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                 百   科   辞   書    《へる》     編集:獨  澄旻

-------- へる --------------------------------------------------
へる
	【ヘル】
	◇[英]hell
	○(英語で)地獄。
	 ⇔へぶん(heaven)(2)
★[1]べる
	【ベル】
	◇[英]bell
	○(1)(教会などの)鐘(カネ)・釣り鐘。
	 参照⇒かりよん(カリヨン)(1)
	○(2)金属やガラスでできた、呼び鈴(リン)。
	○(3)[電](特に)電磁石で打ち鳴らす呼び鈴。
	 「電鈴(デンレイ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒よびりん(呼び鈴)
	◎ベルを使わずに、電磁石で振動板を振動させるものは「ブザ
	ー(buzzer)」。
	○(4)[通]電話機の呼び鈴。
	○(5)[交]自転車に付いている、警告のための鈴。
	○(6)[楽]オーケストラで用いる打楽器の一種。
	 音律順に長い金属管を吊り並べたもので、槌(ツチ)で叩(タタ)い
	て演奏する。
	○(7)ハンドベル(handbell)の略称。
	 ⇒はんどべる(ハンドベル)
	○(8)カウベル(cowbell)の略称。
	 ⇒かうべる(カウベル)
[2]べる
	【ベル】
	◇[英]Bell
	○女性名イザペル(Isabel)の愛称。
[3]べる
	【ベル】
	◇Andrew Bell
	○[人]スコットランドの印刷業者(1726〜1809)。
	 マクファーカー(Colin MacFarquhar)(1745ころ〜1793)とと
	もにブリタニカ百科辞典(Encyclopaedia Britannica)の初版を
	販売。
	 参照⇒ぷりたにかひゃっかじてん(ブリタニカ百科辞典)
[4]べる
	【ベル】
	◇Andrew Bell
	○[人]スコットランドの教育家(1753〜1838)。
[5]べる
	【ベル】
	◇Acton Bell(アクトン・ベル)
	○[人]⇒[3]ぶろんて(ブロンテ)
[6]べる
	【ベル】
	◇Alexander Graham Bell(グラハム・ベル)
	○[人]アメリカの物理学者・発明家(1847〜1922)。スコットラ
	ンド生れ。
	 音声生理学・発声法の研究から聾(ロウ)教育に尽力。
	 1871(明治 4)アメリカに移住。
	 1875(明治 8)音声を電流によって伝送する磁石式電話機を発
	明し、1876(明治 9)特許を取得。
	 1877(明治10)ベル電話会社(Bell Telephone Co.)を創設。
	 1882(明治15)アメリカに帰化。
[7]べる
	【ベル】
	◇Daniel Bell
	○[人]アメリカのジャーナリスト・社会学者(1919〜)。本名は
	"Daniel Bolotsky"。
[1]べーる
	【ベール】
	◇[英]veil
	○(1)[服]つつしみを表すため、婦人が頭からかぶって顔を覆
	(オオ)い隠す薄い布。
	 「面紗(メンシャ)」とも呼ぶ。
	◎修道女:⇒うぃんぷる(ウィンプル)(2)
	○(2)[服]装飾のため、婦人帽の縁からたらす網または薄い布。
	 参照⇒へにん(ヘニン)
	◎暑さ除け:⇒はぶろっく(ハブロック)
	○(3)(転じて)見えないように包み隠すもの。
	◎神秘のベール
[2]べーる
	【ベール】
	◇[フ]vert
	○(1)[色](フランス語で)緑色。
	 「ヴェール」とも呼ぶ。
	○(2)(フランス語で)未熟な・未熟の。
	◎プチベール:⇒ぷちべーる(プチベール)
[3]べーる
	【ベール】
	◇Pierre Bayle
	○[人]フランスの哲学者(1647〜1706)。
ぺるー
	【ペルー】
	【秘露】
	【白露】
	◇Peru
	○南アメリカ北西部、太平洋岸の共和国。正称はペルー共和国
	(Republic of Peru)。
	 首都はリマ(Lima)。公用語はスペイン語・ケチュア語。通貨
	はソル。国花はサンフラワー(カンツータ)。
	〈面積〉
	 128万5,215.60平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)1,652万人。
	 1988(昭和63)2,125万人。
	 1993(平成 5)2,263万9,400人。
	 2004(平成16)2,763万9,000人。
	〈歴代大統領〉
	 アルベルト・フジモリ(Alberto Fijimori)(1938〜):1990〜
	2000。
	 アレハンドロ・トレド・マンリケ(Alejandro Toledo Manri-
	que)(1946〜):2001〜。
	〈歴代首相〉
	 ソラリ(Luis Solari)(1948〜):2002〜2003。
	 ベアトリス・メリノ(Beatriz Merino)(1947〜):2003. 6.28
	〜。
	◎県(州):[西]Departamento de *、[英]* Department。
	 郡:[西]Provincia de *、[英]* District。
	◎もとインカ帝国の地。
	 1532年、スペインが征服。
	 1821(文政 4)独立。
	 2003. 6.28(平成15)トレド大統領、ベアトリス・メリノ国税
	庁長官を首相に任命(同国初の女性首相)。
	◎独立記念日:7月28日。
[1]ぺーる
	【ペール】
	◇[フ]pere
	○(フランス語で)父・お父さん。
	◎パパは「パパ(papa)」、お母さんは「メール(mere)」。
[2]ぺーる
	【ペール】
	◇[フ]perle
	○(1)(フランス語で)真珠(シンジュ)。
	 ⇒しんじゅ(真珠)
	○(2)(フランス語で)ビーズ([英]beads)。
	 ⇒びーず(ビーズ)
べるいまん
	【ベルイマン】
	◇Ingmar Bergman(イングマール・ベルイマン)
	○[人]スウェーデンの映画監督・演出家(1918. 7.14〜2007. 7.
	30)。ウプサラ(Uppsala)生れ。
	 ストックホルム大学で演劇を学ぶ。
	 1944(昭和19)映画会社に入社。
	 1946(昭和21)『危機』で初監督。
	 作品は1952(昭和27)『不良少女モニカ』・1956(昭和31)『第
	七の封印』・1957(昭和32)『野いちご』・1958(昭和33)『女は
	それを待っている』・1959(昭和34)『処女の泉』・1961(昭和
	36)『鏡の中にある如く』・1962(昭和37)『冬の光』・1963(昭
	和38)『沈黙』・1982(昭和57)『ファニーとアレクサンデル』
	・2003(平成15)『サラバン』など。
べるえあ
	【ベルエア】
	◇Bel Air
	○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)北東
	部のハーフォード郡(Harford County)中西部にある郡都。
べるえあ
	【ベルエア】
	【ベル・エア】
	◇Bel-Air
	○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California 
	State)南部のロスアンゼルス市(Los Angeles Ctit)北西部の高
	級住宅街。
	 東方にハリウッド(Hollywood)がある。
べるーが
	【ベルーガ】
	◇[英]beluga
	○(1)[魚]シロチョウザメの英名。
	 ⇒ちょうざめ(チョウザメ,蝶鮫)
	○(2)[哺]シロイルカ(white whale)の英名。
	 ⇒しろいるか(シロイルカ,白海豚)
	○(3)[空]エアバスインダストリー社製の大型貨物輸送機(A−
	300−600ST)の愛称。
	 最大積載量が47トン、貨物室の容積1,400立方メートル、航
	続距離は1,660キロメートル。
	 参照⇒えーさんびゃく(A−300,A300)
★ぺるーかいりゅう《ぺるーかいりう》
	【ペルー海流】
	◇[英]Peru Current
	○[海]
	 「フンボルト海流(Humboldt Current)」とも呼ぶ。
	 参照⇒えるにーにょ(エル・ニーニョ)
べるがーど
	【ベルガード】
	◇[英]bellguard
	○[運]フェンシング用の剣フルーレ([フ]fleuret)の半球状の
	ツバ(鐔)。
	 参照⇒ふるーれ(フルーレ)
べるがま
	【ベルガマ】
	◇Bergama
	○トルコ西部、イズミル県(Izmir Ili)北部の都市。
	 古代都市国家ペルガモン(Pergamon)の遺跡がある。
	 参照⇒ぺるがもん(ペルガモン)
ぺるがむむ
	【ペルガムム】
	◇[英]Pergamum
	○[歴]⇒ぺるがもん(ペルガモン)
ぺるがめんと
	【ペルガメント】
	◇[独]Pergament
	○羊皮紙。
	 ⇒ようひし(羊皮紙)
	◎小アジアのペルガモン(Pergamon)で発明された事から。
	 参照⇒ぺるがもん(ペルガモン)
べるがも
	【ベルガモ】
	◇Bergamo
	○(1)(Provincia di Bergamo)⇒べるがもけん(ベルガモ県)
	○(2)イタリア北部、ロンバルディア州(Regione Lombardia)ベ
	ルガモ県の県都。
	〈人口〉
	 1969(昭和44)12万4,968人。
	 1994(平成 6)11万5,889人。
べるがもけん
	【ベルガモ県】
	◇[伊]Provincia di Bergamo、[英]Bergamo District/Bergamo 
	Province
	○イタリア北部、ロンバルディア州(Regione Lombardia)の県。
	 県都はベルガモ。
べるがもっと
	【ベルガモット】
	◇[英]bergamot
	○(1)[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)の常緑
