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百 科 辞 書 《へか》 編集:獨 澄旻
-------- へか --------------------------------------------------
べかー
【ベカー】
◇el Beqaa/al Biqa、[英]the Bekaa
○(1)[地]⇒べかーこうげん(ベカー高原)
○(2)(Mohafazat al Biqa)⇒べかーけん(ベカー県)
べーかー
【ベーカー】
◇Baker
○(1)(Baker Street)⇒べーかーがい(ベーカー街)
○(2)[地](Mt.Baker)⇒べーかーさん(ベーカー山)
○(3)[地](Baker Lake)⇒べーかーこ(ベーカー湖)
○(4)[地](Baker Island)⇒べーかーとう(ベーカー島)
べが
【ベガ】
◇Vega
○(1)[天]琴座(コトザ)(Lyra)のアルファ星。
北天に輝く光度0.0等星の青白い星。距離25光年。
晩夏の夕暮に南中する。
銀河を隔ててアルタイル(Altair)(牽牛<ケンギュウ>,彦星<ヒコボシ>)
と対し、古来から「織女星(ショクジョセイ)」,「糸織姫(イトオリヒメ)」とし
て知られる七夕(タナバタ)の星の一つ。
「ヴェガ」とも呼ぶ。
◎"Vega"はアラビア語で「降下するワシ(鷲)」の意味で、古代ア
ラビアでこの星を中心とする3つの星がつくる形を「翼をたた
んだワシ」に見立てたことから。
○(2)ロシアの特殊部隊。
◎1993(平成 5)MVD(内務省)に新設され、GUO(警護総局)
のヴィンペル(Vympel)を編入。
1995. 8.(平成 7)FSB(連邦保安局)に移管。
参照⇒ヴぃんぺる(ヴィンペル)
べが
【ベガ】
【WEGA】
○[経][電]ソニーのブラウン管型テレビのブランド名。
◎薄型テレビのブランド名はブラビア(BRAVIA)。
べーかーあー
【BKA】
◇[独]Bundeskriminalamt、[英]German federal police
○ドイツ連邦刑事局(ドイツ連邦刑事庁)の略称。
ぺーかーヴぇー
【Pkw】
【PKW】
◇[独]Personenkraftwagen
○[交](ドイツ語で)乗用車の略号。
「ペーカーベー」,「ぴーけーだぶりゅ(Pkw,PKW)」とも呼
ぶ。
べーかーがい
【ベーカー街】
◇[英]Baker Street
○イギリスの首都ロンドンのリージェント公園(Regent's Park)
西側にある、南北に走る街路。
◎コナン・ドイル(Conan Doyle)の小説の主人公シャーロック
・ホームズ(Sherlock Holmes)が住んでいるとされるところ。
べかーけいこく
【ベカー渓谷】
◇el Beqaa/al Biqa、[英]Bekaa Valley
○[地]⇒べかーこうげん(ベカー高原)
べかーけん
【ベカー県】
◇Mohafazat al Biqa/Mohafazat el Beqaa、[英]Beqaa Gov-
ernorate
○レバノン東部の県。西部を山岳レバノン県(Mohafazat Jabal
Lubnan)に接し、東部をシリアに隣接。
県都はザフラ(Zahlah)。
べかこ
【べかこ】
○⇒あかんべえ(あかんべえ)
べーかーこ
【ベーカー湖】
◇[英]Baker Lake
○[地]アメリカ合衆国北西部、ベーカー山(Mount Baker)東麓
にある湖。
ベーカー・スノコルミー国立自然保護区(Mt.Baker Snoqual-
mie National Forest)に含まれる。
参照⇒べーかーさん(ベーカー山)
べかこう
【べかこう】
○⇒あかんべえ(あかんべえ)
べかーこうげん《べかーかうげん》
【ベカー高原】
◇al Biqa/el Beqaa、[英]Bekaa Plateau
○[地]レバノン東部、西部のレバノン山脈(the Lebanon Moun-
tains)と東部のアンチレバノン山脈(the Anti-Lebanon Moun-
tains)との間に、北北東から南南西に広がる高地。
「ベッカー高原」,「ベカー渓谷([英]Beqaa Valley)」とも呼ぶ。
ぺがさす
【ペガサス】
◇[英]Pegasus
○[ギ神]⇒ぺがそす(ペガソス)
ぺがさすざ
【ペガサス座】
◇[英]Pegasus/the Winged Horse
○[天]北天の大星座。
アンドロメダ(Andromeda)座の南西、白鳥座の南東に位置す
る。10月下旬の夕方に南中し、秋の天頂を飾る。
ギリシア神話のペカソス(Pegasos)が翼をひろげた形で、星
座中4個の星が形成する巨大な四辺形を「ペガサスの方形
(Square of Pegasus)」と呼ぶ。
「ペガスス座」,「ペガソス座」,「枡形(マスガタ)星」とも呼ぶ。
ぺがさすのほうけい《ぺがさすはうけい》
【ペガサスの方形】
◇[英]Square of Pegasus
○[天]北天の大星座ペガサス座(Pegasus)の中の4個の星が形
成する巨大な四辺形。
参照⇒ぺがさすざ(ペガサス座)
べーかーさん
【ベーカー山】
◇[英]Mount Baker/Mt.Baker
○[地]アメリカ合衆国北西部のカスケード山脈にある休火山。
標高3,285メートル。ワシントン州(Washington State)北端、
カナダ国境近くに位置する。
東麓にベーカー湖(Baker Lake)がある。
ノースカスケード国立公園(North Cascades National Park)
に含まれる。
「ベイカー山」とも呼ぶ。
ぺがしす
【ペガシス】
◇[登録商標]Pegasys
○[薬]ロッシュ(Roche)社製のペグインターフェロン。
⇒ぺぐいんたーふぇろん(ペグインターフェロン)
ぺがすす
【ペガスス】
◇[羅]Pegasus
○[ギ神]⇒ぺがそす(ペガソス)
ぺがすすざ
【ペガスス座】
○[天]⇒ぺがさすざ(ペガサス座)
へーがーずたうん
【ヘーガーズタウン】
◇Hagerstown
○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)北部
にあるワシントン郡(Washington County)の郡都。
「ヘイガーズタウン」とも呼ぶ。
べーかーずふぃーるど
【ベーカーズフィールド】
◇Bakersfield
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
南部のカーン郡(Kern County)の郡都。
ぺがそす
【ペガソス】
◇[希]Pegasos、[英]Pegasus
○[ギ神]翼を持つ天馬(テンバ)。
ペルセウス(Perseus)に殺されたメドゥーサ(Medusa)の肩の
切口の血から生れる。
ペイレネの泉で水を飲んでいるとき、英雄ベレロフォン(Bel-
lerophon)に捕らわれてその乗馬となり、彼を助けて怪物キマ
イラ(Chimaira)退治やアマゾン(Amazon)族との戦いで活躍する。
のち慢心(マンシン)した彼が天に昇ることを望んだので、彼を振り
落としてオリンポス山から天に昇って神々の馬となり、星座に
なったといわれる。
ミューズ(Muse)の女神たちは、この馬で天(アマ)がけって天来
の妙想を得た。ゼウス(Zeus)のため雷霆(ライテイ)の運び手となり、
その蹄(ヒヅメ)で蹴られた地から泉が湧き出したという。
「ペガサス(Pegasus)」,「ペガスス(Pegasus)」,「天馬」とも呼ぶ。
参照⇒べれろふぉん(ベレロフォン)
◎ローマ時代には不死のシンボルでもあった。
ぺがそすざ
【ペガソス座】
◇[英]Pegasus
○[天]⇒ぺがさすざ(ペガサス座)
へかて
【ヘカテ】
◇[希]Hekate、[英]Hecate
○[ギ神]月と夜、天地と下界をつかさどる女神。
地母神的性質から冥界と関係が深い女神へと変遷し、やがて
亡霊と魔術を支配し魔法をつかさどる女神ともなる。
「ヘカティ」とも呼ぶ。
へかてぃ
【ヘカティ】
◇[英]Hecate
○[ギ神]⇒へかて(ヘカテ)
べーかーとう《べーかーたう》
【ベーカー島】
◇[英]Baker Island
○(1)[地]中部太平洋にある、アメリカ領の小環礁。無人島。
北緯0.20°、西経176.47°の地。
日付変更線の東側、赤道の北側に位置し、北方約60キロメー
トルにハウランド島(Howland Island)がある。
広義にはフェニックス諸島(Phoenix Islands)に含まれる。
〈面積〉
1.2平方キロメートル。
◎1832(天保 3)発見。
