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                    PDD図書館管理番号       0001.0070.0000.24

                 百   科   辞   書     《は》      編集:獨  澄旻

-------- は ----------------------------------------------------
は
	【ハ】
	○[交]JR(旧:国鉄)の普通車(旧:三等車)の記号。
	◎キハ52,キハ58
は
	【刃】
	◇[英]edge(エッジ)/blade(ブレード)
	○刀(カタナ)・包丁・ハサミ(鋏)・カンナ(鉋)などの道具で、物
	を切ったり削(ケズ)ったりするために薄く鋭くしてある部分。
	 主に鉄などの金属製で、セラミック製もある。
	◎刃を立てる:研(ト)いで鋭くすること。
は
	【坡】
	◇[中]po
	○(1)坂・斜面。
	○(2)堤(ツツミ)・土手。
	○(3)山腹・中腹。丘の斜面。
	◎東坡(Dongpo)(トウバ):蘇軾(Su Shi)(ソ・ショク)の号。
★は
	【葉】
	◇[英](単数形)leaf(リーフ)/(複数形)leaves(リーブズ)
	○[植]高等植物の三基本器官(根・茎・葉)の一つ。
★は
	【歯】
	◇[英](単数形)tooth(トゥース)/(複数形)teeth(ティース)
	○[医]
	 参考⇒はちまるにいまるうんどう(8020運動)
	◎11月8日は良(イ)い歯の日。
	◎ドイツ語:ツァーン(Zahn)。
	 イタリア語:デンテ(dente)。
	◎フォークやクシ(櫛)の歯は英語で「タイン(tine)」。
[1]ばー
	【バー】
	◇[英]bar
	○(1)(打ち付けて固定している)木製または金属製の横棒。
	○(2)戸の閂(カンヌキ)。柵(サク)。
	○(3)[運]⇒くろすばー(クロスバー)
	○(4)[運](重量挙げで)バーベルの心棒。
	○(5)(バレエの練習用の)体を支える横棒・手すり。
	○(6)(転じて)棒状のもの。
	○(7)金などの棒状地金。
	◎ゴールド・バー(gold bar)
	○(8)[楽]五線譜の小節に分ける縦線。
	○(9)障壁・障害・じゃまもの。
	○(10)酒場・ホテルなどの、(2)カウンターのある洋風酒場・
	飲み屋。
	 一般にホステスはいない。
	 参照⇒[4]ばーる(バール)
	◎欧米では一杯ごとに代金を支払う。
	◎"bar"は「バール」とも読む。
	 参照⇒[4]ばーる(バール)
[2]ばー
	【バー】
	◇[ベトナム語]ba
	○(ベトナム語で)祖母・お祖母ちゃん。
[1]ぱー
	【パー】
	◇[英]par
	○(1)同等・同価・等価。同水準・同位。
	○(2)基準・標準。
	○(3)[経]平価・額面同価。為替平価。
	 有価証券の市価が額面金額に等しいこと。また、公募価格が
	払込額と等しいこと。
	○(4)[運]ゴルフで、各ホールごとに定められている標準所要
	打数。
[2]ぱー
	【パー】
	◇[英]per
	○(1)「……につき」,「……ごとに」,「……づつ」などの配分・割
	合・比例を表わす言葉。
	◎パーセント(percent):⇒ぱーせんと(パーセント)
	 パーミル(per mill):⇒ぱーみる(パーミル)
	○(2)パーセント・パーセンテージ(percentage)の略称。
	 ⇒ぱーせんと(パーセント)
ばあくーば
	【バアクーバ】
	◇Ba'quba
	○⇒ばくーばー(バクーバー)
はあざみ
	【ハアザミ】
	【葉薊】
	○[植]アカンサス([英]acanthus)の和名。
	 ⇒あかんさす(アカンサス)(1)
ぱあでれ
	【パアデレ】
	◇[葡]padre
	○[歴]⇒ばてれん(バテレン,伴天連,破天連)(1)
ばある
	【バアル】
	◇Baal/baal
	○⇒[3]ばーる(バール)
はあれつ
	【ハアレツ】
	◇Haaretz(約束の地)
	○[通]イスラエルの左翼系日刊新聞。
ぱあん
	【パアン】
	◇Pa-an
	○ミャンマー南東部、カレン州(Karen State)の州都。
ばあんさんし
	【馬鞍山市】
	◇[中]Maanshan Shi
	○中国東部、安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)東部の省直轄市(地
	級市)。
	 行政所在地は花山区。
	 参照⇒とうちゅうてつざん(桃沖鉄山,桃沖鐵山)
	〈管轄3区〉
	 雨山区(Yushan Qu)。
	 金家庄区(Jinjiazhuang Qu)。
	 花山区(Huashan Qu)。
	〈管轄1県〉
	 当塗県(Dangtu Xian)。
★はい《はひ》
	【灰】
	○(1)
	◎英語:アッシュ(ash)/シンダー(cinder)。
	 ドイツ語:アシェ(Asche)。
	 フランス語:サンダ(cendre)。
	 スペイン語:セニサ(ceniza)。
	 イタリア語:チェネレ(cenere)。
	 ロシア語:ザラ(zola)。
	◎灰(cinder)にまみれた娘:⇒しんでれら(シンデレラ)
	 灰の水曜日:⇒はいのすいようび(灰の水曜日)
	○(2)[色]⇒はいいろ(灰色)
★はい
	【肺】
	○(1)[医]両生類以上の脊椎動物の呼吸器官。五臓(ゴゾウ)の一
	つ。
	 「肺臓(ハイゾウ)」とも、ドイツ語で「ルンゲ」とも呼ぶ。
	 参照⇒はいよう(肺葉),てつのはい(鉄の肺)
	◎英語:ラング(lung)。
	 ドイツ語:ルンゲ(Lunge)。
	 フランス語:プモン(poumon)。
	 イタリア語:ポルモーネ(polmone)。
	 スペイン語:プルモン(pulmon)。
	◎肺活量,肺結核,肺炎,肺葉
