人からガラスの製法が伝
えられる。
「ビードロ」という言葉は製法伝来から江戸時代まで用いられ
た。
○(2)[歴]首の長いフラスコ状の玩具。
首の先を吹くと底のくぼみがペコンと音がする。
○(3)[古](江戸時代の隠語)美人。
◎壊れやすい・貴重品というイメージから。
★ひどろこるちぞん
【ヒドロコルチゾン】
◇[英]hydrocortisone
○(1)[生化]副腎皮質糖質ホルモンの一種。
ストレスを受けると増加し、心拍数・血圧の上昇、血流量の
低下をもたらす。
「ハイドロコーチゾン」,「コルチゾール([英]cortisol)」とも
呼ぶ。
○(2)[薬]アジソン病(Addison's disase)のステロイド系治療
薬。
酢酸ヒドロコルチゾンは水溶性で皮膚塗り薬(かゆみ止め)な
どにも使用される。
副作用は眼圧上昇・副腎機能の低下など。
「ハイドロコーチゾン」,「コルチゾール」とも呼ぶ。
参照⇒あじそんびょう(アジソン病)
◎コルチゾン([英]cortisone):⇒こるちぞん(コルチゾン)
ひどろなりうむ
【ヒドロナリウム】
◇Hydronalium
○[工]耐海水用アルミニウム合金。
アルミニウムにマグネシウム4〜10%を含有。
ひとろふか
【ヒトロフカ】
◇[露]Khitrovka
○[歴]19世紀末〜20世紀初め、帝政ロシア時代のモスクワにあっ
た貧民街(貧民窟)。
ロシア各地の農村から流入した貧しい労働者が居住。
ロシア革命後、取り壊された。
ゴーリキー(Maksim Gorkii)の戯曲『どん底(Na Dne)』など
の舞台となった。
参照⇒ひんみんくつ(貧民窟)
◎ロシア文字では"Хитровка"。
びーどろよま
【ビードロよま】
○飯粒(メシツブ)でガラスの粉をねり、それを塗った糸。
長崎地方で凧揚(タコア)げ競争の際、相手の凧の糸にからませ
て擦(ス)り切るために使用する。
「ガラスよま」とも呼ぶ。
◎「よま」は長崎方言で「ひも・糸」のこと。
ひとをこうるうた《ひとをこふるうた》
【人を戀ふる歌】
【人を恋うる歌】
○[楽]与謝野鉄幹作詞、作曲者不詳の歌謡曲(三高寮歌)。
◎作曲は奥好義とも。
〈一番の歌詞〉
妻をめとらば才(サイ)たけて/顏(ミメ)うるはしくなさけある/
友をえらばば書(シヨ)を讀みて/六分(リクブ)の侠氣(ケフキ)/四分
(シブ)の熱。
ひとをのろわばあなふたつ《ひとをのろはばあなふたつ》
【人を呪わば穴二つ】
○[慣用句]他人を呪い殺そうとすれば、その人を埋める墓穴の
ほかに、自分を埋める墓穴も掘る必要がある。
「人に危害を与えれば、必ずその報復を受ける」という意味。
びどん
【毘曇】
○[仏]⇒あびだるま(アビダルマ,阿毘達磨)
ぴとん
【ピトン】
◇[フ]piton(釘)、[英]piton、[独]Haken(釘)
○[運]⇒はーけん(ハーケン)
ひないじどり《ひないぢどり》
【比内地鶏】
○[農]高級食用鶏の一品種。
国の天然記念物の比内鶏とアメリカ産のロードアイランドレッ
ドを掛け合せた交配種。
参照⇒ひないどり(ヒナイドリ,比内鶏)
★ひないどり
【ヒナイドリ】
【比内鶏】
○[鳥]国の天然記念物。大館(オオダテ)三鶏の一つ。
キリタンポ料理には欠かせない山鳥に似た極上の味わいとい
われ、昔は年貢として納められていた。しかし現在は天然記念
物の指定により、交配種の比内地鶏しか食べられない。
参照⇒きりたんぽ(きりたんぽ)
◎1942(昭和17)国の天然記念物となる。
ひないまち
【比内町】
◇[日]Hinai Machi
○(1)秋田県北部、大館市(オオダテシ)南東部の地域名。
○(2)[古]秋田県北部、北秋田郡(キタアキタグン)の町。
南部に大葛(*)(オオクゾ)温泉がある。
JR花輪線(ハナワセン)が通じ、扇田(オウギタ)駅がある。
比内鶏や「陸のキャビア」とも呼ばれるホウキグサ(箒草)の実
「とんぶり」が特産。
(*)「葛」は正しくは「(草冠+「曷」)」。
〈面積〉
205.39平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)1万5,186人。
1995(平成 7)1万2,713人。
◎中心地の扇田はもと米代川(ヨネシロガワ)の河港。
江戸時代、大葛には全国有数の金山があった。
もと五と〇の日には六斎市(ロクサイイチ)があった。
2005. 6.20(平成17)大館市に編入。
ひながえき
【日永駅】
○(1)[交]三重県四日市市(ヨッカイチシ)日永にある、近鉄内部線(ウツ
ベセン)の駅。
赤堀(アカホリ)駅と南日永(ミナミヒナガ)駅の間。
○(2)[交]近鉄八王子線の駅。
