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                    PDD図書館管理番号       0001.0078.7000.23

                 百   科   辞   書    《ふく》     編集:獨  澄旻

-------- ふく --------------------------------------------------
ふく
	【フク】
	【河豚】
	○[魚]⇒ふぐ(フグ,河豚)
★ふく
	【服】
	○[服]
	◎服を着る,服を脱ぐ
	◎平服:⇒へいふく(平服)
	 制服(ユニフォーム):⇒せいふく(制服)
	 私服:⇒しふく(私服)
	 民族服:⇒みんぞくいしょう(民族衣装)
	 :⇒
★ふぐ
	【フグ】
	【河豚】
	◇[中]hetun(河豚)、[英]globefish
	○[魚]フグ目(Tetraodontiformes)の硬骨魚の総称。
	 セビレ(背鰭)は小さく、ハラビレ(腹鰭)はない。
	 ウロコ(鱗)を欠き、体表は粘液に覆(オオ)われ、外敵に襲われ
	るなどで驚くと腹部を膨らませるものも多い。特に水面では空
	気を吸い込み、腹を著しく膨張させる。
	 主に海産で、中国には淡水産もいる。
	 西日本では「ふく」とも呼ぶ。
	 参照⇒かいきょうかん(海響館)
	〈主な科〉
	 フグ科(Tetraodontidae)。
	 ハリセンボン科(Diodontidae)。
	 イトマキフグ科(Aracanidae)。
	 ハコフグ科(Ostraciidae)。
	◎虎(トラ)河豚:⇒とらふぐ(トラフグ,虎河豚)
	 河豚毒:⇒てとろどときしん(テトロドトキシン)
	 河豚料理の別称は「鉄砲」。
	 丸フグ:⇒まるふぐ(丸フグ,丸河豚)
	 身欠きフグ:⇒みがきふぐ(身欠きフグ,身欠き河豚,身欠フ
	グ,身欠河豚)
	 河豚提灯(チョウチン):⇒ふぐちょうちん(河豚提灯)
	 フグ目:⇒ふぐもく(フグ目,河豚目)
	◎「鰒(フク,アワビ)」とも書く。
	 「河豚」は「ブタ(豚)のように美味しい魚」という意味。
ふくい《ふくゐ》
	【福井】
	◇[日]Fukui
	○(1)⇒ふくいけん(福井県)
	○(2)⇒ふくいし(福井市)
	○(3)[歴]⇒ふくいはん(福井藩)
ふくいいかだいがく《ふくゐいくわだいがく》
	【福井医科大学】
	○[歴][教]福井県吉田郡(ヨシダグン)松岡町(マツオカチョウ)に本部を置
	く国立大学。
	◎1978(昭和53)設立。
	 2003.10. 1(平成15)福井大学に統合。
ふくいおおじしん《ふくゐおほぢしん》
	【福井大地震】
	○[歴][地]1948. 6.28(昭和23)16:13ころ、福井平野に発生し
	たマグニチュード7.3の大地震。
	 死者3,892人、家屋全壊3万5,420、半壊1万1,816。各地で火
	災が発生し、焼失家屋3,851戸。
	 福井市はほぼ全滅。
ふくいけん《ふくゐけん》
	【福井県】
	◇[日]Fukui Ken
	○本州の中部地方西部、日本海岸の県。
	 県庁所在地は福井市。
	〈面積〉
	 1978(昭和53)4,189.18平方キロメートル。
	 1980(昭和55)4,188.38平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)77万4,000人。
	 1980(昭和55)79万4,363人。
	 1995(平成 7)82万7,062人。
	◎県花はスイセン、県鳥はツグミ、県木はマツ。
ふくいし《ふくゐし》
	【福井市】
	◇[日]Fukui Shi
	○福井県北東部の市。県庁所在地。
	 旧称は「北ノ庄」。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)279平方キロメートル。
	 340.60平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)23万1,000人。
	 1980(昭和55)24万0,964人。
	 1995(平成 7)25万5,601人。
	◎もと一条院領足羽御厨の北庄。
	 戦国時代、朝倉氏の領有。
	 1575(天正 3)柴田勝家が入府・築城。
	 江戸時代、福井藩松平氏30万石の城下町。
	 1889(明治22)市制施行。
	 1951(昭和26)西藤島村を編入。
	 1954(昭和29)社村・西安居村を編入。
	 1955(昭和30)中藤島村を編入。
	 1957(昭和32)河合村・麻生津村と、大安寺村の一部を編入。
	 1959(昭和34)国見村を編入。
	 1961(昭和36)藤岡村を編入。
	 1963(昭和38)殿下村を編入。
	 1967(昭和42)川西町・森田町を編入。
	 1971(昭和46)足羽(アスワ)町を編入。
	 2006. 2. 1(平成18)足羽郡(アスワグン)美山町(ミヤマチョウ)と丹生郡
	(ニュウグン)の越廼村(コシノムラ)・清水町(シミズチョウ)の2町1村を編入。
ふくいだいがく《ふくゐだいがく》
	【福井大学】
	○[教]福井県福井市に本部を置く国立大学。
	◎1923(大正12)福井工専として設立。
	 1949(昭和24)師範系の学校と合併して新制大学の福井大学と
	なる。
	 2003.10. 1(平成15)福井医科大学と統合。
★ふくいはん《ふくゐはん》
	【福井藩】
	◇[日]Fukui Han
	○[歴]松平氏30万石。
	◎1624(寛永元)松平忠昌が受封し、北ノ庄から福井と改称。
	 1661(寛文元)藩札を発行。
★ふくいん《ふくゐん》
	【復員】
	◇[英]demobilization/repatriation(リパトリエーション)
	○[軍]
	 ⇔どういん(動員)
	 参照⇒ふくいんしょう(復員省),だもい(ダモイ)
	◎復員軍人
ふくいん
	【福音】
	○(1)(gospel)よい知らせ。
	○(2)[宗](the gospel)キリストが説いた、神の王国と救いに
	関するよい便(タヨ)り。
	 「ゴスペル」,「エバンジェル(Evangel)」,「イバンジェル」とも
	呼ぶ。
	◎フランス語:エバジル(evangile)。
	 ドイツ語:エバンゲリウム(Evangelium)。
	 スペイン語:エバンヘリオ(evangelio)。
	 イタリア語:パンジェーロ(vangelo)。
	 中国語:福音(fuyin)。
	○(3)[聖](Gospels)福音書。
	 ⇒ふくいんしょ(福音書)
ふくいんしょ
	【福音書】
	◇[英]Gospels/evangel(イバンジェル)
	○[聖]『新約聖書』の中で、イエス・キリストの生涯と言行・
	教えを記録した文書。
	 イエス・キリストの弟子のマタイ([羅]Matthaeus)・マルコ
	([羅]Marcus)・ルカ([羅]Lukas)・ヨハネ([羅]Johannes)によ
	る四つの福音書(the Evangels)。
	 単に「福音」とも、「ゴスペル」,「エバンジェル」,「イバンジェ
	ル」とも呼ぶ。
	 参照⇒えばんじぇりすと(エバンジェリスト)(1)
	◎外典(Apocrypha)には「第五の福音書(The Fifth Gospel)」と
	も呼ばれる『トマスの福音書(Gospel of Thomas)』や、『ユダ
	の福音書([英]Gospel of Judas)』などがある。
	 参照⇒ゆだのふくいんしょ(ユダの福音書)
ふくいんしょう《ふくゐんしやう》
