フレーム版に戻る ノンフレーム版に戻る ホームページに戻る

                    PDD図書館管理番号       0001.0072.0000.17

                 百   科   辞   書    《はつ》     編集:獨  澄旻

-------- はつ --------------------------------------------------
はつ
	【ハツ】
	○[食]牛・豚・鶏(ニワトリ)などの心臓。
	 焼き鳥・もつ焼き・焼き肉などで呼ぶ。
	◎英語の「ハート(heart)(心臓)」の転訛。
ばーつ
	【バーツ】
	◇Baht
	○[経]タイ王国の貨幣単位。単位記号は「B」。
	 1バーツ=100サータング(satangs)。
ぱーつ
	【パーツ】
	◇[英]parts
	○[機]⇒ぶひん(部品)
はつぁるまべと
	【ハツァルマベト】
	◇Hazarmaveth
	○[聖]⇒はどらまうと(ハドラマウト)
ばつう
	【馬通】
	○⇒ばふん(馬糞)
はつうま
	【初午】
	○[暦]陰暦二月(2月)の最初の午(ウマ)の日。
	◎京都の伏見稲荷神社の神が降りた日と言い伝えられ、この日
	に各地の稲荷神社で祭が行なわれている。
はつえびす
	【初恵比須】
	【初戎】
	○[暦]⇒とおかえびす(十日えびす,十日恵比須,十日戎)
★はっか《はくか》
	【ハッカ】
	【薄荷】
	◇[英]mint、[中]薄荷(bohe)
	○(1)[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)ハッカ属(Men-
	tha)の多年草で、薄
	荷脳(ハッカノウ)を含む同属植物数種の総称。
	 「ミント」,「メハジキ(目弾き,目弾)」とも呼ぶ。
	◎セイヨウハッカ(西洋薄荷):⇒ぺぱーみんと(ペパーミント)
	 オランダハッカ(阿蘭陀薄荷):⇒すぺあみんと(スペアミン
	ト)
	 イヌハッカ(犬薄荷)/チクマハッカ(筑摩薄荷):⇒いぬはっ
	か(イヌハッカ,犬薄荷)
	○(2)[植]シソ科の多年草。
	 「ミント」,「メハジキ(目弾き,目弾)」とも呼ぶ。
	◎ヤグルマハッカ(矢車薄荷):⇒やぐるまはっか(ヤグルマハッ
	カ,矢車薄荷)
はっか《はくくわ》
	【白華】
	○[建]コンクリートの変質現象の一つ。
	 コンクリート内部の可溶性塩類を含んだ水分が表層に染み出
	し、空気中の炭酸ガスと化合して不溶性となり、水分が蒸発し
	た後に析出する薄皮状になった白い物質。
	 「レイタンス(laitance)」,「エフロレッセンス([英]efflores-
	cence)」とも呼び、俗称は「はなたれ(洟垂れ)」。
	 参照⇒こんくりーと(コンクリート,混凝土)
はっか
	【発荷】
	◇[日]Hakka
	○秋田県鹿角郡(カヅノグン)小坂町(コサカマチ)、十和田湖(トワダコ)南
	岸の地名。
	 北緯40.42°、東経140.87°、標高533メートルの地。
	 県道2号十和田大館(オオダテ)樹海ラインの終点。
	◎発荷峠:⇒はっかとうげ(発荷峠)
はっか
	【客家】
	◇[客家方言]Hakka、[中]Kejia
	○中国南東部、広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)を中心に福
	建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)・広西チワン族自治区(Guangxi 
	Zhuangzu Zizhiqu)の丘陵地一帯に居住する漢民族。
	 かつて華北から集団で移住してきた漢民族の子孫で、団結力
	が強く、土着民や他の漢民族と融和(ユウワ)せずに、独特の風俗
	と方言をもつ。
	 しばしば本地([客]punti,[中]bendi)(ブンチ)(土着民)と械闘
	([客]feuding,[中]xiedou)(カイトウ)(武装闘争)を起す。
	 洪秀全(Hong Xiuquan)(コウ・シュウゼン)ら太平天国(Taiping Tian-
	guo)の幹部に客家出身者が多い。
	 また、台湾・東南アジア在住の華僑(huaqiao)(カキョウ)にも客
	家出身者が多い。
	 参照⇒かいとう(械闘),どろう(土楼,土樓)
	◎「客家」は「外来者」の意味。
はっかー
	【ハッカー】
	◇[英]hacker
	○(1)[計]コンピュータに精通し、熱中している人。コンピュ
	ータ・マニア。コンピュータ中毒の愛好家。
	○(2)[計](特に)コンピュータの技術を駆使して、ネットワー
	クなどからシステムに侵入する不正行為者。
	 プログラムやデータを無断でコピーまたは削除したり、デー
	タの改竄(カイザン)・悪用や、プログラムを改変してシステムを
	誤動作させたりする。
	◎中国語では「黒客(heike)」と呼ぶ。
[1]はっかい
	【八戒】
	○[仏]⇒はっさいかい(八斎戒)
[2]はっかい
	【八戒】
	◇[中]Bajie
	○[文]⇒ちょはっかい(猪八戒,豬八戒)
はっかい《はくかい》
	【白海】
	◇[露]Beloye More、[英]White Sea
	○[地]ロシア北西部にある湾。北をコラ半島(Kol'skiy Pol-
	uostrov)、東をカニン半島(Poluostrov Kanin)で囲(カコ)まれ、
	バレンツ海(Barentsovo More)に通じる。
	 冬季は結氷。
	 アルハンゲリスク(Arkhangelsk)で北ドビナ川(Reka Sever-
	naya Dvina)が流入。
ばっかいいふんけ
	【パッカイ・イフンケ】
	○[楽]⇒いふんけ(イフンケ)
はっかいさい
	【八戒斎】
	○[仏]⇒はっさいかい(八斎戒)
はっかいさん
	【八海山】
	◇[日]Hakkai San
	○[地]新潟県中東部にある越後山脈の一峰。標高1,775メート
	ル。
	 古くから、修験者の霊場。
	◎駒ヶ岳(コマガタケ)・中ノ岳(ナカノタケ)とともに越後三山の一つ。
はつかいちし
	【廿日市市】
	◇[日]Hatsukaichi Shi
	○広島県南西部、瀬戸内海に面した広島湾西岸にある市。北東