	○(2)心の中。まごころ。大切なところ。
	○(3)(飛行機などの)エンジン。
	◎片肺飛行
ばい
	【バイ】
	【餅】
	◇[ベトナム語]banh
	○[食](ベトナム語で)モチ(餅)。
	 「バイン(餅)」とも呼ぶ。
ぱい
	【Π】
	◇pi
	○[数]数列の初項から第n項までの積を表す記号。
	 「総乗記号」とも呼ぶ。
	◎総和記号:⇒しぐま(Σ)
ぱい
	【π】
	◇pi
	○[数]円周率を表す記号。
	 ⇒えんしゅうりつ(円周率)
ぱい
	【パイ】
	【Π】
	【π】
	◇pi
	○[言]ギリシア文字の第16番目。
	 「ピー(pi)」とも呼ぶ。
	◎「パイ」は英語読み。
	 ローマ字の「ピー(P,p)」に相当する。
ばいあ
	【バイア】
	◇Bahia
	○(1)(Estado da Bahia)⇒ばいあしゅう(バイア州)
	○(2)[古]ブラジルの都市、サルバドルの旧称。
	 ⇒さるばどる(サルバドル)
ばいあく
	【バイアク】
	◇Vaiaku
	○⇒ふなふてぃ(フナフティ)
ばいあぐら
	【バイアグラ】
	◇[登録商標]Viagra
	○[薬]男性用の性的不能(ED)治療薬の商品名(アメリカのファ
	イザー社)。経口薬。成分はクエン酸シルディナフィル(sildena-
	fil citrate)。
	 副作用:ニトログリセリンなどの心臓病薬と併用した場合、
	血圧の急降下を招き、死に至ることもある。
	 参照⇒しありす(シアリス),れびとら(レビトラ)
	◎1998. 3.(平成10)アメリカ食品医薬品局(FDA)、承認。翌
	月、市販。
	 1999. 1.(平成11)厚生省、承認。
	 2001(平成13)中国で特許を取得。
	 2004. 7. 5(平成16)中国の国家知識産権局、中国での特許取
	り消しを発表。
ばいあしゅう《ばいあしう》
	【バイア州】
	◇[葡]Estado da Bahia、[英]Bahia State
	○ブラジル東部の州。南部をミナスジェライス州(Estado de 
	Minas Gerais)、南西部をゴイアス州(Estado de Goias)に接し、
	東部を大西洋に面する。
	 州都はサルバドル(Salvador)。
ばいあす
	【バイアス】
	◇[英]bias
	○(1)性癖・心理的な傾向。
	○(2)偏見・先入観・先入主。
	 他の影響を受けて考え方などがゆがめられること。
	○(3)織り目に対して斜めに裁断した布地。
	 「バイヤス」とも呼ぶ。
	○(4)バイアステープの略称。
	 ⇒ばいあすてーぷ(バイアステープ)
	○(5)[電]真空管やトランジスターで、信号電圧を所定の動作
	状態に収めるため、電極に与える一定の直流電圧。
	○(6)[電]磁気テープに録音するとき、微小音も録音するため、
	全体に加える磁気振動。
	○(7)[数]偏位。偏(カタヨ)り・ひずみ。
	○(8)[統計]偏り。
	 社会調査などで、質問文の用語や調査員によって回答に偏り
	が現れること。
ばいあすてーぷ
	【バイアステープ】
	◇[英]bias tape/bias binding
	○織り目に対して斜めに裁断した幅の狭い布テープ。
	 洋服の裁ち目・襟ぐり・袖ぐりなどを包み縫う縁どりに使用
	する。
	 単に「バイアス」とも呼ぶ。
ばいあすろん
	【バイアスロン】
	◇[英]biathlon
	○[運]スキー競技で、20キロメートルの長距離競走とライフル
	射撃を組み合せたもの。
	 コース途中にある射場で立射と伏射を交互に行いながら走破
	する。
	 20キロメートル・10キロメートルの個人競技と、4人がそれ
	ぞれ7.5キロメートルを走行するリレー競技がある。
	 「冬季近代二種競技」とも呼ぶ。
	◎名前は「二つの(bi)」・「競技の(athletic)」・「マラソン(mar-
	athon)」から。
	 参照⇒とらいあすろん(トライアスロン)
	◎ヨーロッパで、冬期に行われていた狩猟をスポーツ化したも
	の。
	 1960(昭和35)スクオーバレー(Squaw Valley)大会で冬季オリ
	ンピックの正式種目(20キロメートル)となる。
はいあらい
	【ハイアライ】
	◇[西]jai alai
	○[運]スペインの代表的球技。
	 バスク地方に始まったスカッシュに似た屋内球技。
	 三方が大理石の壁で囲った室内コートで、敵味方の選手が交
	互に小さな堅いボールをラケットで壁に打ちつけ合い、受け損
	なうと失点になる。
	 「回力球」とも呼ぶ。
	 ペロタ(pelota)が前身となった。
	 参照⇒ぺろた(ペロタ)
	◎バスク語の"jai(祭り) alai(陽気な)"から。
はいあーる
	【ハイアール】
	【海爾】
	◇[中]Haier
	○[経]中国の最大の家電メーカー。正称は海爾集団公司。
	 本社、山東省青島市。
	◎1984(昭和59)創業。
	 1991(平成 3)海爾集団公司として発足。
	 2002. 1. 8(平成14)三洋電機と家電製品の相互販売・製造な
	どを提携したと発表。 5.17、三洋電機を通じ日本で販売開始。
はいあろふぁぎあ
	【ハイアロファギア】
	◇[英]hyalophagia
	○[病]ガラスを好んで食べる異食症。
	 参照⇒いしょくしょう(異食症)
ばいあんど
	【バイアンド】
	◇[英]viand
	○(1)[食]食品。
	○(2)[食](viands)食料・糧食。
	○(3)[食](特に)珍味(チンミ)。
はいいし《はいゐし》
	【配位子】
	◇[英]ligand(リガンド)、[米]ligand(ライガント)
	○[化]錯体(サクタイ)(complex)の中で、中心の原子またはイオン
	に配位している、原子・原子団・分子・イオン。
	 「リガンド」とも呼ぶ。
	 参照⇒さくたい(錯体)
★はいいろ《はひいろ》
	【灰色】
	◇[英]gray/grey
