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百 科 辞 書 《へる》 編集:獨 澄旻
-------- へる --------------------------------------------------
へる
【ヘル】
◇[英]hell
○(英語で)地獄。
⇔へぶん(heaven)(2)
★[1]べる
【ベル】
◇[英]bell
○(1)(教会などの)鐘(カネ)・釣り鐘。
参照⇒かりよん(カリヨン)(1)
○(2)金属やガラスでできた、呼び鈴(リン)。
○(3)[電](特に)電磁石で打ち鳴らす呼び鈴。
「電鈴(デンレイ)」とも呼ぶ。
参照⇒よびりん(呼び鈴)
◎ベルを使わずに、電磁石で振動板を振動させるものは「ブザ
ー(buzzer)」。
○(4)[通]電話機の呼び鈴。
○(5)[交]自転車に付いている、警告のための鈴。
○(6)[楽]オーケストラで用いる打楽器の一種。
音律順に長い金属管を吊り並べたもので、槌(ツチ)で叩(タタ)い
て演奏する。
○(7)ハンドベル(handbell)の略称。
⇒はんどべる(ハンドベル)
○(8)カウベル(cowbell)の略称。
⇒かうべる(カウベル)
[2]べる
【ベル】
◇[英]Bell
○女性名イザペル(Isabel)の愛称。
[3]べる
【ベル】
◇Andrew Bell
○[人]スコットランドの印刷業者(1726〜1809)。
マクファーカー(Colin MacFarquhar)(1745ころ〜1793)とと
もにブリタニカ百科辞典(Encyclopaedia Britannica)の初版を
販売。
参照⇒ぷりたにかひゃっかじてん(ブリタニカ百科辞典)
[4]べる
【ベル】
◇Andrew Bell
○[人]スコットランドの教育家(1753〜1838)。
[5]べる
【ベル】
◇Acton Bell(アクトン・ベル)
○[人]⇒[3]ぶろんて(ブロンテ)
[6]べる
【ベル】
◇Alexander Graham Bell(グラハム・ベル)
○[人]アメリカの物理学者・発明家(1847〜1922)。スコットラ
ンド生れ。
音声生理学・発声法の研究から聾(ロウ)教育に尽力。
1871(明治 4)アメリカに移住。
1875(明治 8)音声を電流によって伝送する磁石式電話機を発
明し、1876(明治 9)特許を取得。
1877(明治10)ベル電話会社(Bell Telephone Co.)を創設。
1882(明治15)アメリカに帰化。
[7]べる
【ベル】
◇Daniel Bell
○[人]アメリカのジャーナリスト・社会学者(1919〜)。本名は
"Daniel Bolotsky"。
[1]べーる
【ベール】
◇[英]veil
○(1)[服]つつしみを表すため、婦人が頭からかぶって顔を覆
(オオ)い隠す薄い布。
「面紗(メンシャ)」とも呼ぶ。
◎修道女:⇒うぃんぷる(ウィンプル)(2)
○(2)[服]装飾のため、婦人帽の縁からたらす網または薄い布。
参照⇒へにん(ヘニン)
◎暑さ除け:⇒はぶろっく(ハブロック)
○(3)(転じて)見えないように包み隠すもの。
◎神秘のベール
[2]べーる
【ベール】
◇[フ]vert
○(1)[色](フランス語で)緑色。
「ヴェール」とも呼ぶ。
○(2)(フランス語で)未熟な・未熟の。
◎プチベール:⇒ぷちべーる(プチベール)
[3]べーる
【ベール】
◇Pierre Bayle
○[人]フランスの哲学者(1647〜1706)。
ぺるー
【ペルー】
【秘露】
【白露】
◇Peru
○南アメリカ北西部、太平洋岸の共和国。正称はペルー共和国
(Republic of Peru)。
首都はリマ(Lima)。公用語はスペイン語・ケチュア語。通貨
はソル。国花はサンフラワー(カンツータ)。
〈面積〉
128万5,215.60平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)1,652万人。
1988(昭和63)2,125万人。
1993(平成 5)2,263万9,400人。
2004(平成16)2,763万9,000人。
〈歴代大統領〉
アルベルト・フジモリ(Alberto Fijimori)(1938〜):1990〜
2000。
アレハンドロ・トレド・マンリケ(Alejandro Toledo Manri-
que)(1946〜):2001〜。
〈歴代首相〉
ソラリ(Luis Solari)(1948〜):2002〜2003。
ベアトリス・メリノ(Beatriz Merino)(1947〜):2003. 6.28
〜。
◎県(州):[西]Departamento de *、[英]* Department。
郡:[西]Provincia de *、[英]* District。
◎もとインカ帝国の地。
1532年、スペインが征服。
1821(文政 4)独立。
2003. 6.28(平成15)トレド大統領、ベアトリス・メリノ国税
庁長官を首相に任命(同国初の女性首相)。
◎独立記念日:7月28日。
[1]ぺーる
【ペール】
◇[フ]pere
○(フランス語で)父・お父さん。
◎パパは「パパ(papa)」、お母さんは「メール(mere)」。
[2]ぺーる
【ペール】
◇[フ]perle
○(1)(フランス語で)真珠(シンジュ)。
⇒しんじゅ(真珠)
○(2)(フランス語で)ビーズ([英]beads)。
⇒びーず(ビーズ)
べるいまん
【ベルイマン】
◇Ingmar Bergman(イングマール・ベルイマン)
○[人]スウェーデンの映画監督・演出家(1918. 7.14〜2007. 7.
30)。ウプサラ(Uppsala)生れ。
ストックホルム大学で演劇を学ぶ。
1944(昭和19)映画会社に入社。
1946(昭和21)『危機』で初監督。
作品は1952(昭和27)『不良少女モニカ』・1956(昭和31)『第
七の封印』・1957(昭和32)『野いちご』・1958(昭和33)『女は
それを待っている』・1959(昭和34)『処女の泉』・1961(昭和
36)『鏡の中にある如く』・1962(昭和37)『冬の光』・1963(昭
和38)『沈黙』・1982(昭和57)『ファニーとアレクサンデル』
・2003(平成15)『サラバン』など。
べるえあ
【ベルエア】
◇Bel Air
○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)北東
部のハーフォード郡(Harford County)中西部にある郡都。
べるえあ
【ベルエア】
【ベル・エア】
◇Bel-Air
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南部のロスアンゼルス市(Los Angeles Ctit)北西部の高
級住宅街。
東方にハリウッド(Hollywood)がある。
べるーが
【ベルーガ】
◇[英]beluga
○(1)[魚]シロチョウザメの英名。
⇒ちょうざめ(チョウザメ,蝶鮫)
○(2)[哺]シロイルカ(white whale)の英名。
⇒しろいるか(シロイルカ,白海豚)
○(3)[空]エアバスインダストリー社製の大型貨物輸送機(A−
300−600ST)の愛称。
最大積載量が47トン、貨物室の容積1,400立方メートル、航
続距離は1,660キロメートル。
参照⇒えーさんびゃく(A−300,A300)
★ぺるーかいりゅう《ぺるーかいりう》
【ペルー海流】
◇[英]Peru Current
○[海]
「フンボルト海流(Humboldt Current)」とも呼ぶ。
参照⇒えるにーにょ(エル・ニーニョ)
べるがーど
【ベルガード】
◇[英]bellguard
○[運]フェンシング用の剣フルーレ([フ]fleuret)の半球状の
ツバ(鐔)。
参照⇒ふるーれ(フルーレ)
べるがま
【ベルガマ】
◇Bergama
○トルコ西部、イズミル県(Izmir Ili)北部の都市。
古代都市国家ペルガモン(Pergamon)の遺跡がある。
参照⇒ぺるがもん(ペルガモン)
ぺるがむむ
【ペルガムム】
◇[英]Pergamum
○[歴]⇒ぺるがもん(ペルガモン)
ぺるがめんと
【ペルガメント】
◇[独]Pergament
○羊皮紙。
⇒ようひし(羊皮紙)
◎小アジアのペルガモン(Pergamon)で発明された事から。
参照⇒ぺるがもん(ペルガモン)
べるがも
【ベルガモ】
◇Bergamo
○(1)(Provincia di Bergamo)⇒べるがもけん(ベルガモ県)
○(2)イタリア北部、ロンバルディア州(Regione Lombardia)ベ
ルガモ県の県都。
〈人口〉
1969(昭和44)12万4,968人。
1994(平成 6)11万5,889人。
べるがもけん
【ベルガモ県】
◇[伊]Provincia di Bergamo、[英]Bergamo District/Bergamo
Province
○イタリア北部、ロンバルディア州(Regione Lombardia)の県。
県都はベルガモ。
べるがもっと
【ベルガモット】
◇[英]bergamot
○(1)[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)の常緑
低木。アジア原産。
