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                    PDD図書館管理番号       0001.0080.7000.17

                 百   科   辞   書    《ふろ》     編集:獨  澄旻

-------- ふろ --------------------------------------------------
★ふろ
	【風呂】
	○
	 参照⇒ごえもんぶろ(五右衛門風呂),せんとう(銭湯),じゃぐ
	じー(ジャグジー)
	◎ハマム(hamam):トルコ式の蒸し風呂。
ふろ
	【風炉】
	○茶の湯で、席上に置いて釜(カマ)を掛け湯を沸(ワカ)かす炉。
	 唐銅(カラカネ)製・鉄製・銀製・土製・木製などがあり、形は丸
	く、前方に火口、後方に風通しがある。
	 炉塞(ロフサ)ぎの後から炉開(ロビラ)きの前まで、陰暦の四月か
	ら九月まで使用する。
	 ⇔じろ(地炉)
	 参照⇒ふろてまえ(風炉手前),ろふさぎ(炉塞ぎ),ろびらき
	(炉開き),しのぎ(しのぎ)(1),ひあい(火相),ゆあい(湯相)
	◎夏の季語。
ふろー
	【フロー】
	◇[英]flow
	○(1)(液体や物の)流れ・流動。
	○(2)流量・供給量。
	○(3)氾濫(ハンラン)・洪水(コウズイ)。
	○(4)[経]ある一定期間の生産高。また、その総量。
	○(5)[経]ある一定期間内に動く財貨の流量。
	 ⇔すとっく(ストック)(5)
	○(6)フローチャート(flow chart)の略称。
	 ⇒ふろーちゃーと(フローチャート)
	○(7)[数][計]演算による桁(ケタ)あふれ(overflow)。
	○(8)[計]ステータス・レジスタのフロー・ビット(vlow bit)。
★ふろあ
	【フロア】
	◇[英]floor
	○(1)[建]床(ユカ)。
	○(2)[建]階。
	◎1階:[英]ground floor、[米]first floor。
	 2階:[英]first floor、[米]second floor。
	 3階:[英]second floor、[米]third floor。
	○()
ふろいす
	【フロイス】
	◇Luis Frois(ルイス・フロイス)
	○[人]ポルトガルのイエズス(ヤソ)会士(1532〜)。
	 ⇒『人名辞典』ふろいす(フロイス)
★ぷろいせん
	【プロイセン】
	◇[独]Preussen、[蘭]Pruisen
	○[歴]
	 英語名は「プロシア(Prussia)(普魯西,孛漏生)」。
	 参照⇒ぽーらんどかいろう(ポーランド回廊),びーでぃぶい
	(BdV)
★ふろいと
	【フロイト】
	◇Sigmund Freud
	○[人]オーストリアの精神医学者(1856〜1939)。
	 精神分析を創始。
ふろいどぐん
	【フロイド郡】
	◇[英]Floyd cuntry
	○アメリカ合衆国中央部、アイオワ州(Iowa State)北部の郡。
	 郡都はチャールズシティー(Charles City)。
[1]ぶろいらー
	【ブロイラー】
	◇[英]broiler
	○(1)[料]肉をあぶり焼き(broil)にする料理器具。
	○(2)[食]食肉用の若鶏(ワカドリ)。
	 孵化(フカ)後、8〜10週間未満で、生体重3〜3.5ポンド(1,368
	〜1,589グラム)までのもの。
	○(3)[農]食肉用のニワトリ(鶏)の一品種。アメリカ原産。
	 (2)用に開発されたもの。
[2]ぶろいらー
	【ブロイラー】
	◇Eugen Bleuler
	○[人]スイスの精神医学者(1857〜1939)。
	 1911(明治44)ドイツ語で「シゾ(分離した)フレニア(精神)
	(Schizophrenia)」という病名を初めて提唱。
	◎精神分裂病は現在、「統合失調症」と呼ぶ。
	 参照⇒とうごうしっちょうしょう(統合失調症)
ぷろヴぁんすご
	【プロヴァンス語】
	◇[フ]provencal
	○[言]⇒おっくご(オック語)
ぷろヴぃでんす
	【プロヴィデンス】
	◇Providence
	○⇒ぷろびでんす(プロビデンス)
★ぷろうぃんきあ
	【プロウィンキア】
	◇[羅]provincia
	○[歴]古代ローマがポエニ戦争以後に獲得したイタリア半島以
	外の海外植民地。
	 「属州」とも呼ぶ。
	 参照⇒げるまにあ(ゲルマニア),らえてぃあ(ラエティア),の
	りくむ(ノリクム),ぱんのにあ(パンノニア),だきあ(ダキア),
	まうれたにあ(マウレタニア),らてぃふぃんでぃうむ(ラティフ
	ンディウム)
ぶろうぉーどぐん
	【ブロウォード郡】
	◇[英]Broward County
	○⇒ぶろわーどぐん(ブロワード郡)
ふろうさん《ふらうさん》
	【不老山】
	◇[日]Furo San
	○[地]神奈川県の足柄上郡(アシガラカミグン)山北町(ヤマキタマチ)と静岡
	県の駿東郡(スントウグン)小山町(オヤマチョウ)の境にある山。標高928メ
	ートル。
ふろうしょとく《ふらうしよとく》
	【不労所得】
	◇[英]unearned income
	○[経]勤労しないで入る所得・収入。
	 配当金・利息などの利子、地代・家賃など。
	 「アナーンドインカム」とも呼ぶ。
	 ⇔きんろうしょとく(勤労所得)
★ぶろーえる
	【ブローエル】
	◇Luitzen Egbertus Jan Brouwer
	○[人]オランダの数学者・哲学者(1881〜1966)。
ふろおけ
	【風呂桶】
	○(1)木を桶状に組んで作った浴槽。
	○(2)(転じて)浴槽一般。
	 参照⇒よくそう(浴槽)
	○(3)風呂場で用いる小さな桶。手桶(テオケ)。
ぶろがー
	【ブロガー】
	◇[英]bloger
	○[通]インターネット上のブログ(blog)の筆者。
	 著名人のサイトでは、実際にはゴーストライターや「なりす
	まし」の場合も多い。
	 参照⇒ぶろぐ(ブログ)
ぷろかいん
	【プロカイン】
	◇[英]procaine
	○[薬]局所麻酔薬の一つ。パラアミノ安息香酸(para-aminoben-
	zoic acid)のジエチルアミノエタノール誘導体(derivative of 
	diethylaminoethanol)。
	 塩酸プロカインの形で注射剤として使用。
