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                    PDD図書館管理番号       0001.0071.0000.14

                 百   科   辞   書   《はくま》    編集:獨  澄旻

-------- はくま ------------------------------------------------
はくま
	【ハクマ】
	【白麻】
	○[植]イチビの別称。
	 ⇒いちび(イチビ)(1)
ばくまつのさんしゅう《ばくまつのさんしう》
	【幕末の三舟】
	○[人]江戸幕末に活躍した幕臣、勝海舟(カツ・カイシュウ)・山岡鉄舟
	(テッシュウ)・高橋泥舟(デイシュウ)の併称。
	 「三舟」,「徳川の三舟」とも呼ぶ。
ばくまつのさんぴつ《ばくまつのさんひつ》
	【幕末の三筆】
	○[人]⇒さんぴつ(三筆)
ばぐまてぃちけん
	【バグマティ県】
	◇[英]Bagmati Zone
	○⇒ばぐまてぃちほう(バグマティ地方)
ばぐまてぃちほう《ばぐまちちはう》
	【バグマティ地方】
	◇[英]Bagmati Zone
	○ネパール中北部の地方。南東部をジャナカプール地方(Janak-
	pur Zone)、南部をナラヤニ地方(Narayani Zone)に接し、北部
	を中国チベット自治区に隣接。
	 中央部に首都カトマンズ(Katmandu)がある。
	 「バグマティ県」とも呼ぶ。
	〈8地区(郡)〉
	 シンデュパルチョーク地区(Sindhupalchok District)。
	 ラスワ地区(Rasuwa District)。
	 ヌワコット地区(Nuwakot District)。
	 ダディン地区(Dhading District)。
	 カブレパランチョーク地区(Kavrepalanchok District)。
	 カトマンズ地区(Katmandu District)。
	 バクタプール地区(Bhaktapur District)。
	 ラリトプール地区(Lalitpur District)。
ばーぐまん
	【バーグマン】
	◇Ingrid Bergman(イングリッド・バーグマン)
	○[人]アメリカで活動した映画女優。スウェーデン生れ(1915
	〜1982)。
	◎スウェーデン語読みは「ベリマン」。
はーぐみっしじけん
	【ハーグ密使事件】
	○[歴]韓国の李太王が1907. 6.(明治40)ハーグで開かれた第二
	回万国平和会議に密使を派遣した事件。
	 日本の併合政策に抵抗し自国の独立を守るため、侵略の真相
	を訴えようとしたが、1905.11.(明治38)第二次日韓協約で外交
	権を失っていたため会議への参加を拒否される。
	 この事件を機に第三次日韓協約が締結。韓国の主権は日本の
	韓国統監府に掌握され、韓国軍隊は解散された。
	 参照⇒にっかんきょうやく(日韓協約)
はくもくれん
	【ハクモクレン】
	【白木蓮】
	◇[学]Magnolia denudata/Magnolia heptapeta 、[英]Yulan 
	magnolia
	○[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)モ
	クレン属(Magnolia)の落葉小高木。中国中部原産。
	 高さ5メートルに達し、庭木として栽培。
	 葉は長さ10センチメートルくらいの長楕円形で、裏面には毛
	が多い。
	 3〜4月ころ、葉に先立って枝先に肉質で香りのよい白い大
	形の花をつける。弁花は6枚で、ほぼ同形の白色の萼片(ガクヘン)
	3枚と合せると9枚となる。
	 「ハクレン(白蓮)」とも呼び、漢名は「玉蘭(ギョクラン)」。
	◎春の季語。
ばくやこふん
	【牧野古墳】
	○[歴]奈良県北葛城郡(キタカツラギグン)広陵町(コウリョウチョウ)にある円
	墳、直径60メートル。
	 敏達(ビダツ)天皇の子、押坂彦人(オシサカノヒコヒトノ)大兄皇子の墓
	とされる。
はくようしゃ《はくやうしや》
	【白洋舎】
	○[経]クリーニング会社の大手。
	 本社は東京都渋谷区。
	◎1906. 3.(明治39)五十嵐健治が東京日本橋呉服町に創業。
	 1920. 5. 6(大正 9)白洋舍クリーニング株式会社を設立。
	 1927.12.(昭和 2)株式会社白洋舍と社名変更。
★はくようちょう《はくやうてう》
	【白羊朝】
	◇Aq Qoyunlu、[英]the White Sheep Turkomans
	○[歴]トルクメン系アク・コユンル族の王朝(1378〜1508)。
	 1469(文明元)カラ・コユンル族(Qara-qoyunlu)の黒羊朝を滅
	ぼす。
	 参照⇒こくようちょう(黒羊朝)
★はくら
	【薄拘羅】
	○[仏][人]釈迦(シャカ)の弟子。無病少欲第一といわれ、160歳の
	ときに結跏趺坐(ケッカフザ)して入寂(ニュウジャク)したという。
ばくら
	【バクラ】
	◇[トルコ語]bakla
	○[植][農](トルコ語で)ソラマメ(空豆)。
	 ⇒そらまめ(ソラマメ,空豆,蚕豆)
ばくらー
	【バクラー】
	◇[英]buckler
	○(1)[歴](左手に持つ)小型の円盾・丸盾(マルタテ)。
	○(2)[古]防護物・防御物・シールド([英]shield)。
	○(3)[海]船の錨鎖孔(ビョウサコウ)の蓋(フタ)。
はくらくてん
	【白楽天】
	◇[中]Bo Letian/Bai Letian
	○[人]⇒はくきょい(白居易)
ばくらむ
	【バクラム】
	◇[英]buckram
	○[印][服]⇒ばっくらむ(バックラム)
ばぐらむくうぐんきち
	【バグラム空軍基地】
	◇[英]the Bagram Air Force Base
	○[軍]アフガニスタンの空軍基地。
	 首都カブールの北方約40キロメートル(25マイル)にある。
	◎2001〜2002(平成13〜平成14)アメリカ軍が、タリバン崩壊後
	の「不屈の自由作戦」や「アナコンダ作戦」に使用。
ばぐらん
	【バグラン】
	◇Baghlan/Baglan
	○(1)(Velayat-e Baghlan)⇒ばぐらんしゅう(バグラン州)
	○(2)アフガニスタン北東部、バグラン州の州都。
	 北緯36.14°、東経68.70°、標高550メートルの地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54) 3万9,200人。
	 2002(平成14)11万7,700人。
はくらんきょうき《はくらんきやうき》
	【博覧強記】
	○広く古今・東西の書物を読み、それをよく記憶していること。
	◎類語:⇒うんちく(蘊蓄,薀蓄)(2)
ばぐらんしゅう《ばぐらんしう》
	【バグラン州】
	◇Velayat-e Baghlan、[英]Baghlan Province/Baglan Prov-
	ince
	○アフガニスタン北東部の州。北部をクンドゥズ州(Velayat-e 
	Qunduz)、北東部をタハル州(Velayat-e Takhar)、東南部をパ
	ルワン州(Velayat-e Parvan)、西部をバーミヤン州(Velayat-e 
	Bamian)・サマンガン州(Velayat-e Samangan)に接する。
	 州都はバグラン。
	〈面積〉
	 1万8,144平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)85万1,900人。
	◎タリバン政権と北部同盟の交戦地域。
[1]ばーくりー
	【バークリー】
	◇Berkeley
	○(1)イギリス、イングランド西部の町。
	○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California 
	State)中西部のアラメダ郡(Alameda County)北西部にある学術
	・工業都市。郡都オークランド(Oakland)の北方。
	 州立カリフォルニア大学(University of California)の本部
	とその分校バークリー校(University of California,Berkeley)
	がある。
	 「バークレー」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)10万4,000人。
[2]ばーくりー
	【バークリー】
	◇George Berkeley
	○[人]イギリスの経験論哲学者・僧正(1685〜1753)。アイルラ
	ンド生れ。
	 「バークレー」とも呼ぶ。
[1]ぱくり
	【ぱくり】
	【パクリ】
	○(1)[副]大口をあけて飲食するさま。
	◎パクリと平(タイ)らげる
	○(2)[副]割れ目や傷口(キズグチ)などが大きく開いているさま。
	○(3)[副]煙草を吸うさま。
[2]ぱくり
	【ぱくり】
	【パクリ】
	○(1)店先の品物をかっぱらうこと。すばやく盗みとること。
	かっぱらい・万引(マンビ)き。
	 参照⇒がめる(がめる)(2),ぎる(ぎる)
	◎動詞は「ぱくる」。
	○(2)割引を依頼された手形の代金を着服すること。または融
	資を口実(コウジツ)に手形を詐取(サクシュ)すること。
	◎ぱくり屋
	◎動詞は「ぱくる」。
	○(3)他人のアイデアなどをそのまま真似(マネ)ること。
	 「しきうつし(敷き写し,敷写し)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぇいく(フェイク),きっちゅ(キッチュ)
	◎動詞は「ぱくる」。
ぱぐりー
	【パグリー】
	◇[英]puggree、[ヒンディー語]pagri
	○(1)[服]インド北部で用いられているターバン(turban)の一
	種。
	 一端を後頭部で下に垂らす。
	 「パガリー(puggaree)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]たーばん(ターバン)
	○(2)[服]軍帽やヘルメットの後ろに垂らす布。
	 「パガリー(puggaree,pugaree)」,「ハブロック(havelock)」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒はぶろっく(ハブロック)