南ヨーロッパ、特にイタリアで多く栽培されている。
ベルガモットオイル(oil)を抽出する。
「ベルガモットオレンジ(orange)」とも呼ぶ。
◎学名は"Citrus bergamia"。
○(2)(1)の未熟果の果皮から抽出した香油。
香料としてオーデコロン・石鹸や紅茶などに使用する。
「ベルガモットオイル(oil)」,「ベルガモット油」とも呼ぶ。
○(3)[植]地中海ミント(Mediterranean mint)。
◎学名は"Mentha citrata"。
○(4)[植](wild bergamot)ヤグルマハッカ(矢車薄荷)。
⇒やぐるまはっか(ヤグルマハッカ,矢車薄荷)
◎学名は"Monarda fistulosa"。
○(5)[植](bee balm)タイマツバナ(松明花)。
⇒たいまつばな(タイマツバナ,松明花)
◎学名は"Monarda didyma"。
○(6)[植]ナシ(梨)の一種。
◎トルコ語の「紳士(bey)のナシ(armut)」から。
べるがもっとおいる
【ベルガモットオイル】
【ベルガモット・オイル】
◇[英]bergamot oil
○⇒べるがもっと(ベルガモット)(2)
べるがもっとおれんじ
【ベルガモットオレンジ】
【ベルガモット・オレンジ】
◇[英]bergamot orange
○(1)[植]⇒べるがもっと(ベルガモット)(1)
○(2)[植](1)の果実。
べるがもっとゆ
【ベルガモット油】
◇[英]bergamot oil
○⇒べるがもっと(ベルガモット)(2)
ぺるがもん
【ペルガモン】
◇Pergamon
○[歴]小アジア北西部にあった都市国家(ポリス)。
アレクサンドリアと並ぶヘレニズム文化の中心地。
現在はトルコ領のベルガマ(Bergama)。
「ペルガムム([英]Pergamum)」とも呼ぶ。
参照⇒ぺるがめんと(ペルガメント)
ぺるがもんのがれん
【ペルガモンのガレン】
◇[英]Galen of Pergamum
○[人]⇒がれのす(ガレノス)
べるぎー
【ベルギー】
【白耳義】
◇[フラマン語]Belgie、[英]Belgium
○ヨーロッパ北西部の王国。
首都はブリュッセル(Brussel)。
公用語はフラマン語(オランダ語の一方言)・ワロン語(フラ
ンス語の一方言)・ドイツ語。北部がフラマン語地区、南部が
ワロン語地区。
ユーロ圏の一国。
参照⇒ふらまんごちく(フラマン語地区),わろんごちく(ワロ
ン語地区)
〈面積〉
3万0,519平方キロメートル。
〈人口〉
1971(昭和46) 973万人。
1977(昭和52) 993万人(「理科年表」昭和55)。
1984(昭和59) 988万人。
1988(昭和63) 992万人。
1997(平成 9)1,019万人。
1999(平成11)1,021万3,752人(推計)。
〈歴代国王〉
アルベール二世(Albert II):1993. 8. 9〜。
〈歴代首相〉
ヒー・フェルホフスタット(Guy Verhofstadt):1999. 7.12
〜。
◎州:Provincie *、[フ]Province de(du) *、[英]Province
of *。
◎1815(文化12)オランダに併合。
1830(文政13)七月革命により、翌年オランダから立憲君主国
として独立。
かつてヨーロッパ各国が争ったので、「コックピット([英]
cockpit)(闘鶏場)」の別称がある。
◎旧通貨はベルギー・フラン(Franc)。
◎中国では「比利時(Bilishi)」と書く。
へるきゃっと
【ヘルキャット】
◇[英]hellcat
○(1)鬼婆(オニババ)・性悪女(ショウワルオンナ)。魔女。
◎ヨーロッパでは黒ネコ(cat)は魔女の使いと考えられていた。
○(2)[軍](Hellcat)第二次世界大戦中のアメリカ軍の戦闘機、
グラマンF−6Fの通称。
ゼロ戦に対抗するため戦時中に設計・開発されて戦線に投入
されたため、日本では単に「グラマン」とも呼ぶ。
ぺーるぎゅんと
【ペール・ギュント】
◇Peer Gynt
○(1)[劇]イプセン(Henrik Ibsen)の戯曲。5幕。
ノルウェー民話の伝説的人物、無節操で楽天的な夢想家ペー
ル・ギュントが、富と快楽と冒険を求めて放浪し、最後に失い
かけた自己を故郷の恋人ソルベーグ(ソールバク)(Solveig)の
愛によって現実に目覚めるまでの人生遍歴を描く。
◎1867(慶応 3)刊行。
1876(明治 9)クリスチャニア(現:オスロ)で初公演。
○(2)[楽]グリーグ(Edvard Hagerup Grieg)作曲の管弦楽曲。
1875(明治 8)イプセンの求めに応じて戯曲『ペール・ギュン
ト』の付随音楽として作曲され、翌年の初公演で初演奏。
のち、二つの管弦楽用組曲に編曲された。
『ソルベーグの歌』・『アニトラの踊り』・『オーセの死』
など。
べるく
【ベルク】
◇[独](単数形)Berg/(複数形)Berge(ベルゲ)
○(ドイツ語で)山。
◎ゲビルゲ(Gebirge):山脈。
ベルクバーン(Bergbahn):登山鉄道。
ベルクバハト(Bergwacht):山岳救助隊。
べるぐそん
【ベルグソン】
◇Henri Louis Bergson(アンリ・ベルグソン)
○[人]フランスの哲学者(1859〜1941)。
1907(明治40)『創造的進化(L'evolution creatrice)』で「生
命の躍動(elan vital)(エラン・ビタル)」を説く。
1927(昭和 2)ノーベル文学賞を受賞。
べるくばはと
【ベルクバハト】
◇[独]Bergwacht(ベルクヴァハト)、[英]mountain rescue ser-
vice
○山岳救助隊。
べるくばーん
【ベルクバーン】
◇[独]Bergbahn、[英]mountain railway
○[交]登山鉄道・山岳鉄道。
べるぐらす
【ベルグラス】
◇[英]bell glass
○[化]⇒べるじゃー(ベルジャー)
べるぐらーど
【ベルグラード】
◇[英]Belgrade
○ベオグラード(Beograd)の英語名。
⇒べおぐらーど(ベオグラード)
へるくらねうむ
【ヘルクラネウム】
◇[羅]Herculaneum
○[歴]イタリア南部、ベスビオ火山(Vulcano Vesuvio)の麓(フモ
ト)にあった古代イタリアの都市。また、その遺跡。
ナポリ(Napoli)の東約8キロメートルで、現在のエルコラー
ノ(Ercolano)。
紀元前6世紀にギリシアの植民市として建設。
BC. 89、ローマ領となる。
AD. 79. 8、ベスビオ火山の大噴火によりポンペイ(Pompei)
とともに埋没。
1709(宝永 6)井戸を掘っていた農夫がコロシアム(劇場)を発
見。
◎名前はギリシア神話のヘラクレス([希]Herakles)、ローマ名
ヘルクレス(Hercules)に由来(ユライ)する。
へるくれす
【ヘルクレス】
◇[羅]Hercules
○[ギ神]⇒へらくれす(ヘラクレス)
[1]べるぐれーど
【ベルグレード】
◇[英]Belgrade
○ベオグラード(Beograd)の英語名。
⇒べおぐらーど(ベオグラード)
[2]べるぐれーど
【ベルグレード】
◇Belle Glade
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ半島南東部のパームビーチ
郡(Palm Beach County)の町。
べるぐれーびあ
【ベルグレービア】
◇Belgravia
○イギリスの首都ロンドン西部、ハイドパーク(Hyde Park)(公
園)に隣接する高級住宅地。
べるげ
【ベルゲ】
◇[独](複数形)Berge/(単数形)Berg(ベルク)
○(ドイツ語で)山々。
◎ゲビルゲ(Gebirge):山脈。
べるげしゅれっぱー
【ベルゲシュレッパー】
◇[独]Bergeschlepper
○[軍](戦車の)回収用トラクター。
べるげん
【ベルゲン】
◇Bergen
○ノルウェー南西部、ホルダラン県(Hordaland Fylke)西部に
ある県都。大西洋岸のフィヨルドに面する港湾都市。同国第2
の都市。
ヨーロッパ有数の漁業基地で、水産加工・造船・鉄鋼業・海
運業なども発達。
〈人口〉
1987(昭和62)20万9,000人。
1992(平成 4)21万5,967人(推計)。
◎1979(昭和54)ハンザ同盟時代のドイツ人居留地区ブリッゲン
(Bryggen)が世界文化遺産に登録。
へるごらんと
【ヘルゴラント】
◇[独]Helgoland
○[地]⇒へるごらんど(ヘルゴランド)
へるごらんど
【ヘルゴランド】
◇[独]Helgoland(ヘルゴラント)
○[地]ドイツ北西部の北海([独]Nordsee)、エルベ川(Fluss
Elbe)下流のヘルゴランド湾(Helgolaender Bucht)にある小島。
観光地。
「ヘルゴランド島(Insel Helgoland)」,「ヘリゴランド([英]
Heligoland)」とも呼ぶ。
〈面積〉
約1.50平方キロメートル。
◎1885. 2.17(明治18)アフリカのドイツ保護領ザンジバル(Zan-
zibar)と交換にイギリス領からドイツ領となる。
へるごらんどとう《へるごらんどたう》
【ヘルゴランド島】
◇[独]Insel Helgoland
○[地]⇒へるごらんど(ヘルゴランド)
