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                    PDD図書館管理番号       0001.0081.1800.18

                 百   科   辞   書    《へた》     編集:獨  澄旻

-------- へた --------------------------------------------------
べた
	【べた】
	【ベタ】
	○(1)一面にすきまなく広がっているさま。すきまなく、べっ
	たりと密着しているさま。
	◎べた一面,べた塗り,べたぽれ(べた惚れ)
	○(2)(転じて)全体・全部。
	○(3)[印]「べた組み」の略称。
	○(4)[写]「ベタ焼き」の略称。
	 ⇒べたやき(ベタ焼き)
	○(5)[俗]特別な意味がないこと。普通・ありきたり。
	◎新聞記事で、紙面の空いた箇所に埋め込む「ベタ記事」から派
	生。
べた
	【ベタ】
	◇[学]、[英]Siamese fighting fish
	○[魚]⇒とうぎょ(トウギョ,闘魚)(2)
べたー
	【ベター】
	◇[英]better
	○(1)[形](goodの比較級)より良い、より優れた。
	○(2)[副詞](wellの比較級)より良く、良くなって。
べーた
	【ベータ】
	◇beta
	○ロシアの国外テロ対策専門部隊。
	 FBS(ロシア連邦保安局)管轄。
	◎アルファ(alpha)は大統領警護部隊。
	 参照⇒あるふぁ(アルファ)
べーた
	【ベータ】
	【Β】
	【β】
	◇beta
	○[言]ギリシア文字の第2番目。
	◎ローマ字の「ビー(B,b)」に相当する。
★べーだ
	【ベーダ】
	【吠陀】
	◇[梵]Veda(知識・聖典)
	○[哲]インド最古の、バラモン教の聖典。インドの宗教・哲学
	・文学の根源を成す。
	 終結部はウパニシャッド(Upanisad)。
	 「ヴェーダ」とも呼ぶ。
	 参照⇒うぱにしゃっど(ウパニシャッド,優婆尼沙土),さいせ
	いぞく(再生族)
	〈4ベーダ〉
	 最古の<1>リグ(Rg)、それに次ぐ<2>ヤジュール(Yajur)、<3>
	サーマ(Sam)、最も新しい<4>アタルヴァ(Atharva)。
べーたあみろいど
	【ベータアミロイド】
	【βアミロイド】
	◇[英]beta amyloid
	○[生化]脳内で合成されるタンパク質の一種。
	 通常は中性エンドペプチダーゼ(neuronal endopeptidase)と
	いう酵素によってペプチド(peptide)に分解される。この酵素
	が働かなくなるとベータアミロイドが神経細胞に沈着してアル
	ツハイマー病(Alzheimer's disease)になる。
	 「βタンパク(beta protein)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あるつはいまーびょう(アルツハイマー病),みくろぐ
	りあ(ミクログリア)
	◎2005. 9.(平成17)東京医科歯科大学大学院の大野京子助教授
	ら、失明原因の加齢黄斑変性症を引き起こすことを突き止める。
★べーたかろちん
	【ベータカロチン】
	【βカロチン】
	○[生化]デンプンを麦芽糖に変える酵素。
	 サツマイモに多く含まれる。
★へだごう
	【戸田号】
	○[歴][海]日本で最初の竜骨造船法による洋式船。全長22メー
	トル、50人乗り。
	 日本と通商条約を結ぶために来日したロシア使節プチャーチ
	ン(E.V.Putyatin)のディアナ号(ship Diana)は、1854(嘉永 7.
	11. 4)下田港で大地震による津波で損傷、修理のために戸田港
	に回航したところ強い西風に遭って沈没。将兵500人が戸田村
	に上陸。ここで帰国の船を新造することになった。
	 蘭語(オランダ語)を話すシロリングという兵士と、蘭語ので
	きる森山多吉郎・本木昌造(ショウゾウ)を通じて上田寅吉という船
	大工が造船する。
	 参照⇒きみさわがた(君沢形)
	◎戸田号の模型が御浜にある造船郷土資料博物館に展示されて
	いる。
ぺたーじりあ
	【ペタージリア】
	◇[独]Petersilie
	○[植](ドイツ語で)パセリ([英]parsley)。
	 ⇒ぱせり(パセリ)
べーたせい
	【ベータ星】
	【β星】
	○[天]ある星座中の次星。一般に星座中で二番目に明るい星。
	 「ベーター星」とも呼ぶ。
	 参照⇒あるふぁせい(アルファ星,α星),ばんせい(伴星)
	◎ふたご座のβ星はポルックス。
	 参照⇒ぽるっくす(ポルックス)
べーたーせい
	【ベーター星】
	【β星】
	○[天]⇒べーたせい(ベータ星,β星)
★べーたせれくたーぜ
	【ベータ・セレクターゼ】
	【βセレクターゼ】
	◇[英]beta selectase
	○[生化]アミロイド前駆体タンパクを切断してペプチドにする
	酵素。
	 アルツハイマー病(Alzheimer's disease)の原因となる。
	 参照⇒あみろいどぜんくたいたんぱく(アミロイド前駆体タ
	ンパク,アミロイド前駆体蛋白)
	◎2008. 5.22(平成20)理化学研究所、βセクレターゼの活性調
	節メカニズムを解明したと発表。
べーたせん
	【ベータ線】
	【β線】
	◇[英]beta ray、[中]yizhong shenxian(乙種射綫)
	○[原]放射線の一種。原子核のベータ崩壊で放出される、高速
	度の電子または陽電子から成る電子線。
	 透過力と電離作用の強さはアルファ線(α線)とガンマ線(γ
	線)の中間。
	 ベータ線源はストロンチウム90など。
	 「ベーター線」とも呼ぶ。
	 参照⇒あるふぁせん(アルファ線,α線),がんません(ガンマ
	線,γ線)
べーたーせん
	【ベーター線】
	【β線】
	◇[英]beta ray
	○[原]⇒べーたせん(ベータ線,β線)
べーたせんねっしょう
	【ベータ線熱傷】
	◇[英]beta ray burns/beta burns
	○[病]高濃度の放射性物質による放射線熱傷の一種。
	 ベータ線は透過力が強く真皮まで到達し、初期は赤くなる程
	度(紅斑)だが、時間とともに脱毛・湿性糜爛(ビラン)して水疱(ス
	イホウ)が形成、やがて潰瘍(カイヨウ)・壊死(エシ)に至る。
	 治療は、軽度なら軟膏(ナンコウ)を塗布して上皮の再生を待つが、
	重度であれば皮膚移植を行う。
	 参照⇒けろいど(ケロイド)
	◎アルファ線は透過力が弱く、ガンマ線では電離作用が弱い。
	 植物でも起こる。
べーたたんぱく
	【ベータタンパク】
	【βタンパク】
	◇[英]beta protein
	○[生化]⇒べーたあみろいど(ベータアミロイド,βアミロイド)
ぺーたーとおおかみ《ぺーたーとおほかみ》
	【ペーターと狼】
	◇[英]Peter and the Wolf
	○[楽]⇒ぴーたーとおおかみ(ピーターと狼)
べたにあ
	【ベタニア】
	◇[英]Bethany
	○[歴]エルサレム(Jerusalem)東方、オリーブ山(Mount of 
	Olives)南東の麓(フモト)にあった村。
	 イエスがしばしば訪れていた。
	 現名は「エル・アジリエ(El Aziriye)」。
べたにあのまりあ
	【ベタニアのマリア】
	◇[英]Mary of Bethany
	○[聖]『新約聖書』に登場する、ラザロ(Lazaros)とマルタ
	(Martha)の妹。
	 しばしば「マグダラのマリア(Maria Magdalena)」と混同され
	る。
	 参照⇒まぐだらのまりあ(マグダラのマリア)
べたにあのらざろ
	【ベタニアのラザロ】
	◇[英]Lazarus of Bethany
	○[聖]⇒らざろ(ラザロ)(1)
へだむら
	【戸田村】
	◇[日]Heda Mura
	○静岡県東部、田方郡(タガタグン)の村。
	◎もと伊豆国君沢郡(キミサワグン)。
べたやき
	【ベタ焼き】
	◇[英]contact sheet(コンタクトシート)
	○[写]ネガフィルムを拡大せずに直接印画紙に当てて等倍で焼
	き付けること。また、その写真。
	 たんに「ベタ」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぼうやき(棒焼,棒焼き)
べーたらくとぐろぶりん
	【ベータラクトグロブリン】
	◇[英]betalactoglobulin
	○[生化]牛乳に含まれるアレルギー反応の原因となるタンパク
	質(アレルギー物質)。
	 ウシ・ヒツジ・ヤギなどの反芻動物の乳に含まれ、人間の母
	乳には含まれていない。
	 略称は「BLG」。
へたりうし
	【へたり牛】
	◇[英]downer cow(ダウナーカウ)
	○[病]歩行困難になった病気の牛。
	 ケガでなければ狂牛病(BSE)の疑いが高い。
	 参照⇒きょうぎゅうびょう(狂牛病),はいようぎゅう(廃用牛)
ぺたりんじゃや
	【ペタリンジャヤ】
	◇Petaling Jaya
	○マレーシア、セランゴール州(negeri Selangor)の都市。
	 北緯3.10°、東経101.62°の地。
	 首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)の南西郊。
	 「プタリンジャヤ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)35万1,700人。
	 2000(平成12)43万8,100人。
	 2004(平成16)48万6,300人。
へたる
	【へたる】
	○(1)[自動]⇒へこたれる(へこたれる)
	○(2)[自動]へたばって座り込む。
	○(3)[自動]尻餅をつく。
	○(4)[自動]尻をつけて座る。
	○(5)[他動]倒す。特に、借金などを踏み倒す。
ぺたる
	【ペタル】
	○[俗]⇒ぺだる(ペダル)
ぺだる
	【ペダル】
	◇[英]pedal、[独]Pedal(ペーダル)
	○(1)[機]機械を足で操作する踏み板。
	 自転車・旋盤(センバン)・ミシンなどのもの。
	 旋盤・ミシンでは「トレドル(treadle)」とも、なまって「ペタ
	ル」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぺだろ(ペダロ)
	○(2)[楽]楽器を足で操作する踏み板。
	 ピアノ・オルガンなどのもの。
	 なまって「ペタル」とも呼ぶ。
ぺーだる
	【ペーダル】
	◇[独](単数形)Pedal/(複数形)Padale(ペーダレ)
	○⇒ぺだる(ペダル)
ぺだるふぁー
	【ペダルファー】
	◇[英]pedalfer
	○[地]湿潤地帯に特徴的な、酸化アルミニウム(アルミナ)や鉄
	分が豊富で、炭酸塩は流出して少ない土壌。
	 参照⇒ぺどかる(ペドカル)
	◎「土壌(pedo-)」と「アルミニウム(aluminium)」と「鉄([羅]fer-
	rum)」から。
ぺだるぼーと
	【ペダルボート】
	◇[英]pedal boat、[独]Tretboot(トレート・ボート)
	○[交]ペダルを踏んで動かすボート。
	 参照⇒ぺだろ(ペダロ)
ぺだろ
	【ペダロ】
	◇[英]pedalo
	○[交]水上自転車。
	 参照⇒ぺだるぼーと(ペダルボート)
ぺたん
	【ペタン】
	◇Henri-Philippe Petain(アンリ・フィリップ・ペタン)
	○[人]フランスの軍人(元帥)・政治家(1856. 4.24〜1951. 7.
