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百 科 辞 書 《ふつ》 編集:獨 澄旻
-------- ふつ --------------------------------------------------
ぶーつ
【ブーツ】
◇[英](複数形)boots
○[服]くるぶしより上まである深い靴。
乗馬用では踵(カカト)部分に拍車(ハクシャ)が付いている。
「ちょうか(長靴)」,「ながぐつ(長靴)」とも呼ぶ。
参照⇒しゅーず(シューズ)
◎カウボートは一日中履(ハ)きっぱなしで、ベッドに入っても
脱がないという。
◎踵(カカト)を打ち合わせる:参照⇒はいるひとらー(ハイル・ヒ
トラー)
ぶつあんし
【ブツアン市】
◇[英]Butuan City
○⇒ぶとぅあんし(ブトゥアン市)
ふついん
【仏印】
○[歴]仏領印度支那の略。
⇒ふつりょういんどしな(仏領インドシナ,仏領印度支那)
ふついんしんちゅう
【仏印進駐】
○[歴]太平洋戦争直前、日本軍によって行われた仏領インドシ
ナ(仏印)への進駐。また、その南方進出政策。
フランスの対独降伏に乗じてビシー政府に迫って、1940. 9.
(昭和15)列強の蒋介石軍への援助ルートの封鎖と、石油・ゴム
などの軍需資源獲得とを目的に日本軍は北部仏印進駐し、トン
キン州に基地設定。
1941. 7.(昭和16)対英米戦も辞さない覚悟で南部仏印にも進
駐し、サイゴンなどに基地設定。
◎日米交渉は決定的に悪化し、アメリカ(America)・イギリス
(Britain)・中国(China)・オランダ(Dutch)は、日本の南方進
出政策に対してABCDラインと呼ばれる対日包囲網で対日資
産の凍結・石油の対日禁輸などで対抗した。
参照⇒えーびーしーでぃらいん(ABCDライン)
★ふつうか《ふつうくわ》
【普通科】
○(1)
○(2)[軍]自衛隊における歩兵の兵種の呼称。
ふつうきせき
【普通輝石】
◇[英]augite(オージャイト)/common augite
○[鉱]単斜輝石(clinopyroxene)の一種。
カルシウム(Ca)・ナトリウム(Na)・マグネシウム(Mg)
・鉄(Fe)・アルミニウム(Al)の珪酸塩([Ca,Na][Mg,
Fe,Al][Si,Al]2O6)を主成分とする鉱物。
ガラス状の光沢のある暗緑色。条痕色は淡灰。硬度6前後、
比重3.3前後。
参照⇒きせき(輝石)
★ふつうしゃ
【普通車】
○(1)[交]鉄道の客車の等級。
グリーン車(旧:一等車)の下位で、旧二等車、元三等車・
◎1969(昭和44)国鉄、一等車をグリーン車、二等車を普通車と
する。
参照⇒にとうしゃ(二等車)
○(2)[交]普通自動車の略称。
★ふつうせんきょ
【普通選挙】
○
略称は「普選」。
◎1928. 2.20(昭和 3)第16回総選挙が行なわれ、これが男子の
最初の普通選挙となる。投票率80.3%、田中義一内閣の選挙妨
害にかかわらず無産政党から8名が当選。
★ふつうせんきょきせいどうめいかい
《ふつうせんきよきせいどうめいくわい》
【普通選挙期成同盟会】
○(1)[歴]
1892(明治25)大井憲太郎らが東洋自由党内に設立。
1894(明治27)党解散により消滅。
○(2)[歴]
1899.10.(明治32)木下尚江(ナオエ)・河野広中・中村太八郎・
片山潜らが東京で結成。
普通選挙同盟会と改称。
1911(明治44)政府の弾圧で解散。
○(3)[歴]
1918(大正 7)中村太八郎・大井憲太郎らが復興。
★ふつうせんきょほう《ふつうせんきよはふ》
【普通選挙法】
○[俗][歴][法]1925(大正14)以降の衆議院選挙法の通称。
明治・大正期の普選運動の結果、第一次加藤高明内閣(護憲
三派内閣)で、衆議院選挙法の納税資格の条項が削除され、25
歳以上のすべての男子に選挙権が与えられた。
しかし、共産主義・無政府主義への歯止めとして治安維持法
も同時に成立。
参照⇒ごけんさんぱ(護憲三派),ちあんいじほう(治安維持法)
◎1925. 3.19(大正14)治安維持法、制定。
1925. 3.29(大正14)普通選挙法、制定。
★ふつうよきん
【普通預金】
○[経]
◎2001. 3.(平成13)金利年0.1%(東京三菱銀行は0.11%)から
0.02%に引き下げられ、過去最低となる。税引き後の実質金利
は、年0.016%。
東京三菱銀行・住友銀行・さくら銀行は22日から、三和銀行
・東海銀行は26日から。
ふつうわ
【普通話】
◇[中]putonghua、[英]Mandarin
○[言]⇒ぷーとんほあ(プートンホア,普通話)
★ぶつが《ぶつぐわ》
【仏画】
○[仏]
参照⇒いっぴつさんらい(一筆三礼)(2)
ふつかあらい《ふつかあらひ》
【二日洗い】
○(中国地方で)葬式の翌日に死者が生前着用していた着物を洗
うこと。
北向きに干す地方もあり、また三日目に行う地方では「三日
洗い」,「三日干し」、三日間干す地方では「三日干し」とも呼ぶ。
ぶっかき
【打っ欠き】
○(1)たたいて細かくすること。またそのもの。
○(2)[食]特に、氷を細かく砕(クダ)いたもの。
「かきごおり(かき氷,欠氷,欠き氷)」,「かちわり(搗ち割り)」
とも呼ぶ。
ぶっかさん《ぶつくわさん》
【仏果山】
◇[日]Bukka San
○[地]神奈川県中北部、愛甲郡の愛川町(アイカワマチ)と清川村(キヨカ
ワムラ)の境にある山。標高747メートル。