へるごらんどわん
【ヘルゴランド湾】
◇[独]Helgolaender Bucht/Bei Helgoland
○[地]ドイツ北西部、エルベ川(Fluss Elbe)が注(ソソ)ぐ北海の
湾。
「ヘリゴランド湾([英]Heligoland Bight)」,「ヘリゴランド・
バイト」とも呼ぶ。
★へるごらんどわんかいせん
【ヘルゴランド湾海戦】
◇[独]Seegefecht Bei Helgoland
○[歴]第一次世界大戦初期の1914. 8.28(大正 3)、北海のヘル
ゴランド湾で行われたイギリス艦隊とドイツ艦隊の海戦。
イギリス艦隊が大勝。
「ヘリゴランド湾海戦(Battle of Heligoland Bight)」,「ヘリ
ゴランド沖海戦」とも呼ぶ。
べるごろど
【ベルゴロド】
◇Belgorod
○(1)(Belgorodskaya Oblast)⇒べるごろどしゅう(ベルゴロド
州)
○(2)ロシア連邦南西部、ベルゴロド州中西部にある州都。
べるごろどしゅう《べるごろどしう》
【ベルゴロド州】
◇[露]Belgorodskaya Oblast、[英]Belgorod Region
○ロシア連邦南西部の州。南部をウクライナに隣接。
州都はベルゴロド(Belgorod)。
★べるさいゆ
【ベルサイユ】
◇Versailles
○フランス、パリ南西方18キロメートルにある都市。
「ヴェルサイユ」とも書く。
◎ベルサイユ宮殿,ベルサイユ条約
★べるさいゆきゅうでん
【ベルサイユ宮殿】
◇[フ]Palais de Versailles、[英]the Versailles Palace
○フランスのベルサイユにあるルイ王朝バロック様式の大宮殿。
◎1919. 6.(大正 8)ベルサイユ条約の調印が行われる。
1979(昭和54)世界文化遺産に登録。
★べるさいゆじょうやく《べるさいゆでうやく》
【ベルサイユ条約】
◇[英]Treaty of Versailles
○(1)[歴]
○(2)[歴]1919. 6.(大正 8)第一次世界大戦の戦後処理。
参照⇒なんようちょう(南洋庁),こうしゅうわん(膠州湾)
◎1918. 3.(大正 7)のブレスト・リトフスク条約(Treaty of
Brest-Litovsk)は無効となった。
1924(大正13)ドーズ案(Dawes Plan)、採択。
1930(昭和 5)ヤング案(Young Plan)、採択。
2010.10. 3(平成22)ドイツ政府、賠償金を完済。
ぺるさっりぇーれ
【ベルサッリェーレ】
◇[伊]bersagliere
○(1)(イタリア語で)邁進する人。
○(2)[軍](イタリア語で)狙撃手(ソゲキシュ)・狙撃兵。
参照⇒ちぇっきーの(チェッキーノ)
べるさっりょ
【ベルサッリョ】
◇[伊]bersaglio
○標的・ターゲット。
ぺるし
【ペルシ】
◇[フ]persil
○[植](フランス語で)パセリ([英]parsley)。
⇒ぱせり(パセリ)
★ぺるしあ
【ペルシア】
【波斯】
◇Persia
○[歴]イランの旧称。
「ペルシャ」とも、なまって「ハルシャ(波斯)」とも呼ぶ。
◎アケメネス朝(BC. 550〜BC. 331):⇒あけめねすちょう(ア
ケメネス朝)
1935(昭和10)イランと改称。
◎語源:⇒ぺるしす(ペルシス)
◎ペルシア絨毯(ジュウタン),ペルシア革,ベルシア猫
ぺるじあ
【ペルジア】
◇[伊]Perugia、[フ]Perouse
○イタリア中央部、ウンブリア州(regione Umbria)中央部にあ
る州都。
北緯43.11°、東経12.39°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)15万0,600人。
2002(平成14)15万8,200人。
ぺるしあがわ《ぺるしあがは》
【ペルシア革】
【波斯革】
○⇒はるしゃがわ(波斯革)
ぺるしあていこく
【ペルシア帝国】
◇[英]Persian Empire
○[歴]⇒あけめねすちょう(アケメネス朝)
ぺるしあわん
【ペルシア湾】
◇[英]Persian Gulf
○[地]イラン(ペルシア)とアラビア半島に囲まれた、アラビア
海(Arabian Sea)の湾。面積、約23万3,100平方キロメートル。
「ペルシャ湾」,「アラビア湾(Arabian Gulf)」とも呼ぶ。
旧称は「緑海(リョッカイ)(Green Gulf)」。
◎地中海の一つとすることもある。
アラビア半島の反対側は「紅海([英]Red Sea)」。
べるじぇたいさ
【ベルジェ大佐】
◇[フ]Colonel Berger
○[人]⇒まるろー(マルロー)
べーるしぇば
【ベールシェバ】
◇Be'er Sheva/Beer Sheva/Beersheba
○イスラエル南部、ハダロム地区(Mehoz HaDarom)の中北部に
ある行政所在地。
北緯31.25°、東経34.80°の地。
「ベエルシェバ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1983(昭和58)11万0,800人。
1995(平成 7)15万2,800人。
2003(平成15)18万6,900人。
2004(平成16)19万1,800人。
へるしお
【ヘルシオ】
◇[登録商標]Healsio
○[食]シャープ社製の調理器具ウォーターオーブンの商品名。
大阪府立大学大学院との共同研究で開発したスーパースチー
ムジェネレイター(過熱水蒸気発生ユニット)を搭載し、約300
度の過熱水蒸気を食品に噴射して調理する。
水蒸気の温度や水分で、食品の脂肪分や塩分がより多く外側
に溶け出す効果がある。
◎2004. 9. 1(平成16)AX−HC1、12万6,000円で発売。
ぺるしす
【ペルシス】
◇Persis
○[歴]イラン中南部のファルス(Fars)地方〜ペルシア湾東沿岸
部の歴史的地域名。
アケメネス朝(Achemenid Dynasty)ペルシアの王都ペルセポ
リス([希]Persepolis)があった。
英語読みで「パーシス」とも呼ぶ。
参照⇒ぺるせぽりす(ペルセポリス),ふぁるすしゅう(ファル
ス州)
◎アケメネス朝発祥の地で、「ペルシア(Persia)」の語源。
◎イラン南部の歴史的地域名は「カルマニア(Carmania)」。
イラン南東部の歴史的地域名は「バロチスタン(Balochistan)」。
べるじゃー
【ベルジャー】
◇[英]bell jar
○[化]釣鐘形をしたガラス製の実験用容器。フラスコの一種。
「ベルグラス(bell glass)」とも呼ぶ。
ぺるしゃ
【ペルシャ】
◇Persia
○⇒ぺるしあ(ペルシア,波斯)
べるじゃーえふ
【ベルジャーエフ】
◇Nikolai Aleksandrovich Berdyaev
○[人]ロシアの神秘主義哲学者(1874〜1948)。
十月革命後、ベルリンついでパリに亡命。
唯物論・観念論を経て、キリスト教的神秘主義に基づいて文
化や歴史の問題を独自の実存的思想で展開。
ぺるしゃわん
【ペルシャ湾】
◇[英]Persian Gulf
○[地]⇒ぺるしあわん(ペルシア湾)
★ぺるしゅ
【ペルシュ】
◇Perche
○フランス北西部の旧地方名。
現在は以下に分属。
オート・ノルマンディー地域圏(Region Haute-Normandie)ウ
ール県(Departement Eure)。
バス・ノルマンディー地域圏(Region Basse-Normandie)オル
ヌ県(Departement Orne)。
サントル地域圏(Region Centre)ウールエロアール県(De-
partement Eure-et-Loir)。
ペイ・ド・ラ・ロアール地域圏(Region Pays de la Loire)
サルト県(Departement Sarthe)。
ぺるしゅろん
【ペルシュロン】
◇percheron
○[哺][農]ウマの一品種。フランス北西部のペルシュ地方(Re-
gion duPerche)原産。
体高2メートルと大形で、性格は従順。車両や橇(ソリ)を引か
せる重輓馬(ジュウバンバ)(heavy draft horse)。
へるしんき
【ヘルシンキ】
◇Helsinki
○フィンランド(Finland)の首都。
北緯60.17°、東経24.94°の地。
スウェーデン語名は「ヘルシングフォルス(Helsingfors)」。
〈人口〉
1968(昭和43)52万7,478人(推定)。
1974(昭和49)50万人。
1986(昭和61)48万6,000人。
1997(平成 9)53万9,400人。
2002(平成14)57万4,700人。
◎1550(天文19)スウェーデン王グスタブ一世により建設。
へるしんぐふぉるす
【ヘルシングフォルス】
◇[スウェーデン語]Helsingfors
○フィンランドの首都ヘルシンキのスウェーデン語名。
⇒へるしんき(ヘルシンキ)
へるしんげあ
【ヘルシンゲア】
◇Helsingor
○⇒へるしんげる(ヘルシンゲル)
へるしんげる
【ヘルシンゲル】
◇Helsingor
○デンマーク南東部、シェラン島([英]Sjaelland Island)北東
部のフレデリクスボー県(Frederiksborg Amt)東部にある都市。
北緯56.03°、東経12.62°の地。
