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百 科 辞 書 《ふさ》 編集:獨 澄旻
-------- ふさ --------------------------------------------------
ふさあかしあ
【フサアカシア】
○[植]⇒あかしあ(アカシア)(1)
ふさあかしあぞく
【フサアカシア属】
○[植]アカシア属(Acacia)の別称。
参照⇒あかしあ(アカシア)(1)
ぷさい
【プサイ】
【Ψ】
【ψ】
◇psi
○[言]ギリシア文字の第23番目。
「プシー(psi)」とも呼ぶ。
◎ローマ字の「ps」に相当する。
ふざいしょうめい
【不在証明】
◇[英]alibi
○[法]⇒ありばい(アリバイ)
ふさくい《ふさくゐ》
【不作為】
◇[英]nonfeasance
○[法]なすべき行為をしないこと。あえて積極的な行為をしな
いこと。行動が消極的であること。
作為の一種で、乳児に授乳しないなどの行為。
参照⇒ねぐれくと(ネグレクト)
◎不作為犯
★ふざける
【ふざける】
【巫山戯る】
○(1)おどける・たわむれる。
○(2)こっけいなことを言う・冗談(ジョウダン)を言う。
○(3)浮かれて騒ぎまわる。
○(4)人をバカにする・バカにして振舞う。
○(5)男女がいちゃつく。
ふさすぐり
【フサスグリ】
【房酸塊】
◇[英]currant
○[植]⇒かれんつ(カレンツ)(2)
ふさつ
【布薩】
◇[梵]upavasatha
○[仏]半月または一ヶ月に一度、僧(比丘<ビク>)が集まって互
いに罪を悔(ク)い、上達しようと努めること。
参照⇒さんげ(懺悔)
ふざーる
【フザール】
◇[英]hussar
○[歴]⇒けいきへい(軽騎兵)
ぶさる
【ブサル】
◇[インドネシア語]besar、[マレー語]besar
○[形]大きい。
◎クチル(kecil):小さい。
ふざん
【巫山】
◇[中]Wushan
○(1)[地]中国中央部、中央直轄市重慶(Chongqing)北東部にあ
る名山・名勝地。
湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)との境近くに位置し、南を長
江(Chang Jiang)(揚子江)が流れて三峡(Sanxia)の一つ巫峡(Wu-
xia)(フキョウ)を形成。また、長江の支流大寧河(Daning He)(ダイネ
スガ)には巫山小三峡(Wushan Xiao Sanxia)がある。
参照⇒ふきょう(巫峡),ふざんしょうさんきょう(巫山小三峡)
○(2)(Wushan Xian)⇒ふざんけん(巫山県)
ふざん
【釜山】
◇[朝]Pusan
○朝鮮半島南部の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)(ケイショウナンドウ)南
東部、韓国南東部の直轄市。朝鮮海峡に面する港湾都市。
「プサン(釜山)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)245万人。
1985(昭和60)351万6,000人。
2001(平成13)403万6,100人(推計)。
◎李氏朝鮮時代、三浦(サンポ)の一つ「富山浦(フザンポ)」。
2002. 9.29(平成14)アジア競技大会、開催。
参照⇒さんぽ(三浦)
◎福岡市と姉妹都市。
ぷさん
【プサン】
【釜山】
◇[朝]Pusan
○⇒ふざん(釜山)
ぷーさん
【プーさん】
◇Pooh
○[文]⇒くまのぷーさん(クマのプーさん,熊のプーさん)(2)
ぷーさん
【プーサン】
◇Nicolas Poussin
○[人]フランスの画家(1594〜1665.11.19)。
ほぼローマで活動。
ふざんけん
【巫山県】
◇[中]Wushan Xian、[英]Wushan County
○中国中央部、中央直轄市重慶(Chongqing)北東端にある県。
北西部を巫渓県(Wuxi Xian)、西部を奉節県(Fengjie Xian)(ホウ
セツケン)に接し、東部・南部を湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)に隣
接。
行政所在地は巫峡鎮(Wuxia Zhen)。
〈面積〉
2,958平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)59万人。
ふざんしょうさんきょう《ふざんせうさんけふ》
【巫山小三峡】
◇[中]Wushan Xiao Sanxia
○[地]中国中央部、中央直轄市重慶(Chongqing)北東端の巫山
県(Wushan Xian)(フザンケン)西部にある、大寧河(Daning He)(ダイ
ネスガ)の渓谷。
「大寧河小三峡」とも呼ぶ。
参照⇒さんきょう(三峡),かりょうこうしょうさんきょう(嘉
陵江小三峡)
◎大寧河は長江(揚子江)の支流。
★ふざんじん
【巫山人】
◇[中]Wushan Ren
○[歴]中国で出土した200万年前の化石人類。
115万年前の藍田原人(Lantian Yuanren)(ランデンゲンジン)の前
に位置付けられる。
参照⇒らんでんげんじん(藍田原人)
ぶざんそん
【ブザンソン】
◇Besancon
○フランス東部、フランシュ・コンテ地域圏(Region Franche-
Comte)の主都。ドゥー県(Departement Doubs)の県都。
ふざんぽ
【富山浦】
【釜山浦】
○[歴]李氏朝鮮が日本船の入港を指定した三つの港「三浦(サンポ)」
