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百 科 辞 書 《はん》 編集:獨 澄旻
-------- はん --------------------------------------------------
はん
【ハン】
【汗】
◇[中]han
○[歴]⇒かかん(可汗)
★はん
【半】
◇[中]ban
○(1)なかば(半ば)。半分・二分の一。
○(2)一時間の二分の一。三十分。
◎二時半
○(3)[古]一刻(イッコク)の二分の一。約一時間。
◎八つ半
○(4)二で割り切れない数・奇数(キスウ)。
英語では「オッド([英]odd)」。
参照⇒おっど(オッド)
○(5)(特に)サイコロの目が奇数であること。
⇔ちょう(丁)()
◎丁半博打(チョウハンバクチ)
○(6)
はん《はむ》
【笵】
◇[中]Fan
○[人]中国の姓。
◎范雎(Fan Ju):⇒はんしょ(范雎)
范成大(Fan Chengda):⇒はんせいだい(范成大)
范仲淹(Fan Zhongyan):⇒はんちゅうえん(范仲淹)
はん《はむ》
【範】
【笵】
◇[中]fan
○竹のわく。または竹のわくをかぶせること。
◎普通「範」を用いる。
はん
【樊】
◇[中]fan
○(1)柵(サク)・垣根(カキネ)。
○(2)カゴ(籠)。鳥カゴ(鳥籠)。
○(3)[人](Fan)中国の姓。
★はん
【藩】
◇[中]fan
○(1)[歴]([英]fief)江戸時代、大名が支配する領地。
○(2)[歴](1)の支配機構。
藩主の許に原則、家老(カロウ)・番頭(バンガシラ)・物頭(モノガシラ)
・徒頭(カチガシラ)・馬廻(ウママワリ)・徒(カチ)・足軽(アシガル)・中間(チュ
ウゲン)の8階層があり、その下に小者(コモノ)があった。
また、武官を番方(バンカタ)、行政・経済の文官を役方(ヤクカタ)
と呼ぶ。
参照⇒そつぞく(卒族)
○(3)[歴]1868(明治元)1868(明治元)府・県に対して、旧大名
領の呼称。
維新政府は旧幕府領に府・県を置き、旧大名領を公式に藩と
呼んだもの。
1869(明治 2. 6.17)版籍奉還で旧藩主を政府の地方長官とし
て知藩事(チハンジ)に任命。
1871(明治 4)廃藩置県により廃止。
参照⇒ちはんじ(知藩事)
[1]はーん
【ハーン】
◇[独]Hahn、[英]cock
○[鳥](ドイツ語で)オンドリ。
◎ニワトリは「フーン(Huhn)」。
メンドリは「ヘンネ(Henne)」,「フーン(Huhn)」。
[2]はーん
【ハーン】
◇Otto Hahn
○[人]ドイツの化学者(1879〜1968)。
1918(大正 7)プロトアクチニウム(protoactinium)を発見。
1938(昭和13)ウランに中性子照射すると核分裂が起ることを
シュトラスマン(Fritz Strassmann)とともに発見。
1944(昭和19)ノーベル化学賞、受賞。
ばん
【VAN】
○[古][服]⇒ヴぁん(VAN)
[1]ばん
【バン】
◇[英]van
○(1)[交]後部を有蓋(ユウガイ)の荷台にした箱型の貨物自動車
(トラック)。
○(2)[交](鉄道の)有蓋貨車。
◎無蓋貨車:ワゴン(wagon)。
○(3)(ジプシーの)ほろ馬車。
◎"caravan(キャラバン)"の短縮形。
[2]ばん
【バン】
◇[英]ban
○(1)[法](法による)禁止・禁制・禁止令。
○(2)[宗](宗教上の)破門・追放。
○(3)(世論による)非難・反対。
◎核実験禁止(nuclear test ban)。
[3]ばん
【バン】
◇[英]bun
○[食](buns)⇒ばんず(バンズ)
[4]ばん
【バン】
◇[英]bang
○(1)(銃声や強打などの)バン・バタンという音。
○(2)爆発。
◎ビッグバン(big bang):⇒びっぐばん(ビッグバン)
○(3)衝撃・興奮。
[5]ばん
【バン】
◇[フ]vent(ヴァン)、[英]wind
○(フランス語で)風。
⇒[1]かぜ(風)
◎バンディビン(vent divin):神風。
[6]ばん
【バン】
◇[ラオ語]ban、[英]village
○(ラオスで)村。
[7]ばん
【バン】
◇[独]wann(ヴァン)、[英]when
○[言]⇒[2]ヴぁん(ヴァン)
[8]ばん
【バン】
◇Van
○⇒わん(ワン)
[1]ぱん
【パン】
◇[英]pan-
○[接頭辞]「汎(involving all)・全(all)・総(general)」を表
す語形成要素。
参照⇒ぱんと(パント)
◎パノラマ(panorama)
パンデミック(pandemic):⇒ぱんでみっく(パンデミック)
パンアメリカニズム(Pan-Americanism):汎アメリカ主義
パンアラビズム(Pan-Arabism):汎アラブ主義。
パンリューコペニア(panleukopenia)汎白血球減少症:。
パンセイズム(pantheism):汎神論。
パンクロマティック(panchromatic):全整色性の。
パンロジズム(panlogism):汎理論。
パンロギスムス([独]Panlogismus):汎理論。
★[2]ぱん
【パン】
◇[英]pan
○(1)[料]平底なべ。
◎フライパン(flying pan)。
○(2)[料](オーブン用の)皿。
○()
★[3]ぱん
【パン】
◇Pan
○[ギ神]牧神。牧羊神ヘルメス(Hermes)の子。
ヤギ(山羊)の角と白い顎鬚(アゴヒゲ)を生(ハ)やし、下半身も
ヤギの半獣神。
好色で、羊飼いの笛を常に持っていて音楽・舞踊を好む。
昼寝を妨げられると人や家畜にパニック(恐怖)を与えるとい
う。
「牧羊神」,「牧神(ボクシン)」,「半獣神」とも呼ぶ。
参照⇒ぱにっく(パニック),しりんくす(シリンクス)(1)
◎ローマ神話の「シルバヌス(Silvanus)」に相当する。またロー
マ神話の「ファウヌス(Faunus)」と混同する。
ぱん
【パン】
【PAN】
◇[英]personal area network
○[通]パーソナルエリアネットワークの略称。
パソコンと電子手帳(PDA)・携帯電話などと接続するする
個人レベルのLAN。
特に、免許が不要な数メートル程度の無線通信を利用した情
報通信ネットワーク。
参照⇒らん(LAN)
★ぱん
【パン】
【麺麭】
◇[葡]pao、[西]pan
○[食]
参照⇒ふらんすぱん(フランスパン),ばげっと(バゲット),べ
ーぐる(ベーグル)
◎硬い皮(耳):クラスト(crust)。
軟らかい中身:クラム(crumb)。
◎英語:ブレッド(bread)。
ドイツ語:ブロート(Brot)。
イタリア語:パネ(pane)。
マレー語・インドネシア語:ロティ(roti)。
中国語:面包(mianbao)。
ぱんあめりかんこうくう《ぱんあめりかんかうくう》
【パンアメリカン航空】
◇[英]Pan American World Airways
○[空]アメリカの、国際線を主とする民間航空会社。
略称は「パンナム(Pan Am)」,「PAA」。
◎1927(昭和 2)設立。
1988.12.21(昭和63)パンナム機爆破事件、発生。
参照⇒ぱんなむきばくはじけん(パンナム機爆破事件)
ばんあれん
【バンアレン】
【バン・アレン】
◇James Alfred Van Allen(ジェームズ・バンアレン)
○[人]アメリカの物理学者(1914. 9. 7〜2006. 8. 9)。アイオ
ワ州生れ。
1958(昭和33)観測衛星エクスプローラー1号に搭載したガイ
ガーカウンターの測定データから、地球を取り巻く放射線帯を
発見。
参照⇒ばんあれんたい(バンアレン帯)
ばんあれんたい
【バンアレン帯】
◇[英]Van Allen belt
○[気]地球を取り巻く強い放射能帯。
「ヴァンアレン帯」とも呼ぶ。
◎1958(昭和33)アメリカの科学者バンアレン(J.A.Van Allen)
らが人工衛星のデータから発見。
★はんいんよう《はんいんやう》
【半陰陽】
◇[英]hermaphrodite
○[生]