エーレ海峡(Oresund)の対岸はスウェーデン。
「ヘルシンゲア」とも呼ぶ。
〈人口〉
2004(平成16)3万5,000人。
ぺるす
【ベルス】
◇[独]Wels
○[魚](ドイツ語で)ナマズ(鯰)。
⇒なまず(ナマズ,鯰)(1)
★ぺるせうす
【ペルセウス】
◇Perseus
○[ギ神]ギリシア神話の英雄。ゼウス(Zeus)とダナエ(Danae)
との子。
女怪メドゥーサ(Medusa)を退治する。
また、海の怪物からエチオピア王ケフェウス(Kepheus)の王
女アンドロメダ(Andromeda)を救って妻とする。
のちに競技で彼の投げた円盤が母ダナエの父アルゴス王アク
リシオス(Akrisios)にあたって死亡し、生地アルゴスを去って
ティリンス(Tiryns)を支配した。
参照⇒ぺるせうす(ペルセウス)
ぺるせうすざりゅうせいぐん《ぺるせうすざりうせいぐん》
【ペルセウス座流星群】
◇[英]Perseus meteor shower
○[天]三大流星群の一つ。
スイフト・タットル彗星(スイセイ)(Comet Swift-Tuttle)の放出
したチリが地球の大気に突入して発生する流星群。
毎年8月ころ、ペルセウス座付近に現れる。
ぺるせふぉね
【ペルセフォネ】
◇[希]Persephone
○[ギ神]ギリシア神話の女神。ゼウス(Zeus)とデメテル(Deme-
ter)との娘。
冥界の王ハデス(Hades)(ゼウスの兄)にさらわれ、その妻と
なって、冥界の女王となる。
デメテルとともにエレウシス(Eleusis)などの秘教の女神。
「ペルセポネー」,「コレ(Kore)」とも呼ぶ。
参照⇒はです(ハデス)
◎ローマ神話のプロセルピナ(Proserpina)に当たる。
ぺるせぽねー
【ペルセポネー】
◇Persephone
○[ギ神]⇒ぺるせふぉね(ペルセフォネ)
ぺるせぽりす
【ペルセポリス】
◇[希]Persepolis(ペルシアの都市)
○[歴]アケメネス朝(Achemenid Dynasty)ペルシア帝国の王都。
BC. 518、ダレイオス一世(Dareios I)が創建。
BC. 331、アレクサンドロス大王(Alexandros the Great)の
遠征で破壊。
参照⇒ぺるしす(ペルシス)
◎イラン中南部の都市シラーズ(Shiraz)の北東約70キロメート
ルに遺跡がある。
1979(昭和54)世界文化遺産に登録。
ぺるそー
【ペルソー】
◇Jean-Francois Persoz
○[人]フランスの化学者(1805〜1868)。
1833(天保 4)ペイアン(A.Payen)(1795〜1871)とともに麦芽
(バクガ)からジアスターゼ(diastasis)の分離に成功して、発見
・命名。
ぺるそなのんぐらーた
【ペルソナ・ノン・グラータ】
◇[羅](単数形)persona non grata/(複数形)personae non
gratae
○(1)受けのよくない人
○(2)(駐在国の政府にとって)好ましからざる人物・好ましく
ない外交官。
受け入れ拒否や国外退去要請の際に通告する。
略称は「PNG」。
へるだー
【ヘルダー】
◇Johann Gottfried Herder
○[人]ドイツの文学者・哲学者(1744〜1803)。
著書は『人類の歴史哲学考』・『言語の起源』など。
べるた
【ベルタ】
◇[登録商標]BELTA
○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車(コンパクトセダン)。
プラッツ(Platz)の後継車。
◎2005.11.28(平成17)新発売。
べるたほう《べるたはう》
【ベルタ砲】
◇[英]Berta's gun
○[軍]第一次世界大戦中、ドイツ軍がパリ砲撃に用いた長距離
砲。
「パリ砲(Paris Gun)」とも呼ぶ。
へるだーりん
【ヘルダーリン】
◇Friedrich Hoelderlin
○[人]ドイツの詩人(1770〜1843)。
ヘーゲル(1770〜1831)やシェリング(1775〜1854)と親交。
32歳で精神に異常を来し、後半生は精神病患者として過ごす。
べるたるべやま
【ベルタルベ山】
◇[日]Berutaru Yama
○[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)にある円錐状(コニーデ)の
火山。標高1,221メートル。
べるだん
【ベルダン】
◇Verdun
○フランス北東部、ロレーヌ地域圏(Region Lorraine)西部の
ムーズ県(Departement Meuse)中北部にある、ムーズ川(Fleuve
Meuse)中流域の都市。
「ヴェルダン」とも呼ぶ。
◎第一次世界大戦中の1916(大正 5) 2.21〜12.18、独仏両軍の
激戦地。ペタン将軍が指揮するフランス軍がドイツ軍の猛攻に
持ちこたえ、ドイツ軍の形勢が不利となった。
★べるだんじょうやく《べるだんでうやく》
【ベルダン条約】
◇[英]Treaty of Verdun、[独]Vertrag von Verdun/Teilung
von Verdun
○[歴] 843(承和10)フランク王国カロリング朝(Carolingian
Dynasty)の3王子が結んだ、王国の3分割を約束した条約。
カール大帝([独]Karl der Grosse)(シャルルマーニュ)の第
3子ルードウィヒ一世(Ludwig I)の死後、遺領をめぐって帝位
を継いだ長子ロタール一世(Lothar I)に対抗し、第2子ルード
ウィヒ二世(ルイ)と第3子カール二世(Karl II)(シャルル)が
組んで戦う。
841(承和 8)フォントネーの戦い(Battle of Fontenoy)でロ
タールを破る。
842(承和 9)シュトラスブルクの誓いで2兄弟の結束を強め
る。
ロタールはイタリア・中部フランク、ルードウィヒは東フラ
ンク、カールは西フランクを得た。
べるちぇり
【ベルチェリ】
◇Vercelli
○(1)(Provincia di Vercelli)⇒べるちぇりけん(ベルチェリ
県)
○(2)イタリア北西部、ピエモンテ州(Regione Piemonte)ベル
チェリ県の県都。
北緯45.34°、東経8.41°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)5万0,200人。
2001(平成13)4万5,000人。
2003(平成15)4万4,900人。
◎ローマ時代は「ウェルケラエ(Vercellae)」。
参照⇒きんぶりじん(キンブリ人)
べるちぇりけん
【ベルチェリ県】
◇[伊]Provincia di Vercelli、[英]Vercelli District/Ver-
celli Province
○イタリア北西部、ピエモンテ州(Regione Piemonte)の県。
県都はベルチェリ。
べるちすたん
【ベルチスタン】
◇Beluchistan
○[歴]⇒ばるちすたん(パルチスタン)(1)
ぺるーちりかいこう
【ペルー・チリ海溝】
◇[英]Peru-Chile Trench
○[地]太平洋南東部、南アメリカ大陸沿いの海溝。最深8,050
メートル。
ペルーからチリにかけての沖を南北に走る。
東側の南アメリカ・プレート(South American Plate)に西側
のナスカ・プレート(Nazca Plate)が潜り込んでいる。
「チリ海溝(Chile Trench)」,「アタカマ海溝(Atacama Trench)」
とも呼ぶ。
参照⇒ちりじしん(チリ地震)
へるつぇごヴぃな
【ヘルツェゴヴィナ】
◇Hercegovina
○⇒へるつぇごびな(ヘルツェゴビナ)
へるつぇごびな
【ヘルツェゴビナ】
◇Hercegovina
○バルカン北西部の地方名。北部をボスニア(Bosna)地方に接
する。
主都はモスタル(Mostar)。
「ヘルツェゴヴィナ」とも呼ぶ。
参照⇒ぼすにあへるつぇごびな(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
へるつぇりあ
【ヘルツェリア】
◇Herzliyya
○イスラエル中西部、ハメルカズ地区(Hamerkaz District)西
部の町。
テルアビブ・ヤッファ(Tel Aviv-Yafa)の北方に位置し、日
本大使公邸がある。
「ヘルツェリヤ」とも呼ぶ。
へるつぇりや
【ヘルツェリヤ】
◇Herzliyya
○⇒へるつぇりあ(ヘルツェリア)
★べるつぉーに
【ベルツォーニ】
◇Giovanni Battista Belzoni(ジョバンニ・バッティスタ・ベ
ルツォーニ)
○[人]イタリアの探検家(1778.11.15〜1823.12. 3)。パドバ
(Padova)生れ。
1800(寛政12)オランダで水力学(hydraulics)を学ぶ。
1803(享和 3)イギリスに旅行し、軽業師となる。イギリス人
のサラ・ベイン(Sarah Bane)と結婚。
1812(文化 9)イギリスを離れ、スペイン・ポルトガルを経て、
1815(文化12)自分で発明した水揚げ車を売り込みにエジプトに
渡る。
1817(文化14)ナイル川の奥でアブシンベル神殿の入り口を発
見。セティ一世(Seti I)の墓を開く。また、若いメムノン像