はぐりぐん
	【葉栗郡】
	◇[日]Haguri Gun
	○愛知県北西端の郡。
	 木曽川町(キソガワチョウ)のみ。
★はくりゅうこう《ほくりゆうかう》
	【白龍江】
	【白竜江】
	◇[中]Bailong Jiang
	○[地]中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)南東部を
	南東流する、長江水系嘉陵江(Jialing Jiang)の支流。全長576
	キロメートル。
	 四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)に入って嘉陵江に合流する。
	 流量は多いが、年間流量の約75%は5〜10月に集中。
	 古称は「桓水(Huan Shui)(カンスイ)」,「(「執」冠+「土」)江(Dan 
	Jiang)」。
ばくりゅうしゅ《ばくりふしゆ》
	【麦粒腫】
	○[病]まつ毛の毛根を包む毛嚢(モウノウ)の脂腺に細菌が入って化
	膿(カノウ)した急性化膿性炎症。
	 まぶたの一部が赤くはれ、小さなコブ(腫瘤<シュリュウ>)をつく
	り、かゆく痛むもの。
	 俗に「物貰(モノモラ)い」,「めいぼ(目いぼ,眼瘤)」,「めばちこ(目
	ばちこ,眼撥子)」とも呼
	ぶ。
	◎英語:スタイ(sty,stye)。
	 ドイツ語:ゲルシュテンコーム(Gerstenkorn)。
	 フランス語:オルジェレ(orgelet)。
	 イタリア語:オルザイオーロ(orzaiolo)。
	 スペイン語:オルズエロ(orzuelo)。
	 中国語:麦粒腫(mailizhong)。
はくりゅうまる
	【白竜丸】
	○[海]水産庁の漁業取締船。
	 1,296トン。
ばくりょうかんぶ《ばくれうかんぶ》
	【幕僚監部】
	◇[英]Staff Office
	○[軍]自衛隊の隊務に関する、防衛省大臣(旧:防衛庁長官)の
	幕僚機関。
	 陸上・海上・航空の各自衛隊に置かれ、幕僚長の下の職員は
	主として自衛官が配属される。
	 防衛・警備・教育訓練・行動・部隊編成などの計画立案・執
	行などを行う。
	 上位機関は統合幕僚監部。
	 俗称では「制服組」、自衛隊内部の通称では「幕」。
	 ⇔ないきょく(内局)(2)
	 参照⇒とうごうばくりょうかんぶ(統合幕僚監部)
	◎陸上自衛隊幕僚監部(Ground Staff Office)の略称は「陸幕(リ
	クバク)」、海上自衛隊幕僚監部(Maritime Staff Office)は「海幕
	(カイバク)」、航空自衛隊幕僚監部(Air Staff Office)は「空幕(クウ
	バク)」。
	◎養成機関として統合幕僚学校がある。
	◎旧日本軍の参謀に相当する。
ばくりょうちょう《ばくれうちやう》
	【幕僚長】
	○[軍]陸上・海上・航空の各自衛隊の長。
	 統合幕僚長が陸海空3自衛隊を一元的に統合・運用する。
	◎2005. 7.22(平成17)参議院本会議で可決・成立した改正防衛
	庁設置法により、防衛庁長官の補佐から、新設された統合幕僚
	長の補佐に改められ、2006. 3.27(平成18)から実施。
	 2008.10.31(平成20)田母神俊雄(タモガミ・トシオ)航空幕僚長、雑
	誌の懸賞論文に「日本は蒋介石により日中戦争に引き込まれた
	被害者」,「侵略国家は濡れ衣」という内容の論文を発表して空幕
	長を解任。
	 参照⇒とうごうばくりょうかんぶ(統合幕僚監部)
はくりん
	【白リン】
	【白燐】
	◇[英]white phosphorus
	○[化]黄燐の別称。
	 ⇒おうりん(黄リン,黄燐)
はくりんだん
	【白リン弾】
	【白燐弾】
	◇[英]white phosphorus bomb/WP bomb
	○[軍]⇒はくりんばくだん(白リン爆弾,白燐爆弾)
★はくりんばくだん
	【白リン爆弾】
	【白燐爆弾】
	◇[英]white phosphorus bomb/WP bomb
	○[軍]アメリカ空軍のロケット弾(FFAR)の一種。
	 弾頭に白リンを使用した、目標を煙(smoke)でマークする、
	または焼夷性(ショウイセイ)(incendiary)の兵器。
	 高熱で骨まで焼き尽くすといわれる残虐兵器である一方、化
	学兵器ではなく普通兵器とされる。
	 「はくりんだん(白リン弾,白燐弾)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さーもばりっくだんとう(サーモバリック弾頭)
	◎2004.11.(平成16)アメリカ軍、イラク中央部のアルファルー
	ジャ(al-Fallujah)攻撃の際に使用。
ばくる
	【バクル】
	◇[トルコ語]bakir
	○[化](トルコ語で)銅。
	 ⇒どう(銅)
★ぱくる
	【ぱくる】
	○(1)[他動]大きく口をあけてよく食べる。ぱくぱく食べる。
	ぱくつく。
	 参照⇒[1]ぱくり(ぱくり,パクリ)
	○(2)[他動]かすめ取る・盗み取る・かっぱらう。
	 参照⇒[2]ぱくり(ぱくり,パクリ)
	○(3)[他動]逮捕する・検挙する。
	◎そんなことするとぱくられるぞ
★はぐるま
	【歯車】
	○(1)[機]
	 「歯輪(シリン)」とも呼ぶ。
	◎英語:コグホイール(cogwheel)。
	 ドイツ語:ツァーンラート(Zahnrad)。
	 フランス語:ルゥダンテ(roue dentee)。
	 イタリア語:ルオータデンタータ(ruota dentata)。
	 スペイン語:ルエダデンターダ(rueda dentada)。
	 中国語:歯輪(chilun)。
	○(2)(転じて)比喩的に、大きな組織に組み込まれた小さな存
	在。
ばぐるん
	【バグルン】
	◇Baglung
	○(1)(Baglung District)⇒ばぐるんちく(バグルン地区)
	○(2)ネパール中西部、ダウラギリ地方(Dhawalagiri Zone)南
	部のバグルン地区にある、ダウラギリ地方の行政所在地。
	 北緯28.27°、東経83.60°の地。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)1万5,200人。
	 2001(平成13)2万0,900人。
	 2004(平成16)2万2,400人。
ばぐるんぐん
	【バグルン郡】
	◇[英]Baglung District
	○⇒ばぐるんちく(バグルン地区)
ばぐるんちく
	【バグルン地区】
	◇[英]Baglung District
	○ネパール中西部、ダウラギリ地方(Dhawalagiri Zone)南部の
	地区。
	 中心地はバグルン。
	 「バグルン郡」とも呼ぶ。
ばーくれー
	【バークレー】
	◇Berkeley
	○(1)⇒[1]ばーくりー(バークリー)
	○(2)[人]⇒[2]ばーくりー(バークリー)
はぐれえき
	【波久礼駅】
	○[交]埼玉県大里郡(オオサトグン)寄居町(ヨリイマチ)の西部にある、秩
	父鉄道の駅。
	 寄居駅と樋口(ヒグチ)駅の間。
はくれん
	【ハクレン】
	【白レン】
	○[魚]⇒れんぎょ(レン魚)
	◎「レン」は「(「魚」偏+「連」)」。
はくれん
	【ハクレン】
	【白蓮】
	○(1)[植]白いハス(蓮)の花。
	 「ビャクレン(白蓮)」,「白蓮華(ビャクレンゲ)」とも呼ぶ。
	○(2)[植]ハクモクレン(白木蓮)の漢名。
	 ⇒はくもくれん(ハクモクレン,白木蓮)
ばくれん
	【莫連】
	○[国]すれっからしの女。世間ずれのした、悪がしこい女。
	 参照⇒ならずもの(成らず者,破落戸)
はくろ
	【白露】
	○(1)しらつゆ(白露)。
	○(2)[暦]二十四節気の一つ。秋分前の15日。陰暦八月(8月)
	上旬。陽暦9月7日ころ。
	 参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
	◎この季節に、ツバメが南に帰り、ガンが北から渡って来ると
	いう(玄鳥帰。鴻雁来)。
はくろ
	【白鷺】
	○[鳥]⇒しらさぎ(シラサギ,白鷺)
	◎白鷺城(ハクロジョウ):⇒⇒ひめじじょう(姫路城)
はぐろ
	【羽黒】
	◇[日]Haguro
	○(1)⇒はぐろさん(羽黒山)
	○(2)⇒はぐろまち(羽黒町)
	○(2)[歴][軍]旧日本海軍の妙高型重巡洋艦。
	◎1929. 4.25(昭和 4)竣工。
	 1945. 5.17(昭和20)イギリス海軍により撃沈。
ばくろう《ばくらう》
	【馬喰】
	【博労】
	【伯楽】
	○(1)牛馬を鑑定する人。
	○(2)馬の病をなおす人。
	○(3)牛馬を売買・周旋する商人。
	○(4)物と物とを交易すること。
	◎馬喰町(バクロチョウ):⇒ばくろちょう(馬喰町)
	◎「伯楽(ハクラク)」の転。
はくろく
	【白鹿】
	○(1)白い鹿(シカ)。
	○(2)私年号の一つ。
	 1345(<南>興国 6,<北>康永 4,<北>貞和元)が元年に当たる。
	○(3)⇒はくろくげん(白鹿原)
	○(4)白鹿洞の略。
	 ⇒はくろくどうしょいん(白鹿洞書院)
★はくろくげん
	【白鹿原】
	◇[中]Bailuyuan
	○中国の地名。
	 東晋(トウシン)の桓温(Huan Wen)(カン・オン)が秦(シン)を侵略しよう
	として敗れた所。
はくろくどうしょいん《はくろくどうしよゐん》
	【白鹿洞書院】
	◇[中]Bailudong Shuyuan
	○[歴]中国南東部、江西省(Jiangxi Sheng)(コウセイショウ)北部の廬
	山(Lu Shan)(ロザン)五老峰(Wulao Feng)下にあった書院(学校)。
	 9世紀初め唐の学者李渤(Li Bo)(リ・ボツ)が創建。李渤が白鹿
	を養っていたことから名付けられた。宋初期には全国四大書院
	の一つに数えられた。南宋の朱熹(Zhu Xi)(シュ・キ)(朱子)がこれ
	を再建して学を講じた。
	 参照⇒ろざん(廬山)
はぐろさん
	【羽黒山】
	◇[日]Haguro San
	○(1)[地]山形県庄内平野南東、東田川郡(ヒガシタガワグン)羽黒町
	(ハグロマチ)東部にある山。標高424メートル。
	 山頂に出羽三山神社(羽黒山神社)がある。