「ふたなり(二形,双成,二成)」,「はにわり(半月)」とも呼ぶ。
参照⇒へるまふろでぃとす(ヘルマフロディトス),りょうせ
いぐゆう(両性具有),くらいんふぇるたーしょうこうぐん(クラ
インフェルター症候群),みけねこ(三毛猫),かんせい(間性)
はんうぇる
【ハンウェル】
◇Hanwell
○イギリスのロンドン西部イーリング(Ealing)の地名。
著名な精神病院があった。
はんうぇるせいしんびょういん《はんうえるせいしんびやうゐん》
【ハンウェル精神病院】
◇[英]Hanwell Mental Hospital
○[歴]1929〜1937(昭和 4〜昭和12)イギリスのロンドン北西の
郊外にあった精神病院。
◎もとミドルセックス州(Middlesex)。
はんうちゅうはいしせつ《はんうちうはいしせつ》
【汎宇宙胚子説】
◇[英]theory of panspermia
○[生]⇒ぱんすぺるみあせつ(パンスペルミア説)
はんえい
【半影】
◇[羅]penumbra
○[物]光線が物体にさえぎられてできる影のうち、光線が部分
的に到達する部分。
影のうち、縁(フチ)のやや明るい部分を指し、内側の特に暗い
部分の「本影(umbra)」と区別する呼称。
「ペナンブラ」とも呼ぶ。
ばんえつさいせん《ばんゑつさいせん》
【磐越西線】
○[交]福島県の郡山駅(郡山市)と新潟県の新津駅(新津市)を結
ぶJR鉄道路線。
全長176.3キロメートル。単線。
〈停車駅〉
郡山(コオリヤマ)駅・喜久田(キクタ)駅・安子ヶ島(アコガシマ)駅・磐梯
熱海(バンダイアタミ)駅・中山宿(ナカヤマジュク)駅・上戸(ジョウコ)駅・関
都(セキト)駅・川桁(カワゲタ)駅・猪苗代(イナワシロ)駅・翁島(オキナシマ)駅
・磐梯町(バンダイマチ)駅・東長原(ヒガシナガハラ)駅・広田(ヒロタ)駅・
会津若松(アイヅワカマツ)駅・堂島(ドウジマ)駅・笈川(オイカワ)駅・塩川
(シオカワ)駅・姥堂(ウバドウ)駅・会津豊川(アイヅトヨカワ)駅・喜多方(キ
タカタ)駅・山都(ヤマト)駅・荻野(オギノ)駅・尾登(オノボリ)駅・野沢(ノ
ザワ)駅・上野尻(カミノジリ)駅・徳沢(トクサワ)駅・豊実(トヨミ)駅・日
出谷(ヒデヤ)駅・鹿瀬(カノセ)駅・津川(ツガワ)駅・三川(ミカワ)駅・五
十島(イガシマ)駅・東下条(ヒガシゲジョウ)駅・咲花(サキハナ)駅・馬下
(マオロシ)駅・猿和田(サルワダ)駅・五泉(ゴセン)駅・北五泉(キタゴセン)
駅・新関(シンセキ)駅・東新津(ヒガシニイツ)駅・新津(ニイツ)駅。
ばんえつとうせん《ばんゑつとうせん》
【磐越東線】
○[交]福島県のいわき駅(いわき市)と郡山駅(郡山市)を結ぶJ
R鉄道路線。
〈停車駅〉
いわき(イワキ)駅・赤井(アカイ)駅・小川郷(オガワゴウ)駅・江田(エダ)
駅・川前(カワマエ)駅・夏井(ナツイ)駅・小野新町(オノニイマチ)駅・神俣
(カンマタ)駅・菅谷(スガヤ)駅・大越(オオゴエ)駅・磐城常葉(イワキトキワ)
駅・船引(ヒキフネ)駅・要田(カナメタ)駅・三春(ミハル)駅・舞木(モウギ)
駅・郡山(コオリヤマ)駅。
はんおう《はんわう》
【藩王】
◇[英]prince(プリンス)
○[歴]イギリス領インド政府の支配下にあった土侯国の首長
(統治者)。
日本語では「太守」とも呼ぶ。
参照⇒らじゃ(ラジャ)(1),[1]にざむ(ニザム)
★はんおうこく《はんわうこく》
【藩王国】
◇[英]princely state
○[歴]イギリス領インド政府の支配下にあった、各地に散在す
る土侯国。
参照⇒はんおう(藩王),[2]こうこく(公国)
はんか
【半跏】
○[仏]⇒はんかふざ(半跏趺坐)
★ばんか
【挽歌】
○[楽]葬送の時に、柩(ヒツギ)を乗せた車を挽(ヒ)く者がうたう
悲しみの歌。
ばんか
【晩夏】
○(1)夏の末(スエ)ころ。
○(2)[暦]陰暦六月の別称。
「納夏(ノウカ)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくがつ(六月,6月)
ばんか《ばんくわ》
【晩課】
◇[英]vespers(ベスパーズ)
○[宗]ローマ・カトリック教会の聖務日課の一つ。
日没ころの祈り。その日6回目の祈り。
参照⇒せいむにっか(聖務日課)
ばんか
【蕃茄】
○[植]トマトの別称。
⇒とまと(トマト)
[1]ばんかー
【バンカー】
◇[英]banker
○(1)[経]銀行家・銀行業者。
○(2)[経](日本で)銀行員。
参照⇒[1]てらー(テラー)(2)
◎英語で銀行員は「バンククラーク(bank clerk)」。
○(3)賭博場の胴元。
○(4)トランプで、親・カードの配り手。
[2]ばんかー
【バンカー】
◇[英]bunker
○(1)(船の)石炭庫・燃料庫。
○(2)[運]ゴルフ場のコース内に設けた障害物(ハザード)の一
つ。
凹地(クボチ)に砂を盛った障害区域。
参照⇒はざーど(ハザード)(2)
○(3)[軍]コンクリートなどで地下に作られた掩蔽壕(エンペイゴウ)。
○(4)[軍]核兵器実験などの防備された観測室。
○(5)[天]ロケット発射などの防備された観測室。
ばんがー
【バンガー】
◇Bangor
○(1)イギリス、ウェールズ(Wales)北西部のグウィネズ州(Gwyn-
edd County)の町。
「バンゴール」,「バンゴア」とも呼ぶ。
〈人口〉
1981(昭和56)1万2,174人。
○(2)イギリス、北アイルランド(Northern Ireland)東部のノ
ースダウン郡(North Down District)の郡都。
「バンゴール」,「バンゴア」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)7万0,750人。
○(3)アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)中央部の
ペノブスコット郡(Penobscot County)南部にある郡都。
「バンゴール」,「バンゴア」とも呼ぶ。
1990(平成 2)3万3,181人。
ぱんが
【パンガ】
◇Phangnga
○⇒ぱんがー(パンガー)
ぱんがー
【パンガー】
◇Phangnga
○(1)(Changwat Phangnga)⇒ぱんがーけん(パンガー県)
○(2)タイ王国南西部、パンガー県の県都。
北緯8.45°、東経98.53°の地。
「パンガ」とも呼ぶ。
〈人口〉
2000(平成12)9,200人。
2003(平成15)9,700人。
はんかいうえまちせん
【阪堺上町線】
○[交]阪堺電気軌道が運行する鉄道路線。全長14.1キロメート
ル。
〈停留所〉
天王寺駅前(テンノウジエキマエ)・阿倍野(アベノ)・松虫(マツムシ)・東天
下茶屋(ヒガシテンガチャヤ)・北畠(キタバタケ)・姫松(ヒメマツ)・帝塚山三
丁目(テヅカヤマサンチョウメ)・帝塚山四丁目(ヨンチョウメ)・神ノ木(カミノキ)・
住吉(スミヨシ)・住吉公園(スミヨシコウエン)。
はんかいでんき
【阪堺電軌】
○[交]⇒はんかいでんききどう(阪堺電気軌道)
はんかいでんききどう《はんかいでんききどう》
【阪堺電気軌道】
○[交]大阪府内の鉄道路線会社。一部は路面電車。
本社は大阪市。
「阪堺電軌」とも呼ぶ。
◎阪堺線:⇒はんかいはんかいせん(阪堺阪堺線)
上町線:⇒はんかいうえまちせん(阪堺上町線)
はんかいはんかいせん
【阪堺阪堺線】
○[交]阪堺電気軌道が運行する鉄道路線。
「阪堺本線」とも呼ぶ。
〈停留所〉
恵美須町(エビスチョウ)・南霞町(ミナミカスミチョウ)・今池(イマイケ)・今船
(イマフネ)・松田町(マツダチョウ)・北天下茶屋(キタテンガチャヤ)・聖天坂(ショ
ウテンザカ)・天神ノ森(テンジンノモリ)・東玉出(ヒガシタマデ)・塚西(ツカニシ)
・東粉浜(ヒガシコハマ)・住吉(スミヨシ)・住吉鳥居前(スミヨシトリイマエ)・細
井川(ホソイガワ)・安立町(アンリュウマチ)・我孫子道(アビコミチ)・大和川
(ヤマトガワ)・高須神社(タカスジンジャ)・綾ノ町(アヤノチョウ)・神明町(シン