の一つ。現在の釜山(Pusan)(フザン)。
参照⇒さんぽ(三浦),ふざん(釜山)
★ふし
【節】
○(1)[植]タケ(竹)・アシ(葦)などで、幹・茎の間にほぼ一定
間隔でふくらみ固くなっている部分。
○(2)[植]樹木の枝や葉の生え出る付け根のところ。また、枝
を切り落とした跡。
「ノット([英]knot)」,「ノード([英]node)」とも呼ぶ。
○(3)[建]樹幹が成長して太くなるにつれ、枝やコブ(瘤)が幹
の内部に包み込まれた部分。
特に、製材した時に木材の表面に現れるその部分。
◎節穴
○()[]
ふし
【父子】
○父(チチ)と子(コ)。
◎『管子』(大匡篇)知子莫若父:子を知るは父に若(シ)くは莫
(ナ)し。
ふし
【五倍子】
【付子】
【附子】
○ヌルデの若芽・若葉などにヌルデノミミフシ(白膠木耳五倍
子)が寄生して生じた虫こぶ。
紡錘形で皮壁は帯黄褐色の絨毛を被り、内部は空洞。
参照⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
◎タンニンを多量に含み、薬用・染織用・インク製造用に用い
る。
昔、その粉は婦人のお歯黒に用いられた。
参照⇒ふしかね(付子鉄漿,附子鉄漿),うつぶしいろ(空五倍
子色)
◎「虫こぶ(瘤)」は「虫(「病」垂+「嬰」)(チュウエイ)」とも呼ぶ。
◎「ぶし(付子,附子)」,「ぶす(付子,附子)」とは別物。
ふじ
【ふじ】
○(1)[農]リンゴ(林檎)の栽培品種の一つ。
国光(コッコウ)とデリシャス(Delicious)を交配したもの。
◎1939(昭和14)農林省園芸試験場東北支場(現:果樹研究所リン
ゴ研究部)で育成。
1962(昭和37)「ふじ」と命名。
○(2)[海]宗谷(ソウヤ)に次ぐ2代目の南極観測船。海上自衛隊の
砕氷艦(AGB5001)。
参照⇒しらせ(しらせ)
◎1965. 7.15(昭和40)竣工。
★ふじ
【富士】
◇[日]Fuji
○(1)[地]富士山の略称。
⇒ふじさん(富士山)(1),ふじこう(富士講),ふじづか(富士塚)
◎会津(アイヅ)富士:磐梯山(バンダイサン)(福島県)。
上田(ウエダ)富士:飯士山(イイジサン)(新潟県)。
蝦夷(エゾ)富士:羊蹄山(ヨウテイザン)。
越後(エチゴ)富士:妙高山(ミョウコウサン)(新潟県)。
近江(オウミ)富士:三上山(ミカミヤマ)。
大野(オオノ)富士:荒島岳(アラシマダケ)。
渡島(オシマ)富士:駒ヶ岳(コマガタケ)(北海道)。
玖珠(クス)富士:湧蓋山(ワイタザン)(大分・熊本県)。
佐世保(サセボ)富士:烏帽子岳(エボシダケ)(長崎県)。
薩摩(サツマ)富士:開聞岳(カイモンダケ)(鹿児島県)。
讃岐(サヌキ)富士:飯野山(イイノヤマ)(香川県)。
庄内(ショウナイ)富士:鳥海山(チョウカイサン)(秋田・山形県)。
諏訪(スワ)富士:蓼科山(タテシナヤマ)(長野県)。
高井(タカイ)富士:高社(コウシャ)山(長野県)。
鳥海(チョウカイ)富士:鳥海山。
津軽(ツガル)富士:岩木山(イワキサン)(青森県)。
出羽(デワ)富士:鳥海山。
南部(ナンブ)富士:岩手山(イワテサン)(岩手県)。
日光(ニッコウ)富士:男体山(ナンタイサン)(栃木県)。
八丈(ハチジョウ)富士:西山(ニシヤマ)(東京都)。
榛名(ハルナ)富士:榛名山(ハルナサン)。
日田(ヒタ)富士:月出山岳(カントウダケ)(大分県)。
豊後(ブンゴ)富士:由布岳(ユフダケ)(大分県)。
伯耆(ホウキ)富士・出雲(イズモ)富士:大山(ダイセン)(鳥取県)。
大和(ヤマト)富士:額井岳(ヌカイダケ)(奈良県)。
利尻(リシリ)富士:利尻山(北海道)。
若狭(ワカサ)富士:青葉山(アオバヤマ)(福井県)。
:
タコマ富士:レーニア山(Mount Rainier)(アメリカ合衆国)。
◎子抱(コダキ)富士:富士山の異称:⇒しょうじこ(精進湖)
三浦富士:⇒みうらふじ(三浦富士)
○(2)[地]⇒ふじがわ(富士川)
○(3)⇒ふじし(富士市)
○(4)⇒ふじぐん(富士郡)
○(5)⇒ふじちょう(富士町)
○(6)[交]東京駅〜下関駅間の特急列車の愛称。
◎1929. 9.15(昭和 4)東京駅〜下関駅間の特急列車に「富士」と
「桜」と命名、列車の愛称の初め。
○(7)[歴][交]東京駅〜大分駅間を運行したJR(旧:国鉄)夜行
寝台特急。
参照⇒ぶるーとれいん(ブルートレイン)
◎2009. 3.13(平成21)18:03東京発の「富士・はやぶさ(熊本着)」
最終運行で廃止。
○(8)[歴][軍]旧日本海軍の戦艦。1万2千トン。
◎日清戦争に間に合せるため官吏の給料1割返納で建艦し、
1895(明治28)就役。
★ふじ《ふぢ》
【フジ】
【藤】
○(1)[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)フジ属(Wisteria)
のツル性(蔓性)落葉木本の総称。
◎ノダフジ(野田藤)(Wisteria floribunda):ツルは右巻き。
ヤマフジ(山藤)(Wisteria brachybotrys):ツルは左巻。
ナツフジ(夏藤)(Wisteria japonica)。
シナフジ(支那藤)(Wisteria sinensis):ツルは左巻。
◎春の季語。
花札では四月。
○(2)[植]ノダフジ(野田藤)の別称。
⇒のだふじ(ノダフジ,野田藤)
★ふじ《ふぢ》
【藤】
○(1)[植]⇒ふじ(フジ,藤)
○()
○()紋所の名前。