	◎月山(ガツサン)・湯殿山(ユドノサン)とともに出羽三山の一つ。
	○(2)[地]岩手県水沢市にある山。標高125メートル。
	○(3)[地]福島県相馬市にある山。標高346メートル。
はぐろさんごんげん
	【羽黒山権現】
	○[古]⇒でわさんざんじんじゃ(出羽三山神社)
はぐろさんじんじゃ
	【羽黒山神社】
	○⇒でわさんざんじんじゃ(出羽三山神社)
はくろしあ
	【白ロシア】
	◇[露]Belorussiya、[英]Belorussia
	○[歴]ベラルーシ共和国の旧称。
	 ⇒べらるーし(ベラルーシ)
はくろじょう《はくろじやう》
	【白鷺城】
	◇[日]Hakuro Jo
	○姫路城の別称。
	 ⇒ひめじじょう(姫路城)
ばくろちょう《ばくろちやう》
	【馬喰町】
	◇[日]Bakurocho
	○(1)京都府京都市上京区(カミギョウク)にある地名。
	○(2)[交]⇒ばくろちょうえき(馬喰町駅)
	○(3)[古]東京都中央区日本橋馬喰町の古称。
	 ⇒にほんばしばくろちょう(日本橋馬喰町)
ばくろちょうえき《ばくろちやうえき》
	【馬喰町駅】
	○[交]東京都中央区日本橋馬喰町にある、JR総武本線の地下
	駅。
	 新日本橋駅と錦糸町(キンシチョウ)駅の間。
	◎都営地下鉄新宿線に馬喰横山駅がある。
はぐろまち
	【羽黒町】
	◇[日]Haguro Machi
	○山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の町。
はくわ
	【白話】
	◇[中]baihua
	○(1)中国で、文語文(文言)に対する一般大衆の口語。
	◎白話運動
	 白話小説:⇒はくわしょうせつ(白話小説)
	 白話文学:⇒はくわぶんがく(白話文学)
	○(2)虚言。
はくわしょうせつ《はくわせうせつ》
	【白話小説】
	◇[中]baihua xiaoshuo
	○[文]中国の口語(白話)で書かれた小説。
	 四大奇書の『三国志演義』・『西遊記』・『水滸伝(スイコデン)』
	・『金瓶梅(キンペイバイ)』・『紅楼夢(コウロウム)』など。
	 参照⇒こうろうむ(紅楼夢,紅樓夢)
はくわぶんがく
	【白話文学】
	◇[中]baihua wenxue
	○[文]中国の口語(白話)で書かれた近代文学。
	 1917年以降、アメリカに留学中の胡適(Hu Shi)(コ・テキ)らが中
	心となっておこした文学革命の一環で、従来の文語(文言)をや
	めて白語こそ近代文学の表現用具であることを主張した。
	 魯迅(Lu Xun)(ロ・ジン)の『狂人日記(Kuangren Riji)』・『阿
	Q正伝(A Q Zhengchuan)』など。
ぱくーん
	【パクーン】
	◇[英]puccoon/gromwell
	○(1)[植]北米産のムラサキソウ(紫草)。
	 参照⇒むらさきそう(ムラサキソウ,紫草)
	○(2)(1)またはブラッドルート(bloodroot)の根から製した赤
	い染料。
はげ
	【破夏】
	○[仏]外出しないで修行する安居(アンゴ)を中途でやめること。
	また、安居中の禁足を破って外出すること。
	◎「夏(ゲ)」は「夏安居(ゲアンゴ)」のこと。
	 参照⇒あんご(安居)
はげいとう
	【ハゲイトウ】
	【葉鶏頭】
	◇[学]Amaranthus tricolor
	○[植]アカザ目(Centrospermae)ヒユ科(Amaranthaceae)ヒユ属
	(Amaranthus)の一年草。熱帯アジア原産。
	 観賞用で花壇や庭園に植える。
	 茎の高さは90〜150センチメートル。葉は互生し、菱卵形や
	披針形、よじれたものなど変化が大きい。秋に葉が変色し、2
	色種(紅・紫、黄・緑)、3色種(紅・黄・緑)、4色種(紅・黄
	・緑・紫)がある。
	 夏から秋にかけ、茎頂付近の葉腋(ヨウエキ)に淡い緑色または淡
	い紅色の微小な花を密生。
	 「アマランサス([羅]Amaranthus)」,「アマランス([英]ama-
	ranth)」,「カマツカ(鎌柄)」とも呼ぶ。
	 雁が来るころに紅(アカ)くなることから漢名では「雁来紅(ガンラ
	イコウ)」と呼ぶ。
	◎季語は秋。
ばけがく
	【化学】
	○[俗][化]「化学(カガク)」を「科学」と区別する呼称。
	 ⇒かがく(化学)
★はげこう《はげこふ》
	【ハゲコウ】
	【禿鸛】
	○[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)コウノトリ科(Ciconiidae)
	の鳥のうち、頭頸部の皮膚が露出している一群の総称。
	〈ハゲコウ属(Leptoptilos)〉
	 アフリカハゲコウ(Leptoptilos crumeniferus)。
	 オオハゲコウLeptoptilos dubius)。
	 コハゲコウ(Leptoptilos javanicus)。
	〈ズグロハゲコウ属(Jabiru)〉
	 ズグロハゲコウ(Jabiru mycteria)。
ばけーしょん
	【バケーション】
	◇[米]vacation、[英]holidays
	○連続した比較的長い休暇。
	 フランス語で「バカンス(vacances)」とも呼ぶ。
	◎休日:⇒ほりでー(ホリデー)
はげたか
	【ハゲタカ】
	【禿鷹】
	◇[英]vulture
	○(1)[俗][鳥]ハゲワシ(禿鷲)の俗称。
	 ⇒はげわし(ハゲワシ,禿鷲)(1)
	○(2)[俗][鳥]コンドル([西]condor)の俗称。
	 ⇒[1]こんどる(コンドル)
はげちゃびん
	【禿げ茶瓶】
	○禿げ頭・薬缶頭(ヤカン・アタマ)。また、その人。
	 単に「茶瓶」とも、「茶瓶頭」,「金柑頭(キンカアタマ,キンカンアタマ)」,「賓
	頭盧(ビンズル)」とも呼ぶ。
	◎「土瓶(ドビン)、茶瓶、禿げ茶瓶」と憎まれ口を叩く
ばけつ
	【バケツ】
	◇[英]bucket(バケット)
	○水などを入れる鉉(ツル)がある桶(オケ)状の容器。
	 ブリキなどの金属製、合成樹脂製、帆布(ズック)製などがあ
	る。
	 参照⇒ばけつりれー(バケツリレー,バケツ・リレー)
	◎昭和中期ころまでは、授業中に騒いだり、宿題をして来なかっ
	た児童に対し、罰(バツ)として水を入れたバケツ二つを持たせ
	て廊下(メウカ)に立たせることもあった。
★ばけっと
	【バケット】
	◇[英]bucket
	○(1)⇒ばけつ(バケツ)
	○(2)土砂などをすくい取る容器。
ばげっと
	【バゲット】
	◇[フ]baguette
	○(1)[食]細長い棒状のフランスパン。
	 長さ約60〜70センチメートル。
	 参照⇒ふらんすぱん(フランスパン)
	○(2)細長く長方形にカットまたは磨(ミガ)いた宝石。
ばけつりれー
	【バケツリレー】
	【バケツ・リレー】
	◇[和製英語]bucket relay
	○火災の際の消火活動の一つ。
	 用水などと火元の間に大勢の人が一列に並び、複数の水の入っ
	たバケツを手渡しで一つづつ順々に火元に送り、また同様に空
	になったバケツを逆送すること。
	◎戦時中の防火訓練では避難訓練よりこの消火活動が優先され
	た。
はーげどーん
	【ハーゲドーン】
	◇[独]Hagedorn
	○[植](ドイツ語で)サンザシ(山査子)。
	 ⇒さんざし(サンザシ,山査子)
ばけねこ
	【化け猫】
	【化猫】
	○魔力を持った猫の妖怪。
	 人、特に女性に化けるという。
	 また、夜に火を落とした行灯(アンドン)の油を舐(ナ)めるという。
	 参照⇒ねこまた(猫股,猫又)
はーけぶす
	【ハーケブス】
	◇[英]harquebus
	○(英語で)火縄銃。
	 ⇒ひなわじゅう(火縄銃)
ばけふだ
	【化け札】
	【化札】
	○⇒わいるどかーど(ワイルドカード)(1)
はげやかん《はげやくわん》
	【禿げ薬缶】
	【禿薬缶】
	○⇒やかんあたま(薬缶頭)
ばげらっと
	【バゲラット】
	◇Bagar Hat/Bagarhat
	○(1)(Bagar Hat District)⇒ばげらっとけん(バゲラット県)
	○(2)バングラデシュ南西部、クルナ州(Khulna Division)中央
	部にあるバゲラット県の県都。
	 北緯22.66°、東経89.80°の地。
	 「クールナ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)4万4,500人。
	 2002(平成14)5万8,400人。
ばげらっとけん
	【バゲラット県】
	◇[英]Bagar Hat District/Bagarhat District
	○バングラデシュ南西部、クルナ州(Khulna Division)中央部
	の県。西部をクルナ県(Khulna District)に接する。
	 県都はバゲラット。
	〈面積〉
	 3,959平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)148万9,000人。
	 2002(平成14)181万9,900人。
★はげわし
	【ハゲワシ】
	【禿鷲】
	○(1)[鳥]ワシタカ目(Accipitriformes)ワシタカ科(Accipitr-
	idae)の大形猛禽の総称。
	 俗称は「ハゲタカ(禿鷹)」。
	 参照⇒[1]こんどる(コンドル)
	○(2)[古][鳥]クロハゲワシ([学]Aegypius monachus)の旧称。
★はけん
	【覇権】
	○(1)武力や権謀で他者を征服して勝ち得た権力。
	 「サプレマシー([英]supremacy)」とも呼ぶ。
	◎軍事覇権,経済覇権,金融覇権,覇権争い
	○(2)(転じて)競技などで優勝して得た栄誉や資格。
★はーけん
	【ハーケン】
	◇[独]Haken(釘)、[フ]piton(釘)、[英]piton
	○[運]岩登り用具の一つ。
	 「ピトン」とも呼ぶ。
	 参照⇒からびな(カラビナ)
はーげん
	【ハーゲン】
	◇Hagen
	○ドイツ西部、ルール地方東部のノルトライン・ベストファー
	レン州(Bundesland Nordrhein-Westfalen)中央部の都市。
	 北緯51.37°、東経7.46°の地。
	 ドルトムント(Dortmund)の南方、エッセン(Essen)の東南東
	に位置する。