	 コカイン(cocaine)に比較して中枢作用・毒性とも弱く、麻
	酔作用は半分であるが習慣性がない。
ぶろかんと
	【ブロカント】
	◇[フ]brocante
	○(1)古物売買。
	○(2)古道具市。
	○(3)古物商・古道具屋・骨董店。
★ぷろきし
	【プロキシ】
	◇[英]proxy
	○(1)代理・代理権。代理人。
	 「プロクシ」とも呼ぶ。
	○(2)委任。委任状。
	 「プロクシ」とも呼ぶ。
	○(3)[通]プロキシ・サーバーの略称。
	 ⇒ぷろきしさーばー(プロキシ・サーバー)
★ぷろきしさーばー
	【プロキシ・サーバー】
	◇[英]proxy server
	○[通]外部ネットワークとの接続を代行するサーバー。
	 利用者のデータがすでに呼び出されてサーバー内にある場合
	にはそのデータを送ることでアクセス処理を高速化する。
	 また、外部からの接続や、利用者の接続を制限する機能も持
	つ。
	 利用者のパソコン内に同様の機能を実現するサーバー・ソフ
	トもある。
	 「プロクシ・サーバー」とも呼ぶ。
ぷろきしふぁいと
	【プロキシファイト】
	◇[英]proxy fight
	○[経]株主総会などでの委任状争奪戦。
	 「プロクシファイト」とも呼ぶ。
ふろぎすとん
	【フロギストン】
	◇[独]Phlogiston、[英]phlogiston
	○[古][化]酸素発見以前に、燃焼を説明するために考えられて
	いた物質。
	 燃焼する物体にはすべてフロギストンが存在し、燃焼はこの
	物質が逃げ出す現象であると説明されていた。金属が燃焼した
	灰は、フロギストンが多量に含まれている炭素とともに熱する
	と、フロギストンが再び与えられてもとの金属に戻る。など、
	化学的性質を統一的に説明しようとした。
	 「フロジストン」,「燃素(ネンソ)」とも呼ぶ。
	◎ベッヒャー(Johann Joachim Becher)(1635〜1682)の考えを、
	ドイツの化学者シュタール(Georg Ernst Stahl)(1660〜1734)
	が改良・体系化したもの。
	 ラボアジエ(Antoine Laurent de Lavoisier)の酸化理論の確
	立により否定されるまで、18世紀を通じて広く受け入れられて
	いた。
★ぷろきのすくす
	【プロキノスクス】
	◇[学]Procynosuchus
	○[化生]爬虫綱(Reptilia)単弓亜綱(Synapsida)獣弓目(Thera-
	psida)キノドント亜目(cynodontia)の一科。
	 古生代ペルム紀後期の哺乳類に近い化石爬虫類。
	◎名称はギリシア語で「前(pro)犬歯類(cynodont)」から。
ふろく
	【不陸】
	○[建]水平でないこと・平坦(ヘイタン)でないこと。
	 ⇔ろく(陸)(2)
ふろく
	【符ロク】
	○道教で未来のことを予言した文書。
	 「符讖(フシン)」とも呼ぶ。
	◎「ロク」は「(「竹」冠+「録」:補助5089)」と書く。
ぶろぐ
	【ブログ】
	◇[英]blog
	○[通]インターネット上の日記型の個人ウェブサイト。
	 逆時系列に記事が並び、他のサイトへのリンクも多用してい
	るが、時間経過とともにリンク切れも多くなる。
	 筆者は「ブロガー(bloger)」と呼ばれ、著名人以外にも、高校
	生などさまざまな人が開設している。
	◎"Web log"からの略語・造語。
ぷろくし
	【プロクシ】
	◇[英]proxy
	○⇒ぷろきし(プロキシ)
ぷろくしさーばー
	【プロクシ・サーバー】
	◇[英]proxy server
	○[通]⇒ぷろきしさーばー(プロキシ・サーバー)
ぷろくしふぁいと
	【プロクシファイト】
	◇[英]proxy fight
	○[経]⇒ぷろきしふぁいと(プロキシファイト)
ぷろくね
	【プロクネ】
	◇Procne
	○[ギ神]アテナイ(アテネ)王パンディオン(Pandion)の娘。
	 夫テレウス(Tereus)に犯(オカ)された妹フィロメラ(Philomela)
	の復讐(フクシュウ)を遂(ト)げ、ツバメに化身した。
	 参照⇒ふぃろめら(フィロメラ)
ぷろぐのーぜ
	【プログノーゼ】
	◇[独]Prognose、[英]prognosis
	○(1)予測(ヨソク)。
	○(2)[医]⇒よご(予後)(1)
	○(3)[気]気象予報・天気予報。
ぷろぐらまー
	【プログラマー】
	◇[英]programmer
	○[計]コンピュータのプログラムを作成する人。
	 システム・エンジニア(SE)の基本設計にしたがって詳細設
	計を行う人。
	 直接プログラムの作成も行うが、詳細設計書にしたがってコ
	ーディングするコーダー(coder)に依頼することもある。
★ぷろぐらむ
	【プログラム】
	◇[英]program/programme、[フ]programme、[独]Programm
	○(1)計画・予定。日程・スケジュール。
	○(2)番組表・行事計画。番組。
	◎サステニング・プログラム(sustaining program):自主番組。
	○(3)[計]コンピュータに動作の手順を指示する特殊なデータ
	(ソフトウェア)。
	 コンピュータはこのデータをコマンド(command)(命令)単位
	で一つ一つ解析しながら処理を実行する。
	 大別して、基本ソフト・応用ソフト・ユーティリティーがあ
	る。
	 「さんぷ(算譜,算符)」とも呼ぶ。
ぷろぐらむでぃれくたー
	【プログラム・ディレクター】
	◇[英]program director
	○[放]⇒でぃれくたー(ディレクター)(5)
ぷろくるすてす
	【プロクルステス】
	◇[希]Prokroustes、[英]Procrustes
	○[ギ神]メガラ(Megara)からアテナイ(Athenai)への街道のエ
	レウシス(Eleusis)付近で宿屋の主人をしていた伝説上の強盗。
	 宿に訪れた旅人を鉄のベッド(寝台)に無理やり寝かせ、旅人
	の足が寝台より長ければ切り、短ければ引き伸ばして寝台の長
	さにそろえて殺したという。
	 アテナイの英雄テセウス(Theseus)により退治された。
	 「ダマステス(Damastes)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぷろくるすてすのしんだい(プロクルステスの寝台)