	○(1)[色]
	 単に「灰」とも、英語で「グレー」,「グレイ」とも呼ぶ。
	 参照⇒はいざくら(灰桜)
	◎C=15,M=8,Y=8,B=64。
	◎ドイツ語:グラウ(Grau,grau)。
	 フランス語:グリ(gris)。
	 スペイン語:グリス(gris)。
	 イタリア語:グリージョ(grigio)。
	 チェコ語:シェディ(sedy)。
	 トルコ語:グリ(gri)。
	○(2)白黒がはっきりしていない状態。どちらとも言えない状
	態。疑わしい状態。
	 英語で「グレー」,「グレイ」とも呼ぶ。
はいいろぐま
	【ハイイログマ】
	【灰色グマ】
	【灰色熊】
	◇[学]Ursus arctos subsp.horribilis
	○[哺]ヒグマの一亜種。北アメリカ北部・西部、ロッキー山脈
	沿いに生息。
	 体長約2.5メートル。全身灰褐色で、かぎづめが長い。肉食
	性・魚食性を主とする雑食性。
	 獰猛(ドウモウ)でアメリカ野牛も一撃で倒すといわれ、家畜な
	ども襲う。
	 「グリズリーベア([英]grizzly bear)」とも、単に「グリズリ
	ー」とも呼ぶ。
ばいいん
	【売淫】
	【賣淫】
	◇[中]maiyin
	○⇒ばいしゅん(売春)
はいえいたす
	【ハイエイタス】
	◇[英]hiatus
	○(1)隙間(スキマ)。割れ目・ひび。
	○(2)(空間・時間など連続したものの)中断・休止。
	○(3)(計画・仕事などの)休憩・停滞。
	○(4)(文章中の)欠文・脱文・脱字。脱落箇所。
	○(5)[言]一つの単語で母音が直接隣り合っているときに二重
	母音とならず、別の音節となること。
	 または、母音に終わる単語の後に母音で始まる単語が来るこ
	と。
	 「母音接続」,「母音隣接」とも呼ぶ。
	◎"cooperate","reenter","see easily"など。
	○(6)[論](論証の)連続中断。
	○(7)[医]器官や組織の部分的分離・裂け目など。
はいえきほう《はいえきはふ》
	【排液法】
	◇[独]Draenage/Dranage
	○[医]⇒どれなーじ(ドレナージ)(2)
はいえーす
	【ハイエース】
	◇[登録商標]HIACE
	○[交]トヨタ自動車(株)の小型トラック・商用バン・ワンボッ
	クスカー。
	◎1967.10.(昭和42)1トン積みトラック、発売。
	 2004. 8.23(平成16)ワンボックスカー、全面改良して発売。
★はいえな
	【ハイエナ】
	◇[英]hyaena/hyena
	○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)ハイエナ科(Hyaenidae)の哺
	乳類。
	 夜行性で、死肉を食べることで知られるが、群れで狩りも行
	う。
	 アフリカからインドに生息。
	 「タテガミイヌ(鬣犬)」とも呼ぶ。
	 参照⇒すかべんじゃー(スカベンジャー)(1)
	〈ハイエナ科〉
	 ブチハイエナ属(Crocuta)。
	 ハイエナ属(Hyaena)。
	 アードウルフ属()。
はいえないぬ
	【ハイエナイヌ】
	【ハイエナ犬】
	◇[英]hyena dog
	○[哺]リカオンの別称。
	 ⇒りかおん(リカオン)
ばいえりっしゅ
	【バイエリッシュ】
	◇[独]bayerisch
	○(1)[形]バイエルンの。
	○(2)[形]バイエルン人の。
	○(3)[形]バイエルン方言の。
ばいえりっしゅぐらーつ
	【バイエリッシュグラーツ】
	◇[独]Bayerisch Graz
	○[古]⇒ぐらーつ(グラーツ)
★ばいえる
	【バイエル】
	◇[独]Farbenfabriken Bayer Aktiengesellschaft
	○[薬]ドイツの大手薬品製造会社。
	 アスピリン・シプロ(Cipro)などを開発。
ばいえるんしゅう《ばいえるんしう》
	【バイエルン州】
	◇[独]Bundesland Bayern、[英]Bavaria State
	○ドイツ南東部の州。
	 州都はミュンヘン(Muenchen)。
	 英語名で「ババリア(Bavaria)」,「バヴァリア(Bavaria)」とも
	呼ぶ。
	〈面積〉
	 7万0,548平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)1,047万9,400人。
	 1987(昭和62)1,090万2,600人。
	 2003(平成15)1,220万9,900人。
	◎もと西ドイツ地区。
★はいえん
	【肺炎】
	○[病]肺の炎症。
	 ガン・心疾患に次いで日本人の死因第3位。
	〈種類〉
	 市中肺炎(community-acquired pneumonia)。
	 院内肺炎(hospital-acquired pneumonia,nosocomial pneu-
	monia)。
	 誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia):⇒ごえんせいはいえん
	(誤嚥性肺炎)
	◎ニューモニア(pneumonia):肺炎・肺の疾病。
	 ニューモナイティス(pneumonitis):肺炎・肺の炎症。
はいえんど
	【ハイエンド】
	◇[英]high end
	○(1)[経]高級志向、高級志向の、最高価格帯の。
	 ⇔ろーえんど(ローエンド)
	○(2)[経]⇒はいえんどもでる(ハイエンド・モデル)
はいえんどもでる
	【ハイエンド・モデル】
	◇[英]high end model
	○[経]最高級品、高額・高性能の製品。
	 単に「ハイエンド」とも呼ぶ。
	 ⇔ろーえんどもでる(ローエンド・モデル)
ばいお
	【VAIO】
	○[計]ソニー(SONY)社製のパソコン。
	 参照⇒ばいおぽけっと(バイオポケット)
ばいおえたのーる