	23)。
	 陸軍士官学校卒業。
	 第一次世界大戦中、フランス北東部のベルダン(Verdun)を死
	守して国民的英雄となり、戦後の1918(大正 7)元帥となる。
	 第二次世界大戦が始まると副首相。1940(昭和15)パリ陥落後
	にレイノー(Paul Raynaud)首相から首相の座を譲られ、6月22
	日コンピエール(Compiegne)の森で休戦協定を結び(「名誉ある
	休戦」)、ナチス・ドイツに降伏。国土の60%がドイツ軍の直接
	占領地区となり、残りの40%が非占領地区として行政権を委ね
	られ、第三共和制を廃しビシー政府を組織し、ナチスに協力し
	て独裁体制を樹立。
	 第二次世界大戦後、対独協力で戦犯として死刑を宣告された
	が、終身刑に減刑される。ビスケー湾(Bay of Biscay)のユー
	島(Ile d'Yeu)で服役中に病死。
	◎ペタン内閣がフランス中央の保養地ビシー(Vichy)に首都を
	移したことから「ビシー政府」と呼ばれる。
	 参照⇒びしーせいふ(ビシー政府)
★べーだーんた
	【ベーダーンタ】
	【吠檀多】
	◇[梵]Vedanta
	○(1)[哲]バラモン教聖典ベーダ(Veda)の終結部。
	 「ヴェーダーンタ」とも呼ぶ。
	○(2)[哲]ウパニシャッド(Upanisad)の別称。
	 ⇒うぱにしゃっど(ウパニシャッド,優婆尼沙土)
	◎ベーダの終結部を構成することから。
	○(3)[哲]インド六派哲学の一学派。
	 開祖は前1世紀ころのバーダラーヤナ(Badarayana)。
	 「ヴェーダーンタ」とも呼ぶ。
べーちぇっとしょうこうぐん《べーちえつとしやうこうぐん》
	【ベーチェット症候群】
	◇[英]Behcet syndrome/Behcet's syndrome
	○[病]⇒べーちぇっとびょう(ベーチェット病)
べーちぇっとびょう《べーちえつとびやう》
	【ベーチェット病】
	◇[英]Behcet's disease
	○[病]厚生労働省に指定されている、原因不明の難病の一つ。
	 口内炎・陰部潰瘍(カイヨウ)・ブドウ膜炎(マクエン)や、血栓性静脈
	炎・皮膚の紅斑様発疹(ハッシン)などを繰り返す慢性の疾患。
	 全身に潰瘍ができてかゆくなり、関節・消化器・血管・神経
	など内臓器にも病変が及び、ブドウ膜炎で失明することもある。
	 女子より男子、また20〜30歳代に多い。特に日本に多い。
	 「ベーチェット症候群(Behcet syndrome)」とも呼ぶ。
	◎1937(昭和12)トルコの皮膚科医ベーチェット(H.Behcet)
	(1889〜1948)が地中海沿岸で発見。
	 2006.12.14(平成18)九州大学医学研究院等倫理委員会、腸管
	型の10代前半の男性患者にサリドマイドの服用を認可。
	 参照⇒さりどまいど(サリドマイド)
[1]べーちぇる
	【ベーチェル】
	◇[露]veter(ヴェーチェル)、[英]wind
	○(ロシア語で)風。
	 ⇒[1]かぜ(風)
	◎ロシア文字では"ветер"。
[2]べーちぇる
	【ベーチェル】
	◇[クロアチア語]vecer、[英]evening
	○(クロアチア語で)宵(ヨイ)。
★ぺちか
	【ペチカ】
	◇[露]pechka
	○(1)ロシア風の暖房装置。
	 参照⇒おんどる(オンドル,温突)
	○(2)[楽]北原白秋(ハクシュウ)作詞、山田耕筰(コウサク)作曲の童謡。
	◎1924(大正13)『満洲唱歌集』に収録。
ぺちこーと
	【ペチコート】
	◇[英]petticoat
	○[服]スカート状の婦人用下着。スカートにふくらみをもたせ
	たり、スソ(裾)さばきを滑らかにしたりするもの。
	 「ペティコート」とも、「アンダースカート(underskirt)」,「カ
	ートル(kirtle)」とも呼ぶ。
	 参照⇒くりのりん(クリノリン)(2),ちゅちゅ(チュチュ),きゃ
	みそーる(キャミソール)(1),あんすこ(アンスコ)
	◎和装の蹴出しに相当する:参照⇒けだし(蹴出し)
	 オーバースカート(overskirt):⇒おーばーすかーと(オーバ
	ースカート)
へちそ
	【ヘチソ】
	◇[西]hechizo
	○(1)(スペイン語で)魔法。
	 参照⇒ぶるへりあ(ブルヘリア)
	○(2)(スペイン語で)呪文。
★へちま
	【ヘチマ】
	【糸瓜】
	【天糸瓜】
	○[植]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)のツル性
	(蔓性)一年草。
	 果実の繊維で垢すりをつくる。
	 茎の液を化粧水や咳止めにする。
	◎ヘチマ水(スイ)
ぺちゃぶり
	【ペチャブリ】
	◇Phetchaburi
	○(1)(Changwat Phetchaburi)⇒ぺちゃぶりけん(ペチャブリ県)
	○(2)タイ王国中南西部、ペチャブリ県の東北部にある県都。
ぺちゃぶりけん
	【ペチャブリ県】
	◇[タイ語]Changwat Phetchaburi、[英]Phetchaburi Province
	○タイ王国中南西部の県。東部をタイランド湾に面し、西部を
	ラオスに隣接。
	 県都はペチャブリ。
	〈面積〉
	 6,225.1平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)43万5,377人(4月1日)。
ぺちゃぶん
	【ペチャブン】
	◇Phetchabun
	○(1)(Changwat Phetchabun)⇒ぺちゃぶんけん(ペチャブン県)
	○(2)タイ王国中北部、ペチャブン県の中央部にある県都。
	 「ペチャブーン」とも呼ぶ。
ぺちゃぶーん
	【ペチャブーン】
	◇Phetchabun
	○⇒ぺちゃぶん(ペチャブン)
ぺちゃぶんけん
	【ペチャブン県】
	◇[タイ語]Changwat Phetchabun、[英]Phetchabun Province
	○タイ王国中北部の県。西部をピチット県(Changwat Phichit)
	に接する。
	 県都はペチャブン。
	 「ペチャブーン県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1万2,668.4平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)96万5,784人(4月1日)。
ぺちゃぶーんけん
	【ペチャブーン県】
	◇[タイ語]Changwat Phetchabun、[英]Phetchabun Province
	○⇒ぺちゃぶんけん(ペチャブン県)
ぺちゅ
	【ペチュ】
	◇[朝]baechu/paechu
	○(朝鮮語で)白菜。
	◎ペチュキムチ
ぺちゅきむち
	【ペチュキムチ】
	◇[朝]baechu kimchi/paechu kimchi
	○[食]白菜のキムチ(朝鮮漬け)。
ぺちゅにあ
	【ペチュニア】
	◇[英]petunia
	○(1)[植]ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)の英名・別称。
	 ⇒つくばねあさがお(ツクバネアサガオ,衝羽根朝顔)
	○(2)[色]暗赤紫色。
★ぺちょらがわ《ぺちよらがは》
	【ペチョラ川】
	◇[露]Reka Pechora、[英]the Pechora River
	○[地]バレンツ海に注(ソソ)ぐ川。全長1,320キロメートル、流
	域面積3万2,000平方キロメートル。
べつぃるく
	【ベツィルク】
	◇[独](単数形)Bezirk/(複数形)Bezirke
	○(1)(ドイツ語で)地区・地域([英]district)。
	○(2)スイス・オーストリアの郡。
	○(3)[歴]東ドイツの県。
べっかいちょう《べつかいちやう》
	【別海町】
	◇[日]Bekkai Cho
	○北海道東部、根室支庁野付郡(ノツケグン)中央部の町。
	〈面積〉
	 1,320.15平方キロメートル。
べっかーこうげん《べつかーかうげん》
	【ベッカー高原】
	◇al Biqa/el Beqaa、[英]Bekaa Plateau
	◎[地]⇒べかーこうげん(ベカー高原)
べっかっこう
	【べっかっこう】
	○⇒あかんべえ(あかんべえ)
べっかんこ
	【べっかんこ】
	○⇒あかんべえ(あかんべえ)
べっきー
	【ベッキー】
	◇Becky
	○[人]女性の名前レベッカ(Rebecca)の愛称。
べっきおばし
	【ベッキオ橋】
	◇[伊]Ponte Vecchio
	○[建]⇒ぽんてべっきお(ポンテ・ベッキオ)
ぺっく
	【ペック】
	◇Gregory Peck(グレゴリー・ペック)
	○[人]アメリカの映画俳優(1916〜2003. 6.12)。カリフォルニ
	ア州ラホヤ(La Jolla)生れ。
	 1943(昭和18)デビュー。
	 出演作品は1953(昭和28)『ローマの休日(Roman Holiday)』
	・1961(昭和36)『ナバロンの要塞(The Guns of Navarone)』・
	1962(昭和37)『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』など。
ぺっぐ
	【ペッグ】
	◇[英]peg
	○⇒ぺぐ(ペグ)
ぺっぐせい
	【ペッグ制】
	◇[英]pegged system
	○[経]ドルなどの主要国際通貨に、自国の為替レートを固定さ
	せる制度。
	 参照⇒こていそうばせい(固定相場制)
	◎2005. 7.21(平成17)人民元、対ドルペッグ制を廃止して、複
	数の外国通貨に連動させる通貨バスケットに連動。1米ドル8.
