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百 科 辞 書 《ひれ》 編集:獨 澄旻
-------- ひれ --------------------------------------------------
ひれ
【ヒレ】
◇[フ]filet(切り身)、[英]fillet(フィレット)/filet
○(1)[食]牛・豚などの腰部や肋骨の間の肉。特に背骨の内側
の左右にある最上等の肉。脂肪が少なく、柔らかい。
「フィレ([フ]filet)」,「ひれ肉(ヒレ肉)」とも呼ぶ。
参照⇒ろーいん(ローイン)(2)
○(2)[食]羊のももの厚い肉。
○(3)[食](魚を3枚または5枚おろしにした)骨のない切り身。
骨を取り除いた片身。
★ひれ
【鰭】
○(1)[魚]魚類の、体壁から突き出た扁平な運動器官。
背鰭(セビレ)・胸鰭(ムナビレ)・腹鰭(ハラビレ)・尻鰭(シリビレ)・尾
鰭(オビレ)など。
参照⇒きじょう(鰭条),たんきこつ(担鰭骨)
○(2)[哺]クジラ・アザラシなど海棲(カイセイ)哺乳類のエラ(鰓)。
参照⇒ききゃくるい(鰭脚類)
○(3)本体から張り出した部分。本体に付け足した部分。
○(4)[建]鬼瓦(オニガワラ)または懸魚(ゲギョ)の左右につけた装飾。
○(5)[歴]弥生時代の銅鐸(ドウタク)の扁円筒型の本体「身(ミ)」の
両側にある帯状の部分。
参照⇒どうたく(銅鐸)
○(6)恰幅(カップク)・貫禄(カンロク)。
ひれ
【領巾】
【肩巾】
○(1)帯状の薄い布。古代に、風を起こしたり鎮めたり、また
害虫・毒蛇などの難をのがれる呪力があると信じられていた。
○(2)[歴]大和朝廷時代から奈良・平安時代にかけて、正装し
た婦人が用いた服飾具。
長く薄い帯状の白い布を首に掛け、左右に長く垂らしていた。
生絹(スズシ)・紗(シャ)・羅(ウスギヌ)などで作られた。。
また、別れの時にこれを振るうこともあった。
参照⇒かがみやま(鏡山)(4)
○(3)平安時代、鏡台の付属品として、装飾用に鏡の下に敷い
たり、または鏡をぬぐうなどに用いた布。
○(4)儀式用の矛などにつける小さな旗。
びれ
【ビレ】
◇[フ]ville(ヴィレ)
○(フランス語で)都市・町。
◎ビラージュ(village):村・村落。
ひれあしるい
【ひれあし類】
【鰭脚類】
◇[学]Pinnipedia
○[哺]⇒ききゃくるい(鰭脚類)
ぴれあす
【ピレアス】
◇Pirais
○⇒ぴれえふす(ピレエフス)
ぴれうす
【ピレウス】
◇[羅]Piraeus
○[古]⇒ぴれえふす(ピレエフス)
ぴれえふす
【ピレエフス】
◇Piraievs/Peiraias、[フ]le Pilee
○ギリシア中南部、アッティキ県(Nomos Attikis)の中西部の
港湾都市。サロニコス湾(Saronikos Kolpos)に面する首都アテ
ナイ(Athenai)(アテネ)の外港で、ギリシア最大の港湾都市。
「ピレアス(Pirais)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)16万9,622人(推計)。
2001(平成13)17万5,697人。
◎古代ギリシア名は「ペイライエウス(Peiraieus)」、ラテン語
名は「ピレウス(Piraeus)」、
ひれすじ
【鰭条】
◇[英]fin ray
○[魚]⇒きじょう(鰭条)
びれっじ
【ビレッジ】
◇[英]village
○村・村落。
「ハムレット(hamlet)(小村・集落)」より大きく、「タウン
(town)(町)」より小さいもの。
◎アメリカでは最小の地方自治体がタウンの州もある。
ひれでぃてぃー
【ヒレディティー】
◇[英]heredity
○(1)[生]遺伝・遺伝形質。
参照⇒いでん(遺伝)
○(2)相続・世襲。
参照⇒へりていじ(ヘリテイジ)(1)
ぴれとりん
【ピレトリン】
◇[独]Pyrethrin、[英]pyrethrin(パイリスリン)
○[化]ジョチュウギク(除虫菊)に含まれる有機物質。
粘性のある黄色の油状物質で、水に不溶、石油・アルコール
など有機溶媒に可溶。空気中で酸化されやすい。
昆虫類に接触毒性を示し、神経系に作用して全身麻痺や運動
不能を引き起こす。
乾燥させた花、特に子房から抽出し、主として家庭用殺虫剤
として用いられたが、合成品のピレスロイド(pyrethroid)・ア
レスリン(allethrin)などが開発・使用されている。
参照⇒じょちゅうぎく(ジョチュウギク,除虫菊)
◎ピレトリンT:C21H28O3。
ピレトリンU:C22H28O5。
ひれにく
【ひれ肉】
【ヒレ肉】
◇[フ]filet(切り身)、[英]fillet/filet
○[食]⇒ひれ(ヒレ)
ぴれねーあとらんてぃくけん
【ピレネーアトランティク県】
◇[フ]Departement Pyrenees-Atlantiques、[英]Pyrenees-At-
lantiques Prefecture
○フランス南西部、アキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)南西
端の県。北西部をビスケー湾(Bay of Biscay)に面し、南部・
南西部をスペインに隣接。
県都はポー(Pau)。
「ピレネーザトランティク県」とも呼ぶ。
ぴれねーおりあんたるけん
【ピレネーオリアンタル県】
◇[フ]Departement Pyrenees-Orientales、[英]Pyrenees-Ori-
entales Prefecture
○フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region Lan-
guedoc-Roussillon)南西端の県。北部をオード県(Aude Depart-
ment)に接し、東部をリヨン湾(Gulf of Lion)に面し、南部を
スペインに隣接。
県都はペルピニャン(Perpignan)。
「ピレネーゾリアンタル県」とも呼ぶ。
ぴれねーざとらんてぃくけん
【ピレネーザトランティク県】
◇[フ]Departement Pyrenees-Atlantiques、[英]Pyrenees-At-
lantiques Prefecture
○⇒ぴれねーあとらんてぃくけん(ピレネーアトランティク県)
★ぴれねーさんみゃく
【ピレネー山脈】
◇[フ]les Pyrenees、[西]los Pirineos、[英]Pyrenees Moun-
tains/the Pyrenees
○[地]フランスとスペインとの国境にある山脈。
最高峰はアネト山([西]Pico de Aneto)(3,404メートル)。
ぴれねーぞりあんたるけん
【ピレネーゾリアンタル県】
◇[フ]Departement Pyrenees-Orientales、[英]Pyrenees-Ori-
entales Prefecture
○⇒ぴれねーおりあんたるけん(ピレネーオリアンタル県)
ぴれのいど
【ピレノイド】
◇[英]pyrenoid
○[生]藻類の葉緑体内にある、無色で脂質を含むタンパク質性
の小体。
デンプン(澱粉)の小粒で取り囲まれていることがあり、デン
プンの形成と貯蔵に関与すると考えられている。
「核様体」,「デンプン核(starch nuclei)」とも呼ぶ。
◎「種(タネ)の(pyrene)ようなもの(-oid)」から。
ひれはりそう《ひれはりさう》
【ヒレハリソウ】
【鰭玻璃草】
○[植]⇒こんふりー(コンフリー)
ひれふりのみね
【領巾振の峰】
◇[日]Hirefuri no Mine
○[地]⇒かがみやま(鏡山)(4)
ひれふりやま
【領巾振山】
◇[日]Hirefuri Yama
○[地]⇒かがみやま(鏡山)(4)
ひれふるやま
【領巾振山】
◇[日]Hirefuru Yama
○[地]⇒かがみやま(鏡山)(4)
★ぴれり
【ピレリ】
◇[英]Pirelli & C.SpA
○[経]イタリアの多国籍企業。
本社はミラノ。
◎1872(明治 5)設立。
ひれろず
【ヒレロズ】
◇Hillerod
○デンマーク南東部、シェラン島([英]Sjaelland Island)北東
部のフレデリクスボー県(Frederiksborg Amt)中央部にある県
都。
ぴれんぬ
【ピレンヌ】
◇Henri Pirenne
○[人]ベルギーの歴史学者(1862〜1935)。
ヘント大学(Universiteit Gent)教授。
ひろ
【ヒロ】
◇Hilo
○アメリカ合衆国ハワイ州(Hawaii State)のハワイ郡(Hawaii
County)の郡都。
ハワイ諸島中のハワイ島東海岸にある港湾都市。ヒロ湾に面
するハワイ州第2の都市。観光・保養地。
ランの産地としても知られる。
〈人口〉
1990(平成 2)3万7,808人。
★ひろ
【尋】
○(1)
○(2)[海]([英]fathom)⇒ふぁーとむ(ファートム)
★ぴろ
【ピロ】
◇Pyrrho
○[人]ギリシアの哲学者・懐疑論者(BC. 365?〜BC. 275?)。
ぴろー
【ピロー】
◇[英]pillow
○まくら(枕)。
★びろう《びらう》
【ビロウ】
【蒲葵】
【檳榔】
◇[学]Livistona chinensis
○[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Palmae)ビロウ属(Livistona)
の常緑高木。
古称は「あじまさ(檳榔)」。
◎ビンロウ(檳榔)はビンロウ属(アレカ属)(Areca)で別属。
参照⇒びんろうじゅ(ビンロウジュ,檳榔樹)
★びろう
【尾籠】
○(1)無礼・不敬。
○(2)きたなく、けがらわしいこと。人前で言うにはばかるこ
と。
◎「おこ(尾籠)」とも読む。
びろう
【鼻漏】
◇[英]nasal drip
○[医]鼻水(洟水)・鼻汁。
参照⇒ぜんびろう(前鼻漏),こうびろう(後鼻漏)
びろう《びらう》
【檳榔】
○(1)[植]⇒びろう(ビロウ,蒲葵,檳榔)
○(2)[古]⇒びろうげのくるま(檳榔毛の車,檳榔毛車)
びろうぐるま《びらうぐるま》
【檳榔車】
○[古]⇒びろうげのくるま(檳榔毛の車,檳榔毛車)