○()[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。
⇒ふじがさね(藤襲)
○()[色]藤色。
ぶし
【仏師】
○⇒ぶっし(仏師)
ぶし
【付子】
【附子】
○[薬]トリカブト(鳥兜,鳥甲)の根茎(烏頭<ウズ>)の汁を日に晒
(サラ)して作った生薬。
アルカロイドの一種で中枢神経毒のアコニチン(aconitine)
を含む毒薬。
鎮痛薬・麻酔薬・興奮薬・強心薬とし、痛風・リューマチ・
神経痛・脚気などの鎮痛、胃腸機能亢進や利尿剤に用いる。
また殺虫剤にも使用する。
「ぶす(付子,附子)」とも呼ぶ。
参照⇒とりかぶと(トリカブト,鳥兜.鳥甲),うず(烏頭)(1)
◎「ふし(五倍子・付子・附子)」とは別物。
★ぶし
【武士】
○(1)[歴]
○(2)[歴]江戸時代の身分制度、士農工商(シノウコウショウ)の第一階
級(士)。
参照⇒はなはさくらぎひとはぶし(花は桜木人は武士)
◎江戸時代の最下層:⇒あしがる(足軽)(2)
明治以降:⇒しぞく(士族)(2)
ぷしー
【プシー】
【Ψ】
【ψ】
◇psi
○[言]ギリシア文字の第23番目。
「プサイ(psi)」とも呼ぶ。
◎ローマ字の「ps」に相当する。
ふじいでらし《ふじゐでらし》
【藤井寺市】
◇[日]Fujiidera Shi
○大阪府南東部の市。
羽曳野市(ハビキノシ)にかけて古市(フルイチ)古墳群がある。
◎もと河内国の国府所在地。
1966(昭和41)市制施行。
★ふじいろ
【藤色】
○[色]
◎C=42,M=40,Y=0,B=0。
★ぶーしぇ
【ブーシェ】
◇Francois Boucher
○[人]フランスのロココ絵画の宮廷画家(1703〜1770)。
パリ生れ。20歳の時、王立アカデミー展で第1席を受賞。
ぶしえき
【仏子駅】
○[交]埼玉県入間市北部の仏子にある、西武池袋線の駅。
入間市駅と元加治(モトカジ)駅の間。
ぶしぇーる
【ブシェール】
◇Bushehr/Bushire
○(1)(Bushehr ostan)⇒ぶしぇーるしゅう(ブシェール州)
○(2)(Bandar-e-Bushehr)⇒ばんだるぶしぇーる(バンダル・ブ
シェール)
ぶしぇーるしゅう《ぶしえーるしう》
【ブシェール州】
◇Bushehr ostan、[英]Bushehr Province
○イラン南西部、ペルシア湾岸沿いの州。
州都はバンダル・ブシェール(Bandar-e-Bushehr)。
〈面積〉
2万3,191平方キロメートル。
〈人口〉
1986(昭和61)61万2,183人。
1996(平成 8)74万3,700人。
2002(平成14)79万6,639人。
〈ブシェール原発〉
1970年代にドイツ企業が建設に着手するが革命で中断。
1992(平成 4)ロシアと核協力協定を締結。
1995(平成 7)イラン初の原子力発電所の建設を再開。1号機、
出力1000メガワットの加圧水型軽水炉。
2004. 8.22(平成16)イラン原子力庁、1号機の内部の写真を
公開。
2009. 2.25(平成21)1号機、模擬燃料による試験運転を開始。
2010. 8.21(平成22)1号機、原子炉に核燃料装着作業を開始。
2011. 9. 3(平成23)1号機(計画出力100万キロワット)、約6
万キロワットの出力で送電を開始。
参照⇒なたんつ(ナタンツ)
ふじおか《ふぢをか》
【藤岡】
◇[日]Fujioka
○(1)⇒ふじおかし(藤岡市)
○(2)[古]⇒ふじおかまち(藤岡町)
○(3)[古]⇒ふじおかちょう(藤岡町)
ふじおかし《ふぢをかし》
【藤岡市】
◇[日]Fujioka Shi
○群馬県南部の市。
JR八高線(ハチコウセン)が通じ、群馬藤岡駅・北藤岡駅がある。
上栗須(カミクリス)遺跡がある。
◎もと中山道(ナカセンドウ)の脇街道の宿場町・市場町。
2006. 1. 1(平成18)多野郡(タノグン)鬼石町(オニシマチ)を編入。
ふじおかちょう《ふぢをかちやう》
【藤岡町】
◇[日]Fijioka Cho
○[古]愛知県北中部、西加茂郡(ニシカモグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)豊田市に編入。
ふじおかまち《ふぢをかまち》
【藤岡町】
◇[日]Fujioka Machi
○[古]栃木県南部、下都賀郡(シモツガグン)の町。
新波(ニッパ)の提灯(チョウチン)は県の伝統工芸品。
◎1906(明治39)谷中村(ヤナカムラ)を編入。
2010. 3.29(平成22)大平町(オオヒラマチ)・藤岡町・都賀町(ツガマチ)
の3町、栃木市に編入。
ふじがき
【富士柿】
○[農]⇒はちやがき(蜂屋柿)
ふじがさね《ふぢ》
【藤襲】
○[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。
表は薄紫、裏は青。
単に「藤(フジ)」とも呼ぶ。
ふしかね
【付子鉄漿】
【附子鉄漿】
○五倍子(フシ)の粉を鉄漿(カネ)に浸して作る黒色の染料。
お歯黒や布の染色などに用いた。
参照⇒ふし(五倍子・付子・附子),うつぶしいろ(空五倍子色)
◎付子鉄漿染め
ふじがね
【富士ヶ嶺】
◇[日]Fujigane
○山梨県南東部、南都留郡(ミナミツルグン)富士河口湖町(フジカワグチコ
マチ)の地名。
参照⇒かみくいっしきむら(上九一色村)
◎旧住所は西八代郡(ニシヤツシログン)上九一色村(カミクイッシキムラ)。
ふじがりばーおうこく《ふじがりばーわうこく》
【富士ガリバー王国】
