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百 科 辞 書 《ふな》 編集:獨 澄旻
-------- ふな --------------------------------------------------
★ふな
【フナ】
【鮒】
◇[英]crucian carp
○[魚]コイ目(Cypriniformes)コイ科(Cyprinidae)フナ属(Car-
assius)の淡水魚の総称。
◎キンギョ(金魚)の原種とされる。
◎民芸品:参照⇒きぶな(黄鮒)
★ぶな
【ブナ】
【山毛欅】
【椈】
◇[学]Fagus crenata
○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)ブナ属(Fagus)の落葉
高木。
山地に自生し、高さ20メートルに達する。
樹皮は灰白色でなめらか。
材は細工物・器具・バルプ・薪炭用。実は食用・油用、樹皮
は染料になる。
「ブナノキ」,「シロブナ(白ブナ)」,「ソバグリ(稜栗)」とも呼ぶ。
古称は「ソバノキ(蕎麦の木,稜の木)」。
◎(「木」偏+「無」:補助3706)とも書く。
◎英語:ビーチ(beech)。
ドイツ語:ブーヘ(Buche)。
フランス語:エトワ(hetre)。
イタリア語:ファッジオ(faggio)。
スペイン語:アヤ(haya)。
トルコ語:カユン(kayin)。
中国語:山毛欅(shanmaoju)。
ぷーな
【プーナ】
◇Poona
○(Pune)⇒ぷね(プネ)
ふない
【フナイ】
【FUNAI】
◇[葡]Fundacao Nacional do Indio
○[社]国立インディオ基金(国立先住民保護財団)の略称。
ブラジル政府の先住民保護機関。
ふないぐん《ふなゐぐん》
【船井郡】
◇[日]Funai Gun
○京都府中央部の郡。
京丹波町(キョウタンバチョウ)のみ。
◎2005.10.11(平成17)丹波町(タンバチョウ)・瑞穂町(ミズホチョウ)・和
知町(ワチチョウ)が合併して京丹波町を発足。
2006. 1. 1(平成18)園部町(ソノベチョウ)・八木町(ヤギチョウ)・日
吉町(ヒヨシチョウ)と北桑田郡(キタクワダグン)の美山町(ミヤマチョウ)の4町
が合併して南丹市(ナンタンシ)を発足。
ふないごしきふどう
【府内五色不動】
○⇒ごしきふどう(五色不動)
ふないでんき《ふなゐでんき》
【船井電機】
◇[英]Funai Electric Co.,Ltd.
○[経]中堅の家電製造会社。
本社は大阪府大東市。
◎1961(昭和36)設立。
2007(平成19)プラズマテレビから撤退。
2008(平成20)ブラウン管テレビから撤退。
ふなおか《ふなをか》
【船岡】
◇[日]Funaoka
○(1)⇒ふなおかちょう(船岡町)
○(2)[地]⇒ふなおかやま(船岡山)
ふなおかちょう《ふなをかちやう》
【船岡町】
◇[日]Funaoka Cho
○[古]鳥取県東端、八頭郡(ヤズグン)の町。
◎2005. 3.31(平成17)郡家町(コオゲチョウ)・船岡町・八東町(ハットウ
チョウ)の3町が合併して八頭町(ヤズチョウ)を発足。
ふなおかやま《ふなをかやま》
【船岡山】
◇[日]Funaoka Yama
○[地]京都府京都市北区紫野北舟岡町(ムラサキノキタフナオカチョウ)にある
小丘。
山上に織田信長・信忠父子を祀(マツ)る建勲神社(ケンクンジンジャ)
がある。
◎眺望よく、平安時代は貴族の行楽地。
応仁の乱では戦略上の要地となる。
ふなおちょう《ふなほちやう》
【船穂町】
◇[日]Funao Cho
○[古]岡山県南西部、浅口郡(アサクチグン)の町。
◎2005. 8. 1(平成17)倉敷市に編入。
ぷなか
【プナカ】
◇Punakha
○(1)(Punakha District)⇒ぷなかけん(プナカ県)
○(2)ブータン(Bhutan)王国中北西部、プナカ県南部にある県
都。冬の都。
◎首都はチンプー(Thimbu)。
ぷなかけん
【プナカ県】
◇[英]Punakha District
○ブータン(Bhutan)王国中北西部の県。
県都はプナカ。
〈人口〉
1980(昭和55)3万4,500人。
ぶながたけ
【武奈ヶ岳】
【武奈ヶ嶽】
◇[日]Funagadake/Funa ga Dake
○[地]滋賀県中西部にある山。標高1,214メートル。
ふながたこうはい《ふながたくわうはい》
【舟形光背】
○[仏]仏像の背後に配(ハイ)する、船を立てた形の光背。
頭部の後ろの頭光(ズコウ)と身体の後ろの身光(シンコウ)を一体化
したものとされる。
「舟形後光」,「舟後光(フナゴコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒こうはい(光背)
◎舟形地蔵
ふながたごこう《ふながたごくわう》
【舟形後光】
○[仏]⇒ふながたこうはい(舟形光背)
ふなかたさんやく
【船方三役】
○[歴][海]和船で、船頭・親父(オヤジ)・表仕(オモテシ)の総称。
参照⇒おもてし(表仕,舳仕)
ふながたせっかん《ふながたせきくわん》
【舟形石棺】
○[歴]古墳時代の石棺の一種。
蓋(フタ)と身を合せると全体に丸みを帯び、断面は半楕円形を
成す。
割竹形石棺から変化した形式で、身を舟底の形に刳り抜いて
いる。
4世紀末〜五世紀ころに盛行。
◎名称は後世のもので、舟を模して作成されたかは疑問がある。
ふながたやま
【船形山】
◇[日]Funagata Yama
○[地]宮城県と山形県の県境にある火山。標高1,500メートル。
名取川(ナトリガワ)・鳴瀬川(ナルセガワ)の水源地。
山形県側では「御所山(ゴショザン)」と呼び、山頂に修験道の御
所山神社がある。
宮城県側は船形連峰県立自然公園に、山形県側は御所山県立
自然公園に含まれる。
ぶなかなう
【ブナカナウ】
◇Vunakanau
○[地]太平洋ビスマルク諸島の主島ニューブリテン島北端の地
名。ラバウルの南西方。
ラバウル海軍航空隊の飛行場があった。
◎1943. 4.18(昭和18)山本五十六連合艦隊司令長官は、ブナカ
ナウ飛行場を一式陸攻に搭乗して飛び立ち、ブーゲンビル島上
空で米軍機ロッキードP38によって撃墜され戦死。
ふなぎみ
【船君】
○(1)船の乗客の長である人。船旅の長である人。
○(2)船長(フナオサ)の敬称。
○(3)[古]⇒ふなまんじゅう(船饅頭)
ふなくぎ
【舟釘】
【船釘】
○[海]和釘の一種。
和船(木造船)の造船用。
軸の断面は長方形で、銅製または亜鉛メッキの鉄製。
用途により、縫釘(ヌイクギ)・海折釘(カイオレクギ)・通釘(トオリクギ)
・鎹(カスガイ)・函金(ハヒガネ)などがある。
参照⇒ぬいくぎ(縫い釘,縫釘)(1),かいおれくぎ(掻い折れ釘,
掻折れ釘)
ぷーなけん
【プーナ県】
◇[英]Poona District
○(Pune District)⇒ぷねけん(プネ県)
ふなごこう《ふなごくわう》
【舟後光】
○[仏]⇒ふながたこうはい(舟形光背)
ふなしま
【船島】
◇[日]Funashima
○[地]⇒がんりゅうじま(巌流島)
ふなぞこてんじょう《ふなぞこてんじゆう》
【船底天井】
○[建]中央が弓型に高くなった屋根天井。
数寄屋造りや渡り廊下などに用いられる。
「屋形天井(ヤカタテンジョウ)」とも呼ぶ。
◎天井を見上げると船底に見えることから。
ふなだな
【船棚】
○(1)[海]和船の外側に張ってある棚板(タナイタ)。
船底から順に根棚(ネダナ)(加敷)・中棚・上棚と呼ぶ。
参照⇒かじき(加敷,加鋪,梶木)
○(2)[海]一本の太い丸太をくりぬいた刳舟(クリフネ)の積載量を
増すため、舷側に取り付けた舷側板。
参照⇒げんそく(舷側)
ぶなのき
【ブナノキ】
○[植]⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
ふなのりしんどばっど
【船乗りシンドバッド】
◇[英]Sindbad the Sailor
○[文]⇒しんどばっど(シンドバッド)
ふなはし
【船橋】
◇[日]Funahashi
○⇒ふなはしむら(舟橋村)
ふなばし
【船橋】
◇[日]Funabashi
○(1)⇒ふなばし(船橋,舟橋)