びろうげ《びらうげ》
【檳榔毛】
○[古]⇒びろうげのくるま(檳榔毛の車,檳榔毛車)
びろうげのくるま《びらうげのくるま》
【檳榔毛の車】
【檳榔毛車】
○[古]牛車(ギッシャ)の一種。ビロウ(檳榔)の葉を細かく裂いて
白く晒(サラ)したもので車の箱を貼り覆(オオ)ったもの。
上皇・親王・大臣以下四位以上の公卿・女官・高僧などが乗
用した。
「びりょうげのくるま」,「檳榔毛(ビロウゲ)」,「檳榔毛(ビリョウゲ)」,
「檳榔(ビロウ)の車(クルマ)」,「檳榔(ビリョウ)の車(クルマ)」,「檳榔車(ビロ
ウグルマ)」,「檳榔車(ビリョウグルマ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぎっしゃ(牛車)
ひろうこっせつ《こらうこつせつ》
【疲労骨折】
◇[英]stress fracture/fatigue fracture
○[病]骨の同じ部分に繰り返し小さな負荷が加わり、骨に小さ
なヒビができた状態。
ハードトレーニングなどの運動を短期間に集中して行うと発
生しやすいが、初期には運動中は痛むが安静にすると治(オサ)ま
り、またX線による診断も困難。
発生部位はヒザ(膝)から下が多く、肋骨(ロッコツ)・腰椎(ヨウツイ)
などにもみられる。
安静にしていれば多くの場合、自然治癒(チユ)する。
ひろうす
【ひろうす】
【飛竜頭】
○[食](関西方言で)雁擬き。
⇒がんもどき(雁擬き)
ひろうず
【ひろうず】
【飛竜頭】
○[食](関西方言で)雁擬き。
⇒がんもどき(雁擬き)
ひろうそ《ひらうそ》
【疲労素】
○[生化]乳酸の別称。
⇒にゅうさん(乳酸)
びろうのくるま《びらうのくるま》
【檳榔の車】
○[古]⇒びろうげのくるま(檳榔毛の車,檳榔毛車)
ひろお《ひろを》
【広尾】
◇[日]Hiro'o
○(1)⇒ひろおぐん(広尾郡)
○(2)⇒ひろおちょう(広尾町)
○(3)東京都渋谷区東南の地名。
○(4)[交]⇒ひろおえき(広尾駅)
ひろおえき《ひろをえき》
【広尾駅】
○(1)[交]東京都港区南麻布(ミナミアザブ)にある、東京地下鉄(東
京メトロ)日比谷線(ヒビヤセン)の駅。
六本木(ロッポンギ)駅と恵比寿(エビス)駅の間。
○(2)[歴][交]北海道十勝支庁(トカチシチョウ)広尾郡広尾町(ヒロオチョウ)
にあった、国鉄広尾線の駅。
新生(シンセイ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
◎1932.11. 5(昭和 7)開業。
1987. 2. 1(昭和62)広尾線廃止に伴い廃業。
ひろおぐん《ひろをぐん》
【広尾郡】
◇[日]Shiro'o Gun
○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)の郡。
忠類村(チュウルイムラ)・大樹町(タイキチョウ)・広尾町(ヒロオチョウ)の町村。
ひろおせん《ひろをせん》
【広尾線】
○[歴][交]北海道の十勝平野を南北に運行した、帯広(オビヒロ)
駅〜広尾駅間の国鉄線。延長84.0キロメートル。
農産物の輸送や襟裳岬への観光客の足として活躍した。
愛国(アイコク)駅は鉄道資料館として、幸福(コウフク)駅・広尾駅な
ども駅舎が保存されている。
〈停車駅〉
帯広駅・依田(ヨダ)駅・北愛国(キタアイコク)駅・愛国駅・大正(タイ
ショウ)駅・幸福駅・中札内(ナカサツナイ)駅・更別(サラベツ)駅・上更別
(カミサラベツ)駅・忠類(チュウルイ)駅・十勝東和(トカチトウワ)駅・大樹(タイキ)
駅・石坂(イシザカ)駅・豊似(トヨニ)駅・野塚(ノヅカ)駅・新生(シンセイ)
駅・広尾駅。
◎1929.11. 2(昭和 4)中札内駅まで開通。
1930.10.10(昭和 5)大樹駅まで開通。
1932.11. 5(昭和 7)全線開通。
1974(昭和49)愛国駅発・幸福駅行の乗車券が全国的な大ブー
ムとなる。
1987. 2. 1(昭和62)全線廃止。
ひろおだけ《ひろをだけ》
【広尾岳】
◇[日]Hiro'o Dake
○[地]北海道の日高支庁(ヒダカシチョウ)と十勝支庁(トカチシチョウ)の境、
十勝岳の南東にある山。標高1,230メートル。
ひろおちょう《ひろをちやう》
【広尾町】
◇[日]Giro'o Cho
○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)広尾郡の町。
ひろかみむら
【広神村】
◇[日]Hirokami Mura
○[古]新潟県中東部、北魚沼郡(キタウオヌマグン)にあった村。
◎2004.11. 1(平成16)堀之内町(ホリノウチマチ)・小出町(コイデマチ)・
湯之谷村(ユノタニムラ)・広神村・守門村(スモンムラ)・入広瀬村(イリヒロセム
ラ)の2町4村が合併して魚沼市(ウオヌマシ)を発足。
ひろかわ
【広川】
◇[日]Hirokawa
○(1)⇒ひろかわちょう(広川町)
○(2)⇒ひろかわまち(広川町)
ひろかわちょう《ひろかわちやう》
【広川町】
◇[日]Hirokawa Cho
○和歌山県北西部、有田郡(アリダグン)の町。
◎1996. 4. 1(平成 8)広川町(ヒロガワチョウ)から名称変更。
◎福岡県八女郡(ヤメグン)には広川町(ヒロカワマチ)がある。
ひろがわちょう《ひろがはちやう》
【広川町】
◇[日]Hirogawa Cho
○[古]ひろかわちょう(広川町)の旧称。
⇒ひろかわちょう(広川町)
ひろかわまち《ひろかはまち》
【広川町】
◇[日]Hirokawa Machi
○福岡県南部、八女郡(ヤメグン)の町。
◎和歌山県有田郡(アリダグン)には広川町(ヒロカワチョウ)がある。
ひろがわら《ひろがはら》
【広河原】
◇[日]Hirogawara
○京都府京都市北東部、左京区(サキョウク)北西部の地区名。
びろきし
【ビロキシ】
◇Biloxi
○⇒びろくし(ビロクシ)
ぴろきしりん
【ピロキシリン】
◇[英]pyroxyline/pyroxylin
○[化]⇒にとろせるろーす(ニトロセルロース)
ぴろきしりんらっかー
【ピロキシリンラッカー】
【ピロキシリン・ラッカー】
◇[英]pyroxyline lacquer/pyroxylin lacquer
○⇒らっかー(ラッカー)(1)
びろくし
【ビロクシ】
◇Biloxi
○アメリカ合衆国中南部、ミシシッピー州(Mississippi State)
南東部のハリソン郡(Harrison County)南東部にある町。ミシ
シッピー湾(Mississippi Sound)に面する海岸リゾート地。
「ビロキシ」とも呼ぶ。
◎ハリソン郡にはボロクシ(Boloxi)もある。
びーろくじゅういち《びーろくじふいち》
【B−61】
○[軍]アメリカ軍が開発した地下攻撃用核爆弾。
従来型を改良した地下軍事施設を攻撃する核爆弾。
B−2ステルス戦略爆撃機用に配備。
「アースペネトレーター([英]earth penetrator)」とも呼ぶ。
参照⇒ばんかーばすたー(バンカーバスター),あーるえぬい
ーぴー(RNEP)
◎B−61−11:B−61改良型。
びろーくとぅんぐさんみゃく
【ビロークトゥング山脈】
◇[英]Bilauktaung Range
○[地]ミャンマー南東端、マレー半島(Malay Peninsula)基部
のタイ王国との国境を南北に走る山脈。全長約400キロメート
ル。
北部はドーナ山脈(Dawna Range)に連なる。
ひろくにち
【飛鹿日】
○[暦]暦注の一つ。陰陽道(オンミョウドウ)で、家を建てるのに大凶
(ダイキョウ)とする日。
参照⇒さんりんぼう(三隣亡,三輪宝)
ひろこまい《ひろこまひ》
【広小舞】
【広木舞】
◇[日]hirokomai/hiro-komai
○[建]日本家屋で軒先の淀(ヨド)の下にある、垂木(タルキ)の先端
に取り付けて垂木を連結させる幅広い横木。
参照⇒こまい(木舞,小舞)(2)
ひろさきし
【弘前市】
◇[日]Hirosaki Shi
○青森県中西部の市。「ねぷた」祭が有名。
〈面積〉
1970(昭和45)273平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)16万5,000人。
1980(昭和55)17万5,330人。
◎もと津軽藩津軽氏10万石の城下町。
弘前城は桜の名所で、桜2,600本。2001. 9.(平成13)までの
公称5,000本は、桜と松の合計のミスであった。
ひろさきせん
【弘前線】
○[交]⇒とうほくじどうしゃどう(東北自動車道)
ひろさきはん
【弘前藩】
◇[日]Hirosaki Han
○[歴]⇒つがるはん(津軽藩)
ひろさわしゅう《ひろさはりう》
【広沢流】
○[古][仏]古義真言宗の一派。東密二流、野沢二流(ヤタクニリュウ)
の一派。口伝(クデン)よりも儀軌(ギキ)を重んじる。
益信(ヤクシン)を始祖とし、寛平法皇(カンピョウ・ホウオウ)(宇多天皇)
( 867〜 931)、寛空(カングウ)( 884〜 972)、寛朝(カンチョウ)( 916
〜 998)と継承。
のち、広沢成就院の寛助の門下によって保寿院流・仁和御流
・西院流・華蔵院流・忍辱山流・伝法院流の六流に分かれた。
「広沢六流」とも呼ぶ。
参照⇒おのりゅう《をのりう》(小野流)
◎寛朝僧正(カンチョウ・ソウジョウ)( 916〜 998)が山城国嵯峨(サガ)(京
都市右京区嵯峨広沢)の広沢池の辺(ホトリ)に遍照寺(ヘンジョウジ)を
建てて住んだことに因(チナ)む。
ひろさわりくりゅう《ひろさはりくりう》
【広沢六流】
○[古][仏]⇒ひろさわしゅう(広沢流)
ひろさわろくりゅう《ひろさはろくりう》
【広沢六流】
○[古][仏]⇒ひろさわしゅう(広沢流)
ひろしま
【広島】
◇[日]Hiroshima
○(1)⇒ひろしまけん(広島県)
○(2)⇒ひろしまし(広島市)
○(3)[地]瀬戸内海の備讃(ビサン)諸島の中の塩飽(シワク)七島最大
の島。香川県丸亀市(マルガメシ)に属する。
参照⇒しわくしょとう(塩飽諸島)
〈面積〉
11.66平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)453人。