○[歴]山梨県南部、西八代郡(ニシヤツシログン)上九一色村(カミクイッシキム
ラ)にあったテーマパーク。
オウム真理教の拠点だったサティアン群跡地の周辺に建設。
参照⇒かみくいっしきむら(上九一色村)
◎1997(平成 9)開園。
2001.10.(平成13)閉園。
◎現住所は南都留郡(ミナミツルグン)富士河口湖町(フジカワグチコマチ)。
ふじがわ《ふじがは》
【富士川】
◇[日]Fuji Gawa
○(1)[地]中部地方南部の赤石山脈北部に発源する釜無川(カマナシ
ガワ)を上流とし、山梨県西八代郡(ニシヤツシログン)市川大門町(イチカワ
ダイモンチョウ)で笛吹川(フエフキガワ)と合流して南流し、静岡県中央部
を貫流して駿河湾に注(ソソ)ぐ川。長さ128キロメートル。
参照⇒かまなしがわ(釜無川)
◎最上川(モガミガワ)(山形県)・球磨川(クマガワ)(熊本県)とともに
日本三急流の一つ。
○(2)[地]北上川の下流部。
⇒きたかみがわ(北上川)
○(3)⇒ふじかわちょう(富士川町)
ふじかわぐちこまち《ふじかはぐちこまち》
【富士河口湖町】
◇[日]Fujikawaguchiko Machi/Fuji Kawaguchiko Machi
○山梨県南東部、南都留郡(ミナミツルグン)の町。
◎2003.11.15(平成15)河口湖町(カワグチコマチ)・勝山村(カツヤマムラ)・
足和田村(アシワダムラ)が合併して発足。
2006. 3. 1(平成18)西八代郡(ニシヤツシログン)上九一色村(カミクイシキ
ムラ)の一部(南部地域)を編入。
ふじかわちょう《ふじかはちやう》
【富士川町】
◇[日]Fujikawa Cho
○静岡県中東部、庵原郡(イハラグン)の町。
〈面積〉
30.92平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万7,798人。
◎1901(明治34)町制施行。
1957(昭和32)松野村を編入。
★ふじがわのたたかい《ふじがはのたたかひ》
【富士川の戦い】
○[歴]1180(治承 4)富士川をはさんで行われた源平両軍の合戦。
参照⇒うきしまがはら(浮島ヶ原)
ふしぎのくにのありす
【ふしぎの国のアリス】
【不思議の国のアリス】
◇[英]Alice in Wonderland
○(1)[映]童話『不思議の国のアリス』をアニメ化したディズ
ニー作品。
◎1951. 7.26(昭和26)アメリカで公開。
1953. 8.22(昭和28)日本で公開。
○(2)[映](1)のテーマ曲。
ボブ・ヒリアード(Bob Hilliard)作詞、サミー・フェイン
(Sammy Fain)作曲。
ふしぎのくにのありす
【不思議の国のアリス】
◇[英]Alice's Adventures in Wonderland
○[文]イギリスの童話作家ルイス・キャロル(Lewis Carroll)
の童話。
少女アリスが時計を持つウサギを追っておとぎの国に入り、
さまざまな冒険を体験する物語。
参照⇒わんだーらんど(ワンダーランド)
◎1865(慶応元)刊行。
ふじきゅうはいらんど《ふじきふはいらんど》
【富士急ハイランド】
○(1)山梨県富士吉田市・南都留郡(ミナミツルグン)富士河口湖町(フジ
カワグチコマチ)にある遊園地。
ジェットコースター「ドドンパ(旧:フジヤマ)」などがある。
◎2012. 7.28(平成24)脱出迷宮アトラクションの絶望要塞をオ
ープン。
○(2)[交]⇒ふじきゅうはいらんどえき(富士急ハイランド駅)
ふじきゅうはいらんどえき《ふじきふはいらんどえき》
【富士急ハイランド駅】
○[交]山梨県南都留郡(ミナミツルグン)富士河口湖町(フジカワグチコマチ)
にある富士急行の駅。
富士吉田(フジヨシダ)駅(富士吉田市)と河口湖(カワグチコ)駅の間。
ふじぎん
【富士銀】
○[古]⇒ふじぎんこう(富士銀行)
★ふじぎんこう《ふじぎんかう》
【富士銀行】
○[歴][経]みずほコーポレート銀行の前身。
略称は「富士銀」。
参照⇒ふようぐるーぷ(芙蓉グループ)
◎1879.11.(明治12)安田善次郎が安田商店として設立。
1880(明治13)安田商店を安田銀行と改名。
1943. 4. 1(昭和18)日本昼夜銀行を合併。
1944. 8. 1(昭和19)昭和銀行・第三銀行を合併。
1948(昭和23)富士銀行と改称。
2002. 4. 1(平成14)みずほフィナンシャルグループ(第一勧
業銀行・富士銀行・日本興業銀行)の大企業取引を担当する、
みずほコーポレート銀行となる。
ふじぐるみ《ふぢぐるみ》
【フジクルミ】
【藤胡桃】
○[植]サワグルミ(沢胡桃)の別称。
⇒さわぐるみ(サワグルミ,沢胡桃)
ふじぐん
【富士郡】
◇[日]Fuji Gun
○静岡県中央部の郡。
芝川町(シバカワチョウ)のみ。
◎富士宮市(フジノミヤシ)はもと富士郡大宮町。
[1]ぷしけ
【プシケ】
◇[希]psykhe(息)、[英]psyche
○(肉体に対して)生命・命(イノチ)。霊魂・魂(タマシイ)。精神・心
(ココロ)。
「プシュケー」,「サイキ」,「サイケ」とも呼ぶ。
[2]ぷしけ
【プシケ】
◇[希]Psykhe、[羅]Psyche、[英]Psyche
○(1)[ギ神]チョウ(蝶)の羽根をもつ美少女で、愛の神エロス
(Eros)に愛され妻となる。
「プシュケー」とも呼ぶ。
◎羽根は霊魂の象徴。
○(2)[文]ローマ帝政初期の作家アプレイウス(Lucius Apule-
ius)が著した伝奇小説『黄金の驢馬(ロバ)(Asinus aureus)』第
