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百 科 辞 書 《はし》 編集:獨 澄旻
-------- はし --------------------------------------------------
はし
【箸】
◇[英]chopsticks
○[食]東アジアなどで、食べ物を挟み取って食べるのに用いる、
二本の細い棒。
木・竹・象牙(ゾウゲ)・金属などで作る。
◎割り箸,竹箸,塗り箸
桑の箸:⇒くわのはし(桑の箸)
◎二本単位で、一膳(イチゼン)・二膳(ニゼン)と数える。
銀製の箸は毒に触れると黒く変色するので、毒の混入を発見
しやすいとされる。
はし
【橋】
◇[英]bridge(ブリッジ)
○(1)通行のため、川や湖・渓谷・低地や道路・鉄道などの両
側を結んで架設(カセツ)する構築物。
「橋梁(キョウリョウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ふなばし(船橋,舟橋),はしづめ(橋詰,橋爪)
◎橋を渡る,橋を渡す,橋を架(カ)ける
◎難工事:参照⇒ひとばしら(人柱)(1)
橋姫:橋を守る女神。
○(2)殿舎と殿舎を結ぶ渡り廊下。
○(3)(転じて)ある間を掛け渡すもの。仲介・媒介。
[1]はーしー
【ハーシー】
◇Hershey
○(1)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylva-
nia Commonwealth)の南東部にある都市。
○(2)[食](Hershey Foods)⇒はーしーふーず(ハーシー・フー
ズ,ハーシーフーズ)
[2]はーしー
【ハーシー】
◇Alfred Day Hershey
○[人]アメリカの生化学者(1908〜1997)。
ウイルスの遺伝と増殖機構を解明。
1969(昭和44)M.デルブリュック、S.E.ルリアとともにノ
ーベル生理・医学賞、受賞。
★[3]はーしー
【ハーシー】
◇John Hershey
○[人]アメリカの小説家・ジャーナリスト(1914〜1993)。天津
生れ。
[1]はじ
【ハジ】
◇Hajj/Hadj
○[宗](イスラム教徒の)メッカ巡礼・メッカ参り。
毎年イスラム歴の12月(Dhu'l-Hijja)8日から13日には全世
界から巡礼者がカーバ神殿に集まる。
「ハッジ」とも呼ぶ。
参照⇒かーば(カーバ),ごぎょう(五行)(3)
◎ハジはイスラム教徒の五行の一つで、宗教的義務であり、か
つ一生の夢でもある。
式典は預言者マホメットとの別れの礼拝(Prophet Mohammed's
last sermon)を忠実に追体験するもの。
初日、巡礼者は白装束に身を包み、信仰意思の表明や巡礼祈
祷文を高らかに唱え、カーバ神殿を七周回る(タワーフ<Tawaf>,
回巡神事)。つぎに神殿に隣接するサファー(Safa)とマルワ
(Marwah)の丘を3往復する(サーイ<Sa'ai>,探泉往環)。
二日目の夜明け、メッカから約20キロメートル離れた低い石
山のアラファト山(ラフマ山<Jabal al-Rahma>,慈悲の山,標高
約70メートル)に登り、頂上で祈祷し神の許しを乞(コ)う。
三日目、メッカとアラファト山の間のムズダリファ(Muzdali-
fah)とミナの谷(the nearby valley of Mina)で、悪魔を象徴
する三つの石標(ジャムラ<jamrah>)(three stone pillars in
Mina)に七個の石を投げる石投げの行事(the symbolic stoning
of the devil)を行う。
この後、イードル・アドファ(Eid al-Adha)(犠牲祭)を行っ
て全過程を終了する。
◎サウジアラビア政府は巡礼者総数を約200万人に制限し、国
ごとに割り当てを決めているため、自由に参加はできない。
[2]はじ
【ハジ】
◇hajji/haji/hadji
○(1)[宗]メッカ巡礼を終えたイスラム教徒。女性は「ハジャ」。
信仰心のみならず、巡礼をする体力と、借金がなく、巡礼中
の家族の生活を維持する財力が必要となる。
「ハッジー」とも呼ぶ。
参照⇒[1]はじ(ハジ)
○(2)[宗](Hajji/Hadji)その称号。
参照⇒[1]はーふぃず(ハーフィズ)
○(3)[宗](転じて)中近東で、エルサレムの巡礼を終えたキリ
スト教徒。
はじ
【黄櫨】
○(1)[植]⇒はぜのき(ハゼノキ,黄櫨,櫨)
○(2)[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。
表は赤、裏が黄。一説に、表は黄、裏が萌黄(モエギ)。
晩秋・初冬に用いる。
ばし
【馬矢】
○⇒ばふん(馬糞)
ばし
【馬屎】
○⇒ばふん(馬糞)
ばーじ
【バージ】
◇[英]barge
○(1)[海]はしけ(艀)。
⇒はしけ(艀)
○(2)[海]土運船。
⇒どうんせん(土運船)
ぱしー
【パシー】
◇[英]-pathy
○(1)[接尾辞]「苦痛・感情」を表す語形成要素。
◎テレパシー(telepathy):精神感応。
アンティパシー(antipathy):反感・毛嫌い。
エンパシー(empathy):感情移入。
シンパシー(sympathy):同情。
ニューロパシー(neuropathy):神経病。
アレロパシー(allelopathy):他感作用。
○(2)[接尾辞]「療法」を表す語形成要素。
◎テレパシー(telepathy):精神感応術。
オステオパシー(osteopathy):整骨療法。
ホメオパシー(homeopathy):同種療法。
アロパシー(allopathy):逆症療法。
ハイドロパシー(hydropathy):水治療法。
ネイチュロパシー(naturopathy):自然療法。
◎ギリシア語の"patheia(感情・苦悩)"から。
参照⇒[3]ぱす(パス),[1]ぱそ(パソ)
ぱじ
【パジ】
【袴下】
◇[朝]baji
○[服]朝鮮男性の民族服で、ゆったりしたズボンのような下穿
(シタバキ)。
参照⇒ちょごり(チョゴリ,赤古里,襦),すててこ(すててこ,
ステテコ)(1)
ぱーじ
【パージ】
◇[英]purge
○追放・粛清(シュクセイ)。
◎レッド・パージ
◎ラテン語の「清める(purgare)」から。
はじあん
【ハジアン】
◇Ha Giang
○(1)(Tinh Ha Giang)⇒はじあんしょう(ハジアン省)
○(2)ベトナム北部、ハジアン省の省都。
はじあんしょう《はじあんしやう》
【ハジアン省】
◇[ベトナム語]Tinh Ha Giang、[英]Ha Giang province
○ベトナム北部の省。北部を中国に隣接。
省都はハジアン。
はじいろ
【黄櫨色】
【櫨色】
○[色]黄櫨の樹皮の煎(セン)じ汁で染めた色で、赤みのさした鈍
(ニブ)い黄色。
参照⇒はぜのき(ハゼノキ,黄櫨,櫨)
ばじぇっと
【バジェット】
◇[英]budget
○(1)(政府などの)予算・予算案・予算額。経費・運営費。
○(2)(家庭などの)予算・家計。生活費。
○(3)[形]買い得の、格安の、安い。
ばじぇでるかうかけん
【バジェデルカウカ県】
◇[西]Departamento del Valle del Cauca、[英]Valle del
Cauca Department
○南アメリカ、コロンビア西部の県。北部をチョコ県(Departa-
mento del Choco)、南部をカウカ県(Departamento del Cauca)
に接する。
県都はカリ(Cali)。
[1]はーしぇる
【ハーシェル】
◇Frederick William Herschel
○[人]イギリスの天文学者(1738〜1822)。ドイツ生れ。J.F.