	 ルール工業地帯の中心都市の一つ。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)23万1,840人。
	 1987(昭和62)20万9,363人。
	 1994(平成 6)21万4,880人。
	◎第二次世界大戦で荒廃したが、その後再建。
はーけんくろいつ
	【ハーケンクロイツ】
	◇[独]Hakenkreuz、[英]swastika(スワスティカ)/bent cross
	○ナチス・ドイツの鉤(カギ)十字章。
	 「鉤十字」,「逆さ卍(マンジ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうじか(十字架)
	◎もとはサンスクリット語の「スヴァスティカ」(svastika)で、
	「幸運・吉祥」を意味する。
	 有史以前からひろく宗教儀礼の象徴・装飾として用いられて
	いた。のちアーリア人種の印(シルシ)とされ、さらにヨーロッパ
	では反ユダヤ主義組織の旗印となり、ナチス党旗に採用された。
	 参照⇒なちすとうき(ナチス党旗),まんじ(卍)(1),だびでの
	ほし(ダビデの星)
ばーげんぐん
	【バーゲン郡】
	◇[英]Bergen County
	○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey 
	State)北東端の郡。北部・東部をニューヨーク州に隣接。
	 郡都はハッケンサック(Hackensack)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)84万4,741人。
	 1990(平成 2)82万5,380人。
	 2000(平成12)88万4,118人。
ばーけんちん
	【バーケンチン】
	◇[英]barkentine
	○[海]3〜5本マストの洋式帆船の一種。
	 最前部のマストのみが横帆(square sail)、その他のマスト
	には全て縦帆(fore-and-aft sail)を取り付けたもの。
	 「バーケンティン」,「バーカンチン(barkantine)」,「バーカン
	ティン」とも呼ぶ。
	◎前2本マストが横帆:⇒[3]ばーく(バーク)
ばーけんてぃん
	【バーケンティン】
	◇[英]barkentine
	○[海]⇒ばーけんちん(バーケンチン)
はーげんべっく
	【ハーゲンベック】
	◇Karl Hagenbeck(カール・ハーゲンベック)
	○[人]ドイツの動物学者・動物調教師(1844〜1913)。
	 1907(明治40)ハンブルク郊外にパノラマ式野外動物園を開設。
	 また、ハーゲンベック・サーカス団を組織して世界各地で興
	行(コウギョウ)。
はこ
	【箱】
	【函】
	【筥】
	【匣】
	【筐】
	○(1)物を納めておく器。多くは角型で蓋(フタ)がある。
	◎四角いものを筐(キョウ)(筺・篋)、円いものを筥(キョ)という。
	 英語では「ボックス(box)」、フランス語では「コフル(coffre)」。
	 参照⇒こふれ(コフレ)
	○(2)鉄道車両などの車室。また、牛車の屋形(ヤカタ)。
	○(3)⇒おはこ(十八番)
	○(4)三味線を入れる箱、転じて三味線。また、芸者に従って
	三味線を入れた箱を持ち行く男。
	 「はこや(箱屋)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あげばこ(揚箱)
	○(5)厠(カワヤ)に置いて大便を受ける箱、便器。
	 「おまる」,「おかわ」とも呼ぶ。
	 転じて大便。
	○(6)[助数詞]箱に入れた物を、箱単位で数える時に使用。
	 参照⇒かーとん(カートン)
ばごー
	【バゴー】
	◇Bago
	○(1)(Bago Division)⇒ばごーかんく(バゴー管区)
	○(2)ミャンマー(旧ビルマ)中南部、バゴー管区(県)南部の行
	政所在地(県都)。イラワジ川下流のデルタ地帯の古都・米作の
	中心地。
	 首都ヤンゴン(Yangon)の北東方に位置し、北方のマンダレー
	(Mandalay)や南方のモーラミャイン(Mawlamyine)への鉄道の分
	岐点。
	 シュウェモードーの大仏塔(Shwemawdaw Pagoda)や寝釈迦像
	(身長54メートル)など仏教遺跡が多い。
	 旧称は「ペグー(Pegu,白古)」。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)15万0,528人。
	◎ 825(天長 2)モン族によって建設。
	 ペグー王朝(Pegu Dynasty)(1287〜1539)の首都。
	 トゥングー王朝(Taungu Dynasty)(1531〜1752)のダビンシュ
	ウェティ(Tabin Shwehti)(?〜1550)が1539(天文 8)ペグーに
	遷都し、1555(天文24)内陸のアバ(Ava)に遷都。
	○(3)[地](Bago Mountains)⇒ばごーさんみゃく(バゴー山脈)
はこいしはまいせき《はこいしはまゐせき》
	【函石浜遺跡】
	○[歴]京都府熊野郡(クマノグン)久美浜町(クミハマチョウ)の海岸砂丘に
	散在する、弥生時代中期の遺跡。指定史跡。
	 AD.  14、新の王莽(オウ・モウ)のときに鋳造された貨泉(カセン)が
	出土し、大陸との関係が裏付けられた。
★はごいた
	【羽子板】
	○(1)
	◎遊び:⇒おいばね(追羽根,追い羽根)
	 羽根の黒い球はムクロジ(無患子)の実。
	 「邪気をはね(羽根)る」として、女の子の生れた家庭に贈る習
	慣がある。
	○(2)[俗][食]肩肉。
	 ⇒しょるだー(ショルダー)(3)
はこう《はかう》
	【跛行】
	◇[中]boxing
	○(1)びっこをひいて行くこと。
	 参照⇒ちんば(跛)(2)
	◎間欠性跛行
	○(2)物事の釣合がとれていないこと。順調でないこと。
	 参照⇒ちんば(跛)(3)
	◎跛行経済
ばこう《ばかう》
	【馬耕】
	○(1)[農]ウマ(馬)を使って田畑を耕(タガヤ)すこと。
	 参照⇒かんでんばこう(乾田馬耕)
	○(2)[農]春先、ウマにスキ(犁)を引かせて田を起こすこと。
	◎春の季語。
はこがい《はこがひ》
	【箱買い】
	◇[日]hakogai/hako-gai
	○[社](菓子などの)主に小さな商品を箱単位で大量にまとめ買
	いすること。
	 参照⇒おとながい(大人買い)
はこかなぐ
	【箱金具】
	◇[日]hakokanagu/hako-kanagu
	○[建]⇒はこかなもの(箱金物)
はこかなもの
	【箱金物】
	◇[日]hakokanamono/hako-kanamono
	○[建]細長い鉄板をコの字形に曲げたもの。
	 柱と土台・梁(ハリ)、小屋組(コヤグミ)の束(ツカ)と梁など、T字
	形に交差する接合部を覆(オオ)い、引き抜き方向を補強する。
	 「箱金具」,「まきかなもの(巻き金物,巻金物)」,「まきかなぐ
	(巻き金具,巻金具)」とも呼ぶ。
はこがめ
	【ハコガメ】
	【箱亀】
	◇[日]hakogame/hako-game
	○[爬]カメ目(Testudines)イシガメ科(Geoemydidae)ハコガメ
	属(Cuora)の一群の総称。
	 腹側の甲羅(コウラ)に蝶番(チョウツガイ)があり、頭や四肢を甲羅に
	隠したあとで開口部に蓋(フタ)をすることができる。
	 多くは陸生で、一部淡水生。
	 八重山諸島にはセマルハコガメ(背丸箱亀)が生息。
ばごーかんく《ばごーくわんく》
	【バゴー管区】
	◇[英]Bago Division
	○ミャンマー(旧ビルマ)中南部の管区。
	 行政所在地はバゴー。
	 「バゴー県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 3万9,404平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)379万9,800人。
	 2000(平成12)509万9,000人。
はこげた
	【箱下駄】
	○[服]雪下駄の一種。
	 新潟県上越地方で用いられている、長方形のもの。
	 台前方が厚くて前歯がなく、後歯は刳り歯(クリバ)になって、
	雪が落ち易いようになっている。
	 滑り止めの金具が打ってあり、また全体に前傾しているので
	体重を前にして滑らないように歩ける。
	 爪皮(ツマカワ)(爪掛け)が付いていて、鼻緒(ハナオ)が濡れない工
	夫もされている。
	 参照⇒ゆきげた(雪下駄)
ばごーけん
	【バゴー県】
	◇[英]Bago Division
	○⇒ばごーかんく(バゴー管区)
はこざき
	【箱崎】
	◇[日]Hakozaki
	○(1)福岡県福岡市東区の地名。
	 筥崎宮(ハコザキグウ)がある。
	 参照⇒はこざきぐう(筥崎宮)
	◎1910(明治43)九州帝国大学、設置。
	○(2)東京都中央区日本橋箱崎町(ニホンバシハコザキチョウ)の略称。
	◎箱崎インターチェンジ
はこざききゅうだいまええき《はこざききうだいまへえき》
	【箱崎九大前駅】
	○[交]福岡県福岡市東区箱崎にある、福岡市地下鉄箱崎線の駅。
	 箱崎宮前(ハコザキミヤマエ)駅と貝塚(カイヅカ)駅の間。
はこざきぐう
	【筥崎宮】
	○福岡県福岡市東区箱崎1丁目にある神社。元官幣大社。
	 祭神は応神天皇(主神)・神功皇后・玉依姫命。
	 正月三日に雌雄2個の玉をせり合う玉取祭は九州三大祭・博
	多三大祭の一つ。
	 放生会にはチャンポンと呼ばれるビードロがお札所で売られ
	る。
	 旧称は「筥崎八幡宮」。
	 「はこざきのみや(筥崎の宮)」とも呼ぶ。
	◎筑前国一の宮。
はこざきのみや
	【筥崎の宮】
	【筥崎宮】
	○⇒はこざきぐう(筥崎宮)
★ばごーさんみゃく
	【バゴー山脈】
	◇[英]Bago Mountains
	○[地]
	 旧称は「ペグー山脈(Pegu Mountains)」。
はこずし
	【箱鮨】
	○[食]方形の木枠に酢飯(スメシ)(鮨飯)を詰め、その上に魚介類
	や卵焼などの種(タネ)(具)を並べ、押し蓋(ブタ)で押し固めた関
	西風の鮨。
	 種は焼き物・煮物・酢の物で、生ものは使用しない。
	 木枠は二寸六分(8センチメートル弱)で、鮨は切って出す。