西日野(ニシヒノ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
★ひなかざり
【雛飾り】
○
参照⇒ひなまつり(雛祭り),だいりびな(内裏雛)
◎雛壇の一段目は、明治以降では向かって左に男雛、右に女雛
とするが、関西は逆で、日本古来はすべて関西風であった。
二段目は三人官女、三段目は五人囃子、四段目は右に左大臣
(老人)で左に右大臣(若人)、五段目は三人の衛士、六段目は嫁
入り道具、七段目は駕籠や御所車などが飾られる。
参照⇒ごにんばやし(五人囃し,五人囃子)
◎埼玉県さいたま市岩槻区(イワツキク)(旧:岩槻市)・鴻巣市(コウノスシ)
の特産。
ひながしら
【雛頭】
○[服]⇒ひなさき(雛尖,雛頭)(1)
★ひなぎく
【ヒナギク】
【雛菊】
◇[学]Bellis perennis、[英]daisy、[西]margarita、[中]chu-
ju(雛菊)
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒナギク属(Bel-
lis)の多年草。ヨーロッパ原産。
「デージー」,「デイジー」,「マルガリータ」,「延命菊(エンメイギク)」
とも呼ぶ。
◎春の季語。
英語名は、"day's eye"のの転訛。
"oxeye"はフランスギク。
参照⇒ふらんすぎく(フランスギク,フランス菊)
ひなくらやま
【日名倉山】
◇[日]Hinakura Yama
○[地]兵庫県と岡山県の県境にある山。標高1,047メートル。
ぴなくる
【ピナクル】
◇[フ]pinacle
○(1)[運](登山で)山稜に切り立っている岩・小さな岩峰。
「ツァッケ([独]Zacke)」とも呼ぶ。
○(2)[建]西洋の中世建築に見られる小さな尖塔。
「ツァッケ」とも呼ぶ。
参照⇒みなれっと(ミナレット)
ぴなくるしょとう《ぴなくるしよたう》
【ピナクル諸島】
◇[英]Pinnacle Islands
○[地]⇒せんかくしょとう(尖閣諸島)
★ひなげし
【ヒナゲシ】
【雛罌粟】
◇[学]Papaver rhoeas
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)ケシ科(Papaveraceae)ケシ
属(Papaver)の二年草。ヨーロッパ中部原産。
5月ころ、深赤色・紅色・白色・黄色・絞りなどの四弁花を
開く。
ヨーロッパでは小麦畑の雑草で、主に深赤色の花をつける。
「虞美人草(グビジンソウ)」,「ポピー(poppy)」,「こくりこ(雛罌粟)」
とも呼ぶ。
◎季語は夏。
インドの国花(ポピー)。
虞美人(中国の項羽の愛姫)の墓に生えたという伝説がある。
イギリスでは、第一次・第二次世界大戦に戦死した兵士の象
徴とされ、戦没者追悼記念日(11月11日に最も近い日曜日)は赤
い紙のヒナゲシを買って着けてる。その造花は傷痍(ショウイ)軍人
などが作ったもので、その収益は老兵の福祉などに充てられる。
◎英語:コーンポピー(corn-poppy)/ポピー(poppy)(ケシ)。
ドイツ語:モーンブルメ(Mohnblume)。
フランス語:コクリコ(coquelicot)。
イタリア語:パパーベロセルバティコ(papavero selvatico)。
スペイン語:アマポラ(amapola)。
トルコ語:ゲリンジク(gelincik)。
中国語:虞美人(yumeiren)。
びなこーる
【ビナコール】
【Vinacoal】
◇[英]Vietnam Coal Corporation
○[経]ベトナム石炭総公社の略称。
ひなさき
【雛尖】
【雛頭】
○(1)[服]烏帽子(エボシ)の前面中央の凹みの中にある、小さく
突起した所。
「ひながしら(雛頭)」とも呼ぶ。
参照⇒えぼし(烏帽子)
○(2)[古]陰核の古称。
⇒いんかく(陰核)
びなさっと
【ビナサット】
◇VINASAT
○[天]ベトナムの通信衛星。
◎2008. 4.19(平成20)仏領ギアナからベトナム初の通信衛星ビ
ナサット1号(ロッキード・マーチン社製)の打ち上げに成功。
びーなす
【ビーナス】
◇[英]Venus
○(1)[ロ神]菜園の守護女神。
ギリシア神話のアフロディテ(Aphrodite)と同一視され、美
と愛の女神とも。
「ヴィーナス」とも、ラテン語で「ウェヌス(Venus)」とも呼ぶ。
参照⇒あふろでぃて(アフロディテ)
○(2)[天]金星の英語名。
⇒きんせい(金星)
びーなすたい
【ビーナス帯】
◇[英]girdle of Venus
○[歴]⇒ていそうたい(貞操帯)
ひなせちょう《ひなせちやう》
【日生町】
◇[日]Hinase Cho
