フレーム版に戻る ノンフレーム版に戻る ホームページに戻る

                    PDD図書館管理番号       0001.0070.6000.22

                 百   科   辞   書    《はく》     編集:獨  澄旻

-------- はく --------------------------------------------------
はく
	【箔】
	◇[日]haku
	○金属を打ち延ばして紙のように薄く平らにしたもの。
	 金・銀・銅・錫(スズ)・真鍮(シンチュウ)・アルミなどを使用する。
	 参照⇒はくうちし(箔打ち紙,箔打紙),はくあいし(箔合い紙,
	箔合紙)
	◎英語:フォイル(foil)。
はく
	【佩く】
	【帯く】
	○(刀剣などを)腰につける。
	 参照⇒おびる(帯びる)(2)
	◎太刀(タチ)を佩く
はく
	【魄】
	◇[中]po
	○たましい。また、死者のたましい。
	 肉体の活動(生命)をつかさどる陰気の神霊・活力。
	 死んでも、なおしばらくとどまって地上に残るという。
	 参照⇒こんぱく(魂魄)
	◎「白」は死した後の白骨に通ずる。
	◎気魄:⇒きはく(気迫,気魄)
	 欺魄:⇒きはく(欺魄)
	 落魄:⇒らくはく(落魄,落泊,落薄)
[1]はぐ
	【ハグ】
	◇[英]hag
	○(1)鬼婆。くそばばあ。
	○(2)魔女。
	◎"a"の発音は"a"と"e"の中間で「ヘグ」に近い。
★[2]はぐ
	【ハグ】
	◇[英]hug
	○(1)[他動]抱き締める。
	◎クリンチ(clinch):激しく抱擁する。
	○()
	○()[名]抱擁(ホウヨウ)。
	◎クリンチ(clinch):激しい抱擁。
はーぐ
	【ハーグ】
	◇Den Haag
	○オランダ南西部、ザイトホラント州(Provincie Zuid-Hol-
	land)の州都。
	 北緯52.08°、東経4.28°の地。
	 王宮・政府・議会・最高裁判所などがあり、オランダの実質
	上の首都。
	 正式名称は「スフラーフェンハーヘ('s Gravenhage)」、オラ
	ンダでの通称は「デン・ハーグ(Den Haag)」。
	 英語名は「ヘーグ(Hague)」。
	〈人口〉
	 1969(昭和44)55万7,114人。
	 1976(昭和51)48万人。
	 1987(昭和62)44万4,000人。
	 1995(平成 7)44万2,105人。
	 2002(平成14)46万1,400人。
	 2003(平成15)46万5,900人。
	◎憲法上の首都はアムステルダム(Amsterdam)。
	◎ハーグ密使事件:⇒はーぐみっしじけん(ハーグ密使事件)
ばく
	【幕】
	○[俗][軍]⇒ばくりょうかんぶ(幕僚監部)
★ばく
	【バク】
	【貘】
	【獏】
	○(1)[哺]([英]tapir)奇蹄目(キテイモク)(Perissodactyla)バク科
	(Tapiridae)の哺乳類の総称。
	○(2)中国の想像上の動物。
	 人の悪夢を食うという。
ばくー
	【バクー】
	◇Baku
	○コーカサス地方(Caucasia)、アゼルバイジャン共和国(Repub-
	lic of Azerbaijan)の首都。カスピ海最大の港湾都市。
	 カスピ海西岸、カスピ海に突出するアプシェロン半島(Apsher-
	onskiy Poluostrov)の南岸で、近郊にあるバクー油田地帯の中
	心地。ロシア連邦チェチェン共和国の首都グロズヌイまでパイ
	プラインが通じる。精油・石油化学や、機械・造船などの工業
	が発達。
	 1919(大正 8)創立のアゼルバイジャン大学や空港・地下鉄が
	ある。15世紀の宮殿など古い建築物が残存。
	 参照⇒かすびかい(カスピ海),ちぇちぇん(チェチェン)
	〈人口〉
	 1970(昭和45) 84万7,000人。
	 1977(昭和52) 85万人、144万人(都市域)。
	 1987(昭和62)174万1,000人。
	 1993(平成 5)170万人。
	 1995(平成 7)174万人。
	◎12世紀、シルバンシャー(Shirvanshah)の首都
	 18世紀、バクー・ハーン国の中心。
	 1806(文化 3)ロシア領。
	 1920(大正 9)アゼルバイジャン共和国の首都。
	 2005. 5.25(平成17)BTCパイプラインの開通式が行われる。
	◎バクー油田:19世紀中ころから大規模な採油を開始。20世紀
	初頭まで全世界の産油量の過半を占めたが、のち枯渇。
	 そこでソ連はボルガ・ウラル油田(第二バクー)を開発。
★[1]ばーく
	【バーク】
	◇[英]bark
	○(1)(イヌ・キツネなどが)ほえる。
	○(2)(人が)どなる。
	○(3)(大砲。鉄砲などが)ドンと鳴る・ズドンと鳴る。
	○(4)大声で客を呼び込む
[2]ばーく
	【バーク】
	◇[英]bark
	○[植]木の皮・樹皮。
	 参照⇒ひょうひ(表皮)(1)
[3]ばーく
	【バーク】
	◇[英]bark/barque
	○[海]3本マストの洋式帆船の一種。
	 最後部のマストには縦帆(mizzen sail)、前2本には横帆
	(square sail)を、また最前部には細長い三角形の縦帆(jib)が
	何枚か取り付けたもの。
	 「三檣(サンショウ)バーク(three-masted bark)」とも呼ぶ。
	◎前1本マストのみ横帆:⇒ばーけんちん(バーケンチン)
[1]ばぐ
	【バグ】
	◇[英]bug
	○(1)[虫]小さい虫・昆虫([英]insect)。
	○(2)[虫](特に)ナンキン虫(南京虫)([英]bedbug)。
	 ⇒なんきんむし(ナンキンムシ,ナンキン虫,南京虫)(1)
	○(3)[計]コンピュータのプログラム中にある誤り・欠陥。
	 本来はコーディング・ミスによって発生した単純なもので、
	バグの発見とともに簡単に訂正(虫取り)できるはずのもの。
	 しかし、実際には「設計ミス」によるものが大半で、再設計・
	再プログラミングが必要となり、後者をも「バグ」と呼んでいる。
	◎ソフトウェア業界では設計を満足に行わずにプログラミング
	することがほぼ日常化していて、理解不能な矛盾したものや無
	意味なものがあり、処理に必要なロジックそのものが組み込ま
	れていないことも多く、「設計欠陥」,「設計不備」,「設計欠如」と
	呼ぶ方が相応しい。
	◎プログラムのバグを修正すること:⇒でばっぐ(デバッグ)(3)
[2]ばぐ
	【バグ】
	◇[フ]vague
	○(1)[名]波。
	○(2)[名]あいまい。
	○(3)[形]あいまいな。
ぱく
	【パク】
	【朴】
	◇[朝]Pak
	○[人]朝鮮族の姓。
	◎漢族では「朴(Piao)」。
	 訓音は「ぼく(朴)」。
★はくあ
	【白堊】
	【白亜】
	○(1)[鉱]天然の炭酸石灰。泥質で軟らかい。
	 「チョーク([英]chalk)」とも呼ぶ。
	○(2)[建]白壁(シラカベ)。白い壁。
	◎白亜の殿堂。
	 白亜館:⇒ほわいとはうす(ホワイトハウス)
ばぐあ
	【バグア】
	◇Bagua
	○ペルー北部、アマソナス県(Departamento del Amazonas)西
	部の都市。
はくあいし
	【箔合い紙】
	【箔合紙】
	◇[日]haku-ai-shi
	○箔打ちした金箔・銀箔を敷いて保管する和紙。
	 参照⇒はくうちし(箔打ち紙,箔打紙)
はくあいしゃ
	【博愛社】
	○[歴]日本赤十字社の前身。
	 参照⇒にほんせきじゅうじしゃ(日本赤十字社)
	◎1877. 5.(明治10)佐野常民・大給恒(オギュウ・ユズル)らが西南
	戦争に際し、両軍の傷兵の救護事業を開始したもの。その後、
	慈善団体として存続。
	 1885(明治18)博愛社病院が東京麹町区(コウジマチク)飯田町(イイダ
	マチ)4丁目に建設される。
	 1886(明治19)国際赤十字条約(ジュネーブ条約)に加盟。
	 1887(明治20)日本赤十字社と改称(初代社長は佐野常民)。
	 1894(明治27)病院は甲武鉄道の飯田町駅となるため、同じ飯
	田町内で移転。
	 1912(明治45)芝に転出。
はくあかん《はくあくわん》
	【白亜館】
	【白堊館】
	◇[英]White House
	○[俗]アメリカ大統領官邸(Executive Mansion)の別称。
	 ⇒ほわいとはうす(ホワイトハウス)
★はくあき
	【白亜紀】
	【白堊紀】
	◇[英]Cretaceous Period
	○[歴]地質時代の一区分。中生代最後の時代。
	 今から約1億4,300万年前から約6,500万年前までの約7,800
	万年間。
	 参照⇒けーてぃーきょうかい(KT境界)
はくあしつ
	【白亜質】
	◇[英]cement
	○[医]⇒せめんとしつ(セメント質)
はくい
	【白い】
	○(1)[形]良い、上等な。
	○(2)[形](特に容貌が)美しい。
	◎江戸時代、盗人(ヌスット)・的屋(テキヤ)の隠語で、「染まっていな
	い(新品)」の意味。
はくい
	【白衣】
	○(1)白い色の衣服。白い上着。
	 特に、医師(イシ)・看護師(カンゴシ)・実験をする化学者・食品
	製造者などの着る制服。
	 参照⇒びゃくえ(白衣)
	◎白衣の天使:看護師(看護婦)の別称。
	○(2)無位無官の人。庶民。
	◎昔、中国では官位のある人は色のある衣を着たことから。
はくい《はくひ》
	【羽咋】
	◇[日]Hakui
	○(1)⇒はくいし(羽咋市)
	○(2)⇒はくいぐん(羽咋郡)
	○(3)[交]⇒はくいえき(羽咋駅)
はくい
	【伯夷】
	◇[中]Bo Yi/Boyi
	○[人]中国の殷(イン)末・周初(紀元前12世紀頃)の伝説的聖人。
	 伯夷叔斉(Shu Qi)(シュクセイ)と並称され、清廉の人物の代表と
	される。
	 参照⇒はくいしゅくせい(伯夷叔斉)
はくいえき《はくひえき》
	【羽咋駅】
	○[交]石川県羽咋市にある、JR七尾線の駅。
	 南羽咋駅と千路(チジ)駅の間。
はくいぐん《はくひぐん》
	【羽咋郡】
	◇[日]Hakui Gun
	○石川県中北部の郡。
	 富来町(トギマチ)・志賀町(シカマチ)・宝達志水町(ホウダツシズチョウ)の
	町。
	◎2005. 3. 1(平成17)志雄町(シオマチ)と押水町(オシミズマチ)が合併
	して宝達志水町を発足。
はくいし《はくひし》
	【羽咋市】
	◇[日]Hakui Shi
	○石川県中部、能登半島基部の日本海に面する市。
はくいしゅくせい
	【伯夷叔斉】
	【伯夷叔齊】
	◇[中]Bo Yi Shu Qi/Boyi Shuqi
	○[人]清廉の人物の代表とされる兄弟。
	 伯夷は孤竹君(Guzhu Jun)(国主)の長子、叔斉の兄、名は允
	(Yun)、字(アザナ)は公信(Gongxin)。
	 叔斉は孤竹君の次子、伯夷の弟、名は智(Zhi)、字は公達
	(Gongda)。
	 父が叔斉を世継にしようとしたが弟は受けず、伯夷も王位を
	弟に譲ろうとして、二人とも国を去り、文王(Wen Wang)を慕い
	周(Zhou)に行った。