	部を広島市に隣接。
	 北緯34.35°、東経132.33の地。
	〈面積〉
	 47.73平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)7万1,228人。
	◎もと山陽道の宿場町・市場町。
	 江戸時代には津和野藩(ツワノハン)の船手屋敷があった。
	 1889(明治22)町制施行。
	 1956(昭和31)平良(ヘラ)村・原村・宮内(ミヤウチ)村・地御前(ジゴ
	ゼン)村を編入。
	 1988(昭和63)市制施行。
	 1998(平成10)ニュージーランドのマスタートン(Masterton)
	市と姉妹都市になる。
	 2003. 3. 1(平成15)佐伯郡(サエキグン)の佐伯町(サイキチョウ)と吉和
	村(ヨシワムラ)を編入。
はっかく
	【ハッカク】
	【八角】
	◇[英]star anise、[中]bajiao(八角)
	○[植]ダイウイキョウ(大茴香)の果実を乾燥させたもの。
	 中華料理の香辛料や健胃薬に用いる。
	 中国南部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuangzu Zizhiqu)
	で、世界総生産量の9割を生産。
	 参照⇒だいういきょう(ダイウイキョウ,大茴香)
	◎インフルエンザの治療薬タミフルの原料となる。
	 参照⇒たみふる(タミフル)
はっかく
	【八角】
	○(1)[数]⇒はっかくけい(八角形)
	○(2)[魚]トクビレ(特鰭)の別称。
	 ⇒とくびれ(トクビレ,特鰭,徳鰭)
	○(3)紋所の一つ。隅切(スミキ)り角で、各辺の長さが等しいもの。
はっかくけい
	【八角形】
	◇[英]octagon(オクタゴン)
	○[数]八つの角を持つ多角形。
	 「はちかっけい(八角形)」,「はっかっけい(八角形)」とも、単
	に「八角」とも呼ぶ。
	◎八面体は「オクタヘドロン(octahedoron)」。
はつかぐさ
	【二十日草】
	○[植]⇒ぼたん(ボタン,牡丹)
はっかごうきん《はつくわがふきん》
	【発火合金】
	◇[英]pyrophoric alloy
	○[工]摩擦によって容易に火花を発する合金の総称。
	 主として希土類元素セリウム(Ce)に30%程度の鉄・ニッケ
	ル・銅などを添加したもの。
	 ライターの石・花火・照明弾などに使用される。
	 参照⇒ふぇろせりうむ(フェロセリウム),みっしゅめたる(ミ
	ッシュメタル,ミッシュ・メタル)
ばっかす
	【バッカス】
	◇Bacchus
	○[ロ神]酒と酒宴の神。
	 ギリシア神話のディオニソス(Dionysos)に相当。
	 ⇒でぃおにそす(ディオニソス),ふぁうぬす(ファウヌス)
はつかだいこん
	【ハツカダイコン】
	【二十日大根】
	◇[英]radish、[学]Raphanus sativus
	○(1)[植]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Bras-
	sicaceae)ダイコン属(Raphanus)の一年草。
	 ダイコンの西洋品種で、根が小さく、形や色は多種。
	 冬を除き、種を撒(マ)いて20〜30日で収穫できる。
	 「ラディッシュ」とも呼ぶ。
	◎明治初年、ヨーロッパから渡来。
	○(2)[農](特に)根が丸く、皮は赤く、中身は白いもの。
	 サラダなど生食に適する。
	 「ラディッシュ」とも呼ぶ。
★はつがつお《はつがつを》
	【初鰹】
	○[食][魚]初夏(五月)のころ、食用となる走りのカツオ。
	 ⇔もどりがつお(戻り鰹)
	 参照⇒いせしょうにん(伊勢商人)
	◎「目には青葉/山ほととぎす/はつがつを」。
	 山口素堂(ソドウ)が鎌倉の由比ヶ浜を詠(ヨ)んだ句。
はっかっけい《はつかくけい》
	【八角形】
	◇[英]octagon(オクタゴン)
	○⇒はっかくけい(八角形)
はっかとうげ《はつかたうげ》
	【八箇峠】
	◇[日]Hakka Toge
	○[地]新潟県十日町市(トオカマチシ)八箇(ハッカ)と南魚沼市(ミナミウオヌマシ)
	小栗山(コグリヤマ)とを結ぶ峠。
	 北緯37.05°、東経138.49°の地。
	 北側に中将岳(チュウジョウダケ)(682メートル)、南側に枡形山(マス
	ガタヤマ)(748.5メートル)がある。
	◎1954(昭和29)八箇隧道(ツイドウ)(トンネル)(70メートル)開通。
	◎東側の旧住所は南魚沼郡(ミナミウオヌマグン)六日町(ムイカマチ)小栗山。
はっかとうげ《はつかたうげ》
	【発荷峠】
	◇[日]Hakka Toge
	○[地]秋田県北東部の鹿角郡(カヅノグン)小坂町(コサカマチ)、十和田
	湖(トワダコ)南岸にある峠。標高631メートル。
	 十和田湖を展望できる。
はつかねずみ
	【ハツカネズミ】
	【二十日鼠】
	◇[英](単数形)mouse(マウス)/(複数形)mice(マイス)
	○[哺]小形のイエネズミ(家鼠)の一種。世界中に分布。
	 頭胴長7〜8センチメートル、尾長5〜7センチメートル。
	耳殻は丸く大きい。雑食性。
	 成長が早く、語源になっている。
	 野生種は全身黒褐色または赤褐色で、腹部は白色。草原性で
	畑地に暮し、また人家にも住み着く。
	 畜養品種に、医学実験用の「マウス」や、ナンキンネズミ(南
	京鼠)・ニシキネズミ(錦鼠)・コマネズミ(独楽鼠,高麗鼠)など
	がある。
	 古称は「甘口鼠(アマクチネズミ)」。
はっかのう《はくかなう》
	【薄荷脳】
	○[化]⇒めんとーる(メントール)
★はっかゆ《はくかゆ》
	【薄荷油】
	○主成分はメントール([独]Menthol)。
	 「ペパーミント(peppermint)」とも呼ぶ。
	 参照⇒めんとーる(メントール)
ばっから
	【バッカラ】
	◇[伊]Baccala
	○[食]干鱈(ヒダラ)・干し鱈。
はつかり
	【はつかり】
	○[歴][交]上野駅〜青森駅間を運行した、JR東日本(旧:国鉄)
	東北本線の特急列車。
	 1958(昭和33)蒸気機関車で運行開始。
	 1960.12.10(昭和35)国内初のディーゼル特急となり81系気
	動車で運行。