○(2)⇒ふなばしし(船橋市)
○(3)各地の地名。
◎佐野の船橋:⇒さの(佐野)(2)
ふなばし
【船橋】
【舟橋】
◇[英]pontoon、[米]ponton、[独]Ponton(ポントーン)
○浮橋(ウキハシ)の一種。川などで小型の船を並べて繋(ツナ)ぎ、上
に板を敷き渡して橋としたもの。
参照⇒ぽんとぅーん(ポントゥーン)(3)
ふなばしおーとれーす
【船橋オートレース】
○千葉県と船橋市が船橋オートレース場で開催する公営ギャン
ブル。
偶数月は千葉県が、奇数月は船橋市が開催する。
◎1950.10.(昭和25)船橋競馬場の馬場で日本初のオートレース
を開催。
1968. 1.(昭和43)船橋競馬場の隣接地に専用の船橋オートレ
ース場を新設。
ふなばしし
【船橋市】
◇[日]Funabashi Shi
○千葉県北西部、東京湾に面する市。
〈面積〉
1970(昭和45)82平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)42万3,000人。
1980(昭和55)47万9,437人。
◎富山県中新川郡(ナカニイカワグン)には舟橋村(フナハシムラ)がある。
ふなはしむら
【舟橋村】
◇[日]Funahashi Mura
○富山県東部、中新川郡(ナカニイカワグン)北西部の村。北西部を富
山市に接する。
〈面積〉
3.47平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,153人。
◎1869(明治 2.10.)新川郡一帯でばんどり騒動(世直し一揆)が
発生。
1889(明治22)村制施行。
2006(平成18)平成の大合併の結果、全国一の狭い自治体とな
る。
参照⇒ばんどりそうどう(ばんどり騒動)
◎千葉県には船橋市(フナバシシ)がある。
★ふなばらそう《ふなばらさう》
【フナバラソウ】
【船腹草】
◇[学]Cynanchum atratum
○[植]リンドウ目(Gentianales)ガガイモ科(Asclepiadaceae)
イケマ属(カモメヅル属)(Cynanchum)の多年草。
古称は「アマナ(甘菜)」。
ふなふち
【フナフチ】
◇Funafuti
○⇒ふなふてぃ(フナフティ)
ふなふてぃ
【フナフティ】
◇Funafuti
○(1)[地]南太平洋西部、エリス諸島(the Ellice Islands)の
主島・環礁(atoll)。
環礁内のフォンガファーレ島(Fongafale Islet)にツバルの
首都がある。
〈面積〉
2.8平方キロメートル。
○(2)ツバル(Tuvalu)の首都。
南緯8.52°、東経179.19°の地。
正称は「バイアク(Vaiaku)」。
「フナフチ」,「ベイアク(Veiaku)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1979(昭和54)2,200人。
1985(昭和60)2,800人。
1988(昭和63)2,810人。
2002(平成14)5,100人。
ふなまんじゅう《ふなまんぢゆう》
【船饅頭】
○[古]江戸時代、江戸隅田川に浮かべた小舟の中で売春をして
いた下級の私娼。
「船君(フナギミ)」,「河童(カッパ)」とも呼ぶ。
参照⇒よたか(夜鷹)(2),だるません(達磨船)(3)
◎「饅頭」は女性の陰部の隠語。
ふなやまこふん
【船山古墳】
○[歴]⇒えたふなやまこふん(江田船山古墳)
ふなわ
【舟和】
○[経]芋ようかんを主とする和菓子本舗・和風喫茶店。
本店は東京都台東区駒形。
◎1902(明治35)浅草で開業。
1903(明治36)みつ豆を販売。
ぶにあ
【ブニア】
◇Bunia
○アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部のオリ
エンターレ州(Orientale Province)東部にある、イトゥリ地方
(Ituri district)の主都。
北緯1.57°、東経30.25°の地。
ウガンダとの国境から約80キロメートルに位置する。
豊富な天然資源を巡り、レンドゥ人とヘマ人が対立している。
◎2003. 5.30(平成15)国連安全保障理事会、暫定緊急多国籍軍
の派遣決議を採択。
ふにくりふにくら
【フニクリ・フニクラ】
◇[伊]Funiculi,funicula
○[楽]青木爽・清野協共訳、ルイジ・デンツァ作曲(Luigi Den-
za)のイタリア民謡。
ぶにょる
【ブニョル】
◇Bunol
○スペイン東部、バレンシア州(Comunidad Valenciana)バレン
シア県(Provincia de Valencia)中央部の町。州都バレンシア
(Valencia)から西方約40キロメートル。
トマト投げ祭りのトマティーナ(la Tomatina)で世界的に知
られる。
「ブニョール」とも呼ぶ。
参照⇒とまてぃーな(トマティーナ)
ぶにょーる
【ブニョール】
◇Bunol
○⇒ぶにょる(ブニョル)
ぶにょろきたらおうこく《ぶによろきたらわうこく》
【ブニョロ・キタラ王国】
◇[英]Bunyoro-Kitara Kingdum/Kingdum of Bunyoro-Kitara
○アフリカ中東部のウガンダ共和国内の西部にある王国。
王都はホイマ(Hoima)。
◎1967. 9. 8(昭和42)王制を廃止。
1993. 7.24(平成 5)王制を復活。
ふにん
【フニン】
◇Junin
○(1)[地](Lago de Junin)⇒ふにんこ(フニン湖)
○(2)(Departamento de Junin)⇒ふにんけん(フニン県)
○(3)ペルー中南部、フニン県(Departamento de Junin)北西部
の町。
南緯11.15°、西経76.01°の地。
〈人口〉
1993(平成 5)1万3,442人。
ふにん
【不妊】
◇[英]sterility
○[医]妊娠(ニンシン)しないこと。妊娠できないこと。
参照⇒ふいく(不育)
◎中国語:不孕(buyun)。
◎不妊症,不妊治療,不妊手術
ふにんけん
【フニン県】
◇[西]Departamento de Junin、[英]Junin Department
○ペルー中南部の県。北東部をウカヤリ県(Departamento de
Ucayali)、南東部をクスコ県(Departamento de Cuzco)、南部
をワンカベリカ県(Departamento de Huancavelica)、西部をリ
マ県(Departamento de Lima)に接する。
県都はワンカーヨ(Huancayo)。
〈面積〉
4万4,409.67平方キロメートル。
〈人口〉
1993(平成 5)109万2,993人。
ふにんこ
【フニン湖】
◇[西]Lago de Junin
○[地]ペルー中南部、フニン県(Departamento de Junin)北西
部にある湖。
ぷぬゆまやん
【プヌユマヤン】
◇Punuyumayan
○⇒ぴぬゆまやん(ピヌユマヤン)
★ぶぬんぞく
【ブヌン族】
【布農族】
◇Bunun、[中]Bunong Zu
○台湾原住民の高砂族(タカサゴゾク)(高山族)の一部族。
参照⇒たかさごぞく(高砂族)
★ふね
【船】
○[交]
◎英語:シップ(ship)。
ドイツ語:シフ(Schiff)。
フランス語:ナビア(navire)/ナヴィア。
イタリア語:ナーベ(nave)。
スペイン語:ナベ(nave)。
ロシア語:コラブリ(korabl)。
トルコ語:ゲミ(gemi)。
ぷね
【プネ】
◇Pune
○(1)(Pune District)⇒ぷねけん(プネ県)
○(2)インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)中
西部のプネ県中南部にある県都。西ガーツ山脈(Western Ghats
Mountains)中の学術都市。
「プネー(Pune)」,「プーナ(Poona)」,「プーン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45) 73万2,731人。
1971(昭和46) 86万人。
1991(平成 3)155万9,558人。