◎1958(昭和33)丸亀市に編入。
ひろしまくうこう《ひろしまくうかう》
【広島空港】
○[空]広島県豊田郡(トヨタグン)本郷町(ホンゴウチョウ)にある空港。
ひろしまけいむしょ
【広島刑務所】
○広島県広島市中区吉島町(ヨシジマチョウ)にある刑務所。
◎2012. 1.11(平成24)中国人の李国林受刑者が脱走。
ひろしまけん
【広島県】
◇[日]Hiroshima Ken
○本州、中国地方中部の県。
県庁所在地は広島市。
〈面積〉
1978(昭和53)8,462.02平方キロメートル。
1980(昭和55)8,463平方キロメートル。
8,474.21平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)264万6,000人。
1980(昭和55)273万9,156人。
1995(平成 7)288万1,707人。
◎県花はモミジ、県鳥はアビ、県木はモミジ。
ひろしまけんりつだいがく
【広島県立大学】
○[教]広島県庄原市に本部を置く公立大学。
◎1989(平成元)設立。
ひろしまこう《ひろしまかう》
【広島港】
◇[日]Hiroshima Ko
○[地]広島県広島市南区出島(デジマ)にある広島湾の港。
旧称・通称は「宇品港(ウジナコウ)」。
◎日清戦争・日露戦争で、この港から軍隊が送り出された。
1932(昭和 7)広島港と改称。
ひろしまこうぎょうだいがく《ひろしまこうげふだいがく》
【広島工業大学】
○[教]広島県広島市佐伯区(サエキク)三宅(ミヤケ)に本部を置く私立
大学。
◎1963(昭和38)広島高等電波学校を母体に大学を開設。
★ひろしまこうそくこうつう《ひろしまかうそくかうつう》
【広島高速交通】
○[交]
本社は広島県広島市安佐南区(アサミナミク)長楽寺。
愛称は「アストラムライン」。
〈停車駅〉
本通(ホンドウリ)駅・県庁前(ケンチョウマエ)駅・城北(ジョウホク)駅・白
島(ハクシマ)駅・牛田(ウシタ)駅・不動院前(フドウインマエ)駅・祇園新橋
北(ギオンシンバシキタ)駅・西原(ニシハラ)駅・中筋(ナカスジ)駅・古市(フルイ
チ)駅・大町(オオマチ)駅・毘沙門台(ビシャモンダイ)駅・安東(ヤスヒガシ)
駅・上安(カミヤス)駅・高取(タカトリ)駅・長楽寺(チョウラクジ)駅・伴(トモ)
駅・大原(オオハラ)駅・伴中央(トモチュウオウ)駅・大塚(オオヅカ)駅・広域
公園前(コウイキコウエンマエ)駅。
ひろしまし
【広島市】
◇[日]Hiroshima Shi
○広島県西部の市。県庁所在地。政令指定都市。瀬戸内海の広
島湾に面する。
韓国のテグ市(Taegu-si)(大邱市)の姉妹都市。
〈面積〉
1970(昭和45)87平方キロメートル。
740.27平方キロメートル。
740.66平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50) 85万3,000人。
1980(昭和55) 89万9,394人。
1995(平成 7)110万8,868人。
◎1889(明治22)市制施行。
1929(昭和 4)三篠町・仁保村など7町村を編入。
1955(昭和30)戸坂村を編入。
1956(昭和31)中山村・井口村を編入。
1971(昭和46)沼田町・安佐町を編入。
1972(昭和47)可部町・祇園町を編入。
1973(昭和48)安古市町・佐東町・高陽町・瀬野川町・白木町
を編入。
1974(昭和49)熊野跡村・安芸町を編入。
1975(昭和50)船越町・矢野町を編入。
1980(昭和55)政令指定都市となる。
1985(昭和60)五日市町を編入。
◎広島県に東広島市、北海道に北広島市、埼玉県吉川市には南
広島がある。
ひろしましゅうどうだいがく《ひろしましうだうだいがく》
【広島修道大学】
○[教]広島県広島市安佐南区(アサミナミク)沼田町(ヌマタチョウ)に本部を
置く私立大学。
◎1725(享保10)広島藩黌として開設。
1905(明治38)修道中学校を開設。
1960(昭和35)広島商科大学となる。
1973(昭和48)広島修道大学と改称。
ひろしまじょがくいんだいがく《ひろしまぢよがくゐんだいがく》
【広島女学院大学】
○[教]広島県広島市東区牛田東(ウシタヒガシ)に本部を置く、アメ
リカ・メソジスト教会系の私立大学。
◎1886(明治19)女学会として創立。
1920(大正 9)広島女学校専門部を開設。
1932(昭和 7)広島女学院専門学校となる。
1949(昭和24)新制大学となる。
ひろしまじょしだいがく《ひろしまぢよしだいがく》
【広島女子大学】
○[教]広島県広島市南区宇品東(ウジナヒガシ)に本部を置く公立大
学。
◎1920(大正 9)県立広島高等女学校専攻科を開校。
1928(昭和 3)県立広島女子専門学校となる。
1950(昭和25)広島女子短期大学となる。
1965(昭和40)四年制の大学となる。
ひろしましりつだいがく
【広島市立大学】
○[教]広島県広島市に本部を置く公立大学。
◎1994(平成 6)設立。
ひろしまだいがく
【広島大学】
○[教]広島県東広島市鏡山(カガミヤマ)一丁目に本部を置く国立大
学。
原爆放射能医学研究所などを付設。
略称は「ひろだい(広大)」。
◎1902(明治35)広島高等師範学校が創立。
1920(大正 9)広島工業専門学校が創立。
1923(大正12)広島高等学校が創立。
1929(昭和 4)東京文理科大学と同時に広島文理科大学が開校。
1943(昭和18)広島師範学校が創立。
1944(昭和19)広島青年師範学校が創立。
1945(昭和20)広島女子高等師範学校が創立。
1949(昭和24)広島文理科大学・広島高等学校(旧制)・広島高
等師範学校・広島女子高等師範学校・広島青年師範学校・広島
工業専門学校を統合して、新制の広島大学が発足。
1953(昭和28)広島医科大学を併合。
参照⇒ぶんりかだいがく(文理科大学)
◎もと本部は広島市中区東千田町(ヒガシセンダマチ)にあった。
ひろしまちょう《ひろしまちやう》
【広島町】
◇[日]Hiroshima Cho
○[古]北広島市の旧称。
⇒きたひろしまし(北広島市)
★ひろしまでんてつ
【広島電鉄】
◇[英]Hiroshima Electric Railway Co.,Ltd.
○[交]広島県広島市内を中心とする鉄道・バスを運行する交通
事業会社。
本社は広島市中区東千田町。
略称は「ひろでん(広電)」。
ひろしまとうようかーぷ《ひろしまとうやうかーぷ》
【広島東洋カープ】
○[運]プロ野球(セントラル・リーグ)の球団名の一つ。
本拠地は広島市民球場(広島市中区)。
単に「カープ」とも、俗に「赤ヘル軍団」とも呼ぶ。
◎1950(昭和25)広島野球クラブとして設立。
1968(昭和43)広島東洋カープに改称。
ひろしまひろば
【ヒロシマ広場】
◇[英]Hiroshima Square
○ドイツのポツダム(Potsdam)市にある広場。
◎1945. 7.25(昭和20)滞在していたアメリカのトルーマン大統
領、この地から日本への原爆投下を命令。
2005.12.(平成17)ヒロシマ広場と命名。
ひろしまぶんきょうじょしだいがく《ひろしまぶんけうぢよしだいがく》
【広島文教女子大学】
○[教]広島県広島市安佐北区(アサキタク)可部東(カベヒガシ)に本部を
置く私立大学。
◎1948(昭和23)可部女子専門学校として開校。
1966(昭和41)大学となる。
★ひろしまぼうせきしょ《ひろしまばうせきしよ》
【広島紡績所】
○[歴]
1882(明治15)民営。
ひろしまやかん《ひろしまやくわん》
【広島薬缶】
【広島薬鑵】
○真鍮(シンチュウ)製のヤカン。
雲竜などの模様の打ち出したもの。
参照⇒やかん(ヤカン,薬缶,薬鑵)
★ひろしまわん
【広島湾】
◇[日]Hiroshima Wan
○[地]広島県広島市の南方にある瀬戸内海西部の湾。
湾岸に岩国港・広島港・呉港などがある。
★ぴろす
【ピロス】
◇[希]Pyrrhos、[英]Pyrrhus
○[人]古代ギリシアの王(BC. 319〜BC. 272)。
BC. 279、多大の犠牲を払ってローマ軍を破る。
BC. 275、ローマに破れ、郷里のエピルス(Epirus)に帰る。
マケドニアと交戦中、アルゴスの戦いで戦士。
「ピュロス」とも呼ぶ。
ひろせ
【広瀬】
◇[日]Hirose
○(1)[地]⇒ひろせがわ(広瀬川)
○(2)[古]⇒ひろせまち(広瀬町)
ひろせがわ《ひろせがは》
【広瀬川】
◇[日]Hirose Gawa
○[地]宮城県中南部を東流する川。奥羽山脈の面白山(オモシロヤマ)
に発源し、仙台市街を流れて市南部で名取川(ナトリガワ)に合流し、
仙台湾に注(ソソ)ぐ。
河岸段丘に沿ってJR仙山線が走っている。
上流の仙台市青葉区作並(サクナミ)には作並温泉がある。支流の
大倉川には大倉ダムがある。
参照⇒なとりがわ(名取川)(1),さくなみおんせん(作並温泉)
◎『吾妻鏡』には「広瀬河」とある。
江戸時代には「仙台川」とも呼ばれた。
〈歌謡曲〉
広瀬川流れる岸辺(キシベ):参照⇒あおばじょうこいうた(青
葉城恋唄)
ひろせちゅうさ
【広瀬中佐】
○(1)[人]明治時代の海軍軍人(1868〜1904)。
⇒『人名辞典』ひろせ たけお(広瀬 武夫)
◎銅像が神田須田町(スダチョウ)交差点にあったが、交差点が日本
橋寄りに移動して万世橋駅(マンセイバシエキ)前に残された。のち神
田橋の公園に移転。
1945.10.(昭和20)GHQの指示により取り壊し。
○(2)[楽]日露戦争での広瀬武夫中佐の死を歌った軍歌や文部
省唱歌。文部省唱歌としては第一号。
ひろせまち
【広瀬町】
◇[日]Hirose Machi
○[古]島根県北東部にあった能義郡(ノギグン)の町。
参照⇒がっさんとだじょう(月山豊田城)
〈面積〉
204.32平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)9,614人。
◎2004.10. 1(平成16)広瀬町・伯太町(ハクタチョウ)の2町が安来市
(ヤスギシ)に編入。