	 のち周の武王(Wu Wang)が殷(Yin)(イン)の紂王(Zhou Wang)(チュ
	ウオウ)を討とうとした時、兄弟は臣が君を弑(シイ)することの非(ヒ)
	を諌(イサ)めたが聞き入れられなかった。
	 周が天下統一した後は周の穀物を食べることを恥として首陽
	山(Shouyang Shan)(ショヨウザン)に隠れ、ゼンマイ(薇)を食べて共
	に餓死(ガシ)したと伝える。
	 「伯叔(Bo-Shu)」とも呼ぶ。
	◎首陽山に隠れているとき、『采薇歌(サイビノウタ)』を作ったと
	いわれる。
はくいたーじ
	【白衣大食】
	◇[中]Baiyi Daji
	○[歴]イスラム帝国のウマイア朝の、中国における呼称。
	 「はくいたーじー(白衣大食)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うまいあちょう(ウマイア朝)
	◎アッバス朝は「黒衣(コクイ)大食(Heiyi Daji)」と呼んだ。
	 参照⇒あっばすちょう(アッバス朝)
はくいたーじー
	【白衣大食】
	◇[中]Baiyi Daji
	○[歴]⇒はくいたーじ(白衣大食)
はくいのてんし
	【白衣の天使】
	◇[英]white angel
	○[俗]看護師(看護婦)の別称。
	 ⇒かんごし(看護師)
はくいのにちようび《はくいのにちえうび》
	【白衣の日曜日】
	◇[英]Whitsunday/Whit Sunday/Whitsun
	○[宗]⇒ぺんてこすて(ペンテコステ)(2)
はくいれ
	【箔入れ】
	○⇒はくおし(箔押し)
はくう
	【白雨】
	○(1)[気]雷を伴わず、雲が薄くて明るい空から降るにわか雨。
	 「村雨(ムラサメ)」,「夕立(ユウダチ)」とも呼ぶ。
	○(2)雹(ヒョウ)。
はくうち
	【箔打ち】
	【箔打】
	◇[日]haku-uchi
	○(1)金銀の小片を薄く打ち延ばして箔を作ること。
	○(2)(1)を行う職人。
はくうちし
	【箔打ち紙】
	【箔打紙】
	◇[日]hakuuchi-shi
	○箔打ちする際、金銀の小片同士がくっつかないようにするた
	め、小片の上下に敷く和紙。
	 参照⇒はくあいし(箔合い紙,箔合紙)
	◎使用済みの箔打ち紙は脂取り紙に再利用される。
	 参照⇒あぶらとりがみ(脂取り紙,脂取紙)
★はくうんがん
	【白雲岩】
	◇[英]dolomite
	○[鉱]苦灰石(クカイセキ)(白雲石)を主成分とする堆積岩。
	 「苦灰岩(クカイガン)」,「ドロマイト」とも呼ぶ。
	 参照⇒くかいせき(苦灰石)
	◎ドロマイトはフランスの地質学者ドロミュー(Deodat de Dol-
	omieu)(1750〜1801)に因(チナ)む。
はくうんじ
	【白雲寺】
	○[歴]京都府京都市右京区の愛宕山にあった、愛宕神社の神宮
	寺(ジングウジ)。
	 勝軍地蔵を安置。
	 福寿院・威徳院・長床坊・大善院・教学院・宝蔵院の六つの
	宿坊があった。
	 現在は京口惣門(黒門)が残存。
	 参照⇒あたごじんじゃ(愛宕神社),しょうぐんじぞう(勝軍地
	蔵)
	◎1868(慶応 4. 3.)神仏分離令で破却。
★はくうんしゅう
	【白雲宗】
	◇[中]Baiyun Zong
	○[歴][宗]中国、宋代に興った華厳宗の一派。
	 大観年間(1107〜1110)に孔清覚(Kong Qingjue)(コウ・セイカク)
	(1043〜1121)が浙江(Zhejiang)(セッコウ)杭州(Hangzhou)の白雲庵
	で開宗。
	 元代に一大新興教団と発展し、宗田を有して税の徴収など国
	家的性格を帯びたため、1323(至治 3)弾圧を受ける。
	 明代に禁止されて消滅。
はくうんせき
	【白雲石】
	◇[英]dolomite
	○[鉱]⇒くかいせき(苦灰石)
はくえいぐん《はくゑいぐん》
	【白衛軍】
	◇[英]White Guard Army/White Guard
	○[歴]1917(大正 6)ロシア革命およびその後の内乱期に、ソビ
	エト政権の赤衛軍に対抗して政権を奪回するため各地で蜂起し
	た帝政派などの反革命軍。
	 「白軍(White Army)」とも呼ぶ。
	 ⇔せきえいぐん(赤衛軍)
はくおうだいがく
	【白鴎大学】
	◇[英]Hakuoh University
	○[教]栃木県小山市に本部を置く私立大学。
	◎1915. 4.(大正 4)足利裁縫女学校として創立。
	 1951. 2.(昭和26)学校法人足利学園を創立。
	 1990. 4.(平成 2)学校法人白鴎大学に改称。
	 2004. 4.(平成16)法科大学院を設置。
はくおうまる
	【白鴎丸】
	○[海]水産庁の漁業取締船。
	 499トン。
はくおき
	【箔置き】
	○(1)⇒はくおし(箔押し)
	○(2)箔置き(箔押し)したもの。
	○(3)箔置き(箔押し)の職人。
はくおし
	【箔押し】
	○物の表面にノリ(糊)・ウルシ(漆)などを置き、金・銀・色箔
	を押し当てて貼付すること。
	 蒔絵(マキエ)・書物の表紙や背・額縁など、器物・皮革・布・
	紙などに模様や文字を表すのに用いる。
	 「箔入れ」,「箔置き」,「ギルディング([英]gilding)」とも呼ぶ。
	 参照⇒はくおき(箔置き)
ばくが
	【麦芽】
	○[食]ムギ類、特にオオムギの種子を発芽させたもの。
	 ジアスターゼ(アミラーゼ)を多く含み、ビール・ウイスキー
	や水飴(ミズアメ)などの原料にする。
	 「むぎもやし(麦もやし,麦萌し)」とも呼ぶ。
	◎英語:モルト(malt)。
	 中国語:麦芽(麥芽)(maiya)。
はくき
	【白起】
	◇[中]Bo Qi/Bai Qi
	○[人]中国の戦国時代、秦(Qin)の名将・兵法家(?〜BC. 257)。
	陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)眉県(Mei Xian)(ビケン)の人。
	 秦の第28代昭襄王(Zhaoxian Wang)(昭王)に仕える。
	 BC. 278、楚(Chu)の首都郢(Ying)(エイ)を落とし、武安君(Wu'
	an Jun)に封ぜられる。
	 BC. 260、趙(Zhao)の趙括(Zhao Kuo)(チョウ・カツ)の軍を兵糧攻
	(ヒョウロウゼ)めで破るが、敵兵40万余人の兵糧を賄(マカナ)えず、や
	むなく生き埋めにしたという(長平の戦い)。
	 宰相范雎(Fan Ju)(ハン・ショ)と対立し、昭王の信を失って自殺。
	 「はっき(白起)」とも呼ぶ。
★はくきょい
	【白居易】
	◇[中]Bo Juyi/Bai Juyi、[英]Po Chui
	○[人]中国の唐代中期(中唐)の詩人( 772〜 846)。姓は白、名
	は居易、字(アザナ)は楽天(Letian)(ラクテン)、号は香山居士(Xiang-
	shan Jushi)(コウサンコジ)、諡(オクリナ)は文(Wen)(ブン)。
	 長編叙事詩『長恨歌(Changhen Ge)』が有名。
	 「白楽天」,「白二十二郎(ニジュウニロウ)」とも呼ばれる。
	◎「二十二郎」は一族の同世代のうちで22番目であったことから。
	 参照⇒はいこう(排行)(2)
はくきんかいろ《はくきんくわいろ》
	【ハクキンカイロ】
	【白金懐炉】
	○ハクキンカイロ(大阪府大阪市西区)社製のベンジン懐炉(カイロ)。
	 ベンジンを白金触媒で発熱させるもの。
	◎1923(大正12)創業。
はくぐん
	【白軍】
	◇[英]White Army
	○[歴]⇒はくえいぐん(白衛軍)
ばくげきき
	【爆撃機】
	○(1)[軍]爆弾・焼夷弾(ショウイダン)などを搭載し、敵地を空から
	投下・爆撃するための大型軍用機。
	 日本語訛りの英語で「ボンバー」とも呼ぶ。
	 参照⇒せんとうばくげきき(戦闘爆撃機)
	◎用途別機種記号は「B」。中国での用途別機種記号は「H」。
	 参照⇒びーにじゅうく(B29),えっちろく(H−6,H6)
	◎英語:ボマー(bomber)。
	 ドイツ語:ボンバー(Bomber)。
	 フランス語:ボンベール(bomber)。
	 イタリア語:ボンベル(bomber)。
	 スペイン語:ボンバルデーロ(bombardero)。
	 中国語:轟炸機(hongzhaji)。
	◎爆撃手(bombardier):⇒[1]ぼんばるでぃあ(ボンバルディア)
	(1)
	○(2)[古][軍]旧日本帝国海軍で、急降下性能のある軍用機。
	 (1)の意味の軍用機は「陸上攻撃機」と呼んでいた。
	 参照⇒いっしきりくじょうこうげきき(一式陸上攻撃機)
はくげきだいいちれんたい
	【迫撃第一連隊】
	【迫撃第1連隊】
	○[歴][軍]第二次世界大戦中、群馬県沼田市にあった旧日本陸
	軍の毒ガス部隊。
	 赤城山山麓(サンロク)にあった利根郡(トネグン)昭和村(ショウワムラ)の
	演習場で、対旧ソ連戦を想定して訓練を実施。
はくげきほう《はくげきはう》
	【迫撃砲】
	◇[英]trench mortar
	○[軍]歩兵が持ち運ぶ軽量で短砲身の小型砲。
	 曲射砲の一種で、地面に斜めに立てて固定し、砲口から弾丸
	を装填(ソウテン)する。
	 射程は短いが口径は60〜240ミリメートルと大きく、弾薬量
	の多い弾丸を発射でき、近距離用の塹壕(ザンゴウ)(トレンチ)や
	トーチカなど遮蔽(シャヘイ)内の敵陣への攻撃に適する。
	 参照⇒きゅうほう(臼砲),じゅうほう(重砲)
はくげつ
	【白月】
	○(1)白く輝く明るい月。明月。
	○(2)冬の月。
	○(3)[歴][暦]⇒びゃくげつ(白月)
はくげん
	【白元】
	○[経]防虫剤・消臭剤などの家庭用薬品製造会社。
	 本社は東京都台東区東上野。
	◎1923. 1.(大正12)鎌田泉個人経営の鎌田商会として創業。
	 1947. 1.(昭和22)株式会社鎌田商会から株式会社白元に商号
	変更。
はくこうこうのたたかい《はくかうこうのたたかひ》
	【白江口の戦い】
	○[歴]⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い)
★はくさい
	【ハクサイ】
	【白菜】
	◇[学]Brassica campestris var.amplexicaulis
	○[植][農]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Bras-
	sicaceae)の一、二年生葉菜。中国北部原産。
	 参照⇒さんとうな(山東菜)
	◎朝鮮語:ペチュ(baechu,paechu)。
	 参照⇒『人名辞典』すなが ながはる(須永 長春)
はくさい
	【百済】
	【伯済】
	○[歴]⇒くだら(百済)
はくざい
	【白材】
	○⇒しらた(白太)(2)
★はくさいきょう《はくさいきやう》
	【舶載鏡】
	○
	 参照⇒どうはんきょう(同笵鏡)
★[1]はくさん
	【白山】
	◇[日]Hakusan
	○(1)[地]石川県と岐阜県にまたがる休火山。
	 御前峰(ゴゼンガミネ):標高2,702メートル。
	 大汝峰(オオナンジミネ):標高2,684メートル。