	低木。アジア原産。
	 南ヨーロッパ、特にイタリアで多く栽培されている。
	 ベルガモットオイル(oil)を抽出する。
	 「ベルガモットオレンジ(orange)」とも呼ぶ。
	◎学名は"Citrus bergamia"。
	○(2)(1)の未熟果の果皮から抽出した香油。
	 香料としてオーデコロン・石鹸や紅茶などに使用する。
	 「ベルガモットオイル(oil)」,「ベルガモット油」とも呼ぶ。
	○(3)[植]地中海ミント(Mediterranean mint)。
	◎学名は"Mentha citrata"。
	○(4)[植](wild bergamot)ヤグルマハッカ(矢車薄荷)。
	 ⇒やぐるまはっか(ヤグルマハッカ,矢車薄荷)
	◎学名は"Monarda fistulosa"。
	○(5)[植](bee balm)タイマツバナ(松明花)。
	 ⇒たいまつばな(タイマツバナ,松明花)
	◎学名は"Monarda didyma"。
	○(6)[植]ナシ(梨)の一種。
	◎トルコ語の「紳士(bey)のナシ(armut)」から。
べるがもっとおいる
	【ベルガモットオイル】
	【ベルガモット・オイル】
	◇[英]bergamot oil
	○⇒べるがもっと(ベルガモット)(2)
べるがもっとおれんじ
	【ベルガモットオレンジ】
	【ベルガモット・オレンジ】
	◇[英]bergamot orange
	○(1)[植]⇒べるがもっと(ベルガモット)(1)
	○(2)[植](1)の果実。
べるがもっとゆ
	【ベルガモット油】
	◇[英]bergamot oil
	○⇒べるがもっと(ベルガモット)(2)
ぺるがもん
	【ペルガモン】
	◇Pergamon
	○[歴]小アジア北西部にあった都市国家(ポリス)。
	 アレクサンドリアと並ぶヘレニズム文化の中心地。
	 現在はトルコ領のベルガマ(Bergama)。
	 「ペルガムム([英]Pergamum)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぺるがめんと(ペルガメント)
ぺるがもんのがれん
	【ペルガモンのガレン】
	◇[英]Galen of Pergamum
	○[人]⇒がれのす(ガレノス)
べるぎー
	【ベルギー】
	【白耳義】
	◇[フラマン語]Belgie、[英]Belgium
	○ヨーロッパ北西部の王国。
	 首都はブリュッセル(Brussel)。
	 公用語はフラマン語(オランダ語の一方言)・ワロン語(フラ
	ンス語の一方言)・ドイツ語。北部がフラマン語地区、南部が
	ワロン語地区。
	 ユーロ圏の一国。
	 参照⇒ふらまんごちく(フラマン語地区),わろんごちく(ワロ
	ン語地区)
	〈面積〉
	 3万0,519平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1971(昭和46)  973万人。
	 1977(昭和52)  993万人(「理科年表」昭和55)。
	 1984(昭和59)  988万人。
	 1988(昭和63)  992万人。
	 1997(平成 9)1,019万人。
	 1999(平成11)1,021万3,752人(推計)。
	〈歴代国王〉
	 アルベール二世(Albert II):1993. 8. 9〜。
	〈歴代首相〉
	 ヒー・フェルホフスタット(Guy Verhofstadt):1999. 7.12
	〜。
	◎州:Provincie *、[フ]Province de(du) *、[英]Province 
	of *。
	◎1815(文化12)オランダに併合。
	 1830(文政13)七月革命により、翌年オランダから立憲君主国
	として独立。
	 かつてヨーロッパ各国が争ったので、「コックピット([英]
	cockpit)(闘鶏場)」の別称がある。
	◎旧通貨はベルギー・フラン(Franc)。
	◎中国では「比利時(Bilishi)」と書く。
へるきゃっと
	【ヘルキャット】
	◇[英]hellcat
	○(1)鬼婆(オニババ)・性悪女(ショウワルオンナ)。魔女。
	◎ヨーロッパでは黒ネコ(cat)は魔女の使いと考えられていた。
	○(2)[軍](Hellcat)第二次世界大戦中のアメリカ軍の戦闘機、
	グラマンF−6Fの通称。
	 ゼロ戦に対抗するため戦時中に設計・開発されて戦線に投入
	されたため、日本では単に「グラマン」とも呼ぶ。
ぺーるぎゅんと
	【ペール・ギュント】
	◇Peer Gynt
	○(1)[劇]イプセン(Henrik Ibsen)の戯曲。5幕。
	 ノルウェー民話の伝説的人物、無節操で楽天的な夢想家ペー
	ル・ギュントが、富と快楽と冒険を求めて放浪し、最後に失い
	かけた自己を故郷の恋人ソルベーグ(ソールバク)(Solveig)の
	愛によって現実に目覚めるまでの人生遍歴を描く。
	◎1867(慶応 3)刊行。
	 1876(明治 9)クリスチャニア(現:オスロ)で初公演。
	○(2)[楽]グリーグ(Edvard Hagerup Grieg)作曲の管弦楽曲。
	 1875(明治 8)イプセンの求めに応じて戯曲『ペール・ギュン
	ト』の付随音楽として作曲され、翌年の初公演で初演奏。
	 のち、二つの管弦楽用組曲に編曲された。
	 『ソルベーグの歌』・『アニトラの踊り』・『オーセの死』
	など。
べるく
	【ベルク】
	◇[独](単数形)Berg/(複数形)Berge(ベルゲ)
	○(ドイツ語で)山。
	◎ゲビルゲ(Gebirge):山脈。
	 ベルクバーン(Bergbahn):登山鉄道。
	 ベルクバハト(Bergwacht):山岳救助隊。
べるぐそん
	【ベルグソン】
	◇Henri Louis Bergson(アンリ・ベルグソン)
	○[人]フランスの哲学者(1859〜1941)。
	 1907(明治40)『創造的進化(L'evolution creatrice)』で「生
	命の躍動(elan vital)(エラン・ビタル)」を説く。
	 1927(昭和 2)ノーベル文学賞を受賞。
べるくばはと
	【ベルクバハト】
	◇[独]Bergwacht(ベルクヴァハト)、[英]mountain rescue ser-
	vice
	○山岳救助隊。
べるくばーん
	【ベルクバーン】
	◇[独]Bergbahn、[英]mountain railway 
	○[交]登山鉄道・山岳鉄道。
べるぐらす
	【ベルグラス】
	◇[英]bell glass
	○[化]⇒べるじゃー(ベルジャー)
べるぐらーど
	【ベルグラード】
	◇[英]Belgrade
	○ベオグラード(Beograd)の英語名。
	 ⇒べおぐらーど(ベオグラード)
へるくらねうむ
	【ヘルクラネウム】
	◇[羅]Herculaneum
	○[歴]イタリア南部、ベスビオ火山(Vulcano Vesuvio)の麓(フモ
	ト)にあった古代イタリアの都市。また、その遺跡。
	 ナポリ(Napoli)の東約8キロメートルで、現在のエルコラー
	ノ(Ercolano)。
	 紀元前6世紀にギリシアの植民市として建設。
	 BC.  89、ローマ領となる。
	 AD.  79. 8、ベスビオ火山の大噴火によりポンペイ(Pompei)
	とともに埋没。
	 1709(宝永 6)井戸を掘っていた農夫がコロシアム(劇場)を発
	見。
	◎名前はギリシア神話のヘラクレス([希]Herakles)、ローマ名
	ヘルクレス(Hercules)に由来(ユライ)する。
へるくれす
	【ヘルクレス】
	◇[羅]Hercules
	○[ギ神]⇒へらくれす(ヘラクレス)
[1]べるぐれーど
	【ベルグレード】
	◇[英]Belgrade
	○ベオグラード(Beograd)の英語名。
	 ⇒べおぐらーど(ベオグラード)
[2]べるぐれーど
	【ベルグレード】
	◇Belle Glade
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ半島南東部のパームビーチ
	郡(Palm Beach County)の町。
べるぐれーびあ
	【ベルグレービア】
	◇Belgravia
	○イギリスの首都ロンドン西部、ハイドパーク(Hyde Park)(公
	園)に隣接する高級住宅地。
べるげ
	【ベルゲ】
	◇[独](複数形)Berge/(単数形)Berg(ベルク)
	○(ドイツ語で)山々。
	◎ゲビルゲ(Gebirge):山脈。
べるげしゅれっぱー
	【ベルゲシュレッパー】
	◇[独]Bergeschlepper
	○[軍](戦車の)回収用トラクター。
べるげん
	【ベルゲン】
	◇Bergen
	○ノルウェー南西部、ホルダラン県(Hordaland Fylke)西部に
	ある県都。大西洋岸のフィヨルドに面する港湾都市。同国第2
	の都市。
	 ヨーロッパ有数の漁業基地で、水産加工・造船・鉄鋼業・海
	運業なども発達。
	〈人口〉
	 1987(昭和62)20万9,000人。
	 1992(平成 4)21万5,967人(推計)。
	◎1979(昭和54)ハンザ同盟時代のドイツ人居留地区ブリッゲン
	(Bryggen)が世界文化遺産に登録。
へるごらんと
	【ヘルゴラント】
	◇[独]Helgoland
	○[地]⇒へるごらんど(ヘルゴランド)
へるごらんど
	【ヘルゴランド】
	◇[独]Helgoland(ヘルゴラント)
	○[地]ドイツ北西部の北海([独]Nordsee)、エルベ川(Fluss 
	Elbe)下流のヘルゴランド湾(Helgolaender Bucht)にある小島。
	観光地。
	 「ヘルゴランド島(Insel Helgoland)」,「ヘリゴランド([英]
	Heligoland)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 約1.50平方キロメートル。
	◎1885. 2.17(明治18)アフリカのドイツ保護領ザンジバル(Zan-
	zibar)と交換にイギリス領からドイツ領となる。
へるごらんどとう《へるごらんどたう》