	【バイオエタノール】
	◇[英]bio-ethanol/bioethanol
	○[工]バイオテクノロジーで生産された、トウモロコシなどを
	原料とするエタノール。
	 京都議定書でのCO2排出量に算定されないため、温室効果
	ガスを増加させない燃料として期待されている。
	 参照⇒えふえふぶい(FFV)
	◎2003. 6.20(平成15)環境省、ガソリンへの混合を推進する方
	針を発表。
	 2007. 4.27(平成19)バイオエタノールをガソリンと混合した
	バイオガソリンを首都圏50ヶ所のガソリンスタンドで試験販売
	開始。
ばいおすふぃあ
	【バイオスフィア】
	◇[英]biosphere
	○[生]生命圏・生物圏。
	 参照⇒ばいおりうむ(バイオリウム)
ばいおすふぃあじぇー
	【バイオスフィアJ】
	◇[英]Biosphere-Japan
	○[生]青森県上北郡(カミキタグン)六ヶ所村(ロッカショムラ)にある、閉鎖
	型の生態系実験施設。
	◎1995(平成 7)建設。
ばいおすふぃあつー
	【バイオスフィア2】
	◇[英]Biosphere2
	○[生]アメリカ合衆国アリゾナ州南部、ツーソン(Tuson)北郊
	の砂漠の中にある、閉鎖型の生態系大型実験施設。
	 総面積約1万3,000平方キロメートル。
	 ガラス温室の中に6つの地球の生態系、熱帯雨林(rain for-
	est)・サバンナ(savannah)・砂漠(desert)・湿地(marsh)・海
	洋(ocean)・農地(agricultural area)を人工的に再現している。
	 コロンビア大学が管理。
	◎テキサス州の富豪エドワード・バス(Edward Perry Bass)が
	約2億ドルを投じて建設。
	 1991(平成 3)建設され、男女8人の科学者が密閉された施設
	内に居住する実験を2年間に渡り実施。
	 1996(平成 8)コロンビア大学が管理権を取得。
	 2003. 9. 9(平成15)コロンビア大学、年末で撤退と発表。
	◎バイオスフィア1を地球として、ミニ地球という意味でバイ
	オスフィア2と命名されている。
ばいおたいと
	【バイオタイト】
	◇[英]biotite
	○[鉱]黒雲母。
	 参照⇒うんも(ウンモ,雲母)
	◎フランスの物理学者ビオー(Jean-Baptiste Biot)(1774〜
	1862)に因(チナ)む。
★[1]ぱいおにあ
	【パイオニア】
	◇[英]pioneer
	○(1)(未開地の)開拓者。
	○(2)(新分野の)先駆者。
	○(3)[軍](部隊先発の)工兵。
	◎古代フランス語の"peonier(歩兵)"から。
★[2]ぱいおにあ
	【パイオニア】
	◇[英]Pioneer
	○[歴][宇]NASAが打ち上げた一連の惑星探査機の名前。ま
	た、そのプロジェクト(Project Pioneer)。
	◎1号〜3号:失敗。
	 4号:1959(昭和34)打ち上げに成功し、アメリカ最初の人工
	惑星となる。
	 10号:1972(昭和47)地球外生命(ET)を探査するために打ち
	上げられ、土星や木星とその衛星の接近画像を撮影。太陽系を
	脱出し、2003. 1.22(平成15)地上との交信が最後となった。
	 11号:1973(昭和48)地球外文明に宛てた金属製の手紙を搭載
	して打ち上げ。
[3]ぱいおにあ
	【パイオニア】
	◇[英]Pioneer Corporation
	○[経]音響機器の製造・販売会社の一社。
	 本社は東京都目黒区。
	◎1938. 1.(昭和13)福音商会電機製作所として東京で創業。
	 1947. 5.(昭和22)福音電機株式会社を発足。
	 1961. 6.(昭和36)パイオニア株式会社に商号変更。
	 1979. 2.(昭和54)業務用レーザー・ディスク(LD)・プレー
	ヤーを発売。
	 1980. 6.(昭和55)家庭用レーザー・ディスク・プレーヤー
	(VP-1000)をアメリカで発売。
	 1997(平成 9)世界で初めて民生用プラズマテレビを発売。
	 参照⇒れーざーでぃすく(レーザー・ディスク)
ばいおにくす
	【バイオニクス】
	◇[英]bionics(単数扱い)
	○[工]生体工学。
	 人間や動物など生物がもつ機能・行動様式を分析して、工学
	的に実用化する学問分野。
	 二足歩行ロボット・学習機械などが研究されている。
ばいおはざーど
	【バイオハザード】
	◇[英]biohazard
	○(1)[生]病原体・微生物による環境汚染が人体や他の生物に
	及ぼす危険・災害・障害の総称。
	 実験室や研究所・病院から細菌・ウイルスなどの微生物が外
	部に漏れ出て、ヒトの健康災害や他の生物の生態系の破壊を引
	き起こすもの。特に、人為的に遺伝子を組み換えられ有害化し
	た細菌・ウイルスに起因するものを指す。
	 「生物災害」とも呼ぶ。
	◎1976(昭和51)アメリカ国立保健研究所(NIH)が「組換えD
	NA実験に関するガイドライン」で遺伝子工学の実験を制限。
	 1979. 8.27(昭和54)日本政府は「大学等の研究機関等におけ
	る組み替えDNA実験指針」を公示。
	 1980.11.27(昭和55)科学技術庁、遺伝子組み換え実験指針を
	緩和し、高等生物の遺伝子の酵母への組み込みを認める。
	 1981. 3.23(昭和56)科学技術庁、遺伝子組み換え実験指針改
	定し、枯草菌の使用を認可。
	 1984. 2. 2(昭和59)学術審議会、東京大学理学部申請の植物
	個体における遺伝子組み換え実験を承認。
	 1986. 5.20(昭和61)『六十年度環境白書(高度技術社会にお
	ける環境保全)』でバイオテクノロジーによる新遺伝子の環境
	への影響を指摘。
	○(2)[生]生物学研究で使用される病原体・微生物。