	 1968(昭和43)東北線全線電化に伴い583系電車を運行。
	 1982(昭和57)東北新幹線開通に伴い、盛岡駅以北を運行。
	 1988(昭和63)青函トンネル開通に伴い、一部が函館駅まで運
	行。
	 2002.11.30(平成14)廃止。東北新幹線の八戸開業に伴うもの。
	 参照⇒はくつる(はくつる)
はっかり
	【ハッカリ】
	◇Hakkari
	○(1)(Hakkari Ili)⇒はっかりけん(ハッカリ県)
	○(2)トルコ南東端、ハッカリ県の西部にある県都。
	 北緯37.57°、東経43.75°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)3万0,400人。
	 2000(平成12)5万8,100人。
	 2004(平成16)6万4,300人。
はつかりえき
	【初狩駅】
	○[交]山梨県大月市初狩町下初狩(ハツカリマチシモハツカリ)にあるJR中
	央本線の駅。
	 大月(オオツキ)駅と笹子(ササゴ)駅の間。
はっかりけん
	【ハッカリ県】
	◇[トルコ語]Hakkari Ili、[英]Hakkari Province
	○トルコ南東端の県。北部をワン県(Van Ili)、西部をシルナ
	ク県(Sirnak Ili)に接し、東部はイラン、南部はイラクに隣接。
	 県都はハッカリ。
	〈面積〉
	 7,121平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)17万2,500人。
	 2000(平成12)23万5,800人。
	 2004(平成16)26万0,900人。
はつかりじょう《はつかりじやう》
	【初雁城】
	○[歴]⇒かわごえじょう(川越城,河越城)
ばっかん《ばくかん》
	【麦稈】
	○⇒むぎわら(麦ワラ,麦藁)(1)
ぱっかん
	【パッカン】
	【パッ缶】
	○[俗][食]⇒ぷるとっぷ(プルトップ)
ばっかんさなだ《ばくかんさなだ》
	【麦稈真田】
	○⇒むぎわらさなだ(麦ワラ真田,麦藁真田)
はっき
	【八旗】
	◇[中]baqi、[英]eight banner system
	○[歴]中国の清朝軍事力の中核となった独自の軍事・行政・社
	会組織。後金(のち清朝)のヌルハチ(太祖)が1616年に制定した。
	 全満州族を正黄・正白・正紅・正藍・ジョウ黄・ジョウ白・
	ジョウ紅・ジョウ藍の旗色で区別した八旗に編成。
	 満州特有の社会組織を基礎に、10騎の甲冑武士と歩卒300人
	を1佐領(niru)(ニル)、5佐領を1参領(jalan)(ジャラン)、
	5参領を1旗(gusa)(グサ)に編成。
	 その子ホンタイジ(太宗)になり、前記八旗(満州八旗)のほか
	に蒙古(モウコ)八旗・漢人八旗の計24旗とする。
	 順治帝(世祖)が北京に遷るに及び八旗兵を禁旅と駐防の二つ
	に分け、禁旅は満州八旗を主とし北京に駐在させ、駐防は外省
	・各城に分在。
	 参考⇒りょくえい(緑営)
	◎「ジョウ(xiang)」は「(「金」偏+「襄」:補助6990)」と書く。
	 「正(zheng)」とは旗に縁取(フチド)りのないこと、「ジョウ」と
	は縁取りがあること。
はっき《はくき》
	【白起】
	◇[中]Bai Qi/Bo Qi
	○[人]⇒はくき(白起)
はづき
	【葉月】
	○[暦]陰暦八月(8月)の別称。
	 「仲秋(チュウシュウ)」,「雁来月(ガンライヅキ)」とも呼ぶ。
ばっきーぼーる
	【バッキーボール】
	◇[英]Buckyball
	○[化]⇒しーろくじゅう(C60)
はっきょうがたけ《はつきやうがたけ》
	【八経ヶ岳】
	○[地]奈良県吉野郡(ヨシノグン)の天川村(テンカワムラ)と下北山村(カミキ
	タヤマムラ)の境にある、大峰山脈の山。標高1,915メートルで、奈
	良県の最高峰。
	 「八剣山(ハッケンザン)」,「仏経ヶ岳(ブッキョウガタケ)」とも呼ぶ。
★はっきん《はくきん》
	【白金】
	◇[西]platina、[英]platinum
	○[化]金属元素の一つ。元素記号は「Pt」。
	 化学的に安定だが、王水(オウスイ)には溶解する。
	 各種の酸化還元触媒として用いられ、特に需要の5割近くが
	自動車の排気ガス浄化の触媒に使用される。
	 「プラチナ」とも呼ぶ。
	 参照⇒おうすい(王水)
	◎模造白金:⇒ほわいとごーるど(ホワイトゴールド)
はっきん
	【発禁】
	◇[英]prohibition of sale
	○発売禁止の略称。
	 警察・業界団体などの当局が有害と認定して、印刷物(出版
	物)・CD(レコード)・ゲームなどの発売を禁止すること。
ぱっきん
	【パッキン】
	◇[英]packing
	○⇒ぱっきんぐ(パッキング)
はっきんかいろ《はくきんくわいろ》
	【白金懐炉】
	○⇒はくきんかいろ(ハクキンカイロ)
ばっきんがむきゅうでん
	【バッキンガム宮殿】
	◇[英]Buckingham Palace、[中]Baijinhan Gong(白金漢宮)
	○イギリスの首都ロンドンにある、イギリス王室の宮殿。
	 ルネッサンス様式の建物。
	◎1703(元禄16)バッキンガム公(Duke of Buckingham)が建造
	(Buckingham House)。
	 1761(宝暦11)ジョージ三世(George III)が買い取って王妃の
	宮殿とする。
	 1837(天保 8)ビクトリア女王以来、歴代王室の住居となる。
ばっきんがむしゃー
	【バッキンガムシャー】
	◇[英]Buckinghamshire
	○[古]⇒ばっきんがむしゅう(バッキンガム州)
ばっきんがむしゃーしゅう《ばつきんがむしやーしう》
	【バッキンガムシャー州】
	◇[英]Buckinghamshire
	○[古]⇒ばっきんがむしゅう(バッキンガム州)
ばっきんがむしゅう《ばつきんがむしう》
	【バッキンガム州】
	◇[英]County of Buckingham
	○イギリス、イングランド南部の州。
	 州都はエルズベリー(Aylesbury)。
	 旧称は「バッキンガムシャー(Buckinghamshire)」,「バッキン
	ガムシャー州」。
はっきんぐ
	【ハッキング】