ぷろくるてすのしんだい
	【プロクルステスの寝台】
	◇[英]Procrustean bed
	○[諺]物事を無理やり・身勝手に解釈すること。また、杓子定
	規な制度・方針などを押し付けること。牽強付会(ケンキョウフカイ)。
	◎ギリシア神話に登場する盗賊プロクルステス(Prokroustes)
	の故事から。
	 参照⇒ぷろくるてす(プロクルステス)
ぷろぐれ
	【プログレ】
	◇[登録商標]PROGRES
	○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車(セダン)。
	◎1998. 5.(平成10)発売。
[1]ぷろぐれす
	【プログレス】
	◇[英]progress
	○(1)進歩・発達・発展。
	○(2)前進・進行。
	○(3)経過・成り行き。
[2]ぷろぐれす
	【プログレス】
	◇[露]Progress
	○[天]ロシア(旧ソ連)の無人貨物補給船。ソユーズ(Soyuz)を
	改造したもの。
	 ミール(Mir)などの宇宙ステーションへ資材や燃料などを運
	搬する。
	 参照⇒えっちてぃーぶい(HTV)
	◎1978(昭和53)1号、打ち上げ。
	 1982(昭和57)13号、打ち上げ。
	 1989(平成元)改良型のプログレスM、打ち上げ。
	 2000(平成12)ISS(国際宇宙ステーション)用のプログレス
	M1、打ち上げ。
	 2004.12.24(平成16)ISS(国際宇宙ステーション)用のプロ
	グレスM51、バイコヌール宇宙基地から打ち上げ。26日IS
	Sにドッキング。
	 2011. 8.24(平成23)打ち上げ失敗。
	 参照⇒あいえすえす(ISS)
ぷろぐれっしんぐうぃずざぼーる
	【プログレッシングウィズザボール】
	【プログレッシング・ウィズ・ザ・ボール】
	◇[英]progressing with the ball
	○[運]⇒とらべりんぐ(トラベリング)(3)
ぷろげりあ
	【プロゲリア】
	◇Progeria
	○[病]⇒はっちんそんぎるふぉーどしょうこうぐん(ハッチン
	ソン・ギルフォード症候群)
ふろごぱいと
	【フロゴパイト】
	◇[英]phlogopite
	○[鉱]金雲母。
	 ⇒きんうんも(金ウンモ,金雲母)
ぷろこぴえすく
	【プロコピエフスク】
	◇Prokopjevsk
	○ロシア共和国中南部、ケメロボ州(Kemerovskaya Oblast)の
	都市。
	 北緯53.90°、東経86.71°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)26万6,200人。
	 1989(平成元)26万3,000人。
	 2000(平成12)23万7,300人。
	 2003(平成15)23万1,600人。
	◎ロシア文字は"Прокопьевск"。
ぷろこふぃえふ
	【プロコフィエフ】
	◇Sergei Sergeevich Prokofiev(セルゲイ・プロコフィエフ)
	○[人]ソ連(現:ロシア)の作曲家・指揮者・ピアノ奏者(1891.
	 4.23〜1953. 3. 5)。ウクライナ生れ。
	 第一次世界大戦中にアメリカへ亡命。1933(昭和 8)帰国。
	 作品はオペラ『三つのオレンジへの恋』、1936(昭和11)バレ
	エ音楽『ロメオとジュリエット』、映画音楽の組曲『キージェ
	中尉』、1936(昭和11)交響的物語『ピーターと狼([英]Peter 
	and the Wolf)』など。
ぷろざっく
	【プロザック】
	◇[商品名]Prozac
	○[薬]イーライリリー(Eli Lilly)社製のSSRI(選択的セロ
	トニン再吸収阻害剤)。
	 参照⇒えすえすあーるあい(SSRI)
ぷろしあ
	【プロシア】
	【普魯西】
	【孛漏生】
	◇[英]Prussia
	○[歴]プロイセン(Preussen)の英語名。
	 ⇒ぷろいせん(プロイセン)
ぷろしああお《ぷろしああを》
	【プロシア青】
	◇[英]Prussian blue
	○⇒こんじょう(紺青)(3)
ぷろじぇにー
	【プロジェニー】
	◇[英]progeny
	○(1)(人間・生物の)子孫。
	 「ディセンダント([英]descendant)」とも呼ぶ。
	◎プロジェニター(progenitor):祖先。
	○(2)(物事の)結果。
ぷろじぇにたー
	【プロジェニター】
	◇[英]progenitor
	○(1)(人間・生物の)先祖(センゾ)・祖先(ソセン)。
	 「アンセスター([英]ancestor)」とも呼ぶ。
	◎プロジェニー(progeny):子孫。
	○(2)(学問・流派・思想などの)創始者・元祖・開祖。
ぷろじぇりあ
	【プロジェリア】
	◇Progeria
	○[病]⇒はっちんそんぎるふぉーどしょうこうぐん(ハッチン
	ソン・ギルフォード症候群)
ふろじすとん
	【フロジストン】
	◇[独]Phlogiston
	○[古][化]⇒ふろぎすとん(フロギストン)
ぷろーじっと
	【プロージット】
	◇[独]prosit
	○[間投詞](ドイツ語で)乾杯。
	 参照⇒かんぱい(乾杯,乾盃)
ふろーしーと
	【フローシート】
	◇[英]flow sheet
	○⇒ふろーちゃーと(フローチャート)
ぷろしーど
	【プロシード】
	◇[登録商標]PROCEED
	○[交]マツダ(株)のワゴン車。
	 プロシード・レバンテ(LEVANTE):スズキ社製エスクード
	(ESCUDO)のOEM車。
	◎1997.11.20(平成 9)2代目レバンテ、発売。
ぶろすくうぃーにぁ
	【ブロスクウィーニャ】
	◇[ポーランド語]brzoskwinia
	○[植](ポーランド語で)モモ(桃)・モモの実。
	 ⇒もも(モモ,桃)
ぷろすたぐらんじん
	【プロスタグランジン】
	◇prostaglandin
	○[生化]動物組織中の生理活性物質。
	 シクロペンタン環(五員環)の構造をもつ一群の不飽和脂肪酸。
	 胃液分泌・子宮筋収縮・血管拡張・血圧降下・血液凝固・腸
	管収縮などの生理作用があり、またその逆に作用するものも知
	られ、広範多彩な機能を持つ一種のホルモンと考えられる。
	 陣痛促進剤・血管拡張剤・発育不全の治療薬などに用いられ
	る。
	 「PG」とも呼ぶ。