ばいおぽけっと
	【バイオポケット】
	◇[登録商標]VAIO pocket
	○[楽][計]ソニーの商品名。ヘッドホーンで再生する携帯用の
	音楽プレーヤー。
	◎2004. 6. 5(平成16)発売。
	◎ソニーはウォークマンのブランドでも同様の音楽プレーヤー
	を発売している。
	 参照⇒うぉーくまん(ウォークマン)(1)
ばいおます
	【バイオマス】
	◇[英]biomass
	○(1)[生]ある任意の一定区域内に存在する生物体の量。
	 生態学の用語で、重量またはエネルギー量で示される。
	 「生物体総量」,「生物量」とも呼ぶ。
	 参照⇒びおとーぷ(ビオトープ)
	○(2)[工]生物有機体をエネルギー資源または工業原料として
	利用する方法。また、その生物体。
	 「生物資源」とも呼ぶ。
	◎いずれ枯渇する化石燃料に対して、地球の自然環境の中で繰
	り返し得られるエネルギーの一つとして注目されている。
ばいおめとりくす
	【バイオメトリクス】
	◇[英]biometrics
	○(1)[生]⇒せいぶつとうけいがく(生物統計学)
	○(2)[計]⇒ばいおめとりくすあぷりけーしょん(バイオメトリ
	クス・アプリケーション)
ばいおめとりくすあぷりけーしょん
	【バイオメトリクス・アプリケーション】
	◇[英]biometrics application
	○[計]個人の肉体的な固有の特徴を登録して、読み取ったデー
	タと照合して本人確認を行う識別法。
	 指紋・声紋・虹彩などにより識別を行う。従来の暗証番号の
	ように他人が本人に成りすますことが困難とされる。
	 「バイオメトリクス」,「バイオメトリックス」,「生体認証」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒べりちっぷ(ベリチップ)(2)
	◎2008. 4.(平成20)韓国人女性が人差し指に特殊なテープを貼っ
	て、青森空港の指紋照合の生体認証入国審査をくぐりぬけ、8
	月に発覚。
ばいおめとりっくす
	【バイオメトリックス】
	◇[英]biometrics
	○[計]⇒ばいおめとりくすあぷりけーしょん(バイオメトリク
	ス・アプリケーション)
ぱいおりあ
	【パイオリア】
	◇[英]pyorrhea/pyorrhoea
	○[病]膿漏(ノウロウ)・(特に)歯槽膿漏。
ばいおりうむ
	【バイオリウム】
	◇[造語]biorium(生き物空間)
	○[生]東京都世田谷区桜丘(サクラガオカ)の東京農業大学にある「食
	と農の博物館」の付属施設。
	 動物園・植物園・水族館の枠を取り除き、食と農を中心に幅
	広く生物・生命の展示を行う。
	 参照⇒ばいおすふぃあ(バイオスフィア)
ばいおりずむ
	【バイオリズム】
	◇[英]biorhythm
	○(1)[生]動植物の生命活動に見られる周期的な変動。その周
	期性。
	 睡眠と覚醒などの一日周期、植物の一年周期、月経などの月
	の運行と関連付けられる周期など、いろいろな周期が知られて
	いる。
	○(2)特に、人間の身体(physical)・知性(intellectual)・感
	情(emotional)の活動は、誕生日から一定周期に基づいている
	という、占いに近い説。
	 身体は23日、知性は33日、感情は28日の周期で正弦(sin)
	波形で上下し、0に近い山と谷の境目にある日が注意日とされ
	る。
	 さらに他のリズムをいくつか複合させる説もある。
	 参照⇒かんじょうせん(感情線)
★ばいおりん
	【バイオリン】
	【提琴】
	○[楽]
	 オスウマ(雄馬)の尻尾(シッポ)を張った弦に松脂(マツヤニ)を塗っ
	て摩擦を高め、響きを良くする。
	 「ビオロン」,「ていきん(提琴)」とも呼ぶ。
	◎イタリア語の「バイオリーノ(violino)(小さなビオラ)」から。
	 英語:バイオリン(violin)/(口語)フィドル(fiddle)。
	 ドイツ語:ガイゲ(Geige)。
	 フランス語:ビオロン(violon)。
	 イタリア語:バイオリーノ(violino)。
	◎棹(サオ)の頭:フィドルヘッド([英]fiddlehrhead)。
ばいおーる
	【バイオール】
	◇[伊]viol、[英]viol、[フ]viole
	○[楽]⇒びおる(ビオル)
ばいおれーしょん
	【バイオレーション】
	◇[英]violation
	○(1)違反・違背。
	○(2)妨害・侵害。
	○(3)[運](バスケット・ハンドボールなどで)ファウル(規則違
	反)・身体的接触・非スポーツマン的行為を除いた全ての反則。
	 オーバータイム・オーバーステップなどの比較的軽度なもの。
[1]ばいおれっと
	【バイオレット】
	◇[英]violet
	○(1)[植]⇒すみれ(スミレ,菫)
	○(2)[色]⇒すみれいろ(菫色)
[2]ばいおれっと
	【バイオレット】
	◇[登録商標]Violet
	○[古][交]日産自動車(株)製の乗用車(ファミリー・カー)。
	◎1973(昭和48)発売。
ばいおれんす
	【バイオレンス】
	◇[英]violence
	○(1)[名]激しさ・すさまじさ。猛威(モウイ)。
	○(2)[名]暴力・暴行・乱暴。
	◎ドメスティック・バイオレンス(domestic violence):⇒か
	ていないぼうりょく(家庭内暴力)
	◎形容詞は「バイオレント(violent)」。
ばいおろいど
	【バイオロイド】
	◇[英]bioroid
	○[文][漫]SF・マンガ・ゲームなどに登場する、バイオロバ
	ティクス(biorobotics)で造られた擬似生物・生物型ロボット。
	 人間型のアンドロイド(android)を含む。
	 参照⇒あんどろいど(アンドロイド)
ばいおろじー
	【バイオロジー】
	◇[英]biology
	○[生]生物学。