	 剣ヶ峰(ケンガミネ):標高2,677メートル。
	 白山国立公園に含まれる。
	 参照⇒あたごはくさん(愛宕白山),のうごうはくさん(能郷白
	山)
	◎富士山・立山(タテヤマ)とともに日本三霊山の一つ。
	○(2)[地]神奈川県の厚木市(アツギシ)と愛甲郡(アイコウグン)清川村
	(キヨカワムラ)の境にある山。標高283.9メートル。
	○(3)⇒[1]はくさんし(白山市)
	○(4)(Baishan Shi)⇒[2]はくさんし(白山市)
	○(5)⇒はくさんちょう(白山町)
	○(6)東京都文京区中央部の地名。
	 小石川植物園・東洋大学などがある。
	○(7)神奈川県横浜市緑区南部の地名。
	○(8)[交]⇒はくさんえき(白山駅)
[2]はくさん
	【白山】
	◇[中]Baishan
	○⇒[2]はくさんし(白山市)
ばくさん
	【バクサン】
	◇Baksan
	○ロシア連邦南西部、北カフカス地方のカバルディノ・バルカ
	ル共和国(Kabardino-Balkarskaya Respublika)中北部の都市。
	 北緯43.69°、東経43.54°の地。
	 共和国の首都ナリチク(Nalchik)の北北西約24キロメートル。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)2万1,800人。
	 1989(平成元)2万8,700人。
	 2002(平成14)3万5,805人。
	◎ロシア文字では"Баксан"。
はくさんえき
	【白山駅】
	○[交]東京都文京区白山にある、都営地下鉄三田線の駅。
	 春日(カスガ)駅と千石(センゴク)駅の間。
はくさんこざくら
	【ハクサンコザクラ】
	【白山小桜】
	◇[学]Primula cuneifolia var.hakusanensis
	○[植]ツツジ目(Ericales)サクラソウ科(Primulaceae)サクラ
	ソウ属(Primula)の多年草。
	 本州中央部の日本海側、高山の湿地に見られる。
	 草丈5〜20センチメートル。
	 7〜8月、径2センチメートルほどの紅紫色の花を開く。
	 母種はエゾコザクラ([学]Primula cuneifolia)。
	 「ナンキンコザク(南京小桜)」とも呼ぶ。
はくさんごんげん
	【白山権現】
	○⇒しらやまひめじんじゃ(白山比メ神社)
[1]はくさんし
	【白山市】
	◇[日]Hakusan Shi
	○石川県の市。
	 県立ふれあい昆虫館がある。
	◎2005. 2. 1(平成17)石川郡(イシカワグン)の美川町(ミカワマチ)・鶴来
	町(ツルギマチ)・河内村(カワチムラ)・吉野谷村(ヨシノダニムラ)・鳥越村(トリ
	ゴエムラ)・尾口村(オグチムラ)・白峰村(シラミネムラ)の2町5村が合併し
	て発足。
[2]はくさんし
	【白山市】
	◇[中]Baishan Shi
	○中国東北地方中部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)南東部の
	省直轄市(地級市)。西部を通化市(Tonghua Shi)に接し、南部
	を北朝鮮に隣接。
	 行政所在地は八道江区。
	 東部に長白山(白頭山)がある。
	 参照⇒はくとうさん(白頭山)
	〈管轄1区〉
	 八道江区(Badaojiang Qu)。
	〈管轄1市〉
	 臨江市(Linjiang Shi)。
	〈管轄4県〉
	 江源県(Jiangyuan Xian)。
	 撫松県(Fusong Xian)。
	 靖宇県(Jingyu Xian)。
	 長白朝鮮族自治県(Changbai Chaoxianzu Zizhixian)。
	◎原子力発電所(500万キロワット)建設の計画がある。
★はくさんじんじゃ
	【白山神社】
	○(1)石川県の白山比メ(シラヤマヒメ)神社。
	 ⇒しらやまひめじんじゃ(白山比メ神社)
	○(2)岐阜県本巣郡(モトスグン)根尾村(ネオムラ)能郷(ノウゴウ)にある神
	社。
	○(3)全国にある、白山信仰から創設された神社。総本社は石
	川県の白山比メ神社。
はくさんちょう《はくさんちやう》
	【白山町】
	◇[日]Hakusan Cho
	○三重県中央部、一志郡(イチシグン)の町。
	 航空自衛隊ナイキ基地がある。
	〈面積〉
	 111.86平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万3,395人。
	◎1955(昭和30)家城(イエキ)町・川口村・大三村・倭村・八ツ山
	村が合併して発足。
はくし
	【白紙】
	○(1)白い紙。色の着いていない紙。
	 参照⇒ぶらんく(ブランク)
	○(2)中国から渡来した紙の一種。色が白く薄いもの。
	○(3)まだ文字や絵が書かれていない紙。何も記入していない
	紙。
	○(4)和歌の会などで、用紙に歌題と自分の官位・署名のみを
	記(シル)して、歌を書かないもの。また、歌を書いていないこと。
	○(5)あらかじめ意見を持たないこと。特に、先入見がないこ
	と。
	◎白紙でのぞむ
	○(6)生(キ)のままで、何もない状態。何も加わっていない状態。
	何もなかった時のもとの状態。
	 参照⇒たぶららさ(タブララサ,タブラ・ラサ)
★はくし
	【博士】
	○(1)学識のある人。
	○(2)[歴]学術をつかさどる官の名。
	 「はかせ(博士)」とも呼ぶ。
	○(3)([英]doctor)学位の一つ。
	◎女性博士第1号は保井コノ(東京女子高等師範学校植物学教
	授)、1927. 4.20(昭和 2)「植物の遺伝研究」と「日本産石炭の特
	別な構造」で理学博士となる。
	 1952(昭和27)近藤いね子(1911〜2008)、東京文理科大学(現:
	筑波大学)で日本女性初の文学博士学位を取得。
ばくし
	【爆死】
	○爆撃・爆発で死ぬこと。
はくじつむ
	【白日夢】
	○⇒はくちゅうむ(白昼夢)
はくしゃ
	【拍車】
	◇[英]spur
	○(1)乗馬靴のカカトに取り付けるU字型の金具。
	 一端に歯車があり、ウマの腹部を圧迫して、速く走らせるの
	に用いる
	○(2)(転じて)物事の進行を刺激・激励するもの。
	◎一段と拍車をかける
はくじゃ
	【白蛇】
	○[爬]⇒しろへび(シロヘビ,白蛇)
	◎民話:⇒はくじゃでん(白蛇伝,白蛇傳)
ばーくしゃー
	【バークシャー】
	◇[英]Berkshire
	○(1)⇒ばーくしゃーしゅう(バークシャー州)
	○(2)(Berkshire County)⇒ばーくしゃーぐん(バークシャー郡)
	○(3)[農]イギリスのバークシャー州原産の黒豚。中形で、四
	肢・尾と鼻の先は白い。
はくしゃく
	【伯爵】
	◇[英]earl/count、[独]Graf(グラーフ)
	○五等爵(公・侯・伯・子・男)の第三。
	 参照⇒らんとぐらーふ(ラントグラーフ)
	◎英語で「アール(earl)」はイギリスの伯爵、「カウント(count)」
	はイギリス以外の伯爵に使用する。ただし、伯爵夫人はどちら
	も「カウンテス(countess)」を使用する。
ばーくしゃーぐん
	【バークシャー郡】
	◇[英]Berkshire County
	○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts 
	Commonwealth)西端の郡。北部をバーモント州、南部をコネチ
	カット州、西部をニューヨーク州に隣接。
	 郡都はピッツフィールド(Pittsfield)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)14万4,928人。
	 1990(平成 2)13万9,352人。
	 2000(平成12)13万4,953人。
	 2005(平成17)13万1,868人。
ばーくしゃーしゅう《ばーくしやーしう》
	【バークシャー州】
	◇[英]Berkshire
	○イギリス、イングランド南部の州。
	 州都はレーディング(Reading)。
	 酪農・羊・豚の飼育で知られている。
	 参照⇒ばーくしゃー(バークシャー)(3)
はくじゃでん
	【白蛇伝】
	【白蛇傳】
	◇[中]Baishezhuan
	○(1)[中国民話]中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショ
	ウ)杭州(Hangzhou)(コウシュウ)西方の西湖(Xi Hu)(セイコ)にある雷峰
	塔(Leifengta)に由来する民間説話。
	 湖畔で許仙(Xu Xian)(キョ・セン)が白素貞(Bai Suzhen)(ハク・ソテイ)
	(白蛇の化身)と出会い、夫婦となる話。
	 戯曲や小説の素材となっている。
	○(2)[映]1958(昭和33)東映動画(現:東映アニメーション)の、
	日本初のカラー長編アニメ。
	 監督・脚本:薮下泰司。
はくしゅ
	【白首】
	○⇒はくとう(白頭)
はくしゅ
	【白酒】
	○(1)[食]⇒どぶろく(濁酒)
	○(2)[食](baijiu)中国で、蒸留酒の別称。
	 参照⇒まおたいしゅ(マオタイ酒,茅台酒)
	◎醸造酒を黄酒(huangjiu)(オウシュ,コウシュ)と呼ぶことに対する呼
	称。
★はくしゅ
	【拍手】
	○
	 参考⇒こしょうなりがたし(孤掌難鳴)
	◎嵐のような拍手
はくじゅ
	【白寿】
	○99歳の呼び方。また、その年齢の祝い。
	 参照⇒ちょうじゅ(長寿)
	◎「白」の字に「一」を加えると「百」の字になることから。
ぱくしゅ
	【パクシュ】
	◇Paks/Pax
	○ハンガリー南部、トルナ県(Tolna megye)北東部の都市。
	 北緯46.62°、東経18.86°の地。
	 パクシュ原発(Paks Nuclear Power Plant)がある。
	 参照⇒ぱくしゅげんぱつ(パクシュ原発)
	〈人口〉
	 1985(昭和60)2万4,276人(推計)。
	 1990(平成 2)2万0,274人(推計)。
	 2001(平成13)2万0,954人。
はくしゅう《はくしう》
	【伯州】
	◇[日]Haku Shu
	○[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒ほうき(伯耆)
ばくしゅう《ばくしう》
	【麦秋】
	○(1)実った麦を刈り取る季節・初夏のころ。
	 「むぎあき(麦秋)」,「麦の秋」とも呼ぶ。
	◎夏の季語。
	 小林一茶:「宿宿は/皆新茶なり/麦の秋」。
	○(2)[暦]陰暦四月の別称。
	 ⇒しがつ(四月,4月)
はくしゅうまち《はくしうまち》
	【白州町】
	◇[日]Hakushu Machi
	○[古]山梨県北西部、北巨摩郡(キタコマグン)の村。
	◎2004.11. 1(平成16)明野村(アケノムラ)・須玉町(スタマチョウ)・高根
	町(タカネチョウ)・長坂町(ナガサカチョウ)・大泉村(オオイズミムラ)・武川村(ム
	カワムラ)の町村と合併して北杜市(ホクトシ)を発足。
はくしゅく
	【伯叔】
	○(1)父の兄(伯)と、父の弟(叔)。伯父と叔父。