★[1]ふっかつ《ふくくわつ》
【復活】
○
★[2]ふっかつ《ふくくわつ》
【復活】
◇[露]Voskresenie
○[文]トルストイの長編小説。
参照⇒かちゅーしゃのうた(カチューシャの唄)
ふっかつさい《ふくくわつさい》
【復活祭】
◇[英]Easter
○[宗]キリスト教徒が、イエス・キリストの復活を祝(イワ)って
春に行う祭り。
春分(3月21日ころ)後の最初の満月の後の、最初の日曜日に
行われる。満月が日曜日ならその次の日曜日となる。
パレードを行ったり、彩色した玉子などで祝う。
「イースター」とも呼ぶ。
参照⇒しゅろのしゅじつ(シュロの主日,棕櫚の主日),ぺんて
こすて(ペンテコステ)(2),ぺさは(ペサハ),せいもくようび(聖
木曜日),しょうてんさい(昇天祭),てねぶれ(テネブレ)
★ふっかつさいほうき《ふくくわつさいほうき》
【復活祭蜂起】
◇[英]Easter Rebellion
○[歴]1916. 4.(大正 5)復活祭にアイルランドの完全独立をめ
ざしてシンフェイン党(Sinn Fein party)が起こした武装蜂起。
24日から30日まで続いた。
「イースター蜂起」とも呼ぶ。
ぶっかつろん《ぶつくわつろん》
【物活論】
◇[英]hylozoism
○[哲]物質または質料その自体が生きている、ないし活力・生
命・霊魂・心を有するという自然観・説・立場。
初期ギリシア、特にイオニア学派の思想を表すために近世に
作られた用語。
のち、パラケルスス(P.A.Paracelsus)・ブルーノ(G.Bruno)
・ヘッケル(E.H.Haeckel)など、類似の他の思想にも適用され
る。
「ハイロゾイズム」とも呼ぶ。
参照⇒あにみずむ(アニミズム)
★ぶっかとうせいれい
【物価統制令】
○
◎1946. 3. 3(昭和21)公布。実際にはヤミ市が横行。
ふつかよい《ふつかよひ》
【二日酔】
【宿酔】
○酒の酔いが翌日までさめずに続くこと。
「もちこし(持越)」とも呼ぶ。
ふっき《ふくき》
【伏犠】
【伏羲】
◇[中]Fuxi
○[中国伝説]中国古伝説上の帝王。三皇(San Huang)(サンコウ)の
一人。女カ(*)(Nyuwa)(ジョカ)の兄。
燧人氏(Suiren Shi)(スイジンシ)の後、神農氏(Shennong Shi)(シ
ンノウシ)の前に帝王となり、初めて人民にいろいろな礼式を教え
たという。
人首蛇身である。八卦(ハッケ)・書契・網罟(モウコ)・琴瑟(キンシツ)
を作り、庖厨(ホウチュウ)を教えて嫁娶の制を設けた。家畜を保護
することも伝えた。
参考⇒さんこう(三皇),じょか(女カ,女禍),じんそざん(人祖
山)
(*)「女カ」は「女(女偏+「咼」)」で、伏羲の妹。
★ふっき《ふくき》
【復帰】
○(1)
○(2)[計]([英]carrige return)プリンターで印字ヘッドを行
頭に戻すコマンド(命令)。
記号は「CR」で、文字コードはASCIIで"0x0D"。
「キャリッジ・リターン」とも呼ぶ。
◎単に行頭に戻すだけで、そのまま印字すると重ね印字になる。
次の行から印刷するには更に改行(LF,0x0A)コマンドが必
要となる。
◎復帰改行(CRLF):⇒ふっきかいぎょう(復帰改行)
ふづき
【文月】
○[暦]⇒ふみづき
ふっきかいぎょう《ふくきかいぎやう》
【復帰改行】
◇[英]carrige return and line feed
○[計]プリンターで印字ヘッドを行頭に戻して新しい行に移す
こと。またそのコマンド(命令)。
「CRLF」とも呼ぶ。
参照⇒かいぎょう(改行)(2),ふっき(復帰)(2)
◎UNIX系では改行コマンドのみで復帰改行が行われる。
ふっきし《ふくきし》
【伏犠氏】
【伏羲氏】
◇[中]Fuxi Shi
○[人]⇒ふっき(伏犠,伏羲)
ふっきじ
【富貴寺】
○⇒ふきでら(富貴寺)
★ぶっきょう《ぶつけう》
【仏教】
◇[英]Buddhism
○[宗][仏]紀元前5世紀ころゴータマ・シッダルタ(釈迦)が悟
りを得て教えを説いたことに始まり、没後(入滅)に弟子や信者
が集まり教団が発生。
入滅1〜2百余年後に金銭の布施を受ける問題などから、仏
教教団は非法とする上座部(保守派)と、認める大衆部(進歩派)
とに分かれる。
のち上座部はスリランカ・東南アジアに伝わり南伝仏教と、
大衆部は中国・朝鮮・日本に伝わり北伝仏教と呼ばれる。
◎明治期からの用語で、それまでは仏法や仏道と呼ばれていた。
中国では仏家(ブッカ)が用いられていた。19世紀末からは漢字文
化圏一般に「仏教」が普遍化した。
◎日本への伝来(公伝)は、欽明天皇の13年(552年または538年)
百済(クダラ)の聖明王が使を遣わして釈迦仏の金銅像一体といく
らかの仏典を献じたのが初めとされている。
百済への仏教伝来は 384年。
新羅への仏教伝来は 528年。
ぶっきょうがたけ《ぶつけうがたけ》
【仏経ヶ岳】
○[地]⇒はっきょうがたけ(八経ヶ岳)
ぶっきょうだいがく《ぶつけうだいがく》
【仏教大学】
【佛教大學】
○[教]京都府京都市北区に本部を置く、仏教系の私立大学。
◎1868(明治元)知恩院に勧学院を開設。
1949(昭和24)新制大学となる。
1965(昭和40)仏教学部を廃止。
2004. 4.(平成16)文学部の仏教学科などを統合して人文学科
に改編。
★ふっく
【フック】
◇Robert Hooke(ロバート)
○[人]イギリスの自然科学者(1635〜1703)。
ふっくす
【フックス】