19世紀後半、グアノ(鳥糞石)の採掘が行われていた。
1936(昭和11)アメリカ海軍基地として領有しているが、現在
は無人島。
○(2)[地]北アメリカ大陸北西部、アラスカ湾(Gulf of Alaska)
東岸沖に連なるアレキサンダー列島(Alexander Archipelago)
の島。無人島。
北緯55.38°、西経133.55°の地。
〈面積〉
115.1平方キロメートル。
べがとん
【ベガトン】
◇begaton
○10億トン。
1メガトン(megaton)の千倍。
べかぶね
【べか船】
【べか舟】
○(1)[海]薄板で造った、軽量で一人乗りの小舟。
艫(トモ(船尾)に縛り付けた櫂(カイ)で漕(コ)ぐ簡単な構造のもの。
○(2)[海][農](1)を使ったノリ(海苔)の採集に用いる小舟。
「海苔べか」とも呼ぶ。
○(3)[歴][交]薄板で造った川船の一種。
長さ15メートル・幅2.5メートルほど。
江戸時代、利根川支流の渡良瀬川・思川などで水運に用いら
れた。
へかべ
【ヘカベ】
◇[希]Hekabe、[羅]Hecuba、[英]Hecuba
○[ギ神]⇒へかべー(ヘカベー)
へかべー
【ヘカベー】
◇[希]Hekabe、[羅]Hecuba、[英]Hecuba
○[ギ神]トロイアの王プリアモス(Priamos)の后(キサキ)。
パリス(Paris)・ヘクトル(Hektor)・トロイロス(Troilus)・
カッサンドラ(Kassandra)などの母。
「ヘカベ」,「ヘクバ(Hecuba)」,「ヘクーバ」,「ヘキュバ」とも呼
ぶ。
ぺーかーべー
【Pkw】
【PKW】
◇[独]Personenkraftwagen
○[交]⇒ぺーかーヴぇー(Pkw,PKW)
へき
【日置】
◇[日]Heki
○(1)⇒へきちょう(日置町)
○(2)⇒へきりゅう(日置流)
へぎ
【折ぎ】
【剥ぎ】
○(1)剥(ヘ)ぐこと。剥(ハ)いだもの。
◎動詞「へぐ」の名詞形。
○(2)⇒へぎ(折ぎ,片木)
へぎ
【折ぎ】
【片木】
○(1)「へぎいた」の略。
⇒へぎいた(折ぎ板,折板,剥ぎ板,剥板)
○(2)「へぎおしき」の略。
⇒へぎおしき(折ぎ折敷,折折敷,剥ぎ折敷,剥折敷)
○(3)「へぎおり」の略。
○(4)「へぎぼん」の略。
⇒へぎぼん(折ぎ盆,折盆,剥ぎ盆,剥盆)
べき
【冪】
【羃】
【巾】
◇[英]power
○[数]⇒るいじょう(累乗)
ぺぎー
【ペギー】
◇[英]Peggy
○[人]英語圏の女性の名前マーガレット(Marguerite)の愛称。
へぎいた
【折ぎ板】
【折板】
【剥ぎ板】
【剥板】
◇[英]splint(スプリント)
○スギ(杉)・ヒノキ(檜)などの材木を薄く剥(ハ)いだ板。
「へぎ(折ぎ,剥ぎ,片木)」とも呼ぶ。
◎紙のように薄く削ったものは「経木(キョウギ)」と呼ぶ。
参照⇒きょうぎ(経木)
へぎおしき《へぎをしき》
【折ぎ折敷】
【折折敷】
【剥ぎ折敷】
【剥折敷】
○へぎ板で作った折敷・盆(ボン)。料理などを盛り付ける。
「へぎ(折ぎ,剥ぎ,片木)」とも呼ぶ。
参照⇒おしき(折敷)
へぎおり《へぎをり》
【折ぎ折り】
【折ぎ折】
【剥ぎ折り】
【剥ぎ折】
○へぎ板で作った折り箱。弁当などに用いる。
「へぎ(折ぎ,剥ぎ,片木)」とも呼ぶ。
★へきが《へきぐわ》
【壁画】
○
参照⇒ぐらふぃてぃー(グラフィティー)(1)
へきかげんくん
【碧霞元君】
◇[中]Bixiayuanjun
○中国泰山(Tai Shan)(タイザン)の山神である泰山府君(Taishan-
fujun)(フクン)の息女。
道教によって祀(マツ)られている。
参照⇒たいざん(泰山,岱山,太山)
へきがん
【壁龕】
◇[英]niche
○[建]⇒にっち(ニッチ)(1)
★へきぎょく
【碧玉】
○(1)青色または緑色の玉。
○(2)[鉱]赤褐色を示す玉髄(ギョクズイ)。
不純物に酸化鉄を含む不透明な石英。
「ジャスパ([英]jasper)」,「ジャスパー」とも呼ぶ。
参照⇒ぎょくずい(玉髄)(2)
へきさ
【ヘキサ】
◇[希]hexa-
○[接頭辞]「六・六つ」を表す語形成要素。
へきさぐらむ
【ヘキサグラム】
◇[英]hexagram
○⇒そろもんのふういん(ソロモンの封印)
へきさごん
【ヘキサゴン】
◇[英]hexagon
○⇒ろっかくけい(六角形)
へきさちゅーく
【ヘキサチューク】
◇[英]the Hexateuch
○[聖]『旧約聖書』の最初の6書。
ペンタチューク(Pentateuch)(モーセの五書)に「ヨシュア記
(the Book of Joshua)」を加えたもの。
参照⇒もーせのごしょ(モーセの五書)
へきさでしまる
【ヘキサデシマル】
◇[英]hexadecimal
○(1)[形][数]十六進法の、十六進数の。
○(2)[数][計]十六進法・十六進数。
⇒じゅうろくしんほう(十六進法,16進法)
へきさぷろいど
【ヘキサプロイド】
◇[英]hexaploid
○[生]⇒ろくばいたい(六倍体)
へきさへどろん
【ヘキサヘドロン】
◇[英]hexahedoron
○[数]六面体・正六面体。
「キューブ([英]cube)」とも呼ぶ。
参照⇒へどろん(ヘドロン)
へきさめちれんてとらみん
【ヘキサメチレンテトラミン】
◇[英]Hexamethylentetramine
○[化]アミン類の化学物質。
無色の固体で水に溶けやすい。水中で塩素と反応するとホル
ムアルデヒドとアンモニアに分解する。
合成樹脂や合成ゴムなどを製造する際の硬化促進剤・発泡剤、
農薬の有効成分を安定させる補助剤、医薬品・火薬などの原料
に使用される。
水質汚濁防止法などによる法規制はない。
略称は「HMT」。
べきしすう
【冪指数】
◇[英]exponentiation
○[数]累乗(ルイジョウ)で、数値または変数の右肩に小さく書き表
した、掛け合わせる個数。
参照⇒るいじょう(累乗)
べきじょう
【冪乗】
◇[英]power
○[数]⇒るいじょう(累乗)
べきすい
【汨水】
◇[中]Mishui
○[地]⇒べきらこう(汨羅江)
★へきすうのち
【僻陬の地】
○
へきそーげん
【ヘキソーゲン】
◇[独]hexogen
○[化]プラスチック爆弾の主成分ヘキサヒドロ-1,3,5-トリニ
トロ-1,3,5-トリアジン(hexahydro-1,3,5-trinitro-1,3,5-tri-
azine)の通称。分子式は(CH2-N-NO2)3。通常は白い結晶。
非常に安定性が高い高性能爆薬。
単体で使用されることは稀(マレ)で、ワックス・トリニトロト
ルエン(TNT)などと混合して軍用に使用される。
「RDX(Royal Demolition Explosive)」,「シクロナイト(cy-
clonite)」,「サイクロナイト(cyclonite)」,「トリメチレントリ
ニトロアミン(trimethylenetrinitramine)」とも、イタリアで
は「T4(ティーフォー)」とも呼ぶ。
参照⇒おくとーげん(オクトーゲン)
◎1899(明治32)ドイツのハンス・ヘニング(Hans Henning)が医
薬品として発見。
1920年代、爆発性が確認される。
◎「RDX」は"Research Department Explosive"の省略形とも。
へぎそば
【へぎそば】
【片木蕎麦】
○[食]新潟県魚沼(ウオヌマ)地方の、つなぎにフノリ(布海苔)を使っ
た生(キ)そば。
折(ヘ)ぎ折敷(オシキ)に小分けされて盛り付けられている。
◎織物の産地で、洗い張り・捺染(ナッセン)などに用いるフノリを
使用している。
へきちょう《へきちやう》
【日置町】
◇[日]Heki Cho
○[古]山口県北西部、大津郡(オオツグン)の町。
〈面積〉
44.82平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,668人。
◎1978(昭和53)町制施行。
2005. 3.22(平成17)長門市に編入。
◎和歌山県西牟婁郡(ニシムログン)には日置川町(ヒキガワチョウ)がある。
へきなんし
【碧南市】
◇[日]Hekinan Shi
○愛知県中南西部の市。北部を高浜市、北東部を安城市(アンジョ
ウシ)、南東部を西尾市に接し、西部は矢作川(ヤハギガワ)河口の西
岸に位置する。
新川(シンカワ)地区は三州瓦を特産。
〈面積〉
35.55平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6万6,845人。
◎1948(昭和23)市制施行。
ぺきにーず
【ペキニーズ】
◇[英]Pekinese/Pekingese.