◎新潟県北魚沼郡(キタウオヌマグン)には入広瀬村(イリヒロセムラ)があった。
★ひろそで
【広袖】
○(1)[服]和服で、袖口の下方を縫い合せていない袖。
直垂(ヒタタレ)・褞袍(ドテラ)の袖など。
「平袖(ヒラソデ)」とも呼ぶ。
⇔そでぼそ(袖細)
参照⇒こそで(小袖)(1)
○(2)鎧(ヨロイ)・胴丸(ドウマル)・腹当(ハラアテ)などの袖の一種。
肩に近い金具廻(カナグマワリ)のある上段の冠板(カブリノイタ)から下
段へと順に裾開きに仕立てたもの。
ひろだい
【広大】
○[教]広島大学の略称。
⇒ひろしまだいがく(広島大学)
◎「こうだい(広大)」とも読む。
ぴろたいと
【ピロタイト】
◇[英]pyrrhotite
○[鉱]⇒じりゅうてっこう(磁硫鉄鉱)
ひろたむら
【広田村】
◇[日]Hirota Mura
○愛媛県中西部、伊予郡(イヨグン)の村。
磁器の砥部焼の産地。
◎2005. 1. 1(平成17)砥部町(トベチョウ)と合併して(新)砥部町を
発足。
ぴろてぃ
【ピロティ】
◇[フ]pilotis、[英]piloti
○[建]建物の一階部分は柱のみで吹き抜けにした建築様式。ま
た、その柱またはその空間。
二階以上を部屋などに使用する。
フランスの建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)(1887〜
1965)が提唱したもの。
「ピロティー」とも呼ぶ。
参照⇒るこるびゅじえ(ル・コルビュジエ),ぴらー(ピラー),
つかばしら(束柱)
ぴろてぃー
【ピロティー】
◇[フ]pilotis、[英]piloti
○[建]⇒ぴろてぃ(ピロティ)
ひろでん
【広電】
○[俗][交]広島電鉄株式会社の略称。
⇒ひろしまでんてつ(広島電鉄)
★びろーど
【ビロード】
【天鵞絨】
◇[西]veludo、[葡]velludo、[英]velvet、[フ]velours、[独]
Samt(ザムト)
○[服]織物の一つ。綿・絹・毛などで織り、細かな毛をたて、
なめらかで艶(ツヤ)がある。
「ベルベット」とも呼ぶ。
参照⇒べろあ(ベロア)(1),べっちん(ベッチン,別珍)(1),こ
ーるてん(コールテン,コール天)(1)
びろーどからむし
【ビロードカラムシ】
【天鵞絨苧】
○[植]ラセイタソウ(羅背板草)の別称。
⇒らせいたそう(ラセイタソウ,羅背板草)
★びろーどくさふじ《びろーどくさふぢ》
【ビロードクサフジ】
【天鵞絨草藤】
◇[学]Vicia villosa ssp. villosa
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ソラマメ属(Vicia)の
ツル性(蔓性)多年草。ヨーロッパ原産。
耐寒性があり、日陰でもよく生育する。
飼料・緑肥として、また雑草抑制効果から果樹園の下草とし
て栽培。
「ヘアリーベッチ(hairy vetch)」とも呼ぶ。
参照⇒ぺっち(ベッチ)
◎クサフジ(Vicia cracca):⇒くさふじ(クサフジ,草藤)
びろーどそう《びろーどさう》
【ビロードソウ】
【天鵞絨草】
○[植]ラセイタソウ(羅背板草)の別称。
⇒らせいたそう(ラセイタソウ,羅背板草)
ひろのし
【ヒロノシ】
【広熨斗】
○[植]イチモンジギク(一文字菊)の別称。
⇒いちもんじぎく(イチモンジギク,一文字菊)
ひろのちょう《ひろのちやう》
【洋野町】
◇[日]Hirono Cho
○岩手県北部、九戸郡(クノヘグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)種市町(タネイチマチ)と大野村(オオノムラ)が合併
して発足。
2008. 7.24(平成20)am 2:00ころ、地震で震度6強を観測。
ひろばきょうふしょう《ひろばきようふしやう》
【広場恐怖症】
◇[英]agoraphobia(アゴラフォビア)
○[病]人の集まる広場などに一人で残されたり、一人で歩いた
りするとき、強い恐怖感にとらわれる精神症状。
家族・友人など親しい人と一緒なら恐怖症状が軽減される。
ひろはじゃこうそう《ひろはじやうさう》
【ヒロハジャコウソウ】
【広葉麝香草】
◇[学]Chelonopsis moschata
○[植]⇒じゃこうそう(ジャコウソウ,麝香草)(2)
ひろぽん
【ヒロポン】
◇[商品名]Philopon
○[化]覚醒剤の一種である塩酸メタンフェタミン(methampheta-
mine)の商標名(大日本製薬株式会社)。
苦みのある無臭の無色結晶または白色粉末。
アドレナリン誘導体で中枢神経を興奮させ、気分の快調や一
時的な活動力の高進がみられ、嗜眠性(シミンセイ)疾患の睡眠防止・
震顫麻痺(シンセンマヒ)(パーキンソン症候群)・アルコール中毒・抑
鬱状態の薬として用いられたが、乱用すると不眠・錯乱・幻覚
・痙攣を起し、連用すると精神分裂病様症状を来す。
のちにアンフェタミン(商品名ベンゼドリン)とともに覚醒剤
取締法の対象に指定され一般の使用が禁止された。
◎第二次世界大戦中の日本で、工場での作業効率の向上や、軍
隊での特攻隊員の恐怖心軽減などの目的で半強制的に使用され
た。戦後に軍需品のヒロポンが一般に出回って青少年に流行し
重大な社会問題となり、1951(昭和26)覚醒剤取締法が成立した。
◎第二次世界大戦中、アンフェタミンは欧米のパイロットも使
用していた。
ひろみちょう《ひろみちやう》
【広見町】
◇[日]Hiromi Cho
○[古]愛媛県南西部、北宇和郡(キタウワグン)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)日吉村(ヒヨシムラ)と合併して鬼北町(キホクチョウ)
を発足・
ひろめ
【ヒロメ】
【広布】
○[古][植]マコンブ(真昆布)の古称。
⇒まこんぶ(マコンブ,真昆布)
ひろめや
【広め屋】
【広目屋】
○⇒ちんどんや(ちんどん屋,チンドン屋)
ぴろめら
【ピロメラ】
◇Philomela
○[ギ神]⇒ふぃろめら(フィロメラ)
ぴろり
【ピロリ】
◇[学](複数形)pylori/(単数形)pylorus(ピロルス)
○(1)[医]⇒ゆうもん(幽門)
○(2)[俗][医]ピロリ菌の略称。
⇒ぴろりきん(ピロリ菌)
ぴろりー
【ピロリー】
◇[英]pillory
○[歴]19世紀まで西洋で行われた刑具の一つ。
木製の枷(カセ)で、罪人の首と両手首を挟(ハサ)んで固定させ、
公衆の面前に晒(サラ)した。
「晒(サラ)し台」とも呼ぶ。
◎足を挟む枷は「ストック(stock)」と呼ぶ。
★ぴろりきん
【ピロリ菌】
◇[学]Helicobacter pylori
○[病]胃炎や消化性潰瘍の原因となる細菌。
正称は「ヘリコバクター・ピロリ」。
◎1982(昭和57)オーストラリアの病理医ウォーレン(Robin War-
ren)と消化器内科研修医マーシャル(Barry Marshall)が初めて
分離・培養に成功。
ぴろるす
【ピロルス】
◇[学](単数形)pylorus/(複数形)pylori(ピロリ)
○[医]⇒ゆうもん(幽門)
★ぴろろきのりんきのん
【ピロロキノリンキノン】
◇[英]Pyrroloquinoline quinone
○[生化]
納豆・野菜・果物などに含まれる。
略称は「PQQ」。
◎理化学研究所のチームはネズミの実験から、必須アミノ酸の
リジンの分解酵素に結びついて働く「新しいビタミン」とし、特
許出願。
しかし、国内外からネズミ実験の再現をしてもPQQがリジ
ン分解酵素と結合するという証拠は見つからないと多くの反論
がある。
◎2006. 4.11(平成18)東京農工大学などの研究チーム、PQQ
がパーキンソン病の原因タンパク質αシヌクレイン(alpha-
Synuclein)の凝集・繊維化を抑制すると発表。
[1]ぴろん
【ピロン】
◇[英]pylon
○⇒ぱいろん(パイロン)
[2]ぴろん
【ピロン】
◇Pyrrhon
○[人]⇒[2]ぴゅろん(ピュロン)
[3]ぴろん
【ピロン】
◇Germain Pilon
○[人]フランスの彫刻家(1535〜1590. 2. 3)。
★ひわ《ひは》
【ヒワ】
【鶸】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)アトリ科(Fringillidae)の鳥
のうち、マヒワ(真鶸)、ベニヒワ(紅鶸)、カワラヒワ(河原鶸)
の3種の総称。
一般にはマヒワを指す。
参照⇒ひわいろ(鶸色)
★びわ《びは》
【ビワ】
【枇杷】
◇[学]Eriobotrya japonica
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)ビワ属(Eriobotrya)
の常緑高木。
11〜2月にかけて香りのよい白い花をつけ、梅雨のころに淡
いだいだい色の果実を結ぶ。果実は食用。
★びわ《びは》
【琵琶】
○[楽]東アジアの撥弦(ハツゲン)楽器の一つ。
参照⇒うーど(ウード)
ひわいろ《ひはいろ》
【鶸色】
○[色]黄緑色。黄みがちの萌黄色(モエギイロ)。
参照⇒ひわちゃ(鶸茶)
◎C=28,M=10,Y=95,B=0。
びわいろ《びはいろ》
【枇杷色】
○[色]ダイダイ色に近い白茶(シラチャ)。
ひわきちょう《ひわきちやう》
【樋脇町】
◇[日]Hiwaki Cho
○[古]鹿児島県北西部、鹿児島郡(カゴシマグン)にあった町。
◎2004.10.12(平成)川内市(センダイシ)と、鹿児島郡の樋脇町・入
来町(イリキチョウ)・東郷町(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウインチョウ)・里
村(サトムラ)・上甑村(カミコシキムラ)・下甑村(シモコシキソン)・鹿島村(カシマムラ)
の1市4町4村が合併して薩摩川内市(サツマセンダイシ)を発足。
★びわこ《びはこ》
【琵琶湖】
◇[日]Biwa Ko
○[地]
「おうみ(近江,淡海)」,「ちかつおうみ(近つ淡海,近江)」とも
呼ぶ。
参照⇒よごこ(余呉湖)
◎江戸時代に活躍した近江商人は東岸の八幡・日野の出身者が
多かった。
びわこしゅうこうのうた《びわこしうかうのうた》
【琵琶湖周航の歌】