	18元から8.11元となる。
べっくびょう《べつくびやう》
	【ベック病】
	◇[英]Boeck disease
	○[病]⇒さるこいどーしす(サルコイドーシス)
べっくりー
	【ベックリー】
	◇Beckley
	○アメリカ合衆国東中部、ウエストバージニア州(West Virgin-
	ia)南部のローリー郡(Raleigh County)中央部にある郡都。
べっくるいにくしゅ
	【ベック類肉腫】
	◇[英]Boeck sarcoid
	○[病]⇒さるこいどーしす(サルコイドーシス)
べっくれる
	【ベックレル】
	◇Antoine Henri Becquerel(アンリ・ベックレル)
	○[人]フランスの医師(1852.12.15〜1908. 8.25)。
	 1896(明治29)自然放射能現象([英]phenomenon of natural 
	radioactivity)を発見。
	 1903(明治36)ノーベル物理学賞を受賞。
★へっける
	【ヘッケル】
	◇Ernst Heinrich Haeckel(エルンスト・ヘッケル)
	○[人]ドイツの動物学者・思想家(1834〜1919)。
	 参照⇒ぶっかつろん(物活論)
べっこう《べつかう》
	【ベッコウ】
	【鼈甲】
	○(1)カメ類の甲羅(コウラ)。特に、スッポン(鼈)の甲羅。
	 生薬として解熱・強壮薬に用いる。
	○(2)タイマイ(玳瑁)の甲羅を煮て作った装飾材料。
	 黒みを帯びた黄色と透明な黄褐色の部分がある。
	 透明な黄褐色のみを「白甲(シロコウ)」、黒色と黄色が斑(マタラ)に
	なっているものは「ばらふ(茨布,斑甲)」と呼ぶ。
	 櫛(クシ)・笄(コウガイ)・眼鏡(メガネ)の縁(フチ)などに細工(サイク)す
	る。
	 切ったり削(ケズ)ったり、加熱して曲げたりベッコウ同士を
	接着して一つにしたりなど、いろいろ細工が容易な素材だった。
	 アオウミガメ(青海亀)の甲羅を代用することもある。
	◎江戸時代、タイマイの甲羅を使った服飾品が贅沢品(ゼイタクヒン)
	として禁止されたので、スッポンの甲羅と言い逃れたことから。
	○(3)[料]サツマイモを油で揚(ア)げたもの。
べっさらびあ
	【ベッサラビア】
	◇Bessarabia
	○[歴]東ヨーロッパ、黒海北西岸の歴史的名称。東部をドニエ
	ストル川(Reka Dnestr)に、西部をプルート川(Reka Prut)には
	さまれた丘陵で、小麦などの肥沃な農業地帯。
	 しばしば周辺諸国の係争地となった。
	 現在は大部分がモルドバ、南部の黒海沿岸部がウクライナに
	属する。
	 参照⇒もるどば(モルドバ)
	◎6世紀ころ、スラブ人が移住。
	 13世紀、モンゴル軍が侵入。
	 1367(<南>正平22,<北>貞治 6)モルダビア公国(現:ルーマニ
	ア)が領有。
	 16世紀以降、オスマン・トルコが支配。
	 18世紀ころからロシアが進出し、ロシア・トルコ戦争(露土
	戦争)の結果、1812(文化 9)ブカレスト条約でロシア領となる。
	 クリミア戦争の結果、1856(安政 3)パリ条約で南部地域はト
	ルコが宗主権を持ちモルダビアに割譲。
	 1878(明治11)ベルリン会議の結果、再びロシア領となる。
	 ロシア革命の際、住民がモルドバ共和国を宣言した混乱に乗
	じ、1918(大正 7)ルーマニアが併合し、パリ講和会議で1920
	(大正 9)承認される。
	 第二次世界大戦で、1940(昭和15)ソ連が独ソ不可侵条約秘密
	議定書に基づいて占領し、モルダビア・ソビエト社会主義共和
	国を創設。11月ルーマニアは枢軸国に参加してドイツの支援を
	受け、1941(昭和16)回復。1944(昭和19)ソ連が再び奪回。1947.
	 2.(昭和22)パリ平和条約でルーマニアからソ連への委譲が承
	認。
	 1989(平成元)モルダビア人民戦線が結成。
	 1990. 6. 6(平成 2)モルドバ・ソビエト社会主義共和国に改
	称。 6.23、共和国主権宣言。
	 1990. 9.(平成 2)ドニエストル川東岸の沿ドニエストル地域
	でロシア系住民、沿ドニエストル共和国を宣言。
	 1991. 5.23(平成 3)モルドバ共和国に改称。
	 1991.12.21(平成 3)独立国家共同体創設協定議定書に署名。
へっじ
	【ヘッジ】
	◇[英]hedge
	○(1)生け垣・垣根。
	○(2)仕切り・障害・障壁。
	○(3)(損失・危険などに対する)防御策・防止策・予防策。
	○(4)[経]商品・株式・外国為替などの取引で、市場価格変動
	から来る損失に備えて先物市場でその反対の売買を行う、取引
	評価損の回避策。
	 買い手は値下がり損に備えて空売り、売り手は値上がり損に
	備えて空買いをする保険的な操作。
	 「ヘッジング(hedging)」,「つなぎ売買(繋ぎ売買)」,「掛つなぎ
	(掛繋ぎ)」,「掛つなぎ取引(掛繋ぎ取引)」,「保険つなぎ(保険繋
	ぎ)」,「つなぎ(繋ぎ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒へっじふぁんど(ヘッジファンド)
べっしー
	【ベッシー】
	◇[フ]vessie
	○[医](フランス語で)膀胱。
	 ⇒ぼうこう(膀胱)
ぺっしぇ
	【ペッシェ】
	◇[伊]pesce
	○[魚](イタリア語で)魚。
べっしーか
	【ベッシーカ】
	◇[伊]vescica
	○[医](イタリア語で)膀胱。
	 ⇒ぼうこう(膀胱)
べっしこうざん《べつしくわうざん》
	【別子鉱山】
	○⇒べっしどうざん(別子銅山)
べっしどうざん
	【別子銅山】
	○[歴]愛媛県東部、新居浜市南部から旧宇摩郡(ウマグン)別子山
	村(ベッシヤマムラ)(現:新居浜市)にまたがる銅山。層状含銅硫化鉄
	鉱鉱床。金・銀・亜鉛も産出。
	 鉱石は四阪島(シサカジマ)に送られて精練された。
	 「別子鉱山」とも呼ぶ。
	 参照⇒しさかじま(四阪島)
	◎1690(元禄 3)発見、翌1691(元禄 4)住友友芳(トモヨシ)によって
	採掘・経営。以来、一貫して住友家が経営。
	 1895(明治28)四阪島を買収し、新居浜の製錬所を移す。
	 1900(明治33)別子銅山開発二百年の祝賀記念として楠正成像
	を宮城外苑に献納。製作主任は高村光雲。
	 1927. 7. 1(昭和 2)住友別子鉱山(株)設立。
	 1973. 3.31(昭和48)住友金属鉱山(株)、閉山。
へっじふぁんど
	【ヘッジファンド】
	◇[英]hedge fund
	○[経]ヘッジやオプション取引などを活用する、投資効果の高
	いファンド。
	 参照⇒へっじ(ヘッジ)(4),おぷしょん(オプション)(2)
へっじほっぐ
	【ヘッジホッグ】
	◇[英]hedgehog
	○(1)[哺]ハリネズミの英語名。
	 ⇒はりねずみ(ハリネズミ,針鼠)
	○(2)[哺]アメリカヤマアラシの英語名。
	 ⇒やまあらし(ヤマアラシ,山荒,山荒らし,豪猪)(2)
	○(3)[俗](転じて)鉄条網・堅固な要塞。
	○(4)[古][軍](Hedgehog)第二次世界大戦時にアメリカ海軍か
	開発した爆雷投射機。
	 24個の小型爆雷を約0.2秒間隔で円形または楕円形(ダエンケイ)
	に投射するもの。
	 一つが潜水艦などに命中して爆発すると、他の爆雷も誘爆する。
べっしやまむら
	【別子山村】
	◇[日]Besshiyama Mura
	○[古]愛媛県東部、宇摩郡(ウマグン)の村。
	 参照⇒べっしどうざん(別子銅山)
	◎2003. 4. 1(平成15)新居浜市に編入。
ぺっしゅ
	【ペッシュ】
	◇[フ]peche
	○[植](フランス語で)モモ(桃)・モモの実。
	 ⇒もも(モモ,桃)
べっしょおんせん《べつしよをんせん》
	【別所温泉】
	○長野県上田市、湯川沿いにある温泉。
	 泉質は単純硫化水素泉。
	 効能は皮膚病・リューマチ・婦人病など。
	 参照⇒たけののぼり(岳の幟)
へっじんぐ
	【ヘッジング】
	◇[英]hedging
	○[経]⇒へっじ(ヘッジ)(4)
へっせ
	【ヘッセ】
	◇Hermann Hesse(ヘルマン・ヘッセ)
	○[人]ドイツの詩人・作家(1877. 7. 2〜1962. 8. 9)。
	 1914(大正 3)第一次世界大戦で、平和主義者としてスイスに
	移住。
	 1946(昭和21)ノーベル文学賞を受賞。
	 作品は小説『ペーター・カーメンツィント(Peter Kamenzind)
	(郷愁)』・『車輪の下』・『デミアン』・『シッダルタ』・
	『知と愛』・『ガラス玉演戯』、詩集『孤独者の音楽』など。
ぺっせご
	【ペッセゴ】
	◇[葡]pessego
	○[植](ポルトガル語で)モモ(桃)・モモの実。
	 ⇒もも(モモ,桃)
[1]べっせまー
	【ベッセマー】
	◇Bessemer
	○アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)中北部
	のジェファーソン郡(Jefferson County)中南部にある都市。
	 北緯33.38°、西経86.96°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)3万3,497人。
	 2000(平成12)3万0,181人。
	◎採鉱の町で、地名はイギリスの冶金技術者ベッセマー(H.Bes-
	semer)に因(チナ)む。
[2]べっせまー
	【ベッセマー】
	◇Sir Henry Bessemer(ヘンリー・ベッセマー)
	○[人]イギリスの冶金技術者・発明家(1813〜1898)。
	 1856(安政 3)1,250℃に熱した溶銑に空気を送り込んで炭素
	などの不純物を酸化して除去するベッセマー製鋼法(Bessemer 
	process)を発明。
	 1860(万延元)製鋼法を改良して回転式のベッセマー転炉(Bes-