	【復員省】
	○[歴]第二次世界大戦後、将兵の復員を管轄した政府機関。
	 1945.12. 1(昭和20)陸軍省は第一復員省に、海軍省は第二復
	員省に改組。
	 1946. 6.15(昭和21)第一復員省・第二復員省、廃止。
	◎第一復員省、GHQ(連合国軍総司令部)の指示で陸軍関係者
	からソ連情報の極秘書類などを収集し、また聞き取り文書を作
	成して、GHQに提供していた。
ふくうけんさくかんのん《ふくうけんさくくわんおん》
	【不空羂索観音】
	◇[梵]Amoghapasa
	○[仏]⇒ふくうけんじゃくかんのん(不空羂索観音)
ふくうけんじゃくかんのん《ふくうけんじやくくわんおん》
	【不空羂索観音】
	◇[梵]Amoghapasa
	○[仏]大慈大悲の羂索を以て、生死の苦海(クカイ)に浮沈する一
	切の衆生(シュジョウ)をもらさず済度(サイド)することを本願とする
	変化(ヘンゲ)観音。六観音・七観音の一つ。
	 形像は、顔が一面・三面・十一面、腕が二臂(ニヒ)・四臂・八
	臂などで、多くは一面三目八臂に表される。手に羂索などを持
	ち、肩には鹿皮(ロクヒ)をまとう。
	 『不空羂索神変真言経』(30巻)に現れ、その陀羅尼(ダラニ)を
	誦持(ジュジ)すれば、現世に20種、臨終に8種の利益があると
	される。
	 「ふくうけんさくかんのん(不空羂索観音)」,「鹿皮観音」,「鹿
	皮衣(ロクヒエ)観音」とも呼ぶ。
	◎「羂索」は「鳥獣を捕らえる道具」、「不空」は「もらさず」・「失
	敗のない」の意味。
ふくえ
	【福江】
	◇[日]Fukue
	○(1)[地]⇒ふくえじま(福江島)
	○(2)[交]⇒ふくええき(福江駅)
	○(3)[古]⇒ふくえし(福江市)
ふくええき
	【福江駅】
	○[交]山口県下関市(シモノセキシ)福江にある、JR山陰本線の駅。
	 吉見(ヨシミ)駅と安岡(ヤスオカ)駅の間。
ふくえし
	【福江市】
	◇[日]Fukue Shi
	○[古]長崎県、五島列島の主島福江島(フクエジマ)東部にある市。
	◎2004. 8. 1(平成16)福江市と南松浦郡(ミナミマツウラグン)の富江町
	(トミエチョウ)・玉之浦町(タマノウラチョウ)・三井楽町(ミイラクチョウ)・岐宿町
	(キクシチョウ)・奈留町(ナルチョウ)の1市5町が合併して五島市(ゴトウシ)
	を発足。
★ふくえじま
	【福江島】
	◇[日]Fukue Jima
	○[地]長崎県の五島(ゴトウ)列島南西端の島。
	 五島市(ゴトウシ)に属する。
	 参照⇒おんだけ(鬼岳)
	〈面積〉
	 327平方キロメートル。
ふくおうじでん《ふくをうじでん》
	【福翁自伝】
	○[文]福沢諭吉(フクザワ・ユキチ)(1834〜1901)の自叙伝。
	 誕生から65歳までの洋学修業・欧米歴訪・明治維新・維新後
	の活動など、近代日本の黎明期(レイメイキ)の多彩な人生と、社会
	的背景を回想したもの。
	 平易な談話体で描かれ、日本の自伝文学の傑作と言われる。
	 参照⇒『人名辞典』ふくざわ ゆきち(福沢 諭吉)
	◎1867(慶応 3)秋ころ、矢野由次郎に口述筆記させたものに加
	筆補訂。1898. 7.〜1899. 2.(明治31〜明治32)「時事新報」に連
	載し、1899. 6.(明治32)刊行。
ふくおか《ふくをか》
	【福岡】
	◇[日]Fukuoka
	○(1)⇒ふくおかけん(福岡県)
	○(2)⇒ふくおかし(福岡市)
	○(3)⇒ふくおかまち(福岡町)
	○(4)[古]⇒ふくおかちょう(福岡町)
ふくおかけん《ふくをかけん》
	【福岡県】
	◇[日]Fukuoka Ken
	○九州北部の県。
	 県庁所在地は福岡市。
	〈面積〉
	 1978(昭和53)4,952.47平方キロメートル。
	 1980(昭和55)4,954平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)429万3,000人。
	 1980(昭和55)455万3,520人。
	◎県花はウメ、県鳥はウグイス、県木はツツジ。
	◎1876(明治 9)小倉県の北西部を編入。
	 2006. 2.(平成18)タイの首都バンコクと友好都市を提携。
★ふくおかこくさいくうこう
	【福岡国際空港】
	○[空]
	〈利用客数〉
	 2001(平成13)1,945万人。
	◎1972(昭和47)アメリカ軍から返還。
ふくおかし《ふくをかし》
	【福岡市】
	◇[日]Fukuoka Shi
	○福岡県北西部の市。県庁所在地。政令指定都市。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)243平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)100万2,000人。
	 1980(昭和55)108万8,617人。
	◎もと黒田氏52万石の城下町。
	◎韓国の釜山(フザン)と姉妹都市。
	◎富山県西礪波郡(ニシトナミグン)には福岡町(フクオカマチ)がある。
	 岐阜県には恵那郡(エナグン)福岡町(フクオカチョウ)があった。
	 埼玉県には上福岡市(カミフクオカシ)があった。
ふくおかしてぃぎんこう《ふくをかしちぎんかう》
	【福岡シティ銀行】
	○[経]福岡県を地盤とする第二地方銀行。
	 本店は福岡県福岡市。
	◎2004.10.(平成16)西日本銀行と統合し、西日本シティ銀行と
	なる予定。
ふくおかちょう《ふくをかちやう》
	【福岡町】
	◇[日]Fukuoka Cho
	○[古]岐阜県東部にあった、恵那郡(エナグン)の町。
	〈面積〉
	 84.29平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)7,267人。
	◎1966(昭和41)町制施行。
	◎福岡県には福岡市、富山県西礪波郡(ニシトナミグン)には福岡町(フ
	クオカマチ)がある。
	 埼玉県には上福岡市(カミフクオカシ)があった。
ふくおかどーむ《ふくをかどーむ》
	【福岡ドーム】
	○[建][運]福岡県福岡市中央区にある開閉式の競技場。
	◎1993. 4. 2(平成 5)開場。
ふくおかまち《ふくをかまち》
	【福岡町】
	◇[日]Fukuoka Machi
	○富山県西部、西礪波郡(ニシトナミグン)の町。
	◎福岡県には福岡市がある。
	 埼玉県には上福岡市(カミフクオカシ)が、岐阜県には恵那郡(エナグン)
	福岡町(フクオカチョウ)があった。
ふくおかれんたいさべつじけん《ふくをかれんたいさべつじけん》
	【福岡連隊差別事件】
	○[歴]1926. 5.(大正15)福岡歩兵第24連隊で頻発した部落民へ
	の差別を全国水平社九州連合会が糾弾した事件。
	 全国水平社の抗議運動に農民組合や労働組合が加わり一大反
	戦運動に発展した。
	 同年11月、官憲は「福岡連隊爆破陰謀事件」を捏造(ネツゾウ)、
	水平社中央委員会議長の松本治一郎(ジイチロウ)ほか17名を逮捕・
	有罪とする。
	 「福岡連隊事件」とも呼ぶ。
ふくおかれんたいじけん《ふくをかれんたいじけん》
	【福岡連隊事件】
	○[歴]⇒ふくおかれんたいさべつじけん(福岡連隊差別事件)
ふくおかれんたいばくはいんぼうじけん
	《ふくをかれんたいばくはいんぼうじけん》
	【福岡連隊爆破陰謀事件】
	○[歴]⇒ふくおかれんたいさべつじけん(福岡連隊差別事件)
ふくおんがく
	【複音楽】
	◇[英]polyphony
	○[楽]⇒ぽりふぉにー(ポリフォニー)
ふくぎ
	【フクギ】
	【福木】