(7トン)を大英博物館に運ぶ。
ギザの三大ピラミッドの第二、カフラー王のピラミッドの入
り口も発見。
◎映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》(Raiders of
the Lost Ark)』のインディ・ジョーンズ(Indiana Jones)のモ
デル。
へるつべるく
【ヘルツベルク】
◇Gerhard Herzberg
○[人]カナダの物理学者・化学者(1904〜1999)。ドイツ生れ。
1971(昭和46)ノーベル化学賞を受賞。
べるで
【ベルデ】
◇[伊]verde
○[色](イタリア語で)緑色。
「ヴェルデ」とも呼ぶ。
ぺるてす
【ペルテス】
◇Georg Clemens von Perthes
○[人]ドイツの外科医(1869. 1.17〜1927. 1. 3)。
◎ペルテス病([英]Perthes disease)。
へるでらんとしゅう《へるでらるんとしう》
【ヘルデラント州】
◇[蘭]Provincie Gelderland、[英]Gelderland Province
○⇒へるでるらんとしゅう(ヘルデルラント州)
★へるでるらんと
【ヘルデルラント】
◇[蘭]Gelderland、[独]Geldern、[葡]Gheldria、[フ]Gueldre
○(1)(Provincie Gelderland)⇒へるでるらんとしゅう(ヘルデ
ルラント州)
○(2)
へるでるらんとしゅう《へるでるらんとしう》
【ヘルデルラント州】
◇[蘭]Provincie Gelderland、[英]Gelderland Province
○オランダ中東部の州。東部・南東部をドイツに隣接。
州都はアルンヘム(Arnhem)。
「ヘルデラント州」とも呼ぶ。
〈面積〉
5,015平方キロメートル。
〈人口〉
1895(明治28) 54万0,937人。
1910(明治43) 64万7,567人。
1930(昭和 5) 82万9,293人。
1947(昭和22)103万9,025人。
1960(昭和35)127万4,042人。
1972(昭和47)155万8,000人。
1987(昭和62)177万1,972人。
1997(平成 9)188万7,000人(推計)。
★[1]べると
【ベルト】
◇[英]belt
○(1)[服]洋服で、腰や手首などを締(シ)める細帯。
昭和中期までは「バンド([英]band)」と呼ぶことが多かった。
○()
[2]べると
【ベルト】
◇[独]Welt(ヴェルト)
○(ドイツ語で)世界。
べるとこんべあ
【ベルト・コンベア】
◇[英]belt conveyor
○[機]⇒べるとこんべやー(ベルト・コンベヤー)
べるとこんべやー
【ベルト・コンベヤー】
◇[英]belt conveyor
○[機]工場や工事現場などで材料・製品や土砂などを載せて連
続的に移動・運搬する装置。
たくさんのローラー(コロ<転>)の上に幅の広いベルトをかけ
渡して回転させ、乗せた物を運搬するもの。
「ベルト・コンベヤー(belt conveyor)」,「ベルト・コンベア」,
「コンベヤー・ベルト(conveyor belt)」,「伝送帯」,「搬送帯」と
も呼ぶ。
参照⇒こんべやー(コンベヤー)
◎両端のベルトが折り返すローラーは「プーリー(pulley)(ベル
ト車)」と呼ぶ。
べるーな
【ベルーナ】
◇[登録商標]BELLUNA
○[経]カタログ通信販売の大手業者。
本社は埼玉県上尾市。
べるなりーりょぐん
【ベルナリーリョ郡】
◇[英]Bernalillo County
○アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico State)
中北西部の郡。北東部をサンタフェ郡(Santa Fe County)に接
する。
郡都はアルバカーキー(Albuquerque)。
[1]べるなーる
【ベルナール】
◇[フ]Bernard de Clairvaux
○[人]フランス中世の聖職者・神秘思想家(1090〜1153)。
1112(天永 3)シトー修道会([羅]Ordo Cisterciensis)に入り、
クレルボー(Clairvaux)に大修道院([英]abbey)を創設。
古代ギリシアのアウグスティヌス(Aurelius Augustinus)の
影響を受け、聖書研究と神秘的信仰によって神への愛と帰依を
強調した神との神秘的合一の説はアベラール(Pierre Abelard)
の合理説と対立した。
「サン・ベルナール(Saint Bernard)」,「聖ベルナール」とも呼
ぶ。
[2]べるなーる
【ベルナール】
◇[フ]Bernard
○[人]フランス語圏の男性の名前。
ぺるなんぶこしゅう《ぺるなんぶこしう》
【ペルナンブコ州】
◇[葡]Estado de Pernambuco、[英]Pernambuco State
○ブラジル北東部の州。北東部をパライバ州(Estado de Para-
iba)、南東部をアラゴアス州(Estado de Alagoas)に接し、東
部を大西洋に面する。
州都はレシフェ(Recife)。
〈面積〉
9万8,527平方キロメートル。
〈人口〉
1950(昭和25)339万5,185人(7月1日現在)。
1960(昭和35)413万6,900人(9月1日現在)。
1970(昭和45)516万0,640人(9月1日現在)。
1980(昭和55)614万1,993人(9月1日現在)。
1991(平成 3)712万7,942人(9月1日現在)。
2000(平成12)791万8,344人(9月1日現在)。
へるにー
【ヘルニー】
◇[独]Hernie
○[病](ドイツ語で)ヘルニア。
⇒へるにあ(ヘルニア)
べるに
【ベルニ】
◇[フ]vernis
○(フランス語で)ワニス。
⇒わにす(ワニス)
★へるにあ
【ヘルニア】
◇[羅]hernia
○(1)[病]腹部内臓の一部が本来あるべき位置から脱出した状
態。
○(2)[病](特に)脱腸。
◎英語:ヘルニア(hernia)。
ドイツ語:ヘルニー(Hernie)。
フランス語:エルニー(hernie)。
イタリア語:エルニア(ernia)。
スペイン語:エルニャ(hernia)。
ノルウェー語:ブロック(brokk)。
トルコ語:フトゥク(fitik)。
中国語:疝(shan)。
べるにーちぇ
【ベルニーチェ】
◇[伊]vernice
○(イタリア語で)ワニス。
⇒わにす(ワニス)
べるにな
【ベルニナ】
◇Piz Bernina
○[地]アルプス山脈東部、スイスとイタリアにまたがる高峰。
標高4,049メートル。
べるにーに
【ベルニーニ】
◇Giovanni Lorenzo Bernini
○[人]イタリアの彫刻家・建築家(1598〜1680)。
流動的な構成で、官能美に溢れた大理石彫刻を製作。
サン・ピエトロ大聖堂など教皇庁の建築物・装飾などをバロッ
ク様式で製作。
ルーブル宮殿の改築のため、ルイ十四世にパリへ招かれる。
作品は『アポロンとダフネ』・『聖女テレジアの法悦』など。
[1]べるぬ
【ベルヌ】
◇[フ]Berne、[独]Bern
○(1)(Berne canton)⇒べるぬしゅう(ベルヌ州)
○(2)スイス連邦の首都。ベルヌ州の州都。
スイスの中西部、ライン川の支流アーレ川のほとりにある。
精密機械工業のほか、15世紀のゴシック建築が多く観光事業
が盛ん。
ドイツ語名で「ベルン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1976(昭和51)15万人。
1984(昭和59)14万人。
◎万国郵便連合(UPU)本部がある。
◎1191(建久 2)建設。
1218(建保 6)自由都市となる。
1848年、首都となる。
[2]べるぬ
【ベルヌ】
◇Jules Verne(ジュール・ベルヌ)
○[人]フランスの作家(1828. 2. 8〜1905. 3.24)。
多くの科学的冒険小説を書き、SF小説の先駆者として知ら
れる。
代表作は1870(明治 3)『海底二万里(Vingt Mille Lieues
sous les mers)』・1873(明治 6)『八十日間世界一周(Le Tour
du monde en quatre-vingts jours)』・『月世界旅行』・『十
五少年漂流記』など。
参照⇒のーちらすごう(ノーチラス号)(2),めりえす(メリエ
ス)
べーるぬい
【ベールヌイ】
◇Verny
○[古]⇒あるまとい(アルマトイ)
べるぬしゅう《べるぬしう》
【ベルヌ州】
◇[フ]Berne canton、[独]Kanton Bern
○スイス中西部の州。南東部の北部をオプバルデン州(Kanton
Obwalden)、北西部をジュラ州(Jura canton)に接する。
州都はベルヌ。
主言語はドイツ語。
「ベルン州」とも呼ぶ。
〈面積〉
6,050平方キロメートル。
べるぬじょうやく《べるぬでうやく》
【ベルヌ条約】
◇[英]Berne convention
○⇒ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく(万国著作
権保護同盟条約)
へるね
【ヘルネ】
◇Herne