○[哺]小型犬の一品種。中国原産の愛玩犬で、鼻がつぶれた東
洋犬特有の顔をしている。体毛が長く、毛色は赤茶・黒・白な
ど。
◎中国語では「巴儿狗(bargou)」,「叭儿狗」で、狆(チン)を含む。
へぎぼん
【折ぎ盆】
【折盆】
【剥ぎ盆】
【剥盆】
○へぎ板で作った盆。料理などを盛り付ける。
「へぎ(折ぎ,剥ぎ,片木)」とも呼ぶ。
へきゅば
【ヘキュバ】
◇[羅]Hecuba
○[ギ神]⇒へかべー(ヘカベー)
べきら
【汨羅】
◇[中]Miluo
○(1)[地]⇒べきらこう(汨羅江)
○(2)⇒べきらし(汨羅市)
べきらこう《べきらかう》
【汨羅江】
◇[中]Miluo Jiang
○[地]中国中南部、湖南省(Hunan Sheng)(コナンショウ)北東部を西
流して湘江(Xiang Jiang)(ショウコウ)に合流し、洞庭湖(Dongting
Hu)(ドウテイコ)に注ぐ川。全長約200キロメートル。
「汨水(Mishui)(ベキスイ)」,「ミールオチアン(汨羅江)」とも呼ぶ。
◎楚の政治家・詩人の屈原(Qu Yuan)(クツ・ゲン)が失意のうちに
石を抱いて投身自殺したことで名高い。
べきらし
【汨羅市】
◇[中]Miluo Shi
○中国中南部、湖南省(Hunan Sheng)(コナンショウ)北東部の都市(県
級市)。岳陽市(Yueyang Shi)(ガクヨウシ)の管轄。
へきりつ
【壁立】
○(1)岩や崖(ガケ)などが壁のように平らに切り立っていること。
○(2)家に家財がなく、壁だけがたっているさま。貧しい住ま
いの形容。
参照⇒かべたてしき(壁立式)
へきりゅう《へきりう》
【日置流】
○弓術・弓道の一派。
歩射による射術で、騎射の小笠原流と日本弓道界を二分する。
15世紀末(室町中期)、大和(または伊賀)の日置弾正正次(ヘキ・
ダンジョウ・マサツグ)が創始と伝えられる。
下級武士や大衆に迎えられ、分流分派も多い。
◎日置弾正正次は「日本弓術中興の祖」,「近世弓術の祖」と呼ば
れる。
★へきれき
【霹靂】
○
「霹靂く」は「はたたく」と読む。
◎晴天の霹靂
べぎん
【ベギン】
◇Menachem Begin
○[人]イスラエルの政治家(1913〜1992)。ポーランド生れ。
イスラエル首相(1977〜1983)。
1979(昭和54)エジプトと平和条約調印。
ノーベル平和賞、受賞。
ぺきん
【ペキン】
◇Pekin
○アメリカ合衆国中部、イリノイ州(Illinois State)中北部の
タズウェル郡(Tazewell County)の郡都。
ぺきん
【ペキン】
【北京】
◇[中]Beijing、[英]Peking
○中華人民共和国の首都。河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)中央
部に位置する中央政府直轄市。
繁華街は王府井(Wanfujing)。
雅称・古称は「燕京(Yanjing)(エンケイ)」。略称は「京(ケイ)」。
〈面積〉
1万6,807平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45) 757万人。
1988(昭和63)1,081万人。
1994(平成 6)1,112万人。
2001(平成13) 699万5,500人(推定)。
◎戦国七雄の一国、燕(Yan)(エン)の都の薊(ji)(ケイ)があった地。
1927(昭和 2)中華民国の南京(Nanjing)遷都で北平市(Bei-
ping Shi)と改称。
1949. 1.31(昭和24)中国共産党、無血入城。
1949.10. 1(昭和24)中華人民共和国成立と共に北平市から再
び北京市に改称。
2007.10. 7(平成19)地下鉄5号線が開通。
◎「ほっきょう(北京)」とも読む:⇒ほっきょう(北京)
ぺきんきしゃこうぎょう《ぺきんじどうしやこうげふ》
【北京汽車工業】
◇[中]Beijing Qiche Gongye
○[経][交]中国の自動車メーカー。
◎2002. 5.(平成14)韓国の現代自動車と提携に調印。
べーきんぐぱうだー
【ベーキングパウダー】
【ベーキング・パウダー】
◇[英]baking powder
○[料]⇒ふくらしこ(膨らし粉,脹らし粉)
★ぺきんげんじん
【北京原人】
◇[中]Beijing Yuanren/Beijing Ren(北京原人)、[英]Peking
man、[学]Sinanthropus Pekinensis
○[化生]中国の北京郊外で発見された化石人類。原人(Homo e-
rectus)の一種。
学名は「シナントロプス・ペキネンシス」。
参照⇒らんでんげんじん(藍田原人),きんぎゅうじん(金牛人)
◎1927(昭和 2)北京市(Beijing Shi)房山区(Fengshan Qu)周口
店(Zhoukoudian)(シュウコウテン)の石灰石洞窟遺跡から化石が発見さ
れる。
1929(昭和 4)ほぼ完全な頭蓋骨の化石が発見。
日中戦争の被害を避けるため、1941.12. 8(昭和16)アメリカ
の輸送船で天津港から運び出す予定だったが行方不明となる。
1966. 5. 4(昭和41)頭骨化石、発見。
ぺきんさんちょうどうじん
【北京山頂洞人】
【北京・山頂洞人】
◇[中]Beijing Shangdingdong Ren
○[化生]⇒さんちょうどうじん(山頂洞人)
ぺきんだいがく
【北京大学】
◇[中]Beijing Daxue
○[教]中国(中華人民共和国)の首都ペキン(北京)にある国立総
合大学。
◎1898(明治31)<光緒24>京師大学堂として創立。
1912(明治45)中華民国により国立北京大学と改称。
1958(昭和33)中華人民共和国により総合大学に改組。
ぺきんなべ
【北京ナベ】
【北京鍋】
◇[英]Chibese flying pan
○[料]取っ手のある片手ナベ・タイプの中華ナベ。
参照⇒ちゅうかなべ(中華ナベ,中華鍋)(1)
ぺきんのごじゅうごにち《ぺきんのごじふごにち》
【北京の55日】
◇[英]55 Days at Peking
○[映]1963(昭和38)アメリカ映画。
義和団事件に遭遇したアメリカ海兵隊員を描いた作品。
監督:ニコラス・レイ(Nicholas Ray)。
出演:チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)、エバ・
ガードナー(Ava Gardner)、デビッド・ニーブン(David Niven)
など。
参照⇒ぎわだんじけん(義和団事件)
へーぐ
【ヘーグ】
◇[英]Hague
○オランダの都市ハーグ(Den Haag)の英語名。
⇒はーぐ(ハーグ)
ぺぐ
【ペグ】
◇[英]peg
○(1)掛け釘・止め釘。留め具。
○(2)くい(杭)・くさび(楔)・木釘。
○(3)(樽の)木栓。
○(4)[運](走り高跳びや棒高跳びの)バー止め。
○(5)(peg leg)(木製の)義足。
○(6)[経](pegged system)⇒ぺっぐせい(ペッグ制)
ぺぐー
【ペグー】
◇Pegu
○(1)[古]⇒ばごー(バゴー)
○(2)[古][地](Pegu Mountains)⇒ばごーさんみゃく(バゴー山
脈)
ぺぐいんたーふぇろん
【ペグインターフェロン】
◇Peginterferon
○[薬]C型肝炎の治療薬。
白血球の減少やウツ(鬱)などの精神症状が出る副作用がある。
製薬会社ロッシュ(Roche)の商品名は「ペガシス(Pegasys)」。
べくさーぐん
【ベクサー郡】
◇[英]Bexar County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中南部の郡。
郡都はサンアントニオ(San Antonio)。
〈人口〉
1980(昭和55) 98万7,342人。
1990(平成 2)118万5,394人。
2000(平成12)139万2,931人。
2005(平成17)151万8,370人。
ぺぐーさんみゃく
【ペグー山脈】
◇[英]Pegu Mountains
○[古][地]⇒ばごーさんみゃく(バゴー山脈)
へくせ
【ヘクセ】
◇[独]Hexe
○(ドイツ語で)魔女。
⇒まじょ(魔女)
べくたー
【ベクター】
◇[英]vector
○(1)[数][物]([独]Vektor)⇒べくとる(ベクトル)
○(2)[医][動]感染症の病原体を媒介する動物の総称。
ハエ(蝿)・カ(蚊)・アブラムシ・ツツガムシ・線虫など。
「媒介動物」,「保菌生物」とも呼ぶ。
参照⇒[2]きゃりあ(キャリア)(7)
○(3)[生]遺伝子組換えで、ある遺伝子を他の生物の細胞内の
目的の場所へ運ぶ役割を担う自律的増殖能力をもつDNA分子。
通常、伝達性を持たないプラスミド、バクテリオファージ、
ウイルスなどのDNAが用いられる。
「遺伝子運搬体」,「運搬体」とも呼ぶ。
参照⇒あでのずいはんういるすにがた(アデノ随伴ウイルス