○[古]岡山県東部、和気郡(ワケグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)備前市に編入。
ひなたもん
【日向紋】
◇[日]hinatamon
○表紋(オモテモン)の別称。
⇒おもてもん(表紋)(2)
ひなたやま
【日向山】
◇[日]Hinata Yama
○(1)[地]埼玉県秩父郡横瀬町(ヨコゼマチ)にある標高627メートル
の小高い丘。
武甲山(ブコウサン)や双子山が見渡せる。
◎麓(フモト)に果樹園が広がり「あしがくぼ果樹公園村」と呼ばれ
ている。
○(2)[地]神奈川県厚木市にある山。標高404メートル。
ぴーなっつ
【ピーナッツ】
◇[英]peanuts
○(1)[植]落花生(ラッツカセイ)の英語名。
⇒らっかせい(ラッカセイ,落花生)
○(2)[漫](Peanuts)犬のスヌーピー(Snoopy)が活躍するアメリ
カの漫画。
漫画家チャールズ・シュルツ(Charles Schulz)(1922.11.26
〜2000. 2.12)作。
チャーリー・ブラウン(Charlie Brown)、ルーシー(Lucy)、
ペパーミント・パティー(Peppermint Patty)、ライナス(Linus)、
ウッドストック(Woodstock)、カボチャ大王(Pumpkin)などが登
場する。
1950.10. 2(昭和25)からアメリカの新聞7紙に掲載。
◎ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにスヌーピー・スタジオ
がある。
○(3)[歴]ロッキード事件で使われた賄賂(ワイロ)の隠語。
丸紅からロッキード社に渡された領収書に記されていた。
参照⇒ろっきーどじけん(ロッキード事件)
◎1976. 3.24(昭和51)学者・文化人らが「週刊ピーナッツ」を創
刊し事件を追及。
ぴなつぼさん
【ピナツボ山】
◇[英]Mount Pinatubo
○[地]フィリピン北部、ルソン島中部にある活火山。標高1,745
メートル。
首都マニラの北西約90キロメートル。
◎標高1,759メートルとも。
◎1991(平成 3)、4月ころから水蒸気爆発を繰り返し、6月9
日600年ぶりに大爆発(マグマ噴火)を起こし、300人以上が死亡。
また台風の襲来と重なり、堆積した軽石や火砕物による土石流
が発生し多数の死者や田畑の被害を出した。
噴煙は成層圏に達して滞留し、世界的に異常気象が発生した。
山麓にあったアメリカ軍のクラーク空軍基地(Clark Air Base)
は、噴火物のため使用不能となり、また同年9月16日フィリピ
ン議会により米比基地協定の更新が拒否され、閉鎖・返還され
た(スビック海軍基地も同時に返還)。
びーなないーなな
【B7E7】
○[古][空][交]⇒どりーむらいなー(ドリームライナー)
びーななはちなな
【B787】
○[空][交]⇒どりーむらいなー(ドリームライナー)
ぴなふぉー
【ピナフォー】
◇[英]pinafore
○[服]⇒ぴなふぉあ(ピナフォア)
ぴなふぉあ
【ピナフォア】
◇[英]pinafore
○(1)[服](小児用の)胸当て付きで袖のないエプロン。
「ピナフォー」,「ディッキー([英]dickey)」とも呼ぶ。
参照⇒すもっく(スモック)
○(2)[服]⇒ぴなふぉあどれす(ピナフォアドレス,ピナフォア
・ドレス)
ぴなふぉあどれす
【ピナフォアドレス】
【ピナフォア・ドレス】
◇[英]pinafore dress
○[服]袖なしの家庭着・上っ張り。
★ひなまりつ
【雛祭り】
○
参照⇒ひなかざり(雛飾り)
◎雛壇を飾り、散らし寿司と蛤(ハマグリ)の吸い物で祝う。
蛤は他の貝同志では決して合わないことから夫婦の契(チギ)
りが固いことを表し、吸い物には一つの貝に身を二つ入れる習
わしである。
ひーなやーな
【ヒーナヤーナ】
◇[梵]hinayana
○[仏]⇒しょうじょうぶっきょう(小乗仏教)
ひなわざお《ひなわざを》
【火縄桿】
○⇒みちびざお(導火桿)
★ひなわじゅう《ひなはじゆう》
【火縄銃】
○
「種子島」とも呼ぶ。
参照⇒みちびざお(導火桿),くにいち(九二一)
◎日本伝来:参照⇒たねがしま(種子島)(2)
中国:参照⇒しんきふ(神器譜)
◎英語:ハーケブス(harquebus)/アーケブス(arquebus)。
ドイツ語:アルケブーゼ(arkebuse)。
フランス語:アーケビュース(arquebuse)。
イタリア語:アルキブージョ(archibugio)。
スペイン語:アルカブース(arcabuz)。
ぴなん
【ピナン】
◇Pinang
○⇒ぺなん(ペナン,彼南)
★びなんし
【美男子】
○
「二枚目」とも呼ぶ。