	 「おしずし(押し鮨,押鮨)」,「大阪鮨(オオサカズシ)」とも呼ぶ。
★はこせこ
	【筥迫】
	【函狭子】
	○[服]和装で用いる箱型の紙入れ。
はこぜん
	【箱膳】
	○奉公人などが各自の食器を入れておく箱。食事の時は箱の蓋
	(フタ)を膳として用いる。
	 「きりだめ(切り溜め,切溜)」とも呼ぶ。
	◎食べた食器は最後に湯や茶でゆすいで飲み、原則として洗わ
	ない。
はこぞり
	【箱ゾリ】
	【箱橇】
	○乳母車(ウバグルマ)に似た箱型のソリ。
	 雪道で幼児や荷物を載せ、人が押して運搬するもの。
★ぱごだ
	【パゴダ】
	◇pagoda
	○[仏]東南アジアの石造りの仏塔。
ぱごだいと
	【パゴダイト】
	◇[英]pagodite
	○[鉱]⇒ろうせき(ロウセキ,ロウ石,蝋石)
はこだてし
	【函館市】
	◇[日]Hakodate Shi
	○北海道南西部、渡島半島(オシマハントウ)南端の市。函館湾の港湾
	都市。
	 渡島支庁所在地。
	 日乃出町(ヒノデチョウ)に「哀愁テーマパーク啄木浪漫館」・「土方
	歳三函館記念館(啄木浪漫館1階)」がある。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)255平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)30万7,000人。
	 1980(昭和55)32万0,152人。
	◎1934. 3.21(昭和 9)函館大火。焼失2万2,600戸、死者650人、
	被災者約10万人。
	 1973(昭和48)北部の亀田市を編入。
	 2003.12. 1(平成15)五稜郭公園近くの五稜郭タワーで土方歳
	三の銅像の除幕新が行われる。
	 2004.12. 1(平成16)亀田郡(カメダグン)の戸井町(トイチョウ)・恵山
	町(エサンチョウ)・椴法華村(トドホッケムラ)と、茅部郡(カヤベグン)の南茅
	部町(ミナミカヤベチョウ)の3町1村を編入。
	◎早くから港町として栄え、松前(マツマエ)・江差(エサシ)とともに
	蝦夷三港(エゾサンミナト)と呼ばれた。
	 もと江戸幕府の直轄領で、明治維新前は「箱館」を用いていた。
はこだてしちょう《はこだてしちやう》
	【函館支庁】
	◇[日]Hakodate Shicho
	○[古]⇒おしましちょう(渡島支庁)
はこだてせんそう《はこだてせんさう》
	【箱館戦争】
	【函館戦争】
	○[歴]⇒ごりょうかくのたたかい(五稜郭の戦い)
はこだてのひと
	【函館の女】
	○[楽]星野哲郎作詞、島津伸男作曲の歌謡曲。
	 歌は北島三郎。
	◎1965.12.(昭和40)レコード発売。
ぱこっく
	【パコック】
	◇Pokokku
	○ミャンマー(旧称ビルマ)西部、マグウェ管区(Magwe Divi-
	sion)北東部の都市。
	 北緯21.33°、東経95.09°の地。
	 イラワジ川(the Irrawaddy River)の西岸。
	〈人口〉
	 1983(昭和58) 7万1,900人。
	 1993(平成 5) 9万4,800人。
	 2004(平成16)11万2,500人。
★はこつさいぼう《はこつさいばう》
	【破骨細胞】
	◇[英]osteoclast
	○[生]骨の新陳代謝で、骨を吸収する細胞。
	 「オステオクラスト」とも呼ぶ。
	 ⇔こつがさいぼう(骨芽細胞)
	 参照⇒こつそしょうしょう(骨粗しょう症,骨粗鬆症),はしさ
	いぼう(破歯細胞)
★ばーこーど
	【バーコード】
	◇[英]bar code
	○[計]太さや間隔が異なる縦棒の並びで、合わせて英字・数字
	などを表現する符号。
	 縦棒の長さは、原則として無意味。
	◎JAN(Japanese article number):JISで採用している
	食品・雑貨商品用バーコード。EANのサブセット(部分集合)。
	 EAN(European article number):ヨーロッパで採用して
	いる食品・雑貨商品用バーコード。日本やオーストラリアも加
	盟。
	 UPC(Universal Product Code):アメリカ・カナダ共通の
	食品・雑貨商品用バーコード。
	 WPC(World Product Code):国際製品コード。UPCに国
	別のコードを付加したもの。
ばこにゅさんち
	【バコニュ山地】
	◇[英]Bakony Mountain Mass、[独]Bakonyer Wald
	○[地]ハンガリー中西部、キシュアルフェルド(Kisalfoeld)南
	部とバラトン湖([英]Lake Balaton)北部との間を南西から北東
	に走る山地。全長110キロメートル。
	 最高峰はコリシュ山([英]Mount Koris)(704メートル)。
	 参照⇒ばらとんこ(バラトン湖)
はこね
	【箱根】
	◇[日]Hakone
	○(1)[地]⇒はこねやま(箱根山)
	○(2)⇒はこねまち(箱根町)
はこねえきでん
	【箱根駅伝】
	○[運]東京の有楽町〜神奈川の箱根小学校間の往復の10区間約
	200キロ・2日間で行われる駅伝競争。
	 参照⇒えきでんきょうそう(駅伝競走)
	◎1920(大正 9)金栗四三(日本初の五輪マラソン選手)らの発案
	で、「アメリカ大陸横断」の選手選考会として開催。
	 第1回は2月14・15日に、明治大学・東京高等師範・早稲田
	大学・慶応大学の4校で行われ、15時間5分16秒で東京高等師
	範が優勝。
	 1987(昭和62)テレビの生中継が開始。
はこねがさきえき
	【箱根ヶ崎駅】
	○[交]東京都西多摩郡(ニシタマグン)瑞穂町(ミズホマチ)箱根ヶ崎にあ
	るJR八高線(ハチコウセン)の駅。
	 東福生(ヒガシフッサ)駅(福生市)と金子(カネコ)駅(埼玉県入間市)の
	間。
はこねざいく
	【箱根細工】
	○箱根・小田原付近で土産物として作られている木工細工。
	 木材の天然の色を生かした寄せ木・象眼(ゾウガン)や挽き物・
	組み木など。
	◎ロシアのマトリョーシカも、箱根細工の入れ子人形が基になっ
	ているといわれる。
はこねざくら
	【ハコネザクラ】
	【箱根桜】
	○[植]マメザクラ(豆桜)の別称。
	 ⇒まめざくら(マメザクラ,豆桜)
はこねしちとう《はこねしちたう》
	【箱根七湯】
	○神奈川県の箱根温泉郷にある湯本(ユモト)・塔ノ沢(トウノサワ)・宮
	ノ下(ミヤノシタ)・底倉(ソコクラ)・堂ヶ島(ドウガシマ)・木賀(キガ)・芦
	ノ湯(アシノユ)の7温泉。
	 木賀の代りに姥子(ウバコ)とすることもある。
★はこねとざんけーぶる
	【箱根登山ケーブル】
	○[交]
	 強羅(ゴウラ)駅で箱根登山鉄道に、早雲山(ソウウンザン)駅で箱根
	ロープウェイに連絡。
	〈停車駅〉
	 強羅駅・公園下駅・公園上駅・中強羅駅・上強羅駅・早雲山
	駅。
★はこねとざんてつどう《はこねとざんてつだう》
	【箱根登山鉄道】
	○[交]
	 小田原駅でJR東海道本線・小田原線・伊豆箱根鉄道大雄山
	線に、強羅(ゴウラ)駅で箱根登山ケーブルに連絡。
	〈停車駅〉
	 小田原駅・箱根板橋駅・風祭駅・入生田駅・箱根湯本駅・塔
	ノ沢(トウノサワ)駅・大平台(オオヒラダイ)駅・宮ノ下(ミヤノシタ)駅・小涌
	谷(コワクダニ)駅・彫刻の森駅・強羅駅。
	◎1919. 6. 1(大正 8)箱根湯本駅〜強羅駅、開通。
はこねはちり
	【箱根八里】
	○[楽]鳥居忱(マコト)作詞、滝廉太郎作曲の中学唱歌。
	 「箱根の山は天下の険(ケン)/函谷関(カンコクカン)も物ならず」と謳
	(ウタ)われている。
	◎1901. 3.(明治34)。
はこねまち
	【箱根町】
	◇[日]Hakone Machi
	○神奈川県南西部、足柄下郡(アシガラシモグン)の町。
	 参照⇒はこねしちとう(箱根七湯)
はこねまるさんせい
	【箱根丸V世】
	○[海]日本初のコンテナ船。
	◎1968. 8.27(昭和43)三菱重工業(株)から日本郵船(株)に引き
	渡され、同年9月1日北米航路に就航。
★はこねやま
	【箱根山】
	◇[日]Hakone Yama
	○(1)[地]神奈川県と静岡県にまたがる火山。主峰の神山(カミヤマ)
	は標高1,438メートル。
	 「函嶺(カンレイ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おおわくだに(大涌谷)(1),せんごくはら(仙石原)
	◎駒ヶ岳:1,327メートル。
	 台ヶ岳:1,044.5メートル。
	○(2)東京都新宿区戸山2丁目の戸山公園にある築山。標高44.6
	メートル。
	 もと尾張家第二代藩主の徳川光友が創設した下屋敷の戸山園
	に東海道五十三次の道と風景を模して庭園が造られた中の一つ。
	道には並木があり、宿場にはお茶汲(ク)み女も置いたという。
	 参照⇒とやまがはら(戸山ヶ原)
はこねゆもとえき
	【箱根湯本駅】
	○[交]神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)湯本にあ
	る、箱根登山鉄道の駅。
	 入生田(イリウダ)駅(小田原市)と塔ノ沢(トウノサワ)駅の間。
	 参照⇒ゆもとおんせん(湯本温泉)
	◎JR常磐線には湯本駅(福島県)、JR美称線には長門湯本駅
	(山口県)がある。
	 野岩鉄道には川治湯元駅(栃木県)がある。
ぱごぱご
	【パゴパゴ】
	◇PagoPago
	○南太平洋、サモア諸島(Samoa Islands)東部にあるアメリカ
	領東サモア(American Samoa)の行政所在地。港湾・観光都市。
	 ツツイラ島(Tutuila Island)中央部に位置する。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)3,519人。
ぱごふぁぎあ
	【パゴファギア】
	◇[英]pagophagia
	○[病]氷を好んで食べる異食症。
	 参照⇒いしょくしょう(異食症)
★はこふぐ
	【ハコフグ】
	【箱河豚】
	◇[英]boxfish
	○(1)[魚]フグ目(Tetraodontiformes)ハコフグ科(Ostraciidae)
	の海魚の総称。
	〈6属〉
	 <1>ハコフグ属(Ostracion)。