	【ヘルゴランド島】
	◇[独]Insel Helgoland
	○[地]⇒へるごらんど(ヘルゴランド)
へるごらんどわん
	【ヘルゴランド湾】
	◇[独]Helgolaender Bucht/Bei Helgoland
	○[地]ドイツ北西部、エルベ川(Fluss Elbe)が注(ソソ)ぐ北海の
	湾。
	 「ヘリゴランド湾([英]Heligoland Bight)」,「ヘリゴランド・
	バイト」とも呼ぶ。
★へるごらんどわんかいせん
	【ヘルゴランド湾海戦】
	◇[独]Seegefecht Bei Helgoland
	○[歴]第一次世界大戦初期の1914. 8.28(大正 3)、北海のヘル
	ゴランド湾で行われたイギリス艦隊とドイツ艦隊の海戦。
	 イギリス艦隊が大勝。
	 「ヘリゴランド湾海戦(Battle of Heligoland Bight)」,「ヘリ
	ゴランド沖海戦」とも呼ぶ。
べるごろど
	【ベルゴロド】
	◇Belgorod
	○(1)(Belgorodskaya Oblast)⇒べるごろどしゅう(ベルゴロド
	州)
	○(2)ロシア連邦南西部、ベルゴロド州中西部にある州都。
べるごろどしゅう《べるごろどしう》
	【ベルゴロド州】
	◇[露]Belgorodskaya Oblast、[英]Belgorod Region
	○ロシア連邦南西部の州。南部をウクライナに隣接。
	 州都はベルゴロド(Belgorod)。
★べるさいゆ
	【ベルサイユ】
	◇Versailles
	○フランス、パリ南西方18キロメートルにある都市。
	 「ヴェルサイユ」とも書く。
	◎ベルサイユ宮殿,ベルサイユ条約
★べるさいゆきゅうでん
	【ベルサイユ宮殿】
	◇[フ]Palais de Versailles、[英]the Versailles Palace
	○フランスのベルサイユにあるルイ王朝バロック様式の大宮殿。
	◎1919. 6.(大正 8)ベルサイユ条約の調印が行われる。
	 1979(昭和54)世界文化遺産に登録。
★べるさいゆじょうやく《べるさいゆでうやく》
	【ベルサイユ条約】
	◇[英]Treaty of Versailles
	○(1)[歴]
	○(2)[歴]1919. 6.(大正 8)第一次世界大戦の戦後処理。
	 参照⇒なんようちょう(南洋庁),こうしゅうわん(膠州湾)
	◎1918. 3.(大正 7)のブレスト・リトフスク条約(Treaty of 
	Brest-Litovsk)は無効となった。
	 1924(大正13)ドーズ案(Dawes Plan)、採択。
	 1930(昭和 5)ヤング案(Young Plan)、採択。
	 2010.10. 3(平成22)ドイツ政府、賠償金を完済。
ぺるさっりぇーれ
	【ベルサッリェーレ】
	◇[伊]bersagliere
	○(1)(イタリア語で)邁進する人。
	○(2)[軍](イタリア語で)狙撃手(ソゲキシュ)・狙撃兵。
	 参照⇒ちぇっきーの(チェッキーノ)
べるさっりょ
	【ベルサッリョ】
	◇[伊]bersaglio
	○標的・ターゲット。
ぺるし
	【ペルシ】
	◇[フ]persil
	○[植](フランス語で)パセリ([英]parsley)。
	 ⇒ぱせり(パセリ)
★ぺるしあ
	【ペルシア】
	【波斯】
	◇Persia
	○[歴]イランの旧称。
	 「ペルシャ」とも、なまって「ハルシャ(波斯)」とも呼ぶ。
	◎アケメネス朝(BC. 550〜BC. 331):⇒あけめねすちょう(ア
	ケメネス朝)
	 1935(昭和10)イランと改称。
	◎語源:⇒ぺるしす(ペルシス)
	◎ペルシア絨毯(ジュウタン),ペルシア革,ベルシア猫
ぺるじあ
	【ペルジア】
	◇[伊]Perugia、[フ]Perouse
	○イタリア中央部、ウンブリア州(regione Umbria)中央部にあ
	る州都。
	 北緯43.11°、東経12.39°の地。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)15万0,600人。
	 2002(平成14)15万8,200人。
ぺるしあがわ《ぺるしあがは》
	【ペルシア革】
	【波斯革】
	○⇒はるしゃがわ(波斯革)
ぺるしあていこく
	【ペルシア帝国】
	◇[英]Persian Empire
	○[歴]⇒あけめねすちょう(アケメネス朝)
ぺるしあわん
	【ペルシア湾】
	◇[英]Persian Gulf
	○[地]イラン(ペルシア)とアラビア半島に囲まれた、アラビア
	海(Arabian Sea)の湾。面積、約23万3,100平方キロメートル。
	 「ペルシャ湾」,「アラビア湾(Arabian Gulf)」とも呼ぶ。
	 旧称は「緑海(リョッカイ)(Green Gulf)」。
	◎地中海の一つとすることもある。
	 アラビア半島の反対側は「紅海([英]Red Sea)」。
べるじぇたいさ
	【ベルジェ大佐】
	◇[フ]Colonel Berger
	○[人]⇒まるろー(マルロー)
べーるしぇば
	【ベールシェバ】
	◇Be'er Sheva/Beer Sheva/Beersheba
	○イスラエル南部、ハダロム地区(Mehoz HaDarom)の中北部に
	ある行政所在地。
	 北緯31.25°、東経34.80°の地。
	 「ベエルシェバ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)11万0,800人。
	 1995(平成 7)15万2,800人。
	 2003(平成15)18万6,900人。
	 2004(平成16)19万1,800人。
へるしお
	【ヘルシオ】
	◇[登録商標]Healsio
	○[食]シャープ社製の調理器具ウォーターオーブンの商品名。
	 大阪府立大学大学院との共同研究で開発したスーパースチー
	ムジェネレイター(過熱水蒸気発生ユニット)を搭載し、約300
	度の過熱水蒸気を食品に噴射して調理する。
	 水蒸気の温度や水分で、食品の脂肪分や塩分がより多く外側
	に溶け出す効果がある。
	◎2004. 9. 1(平成16)AX−HC1、12万6,000円で発売。
ぺるしす
	【ペルシス】
	◇Persis
	○[歴]イラン中南部のファルス(Fars)地方〜ペルシア湾東沿岸
	部の歴史的地域名。
	 アケメネス朝(Achemenid Dynasty)ペルシアの王都ペルセポ
	リス([希]Persepolis)があった。
	 英語読みで「パーシス」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぺるせぽりす(ペルセポリス),ふぁるすしゅう(ファル
	ス州)
	◎アケメネス朝発祥の地で、「ペルシア(Persia)」の語源。
	◎イラン南部の歴史的地域名は「カルマニア(Carmania)」。
	 イラン南東部の歴史的地域名は「バロチスタン(Balochistan)」。
べるじゃー
	【ベルジャー】
	◇[英]bell jar
	○[化]釣鐘形をしたガラス製の実験用容器。フラスコの一種。
	 「ベルグラス(bell glass)」とも呼ぶ。
ぺるしゃ
	【ペルシャ】
	◇Persia
	○⇒ぺるしあ(ペルシア,波斯)
べるじゃーえふ
	【ベルジャーエフ】
	◇Nikolai Aleksandrovich Berdyaev
	○[人]ロシアの神秘主義哲学者(1874〜1948)。
	 十月革命後、ベルリンついでパリに亡命。
	 唯物論・観念論を経て、キリスト教的神秘主義に基づいて文
	化や歴史の問題を独自の実存的思想で展開。
ぺるしゃわん
	【ペルシャ湾】
	◇[英]Persian Gulf
	○[地]⇒ぺるしあわん(ペルシア湾)
★ぺるしゅ
	【ペルシュ】
	◇Perche
	○フランス北西部の旧地方名。
	 現在は以下に分属。
	 オート・ノルマンディー地域圏(Region Haute-Normandie)ウ
	ール県(Departement Eure)。
	 バス・ノルマンディー地域圏(Region Basse-Normandie)オル
	ヌ県(Departement Orne)。
	 サントル地域圏(Region Centre)ウールエロアール県(De-
	partement Eure-et-Loir)。
	 ペイ・ド・ラ・ロアール地域圏(Region Pays de la Loire)
	サルト県(Departement Sarthe)。
ぺるしゅろん
	【ペルシュロン】
	◇percheron
	○[哺][農]ウマの一品種。フランス北西部のペルシュ地方(Re-
	gion duPerche)原産。
	 体高2メートルと大形で、性格は従順。車両や橇(ソリ)を引か
	せる重輓馬(ジュウバンバ)(heavy draft horse)。
へるしんき
	【ヘルシンキ】
	◇Helsinki
	○フィンランド(Finland)の首都。
	 北緯60.17°、東経24.94°の地。
	 スウェーデン語名は「ヘルシングフォルス(Helsingfors)」。
	〈人口〉
	 1968(昭和43)52万7,478人(推定)。
	 1974(昭和49)50万人。
	 1986(昭和61)48万6,000人。
	 1997(平成 9)53万9,400人。
	 2002(平成14)57万4,700人。
	◎1550(天文19)スウェーデン王グスタブ一世により建設。
へるしんぐふぉるす
	【ヘルシングフォルス】
	◇[スウェーデン語]Helsingfors
	○フィンランドの首都ヘルシンキのスウェーデン語名。
	 ⇒へるしんき(ヘルシンキ)
へるしんげあ
	【ヘルシンゲア】
	◇Helsingor
	○⇒へるしんげる(ヘルシンゲル)
へるしんげる
	【ヘルシンゲル】
	◇Helsingor
	○デンマーク南東部、シェラン島([英]Sjaelland Island)北東
	部のフレデリクスボー県(Frederiksborg Amt)東部にある都市。
	 北緯56.03°、東経12.62°の地。