	◇[学]Garcinia subelliptica
	○[植]キントラノオ目(Malpighiales)オトギリソウ科(Clusia-
	ceae)フクギ属(Garcinia)の常緑高木。
	 東アジア原産。海岸に自生し、沖縄・台湾・熱帯アジアでは
	防風林として生垣とする。
	 樹高は20メートルくらい。葉は広楕円形で革質。
	 5〜6月ころ、クリーム色の径1.5センチメートルくらいの
	小花を束生し、黄色に熟した径3センチメートルくらいの球形
	の核果を結ぶ。
	 樹皮から黄色染料が得られる。
	◎オトギリソウ科(Guttiferae)・フクギ科(Hypericaceae)とも。
ふくくうしんけいそう
	【腹腔神経叢】
	◇[英]celiac plexus
	○[医]⇒ふっこうしんけいそう(腹腔神経叢)
ふくごうえいがかん《ふくがふえいぐわくわん》
	【複合映画館】
	◇[英]cinema complex
	○[映]⇒しねまこんぷれっくす(シネマコンプレックス)
★ふくごうししつ《ふくがふししつ》
	【複合脂質】
	◇[英]complex lipid
	○[生化]リン(燐)・硫黄・塩基の窒素・糖などを含む複雑な脂
	質。
	 リンを含むリン脂質(燐脂質)(phospholipid)と、糖を含む糖
	脂質(glycolipid)とに大きく分類される。
	◎リポイド:⇒るいししつ(類脂質)
ふくごうめいれいせっとこんぴゅーた
	《ふくがふめいれいせつとこんぴゆーた》
	【複合命令セット・コンピュータ】
	◇[英]complex instruction set computer
	○[計]⇒しすく(シスク,CISC)
ふくさ
	【袱紗】
	【帛紗】
	【服紗】
	○(1)柔らかい絹(キヌ)。
	○(2)絹や縮緬(チリメン)などで作った方形の布。
	 贈り物の上にかけたり、包んだりする。
	 一枚物の単(ヒトエ)と表裏二枚合せの袷(アワセ)がある。
	◎掛袱紗,小袱紗
	○(3)茶の湯で点前(テマエ)のとき、茶器の塵(チリ)を払い、または
	茶碗を受ける絹布(ケンプ)。
	 羽二重(ハブタエ)・塩瀬(シオゼ)などで、縦横を九寸(約27センチ
	メートル)と九寸五分(約29センチメートル)ほどに作る。
	◎茶袱紗
	○(4)正式でないもの。
	 多く他の語に冠して用いる。
	◎袱紗料理
	○(5)[服]袱紗小袖の略。
	 ⇒ふくさこそで(袱紗小袖)
ふくさい
	【副菜】
	○[料]主食以外で、主菜に次ぐ副食物。
	 野菜やイモなどを主材料とする酢の物・漬物など。
	 参照⇒いっぴんりょうり(一品料理)
ふくざい
	【伏在】
	○内にひそみ隠(カク)れていること。
	◎類語:⇒せんざい(潜在)
ふくさこそで
	【袱紗小袖】
	○[服]羽二重(ハブタエ)・綸子(リンズ)などのような柔らかい絹布
	(ケンプ)で仕立てた小袖。
	 単に「袱紗」とも呼ぶ。
ふくざつこっせつ
	【複雑骨折】
	◇[英]compound fracture
	○[病]骨折で付近の筋肉や皮膚などの組織が損傷し、骨折端が
	皮膚の外に露出しているもの。
	 「開放骨折(open fracture)」とも呼ぶ。
	 ⇔たんじゅんこっせつ(単純骨折)
ふくし
	【複視】
	◇[英]polyopia/diplopia
	○[病]外界の一個の物体が二重に見える症状。
	 主に眼筋麻痺(マヒ)・中枢性脳疾患などによって起こる。
	 交叉性複視(ambiopia)・同側性複視(amphodiplopia)・背理
	性複視(paradoxical diplopia)・生理的複視(physiological 
	diplopia)などの別がある。
	 映画・テレビ・ゲームなど3D映像を見て発生することもあ
	る。
	 「二重視(double vision)」,「複像視」,「多視(multiple vision)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒らんし(乱視)
ふくしがんねん《ふくしぐわんねん》
	【福祉元年】
	○[古][暦]⇒ろうじんふくしほう(老人福祉法)
★ふくしきぼき
	【複式簿記】
	◇[英]double-entry bookkeeping
	○[経]借方・貸方に分けて記入する簿記の一種。
	◎イタリアのルカ・パチョーリ(Luca Pacioli)が創始。
	 参照⇒ぱちょーり(パチョーリ)
ふくしし
	【福祉士】
	○(1)[福]介護福祉士の略称。
	○(2)[福]社会福祉士の略称。
	○(3)[福]精神保健福祉士の略称。
ふくじぶんか《ふくじぶんくわ》
	【副次文化】
	◇[英]subculture
	○[社]⇒さぶかるちゃー(サブカルチャー)
ふくしま
	【福島】
	◇[日]Fukushima
	○(1)⇒ふくしまけん(福島県)
	○(2)⇒ふくしまし(福島市)
	○(3)⇒ふくしまく(福島区)
	○(4)⇒ふくしまちょう(福島町)
	○(5)[交]⇒ふくしまえき(福島駅)
★ふくしまえき
	【福島駅】
	○(1)[交]福島県福島市にある、JR東北本線・奥羽本線・東
	北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線の駅。
	 東北本線:南福島(ミナミフクシマ)駅と東福島(ヒガシフクシマ)駅の間。
	 奥羽本線:笹木野(ササキノ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
	 東北新幹線:郡山(コオリヤマ)駅(郡山市)と白石蔵王(シロイシザオウ)
	駅(白石市)の間。
	 秋田新幹線:郡山駅(郡山市)と仙台(センダイ)駅(仙台市)の間。
	 山形新幹線:郡山駅(郡山市)と米沢(ヨネザワ)駅(米沢市)の間。
	○(2)[交]福島県福島市栄町(サカエマチ)にある、福島交通飯坂線の
	駅。
	 曽根田(ソネダ)駅の次で、ターミナル駅。
	○(3)[交]阿武隈急行の駅。
	○(4)[交]大阪市大阪府福島区にある、JR大阪環状線の駅。
	 野田(ノダ)駅と大阪(オオサカ)駅(北区)の間。
	○(5)[交]阪神電鉄阪神本線の駅。
	 淀川(ヨドガワ)駅と梅田駅(北区)の間。
	◎JR中央本線には木曽福島駅(長野県)、JR東西線には新福
	島駅(大阪府)かせある。JR日南線には福島今町(フクシマイママチ)駅
	(宮崎県)と福島高松(フクシマタカマツ)駅(宮崎県)がある。
	 上信電鉄には上州福島駅(群馬県)がある。
ふくしまく
	【福島区】
	◇[日]Fukushima Ku
	○大阪府大阪市の区。
★ふくしまくうこう《ふくしまくうかう》
	【福島空港】
	○[空]
	◎1993(平成 5)開港。
ふくしまけいむしょ
	【福島刑務所】
	○福島県福島市南沢又(ミナミサワマタ)にある刑務所。
ふくしまけん
	【福島県】
	◇[日]Fukushima Ken
	○本州、東北地方南部の県。
	 県庁所在地は福島市。
	〈面積〉
	 1978(昭和53)13,782.07平方キロメートル。
	 1980(昭和55)13,783平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)197万1,000人。
	 1980(昭和55)203万5,302人。
	◎県花はネモトシャクナゲ、県鳥はキビタキ、県鳥はケヤキ。
ふくしまげんぱつ
	【福島原発】
	○(1)[原]⇒ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ(福島
	第一原子力発電所)