ぷねー
【プネー】
◇Pune
○⇒ぷーな(プーナ)
★ぶねいおう《ぶねいわう》
【武寧王】
◇[朝]Muryong Wang、[中]Wuning Wang
○[人]古代朝鮮の百済(クダラ)第25代の王。幼名は斯麻王(シマオウ)。
在位 501〜 523。
王の母が百済の使節とともに日本に向かう途中で産気づき、
佐賀県東松浦郡(ヒガシマツウラグン)鎮西町(チンゼイチョウ)の加唐島(カカラシ
マ)南西部のオビヤの浦と呼ばれる海食洞で誕生したという説話
がある。
百済の中興の祖。
朝鮮名は「ムリョンワン」。
◎朝鮮忠清南道に武寧王陵がある。
ぷねけん
【プネ県】
◇[英]Pune District
○インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)中西
部の県。南部をサタラ県(Satara District)に接する。
県都はプネ。
「プネー県(Pune District)」,「プーナ県(Poona District)」,
「プーン県」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万5,643平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)722万4,224人。
ぷねーけん
【プネー県】
◇[英]Pune District
○⇒ぷねけん(プネ県)
ふねねずみ
【フネネズミ】
【船鼠】
○[哺]クマネズミ(熊鼠)の別称。
⇒くまねずみ(クマネズミ,熊鼠)
ふねのかがくかん《ふねのくわがくくわん》
【船の科学館】
○(1)[海]東京都品川区東八潮(ヒガシヤシオ)3−1にある、海と船
の文化をテーマとする博物館。
南極観測船「宗谷(ソウヤ)」、羊蹄丸(ヨウテイマル)などを展示。
○(2)[交]⇒ふねのかがくかんえき(船の科学館駅)
ふねのかがくかんえき《ふねのくわがくくわんえき》
【船の科学館駅】
○[交]東京都江東区(コウトウク)青海(アオミ)にある、東京臨海新交通
臨海線(ゆりかもめ)の駅。
台場(ダイバ)駅(港区)とテレコムセンター駅の間。
ふねひきまち
【船引町】
◇[日]Funehiki Machi
○[古]福島県東部、田村郡(タムラグン)の町。
◎2005. 3. 1(平成17)田村郡の滝根町(タキネマチ)・大越町(オオゴエマ
チ)・都路村(ミヤコジムラ)・常葉町(トキワマチ)・船引町の4町1村が合
併して田村市を発足。
ふねん
【不稔】
○(1)[植]何らかの理由で花が咲いても種子ができないこと。
参照⇒むだばな(むだ花,無駄花,徒花)(1)
○(2)[農](特に天候不順などで)イネ(稲)が稔(ミノ)らないこと。
◎不稔ゴミ:⇒ふねんごみ(不稔ゴミ)
ふねんごみ
【不稔ゴミ】
○[農]稔らなかったイネをゴミとして廃棄したもの。
ふねんごみ
【不燃ゴミ】
○[社]焼却できないゴミ。
プラスチック・ビニール類は地域によっては不燃ゴミとして
処理される。
ぷーの
【プーノ】
◇Puno
○(1)(Departamento de Puno)⇒ぷーのけん(プーノ県)
○(2)ペルー南東部、プーノ県の県都。
ぷーのけん
【プーノ県】
◇[西]Departamento de Puno、[英]Puno Department
○ペルー南東部の県。北西部をクスコ県(Departamento de
Cuzco)に接し、東部をボリビアに隣接。
県都はプーノ。
東部をボリビアに接し、南部にチチカカ湖(Lago Titicaca)
がある。
★ぷのんばけん
【プノン・バケン】
◇Phnom Bakheng(バケン山)
○カンボジアの、アンコールワットとアンコールトムの間に位
置する丘の上にあるヒンズー教寺院遺跡。
9世紀後半に建立。
ぷのんぺん
【プノンペン】
◇Phnom Penh
○カンボジア国の首都。
〈人口〉
1962(昭和37)39万人。
1984(昭和59)40万人。
1994(平成 6)92万人。
ふーばー
【フーバー】
◇Herbert Clark Hoover(ハーバート・クラーク・フーバー)
○[人]アメリカ合衆国の第31代大統領(1874〜1964)。在任:
1929〜1933。アイオワ州生れ。
スタンフォード大学を卒業。
第一次世界大戦中、食料局長官。
1921(大正10)商務長官。
1929(昭和 4)大統領に就任。
1929.10.(昭和 4)ニューヨーク株式市場の暴落に端を発する
世界恐慌に遭遇し、政府の経済介入を最小限に抑える政策をと
るが景気は好転せずに失敗。
1932(昭和 7)大統領選でフランクリン・ルーズベルト(Frank-
lin Delano Roosevelt)に大敗。
1964(昭和39)死去(90歳)。
参照⇒ふーばーびる(フーバービル)
ぷーぱ
【プーパ】
◇[伊]pupa
○(イタリア語で)人形。
⇒にんぎょう(人形)
ぶはいらけん
【ブハイラ県】
◇[アラビア語]Muhafazat al-Buhayrah、[英]Beheira Gover-
norate
○⇒ぶはいらーけん(ブハイラー県)
ぶはいらーけん
【ブハイラー県】
◇[アラビア語]Muhafazat al-Buhayrah、[英]Beheira Gover-
norate
○エジプト北部の県。北部は地中海に面する。
県都はダマンフール(Damanhur)。
「ブハイラ県」,「ベヘイラ県(Beheirah Governorate)」とも呼
ぶ。
〈面積〉
1万0,129平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)398万1,209人(11月19日現在)。
ぶはいらとたばりーやー
【ブハイラトタバリーヤー】
【ブハイラト・タバリーヤー】
◇[アラビア語]Buhayrat Tabariya
○[地]⇒がりらやこ(ガリラヤ湖)
ぶはいれっとたばりや
【ブハイレットタバリヤ】
◇[アラビア語]Buhayrat Tabariya
○[地]⇒がりらやこ(ガリラヤ湖)
ふはくりゅう《ふはくりう》
【不白流】
○茶道流派の一つ。
「江戸千家」とも呼ぶ。
参照⇒せんけりゅう(千家流)
★ふばこ
【文箱】
○
ふーばーだむ
【フーバーダム】
◇[英]the Hoover Dam
○アメリカ合衆国西部のネバダ州(Nevada State)南東端とアリ
ゾナ州(Arizona State)北西端の州境にある、コロラド川(the
Colorado)中流ボウルダーキャニオン(the Boulder Canyon)の
大ダム。
堰止湖(セキトメコ)はミード湖(Lake Mead)。
旧称は「ボウルダーダム(Boulder Dam)」。
◎1936(昭和11)完成。
ぶばねしゅわる
【ブバネシュワル】
◇Bhubaneswar
○インド中東部、オリッサ州(Orissa State)の州都。州東部の
コルダー県(Khordha District)北東部に位置する。
北緯20.27°、東経85.84°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)41万1,542人。
2001(平成13)64万7,300人。
2003(平成15)67万2,800人。
ふーばーびる
【フーバービル】
◇Hooverville
○[歴]アメリカの不況時代、フーバー大統領のときに都市の一
角に建てられた失業者・浮浪者などの収容住宅地。
参照⇒ふーばー(フーバー)
ぶはら
【ブハラ】
◇Bukhara/Bukhoro/Buhoro
○(1)(Bukhoro Wiloyat)⇒ぶはらしゅう(ブハラ州)
○(2)中央アジア、ウズベキスタン共和国中南部のブハラ州の
州都・商工業都市。ゼラフシャン川(the Zeravshan River)下
流部のオアシスに位置し、シャフルド運河(the Shkhrud irri-
gation canal system)に面する。
北緯39.77°、東経64.42°の地。
中央アジアのイスラム教聖地。
「ボハラ(Bokhara)」,「ブカラ」とも呼ぶ。
参照⇒ばっくらむ(バックラム)
〈人口〉
1979(昭和54)18万5,000人。
1987(昭和62)22万人。