	 エーレ海峡(Oresund)の対岸はスウェーデン。
	 「ヘルシンゲア」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 2004(平成16)3万5,000人。
ぺるす
	【ベルス】
	◇[独]Wels
	○[魚](ドイツ語で)ナマズ(鯰)。
	 ⇒なまず(ナマズ,鯰)(1)
★ぺるせうす
	【ペルセウス】
	◇Perseus
	○[ギ神]ギリシア神話の英雄。ゼウス(Zeus)とダナエ(Danae)
	との子。
	 女怪メドゥーサ(Medusa)を退治する。
	 また、海の怪物からエチオピア王ケフェウス(Kepheus)の王
	女アンドロメダ(Andromeda)を救って妻とする。
	 のちに競技で彼の投げた円盤が母ダナエの父アルゴス王アク
	リシオス(Akrisios)にあたって死亡し、生地アルゴスを去って
	ティリンス(Tiryns)を支配した。
	 参照⇒ぺるせうす(ペルセウス)
ぺるせうすざりゅうせいぐん《ぺるせうすざりうせいぐん》
	【ペルセウス座流星群】
	◇[英]Perseus meteor shower
	○[天]三大流星群の一つ。
	 スイフト・タットル彗星(スイセイ)(Comet Swift-Tuttle)の放出
	したチリが地球の大気に突入して発生する流星群。
	 毎年8月ころ、ペルセウス座付近に現れる。
ぺるせふぉね
	【ペルセフォネ】
	◇[希]Persephone
	○[ギ神]ギリシア神話の女神。ゼウス(Zeus)とデメテル(Deme-
	ter)との娘。
	 冥界の王ハデス(Hades)(ゼウスの兄)にさらわれ、その妻と
	なって、冥界の女王となる。
	 デメテルとともにエレウシス(Eleusis)などの秘教の女神。
	 「ペルセポネー」,「コレ(Kore)」とも呼ぶ。
	 参照⇒はです(ハデス)
	◎ローマ神話のプロセルピナ(Proserpina)に当たる。
ぺるせぽねー
	【ペルセポネー】
	◇Persephone
	○[ギ神]⇒ぺるせふぉね(ペルセフォネ)
ぺるせぽりす
	【ペルセポリス】
	◇[希]Persepolis(ペルシアの都市)
	○[歴]アケメネス朝(Achemenid Dynasty)ペルシア帝国の王都。
	 BC. 518、ダレイオス一世(Dareios I)が創建。
	 BC. 331、アレクサンドロス大王(Alexandros the Great)の
	遠征で破壊。
	 参照⇒ぺるしす(ペルシス)
	◎イラン中南部の都市シラーズ(Shiraz)の北東約70キロメート
	ルに遺跡がある。
	 1979(昭和54)世界文化遺産に登録。
ぺるそー
	【ペルソー】
	◇Jean-Francois Persoz
	○[人]フランスの化学者(1805〜1868)。
	 1833(天保 4)ペイアン(A.Payen)(1795〜1871)とともに麦芽
	(バクガ)からジアスターゼ(diastasis)の分離に成功して、発見
	・命名。
ぺるそなのんぐらーた
	【ペルソナ・ノン・グラータ】
	◇[羅](単数形)persona non grata/(複数形)personae non 
	gratae
	○(1)受けのよくない人
	○(2)(駐在国の政府にとって)好ましからざる人物・好ましく
	ない外交官。
	 受け入れ拒否や国外退去要請の際に通告する。
	 略称は「PNG」。
へるだー
	【ヘルダー】
	◇Johann Gottfried Herder
	○[人]ドイツの文学者・哲学者(1744〜1803)。
	 著書は『人類の歴史哲学考』・『言語の起源』など。
べるた
	【ベルタ】
	◇[登録商標]BELTA
	○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車(コンパクトセダン)。
	 プラッツ(Platz)の後継車。
	◎2005.11.28(平成17)新発売。
べるたほう《べるたはう》
	【ベルタ砲】
	◇[英]Berta's gun
	○[軍]第一次世界大戦中、ドイツ軍がパリ砲撃に用いた長距離
	砲。
	 「パリ砲(Paris Gun)」とも呼ぶ。
へるだーりん
	【ヘルダーリン】
	◇Friedrich Hoelderlin
	○[人]ドイツの詩人(1770〜1843)。
	 ヘーゲル(1770〜1831)やシェリング(1775〜1854)と親交。
	 32歳で精神に異常を来し、後半生は精神病患者として過ごす。
べるたるべやま
	【ベルタルベ山】
	◇[日]Berutaru Yama
	○[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)にある円錐状(コニーデ)の
	火山。標高1,221メートル。
べるだん
	【ベルダン】
	◇Verdun
	○フランス北東部、ロレーヌ地域圏(Region Lorraine)西部の
	ムーズ県(Departement Meuse)中北部にある、ムーズ川(Fleuve 
	Meuse)中流域の都市。
	 「ヴェルダン」とも呼ぶ。
	◎第一次世界大戦中の1916(大正 5) 2.21〜12.18、独仏両軍の
	激戦地。ペタン将軍が指揮するフランス軍がドイツ軍の猛攻に
	持ちこたえ、ドイツ軍の形勢が不利となった。
★べるだんじょうやく《べるだんでうやく》
	【ベルダン条約】
	◇[英]Treaty of Verdun、[独]Vertrag von Verdun/Teilung 
	von Verdun
	○[歴] 843(承和10)フランク王国カロリング朝(Carolingian 
	Dynasty)の3王子が結んだ、王国の3分割を約束した条約。
	 カール大帝([独]Karl der Grosse)(シャルルマーニュ)の第
	3子ルードウィヒ一世(Ludwig I)の死後、遺領をめぐって帝位
	を継いだ長子ロタール一世(Lothar I)に対抗し、第2子ルード
	ウィヒ二世(ルイ)と第3子カール二世(Karl II)(シャルル)が
	組んで戦う。
	  841(承和 8)フォントネーの戦い(Battle of Fontenoy)でロ
	タールを破る。
	  842(承和 9)シュトラスブルクの誓いで2兄弟の結束を強め
	る。
	 ロタールはイタリア・中部フランク、ルードウィヒは東フラ
	ンク、カールは西フランクを得た。
べるちぇり
	【ベルチェリ】
	◇Vercelli
	○(1)(Provincia di Vercelli)⇒べるちぇりけん(ベルチェリ
	県)
	○(2)イタリア北西部、ピエモンテ州(Regione Piemonte)ベル
	チェリ県の県都。
	 北緯45.34°、東経8.41°の地。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)5万0,200人。
	 2001(平成13)4万5,000人。
	 2003(平成15)4万4,900人。
	◎ローマ時代は「ウェルケラエ(Vercellae)」。
	 参照⇒きんぶりじん(キンブリ人)
べるちぇりけん
	【ベルチェリ県】
	◇[伊]Provincia di Vercelli、[英]Vercelli District/Ver-
	celli Province
	○イタリア北西部、ピエモンテ州(Regione Piemonte)の県。
	 県都はベルチェリ。
べるちすたん
	【ベルチスタン】
	◇Beluchistan
	○[歴]⇒ばるちすたん(パルチスタン)(1)
ぺるーちりかいこう
	【ペルー・チリ海溝】
	◇[英]Peru-Chile Trench
	○[地]太平洋南東部、南アメリカ大陸沿いの海溝。最深8,050
	メートル。
	 ペルーからチリにかけての沖を南北に走る。
	 東側の南アメリカ・プレート(South American Plate)に西側
	のナスカ・プレート(Nazca Plate)が潜り込んでいる。
	 「チリ海溝(Chile Trench)」,「アタカマ海溝(Atacama Trench)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒ちりじしん(チリ地震)
へるつぇごヴぃな
	【ヘルツェゴヴィナ】
	◇Hercegovina
	○⇒へるつぇごびな(ヘルツェゴビナ)
へるつぇごびな
	【ヘルツェゴビナ】
	◇Hercegovina
	○バルカン北西部の地方名。北部をボスニア(Bosna)地方に接
	する。
	 主都はモスタル(Mostar)。
	 「ヘルツェゴヴィナ」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぼすにあへるつぇごびな(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
へるつぇりあ
	【ヘルツェリア】
	◇Herzliyya
	○イスラエル中西部、ハメルカズ地区(Hamerkaz District)西
	部の町。
	 テルアビブ・ヤッファ(Tel Aviv-Yafa)の北方に位置し、日
	本大使公邸がある。
	 「ヘルツェリヤ」とも呼ぶ。
へるつぇりや
	【ヘルツェリヤ】
	◇Herzliyya
	○⇒へるつぇりあ(ヘルツェリア)
★べるつぉーに
	【ベルツォーニ】
	◇Giovanni Battista Belzoni(ジョバンニ・バッティスタ・ベ
	ルツォーニ)
	○[人]イタリアの探検家(1778.11.15〜1823.12. 3)。パドバ
	(Padova)生れ。
	 1800(寛政12)オランダで水力学(hydraulics)を学ぶ。
	 1803(享和 3)イギリスに旅行し、軽業師となる。イギリス人
	のサラ・ベイン(Sarah Bane)と結婚。
	 1812(文化 9)イギリスを離れ、スペイン・ポルトガルを経て、
	1815(文化12)自分で発明した水揚げ車を売り込みにエジプトに
	渡る。
	 1817(文化14)ナイル川の奥でアブシンベル神殿の入り口を発