	○(2)[原]⇒ふくしまだいにげんしりょくはつでんしょ(福島第
	二原子力発電所)
ふくしまし
	【福島市】
	◇[日]Fukushima Shi
	○福島県北東部の市。県庁所在地。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)746平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)24万7,000人。
	 1980(昭和55)26万2,847人。
	◎もと板倉氏3万石の城下町。
	◎北海道松前郡(マツマエグン)には福島町(フクシマチョウ)、長野県木曽郡
	(キソグン)には木曽福島町(キソフクシママチ)がある。
	 長崎県北松浦郡(キタマツウラグン)には福島町(フクシマチョウ)があった。
ふくしまじけん
	【福島事件】
	○[歴]1882(明治15)福島県で行われた自由民権運動に対する弾
	圧事件。
	 明治政府の意を受けた福島県令三島通庸(ミチツネ)は、県会を無
	視して強制労働を含む大土木工事などの施策を推進。自由党の
	県会議長河野広中を中心に自由党員・農民が県政反対運動を展
	開して衝突。政府および三島は政府転覆を企てたとの理由で、
	河野以下2,000人を逮捕し、徹底的に弾圧し福島自由党は壊滅。
	 河野広中・花香(ハナカ)恭次郎ら6名は内乱を計画したものと
	して処罰された。
	 参照⇒かばさんじけん(加波山事件)
	◎当時、福島県は自由党の勢力が盛んで、自由民権運動の一大
	拠点であった。
ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ
	【福島第一原子力発電所】
	○[原]福島県の双葉郡(フタバグン)大熊町(オオクママチ)・双葉町(フタバ
	マチ)にある東京電力の原子力発電所。
	 略称は「福島第一原発」。
	◎事務所所在地は、双葉郡大熊町大字夫沢(オットザワ)字北原22。
	 電話:0240-32-0127。
	◎1号機:沸騰水型軽水炉、46万キロワット。GE製マークI。
	 2号機:沸騰水型軽水炉、78万4,000キロワット。GE製マ
	ークI。
	 3号機:沸騰水型軽水炉、78万4,000キロワット。
	 4号機:沸騰水型軽水炉、78万4,000キロワット。
	 5号機:沸騰水型軽水炉、78万4,000キロワット。
	 6号機:沸騰水型軽水炉、110万キロワット。
	 7号機:138万キロワット(計画中)。
	 8号機:138万キロワット(計画中)。
	◎1971(昭和46)1号機、運転開始。
	 1974(昭和49)2号機、運転開始。
	 1976. 3.(昭和51)3号機、運転開始。
	 1994. 6.(平成 6)2号機でシュラウドに亀裂が発生。
	 2001. 4.(平成13)3号機のプルサーマル発電、福島県の反発
	により先延ばしとなる。
	 2002. 7. 4(平成14)低レベル放射性廃棄物処理施設の床など
	で放射性廃液が固形化しているのが発見。
	 2002. 8.22(平成14)3号機の定期検査中に制御棒を動かす配
	管36本にひび割れが発見。
	 2002. 9.25(平成14)1号機、1992年の定期検査で気密不足を
	偽装したことが発覚。
	 2003. 1.21(平成15)1号機、配管に12ヶ所の亀裂を発見。
	 2003. 3.31(平成15)3号機、制御棒駆動装置から15本の異物
	発見。
	 2003. 9.24(平成15)5号機、放射能を帯びた蒸気約1リット
	ルが漏れ、男性作業員が被爆(1.02ミリシーベルト)。
	 2006. 1.31(平成18)東芝が納入した6号機の機器で試験デー
	タの改竄(カイザン)が判明、東京電力は問題なしとする。
	 2006. 2. 1(平成18)6号機のハフニウム板型制御棒9本にひ
	びを発見したが、東京電力は安全性は確保されていたとする。
	しかし原子力安全・保安院は3日、制御棒の挿入ができなくな
	る恐れがあるとして、同型の制御棒を使用する稼動中の原発に
	対し挿入した状態で運転するよう電力各社に指示。
	 2010. 9.17(平成22)3号機、プルサーマル発電の起動予定だっ
	たが非常時に原子炉へ水を注入する装置の警告灯が点灯し、作
	業を中断。18日、再起動し臨界に達する。
	 2011. 3.11(平成23)東北地方太平洋沖地震で運転中の1・2
	・3号機が自動停止。津波で被災し、1・2・4号機で注水不
	能。1号機の冷却水位が低下し、12日にセシウムを検出。
	 2011. 3.12(平成23)pm 3:36ころ、1号機の原子炉格納容器
	外で水素爆発。pm 8:30ころから格納容器の冷却にホウ酸混入
	の海水を注入。
	 2011. 3.13(平成23)3号機も高圧注水不能。圧力容器のガス
	を抜き、ホウ酸水を注入。pm 0:55ころ海水を注入。
	 2011. 3.14(平成23)am11:01、3号機で水蒸気爆発が発生。
	 2011. 3.14(平成23)pm 1:25、2号機の冷却機能が停止。pm
	 8:07、海水を注入。注入ポンプの燃料切れで燃料棒が露出。
	燃料補給で水位が回復。
	 2011. 3.15(平成23)am 6:10、2号機で爆発音。納容器内の
	サプレッションルーム(圧力抑制室)の一部に欠損。
	 2011. 3.15(平成23)am 9;40ころ、4号機建屋4階北西部付近
	で火災発生。放射線量が高く消火活動が行えず、am11:00ころ
	煙が見えないことから自然鎮火と判断。16日am 05:45ころ同じ
	場所の火災を再発見。
	 2011. 4.17(平成23)アメリカのアイロボット(iRobot)製の軍
	用モバイル・ロボット「510パックボット(510 PackBot)」が
	3号機と1号機の建屋に入り、内部の放射線量・温度・湿度・
	酸素濃度を測定。
	 2011. 5.11(平成23)3号機取水口付近から高濃度の放射性物
	質を含む汚染水が再び海に流出。
	 2011. 5.12(平成23)東京電力、1号機を炉心溶融と認める。
	 2011. 5.14(平成23)作業中の協力企業の男性(60歳代)が体調
	不良で死亡(心筋梗塞)。当時所内に医師がおらず、約40キロメ
	ートル離れた医療施設に搬送。
	 2011. 5.15(平成23)東京電力、1号機の炉心溶融は津波到達
	時刻から12日am 6:50ころに燃料がほぼ全て落下して発生と発
	表。
	 2011. 5.16(平成23)東京電力が公開した1号機の操作記録な
	どのデータから自動停止した後・津波到達前の間に炉内圧力が
	急激に低下したため操作手順書に従って手動で非常用復水器を
	停止・起動を繰り返していたことが判明。
	 2011. 5.20(平成23)1号機の海水注入が12日pm: 7:04と判明。
	菅直人首相が聞いていないと激怒し、pm 7:25首相官邸の指示
	により海水注入を停止。pm 8:20、首相官邸の指示によりホウ
	酸混入の海水を注入再開。
	 2011. 5.24(平成23)東京電力、2号機・3号機でも炉心溶融
	が起きていたと発表。
	 2012. 4.19(平成24)東京電力、1〜4号機を廃止すると発表。
	 2016. 3.31(平成28)凍土遮水壁の運用を開始。
ふくしまだいいちげんぱつ
	【福島第一原発】
	○[原]⇒ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ(福島第
	一原子力発電所)