5巻の挿話「クピドとプシケ(Cupido e Psyche)」に登場する美
しい王女。
人前に姿を見せないクピド(エロス)に王女は愛されてその姿
を見る。クピドの母ビーナス(Venus)(アフロディテ)は王女の
美しさに嫉妬し、クピドを去らせる。王女は夫を捜して旅に出
て、数々の難問を乗り越え、ジュピター(Jupiter)(ゼウス)の
力によって結ばれる。
○(3)[文]ジュール・ロマン(Jules Romains)の長編小説。
「プシュケー」とも呼ぶ。
ふじこう《ふじかう》
【富士講】
○[歴]富士を霊山として登拝する信仰教団。
信徒は講を組んで夏季に富士登山を行ない、白衣姿に金剛杖
で鈴を振り、「お山は晴天、六根清浄(ロッコンショウジョウ)」と唱えて
登拝する。また、市中に築いた模造富士の富士塚に参詣する。
参照⇒ふじづか(富士塚)
◎夏の季語。
◎戦国末期に長谷川角行(カクギョウ)が関東・江戸で組織。富士の
神仙元大日(センゲンダイニチ)を創造神とする教義を展開。
江戸中期に食行身禄(ジキギョウ・ミロク)・村上光清(コウセイ)の指導
者が布教。修験道・弥勒(ミロク)信仰を習合し浅間(センゲン)信仰と
結びつく。天保期には江戸八百八講と称するほどに組織・発展
され、深川・駒込など府内の寺社の境内にさかんに小富士(富
士塚,模造富士)を築き登拝した。
富士講は同業者仲間の相互扶助組織としての性格も有してい
た。
幕政を非難したため、不二道(フジドウ)とともにしばしば幕府
から禁止される。明治以降は神仏分離に従い扶桑(フソウ)教など
を形成した。
◎富士講系の教団は扶桑教・丸山教・実行教・富士教。
参照⇒ふじどう(不二道),じっこうきょう(実行教)
ふじこうかぎしゅうだん《ふじかうくわぎしふだん》
【富士康科技集団】
◇[中]Fushikang Keji Jituan
○[経]中国の電子機器製造会社。
台湾の大手電子機器製造会社「鴻海精密工業」の現地子会社。
「フォックスコン(FOXCONN)」とも呼ぶ。
★ふじこうくう《ふじかうくう》
【富士航空】
○[歴][空]
◎1952. 9.13(昭和27)設立。
1964. 4.15(昭和39)北日本航空・日東航空を合併し、日本国
内航空となる。
ふじごこ
【富士五湖】
◇[日]Fuji Goko
○[地]山梨県南部、富士山北麓にある五つの湖。
山中湖(ヤマナカコ)・河口湖(カワグチコ)・西湖(サイコ)・精進湖(ショウジ
コ)・本栖湖(モトスコ)の総称。
〈面積〉
山中湖:6.4平方キロメートル。
河口湖:5.6平方キロメートル。
西湖 :2.1平方キロメートル。
精進湖:0.5平方キロメートル。
本栖湖:5.1平方キロメートル。
ふじごんげん
【富士権現】
○静岡県富士宮市(フジノミヤシ)大宮町(オオミヤチョウ)にある浅間神社。
⇒せんげんじんじゃ(浅間神社)(1)
ふじさき
【藤崎】
○[経]宮城県仙台市の地方百貨店。
ふじざくら
【フジザクラ】
【富士桜】
○[植]マメザクラ(豆桜)の別称。
⇒まめざくら(マメザクラ,豆桜)
◎山梨県の県花。
ふじさとまち
【藤里町】
◇[日]Fujisato Machi
○秋田県北西部、山本郡(ヤマモトグン)の町。
自動車が通行できる木造の橋「坊中橋」(全長55メートル)があ
る。
参照⇒だけだい(岳岱)
ふじさわ《ふじさは》
【藤沢】
◇[日]Fujisawa
○(1)⇒ふじさわし(藤沢市)
○(2)⇒ふじさわちょう(藤沢町)
ふじさわし《ふぢさはし》
【藤沢市】
◇[日]Fujisawa Shi
○神奈川県中南部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)70平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)26万6,000人。
◎もと清浄光寺(ショウジョウコウジ)の門前町、東海道の宿場町。
ふじさわちょう《ふぢさはちやう》
【藤沢町】
◇[日]Fujisawa Cho
○岩手県南端、東磐井郡(ヒガシイワイグン)の町。
毎年、縄文(ジョウモン)野焼(ノヤ)き祭りが行われている。
ふじさわやくひんこうぎょう《ふじさはやくひんこうげふ》
【藤沢薬品工業】
○[古][経]大手製薬会社の一社。
⇒あすてらすせいやく(アステラス製薬)
◎2004. 2.24(平成16)山之内製薬と2005年4月1日合併に合意と
発表。存続会社は山之内製薬。
★ふじさん
【富士山】
◇[日]Fuji San
○(1)[地]静岡県と山梨県の境にそびえる日本第一の高山。標
高3,776メートル。
日の出を受ける山梨県側を表とし、静岡県側は裏とする。
単に「富士」とも、「ふがく(富岳,富嶽)」とも呼ぶ。
参照⇒ふじ(富士)(1)
〈三大噴火〉
延暦噴火: 800(延暦19)の噴火。
貞観噴火:⇒じょうがんふんか(貞観噴火)
宝永噴火:⇒ほうえいふんか(宝永噴火)
〈唱歌〉
ふじの山:あたまを雲の上に出し……。
愛国の花:真白き富士のけだかさを……。
〈歌謡曲〉
その名はフジヤマ。
◎立山(タテヤマ)・白山(ハクサン)とともに日本三霊山の一つ。
富士山の日:2月23日。
◎富士山の異称:子抱(コダキ)富士:⇒しょうじこ(精進湖)
昭和時代、銭湯の壁に三保(ミホ)の松原とともに描かれること
の多かった図柄の一つ。
◎1965(昭和40)富士山レーダー完成。
2003. 2.23(平成15)NPOの富士山クラブの呼び掛けで、ア
メリカのマウント・レーニア国立公園のレーニア山(4,392メー