	見。セティ一世(Seti I)の墓を開く。また、若いメムノン像
	(7トン)を大英博物館に運ぶ。
	 ギザの三大ピラミッドの第二、カフラー王のピラミッドの入
	り口も発見。
	◎映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》(Raiders of 
	the Lost Ark)』のインディ・ジョーンズ(Indiana Jones)のモ
	デル。
へるつべるく
	【ヘルツベルク】
	◇Gerhard Herzberg
	○[人]カナダの物理学者・化学者(1904〜1999)。ドイツ生れ。
	 1971(昭和46)ノーベル化学賞を受賞。
べるで
	【ベルデ】
	◇[伊]verde
	○[色](イタリア語で)緑色。
	 「ヴェルデ」とも呼ぶ。
ぺるてす
	【ペルテス】
	◇Georg Clemens von Perthes
	○[人]ドイツの外科医(1869. 1.17〜1927. 1. 3)。
	◎ペルテス病([英]Perthes disease)。
へるでらんとしゅう《へるでらるんとしう》
	【ヘルデラント州】
	◇[蘭]Provincie Gelderland、[英]Gelderland Province
	○⇒へるでるらんとしゅう(ヘルデルラント州)
★へるでるらんと
	【ヘルデルラント】
	◇[蘭]Gelderland、[独]Geldern、[葡]Gheldria、[フ]Gueldre
	○(1)(Provincie Gelderland)⇒へるでるらんとしゅう(ヘルデ
	ルラント州)
	○(2)
へるでるらんとしゅう《へるでるらんとしう》
	【ヘルデルラント州】
	◇[蘭]Provincie Gelderland、[英]Gelderland Province
	○オランダ中東部の州。東部・南東部をドイツに隣接。
	 州都はアルンヘム(Arnhem)。
	 「ヘルデラント州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 5,015平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1895(明治28) 54万0,937人。
	 1910(明治43) 64万7,567人。
	 1930(昭和 5) 82万9,293人。
	 1947(昭和22)103万9,025人。
	 1960(昭和35)127万4,042人。
	 1972(昭和47)155万8,000人。
	 1987(昭和62)177万1,972人。
	 1997(平成 9)188万7,000人(推計)。
★[1]べると
	【ベルト】
	◇[英]belt
	○(1)[服]洋服で、腰や手首などを締(シ)める細帯。
	 昭和中期までは「バンド([英]band)」と呼ぶことが多かった。
	○()
[2]べると
	【ベルト】
	◇[独]Welt(ヴェルト)
	○(ドイツ語で)世界。
べるとこんべあ
	【ベルト・コンベア】
	◇[英]belt conveyor
	○[機]⇒べるとこんべやー(ベルト・コンベヤー)
べるとこんべやー
	【ベルト・コンベヤー】
	◇[英]belt conveyor
	○[機]工場や工事現場などで材料・製品や土砂などを載せて連
	続的に移動・運搬する装置。
	 たくさんのローラー(コロ<転>)の上に幅の広いベルトをかけ
	渡して回転させ、乗せた物を運搬するもの。
	 「ベルト・コンベヤー(belt conveyor)」,「ベルト・コンベア」,
	「コンベヤー・ベルト(conveyor belt)」,「伝送帯」,「搬送帯」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒こんべやー(コンベヤー)
	◎両端のベルトが折り返すローラーは「プーリー(pulley)(ベル
	ト車)」と呼ぶ。
べるーな
	【ベルーナ】
	◇[登録商標]BELLUNA
	○[経]カタログ通信販売の大手業者。
	 本社は埼玉県上尾市。
べるなりーりょぐん
	【ベルナリーリョ郡】
	◇[英]Bernalillo County
	○アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico State)
	中北西部の郡。北東部をサンタフェ郡(Santa Fe County)に接
	する。
	 郡都はアルバカーキー(Albuquerque)。
[1]べるなーる
	【ベルナール】
	◇[フ]Bernard de Clairvaux
	○[人]フランス中世の聖職者・神秘思想家(1090〜1153)。
	 1112(天永 3)シトー修道会([羅]Ordo Cisterciensis)に入り、
	クレルボー(Clairvaux)に大修道院([英]abbey)を創設。
	 古代ギリシアのアウグスティヌス(Aurelius Augustinus)の
	影響を受け、聖書研究と神秘的信仰によって神への愛と帰依を
	強調した神との神秘的合一の説はアベラール(Pierre Abelard)
	の合理説と対立した。
	 「サン・ベルナール(Saint Bernard)」,「聖ベルナール」とも呼
	ぶ。
[2]べるなーる
	【ベルナール】
	◇[フ]Bernard
	○[人]フランス語圏の男性の名前。
ぺるなんぶこしゅう《ぺるなんぶこしう》
	【ペルナンブコ州】
	◇[葡]Estado de Pernambuco、[英]Pernambuco State
	○ブラジル北東部の州。北東部をパライバ州(Estado de Para-
	iba)、南東部をアラゴアス州(Estado de Alagoas)に接し、東
	部を大西洋に面する。
	 州都はレシフェ(Recife)。
	〈面積〉
	 9万8,527平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1950(昭和25)339万5,185人(7月1日現在)。
	 1960(昭和35)413万6,900人(9月1日現在)。
	 1970(昭和45)516万0,640人(9月1日現在)。
	 1980(昭和55)614万1,993人(9月1日現在)。
	 1991(平成 3)712万7,942人(9月1日現在)。
	 2000(平成12)791万8,344人(9月1日現在)。
へるにー
	【ヘルニー】
	◇[独]Hernie
	○[病](ドイツ語で)ヘルニア。
	 ⇒へるにあ(ヘルニア)
べるに
	【ベルニ】
	◇[フ]vernis
	○(フランス語で)ワニス。
	 ⇒わにす(ワニス)
★へるにあ
	【ヘルニア】
	◇[羅]hernia
	○(1)[病]腹部内臓の一部が本来あるべき位置から脱出した状
	態。
	○(2)[病](特に)脱腸。
	◎英語:ヘルニア(hernia)。
	 ドイツ語:ヘルニー(Hernie)。
	 フランス語:エルニー(hernie)。
	 イタリア語:エルニア(ernia)。
	 スペイン語:エルニャ(hernia)。
	 ノルウェー語:ブロック(brokk)。
	 トルコ語:フトゥク(fitik)。
	 中国語:疝(shan)。
べるにーちぇ
	【ベルニーチェ】
	◇[伊]vernice
	○(イタリア語で)ワニス。
	 ⇒わにす(ワニス)
べるにな
	【ベルニナ】
	◇Piz Bernina
	○[地]アルプス山脈東部、スイスとイタリアにまたがる高峰。
	標高4,049メートル。
べるにーに
	【ベルニーニ】
	◇Giovanni Lorenzo Bernini
	○[人]イタリアの彫刻家・建築家(1598〜1680)。
	 流動的な構成で、官能美に溢れた大理石彫刻を製作。
	 サン・ピエトロ大聖堂など教皇庁の建築物・装飾などをバロッ
	ク様式で製作。
	 ルーブル宮殿の改築のため、ルイ十四世にパリへ招かれる。
	 作品は『アポロンとダフネ』・『聖女テレジアの法悦』など。
[1]べるぬ
	【ベルヌ】
	◇[フ]Berne、[独]Bern
	○(1)(Berne canton)⇒べるぬしゅう(ベルヌ州)
	○(2)スイス連邦の首都。ベルヌ州の州都。
	 スイスの中西部、ライン川の支流アーレ川のほとりにある。
	 精密機械工業のほか、15世紀のゴシック建築が多く観光事業
	が盛ん。
	 ドイツ語名で「ベルン」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1976(昭和51)15万人。
	 1984(昭和59)14万人。
	◎万国郵便連合(UPU)本部がある。
	◎1191(建久 2)建設。
	 1218(建保 6)自由都市となる。
	 1848年、首都となる。
[2]べるぬ
	【ベルヌ】
	◇Jules Verne(ジュール・ベルヌ)
	○[人]フランスの作家(1828. 2. 8〜1905. 3.24)。
	 多くの科学的冒険小説を書き、SF小説の先駆者として知ら
	れる。
	 代表作は1870(明治 3)『海底二万里(Vingt Mille Lieues 
	sous les mers)』・1873(明治 6)『八十日間世界一周(Le Tour 
	du monde en quatre-vingts jours)』・『月世界旅行』・『十
	五少年漂流記』など。
	 参照⇒のーちらすごう(ノーチラス号)(2),めりえす(メリエ
	ス)
べーるぬい
	【ベールヌイ】
	◇Verny
	○[古]⇒あるまとい(アルマトイ)
べるぬしゅう《べるぬしう》
	【ベルヌ州】
	◇[フ]Berne canton、[独]Kanton Bern
	○スイス中西部の州。南東部の北部をオプバルデン州(Kanton 
	Obwalden)、北西部をジュラ州(Jura canton)に接する。
	 州都はベルヌ。
	 主言語はドイツ語。
	 「ベルン州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 6,050平方キロメートル。
べるぬじょうやく《べるぬでうやく》