日本では「ハンサム([英]handsome)」とも呼ぶが、正確には形
容詞なので英語では「ハンサムマン(handsome man)」,「ハンサム
ボーイ(handsome boy)」。
古くは「今業平(イマナリヒラ)」とも呼んだ。
参照⇒みずもしたたる(水もしたたる,水も滴る)
ひなんぞく
【卑南族】
◇[中]Beinan Zu
○⇒ぴぬゆまやん(ピヌユマヤン)
ぴなんとう《ぴなんたう》
【ピナン島】
◇[マレー語]Palau Pinang
○[地]⇒ぺなんとう(ペナン島)
ぴにおん
【ピニオン】
◇[英]pinion
○(1)[機]大きさの異なる二個の歯車が噛(カ)み合う時、歯数の
少ない小さい方の歯車。
○(2)[機]平板に歯を付けたラック(rack)に噛み合う小歯車。
参照⇒[1]らっく(ラック)(2)
びーにじゅうく《びーにじふく》
【B29】
◇「B」は「bomber(爆撃機)」の略。
○[歴][軍]第二次世界大戦末期に活躍したアメリカ軍の大型長
距離爆撃機。
爆弾搭載量9トン、正規航続距離4,585キロメートル。
ボーイング(Boeing)社製で、中翼単葉プロペラ四発機。
◎1944. 6.(昭和19)初出撃。
「超空の要塞(Superfortress)」と呼ばれ、主に日本本土空襲
に活躍し、原爆投下にも使用された。
参照⇒えのらげい(エノラゲイ,エノラ・ゲイ),ぼっくすかー
(ボックスカー),らいでん(雷電)(2)
◎第二次世界大戦末期に日本を攻撃したB29の内、3機がソ
ビエト領内に緊急着陸。アメリカに返還されることなく、爆撃
機Tu−4の開発モデルとなった。
参照⇒[2]つぽれふ(ツポレフ)
びにぼん
【ビニ本】
○(1)書店で、立ち読み防止のために一冊々々をビニール袋に
入れて陳列されている書籍・雑誌。
マンガ単行本やワイセツ本が大半。
○(2)[古][社](特に)ワイセツ写真の書籍・雑誌一般。
自販機などで売られるビニール袋に入っていないものも含む。
1970年代中ころから発売され、1980年代にピークを迎えたが、
性器が映っている「裏本(ウラボン)」の出現で姿を消した。
ひにん
【非人】
○[歴]江戸時代の身分制度で、士農工商の四民の下におかれた
最下層の身分の一つ。
最下層の身分は穢多(エタ)と非人があり、非人は穢多の下とさ
れた。穢多が農業などの生産的仕事に従事できたのに対し、非
人は非人頭の支配下で主として非人小屋に居住し、牢獄や処刑
場での雑役、罪人の送致、刑屍の埋葬などと、卑俗な遊芸や物
貰いなどで生活していた。
「人外(ニンガイ)」,「垣外(カイト)」とも呼ぶ。
参考⇒ごうむね(乞胸),えた(穢多),くるまぜんしち(車善七),
かわらもの(河原者)(1)
◎非人人別帳に記載され、無宿人とは厳密に区別された。
◎1871(明治 4)太政官布告によって法制上、穢多・非人の呼称
は廃止された。しかし、新平民・特殊部落民などの名称が新し
く作られ、就職や婚姻などの差別・賤視は根絶されていない。
ひにん
【避妊】
【避姙】
◇[英]contraception
○[医]意図しない妊娠を避(サ)けるため、人為的な処置をする
こと。
参照⇒じゅたいちょうせい(受胎調節)
◎世界避妊の日(WCD:World Contraception Day):9月26日。
参照⇒あいぴーぴーえふ(IPPF)
ひにんあずけ《ひにんあづけ》
【非人預】
○[歴]⇒ためあずけ(溜預)
ひにんがしら
【非人頭】
○[歴]江戸時代、非人などを取締・監督した世襲の頭領(トウリョウ)。
江戸では車善七・品川松右衛門・深川善三郎・代々木久兵衛。
京都では与次郎(ヨジロウ)。
参照⇒ひにん(非人)
◎日本橋を境に江戸の北を車善七が、南を品川松右衛門を管理
した。
ひにんごや
【非人小屋】
○(1)[歴]非人が起居する小屋。
○(2)[歴]⇒ひにんため(非人溜)
○(3)[歴]⇒ひにんよせば(非人寄場)
ひにんため
【非人溜】
○[歴]江戸時代、重病や15歳以下の囚人を収容した施設。
平癒や成長を待って刑が執行された。
単に「溜(タメ)」とも呼び、のち女には別に「女溜(オンナタメ)」が設
けられた。
「非人小屋」とも呼ぶ。
◎江戸浅草と品川に置かれ、非人頭が管理した。
◎牢(ロウ)から非人溜に送ることを「溜預(タメアズケ)」,「非人預(ヒニン
アズケ)」と呼んだ。
◎非人の罪人は穢多(エタ)頭の弾左衛門の管轄する牢に入る。
◎浅草溜の奥(北西)に接して非人寄場があった。
参照⇒ひにんよせば(非人寄場)
★ひにんとりしまりれい
【非人取締令】
○[歴]江戸町奉行、1796(寛政 8)非人の衣装について厳密に規
定する。
ひにんよせば
【非人寄場】