ばいおろぼてぃくす
	【バイオロバティクス】
	◇[英]biorobotics
	○[文][漫]SF・マンガ・ゲームなどに登場する、未来の科学
	の一つ。
	 生物になぞらえて造られたロボットや、生物とロボットを合
	体させた生命体、改造生物などを研究する学問や技術。
★はいが
	【胚芽】
	◇[英]embryo
	○[植]
	 「エンブリオ」とも呼ぶ。
ばいか《ばいくわ》
	【貝貨】
	◇[英]shell money
	○[歴]貴重な貝殻を用いた貨幣。
	 吸腔目(Sorbeoconcha)タカラガイ上科(Cypraeoidea)タカラ
	ガイ科(Cypraeidae)のタカラガイ(宝貝)・コヤスガイ(子安貝)
	などが使用される。
	 先史時代からアジア・アフリカ・アメリカ・太平洋諸島など
	の諸民族の間で通用し、現在でも太平洋諸島の一部で冠婚葬祭
	などで儀礼的に贈与交換されている。
	◎古代中国(殷・周)では実際に貨幣として使用され、経済に関
	する漢字(賣<売>・買・資・費・貨・貧・財・貯・賠など)に使
	用されている。
	 また、貝殻を模倣(モホウ)した貨幣「倣貝(ホウバイ)」も造られた。
	 参照⇒かいへん(貝偏),ほうばい(倣貝)
[1]ぱいか
	【パイカ】
	◇[英]pica type
	○[印]12ポイント活字。
	 タイプライターでは標準的な活字で、1インチに10文字打つ
	ことができる。
[2]ぱいか
	【パイカ】
	◇[英]pica
	○[病](英語で)異食症。
	 ⇒いしょくしょう(異食症)
[3]ぱいか
	【パイカ】
	◇[英]pika
	○[哺](英語で)ナキウサギ(啼兎)。
	 ⇒なきうさぎ(ナキウサギ,啼兎)
はいかい《はいくわい》
	【徘徊】
	○どこともなく歩きまわること。目的もなく、うろうろと歩き
	まわること。
	 「彷徨(ホウコウ)」とも呼ぶ。
	◎類語:うろつく,ぶらつく,さ迷(マ)う,うろうろする,ていか
	い(低回,低徊)
はいかいしょう《はいくわいしやう》
	【徘徊症】
	○[病]どこともなく歩きまわる症状。
	 精神分裂病・てんかん・精神遅滞者などにあらわれる。
	 軽度または変質者では「徘徊癖(ヘキ)」とも呼ぶ。
ばいかいどうぶつ
	【媒介動物】
	○[医][動]⇒べくたー(ベクター)(2)
はいかいへき《はいくわいへき》
	【徘徊癖】
	○⇒はいかいしょう(徘徊症)
★ばいかいへんすう
	【媒介変数】
	◇[英]parameter
	○[数]二つ以上の変数間の関数関係を、間接的に表すための補
	助の変数。
	 「パラメータ」,「パラメーター」,「母数(ボスウ)」とも呼ぶ。
はいかきょう《はいくわけう》
	【拝火教】
	◇[英]pyrolatry/fire-worship
	○(1)[宗]火を神の象徴として崇拝する宗教の総称。
	 ペルシアのゾロアスター教、インドのバラモン教・パルシー
	教(Parsee)など。
	 仏教では「事火外道(ジカゲドウ)」と呼ぶ。
	○(2)[宗](特に)ゾロアスター教の別称。
	 ⇒ぞろあすたーきょう(ゾロアスター教)
ばいかも《ばいくわも》
	【バイカモ】
	【梅花藻】
	◇[学]Batrachium trichophyllum
	○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncula-
	ceae)バイカモ属(Batrachium)の水生多年草(沈水植物)。
	 山地の清流中に自生。
	 葉は糸状に分裂し、夏に水中に長い花柄を出し、梅の花に似
	た白い五弁花を1週間ほど開く。水中花からは葉の光合成でで
	きた比較的大きな酸素の泡が放出される。
	 「ウメバチモ(梅鉢藻)」とも呼ぶ。
★はいから
	【ハイカラ】
	○外交官はハイカラーのつけ方を覚えて帰るぐらいで何の取り
	柄もないとからかったことから生れた流行語。
	◎1902(明治35)刊『ハイカラポンチ』作者不詳など。
★ばいかるあむーるてつどう《ばいかるあむーるてつだう》
	【バイカル・アムール鉄道】
	◇[露]Baykalo-Amurskaya Magistral、[英]the Baikal-Amur 
	Mainline
	○[交]シベリア鉄道の北側を走る鉄道。
	 略称は「バム鉄道(BAM railroad)」。
	 「第二シベリア鉄道(the Second Trans-Siberian Railroad)」
	とも呼ぶ。
	◎2003.12. 5(平成15)セベロムイスキー・トンネル(Severo-
	muisky tunnel)(15.3キロメートル)が完成。
★ばいかるこ
	【バイカル湖】
	◇[露]Ozero Baykal、[英]Lake Baikal
	○[地]ロシア中東部、シベリアにある世界最大の淡水湖。
	 最大深度1.742メートルで、湖として世界最深。
	 南西岸から唯一アンガラ川(Reka Angara)が流出。
	〈面積〉
	 3万1,500平方キロメートル。
	◎1996.12.(平成 8)世界自然遺産に登録。
	 2008. 7.29(平成20)小型潜水艇ミール1とミール2、湖底最
	深部1,580メートルに到達。当初の発表は1,680メートルで、後
	に1,580メートルに訂正。世界記録は1,637メートル。
はいかん《はいくわん》
	【配管】
	◇[英]plumbing/piping
	○[建]ガス・水道などの利用ため、それを通すまたは流す管や
	継(ツ)ぎ手を接続して配置すること。まて、その工事。
	◎配管工
はいき
	【拝跪】
	【拜跪】
	◇[中]baigui
	○[歴]⇒きはい(跪拝,跪拜)
★はいき
	【排気】
	○()[]
	 ⇔きゅうき(吸気)(2)
はいきしゅ
	【肺気腫】
	◇[英]pulmonary emphysema(プルモナリー・エンフィシーマ)