○[楽]小口太郎(オグチ・タロウ)作詞・吉田千秋作曲の第三高等学校
(三高)寮歌。
◎1917(大正 6)制作。
びわこせん《びはこせん》
【琵琶湖線】
○[交]JR西日本が運行する、長浜駅〜米原(マイバラ)駅〜京都
駅間の鉄道路線の愛称。
北陸本線:長浜駅〜米原駅。
東海道本線:米原駅〜京都駅。
ひわさ
【日和佐】
◇[日]Hiwasa
○(1)⇒ひわさちょう(日和佐町)
○(2)[交]⇒ひわさえき(日和佐駅)
ひわさえき
【日和佐駅】
○[交]徳島県海部郡(カイフグン)日和佐町(ヒワサチョウ)にある、JR牟
岐線(ムギセン)の駅。
北河内(キタガワチ)駅と山河内(ヤマガワチ)駅の間。
ひわさちょう《ひわさちやう》
【日和佐町】
◇[日]Hiwasa Cho
○徳島県南部、海部郡(カイフグン)の町。
JR牟岐線(ムギセン)が通じる。
◎日和佐浦(ヒワサウラ)付近の大浜海岸はウミガメの産卵地として
知られる。
ひわだいろ《ひはだいろ》
【桧皮色】
【檜皮色】
○(1)[色]焦茶(コゲチャ)に近い暗い赤色。
◎ヒノキ(桧)の皮のような色、または皮で染めた色という。こ
の種の色を一括して「木色(モクジキ)」と呼ぶ。
◎C=0,M=57,Y=42,B=69。
○(2)経(タテ)は浅黄(アサギ)の糸、緯(ヨコ)は赤糸を用いた織色。
ひわださん
【日和田山】
◇[日]Hiwada San
○[地]埼玉県日高市西部にある山。標高305.1メートル。
びわたなご
【ビワタナゴ】
【琵琶タナゴ】
○[魚]イタセンパラ(板鮮腹)の別称。
⇒いたせんぱら(イタセンパラ,板鮮腹)
★ひわだぶき《ひはだぶき》
【檜皮葺き】
○
ひわちゃ《ひはちや》
【鶸茶】
○[色]黒褐色。
参照⇒ひわいろ(鶸色)
ひわちょう《ひわちやう》
【日和町】
◇[日]Hiwa Cho
○広島県北東部、比婆郡(ヒバグン)の町。
★びわほうし《びはほふし》
【琵琶法師】
○[歴][楽]琵琶を演奏しながら経典や物語を語り歩く僧形(ソウ
ギョウ)の盲人。
鎌倉時代には『平家物語』を鎮魂(チンコン)の題材として一般に
普及。
表芸の経文読誦(ドクジュ)、裏芸の平曲・雑話があり、宗教性
と娯楽性とを兼ね備えていた。
諸国を放浪することから時の権力者の庇護(ヒゴ)を受け、自
治組織を持つようになった。
参照⇒とうどう(当道)(3)
びーわん
【B−1】
【B1】
◇[英]bomber-1
○[軍]アメリカ空軍の戦略爆撃機。
B−52の後継機。
参照⇒びーごじゅうに(B−52,B52)
◎1976. 6.(昭和51)カーター大統領、開発を白紙撤回。
1981(昭和56)レーガン大統領、開発を再開。
1986(昭和61)配備。
★ぴーわん
【P−1】
【P1】
○[軍][空]海上自衛隊のジェット哨戒機。P3Cの後継機。
川崎重工業などが製造する純国産機。
参照⇒ぴーさんしー(P3C)
◎2013. 3.(平成25)量産機2機を厚木航空基地(神奈川)に配備
し運用試験を開始。
★びん
【ビン】
○(1)[歴]中国、五代の十国の一国( 909〜 945)。
○(2)[漢]中国、福建省の古名・別称。
⇒ふっけんしょう(福建省)
○(3)[漢]中国古代、南方の未開民族をさした呼称。
◎ビン越
◎「(「門」構え+「虫」)」と書く。
ぴんあっぷ
【ピンアップ】
【ピン・アップ】
◇[英]pin up
○[写]⇒ぴんなっぷ(ピンナップ)
ぴんあんけん
【ピンアン県】
【平安県】
◇[中]Ping'an Xian
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)北東部の海東地
区(Haidong Diqu)の県。
省都西寧市(Xining Shi)(セイネイシ)の南東に位置する。
〈面積〉
750平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)11万人。
◎南端にダライ・ラマ十四世(Dalai Lama XIV)の生地、タクツェ
ル(Taktser)村(アムドタクシェ)、中国名「石灰窯回族郷(Shi-
huiyao Huizu Xiang)紅崖村(Hongya Cun)」がある。
びんいぇん
【ビンイェン】
◇Vinh Yen
○ベトナム西部、ビンフック省(Tinh Vinh Phuc)中央部にある
省都。
びんがた
【紅型】
○沖縄で発達した糊(ノリ)を防染(ボウセン)に用いる染めの技法。
型染めと筒描きがあり、染料には植物染料と顔料を併用する。
型染めは普通、一枚の型紙を用いて手捺染(テナッセン)し、多彩
な色挿しとぼかしの技法によって複雑な色調を染め分ける。
花鳥山水などの絵画風の文様が多く、黄色地に大模様を染め
たものは王家の専用であった。
15世紀、琉球尚王朝のころから行われ、更紗(サラサ)・友禅(ユウ
ゼン)の技法を取り入れながら発達した。
もとは沖縄特産の紬(ツムギ)や芭蕉布(バショウフ)などを染めてい
たが、最近は絹地も染め、着物・帯・風呂敷などにされる。
参照⇒あいがた(藍型),ばしょうふ(芭蕉布)
ひんがむ
【ヒンガム】
◇Hingham
○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachu-
setts Commonwealth)南東部のプリマス郡(Plymouth County)北
端の町。北部をボストン湾(Boston Bay)南東部の支湾ヒンガム
湾(Hingham Bay)に面する。
北緯42.24°、西経70.89°の地で、州都ボストン(Boston)か
ら南東約13キロメートルに位置する。
〈人口〉
2001(平成13)2万0,128人(推計)。
2008(平成20)2万2,561人(推計)。
びんがむ
【ビンガム】
◇Georges Caleb Bingham
○[人]アメリカの画家(1811〜1879)。
バージニア生れ。
びんがむとん
【ビンガムトン】
◇Binghamton
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)南
部のブルーム郡(Broome County)南西部にある郡都。
北緯42.10°、西経75.91°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)5万3,700人。
2000(平成12)4万7,400人。
2002(平成14)4万7,600人。
[1]ぴんきー
【ピンキー】
◇[英]pinkie/pinky
○(1)[形]桃色がかった、桃色の。
○(2)[形](日本で)なまめかしい、色っぽい。
○(3)[形](日本で)わいせつな、みだらな、ひわいな。
◎(2),(3)は英語では「ブルー(blue)」を使用する。
[2]ぴんきー
【ピンキー】
◇[米]pinkie/pinky
○小指([英]little finger)。
びんぎょる
【ビンギョル】
◇Bingol
○(1)(Bingol Ili)⇒びんぎょるけん(ビンギョル県)
○(2)トルコ東部、ビンギョル県の県都。
北緯38.89°、東経40.49°の地。
「ビンゴル」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)4万1,600人。
2000(平成12)6万8,900人。
2003(平成15)7万4,300人。
びんぎょるけん
【ビンギョル県】
◇[トルコ語]Bingol Ili、[英]Bingol Province
○トルコ東部の県。南部をディヤルバクル県(Diyarbakir Ili)
に接する。
県都はビンギョル。
「ビンゴル県」とも呼ぶ。
〈面積〉
8,125平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)24万9,100人。
2000(平成12)25万5,400人。
2003(平成15)27万5,500人。
◎2003. 5. 1(平成15)マグニチュード6.4の地震が発生。
ぴんく
【ピンク】
◇[英]pink
○(1)[植]セキチク(石竹)・ナデシコ(撫子)の英語名。
⇒せきちく(セキチク,石竹)
○(2)[色]桃色・淡紅色。
「石竹色(セキチクイロ)」とも呼ぶ。
◎(1)の花の色から。
○(3)(日本で)わいせつな、みだらな、ひわいな、性的な。
◎ピンク映画,ビンク・サロン
ぴんぐ
【ピング】
【Ping】
○[通]ネットワーク上で相手先ホストとの間のIPレベルの接
続を確認するコマンド。
「ICMPエコー(ICMP echo)」とも呼ぶ。
参照⇒あいしーえむぴー(ICMP),どす(DoS)
★ぴんくぱんさー
【ピンクパンサー】
◇[英]Pink Panther(桃色ヒョウ)
○(1)[映]コメディー映画。
○(2)国際的強盗団。
その強奪手口からロンドン警視庁が命名。
◎1999(平成11)強盗団の被害が確認。
2003. 5.20(平成15)ロンドンの高級宝石店が襲われる。
2007. 6.(平成19)銀座の貴金属店から2億8千万円相当のダ
イヤモンド製ティアラとネックレスを強奪。
★ひんけつ
【貧血】
◇[英]anemia
○(1)[医]
○(2)[医]
参照⇒きょけつ(虚血)
びんける
【ビンケル】
◇[独]Winkel(ヴィンケル)
○(1)角度([英]angle)。
○(2)角([英]corner)。
びんけるまん
【ビンケルマン】
◇Johann Joachim Winckelmann(ヴィンケルマン)
○[人]ドイツの考古学者・美術史家(1717〜1768)。
「ヴィンケルマン」とも、英語読みで「ウィンケルマン」とも呼
ぶ。
びんご
【ビンゴ】
◇[英]bingo
○室内ゲーム・賭博(トバク)遊技の一種。
升目(マスメ)に1から順不同の数字が書かれたカードを参加者
に一枚配り、箱などから数字の球または札を一つづつ取り出し、
手持ちカードでその出た数字と同じ数字の升を塗り潰させるも
の。
縦・横・斜めのうち、1列全てを塗り潰した人は「ビンゴ」と
宣言し、賞品などが与えられる。場合によっては2〜3列同時
に揃(ソロ)うこともある。
賞品がなくなったり、揃った人がある程度になると、揃わな
かった人に罰ゲームをさせることもある。
