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百 科 辞 書 《ひさ》 編集:獨 澄旻
-------- ひさ --------------------------------------------------
ひさ
【飛砂】
◇[中]feisha
○[地](砂漠・乾燥地帯で)風で大量の砂・土が舞い上がって移
動すること。また、その移動した砂。
参照⇒りゅうさ(流砂)(1)
◎飛砂走石:⇒ひさそうせき(飛砂走石)
★びざ
【ビザ】
◇[英]visa
○入国査証(サショウ)。
◎通過査証:⇒とらんじっとびざ(トランジット・ビザ)
到着ビザ:⇒とうちゃくびざ(到着ビザ)
◎2003. 8.(平成15)アメリカ合衆国、ビザ申請が書類審査に加
え面接が義務となる。
2003. 9. 1(平成15)中国政府、滞在15日以内の日本人観光客
に対するビザを免除。
2004. 1.26(平成16)在日米国大使館、非移民査証申請者の面
接受付を2月1日からインターネットのホームページ(http://
japan.usembassy.gov)のみと発表。電話付きファックスでは有
料で入力代行サービスが受けられる。
◎訪れる外国人の国側が発行するのが「旅券(パスポート)」。
参照⇒りょけん(旅券)
ぴさ
【ピサ】
◇Pisa
○(1)(Provincia di Pisa)⇒ぴさけん(ピサ県)
○(2)イタリア中部、トスカーナ州(Regione Toscana)北西部の
ピサ県の県都。アルノ川(Fiume Arno)河口近くにある古都。
参照⇒ぴさのしゃとう(ピサの斜塔)
〈人口〉
1984(昭和59)10万4,000人。
1999(平成11) 9万8,006人(1月1日推計)。
2001(平成13) 8万5,379人(10月21日現在)。
ぴざ
【ピザ】
◇[伊]pizza
○[食]小麦粉を練った生地をパイのように薄く丸形にのばし、
チーズ・サラミ・トマト・アンチョビー・オリーブの実や各種
の肉・野菜などを一面にのせて、強火の天火で焼いた食品。
イタリア語で「ピッツァ」とも、英語で「ピザパイ([英]pizza
pie)」とも呼ぶ。
◎生地が薄いものはイタリア風で、やや厚めのものはアメリカ
風。
アメリカではハンバーガーより多く食べられているジャンク
フード。
参照⇒じゃんくふーど(ジャンクフード)
びさいし
【尾西市】
◇[日]Bisai Shi
○愛知県北西部の市。
〈面積〉
22.01平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5万7,956人。
◎1955(昭和30)起町と朝日村が合併して発足。同年今伊勢町の
一部を編入。
◎愛知県には西尾市(ニシオシ)もある。
びーさいぼう《びーさいばう》
【B細胞】
◇[英]B cell
○[医]リンパ球の一つ。
胸腺に由来しない、骨髄で作られる免疫細胞で、抗原の侵入
とT細胞(Tリンパ球)の作用を受けて増殖し、抗体(免疫グロ
ブリン)を産生する。
具体的には、B細胞は表面にグロブリンをもち、ウイルス・
細菌などの抗原にあうと大型の免疫芽細胞となり、さらに形
質細胞に分化し細胞質で免疫グロブリンを作る。
「Bリンパ球(B淋巴球)(B lymphocyte)」,「骨髄由来細胞
(bone marrow derived cell)」とも呼ぶ。
参照⇒てぃーさいぼう(T細胞),えぬけーさいぼう(NK細胞)
ぴさいん
【ピサイン】
◇[英]piscine
○(1)[形]魚の・魚類の。
○(2)[形]魚に関する・魚類に関する。
○(3)[形]魚に似た。
◎参照⇒[2]ぴしね(ピシネ)
びさう
【ビサウ】
◇Bissau
○アフリカ大陸西海岸、ギニアビサウ共和国の首都。
北緯11.86°、西経15.61°の地。
「ビサオ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45) 7万1,169人。
1979(昭和54)10万9,214人。
1991(平成 3)19万5,389人。
2009(平成21)38万4,960人。
びさお
【ビサオ】
◇Bissau
○⇒びさう(ビサウ)
ひざおくり
【膝送り】
○座席に座っている人たちが空いた席をつめるため、または空
席を作るため、座ったまま、または立ち膝で順に体を移動させ
ること。
「膝繰り(ひざぐり,ひざくり)」とも呼ぶ。
参照⇒たちひざ(立ち膝)
ひざおり《ひざをり》
【膝折】
◇[日]Hizaori
○埼玉県南東部、朝霞市(アサカシ)の地名。
◎もと川越街道の宿場町の膝折宿。
びさぎなす
【ビサギナス】
◇Visaginas
○リトアニア東部、ウテナ州(Utenos apskritis)南東部のイグ
ナリナ県(Ignalinos rajonas)北東部の小都市。
北緯55.61°、東経26.44°の地。
〈人口〉
1989(平成元)3万2,438人。
2001(平成13)2万9,554人。
◎2009(平成21)危険といわれたチェルノブイリ型のイグナリナ
原発を閉鎖。
原子力発電所を建設予定。
参照⇒ちぇるのぶいり(チェルノブイリ)
ひさぐ
【拉ぐ】
○(1)[他動]押しつぶす。
「ひしぐ(拉ぐ)」,「ひしゃぐ(拉ぐ)」とも呼ぶ。
○(2)[自動]押しつぶされる。
「ひしげる(拉げる)」,「ひしゃげる(拉げる)」,「ひしゃぐ(拉ぐ)」
とも呼ぶ。
びさくどうぶつ
【尾索動物】
○[動]⇒びさくるい(尾索類)
ひざくら
【ヒザクラ】
【緋桜】
○[植]カンヒザクラ(寒緋桜)の別称。
⇒かんひざくら(カンヒザクラ,寒緋桜)
ひざくり
【膝繰り】
○⇒ひざおくり(膝送り)
ひざぐり
【膝繰り】
○⇒ひざおくり(膝送り)
ひざくりげ
【膝栗毛】
○(1)徒歩で旅行すること。
◎ひざを「栗毛のウマ」に見立てた言葉。
○(2)[文]江戸後期から明治初期に刊行された滑稽(コッケイ)な道
中記(紀行小説)の総称。
○(3)[文]十返舎一九(ジッペンシャ・イック)著『東海道中膝栗毛』の
略称。
⇒とうかいどうちゅうひざくりげ(東海道中膝栗毛)
★びさくるい
【尾索類】
◇[学]Urochordata
○[動]原索動物(protochordate)の一綱を成す無脊椎動物(in-
vertebrate)の総称。
ナメクジウオ類以外の原索動物で、ホヤ類・尾虫(ビチュウ)類
・ヒカリボヤ類・サルパ類が含まれる。
「尾索動物」とも呼ぶ。
参照⇒とうさくるい(頭索類)
ぴさけん
【ピサ県】
◇[伊]Provincia di Pisa、[英]Pisa District/Pisa Prov-
ince
○イタリア中部、トスカーナ州(Regione Toscana)北西部の県。
県都はピサ。
〈面積〉
2,448.0平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)38万5,445人(1月1日推計)。
2001(平成13)38万1,119人(10月21日現在)。
ひさそうせき
【飛砂走石】
◇[中]feisha zoushi
○[形]強い風で砂が舞い上がり、小石が転がるさま。
強風の形容に用いる。
ひさつ
【肥薩】
◇[日]Hisatsu
○肥後国(熊本県)と薩摩国(鹿児島県)の併称。
◎JR肥薩線,肥薩おれんじ鉄道
ひさつおれんじてつとう《ひさつおれんじてつだう》
【肥薩おれんじ鉄道】
◇[英]Hisatsu Orange Railway
○[交]熊本県・鹿児島県と沿線10市町とJR貨物が出資する第
三セクター鉄道会社。
本社は熊本県八代市萩原町。
〈停車駅〉
(新八代駅)・八代(ヤツシロ)駅・肥後高田(ヒゴコウダ)駅・日奈久
(ヒナグ)駅・肥後二見(ヒゴフミタ)駅・上田浦(カミタノウラ)駅・肥後田浦
(ヒゴタノウラ)駅・海浦(ウミノウラ)駅・佐敷(サシキ)駅・湯浦(ユノウラ)駅・
津奈木(ツナギ)駅・新水俣(シンミナマタ)駅・水俣(ミナマタ)駅・袋(フクロ)
駅・米ノ津(コメノツ)駅・出水(イズミ)駅・西出水(ニシイズミ)駅・高尾
野(タカオノ)駅・野田郷(ノダゴウ)駅・折口(オリグチ)駅・阿久根(アクネ)
駅・牛ノ浜(ウシノハマ)駅・薩摩大川(サツマオオカワ)駅・西方(ニシカタ)駅・
薩摩高城(サツマタキ)駅・草道(クサミチ)駅・上川内(カミセンダイ)駅・川内
(センダイ)駅・(隈之城駅)。
◎2002.10.31(平成14)設立。
2004. 3.13(平成16)九州新幹線鹿児島ルートの開業に伴い、
鹿児島本線の並行在来線(八代駅〜川内駅、116.9キロメートル)
を受け継いで開業。
ぴさのしゃとう《ぴさのしやたふ》
【ピサの斜塔】
◇[伊]Torre pendente di Pisa/Campanile di Pisa
○イタリア中部、トスカーナ州(Regione Toscana)北西部のピ
サ県(Provincia di Pisa)の県都ピサにある大聖堂の鐘楼(ショウロ
ウ)。
8層の円塔で、高さ約55メートル、直径17メートル。
建設途中で地盤が沈下し次第に傾斜したが、そのまま工事を
続けて完成。
◎1173(承安 3)起工。
1350(<南>正平 5,<北>観応元)完成。
◎モスルの斜塔(Bent Minaret of Mosul):参照⇒もする(モス
ル)
中国の斜塔:⇒うんがんじとう(雲岩寺塔),ぶんほうとう(文
峰塔)
ひさべつぶらく
【被差別部落】
○⇒ぶらく(部落)(2)
ひざまくら
【膝枕】
○(1)座っている他人の膝を枕代りにして横になること。
○(2)(特に)男が女の膝を枕にすること。
参照⇒うでまくら(腕枕)(2)
★ひさみつせいやく
【久光製薬】
◇[英]Hisamitsu Pharmaceutical Co.,Inc.