ハーシェルの父。
自製の大型反射望遠鏡を作り、妹とともに恒星と星雲を観測。
天王星やその衛星などを発見した。
◎1789(寛政元)土星の第1衛星ミマス(Mimas)と第2衛星エン
ケラドス(Enceladus)を発見。
[2]はーしぇる
【ハーシェル】
◇John Frederick Herschel(ジョン・ハーシェル)
○[人]イギリスの天文学者(1792〜1871)。F.W.ハーシェルの
子。
1833(天保 4)喜望峰に行き天文台を建てて、1833〜1838(天
保 4〜天保 9)南天の観測に従事。
ぱじぇろ
【パジェロ】
◇[登録商標]PAJERO
○[交]三菱自動車工業のレクリエーション用車両(RV)・スポ
ーツ用多目的車(SUV)。
パジェロ・イオ(io)。
パジェロ・ジュニア(Jr)。
◎1982(昭和57)初代を発売。
1999(平成11)発売。
2006.10. 4(平成18)4代目を発売。
◎スペイン語諸国の俗語では「自慰者(masturbator)」を意味す
る。
ぱじぇろみに
【パジェロミニ】
◇[登録商標]PAJERO MINI
○[交]三菱自動車工業の軽乗用車。
◎1994(平成 6)発売。
2012. 6.(平成24)生産終了。
はしおりとうげ《はしをりたうげ》
【箸折峠】
◇[日]Hashiori Toge
○[地]和歌山県田辺市中辺路町(ナカヘチチョウ)にある、大塔山(オオトウ
ヤマ)と鷹ノ巣山の間の峠。
熊野古道の一つ中辺路。
参照⇒くまのこどう(熊野古道)
◎1890(明治23)ころ、牛馬童子が建立。
2008. 6.18(平成20)牛馬童子の頭部が切断されて消失。
2008.10. 3(平成20)牛馬童子、頭部を複製して修復。
はしか
【ハシカ】
【麻疹】
【痲疹】
◇[英]measles
○[病]幼児に多い、ウイルスによる急性伝染病。発熱・発疹を
伴う。
一度かかると一生免疫(メンエキ)を得る。
政令の予防接種法により、公費負担で生後12ヶ月以上〜90ヶ
月未満(標準は15ヶ月まで)に1回の接種が行われている。
「ましん(麻疹,痲疹)」とも呼ぶ。
参照⇒えむあーるわくちん(MRワクチン),えむえむあーる
わくちん(MMRワクチン)
◎終生免疫と言われてきたが、ワクチン接種による場合は自然
界のウイルスに接触することで免疫力を高めるため、自然界の
ウイルスに接触する機会が少ない現在ではワクチンを接種して
いてもハシカを発病することがある。
◎2006. 4.(平成18)予防接種法の改正で1歳と小学校入学前の
2回接種となる。
2007. 5.(平成19)ハシカの流行で首都圏の諸大学が休校。
2007. 7. 9(平成19)厚生労働省、接種1回の児童・生徒を対
称に2回目の接種(中学1年または高校3年)の実施を決定。
ばしーかいきょう《ばしーかいけふ》
【バシー海峡】
◇[英]Bashi Channel
○[地]台湾島南端の恒春半島(Hengchun Bandao)(コウシュンハントウ)と
フィリピンのバタン諸島(Batan Islands)(バシー諸島)との間
にある海峡。幅約150キロメートル。
東方の太平洋と西方の南シナ海を結ぶ。潮流が速く深い。
◎第二次世界大戦の1942. 6.(昭和17)ミッドウェー海戦で制海
・制空権を失い、日本の輸送船はアメリカ軍の潜水艦・航空機
の餌食(エジキ)となり、「輸送船の墓場」と呼ばれた。
はしがかり
【橋懸り】
【橋掛り】
【橋懸】
【橋掛】
◇[日]hashigakari/hashi-gakari
○(1)[劇]能舞台で、鏡の間から本舞台への勾欄(コウラン)のある
通路。
舞台の下手(左手)に斜めに架け渡した欄干(ランカン)を設けた一
種の橋。
役者の登場・退場や、舞台の一部としても用いる。
○(2)[劇]旧式歌舞伎劇場で、舞台の下手のあたりの呼称。
◎初期の歌舞伎が能舞台と同様のものを使用していたため、場
所を示す名称として残ったもの。
○(3)[建]渡殿(ワタドノ)の別称。
はじかのえき
【初鹿野駅】
○[古][交]⇒かいやまとえき(甲斐大和駅)
はしかみ
【階上】
◇[日]Hashikami
○(1)[地]⇒はしかみだけ(階上岳)
○(2)⇒はしかみちょう(階上町)
はじかみ
【薑】
【椒】
○(1)[古][植]山椒(サンショウ)の古称。
⇒さんしょう(サンショウ,山椒)
◎山椒は「なるはじかみ」,「ふさはじかみ」,「川薑(カワハジカミ)」と
も呼ぶ。
○(2)[古][植]生姜(ショウガ)の古称。
⇒しょうが(ショウガ,生薑,生姜)
◎生薑は「くれのはじかみ」,「あなはじかみ」とも呼ぶ。
はしかみだけ
【階上岳】
◇[日]Hashikami Dake
○青森県南東部、三戸郡(サンノヘグン)階上町(ハシカミチョウ)と岩手県九
戸郡(クノヘグン)洋野町(ヒロノチョウ)との県境にある山。標高740メー
トル。
はしかみちょう《はしかみちやう》
【階上町】
◇[日]Hashikami Cho
○青森県南東部、三戸郡(サンノヘグン)の町。
北部・西部を八戸市に接し、南部を岩手県に隣接し、北東部
を太平洋に面する。
〈面積〉
93.87平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万5,618人。
◎1980(昭和55)町制施行。
★はじき
【弾き】
○()
○()[俗]拳銃・ピストルの隠語。
「チャカ」,「パチンコ」とも呼ぶ。
はじき
【土師器】
○[歴]弥生式(ヤヨイシキ)土器の系統をひいた、古墳時代初期以降
の素焼(スヤキ)の赤褐色の土器。
文様は少なく、煮炊きや食器に用いる実用的なものが多い。
参考⇒すえき(須恵器),はにわ(ハニワ,埴輪)
ばしきーる
【バシキール】
◇Bashkir
○(1)ボルガ川からウラル山脈地域に居住するチュルク系の種
族。
○(2)[古]バシコルトスタン共和国(Bashkortostan republic)
の旧称。
⇒ばしこるとすたんきょうわこく(バシコルトスタン共和国)
ばしきーるこうくう《ばしきーるかうくう》
【バシキール航空】
◇[英]Bashkirian Airlines
○[空]ロシアの航空会社。
◎2002. 7. 2(平成14)同社のTU−154旅客機、ドイツ南部
ボーデン湖北方上空で国際宅配便DHL保有のボーイング75
7型貨物機と空中衝突。
ばしきーるじちきょうわこく
【バシキール自治共和国】
◇[英]Bashkir Autonomous Republic
○[古]⇒ばしこるとすたんきょうわこく(バシコルトスタン共
和国)
はしぎわ
【橋際】
○[建][交]橋詰の別称。
⇒はしづめ(橋詰,橋爪)
★ばしくるもん
【バシクルモン】
◇[学]Apocynum venetum var.basikurumon
○[植]リンドウ目(Gentianales)キョウチクトウ科(Apocyna-