2型)
○(4)[空]方向・方位・進路。
べーぐだーま
【ベーグダーマ】
◇Bergdama
○⇒だまらぞく(ダマラ族)
へくたーる
【ヘクタール】
◇[フ]hectare
○メートル法の面積の単位の一つ。100メートル四方。記号は
「ha」。
1ha=100a(アール)=1万平方メートル=0.01平方キ
ロメートル=1万ca(センタール)。
参照⇒せんたーる(センタール)
◎尺貫法の約1.0083町に相当する。
ぺくちょん
【ペクチョン】
【白丁】
◇[朝]pekchong
○[歴]朝鮮の被差別階級。
参考⇒しばじ(シバジ),やんばん(ヤンバン,両班),さんいん
(サンイン,常人)
◎1894(明治27)甲午改革で科挙(カキョ)とともに身分制度も廃止
された。
◎「はくちょう(白丁)」とも読む。
ぺくちん
【ペクチン】
◇[独]Pektin、[英]pecti
○[化]果実中に含まれる多糖類。細胞間の結合物質であるペク
チン質の主成分。黄白色の粉末。水に溶ける食物繊維。
ミカンなどの果皮をすりつぶし、酸溶液で加熱抽出して得ら
れる。
◎ジャム・マーマレード・ゼリーなどの製造に使用される。
参照⇒じゃむ(ジャム)(1)
ぺくとぅさん
【ペクトゥサン】
【白頭山】
◇[朝]Paektu san
○[地]⇒はくとうさん(白頭山)
へくとぱすかる
【ヘクトパスカル】
◇hectopascal
○[物]圧力のSI単位。単位記号は「hPa」。
1hPa=100Pa(パスカル)。
1hPa=1mb(ミリバール)。
べくとら
【ベクトラ】
◇[登録商標]VECTRA
○[交]アダム・オペル社(Adam Opel AG)製の乗用車(セダン・
ワゴン)。
へくとる
【ヘクトル】
◇[希]Hektor(支持する者)、[英]Hector
○[ギ神]ホメロス([英]Homer)の叙事詩『イリアス([英]Iliad)』
に登場するトロイア戦争の勇士。トロイア王プリアモス(Pria-
mos)とヘカベー(Hekabe)の子。パリス(Paris)・トロイロス
(Troilos)・カッサンドラ(Kassandra)の兄弟。
勇敢で節度あり、トロイア側の総帥として活躍したがアキレ
ウスと一騎討ちで敗れ討たれる。
「ヘクトール」とも呼ぶ。
参照⇒とろいあせんそう(トロイア戦争),あきれす(アキレス)
へくとーる
【ヘクトール】
◇[英]Hector
○[ギ神]⇒へくとる(ヘクトル)
★べくとる
【ベクトル】
◇[独]Vektor、[英]vector(ベクター)
○[数][物]大きさと向きによって表される量。
力・速度など。
⇔すからー(スカラー)
へくば
【ヘクバ】
◇[羅]Hecuba、[英]Hecuba
○[ギ神]⇒へかべー(ヘカベー)
へくーば
【ヘクーバ】
◇[羅]Hecuba、[英]Hecuba
○[ギ神]⇒へかべー(ヘカベー)
★ぺぐまたいと
【ペグマタイト】
◇[英]pegmatite
○[鉱]長石や石英などの結晶が大きく発達した火成岩。
「巨晶花崗岩(キョショウカコウガン)」とも呼ぶ。
参照⇒もなざいと(モナザイト)
べーくらいと
【ベークライト】
◇[登録商標]Bakelite
○[化]フェノール樹脂の代表的ブランド名。
ホルムアルデヒドと石炭酸から製造する合成樹脂。
電気絶縁材や食器などに使用する。
参照⇒えぼないと(エボナイト)
◎1910(明治43)アメリカの化学者ベークランド(L.H.Baekeland)
が発明。
参照⇒べーくらんど(ベークランド)
へくらかざん《へくらくわざん》
【ヘクラ火山】
◇[英]Hekla Volcano
○[地]アイスランド南部にある火山。標高1,491メートル。
★へくらじま
【舳倉島】
◇[日]Hekura Jima
○[地]石川県輪島市(ワジマシ)海士町(アママチ)に属する、日本海に
ある周囲5キロメートルの小島。
べーくらんど
【ベークランド】
◇Leo Hendrik Baekeland
○[人]アメリカの化学者(1863〜1944)。ベルギー生れ。
写真感光材料を改良。
1910(明治43)ベークライトを発明。
参照⇒べーくらいと(ベークライト)
へぐりちょう《へぐりちやう》
【平群町】
◇[日]Heguri Cho
○奈良県北西部、生駒郡(イコマグン)の町。
信貴山真言宗の総本山信貴山寺がある。
参照⇒しぎさんじ(信貴山寺)
〈面積〉
23.90平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万0,497人。
◎1971(昭和46)町制施行。
べぐる
【ベグル】
◇Begles
○フランス南西部、アキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)北西
部のジロンド県(Departement Gironde)の都市。県都ボルドー
(Bordeaux)の南郊。
北緯44.80°、西経0.54°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)2万2,600人。
1999(平成11)2万2,500人。
2004(平成16)2万2,700人。
◎2004. 6. 5(平成16)男性同士の結婚式が行われたが、同年 7.
27ボルドー地方の大審裁判所第一市民室の判事は無効と判断。
べーぐる
【ベーグル】
◇[英]bagel
○[食]ドーナツ形の堅ロールパン。
「ベーゲル」とも呼ぶ。
◎小麦粉の強力粉を使用し、一度軽く茹(ユ)でてから焼くので、
もちもち感がある。
★[1]べくれる
【ベクレル】
◇becquerel
○[原]放射性核種のための放射能の単位。
放射能の壊変強度を表す単位で、一秒間に一回崩壊する強さ。
1キュリー(Ci)=370億ベクレル。
記号は「Bq」。
◎1963(昭和38)原子炉等規制法の規則では放射性物質に汚染さ
れてはいないものを100ベクレル以下と規定。
◎放射線を受ける側の単位:⇒しーべると(シーベルト)
★[2]べくれる
【ベクレル】
◇Antoine Henri Becquerel(アンリ・ベクレル)
○[人]フランスの物理学者(1852〜1908)。
ベクレル線(Becquerel rays)(放射線)を発見。
1903(明治36)キューリー夫妻と共にノーベル物理学賞を受賞。
べくれるせん
【ベクレル線】
◇[英]Becquerel rays
○[古][原]放射線(radiation)の旧称。
フランスの物理学者ベクレル(Antoine Henri Becquerel)が
発見。
この段階ではアルファ線・ベータ線・ガンマ線の違いは知ら
れていなかった。
参照⇒ほうしゃせん(放射線)
[1]べけっと
【ベケット】
◇[英]becket
○(1)[海]船体に取り付けた、U字型の短いロープ。
綱や船具の固定に使用する。
「小索環(ショウサッカン,ショウサクカン)」,「取手索(トッテヅナ)」とも呼ぶ。
参照⇒がすけっと(ガスケット)(2)
○(2)[機]動滑車の下にあるU字型の器具。
物を吊るす、またはフックやロープを掛けるのに用いる。
参照⇒えすかん(Sカン,S管,S環)
[2]べけっと
【ベケット】
◇Samuel Beckett
○[人]フランスの小説家・劇作家(1906〜1989)。アイルランド
生れ。
1969(昭和44)ノーベル文学賞を受賞。
へげもにー
【ヘゲモニー】
◇[独]Hegemonie
○覇権(ハケン)。指導権・主導権。
◎ギリシア語の指導者(hegemon)から。
★へーげる
【ヘーゲル】
【希傑爾】
【俾歇児】
【歇傑爾】
◇Georg Wilhelm Friedrich Hegel(ゲオルグ・ヘーゲル)
○[人]ドイツの哲学者(1770〜1831)。弁証法を確立。
べーげる
【ベーゲル】
◇[英]bagel
○[食]⇒べーぐる(ベーグル)
ぺけろく
【ペケロク】
【X6】
○[古][計]⇒えっくすろくまんはっせん(X68000)
へこおび
【兵児帯】
○[服]男子または子供の締める扱(シゴ)き帯。
角帯(カクオビ)に比べて普段用の帯で、大幅(約74センチ)や中
幅(約50センチ)の布(ヌノ)を、長さは3.5〜4メートルくらいに切っ
ただけで扱いて締める。
布は紺・黒・茶・ねずみ色などの縮緬(チリメン)・羽二重(ハブタエ)
・木綿(モメン)などで、鹿の子絞(カノコシボリ)を施したものが多い。
◎もと薩摩(鹿児島地方)の兵児(ヘコ)が用いたところから。
へこたれる
【へこたれる】
○(1)気力が弱まる。気力をなくす。ひるむ・弱る。
「へたる」とも呼ぶ。
○(2)(へたばって)動けなくなる。座り込む。
「へたる」とも呼ぶ。
べこにあ
【ベコニア】
◇[英]begonia
○[俗][植]ベゴニアの誤称・俗称。
⇒べごにあ(ベゴニア)
★べごにあ
【ベゴニア】
◇[英]begonia
○[植]ウリ目(Cucurbitales)シュウカイドウ科(秋海棠科)(Be-