○[歴]江戸時代、非人頭の支配に属さない野非人や無宿非人を
収容した施設。
「非人小屋」とも呼ぶ。
◎1842(天保13)浅草非人溜(タメ)の奥(北西)に設けられ、紙屑(カ
ミクズ)を再生する紙漉(カミスキ)の授産活動を行なった。
1853(嘉永 6)閉鎖。
参照⇒ひにんため(非人溜)
◎非人はエタのように生産活動に従事することは許されておら
ず、通常は乞食(コジキ)や芸能生活を送るが才能のないものも多
かった。そこで、紙屑拾いは生産ではないとして許され、さら
に再生のための紙漉まで拡大されたもの。
参照⇒ごうむね(乞胸)
★ひぬま
【涸沼】
◇[日]Hinuma
○[地]茨城県の水戸東南10キロメートルほどのところにある沼。
面積11.1平方キロメートル、周囲約23.9キロメートル、水深
3メートル。
海水が逆流してくるので海水・淡水両魚が混棲(コンセイ)する。
ぴぬゆまやん
【ピヌユマヤン】
◇Pinuyumayan
○台湾の原住民族の一族。
初鹿(ウリブリベック<Ulivelivek>)・上賓朗(ハリパイ<Hari-
pai>,上檳榔)・下賓朗(ピナセキ<pinaseki>,檳榔)・普悠瑪(プ
ユマ<Puyuma>,南王)・大巴六九(タマラカウ<Tamalakaw>,泰安)
・利嘉(リカブン<Likavung>)・射馬干(カサバガン<kasavakan>,
建和)・知本(チポン<Katipul>)の八社蕃(部落)から成る。
「プヌユマヤン(Punuyumayan)」とも、中国語で「卑南族(Bei-
nan Zu)」とも呼ぶ。
古称は「プユマ族(Puyuma)」,「ピュマ族」。
参照⇒たかさごぞく(高砂族)
◎かつて台東県卑南郷の知本村・建和村・利嘉村・泰安村・檳
榔村・美農村・初鹿村・南王村・温泉村に居住。
ひね
【陳】
○(1)古くなった穀物・野菜・茶など。
◎ひね茶(陳茶):⇒こちゃ(古茶)
○(2)前年に収穫した穀物。
ひね
【陳】
【老成】
○(1)古びたもの。
○(2)大人(オトナ)びていること、ませていること。また、その人。
ひね
【陳】
【晩稲】
【後稲】
○[農]⇒おくて(晩生,奥手,晩稲)
びねがー
【ビネガー】
◇[英]vinegar
○(1)[食]食用酢・食酢。
○(2)[食](特に)リンゴ酒・ブドウ酒(ワイン)・大麦麦芽・蒸
留アルコールなどから作られた西洋酢。
参照⇒ばるさみこ(バルサミコ)
ひねごめ
【ひね米】
【陳ね米】
【陳米】
○[食]収穫して一年以上経(ヘ)た古い米。古米(コマイ)。
味が落ち、さらに古くなると赤みを帯び、高級品種でも下等
米となる。
「ひねまい(陳ね米,陳米)」とも呼ぶ。
参照⇒あかごめ(赤米)(1)
ひねずみ
【火鼠】
○[中国伝説]古代中国の想像上の動物。
南海の火山国の火中に棲(ス)む白鼠で、その毛皮は火に焼け
ることがないといわれる。
参照⇒かかんぷ(火浣布)(1)
◎『竹取物語』に「火鼠の皮衣(カハゴロモ)」と見える。
ひねずみのかわぎぬ《ひねずみのかはぎぬ》
【火鼠の裘】
○⇒かかんぷ(火浣布)(1)
ひねずみのかわごろも《ひねずみのかはごろも》
【火鼠の皮衣】
○⇒かかんぷ(火浣布)(1)
ひねちゃ
【ひね茶】
【陳茶】
○[食]古茶のこと。
⇒こちゃ(古茶)
ひねぶら
【ヒネブラ】
◇[西]Ginevra
○(1)スイスの都市ジュネーブ([フ]Geneve)のスペイン語名。
⇒じゅねーぶ(ジュネーブ)
○(2)[食]
ひねまい
【ひね米】
【陳ね米】
【陳米】
○[食]⇒ひねごめ(ひね米,陳ね米,陳米)
ひねる
【陳ねる】
○(1)年を経る。古くなる。古くさくなる。ふるびる。
○(2)(子供が)年齢のわりに大人びている。ませる。
ひの
【日野】
◇[日]Hino
○(1)⇒ひのし(日野市)
○(2)⇒ひのぐん(日野郡)
○(3)⇒ひのちょう(日野町)
○(4)[交]⇒ひのえき(日野駅)
[1]びーの
【ビーノ】
◇[西]vino
○[食](スペイン語で)葡萄酒(ブドウシュ)・ワイン。
⇒わいん(ワイン)
[2]びーの
【ビーノ】
◇[登録商標]VINO
○[交]ヤマハ発動機の原付スクーター。
◎2004. 3.29(平成16)全面改良して発売。
ひのえ
【丙】
○十干(ジッカン)の第三。
参照⇒じっかん(十干)
◎「火(ヒ)の兄(エ)」の意味。
「へい(丙)」とも読む。
ひのえうま
【丙午】
○[暦]干支(エト)の一つ、第43番目。
五行説によると、丙は「火(ヒ)の兄(エ)」、午は方角で正南に当
たるところから、この年には火災が多いとされる。
また江戸初期の八百屋お七の放火事件以後、この年生れの女
は気性が強く、夫を食い殺すという俗信が生れた。