	◇[英]hacking
	○[計][通]システムに侵入してデータなどを悪用・改変などを
	すること。ハック(hack)すること。
	 参照⇒[1]はっく(ハック),はっかー(ハッカー)
ばっきんぐ
	【バッキング】
	◇[英]backing
	○(1)後援・援助。
	○(2)(集合的に)後援者グループ・後援者団体。
	○(3)(椅子・カーペットなどの)裏打ち・裏張り。
	○(4)(本などの)背付け。特に、製本工程で本の背の丸みを出
	す作業。
	○(5)[楽](ポピュラー音楽で歌手の)伴奏。
	○(6)[気]風向きが左回り(anticlockwise)に変化すること。
ぱっきんぐ
	【パッキング】
	◇[英]packing
	○(1)荷作り。包装。
	○(2)荷造り用・包装用の詰め物。
	 荷造りなどで破損しないように、品物と箱とのすき間に詰め
	るもの。
	 和略語で「パッキン」とも呼ぶ。
	○(3)[建][工]管の継(ツ)ぎ目などに当てて、液体や気体が漏(モ)
	れるのを防ぐ部品・材料。
	 ゴム・麻糸屑・銅板・アルミ板・鉛・プラスチックなどが使
	われる。
	 和略語で「パッキン」とも呼ぶ。
	◎高温になる部分には、かつて石綿が使われていた。
	○(4)[運]ラグビーで、味方同士がスクラム(scrum)やラック
	(ruck)をしっかり組み合うこと。
はっきんぐこーと
	【ハッキング・コート】
	◇[英]hacking coat
	○[運][服]⇒はっきんぐじゃけっと(ハッキング・ジャケット)
はっきんぐじゃけっと
	【ハッキング・ジャケット】
	◇[英]hacking jacket
	○[運][服]乗馬用の上着。乗馬服。
	 「ハッキング・コート(hacking coat)」とも呼ぶ。
[1]はっく
	【ハック】
	◇[英]hack
	○(1)[動]たたき切る、切り刻む。
	○(2)[動](邪魔<ジャマ>なものを)切り払って進む。開墾(カイコン)
	する。
	○(3)[動](転じて)うまくやり抜く。
	○(4)[計][通][動]システムに侵入してデータなどを悪用・改
	変などをする。
	 参照⇒はっかー(ハッカー)
	◎名詞は「ハッキング(hacking)」。
	○(5)[名]刻み目。
	○(6)[名]切り傷。
[2]はっく
	【ハック】
	◇[英]hack
	○(1)貸し馬。
	○(2)おいぼれ馬・やくざ馬。
	○(3)乗用馬。
	 「ハクニー(hackney)」とも呼ぶ。
	◎競走馬・猟馬・軍馬と区別する言葉。
	○(4)(転じて)貸し馬車。タクシー。
	○(5)あくせく働く人。
	○(6)(著述家の)下働き。
	○(7)金のために理想を捨てた芸術家。金で動く政治家。
はっく
	【八苦】
	○[仏]人間が全て持つ根元的な四苦(生・老・病・死)に、愛別離
	苦(アイベツリク)・怨憎会苦(オンゾウエク)・求不得苦(グフトクク)・五陰盛
	苦(ゴオンジョウク)を加えたもの。
	 愛別離苦:愛するものと離別しなけれはならない苦しみ。
	 怨憎会苦:忌み嫌うものと会わなければならない苦しみ。
	 求不得苦:求めても得られない苦しみ。
	 五陰盛苦:心身が盛んであることにより起こる苦しみ。
	 参照⇒さんく(三苦),しく(四苦),ごく(五苦)
	◎人間の八苦、天上の五衰。
	 参照⇒ごすい(五衰)
ばっく
	【バック】
	◇Pearl Buck(パール・バック)
	○[人]⇒ぱーるばっく(パール・バック)
ぱっく
	【パック】
	◇[英]Puck/puck
	○(1)[イギリス伝説]民話などに登場する、いたずら好きな小
	妖精。妖精の王オベロン(Oberon)の宮廷の従者。
	 「ロビン・グッドフェロー(Robin Goodfellow)」とも呼ぶ。
	○(2)[文](特に)シェークスピアの『真夏の夜の夢(A Midsum-
	mer Night's Dream)』に登場する小妖精。
	 参照⇒まなつのよるのゆめ(真夏の夜の夢)(1)
	○(3)(puck)(転じて)いたずら小僧。
	 参照⇒ふぇありー(フェアリー)(1)
ばっくがんもん
	【バックガンモン】
	◇[英]backgammon
	○⇒ばっくぎゃもん(バックギャモン)
ばっくぎゃもん
	【バックギャモン】
	◇[英]backgammon
	○二人用の盤上ゲームの一種。
	 各人が15個づつの駒(コマ)(pieces)を盤上に並べ、2個のサイ
	コロを振り、その目によって駒を進め、早く目的地に集めた方
	が勝ちとなる。
	 進める先に相手の駒が2個以上ある場合は、跳び越えること
	はできるが、そこに止まることはできない、などのルールや
	得点が2倍・3倍になることもある。
	 「バックガンモン」,「西洋すごろく(双六)」とも呼ぶ。
	◎エジプトまたはインドに始まると言われ、日本には奈良時代
	以前に伝わり、『日本書紀』にも記載がある。
ばっくしゃん
	【パックシャン】
	○[俗]後ろ姿の美しい女性。特に、後ろ姿だけが美しい女性。
	◎"[英]back"と"[独]schoen"の合成語で、昭和初期に学生が用
	いた言葉。
ぱっくす
	【パックス】
	◇[羅]pax
	○(1)[ロ神](Pax)⇒ぱーくす(パークス)
	○(2)(Pax)平和の時代。黄金時代。
	 参照⇒せいひつ(静謐)
	◎パックス・ロマーナ(Pax Romana):⇒ぱっくすろまーな(パッ
	クス・ロマーナ)
	 パックス・アトミカ(Pax Atomica):⇒ぱっくすあとみか(パッ
	クス・アトミカ)
	○(3)平和のキス(kiss of peace)。親睦のキス。
	○(4)[宗](カトリックで聖職者や信徒がキスする)聖像牌(セイゾ
	ウハイ)。
	○(5)[宗]接吻礼(セップンレイ)。
	○(6)友人・友。友情。
	○(7)(子供の遊びで一時中断を求める)待った・タイム・たん
	ま。
	 参照⇒たんま(たんま,タンマ)
	○(8)仲直り。
ぱっくすあとみか
	【パックス・アトミカ】
	◇[羅]Pax Atomica
	○[軍]核抑止による平和。
	 「パクス・アトミカ」とも呼ぶ。
	 参照⇒えーびーえむせいげんじょうやく(ABM制限条約)
ぱっくすとん
	【パックストン】