メイチョウ)・妙国寺前(ミョウコクジマエ)・花田口(ハナタグチ)・大小路(オオショ
ウジ)・宿院(シュクイン)・寺地町(テラヂチョウ)・御陵前(ゴリョウマエ)・東
湊(ヒガシミナト)・石津(イシヅ)・船尾(フナオ)・浜寺駅前(ハマデラエキマエ)。
はんかいほんせん
【阪堺本線】
○[交]⇒はんかいはんかいせん(阪堺阪堺線)
ばんがーかいぐんせんすいかんきち
【バンガー海軍潜水艦基地】
◇[英]Bangor Naval Submarine Base
○[軍]⇒ばんごーるかいぐんせんすいかんきち(バンゴール海
軍潜水艦基地)
ばんかきょう《ばんくわきやう》
【万花鏡】
○⇒かれいどすこーぷ(カレイドスコープ)
はんかくさい
【半可臭い】
○[形](主に北海道・東北地方で)ばからしい・あほらしい・あ
ほくさい。
「はんかくせぇ」と言うことが多い。
ばんがくしゃちゅう
【蛮学社中】
○[歴]尚歯会の別称。
⇒しょうしかい(尚歯会)
はんかくせぇ
【半可くせぇ】
○[形][北海道・東北方言]⇒はんかくさい(半可臭い)
ぱんがけん
【パンガ県】
◇[タイ語]Changwat Phangnga、[英]Phangnga Province
○⇒ぱんがーけん(パンガー県)
ぱんがーけん
【パンガー県】
◇[タイ語]Changwat Phangnga、[英]Phangnga Province
○タイ王国南西部、マレー半島基部の西部アンダマン海(Anda-
man Sea)側の県。南部にプーケット島(Koh Phuket)から成るプ
ーケット県がある。
県都はパンガー。
「パンガ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,170.9平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)21万2,900人。
2000(平成12)23万4,000人。
2003(平成15)24万4,800人。
はんかざ
【半跏坐】
○[仏]⇒はんかふざ(半跏趺坐)
はんかさんき
【半加算器】
◇[英]half adder
○⇒はーふあだー(ハーフ・アダー)
ばんがーじー
【バンガージー】
◇[アラビア語]Banghazi
○ベンガジのアラビア語名。
⇒べんがじ(ベンガジ)
はんかしいぞう《はんかしゐざう》
【半跏思惟像】
○[美]仏像彫刻の一形式。
半跏趺坐(ハンカフザ)で台座(椅子)に坐(スワ)る倚坐像(イザゾウ)。
台座に掛け、左足を垂らし、右足を曲げて左膝に乗せて、右
手を頬のあたりに挙げ、左手は左膝または右足首に添え、思惟
(考えにふける)する姿。
中宮寺・広隆寺などの弥勒菩薩(ミロクボサツ)像が有名。
「はんかしゆいぞう(半跏思惟像)」,「半跏趺坐像」とも呼ぶ。
参照⇒はんかふざ(半跏趺坐)
◎両足を垂らした倚坐像は「善跏趺坐像」と呼ぶ。
参照⇒ぜんかふざぞう(善跏趺坐像)
はんかしゆいぞう《はんかしゆいざう》
【半跏思惟像】
○[美]⇒はんかしいぞう(半跏思惟像)
はんがたせんすいかん
【ハン型潜水艦】
【漢型潜水艦】
◇[英]Han class submarine
○[軍]中国海軍の攻撃型原子力潜水艦。
水中排水量5,500トン、水中速力25ノット、安定潜航深度は
最大300メートル。乗員75人。
1960年代に中国海軍が旧ソ連の技術を基礎に自力設計した、
中国最初の原子力潜水艦。
「ハン級潜水艦(漢級潜水艦)」,「091型潜水艦」とも呼ぶ。
参照⇒しゃんがたせんすいかん(シャン型潜水艦,商型潜水艦),
しゃがたせんすいかん(シャ型潜水艦,夏型潜水艦),みんがたせ
んすいかん(ミン型潜水艦,明型潜水艦)
◎1974(昭和49)1番艦、完成。
はんかち
【ハンカチ】
【手巾】
◇[英]handkerchief
○携帯用の、正方形で小形の手ふき布。
「ハンカチーフ」の和略語で、一般的には「ハンカチ」,「ハンケ
チ」の方が多く用いられる。また、背広の胸ポケットに差し込
むものは「ポケットチーフ」とも呼ぶ。
◎「手巾」は「しゅきん」とも読む。
◎芥川龍之介の短編小説:⇒はんけち(手巾)
はんかちおとし
【ハンカチ落し】
○青少年のゲーム(パーティー・ゲーム)の一つ。
数人が内側を向いて円陣に座り、鬼になった人がその外側を
回って座っている人に気付かれないようにハンカチを後ろに置
くもの。
置かれた人が気付いたらすぐにハンカチを拾って鬼を追いか
けて鬼にタッチする。この場合、鬼はもう一度鬼をする。しか
し、一周の間に追いつけないと鬼はハンカチを置いた人の場所
に座ってしまい、今度は置かれた人が鬼となる。
ハンカチを置かれたことに全く気付かず、鬼が一周して置い
た人にタッチすると、その人が鬼となる。またはゲームから抜
けて参加できなくなる。
参照⇒いすとりげーむ(椅子取りゲーム)
はんかちのき
【ハンカチノキ】
【ハンカチの木】
◇[学]Davidia involucrata、[英]handkerchief tree/dove
tree(鳩の木)
○[植]ミズキ目(Cornales)ミズキ科(Cornaceae)ダビディア属
(Davidia)の落葉高木。中国南西部の高地原産。
春に葉の変化した花弁のような大小2枚の白い苞(ホウ)(bract)
をつけてヒラヒラと風に舞う。
はんかちーふ
【ハンカチーフ】
◇[英]handkerchief
○⇒はんかち(ハンカチ,手巾)
ばんがーど
【バンガード】
◇[英]Vanguard(前衛)
○[軍]イギリス海軍のバンガード級戦略型原子力潜水艦。
トライデント戦略核ミサイルを搭載。
「ヴァンガード」とも呼ぶ。
◎1992. 3.(平成 4)進水。
2009. 2.(平成21)フランスの原潜ル・トリオンファン(Le
Triomphant)と大西洋で衝突事故を発生。フランスは6日、
イギリスは16日に発表。
★ばんかーばすたー
【バンカーバスター】
◇[英]bunker-buster bombs
○[軍]アメリカ軍の地中貫徹誘導爆弾の通称・総称。
空軍研究所軍需部門の民間主任技師アルバート・ウェイモー
ツ(Albert L.Weimorts)(〜2005.12.21)が考案・開発。
参照⇒あーすぺねとれーたー(アースペネトレーター),びー
ろくじゅういち(B−61),えむおーぴー(MOP)
◎GBU−28(Deep Throat):7メートルの強化コンクリー
トを貫通できる。
◎"bunker"は「遮蔽壕・地下塹壕」、"buster"は「破壊するもの」
の意味。
ばんかーひる
【バンカーヒル】
◇[英]Bunker Hill
○アメリカ合衆国マサチューセッツ州東部の州都ボストン(Bos-
ton)市内北部のチャールズタウン(Charlestown)にある丘。
◎独立戦争が開始された古戦場の一つ。
はんかふざ
【半跏趺坐】
○[仏]結跏(ケッカ)趺坐の略式の坐法(ザホウ)。
片足を他の足の股(モモ)の上に重ねた座り方。台座に坐(ザ)す
ときは片足を垂らし、その足の上にもう一方の足を乗せる。
「菩薩坐(ボサツザ)」とも、「半跏坐」,「半跏」とも呼ぶ。
参考⇒けっかふざ(結跏趺坐),ゆげざ(遊戯坐)
はんかふざぞう《はんかふざざう》
【半跏趺坐像】
○[美]⇒はんかしいぞう(半跏思惟像)
ばんかめ
【バンカメ】
○[俗][経]バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)の通称。
⇒ばんくおぶあめりか(バンク・オブ・アメリカ)
はんからきち
【ハンカラ基地】
◇[英]Khankala airport
○ロシア連邦南西部、チェチェン共和国(Chechenskaya Respub-
lika)の首都グロズヌイ(Groznyi)東郊にある空軍基地。
ぱんからんぶん
【パンカランブン】
◇Pangkalan Bun
○インドネシア中央部、カリマンタン島(Pulau Kalimantan)
(ボルネオ島)南部のカリマンタンテンガ州(Propinsi Kaliman-
tan Tengah)南西部にあるコタワリギンパラト県(Kabupaten
Kotawaringin Barat)の県都。