ceae)バシクルモン属(Apocynum)の多年草。
高さ約60センチメートル。
ラフマ(羅布麻)の亜種で、北海道・本州日本海側の青森県〜
新潟県に分布。
「オショロソウ(忍路草)」とも呼ぶ。
参照⇒らふま(ラフマ,羅布麻)
◎名称はアイヌ語の「カラスの草(paskur-mun)」から。
はしくれ
【端くれ】
○(1)材木などで、切り捨てられるような末端(マッタン)。
○(2)材木などの切れ端。こっぱ(木っ端,木片)・切れ端。
参照⇒こっぱ(木っ端,木っ片,木端,木片)
○(3)(転じて)一応その部類・仲間に属してはいるが、とるに
足りない存在であること。
◎謙遜(ケンソン)・自嘲(ジチョウ)として用いられるが、多少の誇り
も込められている。
一方、「こっぱ」は「木っ端役人」などのように相手を侮蔑(ブベ
ツ)して用いられる。
★はしけ
【艀】
◇[英]lighter(ライター)/barge(バージ)
○(1)[海]港内・川・運河などで使用する平底の荷船。
参照⇒どうんせん(土運船),だるません(達磨船)(1)(2)
○(2)[海]波止場と停泊中の本船との間を往復して、乗客・貨
物を運ぶ小舟。
「艀船(ハシケブネ)」とも呼ぶ。
参照⇒てんません(伝馬船),[1]はしぶね(端舟,橋舟,橋船)
はしけぶね
【艀船】
○[海]⇒はしけ(艀)(2)
★はしご
【梯子】
◇[英]ladder(ラダー)/echelon(エシュロン)、[フ]echelle、
[伊]scala(スカラ)
○
参照⇒がんぎばしご(雁木梯子),えしゅろん(エシュロン)
◎「ていし(梯子)」とも読む。
★ばじこうえん《ばじこうゑん》
【馬事公苑】
○東京都世田谷区にある乗馬・馬術のための公園。
中央競馬会の騎手養成所を兼ねる。
◎1940(昭和15)馬術の総合的研究のために開設。
ばしこるとすたんきょうわこく
【バシコルトスタン共和国】
◇[露]Respublika Bashkortostan、[英]the Republic of Bash-
kortostan
○ロシア連邦西部、ウラル山脈の南西麓にある一共和国。
首都はウファ(Ufa)。
旧称は「バシキール自治共和国(Bashkir Autonomous Repub-
lic)」。
〈面積〉
14万3,600平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)約395万人。
◎1919. 3.23(大正 8)バシキール自治共和国、成立。
1990.10.11(平成 2)主権宣言。
1992. 2.25(平成 4)現名に改称。
◎ロシア文字では"Республика Башкортос
тан"。
★はしさいぼう《はしさいばう》
【破歯細胞】
◇[英]odontoclast
○[生]
参照⇒はこつさいぼう(破骨細胞)
はしし
【ハシシ】
◇[英]hashish
○[化]⇒はっしし(ハッシシ)
はしーし
【ハシーシ】
◇[英]hashish
○[化]⇒はっしし(ハッシシ)
はしじ
【波斯寺】
◇[中]bosi si
○(1)[歴]中国、唐代の景教(キリスト教ネストリウス派)寺院
をさす大秦寺の旧称。
参照⇒たいしんじ(大秦寺)
○(2)[歴]波斯(ササン朝ペルシア)から中国に伝来したマニ教
の寺院。
ばしじ
【バシジ】
◇[ペルシア語]Bassij
○[軍]イランの民兵組織。
◎1979.11.(昭和54)イラン革命でホメイニ師(Hajj Ayatollah
Khomeini)が編成。
はししゅ
【ハシシュ】
◇[英]hashish
○[化]⇒はっしし(ハッシシ)
ばしーしょとう《ばしーしよたう》
【バシー諸島】
◇[英]Bashi Islands
○[地]⇒ばたんしょとう(バタン諸島)
★はしじょろう《はしぢよらう》
【端女郎】
○[古]江戸時代、最下級の遊女。
「はしたじょろう(端女郎)」,「山家(ヤマガ)」とも呼ぶ。
ぱーしす
【パーシス】
◇[英]Persis
○[歴]⇒ぺるしす(ペルシス)
はした
【端】
○(1)中途半端なこと。どちらともつかないこと。
参照⇒はしたなし(端なし)
○(2)数の揃わないこと。不足または余っていること。はんぱ
(半端)、端数(ハスウ)。
○(3)[歴]はしため(端女)の略称。
⇒はしため(端女)
はしたか
【ハシタカ】
【鷂】
○[鳥]⇒はいたか(ハイタカ,鷂)
はしたじょろう《はしたぢよらう》
【端女郎】
○[古]⇒はしじょろう(端女郎)
はしだて
【橋立】
◇[日]Hashidate
○(1)天橋立の略。
⇒あまのはしだて(天橋立,天の橋立)
○(2)[歴][軍]旧日本海軍の二等巡洋艦。常備排水量4,278トン。
参照⇒まつしま(松島)(2)
◎1894. 6.26(明治27)竣工。
1898. 3.21(明治31)海防艦から二等巡洋艦に類別。
日清戦争の黄海海戦に参加。
1922. 4. 1(大正11)除籍。
はしだてがい《はしだてがひ》
【ハシダテガイ】
【ハシダテ貝】
【橋立貝】
○[貝]⇒うちむらさきがい(ウチムラサキガイ,ウチムラサキ貝,
内紫貝)
はしたない
【端ない】
○[形]つつしみがない。下品である。
◎文語は「端なし」。
はしたなし
【端なし】
○(1)[古][形]中途半端である。落着きが悪い。不安定だ。
○(2)[古][形]きまりが悪い。ていさいが悪い。間(マ)が悪い。
ばつが悪い。みっともない。
○(3)[古][形]不都合だ。当惑する。迷惑である。困っている。
○(4)[古][形]具合が悪い。不愉快である。
○(5)[古][形]つれない。そっけない。無愛想だ。無情だ。
○(6)[古][形]つつしみがない。ぶしつけである。ぶしつけだ。
○(7)[古][形]はげしい。ひどい。きびしい。
◎「はしたなし」の「なし」は「はした」の否定ではなく、甚だしい
の意。
参照⇒はした(端)
◎口語は「端ない」。
はしため
【端女】
【婢】
○[歴]召使いの女。下女。雑役に使われる身分の低い女中。
「はした(端)」,「水仕女(ミズシメ)」,「水仕(ミズシ)」とも呼ぶ。
参照⇒おはした(御半下,御端)
ぱしっぐし
【パシッグ市】
◇[英]Pasig City
○フィリピンのルソン島、マニラ首都圏東部の都市・商業地域。
西部をマンダルーヨン市(Mandaluyong City)、南端をタギッグ
町(Taguig Municipality)に接する。
バイ湖(Laguna de Bay)から流出しマニラ湾(Manila Bay)に
注(ソソ)ぐパシッグ川(Pasig River)の北岸(右岸)に位置する。
はしっしゅ
【ハシッシュ】
◇[英]hashish
○[化]⇒はっしし(ハッシシ)
はしってください
【走って下さい】
○[楽]沢田聖子(ショウコ)作詞・作詞の歌謡曲。
歌も沢田聖子。
◎1982(昭和57)。
はしづめ
【橋詰】
【橋爪】