	【ベルヌ条約】
	◇[英]Berne convention
	○⇒ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく(万国著作
	権保護同盟条約)
へるね
	【ヘルネ】
	◇Herne
	○ドイツ西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
	land Nordrhein-Westfalen)中西部の都市。
	 北緯51.54°、東経7.21°の地。
	 ルール工業地帯に位置する工業都市。
	 参照⇒らいんへるねうんが(ライン・ヘルネ運河)
	〈人口〉
	 1970(昭和45)20万3,223人。
	 1987(昭和62)17万4,238人。
べるねすくうこう《べるねすくうかう》
	【ベルネス空港】
	◇[英]Vaernes Airport
	○[空]ノルウェー中央部のトロンヘイム(Trondheim)にある空
	港。
べるの
	【ベルノ】
	【VERNO】
	○[経]スポーツ系ホンダ車の販売店系列(チャンネル)。
	 個人経営店が多い。
	 参照⇒ぷりも(プリモ,PRIMO),くりお(クリオ,CLIO)
★へるぱー
	【ヘルパー】
	◇[英]help
	○(1)手伝い。助手。
	◎介護ヘルパー
	○(2)(特に)家事の)お手伝い・家政婦。
	○(3)[動]繁殖個体の子育てを助ける、若い非繁殖個体。
	 ペンギンなどの鳥類に多く、哺乳類・魚類にもみられる。
べるーはさん
	【ベルーハ山】
	◇[露]gora Belukha
	○[地]カザフスタン東端とロシア南部の境にあるアルタイ山地
	(Altai Range)の最高峰。標高は東峰が4,506メートル、西峰が
	4,440メートル。
	◎1998(平成10)ロシア側、世界自然遺産に登録。
へるばると
	【ヘルバルト】
	◇Johann Friedrich Herbart
	○[人]ドイツの哲学者(1776〜1841)。
へるぱんぎな
	【ヘルパンギナ】
	◇[英]herpangina
	○[病]⇒へるぱんぎーな(ヘルパンギーナ)
★へるぱんぎーな
	【ヘルパンギーナ】
	◇[英]herpangina(ヘルパンジナ)
	○[病]エンテロウイルス(enterovirus)の感染症。
	 「ヘルパンギナ」,「疱疹性(ホウシンセイ)アンギーナ」,「疱疹性口峡
	炎(コウキョウエン)」,「水疱性口峡炎」とも呼ぶ。
	 参照⇒えんてろういるす(エンテロウイルス)
	◎「疱疹の(herp-)口峡炎(angina)」から。
べるひてすがーでん
	【ベルヒテスガーデン】
	◇Berchtesgaden
	○ドイツ南東部、バイエルン州(Bundesland Bayern)南東端の
	町。
	 州都ミュンヘン(Muenchen)の南東約100キロメートル、オー
	ストリア国境近くで、ザルツブルク(Salzburg)の南方に位置す
	る。
	 ドイツ・アルプスに囲まれた景勝地・リゾート地。
	◎ヒトラーの山荘があった。
ぺるぴにゃん
	【ペルピニャン】
	◇Perpignan
	○フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region Lan-
	guedoc-Roussillon)南端部にあるピレネーオリアンタル県(De-
	partement Pyrenees-Orientales)の県都。
	 旧ルーシヨン(Roussillon)地方の中心都市。
	〈人口〉
	 1982(昭和57)11万人。
	◎1276〜1344(建治 2〜<南>興国 5,<北>康永 3)マリョルカ王
	国の首都。
へるぷ
	【ヘルプ】
	◇[英]help
	○(1)[他動]助ける。手伝う。
	◎「ヘルプ」は困難なことや困窮者に対して積極的に、「アシス
	ト(assist)」は付き添って補助的に手伝うこと。
	 参照⇒あしすと(アシスト)(1)
	○(2)[名]助け・助力。手伝い。
	○(3)[名]助手。(家事の)お手伝い(家政婦)。
	 参照⇒へるぱー(ヘルパー)
	○(4)[名](日本で特に)キャバレーなどで、指名された女性従
	業員に替わって、客席で接待を補佐する女性従業員。
へるふぁいあー
	【ヘルファイアー】
	◇[英]Hellfire
	○(1)地獄の業火(ゴウカ)。
	○(2)地獄の刑罰、責め苦。
	○(2)[軍]アメリカのロッキード・マーチン製の対戦車用の空
	対地ミサイル。
	 アパッチ攻撃ヘリコプター(AH−64)に搭載。
	 参照⇒さーもばりっくだんとう(サーモバリック弾頭)
べるふぁすと
	【ベルファスト】
	◇Belfast
	○イギリス領北アイルランドの中心都市。アントリム県(An-
	trim County)の県都。アイルランド島北東海岸のノース海峡
	(North Channel)に面する港湾都市。
	 「ベルファースト」とも呼ぶ。
	 参照⇒おれんじこうしん(オレンジ行進)
	〈人口〉
	 1976(昭和51)36万人。
	 1987(昭和62)30万3,000人。
	 1991(平成 3)29万7,000人。
	◎1845(弘化 2)クイーンズ大学、創立。
	 かつて造船業が盛んで、タイタニック号も建造。
べるふぁーすと
	【ベルファースト】
	◇Belfast
	○⇒べるふぁすと(ベルファスト)
へーるふぃんくわん
	【ヘールフィンク湾】
	◇[英]Geelvink Bay
	○[古][地]⇒ちぇんどらわしわん(チェンドラワシ湾)
へるふぇりっひ
	【ヘルフェリッヒ】
	◇Karl Theodor Helfferich(カ−ル・ヘルフェリッヒ)
	○[人]⇒へるふぇりひ(ヘルフェリヒ)
★へるふぇりひ
	【ヘルフェリヒ】
	◇Karl Theodor Helfferich(カ−ル・ヘルフェリヒ)
	○[人]ドイツの政治家・経済学者(1872〜1924. 4.)。
	 第一次世界大戦時、財務大臣として戦時財政を担当。
	 「ヘルフェリッヒ」とも呼ぶ。
べるふねうじんすく
	【ベルフネウジンスク】
	◇Verhneudinsk
	○[古]⇒うらんうで(ウランウデ,ウラン・ウデ)
べるふらわー
	【ベルフラワー】
	◇[英]bellflower
	○[植]⇒ほたるぶくろ(ホタルブクロ,蛍袋,山小菜)
べるふりー
	【ベルフリー】
	◇[英]belfry
	○[建](聖堂・教会堂などに付属した)鐘塔(ショウトウ)・鐘楼(ショウロ
	ウ)。
	◎聖堂・教会堂などと独立した鐘塔は「カンパニーレ([伊]cam-
	panile)」と呼ぶ。
へるぺす
	【ヘルペス】
	◇[独]Herpes、[英]herpes
	○(1)[病]皮膚に小さな水疱(スイホウ)や膿疱(ノウホウ)が群がって(集
	族して)できた状態。
	 ウイルス感染症の単純性ヘルペス(単純ヘルペス)・帯状(タイ
	ジョウ)ヘルペスなどがある。
	 「疱疹(ホウシン)」,「匐行疹(フッコウシン)」とも呼ぶ。
	◎帯状疱疹:⇒たいじょうほうしん(帯状疱疹)
	 ヘルパンギーナ(herpangina):⇒へるぱんぎーな(ヘルパン
	ギーナ)
	 水疱:⇒すいほう(水疱)
	○(2)[俗][病]⇒たいじょうほうしん(帯状疱疹)
へるべちあ
	【ヘルベチア】
	◇Helvetia
	○[歴]⇒へるべてぃあ(ヘルベティア)
へるべちあきょうわこく
	【ヘルベチア共和国】
	◇[英]Helvetic Republic
	○[歴]⇒へるべてぃあきょうわこく(ヘルベティア共和国)
べるべちーん
	【ベルベチーン】
	◇[英]velveteen
	○[服]⇒べっちん(ベッチン,別珍)
べるべっと
	【ベルベット】
	◇[英]velvet
	○[服]⇒びろーど(ビロード,天鵞絨)
へるべてぃあ
	【ヘルベティア】
	◇Helvetia
	○[歴]ローマ時代のスイスの古称。
	 ケルト系のヘルベティア人が居住。
	 「ヘルベチア」とも呼ぶ。
★へるべてぃあきょうわこく
	【ヘルベティア共和国】
	◇[英]Helvetic Republic
	○[歴]ナポレオンがスイスに侵入して建国した傀儡(カイライ)共和
	国(1798. 4.12〜1800.11. 7)。
	 「ヘルベチア共和国」とも呼ぶ。
べるべてぃーん
	【ベルベティーン】
	◇[英]velveteen
	○[服]⇒べっちん(ベッチン,別珍)
べるべる
	【ベルベル】
	◇Berber
	○(1)⇒べるべるじん(ベルベル人)
	○(2)[言]⇒べるべるご(ベルベル語)
べるべるご
	【ベルベル語】
	◇[英]Berber language/Tamazight
	○[言]北アフリカに居住するベルベル人が使用する、アフロ・
	アジア諸語(Afro-Asian languages)(旧称はセム・ハム諸語)に
	属する言語。
	 アルジェリア・チュニジアのカビル(Kabyle)語、アルジェリ
	アのゼナ語(Zenati)、南サハラのタマシェク(Tamasheq)語、南
	モロッコのシュレ(Chleuh)語、カナリア諸島のグアンチェ
	(Guanche)語などが含まれる。
べるべるじん
	【ベルベル人】
	◇[英]Berbers
	○北アフリカ沿岸地方に住む先住民族。
	 人種的にはコーカソイドに属し、ハム族を主体にネグロ族や
	セム族が混血している。
	 言語は、アフロ・アジア語族(旧称はハム・セム語族)に属す
	るベルベル諸語を話す。
	 7世紀後半以来はイスラム化が進み、実際にはアラビア語も
	併用するバイリンガル(二言語使用者)が多い。
	 モロッコのアトラス山中、アルジェリアのカビリー(Kabylie)
	地方からチュニジア・リビアに分布し、全体としては特別な民
	族集団を形成していない。
	 宗教的にはスンニ派のイスラム教徒が多い。
	 ヨーロッパでの歴史的呼称は「ムーア人([英]the Moors)」。
	◎11世紀、ムラービト朝(al-Murabitin)を樹立。
	 12世紀、ムワーヒド朝(al-Muwahhidun)を樹立。
	 13世紀、南スペインにナスル朝(Banu Nasrid)を樹立。