	○(2)兄と弟。
	○(3)[人]([中]Bo-Shu)伯夷(Bo Yi)(ハクイ)と叔斉(Shu Qi)(シュクセ
	イ)のこと。
	 ⇒はくいしゅくせい(伯夷叔斉)
ばくしゅくれんず
	【爆縮レンズ】
	◇[英]implosion lens
	○[歴][原]原子爆弾の起爆装置。
	 32個のブロックに遅速2種類の火薬を使用してプルトニウム
	を圧縮し臨界を起こさせるもの。
	 原爆開発当時から使用され、この機密がソ連などに流出し原
	爆が各国に広まった。
	 現在では機密となっていない。
	 参考⇒ろーぜんばーぐじけん(ローゼンバーグ事件),ぷると
	にうむぴっと(プルトニウム・ピット),りんかいしつりょう(臨
	界質量),こがたかくへいき(小型核兵器)
	◎1999. 9.30(平成11)JCOの臨界事故などにより、はるかに
	簡単に臨界を発生させられることが知られている。現在の技術
	的問題はいつ核爆発するか・させるかの制御にあり、臨界前核
	実験が重要になっている。
	 参照⇒ぽろにうむ(ポロニウム),りんかいまえかくじっけん
	(臨界前核実験)
ぱくしゅげんぱつ
	【パクシュ原発】
	◇[英]Paks Nuclear Power Plant
	○[原]ハンガリー南部、トルナ県(Tolna megye)北東部のパク
	シュにある原子力発電所。
	 ハンガリー唯一の原子力発電所で、原子炉は4基。
	◎2003. 4.(平成15)2号機でIAEA基準の3(深刻な事故)に
	分類される放射能漏れ事故が発生。
はくしょくしぼうさいぼう《はくしよくしばうさいばう》
	【白色脂肪細胞】
	◇[英]white adipocyte
	○[医]脂肪を蓄積する脂肪細胞。
	 参照⇒しぼうさいぼう(脂肪細胞)
はくしょくじんしゅ
	【白色人種】
	◇[英]white race
	○人種の三大区分の一つ、「コーカソイド(Caucasoid)」の別称。
	 ⇒こーかそいど(コーカソイド)
はくしょくてろ
	【白色テロ】
	◇[英]white terror
	○資本家・地主・政府などの支配階級が、革命運動や革命運動
	家を弾圧すること。
	 「白色テロル」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぽぐろむ(ポグロム)
	◎関東大震災直後の亀戸事件・大杉栄虐殺事件・朝鮮人虐殺事
	件など。
	◎赤色テロ:⇒てろる(テロル)(2)
はくしょくてろる
	【白色テロル】
	○⇒はくしょくてろ(白色テロ)
はくしょんくらげ
	【ハクションクラゲ】
	【ハクション水母】
	○[俗][動]アカクラゲの俗称。
	 ⇒あかくらげ(アカクラゲ,赤水母,赤海月)
はくしん
	【白心】
	◇[英]white heart malleable cast iron
	○[冶]硬質の白銑(白鋳鉄)に特殊熱処理を施し、含有炭素を酸
	化除去(脱炭)させて可鍛性(malleability)をもたせた鋳鉄。
	 鋼(ハガネ)に近い機械的性質から薄肉の小物の処理に適し、自
	動車・機械部品など比較的小型の鋳物製品に使われる。
	 「白心可鍛鋳鉄」とも呼ぶ。
	 参照⇒かたんちゅうてつ(可鍛鋳鉄),こくしん(黒心)
	◎セメンタイト(cementite)(炭化鉄)を含む白銑を酸化鉄粉(ミ
	ルスケール)で包んで鉄箱に詰め、炉中で900〜1,000℃にゆっ
	くりと加熱し、そのまま数日間加熱を持続した後、徐々に放熱
	させる。
	 この処理により鋳鉄内の一部で炭素除去が進行し、硬度の低
	いフェライト(ferrite)またはパーライト(pearlite)地になっ
	て可鍛性が得られる。
	 炉の中心部にはセメンタイトが白く残っているので「白心」と
	呼ぶ。
	 参照⇒みるすけーる(ミルスケール)
はくしん
	【白進】
	◇[中]Bai Jin、[フ]Petsin
	○[人]フランスのイエズス会宣教師ブーベ(Joachim Bouvet)の
	中国名。
	 ⇒ぶーべ(ブーベ)
はくしんかたんちゅうてつ《はくしんかたんちうてつ》
	【白心可鍛鋳鉄】
	◇[英]white heart malleable cast iron
	○[冶]⇒はくしん(白心)
★はくしんせん
	【白新線】
	○[交]JRが運行する、新潟県の新潟駅〜新発田駅間の鉄道路
	線。
	〈停車駅〉
	 新潟(ニイガタ)駅・東新潟(ヒガシニイガタ)駅・大形(オオガタ)駅・新
	崎(ニイザキ)駅・早通(ハヤドオリ)駅・豊栄(トヨサカ)駅・黒山(クロヤマ)駅
	・佐々木(ササキ)駅・西新発田(ニシシバタ)駅・新発田(シバタ)駅。
ばくしんち
	【爆心地】
	◇[英]hypocenter/ground zero
	○爆発・爆撃の中心地点。
	 「グラウンド・ゼロ」,「グランド・ゼロ」とも呼ぶ。
	◎原爆の爆心地
はくじんのはかば
	【白人の墓場】
	◇[英]White Man's Grave
	○[古]⇒こしょうかいがん(胡椒海岸)
ばーぐす
	【バーグス】
	◇[独]vagus(ヴァーグス)
	○[医](ドイツ語で)迷走神経>
	 ⇒めいそうしんけい(迷走神経)
ぱーくす
	【パークス】
	◇[羅]Pax
	○[ロ神]平和の女神。
	 ギリシア神話のエイレネ(Irene)に相当する。
	 「パックス」とも呼ぶ。
	 参照⇒えいれね(エイレネ),ぱっくす(パックス)
ぱくすあとみか
	【パクス・アトミカ】
	◇[羅]Pax Atomica
	○[軍]⇒ぱっくすあとみか(パックス・アトミカ)
ばくすい
	【爆睡】
	○[俗]何も気が付かないほど深く熟睡すること。
はくすいしゃ
	【白水社】
	○[経]外国語関連を主体とする書籍出版・販売会社。
	 本社は 東京都千代田区神田小川町(カンダオガワマチ)。
	 参照⇒ぶんこくせじゅ(文庫クセジュ)
	◎1915.11. 3(大正 4)創立。
はくすいむら
	【白水村】
	◇[日]Hakusui Mura
	○[古]熊本県北東部、阿蘇郡(アソグン)の村。
	 戦国時代の武将を弔って植えられた一心行(イッシンギョウ)の大桜
	がある。
	〈面積〉
	 47.89平方キロメートル。
	 (*)境界未定がある。
	〈人口〉
	 2000(平成12)4,583人。
	◎1889(明治22)白川(シラカワ)村・吉田(ヨシダ)村・両併(リョウヘイ)村
	・一関(イチゼキ)村・中松(ナカマツ)村の5村が合併して発足。
	 2003(平成15)エドヒガンかヤマザクラで論争のあった、樹齢
	約400年の大桜のDNAを鑑定し、ヤマザクラの一種と確認。
	 2005. 2.13(平成17)久木野村(クギノムラ)・長陽村(チョウヨウムラ)と
	合併して南阿蘇村(ミナミアソムラ)を発足。
はくすきのえ
	【白村江】
	◇[朝]Baekchon-kang
	○[歴]古代朝鮮、百済(クダラ)の最後の都扶余(フヨ)の周りを三方
	から囲む川。
	 現代の「錦江(Kumgang)(キンコウ)」や「白馬江」などに比定されて
	いる。
	 参照⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い),きんこう(錦
	江)
	◎「すき」は古代朝鮮語で「村」の意味。
はくすきのえのたたかい《はくすきのえのたたかひ》
	【白村江の戦い】
	○[歴] 663[天智 2]日本軍が朝鮮西南部の白村江で新羅(シラギ)
	と唐の水軍と争い敗走した戦い。
	 高句麗(コウクリ)と争っていた唐と新羅(シラギ)が同盟し、百済(ク
	ダラ)は窮地に立ち、 660[斉明 6][義慈20]日本に救援を求めた。
	日本は二万七千人の大軍を支援に送ることになり北九州に本営
	を置いたが、斉明天皇が崩御(ホウギョ)して延期となる間に、百
	済は滅亡した。
	 天智天皇が救援を継承し、日本は百済の復興を画して百済の
	王子豊璋(ホウショウ)を奉じ、白村江を遡行(ソコウ)。唐将劉仁願(Liu 
	Renyuan)(リュウ・ジンガン)が率いる唐・新羅の連合軍と戦って敗れ、
	百済の有力者三千名を伴って撤退し、日本の朝鮮進出は終った。
	 「白村江(ハクソンコウ)の戦い」,「白江口(ハクコウコウ)の戦い」とも呼ぶ。
	 参照⇒きくちじょうせき(菊池城跡,鞠智城跡),こうごいし
	(神籠石)
ばくすたー
	【バクスター】
	◇Richard Baxter
	○[人]イギリスの宗教家(1615〜1691)。
ばーくすでーるくうぐんきち
	【バークスデール空軍基地】
	◇[英]Barksdale Air Force Base
	○[軍]アメリカ合衆国ルイジアナ州(Louisiana State)北西部
	のシュリブポート(Shreveport)近郊にある空軍基地。
ぱーくすと
	【パークスト】
	◇Helen Parkhurst
	○[人]アメリカの女性教育者(1887〜1959)。
	 1920(大正 9)新しい教育法「ドルトン・プラン」を創始。
	 参照⇒どるとんぷらん(ドルトン・プラン)
ぱくすとん
	【パクストン】
	◇Joseph Paxton
	○[人]イギリスの建築家(1803〜1865)。
	 クリスタル・パレス(Crystal Palace)を設計。
	 「パックストン」とも呼ぶ。
	 参照⇒くりすたるぱれす(クリスタル・パレス)
[1]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Thomas Henry Huxley
	○[人]イギリスの生物学者(1825〜1895)。[3]J.ハクスリー・
	[4]A.ハクスリー・[5]A.ハクスリーの祖父。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
[2]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Leonard Huxley
	○[人]イギリスの作家(1860〜1933)。[1]T.ハクスリーの子、
	[3]J.ハクスリー・[4]A.ハクスリー・[5]A.ハクスリーの父。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
[3]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Julian Sorell Huxley
	○[人]イギリスの行政官・生物学者(1887〜1975)。[1]T.ハク
	スリーの孫、[4]A.ハクスリーの兄、[5]A.ハクスリーの異母
	兄。
	 1946〜1948(昭和21〜昭和23)初代ユネスコ(UNESCO)事
	務局長(1st director-general)。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
[4]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Aldous Leonard Huxley
	○[人]イギリスの小説家・批評家・詩人(1894〜1963)。[1]T.