「パンカランブーン」とも呼ぶ。
ぱんからんぶーん
【パンカランブーン】
◇Pangkalan Bun
○⇒ぱんからんぶん(パンカランブン)
★はんがりー
【ハンガリー】
【洪牙利】
【匈牙利】
◇Hungary(フン族の国)
○東ヨーロッパ中部の共和国。
首都はブダペスト(Budapest)。
使用言語はマジャール語(ハンガリー語)。
貨幣単位はフォリント(forint)。
〈面積〉
9万2,966.06平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)1,065万人。
1984(昭和59)1,067万人。
1988(昭和63)1,059万人。
2001(平成13)1,017万4,900人。
2004(平成16)1,011万7,900人。
◎県:[マジャール語]* Megye、[英]* County。
◎ハンガリーでは姓が先。
◎1867(慶応 3)オーストリア・ハンガリー帝国となる。
1940.11.(昭和15)枢軸国に参加。
2004. 5. 1(平成16)EU(欧州連合)に加盟。
はんがりーきょうしきょく《はんがりーきやうしきよく》
【ハンガリー狂詩曲】
◇[英]Hungarian Rhapsody
○[楽]リスト(Franz Liszt)作曲の狂詩曲(ラプソディー)。
はんがりーじけん
【ハンガリー事件】
◇[英]the Hungarian Events
○[歴]⇒はんがりーどうらん(ハンガリー動乱)
はんがりーじん
【ハンガリー人】
◇[英]Hungarian
○(1)ハンガリー国籍を有する人。
○(2)ハンガリーの基幹民族マジャール人(Magyar)。
⇒まじゃーるじん(マジャール人)
★はんがりーどうらん
【ハンガリー動乱】
◇[英]the Hungarian Revolt/the Hungarian Uprising
○[歴]1956(昭和31)スターリン主義に反対して起きた反ソ・デ
モに旧ソ連が軍事介入した事件。
「ハンガリー事件([英]the Hungarian Events)」とも呼ぶ。
参照⇒なじ(ナジ)
ばんがろあ
【バンガロア】
◇Bangalore
○[古]⇒べんがるーる(ベンガルール)
ばんがろはかいとう《ばんがろはくわいとう》
【バンガロ破壊筒】
◇[英]Bangalore torpedo
○[軍]TNT火薬を詰めた鉄管。
鉄条網や敷設地雷の爆破に用いる。
参照⇒ばくだんさんゆうし(爆弾三勇士)(1)
◎インドの都市バンガロール(現:ベンガルール)から。
ばんがろーる
【バンガロール】
◇Bangalore
○[古]⇒べんがるーる(ベンガルール)
はんがん
【ハンガン】
【漢江】
◇[朝]Han-gang
○[地]⇒[1]かんこう(漢江)
はんがん
【半眼】
○目をなかば開くこと、開いていること。また、その目。
★はんがん
【斑岩】
◇[英]porphyry
○[鉱]石基中に多くの斑晶を含む斑状構造を有する火成岩。
「ポルフィリー」とも呼ぶ。
ぱんがんとう《ぱんがんたう》
【パンガン島】
◇[タイ語]Koh Phangan/Ko Phangan
○[地]タイ王国南部、タイランド湾(Gulf of Thailand)西部に
ある島。
リゾート地。スラタニ県(Changwat Surat Thani)に属する。
「パガン島」とも呼ぶ。
はんがんびいき《はんぐわんびいき》
【判官贔屓】
○⇒ほうがんびいき(判官贔屓)
はんき
【半旗】
◇[英]half-mast
○(1)弔意(チョウイ)を表すために、国旗などを旗竿(ハタザオ)の先端
から竿の長さの三分の一くらい下げて掲(カカ)げること。また、
その旗。
参照⇒ちょうき(弔旗)
○(2)[軍]海軍の葬儀の礼式の一つ。軍艦の軍艦旗・艦首旗を
半分より下に下(サ)げること。
官位によって掲げる期間の差が設けられている。
参照⇒ちょうほう(弔砲)
★はんぎ
【版木】
【板木】
◇[日]hangi
○
主にサクラ(桜)やツゲ(黄楊)を使用する。
参照⇒けんとう(見当)(4)
ばんぎ
【バンギ】
◇[フ]Bangui
○中央アフリカ共和国(Central African Republic)中南西部に
ある、同国の首都。
北緯4.36°、東経18.56°の地。
ウバンギ川(Ubangi River)西岸の河港都市。
〈人口〉
1988(昭和63)45万1,690人。
1993(平成 5)52万4,000人(推計)。
2003(平成15)53万1,763人。
◎象牙交易の中心地であった。
1889(明治22)フランスの仏領赤道アフリカ(French Equatori-
al Africa)のウバンギシャリ([フ]Oubangui-Chari,[英]Ubangi-
Shari)の中心地。
ぱんきしけいこく
【パンキシ渓谷】
◇Pankisi Gorge、[英]Pankisi Valley
○[地]グルジア共和国北東部、ロシア連邦チェチェン共和国近
くの渓谷。
◎ロシアはこの地をチェチェン武装勢力(テロリスト)の出撃拠
点になっていると指摘。
ぱんぎむん
【パン・ギムン】
【潘基文】
◇[英]Ban Ki-moon
○[人]韓国の外交官(1944. 1.13〜)。
2007. 1. 1(平成19)第八代国連事務総長。
はんぎやく
【反偽薬】
◇[英]nocebo
○[医]⇒のせぼ(ノセボ)
はんきゃっぷ
【半キャップ】
○[俗][交](バイク用の)半円球ヘルメットの通称。
ヒサシ(庇)は極小さいか無いもの。
はんきゅう《はんきふ》
【阪急】
○(1)[交]阪急電鉄の略称。
⇒はんきゅうでんてつ(阪急電鉄)
○(2)[経]阪急百貨店の略称。
⇒はんきゅうひゃっかてん(阪急百貨店)
★はんきゅうあらしやません《はんきふあらしやません》
【阪急嵐山線】
○[交]阪急電鉄が運行する鉄道路線。
〈停車駅〉
桂(カツラ)駅・上桂(カミカツラ)駅・松尾(マツオ)駅・嵐山(アラシヤマ)駅。
◎京福電鉄には嵐山本線がある。
はんきゅうきょうとせん《はんきふきようとせん》
【阪急京都線】
○[交]⇒はんきゅうきょうとほんせん(阪急京都本線)
★はんきゅうきょうとほんせん《はんきふきようとほんせん》
【阪急京都本線】
○[交]
「阪急京都線」とも呼ぶ。
〈停車駅〉
河原町(カワラマチ)駅・烏丸(カラスマ)駅・大宮(オオミヤ)駅・西院(サイイン)
駅・西京極(ニシキョウゴク)駅・桂(カツラ)駅・洛西口(ラクサイグチ)駅・東
向日(ヒガシムコウ)駅・西向日(ニシムコウ)駅・長岡天神(ナガオカテンジン)駅
・大山崎(オオヤマザキ)駅・水無瀬(ミナセ)駅・上牧(カンマキ)駅・高槻市
(タカツキシ)駅・富田(トンダ)駅・総持寺(ソウジジ)駅・茨木市(イバラキシ)
駅・南茨木(ミナミイバラキ)駅・摂津市(セッツシ)駅・正雀(ショウジャク)駅
・相川(アイカワ)駅・上新庄(カミシンジョウ)駅・淡路(アワジ)駅・崇禅寺
(ソウゼンジ)駅・南方(ミナミカタ)駅・十三(ジュウソウ)駅・梅田(ウメダ)駅。
はんきゅうせんすいかん《はんきふせんすいかん》
【ハン級潜水艦】
【漢級潜水艦】
◇[英]Han class submarine
○[軍]⇒はんがたせんすいかん(ハン型潜水艦,漢型潜水艦)
★はんきゅうたからづかほんせん《はんきふたからづかほんせん》
【阪急宝塚本線】
○[交]阪急電鉄が運行する鉄道路線。
〈停車駅〉
梅田(ウメダ)駅・中津(ナカツ)駅・十三(ジュウソウ)駅・三国(ミクニ)駅
・庄内(ショウナイ)駅・服部(ハットリ)駅・曽根(ソネ)駅・岡町(オカマチ)駅・
豊中(トヨナカ)駅・蛍池(ホタルガイケ)駅・石橋(イシバシ)駅・池田(イケダ)
駅・川西能勢口(カワニシノセグチ)駅・雲雀丘花屋敷(ヒカリガオカハナヤシキ)
駅・山本(ヤマモト)駅・中山(ナカヤマ)駅・売布神社(メフジンジャ)駅・清
荒神(キヨシコウジン)駅・宝塚(タカラヅカ)駅。
★はんきゅうでんてつ《はんきふでんてつ》
【阪急電鉄】
○[交]
略称は「阪急」、旧称は「京阪神急行電鉄」。
◎1907.10.19(明治40)箕面有馬電気軌道として創立。