◇[日]hashizume/hashidume、[英]foot of a bridge
○[建][交]橋のたもと(袂)・橋のきわ(際)。
「橋際(ハシギワ)」,「橋畔(キョウハン)」とも呼ぶ。
◎「橋のつきるところ」の意味。
橋と地面の接する方角で、東詰(ヒガシヅメ)・西詰(ニシヅメ)・南
詰(ミナミヅメ)・北詰(キタヅメ)と呼ぶ。
はしでぃずむ《はしぢずむ》
【ハシディズム】
◇[英]Hasidism
○[宗]18世紀、ポーランド南部やウクライナのユダヤ人の間に
起こったユダヤ教内部の革新運動。
ロシア生れのユダヤ神秘家バール・シェム・トブ(Baal Shem
Tob)、本名イスラエル・ベン・エリエゼル(Israel ben Eliezer)
(1698〜1760)が創始した敬虔主義的な精神運動。伝統的なタル
ムード(Talmud)の教えへの忠誠に反対し、すべての存在に神の
内在を認識し、ひたすら祈(イノ)ることを説く。
19世紀後半には正統ユダヤ教の中に組み込まれた。
「チャシディズム(Chassidim)」とも呼ぶ。
参照⇒たるむーど(タルムード)
◎ヘブライ語の「敬虔(ケイケン)なるもの(hasad)」から。
はじでら
【土師寺】
○[古]⇒どうみょうじ(道明寺)
ばーじにあしてぃー
【バージニアシティー】
◇[英]Virginia City
○アメリカ合衆国北西部、モンタナ州(Montana State)南西部
のマジソン郡(Madison County)中央部にある郡都。
ばーじにあしゅう《ばーじにあしう》
【バージニア州】
◇[英]Virginia Commonwealth(公式)/Virginia State
○アメリカ合衆国東部の州。独立13州の一つ。南部をノースカ
ロライナ州(North Carolina State)、西部をウエストバージニ
ア州(West Virginia State)に接し、東部を大西洋に面する。
州都はリッチモンド(Richmond)。
人口の約7割が白人、約2割が黒人。ウェストバージニア州
との州境にはアレゲーニー山脈(Allegheny Mountains)が走る。
「ヴァージニア州」とも呼ぶ。
参照⇒あーりんとん(アーリントン)
〈面積〉
10万2,558平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)618万9,200人。
2000(平成12)707万8,500人。
2001(平成13)708万人(3月)。
2002(平成14)729万8,400人。
◎1607年、バージニア会社により自治植民地、設立。
◎もと奴隷州:⇒どれいしゅう(奴隷州)
州歌:⇒なつかしのばーじにあ(なつかしのバージニア,懐か
しのバージニア)
ばーじにあちょう《ばーじにあてう》
【バージニア朝】
◇[英]Virginia Dynasty
○[俗][歴]アメリカ合衆国大統領でバージニア州(Virginia
Commonwealth)出身の第3代ジェファーソン(Thomas Jefferson)
・第4代マジソン(James Madison)・第5代モンロー(James
Monroe)が在任した時代の俗称。
ジェファーソン:1801〜1809。
マジソン:1809〜1817。
モンロー:1817〜1825。
ばーじにあびーち
【バージニアビーチ】
◇[英]City of Virginia Beach
○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Commonwealth)
南東端にある独立市(independent city)。南部をノースカロラ
イナ州に隣接し、東部を太平洋に面する。
オセアナ海軍航空基地(Oceana Naval Air Station)がある。
〈人口〉
1980(昭和55)26万0,860人。
1990(平成 2)39万3,069人。
2000(平成12)42万5,257人。
はしば
【橋場】
◇[日]Hashiba
○東京都台東区浅草の北東端。
隅田川の西岸で、対岸の墨田区東向島との間に白鬚橋(シラヒゲ
バシ)が架かる。北部は荒川区南千住。
◎江戸時代、船宿があった。
参照⇒はしぱのけむり(橋場の煙)
はしはかこふん
【箸墓古墳】
○[歴]奈良県桜井市にある、古墳時代初期(3世紀後半ころ)の
前方後円墳。
全長275メートル。
参照⇒おおやまとこふんぐん(大和古墳群)
◎卑弥呼の墓との説もある。
はしばげた
【橋場下駄】
○[服]刳貫下駄(クリヌキゲタ)の別称。
⇒くりぬきげた(くりぬき下駄,くり抜き下駄,刳り抜き下駄,
刳抜下駄)(2)
はしぱのけむり
【橋場の煙】
○[古]火葬の煙。
◎江戸郊外、千住の東の橋場に火葬場があったことから。
参照⇒はしば(橋場)
はしばみ
【端食み】
【端食】
【端喰】
○[建]板の木口(コグチ)(切り口)に縁取りとしてつけた細い木。
反(ソ)り返りを防いだり、張り合せた板が離れないようにし
たり、切り口を隠すなどのため、縁取りするもの。
主に板扉の上下などに多く用いる。
「はしばめ」とも呼ぶ。
はしばめ
【端食め】
【端食】
【端喰】
○[建]⇒はしばみ(端食み,端食,端喰)
はしひめ
【橋姫】
○(1)橋を守る女神。
嫉妬深いという。
◎宇治の橋姫:⇒うじのはしひめ(宇治の橋姫)(1)
○(2)[文]『源氏物語』第四十五帖の巻名。
★はしびろがも
【ハシビロガモ】
【嘴広鴨】
◇[学]Anas clypeata
○[鳥]ガンカモ目(Anseriformes)の水鳥。
★はしびろこう《はしびろこふ》
【ハシビロコウ】
【嘴広鸛】
◇[英]Whale-headed Stork、[学]Balaeniceps rex
○[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)ハシビロコウ科(Balaeni-
cipitidae)の鳥。アフリカ中東部原産。
くちばし(嘴)が巨大で、体全体ほとんど動かない。
はじぶ
【ハジブ】
◇Hadiboh
○⇒はでぃぶ(ハディブ)
ぱしふぃっくおーしゃん
【パシフィック・オーシャン】
◇[英]Pacific Ocean
○[地]⇒たいへいよう(太平洋)
ぱしふぃっくりーぐ
【パシフィックリーグ】
【パシフィッ・クリーグ】
◇[英]Pacific League
○[運]日本のプロ野球2リーグのうちの一つ。
正称は「太平洋野球連盟」、和略語は「パリーグ」。
⇔せんとらるりーぐ(セントラルリーグ,セントラル・リーグ)
◎1949.11.26(昭和24)太平洋野球連盟、結成。
はーしーふーず《はーしーふーづ》
【ハーシー・フーズ】
【ハーシーフーズ】
◇[英]Hershey Foods
○[食]アメリカのチョコレート製造会社。
本社はペンシルバニア州(Pennsylvania Commonwealth)ハー
シー(Hershey)。