	semer converter)を発明。
	 また、活字鋳造機・植字機などの発明で100以上の特許をも
	つ。
べっせまーてんろ
	【ベッセマー転炉】
	◇[英]Bessemer converter
	○[冶]鉄・銅などの精錬に用いる回転・転倒する炉。
	 炉底または炉上から空気を吹き込み、鉄の炭素などの不純物
	を酸化して除去する。
	◎1860(万延元)イギリスの冶金技術者ベッセマー(H.Bessemer)
	が発明。
へっせんしゅう《へつせいしう》
	【ヘッセン州】
	◇[独]Bundesland Hessen
	○ドイツ中西部の州。
	 州都はウィースバーデン(Wiesbaden)。
	 中心都市は州南部のフランクフルト(Frankfurt)。
	〈面積〉
	 2万1,114.82平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)538万1,700人。
	 1987(昭和62)550万7,800人。
	 2002(平成14)604万0,700人。
	◎もと西ドイツ地区。
へっだー
	【ヘッダー】
	◇[英]header
	○[計]ワープロソフトなどの清書プログラムで、各ページの上
	部余白に印刷される、文書名・ページ番号・日付・会社のロゴ
	マークなどの文字列や図形。
	 印刷される文字列や図形を選択したり、左寄せ・中央・右寄
	せなどの位置も指定できる。
	◎下部余白:参照⇒ふったー(フッター)
べった
	【ベッタ】
	◇[伊]vetta
	○(1)(イタリア語で)頂点・絶頂・ピーク([英]peak)。
	○(2)(イタリア語で)小枝・枝先。
べっだじん
	【ベッダ人】
	◇Vedda/Veddah
	○スリランカ(Sri Lanka)の先住民族の一つ。
	 ドラビダ(Dravida)系・ベドイド(Veddoid)系。
	 参照⇒しんはらぞく(シンハラ族)
ぺっち
	【ベッチ】
	◇[英]vetch
	○[植][農]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ソラマメ属(Vic-
	ia)の作物の総称。
	 主に家畜の飼料・土壌改良用(緑肥)に使用する。
	 オオカラスノエンドウ(common vetch)・カラスノエンドウ
	(narrowleaved vetch)・ビロードクサフジ(hairy vetch)など。
	 シナアミド(cyanamide)を含み、雑草抑制効果もある。
	 参照⇒りょくひ(緑肥),あれろぱしー(アレロパシー)
べっちん
	【ベッチン】
	【別珍】
	◇[英]velveteen、[フ]velvet、[独]Baumwollsamt(バオムボル
	ザムト)
	○(1)[服]絹ビロード(本ビロード)のように毛羽(ケバ)を織り出
	した綿(メン)のビロード。
	 婦人服地・子供服地・足袋地(タビジ)や下駄(ゲタ)の鼻緒(ハナオ)
	などにに用いる。
	 「綿ビロード(綿天鵞絨)」,「ベルベティーン」,「ベルベチーン」
	とも呼ぶ。
	◎畝(ウネ)を織り出したものはコールテン(コール天)。
	 参照⇒こーるてん(コールテン,コール天)
	○(2)[服](1)で作った衣服。
へっつあー
	【ヘッツアー】
	◇[独]Hetzer(扇動者)
	○[歴][軍]第二次世界大戦でドイツ軍が使用した駆逐戦車。
	 チェコスロバキアが開発した38(t)戦車の車体に7.5セン
	チ対戦車砲(Pak39)を搭載したもの。
	 小型で車高も低く、物陰に隠れる待ち伏せ攻撃に活躍。
	 大戦末期に量産。
へっつい《へつつひ》
	【竈】
	【竃】
	○⇒かまど(竈,竃)(1)
べつでん
	【別殿】
	○(1)別に設けた殿舎・社殿。
	○(2)⇒こうろうでん(後涼殿)
べつでんえき
	【別田駅】
	○[古][交]⇒かすがいちょうえき(春日居町駅)
へっと
	【ヘット】
	◇[蘭]vet(脂肪)、[英]fat
	○[料]牛の脂身(アブラミ)から採った料理用のあぶら(脂)。
	 白色または淡黄色の塊(カタマリ)で、やや特異な臭気がある。
	 「牛脂(ギュウシ)」とも、訛(ナマ)って「ヘッド」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]らーど(ラード)
	◎セッケン(石鹸)・ロウソク(蝋燭)・軟膏(ナンコウ)などの製造原
	料ともなる。
[1]へっど
	【ヘッド】
	◇[英]head
	○(1)頭(アタマ)・頭部。
	○(2)(転じて)頭脳・知力。
	○(3)頭(カシラ)・首長(シュチョウ)。社長・会長・長官・校長など。
	○(4)主席・首位。上座。先頭。
	○(5)[通]記事の見出し。
	○(6)[運]ゴルフで、クラブの先の球を当てる部分。
	○(7)[計][楽]ハードディスクやテープレコーダー・ビデオレ
	コーダーなどの、磁気ディスクまたは磁気テープに接触して、
	書き込み(録音,録画)・読み込み(再生)・消去を行う電気部品。
	◎録音ヘッド,再生ヘッド,録再ヘッド,消去ヘッド
	○(8)(硬貨投げ<toss>で)硬貨の表。
	◎裏は「テール(tail)」。
[2]へっど
	【ヘッド】
	○[料]⇒へっと(ヘット)
★[1]ぺっと
	【PET】
	◇[英]polyethylene terephthalate resin
	○[化]ポリエチレン・テレフタレート樹脂の略称。
	◎ペットボトル:⇒ぺっとぼとる(ペットボトル)
[2]ぺっと
	【PET】
	◇[英]Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッショ
	ン・トモグラフィー)
	○(1)[医]ポジトロン(陽電子)断層画像撮影法の略称。
	 ガン細胞は糖代謝が活発で、一般の細胞よりブドウ糖を多く
	取り込むことを利用し、ポジトロン核種(放射性物質とブドウ
	糖を結合させた薬剤)を造影剤として使用するもの。
	 静脈からポジトロン核種を注射して、放射線の強度からガン
	組織を撮影する。
	◎乳ガン用:⇒ぴーいーえむ(PEM)
	○(2)[医](PET Scanner)ポジトロン断層画像診断装置の略称。
	 「陽電子放射断層撮影装置」とも呼ぶ。
ぺっと
	【ペット】
	◇[英]pet
	○(1)愛玩(アイガン)動物。
	 参照⇒えきぞちっくあにまる(エキゾチックアニマル)(2),に
	くきゅう(肉球)
	◎ペット好きの人は大きく分けて、イヌ派とネコ派に分けられ
	る。
	○(2)お気に入りの人や物。秘蔵っ児(コ)。
へっどあっぷでぃすぷれー
	【ヘッドアップ・ディスプレー】
	◇[英]headup display/head-up display
	○[軍]前方表示装置。
	 戦闘機などのパイロットが注視する前方のフロントガラス上
	に、透過性の反射鏡を使い機外の景色と重ねて、攻撃兵器の照
	準装置の指示や各種計器の飛行情報を映し出す仕組み。
	 パイロットは前方を見ている視線をあまり動かさず瞬時にそ
	れらの情報を確認できるもの。
	 大型旅客機でも使用されている。
	 略称は「HUD」。
べっとう《べつたう》
	【別当】
	○(1)本務にある者が臨時に別の職務に当ること。のちに転じ
	て専任の長官。
	○(2)検非違使庁(ケビイシチョウ)・蔵人所(クロウドドコロ)の長官。特に
	検非違使庁長官をいう。
	○(3)僧職の一つ。東大寺・興福寺・仁和寺(ニンナジ)・法隆寺な
	どの大きな寺で一山の法務を統括した者。
	○(4)鎌倉幕府の政所(マンドコロ)・侍所(サムライドコロ)の長官。
	○(5)神宮寺(ジングウジ)で、寺院と神社を経営管理する僧職。
	検校(ケンギョウ)の次位。
	 参照⇒べっとうじ(別当寺)
	○(6)近世(江戸時代)の盲人の官位の一つ。検校の次位。
	○(7)院の厩(ウマヤ)の長官。転じて馬丁(バテイ)。
	○(8)院庁(インノチョウ)・親王家・摂関家などの政所の長官。
	○(9)家政事務を執(ト)る者の首席。
	○(10)神前の供物を子供などが取りおろして食べること。
べっとうじ
	【別当寺】
	○神宮寺(ジングウジ)の一種。
	 神社も監督する僧職の別当が止住し、神前で読経(ドキョウ)・
	加持祈祷(カジキトウ)を修し、祭祀(サイシ)を行うもの。
	 参照⇒じんぐうじ(神宮寺)(1),べっとう(別当)(5)
へっどぎあ
	【ヘッドギア】
	◇[英]headgear
	○⇒へるめっと(ヘルメット)
へっどくおーたー
	【ヘッドクオーター】
	◇[英]headquarters
	○本部・本営・司令部。本署。本社・本局。
	 「ヘッドクォーター」とも呼ぶ。
	◎ブランチ(branch):支店。支部・支局。
へっどくぉーたー
	【ヘッドクォーター】
	◇[英]headquarters
	○⇒へっどくおーたー(ヘッドクオーター)
へっどしゅりんかー
	【ヘッドシュリンカー】
	◇[英]headshrinker
	○(1)[社]首狩り種族の一つ。
	 狩り取った頭を小さく縮ませる。
	○(2)[俗][医]精神科医・精神分析医の俗称。
	 単に「シュリンカー」とも呼ぶ。
へっどすかーふ
	【ヘッドスカーフ】
	◇[英]headscarf
	○[服]クフィーヤ(keffiyeh)の別称。
	 ⇒しぇまーぐ(シェマーグ)
へっどせっと
	【ヘッドセット】
	◇[英]headset
	○[通]⇒[2]いんかむ(インカム)
べっどでたばこをすわないで
	【ベッドで煙草を吸わないで】
	○[楽]岩谷時子(イワタニ・トキコ)作詞、いずみたく作曲の歌謡曲。
	 歌は沢たまき。
	◎1966(昭和41)発売。
べっとぶ
	【ベットブ】
	【別飛】
	○⇒れいどぼ(レイドボ)
べっどふぉーど
	【ベッドフォード】
	◇Bedford
	○(1)イギリス、イングランド地方中央部のベッドフォードシャ
	ー州(Bedfordshire)の州都。