○[経]製薬会社の一社。
九州本社は佐賀県鳥栖市(トスシ)。
◎1847(弘化 4)久光仁平、小松屋を創業。
1903(明治36)中冨三郎、久光兄弟合名会社を設立。
1934(昭和 9)サロンパスを発売。
1951(昭和26)久光兄弟株式会社に改組。
1965(昭和40)久光製薬株式会社に改称。
1963(昭和38)エアーサロンパスを発売。
1971(昭和46)サロンシップを発売。
ひさやおおどおり《ひさやおほどほり》
【久屋大通】
◇[日]Hisaya Oodori/Hisaya Ohdori
○(1)愛知県名古屋市中区にある100メートル道路。
中央帯の南北約2キロメートルが久屋大通公園となっている。
○(2)[交]⇒ひさやおおどおりえき(久屋大通駅)
ひさやおおどおりえき《ひさやおほどほりえき》
【久屋大通駅】
○[交]愛知県名古屋市中区錦(ニシキ)にある、市営地下鉄桜通線
・名城線(メイジョウセン)の駅。
桜通線:丸の内(マルノウチ)駅と高岳(タカオカ)駅(東区)の間。
名城線:市役所(シヤクショ)駅と栄(サカエ)駅の間。
★びさやしょとう《びさやしよたう》
【ビサヤ諸島】
◇[英]Visayan Islands、[西]Islas Bisayas
○[地]フィリピン中東部、ビサヤ海(Visayan Sea)周辺の諸島。
レイテ島(Leyte Island)・ボホール島(Bohol Island)・バナ
イ島(Panay Island)・ネグロス島(Negros Island)など。
北部をルソン島(Luzon Island)、南部をミンダナオ島(Minda-
nao Island)の間に位置する。
行政区画は西部ビサヤ地域(Western Visayan Region)・中央
ビサヤ地域(Central Visayan Region)・東部ビサヤ地域(East-
ern Visayan Region)に分割。
〈面積〉
約6万1,000平方キロメートル。
ひざよろい《ひざよろひ》
【膝鎧】
◇[日]hizayoroi/hiza-yoroi
○はいだて(脛楯)の別称。
⇒はいだて(佩盾,脛楯,膝甲)
ぴざーら
【ピザーラ】
【PIZZA−LA】
○[経][食]フォーシーズ(Four Seeds)がフランチャイズ展開す
る宅配ピザチェーン店。
フォーシーズの本社は東京都港区南青山。
◎1987. 4.(昭和62)目白に1号店を出店。
★[1]ぴさろ
【ピサロ】
◇Francisco Pizarro(フランシスコ・ピサロ)
○[人]スペインの探検家(1475ころ〜1541)。
1532年、インカ帝国を征服。
参照⇒いんかていこく(インカ帝国),こんきすたどーる(コン
キスタドール)
★[2]ぴさろ
【ピサロ】
◇Camille Pissarro
○[人]フランスの画家(1830〜1903)。
[1]びざん
【眉山】
◇[日]Bizan
○[地]⇒まゆやま(眉山)
[2]びざん
【眉山】
◇[中]Meishan
○⇒びざんし(眉山市)
びざんけん
【微山県】
◇[中]Weishan Xian
○中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)南西部の済寧
市(Jining Shi)(地級市)南東部の県。
〈面積〉
1,780平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)69万人。
びざんこ
【微山湖】
◇[中]Weishan Hu
○(1)中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)南西部の済
寧市(Jining Shi)管轄の微山県(Weishan Xian)にある湖。
江蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)北西部の徐州市(Xuzhou Shi)
の北方に位置する。
○(2)[軍]中国海軍の福池(Fuchi)型補給艦。
びざんし
【眉山市】
◇[中]Meishan Shi
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中東部にある
省直轄市(地級市)。北部を省都成都市(Chengdu Shi)(セイトシ)、
南部を楽山市(Leshan Shi)に接する。
古称は「青州(Qingzhou)」,「眉州(Meizhou)」,「嘉州(Jiazhou)」。
〈総面積〉
7,186平方キロメートル。
〈総人口〉
2004(平成16)340万人。
〈管轄1市街区〉
東坡区(Dongpo Qu)。
〈管轄5県〉
仁寿県(Renshou Xian)。
彭山県(Pengshan Xian)。
洪雅県(Hongya Xian)。
丹稜県(Danling Xian)(*)。
青神県(Qingshen Xian)。
(*)「稜」は正しくは「木」偏。
◎AD. 548<太清 2>青州、設置。
AD. 553<西魏廃帝 2>眉州に改称。
AD. 579<大城元>嘉州に改称。
◎峨眉山市(Emeishan Shi)は楽山市が管轄する県級市。
ぴーさんしー
【P3C】
◇[英]the P-3C Orion
○[軍][空]アメリカ海軍・海上自衛隊の対潜哨戒機。4発プロ
ペラ機。
全長35.6メートル、全幅30.4メートル、全高10.3メートル。
最高速度:時速760キロメートル、航続距離7,670キロメートル。
陸上基地に整備や後方支援として約100人程度の要員を必要
とする。
潜水艦の探知だけではなく、不審船などの監視や、遭難船の
救難などにも使用される。
通称は「オライオン」。
参照⇒いーぴーさん(EP3),えむえむえー(MMA),ばいき
んぐ(バイキング)(4),えあぼす(エアボス,AIRBOSS)
◎ロッキード社が開発。
1977(昭和52)国防会議でP−2Jの後継機として採用を決定。
1981(昭和56)海上自衛隊、導入を開始。
2003.10.(平成15)海上自衛隊、不審船対策から機体色を現行
のツートンカラー(上部が白、下部が灰)から低視認性の灰色一
色に変更。
◎海上自衛隊後継機:⇒ぴーわん(P−1,P1)
★びーさんじゅうろく《びーさんじふに》
【B−36】
【B36】
○[軍]アメリカ陸軍の戦略爆撃機。
コンソリデーテッド・バルチャー(Consolidated Vultee)社
が開発。
全長49.4メートル、全幅70.1メートル。エンジンはレシプロ
エンジン6発・ジェットエンジン4発の計10発。
通称は「ピースメーカー(Peacemaker)」。
◎1946(昭和21)初飛行。
1959(昭和34)退役。
びざんちうむ
【ビザンチウム】
◇Byzantium
○[古]⇒いすたんぶーる(イスタンブール)(2)
びざんちんきょうかい《びざんちんけうくわい》
【ビザンチン教会】
◇[英]Byzantine Church
○[宗]ギリシア正教会(Greek Orthodox Church)の別称。
⇒ぎりしあせいきょうかい(ギリシア正教会)
びざんちんていこく
【ビザンチン帝国】
◇[英]Byzantine Empire
○[歴]⇒ひがしろーまていこく(東ローマ帝国)
びざんつていこく
【ビザンツ帝国】
◇[英]Byzantine Empire
○[歴]⇒ひがしろーまていこく(東ローマ帝国)
びざんてぃんていこく
【ビザンティン帝国】
◇[英]Byzantine Empire
○[歴]⇒ひがしろーまていこく(東ローマ帝国)
ひし
【ヒシ】
【菱】
◇[学]Trapa bispinosa var.iinumai/Trapa japonica
○(1)[植]フトモモ目(Myrtales)ヒシ科(Trapaceae)ヒシ属(Tra-
pa)の一年生水草。
各地の沼や池に自生し、水底に根を下ろし、茎(クキ)は水中を
伸びて各節に細根を生じる。長い茎の頂に菱形(ヒシガタ)の葉を
つけ、葉柄(ヨウヘイ)が浮嚢状にふくらみ、水面に浮く。
夏、小さな四弁の白い花を開き、鋭い角状の突起のある堅い