◇Fucks
○[人]イギリスの物理学者(1911〜1988)。
ドイツからイギリスに亡命。
参照⇒ろーぜんばーぐじけん(ローゼンバーグ事件)
ぶっくまーく
【ブックマーク】
◇[英]bookmark
○(1)栞(シオリ)
⇒しおり(栞)
○(2)[通]インターネットで表示しているページ(画面)を再び
簡単に表示させるため、ブラウザ内に記憶する機能。
ブラウザ上では「お気に入り」などとも表示されている。
ぶっくまっち
【ブックマッチ】
【ブック・マッチ】
◇[英]book matches
○厚紙製のマッチ(燐寸)。
二つ折りにした厚紙の一端に櫛状の厚紙マッチ軸をホチキス
止めしたもの。
軸を折り取り、軸の頭薬部を厚紙の側薬に当て、厚紙を二つ
折りにし、軸を引き抜くようにして摩擦させ発火する。
主に広告に用いられる。
◎1892(明治25)アメリカの愛煙家ジョシュア・ピュージ(Joshua
Pusey)が考案。
1895(明治28)アメリカのダイヤモンドマッチ社(Diamond
Match Company)がこの特許を4,000ドルで買い取る。
ふっけんしょう《ふくけんしやう》
【福建省】
◇[中]Fujian Sheng、[英]Fujian Province
○中国南東部の省。北東部を浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)、
南西部を広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)、西部・北西部を
江西省(Jiangxi Sheng)(コウセイショウ)に接し、東部・南東部を台湾
海峡に面する。
省都は福州市(Fuzhou Shi)(フクシュウシ)。
別称は「ビン(「門」構え+「虫」)(Min)」。
〈面積〉
12万3,603平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)3,061万0,000人。
2000(平成12)3,283万6,000人。
2004(平成16)3,435万8,100人。
◎華僑の主要な出身地。
ふっこ
【フッコ】
○[魚]スズキ(鱸)の若魚で、2〜3歳魚のもの。体長30センチ
メートルほど。
参照⇒すずき(スズキ,鱸)
ぶっこう
【仏工】
○仏画・仏具を制作する職人。
「仏師(ぶっし,ぶし)」とも呼ぶ。
ふっこういん《ふくこうゐん》
【復興院】
○(1)[歴]帝都復興院の略称。
⇒ていとふっこういん(帝都復興院)
○(2)[歴]戦災復興院の略称。
⇒せんさいふっこういん(戦災復興院)
★ふっこうきねんかん《ふくこうきねんくわん》
【復興記念館】
○東京都墨田区の横綱町公園にある歴史記念館。
関東大震災や太平洋戦争での被災品・写真・資料などが保存
・展示されている。
ぶっこうじ《ぶつくわうじ》
【仏光寺】
○京都府京都市下京区(シモギョウク)新開町(シンカイチョウ)にある浄土真
宗仏光寺派の本山。山号は渋谷山(ジッコクザン)華園院(ケオンイン)。
堂宇は明治以降のもの。
◎1212(建暦 2)親鸞(シンラン)の高弟源海(ゲンカイ)(三世)が真宗興
隆のため山科(ヤマシナ)に根本道場を開創。
1218(建保 6)順徳天皇から興隆正法寺(興正寺)の寺号を賜(タ
マワ)る。
1320(元応 2)了源(仏光寺七世)が京都市中の渋谷(シブタニ)に
移す。
1327(嘉暦 2)後醍醐天皇の勅命により阿弥陀仏光寺と改名。
足利尊氏(アシカガ・タカウジ)の祈願所となる。
十三世光教の時、後土御門天皇の綸旨(リンジ)によって真宗最
初の門跡寺となり、一時は本願寺を圧倒する寺勢を誇った。
1586(天正14)豊臣秀吉が現在地に移転。
ぶっこうじは《ぶつくわうじは》
【仏光寺派】
○[仏]浄土真宗十派の一つ。
本山は京都の仏光寺。
親鸞(シンラン)の高弟真仏(二世)を祖とする。
◎鎌倉末期、本願寺派の中から覚如の弟子了源が興す。
◎仏光派は臨済宗。
ふっこうしん《ふくかうしん》
【匐行疹】
◇[独]Herpes、[英]herpes
○[病]⇒へるぺす(ヘルペス)(1)
★ふっこうしんけいそう《ふくかうしんけいそう》
【腹腔神経叢】
◇[英]celiac plexus
○[医]腹腔動脈周囲の神経叢。
胸元(ムナモト)のあたりに位置し、急所でもある。
「ふくくうしんけいそう(腹腔神経叢)」,「太陽神経叢(solar
plexus)」とも呼ぶ。
★ふっこうちょう《ふくこうちやう》
【復興庁】
○東日本大震災からの復興施策を統括する政府機関。
10年間の限定で、復興施策の企画・立案、復興特別会計・復
興交付金の配分、復興特区の認定などを所管。
〈出先機関〉
復興局:盛岡市・仙台市・福島市。
復興局支所:宮古市・釜石市・気仙沼市・石巻市・南相馬市
・いわき市。
◎2012. 2.10(平成24)設置・発足。各県の現地対策本部を復興
局に改組。
ぶっこうは《ぶつくわうは》
【仏光派】
○[仏]⇒えんがくじは(円覚寺派,圓覺寺派)
◎仏光派は臨済宗で、仏光寺派は浄土真宗。
ふっさ
【福生】
◇[日]Fussa
○(1)⇒ふっさし(福生市)
○(2)[交]⇒ふっさえき(福生駅)
ふっさえき
【福生駅】
○[交]東京都福生市にある、JR青梅線(オウメセン)の駅。
牛浜(ウシハマ)駅と羽村(ハムラ)駅(羽村市)の間。
◎JR八高線(ハチコウセン)に東福生駅がある。
ぶっさき
【打っ裂き】
【打裂】
○(1)打(ブ)っ裂くこと。
参照⇒ふっさく(打っ裂く)