	○(2)(Bedford County)⇒べっどふぉーどぐん(ベッドフォード
	郡)
	○(3)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
	wealth)中西部のベッドフォード郡中央部にある郡都。
べっどふぉーどぐん
	【ベッドフォード郡】
	◇[英]Bedford County
	○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Commonwealth)
	中西部の郡。北東部をアマースト郡(Amherst County)、東端を
	リンチバーグ市(City of Lynchburg)、東部をキャンベル郡
	(Campbell County)に接する。
	 郡都はベッドフォード。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)3万4,814人。
	 1990(平成 2)4万5,656人。
	 2000(平成12)6万0,371人。
べっどふぉーどしゃーしゅう《べつどふおーどしやーしう》
	【ベッドフォードシャー州】
	◇[英]Bedfordshire
	○イギリス、イングランドのミッドランド地方の州。
	 州都はベッドフォード(Bedford)。
	 「ベッドフォード州(the County of Bedford)」とも呼ぶ。
べっどふぉーどしゅう《べつどふおーどしう》
	【ベッドフォード州】
	◇[英]the County of Bedford
	○⇒べっどふぉーどしゃーしゅう(ベッドフォードシャー州)
★ぺっとぼとる
	【ペットボトル】
	◇[英]PET bottle
	○[食]PET(ポリエチレン・テレフタレート樹脂)製のビン
	(瓶)。
	 ガラス瓶に比べて軽く丈夫で、ジュース・醤油・油など液体
	の容器に多用されている。
	◎2003. 2.(平成16)韓国の地下鉄車内でペットボトル入りのガ
	ソリンを撒(マ)いて放火する事件が発生して以来、各種イベン
	ト会場への持込禁止となることが多くなった。
べっどろーとう《べつどろーたう》
	【ベッドロー島】
	◇[英]Bedloe's Island
	○[古][地]⇒りばてぃーとう(リバティー島)
★べつなうげんしりょくはつでんしょ
	【ベツナウ原子力発電所】
	◇[独]Kernkraftwerk Beznau、[英]Beznau Nuclear Power 
	Plant
	○[原]スイス中北部、アールガウ州(Kanton Aargau)デッティ
	ンゲン(Doettingen)にある原子力発電所。
	 「ベツナウ原発」とも呼ぶ。
	◎1965(昭和40)建設。
	 2019年、廃炉予定。
べつなうげんぱつ
	【ベツナウ原発】
	◇[独]Kernkraftwerk Beznau、[英]Beznau Nuclear Power 
	Plant
	○[原]⇒べつなうげんしりょくはつでんしょ(ベツナウ原子力
	発電所)
ぺっぱー
	【ペッパー】
	◇[英]pepper
	○[植][食]⇒こしょう(コショウ,胡椒)
ぺっぱーけいぶ
	【ペッパー警部】
	○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、都倉俊一(トクラ・シュンイチ)作曲の歌謡曲。
	 歌はピンクレディー。
	◎1976. 8.(昭和51)レコード発売。
べつばら
	【別腹】
	◇[日]betsubara
	○(1)⇒べっぷく(別腹)(1)
	○(2)[俗]満腹状態でも、好物を食べる余裕があるという仮想
	の腹。
	 参照⇒こばら(小腹)
	◎甘いものは別腹
べっひゃー
	【ベッヒャー】
	◇[独]Becher
	○(取っ手のない)ツボ(壷)・水差し・コップ。
	◎取っ手のあるものは「クルーク(Krug)」。
へっぷ
	【ヘップ】
	○[服]⇒へっぷさんぷる(ヘップ・サンダル)
べっぷく
	【別腹】
	◇[日]beppuku
	○(1)父は同じで母が異なること。腹違い・腹変わり。
	 「べつばら(別腹)」とも呼ぶ。
	○(2)(特に)妾腹(しょうふく,めかけばら)。
へっぷさんだる
	【ヘップ・サンダル】
	○[服]靴とサンダルを折衷(セッチュウ)した女性の履き物。
	 単に「ヘップ」とも呼ぶ。
	◎女優オードリ・ヘップバーン(Audrey Hepburn)が用いてから
	流行したもので、和製英語。
べっぷし
	【別府市】
	◇[日]Beppu Shi
	○大分県中部、別府湾に面する市。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)125平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)13万4,000人。
	 1980(昭和55)13万6,488人。
	◎別府温泉
	 参照⇒ゆふいん(湯布院)
[1]へっぷばーん
	【ヘップバーン】
	◇Katharine Houghton Hepburn(キャサリン・ヘップバーン)
	○[人]アメリカの舞台・映画女優(1909.11. 9〜2003. 6.29)。
	コネティカット州ハートフォード(Hartford)生れ。
	 晩年、パーキンソン病などを患う。
	 主演作品は1933(昭和 8)『若草物語(Morning Glory)』・1940
	(昭和15)『フィラデルフィア物語(The Philadelphia Story)』
	・1942(昭和17)『火の女(Woman of the Year)』・1949(昭和24)
	『アダム氏とマダム(Adam's Rib)』・1951(昭和26)『アフリカ
	の女王(The African Queen)』・1955(昭和30)『旅情(Summer-
	time)』・1959(昭和34)『去年の夏 突然に(Suddenly, Last 
	Summer)』・1962(昭和37)『夜への長い旅路(Long Day's Jour-
	ney Into Night)』・1967(昭和42)『招かれざる客(Guess Who's 
	Coming to Dinner)』・1968(昭和43)『冬のライオン(The Lion 
	in Winter)』・1981(昭和56)『黄昏(タソガレ)(On Golden Pond)』
	など。
	 「ヘプバーン」とも呼ぶ。
[2]へっぷばーん
	【ヘップバーン】
	◇Audrey Hepburn(オードリー・ヘップバーン)
	○[人]アメリカの映画女優(1929.11. 9〜1993. 1.20)。ベルギ
	ー生れ。ヘボン式ローマ字の創案者ヘボン(James Curtis Hep-
	burn)の孫。
	 イギリスの映画に7本出演後、コレット原作によるミュージ
	カル『ジジ』の主役にバレリーナとして抜擢され、ブロードウ
	エイ公演でウィリアム・ワイラーに見出される。
	 1953(昭和28)『ローマの休日(Roman Holiday)』でアカデミ
	ー主演女優賞を受賞。
	 主演作品は1954(昭和29)『麗しのサブリナ(Sabrina)』・1957
	(昭和32)『昼下りの情事』・1964(昭和39)『マイ・フェア・レ
	ディ(My Fair Lady)』・1966(昭和41)『おしゃれ泥棒(How to 
	Steal a Million)』など。
	 「ヘプバーン」とも呼ぶ。
	 参照⇒ろーまのきゅうじつ(ローマの休日),『人名辞典』へ
	ぼん(ヘボン)
へっぷばーんかっと
	【ヘップバーン・カット】
	◇[英]Hepburn cut
	○⇒へっぷばーんすたいる(ヘップバーン・スタイル)
へっぷばーんすたいる
	【ヘップバーン・スタイル】
	◇[英]Hepburn style
	○(ヘップバーン風の)短い洋髪。
	 「ヘップバーン・カット」とも呼ぶ。
	◎アメリカ映画『ローマの休日』で女優オードリ・ヘップバー
	ンがした髪型で、1954(昭和29)夏に流行した。
ぺっれ
	【ペッレ】
	◇[伊]pelle
	○(イタリア語で)ひふ(皮膚)・はだ(肌)。
	 ⇒はだ(肌,膚)
べつれへむ
	【ベツレヘム】
	◇Bethlehem
	○(1)ヨルダン西端部、イスラエルとの国境にある町。
	 エルサレムの南約8キロメートル、標高775メートルの丘の
	上にある。
	 ヨルダン領をイスラエルが占領し、現在はパレスチナ自治区
	(West Bank)内。
	 アラビア語名は「バイトラハム(Bait Lahm)」,「バイトラフム」。
	◎ダビデやキリストの生誕地と伝えられるパレスチナの古都。
	 キリスト教の聖地でもあり、聖誕教会(the Church of the 
	Nativity)がある。
	 参照⇒せいたんきょうかい(聖誕教会,生誕教会),べつれへむ
	のほし(ベツレヘムの星)
	○(2)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)東部のノーサンプトン郡(Northampton County)
	南西部とリーハイ郡(Lehigh County)東部にまたがる都市。
[1]べつれへむのほし
	【ベツレヘムの星】
	◇[英]the Star of Bethlehem
	○[聖](マタイによる福音書)キリストの生誕前に出現した星。
	 東方から来た3人のマギ(博士)をベツレヘムまで導いたとさ
	れる。
	◎クリスマス・ツリーの先端の星は、このベツレヘムの星の象
	徴。
	◎BC.  12、出現したハレー彗星が推定されている。
[2]べつれへむのほし
	【ベツレヘムの星】
	◇[英]star-of-Bethlehem
	○[植]⇒はなにら(ハナニラ,花韮)(1)
べーて
	【ベーテ】
	◇Hans Albrecht Bethe(ハンス・ベーテ)
	○[人]アメリカの物理学者・天文学者(1906. 7. 2〜2005. 3.