goniaceae)シュウカイドウ属(ベゴニア属)(Begonia)の多年草
・小低木の総称。
熱帯・亜熱帯に広く分布し、また花や葉の観賞用として園芸
品種も多く、それぞれ「花ベゴニア」・「葉ベゴニア」と呼ぶ。
「ベコニア」は誤称・俗称。
参照⇒しゅうかいどう(シュウカイドウ,秋海棠)
◎フランスのサンドミンゴ総督・植物学者ベゴン(Michel Be-
gon)(1638〜1710)から。
べごにあぞく
【ベゴニア属】
◇[学]Begonia
○[植]シュウカイドウ属(秋海棠属)の別称。
⇒しゅうかいどうぞく(シュウカイドウ属,秋海棠属)
べーごま
【ベーゴマ】
○⇒べいごま(ベイゴマ,貝独楽)
[1]べーこん
【ベーコン】
◇[英]bacon
○[食]豚・鯨などの脇腹肉(ばら肉)を塩漬けにしたあと燻製(ク
ンセイ)にした保存食品。
◎ベーコンエッグ(bacon and eggs)。
★[2]べーこん
【ベーコン】
◇Roger Bacon
○[人]イギリス中世のフランチェスコ会修道士・神学者(1214
ころ〜1292以後)。
★べーこん
【ベーコン】
【倍根】
【馬孔】
◇Francis Bacon
○[人]イギリスの政治家・哲学者(1561〜1626)。
へざー
【ヘザー】
◇[英]heath
○[植]⇒[1]ひーす(ヒース)
★へさき
【舳先】
○
ぺさは
【ペサハ】
◇[ヘブライ語]Pesah、[英]Passover
○[宗]ユダヤ教の三大祝祭の一つ。
傷のない一頭の子羊を生贄(イケニエ)にしてその血を門に塗ると、
ヤハウェまたはその使いがそれを見てユダヤ教の家と知り、中
の人を撃たずに過ぎ越すという。
子羊は焼いて種を入れぬパンとともに全部を食することが命
じられている。
「過越祭(スギコシサイ)」,「過越の祭り(スギコシノマツリ)」,「過越祝(スギコ
シノイワイ)」とも呼ぶ。
◎ペサハから50日目に収穫祭ペンテコステ([羅]Pentecoste)が
行われる。
参照⇒ぺんてこすて(ペンテコステ)(1)
◎イスラエルでは七日間のうち、初日と最終日は休日となる。
◎キリスト教の復活祭の基(モト)となった。
べさめむーちょ
【ベサメ・ムーチョ】
◇[西]besame mucho
○(1)(スペイン語で)もっとキスをして([英]kiss me much)。
◎「キス(名詞)」は「ベソ(beso)」。
○(2)[楽](Besame mucho)メキシコのコンスエロ・ベラスケス
(Consuelo Velazquez)作詞・作曲の歌謡曲。
◎日本ではトリオ・ロス・パンチォス(Trio Los Panchos)や黒
木曜子の歌で知られる。
へさん
【ヘサン】
【恵山】
◇[朝]Hyesan
○[地]⇒けいさん(恵山)
ぺざんと
【ペザント】
◇[英]peasant
○小作人・小作農。
◎ファーマー(farmer):農場主・農園主。
ファームハンド(farmhand):農場労働者。
べーじ
【ベージ】
◇[フ]beige
○[色]⇒べーじゅ(ベージュ)
ぺーじ
【ページ】
【頁】
◇[英]page
○(1)書籍・新聞・帳面などの紙の一面。また、その順序を示
した数字(ノンブル)。
○(2)紙面を数える数詞・単位。
略号は「P」。
◎「頁」の音は「ケツ」、意味は「人の頭・首」であるが、近現代中
国語では「葉」と同じ音の「イェ(ye)」であるため中国で転用され
たもの。さらに日本では「ページ」と読むようになった。
また、部首としては「おおがい(頁)」とも読む。
参照⇒おおがい(大貝,頁)
へじぇぞく
【ヘジェ族】
【赫哲族】
◇[中]Hezhe Zu/Hezhezu、[英]Hojen People
○中国の少数民族の一つ。「ナナイ(Nanai)」と同族。
参照⇒なない(ナナイ)
ぺーしぇんす
【ペーシェンス】
◇[英]patience
○(1)⇒ぺいしぇんす(ペイシェンス)(1)
○(2)⇒そりてーる(ソリテール)
ぺーじぇんと
【ページェント】
◇[英]pageant
○(1)[劇](大掛かりな)時代仮装行列。
地域の歴史的な出来事などを題材に、当時の衣装をまとって
市内をパレードする華やかなもの。
○(2)[劇]特にヨーロッパで、祝祭日に行われる宗教的な仮装
行列。
○(3)[劇]野外劇。野外で行われる芝居・見世物。
航空ショーなど。
○(4)(転じて)華やかな行列。
参照⇒だいみょうぎょうれつ(大名行列)
○(5)(転じて)誇示・見せびらかし。虚飾・こけおどし。
◎ラテン語の「移動舞台(page)」からとされている。
★へしかすむ
【ヘシカスム】
◇[英]Hesychasm
○[宗]東方正教会の静寂主義。
聖グレゴリオス・パラマス(St.Gregorios Palamas)(1296〜
1359)が唱える。
19世紀、ロシアで普及。
「ヘシカズム」とも呼ぶ。
参照⇒きえてぃすむ(キエティスム)
◎ギリシア語の「静寂(hesychia)」から。
へしかずむ
【ヘシカズム】
◇[英]Hesychasm
○[宗]⇒へしかすむ(ヘシカスム)
へしぎり
【圧切り】
○長谷部国重(クニシゲ)作の名刀。
織田信長が立腹して茶坊主(チャボウズ)を斬(キ)ろうとしたとき、
茶坊主が膳棚(ゼンダナ)の下に逃げ込んだので太刀(タチ)を押し付
けると、すっと斬れたことから名付けられたという。
信長から黒田孝高(ヨシタカ)(如水<ジョスイ>)に授けられる。
べししゃはる
【ベシシャハル】
◇Besishahar
○ネパール中央部、ガンダキ地方(Gandaki Zone)中央部のラム
ジュン地区(Lamjung District)の行政所在地。
べじたぶるがーでん
【ベジタブルガーデン】
◇[英]vegetable garden
○[農](英語で)菜園。
⇒さいえん(菜園)
べじたりあん
【ベジタリアン】
◇[英]vegetarian
○菜食主義者。
参照⇒らくとおぼべじたりあん(ラクト・オボ・ベジタリア
ン)
べじつ
【ベジツ】
◇[独]Besitz
○(ドイツ語で)財産・資産・地所。
べーしっくいんぐりっしゅ
【ベーシック・イングリッシュ】
◇[英]Basic English
○[言]基礎英語を母体とした国際補助語。
1930(昭和 5)イギリスの心理学者オグデン(C. K. Ogden)が
発表したもので、基本概念を表わす850の基本単語で全ての表
現が可能とする簡易英語。
参照⇒[3]おぐでん(オグデン),えすぺらんと(エスペラント),
いどご(イド語)
◎"Basic"は"British","American","Scientific","Interna-
tional","Commercial"の頭文字から。
◎動詞は18語。
べーしっくげんご
【ベーシック言語】
【BASIC言語】
◇[英]Beginner's All-Purpose Symbolic Instruction Code
○[計]初心者向けの簡易プログラム言語。
初期のパソコンでは標準的なプログラム言語となっていた。
おおむね逐次解釈しながら実行するインタープリター言語で、
実行形式に変換するコンパイラーもあった。
プログラムを自作しない人の増加によって、しだいに使われ
なくなった。
べーしっくそふと
【ベーシックソフト】
【ベーシック・ソフト】
◇[英]basic software
○[計]⇒きほんそふと(基本ソフト)
へじていしょん
【ヘジテイション】
◇[英]hesitation
○(1)ためらい・躊躇(チュウチョ)。
○(2)口ごもり。
◎動詞は「ヘジテイト(hesitate)」。
へじていと
【ヘジテイト】
◇[英]hesitate
○(1)[自動]ためらう・躊躇(チュウチョ)する。
○(2)[自動]口ごもる。
◎名詞は「ヘジテイション(hesitation)」。
ぺしねー
【ペシネー】
◇Pechiney
○[経]フランスの、世界的な大手アルミ精錬会社。
べーしゃ
【吠舎】
◇[梵]vaisya、「商工業者」の意味。
○⇒ばいしゃ(バイシャ)
ぺしゃー
【ペシャー】
◇[フ]pecheur
○(フランス語で)漁師。
⇒りょうし(漁師)
へじゃず
【ヘジャズ】
◇[アラビア語]al-Hejaz(丘)
○[地]アラビア半島西部、北西はアカバ湾、西は紅海に面する
沿岸地域。
東方に高原地域ネジド(Nejd)がある。
イスラム教の二大聖地メッカとメジナがある。
「ヒジャーズ(al-Hijaz)」とも呼ぶ。
参照⇒ねじど(ネジド)
◎1916. 6.10(大正 5)ハーシム家のヘジャズ王国(Hejazi King-
dom)、オスマン・トルコから独立。
1932. 9.22(昭和 7)ヘジャス王国とネジド王国が合併してサ
ウジアラビア王国が成立。
参照⇒くらいしゅ(クライシュ)
へじゃぶ
【ヘジャブ】
◇Hejab
○[服]イスラム教徒の女性が用いるスカーフ(ベール)。
「ヒジャブ(Hijab)」,「ヒジャーブ」とも呼ぶ。
参照⇒にかぶ(ニカブ),ちゃどる(チャドル)