「ビンゴゲーム」とも呼ぶ。
◎原則、数字の並びが同じカードはない。
びんご
【備後】
◇[日]Bingo
○[歴]旧国名。山陽道八ヶ国の一国。現在の広島県の東部。
参照⇒きび(吉備)
びんごげーむ
【ビンゴゲーム】
◇[英]bingo game
○⇒びんご(ビンゴ)
びんごさぶろう《びんごさぶらう》
【備後三郎】
◇[日]Bingo Saburo
○[人]⇒こじまたかのり(児島高徳)(1)
びんごる
【ビンゴル】
◇Bingol
○⇒びんぎょる(ビンギョル)
びんごるけん
【ビンゴル県】
◇[トルコ語]Bingol Ili、[英]Bingol Province
○⇒びんぎょるけん(ビンギョル県)
ひんこんせん
【貧困線】
◇[英]poverty line
○[経]⇒びんぼうせん(貧乏線)
ひんじ
【ヒンジ】
◇[英]hinge
○(1)⇒ちょうつがい(蝶番)
○(2)[通]郵便切手をアルバムに貼る小さな紙片。
片面に糊(ノリ)が着いていて、糊側を外にしてV字型に折り、
一方を切手の裏に、他方をアルバムの台紙に貼り付けて固定す
るもの。
ひんしき
【瀕死期】
◇[英]agonal stage
○[医]⇒しせんき(死戦期)
ぴんず
【ピンズ】
【餅子】
◇[中]bingzi
○マージャン(麻雀)の三種類の数牌(shupai)(シューパイ)の一
種。
丸(◎)を1〜9個描いた、9種類がある。
「トンズ(筒子<tongzi>)」とも呼ぶ。
参照⇒わんず(ワンズ,万子),そーず(ソーズ,索子)
◎図柄は、丸い餅とも銭貨とも言われている。
びんずおんしょう《びんづおんしやう》
【ビンズオン省】
◇[ベトナム語]Tinh Binh Duong、[英]Binh Duong Province
○ベトナム南部の省。
省都はトゥザウモット(Thu Dau Mot)。
「ビンドゥオン省」とも呼ぶ。
★ひんずーきょう《ひんずーけう》
【ヒンズー教】
◇[英]Hinduism
○[宗]インドの宗教。
ウシ(牛)を神聖視し、食さない。ただし、水牛(ウシ科)は含
まれず、インドではよく食される。
「ヒンドゥー教」,「インド教」とも呼ぶ。
◎スワミナラヤン派(Swaminarayan Sect)の総本山:グジャラ
ート州ガンディナガル(Gandhinagar)のアクシャルダム寺院
(Akshardham Temple)。
ビシュヌ派(Vaisnavism):⇒びしゅぬは(ビシュヌ派)
◎祭り:⇒くんぶめら(クンブ・メラ),たいぷーさむ(タイプー
サム)
学者・聖職者の尊称:⇒すわーみー(スワーミー)
女性の額の印:⇒てぃか(ティカ)
寡婦殉死(カフ・ジュンシ):⇒さてぃー(サティー)
ひんずーくしさんみゃく
【ヒンズークシ山脈】
◇[英]Hindu Kush Mountains
○[地]⇒ひんずーくしゅさんみゃく(ヒンズークシュ山脈)
ひんずーくしゅさんみゃく
【ヒンズークシュ山脈】
◇[英]Hindu Kush Mountains
○[地]中央アジア、パミール高原から南西に延びてアフガニス
タンの中部を走る山脈。全長約966キロメートル。
七千メートル級の高山が連なり、最高峰はパキスタン側のチ
リチミール(Tirich Mir)(7,690メートル)。
カイバル峠(Khyber Pass)など多くの峠を擁し、古来東西交
通の要衝。
「ヒンズークシ山脈」,「ヒンドゥークシュ山脈」,「ヒンドゥー
クシ山脈」,「ヒンヅークシュ山脈」とも呼ぶ。
参照⇒かいばるとうげ(カイバル峠),ぱろぱまいさすさんち
(パロパマイサス山地)
◎「ヒンズークシュ」はペルシア語で「インド殺し」の意味。
びんずる《びんづる》
【賓頭盧】
◇[梵]Pindola-bharadvaja、
○(1)[仏]釈迦(シャカ)の弟子、十六羅漢(ラカン)の第一。
コーサンビーの優填王(ウデンオウ)の大臣の子。婆羅門(バラモン)
出身。
阿羅漢果(アラカンカ)を得て神通力に優れていたが、それ以上に
説法に優れていたので獅子吼(シシク)第一とも呼ばれた。しかし、
神通力をもてあそんで釈迦に呵責(カシャク)された。仏勅を受けて
釈迦の入滅後も涅槃(ネハン)に入らずに西瞿陀尼州(サイクダニシュウ)摩
利支山(マリシセン)で衆生(シュジョウ)の救済につとめたという。その
他にも種々の伝説がある。
小乗仏教寺院では上座とされる。中国の晋(シン)の道安法師が
夢に見た伝説から、禅寺では聖僧として食堂(ジキドウ)に白髪と
長眉(チョウビ)の姿で示される像を安置した。
日本では本堂の外陣(ゲジン)・前縁などにその像を安置し、
病人が自分の患(ワズラ)っている箇所と同じ部分を撫(ナ)でると
その病気が治(ナオ)ると信仰されている。
「御賓頭盧(オビンズル)」,「御賓頭盧様」,「賓頭盧尊者(ソンジャ)」,
「撫で仏(ナデボトケ)」とも呼ぶ。
参照⇒どうあん(道安)
◎音訳の「賓頭盧跋羅堕闍(バラダジャ)」の略。
「賓頭盧」は字(アザナ)、「頗羅堕」は姓。「賓頭盧突羅闍(トラジャ)」,
「賓頭盧頗羅堕(ハラダ)」などとも。
姓の「頗羅堕」はバラモンの十八姓(ショウ)の一つ。
参照⇒はらだ(頗羅堕)
○(2)禿頭(トクトウ)。また、その人。
⇒はげちゃびん(禿げ茶瓶)
びんずるそんじゃ《びんづるそんじゃ》
【賓頭盧尊者】
○[仏]⇒びんずる(賓頭盧)(1)
★ひんずーれき
【ヒンズー暦】
◇Panchanga、[英]the Hindu Calendar
○(1)[暦]
太陰暦(Chandramana):⇒ちゃんどらまーな(チャンドラマー
ナ)
太陽暦(Sauramana):⇒さうらまーな(サウラマーナ)
○(2)[暦]インドで行われている太陰太陽暦。
カイトラ月の第一日目をグレゴリオ暦の3月22日(閏年は21
日)に始める。
グレゴリオ暦のAD. 78年を紀元元年とする。
「インド暦(the Indian National Calendar)」とも呼ぶ。
◎第1月:カイトラ(Caitra):30日(閏年は31日)。
第2月:バイサカ(Vaisakha):31日。
第3月:ジャイスタ(Jyaistha):31日。
第4月:アーサダ(Asadha):31日。
第5月:スラバナ(Sravana):31日。
第6月:バードラ(Bhadra):31日。
第7月:アスビナ(Asvina):30日。
第8月:カルティカ(Kartika):30日。
第9月:アグラハヤナ(Agrahayana):30日。
第10月:パウサ(Pausa):30日。
第11月:マーガ(Magha):30日。
第12月:パルグナ(Phalguna):30日。
◎1957(昭和32)導入。
ぴんせっと
【ピンセット】
◇[蘭]pincet
○小さな物をつまむための器具。
金属製・竹製・プラスチック製で、V字形に開いている。
開いた側を指で押して物をはさみ、指の力をゆるめるとV字
形に戻ろうとする力で先端が開き、物を放すことができる。
医療や精密細工などのほか、先端が平らな切手用などもある。
「鑷子(セッシ)」とも呼ぶ。
◎フランス語:パセット(pincettes)。
イタリア語:ピンツェッタ(pinzetta)。
スペイン語:ピンサス(pinzas)。
ドイツ語:ピンセッテ(Pinzette)。
英語:トウィザーズ(tweezers)。
中国語:鑷子(niezi)。
◎ハサミ(鋏)状の器具は「鉗子(カンシ)」。
参照⇒かんし(鉗子)
びんせんす
【ビンセンス】
◇Vincennes
○(1)アメリカ合衆国インディアナ州(Indiana State)南西部の
都市。イリノイ州との州境にある。
○(2)[歴][軍]アメリカ海軍の重巡洋艦。
◎1937(昭和12)竣工。
○(3)[軍]アメリカ海軍第7艦隊(the U.S. Navy's 7th Fleet)
に配属されているイージス艦(ミサイル巡洋艦)(CG49)。
排水量9,100トン。
「ヴィンセンス」とも呼ぶ。
◎1997(平成 9)横須賀基地に配備。
2001. 8.28(平成13)兵庫県姫路市の姫路港に入港。
ぴんせんと
【ビンセント】
◇[英]Vincent
○(英語圏諸国の)男性名。
★びんそぎ
【鬢除】
【鬢枇】
【鬢曾木】
【鬢削ぎ】
○
参照⇒ふかそぎ(深曾木,深除)
びんそんまっしーふ
【ビンソン・マッシーフ】
◇[英]Vinson Massif
○[地]南極大陸、第一の高山。標高5,140メートル。
エルズワースランド(Ellsworth Land)南部にある山塊。
びんた
【鬢太】
◇[日]binta
○[建]丸木(マルキ)(丸太)を製材して残った外側の部分(背板)の
中で、長さがなかったり、ゆがんだりして用途のないもの。
参照⇒せいた(背板)(1)
ぴんたー
【ピンター】
◇Harold Pinter(ハロルド・ピンター)
○[人]イギリスの劇作家(1930.10.10〜2008.12.24)。
ユダヤ系ポルトガル人の家庭に生れる。
1951(昭和26)舞台俳優。
1957(昭和32)戯曲『部屋(The Room)』を初執筆。
2005(平成17)ノーベル文学賞を受賞。
ぴんたごう《ぴんたがう》
【ピンタ号】
◇[西]La Pinta
○[歴]コロンブスの第一回航海で出航した3隻の中の随艦。
「ラ・ピンタ」とも呼ぶ。
参照⇒さんたまりあごう(サンタマリア号)(1)
ひんたーはると
【ヒンターハルト】
◇[独]Hinterhalt、[英]ambush
○[軍](ドイツ語で)待ち伏せ。
⇒あんぶっしゅ(アンブッシュ)
びんだるー
【ビンダルー】
◇Vindaloo
○[料]南インドの極辛カレー料理。
参照⇒かれーらいす(カレーライス)
びんたんとう《びんたんたう》
【ビンタン島】
◇[インドネシア語]Pulau Bintan、[英]Bintan Island
○[地]マレー半島の先端に点在するリアウ諸島(Kepulauan
Riau)の主島。
北緯1.05°、東経104.50°の地。
インドネシアのリアウ諸島州(Kepulauan Kepulauan Riau)に
属する。
〈面積〉
1,173平方キロメートル。
[1]ぴんち
【ピンチ】
◇[英]pinch
○危機(キキ)・窮地(キュウチ)・切迫(セッパク)した困難。
[2]ぴんち