	◎初め人間の精液から分離され、前立腺(prostate)を分泌部位
	として命名。のち、各組織・器官に広く分布していることが判っ
	た。
	 アメリカの化学者コーリー(Elias James Corey)が化学合成
	に成功。
ぶろすてぃちゅーと
	【プロスティチュート】
	◇[英]prostitute
	○売春婦・娼婦。ココット([英]cocotte)。
	◎ラテン語の「(売り物として)前に(pro-)置く(statuere)」から。
ふろすと
	【フロスト】
	◇[英]frost
	○(1)[気]霜・霜柱。
	○(2)[気]冷気・氷結。
	○(3)期待外れ・失敗。
ふろすとしゅがー
	【フロストシュガー】
	◇[英]frost suger
	○[食]日新製糖の登録商標。
	 多孔質で顆粒状の砂糖。
	 固まりにくく溶けやすいので、冷たい飲み物やヨーグルト・
	菓子作りに向いている。
ぷろすぺりだーど
	【プロスペリダード】
	◇Prosperidad
	○フィリピン南東部、ミンダナオ島(Mindanao Island)北東部
	のカラガ地方(Caraga Region)南部にあるアグサン・デル・ス
	ール州(Agusan del Sur Province)の州都。
ぷろせす
	【プロセス】
	◇[英]process
	○(1)過程・経過。
	○(2)方法・手順・工程。
	○(3)[食]食品の保存処理。
	○(4)[印]プロセス平版・写真製版。
	○(5)[計]タスク(task)。
	 ⇒[1]たすく(タスク)
ぷろせすこんとろーる
	【プロセス・コントロール】
	◇[英]process control
	○[工][計]製造業の各種プロセス(工程)で、簡単な回路やコン
	ピュータなどを利用して管理・制御を行うこと・また、その方
	式。
	 温度・圧力などの必要な情報をセンサーで検知して、指定さ
	れたある一定の条件に維持するだけでなく、検知した情報から
	他の条件の設定を変えるなどの高度な制御も行われる。
	 「プロセス制御」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぁくとりーおーとめーしょん(ファクトリーオート
	メーション,ファクトリー・オートメーション),すうちせいぎょ
	(数値制御)
ぷろせすせいぎょ
	【プロセス制御】
	◇[英]process control
	○[工][計]⇒ぷろせすこんとろーる(プロセス・コントロール)
ぷろせでゅあ
	【プロセデュア】
	◇[英]procedure
	○(1)(物事を進行させる)手続き・手順・順序。
	○(2)(公的行為の)訴訟手続き・議事手続き。
	○(3)[計]プログラムの中で、宣言や領域定義などに対して、
	実行命令を記述する部分。
	 COBOL(コボル)のプロセデュア・ディビジョン(proce-
	dure division)など。
ぷろせるぴな
	【プロセルピナ】
	◇[羅]Proserpina
	○[ロ神]農業の女神・冥界の女王。ジュピター(Jupiter)とセ
	レス(Ceres)の娘。
	 プルートー(Pluto)に連れ去られて妻になる。
	◎ギリシア神話のペルセフォネ(Persephone)に相当。
	 参照⇒ぺるせふぉね(ペルセフォネ)
ぶろーたー
	【ブローター】
	◇[英]bloater
	○(1)[食]丸干し燻製(クンセイ)のサバ(鯖)(mackerel)またはニシ
	ン(鰊)(herring)。
	 参照⇒きっぱー(キッパー)(2)
	○(2)[魚]([学]Coregonus hoyi)サケ目(Osteichthyes)サケ科
	(Salmonidae)コクチマス属(Coregonus)の淡水魚。
	 北アメリカのエリー湖(Lake Erie)を除く五大湖(Great Lakes)
	とカナダ東部のニピゴン湖(Lake Nipigon)などに生息する、小
	さな白い魚。
	 参照⇒しすこ(シスコ)
★ぷろだくと
	【プロダクト】
	◇[英]product
	○(1)
	○()[数]⇒せきしゅうごう(積集合)
★ぷろたごらす
	【プロタゴラス】
	◇Protagoras
	○[人]古代ギリシアの哲学者(BC. 500ころ〜BC. 430ころ)。ア
	ブデラ(Abdera)生れ。
	 著名なソフィスト。
ふろたーじゅ
	【フロッタージュ】
	◇[フ]frottage
	○(1)[美]シュールレアリスム(surrealisme)の制作法の一つ。
	 いろいろな物に紙を当て、鉛筆・木炭・クレヨンなどでこすっ
	て模様を写しとる技法。また、その作品。
	 木目のある板、葉脈(ヨウミャク)のある葉、織り目の粗(アラ)い布
	などを使用し、意図しない絵画的効果を出す、拓本(タクホン)や魚
	拓(ギョタク)の一種。
	 ドイツの画家マックス・エルンスト(Max Ernst)(1891〜1976)
	が創始。
	 参照⇒こらーじゅ(コラージュ)
	○(2)[心]着衣のまま体を他の人にこすりつけて性的快感を得
	る行為。
	◎フランス語の「こする(frotter)」から。
ふろちゃ
	【風炉茶】
	○⇒ふろてまえ(風炉手前)
ふろーちゃーと
	【フローチャート】
	◇[英]flow chart
	○(1)[経]作業工程や処理の手順・経路などを、特定の記号を
	用いて図式化したもの。
	 作業分析・作業管理などに用いる。
	 「フローシート(flow sheet)」,「流れ作業図」,「流れ図」とも呼
	ぶ。
	○(2)[計]SEやプログラマーなどがシステム開発する設計手
	順を図式化したもの。
	 開発作業の工程管理に使用する。
	 単に「フロー」とも、「流れ作業図」,「流れ図」とも呼ぶ。
	○(3)[計]プログラム開発で、プログラムの動作する手順を、
	特定の記号を用いて図式化したもの。
	 プログラム動作の明確化や、説明・記録、検証に使用する。
	 単に「フロー」とも、「流れ図」とも呼ぶ。
ふろっぎー
	【フロッギー】
	◇[英]Froggy/Froggie
	○(イギリス人から)フランス人への蔑称。
ふろっく
	【フロック】
	◇[英]frock
	○(1)[服](農夫・労働者などの)男性用のゆったりした仕事着。
	○(2)[服](キリスト教修道士などの)裾丈(スソタケ)が長く袖(ソデ)
	がゆったりとした、僧服・法衣。