果実を結ぶ。
◎ヒシの花は夏の季語、ヒシの実は秋の季語。
○(2)[植](1)の実。
種子は食用になる。
★ひし
【菱】
○(1)[植]⇒ひし(ヒシ,菱)
○(2)菱形(ヒシガタ)の略称。
○(3)甲冑(カッチュウ)の「菱縫(ヒシヌイ)」,「菱縫の板」の略称。
○(4)紋所(モンドコロ)の名前。
菱形を組み合せて図案化したもの。
三蓋菱(サンガイビシ)(三階菱)・松皮菱(マツカワビシ)・武田菱(四つ
割菱,割菱)・五つ菱・違菱・寄せ三つ菱(三菱)・花菱・菱四つ
目(四つ目結菱)など。
参照⇒さんがいびし(三蓋菱),まつかわびし(松皮菱)(2)
○(5)武器の一種、鉄菱の略称。
⇒てつびし(鉄菱)
○(6)[地]菱根(ヒシネ)の略称。
⇒ひしね(菱根)(2)
ひし
【斐紙】
○⇒がんぴし(雁皮紙)
ひし
【罷市】
◇[中]bashi
○(1)(喪に服するなどで)市場を開かないこと。
○(2)[俗][経]商人のストライキ(罷業<ヒギョウ>)。商店の休業ス
トライキ。
特に近代中国で、都市の商人が一斉に休業し販売を中止する
こと。
◎1925(大正14)五・三〇事件による反帝運動に呼応して、中国
租界の多数の商店で罷市が行われた。
参照⇒ごさんじゅうじけん(五・三〇事件,五・三十事件,五
卅事件)
◎工場労働者のストライキは「罷工(bagong)」。
★びし
【微子】
◇[中]Weizi
○[人]中国古代の殷(Yin)(イン)王朝の最後の王である紂王(Zhou
Wang)(チュウオウ)の異腹の兄。本名は啓(Qi)または開(Kai)。
紂王の乱行を諌(イサ)めたが聞き入れられず、逃げ出す。
殷の滅亡後、周(Zhou)(シュウ)の武王(Wu Wang)から宋(Song)(ソ
ウ)の長侯に任じられ、殷の祭祀(サイシ)と遺民の統治を行った
(『呂氏春秋』)。
「微子啓」とも呼ぶ。
参照⇒ちゅうおう(紂王),ちょうしこうぼ(長子口墓),そう
(宋)(1)
びしー
【ビシー】
◇Vichy
○フランス中南部、オーベルニュ地域圏(Region Auvergne)北
部のアリエ県(Departement Allier)南東部にある都市。オーベ
ルニュ高原(Monts d'Auvergne)の北部の鉱泉都市・保養地。
ロアール川(Fleuve Loire)の支流アリエ川に臨む。鉱泉は炭
酸泉で、「ビシー水」と称して飲用する。
「ヴィシー」とも呼ぶ。
◎ビシー政府:⇒びしーせいふ(ビシー政府)
ビシソワーズ:⇒びしそわーず(ビシソワーズ)
びーしー
【BC】
【B.C.】
◇[英]before Christ
○「紀元前……年」の略号。
「9999B.C.」のように年号の後ろに記すのが正式。
⇔えーでぃ(AD,A.D.)
参照⇒びーぴー(BP)
びーじー
【BG】
◇[和製英語]business girl
○[古]女性事務員(OL)の旧称。
⇒おーえる(OL)
ぴーしー
【PC】
○(1)[計](personal computer)パーソナル・コンピューターの
略称。
⇒ぱそこん(パソコン)
○(2)[化](polycarbonate)ポリカーボネートの略称。
⇒ぼりかーぼねーと(ポリカーボネート)
○(3)[軍](patrol craft)高速哨戒艇(ショウカイテイ)。
参照⇒ぴーてぃーぼーと(PTボート)
○(4)[俗][社](political correctness)ポリティカル・コレク
トネスの略称。
⇒ぽりてぃかるこれくとねす(ポリティカル・コレクトネス)
ぴーじー
【PG】
◇prostaglandin
○[化]⇒ぷろすたぐらんじん(プロスタグランジン)
ぴしあ
【ピシア】
◇Pythia
○[歴]ギリシア中部のパルナソス南麓のデルフォイ(Delphoi)
にあったアポロ(Apollo)神殿の巫女(ミコ)。
神がかりしてデルフォイの神託を行った。
「ピシアス(Pythias)」,「パイソネス(Pythoness)」とも呼ぶ。
参照⇒でるふぉい(デルフォイ)
[1]ぴーしーあい
【PCI】
◇[英]Peripheral Componemt Interconnect
○[計]⇒ぴーしーあいばす(PCIバス)
[2]ぴーしーあい
【PCI】
◇[伊]Partito Comunista Italiano
○[政]イタリア共産党の略称。
ぴーしーあいばす
【PCIバス】
◇[英]Peripheral Componemt Interconnect bus
○[計]アメリカのインテル社が推奨しているI/Oデバイスを
接続する業界規格の内部バス(ローカルバス)。32bit幅のバス
を採用。
ハードウエアメーカーによる標準化団体PCI−SIGが認
定。
伝送速度は、ISAバスが4Mbyte/sec、EISAバスが33
Mbyte/sec、PCIバスでは123Mbyte/sec。
[1]ぴしあす
【ピシアス】
◇Pythias
○[歴]⇒ぴしあ(ピシア)
[2]ぴしあす
【ピシアス】
◇Pythias
○[人]ローマ説話上の人物。
参照⇒だもん(ダモン)
ひーしーあーる
【PCR】
◇[英]polymerase chain reaction
○[生化]ポリメラーゼ連鎖反応の略称。
微量の生体物質から特定領域のDNAを短時間で大量に増幅
させる技術。
◎PCR分析(PCR analysis)
ぴーじーいー
【PGE】
◇[ポーランド語]Polska Grupa Energetyczna S.A.、[英]Port-
land General Electric
○[経]ポーランドの国営電力会社ポルスカ・グルパ・エネルゲ
ティチュナの略称。
◎1888(明治21)創立。
ぴーじぇーえっちきゅー
【PJHQ】
◇[英]the Permanent Joint Forces Headquarters
○[軍]イギリス軍の常設統合作戦司令部。
首都ロンドンの北西郊ノースウッド(Northwood)にある。
[1]びーじぇーぴー
【BJP】
◇[英]Bharatiya Jahata Party
○[政]インド人民党の略称。
ヒンズー至上主義を掲げ、ヒンズー教徒による国家統治を主
張する。
◎1980(昭和55)結党。
1996(平成 8)第1党になり、党中道派のバジパイ連立政権を
つくる。
[2]びーじぇーぴー
【BJP】
◇[英]bubble jet printer(バブルジェット・プリンタ)
○[計]キャノンが開発した、インクジェット・プリンタ。
インクの入った極細の毛細管を瞬時に加熱してインクを噴出
させるもの。
ぴーしーえふ
【PCF】
◇[英]pharyngoconjunctival fever
○[病]⇒いんとうけつまくねつ(咽頭結膜熱)
[1]びーじーえむ
【BGM】
◇[英]background music
○[楽]バックグラウンド・ミュージックの略称。
[2]びーじーえむ
【BGM】
◇[英]glioblastoma
○[病]グリオブラストーマの略称。
⇒ぐりおぶらすとーま(グリオブラストーマ)
ぴーしーえむ
【PCM】
◇[英]pulse code modulation
○[通][楽]「パルス符号変調」の略称。
アナログ信号をデジタル信号に変換する、パルス変調方式の
一つ。雑音がなく、ひずみも少ない。
衛星放送や、自然音・音声の録音・再生に利用される。
ぴーじーえむ
【PGM】
◇[英]precision guided munitions
○[軍]精密誘導兵器の略称。
ひじおりおんせん《ひぢをりをんせん》
【肘折温泉】
○山形県最上郡(モガミグン)大蔵村(オオクラムラ)の温泉。
肘折こけしがある。
ひしがに
【ヒシガニ】
【菱蟹】
○[動]⇒がざみ(ガザミ)
ひじがね《ひぢがね》
【肘金】
◇[日]hijigane
○(1)[建]扉(トビラ)・開き戸を開閉する枢(クルル)に用いる金物。
上に突き出た短い鉄心を戸の肘壺(ヒジツボ)の環に差し込み、
回転させて戸を開閉する、金属製の枢(とまら)。
参照⇒ひじつぼ(肘壺,肘壷),とまら(枢,樞),くるる(枢,樞)