	◇Joseph Paxton
	○[人]⇒ぱくすとん(パクストン)
ばっくすぴん
	【バックスピン】
	◇[英]backspin
	○[運](テニス・卓球・ゴルフなどで)打球を逆回転(後退回転)
	させること。球は上向きに飛ぶ。
	 「アンダーカットスピン(undercut spin)」とも呼ぶ。
	 参照⇒とっぷすぴん(トップスピン),さいどすぴん(サイドス
	ピン)
ばっくすぺーす
	【バックスペース】
	◇[英]backspace
	○(1)英文タイプライターで、1文字分後退させるキー。
	 そのまま他のキーを押すと重ね打ちになる。
	 略号は「BS」。
	○(2)[計]パソコンなどで、カーソル直前の1文字を削除して
	その位置にカーソルを移動するキー。また、その機能。
	 略号は「BS」。
ばっくすらっしゅ
	【バックスラッシュ】
	◇[英]backslash
	○[計]斜線(\)の符号活字。
	 制御文の特殊記号として扱われ、文字コードの環境では"¥"
	に置き換えられる。
	 参照⇒せいぎょぶん(制御文),[1]すらっしゅ(スラッシュ)(1)
はっくすり
	【ハックスリ】
	◇* Huxley
	○[人]⇒[*]はくすりー(ハクスリー)
はっくすりー
	【ハックスリー】
	◇* Huxley
	○[人]⇒[*]はくすりー(ハクスリー)
ぱっくすりー
	【PAC−3】
	【PAC3】
	◇[英]Patriot Advanced Capability-3
	○[軍]アメリカが開発したミサイル迎撃ミサイル。
	 PAC−2(パトリオット)の改良型で、敵の弾道ミサイルの
	落下から着弾までの間の低層空域をカバーする。
	 参照⇒ぱとりおっと(パトリオット)(3)
	◎2007. 3.(平成19)航空自衛隊空自入間基地(埼玉県狭山市)に
	配備。
	 2007.11.29(平成19)航空自衛隊習志野分屯基地(千葉県船橋
	市)に配備。
	 2008. 1.30(平成20)航空自衛隊武山分屯基地(神奈川県横須
	賀市)に配備。
	 2008. 3.29(平成20)霞ヶ浦分屯基地(茨城県)に配備。
	 2008. 9.17(平成20)航空自衛隊、アメリカのホワイトサンズ
	・ミサイル試射場(White Sabds Missile Range)(ニューメキシ
	コ州)で日本から持ち込んだ発射機2基・レーダー・管制装置
	なとを使ってアメリカ軍が約120キロメートル離れた地点から
	打ち上げた模擬弾を2分後にPAC−3を2発発射し、約30秒
	後に地上約十数キロメートルの上空で撃ち落して迎撃に成功。
	 2009. 9.16(平成21)航空自衛隊、アメリカのホワイトサンズ
	・ミサイル試射場でライセンス生産(国産)の発射試験に成功。
	◎大気圏外の上層で迎撃するミサイルはSM−3。
	 参照⇒えすえむすりー(SM−3,SM3)
	◎PAC−2は地対空ミサイルで、航空機の撃墜しかできない。
★ぱっくすろまーな
	【パックス・ロマーナ】
	◇[羅]Pax Romana
	○[歴]ローマ帝国最盛期の別称。紀元前1世紀の帝政確立から
	五賢帝時代末期までの約200年間続いた。
	 このため奴隷供給が途絶え、ローマ帝国滅亡の一因ともなっ
	た。
	 「パクス・ロマーナ」,「ローマの平和」とも呼ぶ。
	 参照⇒らてぃふぃんでぃうむ(ラティフンディウム)
ばっくちゃねる
	【バックチャネル】
	◇[英]back channel
	○(1)裏チャネル・裏ルート。裏取引に使われる非正規のチャ
	ネル・秘密のチャネル。
	 「バックチャンネル」とも呼ぶ。
	○(2)[政](特に)裏工作に使われる秘密の外交ルート。
	 「バックチャンネル」とも呼ぶ。
ばっくちゃんねる
	【バックチャンネル】
	◇[英]back channel
	○⇒ばっくちゃねる(バックチャネル)
ばっくてん
	【バック転】
	○[俗][運]⇒ばくてん(バク転)
ばっくとぅざふゅーちゃー
	【バック・トゥ・ザ・フューチャー】
	◇[英]Back to the Future
	○[映]アメリカのSF映画。
	 監督:ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis)。
	 主演:マイケル・J.フォックス(Michael J.Fox):マーティ
	・マクフライ(Marty McFly)役。
	◎1985. 7. 3(昭和60)アメリカで公開。
	 1985.12. 7(昭和60)日本で公開。
	 1989(平成元)『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
	(Back to the Future Part II)』公開。
	 1990(平成 2)『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
	(Back to the Future Part III)』公開。
はっくどくすい
	【八功徳水】
	○[仏]八種の優れた功徳(クドク)を具(ソナ)えている水。極楽浄土
	の池や須弥山の七内海中の水という。
	 『倶舎論』では、甘・冷・軟・軽・清浄・不臭・飲時不損喉
	(飲む時にノドを損<ソコ>なわない)・飲已不傷腸(飲み終って腹
	を痛<イタ>めない)の八種を指す。
	 この水をたたえた宝池を八功徳池と呼ぶ。
	 「はちくどくすい(八功徳水)」とも呼ぶ。
ばっくとらっぷ
	【バックトラップ】
	◇[英]backtrack
	○(1)(探し物などで)同じ道を引き返す。
	○(2)(追跡を逃れるため)自分の足跡(アシアト)を踏みながら引き
	返す。
	○(3)(話や議論が)後戻りする。
	○(4)前言を撤回する。
ばっくどらふと
	【バックドラフト】
	◇[英]backdraft
	○(1)火の勢いが強いため酸欠になっている火災現場で、ドア
	や窓を開けると新鮮な空気が入って急に炎が大きくなり吹き出
	す現象。
	 参照⇒[1]ばっくふぁいあ(バックファイア)
	○(2)[英](Backdraft)アメリカ映画。
	 監督:ロン・ハワード(Ron Haward)。