◎2003.12.(平成15)フランスのシラク大統領が、公立校でイス
ラム教徒の女子生徒にスカーフ着用を禁ずる法律(スカーフ禁
止法)の制定を発表。
2004. 2.10(平成16)フランス下院、「公立校で生徒の宗教を
誇示する標章の着用を禁止する」スカーフ禁止法案が賛成多数
で可決。
2004. 3. 3(平成16)フランス上院、スカーフ禁止法案が賛成
多数で可決・成立。
べしゃめるそーす
【ベシャメルソース】
◇[英]bechamel sauce、[フ]sauce bechamel
○[料]西洋料理のグランドソース(grand sauce)の一種。
よく篩(フ)った小麦粉を溶かしたバターで時間をかけて炒め
たルー([フ]roux blanc)を牛乳でのばした白色の濃厚なソース。
塩・胡椒・香辛料を加えたり、肉汁・タマネギなどを入れた
りて、グラタン([フ]gratin)などに用いる。
「ホワイトソース(white sauce)」とも呼ぶ。
◎ルイ14世の宮廷料理人ベシャメル(Louis de Bechamel)(1603
〜1703)侯爵(marquis)に因(チナ)む。
ぺしゃーる
【ペシャール】
◇[フ]pecheur
○(フランス語で)漁師。
⇒りょうし(漁師)
ぺしゃわる
【ペシャワル】
◇Peshawar
○⇒ぺしゃわーる(ペシャワール)
ぺしゃわーる
【ペシャワール】
◇Peshawar
○(1)(Peshawar District)⇒ぺしゃわーるちく(ペシャワール
地区)
○(2)パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)の州都。ペシャワール地区の中心地。
北緯34.01°、東経71.54°の地。
インダス川の支流カブール川の盆地。交通・商業の要地。
西方30キロメートルのカイバル峠(Khyber Pass)を越えてア
フガニスタンのカブール(Kabul)に通じる。
「ペシャワル」とも呼ぶ。
〈人口〉
1969(昭和44) 29万5,700人。
1981(昭和56) 56万6,000人、167万6,000人(都市域)。
1998(平成10) 98万8,000人。
2002(平成14)109万4,900人。
◎クシャナ朝カニシカ王がプルシャプーラ(Purusapura)として
創建。ここを中心にガンダーラ美術が栄えた。
ぺしゃわるちく
【ペシャワル地区】
◇[英]Peshawar District
○⇒ぺしゃわーるちく(ペシャワール地区)
ぺしゃわーるちく
【ペシャワール地区】
◇[英]Peshawar District
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)中央部の地区。北東部をマルダン地区
(Mardan District)、東部をノシェラ地区(Nowshera District)、
南部をオラクザイ地区(Orakzai Agency)に接する。
中心地はペシャワール。
「ペシャワル地区」とも呼ぶ。
へじゅ
【ヘジュ】
【海州】
◇[朝]Haeju
○⇒かいしゅう(海州)
べーじゅ
【ベージュ】
◇[フ]beige
○[色]ごく薄い茶色。明るいラクダ(駱駝)色。
「ベージ」,「エクルー([フ]ecru)」とも呼ぶ。
◎もとは灰色の意味であったが、未漂白で生地のままの羊毛の
色に使用されたもの。
エクルーは晒(サラ)していない絹・麻などの色で、現在はベー
ジュより濃い、ベージュとラクダ色の中間色を指す。
参照⇒きなり(生成り,生成,生形)
◎英語:ベイジュ(beige)。
ドイツ語:ベイジュ(Beige)/ベイシュ(beige)。
イタリア語:ベージュ(beige)。
トルコ語:ベージュ(bej)。
べしゅてく
【ベシュテク】
◇[独]Besteck
○(ドイツ語で)刃物。
⇒はもの(刃物)
ぺしゅめるが
【ペシュメルガ】
◇[クルド語]Peshmerga(死を恐れない民兵)
○[歴]クルド人による反政府ゲリラ兵士。
参照⇒くるどあいこくどうめい(クルド愛国同盟),くるどみ
んしゅとう(クルド民主党)
◎イラク戦争後、イラク治安部隊に編入。
2006. 5.12(平成18)バラド(Balad)近郊でシーア派の治安部
隊と衝突し、アメリカ軍が介入して納める。
へしゅわん
【ヘシュワン】
◇[ヘブライ語]Heshvan
○[暦]ユダヤ暦の第2月(旧第8月)。
参照⇒ゆだやれき(ユダヤ暦)
へじら
【ヘジラ】
◇[英]Hegira、[アラビア語]hijrah
○[歴]⇒ひじゅら(ヒジュラ)
[1]へす
【ヘス】
◇Gemain Henri Hess
○[人]ロシアの化学者(1802〜1850)。スイス生れ。
1840(天保11)ヘスの法則(総熱量不変の法則)を発見。
[2]へす
【ヘス】
◇Moses Hess
○[人]ドイツの社会主義者・シオニスト(1812. 6.21〜1875. 4.
6)。ユダヤ系。
エンゲルス(Friedrich Engels)を社会主義に向かわせる。
著書は1862(文久 2)『ローマとエルサレム(Rome and Jeru-
salem)』など。
[3]へす
【ヘス】
◇Walter Rudolf Hess(ワルター・ルドルフ・ヘス)
○[人]スイスの生理学者(1881. 3.17〜1973. 8.12)。
眼科医であったが、ボン大学で生理学を学び転向。
チューリヒ大学生理学研究所長。
間脳・中脳など脳内神経系の調節作用を研究。大脳前頭葉の
切除が性格変換や神経痛の治療にも役立つことを発見。
1949(昭和24)ノーベル生理・医学賞、受賞。
[4]へす
【ヘス】
◇Victor Franz Hess(ビクトール・フランツ・ヘス)
○[人]アメリカの物理学者(1883〜1964)。オーストリア生れ。
軽気球を上げて宇宙線を発見・研究。
1936(昭和11)C.D.アンダーソンとともにノーベル物理学賞、
受賞。
1944(昭和19)アメリカに帰化。
[5]へす
【ヘス】
◇Myra Hess
○[人]イギリスの女性ピアニスト(1890〜1965)。
[6]へす
【ヘス】
◇Rudolf Hess(ルドルフ・ヘス)
○[人]ナチス・ドイツの政治家(1894. 4.26〜1987. 8.17)。エ
ジプトのアレクサンドリア生れ。商人の子。
第一次世界大戦中に家業に従事。戦後、ミュンヘン大学で学
ぶ。
1920(大正 9)ナチ党に入党し、ただちにヒトラーの親友とな
る。
1923.11.(大正12)ミュンヘン一揆(Munich Putsch)に参加し、
オーストリアへ逃走したが自発的に帰国し逮捕される。
ヒトラーを補佐。
1933. 4.(昭和 8)党首代理、同年12月入閣。
1939(昭和14)副総統。
第二次世界大戦勃発後、1941. 5.10(昭和16)イギリスとの和
平を画策して、密かに単身飛行機でアウクスブルク(Augsburg)
を飛び立ちスコットランドにパラシュートで降下して捕われる。
ニュルンベルク国際軍事裁判で終身禁固刑となり、1946(昭
和21)からベルリンのシュパンダウ連合軍刑務所(Spandau Pris-
on)で服役。1966(昭和41)からは単独で収監。
西ベルリンのシュパンダウ(Spandau)刑務所で首つり自殺。
◎2011. 7.20(平成23)墓は父母と同じブンジーデル(Wunsiedel)
にあったが、ネオナチの聖地となったため撤去される。のち火
葬されて遺灰は海に散灰(サンカイ)。
[7]へす
【ヘス】
◇Harry Hess
○[人]アメリカの地質学者(1906〜1969)。
べーす
【ベース】
◇[英]base
○(1)基礎・土台。
○(2)基本・基準。
○(3)基盤・支持母体。
○(4)[軍]基地。
◎ベース・キャンプ(base camp)
○(5)[数]対数の底(テイ)。
○(6)[化]塩基。
○(7)[運]野球で、塁(ルイ)。
内野に四つある。
◎ホームベース(home base)
○(8)[電]トランジスタの電極の一つ。
エミッタ(emitter)とコレクタ(collector)の間にあって、エミッ
タからコレクタに放出される信号電流を制御する電極。
ベースの信号電流を増幅してコレクタに流したり、エミッタ
の信号電流を開閉(ON/OFF)させたりする。
記号は「B」。
参照⇒えみった(エミッタ)
◎真空管の「グリッド(grid)」に相当する。
参照⇒ぐりっど(グリッド)(4)
ぺす
【ペス】
◇[西]pez
○[魚](スペイン語で)魚。
ぺーす
【ペース】
◇[英]pace
○(1)歩幅。
○(2)歩速。歩調。
◎ペースを上げる
○(3)進度。
○(4)長さの単位。1歩の歩幅。約76センチメートル。
○(5)[運](馬術で)左前脚と右後脚を同時に前に出し、次に右
前脚と左後脚を前に出して進む歩き方・走り方。
「ペイス」,「斜対歩(シャタイホ)」とも呼ぶ。
⇔あんぶる(アンブル)