	 6)。ドイツ出身。シュトラスブルク生れ。
	 1933(昭和 8)ナチス・ドイツ下で母親がユダヤ人のため教授
	職を追放される。
	 1935(昭和10)アメリカに渡り、コーネル大学物理学科で教壇
	に立つ。
	 オッペンハイマー博士に招かれ、マンハッタン計画で理論物
	理学部門の初代責任者となり指導的な役割を果し、原爆の完成
	に貢献。
	 第二次世界大戦後は核開発に反対。
	 1967(昭和42)ノーベル物理学賞、受賞。
	 コーネル大学名誉教授。
ぺでぃきゅあ
	【ペディキュア】
	◇[英]pedicure
	○(1)足のツメ(爪)の手入れ。
	○(2)足の美爪術(ビソウジュツ)(nail art)。
	◎手のツメ:マニキュア(manicure)。
ぺてぃこーと
	【ペティコート】
	◇[英]petticoat
	○[服]⇒ぺちこーと(ペチコート)
ぺてぃないふ
	【ペティナイフ】
	○[料]刃渡り12センチメートルほどの小型の包丁(ホウチョウ)。
	 野菜・果物などを切ったり、皮剥(カワム)きや面取りなどにも
	用いる。
	 「プチナイフ」とも呼ぶ。
	◎フランス語の"petit(プチ)"と英語の"knife(ナイフ)"の合成
	語。
ぺでぃめんと
	【ペディメント】
	◇[英]pediment
	○[建]⇒はふ(破風,搏風)
へでぃん
	【ヘディン】
	◇Sven Anders Hedin(スウェン・ヘディン)
	○[人]スウェーデンの地理学者・探検家(1865〜1952)。
	 東トルキスタン・チベットなど中央アジア各地を踏査し、
	1901(明治34)古代都市楼蘭(ロウラン)遺跡やトランスヒマラヤ山脈
	(ガンディセ山脈)を発見、ロプノール湖(Lop Nor Lake)の移動
	を確認。
	 1908(明治41)来日。
べでかー
	【ベデカー】
	◇Baedeker
	○(1)[経]ドイツの出版社。
	 各地の旅行案内書シリーズを出版。
	◎1829(文政12)カール・ベデカー(1801〜1859)が創業。
	○(2)(1)が出版した小型旅行案内書。
	○(3)(転じて)旅行ガイドブック一般。
ぺてきあ
	【ペテキア】
	◇[英](単数形)petechia/(複数形)petechiae
	○[病](英語で)点状出血。
	 ⇒てんじょうしゅっけつ(点状出血)
べてすだ
	【ベテスダ】
	◇Bethesda
	○[聖]『新約聖書』に現れる、病気を治す力がある池(pool)。
	特に、エルサレムにある池。
	 参照⇒[1]べせずだ(ベセズダ)
ぺですたる
	【ペデスタル】
	◇[英]pedestal(ペデストル)
	○(1)[建](円柱などの)柱脚・台座。
	○(2)[美](彫像などの)台・台座。
	○(3)花瓶などの台・両袖机の脚。
	○(4)基部・基礎。
ぺですとりあん
	【ペデストリアン】
	◇[英]pedestrian
	○(1)歩行者。
	○(2)[運]競歩者。
ぺてひあ
	【ペテヒア】
	◇[独](単数形)Petechie/(複数形)Petechien
	○[病](ドイツ語で)点状出血。
	 ⇒てんじょうしゅっけつ(点状出血)
ぺでらすてぃー
	【ペデラスティー】
	◇[英]pederasty
	○⇒しょたこん(ショタコン)
ぺでらすと
	【ペデラスト】
	◇[英]pederast
	○⇒ねんじゃ(念者)
ぺでる
	【ペデル】
	◇[独]Pedell
	○(ドイツ語で)用務員。
	 ⇒ようむいん(用務員)
ぺてるぶるぐ
	【ペテルブルグ】
	◇Peterburg
	○[俗]サンクトペテルブルグの通称。
	 ⇒さんくとぺてるぶるぐ(サンクトペテルブルグ,サンクト・
	ペテルブルグ)
へてろ
	【ヘテロ】
	◇[希]hetero、[英]hetero
	○(1)[接尾辞]「他の・異なった・異質の・異形の・異種の・異
	性の」を表す語形成要素。。
	 ⇔ほも(ホモ)(1),いそ(イソ)(1)
	◎ヘテログラフトト(heterograf):異種移植。
	○(2)[生]ヘテロ接合体の略称。
	 ⇒へてろせつごうたい(ヘテロ接合体)
	○(3)ヘテロセクシャリティー(heterosexuality)(異性愛)の略
	称。
	 ⇒へてろせくしゃりてぃー(ヘテロセクシャリティー)
	○(4)[形]ヘテロセクシャル(heterosexual)(異性愛の)の略称。
	 ⇒へてろせくしゃる(ヘテロセクシャル)
	◎英語の「アザー(other)」に相当するギリシア語。
★ぺてろ
	【ペテロ】
	◇[希]Petros(岩)、[独]Petrus(ペトルス)、[英]Simon Peter
	○[聖][人]キリスト十二使徒の筆頭・初代ローマ司教(教皇)。
	本名はシモン(Simon)。十二使徒の一人聖アンデレ([英]St.An-
	drew)の兄弟。
	 暴君ネロの迫害を受け、ローマで殉教。
ぺてろぐらーど
	【ペテログラード】
	◇Petrograd
	○[古]ロシアの都市サンクトペテルブルグの旧称。
	 ⇒さんくとぺてるぶるぐ(サンクトペテルブルグ,サンクト・
	ペテルブルグ)
へてろぐらふと
	【ヘテログラフトト】
	◇[英]heterograf
	○(1)[医]異種移植。
	 「ゼノグラフト(xenograft)」とも呼ぶ。
	○(2)[医]異種移植片。
	 「ゼノグラフト(xenograft)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぐらふと(グラフト),ほもぐらふと(ホモグラフト)
ぺてろぐりふ
	【ペトログリフ】
	◇petroglyph
	○[歴](有史以前の)岩絵・岩石彫刻。
ぺてろざぼーつく
	【ペトロザボーツク】
	◇Petorozavodsk
	○ロシア連邦北西部、カレリア共和国(Respublika Kareliya)
	の首都。
	 北緯61.79°、東経34.34°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)23万4,100人。
	 1989(平成元)27万0,000人。
	 2000(平成12)28万2,100人。
	 2002(平成14)26万6,200人。
	 2004(平成16)25万2,500人。
	◎ロシア文字では"Петрозаводск"。
へてろしす
	【ヘテロシス】
	◇[英]heterosis
	○[生][農]⇒へてろーしす(ヘテローシス)
へてろーしす
	【ヘテローシス】
	◇[英]heterosis
	○[生][農]雑種第一代が、体の大きさ・増殖力・病気や環境に
	対する抵抗性などで両親のいづれよりも優れた形質を表す場合
	のこと。
	 ある対立遺伝子のそれぞれをホモにもつ両親間の交雑により、
	優性の形質が均一に表れることによる。しかし、一代目同士の
	交配による二代目は品質に大きなばらつきを生じることが多い。
	 モウコウマの雌とロバの雄との交配によるラバが有名で、ほ
	かにトウモロコシや各種の野菜類・ニワトリ・蚕(カイコ)など、
	畜産や農業で品種改良の手段として利用される。
	 「雑種強勢(ザッシュキョウセイ)」とも呼ぶ。
へてろせくしずむ
	【ヘテロセクシズム】
	◇[英]heterosexism
	○(一般の異性愛者による)同性愛者に対する偏見・差別。
へてろせくしゃりてぃー
	【ヘテロセクシャリティー】
	◇[英]heterosexuality
	○(同性愛に対して、一般の)異性愛。
	 単に「ヘテロ(hetero)」とも呼ぶ。
	◎形容詞は「ヘテロセクシャル(heterosexual)」。
	 ホモセクシャリティー(homosexuality):同性愛。
へてろせくしゃる
	【ヘテロセクシャル】
	◇[英]heterosexual
	○(1)[形]異性愛の。
	◎名詞は「ヘテロセクシャリティー(heterosexuality)」。
	 ホモセクシャル(homosexual):同性愛の。
	○(2)[名]異性愛の人・異性愛者。
	 単に「ヘテロ(hetero)」とも呼ぶ。
へてろせつごうたい《へてろせつがふたい》
	【ヘテロ接合体】
	◇[英]heterozygote
	○[生]対応する特定の遺伝子が異なる配偶子同士が接合して生
	じた個体。また、その遺伝子構成。
	 「ヘテロ」,「異型接合体」とも呼ぶ。
	 ⇔ほもせつごうたい(ホモ接合体)
へてろとぴー
	【ヘテロトピー】
	◇[英]heterotopy
	○[病]⇒へてろぴあ(ヘテロピア)
へてろとぴあ
	【ヘテロトピア】
	◇[英]heterotopia
	○(1)[病](組織の)異所形成。
	 「ヘテロトピー(heterotopy)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いしょせいしぼう(異所性脂肪)
	○(2)[病](器官などの異常位置への)転位・偏位。
	 「ヘテロトピー(heterotopy)」とも、先天的なものは「エクト
	ピア(ectopia)」,「エクトピー(ectopy)」とも呼ぶ。
へてろふぉびあ
	【ヘテロフォビア】
	◇[英]heterophobia
	○[心]異性恐怖症。
ぺてんけん
	【ペテン県】
	◇[西]Departamento del Peten、[英]Peten Department
	○グアテマラ北部の県。北部・西部をメキシコ、東部をベリー
	ズに隣接。
	 県都はフロレス(Flores)。
	 北東部にティカル国立公園(Tikal National Park)がある。
	 「エルペテン県([英]Province of El Peten)」とも呼ぶ。
へでんばーじゃいと
	【ヘデンバージャイト】
	◇[英]hedenbergite
	○[鉱]⇒かいてつきせき(灰鉄輝石)
★へど
	【反吐】
	【嘔吐】
	○飲食したものを口から吐(ハ)き戻すこと。その吐いた汚物。
	 「げろ」,「げろげろ」とも呼ぶ。
	◎「嘔吐」は「おうと」とも読む。
ぺーと
	【ペート】
	◇[伊]peto
	○(イタリア語で)屁。
	 ⇒へ(屁)(1)
[1]ぺど
	【ペド】
	◇[英]ped-/-ped
	○(1)[接頭辞](ped-)「足」を意味する語形成要素。
	◎ペダル(pedal):足の。
	 ペダロ(pedalo):水上自転車。
	 ペドメーター(pedometer):歩数計。
	 ペデストリアン(pedestrian):歩行者・競歩者。
	 エクスペディション(expedition):探検・遠征。
	○(2)[接尾辞](-ped)「足」を意味する語形成要素。
	◎バイペド(biped):二足動物。
	 クアドラペド(quadruped):四足獣。
	 ユニペド(uniped):一本足。
	 エクスペディション(expedition):探検・遠征。
[2]ぺど
	【ペド】
	◇[英]pedo-/ped-/paedo-/paed-
	○[接頭辞]「子供」を意味する語形成要素。
	◎ペドロギー(pedology):児童学・育児学。