	 出演:カート・ラッセル(Kurt Russell)、ウィリアム・ボー
	ルドウィン(William Baldwin)、ロバート・デ・ニーロ(Robert 
	De Niro)・ドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)など。
	◎1991(平成 3)公開。
ばっぐぱいぷ
	【バッグパイプ】
	◇[英]bagpipe/bagpipes
	○[楽]⇒ばぐぱいぷ(バグパイプ)
ぱっくぱっかー
	【バックパッカー】
	◇[英]backpacker
	○[運]バックパッキングをする人。
	 参照⇒ばっくぱっきんぐ(バックパッキング)
★ばっくぱっきんぐ
	【バックパッキング】
	◇[英]backpacking
	○[運]レジャーとして、バックパックに生活道具一式を入れて
	自然の野山を旅すること。
	 参照⇒ばっくぱっく(バックパック),ぱっくぱっかー(バック
	パッカー),かにぞく(カニ族)
ばっくぱっく
	【バックパック】
	◇[英]backpack
	○ハイカーや旅行者が品物を入れ背負って持ち運ぶ、レジャー
	用リュックサック。
	 アルミ合金製のフレームが付いたものもある。
	 参照⇒ばっくぱっきんぐ(バックパッキング),[2]まちるだ
	(マチルダ)
★[1]ばっくふぁいあ
	【バックファイア】
	◇[英]backfire
	○[機]内燃機関で、燃料混合ガスが送り込んだシリンダーから
	逆に気化器に吹き返してくる現象。
	 参照⇒ばっくどらふと(バックドラフト)(1)
[2]ばっくふぁいあ
	【バックファイア】
	◇[英]Backfire
	○[軍]ロシア(旧ソ連)の中距離超音速爆撃機ツポレフTu−2
	2MのNATO名。
	 Tu−22(ブラインダー)を可変後退翼に改良したもの。
	 空対地ミサイルのキングフィッシュ(Kingfish)AS16(射
	程150キロメートル)など核兵器搭載可能な戦略爆撃機。
	 参照⇒[2]つぽれふ(ツポレフ)
ばっくほー
	【バックホー】
	◇[英]backhoe
	○[建]土木・建設機械の一種。
	 機械位置より低い所の土砂・土石を掘削し、また持ち上げて
	運搬車へ積み込むもの。
	 俗に「ユンボ([フ]Jumbo)」とも呼ぶ。
	◎「ホー(hoe)」は農具の「クワ(鍬)」。
	 機械位置より高い所の掘削に使用する機械は「パワーショベ
	ル(power shovel)」と呼ぶ。
ぱっくぼっと
	【パックボット】
	◇[製品名]PackBot
	○[軍]アメリカのロボット製作会社アイロボット(iRobot)製の
	軍用モバイル・ロボット。
	 遠隔操作で偵察活動・爆発物処理などに使用される。
	◎2011. 4.17(平成23)510パックボット(510 PackBot)、福
	島第一原子力発電所3号機と1号機の建屋に入り、内部の放射
	線量・温度・湿度・酸素濃度を測定。
ばっくほーゆでん
	【バックホー油田】
	◇[英]the Bach Ho oil field
	○[鉱]南シナ海にあるベトナムの海底油田。
	 「ホワイトタイガー油田(the White Tiger oil field)」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒すーとぅーでんゆでん(スートゥーデン油田)
ばっくぼわん
	【バックボ湾】
	◇[ベトナム語]Vinh Bac Bo
	○[地]⇒とんきんわん(トンキン湾)
ばっくぼーん
	【バックボーン】
	◇[英]backbone
	○(1)[医]背骨(セボネ)。
	○(2)[建]支柱(シチュウ)・支え柱。
	○(3)(転じて)気骨(キコツ)・信条(シンジョウ)・筋金(スジガネ)。
	○(4)精神的・思想的な支柱。信念。
	○(5)[通]電話局から先の長距離中継回線網。
	 大半が光ケーブルを使用している。
	 「基幹回線」とも呼ぶ。
	◎家庭から電話局までの加入者回線は「アクセス網(access net)」
	と呼ばれる。
	○(6)[通]ネットワークの中枢になる通信回線・ケーブル。
	 特に、部署ごとのLANなどを接続する回線。
ばっくみらー
	【バックミラー】
	◇[和製英語]back mirror、[英]rearview mirror
	○[交]自動車に装着されている後方確認用の鏡。
	 ドアミラーとフェンダーミラーがある。
	 参照⇒どあみらー(ドアミラー),ふぇんだーみらー(フェンダ
	ーミラー)
ばっくみんすたーふらーれん
	【バックミンスターフラーレン】
	◇[英]Buckminster Fullerene
	○[化]⇒しーろくじゅう(C60)
ばっくやーど
	【バックヤード】
	◇[英]backyard
	○(1)(家の)裏庭。
	◎イギリスでは普通舗装されている。
	 アメリカでは芝生が植えていて、子供の遊びや日曜大工、バ
	ーベキューなどに使用される。第二次世界大戦直後までは洗濯
	物を干していたが、乾燥機の普及で洗濯物を干すことはなくな
	り、現在では干すと貧民のようだと近所から嫌われる。
	○(2)(比喩的に、知り尽くした)なわばり・勢力範囲。得意分
	野。
ばっくらむ
	【バックラム】
	◇[英]buckram
	○[印][服]ニカワ(膠)・ノリ(糊)・ゴムなどで固めた、目の粗
	(アラ)い亜麻布。
	 本の表装材や洋服の襟芯(エリシン)などに用いる。
	 「バクラム」,「硬布(コウフ)」とも呼ぶ。
	◎名称は、ウズベキスタンの商工業都市ブハラ(Bukhara)に由
	来(ユライ)する。
ばっくりんぐ
	【バックリング】
	◇[英]buckling
	○[工]⇒ざくつ(座屈)
ばっくる
	【バックル】
	◇[英]buckle
	○(1)留め金具・締め金具。
	◎フランス語:ブクル(boucle)。
	○(2)[服](特に)ズボンのベルトの先端につける留め金具。
	○(3)曲がり・歪(ユガ)み。
ばっくれる
	【ばっくれる】
	【バックれる】
	◇[英]dissemble
	○[俗][自動]そらとぼける。知らないふりをする。
	◎「しらばっくれる」の略称。
★はっけ
	【八卦】
	○(1)易(エキ)の算木3本を組み合せて表す8種類の形。