1989(平成元)22万4,000人。
1991(平成 3)24万9,600人。
2003(平成15)27万2,400人。
◎隋・唐では「安国」として知られる。
709(和銅 2)イスラム帝国領。
9世紀、サーマーン朝(the Samanid state)の首都となり、
イスラム文化が栄える。
1220(承久 2)モンゴル軍が占領。
1370(<南>正平25,<北>応安 3)ティムール軍が占領。
16世紀、ブハラ・ハン国(Bukhara Khan)の首都。
1868(明治元)帝政ロシアの保護国。
1920〜1924(大正 9〜大正13)ブハラ人民共和国(the Bukhara
People's Republic)の首都。
1993(平成 5)旧市街地が世界遺産の文化遺産に登録。
◎ロシア文字は"Бухара"。
ぶはらかんこく
【ブハラ・カン国】
【ブハラ汗国】
◇Bukhara Khan、[英]the khanate of Bukhara
○[歴]⇒ぶはらはんこく(ブハラ・ハン国,ブハラ汗国)
ぶはらしゅう《ぶはらしう》
【ブハラ州】
◇Bukhoro Wiloyati、[英]Bukhara region
○中央アジア、ウズベキスタン共和国中南部の州。南部・西部
をトルクメニスタンに隣接。
州都はブハラ。
〈面積〉
3万9,400平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)114万1,000人。
2003(平成15)156万5,200人。
★ぶはらはんこく
【ブハラ・ハン国】
【ブハラ汗国】
◇Bukhara Khan、[英]the khanate of Bukhara
○[歴]トルコ系ウズベク族が中央アジアに建てた国(1599〜
1920)。首都はブハラ。
「ボハラ・ハン国」,「ブハラ・カン国(ブハラ汗国)」とも呼ぶ。
◎17世紀、最盛期を迎える。
1868(明治元)帝政ロシアの保護国。
1920(大正 9)ブハラ人民共和国(the Bukhara People's Re-
public)。
1924(大正13)ソ連邦ウズベク共和国に編入。
ぶはーりん
【ブハーリン】
◇Nikolai Ivanovich Bukharin
○[人]ソビエト連邦の政治家・経済学者・哲学者(1888〜1938)。
力学的・機械的な見地による均衡理論を唱えたが、機械論・
右翼日和見主義として厳しく批判された。
スターリンと対立し、1934(昭和 9)キーロフ暗殺事件に連座
して処刑。
主著は1921(大正10)『史的唯物論』。
ぶーびー
【ブービー】
◇[英]booby
○(1)間抜け。
参照⇒ぶーびーとらっぷ(ブービー・トラップ)
○(2)最下位・ビリ。
○(3)(日本で)最下位から二番目。
ゴルフやボウリングなどでブービー賞(booby prize)を出す
ことから、意図的に最下位になることを防止するため、最下位
から二番目としたもの。
○(4)[鳥](英語で)カツオドリ(鰹鳥)。
ふーぴーくっしょん
【フーピークッション】
◇[英]Whoopee cushion
○⇒ぶーぶーくっしょん(ブーブークッション)
ふひと
【史】
◇[日]fuhito
○[歴]⇒ふびと(史)
ふびと
【史】
◇[日]fubito
○(1)[歴]大和政権に仕え、書を読み文書・記録など文筆業務
にたずさわった官人集団の呼称。渡来系の人が多かった。
○(2)[歴]その職名。
○(3)[歴](Fubito)古代の姓(カバネ)の一つ。職を世襲すること
が多かったので姓となったもの。
◎「ふみひと」の転で、「ふひと」とも呼ぶ。
阿知使主(アチノオミ)の子孫の東漢氏(ヤマトノアヤウジ)と、王仁(ワニ)の
子孫西文氏(カワチノフミウジ)は東西史(ヤマトカワチノフビト)と併称される。
ぶーびーとらっぷ
【ブービー・トラップ】
◇[英]booby trap
○(1)⇒まぬけおとし(間抜け落とし,間抜け落し)
○(2)[俗][軍]仕掛け爆弾。
参照⇒あいいーでぃ(IED),しーしーだぶりゅ(CCW)
ぶひぶひ
【ブヒブヒ】
○[擬音語]⇒ぶーぶー(ブーブー)(2)
ぶーびやーんとう《ぶーびやーんたう》
【ブービヤーン島】
◇[アラビア語]Jazirat Bubiyan、[英]Bubiyan Island
○[地]ペルシア湾奥、クウェート領の島。北部をイラクに隣接。
「ジャジラット・ブービヤーン」とも呼ぶ。
★ふひょう《ふへう》
【浮標】
○[海]
「ブイ(buoy)」とも呼ぶ。
◎灯浮標(旧:挂灯浮標):⇒とうふひょう(灯浮標)
ぶびょう《ぶべう》
【武廟】
◇[中]Wumiao
○⇒かんていびょう(関帝廟)
ふびょうどうじょうやく《ふびやすどうでうやく》
【不平等条約】
◇[英]nequal treaty
○二国間で締結された不平等な内容の条約。
強国が弱小国に対して優越的な立場を利用して強制的に締結
させた弱小国に不利益な条約。
参照⇒にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく(日米修好
通商条約)
◎領事裁判権:参照⇒りょうじさいばん(領事裁判)
治外法権。
★ふびらい
【フビライ】
【忽必烈】
【忽比烈】
◇Khubilai、[英]Kublai Khan、[中]Hubilie(忽必烈,忽比烈)
○[人]元の初代皇帝(1215〜1294)。在位:1260〜1294。廟号(ビョ
ウゴウ)は世祖(セイソ)。
ジンギス汗の孫、ツルイの次子、マング汗の弟。
「クビライ」,「クビライ汗(カン)」とも呼ぶ。
ぶひん
【部品】
◇[英]parts
○[機]機械・器具などの製品を組み立てるのに使われる個々の
物品。
「部分品」,「パーツ」とも呼ぶ。
◎再利用:参照⇒かにばらいず(カニバライズ)(3)
ふーぷ
【フープ】
◇[英]hoop
○(1)輪。桶(オケ)や樽(タル)のタガ(箍)・金輪。
○(2)子供が転(コロ)がして遊ぶ輪。
参照⇒ふらふーぷ(フラフープ)
○(3)[運]⇒らーと(ラート)
○(4)[運]バスケットボールのバスケットリング。
○(5)[運]球技クロッケーでボールを通過させる逆U字型の小門。
○(6)[服]スカートを張り広げる輪骨。
参照⇒ぱにえ(パニエ)(2),くりのりん(クリノリン)(2)
ふーぷー
【フープー】
◇[英]hoopoe
○[鳥](英語で)ヤツガシラ(戴勝)。
⇒やつがしら(ヤツガシラ,戴勝,八頭)
ぶふ
【ブフ】
◇[モンゴル語]bukh
○[運]モンゴルの伝統的な格闘技・相撲(スモウ)。
リング・土俵に相当するものはなく、相手の足裏以外の体の
部分を地面に着けると勝ちで、柔道に近い技が多い。
丈夫な皮または絹製の半袖上着「ゾドグ(zodog,jodag)」とパ
ンツ「ショーダグ(shuudag)」、ブーツ「ゴタル(gutul)」を身に着
けて行う。
「モンゴル相撲([英]Mongolian wrestling)」とも呼ぶ。
参照⇒なーだむさい(ナーダム祭)
◎中国語では「蒙古(手偏+「率」)交(Menggu shuaijiao)」。
ぶぶ
【ぶぶ】
○[京阪方言]茶または飲む湯。
「おぶう」とも呼ぶ。
◎「ぶーぶーと吹き冷ます」の意味で、もとは幼児語・女性語だ
が商売人が挨拶(アイサツ)言葉で多用して一般化。
京都で「ぶぶ(またはおぶう)をいかがですか」と言われたら、
「そろそろお引取りください」の意味。
参照⇒ぶぶあられ(ぶぶられ,ぶぶ霰)
◎ぶぶ漬:お茶漬。
ぶーぶ
【ブーブ】
○[幼児語]自動車。
⇒じどうしゃ(自動車)
ぶーぶー
【ブーブー】
○(1)[幼児語]自動車。
⇒じどうしゃ(自動車)
○(2)[擬音語]ブタ(豚)の鳴き声。
「ブヒブヒ」とも呼ぶ。
○(3)屁(ヘ)の擬声語(ギセイゴ)。
参照⇒ぶーぶーくっしょん(ブーブークッション)
◎不満などの擬声語は「ぶうぶう」。
ぶぶあられ
【ぶぶられ】
【ぶぶ霰】
○[食]お茶漬(ぶぶ漬)用の小さな霰菓子。
主にモチ米の糒(ホシイ)に醤油(ショウユ)を合えて焼いたもの。
参照⇒あられ(霰)(3)
ぷふぁるつ
【プファルツ】
◇Pfalz
○[歴]⇒ふぁるつ(ファルツ)
ぷふぃるじひ
【プフィルジヒ】
◇[独]Pfirsich
○[植](ドイツ語で)モモ(桃)・モモの実。