	 ペドドンティクス(pedodontics):小児歯科。
	 ペドバプティズム(pedobaptism):幼児洗礼。
	 ペドフィリア(pedophilia,paedophilia):小児性愛。
	◎ギリシア語の「子供の(paido-,paid-)」から。
[3]ぺど
	【ペド】
	◇[英]pedo-/ped-
	○[接頭辞]「土壌」を意味する語形成要素。
	◎ペドロギー(pedology):土壌学。
	 ペダルファー(pedalfer):⇒ぺだるふぁー(ペダルファー)
	 ペドカル(pedocal):⇒ぺどかる(ペドカル)
	◎ギリシア語の「土壌・大地(pedon)」から。
[4]ぺど
	【ペド】
	◇[西]pedo
	○(スペイン語で)屁。
	 ⇒へ(屁)(1)
へとあら
	【ヘトアラ】
	【赫図阿拉】
	【黒図阿拉】
	◇[中]Hetu'ala(赫図阿拉)/Heitu'ala(黒図阿拉)
	○[歴]⇒こうけい(興京)
べどぅ
	【ベドゥ】
	◇Bedu
	○⇒べどうぃん(ベドウィン)(1)
へとぅあら
	【ヘトゥアラ】
	【赫図阿拉】
	【黒図阿拉】
	◇[中]Hetu'ala(赫図阿拉)/Heitu'ala(黒図阿拉)
	○[歴]⇒こうけい(興京)
べどうぃん
	【ベドウィン】
	◇[英]Bedouin
	○(1)アラビア系の遊牧民族。
	 北アフリカのサハラ砂漠を中心に遊牧生活を送る。
	 自称は「ベドゥ(Bedu)」。
	◎アラビア語で"(単数形)badawi(砂漠の住民)/(複数形)badu"。
	○(2)(転じて)浮浪者・遊牧の民。
ぺどかる
	【ペドカル】
	◇[英]pedocal
	○[地]乾燥地帯に特徴的な、炭酸カルシウムや酸化カルシウム
	(石灰)を豊富に含む土壌。
	 参照⇒ぺだるふぁー(ペダルファー)
	◎「土壌(pedo-)」と「カルシウム(-cal)」から。
べとこん
	【ベトコン】
	【越共】
	◇Vietcong/Viet Cong
	○[歴]南ベトナム解放民族戦線の略称。
	 ⇒みなみべとなむかいほうせんせん(南ベトナム解放民族戦
	線)
	◎[ベトナム語]「越南共産(Viet Nam Cong Sang)」の略。
べとぞく
	【ベト族】
	【越族】
	◇Viet
	○⇒きんぞく(キン族,京族)
★べとてる
	【ベトテル】
	◇Viettel
	○[通]ベトナム国防省傘下の携帯電話会社。
	◎1989. 6.(平成元)電子情報設備総公社として創立。
★べとなむ
	【ベトナム】
	【越南】
	◇Viet-Nam/Vietnam/Viet Nam
	○インドシナ東部の地名・国名。
	 「ヴェトナム」,「ヴィエトナム」とも呼ぶ。
	 参照⇒べとなむしゃかいしゅぎきょうわこく(ベトナム社会
	主義共和国)
	〈面積〉
	 33万平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)4,787万人。
	 1984(昭和59)5,831万人。
	 1988(昭和63)6,422人。
	◎近代以前は「安南(アンナン)」を参照。
	 参照⇒あんなん(アンナン,安南),こーちしな(コーチシナ,交
	趾支那),ぐえんちょう(グエン朝,阮朝)
★べとなむきょうわこく
	【ベトナム共和国】
	◇[英]Republic of Vietnam
	○[歴]インドシナ戦争が終結し、1955.10.(昭和30)ベトナム共
	和国成立。
	 1963.11.(昭和38)ズオン・バン・ミン(Duong Van Minh)(1916
	〜2001. 8. 6)、ゴ・ジン・ジエム(Ngo Dinh Diem)(1901〜1963)
	政権を倒し臨時政府を樹立し政権を握るが2ヶ月で失脚。
	 1967(昭和42)グエン・バン・チュー(Nguyen Van Thieu)(1923
	〜2001)、アメリカの巨大な支援で大統領に就任。
	 1973. 1.(昭和48)ベトナム和平協定、成立。
	 1975. 4.(昭和50)首都サイゴン(saigon)に解放戦線軍(北ベ
	トナム軍)が迫る中、チュー大統領が辞任。ミンが大統領に就
	任したが停戦交渉に失敗し、4.30無条件降伏のラジオ放送を行っ
	てサイゴンが陥落し降伏、政府は崩壊。
	 1976(昭和51)南北ベトナムが統一され、ベトナム社会主義共
	和国となる。
	 「南ベトナム(South Vietnam)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぐえんばんちゅー(グエン・バン・チュー),べとなむ
	しゃかいしゅぎきょうわこく(ベトナム社会主義共和国)
★べとなむしゃかいしゅぎきょうわこく
	【ベトナム社会主義共和国】
	◇[英]Socialist Republic of Viet Nam
	○
	 首都はハノイ(Hanoi)。
	〈歴代大統領〉
	 チャン・ドク・ルオン(Tran Duc Luong):1997. 9.24〜。
	〈歴代首相〉
	 ファン・バン・カイ(Phan Van Khai):1997. 9.29〜。
	◎地方行政:省([ベトナム語]Tinh *、[英]* Province)。
	◎1976(昭和51)南北ベトナムが統一され成立。
	 1978(昭和53)ソ越友好協力条約を締結。
	 1978.12.25(昭和53)ベトナム軍、カンボジア救国民族統一戦
	線とともにカンボジア東部に侵攻。
	 1989. 9.26(平成元)カンボジア駐留ベトナム軍、完全撤退。
	 1995. 7.(平成 7)アメリカ合衆国と国交。
★べとなむせんそう《べとなむせんさう》
	【ベトナム戦争】
	◇[英]the Vietnam War
	○[歴]
	 ソビエト連邦のアフガン侵攻と対比される。
	 「第二次イントシナ戦争(Second Indo-China War)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いんどしなせんそう(インドシナ戦争),[2]うぇすとも
	ーらんど(ウェストモーランド)
	◎1965. 2.(昭和40)米軍による北爆を開始。
	 1969.10.15(昭和44)アメリカ全土でベトナム反戦デモが起き
	る。
	 1973. 1.27(昭和48)ベトナム和平協定調印。
	 1975. 4.30(昭和50)サイゴンが陥落し、戦争の終結。
	◎韓国は1965(昭和40)アメリカの要請を受けてベトナムに派兵。
	約5万人の兵隊がベトナムに駐留、1972(昭和47)に撤収。戦死
	者は5千人に及ぶ。
	 ラオスのモン族の参戦:⇒もんぞく(モン族)
	◎最前線を南ベトナム兵が、次に朝鮮戦争のお礼奉公をする韓
	国軍が、その後ろにアメリカ軍が陣取っていたという。
	 韓国軍の死者は約5,000人。
	◎2002. 2.28(平成14)米国立公文書館が公開した電話録音テー
	プから、1972. 4.25(昭和47)ニクソン米大統領が北ベトナムに
	対して核爆弾の使用を検討し、キッシンジャー大統領補佐官が
	これに強く反対していたことが判明。
★べとなむみんしゅきょうわこく
	【ベトナム民主共和国】
	◇[英]Democratic Republic of Vietnam
	○[歴]
	 首都はハノイ(Hanoi)。
	 ベトナム戦争終結以前は、ベトナム共和国の別称南ベトナム
	に対し「北ベトナム(North Vietnam)」とも呼ばれた。
	◎1976(昭和51)南北ベトナムが統一され、ベトナム社会主義共
	和国となる。
	 参照⇒べとなむしゃかいしゅぎきょうわこく(ベトナム社会
	主義共和国)
べとびょう《べとびやう》
	【べと病】
	【露菌病】
	◇[英]downy mildew/mildew
	○[植][病]鞭毛菌類のツユカビ類の寄生によって起こる植物の
	病害。
	 葉の裏に黄褐色〜淡褐色の斑紋(ハンモン)が生じ、やがて裏側一
	面に綿毛(downy)のようにカビ(黴)が密生して枯れ、雨が降る
	とべとべとになって落ちる。
	 ウリ類・ダイス(大豆)など多くの野菜類やブドウ(葡萄)・ホッ
	プなど多くの作物に発生する。
	 予防はボルドー液・ジネブ(Zineb)剤などを散布。
	 参照⇒ぼるどーえき(ボルドー液),うどんこびょう(うどんこ
	病,うどん粉病,饂飩粉病)
ぺどふぁいる
	【ペドファイル】
	◇[英]pedophile/paedophile
	○[心]異常な幼児愛好者・小児性愛嗜好(シコウ)の人。
	 参照⇒ぺどふぃりあ(ペドフィリア)
ぺどふぃりあ
	【ペドフィリア】
	◇[英]pedophilia/paedophilia
	○[心]小児性愛。
	◎女児への小児性愛:⇒ろりーたこんぶれっくす(ロリータ・
	コンプレックス)
	 男児への小児性愛:⇒しょたこん(ショタコン)
★べーとーべん
	【ベートーベン】
	◇Ludwig van Beethoven(ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートー
	ベン)
	○[人]ドイツの作曲家(1770〜1827)。
	◎バッハ(Bach)・ブラームス(Brahms)と並んで、音楽界の三大
	Bと呼ばれる。
へとまん
	【ヘトマン】
	◇Hetman
	○(1)[古]ポーランドの軍司令官。
	○(2)[古]コサックの首長。
べとみん
	【ベトミン】
	【越盟】
	◇Vietminh/Viet Minh
	○[歴]ベトナム独立同盟。
	◎1941. 5.(昭和16)組織。
	◎[ベトナム語]「越南独立同盟会(Viet Nam Doc Lap Dong Minh 
	Hoi)」の略。
ぺどめーたー
	【ペドメーター】
	◇[英]pedometer
	○[運]⇒ほすうけい(歩数計)
べどもすち
	【ベドモスチ】
	◇[露]Vedomosti
	○[通]ロシアの経済日刊紙。
	◎ロシア文字では"Ведомости"。
へどら
	【ヘドラ】
	◇-hedra
	○[接尾辞]ヘドロン(-hedron)の複数形。
	 ⇒へどろん(ヘドロン)
ぺとら
	【ペトラ】
	◇[英]Petra
	○[人]キリスト教圏の女性名。
	◎「岩・石」の意味。
	 キリスト十二使徒の一人ペテロ([希]Petros)の女性形。
	 英語の男性形は「ピーター(Peter)」。
	 参照⇒ぺとろ(ペトロ)
ぺどら
	【ペドラ】
	◇[葡]pedra
	○(ポルトガル語で)石。
★ぺとらいせき《ぺとらゐせき》
	【ペトラ遺跡】
	◇[英]Petra site
	○[歴]ヨルダン南西部、アカバ州(Muhafazat al Aqaba)北部に
	ある古代都市遺跡。
	 紀元前後、ナバテ王国(Nabatean Kingdom)の首都として栄え
	た。
	◎ギリシア語の「岩(petro)」から。
べどらむ
	【ベドラム】
	◇[英]bedlam
	○(1)[古][俗]精神科病院の差別語。
	 ⇒せいしんかびょういん(精神科病院)