ふくしまだいにげんしりょくはつでんしょ
	【福島第二原子力発電所】
	○[原]福島県の双葉郡(フタバグン)富岡町(ミオカマチ)・楢葉町(ナラハマチ)
	にある東京電力の原子力発電所。
	 略称は「福島第二原発」。
	◎事務所所在地は、福島県双葉郡楢葉町大字波倉(ナミグラ)字小
	浜作12。
	 電話:0120-292-194。
	◎1号機:沸騰水型軽水炉、出力110万キロワット。
	 2号機:沸騰水型軽水炉、出力110万キロワット。
	 3号機:沸騰水型軽水炉、出力110万キロワット。
	 4号機:沸騰水型軽水炉、出力110万キロワット。
	◎1989. 1.(平成元)3号機、原子炉の再循環ポンプが損傷。
	 2002. 9. 2(平成14)2号機、放射能漏れで手動停止。
	 2003. 5.28(平成15)東京電力、内部告発を受けた原子力安全
	・保安院の指示で3号機に4ヶ所のひび割れを発見したと発表。
	 2003.12. 5(平成15)2号機で作業員3人が汚染物質を吸い込
	み被曝(ヒバク)。
	 2004. 1.16(平成16)東京電力、15日に3号機の残留熱除去機
	器冷却系配管で水量が減少すると自動的に作動する給水ポンプ
	が稼働し、冷却水の減少を確認したと発表。
	 2010.11.25(平成22)東京電力、4号機の炉心隔壁(シュラウ
	ド)内に縦・横1センチメートルのひび割れ(穴?)を発見と発
	表。
ふくしまだいにげんぱつ
	【福島第二原発】
	○[原]⇒ふくしまだいにげんしりょくはつでんしょ(福島第二
	原子力発電所)
ふくしまちょう《ふくしまちやう》
	【福島町】
	◇[日]Fukushima Cho
	○(1)北海道南西部、渡島支庁(オシマシチョウ)松前郡(マツマエグン)の町。
	 JR北海道の津軽海峡線の吉岡海底(ヨシオカカイテイ)駅がある。
	○(2)[古]長崎県北部、北松浦郡(キタマツウラグン)の町。
	◎2006. 1. 1(平成18)松浦市に編入。
	◎福島県には福島市、長野県木曽郡(キソグン)には木曽福島町(キソ
	フクシママチ)がある。
ふくしまはちまんぐう
	【福島八幡宮】
	○福岡県八女市(ヤメシ)にある神社。
	 国指定重要無形民俗文化財の八女福島の燈籠人形(トウロウニンギョ
	ウ)(からくり人形)が奉納される。
ふくしゃ
	【福者】
	○(1)富裕な人・幸福な人。
	○(2)[宗](Blessed)カトリック教会が、生前の聖徳を認めて死
	者に与える称号。聖人(Saint)の前段階。
	◎2003.10.19(平成15)マザー・テレサ(Mother Teresa)、死後
	6年という異例の速さで福者に列席。
ふくしゃき
	【複写機】
	◇[英]copying machine
	○(1)[古]書類・図面などを複写する機械。
	 用紙は普通紙やジアゾ化合物を塗布した感光紙などがある。
	 「コピー機」とも呼ぶ。
	 参照⇒じあぞふくしゃ(ジアゾ複写)
	○(2)特に、普通紙に複写する機械。
	 カラー複写・拡大・縮小・両面複写機能や、プリンター・F
	AX兼用機能などを持つ機種もある。
	 「コピー機」とも呼ぶ。
	〈複写機大手4社〉
	 富士ゼロックス・キヤノン・リコー・コニカミノルタ。
	◎普通紙コピーの普及し始めは1枚数十円から百数十円にもな
	り、カウンターによってコピー枚数が厳重にチェックされてい
	たので、1枚十円かそれ以下の手軽なジアゾ複写機は事務所の
	隅に隠しながら使用され続けていた。
ふくしゃく
	【副尺】
	◇[英]vernier
	○[理][工]⇒ばーにや(バーニヤ)
ふくしゃし
	【複写紙】
	○(1)[古]([英]carbon paper)⇒かーぼんし(カーボン紙)
	○(2)([英]capy paper)複写機に使用する用紙。
ふくしゅう《ふくしふ》
	【復習】
	◇[英]review
	○一度習ったことを忘れず確実に身に着け記憶するため、繰り
	返して学習すること。おさらい。
	 「温習(オンシュウ)」とも呼ぶ。
	◎中国語では「温習(wenxi)」。
★ふくしゅう《ふくしふ》
	【復讐】
	◇[英]revenge(リベンジ)
	○
	〈復讐の三女神〉
	 ギリシア神話:⇒えりにゅえす(エリニュエス)
	 ローマ神話:⇒ふりあえ(フリアエ)
	◎復讐法:⇒たりお(タリオ)
ふくしゅう《ふくしう》
	【福州】
	◇[中]Fuzhou
	○⇒ふくしゅうし(福州市)
ふくしゅうし《ふくしうし》
	【福州市】
	◇[中]Fuzhou Shi
	○中国南東部、福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)の省都。
	 北緯26.08°、東経119.30°の地。
	 「フーチョウ市(福州市)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1957(昭和32) 62万人。
	 1987(昭和62)124万人。
	 1990(平成 2) 86万3,500人。
	 2000(平成12)107万0,800人。
	 2004(平成16)112万0,200人。
	◎2004. 9. 2(平成16)人力車の市内通行を禁止。
ふくしゅうでら《ふくしうでら》
	【福州寺】
	○長崎の崇福寺の別称。
	 ⇒そうふくじ(崇福寺)
ふくしゅうほう《ふくしうはふ》
	【復讐法】
	◇[羅]lex talionis
	○[法]⇒たりお(タリオ)
★ふくじゅじ
	【寿福寺】
	○神奈川県鎌倉市扇ガ谷(オウギガヤツ)。
	 北条政子が建立。
	◎北条政子・源実朝・高浜虚子・大仏次郎などの墓がある。
★ふくじゅそう《ふくじゆさう》
	【フクジュソウ】
	【福寿草】
	◇[学]Adonis ramosa
	○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncula-
	ceae)フクジュソウ属(Adonis)の多年草。
	 「元日草(ガンジツソウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あどにす(アドニス)
	◎花言葉:幸せを招く・永遠の幸。
ふくしょう《ふくしやう》
	【復唱】
	○(1)繰り返して唱えること。
	○(2)[軍]言い渡された命令の内容を確認するため、言われた
	通り言い直すこと。また、その指示命令。
	◎命令を復唱する。
ふくしょう《ふくせう》
	【複哨】
	○[軍]2名で任務にあたる歩哨。
	 参照⇒ほしょう(歩哨)
ふくしん
	【フクシン】
	◇[英]fuchsine
	○[化]塩基性(アルカリ性)染料の一つ。
	 化学式はC20H20ClN3。
	 金属光沢のある緑色の結晶で、モーブ(mauve)に次いで古く
	から用いられてきた合成染料。
	 温水やエタノールに溶けて赤紫色を呈するが、亜硫酸で無色
	となり、微量のアルデヒドで紫色になる。
	 「唐紅(トウベニ)」,「マゼンタ(magenta)」,「ローザニリン(rosan-
	iline)」,「ローズアニリン(rosaniline)」とも呼ぶ。
	◎アニリンとオルトトルイジンおよびパラトルイジンとの混合
	物を、ニトロベンゼンで酸化縮合させて合成する。
	◎木綿・麻・絹・羊毛・合成繊維などの染色や、印刷インク、
	アルデヒドの検出に用いられる。
ふくじんきのうふぜん
	【副腎機能不全】
	○[病]⇒あじそんびょう(アジソン病)
ふくしんどう
	【副振動】
	◇[英]secondary undulation