○ドイツ西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
land Nordrhein-Westfalen)中西部の都市。
北緯51.54°、東経7.21°の地。
ルール工業地帯に位置する工業都市。
参照⇒らいんへるねうんが(ライン・ヘルネ運河)
〈人口〉
1970(昭和45)20万3,223人。
1987(昭和62)17万4,238人。
べるねすくうこう《べるねすくうかう》
【ベルネス空港】
◇[英]Vaernes Airport
○[空]ノルウェー中央部のトロンヘイム(Trondheim)にある空
港。
べるの
【ベルノ】
【VERNO】
○[経]スポーツ系ホンダ車の販売店系列(チャンネル)。
個人経営店が多い。
参照⇒ぷりも(プリモ,PRIMO),くりお(クリオ,CLIO)
★へるぱー
【ヘルパー】
◇[英]help
○(1)手伝い。助手。
◎介護ヘルパー
○(2)(特に)家事の)お手伝い・家政婦。
○(3)[動]繁殖個体の子育てを助ける、若い非繁殖個体。
ペンギンなどの鳥類に多く、哺乳類・魚類にもみられる。
べるーはさん
【ベルーハ山】
◇[露]gora Belukha
○[地]カザフスタン東端とロシア南部の境にあるアルタイ山地
(Altai Range)の最高峰。標高は東峰が4,506メートル、西峰が
4,440メートル。
◎1998(平成10)ロシア側、世界自然遺産に登録。
へるばると
【ヘルバルト】
◇Johann Friedrich Herbart
○[人]ドイツの哲学者(1776〜1841)。
へるぱんぎな
【ヘルパンギナ】
◇[英]herpangina
○[病]⇒へるぱんぎーな(ヘルパンギーナ)
★へるぱんぎーな
【ヘルパンギーナ】
◇[英]herpangina(ヘルパンジナ)
○[病]エンテロウイルス(enterovirus)の感染症。
「ヘルパンギナ」,「疱疹性(ホウシンセイ)アンギーナ」,「疱疹性口峡
炎(コウキョウエン)」,「水疱性口峡炎」とも呼ぶ。
参照⇒えんてろういるす(エンテロウイルス)
◎「疱疹の(herp-)口峡炎(angina)」から。
べるひてすがーでん
【ベルヒテスガーデン】
◇Berchtesgaden
○ドイツ南東部、バイエルン州(Bundesland Bayern)南東端の
町。
州都ミュンヘン(Muenchen)の南東約100キロメートル、オー
ストリア国境近くで、ザルツブルク(Salzburg)の南方に位置す
る。
ドイツ・アルプスに囲まれた景勝地・リゾート地。
◎ヒトラーの山荘があった。
ぺるぴにゃん
【ペルピニャン】
◇Perpignan
○フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region Lan-
guedoc-Roussillon)南端部にあるピレネーオリアンタル県(De-
partement Pyrenees-Orientales)の県都。
旧ルーシヨン(Roussillon)地方の中心都市。
〈人口〉
1982(昭和57)11万人。
◎1276〜1344(建治 2〜<南>興国 5,<北>康永 3)マリョルカ王
国の首都。
へるぷ
【ヘルプ】
◇[英]help
○(1)[他動]助ける。手伝う。
◎「ヘルプ」は困難なことや困窮者に対して積極的に、「アシス
ト(assist)」は付き添って補助的に手伝うこと。
参照⇒あしすと(アシスト)(1)
○(2)[名]助け・助力。手伝い。
○(3)[名]助手。(家事の)お手伝い(家政婦)。
参照⇒へるぱー(ヘルパー)
○(4)[名](日本で特に)キャバレーなどで、指名された女性従
業員に替わって、客席で接待を補佐する女性従業員。
へるふぁいあー
【ヘルファイアー】
◇[英]Hellfire
○(1)地獄の業火(ゴウカ)。
○(2)地獄の刑罰、責め苦。
○(2)[軍]アメリカのロッキード・マーチン製の対戦車用の空
対地ミサイル。
アパッチ攻撃ヘリコプター(AH−64)に搭載。
参照⇒さーもばりっくだんとう(サーモバリック弾頭)
べるふぁすと
【ベルファスト】
◇Belfast
○イギリス領北アイルランドの中心都市。アントリム県(An-
trim County)の県都。アイルランド島北東海岸のノース海峡
(North Channel)に面する港湾都市。
「ベルファースト」とも呼ぶ。
参照⇒おれんじこうしん(オレンジ行進)
〈人口〉
1976(昭和51)36万人。
1987(昭和62)30万3,000人。
1991(平成 3)29万7,000人。
◎1845(弘化 2)クイーンズ大学、創立。
かつて造船業が盛んで、タイタニック号も建造。
べるふぁーすと
【ベルファースト】
◇Belfast
○⇒べるふぁすと(ベルファスト)
へーるふぃんくわん
【ヘールフィンク湾】
◇[英]Geelvink Bay
○[古][地]⇒ちぇんどらわしわん(チェンドラワシ湾)
へるふぇりっひ
【ヘルフェリッヒ】
◇Karl Theodor Helfferich(カ−ル・ヘルフェリッヒ)
○[人]⇒へるふぇりひ(ヘルフェリヒ)
★へるふぇりひ
【ヘルフェリヒ】
◇Karl Theodor Helfferich(カ−ル・ヘルフェリヒ)
○[人]ドイツの政治家・経済学者(1872〜1924. 4.)。
第一次世界大戦時、財務大臣として戦時財政を担当。
「ヘルフェリッヒ」とも呼ぶ。
べるふねうじんすく
【ベルフネウジンスク】
◇Verhneudinsk
○[古]⇒うらんうで(ウランウデ,ウラン・ウデ)
べるふらわー
【ベルフラワー】
◇[英]bellflower
○[植]⇒ほたるぶくろ(ホタルブクロ,蛍袋,山小菜)
べるふりー
【ベルフリー】
◇[英]belfry
○[建](聖堂・教会堂などに付属した)鐘塔(ショウトウ)・鐘楼(ショウロ
ウ)。
◎聖堂・教会堂などと独立した鐘塔は「カンパニーレ([伊]cam-
panile)」と呼ぶ。
へるぺす
【ヘルペス】
◇[独]Herpes、[英]herpes
○(1)[病]皮膚に小さな水疱(スイホウ)や膿疱(ノウホウ)が群がって(集
族して)できた状態。
ウイルス感染症の単純性ヘルペス(単純ヘルペス)・帯状(タイ
ジョウ)ヘルペスなどがある。
「疱疹(ホウシン)」,「匐行疹(フッコウシン)」とも呼ぶ。
◎帯状疱疹:⇒たいじょうほうしん(帯状疱疹)
ヘルパンギーナ(herpangina):⇒へるぱんぎーな(ヘルパン
ギーナ)
水疱:⇒すいほう(水疱)
○(2)[俗][病]⇒たいじょうほうしん(帯状疱疹)
へるべちあ
【ヘルベチア】
◇Helvetia
○[歴]⇒へるべてぃあ(ヘルベティア)
へるべちあきょうわこく
【ヘルベチア共和国】
◇[英]Helvetic Republic
○[歴]⇒へるべてぃあきょうわこく(ヘルベティア共和国)
べるべちーん
【ベルベチーン】
◇[英]velveteen
○[服]⇒べっちん(ベッチン,別珍)
べるべっと
【ベルベット】
◇[英]velvet
○[服]⇒びろーど(ビロード,天鵞絨)
へるべてぃあ
【ヘルベティア】
◇Helvetia
○[歴]ローマ時代のスイスの古称。
ケルト系のヘルベティア人が居住。
「ヘルベチア」とも呼ぶ。
★へるべてぃあきょうわこく
【ヘルベティア共和国】
◇[英]Helvetic Republic
○[歴]ナポレオンがスイスに侵入して建国した傀儡(カイライ)共和
国(1798. 4.12〜1800.11. 7)。
「ヘルベチア共和国」とも呼ぶ。
べるべてぃーん
【ベルベティーン】
◇[英]velveteen
○[服]⇒べっちん(ベッチン,別珍)
べるべる
【ベルベル】
◇Berber
○(1)⇒べるべるじん(ベルベル人)
○(2)[言]⇒べるべるご(ベルベル語)
べるべるご
【ベルベル語】
◇[英]Berber language/Tamazight
○[言]北アフリカに居住するベルベル人が使用する、アフロ・
アジア諸語(Afro-Asian languages)(旧称はセム・ハム諸語)に
属する言語。
アルジェリア・チュニジアのカビル(Kabyle)語、アルジェリ
アのゼナ語(Zenati)、南サハラのタマシェク(Tamasheq)語、南
モロッコのシュレ(Chleuh)語、カナリア諸島のグアンチェ
(Guanche)語などが含まれる。
べるべるじん
【ベルベル人】
◇[英]Berbers
○北アフリカ沿岸地方に住む先住民族。
人種的にはコーカソイドに属し、ハム族を主体にネグロ族や
セム族が混血している。
言語は、アフロ・アジア語族(旧称はハム・セム語族)に属す
るベルベル諸語を話す。
7世紀後半以来はイスラム化が進み、実際にはアラビア語も
併用するバイリンガル(二言語使用者)が多い。
モロッコのアトラス山中、アルジェリアのカビリー(Kabylie)
地方からチュニジア・リビアに分布し、全体としては特別な民
族集団を形成していない。
宗教的にはスンニ派のイスラム教徒が多い。
ヨーロッパでの歴史的呼称は「ムーア人([英]the Moors)」。
◎11世紀、ムラービト朝(al-Murabitin)を樹立。
12世紀、ムワーヒド朝(al-Muwahhidun)を樹立。
13世紀、南スペインにナスル朝(Banu Nasrid)を樹立。
べるへん
【ベルヘン】
◇[蘭]Bergen