	 乾(ケン)・兌(ダ)・離(リ)・震(シン)・巽(ソン)・坎(カン)・艮(ゴン)
	・坤(コン)の総称。
	 参照⇒はっしょう(八象),きゅうせい(九星)
	◎1本の算木は陽爻(ヨウコウ)と陰爻(インコウ)との2種を使用し、2
	の3乗で8となる。
	○(2)(転じて)占(ウラナ)い。
はっけいじまえき
	【八景島駅】
	○[交]神奈川県横浜市金沢区にある、横浜新都市交通シーサイ
	ドラインの駅。
	 市大医学部(シダイイガクブ)駅と海の公園柴口(ウミノコウエンシバグチ)
	駅の間。
	◎1989. 7. 5(平成元)開業。
	◎京急本線・京急逗子線・横浜新都市交通シーサイドラインに
	は金沢八景駅がある。
はっけいじましーぱらだいす
	【八景島シーパラダイス】
	○⇒よこはまはっけいじましーぱらだいす(横浜・八景島シー
	パラダイス)
はっけきょう《はつけけう》
	【八卦教】
	○[宗]⇒てんりきょう(天理教)(2)
★はっけっきゅう《はくけつきう》
	【白血球】
	◇[英]leukocyte/leucocyte
	○[生]
	 顆粒白血球(granulocyte)と無顆粒白血球(agranulocyte)に
	大別される。
	 好中球や単球はアメーバ運動を行い、細菌や異物を捕食(ホショ
	ク)し、消化・分解する食菌作用をもつ。
	 リンパ球は免疫抗体の産生・免疫機能の調節に関与する。
	 参照⇒おぷそにん(オプソニン)
	◎白血球の血液型:⇒えっちえるえー(HLA)
★はっけつびょう《はくけつびやう》
	【白血病】
	◇[英]leukemia/leukaemia
	○[病]白血球が異常に増加する病気。
	 送電線などからの低周波の磁界を長時間浴びると小児白血病
	になりやすいとされる。
	 「ルーキーミア」とも、「血液のガン(cancer of the blood)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぃらでるふぃあせんしょくたい(フィラデルフィア
	染色体),さいたいけつ(臍帯血)
	◎CML:慢性骨髄性白血病(Chronic Myeloid Leukemia)。
	 AML:急性骨髄性白血病(Acute Myelogenous Leukemia)。
	 CLL:慢性リンパ性白血病(Chronic Lymphocytic Leuke-
	mia)。
	 ALL:急性リンパ性白血病(Acute Lymphocytic Leukemia)。
	 ATL:成人T細胞白血病(Adult T-cell Leukemia)。
	 HTLV:ヒトT細胞白血病ウイルス(Human T-cell Leuke-
	mia Virus)。
	◎検出薬:参照⇒れくちん(レクチン)
ぱっけり
	【パッケリ】
	◇[伊]paccheri
	○[食]ホース状の太くて短いマカロニ(パスタ)。
はっけん
	【法眷】
	◇[中]fajuan
	○(1)[仏]同一の法門で修行する仲間・兄弟弟子。
	 「ほうけん(法眷)」,「ほっけん(法眷)とも呼ぶ。
	○(2)[仏]同一の師匠についた仲間・兄弟弟子。
	 「ほうけん(法眷)」,「ほっけん(法眷)とも呼ぶ。
	◎兄弟子:参照⇒すひん(師兄)
★はっけん
	【発見】
	◇[英]discovery
	○
	 参照⇒せれんでぃぴてぃ(セレンディピティ)
はっけん
	【発券】
	○(1)[経]銀行券・証券などを発行すること。
	◎発券銀行
	○(2)[交]切符・乗車券・搭乗券などを発売すること。
	◎発券機(切符自動販売機)
	○(3)整理券・入場券・食券などを発行・発売すること。
	◎券売機
はっけん
	【発遣】
	【撥遣】
	○(1)[仏]密教で、修法のため本尊などに迎えていた仏・菩薩
	を、修法の終りにその本来の場所へ遷(ウツ)し返すこと。
	 「ほっけん(発遣,撥遣)」とも呼ぶ。
	○(2)[仏]浄土門で、釈迦が西方浄土(来世)への往生(オウジョウ)
	を勧め、現世から浄土へ向う往生者を励ますこと。
	 「ほっけん(発遣,撥遣)」とも呼ぶ。
	 参照⇒けんごうにそん(遣迎二尊)
	◎阿弥陀如来(アミダ・ニョライ)が浄土で往生者を迎えることは「来迎
	(ライゴウ,ライコウ)」と呼ぶ。
	 参照⇒らいごう(来迎)(2)
はっけんさっく
	【ハッケンサック】
	◇Hackensack
	○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey 
	State)北東端のバーゲン郡(Bergen County)南部にある郡都。
はっけんざん
	【八剣山】
	◇[日]Hakken Zan
	○[地]⇒はっきょうがたけ(八経ヶ岳)
はっけんでん
	【八犬伝】
	○[文]⇒なんそうさとみはっけんでん(南総里見八犬伝)
[1]はつこい《はつこひ》
	【初恋】
	◇[英]first love、[独]erste Liebe(エアステリーベ)
	○生れて初めての恋。
	 ⇔あるてりーべ(アルテリーベ)
	 参照⇒つついづつ(筒井筒)(2),かーふらぶ(カーフラブ,カー
	フ・ラブ)(1)
[2]はつこい《はつこひ》
	【初恋】
	◇[露]Pervaia Liubov、[英]First Love
	○[文]ロシアの作家ツルゲーネフ(Ivan S.Turgenev)の短編小
	説。
	◎1870(明治 3)。
	◎ロシア文字では"Первая Любовь"。
[3]はつこい《はつこひ》
	【初恋】
	○[楽]村下孝蔵作詞・作曲の流行歌。
	 歌も村下孝蔵。
	◎1983. 2.25(昭和58)レコード発売。
はっこう《はつくわう》
	【八紘】
	○(1)四方(シホウ)と四隅(ヨスミ)。
	○(2)地の果(ハ)て。
	○(3)天下(テンカ)・天の下(アメノシタ)。全世界。
	 参照⇒はっこういちう(八紘一宇)
	○(4)[歴][食]太平洋戦争中、ジャワ島のバンドンでジャワ米
	を使用して現地生産された日本酒。南方各地に配られた。
はっこう《はつかう》
	【発向】
	○(1)目的地に向かって出発すること。
	○(2)(特に)討伐のために軍勢が出発すること。