単に「ハーシー」とも呼ぶ。
◎1894(明治27)創業。
[1]はしぶね
【端舟】
【橋舟】
【橋船】
○[海]大船に付属している小舟。
通常、船上に搭載されているもの。
人や貨物の陸揚げに使用する。
参照⇒てんません(伝馬船),はしけ(艀)(2)
[2]はしぶね
【端舟】
【端艇】
○小舟・ボート([英]boat)。
⇒ぼーと(ボート)
はしま
【羽島】
◇[日]Hashima
○(1)⇒はしまし(羽島市)
○(2)⇒はしまぐん(羽島郡)
はしま
【端島】
◇[日]Hashima
○[地]長崎県南西部、長崎半島の西方にある無人島。長崎県西
彼杵郡(ニシソノギグン)高島町(タカシマチョウ)に所属する。
炭鉱労働者の鉄筋高層住宅が林立した島の形が、明治時代の
軍艦土佐の姿に似ていたことから「軍艦島(グンカンジマ)」とも呼ば
れる。
〈面積〉
0.06平方キロメートル。南北480メートル、東西160メートル、
周囲1.2キロメートル。
〈人口〉
1949(昭和24)約5,000人(最大)。
1966(昭和41) 3,371人。
1974(昭和49) 0人。
◎1890(明治23)海底炭田の採炭が始まる。
明治中期、三菱鉱業が経営。
1916(大正 5)日本初の鉄筋コンクリート高層アパートが建設。
1974(昭和49)炭鉱、閉山。
2001.11.(平成13)高島町に無償譲渡。
参照⇒たかしまたんこう(高島炭鉱)
はしまぐん
【羽島郡】
◇[日]Hashima Gun
○岐阜県南部の郡。
岐南町(ギナンチョウ)・笠松町(カサマツチョウ)・柳津町(ヤナイヅチョウ)の町。
◎2004.11. 1(平成16)川島町(カワシマチョウ)、各務原市(カカミガハラシ)
に編入。
◎岐阜県には羽島市もある。
はしまし
【羽島市】
◇[日]Hashima Shi
○岐阜県南西部の市。木曾川(キソガワ)と長良川(ナガラガワ)に囲ま
れた濃尾平野低湿地の輪中(ワジュウ)地域。
繊維工業が発達。
〈面積〉
53.64平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6万3,963人。
◎1954(昭和29)竹鼻町と足近(アヂカ)村・小熊(オグマ)村・正木(マ
サキ)村・福寿村・江吉良(エギラ)村・堀津(ホッツ)村・上中島村・下
中島村・桑原村の近隣9村が合併して市制施行。
◎岐阜県には羽島郡もある。
はーしむけ
【ハーシム家】
◇[英]house of Hashim
○アラビアの一部族クライシュ(Quraysh)10家の一つ。
マホメットの出身家系。
参照⇒くらいしゅ(クライシュ)
はじめてのできごと
【はじめての出来事】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、森田公一作曲の歌謡曲。
歌は桜田淳子(ジュンコ)。
◎1974.12.(昭和49)レコード発売。
はじめにんげんぎゃーとるず
【はじめ人間ギャートルズ】
○[TV]漫画家園山俊二原作の原始時代を舞台とするコメディ
ー・アニメ。
◎1974.10. 5〜1976. 3.27(昭和49〜昭和51)朝日放送で放送。
はしもと
【橋本】
◇[日]Hashimoto
○(1)⇒はしもとし(橋本市)
○(2)[交]⇒はしもとえき(橋本駅)
はしもとえき
【橋本駅】
○(1)[交]神奈川県相模原市(サガミハラシ)橋本にある、JR横浜線
・相模線の駅。
横浜線:相模原駅と相原(アイハラ)駅(町田市)の間。
相模線:南橋本駅の次で、ターミナル駅。
○(2)[交]神奈川県相模原市橋本にある、京王相模原線の駅。
多摩境(タマサカイ)駅(町田市)の次で、ターミナル駅。
○(3)[交]和歌山県橋本市にある、JR和歌山・桜井線の駅。
下兵庫(シモヒョウゴ)駅と紀伊山田(キイヤマダ)駅の間。
◎1998(平成10)ホームの待合室に「ゆかいな図書館」を設置。
○(4)[交]南海高野線の駅。
御幸辻(ミユキツジ)駅と紀伊清水(キイシミズ)駅の間。
○(5)[交]京都府八幡市橋本中ノ町(ハシモトナカノチョウ)にある京阪京
阪本線の駅。
八幡市(ヤワタシ)駅と樟葉(クズハ)駅(大阪府枚方市)の間。
○(6)[交]福岡県福岡市西区橋本にある福岡市営地下鉄七隈線
の駅。
次郎丸(ジロウマル)駅(早良区)の次でターミナル駅(始点)。
はしもとし
【橋本市】
◇[日]Hashimoto Shi
○和歌山県北東部の市。紀ノ川中流域に位置する。
ぱーしもん
【パーシモン】
◇[英]persimmon
○(1)[植]⇒かき(カキ,柿)
○(2)[運]ゴルフで、ウッドクラブのヘッドに用いる北アメリ
カ産のツツジ目(Ericales)カキノキ科(Ebenaceae)の木材。
はじゃ
【ハジャ】
◇Hajja/Hadja/Hajjaratou
○[宗]メッカ巡礼を終えたイスラム教徒の女性。
参照⇒[2]はじ(ハジ)(1)
はじゃ
【破邪】
○[仏]誤った見解・執着(シュウジャク)、または邪説・邪道を打ち
破ること。
◎破邪顕正(ケンショウ),破邪申正(シンショウ)
ぱしゃ
【パシャ】
◇[トルコ語][英]pasha
○(1)[歴]トルコやエジプトで、将軍・総督・司令官・高官・
州知事などの高官に与える栄誉の称号。
○(2)[歴](特に)オスマントルコ皇帝が任命した各地の提督。
◎ケマルパシャ(Kemal Pasha)
はじゃい
【ハジャイ】
◇Hat Yai
○(1)(Amphoe Hat Yai)⇒はじゃいぐん(ハジャイ郡)
○(2)タイ王国南部、マレー半島にあるソンクラ県(Changwat
Songkhla)中北西部のハジャイ郡の郡都。ソンクラ県の主要都
市。
北緯7.00°、東経100.47°の地。
国際空港がある。
〈人口〉
1990(平成 2)14万1,500人。
2000(平成12)18万5,600人。
2002(平成14)19万1,200人。
はじゃいぐん
【ハジャイ郡】
◇[タイ語]Amphoe Hat Yai、[英]Hat Yai County
○タイ王国南部、マレー半島にあるソンクラ県(Changwat Song-
khla)中北西部の郡。
郡都はハジャイ。
〈人口〉
2000(平成12)32万4,596人(4月1日現在)。
ばじゃいな
【バジャイナ】
◇[英]vagina(ヴァジャイナ)
○[医][動]⇒ちつ(膣,腟)
ばじゃうるちく
【バジャウル地区】
◇[英]Bajaur Agency
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)西部の地域。東部をディール地区(Dir
District)、南東部をマラカンド地区(Malakand District)、南
部をモーマンド地区(Mohmand Agency)に接し、北部・北西部を
アフガニスタンに隣接。
連邦直轄部族地域(FATA)に属する半自治区。