○(2)[服]⇒ぶっさきばおり(打裂羽織)
ぶっさきばおり
【打裂羽織】
○[服]武士が乗馬・旅行などに用いた羽織。
帯刀や乗馬に便利なように、背縫いの下半分を裂けたように
縫い合せていないもの。
単に「ぶっさき(打裂)」とも、「せさきばおり(背裂羽織)」,「せ
わりばおり(背割羽織)」,「ひっさきばおり(引裂羽織)」とも呼ぶ。
参照⇒ひうち(火打)(3)
ふっさく
【打っ裂く】
○(1)[他動]力まかせに引き裂く。
○(2)[他動]「裂く」を強めた言い方。
ふっさし
【福生市】
◇[日]Fussa Shi
○東京都西部、武蔵野台地の市。
〈面積〉
10.24平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6万1,427人。
◎1970(昭和45)市制施行。
◎市の東部から西多摩郡瑞穂町(ミズホマチ)の南部にかけてアメリ
カ軍横田基地(飛行場)がある。
★ふっさーる
【フッサール】
◇Edmund Husserl(エドムント・フッサール)
○[人]ドイツの哲学者・数学者(1859〜1938)。
現象学([独]Phaenomenologie)を創始。
「フッセル」,「フッセルル」とも呼ぶ。
ぶつざんし
【仏山市】
【佛山市】
◇[中]Foshan Shi、[英]Foshan City
○中国南部、広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)南部の工業都
市。
〈管轄5区〉
禅城区(Chancheng Qu)。
南海区(Nanhai Qu)。
順徳区(順コ区)(Shunde Qu)。
三水区(Sanshui Qu)。
高明区(Gaoming Qu)。
★ぶっし
【仏子】
○(1)[仏]釈迦(シャカ)の実子(ジッシ)。
◎仏子羅雲(ラウン)
○(2)[仏]法によって仏(ホトケ)の跡(アト)を継(ツ)ぐ子。仏の道を
志(ココロザ)している人。菩薩(ボサツ)。
○(3)[仏]平等に仏性(ブッショウ)を持っている、すべての人間。
◎「ぶし(仏子)」とも読む:参照⇒ぶしえき(仏子駅)
ぶっし
【仏師】
○(1)仏像・仏画・仏具を制作する職人。
「ぶし(仏師)」,「仏工(ブッコウ)」とも呼ぶ。
◎絵仏師
○(2)(特に)仏像を制作する職人。
「ぶし(仏師)」とも呼ぶ。
◎飛鳥時代は、渡来人などの血縁的集団で造仏した工房である
仏所の長(統率者)。鞍作止利(クラツクリノトリ)など。
奈良時代は、造寺司に属する造仏所の長および所属する職人
集団。
平安時代は、有力寺院の仏所に所属する職人。定朝(ジョウチョウ)
など。
鎌倉時代の仏師は運慶(ウンケイ)など。
◎ 557、百済から造仏・造寺工らが来朝。
ぶっしぇる
【ブッシェル】
◇[英]bushel、[フ]boisseau
○(1)ブッシェル桝(マス)。
○(2)ヤードポンド法の体積の単位。穀物などの体積を測る。
イギリス:1ブッシェル=36.3677リットル=2219.36立方イ
ンチ=8英ガロン。
アメリカ:1ブッシェル=35.2383リットル=2150.42立方イ
ンチ=9.31米ガロン。
単位記号は「bu」。
○(3)ヤードポンド法の重量の単位。
イギリス:1ブッシェル=62ポンド=28.1キログラム。
アメリカ:1ブッシェル=60ポンド=27.2キログラム。
単位記号は「bu」。
ぶっしつこうたい《ぶつしつかうたい》
【物質交代】
◇[英]metabolism
○[生]⇒ぶっしつたいしゃ(物質代謝)
ぶっしつたいしゃ
【物質代謝】
◇[英]metabolism
○[生]生物が生命維持に必要なものを外界(ガイカイ)から摂取(セッ
シュ)し、生体成分や活動のエネルギー源に使用し、不必要なも
のを排出(ハイシュツ)すること。
単に「代謝」とも、「物質交代(ブッシツコウタイ)」,「新陳代謝(シナチンタイ
シャ)」,「代謝作用」,「メタボリズム」とも呼ぶ。
★ぶっしゃり
【仏舎利】
○[仏]釈迦(シャカ)または聖者の遺骨。
単に「舎利」とも呼ぶ。
◎「舎利」は梵語sarira(シャリーラ)の音写。
[1]ぶっしゅ
【ブッシュ】
◇[英]bush
○(1)根元から枝分かれしている1本の低木。
「シュラブ(shrub)」とも呼ぶ。
○(2)低木の茂み。
★[2]ぶっしゅ
【ブッシュ】
◇George Herbert Walker Bush
○(1)[人]アメリカ合衆国の第41代大統領(1924〜)。在任:1989
〜1993。G.W.ブッシュの父。
第二次世界大戦中、海軍パイロットとして従軍。日本軍に撃
墜。
1976〜1977(昭和51〜昭和52)CIA長官。
○(2)[軍]⇒じょーじえっちだぶりゅぶっしゅ(ジョージ・H・
W・ブッシュ)(2)
★[3]ぶっしゅ
【ブッシュ】
◇George Walker Bush
○[人]アメリカ合衆国の第43代大統領(1946〜)。在任:2001〜。
G.H.W.ブッシュの子。
◎2001. 1.(平成14)菓子のプレッツェル(bretzel)をノドに詰
まらせて気絶し、床に顔をぶつけて左ほおに怪我を負う。
2003. 3.18(平成15)国連決議を受けずに武力行使(戦争)を正
当化するため、国民向けテレビ演説でイラクのフセイン大統領
に最後通告。
2005.12.14(平成17)ワシントン市内の演説で、対イラク開戦
は大量破壊兵器についての間違った情報をもとに決められたが、
サダム・フセインを取り除くという決断は正しいものだったと