◎1966(昭和41)出生率が前年比25.4%(45万人余)減少した。
ひのえき
【日野駅】
○[交]東京都日野市の北部にある、JR中央本線の駅。
立川(タチカワ)駅(立川市)と豊田(トヨダ)駅の間。
◎秩父鉄道に武州日野(ブシュウヒノ)駅がある。
ひのかげちょう《ひのかげちやう》
【日の影町】
◇[日]Hinokage Cho
○[古]⇒ひのかげちょう(日之影町)
ひのかげちょう《ひのかげちやう》
【日之影町】
◇[日]Hinokage Cho
○宮崎県北部、西臼杵郡(ニシウスキグン)の町。
旧称は「日の影町」。
〈面積〉
277.80平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)5,926人。
◎1951(昭和26)岩井川村と七折村が合併し、日の影町として町
制施行。
1956(昭和31)岩戸村の一部(他は高千穂町)を編入して現町名
に改称。
ひのかわ《ひのかは》
【皮の皮】
○「皮」の漢字を「革」と区別する呼称。
★ひのき
【ヒノキ】
【檜】
【桧】
【檜木】
【桧木】
◇[学]Chamaecyparis obtusa
○[植]マツ目(Pinales)ヒノキ科(Cupressaceae)ヒノキ属(Cha-
maecyparis)の常緑高木。
「ヒバ(檜葉,桧葉)」とも呼ぶ。
◎長崎県の県木。
◎樹皮:参照⇒まいはだ(槙皮,槙肌)
園芸品種:参照⇒ちゃぼひば(チャボヒバ,矮鶏檜葉)
明日(アス)はヒノキ:⇒あすなろ(アスナロ,翌檜,翌桧,羅漢柏)
セイヨウヒノキ(西洋檜):⇒いとすぎ(イトスギ,糸杉)(1)
ぴのきお
【ピノキオ】
◇[伊]Pinocchio
○(1)[文]イタリアの作家コローディ(C.Collodi)(1826〜1890)
の童話の一つ。
人形つくりのゼペット(Geppetto)が作った木の人形ピノキオ
が星の女神に生命を与えられ、いろいろな冒険を経て本当の子
供になる物語。
「ピノッキオ」とも、英語読みで「ピノチオ」とも呼ぶ。
○(2)[映]ウォルト・ディズニーの長編アニメーション、1940
(昭和15)作品。
参照⇒ほしにねがいを(星に願いを),[1]くりけっと(クリケッ
ト)(2)
ひのきおだけ《ひのきをだけ》
【檜尾岳】
◇[日]Hinokio Dake
○[地]長野県南部、駒ヶ根市(コマガネシ)赤穂(アカホ)と木曽郡(キソグ
ン)大桑村(オオクワムラ)長野(ナガノ)の境にある、中央アルプスの一峰。
標高2,728メートル、
ひのきだけ
【檜岳】
【桧岳】
◇[日]Hinoki Dake
○[地]神奈川県西部、足柄上郡(アシガラカミグン)の山北町(ヤマキタマチ)
と松田町(マツダマチ)の境にある山。標高1,167メートル。
ひのきぼらまる
【桧洞丸】
◇[日]Hinokiboramaru
○[地]神奈川県西部、津久井郡(ツクイグン)津久井町(ツクイマチ)と足
柄上郡(アシガラカミグン)山北町(ヤマキタマチ)の境にある丹沢山地の山。
標高1,601メートル。
東に蛭ヶ岳(ヒルガダケ)、南東に丹沢山(タンザワサン)がある。
参照⇒たんざわさんち(丹沢山地)
ひのくま
【檜前】
◇[日]Hinokuma
○奈良県中央部、高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)西部の地名。
東漢氏(ヤマトノアヤウジ)の檜隈寺(ヒノクマデラ)跡(国史跡)がある。
◎ 686(朱鳥元)檜隈寺、天武天皇の病気平癒を願い三十年に限
り百戸を与えられる。
ひのくまがわ《ひのくまがは》
【檜隈川】
◇[日]Hinokuma Gawa
○[地]奈良県中央部、高市郡(タカイチグン)の高取町(タカトリチョウ)の高
取山(タカトリヤマ)に発源し、明日香村檜前(ヒノクマ)で高取川に合流す
る川。
ひのぐん
【日野郡】
◇[日]Hino Gun
○鳥取県南西部の郡。
日南町(ニチナンチョウ)・日野町(ヒノチョウ)・江府町(コウフチョウ)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)溝口町(ミゾクチチョウ)、西伯郡(サイハクグン)岸
本町(キシモトチョウ)と合併して西伯郡伯耆町(ホウキチョウ)を発足。
◎東京都には日野市、滋賀県蒲生郡(ガモウグン)には日野町(ヒノチョ
ウ)がある。
ひのし
【火熨斗】
【火のし】
○[服]昔、布地(ヌノジ)のシワ(皺)を伸ばすのに使用した器具。
底の平らな金属の器に木の取っ手のある、杓子(シャクシ)に似た
もの。現在のアイロンに似た形で上部に取っ手があるものもあっ
た。
中に炭火を入れ、布地の上に押し当て動かし、その熱でシワ