(1),ちょうつがい(蝶番)(1)
○(2)鎧(ヨロイ)の籠手(コテ)の肘に当る所に付ける座金物(ザガナモノ)。
参照⇒こて(籠手,小手)(1),えびこて(蛯籠手,蛯小手)
ひしかりこうざん《ひしかりくわうざん》
【菱刈鉱山】
○[地]鹿児島県伊佐市にある、住友金属鉱山の金鉱山。
◎1981(昭和56)良質の金鉱脈、発見。
1985(昭和60)金の生産開始。
ひしかりちょう《ひしかりちやう》
【菱刈町】
◇[日]Hishikari Cho
○[古]鹿児島県北部、伊佐郡(イサグン)の町。
川内川(センダイガワ)上流域に位置し、大口盆地(オオクチ・ボンチ)と
周辺のシラス台地・山地から成る。
盆地は肥沃で、良質の伊佐米を産し、白ネギ・メロンの栽培、
畜産などが行われている。
川北(カワキタ)地区は天然記念物チスジノリ(血条苔)の発生地。
湯之尾温泉や、住友金属鉱山の菱刈鉱山がある。
〈面積
100.48ロメートル(境界未定がある)。
〈人口
1970(昭和45)1万2,297人。
1995(平成 7)1万0,252人。
2000(平成12) 9,914人。
◎1940(昭和15)町制施行。
1954(昭和29)本城(ホンジョウ)村を編入。
2008.11. 1(平成20)大口市(オオクチシ)と合併して伊佐市を発足。
ひじかわちょう《ひじかはちやう》
【肱川町】
◇[日]Hijikawa Cho
○[古]愛媛県中央部、喜多郡(キタグン)の町。
◎2005. 1.11(平成17)長浜町(ナガハマチョウ)・肱川町・河辺村(カワベ
ムラ)の2町1村、大洲市(オオズシ)に編入。
★ひじき
【ヒジキ】
【鹿尾菜】
◇[学]Sargassum fusiforme、[英]hijiki/hiziki
○[植]褐藻類ヒバマタ目(Fucales)ホンダワラ科(Sargassaceae)
ホンダワラ属(Sargassum)の海藻。
乾燥すると黒くなる。食用。
茎・小枝は円柱状で、干潮の時に露出する岩に生える。
フロロタンニン(phlorotannin)を多く含むため生(ナマ)のまま
では渋く、約4時間煮るとフロロタンニン(phlorotannin)が酸
化して黒くなり、渋みが抜ける。
◎房州(ボウシュウ)ヒジキ:千葉県勝浦産の良質なもの。
◎オカヒジキ:⇒おかひじき(オカヒジキ,陸鹿尾菜)
ぴーしーきゅうせんはっぴゃく《ひーしーきうせんはつぴやく》
【PC−9800】
○[歴][計]NEC社製の16ビット・パソコンのシリーズ。
「PC−98」とも呼ぶ。
◎エプソンからクローンマシンが販売されていた。
ぴーしーきゅうはち《ひーしーきうはち》
【PC−98】
○[歴][計]⇒ぴーしーきゅうせんはっぴゃく(PC−9800)
ひしぐ
【拉ぐ】
○(1)⇒ひさぐ(拉ぐ)(1)
○(2)勢いをくじく。
びしけい
【微子啓】
◇[中]Weizi Qi
○[人]⇒びし(微子)
びしけく
【ビシケク】
◇Bishkek
○⇒びしゅけく(ビシュケク)
ひしげる
【拉げる】
○⇒ひさぐ(拉ぐ)(2)
びーしーしー
【BCC】
【Bcc】
◇[英]blind carbon copy
○[通]電子メールで、同じ内容が誰にコピーされて送られてい
るかを、受け取り側に知らせないこと。また、その機能・方式。
参照⇒かーぼんこぴー(カーボンコピー)(3)
ぴーしーしー
【PCC】
○(1)(pure car carrier)自動車専用運送船の略称。
○(2)[建](portland cement concrete)ポルトランド・セメン
ト・コンクリートの略称。
⇒ぽるとらんどせめんと(ポルトランド・セメント)
びしーせいけん
【ビシー政権】
◇[フ]Gouvernement de Vichy
○[歴]⇒びしーせいふ(ビシー政府)
びしーせいふ
【ビシー政府】
◇[フ]Gouvernement de Vichy
○[歴]第二次世界大戦中のフランスの親独政府・半主権国家。
1940. 6.22(昭和15)フランスがナチス・ドイツに降伏。同年
7.10、国民議会が第三共和制憲法を廃止し、ペタン(P.Petain)
元帥に統治・立法・新憲法起草の全権を与える。
ペタンは国家主席として新憲法を発布し、国民議会を停止し
て独裁政権が樹立。首都をフランス中部の非占領地区ビシーに
移し、ナチスの占領政策に協力。
1944(昭和19)連合国のフランス進攻によってナチスが敗退し
て解体。1945.10.21(昭和20)国民投票により法的にも消滅。
閣僚は反逆罪で服役した。
「ビシー政権」とも呼ぶ。
参照⇒ぺたん(ペタン),びしー(ビシー),ふついんしんちゅう
(仏印進駐)
びしそわーず
【ビシソワーズ】
◇[フ]vichyssoise(ビシー地方の)
○[料]ジャガイモとタマネギを裏ごしして作る冷製のクリーム
スープ。
◎フランスの保養地ビシーで作られたことから。
参照⇒びしー(ビシー)
ひじたま《ひぢたま》
【釧】
○[古][服]⇒くしろ(釧)
ひじちょうもく《ひじちやうもく》
【飛耳長目】
○物事の観察に鋭敏なこと。
◎「遠方の事をよく聞くことの出来る耳と、よく見ることの出
来る目」の意味。
◎『管子(カンシ)』九守:一曰長目、二曰飛耳、三曰樹明。
★ひしつ
【皮質】
◇[英](単数形)cortex(コーテックス)/(複数形)cortices(コ
ーティシーズ)
○(1)[医]臓器の表層の部分。
◎副腎皮質(adrenal cortex)。
○(2)[医](特に)大脳皮質(cerebral cortex)。
⇒だいのうひしつ(大脳皮質)
ひじつぼ《ひぢつぼ》
【肘壺】
【肘壷】
◇[日]hijitsubo
○[建]扉(トビラ)・開き戸を開閉する枢(クルル)に用いる金物。
環状の部分を肘金(ヒジガネ)の上に突き出た鉄心に差し込み、
回転させて戸を開閉する、金属製の枢(とぼそ)。
「つぼがね(壺金,壷金)」,「つぼかなもの(壺金物,壷金物)」と
も呼ぶ。
参照⇒ひじがね(肘金)(1),くるる(枢,樞)(1),とぼそ(枢,樞)
(1),ちょうつがい(蝶番)(1)
びーしーでぃ
【BCD】
◇[英]binary-coded decimal
○[計]4ビットで十進数1桁を表す符号方式。
十進数314は二進数では"0001.0011.1010"であるが、BC
Dでは"0011.0001.0100"と表される。
「二進化十進法」,「二進化十進数」とも呼ぶ。
◎二進数:十進数
--------------
0000 : 0
0001 : 1
0010 : 2
0011 : 3
0100 : 4
0101 : 5
0110 : 6
0111 : 7
1000 : 8
1001 : 9
ぴーしーてぃー
【PCT】
○(1)[化]([英]polychlorinated triphenyl)ポリ塩化トリフェ
ニールの略称。殺虫剤の一つ。
性状・構造ともPCB(ポリ塩化ビフェニール)に類似した有
機塩素化合物で、PCBより毒性が強く、化学公害の一因子と
して使用禁止。
○(2)([英]Patent Cooperation Treaty)特許協力条約。
国際的な特許出願に関する条約。
ぴーしーでぃ
【PCD】
◇[英]programed cell death
○[生]⇒あぽとーしす(アポトーシス)
ぴしな
【ピシナ】
◇[英](単数形)piscina/(複数形)piscinae(ピシネ)
○(1)[歴](古代ローマの)浴泉。
○(2)[宗]洗杯盤・洗礼盤・(カトリック教会の)聖水盤。
びじに
【ビジニ】
◇Bijni
○インド北東部、アッサム州(Assam State)西部のボンガイガ
オン県(Bongaigaon District)の都市。
北緯26.52°、東経90.66°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)1万1,300人。
2001(平成13)1万2,600人。
2004(平成16)1万3,400人。
ひしね
【菱根】
○(1)[植]ヒシ(菱)の根。
参照⇒ひし(ヒシ,菱)