	◎もとロンドンにあった聖ベツレヘムのマリア病院の俗称から。
	 参照⇒べたにあのまりあ(ベタニアのマリア)
	○(2)(転じて)大混乱・大騒ぎ。また、その場所。
へどらる
	【ヘドラル】
	◇-hedral
	○[接尾辞]「……の辺から成る、……の面から成る」の意味の形
	容詞形を作る語形成要素。
	◎名詞形は「ヘドロン(-hedron)」。
★ぺとらるか
	【ペトラルカ】
	◇Francesco Petrarca(フランチェスコ・ペトラルカ)
	○[人]イタリアの詩人・人文学者(1304〜1374)。
[1]ぺとり
	【ペトリ】
	◇Julius Richard Petri
	○[人]ドイツの細菌学者(1852. 5.31〜1921.12.20)。
	 ふた付き細菌培養用容器のペトリ皿([英]Petri dish)(シャ
	ーレ)を考案。
[2]ぺとり
	【ペトリ】
	◇William Matthew Flinders Petrie
	○[人]イギリスの考古学者(1853〜1942)。
	 エジプト各地の古代遺跡を発掘・調査し、エジプト考古学を
	確立。
	 エジプト大英考古学学院を創立。
	 著書は『考古学の方法と目的』・『エジプト史』など。
	 「ペトリー」,「ピートリー」とも呼ぶ。
	◎その科学的な方法論は、浜田耕作(1881〜1938)を通して日本
	の考古学学界に大きな影響を与えた。
ぺとりー
	【ペトリー】
	◇William Matthew Flinders Petrie
	○[人]⇒[2]ぺとり(ペトリ)
ぺとりおっと
	【ペトリオット】
	◇[英]patriot、ギリシア語の「同胞」から。
	○⇒ぱとりおっと(パトリオット)
ぺとりざら
	【ペトリ皿】
	◇[英]Petri dish
	○[医][化]⇒しゃーれ(シャーレ)(4)
ぺとりふぁくしょん
	【ペトリファクション】
	◇[英]petrifaction
	○(1)(英語で)化石。
	○(2)(英語で)化石作用(lapidification)。
	 「ペトリフィケイション(petrification)」とも呼ぶ。
ぺとりふぃけいしょん
	【ペトリフィケイション】
	◇[英]petrification
	○⇒ぺとりふぁくしょん(ペトリファクション)
ぺとるす
	【ペトルス】
	◇[独]Petrus、[希]Petros(岩)
	○[聖][人]⇒ぺてろ(ペテロ)
ぺどれいる
	【ペドレイル】
	◇[英]pedrail
	○⇒きゃたぴらー(キャタピラー)(2)
ぺどれーる
	【ペドレール】
	◇[英]pedrail
	○⇒きゃたぴらー(キャタピラー)(2)
★へどろ
	【へどろ】
	【ヘドロ】
	○(1)流れのよどんだところに堆積した泥質物。
	○(2)特に、工場廃水や産業廃棄物などの汚染物質を含む泥。
	◎1970. 8.11(昭和45)静岡県田子ノ浦港で、製紙工場がたれ流
	す汚水が海底に堆積したヘドロ追放の抗議集会が開催。
ぺとろ
	【ペトロ】
	◇[英]petro-/petri-/petr-
	○(1)[接頭辞]「石・岩」を表す語形成要素。
	○(2)[接頭辞]「石油」を表す語形成要素。
	◎母音の前では"petr-"となる。
	 ギリシア語の「岩(petra)」・「石(petros)」から。
ぺどろ
	【ペドロ】
	◇Pedro
	○[人]ブラジル皇帝の名前。
	 一世:⇒ぺどろいっせい(ペドロ一世,ペドロ1世)
	 二世:⇒ぺどろにせい(ペドロ二世,ペドロ2世)
ぺどろいっせい
	【ペドロ一世】
	【ペドロ1世】
	◇Pedro I
	○[人]ブラジル皇帝(1798〜1834)。在位:1822〜1831。ポルト
	ガル国王ジョアン六世(Joao VI)の子、ペドロ二世の父。
	 1822(文政 5)ポルトガルからの独立を宣言し、皇帝となる。
ぺどろぎー
	【ペドロギー】
	◇[英]pedology
	○(1)[教]児童学・育児学。
	○(2)[地]土壌学。
ぺとろぐりふ
	【ペトログリフ】
	◇[英]petroglyph
	○[歴](有史前の)岩石彫刻や岩絵。
ぺとろざヴぉーつく
	【ペトロザヴォーツク】
	◇Petorozavodsk
	○⇒ぺとろざぼーつく(ペトロザボーツク)
ぺとろざぼーつく
	【ペトロザボーツク】
	◇Petorozavodsk
	○ロシア連邦北西部、カレリア共和国の首都。
	 オネガ湖の西岸に位置する港湾都市。
	 「ペトロザヴォーツク」とも呼ぶ。
ぺとろなす
	【ペトロナス】
	◇[マレー語]PETRONAS/Petroleum Nasional Berhad
	○[経]マレーシアの国営石油会社。
ぺとろなすたわー
	【ペトロナスタワー】
	◇[英]Petronas Tower
	○[建]マレーシアのクアラルンプールにある高さ451.9メート
	ルの2棟の超高層ビル。88階建て。鉄筋コンクリート造。
	 ペトロナス(マレーシア国営石油会社)、所有。
	 「ペトロナスタワーズ」,「ペトロナスツインタワー」とも呼ぶ。
	◎1997(平成 9)日本の建設会社ハザマと韓国の建設会社三星の
	施工により、竣工。
	 2003.10.17(平成15)台北国際金融ビル(Taipei101)
	(508メートル)に尖塔が取り付けられて世界一の座を譲る。
	◎シカゴのシアーズタワーは442メートル。
ぺとろなすたわーず
	【ペトロナスタワーズ】
	◇[英]Petronas Towers
	○[建]⇒ぺとろなすたわー(ペトロナスタワー)
ぺとろなすついんたわー
	【ペトロナスツインタワー】
	◇[英]Petronas Twin Tower
	○[建]⇒ぺとろなすたわー(ペトロナスタワー)
ぺとろにあす
	【ペトロニアス】
	◇Petronius
	○(1)[人]⇒ぺとろにうす(ペトロニウス)
	○(2)[鉱]アメリカの大手石油会社シェブロン(Chevron)が所有
	する、メキシコ湾岸にあるオフショア産油施設の一つ。
ぺとろにうす
	【ペトロニウス】
	◇Gaius Petronius(ガイウス・ペトロニウス)
	○[人]古代ローマの政治家・作家(〜AD.  66)。
	 皇帝ネロの寵臣(チョウシン)で、のち寵を失って自殺をしいられ
	た。
	 作品は『サチュリコン(Petronii arbitri satyricon)』。
	◎シェンキェビッチ(Sienkiewicz)の長編歴史小説『クオ・バ
	ディス(Quo Vadis)』にも登場する。
ぺどろにせい
	【ペドロ二世】
	【ペドロ2世】
	◇Pedro II
	○[人]ブラジル皇帝(1825〜1891)。在位:1831〜1889。ペドロ
	一世(Pedro I)の子。
	 1889(明治22)革命で退位し、ヨーロッパに亡命。
ぺとろぱぶろふすく
	【ペトロパブロフスク】
	◇Petropavlovsk
	○(1)中央アジア、カザフスタン共和国北部の都市。北カザフ
	スタン州(Soltustik Qazaqstan Oblysy)の州都。
	 シベリア鉄道本線が通り、首都アスタナ(Astana)に通じるカ
	ザフ鉄道の起点。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)23万9,000人。
	○(2)[軍]ロシア帝国の戦艦。
	 1万0,960トン。
	◎1899(明治32)竣工。
	 1904. 4.13(明治37)旅順港外で日本が敷設した機雷に触れて
	沈没。マカロフ(S.O.Makarov)太平洋艦隊司令長官ら600人以上
	が戦死。
ぺとろぱぶろふすくかむちゃつきー
	【ペトロパブロフスクカムチャツキー】
	【ペトロパブロフスク・カムチャツキー】
	◇Petropavlovsk-Kamchatskij
	○ロシア共和国極東のカムチャツカ半島南東、カムチャツカ州
	(Kamchatskaya Oblast)の州都。太平洋に面する。
	 北緯53.04°、東経158.64°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)21万5,000人。
	 1989(平成元)23万人。
	 2000(平成12)19万4,100人。
	 2002(平成14)18万8,800人。
	◎ロシア文字では"Петропавловск-Камчат
	ский"。
ぺどろふあんかばじぇろ
	【ペドロフアンカバジェロ】
	◇Pedro Juan Caballero
	○パラグアイ東部、アマンバイ県(Departamento del Amambay)
	北東端にある州都。
	 南緯22.53°、西経55.75°の地。
	 東部をブラジルのポンタポラ(Ponta Pora)に隣接。
	〈人口〉
	 1992(平成 4)5万3,600人。
	 2002(平成14)6万4,200人。
	 2003(平成15)6万6,400人。
ぺとろぶらす
	【ペトロブラス】
	【Petrobras】
	◇[西]Petroleo Brasileiro SA
	○[経]ブラジルの国営石油会社。
ぺとろべとなむ
	【ペトロベトナム】
	◇PetroVietnam
	○[経]ベトナムの石油ガス公社。
ぺとろりあむ
	【ペトロリアム】
	◇[英]petroleum
	○(英語で)石油。
	 ⇒せきゆ(石油)(1)
ぺとろーりあむ
	【ペトローリアム】
	◇[英]petroleum
	○(英語で)石油。
	 ⇒せきゆ(石油)(1)
へどろん
	【ヘドロン】
	◇(単数形)-hedron/(複数形)-hedra
	○[接尾辞]「……の辺から成る、……の面から成る」の意味の名
	詞形を作る語形成要素。
	◎ホロヘドロン(holohedron):全面結晶体。
	 トリヘドロン(trihedron):三面体。
	 テトラヘドロン(tetrahedoron):四面体。
	 ペンタヘドロン(pentahedron):五面体。
	 ヘキサヘドロン(hexahedron):六面体。
	 ヘプタヘドロン(heptahedron):七面体。
	 オクタヘドロン(octahedoron):八面体。
	 エニアヘドロン(enneahedron):九面体。
	 デカヘドロン(decahedron):十面体。
	 ヘンデカヘドロン(hendecahedoron):十一面体。
	 ドデカヘドロン(dodecahedron):十二面体。
	 アイコサヘドロン(icosahedron):二十面体。
	 ポリヘドロン(polyhedron):多面体。
	◎複数形は「ヘドラ(-hedra)」。
	 形容詞形は「ヘドラル(-hedral)」。
べとん
	【ベトン】
	◇[フ]beton
	○[建](フランス語で)コンクリート。
	 ⇒こんくりーと(コンクリート,混凝土)
べとーん
	【ベトーン】
	◇[独]Beton
	○[建](ドイツ語で)コンクリート。
	 ⇒こんくりーと(コンクリート,混凝土)
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