2006. 6.27(平成18)阪急ホールディングス、公開買い付け
(TOB)で阪神電気鉄道株63.71%を取得し連結子会社化とす
る。
2006.10. 1(平成18)阪急阪神ホールディングス(HD)を発足
予定。
はんきゅうひゃっかてん《はんきふひやくくわてん》
【阪急百貨店】
○[経]大手百貨店の一つ。
本店は大阪府大阪市北区の梅田。
◎1929. 4.15(昭和 4)阪急百貨店が初のターミナル・デパート
として梅田に開店(地上9階・地下1階)。
2007.10.(平成19)H2Oリテイリングを発足し、阪急百貨店
と経営統合。
2008. 3.26(平成20)H2Oリテイリング、10月1日付けで阪
急百貨店を存続会社として阪神百貨店を吸収合併する形で阪急
阪神百貨店を発足すると発表。
★はんきゅうみのおせん《はんきふみのおせん》
【阪急箕面線】
○[交]阪急電鉄が運行する鉄道路線。
大阪府池田市の阪急宝塚本線石橋(イシバシ)駅から分岐し、箕
面市にいたる。
〈停車駅〉
石橋駅・桜井(サクライ)駅・牧落(マキオチ)駅・箕面(ミノオ)駅。
ぱんきょー《ぱんけう》
【般教】
【パンキョー】
○[俗][教]⇒ぱんきょう(般教)
ぱんきょう《ぱんけう》
【般教】
○[俗][教](大学教科の)一般教養の略称。
「パンキョー(般教)」とも呼ぶ。
はんきょうていい《はんきやうていゐ》
【反響定位】
◇[英]echolocation
○⇒えこーろけーしょん(エコーロケーション)
はんぎょく
【半玉】
○まだ一人前でない芸妓。
「おしゃく(御酌,雛妓)」,「まいこ(舞子,舞妓)」,「すうぎ(雛妓)」
とも呼ぶ。
⇔いっぽん(一本)
◎玉代(ギョクダイ)が半分の意味。
はんきん
【板琴】
○[楽]一弦琴の別称。
⇒いちげんきん(一弦琴,一絃琴)
はんぎんぐ
【ハンギング】
◇[英]hanging
○(1)吊るすこと。懸垂(ケンスイ)・垂下(スイカ)。
○(2)絞首刑(death by hanging)。
○(3)(hangings)カーテン。
[1]ばんく
【バンク】
◇[英]bank
○(1)土手(ドテ)・堤(ツツミ)。川岸。
○(2)(砂・雪などが土手のようになった)堆積(タイセキ)・層(ソウ)。
○(3)州(ス)。浅瀬(アサセ)。
○(4)[海]浅い海底の平坦(ヘイタン)な隆起部。
魚類が多く集まるので漁礁(ギョショウ)ともよばれ、好漁場とな
る。
○(5)[交]道路の傾斜部分。
参照⇒[1]かんと(カント)(3)
○(6)[空]飛行機が旋回するときの傾き。または、合図(アイズ)
のために翼を左右に傾けること。
[2]ばんく
【バンク】
◇[英]bank
○(1)銀行。
◎フランス語:バンク(banque)。
○(2)貯蔵所。
◎アイ・バンク(eye bank)。
[3]ばんく
【バンク】
◇[英]bank
○(1)列。
○(2)(ピアノ・タイプライターなどの)キーの列。
○(3)(新聞の)副見出し。
○(4)ボートの漕ぎ手座。
○(5)[電]接点端子群。
[1]ばんぐ
【バング】
◇[英]bang
○切り下げた前髪。
[2]ばんぐ
【バング】
◇[英]bhang
○[生化]インド大麻(タイマ)の葉と小枝を乾燥させた麻薬。
喫煙・麻酔剤用。
参照⇒はっしし(ハッシシ),まりふぁな(マリファナ),かんな
びす(カンナビス)(2)
[1]ぱんく
【パンク】
◇[英]puncture(パンクチュア)
○(1)[交]自動車・自転車などのタイヤに穴か空いて空気がも
れること。
○(2)[国][交](転じて)タイヤが破裂すること。
参照⇒ばーすと(バースト)(4)
◎パンクの音でびっくりする
◎この意味を英語では「ブローアウト(blowout)」,「フラットタ
イア(flat tire)」と言う。
○(3)[国]物がふくらみ過ぎて破裂すること。
◎腹がパンクしそうだ
○(4)[国]能力の限界を超えたため機能がマヒ(麻痺)すること。
◎通信網がパンクする
★[2]ぱんく
【パンク】
◇[英]punk
○(1)ちんぴら・与太者(ヨタモノ)。
◎パンクファッション
○(2)
はんくあーろん
【ハンク・アーロン】
◇Hank Aaron
○[人]⇒あーろん(アーロン)
ばんぐうぇうるこ
【バングウェウル湖】
◇[英]Lake Bangweule
○[地]ザンビア北東部、バングウェウル低湿地(Bangweule
Swamps)にある大湖。湖面は海抜1,067メートル。面積3,110平
方キロメートル、最大深度9メートル。
★ばんくおぶあめりか
【バンク・オブ・アメリカ】
◇[英]Bank of America
○[経]アメリカの大手銀行。
通称は「バンカメ」。
◎1998(平成10)ネイションズ・バンク(Nations Bank)を買収。
ばんぐしょう《ばんぐしやう》
【バング症】
◇[英]Bang's disease
○[病]⇒ぶるせらしょう(ブルセラ症)
ばんくすしょとう《ばんくすしよたう》
【バンクス諸島】
◇[フ]Iles Banks、[英]Banks Islands
○[地]南太平洋のメラネシア、ニューヘブリデス諸島(the New
Hebrides)に含まれる、諸島北部の群島。
北西にあるトレス諸島(Iles Torres)と合せて「バンクス・ト
レス諸島(Banks/Torres Islands)」とも呼ぶ。
参照⇒もたらばとう(モタラバ島),にゅーへぶりですしょと
う(ニューヘブリデス諸島)
ばんくすとれすしょとう《ばんくすとれすしよたう》
【バンクス・トレス諸島】
◇[英]Banks/Torres Islands
○[地]南太平洋のニューヘブリデス諸島(the New Hebrides)北
部の、バンクス諸島(Iles Banks)とトレス諸島(Iles Torres)
の併称。
参照⇒ばんくすしょとう(バンクス諸島),とれすしょとう(ト
レス諸島)
ばんぐせつ
【万愚節】
◇[英]April Fools' Day
○[暦]⇒えいぷりるふーる(エイプリル・フール)(1)
はんぐちく
【ハング地区】
◇[英]Hangu District
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)中南部のコハート県(Kohat Division)
西部にある地区。東部をコハート地区(Kohat District)、南部
をカラク地区(Karak District)に接する。
中心地はタール(Thal)。
ばんくねがらまれーしあ
【バンク・ネガラ・マレーシア】
◇[英]Bank Negara Malaysia
○[経]マレーシアの中央銀行。
◎"negara"はマレーシア語で「国家(country)」。
ばんぐねつ
【バング熱】
◇[英]Bang fever
○[病]⇒ぶるせらしょう(ブルセラ症)
ばんくーばー
【バンクーバー】
◇Vancouver
○(1)カナダ南西部、ブリティッシュコロンビア州(British
Columbia Province)にある、太平洋岸の港湾都市。
「ヴァンクーヴァー」とも呼ぶ。
〈人口〉
1974(昭和49)43万人。
1981(昭和56)41万4,000人。
○(2)[地]⇒ばんくーばーとう(バンクーバー島)
ばんくーばーとう《ばんくーばーたう》
【バンクーバー島】
◇[英]Vancouver Island
○[地]カナダ南西部、アメリカ合衆国との国境近く、都市バン
クーバー西方の太平洋岸の島。ブリティッシュコロンビア州に
属する。
南側のファンデフカ海峡(Juan de Fuca Strait)と西側のジョ
ージア海峡(Strait of Georgia)でアメリカ大陸と隔てられて
いる。
〈面積〉
3万1,848.6平方キロメートル。
◎1774(安永 3)スペインの探検隊が発見。
1778(安永 7)イギリスの探検家クック(James Cook)訪問。
1792(寛政 4)ジョージ・バナクーバー(George Vancouver)、
周回して島であることを確認。
はんぐぱーらめんと
【ハング・パーラメント】