	ハクスリーの孫、[3]J.ハクスリーの弟、[5]A.ハクスリーの
	異母兄。
	 作品は1928(昭和 3)『恋愛対位法(Point Counter Point)』
	・1932(昭和 7)『見事な新世界(Brave New World)』・1936(昭
	和11)『ガザに盲いて(Eyeless in Gaza)』など。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
[5]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Andrew Fielding Huxley
	○[人]イギリスの生理学者(1917〜)。[1]T.ハクスリーの孫、
	[3]J.ハクスリー・[4]A.ハクスリーの異母弟。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
[6]はくすりー
	【ハクスリー】
	◇Hugh Esmor Huxley
	○[人]イギリスの生物物理学者(1924〜)。
	 「ハックスリー」,「ハックスリ」,「ハクスレー」とも呼ぶ。
はくすれー
	【ハクスレー】
	◇* Huxley
	○[人]⇒[*]はくすりー(ハクスリー)
ぱくすろまーな
	【パクス・ロマーナ】
	◇[羅]Pax Romana
	○[歴]⇒ぱっくすろまーな(パックス・ロマーナ)
ばくせきざん
	【麦積山】
	◇[中]Maiji Shan/Maijishan
	○[地]中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)天水県
	(Tianshui Xian)(テンスイケン)南東にある、秦嶺山脈(Qinling Shan-
	mai)(シンレイサンミャク)の西端の山。石質は礫岩。
	 渓谷の岩壁に麦積山石窟がある。
	 「マイチーシャン」とも呼ぶ。
	◎名称は山容が麦を堆積させたような形から。
ばくせきざんせっくつ《ばくせきざんせきくつ》
	【麦積山石窟】
	◇[中]Maiji Shan Shiku/Maijishan Shiku
	○[歴]中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)天水市
	(Tianshui Shi)(テンスイシ)の、麦積山の渓谷の東崖と西崖にある
	194ヶ所の石窟寺院群。
	 北魏(ホクギ)末期の 502年から北周・隋代にかけて大小の石窟
	が営造され、唐代に栄え、のち宋・元・明・清代にも造営・補
	修が行われている。
	 礫岩の石窟や仏龕(ブツガン)には塑像・壁画がある。
	◎1952〜1953(昭和27〜昭和28)中国政府により組織的調査が行
	われた。
はくせん
	【ハクセン】
	【白鮮】
	○[植]⇒すいれん(スイレン,睡蓮,水蓮)
はくせん
	【白戦】
	◇[中]baizhan
	○(1)武器を持たず素手で戦うこと。また、その戦闘。
	 拳法など。
	 「白打(ハクダ)」とも呼ぶ。
	○(2)[文]詩才を競うとき、課された詩題に縁(ユカリ)のある語の
	使用を禁じて作詩すること。また、それによって詩才の優劣を
	競うこと。
	◎蘇軾(ソ・ショク)『聚星堂雪詩』の「白戦不許持寸鉄」から。
はくせん
	【白癬】
	◇[英]ringworm
	○[病]白癬菌などの糸状菌が皮膚に寄生して起る、伝染性の皮
	膚病(真菌症)。
	 表皮角質層の深部や毛包に寄生する浅在性白癬が大半で、ま
	れに真皮に及ぶ深在性白癬もある。
	 頭部に生じる「しらくも(白癬,白禿瘡)」、股間・臀部に好発
	する「たむし(田虫,頑癬)」、足の指の間・足の裏・手のひらに
	できる「みずむし(水虫)」のほか、爪に寄生するなどがある。
	 「白癬症」,「輪癬(リンセン)」,「トリコフィトシス(trichophytosis)」
	とも呼ぶ。
	◎治療薬:参照⇒とりこまいしん(トリコマイシン),てるびな
	ふぃん(テルビナフィン)
	 黄癬:⇒おうせん(黄癬)
はくせん
	【博川】
	◇[朝]Pakch'on
	○朝鮮半島北西部の平安北道(P'yong-anbuk-do)の南部、朝鮮
	民主主義人民共和国(北朝鮮)の郡。
	 「パクチョン(博川)」とも呼ぶ。
★はくせんきん
	【白癬菌】
	◇[学]Trichophyton
	○[病]皮膚に寄生して白癬を起こすモニリア科(Moniliaceae)
	白癬菌属(トリコフィトン属)(Trichophyton)の真菌類(fungi)。
	 「トリコフィトン」とも呼ぶ。
	 参照⇒はくせん(白癬)
はくせんしょう《はくせんしやう》
	【白癬症】
	○[病]⇒はくせん(白癬)
はくそ
	【歯くそ】
	【歯屎】
	○[俗][医]⇒しこう(歯垢)
はくそう《はくさう》
	【薄葬】
	○従来の葬儀に対して、縮小・簡略化された葬儀。
	◎薄葬令:⇒はくそうれい(薄葬令)
はくそうれい《はくさうれい》
	【薄葬令】
	○[歴]大化の改新の政策の一つとして出された、大規模な墳墓
	造営を規制する勅令。
	  646(大化 2. 3.)民衆の疲弊軽減のため、厚葬(コウソウ)・殉死
	(ジュンシ)を禁じ、身分・地位に応じて、墳墓の規模や労役の動
	員数・日数を制限し、喪期(ソウキ)・葬具・副葬品などを規定。
	 律令制にも継承された。
	◎これにより古墳が消滅した。
	 参照⇒こふんじだい(古墳時代)
はくぞく
	【貊族】
	◇[中]Mo Zu
	○[歴]⇒かいはく(穢貊)
はくそんこうのたたかい《はくそんかうのたたかひ》
	【白村江の戦い】
	○[歴]⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い)
はくだ
	【白打】
	◇[中]baida
	○(1)蹴鞠(ケマリ)の遊び方の一つ。
	○(2)武器を持たず素手で戦うこと。また、その戦闘。
	 拳法など。
	 「白戦(ハクセン)」とも呼ぶ。
はくたい
	【百代】
	○[古]⇒ひゃくばい(百代)
はくたちょう《はくたちやう》
	【伯太町】
	◇[日]Hakuta Cho
	○[古]島根県北東部にあった能義郡(ノギグン)の町。
	◎2004.10. 1(平成16)広瀬町(ヒロセマチ)・伯太町の2町が安来市
	(ヤスギシ)に編入。
	◎愛媛県越智郡(オチグン)には伯方町(ハカタチョウ)がある。
ばくだっど
	【バクダッド】
	◇Baghdad
	○⇒ばぐだっど(バグダッド)
ばぐだっど
	【バグダッド】
	◇Baghdad
	○イラク(Iraq)共和国の首都。
	 「バグダード」,「バクダッド」,「バクダード」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1957(昭和32)          108万1,288人(広域)。
	 1965(昭和40)149万人、      212万4,300人(広域)。
	 1970(昭和45)198万4,000人。
	 1977(昭和52)          318万9,700人(広域)。
	 1987(昭和62)384万1,268人(推計)、464万8,609人(広域)。
	 1997(平成 9)          542万3,964人(広域)。
	◎1957(昭和32)バグダッド大学(the University of Baghdad)、
	創立。
	◎リトル・バグダッド:⇒でぃあぼーん(ディアボーン)
ばくだでぃ
	【バクダディ】
	◇Khan al-Baghdadi
	○イラク西部、アンバル州(Muhafazat al-Anbar)北東部の町。
	 北緯33.85°、東経42.55°の地。
	 ユーフラテス川沿いで、州都ラマディ(ar-Ramadi)とハディ
	ーサ(Al-Hadithah)の間に位置する。
ばくだーど
	【バクダード】
	◇Baghdad
	○⇒ばぐだっど(バグダッド)
ばぐだーど
	【バグダード】
	◇Baghdad
	○⇒ばぐだっど(バグダッド)
はくたん
	【白炭】
	○⇒もくたん(木炭)
	◎「しろずみ(白炭)」とも呼ぶ。
★ばくだん
	【爆弾】
	○()
	○()[食]⇒ばくだんあられ(爆弾あられ)
ばくだんあられ
	【爆弾あられ】
	○[食]鉄製容器に米・トウモロコシなどを入れて密閉して加熱
	加圧し、一気に減圧して材料の水分を気化させ膨張させた食品。
	 減圧するとき弁を叩いて開くとバンと大きな爆発音がする。
	 単に「爆弾」とも、「ポン菓子」とも呼ぶ。
	◎昭和中期までは各地の町や村を巡回し、販売以外に米所(コメド
	コロ)では良質の米と低質の米で作ったものと交換していた。提
	供した米と同等またはそれ以上の容量で交換するが、重量的に
	はかなり少なくなっている。
	 また、音を聞いて子供たちは米を持って集まって来る。
	◎中国語:爆米花(baomihua)。
ばくだんさんゆうし
	【爆弾三勇士】
	○(1)[歴][軍][人]満洲事変下、1932. 2.22(昭和 7)午前5時、
	上海付近の廟巷鎮(Miaoxiang Zhen)(ビョウコウチン)で突撃の道を作
	るため、点火した長い破壊筒(ハカイトウ)を三人で抱えて敵の鉄条
	網に突進した3名の工兵。
	 先頭から北川、江下、作江一等兵。所属は久留米第12師団混
	成第24旅団歩兵大隊。
	 本来、鉄条網に投げ込むだけであったが、先頭二人は即死、
	作江は左脚を失い1時間余りで死亡。彼らは第一組で、第二組
	は無事帰還しており、導火索の長さや薬量などの技術的失敗と
	する説がある。
	 「肉弾三勇士」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばんがろはかいとう(バンガロ破壊筒)
	◎作江が「天皇陛下万歳」と言ったと捏造し、国定教科書に載せ
	天皇への忠誠の教材となった。また三人の中に部落民がいると
	して、軍隊内外の部落民差別の精神的緩和にも用いられた。
	○(2)[楽]与謝野鉄幹作詞、辻順治作曲の歌謡曲(軍歌)。
はくち
	【白痴】
	◇[露]Idiot(Идиот)、[英]The Idiot
	○[文]ドストエフスキー(Fyodor Mikhailovich Dostoevskii)
	の長編小説。
	 純粋なムイシキン(Myshkin)公爵が理想の社会を願って努力
	し、現実社会に打ち砕かれる人生を描く。
	◎1867〜(慶応 3〜明治 2)の間に書かれる。
はくち
	【白痴】
	【白癡】
	◇[英]idiot
	○(1)普通の人より知能が劣っている者。
	○(2)[心]精神薄弱児のうち最も知能の低い者。
	 参考⇒ろどん(魯鈍),ちぐ(痴愚)
	◎ギリシア語の「官職につけない人」から。
はくち
	【白雉】
	○(1)白色の雉(キジ)。
	○(2)[歴]孝徳天皇朝の年号。
	  650(大化 6,白雉元. 2.15)〜 654(白雉 5.10.??)。
	 後世の美称で「白鳳」とも呼び、 654年以降にも用いられる。
	 参照⇒はくほう(白鳳)(2)
	◎穴戸(アナト)(のち長門国)国司からの白雉献上による改元。
はぐち
	【刃口】
	○刀の刃の先。
はぐち
	【羽口】
	○(1)堤防の斜面。
	◎羽口芝:⇒はぐちしば(羽口芝)
	○(2)[冶金]溶鉱炉などの送風口。
ぱくちー
	【パクチー】
	◇[タイ語]pakchee/pak chee
	○[植]⇒こりあんだー(コリアンダー)(1)
ばくちく
	【爆竹】