イラク戦争の正当性を改めて強調。
ぶっしゅかん
【ブッシュカン】
【仏手柑】
○[植]⇒ぶしゅかん(ブシュカン,仏手柑)
ぷっしゅだがー
【プッシュダガー】
【プッシュ・ダガー】
◇[英]push dagger
○T字型の短剣。
人差し指と中指の間、または中指と薬指の間から剣先を突き
出して握り締め、相手を突き刺す武器。
参照⇒だがー(ダガー)(1)
ぷっしゅちぇあー
【プッシュチェアー】
◇[英]pushchair
○⇒ばぎー(バギー)(3)
ぶっしゅでゅろーぬけん
【ブッシュ・デュ・ローヌ県】
◇[フ]Departement Bouches-du-Rhone、[英]Bouches-du-Rhone
Prefecture
○⇒ぶーしゅでゅろーぬけん(ブーシュデュローヌ県,ブーシュ
・デュ・ローヌ県)
ぶっしゅべびー
【ブッシュベビー】
【ブッシュ・ベビー】
◇[英]bushbaby/bush baby
○[哺]⇒がらご(ガラゴ)
ぶっしゅまん
【ブッシュマン】
◇[英]Bushman
○[俗]サン族の俗称・旧称。
⇒さんぞく(サン族)
★ぶっしゅまんらんど
【ブッシュマンランド】
◇Bushmanland
○ナミビア北東部の地域。北部をカバンゴランド(Kavangoland)、
南部をヘレロランド(Hereroland)に接し、東部をボツワナに隣
接。
南アフリカの旧黒人居住地区(homeland)の一つ。
参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
ぶっしょうざんえき《ぶつしやうざんえき》
【仏生山駅】
○[交]香川県高松市(タカマツシ)仏生山町にある、高松琴平電鉄琴
平線の駅。
太田(オオタ)駅と一宮(イチノミヤ)駅の間。
ぶっしょうざんちょう《ぶつしやうざんちやう》
【仏生山町】
◇[日]Busshozan Cho
○香川県高松市(タカマツシ)の地名。
★ふっしょく
【払拭】
○
ぶっせ
【ブッセ】
◇Karl Busse(カール・ブッセ)
○[人]ドイツの詩人・小説家(1872〜1918)。
日本では上田敏(ウエダ・ビン)の訳詩集『海潮音』に収められた
「山のあなた(Ueber den Bergen)」で知られる。
参照⇒やまのあなた(山のあなた,[2]かいちょうおん(海潮音)
ふっせき
【沸石】
◇[英]zeolite
○[鉱]ナトリウム・カルシウムなどアルカリ土類金属元素の含
水アルミニウム珪酸塩鉱物。アルミノ珪酸塩の一種。
ガラス光沢があり、加熱すると脱水する。
火成岩の変質などによって生成され、玄武岩や緑色凝灰岩の
構成鉱物として産出する。
多量の水を含有するので砂質地帯の土壌改良剤などに用いら
れる。
「ゼオライト」とも呼ぶ。
参照⇒ぜおらいと(ゼオライト)(2)
ふっせる
【フッセル】
◇Edmund Husserl(エドムント・フッセル)
○[人]⇒ふっさーる(フッサール)
ふっせるる
【フッセルル】
◇Edmund Husserl(エドムント・フッセルル)
○[人]⇒ふっさーる(フッサール)
ふっせんはいむげんしりょくはつでんしょ
【フッセンハイム原子力発電所】
◇[フ]Centrale Nucleaire de Fessenheim、[英]Fessenheim
Nuclear Power Plant
○[原]フランス北東部、アルザス地域圏(Region Alsace)北部
のバラン県(Departement Bas-Rhin)の県都ストラスブール
(Strasbourg)にある原子力発電所。
「フッセンハイム原発」とも呼ぶ。
◎1977(昭和52)稼動。
ふっせんはいむげんぱつ
【フッセンハイム原発】
◇[フ]Centrale Nucleaire de Fessenheim、[英]Fessenheim
Nuclear Power Plant
○[原]⇒ふっせんはいむげんしりょくはつでんしょ(フッセン
ハイム原子力発電所)
ぶつぜんぶつご
【仏前仏後】
○[仏]八難の一つ。仏の入滅(ニュウメツ)から次の仏の出生までの
間で、仏の出世に巡り合えずに、仏を見ることも、法を聞くこ
ともできない悪い世界。
参照⇒はちなん(八難)(1)
★ふっそ
【フッ素】
【弗素】
◇[英]fluorine、[蘭]fluorine(フリュオリネ)
○[化]ハロゲン族元素の一つ。
元素記号は「F」。
◎虫歯予防の効果が知られている。
ぶつぞう《ぶつざう》
【仏像】
◇[英]Buddhist statue/Buddhist image
○[仏]仏教の信仰・礼拝の対象として、仏陀・菩薩・諸尊仏の
姿をかたどって造られた彫像(statue)・画像(image)。
主に彫像を指し、画像は「仏画(フツガ)」と呼ぶことが多い。
参照⇒ぶっし(仏師),いっとうさんらい(一刀三礼)
◎ 538、百済の聖明王が釈迦仏金銅像・経典を欽明天皇に献上
(仏教公伝)。
552、蘇我稲目(イナメ)と物部尾輿(オコシ)が仏像礼拝をめぐり対
立。
557、百済から造仏・造寺工らが来朝。
◎姿勢:立像・坐像・臥像に大別される。
ぶっそうげ《ぶつさうげ》
【ブッソウゲ】
【仏桑華】
【仏桑花】
◇[学]Hibiscus rosa-sinensis
○[植]アオイ目(Malvales)アオイ科(Malvaceae)フヨウ属(Hi-
biscus)の常緑低木。
中国南部の原産で鑑賞用に温室などで栽培される。
夏から秋にかけ、大形でムクゲに似た漏斗(ロウト)状の五弁花
をつける。花の色は品種により赤・桃・白・黄・橙など。