◇[英]hung parliament
○(1)[政](イギリスなどで)与党が単独過半数(overall major-
ity)の議席に達しない議会。
○(2)[政](転じて)単独過半数を獲得する政党が存在しない状
態。
◎「宙ぶらりん(hung)の議会(parliament)」の意味。
ばんぐらしゅう《ばんぐらしう》
【バングラ州】
◇[英]Bangla State/West Bengal State
○⇒うえすとべんがるしゅう(ウエストベンガル州)
ぱんくらちうむ
【パンクラチウム】
◇[羅]pancratium
○[運]⇒ぱんくらちおん(パンクラチオン)
ぱんくらちおん
【パンクラチオン】
◇[希]pankration、[英]pancration
○[運]古代ギリシアの格闘競技。ボクシングとレスリングをあ
わせたような競技で、噛み付きと目潰(メツブ)しのみが禁じられ
ている。
古代オリンピック競技の一つ。
「パンクラチウム([羅]pancratium)」とも呼ぶ。
◎ポリダマス(polydamas):種目の一つ。
ばんぐらでしゅ
【バングラデシュ】
◇Bangladesh(ベンガル人の国)
○インド半島の北東部、ベンガル湾に面する共和国。イギリス
連邦に属する。正称は「バングラデシュ人民共和国」。
首都はダッカ(Dhaka)。
〈面積〉
14万6,568平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 8,056万人。
1984(昭和59) 9,673万人。
1988(昭和63)1億0,453万人。
1991(平成 3)1億1,146万5,000人。
2002(平成14)1億3,643万3,600人。
〈地方行政区〉
州:* Bibhag、[英]* Division。
県:* Zila、[英]* District。
◎1905(明治38)ベンガル分割条例(Bengal Partition Act)によっ
てイギリス領インドのベンガル州を東ベンガルと西ベンガル
(現:インド領)に分割。
1947(昭和22)パキスタンの一州(東パキスタン)として独立。
1971(昭和46)インドの力を借りて、パキスタンから分離独立。
はんぐりー
【ハングリー】
◇[英]hungry
○(1)[形](肉体的に)飢えた、空腹な。
○(2)[形](精神的に)渇望して、熱望して。
◎名詞は「ハンガー(hunger)」。
ばんぐる
【バングル】
◇[英]bangle
○(1)[服]金属・木・ガラス・プラスチックなどの固い素材で
作られた腕輪(bracelet)や足輪(anklet)。
特に、留め金のないO字形やC字形のもの。
参照⇒くしろ(釧)
○(2)[服](1)や首飾り(necklace)にさげる小円形の飾り。
◎ヒンディー語から。
★はんぐるもじ
【ハングル文字】
◇[朝]hangeul/Hangul
○[言]李氏朝鮮で作られた国字。
現在は14の子音と10の母音が使われている音標文字。
旧称は「諺文(オンモン)([朝]on mum)」。
◎15世紀なかば李朝第四代国王世宗(セイソウ)が集賢殿という役所
を創設して研究させ、常人(サンイン)のために28字を創らせたもの。
1446(文安 3)「訓民正音」の名称で公布。子音字19、母音字21
(?)から成る。
当時、漢字以外の文字を持つことは野蛮人のすることと反対
する意見もあった。
参考⇒りと(吏読,吏道,吏吐),さんいん(常人)
ぱんくれあす
【パンクレアス】
◇[英]pancreas
○[医]膵臓(スイゾウ)の英語名。
ぱんくれおざいみん
【パンクレオザイミン】
◇[英]pancreozymin
○[生化]コレシストキニン(cholecystokinin)の別称。
⇒これしすときにん(コレシストキニン)
★はんげ
【半夏】
○(1)[仏]夏安居(ゲアンゴ)の中間。
参照⇒あんご(安居)
○(2)[暦]半夏生(ハンゲショウ)の略称。
⇒はんげしょう(半夏生)(1)
○(3)[植]カラスビシャク(烏柄杓)の別称。
⇒からすびゃくし(カラスビシャク,烏柄杓)
○(4)[薬]カラスビシャク(烏柄杓)から製した漢方薬。
カラスビシャクの球茎(キュウケイ)の外皮を除き、水洗して乾燥
させたもの。煎(セン)じ薬として用いる。
鎮吐(チント)作用があり、効用は悪阻(ツワリ)・悪阻(オソ)・急性胃
炎・神経性嘔吐(オウト)・咳止めなど。
ぱんげあ
【パンゲア】
◇Pangaea
○[地][歴]大陸移動説で、三畳紀以前(約3億年前)に地球上に
存在したという巨大な大陸の名前。
これがマントル対流によって時代とともに分裂・漂流・接合
して、現在の諸大陸になったとする。
最初二つに分裂し、北半分を「ローラシア(Laurasia)」、南半
分を「ゴンドワナ大陸(Gondwanaland)」と呼ぶ。
参照⇒ごんどわなたいりく(ゴンドワナ大陸)
◎ドイツの気象学者ウェーゲナー(Alfred Lothar Wegener)が
命名。
★はんげしょう《はんげしやう》
【ハンゲショウ】
【半夏生】
○[植]コショウ目(Piperales)ドクダミ科(Saururaceae)の多年
草。
本州〜沖縄・東アジアの平地の水辺に生る。茎は直立し、高
さ60〜80センチメートル。葉は長卵形の葉を互生する。臭気が
ある。
夏、茎の頂に小さな白色花を穂状に密生する。花被はない。
花穂のすぐ下の葉の下半分が白色となることから、「カタシ
ログサ(片白草)」とも呼ぶ。
◎名称は、半夏生のころに葉が白くなるからとも、半分白くな
ることを「半化粧」と呼んだとも。
◎夏の季語。
ハンゲ(半夏)はナス目(Solanales)サトイモ科(Araceae)の多
年草で別種。
はんげしょう《はんげしやう》
【半夏生】
○(1)[暦]七十二候(シチジュウニコウ)・雑節(ザッセツ)の一つ。
太陽の黄経が100度となる時・日。
夏至(ゲシ)から11日目、太陽暦の7月2日ころ。
梅雨(ツユ)が明けるので、田植えはこのころまでに終えるのが
良いとされる。
単に「半夏」とも呼ぶ。
参照⇒ざっせつ(雑節)
◎ナス目(Solanales)サトイモ科(Araceae)の多年草「半夏(カラ
スビシャク)がよく生えるころ」の意味。
○(2)[植]⇒はんげしょう(ハンゲショウ,半夏生)
はんけち
【ハンケチ】
【手巾】
◇[英]handkerchief
○⇒はんかち(ハンカチ,手巾)
はんけち
【手巾】
○[文]芥川龍之介の短編小説。
息子の死を知らされても婦人は微笑んでいたが、そのひざの
上のハンカチは裂けそうなくらいに強く握り締められていたと
いう話。
はんけつ
【半ケツ】
○(1)[俗]ケツ(お尻)半分。
◎一つの椅子に半ケツで二人座る。
○(2)[俗]ズボンが下がって、またはズボンを下げて、尻(シリ)
の上部が見える状態。
参照⇒こしぱん(腰パン)
はんげつじょう《はんげつじやう》
【半月城】
○[歴]百済(クダラ)の都城。
朝鮮半島西部、韓国北西部の忠清南道(Chungchong-nam-do)
(チュウセイナンドウ)西南部の扶余郡(Buyo-gun)(フヨグン)にあった。
はんげつとう《はんげつたう》
【半月刀】
○⇒しゃむしーる(シャムシール)
はんげつほ
【半月堡】
◇[英]ravelin
○[建]⇒らぶりん(ラブリン)
ばんけるえんじん
【バンケルエンジン】
◇[英]Wankel engine
○[機]⇒ろーたりーえんじん(ロータリーエンジン,ロータリー
・エンジン)(1)
★はんげるまんしゅぎ
【汎ゲルマン主義】
◇[英]Pan-Germanism
○[歴]
参照⇒しょうどいつしゅぎ(小ドイツ主義),だいどいつしゅ
ぎ(大ドイツ主義),さらえぼじけん(サラエボ事件)
ばんけん
【バン県】
◇[トルコ語]Van Ili、[英]Van Province
○⇒わんけん(ワン県)
はんこ
【班固】
◇[中]Ban Gu
○[人]中国後漢の歴史家(AD. 32〜 92)。
字(アザナ)は孟堅(Mengjian)(モウケン)。班彪(Biao)(ハン・ピョウ)の