○(2)[地]とがった角のある山の崖(ガケ)や岩壁。
単に「ひし(菱)」とも呼ぶ。
[1]ぴしね
【ピシネ】
◇[英]piscinae
○ピシナ(piscina)の複数形。
⇒ぴしな(ピシナ)
[2]ぴしね
【ピシネ】
◇[英]piscine
○(1)水泳プール。
○(2)養魚池。
◎「ピサイン(piscine)」は形容詞。
参照⇒ぴさいん(ピサイン)
びじねすろじすてぃくす
【ビジネス・ロジスティクス】
◇[英]business logistics
○[経]⇒ろじすてぃくす(ロジスティクス)(2)
びじねすろじすてぃっくす
【ビジネス・ロジスティックス】
◇[英]business logistics
○[経]⇒ろじすてぃくす(ロジスティクス)(2)
びしのーしす
【ビシノーシス】
◇byssinosis
○[病]綿繊維吸入による胸部疾患(シッカン)。
ぴーしーはちはち
【PC−88】
○[歴][計]⇒ぴーしーはっせんはっぴゃく(PC−8800)
ぴーしーはっせん
【PC−8000】
○[歴][計]NEC社製の8ビット・パソコン。
ぴーしーはっせんはっぴゃく
【PC−8800】
○[歴][計]NEC社製の8ビット・パソコンのシリーズ。PC
−8000シリーズの上位機種。
「PC−88」とも呼ぶ。
ひしはなびら
【菱葩】
○[食]⇒はなびらもち(花びら餅,花弁餅)(2)
びしばりく
【ビシバリク】
【別失八里】
◇Bishbalik、[中]Bieshibali
○[歴]⇒びしゅばりく(ビシュバリク,別失八里)
ぴーしーばん
【PC−VAN】
○[古][通]NECが運営したパソコン通信サービス名。
◎1996. 7.24(平成 8)インターネット接続サービスBIGLO
BE(ビッグローブ)を開始。
[1]びーしーぴー
【BCP】
◇[英]bromocresol purple
○[化]ブロモクレゾールパープルの略称。
⇒ぶろもくれぞーるぱーぷる(ブロモクレゾールパープル)
[2]びーしーぴー
【BCP】
◇[英]business continuity plan
○[経]事業継続計画の略称。
[1]ぴーしーびー
【PCB】
◇[英]polychlorinated biphenyl
○[化]ポリ塩化ビフェニル(ポリクロロ・ビフェニール)の略称。
ベンゼン環2個(ビフェニール)に塩素2〜10個結合した物質の
総称、または塩素数の異なるそれらの混合物。
ビフェニールを塩素化して得られる。化学構造的には農薬の
DDTやダイオキシン類に似た有機塩素系の化学物質。塩素の
数が増えると粘性が増し、安定度が高まる。
熱や化学反応に安定で、水には溶けにくいが油によく溶け、
耐熱性や電気絶縁性にすぐれ、膨張係数が小さく、比熱が大き
い。
絶縁油・熱媒体・可塑剤・潤滑油・感圧紙・塗料など工業目
的に広く使われていた。
その安定性のため廃棄処理も困難で、分解されずに海水へ流
失して蓄積された魚介類などを通して人体への蓄積も問題とな
り、現在は製造中止。
◎1968(昭和43)カネミ油症事件の原因となった環境汚染物質。
参照⇒かねみゆうしょうじけん(カネミ油症事件)
◎1971. 2.(昭和46)立川涼愛媛大学助教授らにより、PCBが
鳥・魚類の体内にも蓄積されていることが発表される。
1972. 3.(昭和47)通産省、PCBの生産および使用禁止を関
係業界に通達。しかし一時期、新幹線のトランスへの使用は除
外された。
1974(昭和49)生産・輸入が禁止。
[2]ぴーしーびー
【PCB】
◇[英]printed circuit board
○[電]プリント配線基板の略称。
ぴーしーぴー
【PCP】
◇[英]porous coordination polymers
○[化]多孔性金属錯体の略称。
多孔構造を持つ、多座配位子と金属イオンから成る高分子化
合物。
分子レベルの濾過(ロカ)フィルターなどを作成できる。
びーしーびーじー
【BCBG】
◇[フ]bon chic bon genre
○⇒べーせーべーじぇー(BCBG)
びーしーへいき
【BC兵器】
◇[英]biological and chemical weapons
○[軍]生物化学兵器。
ビールス・細菌・昆虫・ネズミ・毒ガスなどによる兵器。
「CB兵器」とも呼ぶ。
参照⇒えーびーしーへいき(ABC兵器)
◎1965(昭和40)アメリカ軍、アラスカ州のフォートグリーリー
(Fort Greely)実験場で、サリンやVXガスを砲弾などで散布
し、拡散状況を調べる実験が行う。
1965(昭和40)アメリカ軍、生物兵器攻撃の演習としてハワイ
州オアフ島上から無害と考えられていた細菌を散布。のち、そ
の細菌は炭疽菌(タンソキン)と同程度の危険性が判明。
2002.10. 9(平成14)アメリカ国防総省、1962〜1973年にかけ
て46回以上のBC兵器実験を実施していたことを発表。
参照⇒じょんすとんかんしょう(ジョンストン環礁)
ひじまき《ひぢまき》
【臂巻】
【肘巻】
【釧】
○[古][服]⇒くしろ(釧)
ひじまくら
【肘枕】
○横になり、自分の片肘(カタヒジ)を曲げて頭に当て、枕の代り
にすること。
「手枕(てまくら,たまくら)」,「腕枕(ウデマクラ)」とも呼ぶ。
参照⇒うでまくら(腕枕)(2),そでまくら(袖枕)(1)
ひじまち《ひぢまち》
【日出町】
◇[日]Hiji Machi
○大分県中北部、速見郡(ハヤミグン)の町。
◎東京都西多摩郡(ニシタマグン)には日の出町(ヒノデマチ)がある。
★ひしもち
【菱餅】
○[食]
◎雛壇では上から紅・緑・白の順。
紅は桃の花、緑は草餅、白は白酒の会食に由来する。
ひしゃ
【飛車】
○(1)物語などに登場する、空中を飛行するという空想上の車。
○(2)将棋(ショウギ)の駒(コマ)の一つ。表には「飛車」、裏には「竜
王(リュウオウ)」と書かれている。
縦・横の直線方向に幾間でも移動できる。
敵の陣内(ジンナイ)に入ると「竜王」と成り、斜め四方へも一間
づつ移動できる。
角行(カクギョウ)とともに「大駒(オオゴマ)」と呼ばれる重要な駒。
◎高飛車(タカビシャ):⇒たかびしゃ(高飛車)(1)
◎チェス(西洋将棋)のルーク(rook)に相当する。
参照⇒[2]るーく(ルーク)
びじゃえるもーさ
【ビジャエルモーサ】
◇Villahermosa
○メキシコ南東部、タバスコ州(estado de Tabasco)の州都。
「ビジャエルモッサ」,「ビヤエルモーサ」とも呼ぶ。
びじゃえるもっさ
【ビジャエルモッサ】
◇Villahermosa
○⇒びじゃえるもーさ(ビジャエルモーサ)
びしゃかぱとなむ
【ビシャカパトナム】
◇Vishakapatnam
○(1)(Vishakapatnam District)⇒びしゃーかぱとなむけん(ビ
シャーカパトナム県)
○(2)⇒びしゃーかぱとなむ(ビシャーカパトナム)
びしゃーかぱとなむ
【ビシャーカパトナム】
◇Vishakapatnam/Visakhapatnam
○(1)(Vishakapatnam District)⇒びしゃーかぱとなむけん(ビ
シャーカパトナム県)
○(2)インド南東部、アンドラ・プラデシュ州(Andhra Pradesh
State)北東部のビシャーカパトナム県南東部らある県都。
北緯17.73°、東経83.30°の地。
ベンガル湾(Bay of Bengal)に面する港湾都市で、軍港(海軍
基地)がある。
「ビシャカパトナム」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)87万5,175人。
2001(平成13)98万2,904人。
びしゃかぱとなむけん
【ビシャカパトナム県】
◇[英]Vishakapatnam District
○⇒びしゃーかぱとなむけん(ビシャーカパトナム県)
びしゃーかぱとなむけん
【ビシャーカパトナム県】
◇[英]Vishakapatnam District
○インド南東部、アンドラ・プラデシュ州(Andhra Pradesh