【ピンチ】
◇[登録商標]Pinch
○[古][食]⇒[2]でぃんぷる(ディンプル)
びんちょう《びんちやう》
【備長】
○備長炭の略。
⇒びんちょうたん(備長炭)
びんちょうずみ《びんちやうずみ》
【備長炭】
○⇒びんちょうたん(備長炭)
びんちょうたん《びんちやうたん》
【備長炭】
○和歌山県熊野地方から産出する良質の木炭。
ウバメガシ(姥女樫)を材料として製した白炭。火力は強く火
持ちも良く、ウナギの蒲焼き用などの他、水質浄化・脱臭にも
用いられる。
日高郡(ヒダカグン)みなべ町(ミナベチョウ)に紀州備長炭振興館があ
る。
「びんちょうずみ(備長炭)」,「備長」,「熊野炭(クマノズミ)」とも呼
ぶ。
◎元禄年間(1688〜1704)に紀伊国田辺の「備中屋(ビッチュウヤ)長左
衛門」が創製。当時、鋳物師の専用であった。
「備後屋(ビンゴヤ)長右衛門」創製という説もある。
「備中」は岡山県西部の、「備後」は広島県東部の古称。
ひんづーくしさんみゃく
【ヒンヅークシ山脈】
◇[英]Hindu Kush Mountains
○[地]⇒ひんずーくしゅさんみゃく(ヒンズークシュ山脈)
ひんてい
【浜堤】
◇[英]beach ridge
○[地]砂浜の汀線(テイセン)に沿って連なる、低い砂の高まり。
磯波の作用で海岸の砂が繰り返し打ち上げられて形成された
もの。
さらに風の作用が加わって砂が堆積し、海岸砂丘に発達しや
すい。
ひんでぃーご
【ヒンディー語】
◇[英]Hindi
○(1)[言]インド共和国の公用語の一つ。
インド・ヨーロッパ語族(Indo-European family)の中のイン
ド・イラン語派に属する言語。
サンスクリット系の語彙(ゴイ)が多く残る。
表記はデーバナーガリー文字(Devanagari script)(ナーガリ
文字<Nagari script>)を使用する。
○(2)[言]北部インドで話されている(1)に属する諸地方語。
デリーを中心とするヒンドスターニー語(Hindustani)など。
○(3)(2)を話す人。
びんでぃしゅぐらーつ
【ビンディシュグラーツ】
◇[独]Windischgraz/Windischgratz
○[古]⇒すろべにぐらでっつ(スロベニグラデッツ)
びんでぃんしょう《びんぢんしやう》
【ビンディン省】
◇[ベトナム語]Tinh Binh Dinh、[英]Binh Dinh province
○ベトナム中央部の省。北部をクアンガイ省(Tinh Quang Ngai)、
南部をフーイエン省(Tinh Phu Yen)に接し、東部は南シナ海に
面する。
省都はクイニョン(Quy Nhon)。
びんてーじ
【ビンテージ】
◇[英]vintage
○(1)[農]ブドウ(葡萄)の収穫・ブドウの収穫期。
スペイン語では「ベンディミア(vendimia)」。
○(2)[農]ブドウ酒(ワイン)の醸造期。
○(3)[農]ブドウの収穫量。ブドウ酒の生産高。
○(4)[食]醸造年入りのブドウ酒。
○(5)[食](特に)特定の地域、または特定の年の、極上ブドウ
酒。
○(6)(転じて)古くて価値のあるもの。
○(7)[服]時代を経たことによって価値が高くなった貴重な古
着。
○(8)[工](自動車・音響機器などで)現在は製造されていない、
または特定年度の型・工業製品。
びんてん
【旻天】
◇[中]mintian
○(1)四天の一つ。秋の空・秋天。
参照⇒してん(四天)(1)
○(2)おおぞら(大空)。空・天。
[1]ひんでんぶるく
【ヒンデンブルク】
◇Hindenburg
○[古]ポーランドの都市ザブシェ(Zabrze)のドイツ語名。
⇒ざぶじぇ(ザブシェ)
★[2]ひんでんぶるく
【ヒンデンブルク】
◇Paul von Hindenburg
○[人]ドイツの陸軍軍人・政治家(1847〜1934. 8. 2)。
普墺戦争・独仏戦争で活躍。第一次世界大戦では東部戦線の
タンネンベルクの戦いでロシア軍を破りドイツの危機を救い、
元帥・参謀総長に進む。
1925(大正14)保守派・中間派の圧倒的支持を得てワイマール
共和国(ドイツ共和国)第2代大統領に就任。
1932. 3.13(昭和 7)大統領選挙で、ヒンデンブルク49.6%・
ヒトラー30.1%・テールマン13%。同年4月10日第2回選挙で
53%を得て再選され、反議会的内閣を組織。
1933. 1.(昭和 8)ヒトラーを首相に任命。
1934. 8. 2(昭和 9)死亡。同年8月19日ヒトラー、首相と大
統領を兼任。
◎結果的にワイマール共和国崩壊を早めた。
◎飛行船ヒンデンブルク号:⇒つぇっぺりん(ツェッペリン)
びんと
【ビント】
◇[独]Wind(ヴィント)、[英]wind
○(ドイツ語で)風。
⇒[1]かぜ(風)
★ぴんと
【ピント】
◇[蘭]brandpunt
○
参照⇒しょうてん(焦点)(2)
ぴんと
【ピント】
◇[登録商標]Pinto
○[交]フォード社製のスポーツタイプの乗用車。
◎ブラジルの俗語では「小さなペニス」を意味する。
びんどぅおんしょう《びんづおんしやう》
【ビンドゥオン省】
◇[ベトナム語]Tinh Binh Duong、[英]Binh Duong Province
○⇒びんずおんしょう(ビンズオン省)
ひんどぅーきょう《ひんどうーけう》
【ヒンドゥー教】
◇[英]Hinduism
○[宗]⇒ひんずーきょう(ヒンズー教)
ひんどぅーくしさんみゃく
【ヒンドゥークシ山脈】
◇[英]Hindu Kush Mountains
○[地]⇒ひんずーくしゅさんみゃく(ヒンズークシュ山脈)
ひんどぅーくしゅさんみゃく
【ヒンドゥークシュ山脈】
◇[英]Hindu Kush Mountains
○[地]⇒ひんずーくしゅさんみゃく(ヒンズークシュ山脈)
びんどぅら
【ビンドゥラ】
◇Bindura
○アフリカ大陸南部、ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)
北東部のマショナランドセントラル州(Mashonaland Central
Province)南部にある州都。
びんとじゃべる
【ビントジャベル】
◇Bint Jubeil/Bent Jbail/Bent Jbeil
○レバノン南部、ナバティーエ県(Mohafazat Nabatiye)南部の
町。
北緯33.12°、東経35.43°、標高724メートルの地。
「ビントジュバイル(Bint Jubayl)」とも呼ぶ。
びんとしゅとす
【ビントシュトス】
◇[独]Windstoss(ヴィントシュトス)
○[気](ドイツ語で)突風。
⇒とっぷう(突風)
びんとじゅばいる
【ビントジュバイル】
◇Bint Jubayl
○⇒びんとじゃべる(ビントジャベル)
ぴんどすさんみゃく
【ピンドス山脈】
◇Orosira Pindhou、[英]Pindus Mountains/Pindhos Moun-
tains
○[地]ギリシア北西部、バルカン半島を南北に走る山脈。延長
約180キロメートル。
最高峰は北部のスモリカス山(Mount Smolikas)(2,637メート
ル)。
ひんどすたん
【ヒンドスタン】
◇[ペルシア語]Hindustan
○(1)[歴]インドのペルシア語名。
◎「ヒンドス(Hindus)の地」の意味。
○(2)[地]インド北部、ヒマラヤ山脈とデカン高原との間にあ
る、ガンジス川流域の大平原。
東部は米・ジュート、西部は綿花・小麦の農業が盛ん。
ひんどすたんこうくうき《ひんどすたんかうくうき》
【ヒンダスタン航空機】
◇[英]Hindustan Aeronautics Limited
○[経][空]インドの航空機製造会社・軍需会社。
本社はベンガルール(Bengalooru)。
略称は「HAL」。
◎1940(昭和15)創業。
1964(昭和39)現名に社名変更。
◎軽攻撃ヘリコプター:⇒えるしーえっち(LCH)
ぴんとん
【ピントン】
【屏東】
◇[中]Bingdong
○(1)(Bingdong Xian)⇒びょうとうけん(屏東県)
○(2)(Bingdong Shi)⇒びょうとうし(屏東市)
ぴんとんし
【ピントン市】
【屏東市】
◇[中]Bingdong Shi、[英]Pingtung City
○⇒びょうとうし(屏東市)
ぴんなっぷ
【ピンナップ】
◇[英]pinup
○(1)[写](ピンで壁などに留める)飾り用の写真。
「ピンアップ(pin up)」,「ピンナップ写真(pinup pictures)」
とも呼ぶ。
○(2)[写](特に)若い女性の水着やヌード写真。
「ピンアップ」,「ピンナップ写真」とも呼ぶ。
参照⇒ぷろまいど(ブロマイド)(6)
◎兵隊や独身男性などが壁に貼って楽しむことから。
○(3)⇒ぴんなっぷがーる(ピンナップガール,ピンナップ・ガ
ール)
ぴんなっぷがーる
【ピンナップガール】
【ピンナップ・ガール】
◇[英]pinup girl
○[写]ピンナップ写真向きの女性。若くセクシーな女性。
アメリカでは単に「ピンナップ」とも呼ぶ。
ぴんなっぷしゃしん
【ピンナップ写真】
◇[英]pinup picture
○[写]⇒ぴんなっぷ(ピンナップ)
ひんにゅう
【貧乳】
○[俗]乳房(チブサ)が小さいこと。また、そのような女性。
⇔きょにゅう(巨乳)
ぴんねす
【ピンネス】
◇[英]pinnace
○(1)[海]船に搭載する中型ボート。艦載ボート。
「ピンネース」とも呼ぶ。
○(2)[海]特に艦載の、蒸気機関で走る小船。汽艇(キテイ)・ラン
チ(launch)。
「ピンネース」とも呼ぶ。
○(3)[古][海]親船に随行する小型帆船。随伴小型帆船。
「ピンネース」とも呼ぶ。
ぴんねーす
【ピンネース】
◇[英]pinnace
○[海]⇒ぴんねす(ピンネス)
ひんのむ
【ヒンノム】
◇Hinnom
○[地]エルサレム城壁の南にある谷。
古代に幼児犠牲が行われたトテペ(Tophet)神殿があった。
ヘブライ語の"Ge-Hinnom(ヒンノムの谷)"から「ゲヘナ(Gehen-
na)」とも呼ぶ。
参照⇒げへな(ゲヘナ),とぺて(トペテ)
ひんば
【牝馬】
○メス(雌,牝)の馬。めすうま。
⇔ぼば(牡馬)
ひんばぞく
【ヒンバ族】