沖縄では
漢名は「扶桑(フソウ)」。
園芸品種は「ハイビスカス(hibiscus)」と呼ぶ。
◎夏の季語。
◎中国語:扶桑(fusang)/朱槿(zhujin)(シュキン)。
★ふつぞく
【フツ族】
◇Hutu
○バンツー系黒人の一種族。農耕民。
参照⇒ぶるんじ(ブルンジ),えふえぬえる(FNL)
★ふっそほう《ふつそはふ》
【フッ素法】
【弗素法】
◇[英]Fluoride Dating
○[化]
1844(天保15)イギリスの化学者ミドルトン(J.Middleton)が、
化石骨のフッ素量はその経過した年代に比例して多いことを発
見。
1893(明治26)フランスの鉱物学者カルノー(A.Carnot)が再発
見し、「カルノーの法則(Carnot's law)」と呼ばれる。
参照⇒ぴるとだうんじん(ピルトダウン人)
ふったー
【フッター】
◇[英]footer
○[計]ワープロ・ソフトなどの清書プログラムで、各ページの
下部余白に印刷される、文書名・ページ番号・日付・会社のロ
ゴマークなどの文字列や図形。
印刷される文字列や図形を選択したり、左寄せ・中央・右寄
せなどの位置も指定できる。
◎上部余白:参照⇒へっだー(ヘッダー)
ぶつだ
【仏陀】
【佛陀】
○[仏]⇒ぶっだ(仏陀,佛陀)
ぶったー
【ブッター】
◇[独]Butter
○[食](ドイツ語で)バター([英]butter)。
⇒ばたー(バター,牛酪)
★ぶっだ
【仏陀】
【佛陀】
◇[梵]Buddha
○[仏]真理を悟(サト)った者。仏(ホトケ)、如来(ニョライ)、特に釈迦
(シャカ)(釈尊)。
「ぶつだ(仏陀,佛陀)」とも、「医王(イオウ)」,「医王如来」,「大医
王」とも呼ぶ。
◎梵語で「目覚めた人」,「覚者(カクジャ)」の意味。
ぶっだがや
【ブッダガヤ】
【仏陀伽耶】
◇[梵]Buddhagay
○[仏]インド東部、ビハール州(Bihar State)南部のガヤ県
(Gaya District)南部にある仏教の聖地。ガヤ市(Gaya city)の
南方10キロメートルに位置し、現名は「ボードガヤー([ヒンズ
ー語]Bodh Gaya,Bodhgaya)」。
釈迦(シャカ)が苦行6年の後、菩提樹(ボダイジュ)の下で悟(サト)
りを開いてブッダ(仏陀)となった釈尊成道(シャクソンジョウドウ)の地
で、「菩提道場」とも呼ぶ。
4世紀に大菩提寺(大精舎<ダイショウジャ>)が建てられ、教学の
中心として栄えた。
6世紀ころの建造といわれる高さ50メートルの大塔があり、
その西側に菩提樹と金剛宝座(コンゴウホウザ)が祀(マツ)られている。
「ブダガヤ」とも呼ぶ。
◎傍(カタワラ)をガンジス川の支流、経典にいう尼連禅河(ニレンゼンガ)
(ナイランジャナー河)(the Niranjana River)が流れている。
ぶっだごーさ
【ブッダゴーサ】
◇[梵]Buddhaghosa
○[人]⇒ぶっとん(仏音)
ぶつだん
【仏壇】
○(1)[仏]仏像を祀(マツ)るため、寺院の内仏堂(ナイブツドウ)に設
けられた壇。
「須弥壇(シュミダン)」とも呼ぶ。
参照⇒しゅみだん(須弥壇)
○(2)[仏]在家(ザイケ)(一般家庭)で位牌(イハイ)や仏像を礼拝する
ために安置(アンチ)する箱型の厨子(ズシ)。
女房詞で「黒戸(クロド)」とも呼ぶ。
参照⇒みつぐそく(三具足),ほとけのしょうがつ(仏の正月)
(2)
ぶっちゃー
【ブッチャー】
◇[英]butcher
○(1)精肉店(butcher's shop)の主人。
◎「バチェラー(batchelor)」は「独身の男」。
○(2)屠殺業者。
○(3)(転じて)虐殺者。
ぶっちゃけ
【ぶっちゃけ】
◇[日]buchake
○(1)[俗](思っていることを)あらいざらい・包み隠さずに。
○(2)[俗]思うに・素直に。
◎「ぶっちゃける」を副詞的に用いた言葉。
ぶっちゃける
【ぶっちゃける】
◇[日]buchake-ru
○(1)[俗]器物の中身をぷちまける。
○(2)[俗]あらいざらい、包み隠さずに言う。
◎「打(ウ)ち明ける」,「打(ブ)ち明ける」を強調した言い方。
ぶっちゃーないふ
【プッチャー・ナイフ】
◇[英]butcher knife
○[料]⇒ぎゅうとう(牛刀)
ふつちょう《ふつちやう》
【布津町】
◇[日]Futsu Cho
○長崎県南東部、南高来郡(ミナミタカキグン)の町。島原半島東部に
位置し、南東部を島原湾に面する。
〈面積〉
10.51平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,019人。
◎1969(昭和44)町制施行。
ぶっつうじ
【仏通寺】
【佛通寺】
○広島県三原市高坂町許山(タカサカチョウモトヤマ)にある、臨済宗(リンザ
イシュウ)の寺。仏通寺派の大本山。
開山は大通禅師(愚中周及)。
ふっつし
【富津市】
◇[日]Futtsu Shi
○千葉県南西部の市。東京湾の浦賀水道に面する。
ふっつみさき
【富津岬】
◇[日]Futtsu Misaki
○[地]千葉県南西部、東京湾東岸から浦賀水道に突出する岬。
◎住所は千葉県富津市富津。
ぶってつ
【仏哲】
【仏徹】
○[人]奈良時代、チャンパ国(ベトナム南部)出身の僧。生没年
未詳。
南インドで菩提僊那(Bodhisena)(ボダイセンナ)に学び、密呪に
通じる。
8世紀初頭、師に同伴して唐に入り、さらに 736(天平 8)共
に来日。
大安寺に住して、梵語を教授する。