「バージャウル地区」,「バジョール地区」とも呼ぶ。
ばーじゃうるちく
【バージャウル地区】
◇[英]Bajaur Agency
○⇒ばじゃうるちく(バジャウル地区)
ばしゃく
【馬借】
○[歴]中世の馬による輸送業者。馬方(ウマカタ)に馬を貸し賃料を
とる人。またその職業。
★ばしゃくいっき
【馬借一揆】
○[歴]1426(応永33. 6.)近江(オウミ)(現:滋賀県)坂本で発生した
一揆。
ばーじゃーびょう《ばーじやーびやう》
【バージャー病】
◇[英]Buerger's disease
○[病]手足の末梢小動脈に血栓が生じて血液の循環が悪くなる、
原因不明の難病。
指や足などがしびれ、冷感・蒼白化し、足をひきずって歩く
ようになる。やがて、ひどい痛みを伴い、組織が潰瘍(カイヨウ)・
壊死(エシ)を来す。最悪の場合、脚切断に至る。
喫煙する20〜40歳代の男性に多く発症する。
根本的な治療法は見つかっていない。
「ビュルガー病(Buerger's disease)」,「閉塞性(ヘイソクセイ)血栓
血管炎」,「特発性脱疽(ダッソ)」,「突発性壊疽(エソ)(spontaneous
gangrene)」とも呼ぶ。
◎病状を解明したニューヨークの医師バージャー(L.Buerger)
(1879〜1943)に因(チナ)む。
2005. 7.(平成17)東京医科歯科大学のグループ、歯周病菌が
かかわっていると発表。
ぱじゃま
【パジャマ】
◇[米]pajamas/[英]pyjamas、[フ]pyjama
○[服]上着とズボンに分かれた、西洋風のゆったりとした寝巻
き。
「ピジャマ」とも呼ぶ。
参照⇒ぱじゃまぱーてぃー(パジャマ・パーティー)
◎婦人用のワンピース型:⇒ねぐりじぇ(ネグリジェ)
ぱじゃまぱーてぃー
【パジャマ・パーティー】
◇[英]pajama party
○十代の女子が友人の家に集まり、パジャマ姿になって泊りが
けで遊ぶ会。
はじゃや《はぢやや》
【葉茶屋】
○⇒はぢゃや(葉茶屋)
ぱじゅ
【パジュ】
【坡州】
◇[朝]Paju
○⇒ぱじゅし(パジュ市,坡州市)
はしゅう《はしう》
【巴州】
◇[中]Bazhou
○(1)[歴]中国の南西部、現在の重慶市(Chongqing Shi)(ジュウケ
イシ)を中心とする四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)東部の地方・
地域。
四川省西部の成都市(Chengdu Shi)(セイトシ)を中心とする蜀州
(Shuzhou)と合せて「巴蜀(Ba-Shu)(ハショク)」と呼ぶ。
○(2)⇒はしゅうく(巴州区)
はしゅう《はしう》
【坡州】
○⇒ぱじゅし(パジュ市,坡州市)
はしゅうく《はしうく》
【巴州区】
◇[中]Bazhou Qu
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)北東部の省直
轄市(地級市)巴中市(Bazhong Shi)の行政所在地。
ばじゅくろん
【バジュクロン】
◇[マレー語]baju kurung
○[服]マレーシアの女子の民族衣装。同じ柄のロングトップと
ロングスカートのツーピース。
女学生の制服にも使用される。
◎"baju"は「シャツ」、"kurung"は「閉じ込めた」の意味。
ぱじゅし
【パジュ市】
【坡州市】
◇[朝]Paju-si
○韓国の北西部、京畿道(Kyonggi-do)(ケイキドウ)の南北軍事境界
線(MDL)に近い都市。
北端に韓国側京義線(ケイギセン)終点の都羅山(トラサン)駅がある。
〈面積〉
683平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)16万8,803人。
はしゅつしょ
【派出所】
○⇒はしゅつじょ(派出所)
はしゅつじょ
【派出所】
○(1)本部などから派出された者の詰め所。
「はしゅつしょ(派出所)」とも呼ぶ。
参照⇒ぶんしょ(分署)
○(2)巡査派出所の略称。
⇒じゅんさはしゅつじょ(巡査派出所)
はーしゅてぃずむ
【ハーシュティズ】
◇[英]hirsutism)
○[医](英語で)多毛症。
⇒たもうしょう(多毛症)
ぱしゅとぅんじん
【パシュトゥン人】
◇[パシュト語]Pashtun/Pakhtun、[英]the Pashtun race/
the Pashtun tribe
○アフガニスタンとその周辺(パキスタン・イランなど)に居住
するパシュト(Pashto)語を話すイラン系の種族。アフガニスタ
ンの主幹住民で約半数、パキスタンでは約16%。
最大部族はノルザイ族(the Norzai tribe)。
「プシュトゥン(Pushtun)」,「アフガン人」とも呼ぶ。
ヒンドスタニー語で「パタン族(Pathan tribe)」,「パターン族」
とも呼ぶ。
◎南部の部族:ヌルザイ部族(Nurzai tribe)・シャラザイ部族
(Shirzai tribe)・アチャクザイ部族(Achakzai tribe)。
ギルザイ族(Ghilzai tribe):⇒ぎるざいぞく(ギルザイ族)
パキスタン:⇒あふまどざいわじるぶぞく(アフマドザイ・
ワジル部族),まふすーどぞく(マフスード族)
◎民族舞踊はアタン(Atan)。
ぱしゅみな
【パシュミナ】
◇pashmina
○[服]寒冷なチベット・モンゴル高原で飼育されているアイベッ
クス(ヒマラヤヤギ)の柔らかい胸毛で織った最高級の毛織物。
◎カシミアの原毛の太さは約16〜18ミクロンで、パシュミナは
約10〜15ミクロン。
ばしゅる
【バシュル】
◇Bashur
○イラク北部、アルビル州(Muhafazat Arbil)北部の町。州都
アルビル北東のクルド人居住地域。
飛行場がある。
「バシュール」とも呼ぶ。
ばしゅーる
【バシュール】
◇Bashur
○⇒ばしゅる(バシュル)
はじゅん
【波旬】
◇[梵]papiyas(パピヤス)
○[仏]仏陀(ブッダ)・菩薩(ボサツ)・仏弟子の修行を妨げようと
する悪魔。
多くは「魔王波旬」,「天魔波旬」の形で併称する。
参照⇒てんま(天魔)
◎"papa(悪い・罪の)"の比較級"papiyas"の音写。
ばーじょいすかつじ
【バージョイス活字】
◇[英]bourgeois type
○[印]9ポイントに近い活字。
「ブルジョイス活字」とも呼ぶ。
★[1]ばしょう《ばせう》
【バショウ】
【芭蕉】
◇[学]Musa basjoo、[英]Japanese banana/Japanese fiber
banana
○[植]ショウガ目(Zingiberales)バショウ科(Musaceae)バショ
ウ属(Musa)の大形多年草。中国原産。
◎糸芭蕉(イトバショウ):⇒りゅうきゅういとばしょう(リュウキュ
ウイトバショウ,琉球糸芭蕉)
実芭蕉(ミバショウ):⇒ばなな(バナナ,甘蕉)
[2]ばしょう《ばせう》
【バショウ】