トル)、ニュージーランドのトンガリロ国立公園のナウルホエ
山(2,290メートル)と姉妹山の調印が行われる。
2008.11. 4(平成20)自動車の「富士山ナンバー」、山梨県(富
士吉田市・富士河口湖町・西桂町・忍野村・山中湖村・鳴沢村
・道志村)と静岡県(富士宮市・富士市・御殿場市・裾野市・小
山町・芝川町)に交付開始。
2013. 6.22(平成25)世界文化遺産に登録決定。
◎埼玉県日高市に「ふじやま(富士山)」がある。
○(2)[交]⇒ふじさんえき(富士山駅)
ふじさんえき
【富士山駅】
○[交]山梨県富士吉田市にある富士急行の駅。
月江寺(ゲッコウジ)駅と富士急ハイランド駅(富士河口湖町)の
間。
◎1929(昭和 4)開業。
2011. 7. 1(平成23)富士山山開きに際し、富士吉田駅から改
称。
◎上毛電気鉄道には富士山下(フジヤマシタ)駅がある。
ふじさんそっこうじょ《ふじさんそくこうじよ》
【富士山測候所】
○[気]富士山山頂にある測候所。標高3,775メートル。
職員4人が3週間交代で常駐し気象観測を行っていたが、気
象衛星や自動観測技術の発達により無人化。
参照⇒そっこうじょ(測候所)
◎1932(昭和 7)中央気象台が臨時観測所として開設。
1942(昭和17)最大風速72.5メートルを記録。
1965(昭和40)富士山レーダーが完成。
1981(昭和56)氷点下38℃を記録。
1999.11. 1(平成11)富士山レーダーによる観測を終了。
2004. 8.26(平成16)風向・風速、目視などによる天気の観測
を打ち切り。気温・気圧などの自動観測装置での観測は継続。
2004.10. 1(平成16)無人化。
ふじし
【富士市】
◇[日]Fuji Shi
○静岡県中東部の市。富士川の東岸で駿河湾に面し、河口に田
子の浦港がある。
〈面積〉
1970(昭和45)215平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)19万9,000人。
1995(平成 7)22万9,189人。
◎東海道の宿場町吉原(ヨシワラ)があった。
1954(昭和29)市制施行。
1966(昭和41)吉原市・鷹岡町を編入。
★ふじしゃしんふいるむ
【富士写真フイルム】
○[古][経]写真フィルム製造会社。現名は富士フイルム。
本社は神奈川県。
◎三井財閥の傍系である大日本セルロイド株式会社の写真フィ
ルム部を、1934. 1.20(昭和 9)独立させて創設。資本金300万
円。
★ふじじゅうこうぎょう《ふじぢゆうこうげふ》
【富士重工業】
○[経]自動車製造会社の一社。中島飛行機の後身。
筆頭株主はトヨタ自動車。
参照⇒なかじまひこうき(中島飛行機)
◎1953. 7.15(昭和28)創業。
1958. 3. 3(昭和33)軽乗用車スバル360を発表。
1968.10.21(昭和43)日産自動車(株)と業務提携契約を調印し、
日産グループとなる。
2003(平成15)3月出荷分を最後にバス製造から撤退。
2003. 7.15(平成15)スバルビジターセンターを開設。
2003.10.(平成15)アメリカの小型ジェット機製造会社エクリ
プス(Eclipse)と提携。
ふじしろとうげ《ふぢしろたうげ》
【藤白峠】
◇[日]Fijishiro Toge
○[地]和歌山県の海南市(カイナンシ)と海草郡(カイソウグン)下津町(シモツ
チョウ)の境にある峠。
参照⇒じぞうぶじ(地蔵峰寺)
◎有間皇子(アリマノミコ)が紀伊国藤白坂で刑死した地。
ふーじすたーんしゅう《ふーじすたーんしう》
【フージスターン州】
◇Khuzestan ostan
○⇒ふぜすたんしゅう(フゼスタン州)
ふじすばるらいん
【富士スバルライン】
○[交]山梨県の県道富士山有料道路の通称。総延長29.5キロメ
ートル。南都留郡(ミナミツルグン)河口湖町(カワグチコマチ)から富士山五
合目(標高2,305メートル)まで通じる。
例年、冬季は閉鎖し、春の行楽シーズン前に開通する。
◎1964. 4.(昭和39)開通。
ふじすぴーどうぇい
【富士スピードウェイ】
○[交]静岡県駿東郡(スントウグン)小山町(オヤマチョウ)にあるサーキッ
ト場。
★ふじたこうくう《ふぢたかうくう》
【藤田航空】
○[歴][空]
1956. 6. 2(昭和31)青木航空が日本遊覧航空となる。
1961. 6.11(昭和36)藤田航空となる。
1963.11. 1(昭和38)全日本空輸と合併。
★ふじたすけーる《ふぢたすけーる》
【藤田スケール】
◇[英]Fujita scale
○[気]竜巻(突風)の強弱を表す指数。
最も弱いF0から最大のF5までの6段階。
「Fスケール(F-Scale)」とも呼ぶ。
参照⇒びゅーふぉーとふうりょくかいきゅう(ビューフォー
ト風力階級)
◎F0:秒速 17〜 32メートル。
F1:秒速 33〜 49メートル。
F2:秒速 50〜 69メートル。
F3:秒速 70〜 92メートル。
F4:秒速93〜116メートル。
F5:秒速117〜141メートル。
◎シカゴ大学の藤田哲也(テツヤ)(1920〜1998)が考案。
ふしちょう《ふしてう》
【不死鳥】
◇Phoenix/Phenix
○⇒[1]ふぇにっくす(フェニック)(1)
ふじちょう《ふじちやう》
【富士町】
◇[日]Fuji Cho
○佐賀県北東部、佐賀郡(サガグン)の町。北部を福岡県に隣接。
国民保養温泉地に指定されている古湯温泉(フルユオンセン)・熊ノ
川温泉(クマノガワオンセン)がある。
〈面積〉