	○(1)([英]squib)紙筒や細竹に火薬を詰めたもの。
	 導火線に点火すると爆発して大きな音を出す。
	 幾つも連ねて連続して鳴らすことが多い。
	 元旦や祭日・祝日などに厄除けと景気付けに鳴らす。
	 参照⇒にーびー(2B)(2),くらっかー(クラッカー),かんしゃ
	くだま(かんしゃく玉,癇癪玉)(2)
	◎もと、中国で除夜から新年にかけて、青竹を焼いて爆発させ、
	音を立てて鬼を追い払ったことに始まるという。
	○(2)左義長(サギチヨウ)・どんど焼きで正月飾りの竹などを焚(タ)
	く火。
はぐちしば
	【羽口芝】
	○堤防の斜面保護のために植えつける芝。
	 参照⇒はぐち(羽口)
	◎モグラ対策:⇒ひがんばな(ヒガンバナ,彼岸花,石蒜)
はくちゅうむ《はくちうむ》
	【白昼夢】
	◇[英]daydream(デイドリーム)
	○(1)目が覚めている真昼に見る夢。現実性を帯びた幻想。
	 「白日夢(ハクジツム)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆめうつつ(夢うつつ,夢現つ,夢現)(3)
	○(2)(転じて、実現しそうもない)非現実的な空想・幻想。
	 「白日夢」とも呼ぶ。
はくちょう《はくてう》
	【はくちょう】
	○[天]1979(昭和54)に打ち上げられた宇宙科学研究所の科学衛
	星。
★はくちょう《はくてう》
	【ハクチョウ】
	【白鳥】
	◇[英]swan(スワン)
	○(1)[鳥]ガンカモ目(Anseriformes)ガンカモ科(Anatidae)ハ
	クチョウ属(Cygnus)の水鳥の総称。
	◎青森県の県鳥。島根県の県鳥はオオハクチョウ。
	◎伝説:⇒はくちょうのうた(白鳥の歌)(1)
	 童話:⇒みにくいあひるのこ(醜いアヒルの子,みにくいアヒ
	ルの子)
	○(2)[古][鳥]コハクチョウ(小白鳥)の旧和名。
	 ⇒こはくちょう(コハクチョウ,小白鳥)
はくちょう《はくちやう》
	【白丁】
	○(1)[歴]律令制で公の資格を持たない無位無冠の一般男子。
	 口分田を班給されて租を納める農民で、庸・調・雑徭などの
	課役をも負担する。
	 「はくてい(白丁)」とも呼ぶ。
	 参照⇒てい(丁)(5)
	○(2)[歴]成人しても兵籍にはいらない者。
	○(3)[歴]まだ訓練を終えていない兵丁(ヘイテイ)。転じて、まだ
	事になれていない者。
	○(4)[歴]朝鮮の被差別階級。
	 ⇒ぺくちょん(ペクチョン,白丁)
	 参照⇒はくちょう(白張,白丁)
はくちょう《はくちやう》
	【白張】
	【白丁】
	○(1)[古]白布で作った狩衣(カリギヌ)に糊(ノリ)を強く張ったもの。
	○(2)[古]白張(1)を着た、貴族などの従者。傘持(カサモチ)・沓持
	(クツモチ)・(馬の)口取(クチトリ)などの役をする。
	○(3)白張(1)を着て、神事・神葬の際に物を持ち運ぶなど雑用
	に従事する人夫(ニンプ)。
	◎「白張(シラハ)り」の音読み。
はくちょう《はくてう》
	【白鳥】
	○(1)[鳥]⇒はくちょう(ハクチョウ,白鳥)
	○(2)[天]⇒はくちょうざ(ハクチョウ座,白鳥座)
	○(3)[歴][交]1961.10.(昭和36)から大阪駅〜青森駅を運行し
	た旧国鉄の電車特急。走行距離は約1,040キロメートルで日本最長。
	 1961. 6.(昭和36)に開通した北陸トンネルを通過。
	 JR西日本のダイヤ改正により、2001. 3. 2(平成13)の運行
	をもって廃止。
はくちょうかんこく《はくちやうかんこく》
	【白帳汗国】
	◇Chagan-Ordu
	○[歴]⇒はくちょうはんこく(白帳汗国,白帳ハン国)
★はくちょうざ《はくてうざ》
	【ハクチョウ座】
	【白鳥座】
	◇[英]Cygnus(シグナス)
	○[天]トレミー星座(Ptolemy's 48 constellations)の一つ。
	 日本では9月中旬に南天する。
	 アルファ星(首星)はデネブ(Deneb)。
はくちょうのうた《はくてうのうた》
	【白鳥の歌】
	◇[独]Schwanengesang
	○(1)[ドイツ伝説]白鳥が死のまぎわに歌うという歌。
	 「シュバーネンゲザング」とも呼ぶ。
	○(2)[楽][文](転じて)作曲家・詩人の最後の作品。
	 シューベルトの歌曲集が有名。
	 「シュバーネンゲザング」とも呼ぶ。
はくちょうのみずうみ《はくてうのみづうみ》
	【白鳥の湖】
	◇[英]Swan Lake、[フ]Lac des cygnes、[露]Lebedinoe Ozero
	○(1)[劇]チャイコフスキー(Pyotr Iliich Chaikovskii)作曲
	のバレエ。四幕。
	 魔法で白鳥の女王に変えられたオデット(Odette)姫と王子ジ
	ークフリート(Siegfried)の物語。
	 クラシックバレエ(古典バレエ)で最も親しまれている作品。
	 参照⇒じーくふりーと(ジークフリート)(1)
	◎1875(明治 8)作曲。
	 1877(明治10)モスクワで初演。
	○(2)[楽](1)を編曲した演奏会用組曲。
はくちょうはんこく《はくちやうはんこく》
	【白帳汗国】
	【白帳ハン国】
	◇Chagan-Ordu/Chagan-Ordo、[英]White Horde、[中]Bai-
	zhang Hanguo(白帳汗国)
	○[歴]キプチャク汗国を構成した諸王国の一つ。
	 バトゥ(Batu)(抜都)の長兄オルダ(Orda)の領土。
	 ウラル川以西、アラル海北方からイルティシ川([露]Reka 
	Irtysh)方面を領有。
	 14世紀末から白帳汗国の王がキプチャク汗位についた。
	 16世紀初めに滅亡。
	 「はくちょうかんこく(白帳汗国)」,「アク・オルダ(Ak-Orda)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒きぷちゃくはんこく(キプチャク汗国,欽察汗国,金帳
	汗国),どみとりーどんすこい(ドミトリー・ドンスコイ)
	◎現在のほぼカザフスタンの地。
	 ウラル川以東は青帳汗国(Qingzhang Hanguo)の領土。
ぱくちょん
	【パクチョン】
	【博川】
	◇[朝]Pakch'on
	○⇒はくせん(博川)
ぱくちょんひ
	【パク・チョンヒ】
	【朴正煕】
	【朴正熙】
	◇[朝]Pak Chonghui、[英]Park Chung-hee
	○[人]韓国の軍人・第5代大統領(1917. 9.30〜1979.10.26)。
	慶尚北道(Kyongsang-buk-do)善山(Seonsan)、出身。日本語読
	みは「ぼく・せいき」。大統領在任:1963〜1979。
	 1937(昭和12)大邱師範学校卒業。
	 1942(昭和17)満州軍官学校から、日本の陸軍士官学校へ留学
	し、1944(昭和19)卒業。関東軍に編入され、中尉で終戦。
	 第二次世界大戦後、韓国国防軍に入隊。陸軍本部で主として
	情報・作戦・軍需関係を担当。
	 李承晩(I Sungman)(リ・ショウバン)引退の政情不安に乗じ、1961
	(昭和36)少将・第2軍副司令官として将校団を率い五・一六ク
	ーデターを指導し、軍部独裁政権を樹立。
	 1962(昭和37)大統領代行、1963.10.(昭和38)民主共和党総裁
	として第5代大統領に就任。
	 1965(昭和40)日韓条約を締結し、日本との国交再開。
	 1967. 5.(昭和42)大統領に再選。
	 1968. 1.21(昭和43)青瓦台襲撃未遂事件、発生。
	 1970(昭和45)セマウル(saemaul)運動と呼ぶ農村近代化運動
	を推進。八・一五宣言で南北対話を呼びかける。
	 大統領の3選を禁止する憲法を改正し、1971. 4.(昭和46)3
	選。
	 1972.10.(昭和47)戒厳令を宣布し永続政権を目して維新体制
	と称し憲法を改正(十月維新)、維新憲法下の大統領に選出。
	 1974. 8.(昭和49)文世光(Mun Se-gwang)事件、発生。
	 側近の金載圭(Kim Jaekyu)KCIA部長に射殺される。
	 参照⇒ぶんせいこうじけん(文世光事件)
	◎1971(昭和46)原子力開発十五年計画で極秘に核兵器開発計画
	を進め、1975(昭和50)核爆弾の設計を終了。
	 1980(昭和55)崔圭夏大統領代行が辞任し、全斗煥(チョン・ドファン)
	が大統領に就任。アメリカ(カーター政権)の圧力で全大統領が
	核兵器開発の計画を中止。
ばくちん
	【爆沈】
	○(1)艦船が積載している燃料や爆薬などで爆発を起こして沈
	むこと。
	○(2)[軍]艦船を爆撃・雷撃・砲撃などで攻撃し、爆破させて
	沈めること。
	 参照⇒げきちん(撃沈),らいちん(雷沈)(3),ごうちん(轟沈)
	(1)
はくつる
	【はくつる】
	○[歴][交]上野駅〜青森駅間を運行したJR東北本線の寝台特
	急。
	 1964(昭和39)運行開始。
	 2002.11.30(平成14)廃止。東北新幹線の八戸開業に伴うもの。
	 参照⇒はつかり(はつかり)
はくつる
	【白鶴】
	○[食]白鶴酒造株式会社の清酒ブランド名。
	◎本社は兵庫県神戸市東灘区。
はくてい
	【白丁】
	○⇒はくちょう(白丁)
はくてい
	【白帝】
	◇[中]Baidi
	○(五行説で)五天帝の一神。金性・秋(白秋)・西方を支配する。
	 「金帝(Jindi)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごてんてい(五天帝),はくていじょう(白帝城)(1)
ぱくてぃあしゅう《ぱくちあしう》
	【パクティア州】
	◇Velayat-e Paktia、[英]Paktia Province
	○アフガニスタン東部の州。北東部をナンガハル州(Velayat-e 
	Nahgarhar)とパキスタン、東部・南東部をパキスタン、北西部
	をロガール州(Velayat-e Lowgar)、南西部をパクティカ州(Vel-
	ayat-e Paktika)に接する。
	 州都はガルデーズ(Gardeyz)。
	〈面積〉
	 6,408平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)50万1,400人。
ぱくてぃかしゅう《ぱくちかしう》
	【パクティカ州】
	◇Velayat-e Paktika、[英]Paktika Province
	○アフガニスタン東部の州。北部をパクティア州(Velayat-e 
	Paktia)、西部をガズニ州(Velayat-e Ghazni)、東部・南部を
	パキスタンに接する。
	 州都はシャラン(Zareh Sharan)。
	〈面積〉
	 1万9,101平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)45万4,900人。
★はくていじょう《はくていじやう》
	【白帝城】
	◇[中]Baidi Cheng/Baidicheng、[英]Paiticheng
	○(1)中国中央部、中央直轄市重慶(Chongqing)北東部の奉節県
	(Fengjie Xian)(ホウセツケン)東部の白帝鎮(Zhen)にある古城。
	 李白(Li Bai)(リ・ハク)の七言絶句『早発白帝城(つとに白帝城
	を発す)』などに歌われている。
	 参照⇒くとうきょう(瞿塘峡)
	◎前漢(Qian Han)末期、公孫述(Gongsun Shu)(コウソン・ジュツ)(?