	 <2>ラクダハコフグ属(Tetrosomus)。
	 <3>コンゴウフグ属(Lactoria)。
	 <4>ツノハコフグ属(Acanthostracion)。
	 <5>ラクトフリス属(Lactophrys)。
	 <6>パラカントストラキオン属(Paracanthostracion)。
	○(2)[魚]([学]Ostracion immaculatus)(1)の一種。
	 皮は有毒。
★はこぶね
	【箱舟】
	【方舟】
	○(1)
	○(2)[宗]⇒のあのはこぶね(ノアの方舟)
★はこべ
	【ハコベ】
	【繁縷】
	◇[学]Stellaria media
	○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)ナデシコ科(Caryophylla-
	ceae)ハコベ属(Stellaria)の越年草。春の七草の一つ。
	 「ハコベラ(繁縷)」とも呼ぶ。
はこべら
	【ハコベラ】
	【繁縷】
	○[植]⇒はこべ(ハコベ,繁縷)
はごぼう《はごばう》
	【葉ごぼう】
	【葉牛蒡】
	○[農][食]⇒わかごぼう(若ごぼう,若牛蒡)
はこまくら
	【箱枕】
	○木箱の台の上に括(クク)り枕をのせた枕。
	 箱の部分は物入れになっているものもある。
	 「木枕(キマクラ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒くくりまくら(括り枕)
ぱこむ
	【パコム】
	【PACOM】
	◇[英]the United States Pacific Command/the US Pacific 
	Command
	○[軍]⇒たいへいようぐん(太平洋軍)
はこめがね
	【箱眼鏡】
	【箱メガネ】
	○四角や丸の筒(ツツ)の底にガラスまたは凸(トツ)レンズをはめた
	眼鏡。
	 小舟などから水中を透視し、モリ(銛)などで漁をするのに用
	いる。
ぱーごら
	【パーゴラ】
	◇[英]pergola
	○[建]日陰棚の一種。
	 洋風の庭や建物の軒先(ノキサキ)に木材などで格子状に組んだ棚
	で、バラや藤(フジ)などツル性の木を絡ませる。
	 「蔓棚(ツルダナ)」,「緑廊(リョクロウ)」とも呼ぶ。
ぱーこれーたー
	【パーコレーター】
	◇[英]percolator
	○(1)濾過器(ロカキ)。
	○(2)[食]特に、濾過器のついたコーヒー沸かし。
ばころど
	【バコロド】
	◇Bacolod
	○フィリピン中部、ビサヤ諸島(Visayan Islands)西部のネグ
	ロス島(Negros Island)西岸にあるネグロスオクシデンタル州
	(Negros Occidental Province)の州都。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)36万4,000人(推計)。
はごろも
	【羽衣】
	○[楽]葛原しげる作曲、梁田貞(ヤナダ・タダシ)作詞の童謡。
はごろもかんらん
	【ハゴロモカンラン】
	【羽衣甘藍】
	○[農]⇒けーる(ケール)
ばごんり
	【バゴンリ】
	◇[フ]wagon-lit、[英]wagon-lit(ヴァゴンリ)/sleeping car
	○[交](ヨーロッパ大陸の)鉄道寝台車。 
	 「ヴァゴンリ」とも、日本式訛(ナマ)りで「ワゴンリ」とも呼ぶ。
★はさ
	【稲架】
	○[農]木や竹を組み、刈(カ)ったイネ(稲)などを乗せて乾燥さ
	せるもの。
	 下段から上段へ順に掛けて行く。
	 イネなら、10〜15日くらい天日干しにする。
	◎秋の季語。
はざー
	【ハザー】
	◇[英]huzzah/huzza
	○歓呼(カンコ)の声。
	 ⇒[1]ふらー(フラー)
ばさー
	【バサー】
	◇[独]Wasser(ヴァサー)
	○(ドイツ語で)水。
	 ⇒みず(水)
[1]ばーさ
	【バーサ】
	◇[英]bertha
	○[服]婦人服の飾り襟(エリ)の一種。
	 肩まで覆うケープ状のもので、主に白いレースで作られる。
	 参照⇒[3]けーぷ(ケープ),かられっと(カラレット)
	◎フランク王ピピン(Pippin)の妻バーサ(Bertha)に因(チナ)む。
[2]ばーさ
	【バーサ】
	◇[英]Bertha
	○(1)[人]英語圏の女性名。
	○(2)[人]フランク王ピピン三世(Pippin III)の妻(?〜 783)。
	 参照⇒[1]ばーさ(バーサ),ぴぴんさんせい(ピピン三世,ピピ
	ン3世)
[3]ばーさ
	【バーサ】
	◇Bhasa
	○[人]3世紀ころのインドの劇作家。生没年未詳。
	 サンスクリット古典劇の開拓者で、5世紀のカーリダーサ
	(Kalidasa)に影響を与える。
	 代表作は『スバプナバーサバダッター(Svapna-vasavadatta)
	(バーサバダッターの夢)』。
ばざー
	【バザー】
	◇[英]bazaar
	○(1)慈善事業・社会事業の団体・教会・学校・病院などが活
	動資金を得るために行う慈善市。
	○(2)[経]⇒ばざーる(バザール)(2)
ぱさ
	【パサ】
	◇[西]pasa
	○[食](スペイン語で)干しブドウ。
	 ⇒ほしぶどう(干しブドウ,干し葡萄,干葡萄,乾し葡萄,乾葡
	萄)
ぱーさー
	【パーサー】
	◇[英]purser
	○[空]旅客機の客室乗務員の長。
	 参照⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
ぱさい
	【パサイ】
	◇[英]Pasay Chartered city
	○フィリピンのルソン島、マニラ首都圏南方にある市。マニラ
	湾(Manila Bay)に面する。
★はさいたい
	【破砕帯】
	◇[英]fracture zone
	○[地]断層が生じる際に、断層に沿ってまたは枝分かれして岩
	石が破壊された帯状の部分。
	 一定方向に何帯も生じ、また大規模な断層には大規模な破砕
	帯が生じる。
ぱさいっくぐん
	【パサイック郡】
	◇[英]Passaic County
	○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey 
	State)北東部の郡。北東部をニューヨーク州に隣接。
	 郡都はパターソン(Paterson)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)44万7,785人。
	 1990(平成 2)45万3,060人。
	 2000(平成12)48万9,049人。
ばさえふ
	【バサエフ】
	◇Shamil Basayev(シャミル・バサエフ)
	○[人]チェチェン独立を求めるイスラム武装集団の最強硬派の
	指導者(野戦司令官)(1965〜)。チェチェン生れ。
	 アフガニスタンでテロ訓練を受ける。
	 参照⇒いすらんぶりりょだん(イスランブリ旅団)
	〈バサエフ派関与の事件〉
	 1995(平成 7)ロシア南部の病院占拠事件。
	 2002.10.(平成14)モスクワの劇場占拠事件。
	 2003. 7.(平成15)野外コンサート会場での自爆テロ。
	 2004. 5.29(平成16)カディロフ・チェチェン大統領暗殺事件。
	 2004. 6.(平成16)イングーシ共和国の内務省を襲撃。
	 2004. 8.(平成16)ロシア旅客機2機同時爆破テロ。
	 2004. 9.(平成16)北オセチア共和国の学校占拠事件。
はざお《はざを》
	【歯竿】
	◇[英]rack
	○[機]⇒[1]らっく(ラック)(2)
はさか
	【ハサカ】
	◇al Hasakah
	○(1)(Muhafazat al Hasakah)⇒はさかしゅう(ハサカ州)
	○(2)西アジア、シリア・アラブ共和国北東部のハサカ州中央
	部にある州都。
	〈人口〉
	 1992(平成 4)10万6,000人(推計)。
ばーさーかー
	【バーサーカー】
	◇Berserker
	○[北欧神話]熊の毛皮をまとった戦士。
	 戦いに臨むと狂暴になり無敵の強さを示したという。
	◎古代北欧語の"bera(熊)"と"serkr(シャツ)"から。
はさかしゅう《はさかしう》
	【ハサカ州】
	◇Muhafazat al Hasakah、[英]Hasakah Province
	○西アジア、シリア・アラブ共和国北東部の州。北部をトルコ、
	東部をイラクに隣接。
	 州都はハサカ。
	〈面積〉
	 2万3,334平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)127万5,118人(9月22日現在)。
はさきまち
	【波崎町】
	◇[日]Hasaki Machi
	○[古]茨城県南部、鹿島郡(カシマグン)南東端の町。東部を太平洋
	の鹿島灘に面し、西部を千葉県に隣接。
	〈面積〉
	 68.28平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)3万9,051人。
	◎1928(昭和 3)町制施行。
	 1939. 7.(昭和14)若松村砂山(現:波崎工業団地)で海軍技術
	研究所、毒ガス弾発射実験を実施。
	 1955(昭和30)矢田部村を編入。
	 1956(昭和31)若松村の一部を編入。
	 2005. 8. 1(平成17)神栖町(カミスマチ)に編入して市制施行し、
	神栖市となる。
ばさし
	【馬刺し】
	○[食]馬肉(桜肉)の刺身。
	 ウマの体温は約度と他の哺乳類に比べて高く、寄生虫が少な
	いため安全とされる。
	 本場は熊本県。
ぱさーじゅ
	【パサージュ】
	◇[フ]passage
	○(1)小道・通路。横断。
	 「パッサージュ」とも呼ぶ。
	○(2)[建]19世紀から20世紀初頭に流行した、アーチ状のガラ
	ス天井をもつアーケード(arcade)(商店街)。
	 デパートの出現で衰退した。
	 「パッサージュ」とも呼ぶ。
	○(3)[運]馬術で、歩幅が小さくリズミカルな歩調。
	 ウォーク(並足)からトロット(速足)、またはトロットからウォ
	ークに移る際の小走り。
	 「パッサージュ」とも呼ぶ。
	 参照⇒うぉーく(ウォーク)(2),とろっと(トロット)(1)
ばーさす
	【バーサス】
	◇[羅]versus
	○[前置詞]⇒ぶいえす(vs.)