	○[地]入り江・湾内や湖などで発生する、数分から数時間持続
	する海面・湖面の大波。
	 気圧変動・地震や風などの影響で発生している考えられ、そ
	れらの振動に対して二次的であるとして「副振動」と名付けられ
	た。
	 日本では「あびき」として知られる。
	 スイスでは「セシュ([フ]seiche)(湖底)」、英語読みで「セイ
	シュ」として知られる。
	 「静振」とも呼ぶ。
	 参照⇒あびき(あびき)(1),つなみ(津波,津浪,海嘯),ていしゅ
	うは(低周波),くうしん(空振,空震),すろっしんぐげんしょう
	(スロッシング現象)
	◎2011. 3.11(平成23)東日本大震災で、山梨県南都留郡(ミナミツル
	グン)富士河口湖町(フジカワグチコマチ)の西湖(サイコ)で高さ1メートル
	くらいのゆっくりと上がり下がるうねりの大波が幾度か発生。
	現地は震度5弱。
ふくじんひしつしげきほるもん
	【副腎皮質刺激ホルモン】
	◇[英]adrenocorticotrophic hormone
	○[医]脳下垂体前葉から分泌されるホルモン。
	 39個のアミノ酸から成るペプチドで、副腎皮質の発達と機能
	とを刺激し、副腎皮質ホルモンの合成・分泌を促進し、特にコ
	ルチゾール(cortisol)の分泌を促す。
	 「コルチコトロピン(corticotropin)」,「ACTH(アクス)」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒しーあーるえふ(CRF)
ふくしんほういん《ふくしんはふゐん》
	【覆審法院】
	○[歴]朝鮮総督府・台湾総督府・関東庁・南洋庁に設置された、
	高等法院(最高裁判所に相当)の下位、地方法院(地方裁判所に
	相当)の上位に位置する裁判所。
	 内地の高等裁判所に相当する。
	 参照⇒[3]こうとうほういん(高等法院)(2),ちほうほういん
	(地方法院)
ふくす
	【フクス】
	◇[独]Fuchs、[英]fox
	○[哺]⇒きつね(キツネ,狐)
ふくすい
	【覆水】
	○(1)容器をひっくり返して、こぼした水。
	○(2)容器がひっくり返って、こぼれた水。
ふくすいおさめがたし《ふくすいをさめがたし》
	【覆水収め難し】
	【覆水難收】
	【覆水難収】
	◇[中]fushui nan shou
	○[慣用句]⇒ふくすいぼんにかえらず(覆水盆に返らず,覆水不
	返盆)
★ふくすいき
	【復水器】
	◇[英]condenser
	○[機]蒸気機関などで、蒸気を凝結させて液体に戻す装置。
	 「コンデンサー」とも呼ぶ。
	 参照⇒じょうききかん(蒸気機関)
	◎アイソレーション・コンデンサー(isolation condenser):
	⇒いそこん(イソコン)
ふくすいぼんにかえらず《ふくすいぼんにかへらず》
	【覆水盆に返らず】
	【覆水不返盆】
	◇[中]fushui bu fan pen(覆水不返盆)
	○(1)[慣用句]『拾遺記(Shiyi Ji)』にある言葉。
	 周(Zhou)の呂尚(Lu Shang)(リョ・ショウ)(太公望<タイコウボウ>とも)
	が仕官せずに読書に耽(フケ)って貧乏なので、妻は愛想をつかし
	て離縁を求め去った。のちに尚が斉(Qi)(セイ)に封ぜられると再
	婚を求めてきたが、彼は盆の水を地にこぼし、水をもとに戻せ
	るならその希望に応じようと言ったという故事。
	 漢文では「覆水難收(覆水難収)(fushui nan shou)」で、「覆水、
	収(オサ)め難(ガタ)し」と読む。
	 英語では「こぼれたミルクを嘆いてもしかたがない(It is no 
	use crying over spilt milk.)」。
	◎『漢書』「朱買臣伝」では漢(Han)の朱買臣(Zhu Maichen)(シュ・
	バイシン)の話となっている。
	○(2)(転じて)別れた夫婦、特に妻から求めて家を出た夫婦は
	復縁することができないということ。
	 ⇔やけぼっくいにひがつく(焼け棒杭に火が付く,焼棒杭に火
	が付く,焼け木杭に火が付く,焼木杭に火が付く)
	 参照⇒はきょうふたたびてらさず(破鏡再び照らさず)(2),らっ
	かえだにかえらず(落花枝に返らず)(3),そうこうのつま(糟糠
	の妻)
	○(3)(転じて)一度してしまったことはも取り返しがつかない
	ということ。
[1]ふくすけ
	【福助】
	○(1)⇒かのうふくすけ(叶福助)
	○(2)(1)の福助人形のように頭の異常に大きい人。
	 参照⇒のうすいしゅ(脳水腫)
[2]ふくすけ
	【福助】
	○[経]靴下・肌着の大手製造会社。
	 本社は大阪府堺市。
	◎1882(明治15)足袋装束店として創業。
	 2003. 6.21(平成15)大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申
	請。
ふくずし《ふくづし》
	【複図紙】
	◇[英]tracing paper
	○⇒とれーしんぐぺーぱー(トレーシングペーパー,トレーシン
	グ・ペーパー)
ふくせいせいぶつ
	【複製生物】
	○[生]⇒くろーん(クローン)(1)
ふくせつほう《ふくせつはふ》
	【複切法】
	◇[英]double tonguing
	○[楽]⇒だぶるたんぎんぐ(ダブル・タンギング)
ふくぞうし《ふくざうし》
	【複像視】
	◇[英]polyopia/multiple vision
	○[病]⇒ふくし(複視)
ふくそすう
	【複素数】
	◇[英]complex number
	○[数]実部(real part)と虚部(imaginary part)から成る数。
	 実数(real number)の概念を拡張した数で、実部を"a"、虚
	部を"b"、虚数単位(imaginary unit)を"i"とすると、"a+
	bi"と表される。
	 "b"がゼロでない複素数を「虚数(imaginary number)」、"a"
	がゼロの複素数を「純虚数(purely imaginary number)」と呼ぶ。
	 参照⇒じっすう(実数)(2),きょすう(虚数),べくとる(ベクト
	ル)
★ふくだいじん
	【副大臣】
	◇[英]senior vice minister
	○
ふくだむら
	【福田村】
	◇[日]Fukuda Mura
	○[古]千葉県北西部、東葛飾郡(ヒガシカツシカグン)にあった村。
	 1957. 4.(昭和32)野田市に編入。
	 参照⇒のだし(野田市)
ふくだむらじけん
	【福田村事件】
	○[歴]関東大震災直後、千葉県東葛飾郡(ヒガシカツシカグン)(現:野
	田市)で自警団に被差別部落出身者が殺害された事件。
	 1923(大正12)関東大震災の五日後、9月6日に香川県三豊郡
	(ミトヨグン)から薬の行商に来ていた15人が利根川付近の三ツ堀の
	香取神社で休憩。一部が渡し場の渡し賃を交渉に行くと、言葉
	が変だ、朝鮮人だ、などと半鐘が鳴り、集まった駐在所の巡査
	と福田村と田中村(現:柏市)の自警団に襲われ、幼児や妊婦を
	含む2〜29歳の9人が殺害され、遺体は川に流された。
	 残る6人も針金などで縛られて川に投げ込まれる寸前、駆け
	付けた野田署の警官により保護された。
	 自警団員7名が有罪判決を受け、懲役刑となった者はのちに
	恩赦で釈放された。
	◎2003. 9. 6(平成15)付近の円福寺大利根霊園に慰霊碑が建立。
ふくだん
	【フク団】
	○[歴]⇒ふくばらはっぷ(フクバラハップ)
ふくちまち
	【福智町】
	◇[日]Fukuchi Machi
	○福岡県中東部、田川郡(タガワグン)の町。