	〜AD.  36)が白帝山上に砦(トリデ)を築いたとき、白竜が井戸の
	中から現れたので、自らを白帝と名乗り、白帝城と命名したと
	いう。
	 三国時代、蜀漢(Shu Han)(ショクカン)の劉備(Liu Bei)(リュウ・ビ)
	がここで呉(Wu)(ゴ)の軍を防ぎ、病死したところ。
	 参照⇒はくてい(白帝)
	○(2)愛知県犬山城の別称。
	 ⇒いぬやまじょう(犬山城)
はくてつ
	【白鉄】
	◇[英]galvanized iron
	○[建]トタン板・亜鉛びき鉄板。
	 ⇒とたん(トタン)(1)
★はくてっこう《はくてつくわう》
	【白鉄鉱】
	◇[英]white iron pyrite/marcasite(マーカサイト)
	○[鉱]二硫化鉄(FeS2)を主成分とする鉱物。斜方晶系の結
	晶。
	◎ほぼ同じ組成の黄鉄鉱(pyrite)は等軸晶系。
ばくてりあ
	【バクテリア】
	◇[英](複数形)bacteria/(単数形)bacterium
	○[生]細菌。
	 ⇒さいきん(細菌)
ばくてりうむ
	【バクテリウム】
	◇[英](単数形)bacterium/(複数形)bacteria(パクテリア)
	○[生]細菌。
	 ⇒さいきん(細菌)
ばくてりや
	【バクテリヤ】
	◇[英](複数形)bacteria/(単数形)bacterium
	○[生]細菌。
	 ⇒さいきん(細菌)
ばくてん
	【バク転】
	◇[英]back handspring
	○[俗][運]後方に反り返って体を後転させること。
	 両手を着いて回転するものと、助走して体を横にひねりなが
	らまたはトランポリンなどで手を使わずに後方宙返りするもの
	がある。
	 「バック転」,「後ろ返り」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちゅうがえり(宙返り)(1),そくてん(側転)
★はくど
	【白土】
	○(1)[鉱]白色の土。しろつち(白土)。
	○(2)[鉱]火山灰・火山岩などが風化した白色の土。主成分は
	二酸化珪素(ケイソ)・珪酸アルミニウム。
	 建築の塗料、セメント混合材、陶磁器の原料などに使用する。
	 「陶土(トウド)」とも呼ぶ。
	○(3)[鉱]酸性白土の別称。
ぱくと
	【パクト】
	◇[英]pact
	○(1)(個人間の)契約・約束。
	○(2)(国家間の)協定・条約。
	◎平和条約(the peace pact)。
はくとう
	【白頭】
	◇[中]baitou
	○(1)白髪頭(シラガ・アタマ)。
	 「白首(ハクシュ)」とも呼ぶ。
	○(2)白髪(ハクハツ)の老人。
	 「白首(ハクシュ)」とも呼ぶ。
★はくどう
	【白銅】
	○(1)銅とニッケル(nickel)の合金。
	◎英語では「白銅」のことも「ニッケル(nickel)」と呼ぶ。
	○(2)
★はくどう
	【拍動】
	【搏動】
	○[医]
	 参照⇒みゃくはく(脈拍,脈搏),どうぼうけっせつ(洞房結節)
	◎哺乳類の一生の総拍動数はほぼ15億回と言われ、拍動の遅い
	大型獣は長命で、拍動の速い小型獣は短命とされる。
はくとうあらたなるがごとし
	【白頭新たなるが如し】
	【白頭如新】
	◇[中]baitou ruxin
	○⇒はくとうしんのごとし(白頭新の如し,白頭如新)
はくとうさん
	【白頭山】
	◇[朝]Paektu san、[英]Mount Paektu/Mount Baekdu
	○[地]朝鮮北部、中国北東部の吉林省(Jilin Sheng)との国境
	にある長白山脈([中]Changbai Shanmai)の休火山。標高2,744
	メートルで、朝鮮半島の最高峰。
	 山頂部は白い軽石でおおわれており、名前の由来(ユライ)となっ
	ている。
	 山頂にはカルデラ湖の天池(チョンジ<Chonji>)があり、松花
	江([中]Songhua Jiang)(ショウカコウ)の水源をなし、中国東北地方
	を流れて本流の黒竜江([中]Heilong Jiang)(コクリュウコウ)に注(ソソ)
	ぐ。
	 山腹からは鴨緑江([中]Yalu jiang)(オウリョッコウ)が発源し南西
	流して中国との国境をなし、黄海に注ぐ。また豆満江([朝]Tu-
	man-gang)(トマンコウ)が発源し北東流して中国・ロシアとの国境を
	なし、日本海に注ぐ。
	 朝鮮語読みでは「ペクトゥサン(Paektu san)(白頭山)」、中国
	名は「長白山(Changbai shan)(チョウハクサン,チョウハクザン)」。
	 参照⇒ちょうはくさんみゃく(長白山脈,長白山脉),おうりょっ
	こう(鴨緑江)
	◎古来、朝鮮建国神話の舞台となっている地。
	  938年ころ、大噴火。
	 1903(明治36)噴火。
	◎シベリアトラが生息し、「白頭山トラ」と呼ばれ、山神の化身
	(ケシン)とされている。
	 大きいオスでは体長約2.8メートル、尾長95センチメートル、
	体重180〜300キログラム。
	◎韓国の最高峰:⇒はるらさん(ハルラサン,漢拏山)
はくとうしんのごとし
	【白頭新の如し】
	【白頭如新】
	◇[中]baitou ruxin
	○(1)互いに白髪の歳まで交際しても、心が通いあわなければ
	初対面と同然であること。
	 「白頭新(アラ)たなるが如し」とも言う。
	◎『史記(鄒陽伝)』「白頭如新、傾蓋如故(けいがいこのごとし)」
	から。
	○(2)(転じて)旧友同士が相手の気持ちを理解しなかったとき
	に謝罪として用いる言葉。
	 「白頭新(アラ)たなるが如し」とも言う。
はくとうど《はくたうど》
	【白陶土】
	◇[中]Baitaotu
	○[鉱]⇒かおりん(カオリン)
はくとかいがん
	【白兎海岸】
	◇[日]Hakuto Kaigan
	○[地]鳥取県鳥取市の西部、千代川(センダイガワ)河口の西に広が
	る海岸。
	 『古事記(コジキ)』などにみえる「因幡(イナバ)の素兎(シロウサギ)」
	の伝説で知られる。
	 参照⇒いなばのしろうさぎ(因幡の素兎,因幡の白兎)
	◎千代川河口の東側には鳥取砂丘(サキュウ)が広がる。
ばくとら
	【バクトラ】
	◇Bactra
	○[歴]バクトリア王国の首都。現在のアフガニスタン北部の都
	市バルフ(Balkh)。
	 参照⇒ばくとりあ(バクトリア)(2),ばるふ(バルフ)(2)
ばくとりあ
	【バクトリア】
	◇Bactria
	○(1)[歴]中央アジア、アム川上流域の古称。
	 東トルキスタンからペルシア・インドに至る要地。
	◎紀元前6世紀、古代ペルシアの碑文に初見。
	 アケメネス朝ペルシアの一州であったが、アレクサンドロス
	大王が征服。大王の死後、セレウコス朝シリア王国の支配を受
	ける。
	○(2)[歴]古代ギリシア人がバクトリアに建てた古代王国(BC.
	 255ころ〜BC. 139)。
	 シリア王国の太守ディオドトス(Diodotos)が独立してバクト
	ラ(Bactra)(現:アフガニスタン北部のバルフ)を中心に建国。
	 のち北西インドのインダス河畔にまで支配が及び、そのギリ
	シア文化がのちにガンダーラ美術を生む母胎となった。
	 紀元前2世紀半ば、中央アジア北方の草原からスキタイ系遊
	牧民トハラ人が侵入して滅亡。
	 「ギリシア・バクトリア王国(Greco-Bactrian Kingdom)」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒とはら(トハラ,吐火羅,都貨邏)(1)
	◎中国漢代の文献に見える「大夏(タイカ)([中]Daxia)」は従来「バ
	クトリア」と見做(ミナ)されていたが、現在では「トハラ」とする
	説が有力。
ばくとりあのおうごん《ばくとりあのわうごん》
	【バクトリアの黄金】
	◇[英]Bactrian Gold
	○[歴]アフガニスタン北部で発見された、古代バクトリア時代
	(クシャン朝初期、1世紀ころ)の騎馬民族の装身具類。
	 約2万0,400点。カブール博物館所蔵。
	 ヘレニズム・スキタイ・中国などの影響がみられる。
	◎1979(昭和54)ソ連の考古学調査隊がシェベルガン(Sheber-
	ghan)近郊にあるティリヤ・テペ遺跡の墓群(Tillya-Tepe ne-
	cropolis)で発掘。
	◎「ティリヤ・テペ」は「黄金の丘」の意味。
	 参照⇒てる(テル)
はくないしょう《はくないしやう》
	【白内障】
	◇[英]cataract(白くあわ立つ瀑布)
	○[病]眼の水晶体(スイショウタイ)が灰白色(カイハクショク)に濁(ニゴ)り、
	光線の透過が悪くなり、視力が低下する病気。
	 原因で最も多いのは老人性変化によるもの。また、先天性の
	ものや、糖尿病性・内分泌異常・外傷性、赤外線による職業病
	性のものなどがある。
	 放射線障害によっても発現し、原爆の被爆によるものは「原
	爆白内障」と呼ばれる。
	 手術により95%の人が視力0.5以上に回復。
	 「しろそこひ(白底翳)」とも呼ぶ。英語名は「カタラクト」。
	 参照⇒おうししょう(黄視症)
	◎老人性白内障(senile cataract)。
	 外傷性白内障(traumatic cataract)。
	 原爆白内障(atomic bomb cataract)。
	◎白底翳の「翳」は「かげり」。
	 緑内障は「あおそこひ(青底翳)」。
	 黒内障は「くろそこひ(黒底翳)」。
	 参照⇒りょくないしょう(緑内障),こくないしょう(黒内障)
はくにー
	【ハクニー】
	◇[英]hackney
	○(1)乗用馬。
	 「ハック(hack)」とも呼ぶ。
	○(2)(Hackney Borough)⇒はくにーく(ハクニー区)
はくにーく
	【ハクニー区】
	◇[英]Hackney Borough
	○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)中央部、テムズ
	川(the Thames)北岸の一行政区画。南東部をタワーハムレッツ
	区(Tower Hamlets Borough)、西部をイズリントン区(Isling-
	ton Borough)に接する。
はくにじゅうにろう《はくにじふにらう》
	【白二十二郎】
	◇[中]Bo Ershi'erlang/Bai Ershi'erlang
	○[人]白居易の別称。
	 ⇒はくきょい(白居易)
ばくにつく
	【縛に就く】
	○(1)(人が)縛(シバ)られること。
	○(2)(転じて、官憲などに)捕(ツカ)まること・逮捕(タイホ)される
	こと。
ばくば
	【バクバ】
	◇Ba'quba
	○⇒ばくーばー(バクーバー)
ばくーば
	【バクーバ】
	◇Ba'quba
	○⇒ばくーばー(バクーバー)
ばくーばー
	【バクーバー】
	◇Ba'qubah/Baqubah、[英]Baquba
	○イラク中東部、ディヤーラ州(Muhafazat Diyala)の州都。
	 北緯45.62°、東経34.90°の地。
	 チグリス川の支流ディヤーラ川(Nahr Diyala)東岸(左岸)に
	位置し、バグダッド(Baghdad)の北北東約51キロメートル。
	 「バクーバ(Ba'quba)」,「バクバ」,「バアクーバ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1985(昭和60)11万5,000人。
ばぐぱいぷ
	【バグパイプ】
	◇[英]bagpipe/bagpipes
	○[楽]吹奏楽器の一種。
	 数本の音管をつけた皮袋に口で空気を満たしながら、脇で空
	気を音管へ押し出して演奏する。
	 ヨーロッパの民族楽器で、民謡やダンスの伴奏に使用する。
	 「バッグパイプ」,「風笛(フウテキ)」,「袋笛」とも呼ぶ。
	 特にスコットランド高地人のものが有名で、「グレートハイ
	ンランドバグパイプ(great highland bagpipe)」,「ハイランド
	パイプ(highland pipe)」と呼び、軍楽隊でも使用する。
	 参照⇒みゅぜっと(ミュゼット)(1)
はくばかい《はくばくわい》
	【白馬会】
	○[歴][美]明治後期の洋画美術団体
	 自由主義を主張する外光派(ガイコウハ)の黒田清輝(キヨテル)・久米
	桂一郎らが、官僚的な明治美術会を脱退して設立。
	 自由で平等な会員組織で、展覧会には完成品のほかに習作や