はさっぷ
	【ハサップ】
	【HACCP】
	◇[英]Hazard Analysis Critical Control Point
	○[食]危険度分析に基づく重点衛生管理方式。
	 食中毒の原因となる菌や化学物質が、食品の製造過程のどの
	段階で混入する危険性が高いのかを事前に分析し、監視するポ
	イントを定めてチェックするシステム。
	 「ハセップ(HACCP)」とも呼ぶ。
	◎1995(平成 7)改正された食品衛生法で採用。
	 NASA(米航空宇宙局)での宇宙食の製造・品質管理の高い
	安全性を保証する方式として確立したプログラムを真似たもの。
ばーさてぃりてぃー
	【バーサティリティー】
	◇[英]versatility 
	○(1)多才・多芸・多能。
	○(2)用途の広さ・万能。
ぱさでな
	【パサデナ】
	◇Pasadena
	○(1)アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)南東部、
	ハリス郡(Harris County)南東部の都市。
	 北緯29.66°、西経95.15°の地。
	〈面積〉
	 115.3平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)11万9,363人。
	 2000(平成12)14万1,674人。
	○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California 
	State)南部のロスアンゼルス郡(Los Angeles County)の都市。
	 北緯34.16°、西経118.14°の地。
	 郡都ロスアンゼルス(Los Angels)の北東方。
	 ローズボウル・スタジアム(Rose Bowl Stadium)がある。
	 ジェット推進研究所(JPL)がある。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)13万1,591人。
	 2000(平成12)13万4,018人。
はざーど
	【ハザード】
	◇[英]hazard
	○(1)(偶然に左右される)危険・冒険。
	 参照⇒はざーどまっぷ(ハザードマップ)
	◎ディザスター(disaster):災害。
	○(2)[運]ゴルフ場のコース内に設けた障害物。
	 バンカー(bunker)やウオーターハザードなどの総称。
	 参照⇒[2]ばんかー(バンカー)(2)
ぱさーと
	【パサート】
	◇[登録商標]PASSAT
	○[交]ドイツのフォルクスワーゲン社の中型高級車。
	◎2001.10.(平成13)日本国内、販売。
ぱさーど
	【パサード】
	◇[フ]passade
	○[運]ドレサージュ(dressage)の一種。
	 極狭い場所を行き来しながら繰り返し回ること。
	 「パッサード」,「回転歩」とも呼ぶ。
はざーどまっぷ
	【ハザードマップ】
	◇[英]hazard map
	○(1)[社]災害予測地図。
	 地震・火山噴火・洪水などの災害発生を想定した、被害状況
	を示す地図。
	○(2)[社](転じて)緊急避難地図。
	 自治体などが避難命令を発令した際に、避難先とその経路を
	示している地図。
はざーどらんぷ
	【ハザードランプ】
	【ハザード・ランプ】
	◇[英]hazard lamp
	○[交]自動車の緊急警告灯。
	 車体の前後・左右4ヶ所の非常用のランプが同時点滅するも
	の。
	 高速道路で故障して停車した時などに使用するほか、運転中
	のドライバー同士で渋滞や検問などの合図にも使用されている。
	◎1969(昭和44)義務化。
はさびゅると
	【ハサビュルト】
	◇Khasavyurt
	○⇒はさぶゆると(ハサブユルト)
はさびゅるとごうい《はさびゆるとがふい》
	【ハサビュルト合意】
	◇[英]Khasavyurt Accord
	○[歴]⇒はさぶゆるとごうい(ハサブユルト合意)
はざふぉんちく
	【ハザフォン地区】
	◇[ヘブライ語]Mehoz Hazafon/Mehoz HaZafon、[英]Hazafon 
	District/Northern District
	○イスラエル北部の地区。北部をレバノン、東部をシリア、南
	東部をヨルダンに隣接し、北西部を地中海に面する。
	 行政所在地はナザレ(Nazareth)。
はさぶゆると
	【ハサブユルト】
	◇Khasavyurt
	○ロシア連邦南西部、ダゲスタン共和国(Respublika Dagestan)
	中西部の都市。
	 チェチェン共和国との国境に近い。
	 「ハサビュルト」とも呼ぶ。
	 参照⇒はさぶゆるとごうい(ハサブユルト合意)
	◎「ユルト(yurt)」は「故郷・場所」の意味。
	 参照⇒[2]げる(ゲル)
はさぶゆるとごうい《はさぶゆるとがふい》
	【ハサブユルト合意】
	◇[英]Khasavyurt Accord
	○[歴]第一次チェチェン紛争に対するチェチェン共和国とロシ
	ア連邦の停戦合意。
	 1993(平成 5)チェチェンでドゥダーエフ派とその反対派が対
	立してチェチェン紛争が起き、1994.12.(平成 6)ロシアが武力
	介入し、1996. 4.(平成 8)ドゥダーエフ大統領が戦死。
	 1996. 5.(平成 8)ロシアのエリツィン大統領がチェチェンを
	訪問し、後継のヤンダルビエフ大統領代行らと停戦を交渉。停
	戦と独立問題の5年間凍結で合意し、同年 8. 1調印。
	 捕虜交換が行われ、1997. 1. 5(平成 9)ロシア軍の撤退が完
	了。
	 「ハサビュルト合意」とも呼ぶ。
★はざま
	【ハザマ】
	○[経][建]ゼネコン(総合建設会社)の準大手の一社。
	 本社は東京。
★はざま
	【狭間】
	【迫間】
	【間】
	○()
	○()城壁などに設けた穴。
	 ⇒さま(狭間)(1)
	○()
はさまえき
	【飯山満駅】
	○[交]千葉県船橋市飯山満町(ハサマチョウ)にある、東葉高速鉄道の
	駅。
	 東海神(ヒガシカイジン)駅と北習志野(キタナラシノ)駅の間。
はざまえき
	【狭間駅】
	○[交]東京都八王子市東浅川町(ヒガシアサカワマチ)にある、京王高尾
	線の駅。
	 めじろ台駅と高尾(タカオ)駅の間。
はさまちょう《はさまちやう》
	【迫町】
	◇[日]Hasama Cho
	○[古]宮城県北東部、登米郡(トメグン)西部の町。
	◎2005. 4. 1(平成17)郡全8町と本吉郡(モトヨシグン)津山町(ツヤマチョ
	ウ)の9町が合併して登米市を発足。
	◎大分県大分郡(オオイタグン)には挟間町(ハサママチ)がある。
	 宮城県栗原郡(クリハラグン)には一迫町(イチハサマチョウ)があった。
はさままち
	【挾間町】
	◇[日]Hasama Machi
	○大分県中央部、大分郡(オオイタグン)の町。
	◎宮城県登米郡(トメグン)には迫町(ハサマチョウ)があった。
★はさみ
	【鋏】
	【剪刀】
	◇[英]scissors(シザーズ)
	○(1)金属製の2枚の刃を合せて薄い物をはさみ切る道具。
	 一般の刃の合せと逆になった左利き用のハサミもある。
	 「せんとう(剪刀)」とも呼ぶ。
	 参照⇒にぎりばさみ(握り鋏)
	◎裏刃(内刃):⇒うらば(裏刃)
	 表刃(外刃):⇒おもてば(表刃)
	 小刃(コバ):⇒こば(小刃)
	 かしめ:⇒かしめ(かしめ,加締め)(3)
	○(2)[交]切符などに穴を開ける道具。
	○(3)ジャンケンで、二本の指を伸ばした形。チョキ。
	 通常は人差し指と中指を伸ばしてハサミを作るが、親指と人
	差し指を伸ばしてもよい。
	 「かみ(紙,パー)」に勝ち、「いし(石,グー)」に負ける。
	 参照⇒じゃんけん(じゃんけん,ジャンケン,じゃん拳)
	○(4)[動]⇒はさみ(鉗,螯)
はさみ
	【鉗】
	【螯】
	○[動]節足動物のカニ(蟹)・サソリ(蠍)などの、前脚が発達し
	てハサミ状になった部分。
	 参照⇒きーら(キーラ)
はさみちょう《はさみちやう》
	【波佐見町】
	◇[日]Hasami Cho
	○長崎県東部、東彼杵郡(ヒガシソノギグン)の町。西部を佐世保市、
	南部を川棚町(カワタナチョウ)に接し、北部・東部を佐賀県に隣接。
	 波佐見焼で知られる。
	〈面積〉
	 55.97平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万5,462人。
	◎1956(昭和31)上波佐見町と下波佐見村が合併して発足。
	◎かつて波佐見焼は積出港(駅)の名から伊万里焼・有田焼とし