子、班超(Chao)(ハン・チョウ)・班昭(Zhao)(ハン・ショウ)の兄。陝西省(セ
ンセイショウ)扶風安陵(Fufeng'anling)(フフウアンリョウ)(現在の陝西省咸
陽市<Xianyang Shi><カンヨウシ>)の人。
明帝(Ming Di)・章帝(Zhang Di)に仕え、父班彪の仕事を継
ぎ、20数年かかって前漢の正史『漢書(Hanshu)(カンジョ)』を書
いた。しかし、中傷を受けて官位は上がらず、竇憲(Dou Xian)
(トウ・ケン)の謀反事件に連座して完成せずに獄死。
著書は『白虎通義』・賦『両都賦』など。
◎『漢書』は妹の班昭が補って完成し、別称は『班書(Banshu)
(ハンショ)』,『班史(Banshi)(ハンシ)』。
『漢書』は司馬遷(Shima Qian)(シバ・セン)の『史記』と並ぶ二
大歴史書であり、二人を「班馬(Ban-Ma)(ハンバ)」と併称する。
参照⇒かんじょ(漢書)
ばんこ
【バンコ】
◇[葡]banco
○[古]腰掛け・床几(ショウギ)。縁台(エンダイ)・涼み台。
◎西日本地方の一部に方言として残っている。
★ばんこ
【バンコ】
◇[英]Vanco Co.,Ltd
○[経]文具製造販売会社の一社。
製図機器・計算尺などを製造。
ばんこ
【バン湖】
◇[トルコ語]Van Golu、[英]Lake Van
○[地]⇒わんこ(ワン湖)
ばんこ
【万古】
○(1)遠い昔・大昔・太古・千古。大昔から今まで・久しい間。
永遠・永久。
参照⇒ばんこ(盤古,盤固)
◎万古不易:⇒ばんこふえき(万古不易)
○(2)万古焼の略称。
⇒ばんこやき(万古焼)
ばんこ
【槃瓠】
◇[中]Panhu
○[中国伝説]中国南方の伝説に現れる犬。
少数民族、ミャオ族(苗族)・ヤオ族(瑶族)などの祖先神。
禹王(Yu Wang)の妃の耳から出てきた黄金色の虫がある日、
五色の毛並みを持つ犬に変身する。
五帝の一人高辛氏(Gaoxin Shi)の世に犬戎(ケンジュウ)が攻めて
きたので、国王は戎呉(Rong Wu)の首を取ってきた者に娘をや
ると宣言する。槃瓠は敵陣に乗り込み敵将の首を持参して戻り、
姫を貰(モラ)い受ける。金の鐘の中に七日七晩の間入っていれば
人間になるはずだったが、六日目に姫に見られ、体は人間、頭
は犬という姿になる。二人は結婚して人里はなれた山中に入り、
蛮夷の族の始祖となった。
◎『後漢書(南蛮伝)』や『捜神記』などに説話が伝わっている。
また、滝沢馬琴『南総里見八犬伝』はこの説話に取材したも
の。
参照⇒なんそうさとみはっけんでん(南総里見八犬伝)
ばんこ
【盤古】
【盤固】
◇[中]Pangu
○(1)大昔・太古。万古・千古。
○(2)[中国神話]天地が開闢(カイビャク)したときに生れた伝説上
の神。
天と地が分かれるにつれて背丈が伸びたとされる。
天と地の位置が定まると息絶えた。
ぱんこ
【パン粉】
○(1)[食]パンを乾かし、細かく砕いて粉末状にしたもの。
フライの衣(ころも)などに使用する。
◎生パン粉
日本食の海外普及により、トンカツなどに使用する日本製の
ふっくらとしたパン粉は「パンコ(panko)」と呼ばれる。
◎英語:ブレッドクラム(breadcrumb)。
イタリア語:モッリカ(mollica)。
○(2)[食]パン製造用の強力粉(strong flour)。
ばんごあ
【バンゴア】
◇Bangor
○⇒ばんがー(バンガー)
はんこう
【ハンコウ】
【漢口】
◇[中]Hankou、[英]Hankow
○⇒かんこう(漢口)
★はんこう《はんかう》
【藩校】
○[歴]江戸時代、諸藩が設置した藩営の学校。主にその藩の子
弟を教育する機関。
「藩学(ハンガク)」,「藩黌(ハンコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒にっしんかん(日新館),ようけんどう(養賢堂)
はんこう《はんくわう》
【藩黌】
○[歴]⇒はんこう(藩校)
はんごう《はんがふ》
【飯盒】
◇[英]messtin/mess tin/mess set、[独]Kochgeschirr
○[料]炊飯(スイハン)兼用の弁当箱。
登山やキャンプなど野外で煮炊(ニタ)きするためのもの。
ソラマメ形につぶれた円筒形で、底は深く、フタ(蓋)も深い。
針金でできた吊り取っ手に棒などを通して焚き火の上で煮炊き
する。一度に数個の飯盒を下げるときは円筒のつぶれた箇所を
全て同じ向きにすると間にできる空間が少なくなる。
フタには折り畳みの取っ手があって手鍋(テナベ)となり、また
数度に分けて食べる際の取り皿にもなる。
携帯に便利なように軽量のアルミニウム製が多い。
参照⇒こっへる(コッヘル)
◎飯盒炊爨(スイサン):⇒はんこうすいさん(飯盒炊爨)
日本の軍隊が米食用に開発したもの。そのなごりで、色は目
立たない濃い緑に着色されている。
はんこうすいさん《はんがふすいさん》
【飯盒炊爨】
○[料]飯盒を使って飯を炊(タ)くこと。
ばんこく
【バンコク】
◇Bangkok
○タイ王国(Thailand)の首都。王国の南部、メナム川(Menam
River)河口から20キロメートル上流にある河港都市。
「バンコック」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)418万人。
1980(昭和55)469万7,000人。
1994(平成 6)558万人。
◎1996(平成 8)地下鉄建設、開始。
1999.12.(平成11)高架鉄道、開通。
2004. 7. 3(平成16)地下鉄、開通。ファランポーン(Hua Lam-
pong)駅〜バンスー(Bang Sue)駅間、約20キロメートル、18駅。
2006. 2.(平成18)福岡県と友好都市を提携。
2008. 5.17(平成20)千葉県八千代市と友好都市を提携。
ばんこくき
【万国旗】
○世界各国の国旗。特に、一本の綱に幾つもの小さな国旗を結
び連ねたもの。
「ばんこっき(万国旗)」とも呼ぶ。
参照⇒こっき(国旗)
◎運動会などの会場に飾られることが多い。
ばんこくこくさいくうこう《ばんこくこくさいくうかう》
【バンコク国際空港】
◇[英]Bangkok Internatinal Airport
○[空]⇒どんむあんこくさいくうこう(ドンムアン国際空港)
ばんこくしんりょうかん《ばんこくしんりやうくわん》
【万国津梁館】
○沖縄県名護市(ナゴシ)の部瀬名(ブナセ)岬の突端にある、第26回
九州沖縄サミットが行われた会場施設。
◎1458(長禄 2)琉球(リュウキュウ)国王の命で首里城(シュリジョウ)正殿
に設置された「万国津梁の鐘(カネ)」に因(チナ)む。
参照⇒しんりょう(津梁)(2)
ばんこくちょう《ばんこくてう》
【チャクリ朝】
◇[英]Bangkok Dynasty
○⇒ちゃくりちょう(チャクリ朝)
ばんこくちょさくけんじょうやく《ばんこくちよさくけんでうやく》
【万国著作権条約】
◇[英]the Universal Copyright Convention
○1952. 9.(昭和27)ユネスコの斡旋で成立した著作権の保護に
関する国際条約。
従来の西ヨーロッパ方式とアメリカ方式との異なる著作権保
護の方式の統合をはかり、ジュネーブで調印。
加盟国は相互に内国民待遇を与え、かつ著作物の保護につい
ては国籍主義をとることを骨子とする。
「ユネスコ(UNESCO)条約」とも呼ぶ。
参照⇒ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく(万国
著作権保護同盟条約)
◎著作物には著作権者名・発行年月日のほか、(C)記号を付す
ことになった。
◎1956(昭和31)日本、加盟。
ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく
《ばんこくちよさくけんほごどうめいでうやく》
【万国著作権保護同盟条約】
◇[英]Berne convention
○[歴]1886(明治19)スイスの首都ベルヌ(ベルン)で締結された
著作権の保護に関する国際条約。