State)北東部の県。北部をオリッサ州(Orissa State)に隣接し、
南東部をベンガル湾(Bay of Bengal)に面する。
県都はビシャーカパトナム。
「ビシャカパトナム県」とも呼ぶ。
ひしゃく
【拉ぐ】
○⇒ひさぐ(拉ぐ)
★ひしゃく
【柄杓】
【杓】
○
びじゃくららしゅう《びじやくららしう》
【ビジャクララ州】
【ビジャ・クララ州】
◇[西]Provincia de Villa Clara、[英]Villa Clara Province
○⇒びりゃくららしゅう(ビリャクララ州,ビリャ・クララ州)
ひしゃげる
【拉げる】
○⇒ひさぐ(拉ぐ)(2)
ひじゃーず
【ヒジャーズ】
◇[アラビア語]al-Hijaz
○[地]⇒へじゃず(ヘジャズ)
びしゃす
【ビシヤス】
◇[英]vicious
○(1)[形]悪意のある、意地の悪い、邪悪な。不道徳な。
○(2)[形]クセ(癖)の悪い、扱いにくい。
○(3)[形]正しくない、欠点のある。
びじゃだ
【ビジャダ】
◇Villada
○⇒びりゃだ(ビリャダ)
びじゃぬえば
【ビジャヌエバ】
◇Villanueva
○⇒びりゃぬえば(ビリャヌエバ)
びじゃびせんしお
【ビジャビセンシオ】
◇Villavicencio
○コロンビア中部、メタ県(Departamento del Meta)北西部に
ある県都。
首都サンタ・フェ・デ・ボゴタ(Santa Fe de Bogota)の南東
約80メートル。
「ビリャビセンシオ」,「ビヤビセンシオ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1985(昭和60)17万0,176人。
2002(平成14)40万0,736人。
ひじゃぶ
【ヒジャブ】
◇Hijab
○[服]⇒へじゃぶ(ヘジャブ)
ひじゃーぶ
【ヒジャーブ】
◇Hijab
○[服]⇒へじゃぶ(ヘジャブ)
★びしゃふぶつ
【毘舎浮仏】
○[仏]過去七仏の一つで、釈尊の4代前生。
参照⇒かこしちぶつ(過去七仏)
ぴじゃま
【ピジャマ】
◇[英]pyjamas、[フ]pyjama
○[服]⇒ぱじゃま(パジャマ)
びしゃまつり
【歩射祭】
【備謝祭】
○⇒おびしゃ(御歩射,御奉射)
びしゃもん
【毘沙門】
○(1)[仏]⇒びしゃもんてん(毘沙門天)
○(2)[交]⇒びしゃもんえき(毘沙門駅)
びしゃもんえき
【毘沙門駅】
○[交]青森県五所川原市(ゴショガワラシ)大字(オオアザ)毘沙門にある、
津軽鉄道線の駅。
津軽飯詰(ツガルイイヅメ)駅と嘉瀬(カセ)駅の間。
◎1955. 5.20(昭和30)開業。
◎広島高速交通アストラムラインには毘沙門台駅がある。
びしゃもんだいえき
【毘沙門台駅】
○[交]広島県広島市安佐南区(アサミナミク)毘沙門台にある、広島高
速交通アストラムラインの駅。
大町(オオマチ)駅と安東(ヤスヒガシ)駅の間。
◎津軽鉄道線には毘沙門駅がある。
びしゃもんてん
【毘沙門天】
◇[梵]Vaisravana、「多聞」,「普聞」などと訳す。
○[仏]四天王の一つ、六天身の一つ。日本では七福神の一人。
インドの神で、須彌山(シュミセン)の中腹の天敬城に住み北方を
かため、憤怒の相を現わし、身に七宝で飾った甲冑(カッチュウ)を
つけ、仏法を守護する武神。多くの夜叉(ヤシャ)・羅刹(ラセツ)を統
率する。
「毘沙門」,「毘沙門天王」,「多聞(タモン)」,「多聞天」,「多聞天王(テ
ンノウ)」,「大悲多聞天王」,「施財天(セザイテン)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくてんしん(六天身)
◎福徳富貴の神(施財天)として信仰されている。
◎毘沙門天は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生れたと言わ
れ、毘沙門堂の前は唐獅子や狛犬の代わりに寅の像であること
が多い。
◎吉祥天(キッショウテン)(弁財天)をその妻または妹とする俗信があ
る。
◎勝敵:参照⇒しょうぐんじぞう(勝軍地蔵)
びしゃもんてんおう《びしやもんてんわう》
【毘沙門天王】
○[仏]⇒びしゃもんてん(毘沙門天)
びじゃや
【ビジャヤ】
◇[梵]vijaya、[英]victory
○(サンスクリット語で)勝利。
「ヴィジャヤ」とも呼ぶ。
びじゃやながらおうこく《びじややながらわうこく》
【ビジャヤナガラ王国】
◇[英]Vijayanagara Kingdom
○[歴]⇒びじゃやながるおうこく(ビジャヤナガル王国)
びじゃやながらちょう《びじややながらてう》
【ビジャヤナガラ朝】
◇[英]Vijayanagara Kingdom
○[歴]⇒びじゃやながるおうこく(ビジャヤナガル王国)
★びじゃやながるおうこく《びじややながるわうこく》
【ビジャヤナガル王国】
◇[英]Vijayanagar Kingdom
○[歴]南インドにあったヒンズー教国(1336〜1649)。
1336(建武 3)ハリハラ(Harihara)とブッカ(Bukka)という兄
弟が現在のカルナータカ州(Karnataka State)中北部のハンピ
(Hampi)近く、ビジャヤナガルで建国。
1565(永禄 8)ターリコータの戦い(Battle of Talikota)でム
スリム王国の同盟軍に敗北し衰退。
「ヴィジャヤナガル王国」,「ビジャヤナガラ王国(Vijayanaga-
ra Kingdom)」,「ヴィジャヤナガラ王国」,「ビジャヤナガル朝(Vi-
jayanagar Dynasty)」,「ヴィジャヤナガル朝」,「ビジャヤナガラ
朝(Vijayanagara Dynasty)」,「ヴィジャヤナガラ朝」とも呼ぶ。
◎"vijiya"は「勝利」、"nagar"は「街」の意味。
◎1986(昭和61)ハンピの建造物(Group of Monumets at Hampi)、
世界文化遺産に指定。
びじゃやながるちょう《びじややながるてう》
【ビジャヤナガル朝】
◇[英]Vijayanagar Kingdom
○[歴]⇒びじゃやながるおうこく(ビジャヤナガル王国)
びじゃやわだ
【ビジャヤワダ】
◇Vijayawada
○インド南東部、アンドラプラデシュ州(Andhra Pradesh Sta-
te)東部の都市。クリシュナ川(the Krishna River)の下流。
★びしゃりこく
【毘舎離国】
◇[梵]Vesali(ヴァイシャーリー)
○中インドにあった国。
通商貿易によって栄え、仏教が盛んであった。『維摩経(ユイマ
キョウ)』で名高い維摩詰(Vimalakirti)(ユイマキツ)は、この国の大商
人だった。
参照⇒ゆいま(維摩)(1)
ひしゅ
【匕首】
◇[英]bishou
○鐔(ツバ)のない短剣。あいくち(匕首)。短刀。
参照⇒あいくち(匕首)
ひしゅう《ひしう》
【飛州】
◇[日]Hishu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒ひだ(飛騨)
びしゅう《びしう》
【尾州】
◇[日]Bishu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒おわり(尾張)
びしゅう《びしう》
【眉州】
◇[中]Meizhou
○⇒びざんし(眉山市)
びしゅう《びしう》
【美洲】
【美州】
◇[中]Meizhou、[英]the Americas
○(中国で)アメリカ(大陸)の略称。
◎美洲虎(meizhouhu):ジャガー。
美洲獅(meizhoushi):ピューマ。
美洲豹(meizhoubao):パンサー。
美洲駝(meizhoutuo):リャマ。
美洲野牛(meizhouyeniu):バイソン。
美洲兀鷹(meizhouwuying):コンドル。
美洲鰐(meizhou'e):アリゲーター。
美洲腹蛇(meizhoufushe):アメリカマムシ(copperhead)。
◎アメリカ合衆国は「美利堅合衆国(Meilijian Hezhongguo)」か
ら略称に「美国(Meiguo)」を使用する。