	○(3)[服](婦人・女児用の)ガウン風のワンピース(上着)。
	○(4)[服]水夫用のセーター。
	○(5)[服]フロックコート(frock coat)の略称。
	 ⇒ふろっくこーと(フロックコート)
★[1]ふろっぐ
	【フロッグ】
	◇[英]frog
	○(1)[両]カエル(蛙)の英語名。
	 ⇒かえる(カエル,蛙,蛤,蝦)
	○(2)[服]飾りボタン。
[2]ふろっぐ
	【フロッグ】
	◇Frog([英]Free Rocket Over Ground)
	○[軍]旧ソビエト陸軍の無誘導地対地ロケットのNATO名。
	 弾頭は核・非核の両用。固体燃料ロケット。
	 ロシア名は「ルナ(Luna)」。
	 参照⇒おねすとじょん(オネスト・ジョン)
	◎フロッグ5:射程距離約50キロメートル。
	 フロッグ7:射程距離約70キロメートル。
	◎1969(昭和44)北朝鮮、ソ連からフロッグを入手。
★[1]ぶろっく
	【ブロック】
	◇[英]block
	○(1)かたまり。
	○(2)積み木。
	○()
★[2]ぶろっく
	【ブロック】
	◇[フ]bloc、[英]bloc
	○(1)圏。
	 参照⇒ぶろっくけいざい(ブロック経済)
	○(2)連合。
[3]ぶろっく
	【ブロック】
	◇[ノルウェー語]brokk
	○(1)[病](ノルウェー語で)ヘルニア。
	 ⇒へるにあ(ヘルニア)
	○(2)[北欧神話](Brokk)戦争の神トール(Thor)がもつ剣を鍛え
	た名工。
	 参照⇒とーる(トール)(1)
	○(3)[経](Brokk)スウェーデンの遠隔操作用の建築物解体ロボッ
	ト製造会社。
★ぶろっくけいざい
	【ブロック経済】
	◇[英]bloc economy
	○[経][歴]
	 参照⇒ろんどんこくさいけいざいかいぎ(ロンドン国際経済
	会議),すたーりんぐぶろっく(スターリング・ブロック),だい
	とうあきょうえいけん(大東亜共栄圏),おたわかいぎ(オタワ会
	議),あうたるきー(アウタルキー)
	◎"bloc"は「圏・同盟」の意味。
ふろっくこーと
	【フロックコート】
	◇[英]frock coat
	○[服]男子の昼用正式礼服。
	 黒ラシャの上着はダブルで丈(タケ)は膝(ヒザ)で裾(スソ)を水平
	に切り、ポケットはない。共布のチョッキに、縞(シマ)のズボン
	と組み合せて着る。
	 単に「フロック」とも呼ぶ。
	◎19世紀後半から一般的になる。
	◎略式は「モーニングコート(morning coat)」。
	 夜用は「燕尾服(swallow-tailed coat)」で、略式は「タキシー
	ド([米]tuxedo)」。
ふろっぐまん
	【フロッグマン】
	◇[英]frogman
	○(1)アクアラングをつけ水中で作業をする潜水夫。
	 「ダイバー(diver)」とも呼ぶ。
	○(2)[軍](特に)潜水工作兵・水中処理兵。
ぶろっけん
	【ブロッケン】
	◇Brocken
	○[地]⇒ぶろっけんさん(ブロッケン山)
ぶろっけんげんしょう《ぶつろけんげんしやう》
	【ブロッケン現象】
	◇[英]Brocken phenomenon
	○[気]周囲が開けている山頂で、霧が出ている日の出や日没に
	登山者が山頂に立つと、ほぼ水平方向に射した太陽光で、太陽
	のある反対側に登山者の影が大きく霧に投影され、その周囲に
	光輪が見える現象。
	 「ブロッケンの妖怪([独]Brockengespenst)」,「グローリー
	([英]glory)」,「ごらいごう(御来迎,ご来迎)」,「ごらいこう(ご
	来光,御来光)」,「来迎(ライゴウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒がびさん(峨眉山,蛾眉山)
	◎名称はドイツのブロッケン山(Berg Brocken)でよく発生する
	ことから。
ぶろっけんさん
	【ブロッケン山】
	◇[独]Berg Brocken
	○[地]ドイツ中央部、ハルツ山地(Harz Gebirge)にある最高峰。
	標高1,142メートル。
	 ザクセン・アンハルト州(Bundesland Sachsen-Anhalt)西端
	に位置する。
	 四方の展望がよく、しばしばブロッケン現象が現れる。
	 「ブロッケン峰([英]Brocken Peak)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
	◎ドイツの民間伝承で「バルプルギスの夜(Walpurgisnacht)」に
	魔女が集い魔王と祝宴を催す山として知られ、ゲーテの『ファ
	ウスト(Faust)』にも登場。
ぶろっけんのようかい《ぶろつけんのえうくわい》
	【ブロッケンの妖怪】
	◇[独]Brockengespenst、[英]Brocken specter/Brocken spec-
	tre
	○[気]⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
ぶろっけんほう
	【ブロッケン峰】
	◇[英]Brocken Peak
	○[地]⇒ぶろっけんさん(ブロッケン山)
ぶろっこりー
	【ブロッコリー】
	◇[英]broccoli、[学]Brassica oleracea var.italica
	○[農]アブラナ科のキャベツ(cabbage)の変種。イタリア原産
	で、カリフラワー(cauliflower)の原型。
	 結球せず、直立した茎の頂上に、緑色の花蕾(カライ)が大きな
	扁球状に密集した野菜。これを茹(ユ)でて食する。旬は11月〜12
	月。
	 「ミドリハナヤサイ(緑花椰菜,緑花野菜)」,「メハナヤサイ(芽
	花椰菜,芽花野菜)」とも呼ぶ。
	 参照⇒きゃべつ(キャベツ),かりふらわー(カリフラワー)
	◎冬の季語。
	◎明治初期に渡来したが、普及はカリフラワーより遅く、昭和
	40年代。現在は人気・出荷量ともカリフラワーを大きく上回る。
	◎イタリア語:(単数形)ブロッコロ(broccolo)/(複数形)ブロッ
	コリ(broccoli)。
ぶろっこりーらーぶ
	【ブロッコリーラーブ】
	【ブロッコリー・ラーブ】
	◇[英]broccoli raab/broccoli rabe
	○[植][農]チーマディラーパ([伊]cima di rapa)の別称。