【芭蕉】
○[魚]バショウカジキ(芭蕉梶木)の略称。
⇒ばしょうかじき(バショウカジキ,芭蕉梶木)
ばしょうあん《ばせうあん》
【芭蕉庵】
○(1)東京都江東区(コウトウク)常盤(トキワ)1丁目、万年橋の北詰め
にあった松尾芭蕉の草庵。
幕府御用の魚問屋杉山杉風(スギヤマ・サンプウ)の別荘を贈られた
もの。
1680(延宝 8)から住み、1682(天和 2)類焼、翌年再興され、
1694(元禄 7)まで住した。
◎門人の李下から贈られた芭蕉が庭前に植えられていたことか
ら。
◎小名木川(オナギガワ)に面し、現在は遺址のみで、「古池や」の
句碑がある。
◎旧住所は江戸深川六間堀。
○(2)江戸小石川(コイシカワ)関口(セキグチ)にあった松尾芭蕉の草庵。
神田上水の工事で監督をした時に住んでいたもの。
◎さみだれ塚などがある。
ばしょういか《ばせういか》
【バショウイカ】
【芭蕉烏賊】
○[動]アオリイカの別称。
⇒あおりいか(アオリイカ,障泥烏賊)
ばしょうかじき《ばせうかぢき》
【バショウカジキ】
【芭蕉梶木】
◇[学]Istiophorus platypterus
○[魚]スズキ目マカジキ科(Istiophoridae)バショウカジキ属
(Istiophorus)の海産の硬骨魚。
体長2〜2.5メートル。
アゴは剣状に突出し、第一背ビレが著しく大きく、拡げれば
バショウの葉状になり、第二背ビレは小さい。
背部は青黒色で淡青色の斑点が横列になり、腹部は銀白色。
インド・太平洋の亜熱帯・熱帯域に生息する外洋性で、夏か
ら秋にかけて暖流に乗って日本近海に北上。
「バショウ(芭蕉)」,「ハウオ(葉魚)」,「バレン(馬楝,馬連)」な
どとも呼ぶ。
はじょうねつ《はじやうねつ》
【波状熱】
◇[英]undulant fever(アンシュラント・フィーバー)
○[病]⇒ぶるせらしょう(ブルセラ症)
ばしょうふ《ばせうふ》
【芭蕉布】
○[服]イトバショウ(糸芭蕉)の茎の繊維から採った糸で織った
平織りの布。
淡茶無地または濃茶絣(コイチャガスリ)で、張りがあって肌につか
ないので、夏の単衣(ヒトエ)・座蒲団地・蚊帳(カヤ)・ふすま張地
などに用いられる。
沖縄および奄美大島の特産。
「芭蕉織(オリ)」,「蕉紗(ショウシャ)」,「蕉布(ショウフ)」とも呼ぶ。
参照⇒びんがた(紅型)
◎夏の季語。
★はしょうふう《はしやうふう》
【破傷風】
◇tetanus
○[病]感染症の一つ。
はしょく
【巴蜀】
◇[中]Ba-Shu/Bashu
○(1)中国南西部、巴州(Bazhou)と蜀州(Shuzhou)の併称。
巴州:四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)東部と旧省都の重慶
市(Chongqing Shi)(ジュウケイシ)を中心とする地方・地域。
蜀州:四川省西部と現在の省都の成都市(Chengdu Shi)(セイトシ)
を中心とする地方・地域。
○(2)(転じて)四川省の別称。
単に「蜀」とも呼ぶ。
参照⇒しょく(蜀)(5)
はしょく
【破色】
○[色]原色に少量の白色または灰色を混ぜた色。また、混ぜる
こと。
参考⇒えじき(壊色)
◎原色を正色とする考えから。
参照⇒せいしょく(正色)(1)
ばじょーるちく
【バジョール地区】
◇[英]Bajaur Agency
○⇒ばじゃうるちく(バジャウル地区)
★はしら
【柱】
○(1)[建]
参照⇒えんたしす(エンタシス),あとらんてす(アトランテス),
かりあちーど(カリアチード)
◎難工事:参照⇒ひとばしら(人柱)
◎英語:ピラー(pillar)。
○(2)物を支(ササ)える重要な部材。
○(3)集団・組織などを支える重要な人物。
◎大黒柱:⇒だいこくばしら(大黒柱,大極柱)
○(4)垂直に立つ柱状のもの。
◎火柱(ヒバシラ),水柱(ミズバシラ),貝柱(カイバシラ)
○(5)神や英霊を数える数詞。
○()
ばじら
【縛日羅】
○[仏]⇒ばさら(伐折羅,跋折羅,跛折羅,伐闍羅)
はしらいし
【柱石】
◇[日]hashiraishi/hashira-ishi
○[建]木造建築で、柱を支えるため地盤に据(ス)えた礎石(ソセキ)。
コンクリート製では柱をボルトで固定する金具付きのものも
ある。
「はいらうけいし(柱受け石,柱受石)」とも呼ぶ。
参照⇒くついし(沓石),つかいし(束石)
はしらうけいし
【柱受け石】
【柱受石】
◇[日]hashiraukeishi/hashira-uke-ishi
○[建]柱石の別称。
⇒はしらいし(柱石)
はしらがた
【柱形】
◇[英]pilaster
○[建]⇒ぴらすたー(ピラスター)
はしらぬき
【柱貫】
◇[日]hashiranuki/hashira-nuki
○[建]頭貫(カシラヌキ)の別称。
⇒かしらぬき(頭貫)
はしらびき
【柱引き】
◇[日]hashira-biki
○[海]和船で、帆柱(ホバシラ)を起こしたり、倒したりするとき
に船首・船尾へ引く綱。
「ひきて(引き手,引手)」,「まきて(巻き手,巻手)」,「先手(サキテ)」
とも呼ぶ。
はしらま
【柱間】
◇[日]hashira-ma
○[建]柱と柱の間隔、スパン(span)。
ばしらん
【バシラン】
◇Basilan
○(1)[地](Basilan Island)⇒ばしらんとう(バシラン島)
○(2)(Basilan Province)⇒ばしらんしゅう(バシラン州)
○(3)[古]フィリピンのバシラン島にある中心都市イサベラの
旧称。
⇒いさべら(イサベラ)
ばしらんしゅう《ばしらんしう》
【バシラン州】
◇[英]Basilan Province
○フィリピン南部、スル諸島(Sulu Archipelago)北東部の州。
バシラン島(Basilan Island)とその周辺の島から成る。
州都はバシラン島のイサベラ(Isabella)。
ばしらんとう《ばしらんたう》
【バシラン島】
◇[英]Basilan Island
○[地]フィリピン南部、ミンダナオ島の南西にある、スル諸島
(Sulu Archipelago)北東部の島。バシラン海峡(Basilan Strait)
を挟(ハサ)んでミンダナオ島のサンボアンガ半島(Zamboanga Pen-
insula)に対峙(タイジ)する。
中心都市はイサベラ(Isabella)。
〈面積〉
約1,400平方キロメートル。
◎イスラム原理主義グループ「アブ・サヤフ」の拠点の一つがあ
る。
ぱしり
【ぱしり】
○[俗]いつも仲間から雑用ばかりさせられている者。
気が小さかったり人が良かったりする人で、実際には仲間扱
いされていないことが多い。
参照⇒ふんどしかつぎ(褌担ぎ)(2)
◎「使いっぱしり」の略称から。
ばしりか
【バシリカ】
◇[羅]basilica
○⇒ばじりか(バジリカ)
ばじりか
【バジリカ】
◇[羅]basilica、[英]basilica、[独]Basilika