⇒もも(モモ,桃)
ぷふぇっふぁー
【プフェッファー】
◇[独]Pfeffer
○(ドイツ語で)コショウ(胡椒)。
⇒こしょう(コショウ,胡椒)
ふぶき
【吹雪】
【乱吹】
○(1)[気]強い風を伴った降雪。また、地上の積雪も舞い上が
り、非常に視程(シテイ)が悪くなる気象状態。
参照⇒ぶりざーど(ブリザード)
◎冬の季語。
○(2)[気]強い風に吹かれて地上の積雪が乱れ飛ぶこと。また、
その雪。
○(3)はげしく散るもののたとえ。
◎花吹雪,紙吹雪
○(4)白髪(シラガ)まじりの乱れた頭髪(トウハツ)。
○(5)抹茶(マッチャ)を入れておく器(ウツワ)の形。中次(ナカツギ)より
蓋(フタ)が浅く、肩と裾に面がとってあるもの。
○(6)[料]⇒ふぶきどうふ(吹雪豆腐)
ふぶきづき
【吹雪月】
○[暦]陰暦五月の別称。
◎五月ころに咲くウツギ(空木)の白い花を吹雪に見立てて呼ん
だもの。
ふぶきどうふ
【吹雪豆腐】
○[料]ふるい(篩)で裏漉(ウラゴ)ししたトウフ。
一度水にとって、御澄ましなどに入れる。
単に「ふぶき(吹雪)」とも呼ぶ。
ぶーぶーくっしょん
【ブーブークッション】
◇[英]Boo Boo cushion
○押すとブーという屁に似た音が鳴る、平たいゴム風船状の玩
具。
椅子のクッションなどの下に隠し入れて、なにも知らない人
に座らせて音を出させて遊ぶもの。
「プープークッション(Poo Poo cushion)」,「フーピークッショ
ン(Whoopee cushion)」とも呼ぶ。
ぷーぷーくっしょん
【プープークッション】
◇[英]Poo Poo cushion
○⇒ぶーぶーくっしょん(ブーブークッション)
ぷぷさ
【ププサ】
◇pupusa
○[料]トウモロコシの粉で作る、エルサルバドルの名物料理。
粉をこねた生地で豆・チーズ・肉などを包み、平らにして鉄
板で焼いたもの。
参照⇒とるてぃーりゃ(トルティーリャ)
ぶぶぜら
【ブブゼラ】
◇vuvuzela
○[楽]南アフリカの長さ60〜65センチメートルくらいの笛。
低く大きな音がし、3キロメートル先でも聞こえるという。
もとはウシ科(Bovidae)のクーズー(kudu)の角笛だが、多く
はプラスチック製。
◎1990年代から南アフリカのサッカー応援団が使用し始める。
2010(平成22)FIFAワールドカップで観客が応援に使用し
著名となる。
ぶーぶちゅーぶ
【ブーブチューブ】
◇[英]boob tube
○(1)[俗](アメリカ・カナダなどで)テレビ。
◎「間抜け者(boob)のブラウン管(tube)」の意味。
「チューブ」だけでも「テレビ」を意味する。
○(2)[俗](イギリス・オーストラリアなどで)チューブトップ
(tube top)の別称。
⇒ちゅーぶとっぷ(チューブトップ)
◎「ブーブーズ(boobs)」は「(女性の)乳房」の俗語。
ぷぷづけ
【ぶぶ漬】
○[京阪方言]お茶漬。
参照⇒ぶぶ(ぶぶ)
★ふふつせんそう《ふふつせんさう》
【普仏戦争】
◇[独]Preussisch-Franzoesischer Krieg、[英]the Franco-
Prussian War
○[歴]1870〜1871(明治 3〜明治 4)のプロイセンとフランスと
の戦争。
スペイン王位継承問題を直接の契機として、プロイセンを主
とするドイツ諸邦とフランスとの間に起った。ビスマルク(Ot-
to Bismarck)の巧妙な策略によりプロイセンは破竹の勢いでフ
ランスに侵入、ナポレオン三世(Napoleon III)の軍は1870. 9.
2セダン城でプロイセン軍に降伏。フランスの第二帝政は崩壊、
共和国国防政府が成立して抗戦が続けられた。
パリ開城直前、1871. 1.プロイセン王ウィルヘルム一世(Wil-
helm I)がパリ郊外のベルサイユ宮殿でドイツ皇帝に即位、ド
イツ統一が達成された。
3月パリ・コミューン(Commune de Paris)が結成されたが5
月には崩壊。
チエール(Marie Joseph Louis Adolphe Thiers)を首班とす
るフランス新政府は、フランクフルト条約でアルザス・ロレー
ヌ2州の大部分を割譲、賠償金50億フランを支払うことになっ
た。
「独仏戦争(Deutsch-Franzoesischer Krieg)」とも呼ぶ。
◎「普」は「プロシア(普魯西)」、「仏」は「フランス(仏蘭西)」の意。
◎フランス新政府の全権はガンベッタ(Leon Gambetta)。
ぶふと
【ブフト】
◇[独]Bucht
○(ドイツ語で)湾・入り江。
◎大きな湾は「ゴルフ(Golf)」。
ぶふなー
【ブフナー】
◇Eduard Buchner
○[人]ドイツの生化学者(1860〜1917)。
1897(明治30)アルコール発酵は酵母細胞を必要としない「生
細胞なしの発酵」であることを発見し、その酵素をチマーゼ
(Zymase)と命名。
参照⇒ちまーぜ(チマーゼ)
ふふのーる
【フフノール】
◇[モンゴル語]Xox Nuur(青い海)
○[地]⇒せいかいこ(青海湖)(1)
ふふほと
【フフホト】
【呼和浩特】
◇[モンゴル語]Hohhot(青い城)、[中]Huhehaote
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)の中央部
にある区都・自治区直轄市(地級市)。
〈面積〉
約1万7,270平方キロメートル。
〈人口〉
1987(昭和62) 83万人。
1993(平成 5) 66万人。
1994(平成 6) 92万8,158人、144万4,880(都市域)。
2002(平成14)213万人(都市域)。
〈管轄4区〉
回民区(Huimin Qu)。
新城区(Xincheng Qu)。
玉泉区(Yuquan Qu)。
賽罕区(Saihan Qu)、旧:郊区(Jiao Qu)。
〈管轄1旗3県〉
トゥムド左旗(土默特左旗<Tumotezuo Qi>)。
トグト県(托克托県<Tuoketuo Xian>)。
コリンゴル県(和林格爾県<Helinge'er Xian>)。
武川県(Wuchuan Xian)。
◎16世紀半ばに帰化城(Guihua Cheng)(旧城)が建設。
18世紀半ばに旧城の北東に綏遠城(Suiyuan Cheng)(スイエンジョウ)
(新城)が築かれ、のち両城を合せ帰綏(Guisui)(キスイ)と呼ばれる。
日本の占領時代は厚和(Houhe)(コウワ)で、蒙古連盟自治政府の
首都。
1948(昭和23)帰綏市、設置。
1954(昭和29)フフホト市と改称。
参照⇒あるたんはん(アルタン・ハン)
ぶふるず
【ブフルズ】
◇Buhriz
○イラク中東部、ディヤーラ州(Muhafazat Diyala)の町。
北緯44.65°、東経33.71°の地。
首都バグダッド(Baghdad)の北東。
ぶぶんひん
【部分品】
◇[英]parts
○[機]⇒ぶひん(部品)
ぶぶんぶんか《ぶぶんぶんくわ》
【部分文化】
◇[英]subculture
○[社]⇒さぶかるちゃー(サブカルチャー)
ぶーへ
【ブーヘ】
◇[独]Buche(ブーホェ)
○[植](ドイツ語で)ブナ(山毛欅)。
⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
★ぶーべ
【ブーベ】
◇Joachim Bouvet
○[人]フランスのイエズス会宣教師(1656. 7.18〜1730. 6.28)。
中国名は白進(ハク・シン;[中]Bai Jin;[フ]Petsin)。
フランスのル・マン(Le Mans)生れ。
北京で客死。
「ブーヴェ」とも呼ぶ。
◎没年は1732年とも。
[1]ぷぺ
【プペ】
◇[独]Puppe
○(ドイツ語で)人形。
⇒にんぎょう(人形)
[2]ぷぺ
【プペ】
◇[フ]poupee
○(フランス語で)人形。
⇒にんぎょう(人形)
ふーぺい
【フーペイ】
【湖北】
◇[中]Hubei
○⇒こほくしょう(湖北省)
ふへき
【扶壁】
◇[英]parapet
○[建]⇒ぱらぺっと(パラペット)(1)
ふべるつすべるくきゅうでん
【フベルツスブルク宮殿】
◇[独]Schloss Hubertusburg、[英]Hubertusburg Palace