◎美作(ミマサカ)の中国風の旧国名は「作州(サクシュウ)」。
びしゅう《びしう》
【備州】
◇[日]Bishu
○[歴]中国風の旧国名。備前(ビゼン)・備中(ビッチュウ)・備後(ビ
ンゴ)国の総称。
⇒きび(吉備),びぜん(備前)(1),びっちゅう(備中)(1),びん
ご(備後)
びーじゅうなな《びーじふなな》
【B−17】
○[歴][軍]ボーイング(Boeing)社が開発した重爆撃機。
第二次世界大戦中、ヨーロッパ戦線で活躍。
「空飛ぶ要塞(Flying Fortress)」と呼ばれた。
◎1935. 7.(昭和10)初飛行。
びしゅけく
【ビシュケク】
◇Bishkek
○中央アジアのキルギス共和国の首都。
「ビシケク」とも呼ぶ。
北緯42.87°、東経74.57°の地。
〈面積〉
100平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)62万6,000人。
1991(平成 3)64万1,400人(推計)。
2003(平成15)82万4,900人。
◎1991(平成 3)フルンゼ(Frunze)から現名に改称。
びじゅつかん《びじゆつくわん》
【美術館】
○[美]絵画・彫刻などの美術品を専門に収集・保存し、鑑賞・
研究のために展示する博物館。
他の美術館や個人・団体などから借り受けて展示会を開催す
ることもある。
◎2011. 9.(平成23)海外美術品公開促進法が施行。海外から借
り受けた美術品を第三者が差し押さえることを禁ずるもの。
びしゅぬ
【ビシュヌ】
◇[梵]Visnu
○[宗]ヒンズー教の太陽神。また宇宙維持・世界救済の神。
三歩で天・空・地の三界を歩くという。
「ヴィシュヌ」,「毘紐天(ビチュウテン)」,「那羅延(ナラエン)」とも呼ぶ。
参照⇒らーまーやな(ラーマーヤナ)
〈十アバターラ([英]ten avatars)〉
< 1>マツヤ(Matsya)(魚)。
< 2>クールマ(Kurma)(亀)。
< 3>バラーハ(Varaha)(野猪)。
< 4>ナラシンハ人(Narasimha)(人獅子)。
< 5>バーマナ(Vamana)(矮人)。
< 6>パラシュラーマ(Parashurama)。
< 7>ラーマ(Rama)。
< 8>クリシュナ(Krishna)。
< 9>ブッダ(Buddha)。
<10>カルキ(Kalki)。
一説にインドの進化論を表しているとも。
◎乗り物:⇒がるーだ(ガルーダ)
褥(シトネ)(ベッド):⇒[2]あなんた(アナンタ)
◎創造神「ブラフマー(Brahma)」・破壊神「シバ(Siva)」と並ぶヒ
ンズー教三神の一つ。
びしゅぬは
【ビシュヌ派】
◇[英]Vaisnavism
○[宗]ビシュヌ([梵]Visnu)を主神として崇拝するヒンズー教
の一派。
びしゅばりく
【ビシュバリク】
【別失八里】
◇Bishbalik(五城)、[中]Bieshibali
○[歴]中央アジアの天山北路(テンザンホクロ)にあったオアシス都市。
現在の中国新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu'er Zi-
zhiqu)ジムサ(Jimusa)(済木薩)地方。
後漢時代、金満城(Jinmancheng)(キンマンジョウ)を設置。
7世紀、唐が庭州(Tingzhou)(テイシュウ)を設置し、天山北路を
管轄。
702年、北庭(ホクテイ)都護府(Beiting duhufu)に改める。
のち、ウイグルの都城として元代まで栄えたが、オゴタイ汗
国(ハンコク)の王ハイズ(海都)が元朝に反抗(ハイズの乱)して衰え
出す。
17世紀には衰退。
「ビシバリク」とも呼ぶ。
◎1248年、モンゴル帝国第3代皇帝グユク・ハン(貴由汗)が、
ホラズム(ペルシア)遠征の途上で急逝(キュウセイ)。
ひじゅら
【ヒジュラ】
◇[アラビア語]hijrah(出発・脱出・移住)、[英]Hegira(ヘジ
ラ)
○(1)[歴] 622. 7.16[推古30]イスラム教の開祖マホメット
(Mohammed)がメッカ(Mecca)市民の迫害から逃れてメジナ
(Medina)に移住したこと。
「ヘジラ」,「ヒジラ」,「聖遷(セイセン)」とも呼ぶ。
◎マホメットはこれを契機に政教一致の宗教形態を樹立する。
○(2)[暦]イスラム暦(ヒジュラ暦)の紀元元年。ヒジュラ紀元
・回教紀元。
マホメットがメジナに移住した年を元年とする。
参照⇒いすらむれき(イスラム暦)
びしょう
【ビショウ】
◇Bisho
○南アフリカ共和国南部、イースタンケープ州(Eastern Cape
Province)の州都。
南緯32.87°、東経27.39°の地。
〈人口〉
1996(平成 8)13万3,300人。
2004(平成16)13万7,900人。
★びしょう《びせう》
【微笑】
○(1)
◎モナ・リザの微笑,アルカイック・スマイル(古拙の微笑)
○(2)[古][通]祥伝社が刊行した女性向け雑誌。
◎1971(昭和46)隔週刊として創刊。
1996(平成 8)休刊。
びじょう《びぢやう》
【尾錠】
◇[英]buckle
○(ベルトなどの)バックル。
びじょう
【鼻茸】
○[病]鼻ポリープの別称。
⇒はなぽりーぷ(鼻ポリープ)
ひしょうしつ《ひしやうしつ》
【非晶質】
○[理]⇒あもるふぁす(アモルファス)
ひしょうてん
【被昇天】
◇[英]the Assumption
○[宗]⇒せいぼひしょうてん(聖母被昇天)
びしょうのうそんしょう《びせうなうそんしやう》
【微小脳損傷】
○[古][病]⇒えーでぃえっちでぃ(ADHD)
びしょく
【美食】
○うまい食べ物。また、それを食べること。
⇔けんたん(健啖)
◎美食家:⇒ぐるめ(グルメ)
びしょくか
【美食家】
○⇒ぐるめ(グルメ)
びしょっふ
【ビショッフ】
◇[独]Bischof
○(1)[宗]⇒[1]びしょっぷ(ビショップ)(1)
○(2)[食]赤ワインに砂糖とダイダイ(橙)の皮を加えた飲み物。
[1]びしょっぷ
【ビショップ】
◇[英]bishop、[独]Bischof(ビショッフ)
○(1)[宗]キリスト教会の高級聖職者。
ローマ・カトリックでは司教、ギリシア正教では主教・僧正
(ソウジョウ)、英国教会系(英国国教会・聖公会など)では主教、プ
ロテスタント(ルーテル教会など)では主教・監督と呼ぶ。
◎英国国教会では一人のビショップが、イングランドとウェー
ルズを約40に区分された一つの区分(bishopric)を統轄する。
○(2)ビショップの帽子の形をしたチェスの駒(コマ)の一つ。
将棋の角行(カクギョウ)に当たる駒で、斜め四方へ動くことがで
きる。
参照⇒かくぎょう(角行)
[2]びしょっぷ
【ビショップ】
◇Henry Rowley Bishop(ヘンリー・ビショップ)
○[人]イギリスの作曲家・指揮者(1786〜1855)。
歌劇『ミラノの乙女のクラーリ』の中の歌曲『埴生(ハニュウ)の
宿』・『聞けひばり』は著名。
[3]びしょっぷ
【ビショップ】
◇Reverend Sereno Edward Bishop
○[人]ハワイの宣教師(1827〜1910)。
1883. 8.(明治16)インドネシアのクラカタウ火山の爆発の後、
ビショップ環を最初に発見。
参照⇒びしょっぷかん(ビショップ環)
◎このビショップ環は噴火後、約三年間、世界各地で見られた。
びしょっぷかん《びしよつぷくわん》
【ビショップ環】
◇[英]Bishop's ring
○(1)[天]太陽や月の周囲に見える光環より大きい光の輪。
太陽や月を中心として視半径が約20度、幅が約10度にも及び、
外側が赤みを帯びた白っぽい大きな光環が生じる。
水滴以外の微小浮遊物が大気上層に滞留して光が回折するた
めに生じる、光冠と類似の現象。
「ビショップの輪」,「ビショップ・リング」とも呼ぶ。
◎1883. 8.(明治16)インドネシアのクラカタウ火山(Gunung
Krakatau)の爆発で、ハワイの宣教師ビショップ(Reverend S.