	 ⇒ちーまでぃらーぱ(チーマディラーパ)
ぷろっさー
	【プロッサー】
	◇Prosser
	○アメリカ合衆国北西部、ワシントン州(Washington State)南
	部のベントン郡(Benton County)の郡都。
ふろっしゅ
	【フロッシュ】
	◇[独]Frosch
	○[両](ドイツ語で)カエル(蛙)。
	 ⇒かえる(カエル,蛙,蛤,蝦)
ぶろっす
	【ブロッス】
	◇[英]broth
	○[料]⇒ぶいよん(ブイヨン)(1)
ぷろったー
	【プロッター】
	◇[英]plotter
	○(1)[計]自動製図装置。
	 ペンがX軸方向とY軸方向に動くことから「XYプロッター」
	とも呼ぶ。
	 ペンは左右方向専門で、用紙が前後して描くタイプもあった。
	 参照⇒きゃど(CAD)
	○(2)陰謀者・共謀者。
	 「スキーマー([英]schemer)」とも呼ぶ。
ふろったとう《ふろつたたう》
	【フロッタ島】
	◇[英]Flotta Island
	○[地]イギリス北部、スコットランド北方沖オークニー諸島
	(Orkney Islands)南部にある島。北部をスカパフロー(Scapa 
	Flow)に面する。
★ぷろっと
	【プロット】
	◇[英]plot
	○(1)[他動][海][空](船舶・飛行機などの位置を)地図に記入
	する。
	○(2)[他動][数]方眼紙に点や線を記入する。グラフを描く。
	○(3)[他動][計]プロッターで点や線を描く。
	○(4)[他動][文]筋を立てる。
	○(5)[他動]企(タクラ)む・企(クワダ)てる。
	○(6)[文][劇][映](物語・小説・脚本などの)筋書・骨組み。
	構想。
	○(7)敷地図・(建物の)見取り図。
	○(8)陰謀・策略。
ふろっぴー
	【フロッピー】
	◇[英]floppy disk
	○[計]フロッピーディスクの略称。
	 ⇒ふろっぴーでぃすく(フロッピーディスク)
★ふろっぴーでぃすく
	【フロッピーディスク】
	◇[英]floppy disk
	○[古][計]プラスチックに磁性体を塗布したコンピューター用
	磁気ディスク。円盤状の外部記憶媒体。
	 フロッピーディスク・ドライブと呼ぶ外部記憶装置に挿入し
	て読み書きを行う。
	 大きさは8インチ(約20センチメートル)で、のちミニフロッ
	ピーディスクと呼ばれる5.25インチ(約13.5センチメートル)、
	マイクロフロッピーディスクと呼ばれる3.5インチ(約9センチ
	メートル)なども使用された。
	 「ディスケット(diskette)」とも呼び、略称は「フロッピー」,
	「FD」。
	〈記録容量〉
	 1S:70KB。
	 1D:140KB(8セクタ)/180KB(9セクタ)。
	 2D:320KB(8セクタ)/360KB(9セクタ)。
	 2DD:640KB(8セクタ)/720KB(9セクタ)。
	 2HC:1.2MB(8セクタ)。2HDとも。
	 2HD:1.44MB(9セクタ)。
	 1は片面、2は両面、S(single)は単密度、D(double)は倍
	密度、DD(double density double track)は倍密度倍トラッ
	ク、HD(high density double track)は高密度倍トラック。
	◎1972(昭和47)IBM、8インチを開発。
	 1976(昭和51)シュガート社が5.25インチ型をIBMの汎用機
	用として開発。
	 1980(昭和55)ソニーが3.5インチ型を発表。1981年アメリカ
	で、1983年日本で発売。
	 2003. 2. 6(平成15)デル・コンピュータ社、パソコンのフロッ
	ピーディスクドライブの搭載を漸次廃止し年内に全廃と発表。
	 2009(平成21)日立マクセル・三菱化学メディア、販売から撤退。
	 2011. 3.(平成23)ソニー、販売を終了。
ぷろっぷじぇっと
	【プロップジェット】
	◇[英]propjet
	○[機][空]⇒たーぼぷろっぷ(ターボプロップ)
★ぶろっほ
	【ブロッホ】
	◇Felix Bloch
	○[人]アメリカの物理学者(1905〜1983)。スイスのチューリッ
	ヒ(Zurich)生れ。
	 1933(昭和 8)アメリカのスタンフォード大学(Stanford Uni-
	versity)の教授。
	 1939(昭和14)アメリカの市民権を獲得。
	 マンハッタン計画(Manhattan Project)に参画。
	 MRI(磁気共鳴イメージング)の原理となる、原子核の磁気
	共鳴(nuclear magnetic resonance)の測定方法をパーセル(Ed-
	wards Mills Purcell)とともに案出。
	 1952(昭和27)ノーベル物理学賞を受賞。
	 参照⇒[3]ぱーせる(パーセル),えむあーるあい(MRI)
ぷろつらふ
	【ブロツラフ】
	◇Wroclaw
	○⇒ぶろつわふ(ブロツワフ)
ぶろつわふ
	【ブロツワフ】
	◇Wroclaw
	○(1)[古]⇒ぶろつわふけん(ブロツワフ県)
	○(2)ポーランド南西部、ドルノシロンスク県(Wojewodztwo 
	Dolnoslaskie)の県都。オドラ川(the Odra River)(オーデル川
	<the Oder River>)中流の両岸に沿った工業都市。
	 「ヴロツワフ」,「ブロツラフ」とも呼ぶ。
	 参照⇒しゅりじえん(シュレジエン)
	〈人口〉
	 1969(昭和44)51万4,100人。
	 1976(昭和51)58万人。
	 1987(昭和62)64万人。
	 1993(平成 5)64万4,000人。
	 2001(平成13)63万4,600人。
	◎もとドイツ東部シュレジエン地方の都市ブレスラウ(Breslau)
	で、第二次世界大戦後にポーランドへ帰属。ドイツ人が強制退
	去させられ、西ウクライナ在住のポーランド人が移入。
	 参照⇒びーでぃぶい(BdV)
ぶろつわふけん
	【ブロツワフ県】
	◇[英]Wroclaw Province
	○[古]ポーランド南西部、下シロンスク地方(シュレジエン地
	方)の旧県。
	 県都はブロツワフ。
	◎1999. 1. 1(平成11)新設されたドルノシロンスク県(Woje-
	wodztwo Dolnoslaskie)に編入。
★ぷろてあーぜ
	【プロテアーゼ】
	◇[独]Protease、[英]protease