○ドイツ東部、ザクセン州(Bundesland Sachsen)北西部のライ
プチヒ(Leipzig)近郊のベルムスドルフ(Wermsdorf)にある宮殿
(Schloss)。
「フベルツスブルク城」,「フベルトゥスブルク宮殿」,「フベル
トゥスブルク城」とも呼ぶ。
ふべるつすべるくじょう《ふべるつすべるくじやう》
【フベルツスブルク城】
◇[独]Schloss Hubertusburg、[英]Hubertusburg Palace
○⇒ふべるつすべるくきゅうでん(フベルスツブルク宮殿)
★ふべるつすべるくじょうやく《ふべるつすべるくでうやく》
【フベルツスブルク条約】
◇[独]Frieden von Hubertusburg、[英]Treaty of Hubertus-
burg
○[歴]1763. 2.15(宝暦13)七年戦争(Seven Years' War)終結の
際し、プロイセン(ドイツ)とオーストリアとの間で結ばれた講
和条約。
ドイツのライプチヒ(Leipzig)近郊のフベルツスブルク宮殿
で締結。
シュレジエン(Schlesien)領有を再確認し、オーストリアの
ヨーゼフ二世(Joseph II)を神聖ローマ皇帝とすることを認め
る。
「フベルトゥスブルク条約」とも呼ぶ。
参照⇒しちねんせんそう(七年戦争)
ふべるとぅすべるくきゅうでん
【フベルトゥスブルク宮殿】
◇[独]Schloss Hubertusburg、[英]Hubertusburg Palace
○⇒ふべるつすべるくきゅうでん(フベルスツブルク宮殿)
ふべるとぅすべるくじょう《ふべるつすべるくじやう》
【フベルトゥスブルク城】
◇[独]Schloss Hubertusburg、[英]Hubertusburg Palace
○⇒ふべるつすべるくきゅうでん(フベルスツブルク宮殿)
ふべるとぅすべるくじょうやく《ふべるつすべるくでうやく》
【フベルトゥスブルク条約】
◇[独]Frieden von Hubertusburg、[英]Treaty of Hubertus-
burg
○[歴]⇒ふべるつすべるくじょうやく(フベルツスブルク条約)
ぶーへんばるときょうせいしゅうようじょ
《ぶーへんばるときやうせいしうようじよ》
【ブーヘンバルト強制収容所】
◇[独]Konzentrationslager Buchenwald/KZ Buchenwald
○[歴]ドイツ中東部、チューリンゲン州(Bundesland Thuerin-
gen)中北部のワイマール(Weimar)近郊にあったナチスの強制収
容所。
◎1937〜1945(昭和12〜昭和20)約25万人のユダヤ人・政治犯が
収容され、5万人以上が強制労働・飢え・処刑などで犠牲となっ
た。
ふほう
【訃報】
○死んだという知らせ。
「訃告(フコク)」,「訃音(フイン)」,「訃信(フシン)」とも呼ぶ。
★ふほうしんにゅう《ふはふしんにふ》
【不法侵入】
◇[英]trespass
○
ふほうのはっそ《ふはふのはつそ》
【付法の八祖】
○[仏]⇒しんごんはっそ(真言八祖)(1)
★ふほうわしぼうさん《ふはうわしばうさん》
【不飽和脂肪酸】
◇[英]unsaturated fatty acid
○[生化]アルキル基(alkyl)(CnH2n+1)の中に不飽和結合をも
つ脂肪酸。
オレイン酸・リノール酸・リノレン酸など。
参照⇒しぼうさん(脂肪酸),ひっすしぼうさん(必須脂肪酸)
★ふぼん
【不犯】
○
★ふほんせん
【富本銭】
【富夲銭】
○[歴]
直径2.44センチ、厚さ約1.5ミリ、重さ4.25〜4.50グラム、
穴は約6ミリ。
穴の上下に「富」・「本」、両側には七曜をあらわす七つの星が
描かれている。
中国の唐の 621[推古29][武徳 4]開元通宝に酷似している。
◎1998. 8.(平成10)奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)の
飛鳥池遺跡中央部から33点の「富本銭」銅銭やその破片が発見さ
れる。
1999. 1.19(平成11)奈良国立文化財研究所は「富本銭」は「わ
が国最初の流通貨幣である可能性がきわめて高い」と発表。
それまでは平城京跡で2点、藤原京跡で2点、大阪の難波京
跡で1点が見つかっているだけで、年代測定ができず、まじな
い用の厭勝銭(エンショウセン)と見られていた。
1995(平成 7)群馬県藤岡市の上栗須(カミクリス)遺跡から出土し
た銅銭も奈良国立文化財研究所により富本銭と鑑定された。
◎中国唐代の文献「富民之本、在於食貨(民を富ませる本は食貨
にあり)」から。
◎『日本書紀』の 683[天武11. 4.15]の項に「銅銭を用いよ」と
ある。
[1]ぷーま
【プーマ】
◇[独]Puma
○[動]⇒ぴゅーま(ピューマ)
[2]ぷーま
【プーマ】
◇[登録商標]PUMA
○(1)[経](PUMA AG)ドイツの大手スポーツ用品会社。
○(2)[経]その製品ブランド名。
ふーまい
【フーマイ】
【呼麦】
◇[中]humai
○[楽]⇒ほーみー(ホーミー)
★ぶーましーけんす
【ブーマシーケンス】
【ブーマ・シーケンス】
◇[英]Bouma sequence
○[地]一連の規則的な内部堆積構造。
参照⇒[2]ふりっしゅ(フりッシュ)
★ふまーゆーん
【フマーユーン】
◇Muhammad Humayun
○[人]インドのムガール帝国第2代の皇帝(1508〜1556)。在位
:1530〜1556。バーブル(Babur)の子、アクバル(Akbar)の父。
ふまりーお
【フマリーオ】
◇[伊](男性形)fumario/(女性形)fumaria(フマーリア)
○[形](イタリア語で)煙の・煙突の。
ふまろーら
【フューマロール】
◇[伊]fumarola
○[地](イタリア語で)噴気孔。
⇒ふんきこう(噴気孔)
ふまろーる
【フマロール】
◇[英]fumarole
○[地]⇒ふんきこう(噴気孔)
ふーみー
【フーミー】
◇[モンゴル語]khoomii/khoomij
○[楽]⇒ほーみー(ホーミー)
ふみいし
【踏み石】
【踏石】
○(1)[建]([英]stepping stone)茶室や玄関などの出入り口に
ある、靴や下駄(ゲタ)を履(ハ)いたり、脱(ヌ)いだり、また脱い
だ履物(ハキモノ)を置いておく平らな石。
○(2)⇒とびいし(飛び石,飛石)(1)
★ふみいた
【踏み板】
【踏板】
○()
○()[建]階段の段板。
参照⇒ふみづら(踏み面,踏面)
○()牛車(ギッシャ)の部分の名称。
⇒まえいた(前板)(2)
○()⇒けいだん(刑壇)(2)
ふみうす
【踏み臼】
【踏臼】
○唐臼の別称。
⇒からうす(唐臼,碓)(1)
ふみかーど
【ふみカード】
○[歴][通]郵便局で切手・はがき購入などの郵便料金支払いに
使えるプリペイドカード。
◎1989(平成元)500円・1,000円・3,000円の3種類を発売。
2003. 3.(平成15)発売を中止。
2005.11.14(平成17)日本郵政公社、2006. 3.郵便局窓口利用
を停止すると発表。
ふみだい
【踏み台】
【踏台】
○(1)高い所の物を取ったり、高い所へ上るために使用する、
足場とする台。
「くらかけ(鞍掛,鞍懸)」とも呼ぶ。
参照⇒くらかけ(鞍掛,鞍懸),きゃたつ(脚立,脚榻)
○(2)(転じて)ある目的を達するため、足掛かりとして一時利
用するもの。
◎人を踏み台にして出世する
ふみづき
【文月】
○[暦]陰暦七月(7月)のこと。
「ふづき(文月)」,「孟秋(モウシュウ)」,「初秋(ショシュウ)」とも呼ぶ。
◎秋の季語。
ふみづら
【踏み面】
【踏面】
◇[日]fumizura/fumidura/fumi-zura
○(1)[建]階段の踏み板の上面・足で踏む面。
○(2)[建](特に)その前縁から後縁までの幅。または、前縁か
ら上段の踏み板の前縁までの水平幅。
建築基準法では住宅用で15センチメートル以上。
◎一段の高さは「けあげ(蹴上げ,蹴上)」。
ぶみぷとら
【ブミプトラ】
◇Bumiputra(土地の子)
○マレーシアのマレー系と先住民。
経済的に豊かな中国系やインド系に対して用いられる。
◎1971(昭和46)新経済政策でブミプトラ優遇を打ち出す。
★ふみんしょう《ふみんしやう》