752(天平勝宝 4)東大寺大仏開眼供養には舞楽の師として、
故国で習得した林邑楽(リンユウガク)や菩薩(ボサツ)・陪臚(バイロ)・
抜頭(バトウ)などの舞を伝える。
◎チャンパ国:⇒ちゃんぱ(チャンパ,占婆)
ふっと
【フット】
◇[英](単数形)foot/(複数形)feet(フィート)
○(1)足。足首から下の部分。
「フート」とも呼ぶ。
○(2)歩み・徒歩。
「フート」とも呼ぶ。
○(3)物の下部・足部・台足。
「フート」とも呼ぶ。
○(4)長さの単位フィート(feet)の単数形。
⇒ふぃーと(フィート,呎)
○(5)[文]詩の韻脚。
「フート」とも呼ぶ。
ふっど
【フッド】
◇Hood
○[歴][軍]イギリス海軍の巡洋戦艦。当時、世界最大級の軍艦。
◎1918(大正 7)進水。
1920. 3.(大正 9)竣工。
1941(昭和16)アイスランド沖海戦で、ドイツ艦隊の戦艦ビス
マルク(Bismarck)の砲弾が命中して火薬庫に引火し、大爆発を
起こして沈没。乗員1,416人中、生存者は3人。
★[1]ぶっと
【ブット】
◇Zulfikar Ali Bhutto(ズルフィカール・アリー・ブット)
○[人]パキスタンの大統領(1928〜1979)。大統領在任:1971.
12.20〜1973. 8.13。首相在任:1973. 8.14〜1977. 7. 5。ベ
ナジル・ブットの父。
1971.12.(昭和46)インドと停戦(降服)。
社会主義的な政策を行う。
★[2]ぶっと
【ブット】
◇Benazir Bhutto(ベナジル・ブット)
○[人]パキスタンの首相(1953〜2007.12.27)。在任:1988.12.
2〜1990. 8. 6、1993.10.19〜1996.11. 5。ズルフィカール・
アリー・ブットの娘。
1993(平成 5)北朝鮮を公式訪問。この際、核開発のためのウ
ラン濃縮に関する重要情報を北朝鮮のミサイル技術情報と交換
したという。
2007.10.(平成19)亡命先のドバイから帰国。
暗殺。
◎"benazir"は「比類なき([英]without comparison)」の意味。
ぶつどう《ぶつだう》
【仏道】
○[仏]仏の教えの道。
◎仏教は明治期の訳語で、それ以前は仏道または仏法と呼ばれ
ていた。
★ぶっとう
【仏塔】
◇[梵]stupa(ストゥーパ)
○
ふっとうすいがたけいすいろ
【沸騰水型軽水炉】
◇[英]boiling water reactor
○[原]減速・冷却材として軽水を使う軽水炉の炉型の一方式。
炉心で軽水を加熱させ、発生した水蒸気を炉外へ導(ミチビ)き
直接発電タービンを回し、冷却して再び炉内へ循環させるもの。
加圧水型より構造は単純であるが、シュラウド(炉心隔壁)と
呼ばれる特殊構造をもつ。
略称は「BWR」で、改良型沸騰水型軽水炉は「ABWR(ad-
vanced boiling water reactor)」。
参照⇒けいすいろ(軽水炉),しゅらうど(シュラウド)(3)
◎アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社が開発。
◎2007. 3.15(平成19)志賀原発1号機でかつて制御棒が脱落し
た事故発覚後、各地のBWR・ABWRで多数の脱落事故やデ
ータの改竄(カイザン)があったことも発覚。
ぶっとん
【仏音】
◇[梵]Buddhaghosa(ブッダゴーサ)
○[人]5世紀前半のインド人。南方仏教最大の注釈家。
南インドからスリランカに渡来し、三蔵の注釈書『清浄道論
(ショウジョウドウロン)』を著す。
ぶつにちあん
【仏日庵】
【佛日庵】
○神奈川県鎌倉市山ノ内の円覚寺の大檀那塔(ダイダンナトウ)。
鎌倉観音霊場台33番。
円覚寺を創建した鎌倉幕府の第8代執権北条時宗の開基廟が
あり、廟内に時宗・貞時(第9代執権)・高時(第14代執権)の像
が安置されている。
参照⇒えんがくじ(円覚寺,圓覺寺)
ぶつのじゅうごう《ぶつのじふがう》
【仏の十号】
○[仏]⇒ほとけのじゅうごう(仏の十号)
ふっぷ
【風布】
◇[日]Fuppu
○[地]埼玉県大里郡(オオサトグン)寄居町(ヨリイマチ)西端と秩父郡(チチブ
グン)長瀞町(ナガトロマチ)東端の地域。
北限のミカン産地として知られる。
◎風布川の源流は日本水(ヤマトミズ)の湧き水。
ふっぷしだけ
【風不死岳】
◇[日]Fuppushi Dake
○[地]北海道西部、石狩支庁にある火山。標高1,103メートル。
南南東に樽前山(タルマエヤマ)(1,042メートル)がある。
◎2011. 6. 7(平成23)気象庁、樽前山と一つの活火山に指定。
ぶっぽういほん《ぶつぱふゐほん》
【仏法為本】
○[仏]信心を根本とすること。
⇔おうぼういほん(王法為本)
★ぶっぽうそう《ぶつぱふそう》
【ブッポウソウ】
【仏法僧】
○[鳥]ブッポウソウ目(Coraciiformes)ブッポウソウ科(Cora-
ciidae)の鳥。
コノハズク(声の仏法僧)に対して「姿の仏法僧」とも呼ぶ。
参照⇒このはずく(コノハズク,木の葉木菟)
ぷつまじょけん
【プツマジョ県】
◇[西]Departamento del Putumayo、[英]Putumayo Department
○コロンビア南西部の県。南東部をペルー、南西部をエクアド
ルに隣接。
県都はモコア(Mocoa)。
「プトゥマジョ県」とも、英語読みで「プツマヨ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