べるへん
	【ベルヘン】
	◇[蘭]Bergen
	○ベルギーの都市モンス(Mons)のオランダ語名。
	 ⇒もんす(モンス)
べるぼとむ
	【ベルボトム】
	◇[英]bell-bottoms
	○[服]⇒[1]ぱんたろん(パンタロン)(2)
★ぺるまにずむ
	【ペルマニズム】
	◇[英]Pelmanism
	○(1)ペルマン式記憶術。
	 イギリスの心理学者ペルマン(Christopher Louis Pelman)が
	考案した科学的な記憶法。
	○(2)カードゲーム(トランプ)の一種。
	 ⇒しんけいすいじゃく(神経衰弱)(2)
へるまふろでぃとす
	【ヘルマフロディトス】
	◇[希]Hermaphroditos、[英]Hermaphroditus
	○[ギ神]男女両性を具(ソナ)えた神。ヘルメス(Hermes)とアフロ
	ディテ(Aphrodite)の子。
	 美しい少年だったヘルマフロディトスは、泉のニンフ(精霊)
	サルマキス(Salmakis)に求愛され、拒(コバ)むと泉に引き込ま
	れた。ニンフはヘルマフロディトスに抱きついたまま、神々に
	このまま永遠に一体であることを願うと、願いがかなえられ一
	心同体になった。
	 悲しんだアフロディテの願いで、この泉で男が水浴すると男
	性の機能を失い両性具有者(半陰陽)になるという。
	 参照⇒りょうせいぐゆう(両性具有)
	◎美術作品では、乳房をもつ少年、または男根をもつ女性とし
	て表現されている。
へるまんしゅたっと
	【ヘルマンシュタット】
	◇[独]Hermannstadt
	○ルーマニアの都市シビウ(Sibiu)のドイツ語名。
	 ⇒しびう(シビウ)(2)
へるまんすべるく
	【ヘルマンスベルク】
	◇Hermansverk
	○ノルウェー南西部、ソグンオフィヨーラネ県(Sogn og Fjord-
	ane Fylke)の県都。
へるまんど
	【ヘルマンド】
	◇Helmand
	○(1)(Velayat-e Helmand)⇒へるまんどしゅう(ヘルマンド州)
	○(2)[地](Darya-ye Helmand)⇒へるまんどがわ(ヘルマンド川)
へるまんどがわ《へるまんどがは》
	【ヘルマンド川】
	◇[ペルシア語]Darya-ye Helmand、[英]the Helmand River
	○[地]アフガニスタン南西部のヘルマンド州を北東から南西に
	流れる川。全長約1,150キロメートルで、アフガニスタン最長
	の川。
へるまんどしゅう《へるまんどしう》
	【ヘルマンド州】
	◇Velayat-e Helmand、[英]Helmand Province
	○アフガニスタン南西部の州。北部をゴール州(Velayat-e 
	Ghowr)、北東部をウルズガン州(Velayat-e Oruzgan)、東部を
	カンダハル州(Velayat-e Kandahar)、西部をニムルズ州(Vel-
	ayat-e Nimruz)、南部をパキスタンに接する。
	 州都はラシュカルガー(Lashkar Gah)。
ぺるみ
	【ペルミ】
	◇Perm
	○(1)(Permskaya Oblast)⇒ぺるみしゅう(ペルミ州)
	○(2)ロシア中西部、ペルミ州の州都。カマ川河岸の工業都市。
	〈人口〉
	 1977(昭和52) 97万人。
	 1994(平成 6)108万6,100人。
	◎1940(昭和15)モロトフ(Molotov)と改称。
	 1957(昭和32)現名に復帰。
	 参照⇒[2]もろとふ(モロトフ)
ぺるみしゅう《ぺるみしう》
	【ペルミ州】
	◇[露]Permskaya Oblast、[英]Perm Region
	○ロシア共和国中西部、ウラル山脈西麓の州。東部をスベルド
	ロフスク州(Sverdlovskaya Oblast)に接する。
	 州都はペルミ。
	〈面積〉
	 160.6平方キロメートル。
	◎西部をコミ・ペルミャツク自治管区(Komi-Permyatsky AO)に
	隣接。
	◎ロシア文字では"Пермская область"。
★ぺるむき
	【ペルム紀】
	◇[英]Permian Period
	○[地]地質時代の一つ。古生代の最後の時代で石炭紀(Carbon-
	iferous Period)の後、中生代トリアス紀(Triassic period)
	(三畳紀)の前。
	 現在から約2億8,900万年前〜2億3,000万年前。
	 この時代の地層は下部(Lower Permian)と上部(Upper Permi-
	an)の二層を成すことから「二畳紀(ニジョウキ)」とも呼ぶ。
	◎ペルム紀の大量絶滅:2億5千年前、造山運動によって古生
	代に繁栄した多種・大量の生物が死滅したこと。
	◎名称は、模式地のあるウラル山脈の西麓、ロシアの「ペルミ
	州([英]Perm Region)」から。
べーるむーす
	【ベールムース】
	【ベール・ムース】
	◇[フ]vert mousse
	○[色]⇒もすぐりーん(モスグリーン,モス・グリーン)
べるむすどるふ
	【ベルムスドルフ】
	◇Wermsdorf
	○ドイツ東部、ザクセン州(Bundesland Sachsen)北西部のライ
	プチヒ(Leipzig)東郊の村(Dorf)。
	 北緯51.28°、東経12.95°の地。
	 フベルツスブルク宮殿(Schloss Hubertusburg)がある。
	 「ヴェルムスドルフ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 2003(平成15)6,136人(推計)。
べるむだしょとう《べるむだしょたう》
	【ベルムダ諸島】
	◇[英]Bermuda Islands
	○[地]⇒ばみゅーだしょとう(バミューダ諸島)
へるむほるつ
	【ヘルムホルツ】
	◇Hermann Ludwig Ferdinand von Helmholtz(ヘルマン・ルー
	トヴィヒ・フェルディナント・フォン・ヘルムホルツ)
	○[人]ドイツの生理学者・物理学者(1821〜1894)。
	 マイヤー(Julius Robert von Mayer )の研究を補足して、
	1847(弘化 4)論文『力の保存について(Ueber die Erhaltung 
	der Kraft)』でエネルギー保存の法則を確立させて数学的表現
	を与えた。
	 聴覚の共鳴説や、色彩感覚による三原色説などを研究、神経
	伝導速度の測定、立体望遠鏡・検眼鏡を発明など、多方面にす
	ぐれた業績を残す。
	 また、カント主義者で感覚については象形文字説に立った。
	 参照⇒げんしょく(原色)(1)
べるめお
	【ベルメオ】
	◇Bermeo
	○スペイン北部、バスク自治州(Comunidad Autonoma del Pais 
	Vasco)北西部のビスカヤ県(Provincia de Vizcaya)北部の町。
	 北緯43.42°、西経2.73°の地。
	 ビスカヤ湾(Golfo de Vizcaya)(ビスケー湾)に面するバスク
	海岸(Costa Vasca)の漁港。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)1万7,923人。
	 1998(平成10)1万6,989人。
へるめす
	【ヘルメス】
	◇[希]Hermes
	○[ギ神]オリンポス十二神の一神。神々の使者、幸運・富裕・
	商業・科学・弁舌・雄弁などの神。
	 ゼウス(Zeus)とマイア(Maia)との子。ヘルマフロディトス
	(Hermaphroditos)・パン(Pan)の父。
	 翼のある靴(talaria)をはいて、天を駆ける青年として描か
	れる。
	 ローマ神話の「メルクリウス(Mercurius)」、英語名「マーキュ
	リー(Mercury)」、ドイツ語名「メルクーア(Merkur)」に当たる。
	 英語名は「ハーミス(Hermes)」。
	 参照⇒たらりあ(タラリア)
へるめっと
	【ヘルメット】
	◇[英]helmet
	○(1)頭部を保護する、金属やプラスチック(FRP)製の帽子。
	 警察官・消防士や工事現場の作業員、スポーツ選手・オート
	バイ運転者などが着用する。
	 「保安帽」とも、スポーツなどでは「ヘッドギア(headgear)」と
	も、俗に和略語で「メット」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]えふあーるぴー(FRP),はんきゃっぷ(半キャッ
	プ)
	◎工事現場の防災ヘルメットでは、来客用(発注元用)・元請用
	(発注先用)・下請け用に色分けされている。監督者はヘルメッ
	トの周囲を円く白い帯が書かれていることが多い。
	◎災害時に着用する防災用のヘルメットもあるが、多くは工事
	現場用の転用。
	 参照⇒ぼうさいずきん(防災頭巾)
	○(2)[服]探検帽。
	 ⇒とーぴーぼう(トーピー帽)
	○(3)[軍]弾丸や落下物などから頭部を保護する、軍用のカブ
	ト(兜)。
	 「鉄兜(テツカブト)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぼうくうずきん(防空頭巾)
	◎ドイツ軍のものは耳まで覆(オオ)うタイプで、横からの防弾を
	考慮したもの。第一次世界大戦時までは頭頂に剣飾りが着いて
	いた。また、頂上に穂([独]Spitze)が付いたものは「ピッケル
	ハオベ(Pickelhaube)」と呼ぶ。
	 イギリス軍のものは平らで、近くに着弾した際に飛ぶ弾片な
	どの落下物から守ることに重点を置いたもの。
	○(4)[歴]中世の騎士が用いたカブト。
	 参照⇒されっと(サレット)
	○(5)[運]フェンシングの防護面。
	 「マスク(mask)」とも呼ぶ。
	○(6)カブト状のもの。
	◎ドイツ語:ヘルム(Helm)。
ぺるめる
	【ペルメル】
	◇[英]Pall Mall
	○(1)(Pall Mall Street)⇒ぺるめるがい(ペルメル街)