	◎2006. 3. 6(平成18)金田町(カナダマチ)・赤池町(アカイケマチ)・方城
	町(ホウジョウマチ)の3町が合併して発足。
ふくちむら
	【福地村】
	◇[日]Fukuchi Mura
	○青森県南東、三戸郡(サンノヘグン)の村。
ふくちやまし
	【福知山市】
	◇[日]Fukuchiyama Shi
	○京都府北西部の市。
	◎もと朽木氏の城下町。
	◎1986(昭和61)戦国の武将明智光秀の福知山城が再建される。
★ふくちやません
	【福知山線】
	○[交]JR西日本が運行する鉄道路線。
	 通称は「宝塚線」。
	〈停車駅〉
	 尼崎(アマガサキ)駅・塚口(ツカグチ)駅・猪名寺(イナデラ)駅・伊丹(イ
	タミ)駅・北伊丹(キタイタミ)駅・川西池田(カワニシイケダ)駅・中山寺(ナカヤ
	マデラ)駅・宝塚(タカラヅカ)駅・生瀬(ナマゼ)駅・西宮名塩(ナシノミヤナジ
	オ)駅・武田尾(タケダオ)駅・道場(ドウジョウ)駅・三田(サンダ)駅・新
	三田(シンサンダ)駅・広野(ヒロノ)駅・相野(アイノ)駅・藍本(アイモト)駅・
	草野(クサノ)駅・古市(フルイチ)駅・南矢代(ミナミヤシロ)駅・篠山口(ササヤマ
	グチ)駅・丹波大山(タンバオオヤマ)駅・下滝(シモタキ)駅・谷川(タニカワ)駅
	・柏原(カイバラ)駅・石生(イソウ)駅・黒井(クロイ)駅・市島(イチジマ)駅
	・丹波竹田(タンバタケダ)駅・福知山(フクチヤマ)駅。
	◎2005. 4.25(平成17)塚口駅〜尼崎駅間の踏切付近で宝塚駅発
	同志社前駅(JR片町線)行き上り快速電車(7両編成、乗客数
	700人前後)が脱線し、前方車両が線路近くの9階建てマンショ
	ンの1階に激突。死者107人(運転士を含む)、負傷者540人。
ふくちゃん
	【フクちゃん】
	○[漫]横山隆一(リュウイチ)の漫画。また、その主人公。
	 角帽に前かけ・下駄ばき姿の男の子。
	 6歳のときに、裕福なおじいさんの養子になったという設定。
	◎1936(昭和11)「朝日新聞」の四コマ漫画の脇役として登場。
	 1956〜1971(昭和31〜昭和46)「毎日新聞」に、5,534回連載。
★ふぐちょうちん《ふぐちやうちん》
	【河豚提灯】
	○
	 トラフグ(虎河豚)の皮から作る。
	 参照⇒とらふぐ(トラフグ,虎河豚)
ふくつのじゆうさくせん《ふくつのじいうさくせん》
	【不屈の自由作戦】
	◇[英]Operation Enduring Freedom
	○[歴][軍]2001(平成13)アメリカがテロ報復としてアフガニス
	タン政府(タリバン)と武装組織アル・カイーダ(Al Qaeda)に行っ
	た軍事作戦。
	 略称は「OEF」。
	 参照⇒せかいぼうえきせんたーびる(世界貿易センタービル),
	あなこんださくせん(アナコンダ作戦)
	◎2001. 9.11(平成13)からアフガニスタンとその周辺で開始。
ふくでちょう《ふくでちやう》
	【福田町】
	◇[日]Fukude Cho
	○[古]静岡県西部、磐田郡(イワタグン)の町。
	◎2005. 4. 1(平成17)磐田市に編入。
ふくてん
	【伏天】
	◇[中]futian
	○[暦]⇒さんぷく(三伏)(2)
ふくどう《ふくだう》
	【副道】
	◇[英]bypass
	○[交]⇒ばいぱす(バイパス)
ふくとしんせん
	【副都心線】
	○[交]東京地下鉄(東京メトロ)が運行する、池袋〜渋谷間の地
	下鉄路線(地下鉄13号線)。8.9キロメートル。
	 渋谷〜和光市間(20.2キロメートル)を運行。
	〈停車駅〉
	 池袋駅・雑司が谷駅・西早稲田駅・東新宿駅・新宿三丁目駅
	・北参道駅・明治神宮前駅・渋谷駅。
	◎2001. 6.(平成13)着工。
	 2008. 6.14(平成20)開業。東武東上線と乗り入れ、川越市駅
	まで運行。
ふくとみ
	【福富】
	○[古]⇒とみくじ(富くじ,富籤,富鬮)
ふくのまち
	【福野町】
	◇[日]Fukuno Machi
	○[古]富山県南西部、東礪波郡(ヒガシトナミグン)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)東砺波郡の全3町4村と西砺波郡(ニシトナミ
	グン)福光町(フクミツマチ)とが合併して南砺市(ナントシ)を発足し、東礪
	波郡は消滅。
★ふくはら
	【福原】
	◇[日]Fukuhara
	○[歴]兵庫県神戸市兵庫区の古称。
	 平安末期、平清盛(タイラノキヨモリ)の別荘があった。
	 清盛は日宋貿易の拠点として程近い大輪田泊(オオワダノトマリ)を
	拡大修築。
	 1180(治承 4)清盛が安徳天皇を奉じて一時新都とする(福原
	遷都)が、都城の実質的な経営が進まず、半年足らずで京都に
	復した。
	 参照⇒おおわだのとまり(大輪田の泊,大輪田泊)
	◎兵庫区にある地名は「福原町(フクワラチョウ)」。
ふくばらはっぷ
	【フクバラハップ】
	◇[タガログ語]Hukubalahap
	○[歴]フィリピンの抗日ゲリラ組織。
	 1942. 3.(昭和17)結成。ルイス・タルク(Luis Taruc)が指導
	し、日本軍に対してゲリラ戦を行う。
	 1949(昭和24)フクボン(人民解放軍)に編成替えし、農地改革
	・民族独立のため政府に対し武装闘争に続けたが、1950年代に
	鎮圧されて衰退。
	 「フク団」とも呼ぶ。
	◎フィリピンのタガログ語"Hukuboang Bayan Laban sa Hapon"
	の略語で、「抗日人民義勇軍」の意味。
ふくびくう
	【副鼻腔】
	◇[英]paranasal sinus、[羅]sinus paranasales
	○[医]鼻腔の周囲にある、鼻腔に通じて骨内に陥入している四
	対の腔所(コウショ)(空所)、前頭洞・上顎洞・蝶形骨洞・篩骨洞の
	総称。
	 内面は鼻腔粘膜でおおわれる。
	 参照⇒まんせいふくびくうえん(慢性副鼻腔炎),ちょうけい
	こつ(蝶形骨)
	◎「ふくびこう(副鼻腔)」の医学での慣用読み。
ふくびこう《ふくびかう》
	【副鼻腔】
	○[医]⇒ふくびくう(副鼻腔)
ふくぷろぐらむ
	【副プログラム】
	◇[英]subprogram
	○[計]⇒さぶぷろぐらむ(サブプログラム)
ふくぶんか《ふくぶんくわ》
	【副文化】
	◇[英]subculture
	○[社]⇒さぶかるちゃー(サブカルチャー)
ふくべそん
	【福部村】
	◇[日]Fukube Son
	○[古]鳥取県北東部、岩美郡(イワミグン)の村。
	◎2004.11. 1(平成16)鳥取市に編入。
ふくほうよーどぐりせりん《ふくはうよーどぐりせりん》
	【複方ヨードグリセリン】
	○[薬]ルゴール液([英]Lugol's solution)の日本薬局方名。
	 ルゴール液を改良したもので、ヨウ素(沃素)とヨウ化カリウ
	ムの水溶液にグリセリン・ハッカ油・フェノールなどを加えた、
	赤褐色の混合液。特異臭がある。
	 参照⇒るごーるえき(ルゴール液)
ふくぼん
	【フクボン】
	◇[タガログ語]Hukuboang
	○[歴]フィリピンの人民解放軍。
	 ⇒ふくばらはっぷ(フクバラハップ)
ふくほんい《ふくほんゐ》
	【複本位】
	◇[英]symmetallism
	○[経]⇒ふくほんいせい(複本位制)
★ふくほんいせい《ふくほんゐせい》
	【複本位制】
	◇[英]symmetallism
	○(1)[経]二種類以上の金属を本位貨幣とする貨幣制度。
	 「複本位制度」,「複本位」とも呼ぶ。
	 ⇔たんほんいせい(単本位制)
	○(2)[経]特に、金銀二種類を本位貨幣とする金銀複本位制。