ぺすか
【ペスカ】
◇[伊]pesca
○(1)(イタリア語で)魚釣り・漁。
○(2)[植](イタリア語で)モモ(桃)・モモの実。
⇒もも(モモ,桃)
ぺすかどーる
【ペスカドール】
◇[西]pescador
○(スペイン語で)漁師。
⇒りょうし(漁師)
ぺすかとーれ
【ペスカトーレ】
◇[伊]pescatore
○(1)(イタリア語で)漁師。
⇒りょうし(漁師)
○(2)[食]魚介類を使ったイタリア料理(スパゲティ)。
◎山菜やカモ肉などを使った料理は「カチャトーラ(cacciatora)
(猟師)」。
ぺすかどーれす
【ペスカドーレス】
◇[西]pescadores
○(1)(スペイン語で)漁師たち。
○(2)[地](Pescadores Channel)⇒ぺすかどーれすかいきょう
(ペスカドーレス海峡)
○(3)[地](Pescadores Islands)⇒ぺすかどーれすしょとう(ペ
スカドーレス諸島)
ぺすかどーれすかいきょう《ぺすかどーれすかいけふ》
【ペスカドーレス海峡】
◇[英]Pescadores Channel
○[地]台湾本島と西方の澎湖諸島(Penghu Zhudao)(ホウコショトウ)と
間にある海峡。
◎台湾本島と中国大陸の海峡は「台湾海峡(Taiwan Strait)」。
ぺすかどーれすしょとう《ぺすかどーれすしよたう》
【ペスカドーレス諸島】
◇[英]Pescadores Islands、[西]Isla de Pescadores
○[地]⇒ほうこしょとう(澎湖諸島)
ぺすかーら
【ペスカーラ】
◇Pescara
○(1)(Provincia di Pescara)⇒ぺすかーらけん(ペスカーラ県)
○(2)イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)東部
のペスカーラ県北東部にある県都。
ぺすかーらけん
【ペスカーラ県】
◇[伊]Provincia di Pescara、[英]Pescara District/Pes-
cara Province
○イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)東部の
県。
県都はペスカーラ。
〈面積〉
1,225平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)29万3,855人(推計)。
2001(平成13)29万5,481人(10月21日現在)。
べすた
【ベスタ】
◇[英]Vesta、[羅]Vesta
○[ロ神]⇒うぇすた(ウェスタ)
★べすたごー
【ベスタゴー】
◇Kurt Westergaard(クルト・ベスタゴー)
○[人]デンマークの漫画家(1935. 7.13〜)。
イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画を描き、
イスラム過激派から殺害予告を受ける。
ぺすたろっち
【ペスタロッチ】
◇Johann Heinrich Pestalozzi(ヨハン・ペスタロッチ)
○[人]スイスの教育家(1746〜1827)。
ルソー・カントらの思想に影響を受け、孤児院・小学校を経
営。
著書は『隠者の夕暮』など。
へすてぃあ
【ヘスティア】
◇Hestia
○[ギ神]火と竈(カマド)の女神。クロノス(Kronos)とレア(Rhea)
の長女。オリンポス十二神の一神。
家庭生活の女神として崇拝された。
ローマ神話のウェスタ(Vesta)に当たる。
参照⇒うぇすた(ウェスタ)
べすてぃーと
【ベスティート】
◇[伊]vestito(ヴェスティート)
○[服](イタリア語で)服・衣服。
べすてるびく
【ベステルビク】
◇Vastervik/Vaestervik
○スウェーデン南部、カルマル州(Kalmar Lan)北東部の都市。
バルト海に面する。
[1]べすと
【ベスト】
◇[英]best
○(1)[形](goodの最上級)最も良い、最も優れた。
○(2)[副詞](wellの最上級)最も良く、一番(……だ)。
[2]べすと
【ベスト】
◇[英]vest
○[服]上着の下に着用する、袖なしの短い胴着。
「チョッキ」,「ウエストコート(waistcoat)」,「ジレ([フ]gilet)」,
「ジレー」とも呼ぶ。
[3]べすと
【ベスト】
◇[独]West、[英]west(ウェスト)、[フ]ouest(ウェスト)
○(ドイツ語で)西・西部。
「ヴェスト」とも呼ぶ。
◎東は「オスト(Ost)」、北は「ノルト(Nord)」、南は「ジュート
(Sued)」。
ぺすと
【ペスト】
○[文]フランスの作家カミュ(1913〜1960)の小説。
不条理や悪徳の象徴であるペストへの抵抗を描く。
参照⇒かみゅ(カミュ)
◎1947年作品。
★ぺすと
【ペスト】
【黒死病】
◇[蘭]pest、[英]the plague
○[病]ペスト菌(Yersinia pestis)の感染によって発生する急
性伝染病。
参照⇒いえるしにあ(イエルシニア),たるばがん(タルバガン),
しのぶとう(死の舞踏)
◎"pest"はラテン語の"pestis(疫病)"からで、同源ではあるが
英語の意味は「害虫・害獣」。
◎1894(明治27)ペスト菌、北里柴三郎とスイスの細菌学者イェ
ルサン(Alexandre Emile Jean Yersin)がそれぞれ独自に発見。
1902(明治35)東京市はペスト流行防止のためネズミを買い上
げ、広尾の祥雲寺に供養の「ねずみ塚」が建てられた。
べすとでんき
【ベスト電器】
○[経]九州を地盤とする大手家電量販店の一社。
本社は福岡県福岡市博多区。
参照⇒さくらや(さくらや)
◎2008.10.(平成20)ビックカメラ(東京都豊島区)の傘下となる。
べすとふぁーれん
【ベストファーレン】
◇[独]Westfalen、[英]Westphalia
○ドイツ西部の地方。中心都市はミュンスター(Muenster)。
「ヴェストファーレン」とも、英語名で「ウェストファリア」と
も呼ぶ。
べすとまんぐんとう《べすとまんぐんたう》
【ベストマン群島】
◇[英]Vestmann Islands、[アイスランド語]Vestmannaeyjar
○[地]⇒べすとまんなえいやる(ベストマンナエイヤル)
べすとまんなえいやる
【ベストマンナエイヤル】
◇[アイスランド語]Vestmannaeyjar、[英]Vestmanna Islands
/Vestmann Islands/Westman Islands
○[地]アイスランド南岸沖の火山性群島。
ヘイマエイ(Heimaey)・スルツエイ(Surtsey)など15個の島や
岩礁から成る。
「ベストマンナ群島」,「ベストマン群島」,「ウェストマン群島」
とも呼ぶ。
べすとまんなぐんとう《べすとまんなぐんたう》
【ベストマンナ群島】
◇[英]Vestmanna Islands、[アイスランド語]Vestmannaeyjar
○[地]⇒べすとまんなえいやる(ベストマンナエイヤル)
べすとらいぇたーらんどけん
【ベストラ・イェターランド県】
◇[スウェーデン語]Vastra Gotaland s Lan/Vaestra Goeta-
land s Lan、[英]Vastra Gotaland County
○スウェーデン南西部の県。
県都はイェーテボリ(Goborg)。
〈面積〉
2万3,956.1平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)149万4,711人(12月31日現在)。
2004(平成16)152万1,895人(12月31日現在)。
へすとん
【ヘストン】
◇Charlton Heston(チャールトン・ヘストン)
○[人]アメリカの映画俳優・監督(1924.10. 4〜2008. 4. 5)。
1998〜2003(平成10〜平成15)全米ライフル協会(NRA)の会
長。
2002(平成14)初期のアルツハイマー病であることを公表。
1956(昭和31)『十戒(The Ten Commandments)』・1959(昭和
34)『ベンハー(Ben-Hur)』・1968(昭和43)『猿の惑星』などに
出演。
[1]べすぱ
【ベスパ】
◇[学]Vespa
○[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)
スズメバチ属の学名。
参照⇒すずめばち(スズメバチ,雀蜂,胡蜂)
◎スズメバチ上科(Vespoidea)。
スズメバチ科(Vespidae)。
スズメバチ亜科(Vespinae)。
スズメバチ属(Vespa)。
[2]べすぱ
【ベスパ】
◇[伊]vespa
○[虫](イタリア語で)ジガバチ(似我蜂)。
⇒じがばち(ジガバチ,似我蜂)
[3]べすぱ
【ベスパ】
◇[登録商標]Vespa
○[交]イタリアのピアッジォ社(Piaggio & Co.,SpA)製のスク