◇[英]Himba tribe/Himba people
○ナミビア北西部のカオコフェルト(Kaokoveld)、ナミブ砂漠
(Namib Desert)北部に居住する少数民族。遊牧民。
ヘレロランド(Hereroland)に居住するヘレロ族(Herero
tribe)と同族。
びんひ
【閔妃】
◇[朝]Min-bi、[英]Queen Min
○[人]⇒『人名辞典』びんび(閔妃)
びんび
【閔妃】
◇[朝]Min-bi、[英]Queen Min
○[人]⇒『人名辞典』びんび(閔妃)
びんぴ
【閔妃】
◇[朝]Min-bi、[英]Queen Min
○[人]⇒『人名辞典』びんび(閔妃)
びんひあんさつじけん
【閔妃暗殺事件】
○[歴]⇒いつびせいへん(乙未政変)
びんびあんさつじけん
【閔妃暗殺事件】
○[歴]⇒いつびせいへん(乙未政変)
びんぴあんさつじけん
【閔妃暗殺事件】
○[歴]⇒いつびせいへん(乙未政変)
びんふっくしょう《びんふつくしやう》
【ビンフック省】
◇[ベトナム語]Tinh Vinh Phuc、[英]Vinh Phuc Province
○ベトナム北部の省。南東部をハノイ(Ha Noi)中央直轄市、南
部をハタイ省(Tinh Ha Tay)に接する。
省都はビンイェン(Vinh Yen)。
ぴんほいーる
【ピンホイール】
◇[英]pinwheel
○(1)(おもちゃの)風車(カザグルマ)。
○(2)回転花火。
「キャサリンホイール(catherine wheel)」とも呼ぶ。
ぴんぽいんとこうげき
【ピンポイント攻撃】
◇[英]Pinpoint Attack/Pin Point Attack
○[軍]⇒ぴんぽいんとばくげき(ピンポイント爆撃)
ぴんぽいんとばくげき
【ピンポイント爆撃】
◇[英]Pinpoint Bombing/Pin Point Bombing
○[軍]地上からのレーザー誘導装置や衛星誘導装置(GPS)な
どで確実に攻撃目標物を爆撃する方式。
「ピンポイント攻撃(Pinpoint Attack)」とも呼ぶ。
⇔じゅうたんばくげき(絨毯爆撃,絨緞爆撃)
参照⇒じぇーでぃえーえむ(JDAM),こらてらるだめーじ
(コラテラルダメージ,コラテラル・ダメージ)
★びんぼう《びんぼふ》
【貧乏】
◇[英]poverty
○
別称は「そがどの(曽我殿,曾我殿)」。
びんぼうかずら《びんぼふかづら》
【ビンボウカズラ】
【貧乏葛】
○[植]ヤブガラシ(藪枯らし)の別称。
⇒やぶがらし(ヤブガラシ.藪枯らし.藪枯)
びんぼうせん《びんぼふせん》
【貧乏線】
◇[英]poverty line
○[経]貧乏の限界を示す統計上の生活標準。
それ以下の収入では最低の生活も維持できないと考えられる
境界線。
「貧困線」,「ポバティーライン」とも呼ぶ。
参照⇒えんげるけいすう(エンゲル係数),にこよん(にこよん,
ニコヨン),じにけいすう(ジニ係数)
びんぼうづる《びんぼふづる》
【ビンボウヅル】
【貧乏蔓】
○[植]ヤブガラシ(藪枯らし)の別称。
⇒やぶがらし(ヤブガラシ.藪枯らし.藪枯)
びんぼうどくり《びんぼふどくり》
【貧乏徳利】
○陶製の徳利の一つ。円筒形の上に長めの口をつけ、縄で下げ
られるようにしてある。
主に量(ハカ)り売りの酒を入れるのに用いられ、造り酒屋の屋
号や酒の銘柄などが書かれていた。
◎明治末は岐阜県多治見(タジミ)の高田で多く生産されたが、ガ
ラスの一升瓶(イッショウビン)の普及とともに廃(スタ)れた。
びーんぼーる
【ビーンボール】
◇[英]bean ball
○[運](野球で)投手が打者の頭を狙(ネラ)う、危険な投球(トウキュウ)。
参照⇒だすたー(ダスター)(5)
◎"bean(豆)"は俗語で「頭」の意味。
ぴんぼーる
【ピンボール】
【ピン・ボール】
◇[英]pinball
○アーケードゲームの一種。
手前が低くなるように緩く傾斜させた台にコインを投入する
と球が出てくるもの。球が通る箇所やぶつかる箇所で点が得ら
れ、「はずれ口」の両側にあるバーを使って落ちてきた球を打ち
返すことを繰り返す。
通過点やぶつかった箇所でいろいろな音が出、またランプが
点滅してゲームを盛り上げる。
参照⇒すまーとぼーる(スマートボール,スマート・ボール),
ぱちんこ(パチンコ)(1)
ぴんぽーるかめら
【ピンホールカメラ】
【ピンホール・カメラ】
◇[英]pinhole camera
○[写]レンズを用いず、針穴のような小穴から露光する簡単な
構造のカメラ(写真機)。
露光が少ないので感光に時間がかかり、動きのある写真を撮
ることはできないが、逆に街頭を撮ると動いている人や車など
は写らず、建物のみとなるなど独特の写真を撮ることができる。
「針穴(ハリアナ)写真機」とも呼ぶ。
参照⇒あんばこ(暗箱,暗函)
ぴんぽん
【ピンポン】
◇[登録商標]ping-pong
○[運]卓球(タッキュウ)([英]table tennis)の商標名。
◎現在は「子供の遊び」的な語感からスポーツとしてはあまり使
用しない。
中国には「兵(ping)」の字を二つ並べ、最初の字の右下部分を
欠き、次の文字の左下を欠いたピンポン専用の文字が存在する。
ぴんぽんだっしゅ
【ピンポン・ダッシュ】
○子供のいたずらの一つ。
知らない家のドア・ベルをピンポンと鳴らして、家人が対応
に現われる前にダッシュして逃げ去る遊び(いたずら)。
ぴんぽんのき
【ピンポンノキ】
【ピンポンノ木】
◇[学]Sterculia nobilis
○[植]アオイ目(Malvales)アオギリ科(Sterculiaceae)ピンポ
ンノキ属(Sterculia)の常緑低木。中国南部原産。
5〜6月ころ、枝先に白色の小花を多数付ける。
ぴんまな
【ピンマナ】
◇Pyinmana
○ミャンマー(旧称ビルマ)中央部、マンダレー県(Mandalay Di-
vision)南西端の都市。首都ヤンゴン(Yangon)と県都マンダレ
ーとの中間に位置する。
首都移転の区域名は「ネピドー(Nay Pyi Daw)」。
◎首都移転の候補地。
2005.11. 6(平成17)首都の移転を開始し、翌日にミャンマー
政府が移転を正式発表。
ひんみゃく
【頻脈】
◇[英]tachycardia(タキカーディア)
○[医]不整脈(arrhythmia)の一種。
脈拍数が1分間100以上と異常に多い状態。また、その脈。
運動や興奮によるもののほかに、心臓病・バセドー病などで
も起こる。
⇔じょみゃく(徐脈)
参照⇒みゃくはく(脈拍,脈搏)
ひんみんがい
【貧民街】
○⇒ひんみんくつ(貧民窟)
★ひんみんくつ
【貧民窟】
○
「貧民街」,「スラム(slum)」とも呼ぶ。
参照⇒[2]すらむ(スラム),ふぁべーら(ファベーラ),すもー
きーまうんてん(スモーキーマウンテン),ひとろふか(ヒトロフ
カ)
◎明治中期、東京の代表的貧民窟は四谷の鮫ヶ橋・下谷の万年
町・芝の新網(シンアミ)。
参照⇒さめがはし(鮫が橋,鮫ヶ橋)
ひんめる
【ヒンメル】
◇[独]Himmel
○(1)天・天空。空。
○(2)天国・極楽([英]paradise)。
○(3)天神・天命。
○(4)天蓋(テンガイ)([英]canopy)。
参照⇒きゃのぴー(キャノピー)(1)
びんらでぃん
【ビンラディン】
◇Osama bin Laden(オサマ・ビンラディン)
○[人]イスラム原理主義者(1957. 3.10〜2011. 5. 1)。サウジ
アラビアのリヤド生れ。建設富豪の子。
1970年代、レバノンに滞在。
1979(昭和54)ソ連のアフガニスタン侵攻の際、義勇兵として
アフガニスタンに渡り、義勇兵の中心的存在となる。
1990(平成 2)サウジアラビアから追放。
1991(平成 3)湾岸戦争のとき、反米活動に転換。
スーダンで事業展開し多額の収入を得るが、1996(平成 8)資
産を押収されてスーダンからも追放。
1996. 8.(平成 8)対米ジハード(聖戦)を公式に宣言。
軍事組織アルカイダ(Al Qaeda)を指導。
2011(平成23)パキスタンの首都イスラマバード郊外北東のア
ボタバード(Abbottabad)で米軍主導の特殊部隊(SEALS)に
より殺害。遺体は海に水葬。ビンラディンが武装していなかっ
たことや殺害後すぐに水葬しいることなどから計画的な殺害の
疑いがもたれている。
「ビンラーディン」,「オサマ・ビン・ラディン」,「ウサマ・ビ
ン・ラーディン」とも呼ぶ。
参照⇒あるかいだ(アルカイダ)
びんらーでぃん
【ビンラーディン】
◇Osama bin Laden
○[人]⇒びんらでぃん(ビンラディン)
★びんらん
【紊乱】
○
法律用語では「ぶんらん」と読むこともある。
★びんらんしゃ
【便覧舎】
○[歴]日本最初の民営図書館。
新島譲の弟子湯浅半月の兄治郎が群馬県安中で、和漢の古書
・西欧の新刊書など約3千冊を無料で公開。
びんろう《びんらう》
【ビンロウ】
【檳榔】
○[植]ビンロウジュ(檳榔樹)の別称。
⇒びんろうじゅ(ビンロウジュ,檳榔樹)
★びんろうじゅ《びんらうじゆ》
【ビンロウジュ】
【檳榔樹】
◇[学]Areca catechu
○[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Palmae)ビンロウ属(アレカ属)
(Areca)の常緑高木。インドネシア・マレー地方の原産。
「ビンロウ(檳榔)」,「アレカヤシ(アレカ椰子)」とも呼ぶ。
◎ビロウ(蒲葵)はビロウ属(Livistona)で別属。
参照⇒びろう(ビロウ,蒲葵,檳榔)
びんろん
【ビンロン】
◇Vinh Long
○(1)(Tinh Vinh Long)⇒びんろんしょう(ビンロン省)
○(2)ベトナム南部、ビンロン省北部にある省都。
びんろんしょう《びんろんしやう》
【ビンロン省】
◇[ベトナム語]Tinh Vinh Long、[英]Vinh Long Province
○ベトナム南部、メコンデルタ地帯の省。東部をベンチュ省
(Tinh Ben Tre)、西部をカントー省(Tinh Can Tho)に接する。
省都はビンロン。
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