作品の完成と同時に著作権が生ずる方式を採用。保護期間は
30年。
「ベルヌ条約」とも呼ぶ。
参照⇒ばんこくちょさくけんじょうやく(万国著作権条約)
◎1899(明治32)日本、加盟。同年制定の著作権法(旧法)では保
護期間は死後38年。
★ばんこくはくらんかい《ばんこくはくらんくわい》
【万国博覧会】
◇[英]International Exhibition
○世界各国が参加し文化・技術・産業などの展示を行なう博覧
会。
21世紀より開催は5年周期となる。
略称は「万博(バンパク)」。
◎1851. 5. 1(嘉永 4)ロンドンで初めて開催(〜10.15)。
1928(昭和 3)パリで国際博覧会条約が締結。
1965(昭和40)日本、加盟。
1970(昭和45)日本万国博覧会(大阪)、開催。
1975(昭和50)沖縄国際海洋博覧会、開催。
1985(昭和60)国際科学技術博覧会(筑波)、開催。
1990(平成 2)国際花と緑の博覧会(大阪)、開催。
1999(平成11)昆明世界園芸博覧会(中国雲南省)、開催。
2000. 7. 1(平成12)ドイツで初めてハノーバーで、開催。
2005年、愛知県瀬戸市で開催予定。
◎1988(昭和63)日本では地方博覧会が多数開催され、入場者数
も予定を下回り大きな赤字を出した。また、東京都市博覧会が
中止されたり、2005年の愛知万博では開催予定地に絶滅危惧種
オオタカの生息が確認され環境破壊を心配する声も出るなど、
問題も多い。
ばんこくはくらんかいこくさいじむきょく
《ばんこくはくらんくわいこくさいじむきよく》
【万国博覧会国際事務局】
◇[フ]Bureau International des Expositions
○博覧会国際条約の履行・広報活動・各国との連絡・総会など
の事務を行う機関。
本部はパリ。
◎1928(昭和 3)博覧会国際条約の締結にともない設置。
1962(昭和37)日本、加盟。
ばんこくゆうびんれんごう《ばんこくいうびんれんがふ》
【万国郵便連合】
◇[英]Universal Postal Union
○[通]郵便諸業務の国際協力促進を目的とする国際機関。
国際連合の一専門機関で、本部はベルン。
郵便物の円滑な相互交換、郵便・電報などに関する技術援助
などを行う。また、国際郵便・電報は通貨単位にかかわりなく
同一料金に協定している。
略称は「UPU」。
◎1874(明治 7)ベルリンで万国郵便会議が開催され万国郵便条
約が締結。
1875(明治 8)万国郵便条約に基づき、万国郵便連合が創設。
1877(明治10)日本、加盟。
1878(明治11)パリ会議で正式名を採用。
1947. 5.(昭和22)国際連合の専門機関となる。
1948(昭和23)日本、再加盟。
はんこたんな
【ハンコタンナ】
○[服]山形県庄内地方から秋田県南部にかけて、女性が農作業
などのときに日焼けよけに、目の部分を除いて顔に黒い布をま
いて覆(オオ)う独特の野良着(ノラギ)。
◎俗説では、スケベな殿様から身を守るため顔を隠(カク)したこ
とに始まる。
◎イスラム教徒の女性が用いるニカブ(niqab)に似る。
参照⇒にかぶ(ニカブ)
はんこっかぶんれつほう《はんこくくわぶんれつはふ》
【反国家分裂法】
○[俗][法]中国の法律、台湾の独立阻止と祖国の平和統一を目
指す法律の日本での呼称。
中国の正称は「反分裂国家法(Fangfenlie guojia fa)」。
◎2005. 3.14(平成17)第10期全国人民代表大会(全人代)第3回
会議で採択され、即日施行。
ばんこっき《ばんこくき》
【万国旗】
○⇒ばんこくき(万国旗)
ばんこっく
【バンコック】
◇Bangkok
○⇒ばんこく(バンコク)
ばんごっほ
【バン・ゴッホ】
◇Vincent van Gogh
○[人]⇒ごっほ(ゴッホ)
ばんこでるする
【バンコデルスル】
◇[西]Banco del Sur、[葡]Banco do Sul、[英]Bank of the
South
○[経]南米7ヶ国の開発融資を行う金融組織。
本部はカラカス。
欧米主導の国際通貨基金(IMF)や世界銀行に対抗するとし
て、ベネズエラのチャベス大統領が提唱し設立。
◎2007.12.(平成19)アルゼンチン・ボリビア・ブラジル・エク
アドル・パラグアイ・ウルグアイ・ベネズエラが設立の合意文
書に署名し発足。
ばんこふえき
【万古不易】
○永久に変わらないこと。
◎万古不易の真理
ばんこまいしん
【バンコマイシン】
◇Vancomycin
○[薬]抗生物質の一種。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に現在唯一、有効
である薬剤。
参照⇒えむあーるえすえー(MRSA)
◎バンコマイシン耐性腸球菌:⇒ぶいあーるいー(VRE)
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌:⇒ぶいあーるえすえー
(VRSA)
◎2002. 7. 5(平成14)CDC(アメリカ疾病管理防疫センター)、
バンコマイシンへの耐性を獲得したVRSA(バンコマイシン
耐性黄色ブドウ球菌)による感染例を確認と警告。
★ばんこやき
【万古焼】
○三重県桑名で作られる陶器の一種。
元文年間(1736〜1741)、伊勢桑名の豪商沼波弄山(ヌナミ・ロウザン)
(1718〜1777)が創始。
参照⇒『人名辞典』ぬなみ ろうざん(沼波 弄山)
ばんごーる
【バンゴール】
◇Bangor
○⇒ばんがー(バンガー)
ばんごーるかいぐんせんすいかんきち
【バンゴール海軍潜水艦基地】
◇[英]Bangor Naval Submarine Base
○[軍]アメリカ合衆国北西部、ワシントン州(Washington
State)西部のキッツアップ郡(Kitsap County)にある、アメ
リカ海軍の潜水艦基地。
「バンガー海軍潜水艦基地」とも呼ぶ。
参照⇒ぶれまーとん(ブレマートン)(1)
はんこん
【板根】
◇[英]buttress root(バットレス・ルート)
○[植]熱帯雨林に生育する樹木で、幹の側面が発達して控え壁
(buttress)のように形成されたもの。
一種の気根(aerial root)で、呼吸のほか、幹の支柱の役割
もになっている。
ラワン(lauan)などのアオイ目(Malvales)フタバガキ科
(Dipterocarpaceae)の高木にみられる。
参照⇒きこん(気根),ひかえかべ(控壁,控え壁)
はんこん
【反魂】
○[俗]⇒はんごん(反魂)
はんごん
【反魂】
○死者の魂をこの世に呼び返(カエ)すこと。死者を蘇(ヨミガエ)ら
せること。
◎反魂香:⇒はんごんこう(反魂香,返魂香)
反魂樹。
反魂草:⇒はんごんそう(ハンゴンソウ,反魂草)
反魂丹。
ばんこん
【板根】
◇[英]buttress root
○[植]⇒はんこん(板根)
はんごんこう《はんごんかう》
【反魂香】
【返魂香】
◇[中]fanhun xiang
○想像上の反魂樹の根を玉の釜で煮出して作られる香。
焚(タ)くと煙の中に死者のありし日の面影(オモカゲ)が現れると
いう。
◎漢の武帝が李夫人の死後、この香を焚いてその面影を見たと
いう故事から。
★はんごんそう《はんごんさう》
【ハンゴンソウ】
【反魂草】
◇[学]Senecio cannabifolius
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)キオン属(Sene-
cio)の多年草。
北海道・中部以北の本州、朝鮮・中国東北部・シベリアの山
地に自生。
若芽は食用となるが、薬用の話はない。
ぱんごんつぉこ
【パンゴンツォ湖】
【班公湖】
◇Pangong Tso、[中]Bangong Hu
○[地]中国南西部、チベット自治区(Xizang Zizhiqu)西部の阿
里地区(Ali Diqu)(アリチク)西部にある湖。東西に細長く、西部は
インドに属する。
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