	て出荷されていた。
はざら
	【ハザラ】
	◇Hazara
	○(1)⇒はざらじん(ハザラ人)
	○(2)(Hazara Division)⇒はざらけん(ハザラ県)
	○(3)[古](Hazara District)⇒はざらちく(ハザラ地区)
ばさら
	【バサラ】
	◇[登録商標]BASSARA
	○[交]日産自動車(株)のミニバン。
ばさら
	【伐折羅】
	【跋折羅】
	【跛折羅】
	【伐闍羅】
	◇[梵]vajra
	○(1)[仏]最も硬いもの、ダイヤモンドのこと。
	 「金剛石(コンゴウセキ)」とも呼ぶ。
	◎「金剛(コンゴウ)」と訳す。
	○(2)[仏]⇒こんごうしょ(金剛杵)
	○(3)[仏]薬師十二神将(ジンショウ)の一つ。勢至菩薩(セイシボサツ)を本
	地(ホンジ)とする丑(ウシ)の刻(午前2時ころ)の守護神。
	 頭上に狗頭をいただき、忿怒(フンヌ)の相を表している。左手
	は腰を押え、右手に剣を持つ。7億の夜叉をひきつれ、仏法を
	守護するという夜叉王。
	 「ばざら」,「伐折羅大将」,「金剛大将」,「縛日羅(バジラ)」,「和耆
	羅(ワキラ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうにじんしょう(十二神将)
	○(4)[古]⇒ばさら(婆娑羅,婆沙羅,婆佐羅,時勢粧)
ばさら
	【婆娑羅】
	【婆沙羅】
	【婆佐羅】
	【時勢粧】
	○(1)派手に見栄(ミエ)を張ること・伊達(ダテ)。
	○(2)遠慮なく勝手気ままに振る舞うこと・乱暴(ランボウ)・狼藉
	(ロウゼキ)。
	 参照⇒きなり(気成り,気成)
	○(3)しどけないこと・乱れること。
	◎薬師十二神将(ジンショウ)の一神「伐折羅(バサラ)」の姿が奔放(ホンポ
	ウ)で際立(キワダ)って異様だったことから、鎌倉末期〜室町時代
	に使われはじめ、奇をてらい華美をつくす振る舞いを指すよう
	になった言葉。
	 参照⇒ばさら(伐折羅,跋折羅,跛折羅,伐闍羅)(3)
	◎『太平記』には佐々木佐渡判官入道道誉(高氏)は「婆娑羅大
	名」として描かれている。
ばざら
	【伐折羅】
	【跋折羅】
	【跛折羅】
	【伐闍羅】
	○[仏]⇒ばさら(伐折羅,跋折羅,跛折羅,伐闍羅)(3)
はざらけん
	【ハザラ県】
	◇[英]Hazara Division
	○パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部の県。
	〈5地区〉
	 コヒスタン地区(Kohistan District)。
	 バタグラム地区(Battagram District)。
	 マンセラ地区(Mansehra District)。
	 アボタバード地区(Abbottabad District)。
	 ハリプール地区(Haripur District)。
はざらじん
	【ハザラ人】
	◇Hazara
	○中央アジアのアフガニスタン北中部を中心に居住するモンゴ
	ル系の子孫とされる民族。
	 アフガニスタンの約19%を占める。
	 イスラム教シーア派(Shi`a Muslim)を信奉する。
ばざらだいしょう《ばざらだいしやう》
	【伐折羅大将】
	○[仏]⇒ばさら(伐折羅,跋折羅,跛折羅,伐闍羅)(3)
はざらちく
	【ハザラ地区】
	◇[英]Hazara District
	○[古]パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部の地区。南部をアボタバード地
	区(Abbottabad District)、西部をスワート地区(Swat Dist-
	rict)に接し、北東部をパキスタンが実効支配するカシミール
	の北部地域(Nothern Areas)、南東部を自由カシミール(Azad 
	Kashmir)に隣接。
	 中心地はナラン(Naran)とムザファラバード(Muzaffarabad)。
	◎コヒスタン地区(Kohistan District)・バタグラム地区(Bat-
	tagram District)・マンセラ地区(Mansehra District)に分割。
ばざり
	【バザリ】
	◇Giorgio Vasari(ジュルジオ・バザリ)
	○[人]⇒ばざーり(バザーリ)
ばざーり
	【バザーリ】
	◇Giorgio Vasari(ジュルジオ・バザーリ)
	○[人]イタリア、ルネサンス末期の建築家・画家・美術史家
	(1511〜1574)。
	 ミケランジェロ(Michelangelo Buonarroti)に学び、おもに
	ローマで活躍。
	 フィレンツェのウフィツィ宮殿(Palazzo degli Uffizi)の設
	計者としても知られる。
	 著書も多く、1550(天文19)『芸術家列伝(名匠列伝)(Le Vite 
	delle piu eccellenti pittori, scultori, ed architettori)』
	はルネサンス初期のマブーエ(Giovanni Cimabue)に始まって、
	13〜16世紀のイタリア芸術家について記したヨーロッパ最初の
	美術史で、美術史研究家の重要資料。
	 「ヴァザーリ」,「バザリ」とも呼ぶ。
ばざーる
	【バザール】
	◇[ペルシア語]bazar、[フ]bazar、[英]bazaar
	○(1)イスラム文化圏諸国の街頭市場(マーケット)。
	○(2)[経](転じて、百貨店などの)特設市場・特売場。
	○(3)⇒ばざー(バザー)(1)
ぱざーる
	【パザール】
	◇[トルコ語]pazar、[英]market(マーケット)
	○(トルコ語で)市場。
ばさると
	【バサルト】
	◇[西]basalto
	○[鉱](スペイン語で)玄武岩。
	 ⇒げんぶがん(玄武岩)
[1]ばざると
	【バザルト】
	◇[フ]basalte
	○[鉱](フランス語で)玄武岩。
	 ⇒げんぶがん(玄武岩)
[2]ばざると
	【バザルト】
	◇[独]Basalt
	○[鉱](ドイツ語で)玄武岩。
	 ⇒げんぶがん(玄武岩)
[3]ばざると
	【バザルト】
	◇[伊]basalto
	○[鉱](イタリア語で)玄武岩。
	 ⇒げんぶがん(玄武岩)
はざわり《はざはり》
	【歯触り】
	○(1)[食]食べ物などを歯で噛(カ)んだ時の不快な感触。
	○(2)[俗][食]食べ物などを歯で噛んだ時の感触。
	 参照⇒あるでんて(アルデンテ)
	◎「歯当(ハアタ)り」,「歯応(ハゴタ)え」の誤用。
はさん
	【ハサン】
	◇Khasan
	○ロシア連邦極東連邦管区、プリモルスキー地方(Primorsky 
	Krai)(沿海州)の、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国境
	にある町。
	 北朝鮮と鉄道が通じている。
★はさん
	【破産】
	○(1)財産を全(スベ)て失うこと。
	 「かまど(竈)を還(カエ)す」とも言う。
	 参照⇒かまど(竈,竃)(2)
	○(2)[法]
ばさん
	【馬山】
	◇[朝]Masan
	○⇒まさん(マサン,馬山)
★ばざん
	【バザン】
	◇Alvaro de Bazan(アルバロ・デ・バザン)
	○[人]スペインの提督(1526〜1588)。グラナダ生れ。
ぱさんかゆ
	【パサンカユ】
	◇Pasangkayu
	○インドネシア中央部のスラウェシ島(Pulau Sulawesi)南西部、
	スラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Selatan)北部のマ
	ムジュウタラ県(Kabupaten Mamuju Utara)北部にある県都。
	 マカッサル海峡(Selat Makassar)に面する。
はさんこのたたかい《はさんこのたたかひ》
	【ハサン湖の戦い】
	◇[英]the battle of Lake Khasan
	○[歴]⇒ちょうこほうじけん(張鼓峰事件)
ばさんと
	【バサント】
	◇[ヒンディー語]Basant(黄色)
	○パキスタンの、春を迎える祭り。
	 婦女子は黄色や緑色の伝統的な晴れ着を着用し、凧揚(タコア)
	げを競う風習がある。
	◎もとはヒンズー教の祭りで、名前は花の色に由来。
ぱさんと
	【パサント】
	◇[英]passant
	○[形](紋章学で)ライオンやドラゴンなどの四足獣(beast)が、
	紋章の左側に向って右前足を上げて歩いている姿勢の。
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