○ベルギーの都市モンス(Mons)のオランダ語名。
⇒もんす(モンス)
べるぼとむ
【ベルボトム】
◇[英]bell-bottoms
○[服]⇒[1]ぱんたろん(パンタロン)(2)
★ぺるまにずむ
【ペルマニズム】
◇[英]Pelmanism
○(1)ペルマン式記憶術。
イギリスの心理学者ペルマン(Christopher Louis Pelman)が
考案した科学的な記憶法。
○(2)カードゲーム(トランプ)の一種。
⇒しんけいすいじゃく(神経衰弱)(2)
へるまふろでぃとす
【ヘルマフロディトス】
◇[希]Hermaphroditos、[英]Hermaphroditus
○[ギ神]男女両性を具(ソナ)えた神。ヘルメス(Hermes)とアフロ
ディテ(Aphrodite)の子。
美しい少年だったヘルマフロディトスは、泉のニンフ(精霊)
サルマキス(Salmakis)に求愛され、拒(コバ)むと泉に引き込ま
れた。ニンフはヘルマフロディトスに抱きついたまま、神々に
このまま永遠に一体であることを願うと、願いがかなえられ一
心同体になった。
悲しんだアフロディテの願いで、この泉で男が水浴すると男
性の機能を失い両性具有者(半陰陽)になるという。
参照⇒りょうせいぐゆう(両性具有)
◎美術作品では、乳房をもつ少年、または男根をもつ女性とし
て表現されている。
へるまんしゅたっと
【ヘルマンシュタット】
◇[独]Hermannstadt
○ルーマニアの都市シビウ(Sibiu)のドイツ語名。
⇒しびう(シビウ)(2)
へるまんすべるく
【ヘルマンスベルク】
◇Hermansverk
○ノルウェー南西部、ソグンオフィヨーラネ県(Sogn og Fjord-
ane Fylke)の県都。
へるまんど
【ヘルマンド】
◇Helmand
○(1)(Velayat-e Helmand)⇒へるまんどしゅう(ヘルマンド州)
○(2)[地](Darya-ye Helmand)⇒へるまんどがわ(ヘルマンド川)
へるまんどがわ《へるまんどがは》
【ヘルマンド川】
◇[ペルシア語]Darya-ye Helmand、[英]the Helmand River
○[地]アフガニスタン南西部のヘルマンド州を北東から南西に
流れる川。全長約1,150キロメートルで、アフガニスタン最長
の川。
へるまんどしゅう《へるまんどしう》
【ヘルマンド州】
◇Velayat-e Helmand、[英]Helmand Province
○アフガニスタン南西部の州。北部をゴール州(Velayat-e
Ghowr)、北東部をウルズガン州(Velayat-e Oruzgan)、東部を
カンダハル州(Velayat-e Kandahar)、西部をニムルズ州(Vel-
ayat-e Nimruz)、南部をパキスタンに接する。
州都はラシュカルガー(Lashkar Gah)。
ぺるみ
【ペルミ】
◇Perm
○(1)(Permskaya Oblast)⇒ぺるみしゅう(ペルミ州)
○(2)ロシア中西部、ペルミ州の州都。カマ川河岸の工業都市。
〈人口〉
1977(昭和52) 97万人。
1994(平成 6)108万6,100人。
◎1940(昭和15)モロトフ(Molotov)と改称。
1957(昭和32)現名に復帰。
参照⇒[2]もろとふ(モロトフ)
ぺるみしゅう《ぺるみしう》
【ペルミ州】
◇[露]Permskaya Oblast、[英]Perm Region
○ロシア共和国中西部、ウラル山脈西麓の州。東部をスベルド
ロフスク州(Sverdlovskaya Oblast)に接する。
州都はペルミ。
〈面積〉
160.6平方キロメートル。
◎西部をコミ・ペルミャツク自治管区(Komi-Permyatsky AO)に
隣接。
◎ロシア文字では"Пермская область"。
★ぺるむき
【ペルム紀】
◇[英]Permian Period
○[地]地質時代の一つ。古生代の最後の時代で石炭紀(Carbon-
iferous Period)の後、中生代トリアス紀(Triassic period)
(三畳紀)の前。
現在から約2億8,900万年前〜2億3,000万年前。
この時代の地層は下部(Lower Permian)と上部(Upper Permi-
an)の二層を成すことから「二畳紀(ニジョウキ)」とも呼ぶ。
◎ペルム紀の大量絶滅:2億5千年前、造山運動によって古生
代に繁栄した多種・大量の生物が死滅したこと。
◎名称は、模式地のあるウラル山脈の西麓、ロシアの「ペルミ
州([英]Perm Region)」から。
べーるむーす
【ベールムース】
【ベール・ムース】
◇[フ]vert mousse
○[色]⇒もすぐりーん(モスグリーン,モス・グリーン)
べるむすどるふ
【ベルムスドルフ】
◇Wermsdorf
○ドイツ東部、ザクセン州(Bundesland Sachsen)北西部のライ
プチヒ(Leipzig)東郊の村(Dorf)。
北緯51.28°、東経12.95°の地。
フベルツスブルク宮殿(Schloss Hubertusburg)がある。
「ヴェルムスドルフ」とも呼ぶ。
〈人口〉
2003(平成15)6,136人(推計)。
べるむだしょとう《べるむだしょたう》
【ベルムダ諸島】
◇[英]Bermuda Islands
○[地]⇒ばみゅーだしょとう(バミューダ諸島)
へるむほるつ
【ヘルムホルツ】
◇Hermann Ludwig Ferdinand von Helmholtz(ヘルマン・ルー
トヴィヒ・フェルディナント・フォン・ヘルムホルツ)
○[人]ドイツの生理学者・物理学者(1821〜1894)。
マイヤー(Julius Robert von Mayer )の研究を補足して、
1847(弘化 4)論文『力の保存について(Ueber die Erhaltung
der Kraft)』でエネルギー保存の法則を確立させて数学的表現
を与えた。
聴覚の共鳴説や、色彩感覚による三原色説などを研究、神経
伝導速度の測定、立体望遠鏡・検眼鏡を発明など、多方面にす
ぐれた業績を残す。
また、カント主義者で感覚については象形文字説に立った。
参照⇒げんしょく(原色)(1)
べるめお
【ベルメオ】
◇Bermeo
○スペイン北部、バスク自治州(Comunidad Autonoma del Pais
Vasco)北西部のビスカヤ県(Provincia de Vizcaya)北部の町。
北緯43.42°、西経2.73°の地。
ビスカヤ湾(Golfo de Vizcaya)(ビスケー湾)に面するバスク
海岸(Costa Vasca)の漁港。
〈人口〉
1991(平成 3)1万7,923人。
1998(平成10)1万6,989人。
へるめす
【ヘルメス】
◇[希]Hermes
○[ギ神]オリンポス十二神の一神。神々の使者、幸運・富裕・
商業・科学・弁舌・雄弁などの神。
ゼウス(Zeus)とマイア(Maia)との子。ヘルマフロディトス
(Hermaphroditos)・パン(Pan)の父。
翼のある靴(talaria)をはいて、天を駆ける青年として描か
れる。
ローマ神話の「メルクリウス(Mercurius)」、英語名「マーキュ
リー(Mercury)」、ドイツ語名「メルクーア(Merkur)」に当たる。
英語名は「ハーミス(Hermes)」。
参照⇒たらりあ(タラリア)
へるめっと
【ヘルメット】
◇[英]helmet
○(1)頭部を保護する、金属やプラスチック(FRP)製の帽子。
警察官・消防士や工事現場の作業員、スポーツ選手・オート
バイ運転者などが着用する。
「保安帽」とも、スポーツなどでは「ヘッドギア(headgear)」と
も、俗に和略語で「メット」とも呼ぶ。
参照⇒[1]えふあーるぴー(FRP),はんきゃっぷ(半キャッ
プ)
◎工事現場の防災ヘルメットでは、来客用(発注元用)・元請用
(発注先用)・下請け用に色分けされている。監督者はヘルメッ
トの周囲を円く白い帯が書かれていることが多い。
◎災害時に着用する防災用のヘルメットもあるが、多くは工事
現場用の転用。
参照⇒ぼうさいずきん(防災頭巾)
○(2)[服]探検帽。
⇒とーぴーぼう(トーピー帽)
○(3)[軍]弾丸や落下物などから頭部を保護する、軍用のカブ
ト(兜)。
「鉄兜(テツカブト)」とも呼ぶ。
参照⇒ぼうくうずきん(防空頭巾)
◎ドイツ軍のものは耳まで覆(オオ)うタイプで、横からの防弾を
考慮したもの。第一次世界大戦時までは頭頂に剣飾りが着いて
いた。また、頂上に穂([独]Spitze)が付いたものは「ピッケル
ハオベ(Pickelhaube)」と呼ぶ。
イギリス軍のものは平らで、近くに着弾した際に飛ぶ弾片な
どの落下物から守ることに重点を置いたもの。
○(4)[歴]中世の騎士が用いたカブト。
参照⇒されっと(サレット)
○(5)[運]フェンシングの防護面。
「マスク(mask)」とも呼ぶ。
○(6)カブト状のもの。
◎ドイツ語:ヘルム(Helm)。
ぺるめる
【ペルメル】
◇[英]Pall Mall
○(1)(Pall Mall Street)⇒ぺるめるがい(ペルメル街)
○(2)イギリス陸軍省の別称。
もと、ペルメル街にあったことから。
○(3)ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(British-American