をとったり、ヒダ(襞)をつけたりする。
現在は電熱式のアイロンを使用する。
参照⇒あいろん(アイロン)
ひのし
【日野市】
◇[日]Hino Shi
○東京都西部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)27平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)12万7,000人。
◎市鳥はカワセミ。
◎江戸時代、甲州街道の宿駅。
◎滋賀県蒲生郡(ガモウグン)と鳥取県日野郡(ヒノグン)には日野町(ヒ
ノチョウ)がある。
ひのせつ
【悲の節】
◇[英]Lent
○[宗]⇒しじゅんせつ(四旬節)
ひのたま
【火の玉】
○(1)球状になった火のかたまり(塊)。
○(2)(転じて)勢いの激しい状態。闘志を燃やして突き進む状
態。
○(3)夜間に見える光のかたまり。鬼火(オニビ)や人魂(ヒトダマ)な
ど。
参照⇒おにび(鬼火)(1)
ぴのちぇと
【ピノチェト】
◇Augusto Pinochet Ugarte
○[人]チリの軍人・大統領(1915〜)。在任:1973〜1990。
1970(昭和45)アジェンデ人民連合政権の社会主義的な政策か
らアメリカの経済制裁を受け市民生活が悪化し、1973. 8.(昭
和48)チリ全土で反政府ストが起き、翌月軍事クーデタを起こ
して軍事評議会議長に就任。翌年、大統領に就任。
1980(昭和55)新憲法を制定し、大統領の権限を強化し基本的
人権を大幅に制限して独裁体制を固める。
経済成長率年7%を達成するが、一方で左派政治家や活動家
を弾圧し、約70万人が拷問(ゴウモン)を受け2,095人が虐殺される。
1988.10.(昭和63)再選を問う国民投票で敗北して事実上の不
信任を受け、1990(平成 2)退任。
1998.10.(平成10)病気治療でイギリスに渡り、イギリス警察
に逮捕される。容疑は、軍政期にスペイン系市民を含む多くの
民間人の殺害による「人道に反する罪」で、スペインがICPO
(国際刑事警察機構)を通じて身柄拘束を要請したものだが、身
柄引渡しは行われていない。
[1]ぴのちお
【ピノチオ】
◇[英]Pinocchio
○[文]ピノキオの英語読み。
⇒ぴのきお(ピノキオ)
[2]ぴのちお
【ピノチオ】
◇[登録商標]Pinocchio
○[経][服]岡村株式会社の子供服のブランド名。
ひのちょう《ひのちやう》
【日野町】
◇[日]Hino Cho
○(1)滋賀県南東部、蒲生郡(ガモウグン)の町。
朝鮮ゆかりの鬼室神社(キシツジンジャ)がある。
参照⇒きしつふくしん(鬼室福信)
○(2)鳥取県南西部、日野郡の町。
〈面積〉
134.02平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,516人。
◎1959(昭和34)根雨町と黒坂町が合併して発足。
ぴのっきお
【ピノッキオ】
◇[伊]Pinocchio
○[文]⇒ぴのきお(ピノキオ)
ひので
【ひので】
○[宇]日本の太陽観測衛星(SOLAR−B)。
参照⇒ようこう(ようこう)
◎2006. 9.23(平成18)打ち上げ。
★ひので
【日の出】
○(1)
参照⇒ごらいこう(ご来光,御来光)
◎ロシア語では「ボスホート(Voskhod)」。
○(2)⇒ひのでまち(日の出町)
○(3)[古][交]⇒ひのでごう(日の出号)
ひのでがだけ
【日出ヶ岳】
◇[日]Hinodegatake/Hinode ga Take
○[地]三重県と奈良県の県境にある山。標高1,695メートル。
ひのでごう《ひのでがう》
【日の出号】
○[古][交]国鉄の修学旅行専用列車。
ひのでまち
【日の出町】
◇[日]Hinode Machi
○東京都西部、西多摩郡(ニシタマグン)の町。
西部を山梨県北都留郡(キタツルグン)上野原町(ウエノハラチョウ)、南端
部を神奈川県津久井郡(ツクイグン)藤野町(フジノマチ)に接する。
〈面積〉
28.08平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万6,631人。
◎1955(昭和30)大久野村と平井村が合併して日の出村を発足。
1974(昭和49)町制施行。
◎大分県速見郡(ハヤミグン)には日出町(ヒジマチ)がある。
ひのと
【丁】
○十干(ジッカン)の第四。
参照⇒じっかん(十干)
◎「火(ヒ)の弟(ト)」の意味。
「てい(丁)」とも読む。
[1]ひのとり
【火の鳥】
○(1)[エジプト伝説]フェニックス(Phoenix)の別称。
⇒[1]ふぇにっくす(フェニックス)(1)
○(2)[漫]手塚治の漫画。