【不眠症】
◇[日]fumin sho
○[病]慢性的に十分な睡眠ができない状態が続いている状態。
◎英語:インソムニア(insomnia)。
中国語:失眠症(shimianzheng)。
ふむす
【フムス】
◇hummus/humus/hommos
○[食]すり潰(ツブ)した「ひよこ豆」に油やレモン果汁・ニンニ
クなどを加えてペースト状にしたディップ(dip)。
西アジアの地中海沿岸(中東)地方の料理。
英語読みで「ハマス」とも呼ぶ。
参照⇒ひよこまめ(ヒヨコマメ,ひよこ豆,雛豆)
◎ヒューマス([英]humus):⇒ふしょくど(腐植土)
ふーめい
【フーメイ】
◇[モンゴル語]khoomei
○[楽]⇒ほーみー(ホーミー)
ぶーめらん
【ブーメラン】
◇boomerang
○オーストラリアのアボリジニ(原住民)が狩猟や戦闘に用いる、
「く」の字形の木製の飛び道具。
投げると回転しながら大きな弧を描いて飛び、投げた人の方
角と違う方向から獲物に当たるもの。当たらなかった場合は回
転したまま投げた人のもとに戻ってくる。
現在では「Y」の字形のものやプラスチック製などのものも作
られている。
ふめりにつき
【フメリニツキ】
◇Khmelnytskyi/Khmelnytskiy/Khmelnytskyy
○(1)(Khmelnytskyi Oblast)⇒ふめりにつきしゅう(フメリニ
ツキ州)
○(2)ウクライナ西部、フメリニツキ州中央部にある州都。
ふめりにつきしゅう《ふめりにつきしう》
【フメリニツキ州】
◇Khmelnytskyi Oblast
○ウクライナ西部の州。
州都はフメリニツキ(Khmelnytskyi)。
◎1981(昭和56)フメリニツキー原発1号機、稼動。
1985(昭和60)フメリニツキー原発2号機、稼動。
1986(昭和61)フメリニツキー原発3号機、稼動。
1987(昭和62)フメリニツキー原発4号機、稼動。
2004. 8. 8(平成16)第2フメリニツキー原発(ロシア製加圧
水型軽水炉)、稼動。
ふもうちたい
【不毛地帯】
○[文]山崎豊子の小説。
戦後の総合商社と政界との闇を描く。
◎モデルは伊藤忠商事会長の瀬島龍三(セジマ・リュウゾウ)(1911〜
2007)。
ふもーる
【フモール】
◇[独]Humor
○⇒ゆーもあ(ユーモア)
ふもれすけ
【フモレスケ】
◇[独]Humoreske、[フ]humoresque
○[楽]⇒ゆーもれすく(ユーモレスク)
ぷもん
【プモン】
◇[フ]poumon
○[医](フランス語で)肺・肺臓(ハイゾウ)。
⇒はい(肺)(1)
ふもんかん《ふもんくわん》
【普門館】
○東京都杉並区にある音楽ホール。
ふやじょう《ふやじやう》
【不夜城】
○(1)[歴]([中]Buye Cheng)中国漢代、山東省(Shandong Sheng)
(サントウショウ)東莱郡(Donglai Jun)(トウライグン)不夜県(Buye Xian)に
あった城の名。現在の山東半島東端の栄城市(栄成市)(Rong-
cheng Shi)付近。
夜も太陽が照らしていて明るかったという。
○(2)[国]灯火やネオンなどが輝いて、夜でも昼のように明る
く、にぎやかな場所。繁華街・歓楽街など。
○(3)(特に)遊郭(ユウカク)。
ぶーやちょう《ぶーやてう》
【ブーヤ朝】
◇[英]Buyid Dynasty
○[歴]⇒ぶわいふちょう(ブワイフ朝)
ふゆいちご
【フユイチゴ】
【冬苺】
◇[学]Rubus buergeri
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)の
常緑小低木。
茎はつる(蔓)性で、全体に褐色の軟毛が密生し、まばらにト
ゲ(刺)がある。葉は有柄で互生し、円心形で浅く三〜五裂し、
縁には細鋸歯がある。
6〜7月ころ、葉のつけ根に白色の小さな五弁花を5〜10個
つける。果実は球形で、冬に赤く熟し、食べられる。
長い匍匐枝を出し、先端に新芽を出して殖(フ)える。
本州の福島県以西・四国・九州の山中の林内に自生。
「カンイチゴ(寒苺)」,「トキシラズ(時知らず,時不知)」とも呼ぶ。
◎冬の季語。
ふゆうがき《ふいうがき》
【富有柿】
○[農]甘柿(アマガキ)の栽培品種の一つ。岐阜県本巣郡(モトスグン)
原産。
果実はやや扁平(ヘンペイ)で、皮は朱紅色、肉は鮭肉色。
果肉に渋み(タンニン)が不溶性になった斑点があり、甘味が
強い。
北海道・東北を除く各地で栽培されている。
「ふゆがき(富有柿)」とも呼ぶ。
◎江戸後期から栽培されているが、名称は明治期なってから。
ふゆうせいぶつ《ふいうせいぶつ》
【浮遊生物】
◇[英]plankton
○[生]プランクトンの別称。
⇒ぷらんくとん(プランクトン)
ふゆうりゅうしじょうぶっしつ《ふいうりふしじやうぶつしつ》
【浮遊粒子状物質】
◇[英]Suspended Particulate Matter
○大気中に浮遊している粉塵(フンジン)のうち、粒径が10μm以下
のもの。
巻き上げられた土ぼこりなども含むが、約70%は人為起源の
粒子といわれ、大気汚染の原因となっている。
工場・事業所などから排出される煤塵(バイジン)・硫黄酸化物
・窒素酸化物などや、ディーゼル自動車が排出する黒煙・未燃
焼燃料・硫黄化合物などのディーゼル排気微粒子(DEP)など
のほか、これらが光化学反応を起こしてできる2次生成粒子も
ある。
大気中に長時間漂い肺の奥まで届くため、喘息(ゼンソク)など
の呼吸器系疾患の原因ともなっている。
「SPM」とも呼ぶ。
参照⇒もっぐ(スモッグ),のっくす(NOx),
◎2.5μm以下は微小粒子状物質(PM2.5)と呼ばれ、その排
出源の大半はディーゼル自動車とみられている。
参照⇒でぃいーぴー(DEP)
◎2003.10. 1(平成15)東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の1
都3県(イットサンケン)でディーゼル規制条例が始まる。
★ふゆうれい《ふいうれい》
【浮遊霊】
◇[英]restless soul
○
⇔じばくれい(地縛霊)
ふゆおうぎ《ふゆあふぎ》
【冬扇】
○⇒おうぎ(扇)(2)
ふゆがき
【富有柿】
○[農]⇒ふゆうがき(富有柿)
ふゆがくるまえに《ふゆがくるまへに》
【冬が来る前に】
○[楽]後藤悦治朗作詞、浦野直作曲の歌謡曲。
歌は紙ふうせん。
◎1977.11.(昭和52)。
ふゆぎ
【冬葱】
○[農]⇒わけぎ(ワケギ,分葱,冬葱)
ふゆきゃべつ
【冬キャベツ】
○[農]⇒きゃべつ(キャベツ)
ふゅーぐ
【フューグ】
◇[英]fugue
○[楽]⇒[1]ふーが(フーガ)
ふゆげしき
【冬景色】
○[楽]作詞・作曲者不詳の文部省唱歌。
参照⇒つがるかいきょうふゆげしき(津軽海峡冬景色)
◎1933(昭和 8)発行の『新訂尋常小学唱歌/第五学年用』に収
録。
ふゆざれ
【冬ざれ】
○冬、草木が枯れて荒れさびれた様子(ヨウス)。また、その季節
・時季。冬のさなか・真冬(マフユ)。
◎冬の季語。
与謝蕪村(ヨサ・ブソン):冬ざれや小鳥のあさる韮畠(ニラバタケ)。
ふゅーされいど
【フューサレイド】
◇[英]fusillade
○[軍](英語で)一斉射撃。
⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
ふゅーざれいど
【フューザレイド】
◇[英]fusillade
○[軍](英語で)一斉射撃。
⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
ふゆざれたまち
【冬ざれた街】
○[楽]五輪真弓(イツワ・マユミ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌も五輪真弓。
◎1974. 3.21(昭和49)発売。
◎「冬ざれた」は誤用。
ふゅしす
【フュシス】
◇[希]physis
○[哲]⇒ぴゅしす(ピュシス)
★ふゆしょうぐん《ふゆしやうぐん》
【冬将軍】
◇[英]General Winter/Jack Frost
○[俗][気]
◎ナポレオンがモスクワの厳寒に悩まされて敗北し、軍事行動
に影響を与えた史実から。