2万4,885平方キロメートル。
〈人口〉
1993(平成 5)20万4,309人(10月24日)。
2005(平成17)23万7,197人(5月22日)。
ぷつまよけん
【プツマヨ県】
◇[西]Departamento del Putumayo、[英]Putumayo Department
○⇒ぷつまじょけん(プツマジョ県)
ぶつめつ
【仏滅】
○(1)釈迦(シャカ)の死。釈尊(シャクソン)の入滅(ニュウメツ)。
○(2)[暦]暦注の六曜の一つ。
⇒ろくよう(六曜)
◎小六任(xiaoliuren)(ショウロクジン)の空亡が起源とされる。
★ふつりょういんど《ふつりやういんど》
【仏領インド】
【仏領印度】
◇[フ]L'Inde francaise、[英]French India
○[歴]インド南部の海岸4ヶ所にあったフランスの植民地。
「フランス領インド」とも呼ぶ。
参照⇒ぽんでぃしぇりーれんぽうせいふちょっかつち(ポン
ディシェリー連邦政府直轄地)
◎「仏印(フツイン)」は一般に「仏領インドシナ(仏領印度支那)」の略
称。
★ふつりょういんどしな《ふつりやういんどしな》
【仏領インドシナ】
【仏領印度支那】
◇[フ]L'Indo-Chine Francaise、[英]French Indo-China
○[歴]インドシナ半島東部にあったフランスの植民地。国際連
合の保護国トンキン・アンナン・ラオス・カンボジアと、直轄
植民地コーチシナ、広州湾租借地で構成。
現在のベトナム・ラオス・カンボジア。
インドシナ総督の所在地はハノイ(河内)。
「仏印(フツイン)」,「フランス領インドシナ」とも呼ぶ。
参照⇒らんりょういんど(蘭領印度),ふついんしんちゅう(仏
印進駐),しーえるぶい(CLV)
◎1887(明治20)仏領インドシナ連邦、成立。
1940. 9.(昭和15)日本軍、仏印北部に進駐。
1941. 7.(昭和16)日本軍、仏印南部に進駐。
★ふつりょうぎあな《ふつりやうぎあな》
【仏領ギアナ】
◇[フ]Guyane Francaise、[英]French Guiana
○南アメリカ北東部、大西洋岸にあるフランス領の海外県(D
OM)。
クールー(Kourou)にギアナ宇宙センター([英]Guiana Space
Center)(CSG)がある。
「フランス領ギアナ」,「ギアナ・フランシス(Guyane Fran-
caise)」とも呼ぶ。
参照⇒でぃおーえむ(DOM)
〈面積〉
9万1,000平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 6万人。
2004(平成16)19万1,309人(7月1日現在)。
〈2郡〉
カイエンヌ郡(Arrondissement de Cayenne)。
サンローランデュマロニ郡(Arrondissement de Saint-Lau-
rent du Maroni)。
★ふつりょうにしあふりか《ふつりやうにしあふりか》
【仏領西アフリカ】
◇[フ]Afrique occidentale francaise
○[歴]
総督府(administration coloniale)はダカール(Dakar)。
略称は「AOF」。
「フランス領西アフリカ」とも呼ぶ。
★ふつりょうぽりねしあ《ふつりやうぽりねしあ》
【仏領ポリネシア】
◇[フ]Polynesie francaise、[英]French Polynesia
○南太平洋南東部に散在するフランス海外領の島々。
「フランス領ポリネシア」とも呼ぶ。
〈面積〉
3,894平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)14万人。
1992(平成 4)20万6,000人(推計)。
1996(平成 8)21万9,500人。
2003(平成15)25万3,700人。
〈行政区分〉
クリッパートン島(Clipperton Island)・ウィンドワード諸
島(Iles du Vent)・リーワード諸島(Iles sous le Vent)・マ
ルキーズ諸島(Iles Marquises)・ツアモツ諸島(Iles Touamo-
tou)・ツブアイ諸島(Iles Tubuai)。
参照⇒そしえてしょとう(ソシエテ諸島)
ぶつりりょうほう《ぶつりれうはふ》
【物理療法】
◇[英]physical therapy/physiotherapy
○(1)[医]天然または人工の物理的作用を利用する治療法。
温熱療法・電気療法・光線療法・放射線治療・気候療法・温
泉療法・水治療法・運動療法・マッサージなどがある。
「物療」,「理学療法」とも呼ぶ。
⇔かがくりょうほう(化学療法)
参照⇒りがくりょうほう(理学療法)
○(2)[医]⇒りがくりょうほう(理学療法)
ぶつれき
【仏暦】
◇[英]Buddhist Calendar
○[暦]釈迦(シャカ)の入滅(ニュウメツ)を元年とする暦法。
タイは西暦を使用せずに仏暦が行われ、月日は西暦と同じ。
◎年号:仏暦=西暦+542。
[1]ぶっろ
【ブッロ】
◇[伊]burro
○[食](イタリア語で)バター([英]butter)。
⇒ばたー(バター,牛酪)
[2]ぶっろ
【ブッロ】
◇[西]burro
○[哺](スペイン語で)ロバ(驢)。
⇒ろば(ロバ,驢馬)
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