	○[病]肺の伸縮(シンシュク)が弱り、吸った空気を充分に吐き出せ
	ず、肺胞が異常に拡大した状態。
	 肺胞壁が破壊・消失し、肺が持続的に拡張する。
	 喘息(ゼンソク)・息切れ・呼吸困難などを伴い、換気障害・右
	心肥大・右心不全などを来す。
	 ガラス吹き工・運搬夫などの職業病としても起る。
★はいきゅうせい《はいきふせい》
	【配給制】
	○
	 参照⇒きっぷせい(切符制)
	◎1942. 1.(昭和17)塩・味噌・醤油が配給制となる。
	 1942. 2.(昭和17)衣料が切符制となる。
	 1945. 7.(昭和20)主食配給、2合(ゴウ)1勺(シャク)。
はいきょうし《はいけふつ》
	【排莢子】
	◇[英]ejector
	○銃器の薬莢(ヤッキョウ)を排出する装置。
	 ボルトアクション(bolt action)式の小銃ではボルト(槓桿)
	を上げて後退させて空薬莢(カラヤッキョウ)を薬室(ヤクシツ)から引き出
	し、空薬莢のリムが排莢子の突起に当たって外に飛び出す。
	 自動式拳銃(オートマチック)であれば、弾丸発射後に遊底(ユ
	ウテイ)(スライド)が後退して空薬莢を薬室から引き出し、空薬莢
	のリムが排莢子の突起に当たって外に飛び出す。
	 回転式拳銃(リボルバー)であれば、弾倉(ダンソウ)を横にずら
	し、弾倉中心前部にあるロッドを押すと全弾(薬莢)が一度に排
	出される。
	 旧式の回転式拳銃では、銃身の下にあるロッドを押して一発
	排出し、弾倉を一発分回転させて、またロッドを押して排出す
	ることを繰り返す。
	 「イジェクター」,「エジェクター」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆうてい(遊底)
	◎ボルトアクションまたは自動式であれば、薬莢のリムに排出
	痕(ejector mark)が残る。犯罪捜査では弾丸のライフル・マー
	ク同様に使用銃器の特定に使用される。
	 参照⇒らいふるまーく(ライフル・マーク)
はいきんぐ
	【ハイキング】
	◇[英]hiking
	○自然と親しみながら山野や海辺などを歩くこと。その徒歩旅
	行・遠足。
	 参照⇒ぴくにっく(ピクニック)(1)
ばいきんぐ
	【バイキング】
	◇Viking
	○(1)[歴]8世紀後半〜11世紀前半、船でヨーロッパ各地を侵
	略した北方ゲルマン族。
	 スカンジナビアやデンマークに住んでいたノルマン人で、北
	海やバルト海などの沿岸で略奪を兼ねた交易活動を展開し、し
	だいにヨーロッパ各地に移動・定住していった。
	◎古代ノルマン語の「入り江(vik)に住む人(vikingr)」から。
	 ロシア語では「ワリヤーグ(Varyag)」。
	○(2)[料]バイキング料理の略称。
	 ⇒ばいきんぐりょうり(バイキング料理)
	○(3)[天](Project Viking)⇒ばいきんぐけいかく(バイキング
	計画)
	○(4)[軍]アメリカ海軍の艦載ジェット対潜哨戒機、ロッキー
	ド社製S3の通称。
	 参照⇒ぴーさんしー(P3C)
★ばいきんぐけいかく
	【バイキング計画】
	◇[英]Project Viking
	○[天]NASAの火星無人探査計画。
	◎1976. 7.(昭和51)1号、打ち上げに成功。
	 1976. 9.(昭和51)2号、打ち上げに成功。
	 1977. 7.(昭和52)軟着陸に成功。
★ばいきんぐりょうり《ばいきんぐれうり》
	【バイキング料理】
	○[料]セルフサービス方式の食べ放題料理。日本のみの呼称。
	 単に「バイキング」とも呼ぶ。
	◎1958. 8. 1(昭和33)帝国ホテルが始める。
	 2008. 8. 1(平成20)日本記念日協会、帝国ホテルの要請を受
	けて8月1日を「バイキングの日」と制定。
ばいく
	【バイク】
	◇[英]bike
	○(1)[交](英語で)オートバイ(motorbike)。
	 ⇒おーとばい(オートバイ)
	○(2)[交](英語で)自転車(bicycle)。
	 ⇒じてんしゃ(自転車)
ぱいく
	【パイク】
	◇[英]pike
	○(1)歩兵の用いた長い槍(ヤリ)。
	 槍騎兵(ソウキヘイ)用のランス(lance)より長い。
	 参照⇒[1]らんす(ランス)(1),ぴかどーる(ピカドール)
	◎ドイツ語:ピケ(Pike)。
	 フランス語:ピク(pique)。
	 イタリア語:ピカ(pica)。
	 スペイン語:ピカ(pica)。
	 ロシア語:シュカ(shchuka)。
	○(2)[魚]大型の淡水魚カワカマス。
	◎魚(garpike,gar pike):⇒がーか(ガー科)
	○(3)(イギリス方言で)(英国湖水地方の)尖った峰。
	○(4)(Pike County)⇒ぱいくぐん(パイク郡)
ぱいくぐん
	【パイク郡】
	◇[英]Pike County
	○アメリカ合衆国東部、オハイオ州(Ohio State)南部の郡。
	 郡都はウェイバリー(Waverly)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)2万2,751人。
	 1990(平成 2)2万4,249人。
	 2000(平成12)2万7,695人。
	 2005(平成17)2万8,146人。
★はいくけんきゅう《はいくけんきう》
	【俳句研究】
	○[歴][文]改造社が刊行した俳句総合誌。
	◎1934. 3.(昭和 9)改造社から刊行。
	 1944. 7.(昭和19)戦争により休刊。
	 2007(平成19)月刊誌として休刊。
	 2008(平成20)角川マガジンズから季刊誌として刊行。
	 2011. 8.31(平成23)秋の号を発売して休刊。
ぱいくすぴーく
	【パイクスピーク】
	◇[英]Pikes Peak
	○[地]アメリカ合衆国中西部のコロラド州(Colorado State)中