Tobacco)のブランド名。
○(4)[歴][運](pall-mall)16〜17世紀に行われていた、クリケッ
トに似た球技。
ぺるめるがい
【ペルメル街】
◇[英]Pall Mall Street
○イギリスの首都ロンドン中央部、トラファルガー広場(Tra-
falgar Square)からセントジェームス宮殿(St.James's Palace)
に至る街路。多くのクラブが集まっている。
べるもぱん
【ベルモパン】
◇Belmopan
○中央アメリカの共和国ベリーズの首都。
◎1970(昭和45)ベリーズ・シティーから移転。
へるもぽりすぱるば
【ヘルモポリスパルバ】
◇Hermopolis Parva
○[歴]⇒だまんふーる(ダマンフール)
へるもんさん
【ヘルモン山】
◇[英]Mount Hermon、[アラビア語]Jabal al-shaykh
○[地]シリア南西部、レバノン国境にある山。標高2,814メー
トル。
[1]ぺるら
【ペルラ】
◇[伊]perla
○(イタリア語で)真珠(シンジュ)。
⇒しんじゅ(真珠)
[2]ぺるら
【ペルラ】
◇[西]perla
○(スペイン語で)真珠(シンジュ)。
⇒しんじゅ(真珠)
ぺるらす
【ペルラス】
◇[西]perlas
○(スペイン語で)ビーズ([英]beads)。
⇒びーず(ビーズ)
★べるりおーず
【ベルリオーズ】
◇Hector Berlioz(ルイ・エクトール・ベルリオーズ)
○[人]フランスの作曲家(1803〜1869)。ロマン主義音楽の先駆
者。
作品は1830年『幻想交響曲』・『ローマの謝肉祭』・1839
(天保10)『ロメオとジュリエット』・『ファウストの劫罰(ゴウ
バツ)』・『キリストの幼時』・『レクイエム』など。
ぺるりすしゅう《ぺるりすしう》
【ペルリス州】
◇[マレー語]negeri Perlis、[英]Perlis State
○マレーシア北西端、マレー半島にある州。南東部をケダ州
(negeri Kedah)に接し、北部をタイ王国(Thailand)に隣接。
州都はカンガル(Kangar)。
◎第12代サイドシラジュディン・サイドプトラ・ジャマルライ
ル国王の出身地。
ぺるりーな
【ペルリーナ】
◇[伊]perlina
○(イタリア語で)ビーズ([英]beads)。
⇒びーず(ビーズ)
★べるりん
【ベルリン】
【伯林】
【伯児離】
【伯爾里】
◇Berlin
○ドイツ連邦共和国の首都。ドイツ北東部、シュプレー川(der
Spree)沿いの都市。
エルベ川(Fluss Elbe)の支流シュプレー川(Fluss Spree)が
市内を流れる。
空港は、テーゲル空港(Tegel Airport)・テンペルホフ空港
(Tempelhof Airport)・シェーネフェルト空港(Schoenefeld)
の三つがある。
〈人口〉
1976(昭和51)195万人(西ベルリン)。
1976(昭和51)110万人(東ベルリン)。
1987(昭和62)315万人。
1996(平成 8)347万人。
◎東ベルリンは旧東ドイツの首都で、旧西ドイツの首都はボ
ン(Bonn)。
◎1701(元禄14)プロイセン王国の首都。
1806〜1808(文化 3〜文化 5)ナポレオン軍、占領。
1871(明治 4)ドイツ帝国(ドイツ第二帝国)が建国されて首都
となる。
1936(昭和11)第11回オリンピック大会、開催。聖火を始めて
採用。
1945. 4.(昭和20)ソ連軍がベルリンに突入し、5月15日陥落。
1948. 6.(昭和23)ベルリン封鎖。
1949(昭和24)東ベルリンが東ドイツの首都となり、西ベルリ
ンはアメリカ・イギリス・フランスの共同管理となる。
1989.11. 9(平成元)東ドイツで旅行の自由に関する法律が発
表されて、ベルリンの壁が崩壊。
1990.10.(平成 2)東西ドイツの統一。
〈ベルリン夜間大空襲〉
1943(昭和18)イギリス軍より前後5回行われる。住民死者
2,700人余。のち制空権を奪い、夜間の必要性がなくなる。
第1回:11.18〜11.19。
第2回:11.22〜11.23。
第3回:11.23〜11.24。
第4回:11.26〜11.27。
第5回:12. 2〜12. 3。
べるりんあお《べるりんあを》
【ベルリン青】
◇[独]Berliner Blau、[英]Berlin blue
○⇒こんじょう(紺青)(3)
★べるりんかいぎ《べるりんくわいぎ》
【ベルリン会議】
◇[独]Berliner Kongress、[英]Berlin Conference
○(1)[歴]1849(嘉永 2)。
○(2)[歴]1878(明治11)ヨーロッパ列強とトルコの代表がバル
カン半島の国際関係調整のため開催した国際会議。
ベルリンにイギリス・ロシア・ドイツ・オーストリア・フラ
ンス・イタリア・トルコなどの代表が会し、露土戦争の結果成
立したサンステファノ条約を修正し、議長ビスマルクのたくみ
な調停でベルリン条約が成立。
ロシアのバルカン南下政策は阻止された。
○(3)[歴]1884〜1885(明治17〜明治18)欧米列強諸国によるア
フリカ分割が定められた会議。
○(4)[歴]1890(明治23)労働階級の待遇改善についてヨーロッ
パ各国の委員が会した会議。
○(5)[歴]1954(昭和29)アメリカ・イギリス・フランス・ソ連
の外相会議。
★べるりんかんらく
【ベルリン陥落】
◇[英]the Berlin surrender
○[歴]1945. 5.15(昭和20)ソ連軍がナチス・ドイツの首都ベル
リンに突入して陥落。
◎ベルリンの陥落を予知した総統ヒトラー(Adolf Hitler)は
1945. 4.28(昭和20)総統官邸地下壕で愛人エバ・ブラウン(Eva
Braun)と結婚し、2日後にエバとともに自殺。
べるりんこくさいえいがさい《べるりんこくさいえいぐわさい》
【ベルリン国際映画祭】
◇[英]Berlin International Film Festival
○[映]ベルリンで毎年開かれる映画祭。
最高の賞は金熊賞(キンクマショウ)。
◎1951(昭和26)西ベルリンで発足。
1954(昭和29)黒澤明(クロサワ・アキラ)監督『生きる』ドイツ上院陪
審賞、受賞。
1958(昭和33)今井正(タダシ)監督『純愛物語』監督賞、受賞。
1959(昭和34)黒澤明監督『隠し砦の三悪人』監督賞、受賞。
1963(昭和38)今井正監督『武士道残酷物語』金熊賞、受賞。
2002(平成14)宮崎駿(ハヤオ)監督『千(セン)と千尋(チヒロ)の神隠し』
金熊賞、受賞。
◎クマはベルリン市のシンボル。
ベネチア国際映画祭・カンヌ国際映画祭とともに世界の三大
映画祭の一つ。
べるりんじゆうだいがく《べるりんじいうだいがく》
【ベルリン自由大学】
◇[独]Freie Universitaet Berlin
○[教]⇒べるりんだいがく(ベルリン大学)
べるりんだいがく
【ベルリン大学】
◇[独]Friedrich Wilhelms-Universitaet Berlin
○[教]ドイツの代表的総合大学。
◎プロイセン近代化のシュタイン・ハルデンベルク改革の一環
として、1809(文化 6)プロイセン国王フリードリヒ・ウィルヘ
ルム三世の勅令により、文部大臣フンボルトがシュライエルマッ
ハーの大学論に基づき立案。1810(文化 7)創設、初代学長はフィ
ヒテ。
教授と研究の自由、哲学を中核とする諸学問の有機的統一、
教授会を中心とした大学自治制度を実現など、その理念は世界
に認められ他の大学の模範となった。
第二次世界大戦後、大学が東ベルリン地区に含まれたため東
ドイツに引き継がれ、フンボルト大学と改称。西ドイツは1948
(昭和23)西ベルリンにベルリン自由大学(Freie Universitaet
Berlin)を新設。
1990(平成 2)ドイツ統一後も二つの大学が並立。
参照⇒しゅたいんはるでんべるくかいかく(シュタイン・ハ
ルデンベルク改革),[2]ふんぼると(フンボルト)
★べるれーぬ
【ベルレーヌ】
◇Paul Verlaine
○[人]フランスの詩人(1844〜1896)。
へるれんがわ《へるれんがは》
【ヘルレン川】
◇[モンゴル語]Kherlen Gol
○[地]⇒けるれんがわ(ケルレン川)
べるん
【ベルン】
◇[独]Bern、[フ]Berne(ベルヌ)
○⇒べるぬ(ベルヌ)
べるんしゅう《べるんしう》
【ベルン州】
◇[独]Kanton Bern、[フ]Berne canton
○⇒べるぬしゅう(ベルヌ州)
べるんしゅたいん
【ベルンシュタイン】
◇Eduard Bernstein
○[人]ドイツの社会主義者(1850〜1932)。
1872(明治 5)ドイツ社会民主労働者党(のちドイツ社会民主
党)に入党。
1878(明治11)社会主義者鎮圧法によりスイスに追われる。
1888(明治21)ロンドンに移り、エンゲルスと親交。
1899(明治32)『社会主義の諸前提と社会民主主義の任務』を
発表して、修正主義理論を展開した。
べるんはいむ
【ベルンハイム】
◇Ernst Bernheim
○[人]ドイツの歴史学者(1850〜1942)。
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