E.Bishop)が初めて観測。
1902(明治35)フランス領マルティニク島のペレー山の爆発で
観測。
1912年、アラスカのカトマイ山の爆発で観測。
1954(昭和29)水爆実験後にも観測。
○(2)[宗]ビショップが右手の中指にはめている指輪。
◎教区(bishopric)と結婚しているという意味がある。
びしょっぷすりーぶ
【ビショップ・スリーブ】
◇[英]bishop sleeve
○[服]袖(ソデ)を僧侶服のように釣鐘(ツリガネ)形にふくらませ、
袖口をカフスまたはバンドで締めたもの。
びしょっぷのわ
【ビショップの輪】
◇[英]Bishop's ring
○[天]⇒びしょっぷかん(ビショップ環)
びしょっぷりんぐ
【ビショップ・リング】
◇[英]Bishop's ring
○[天]⇒びしょっぷかん(ビショップ環)
びじょん
【ビジョン】
◇[英]vision
○(1)展望・見通し。構想。未来像・夢。
○(2)幻想・幻影。
○(3)視覚・視力・視野。
○(4)[言]映像装置・映写装置など複合語を作る接尾語。
◎テレビジョン
[1]ぴじょん
【ピジョン】
◇[英]pigeon
○(1)[鳥]ハト(鳩)(飼いバト)の英語名。
⇒はと(ハト,鳩)
○(2)クレーピジョン(clay pigeon)の略称。
⇒くれーぴじょん(クレーピジョン)
○(3)[経](Pigeon)ベビー用品の大手メーカー。
本社は東京都千代田区。
[2]ぴじょん
【ピジョン】
◇[フ]pigeon
○[鳥](フランス語で)ハト(鳩)。
⇒はと(ハト,鳩)
ぴじょんいんぐりっしゅ
【ピジョン・イングリッシュ】
◇[英]pigeon English
○[言]⇒ぴじんご(ピジン語)
ぴじょんすとりーと
【ピジョン・ストリート】
◇[和製英語]pigeon street
○[古]⇒はとのまち(鳩の町)
ひじら
【ヒジラ】
◇[アラビア語]hijrah
○[歴]⇒ひじゅら(ヒジュラ)
★ひじり
【聖】
○(1)太陽のように天下の物事を知っている人。
◎「日知り」の意味で、原意は「天文暦数に長ずる人」という。
○(2)(転じて)天下を統治する天子・天皇。
○(3)仙人。
○(4)清酒の別称。
○(5)知徳の高い人。聖人。
○(6)(転じて)高徳の僧。高僧。
○(7)僧侶・出家者の呼称。
○(8)官僧以外の一般の僧侶。
○(9)各地を遊行(ユギョウ)して布教や勧進(カンジン)を行う、高野
聖(コウヤヒジリ)・遊行聖・勧進聖などの略称。
参照⇒こうやひじり(高野聖)(1)
○()江戸末期、呉服(ゴフク)の行商人。
○()
ひじりうし
【聖牛】
○河川の水勢を緩和させるための装置の一つ。
一本の長い棟木(ムナギ)とそれを両側から支える数対の合掌木
を結び、下部に重しとする蛇籠(ジャカゴ)を載せる棚が設けられ、
川の勾配が強い急流にも耐えられる構造になっている。
洪水の濁流に柔構造として耐えながら徐々に土砂を堆積させ、
その土砂とともに河岸を守り、しだいに新しい護岸となり草木
が生えてくる。
「せいぎゅう(聖牛)」とも呼ぶ。
参照⇒すいせい(水制),じゃかご(蛇籠),まきかご(巻籠)
◎武田信玄の時代に甲州で生れた伝統的河川工法といわれ、江
戸時代に発達したが、第二次世界大戦後に衰退。
自然にやさしい川造りとして1987(昭和62)富士川水系の釜無
川、1994(平成 6)大井川、1995(平成 7)揖斐川水系の根尾川な
どで復活、全国に広まった。
ひじりだきじん
【聖嶽人】
○[歴]大分県南海部郡(ミナミアマベグン)本匠村(ホンジョウムラ)の聖嶽洞
穴で発見された化石人骨。
参照⇒みっかびじん(三ヶ日人),くずうげんじん(葛生原人)
◎1962(昭和37)人骨と石器が発見され後期旧石器時代のものと
推定された。
1999.12.(平成11)再発掘調査で見つかった人骨が新しいもの
であったことから、2001. 3.(平成13)再調査した出土品中に縄
文時代の石器が交じっていたことなども分かった。
2001. 3. 9(平成13)発見者の賀川光夫(別府大学名誉教授)
(当時78歳)が抗議の自殺。
ひじりだきどうけつ
【聖嶽洞穴】
○[地]大分県南海部郡(ミナミアマベグン)本匠村(ホンジョウムラ)にある洞
窟。
参照⇒ひじりだきじん(聖嶽人)
ひじりだけ
【聖岳】
◇[日]Hijiri Dake
○[地]長野県と静岡県の境、赤石山脈(南アルプス)にある山。
標高3,011メートル。
ひじりばし
【聖橋】
◇[日]Hijiri Bashi
○[交]東京都の神田川に架(カ)かる、JRお茶ノ水駅の上を通
る橋。北詰(キタヅメ)は文京区湯島(ユシマ)、南詰は千代田区神田駿
河台(カンダスルガダイ)。
上流(東)にお茶の水橋、下流(西)に昌平橋(ショウヘイバシ)がある。
参照⇒しょうへいばし(昌平橋)
◎関東大震災の復興事業の一環として1927(昭和 2)に着手、
1928(昭和 3)完成。鉄筋コンクリート製。
橋名を公募し、そばの湯島聖堂とニコライ堂(東京復活大聖
堂)にちなみ命名。
ひじりまど
【聖窓】
○[古]江戸時代、遊郭の下等な遊女屋(局見世)に設けられた箱
型の格子付きの出窓。
出格子(デゴウシ)に似て、それより小さく箱形に外へ張り出し
たもの。
町屋の入口脇にも用いられた。
参考⇒つぼねみせ(局見世),まがき(籬)(2)
ひしろう
【皮脂漏】
○[病]脂漏の別称。
⇒しろう(脂漏)
ひしん
【披針】
○(1)[医]⇒らんせっと(ランセット)
○(2)[医]⇒はばり(刃針)(2)
★びじん
【美人】
○
「傾城(ケイセイ)」,「傾国(ケイコク)」とも呼ぶ。
参照⇒らふのおとめ(羅浮之少女),にほんさんだいびじんゆ
(日本三大美人湯),ちゅうごくよんだいびじょ(中国四大美女)
◎江戸時代の隠語では「ビードロ」。
美人に見える条件:⇒よめとおめかさのうち(夜目遠目笠の
内),じゅうめーとるびじん(十メートル美人,10メートル美人),
かわさきびじん(川崎美人)
◎「美人局」は「つつもたせ」と読む。
ぴじんいんぐりっしゅ
【ピジン・イングリッシュ】
◇[英]pidgin English
○[言]⇒ぴじんご(ピジン語)
ぴじんご
【ピジン語】
◇pidgin、ビジネス(business)の中国訛りという。
○(1)[言]共通語をもたない人たちの伝達手段として用いられ
る、二つ以上の言語が単純化された混成語。
参考⇒くれおーるご(クレオール語)(1),りんがふらんか(リ
ンガフランカ)(1),はいぶりっど(ハイブリッド)(3)
○(2)[言]中国の東部海岸で広く使われた通商英語。
英語を基盤に、中国語・ポルトガル語・マレー語などが混合
した言語で、現在もメラネシア・西アフリカなどで用いられて
いる。
「ピジン・イングリッシュ(pidgin English)」,「ピジョン・イ
ングリッシュ(pigeon English)」とも呼ぶ。
びしんこう
【鼻唇溝】
◇Sulcus nasolabialis、[英]nasolabial sulcus
○[医]上唇(ウワクチビル)の脇(ワキ)にある、鼻の両端から口の両端
に渡る二本のくぼみ。
「法令線」,「笑い皺(ジワ)」とも呼ぶ。
◎若返りのプチ整形の対象で、ヒアルロン酸注入が行われる。
ぴじんすとりーと
【ピジン・ストリート】
◇[和製英語]pigeon street
○[古]⇒はとのまち(鳩の町)
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