○(1)[歴]古代ローマの裁判・商取引や公的集会に用いられた
会堂。
長方形の建物で、長軸方向の一方に入口があり、内部を二列
または四列の柱列が縦に走る。
「バシリカ」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「王(Basilike)」から。
参照⇒ばじりすく(バジリスク)
○(2)[建](1)の様式で建てられた、初期キリスト教会堂。また、
のちに建てられたその教会堂建築の様式。
前面に拝廊(ナルテクス<narthex>)と前庭(アトリウム<atri-
um>)を配し、内部は列柱で中央の身廊(ネイブ<nave>)と両側の
側廊(アイル<aisle>)に分けられる。身廊の奥に半円形の後陣
(アプス<apse>)が張り出す。
「バシリカ」とも呼ぶ。
参照⇒あとりうむ(アトリウム)(2)
◎バジリカ風の教会堂
○(3)[宗](カトリックで)典礼上の特権を与えられた教会・聖
堂。
「バシリカ」とも呼ぶ。
ばじりかーたしゅう《ばじりかーたしう》
【バジリカータ州】
◇[伊]Regione Basilicata、[英]Basilicata Region
○イタリア半島南部の州。
州都はポテンツァ(Potenza)。
〈2県〉
マテーラ県(Provincia di Matera)。
ポテンツァ県(Provincia di Potenza)。
◎古称は「ルカーニア(Lucania)」。
ばじりこ
【バジリコ】
◇[伊]basilico、[英]basil
○[食]⇒ばじる(バジル)(2)
ばじりすく
【バジリスク】
◇[英]basilisk、[伊]basilisco、[独]Basilisk
○(1)[ギ神]砂漠に棲(ス)み、息や眼光で人を殺したといわれる、
ヘビやトカゲに似た伝説上の怪獣。
頭に王冠状のトサカをもつ。
◎ギリシア語の「王子(basiliskos)」から。
参照⇒ばじりか(バジリカ)
○(2)[動]熱帯アメリカ産のトカゲ目(Squamata)イグアナ科(I-
guanidae)のトカゲ。
オスの頭頂部にトサカ状の飾りがある。
樹上性で、まれに水面を2本の足で走ったり、水中を泳いだ
りする。
「セビレトカゲ」とも呼ぶ。
○(3)[古]ヘビ形飾りの付いた昔の大砲。
はしりちゃ
【走り茶】
○[食]新茶のこと。
⇒しんちゃ(新茶)(1)
はしりどころ
【ハシリドコロ】
【走野老】
◇[学]Atropa Baladonna
○[植]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)ハシリドコロ属
(Scopolia)の多年草。
山野に自生し、地下茎はロウトコンと呼び鎮痛・鎮痙(チンケイ)
剤となる。
「天仙子(テンセンシ)」とも呼ぶ。
参照⇒べらどんな(ベラドンナ,別剌敦那),すこぽらみん(ス
コポラミン)
◎莨(「艸」冠+「宕」:補助5632)(ロウトウ)とも書く。
「ロウトコン」はさらに「根」を加える。
はしりみず《はしりみづ》
【走水】
◇[日]Hashirimizu/Hashirimidu
○神奈川県横須賀市、三浦半島の観音崎北部の地名。
走水海水浴場・防衛大学校の本部がある。
はしりゆ
【走り湯】
【走湯】
【温泉】
○温泉(オンセン)。
⇒おんせん(温泉)
◎湯が勢いよく湧き出て、川となって流れることから。
ばじる
【バジル】
◇[英]basil、[伊]basilico
○(1)[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)の一年草メボウ
キ。
⇒めぼうき(メボウキ,目箒)
○(2)[食]スイート・バジルの葉を乾燥させた香辛料。
イタリア語で「バジリコ」とも呼ぶ。
はしれこうたろー
【走れコウタロー】
○[楽]池田謙吉作詞、池田謙吉・前田伸夫作曲の歌謡曲。
歌はソルティー・シュガー。
◎1970. 7.(昭和45)レコード発売。
★はしれめろす
【走れメロス】
○[文]太宰治の作品。
参照⇒だもん(ダモン)
はしわたし
【箸渡し】
○火葬した遺骨を骨壺(コツツボ)に入れる際、一つの骨を二人同
時に箸で持ち上げて入れること。
参照⇒こつあげ(骨揚げ),かそう(火葬),わたしばし(渡し箸)
◎あの世との「橋渡し」の意味があるという。
ばーじん
【バージン】
◇[英]virgin
○(1)⇒しょじょ(処女)
○(2)[地](Virgin Islands)⇒ばーじんしょとう(バージン諸島)
ぱーしん
【パーシン】
◇[タイ語]pha sin
○[服]⇒[2]さろん(サロン)
ぱじん
【パジン】
◇Pazin
○クロアチア共和国北西端、イスタルスカ郡(Istarska Zupan-
ija)中央部にある郡都。
[1]ぱーしんぐ
【パーシング】
◇Pershing
○[古][軍]アメリカ陸軍の中距離地対地ミサイル。
ヨーロッパに配備。
[2]ぱーしんぐ
【パーシング】
◇John Joseph Pershing
○[人]アメリカの将軍(1860〜1948)。
第一次世界大戦時の1917〜1919(大正 6〜大正 8)ヨーロッパ
派遣軍司令官(commander of American Expeditionary Force)。
ばーじんしょとう《ばーじんしよたう》
【バージン諸島】
◇[英]Virgin Islands
○[地]西インド諸島東部、プエルトリコ(Puerto Rico)の東方
に連なる小群島。
西部のセントトマス島(St.Thomas Island)などのアメリカ領
(Virgin Islands of United States)40島と、東部のトルトラ
島(Tortola Island)・バージンゴルダ島(Virgin Gorda Island)
などイギリス領(British Virgin Islands)60島から成る。
主都はアメリカ領のシャルロットアマリエ(Charlotte Ama-
lie)。
〈面積〉
アメリカ領:344平方キロメートル。
イギリス領:153平方キロメートル。
〈人口〉
アメリカ領:1995(平成 7)9万7,800人。
イギリス領:1995(平成 7)1万7,383人。
◎1917(大正 6)アメリカ合衆国、西部の島をデンマークより購
入。
ばーじんろーど
【バージンロード】
◇[和製英語]virgin road
○[社]教会の結婚式で、入口から祭壇まで赤い絨毯(ジュウタン)が
敷かれている中央の通路。身廊([英]nave)。
新郎が祭壇前で待つ中、ウェディング・マーチ(結婚行進曲)
とともに入口から花嫁が父親に連れられて入場し、式が始まる
ことから。
式が終ると新郎新婦は同じ絨毯の上を通って退場する。
参照⇒しんろう(身廊)
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