	○(3)流行(リュウコウ)すること、流行(ハヤ)ること。
はっこういちう《はつくわういちう》
	【八紘一宇】
	○[歴]世界を一つの家にするという意味で、日中戦争・太平洋
	戦争期の標語。
	 1940. 7.26(昭和15)第2次近衛文麿内閣が閣議決定した「基
	本国策要綱」に「八紘ヲ一宇トスル肇国ノ大精神」と使われて以
	来、大東亜共栄圏の建設理念として海外侵略を正当化するのに
	用いられた。
	 参照⇒だいとうあきょうえいけん(大東亜共栄圏)
	◎この言葉は『日本書紀』巻3「橿原奠都の令」の中の「兼六合
	以開都掩八紘而為宇(八紘<アメノシタ>を掩<オホ>ひて宇<イヘ>にせむ)」
	から田中智学が日本的世界統一の原理として、1903(明治36)に
	造語したもの。
	 参照⇒はっこう(八紘)
	◎八紘一宇の塔(八紘之基柱):⇒へいわのとう(平和の塔)
	〈歌詞〉
	 愛国行進曲:往(ユ)け八紘を宇(イエ)となし/四海の人を導き
	て/正しき平和うち建てん。
はっこうきん《はつかうきん》
	【発酵菌】
	◇[英]zymogen
	○[生]発酵作用を行う微生物。
	 「チモーゲン」とも呼ぶ。
はつこうしん《はつかうしん》
	【初庚申】
	○[暦]その年の最初の庚申の日。
	 この日は帝釈天(タイシャクテン)の初縁日で、帝釈天に詣でる習慣
	があった。
	 参照⇒こうしんまち(庚申待)
はっこうそ《はつくわうそ》
	【発光素】
	○[生]⇒るしふぇりん(ルシフェリン)
はっこうだい《はつくわうだい》
	【八紘台】
	○[古]宮崎県宮崎市の平和台公園の旧称。
	 参照⇒へいわのとう(平和の塔)
はっこうだいおーど《はつくわうだいおーど》
	【発光ダイオード】
	◇[英]light emitting diode
	○[電]接合部に電流が流れると発光する特殊なダイオード。電
	気エネルギーが直接、光に変換されるので消費電力が少ない。
	 ガリウムやヒ素など材料によって決まった波長の光(色)を発
	する。
	 略称は「LED」。
	 参照⇒るみうぉーる(ルミウォール)
	〈青色発光ダイオード〉
	 1990(平成 2)日亜化学工業(本社:徳島県阿南市)の中村修二
	(のちカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)が、窒化ガリ
	ウムを材料に実用化の基になる技術を開発。
	 1993(平成 5)日亜化学、世界で最初に量産化。
	 2004.12.(平成16)東北大学金属材料研究所の川崎雅司教授ら、
	安価な酸化亜鉛を用いた青色発光ダイオードの開発に成功と発
	表。
	 2014.10. 7(平成26)中村修二・赤崎勇・天野浩3氏のノーベ
	ル物理学賞が決定。
	 参照⇒あおいろれーざー(青色レーザー)
	〈白色発光ダイオード〉
	 青色発光ダイオードに黄色の蛍光物質を組み合せたもの。か
	すかに黄色味を帯びる。
	 消費電力は白熱電球の約8分の1、寿命は約100倍。
	◎2007. 9. 4(平成19)理化学研究所と埼玉大学の研究チーム、
	波長350ナノメートル以下の深紫外線を出す発光ダイオードの
	開発に成功したと発表。
	 2010. 4.(平成22)3月下旬に街路灯をLED電球に取り替え
	た宮城県の遠田郡(トオダグン)涌谷町(ワクヤチョウ)と栗原市でアナロ
	グTVやFMラジオにノイズが入る受信障害が発生。
★はっこうださん《はつかふださん》
	【八甲田山】
	◇[日]Hakkoda San
	○[地]青森県中央部にある、奥羽山脈上の火山群。最高峰は八
	甲田大岳で標高1,585メートル。
	 大岳・赤倉岳(1,548メートル)などから成る北八甲田火山群
	と、櫛ヶ峰(1,1517メートル)・乗鞍岳(1,450メートル)などか
	ら成る南八甲田火山群に分かれる。
	 十和田八幡平国立公園に含まれ、森林・高山植物・お花畑・
	田代平湿原など植物相は多様で、麓(フモト)に蔦(ツタ)・酸ヶ湯(スカ
	ユ)・谷地など各所に温泉がある。
	 北群の田茂萢岳(タモチダケ)(1,326メートル)山頂へは八甲田ロ
	ープウェーが通じている。
	 冬期は樹氷がみられ、スキー場となる。
	 参照⇒さんぼんぎはら(三本木原),すかゆおんせん(酸ヶ湯温
	泉)
	◎1902. 1.(明治35)日露戦争に備えるため、弘前(ヒロサキ)歩兵第
	三十一連隊と青森歩兵第五連隊が八甲田山で雪中行軍訓練を行
	う。
	 弘前の第三十一連隊38名は約310キロメートルの行程を無事
	踏破(トウハ)。
	 青森の第五連隊210名は記録的寒波と吹雪で遭難し、197名の
	凍死者を出した。
	◎馬立場に1904(明治37)作られた雪中行軍遭難記念像(生還し
	た後藤房之助伍長)の銅像がある。
	◎遭難の話は新田次郎の『八甲田山死の彷徨(ホウコウ)』に描かれ、
	1977(昭和52)映画化される。
はっこうださんしつげんぐん《はつかふださんしつげんぐん》
	【八甲田山湿原群】
	○[地]青森県の十和田市(旧:上北郡十和田湖町)・南津軽郡(ミナ
	ミツガルグン)平賀町(ヒラカマチ)・青森市にまたがる、八甲田山の湿原
	群。
	 十和田八幡平国立公園内の特別保護地区内にあり、環境省の
	重要湿地に選定されている。
	 ミズバショウなどの高山植物が群生する。
はっこうだとんねる《はつかふだとんねる》
	【八甲田トンネル】
	○[交]JR東北新幹線の八戸駅と新青森駅との間にあるトンネ
	ル。青森県上北郡(カミキタグン)天間林村(テンマバヤシムラ)から青森市駒
	込(コマゴメ)までの全長26.455キロメートル。
	◎1998. 8.(平成10)着工。
	 2003. 3. 8(平成15)新青森側2区間の貫通式を挙行。
	 2005. 2.27(平成17)貫通。
はっこつじゅりん《はくこつじゆりん》
	【白骨樹林】
	◇[日]Hakkotsu Jurin
	○奈良県吉野郡(ヨシノグン)上北山村(カミキタヤマムラ)にある大台ヶ原の
	森林。
	 参照⇒おおだいがはらざん(大台ヶ原山)
----------------------------------------------------------------