143.25平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,116人。
◎1956(昭和31)小関村・南山村・北山村が合併。
1966(昭和41)町制施行。
ぶしつ
【部室】
◇[英]clubroom
○[教]学校などからクラブやサークル(同好会)などが部活動の
ために割り当てられる部屋。
サークルの場合、専用の部屋の割り当てがないこともある。
★ふじつう
【富士通】
○[経]コンピュータ・パソコン・電子機器の会社。
◎1935(昭和10)富士電機株式会社の通信機部門が分離・独立し
富士通信機製造株式会社として発足。
1988(昭和63)アムダール・コーポレーションのIBMシステ
ム360互換機(convertible machine)問題でIBMに8億3,300
万ドルの和解金・ライセンス料支払し、IBM互換機路線を継
続。
1999(平成11)ドイツのシーメンスと折半出資でオランダに富
士通・シーメンス・コンピューターズを設立。パソコンの設計
・生産を一部統合。
参照⇒あむだーるこーぽれーしょん(アムダール・コーポレ
ーション)
ふじつうてん
【富士通テン】
◇[英]Fujitsu Ten Limited
○[経]カー・ステレオ製造会社。
本社は兵庫県神戸市兵庫区。
富士通系列。
◎1920(大正 9)川西機械製作所として創立。
1949(昭和24)財閥解体で神戸工業株式会社を設立。
1968(昭和43)富士通株式会社に吸収・合併。
1972.10.25(昭和47)富士通からラジオ部門が分離・独立して
富士通テン株式会社を発足。
ふじつうふぁなっく
【富士通ファナック】
○[古][経]⇒ふぁなっく(ファナック)
ふじづか
【富士塚】
○富士信仰のために、講中により富士山を模(モ)して造営され
た塚。
江戸時代から明治初期、江戸とその周辺に数多く築かれ、特
に文化・文政期(1804〜1830)以降に盛行した。
それぞれの塚でも山開きが行われた。
参照⇒ふじこう(富士講)
◎1833(天保 4)砂村(旧:東京都江東区砂町)の元八幡の境内に
人工富士が築造。
◎江古田富士:東京都練馬区小竹町(コタケチョウ)1−59の浅間神
社。
1839(天保10)築造。高さ8メートル、直径30メートル。国指
定の重要有形民俗文化財。
◎荒幡富士:⇒あらはたふじ(荒幡富士)
中里富士:⇒なかざとふじ(中里富士)
ふじつぐん《ふぢつぐん》
【藤津郡】
◇[日]Fujitsu Gun
○佐賀県南西部の郡。
太良町(タラチョウ)・塩田町(シオタチョウ)・嬉野町(ウレシノマチ)の町。
★ふじつぼ
【フジツボ】
【富士壺】
【藤壺】
○[貝]フジツボ亜綱(鞘甲亜綱)(Thecostraca)フジツボ下綱(蔓
脚下綱)(Cirripedia)フジツボ目(無柄目)(Sessilia)フジツボ
科(Balanus)に属する甲殻類の総称。
固い石灰質の殻に囲まれた体形は富士山形で、岩礁や船底に
固着する。
◎船底に付着すると減速するので、中世の木造船では付着防止
に銅板を貼っていた。
◎英語:エーコンバーナクル(acorn barnacle)。
中国語:藤壺(tenghu)。
ふじっり
【フジッリ】
◇[伊]fusilli
○[食]らせん状のショート・パスタ(マカロニ)。
英語読みは「フシリ」。
ふじでんき
【富士電機】
○[経][電]大手電機会社の一社。
本社は東京。
◎1923(大正12)古河電気工業株式会社とドイツのジーメンス社
が提携し、富士電機製造株式会社として創業。
1935(昭和10)富士通信機製造株式会社を分離。
1977(昭和52)富士ファコム制御株式会社を設立。
1984(昭和59)富士電機株式会社に商号変更。
ふじと《ふぢと》
【藤戸】
◇[日]Fujito/Fudito
○(1)岡山県倉敷市(クラシキシ)南部の地域名。
地名としては藤戸町天城(フジトチョウアマキ)・藤戸町藤戸(フジトチョウ
フジト)がある。
児島半島の基部に位置し、古くは児島湾の西方にあった狭い
水道(瀬戸)。海岸部は藤戸浦と呼ばれ、藤戸の渡しがあったが、
現在は埋没。
○(2)[劇]能楽の一つ。四番目物。作者不詳。
佐々木盛綱は備前藤戸で波が高くて渡れず困惑していると、
土地の漁夫が渡河によい浅瀬を教えると、他に漏れることを恐
れて口封じにその場で殺害。
先陣の功を立てたが、漁夫の母に子を返せと訴えられ、漁夫
の霊にも冷酷を責められる。
盛綱が供養を行うとようやく霊は成仏した。
参照⇒ふじといし(藤戸石)
◎『平家物語』の中の一話「源平藤戸合戦(1184年)」。
ふじといし《ふぢといし》
【藤戸石】
○京都府京都市伏見区醍醐伽藍町(ダイゴガランチョウ)にある醍醐寺
三宝院の庭園にある庭石の主人石。
高さ1.8メートル・幅1.1メートルで、両脇に小さな石を配し、
阿弥陀三尊像を表している。
佐々木盛綱が漁夫を殺害した場所にあった石と伝えられてい
る。
細川管領邸から織田信長が奪い、足利義昭のために造営した
二条邸に移す。さらに豊臣秀吉が聚楽第の庭に移し、歴代の武
将に引き継がれたことから「天下の名石」と呼ばれた。
1598(慶長 3)醍醐の花見を催す際に三宝院に移す。
参照⇒ふじと(藤戸)(2),だいごじさんぽういん(醍醐寺三宝
院),だいごのはなみ(醍醐の花見)
★ふじどう《ふじだう》
【不二道】
○[宗]江戸幕末に富士講身禄派(ミロクハ)から派出した宗教。
富士講の身禄派の指導者だった小谷禄行(コタニ・ロクギョウ)が富士
信仰を神格化し、社会奉仕の実践道徳の教義を説き、創始。