	○(2)イギリス陸軍省の別称。
	 もと、ペルメル街にあったことから。
	○(3)ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(British-American 
	Tobacco)のブランド名。
	○(4)[歴][運](pall-mall)16〜17世紀に行われていた、クリケッ
	トに似た球技。
ぺるめるがい
	【ペルメル街】
	◇[英]Pall Mall Street
	○イギリスの首都ロンドン中央部、トラファルガー広場(Tra-
	falgar Square)からセントジェームス宮殿(St.James's Palace)
	に至る街路。多くのクラブが集まっている。
べるもぱん
	【ベルモパン】
	◇Belmopan
	○中央アメリカの共和国ベリーズの首都。
	◎1970(昭和45)ベリーズ・シティーから移転。
へるもぽりすぱるば
	【ヘルモポリスパルバ】
	◇Hermopolis Parva
	○[歴]⇒だまんふーる(ダマンフール)
へるもんさん
	【ヘルモン山】
	◇[英]Mount Hermon、[アラビア語]Jabal al-shaykh
	○[地]シリア南西部、レバノン国境にある山。標高2,814メー
	トル。
[1]ぺるら
	【ペルラ】
	◇[伊]perla
	○(イタリア語で)真珠(シンジュ)。
	 ⇒しんじゅ(真珠)
[2]ぺるら
	【ペルラ】
	◇[西]perla
	○(スペイン語で)真珠(シンジュ)。
	 ⇒しんじゅ(真珠)
ぺるらす
	【ペルラス】
	◇[西]perlas
	○(スペイン語で)ビーズ([英]beads)。
	 ⇒びーず(ビーズ)
★べるりおーず
	【ベルリオーズ】
	◇Hector Berlioz(ルイ・エクトール・ベルリオーズ)
	○[人]フランスの作曲家(1803〜1869)。ロマン主義音楽の先駆
	者。
	 作品は1830年『幻想交響曲』・『ローマの謝肉祭』・1839
	(天保10)『ロメオとジュリエット』・『ファウストの劫罰(ゴウ
	バツ)』・『キリストの幼時』・『レクイエム』など。
ぺるりすしゅう《ぺるりすしう》
	【ペルリス州】
	◇[マレー語]negeri Perlis、[英]Perlis State
	○マレーシア北西端、マレー半島にある州。南東部をケダ州
	(negeri Kedah)に接し、北部をタイ王国(Thailand)に隣接。
	 州都はカンガル(Kangar)。
	◎第12代サイドシラジュディン・サイドプトラ・ジャマルライ
	ル国王の出身地。
ぺるりーな
	【ペルリーナ】
	◇[伊]perlina
	○(イタリア語で)ビーズ([英]beads)。
	 ⇒びーず(ビーズ)
★べるりん
	【ベルリン】
	【伯林】
	【伯児離】
	【伯爾里】
	◇Berlin
	○ドイツ連邦共和国の首都。ドイツ北東部、シュプレー川(der 
	Spree)沿いの都市。
	 エルベ川(Fluss Elbe)の支流シュプレー川(Fluss Spree)が
	市内を流れる。
	 空港は、テーゲル空港(Tegel Airport)・テンペルホフ空港
	(Tempelhof Airport)・シェーネフェルト空港(Schoenefeld)
	の三つがある。
	〈人口〉
	 1976(昭和51)195万人(西ベルリン)。
	 1976(昭和51)110万人(東ベルリン)。
	 1987(昭和62)315万人。
	 1996(平成 8)347万人。
	◎東ベルリンは旧東ドイツの首都で、旧西ドイツの首都はボ
	ン(Bonn)。
	◎1701(元禄14)プロイセン王国の首都。
	 1806〜1808(文化 3〜文化 5)ナポレオン軍、占領。
	 1871(明治 4)ドイツ帝国(ドイツ第二帝国)が建国されて首都
	となる。
	 1936(昭和11)第11回オリンピック大会、開催。聖火を始めて
	採用。
	 1945. 4.(昭和20)ソ連軍がベルリンに突入し、5月15日陥落。
	 1948. 6.(昭和23)ベルリン封鎖。
	 1949(昭和24)東ベルリンが東ドイツの首都となり、西ベルリ
	ンはアメリカ・イギリス・フランスの共同管理となる。
	 1989.11. 9(平成元)東ドイツで旅行の自由に関する法律が発
	表されて、ベルリンの壁が崩壊。
	 1990.10.(平成 2)東西ドイツの統一。
	〈ベルリン夜間大空襲〉
	 1943(昭和18)イギリス軍より前後5回行われる。住民死者
	2,700人余。のち制空権を奪い、夜間の必要性がなくなる。
	 第1回:11.18〜11.19。
	 第2回:11.22〜11.23。
	 第3回:11.23〜11.24。
	 第4回:11.26〜11.27。
	 第5回:12. 2〜12. 3。
べるりんあお《べるりんあを》
	【ベルリン青】
	◇[独]Berliner Blau、[英]Berlin blue
	○⇒こんじょう(紺青)(3)
★べるりんかいぎ《べるりんくわいぎ》
	【ベルリン会議】
	◇[独]Berliner Kongress、[英]Berlin Conference
	○(1)[歴]1849(嘉永 2)。
	○(2)[歴]1878(明治11)ヨーロッパ列強とトルコの代表がバル
	カン半島の国際関係調整のため開催した国際会議。
	 ベルリンにイギリス・ロシア・ドイツ・オーストリア・フラ
	ンス・イタリア・トルコなどの代表が会し、露土戦争の結果成
	立したサンステファノ条約を修正し、議長ビスマルクのたくみ
	な調停でベルリン条約が成立。
	 ロシアのバルカン南下政策は阻止された。
	○(3)[歴]1884〜1885(明治17〜明治18)欧米列強諸国によるア
	フリカ分割が定められた会議。
	○(4)[歴]1890(明治23)労働階級の待遇改善についてヨーロッ
	パ各国の委員が会した会議。
	○(5)[歴]1954(昭和29)アメリカ・イギリス・フランス・ソ連
	の外相会議。
★べるりんかんらく
	【ベルリン陥落】
	◇[英]the Berlin surrender
	○[歴]1945. 5.15(昭和20)ソ連軍がナチス・ドイツの首都ベル
	リンに突入して陥落。
	◎ベルリンの陥落を予知した総統ヒトラー(Adolf Hitler)は
	1945. 4.28(昭和20)総統官邸地下壕で愛人エバ・ブラウン(Eva 
	Braun)と結婚し、2日後にエバとともに自殺。
べるりんこくさいえいがさい《べるりんこくさいえいぐわさい》
	【ベルリン国際映画祭】
	◇[英]Berlin International Film Festival
	○[映]ベルリンで毎年開かれる映画祭。
	 最高の賞は金熊賞(キンクマショウ)。
	◎1951(昭和26)西ベルリンで発足。
	 1954(昭和29)黒澤明(クロサワ・アキラ)監督『生きる』ドイツ上院陪
	審賞、受賞。
	 1958(昭和33)今井正(タダシ)監督『純愛物語』監督賞、受賞。
	 1959(昭和34)黒澤明監督『隠し砦の三悪人』監督賞、受賞。
	 1963(昭和38)今井正監督『武士道残酷物語』金熊賞、受賞。
	 2002(平成14)宮崎駿(ハヤオ)監督『千(セン)と千尋(チヒロ)の神隠し』
	金熊賞、受賞。
	◎クマはベルリン市のシンボル。
	 ベネチア国際映画祭・カンヌ国際映画祭とともに世界の三大
	映画祭の一つ。
べるりんじゆうだいがく《べるりんじいうだいがく》
	【ベルリン自由大学】
	◇[独]Freie Universitaet Berlin
	○[教]⇒べるりんだいがく(ベルリン大学)
べるりんだいがく
	【ベルリン大学】
	◇[独]Friedrich Wilhelms-Universitaet Berlin
	○[教]ドイツの代表的総合大学。
	◎プロイセン近代化のシュタイン・ハルデンベルク改革の一環
	として、1809(文化 6)プロイセン国王フリードリヒ・ウィルヘ
	ルム三世の勅令により、文部大臣フンボルトがシュライエルマッ
	ハーの大学論に基づき立案。1810(文化 7)創設、初代学長はフィ
	ヒテ。
	 教授と研究の自由、哲学を中核とする諸学問の有機的統一、
	教授会を中心とした大学自治制度を実現など、その理念は世界
	に認められ他の大学の模範となった。
	 第二次世界大戦後、大学が東ベルリン地区に含まれたため東
	ドイツに引き継がれ、フンボルト大学と改称。西ドイツは1948
	(昭和23)西ベルリンにベルリン自由大学(Freie Universitaet 
	Berlin)を新設。
	 1990(平成 2)ドイツ統一後も二つの大学が並立。
	 参照⇒しゅたいんはるでんべるくかいかく(シュタイン・ハ
	ルデンベルク改革),[2]ふんぼると(フンボルト)
★べるれーぬ
	【ベルレーヌ】
	◇Paul Verlaine
	○[人]フランスの詩人(1844〜1896)。
へるれんがわ《へるれんがは》
	【ヘルレン川】
	◇[モンゴル語]Kherlen Gol
	○[地]⇒けるれんがわ(ケルレン川)
べるん
	【ベルン】
	◇[独]Bern、[フ]Berne(ベルヌ)
	○⇒べるぬ(ベルヌ)
べるんしゅう《べるんしう》
	【ベルン州】
	◇[独]Kanton Bern、[フ]Berne canton
	○⇒べるぬしゅう(ベルヌ州)
べるんしゅたいん
	【ベルンシュタイン】
	◇Eduard Bernstein
	○[人]ドイツの社会主義者(1850〜1932)。
	 1872(明治 5)ドイツ社会民主労働者党(のちドイツ社会民主
	党)に入党。
	 1878(明治11)社会主義者鎮圧法によりスイスに追われる。
	 1888(明治21)ロンドンに移り、エンゲルスと親交。
	 1899(明治32)『社会主義の諸前提と社会民主主義の任務』を
	発表して、修正主義理論を展開した。
べるんはいむ
	【ベルンハイム】
	◇Ernst Bernheim
	○[人]ドイツの歴史学者(1850〜1942)。
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