[2]ひのとり
【火の鳥】
◇[フ]L'oiseau de feu
○[楽]ストラビンスキー(Igor Fyodorovich Stravinsky)作曲
のバレエ音楽。
ロシアの古い民話に取材した、王子イワンが火の鳥の助力で
王女たちを救う物語。
◎1910(明治43)パリでディアギレフのロシア・バレエ団により
初演。
ひののおやくしさん
【日野のお薬師さん】
○[俗]法界寺の通称。
⇒ほうかいじ(法界寺)
ぴののわーる
【ピノノワール】
【ピノ・ノワール】
◇[フ]vino noire(黒いワイン)
○[農]赤ワイン用のブドウの一品種。フランスのブルゴーニュ
地方原産。
ひのはかま
【緋の袴】
○[服]深紅色の精好(セイゴウ)織りで仕立てた袴。
宮中の女官が着用し、現在では神社の巫女(ミコ)などが着用。
「紅(クレナイ)の袴」とも呼ぶ。
参照⇒あんどんばかま(行灯袴)
ひのはらむら
【檜原村】
◇[日]Hinohara Mura
○東京都西部、西多摩郡(ニシタマグン)の村。
ひのひかり
【ヒノヒカリ】
○[農][食]銘柄米(ブランド米)の一品種。
九州地方で栽培。
ひのふだ
【火の札】
○放火を予告した脅迫状。放火すると書き付けて戸口に貼った
り、路上などに捨てておく札。
◎火の札を打つ:火の札を門などに貼り付けること。
★ひのまる
【日の丸】
◇[英]rising sun flag(ライジングサン・フラッグ)
○
「日章旗(ニッショウキ)」とも呼ぶ。
参照⇒きょくじつき(旭日旗),こっき(国旗),こっきこっかほ
う(国旗国歌法)
◎1854(嘉永 7. 7.)日章旗を日本国総船印とする。
1870(明治 3)制定。
1991.11.24(平成 3)社会党が容認。
1999.08.13(平成11)国旗国歌法、公布・施行。
◎東京オリンピックを機に見栄えを良くするため、それまでの
赤丸より大きくし、また蛍光灯で黒っぽくならないように朱色
に近い色に変更された。
ひのまるこうつう《ひのまるかうつう》
【日の丸交通】
◇[英]Honomaru Kotsu Co.,Ltd.
○[経]東京のタクシー会社の一社。日の丸自動車グループ。
本社は東京都文京区。
愛称は「日の丸タクシー」。
◎1950. 6.13(昭和25)日の丸自動車株式会社として創業。
1957(昭和32)自動車教習所(現:日の丸自動車学校)を開業。
1959. 5.15(昭和34)自動車教習所、株式会社日の丸自動車学
校として独立。
1960(昭和35)ハイヤー部門(現:株式会社日の丸リムジン)を
開業。
1963. 5.(昭和38)日の丸自動車興業を設立。
1991. 8.15(平成 3)タクシー部門、日の丸交通株式会社とし
て独立。
ひのまるじどうしゃこうぎょう《ひのまるじどうしやこうげふ》
【日の丸自動車興業】
○[経]観光バス運行会社の一社。日の丸自動車グループ。
本社は東京都文京区。
事業区域は東京都・千葉県・埼玉県。
◎1963. 5.(昭和38)日の丸自動車株式会社から分離・独立して
設立。
1963. 7.12(昭和38)観光バスを開業。
2004. 9.10(平成16)スカイバス東京、運行開始。
ひのまるたくしー
【日の丸タクシー】
○[交]日の丸交通株式会社のタクシー。
⇒ひのまるこうつう(日の丸交通)
ひのまるのはた
【日の丸の旗】
○[楽]高野辰之作詞、岡野貞一作曲の文部省唱歌。
歌い出しは「白地に赤く/日の丸染(ソ)めて」。
◎1911. 5.(明治44)『尋常小学唱歌(第一学年用)』に収録。
ひのまるべんとう《ひのまるべんたう》
【日の丸弁当】
○[食]ご飯の真ん中に赤い梅干(ウメボシ)を一個だけを入れた弁
当。
参照⇒どかべん(どか弁)
◎梅干の赤い丸を日の丸に見立てて呼んだもの。
ひのまるりむじん
【日の丸リムジン】
○[経]ハイヤー会社の一社。日の丸自動車グループ。
本社は東京都文京区。
ひのみさき
【日御碕】
◇[日]Hino Misaki
○[地]島根県北東部、島根半島西端の岬。簸川郡(ヒカワグン)大社
町(タイシャマチ)に属する。
出雲日御碕灯台がある。
ひのようじん
【火の用心】
○(1)火事を出さないように火の元(モト)に用心(注意)すること。
○(2)(1)のため、夜間に輪番で町内などを警戒しながら巡回す
ること。
町内会のほか、小学生などが集まって行う。
◎冬の季語。
禅寺:参照⇒こりん(火鈴)
○(3)(2)で、注意を呼び掛ける言葉。
拍子木(ヒョウシギ)を打ちながら大声で振れ回る。
◎火の用心、マッチ一本、火事の元。
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