幕政を非難したため、富士講とともにしばしば幕府から禁止
される。
明治以降は実行教(ジッコウキョウ)となる。
参照⇒じっこうきょう(実行教),ふじこう(富士講)
◎二宮尊徳の報徳思想に影響を与えた。
★[1]ぶしどう《ぶしだう》
【武士道】
○[歴]
参照⇒はがくれ(葉隠)
★[2]ぶしどう《ぶしだう》
【武士道】
◇[英]Bushido:The Soul of Japan
○新渡戸稲造(ニトベ・イナゾウ)の英文著書。1900(明治33)刊行。
参照⇒きくとかたな(菊と刀),ちゃのほん(茶の本)
参照⇒『人名辞典』にとべ いなぞう(新渡戸 稲造)
ふじなしやま
【籐無山】
◇[日]Fujinashi Yama
○[地]兵庫県中北部、養父郡(ヤブグン)大屋町(オオヤチョウ)と宍粟郡
(シソウグン)波賀町(ハガチョウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)との境にある山。
標高1,139メートル。
ふじぬま
【富士沼】
◇[日]Fujinuma
○[地]⇒うきしまがはら(浮島ヶ原)
ふしのき
【五倍子の木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
ふじのきこふん《ふぢのきこふん》
【藤ノ木古墳】
○[歴]奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)にある、古墳時
代後期(6世紀後半)の大型円墳。
内部は横穴式石室。
墳丘南側に被葬者を供養し続けた宝積寺(ホウシャクジ)があった。
参照⇒ほうしゃくじ(宝積寺)(2)
◎1985. 9.25(昭和60)発掘で、石室内から朱塗りの家形石棺や
豪華な金銅製の馬具類などが発見。
1988.10. 8(昭和63)家形石棺が開かれ、冠・太刀・銅鏡など
金銅製品の副葬品が多数出土。
ふじのまち
【藤野町】
◇[日]Fujino Machi
○[古]神奈川県北西部、津久井郡(ツクイグン)の町。
◎2007. 3.11(平成19)相模原市(サガミハラシ)に編入。
ふじのみやし
【富士宮市】
◇[日]Fujinomiya Shi
○静岡県中東部の市。
富士山南西麓に位置し、中心市街地の大宮地区は富士山本宮
の浅間神社(センゲンジンジャ)の門前町として発展。
また、富士登山や富士五湖めぐりの基点となっている。
焼きそばの町の一つ。
参照⇒ふじごこ(富士五湖)
〈面積〉
1970(昭和45)314平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1975(昭和50)10万1,000人。
1995(平成 7)11万9,536人。
◎1942(昭和17)富士郡大宮町、市制施行。
1955(昭和30)富士根村を編入。
1958(昭和33)上井出村・白糸村・上野村・北山村を編入。
ふじのもりじんじゃ
【藤森神社】
○京都府京都市伏見区(フシミク)深草鳥居崎町(フカクサトリイザキチョウ)に
ある神社。
祭神(サイジン)は素盞鳴命(スサノオノミコト)・舎人親王(トネリシンノウ)など。
菖蒲(ショウブ)の節句の発祥地といわれ、「勝負の神様」として
も信仰されている。
ふじのやま
【ふじの山】
○[楽]巖谷小波(イワヤ・サザナミ)作詞、作曲者不詳の文部省唱歌。
★ふじばかま《ふぢばかま》
【フジバカマ】
【藤袴】
◇[学]Eupatorium fortunei
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒヨドリバナ属
(Eupatorium)の多年草。秋の七草の一つ。
参照⇒ひよどりばな(ヒヨドリバナ,鵯花)
◎花言葉:ためらい。
ふじばかま《ふぢばかま》
【藤袴】
○(1)[植]⇒ふじばかま(フジバカマ,藤袴)
○(2)[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。表裏とも紫色で、秋に
着用する。
ふじはしむら《ふぢはしむら》
【藤橋村】
◇[日]Fujihashi Mura
○岐阜県南西部、揖斐郡(イビグン)の村。
◎1987. 4. 1(昭和62)徳山村を編入。
ふじはらまち《ふぢはらまち》
【藤原町】
◇[日]Fujihara Machi
○[古]栃木県北部、塩谷郡(シオヤグン)の町。南部を今市市(現:日
光市)に接し、北部を福島県に隣接。
テーマパーク日光江戸村がある。
◎2006. 3.20(平成18)日光市に編入。
◎三重県員弁郡(イナベグン)には藤原町(フジワラチョウ)があった。
ぷしばるすきーうま
【プシバルスキーウマ】
【プシバルスキー馬】
◇[英]Przewalski's Horse
○[哺]⇒もうこのうま(モウコノウマ,蒙古野馬)
ふじぱん
【フジバン】
◇[英]Fuji Baking
○[経]パン・菓子の製造・販売会社。
本社は愛知県名古屋市瑞穂区。
◎1922. 5. 1(大正11)舟橋甚重が金城軒として創業。
1951. 2. 6(昭和26)富士製パン株式会社を設立。
1966. 3.(昭和41)フジパン株式会社に社名変更。
ふじふぁこむせいぎょ
【富士ファコム制御】
○[古][経]⇒えふえふしー(エフ・エフ・シー,FFC)
ふじぺっと
【フジペット】
○[古][写]富士写真フイルム(現:富士フイルム)が発売した低
価格カメラ。
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