	○[生化]蛋白質(タンパクシツ)やペプチド中のペプチド結合を加水
	分解する酵素の総称。
	 微生物や動物などに広く存在し、生体内で食物や不要蛋白質
	の分解のほか、ある種の酵素・ホルモンなどを活性化させる働
	きがあり、抗ウイルス作用をもつものもある。
	 消化酵素のペプシン・トリプシンや、ペプチドホルモンなど
	多くの種類がある。
	 「蛋白質分解酵素」とも呼ぶ。
	 参照⇒いんてぐらーぜ(インテグラーゼ)(2)
ぶろでぃ
	【ブロディ】
	◇Brody
	○ウクライナ西部、リビフ州(L'vivs'ka Oblast)北東部の都市。
	リブノ州(Rivnens'ka Oblast)との州境。
	 北緯50.08°、東経25.15°の地。
	 黒海沿岸の都市オデッサ(Odessa)からオデッサ・ブロディ石
	油パイプライン(the Odessa-Brody oil pipeline)(全長674キ
	ロメートル)が通じる。
	〈人口〉
	 2001(平成13)2万3,200人。
	 2004(平成16)2万2,300人。
★ぷろてぃのす
	【プロティノス】
	◇Plotinos
	○[人]ギリシアの哲学者・新プラトン学派の祖( 204〜 269/
	 205〜 270)。エジプト生れ。
	 著書は『エンネアデス(Enneades)』が現存。
ぷろていん
	【プロテイン】
	◇[英]protein
	○[生化]⇒たんぱくしつ(タンパク質,蛋白質)
ふろーてぃんぐ
	【フローティング】
	◇[英]floating
	○(1)[形]浮かんでいる、浮遊の。
	○(2)[形]一定していない、浮動的な、定着しない。
	○(3)[形][経](資本などが)固定していない、流動している。
	○(4)[形][経](通貨・為替が)変動する、流動的な。
	○(5)[形](組織などが)遊離状態の。
	○(6)[数][計]浮動小数点(floating point)の略称。
	 ⇒ふどうしょうすうてん(浮動小数点)
★ぷろておぐりかん
	【プロテオグリカン】
	◇[英]proteoglycan
	○[生化]糖タンパク質(glycoprotein)の一種。
	 糖の含有量が非常に多いもの。
	 参照⇒とうたんぱくしつ(糖タンパク質,糖蛋白質),なんこつ
	きしつ(軟骨基質)
★ぷろてすたんと
	【プロテスタント】
	○(1)[宗]([英]Protestant)プロテスタンティズム(新教)を奉
	ずるキリスト教徒。新教徒(シンキョウト)。
	◎1598(慶長 3)ナントの勅令でフランスの新教徒ユグノー(Hu-
	guenot)に信仰の自由が認められる。
	○(2)[宗]([英]Protestantism)プロテスタンティズム(新教)を
	奉ずるキリスト教徒の諸派。
	 ⇔かとりっく(カトリック)
	◎アーミッシュ派:⇒あーみっしゅは(アーミッシュ派)
	 ペンテコステ派:⇒ぺんてこすては(ペンテコステ派)
ぶろてすでちこりあ
	【ブロテスデチコリア】
	◇[西]brotes de achicoria
	○[植][農]⇒ぶんたれっら(プンタレッラ)
ふろてまえ《ふろてまへ》
	【風炉手前】
	○茶の湯で、風炉を使って茶を点(タ)てる所作。
	 陰暦四月初めから九月ころに行われる。
	 「ふろでまえ(風炉手前)」,「風炉茶」とも呼ぶ。
	 ⇔ろてまえ(炉手前)
	 参照⇒ふろ(風炉)
	◎夏の季語。
ふろでまえ《ふろでまへ》
	【風炉手前】
	○⇒ふろてまえ(風炉手前)
★ふろーと
	【フロート】
	◇[英]float
	○(1)浮き・浮標。
	○(2)(釣りの)浮き。
	○(3)[空]水上飛行機(水上機)の浮舟(フシュウ)。
	 「ポントゥーン([英]pontoon)」,「ポンツーン」,「ポントーン
	([独]Ponton)」とも呼ぶ。
	○(4)[食]ソーダ水などに生クリームやアイスクリームを浮か
	せた、冷たい飲み物の総称。
	◎コーヒーフロート,コーラフロート
	○(5)[経]変動為替相場制。
ふろーど
	【フロード】
	◇[英]fraud
	○(英語で)詐欺。
	 ⇒さぎ(詐欺)
ぶろーと
	【ブロート】
	◇[独]Brot
	○[食]⇒ぱん(パン,麺麭)
ぷろとあくちにうむ
	【プロトアクチニウム】
	◇[英]protoactinium/protactinium
	○[原]アクチニド系列元素(actinide series elements)の一つ。
	 元素記号は「Pa」、原子番号91、原子量231.0。
	 放射性の固体金属。
	 天然にはウラン鉱などに質量数231と234が微量に存在する。
	 アルファ線(α線)を放射してアクチニウム(actinium)に変る。
	 参照⇒あくちにどけいれつげんそ(アクチニド系列元素)
	◎1918(大正 7)ドイツの化学者ハーン(Otto Hahn)(1879〜1968)
	が発見。
ぷろどぅあ
	【プロドゥア】
	◇[登録商標]Perodua
	○[交]マレーシアの自動車製造会社プルサハン・オートモビル
	・クドゥア社(Perusahaan Otomobil Kedua Sdn. Bhd.)の通称。
	◎1993(平成 5)設立。
ぶろーどげーじ
	【ブロードゲージ】
	◇[英]broad gauge
	○[交]⇒こうき(広軌)
ぷろとこる
	【プロトコル】
	◇[英]protocol
	○(1)条約の原案・議定書。
	○(2)国家間の協定。
	○(3)(外交上の)儀礼・典礼・慣習。
	○(4)[計]データ通信の手順。
	 データ通信を行なうためには送信側と受信側が同じ手順で行
	なう必要があり、そのための手順や規則をいう。
★ぷろとさうるするい
	【プロトロサウルス類】
	◇[学]Protorosauria
	○[化生]原始的な爬虫類。絶滅。
	 恐竜・ワニ・鳥類などの祖先。
	◎プロトロサウルス(Protorosaurus)。
	 タニストロフェウス(Tanystropheus)。
	 ディノケファロサウルス・オリエンタリス(Dinocephalosau-
	rus orientalis)。
ぷろとぞあ
	【プロトゾア】
	◇[英]protozoa
	○[生]⇒げんせいどうぶつ(原生動物)
★ぷろとぞえあ
	【プロトゾエア】
	◇[羅]protozoea
	○[動]甲殻類の幼生の、メタノープリウス(metanauplius)次ぐ