ーター。
べすぱー
【ベスパー】
◇[英]Vesper
○[天]宵(ヨイ)の明星。
⇒よいのみょうじょう(宵の明星)
べすぱーず
【ベスパーズ】
◇[英]vespers
○[宗]⇒ばんか(晩課)
べすびあすかざん《べすびあすくわざん》
【ベスビアス火山】
◇[英]Vesuvius Volcano、[伊]Vulcano Vesuvio
○[地]⇒べすびおかざん(ベスビオ火山)
べすびおかざん《べすびおくわざん》
【ベスビオ火山】
◇[伊]Vulcano Vesuvio、[英]Vesuvius Volcano
○[地]イタリア南部、ナポリ湾(Golfo di Napoli)の東側にあ
る活火山。標高1,277メートル。
風光明美なナポリ湾とともに世界的な観光地。
「ヴェスヴィオ火山」とも、英語名で「ベスビアス火山」,「ヴェ
スヴィアス火山」とも呼ぶ。
◎AD. 79年8月、大噴火でポンペイ(Pompei)・ヘルクラネウ
ム(Herculaneum)が噴出物で埋没。
参照⇒ぽんぺい(ポンぺイ),とれあんぬんつぃあーた(トレア
ンヌンツィアータ)
べすぷっち
【ベスプッチ】
◇Amerigo Vespucci(アメリゴ・ベスプッチ)
○[人]イタリアの航海者・探検家・商人(1454〜1512)。フィレ
ンツェ出身。
1499〜1500(明応 8〜明応 9)・1501〜1502(文亀元〜文亀 2)
の2度に渡って南アメリカ沿岸を航海し、旅行記で同大陸はイ
ンドではなく新大陸であると唱えた。
「ヴェスプッチ」とも呼ぶ。
◎「アメリカ」の名前は彼のラテン語名アメリクス・ベスプチウ
ス(Americus Vespucius)に因(チナ)む。
◎コロンブスのアメリカ大陸(実際はサンサルバトル島)発見は
1492.10.12(明応元)。
べすぷれむ
【ベスプレム】
◇[マジャール語]Veszprem Megye、[英]Veszprem County
○(1)(Veszprem Megye)⇒べすぷれむけん(ベスプレム県)
○(2)ハンガリー中西部、ベスプレム県中東部にある県都。
べすぷれむけん
【ベスプレム県】
◇[マジャール語]Veszprem Megye、[英]Veszprem County
○ハンガリー中西部の県。南部をバラトン湖([英]Lake Balaton)
に面する。
県都はベスプレム。
〈面積〉
4,492.82平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)37万3,794人(月日現在)。
べすぺいじあん
【ベスペイジアン】
◇[英]Vespasian
○[人]⇒うぇすばしふぬす(ウェスパシアヌス)
へすぺりじん
【ヘスペリジン】
◇[英]hesperidin
○[生化]柑橘類(カンキツルイ)(ミカン類)の皮やスジ(筋)に多く含ま
れているポリフェノール。
血流の改善・高血圧の予防・コレステロール値の低下・花粉
症の予防などの効果があるとされる。
参照⇒ちんぴ(陳皮),びたみんぴー(ビタミンP)
へすぺりでぃうむ
【ヘスペリディウム】
◇[英]hesperidium
○[植](英語で)柑果(カンカ)。
⇒かんか(柑果)
へすぺりです
【ヘスペリデス】
◇[希]Hesperides
○(1)[ギ神]世界の西端で天を支えている巨人アトラス(Atlas)
の四人の娘。
黄金のリンゴの園をドラゴンとともに守る。
○(2)(転じて)世界の西端にあるヘスペリデスの園。
◎ギリシア語で「西方の・夕方の(hesperios)」から。
へすぺろす
【ヘスペロス】
◇[希]Hesperos/Hesperus
○[ギ神]宵(ヨイ)の明星の擬人。
⇒よいのみょうじょう(宵の明星)
べーすぼーる
【ベースボール】
◇[英]baseball
○[運]⇒やきゅう(野球)
べすらん
【ベスラン】
◇Beslan
○ロシア連邦南西部の北カフカス地方、北オセチア・アラニア
共和国(Respublika Severnaya Osetiya-Alaniya)東部の都市。
南方の首都ウラジカフカス(Vladikavkaz)と鉄道が連絡して
いる。
◎2004. 9. 1(平成16)チェチェン独立を求めるイスラム武装集
団が中等学校を襲撃し、始業式の児童・生徒・父母らを人質に
立て籠もる。 9. 3、特殊部隊が強行突入。6日現在、死者331
人(うち子供172人)、負傷者704人(うち子供259人)、行方不明
76人。特殊部隊隊員11人死亡、負傷者30人以上。武装集団側27
人殺害、3人拘束、別に仲間割れで3人死亡(うち女性2人)。
参照⇒ヴぃんぺる(ヴィンペル)
[1]べーすん
【ベースン】
◇[英]basin
○⇒[1]べいすん(ベイスン)
[2]べーすん
【ベースン】
◇Basin
○⇒[2]べいすん(ベイスン)
べぜ
【ベゼ】
◇[フ]baiser
○(フランス語で)キス([英]kiss)。
⇒きす(キス)(1)
べーぜ
【ベーゼ】
◇[フ]baiser
○(フランス語で)キス([英]kiss)。
⇒きす(キス)(1)
★べぜくりくせんぶつどう
【ベゼクリク千仏洞】
【伯孜克里克千仏洞】
◇[英]Bezeklik Thousand Buddha Caves
○[歴]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)中東部のトルファン(Turfan)郊外の火焔山(Huo-
yan Shan)(カエンザン)の麓(フモト)にある、5〜6世紀から13〜14世
紀の石窟寺院群。
参照⇒とるふぁん(トルファン,吐魯蕃),きじるせっくつ(キ
ジル石窟,克孜爾石窟,克孜尓石窟)
◎伯孜克里克([中]Bozikelike)。
べせすだ
【ベセスダ】
◇Bethesda
○⇒[2]べせずだ(ベセズダ)
[1]べせずだ
【ベセズダ】
◇[英]bethesda
○キリスト教の礼拝所・チャペル(chapel)。
参照⇒べてすだ(ベテスダ)
[2]べせずだ
【ベセズダ】
◇Bethesda
○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)中西
部のモンゴメリー郡(Montgomery County)南部の都市。首都ワ
シントン(Washington D.C.)の北西郊。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)がある。
「ベセスダ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)6万2,736人
1990(平成 2)6万2,936人
2000(平成12)5万5,277人。
ぺせた
【ペセタ】
◇[西]peseta
○[古][経]スペインの貨幣単位。
1ペセタ=100センチモ(centimos)。
◎現在はユーロ(euro)。
旧単位はペソ(peso)。
参照⇒ぺそ(ペソ),[1]れある(レアル)
べーせーべーじぇー
【BCBG】
◇[フ]bon chic bon genre([英]good style,good class)
○上流階級。
★べーぜるがわ《べーぜるがは》
【ベーゼル川】
◇[独]Fluss Weser/der Weser
○[地]ドイツ北西部を流れて北海に注(ソソ)ぐ川。
「ヴェーザー川」,「ウェーザー川」とも呼ぶ。
◎「ヴェーザー」が一番原語に近い。
★へそ
【へそ】
【ヘソ】
【臍】
◇[英]navel
○(1)[哺]腹部の中心に残っている、臍帯(サイタイ)が取れた跡。
「ほぞ(臍)」,「ネーブル」とも呼ぶ。
参照⇒なるへそ(なるへそ)
○(2)物の中央部にある、突起または陥没した部分。
◎アンパンのヘソ
○(3)石臼(イシウス)・櫓(ロ)・重ね家具などの重なりの部分に設け
た、ずれを防止する小さな突起。
「ほぞ(臍)」とも呼ぶ。
参照⇒ろべそ(艪臍)
○(4)中央に相当する部分。重要な部分。中心。
◎日本のヘソ
べそ
【ベソ】
◇[西]beso
○(スペイン語で)キス([英]kiss)。
⇒きす(キス)(1)
◎参照⇒べさめむーちょ(ベサメ・ムーチョ)
ぺそ
【ペソ】
◇[西]peso
○(1)[歴]スペインや中南米で使われたスペインの古い金貨・
銀貨。
◎現在の単位はペセタ(peseta)。
参照⇒ぺせた(ペセタ)
○(2)[経]アルゼンチン・チリ・コロンビア・キューバ・メキ
シコ・ウルグアイの貨幣単位。
記号は「$」。
1ペソ=100センターボ(centavos)。
○(3)[経]ドミニカ共和国・フィリピンの貨幣単位。
記号は「P」。
1ペソ=100センターボ(centavos)。
へそくり
【ヘソクリ】
【綜麻繰】
【臍繰】
○[植]カラスビシャク(烏柄杓)の別称。
⇒からすびゃくし(カラスビシャク,烏柄杓)
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