[1]ふゅーじょん
【フュージョン】
◇[英]fusion
○(1)溶解・融合。
○(2)連合・合同。
○(3)[楽]異なるジャンルの音楽を融合させた新しい音楽。
「クロスオーバー(crossover)」とも呼ぶ。
◎ジャズとロック、ジャズとソウルなど。
[2]ふゅーじょん
【フュージョン】
◇[登録商標]Fusion
○[交]ホンダ(本田技研工業)のスクーター。
ふゅーじょんこみゅにけーしょんず
【フュージョン・コミュニケーションズ】
◇[英]Fusion Communications
○[経][通]日商岩井系のIP電話会社。
本社は東京都千代田区。
会社識別番号は0037。
参照⇒あいぴーでんわ(IP電話)
◎2001(平成13)固定電話回線網の長距離部分をIP化したIP
電話を全国一律3分20円で開業。
2003.10.31(平成15)19億5,000万円の増資内5億円を東京電
力系の通信会社パワードコムが引き受け、出資比率2.71%の新
規株主になったと発表。
2004. 2.27(平成16)パワードコムと固定電話事業を統合し、
7月1日に新会社を設立することで基本合意と発表。
2007(平成19)楽天、東京電力から買収。
ふゅーず
【フューズ】
◇[英]fuse
○⇒[1]ひゅーず(ヒューズ)
ふゆたけ
【フユタケ】
【冬茸】
○[植]⇒えのきたけ(エノキタケ,榎茸)
ふゅーだりずむ
【フューダリズム】
◇[英]feudalism
○[歴]封建制度・封建主義。
◎フュード(fued):封土(ホウド)。
ふゅーちゃー
【フューチャー】
◇[英]future
○(1)未来・将来。
「フューチュア」とも呼ぶ。
○(2)[言]未来・未来形。
「フューチュア」とも呼ぶ。
◎過去:パスト(past)。
現在:プレゼント(present)。
○(3)[経]先物・先物契約・先物売買。
「フューチュア」とも呼ぶ。
◎「ファニチャー(furniture)」は「家具」。
ふゅーちゅあ
【フューチュア】
◇[英]future
○⇒ふゅーちゃー(フューチャー)
ふゅちゅーる
【フュテュール】
◇[フ]futur、[英]future
○(1)[形](フランス語で)未来の、将来の。
○(2)[名](フランス語で)未来・将来。
[1]ふゅーど
【フュード】
◇[英]fued
○2族・2家族間などで、長年にわたる不和・反目・確執(カクシ
ツ)。
[2]ふゅーど
【フュード】
◇[英]fued
○[歴]封建時代(fuedal age)、領主(lord)が家臣(vassal)に授
けた領土・封土(ホウド)。
◎フューダリズム(feudalism):封建制度・封建主義。
ふゆな
【フユナ】
【冬菜】
○(1)[植][農]白菜・水菜・小松菜・唐菜など、野菜の少ない
冬に出回る葉菜(ヨウサイ)の総称。
◎冬の季語。
○(2)[植][農]トウナ(唐菜)の別称。
⇒とうな(トウナ,唐菜)
ふゆねぎ
【冬葱】
○[農]⇒わけぎ(ワケギ,分葱,冬葱)
ふゆのいなずま《ふゆのいなづま》
【冬の稲妻】
○[楽]谷村新司作詞、堀内孝雄作曲の歌謡曲。
歌はアリス。
◎1977.10.(昭和52)発売。
ふゆのいろ
【冬の色】
○[楽]千家和也作詞、都倉俊一(トクラ・シュンイチ)作曲の歌謡曲。
歌は山口百恵。
◎1974.12.(昭和49)レコード発売。
ふゆのよ
【冬の夜】
○[楽]1912(大正元)『尋常小学唱歌第三学年用』にある文部省
唱歌。作詞・作曲者は不詳。
ふゆのりヴぃえら
【冬のリヴィエラ】
○[楽]松本隆作詞、大瀧詠一作曲の歌謡曲。
歌は森進一。
◎1982.11.(昭和57)発売。
ふゆび
【冬日】
○(1)冬の太陽・冬の日光・冬の日差し。
○(2)[気]([英]winter day)一日の最低気温が氷点下の日。
◎最高気温が氷点下の日は真冬日という。
ふゆびより
【冬日和】
○(1)冬の穏やかに晴れた日。
参照⇒こはるびより(小春日和)
◎冬の季語。
○(2)冬の天気・冬の空模様。
ぷゆまぞく
【プユマ族】
◇Puyuma
○⇒ぴぬゆまやん(ピヌユマヤン)
ふゅまろーる
【フュマロール】
◇[英]fumarole
○[地(英語で)噴気孔。
⇒ふんきこう(噴気孔)
ふゅーまろーる
【フューマロール】
◇[英]fumarole
○[地](英語で)噴気孔。
⇒ふんきこう(噴気孔)
ふゆめ
【冬芽】
○[植]⇒とうが(冬芽)
◎冬の季語。
ふゅーらー
【フューラー】
◇[独]Fuehrer und Reichskanzler
○[歴]⇒そうとう(総統)(3)
ふゅーらだん
【フューラダン】
◇[商品名]Furadan
○[農]殺虫剤カーボフラン(carbofuran)の商品名の一つ。
参照⇒かーぼふらん(カーボフラン)
ふよ
【夫余】
【扶余】
◇[朝]Buyo/Puyo、[中]Fuyu
○(1)[歴]古代のツングース系の一民族。狩猟農耕民。
中国東北地方北部から朝鮮北部にかけて居住し、夫余国を建
国。
参照⇒かいはく(穢貊)
○(2)[歴]ツングース系の夫余族が建てた国。
紀元前1世紀〜5世紀、中国東北地方北部(東満州)から朝鮮
北部にかけて領土を持ち、1〜3世紀中ころが全盛期。仏教中
心の文化が栄えた。
5世紀末に鮮卑(センピ)と支族高句麗(コウクリ)に圧迫されて衰え、
494年に勿吉(モッキツ)に滅ぼされた。
○(3)⇒ふよぐん(扶余郡)
ぷよ
【プヨ】
【扶余】
◇[朝]Buyo
○⇒ふよぐん(扶余郡)
ふよう《ふやう》
【扶養】
○たすけ養うこと。
◎扶養家族,扶養義務,扶養控除
◎直系血族と兄弟姉妹は互いに扶養する義務がある。また3等
親(伯叔父母と甥姪との間)であっても家庭裁判所が必要と認め
る場合がある。
◇「扶」は「扶(タス)ける」の意味。
ふようきかん《ふようきくわん》
【不用器官】
◇[英]vestigial organs
○[生]⇒こんせききかん(痕跡器官)
★ふようぐるーぷ
【芙蓉グループ】
○[経]第二次世界大戦後に、富士銀行(現:みずほコーポレート
銀行)を中心としてグループ化した企業。
安田・根津・日産・浅野・大倉・大建産業・森などの旧財閥
・コンツェルンと富士銀行の融資系列の寄り合い所帯。
キャノン・大成建設(大倉系)・丸紅・沖電気工業・東武鉄道
など、また日立や日産は別グループも形成している。
29社の社長会・芙蓉会は1966(昭和41)年から。
★ふようせいしょくもつせんい《ふようせいしよくもつせんゐ》
【不溶性食物繊維】
◇[英]insoluble dietary fiber
○[食]
セルロース(cellulose)・ヘミセルロース(hemicellulose)の
など。
参照⇒しょくもつせんい(食物繊維),へみせるろーす(ヘミセ
ルロース)
ふようど《ふえふど》
【腐葉土】
◇[英]leaf mold/leaf soil
○[農]落ち葉が積み重なり、腐(クサ)ってできたやわらかな土。
肥料分に富み、空気の流通・保水・排水が良く、園芸に用い
る。
参照⇒らくようそう(落葉層),ふしょくど(腐植土)
ふようのま
【芙蓉の間】
【芙蓉間】
○[歴]江戸城本丸(ホンマル)の一室。
老中・若年寄・大目付(オオメツケ)・目付・寺社奉行・町奉行・
勘定奉行・外国奉行・作事奉行などの役高三千石以上の役人が
詰める座敷(ザシキ)で、城中での席次をも表す。
襖(フスマ)に芙蓉と小鳥が描かれていた。
◎芙蓉間詰
ふよぐん
【扶余郡】
◇[朝]Buyo-gun
○朝鮮半島西部、韓国北西部の忠清南道(Chungchong-nam-do)
(チュウセイナンドウ)西南部にある錦江(キンコウ)(Kumgang)左岸の郡。
百済(クダラ)後期( 538〜 660)の都泗ヒ(*)(シヒ)のあった地で、
半月城(百済の都城)・百済王陵などの古跡が多い。
「プヨ郡(扶余郡)」とも呼ぶ。
(*)「ヒ」:「(三水偏+「比」)」。
〈面積〉
624.92平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9万5,213人(1月1日現在)。
ぷよぐん
【プヨ郡】
【扶余郡】
◇[朝]Buyo-gun
○⇒ふよぐん(扶余郡)
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