	発育段階。
	 ゾエア(zoea)の前段階。
	 参照⇒こうかくるい(甲殻類)
ぷろとたいぷ
	【プロトタイプ】
	◇[英]prototype
	○(1)標準・模範・手本。
	○(2)[工]原型・基本型。量産前の試作品・試作車・試作機。
	 参照⇒もっくあっぷ(モックアップ)
	○(3)[交]レースカーの一種。余計な装備を一切省いて巨大な
	エンジンを搭載した競走用自動車。
	○(4)[生](ある生物の)原形。
ぶろーとーち
	【ブロートーチ】
	◇[英]blowtorch
	○⇒ぶろーらんぷ(ブローランプ)
ふろどな
	【フロドナ】
	◇Hrdona
	○(1)(Hrodzenskaya voblasts')⇒ふろどなしゅう(フロドナ州)
	○(2)ベラルーシ西部、フロドナ州西部にある州都。
	 「グロドノ(Grodno)」,「グロドナ(Grodna)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)28万4,800人(推計)。
	 1999(平成11)30万1,600人(2月16日現在)。
	 2009(平成21)32万7,540人(10月14日現在)。
	◎13世紀、リトアニア領。
	 のち、ポーランド領。
	 1793. 1.23(寛政 5)この地で第二次ポーランド分割が署名。
	 1795(寛政 7)第三次ポーランド分割でロシア領。
	 1919〜1939(大正 8〜昭和14)ポーランド領。
	 1945〜1991(昭和20〜平成 3)ソ連領。
ふろどなしゅう《ふろどなしう》
	【フロドナ州】
	◇Hrodzenskaya voblasts'、[英]Grodno Region
	○ベラルーシ西部の州。北部をリトアニア、西部をポーランド
	に隣接。
	 州都はフロドナ(Hrodna)(グロドナ)。
	 「グロドノ州(Grodnenskaya Oblast')」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2万5,118.07平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)118万5,200人(2月16日現在)。
	 2009(平成21)107万2,381人(10月14日現在)。
ぶろーどばんでぃんぐ
	【ブロードバンディング】
	◇[英]broadbanding
	○[経]職種間の異動をしやすくするため、給与体系を簡素化す
	る経営方法。
ぶろーどばんど
	【ブロードバンド】
	◇[英]broadband
	○(1)[通]広帯域の。数多くの周波数帯域の。
	○(2)[通]幅広い帯域を使用して大量のデータを高速でデータ
	転送を行う通信方式。
	 CATVやADSL・光ファイバーなどで、ISDN(最大
	64kbps)の10倍以上、光ファイバーでは100倍以上のデータ転送
	が可能となる。
	◎2003. 6.27(平成15)総務省、5月末現在の利用者数約1,048
	万9,000回線に上ったと発表。DSL約790万7,000回線、ケー
	ブルテレビを使ったネット接続約218万3,000回線、光ファーバ
	ー約39万8,000回線。
	 2004. 3.31(平成16)総務省、2月末現在の利用者数はDSL
	約1,090万4,000回線、ケーブルテレビを使ったネット接続約254
	万6,000回線、光ファーバー約104万2,000回線と発表。
ぶろーどばんどでんわ
	【ブロードバンド電話】
	○[通]⇒びーびーでんわ(BB電話)
ぶろーどびーん
	【ブロードビーン】
	◇[英]broad bean
	○[植][農](英語で)ソラマメ(空豆)。
	 ⇒そらまめ(ソラマメ,空豆,蚕豆)
ぷろとぷらすと
	【プロトプラスト】
	◇[英]protoplast、[独]Protoplast
	○[生]⇒げんけいしつたい(原形質体)
ぷろとぷらすま
	【プロトプラスマ】
	◇[独]Protoplasma、[英]protoplasma
	○[生]⇒げんけいしつ(原形質)
ぷろとぷらずま
	【プロトプラズマ】
	◇[英]protoplasma、[独]Protoplasma
	○[生]⇒げんけいしつ(原形質)
ぷろとろんびん
	【プロトロンビン】
	◇[英]prothrombin、[独]Prothrombin
	○[生化]血漿(ケツショウ)中に含まれる糖タンパク質(糖蛋白質)。
	 血液凝固に関与し、出血の際のカルシウムイオンで活性化て
	トロンビン(thrombin)となり、血液中の水溶性のフィブリノゲ
	ン(fibrinogen)を不溶性タンパクのフィブリン(fibrin)(繊維
	素)に変化させる。
	 肝臓でビタミンKの関与を受けて生成される。
	 ビタミンK欠乏症・肝機能障害のスクリーニ ング検査に使
	用される。
	 「トロンボゲン(thrombogen)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぃぶりのげん(フィブリノゲン)
[1]ぷろとん
	【プロトン】
	◇proton
	○[物]⇒ようし(陽子)
[2]ぷろとん
	【プロトン】
	◇[マレー語]Proton/Perusahaan Otomobil Nasional
	○[交]マレーシアの国営自動車製造会社。その国産車。
	 プロトン・サガ(Saga):三菱ギャランのノックダウン生産。
	 プロトン・ウィラ(Wira)。
	 プロトン・ワジャ(Waja)。
	◎1982(昭和57)マレーシア政府と三菱の合弁企業として発足。
	 1996(平成 8)イギリスのロータス社を買収。
[3]ぷろとん
	【プロトン】
	◇Proton
	○(1)[歴][宇]旧ソ連の、宇宙粒子を観測する科学衛星。
	◎1965. 7.(昭和40)1号を打ち上げ。
	○(2)[宇]⇒ぷろとんろけっと(プロトン・ロケット)
ぷろとんろけっと
	【プロトン・ロケット】
	◇[英]Proton Launch Vehicle
	○[宇]ロシア(旧ソ連)の商業打ち上げロケット。
	 後継機はアンガラ・ロケット(Angara Launch Vehicle)。
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