	画稿なども展示した。
	 会員には和田英作・藤島武二・岡田三郎助(サブロウスケ)らがい
	る。
	◎「しろうま(白馬)」は「どぶろく(濁酒)」の別称で、外光派が濁
	酒を飲んで談論したことから会の名称としたもの。
	◎1896(明治29)組織。
	 1911(明治44)解散。
ばくばく
	【ばくばく】
	【バクバク】
	○[形動]心臓が極度に鼓動するさま。動悸(ドウキ)が激しいさま。
ばくばく
	【莫莫】
	◇[中]momo
	○草木が盛んに茂っておおい隠すさま。
はくばさんざん
	【白馬三山】
	◇[日]Hakuba Sanzan
	○[地]飛騨(ヒダ)山脈(北アルプス)の白馬岳(シロウマダケ)・杓子岳
	(シャクシダケ)・鑓ヶ岳(ヤリガタケ)の総称。
	 参照⇒しろうまだけ(白馬岳),しゃくしだけ(杓子岳),やりが
	たけ(鑓ヶ岳)
★はくばじ
	【白馬寺】
	◇[中]Baima Si
	○中国中央部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)北西部の洛陽市
	(Luoyang Shi)東郊にある寺。
	 AD.  67年、後漢の第2代皇帝明帝(Ming Di)の創建で、中国
	最初の仏教寺院。
	◎明帝の招きで、中インドの僧迦葉摩騰(カショウ・マトウ)・竺法蘭(ジ
	ク・ホウラン)らが経典などを白馬に背負わせて来たという。
はくばだけ
	【白馬岳】
	◇[日]Hakuba Dake
	○[地]⇒しろうまだけ(白馬岳)
はくはつ
	【白髪】
	○白い毛髪(モウハツ)。しらが(白髪)・銀髪(ギンパツ)。
	 参照⇒はんぱく(半白,斑白,頒白)
はくはつさん
	【白髪山】
	◇[日]Hakuhatsu San
	○[地]島根県八束郡(ヤツカグン)美保関町(ミホノセキチョウ)にある丘。標
	高294メートル。
	 「しらかみさん(白髪山)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しらがやま(白髪山),しらひげやま(白髪山)
はくはつさんぜんじょう《はくはつさんぜんぢやう》
	【白髪三千丈】
	◇[中]baifa sanqian zheng/bofa sanqian zheng
	○(1)[慣用句]長年の積もる憂(ウレ)いで、髪の毛が白くなり、
	長く伸びたこと。
	 心配ごとや悲しみが積ることの形容。そた、それを嘆(タン)じ
	る言葉。
	◎李白(Li Bai)(リ・ハク)『秋浦歌(Qiupu Ge)(シュウホノウタ)』:白髪
	三千丈縁愁似箇長:白髪三千丈、愁(ウレヒ)に縁(ヨ)りて箇(カク)の
	似(ゴト)く長し。
	○(2)(転じて)漢詩文に多い、誇張(コチョウ)した言葉。大げさな
	こと。その典型。
はくばとうじ
	【白馬童子】
	○[TV]日本教育テレビ(現:テレビ朝日)が放送した子供向け
	時代劇。
	 主演:山城新伍(ヤマシロ・シンゴ)(1938〜2009)。
	◎1960(昭和35) 1. 5〜 9.20、放送。
はくばはうまにあらず
	【白馬は馬に非ず】
	◇[中]bai ma fei ma(白馬非馬)
	○[諺]中国の戦国時代の公孫竜(Gong Sunlong)(コウソン・リュウ)が唱
	えた詭弁(キベン)の一つ。
	 白馬を馬だとすると、黒馬や赤馬は馬ではないことになる。
	だから白馬は馬ではないと論ずる推論。
	 馬は動物の一種をさす概念で、白や黒などは色の概念で異な
	るが、それを無視して同一に論じて混乱させるもの。
	 「白馬非馬論」とも呼ぶ。
	◎『公孫竜子』「白馬論」にある故事。
はくばひばろん
	【白馬非馬論】
	○[諺]⇒はくばはうまにあらず(白馬は馬に非ず)
はくばむら
	【白馬村】
	◇[日]Hakuba Mura
	○長野県北西部、北安曇郡(キタアズミグン)の村。
	 鑓ヶ岳(ヤリガタケ)中腹に白馬鑓(ハクバヤリ)温泉があり、白馬三山
	(ハクバサンザン)や八方尾根への登山やスキーの基地。
はくばやり
	【白馬鑓】
	◇[日]Hakuba Yari
	○(1)[地]⇒やりがたけ(鑓ヶ岳)
	○(2)長野県北安曇郡(キタアズミグン)白馬村(ハクバムラ)、鑓ヶ岳(ヤリガ
	タケ)中腹にある温泉。硫黄泉で、39〜44℃。
	 中部山岳国立公園に含まれる。
	◎日本一高い温泉で、標高約2,100メートル。
はくばやりがたけ
	【白馬鑓ヶ岳】
	◇[日]Hakuba Yarigayake
	○[地]⇒やりがたけ(鑓ヶ岳)
はくはん
	【白半】
	○[歴][暦]⇒びゃくげつ(白月)
はくばん
	【白板】
	◇[英]white board/whiteboard
	○⇒ほわいとぼーど(ホワイトボード)
はくひ
	【白砒】
	○[化]⇒さんかひそ(酸化砒素)(1)
はくび
	【白眉】
	○(1)白い眉(マユ)。
	○(2)[慣用句]同類中で最も優れている人、または物。
	◎『三国志蜀志(ショクシ)』「馬良伝(バリョウデン)」にある、蜀の馬氏
	の五人の子供は誰も優秀であったが、眉に白い毛が混じってい
	る長兄の馬良が特に優れていたという故事(コジ)から。
はくび
	【伯備】
	◇[日]Haku-Bi
	○伯耆(ホウキ)と吉備(キビ)の国。
	 伯耆は鳥取県西部、吉備は大化改新後に前・中・後に分けら
	れ、備前(ビゼン)は岡山県南東部・備中(ビッチュウ)は岡山県西部
	・備後(ビンゴ)は広島県東部にあたる。
	◎伯備線:⇒はくびせん(伯備線)
はくひしょう《はくひしやう》
	【白皮症】
	○[生]⇒あるびにずむ(アルビニズム)
はくびしん
	【ハクビシン】
	【白鼻心】
	◇[中]baibixin、[英]masked palm civet、[学]Paguma larvata
	○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)ジャコウネコ科(Viverridae)
	ハクビシン属(Paguma)の哺乳類。
	 頭胴長50〜65センチメートル、尾長約50センチメートル。体
	形はネコとイタチの中間。毛色は全体に茶褐色で、顔・四肢・
	尾は黒く、鼻先から頭頂部にかけて一本の白線が、目の下と耳
	の下に白斑がある。夜行性・雑食性。
	 雌・雄とも麝香臭(ジャコウシュウ)を発する会陰嚢(エインノウ)がある。
	 東南アジアに広く生息し、現地では食用にする。
	 日本でも移入されたものが野生化している。
	◎2003(平成15)に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の
	発生源とされる。
はくびせん
	【伯備線】
	○[交]中国地方を縦断するJR線。山陽本線倉敷駅(岡山県)〜
	山陰本線伯耆大山(ホウキダイセン)駅(鳥取県)間、全長138.4キロメ
	ートル。
	 山陽本線と山陰本線を連絡する。
	〈停車駅〉
	 岡山駅・庭瀬(ニワセ)駅・中庄(ナカショウ)駅・倉敷(クラシキ)駅・清音
	(キヨネ)駅・総社(ソウジャ)駅・豪渓(ゴウケイ)駅・日羽(ヒワ)駅・美袋
	(ミナギ)駅・備中広瀬(ビッチュウヒロセ)駅・備中高梁(ビッチュウタカハシ)駅
	・木野山(キノヤマ)駅・備中川面(ビッチュウカワモ)駅・方谷(ホウコク)駅・
	井倉(イクラ)駅・石蟹(イシガ)駅・新見(ニイミ)駅・布原(ヌノハラ)駅・備
	中神代(ビッチュウコウジロ)駅・足立(アシダチ)駅・新郷(ニイザト)駅・上
	石見(カミイワミ)駅・生山(ショウヤマ)駅・上菅(カミスゲ)駅・黒坂(クロサカ)
	駅・根雨(ネウ)駅・武庫(ムコ)駅・江尾(エビ)駅・伯耆溝口(ホウキミゾ
	グチ)駅・岸本(キシモト)駅・伯耆大山(ホウキダイセン)駅・東山公園(ヒガ
	シヤマコウエン)駅・米子(ヨナゴ)駅。
	◎1928(昭和 3)全通。
	 蒸気機関車(SL)が廃止されつつあった1970(昭和45)ころ、
	新見駅〜備中神代駅間の急勾配区間がSL撮影の名所であった。
ばくふ
	【幕府】
	○(1)[漢]([中]mufu)出陣中の将軍が軍政を執(ト)る幕舎(バクシャ)
	(テント)。
	 「柳営(リュウエイ)」とも呼ぶ。
	○(2)[歴]近衛府の唐名。また、近衛大将の居館。
	 参照⇒このえふ(近衛府)
	○(3)[歴]鎌倉・室町・江戸の武家政権の政庁。
	◎1190(建久元.11.)源頼朝が右近衛大将に任ぜられ、その居館
	のあった鎌倉を「幕府」と呼び始めたことから。
	 さらに1192(建久 3. 7.)頼朝が征夷大将軍に任命されたこと
	で、室町・江戸も「幕府」と呼ばれた。
	 ただし、鎌倉幕府の成立時期には諸説ある。
	 参照⇒かまくらばくふ(鎌倉幕府)
	○(4)[歴](転じて)武家政権そのもの。  
ばくふ
	【瀑布】
	◇[英]cataract(カタラクト)
	○(大きな)滝。
	◎ナイアガラ瀑布,大瀑布(ダイバクフ)
★はくぶつかん《はくぶつくわん》
	【博物館】
	◇[英]museum
	○
	 参照⇒すいぞくかん(水族館)
	◎博物館の始まりは、紀元前3世紀初頭にプトレマイオス一世
	がアレクサンドリアに創設したムセイオン(学術研究総合セン
	ター)とされる。
	◎上野博物館(のち東京帝室博物館)、1882. 3.20(明治15)開館。
	同日、上野動物園も開園。
	〈国際博物館の日〉
	 パリに本部を置く国際博物館会議が5月18日に設定。
	 2002(平成14)日本博物館協会、連動。
はくぶつかんいり《はくぶつくわんいり》
	【博物館入り】
	○[俗]⇒おくらいり(お蔵入り,お倉入り)(1)
はくふん
	【白分】
	○[歴][暦]⇒びゃくげつ(白月)
はくへい
	【白兵】
	○しらは(白刃)・はくじん(白刃)。
	 刀・剣・槍など抜き身。
	◎「兵」は「兵器・武器」のこと。
はくへいせい
	【白兵戦】
	○銃砲・弓矢などを使わず、敵に肉薄(ニクハク)し、刀や銃剣など
	を用いて戦うこと。
	 「肉弾戦」とも呼ぶ。
	 参照⇒はくへい(白兵)
はくほう
	【白鳳】
	○(1)白い羽毛の鳳(オオトリ)・白い鳳凰(ホウオウ)。
	○(2)[歴]孝徳天皇朝の年号「白雉(ハクチ)( 650〜 654)」の後世の
	美称。
	 ⇒はくち(白雉)(2)
	○(3)[歴]天武天皇・持統天皇の私年号。(2)を継続使用したも
	の。また、その時代。
	 参照⇒はくほうじだい(白鳳時代),はくほうぶんか(白鳳文化)
	◎白鳳十六年:西暦 665年。
	○(4)[農]モモ(桃)の主要品種の一つ。日本で一番多く栽培さ
	れている。
	 果実は大き目の中玉で、甘味が多く酸味が少ない。
	◎神奈川県農事試験場が、白桃に橘早生を交配した実生から選
	抜。1932(昭和 7)命名。
はくほうじだい
	【白鳳時代】
	○[芸]美術史の時代区分の一つ。飛鳥(アスカ)時代と天平(テンピョウ)
	時代の間。
	 参照⇒はくほうぶんか(白鳳文化)
はくほうじだい
	【柏鵬時代】
	○[歴][運]相撲(スモウ)取りの大鵬(タイホウ)と柏戸(カシワド)が活躍し
	たころ。
	 1961(昭和36)大鵬と柏戸の両大関がそろって横綱に昇進し、
	柏鵬時代と呼ばれた。
はくほうじょう《はくほうじやう》
	【白鳳城】
	○[歴]上野城の別称。
	 ⇒うえのじょう(上野城)
はくほうどう《はくほうだう》
	【博報堂】
	○[経]大手広告代理店の一社。
	 本社は東京都港区。
	◎2003. 8. 5(平成15)大広・読売広告社と持ち株会社「博報堂
	DYホールディングス」を設立し、10月1日に経営統合すると
	発表。
はくほうぶんか《はくほうぶんくわ》
	【白鳳文化】
	○[芸]7世紀後半の天武・持統朝から8世紀初頭の平城京遷都
	までの文化。仏教美術の制作が盛んであった。
	 この前の飛鳥文化は飛鳥とその周辺の局地的な文化であった
	が、白鳳文化では地方にも寺院が建立されている。
	 また、飛鳥文化は中国南北朝の、白鳳文化では隋・唐の影響
	を受けている。
	 この時代を「白鳳時代」とも呼ぶ。
	◎薬師寺東塔や法隆寺金堂壁画など。
	◎天武天皇の私年号「白鳳」から。
はくぼく
	【白墨】
	◇[英]chalk
	○⇒[1]ちょーく(チョーク)(2)
----------------------------------------------------------------