	央部、ロッキー山脈(Rocky Mountains)東側のフロント山脈
	(Front Range)にある高峰。標高4,303.6メートル。
はいくぶんがくかん《はいくぶんがくくわん》
	【俳句文学館】
	○[文]東京都新宿区百人町にある俳句専門の図書館。
	 運営は社団法人俳人協会。
	◎1976. 3.28(昭和51)開館。
はいぐろ
	【ハイグロ】
	◇[英]hygro-
	○[接頭辞]「湿気・湿った」を表す語形成要素。
	 参照⇒はいどる(ハイドル)
	◎ハイドロメーター(hygrometer):湿度計。
	 ハイドロスコープ(hygroscope):験湿器。
	 ハイグローマ(hygroma):滑液包水腫。
はいぐろーま
	【ハイグローマ】
	◇[英]hygroma
	○[病]⇒ひぐろーま(ヒグローマ)
はいぐん
	【敗軍】
	○戦いに敗(ヤブ)れること。また、その軍隊。
	◎敗軍の将(ショウ)は兵(ヘイ)を談ぜず,敗軍の将は兵を語らず
はいけい
	【廃鶏】
	○[農]産卵系のニワトリ(鶏)で採卵を終らせたもの。
	 若鶏の卵は小ぶりで、産卵を繰り返していると、だんだんと
	大きくなる。ある程度大きくなると割れやすくなるため、その
	段階で食用肉として出荷する。
	 実際には一羽一羽を調べるわけではなく、鶏舎単位で行われ
	る。出荷後、その鶏舎を洗滌し、新しい若鶏が入れられる。
	 参照⇒はいようぎゅう(廃用牛)
★ばいけいそう《ばいけいさう》
	【バイケイソウ】
	【梅ケイ草】
	◇[学]Veratrum album ssp.oxysepalum
	○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)シュロソウ属(Vera-
	trum)の大形多年草。
	 高さ60〜150センチメートル。
	 高山の湿った草地に群生する。
	 肥大した根茎に猛毒があり、乾燥させたものを白藜蘆根(ハクリ
	ロコン)と呼び、薬用・殺虫用とする。
	◎「ケイ」は「(草冠+「惠」)」。
★ばいけつ
	【売血】
	○
	 参照⇒けんけつ(献血)
	◎1967. 1.12(昭和42)日本血液銀行協会は4月から売血の全廃
	を決定する。
★はいけっかく
	【肺結核】
	◇tuberculosis
	○[医]
	 「テーベー(TB)」とも、俗に「ルンゲ([独]Lunge)」とも呼ぶ。
	 また、漢方名は「労咳(ロウガイ)」。
	 旧称は「はいろう(肺労,肺癆)」。
★はいけつしょう《はいけつしやう》
	【敗血症】
	◇[英]septicemia/septicaemia/sepsis(セプシス)
	○[病]病原細菌が血管やリンパ管の中に侵入して起こる病気。
	 「化膿症(カノウショウ)」とも呼ぶ。
はいこう《はいくわう》
	【配光】
	○(1)[建]室内照明で、スタンドなどの光源からの光を、どこ
	へ重点的に照明するかを配分すること。
	○(2)[交]ヘッドライトの光で遠くまたは近くを照らすこと。
	 遠くを照らすと見やすくなるが、対向車からはまぶしくなる
	ので、状況に応じて切り替えること。
はいこう《はいかう》
	【排行】
	◇[中]paihang
	○(1)列を作って並ぶこと。
	○(2)[漢]一族の同世代のうちで生れた順番。
	 男子は「郎(lang)」、女子は「娘(niang)」を付けて呼ぶ。
	 「輩行(ハイコウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]あざな(字)(1)
	◎白二十二郎(ニジュウニロウ):白居易(ハク・キョイ)の別称。
はいこう《はいかう》
	【輩行】
	◇[中]beihang
	○(1)先輩・後輩の順序。
	○(2)[漢]⇒はいこう(排行)(2)
ばいこうちゃ《ばいかうちや》
	【梅幸茶】
	○[色]緑の強い茶色。
	 初代尾上菊五郎が好み、代々の音羽屋に愛用された色。
ばいこぬーるうちゅうきち《ばいこぬーるうちうきち》
	【バイコヌール宇宙基地】
	◇[露]Baikonur Cosmodrome
	○[宇]カザフスタン共和国中央部の町チュラタム(Tyuratam)、
	シル・ダリア川(Syr Darya)の河畔にあるロケット発射場。
	 発射点9ヶ所に、14基の発射台がある。
	 「チュラタム発射場(Tyuratam Launch Center)」とも呼ぶ。
	◎1955(昭和30)旧ソ連(ロシア)が建設。
	 1957.10. 4(昭和32)人類初の人工衛星スプートニク1号の打
	ち上げに成功。
	 1994. 3.(平成 6)ロシア、使用料年間1億1,500万ドルでカ
	ザフスタンと合意。
	◎ソビエト連邦時代、基地の位置を秘密にするために、所在地
	から北東に約500キロメートル離れた場所バイコヌールの地名
	で命名された。
	 ロシアの宇宙基地で、衛星打ち上げの多くはこの基地を利用
	しているが、ロシア国内北部にあるプレセツク宇宙基地(Ple-
	setsk Cosmodrome)に移行中。
	 参照⇒ぷれせつくうちゅうきち(プレセツク宇宙基地),すヴぉ
	ぼーどぬいうちゅうきち(スヴォボードヌイ宇宙基地)
ばいこむ
	【バイコム】
	◇[ベトナム語]banh com
	○[食]ベトナムの餅菓子。
	 結納(ユイノウ)や披露宴にも使われる。
	 「バインコム」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばいざい(バイザイ),ばいちゃん(バイチャン)
★はいごれい
	【背後霊】
	○個人に着いてその人の身を守るという祖先神。
	 参照⇒じばくれい(地縛霊)
	◎仏教:⇒ぐしょうしん(倶生神)
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