	 「両本位制(double standard)」,「両本位」,「複本位制度」,「複
	本位」,「バイメタリズム(bimetallism)」とも呼ぶ。
ふくほんいせいど《ふくほんゐせいど》
	【複本位制度】
	◇[英]symmetallism
	○[経]⇒ふくほんいせい(複本位制)
ふくまく
	【腹膜】
	○[医]腹壁(フクヘキ)の内側にあって、腹部内臓の表面をとりまく
	漿膜(ショウマク)。
	 薄く丈夫な結合組織から成り、白色で滑らかな光沢がある。
	 腹腔(フクコウ)内面をとりまく部分を「体壁葉(somatopleure)」、
	内臓表面をおおう部分を「内臓葉(splanchnopleure)」,「内臓包
	葉」と呼ぶ。
	◎哺乳類では横隔膜(オウカクマク)によって胸膜(キョウマク)と分離する。
	◎英語:(単数形)ペリトネアム(peritoneum,peritonaeum)/
	(複数形)ペリトネア(peritonea,peritonaea)。
ふくます
	【福升】
	○節分(2月4日ころ)で福豆(フクマメ)を入れて豆まきに使用する
	一升(イッショウ)マス(枡)。
	 参照⇒ふくまめ(福豆)
	◎「一生、福が増す」に掛けた縁起言葉。
ふくまめ
	【福豆】
	○[食]節分(2月4日ころ)に播(マ)く、炒(イ)った大豆(ダイズ)。
	 夕暮れに「福は内、鬼は外」と叫んで悪疫退散・招福の豆まき
	を行う。
	 その大豆を拾って年齢の数だけ食べると長生きができるとい
	う。
	 「節分豆」,「鬼打豆(オニウチマメ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒せつぶん(節分)(2),ふくます(福升)
	◎衛生面から、昭和中期より大豆の代わりにサヤ(鞘)入りの落
	花生も使われるようになった。
ふくみつまち
	【福光町】
	◇[日]Fukumitsu Machi
	○[古]富山県西部、西砺波郡(ニシトナミグン)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)東砺波郡(ヒガシトナミグン)の全3町4村と合
	併して南砺市(ナントシ)を発足。
ふくみばり
	【含み針】
	【含針】
	○口に針を含み、敵の顔などに吹き付ける武術。
	 主に太刀(タチ)の補助として使用する。
	 参照⇒しゅりけん(手裏剣),ぶげいじゅうはっぱん(武芸十八
	般)(1)
ふくみみ
	【福耳】
	○耳たぶが大きく肉の厚い耳。
	 福相(フクソウ)の一つで、裕福になるといわれる幸運のしるし。
★ふぐもく
	【フグ目】
	【河豚目】
	○[魚]硬骨魚綱(Osteichthyes)の下位の一分類。
	〈10科〉
	 < 1>イトマキフグ科(Aracanidae)。
	 < 2>ウチワフグ科(Triodontidae)。
	 < 3>カワハギ科(Monacanthidae)。
	 < 4>ギマ科(Triacanthidae)。
	 < 5>ハコフグ科(Ostraciidae)。
	 < 6>ハリセンボン科(Diodontidae)。
	 < 7>フグ科(Tetraodontidae)。
	 < 8>ベニカワムキ科(Triacanthodidae)。
	 < 9>マンボウ科(Molidae)。
	 <10>モンガラカワハギ科(Balistidae)。
ふくもといずむ
	【福本イズム】
	○[政]大正末期・昭和初期に福本和夫が唱えた日本共産党の指
	導原理体系。
	 1922(大正11)日本共産党が創立された当初、山川均の山川イ
	ズムが台頭していたが、1925(大正14)〜1926(大正15)「マルク
	ス主義」誌上で山川イズムを日和見(ヒヨリミ)主義・折衷(セッチュウ)主
	義と真向から批判。
	 1926(大正15)日本共産党再建大会の指導原理となったが、
	1927(昭和 2)二十七年テーゼでは山川イズムとともに批判され、
	影響力を失った。
	 参照⇒やまかわいずむ(山川イズム)
ふくやま
	【福山】
	◇[日]Fukuyama
	○(1)⇒ふくやまし(福山市)
	○(2)[古]⇒ふくやまちょう(福山町)
	○(3)[歴]⇒ふくやまはん(福山藩)
ふくやまし
	【福山市】
	◇[日]Fukuyama Shi
	○広島県南東部の市。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)215平方キロメートル。
	 1994(平成 6)364平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)33万0,000人。
	 1980(昭和55)34万6,031人。
	 1995(平成 7)37万5,000人。
	◎2003. 2. 3(平成15)沼隈郡(ヌマクマグン)内海町(ウツミチョウ)と芦品
	郡(アシナグン)新市町(シンイチチョウ)を編入。
	◎もと水野氏のち阿部氏の城下町。
	 参照⇒くさどせんげんまちいせき(草戸千軒町遺跡)
	◎鹿児島県姶良郡(アイラグン)には福山町(フクヤマチョウ)があった。
ふくやまちょう《ふくやまちやう》
	【福山町】
	◇[日]Fukuyama Cho
	○[古]鹿児島県中央部、姶良郡(アイラグン)の町。
	〈面積〉
	 68.52平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)7,516人。
	◎1929(昭和 4)町制施行。
	 2005.11. 7(平成17)姶良郡の溝辺町(ミゾベチョウ)・横川町(ヨコガ
	ワチョウ)・霧島町(キリシマチョウ)・隼人町(ハヤトチョウ)・福山町の6町が合
	併して霧島市(キリシマシ)を発足。
	◎広島県には福山市がある。
★ふくやまはん
	【福山藩】
	◇[日]Fukuyama Han
	○(1)[歴]阿部家。
	◎江戸の上屋敷は神田、中屋敷は本郷駒込の西片(ニシカタ)町(文
	京区西片)。
	○(2)[歴]松前藩の別称。
	 ⇒まつまえはん(松前藩)
ふくようき《ふくえふき》
	【複葉機】
	◇[英]biplane
	○[空]主翼が上下二重またはそれ以上になっている飛行機。
	 「複葉飛行機」,「バイプレイン」,「バイプレーン」とも呼ぶ。
	 参照⇒たんようき(単葉機)
	◎アンリ・ファルマン複葉機(Henry Farman Biplane):⇒あん
	りふぁるまんふくようき(アンリ・ファルマン複葉機)
	◎ドイツ語:ドッペルデッカー(Doppeldecker)/ツバイデッカ
	ー(Zweidecker)。
	◎三葉機([英]triplane)。
ふくようひこうき《ふくえふひかうき》
	【複葉飛行機】
	○[空]⇒ふくようき(複葉機)
ふくらしこ
	【膨らし粉】
	【脹らし粉】
	◇[英]baking powder/baking soda
	○[料]生地(キジ)をふくらませるため、小麦粉に少量加える粉。
	 主成分は重曹(ジュウソウ)で、加熱したときに分解して炭酸ガス
	を放出してふくらむ。
	 ケーキ・ビスケット・パン・饅頭(マンジュウ)・菓子類を作ると
	き用いる。
	 「ベーキングパウダー」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうそう(重曹)
ふくらはぎ
	【脹ら脛】
	【膨ら脛】
	【脹脛】
	【膨脛】
	○⇒こむら
ふぐり
	【陰嚢】
	○(1)[哺][医]⇒いんのう(陰嚢)
	○(2)[哺][医]睾丸(コウガン)の別称。
	○(3)まつふぐり(松陰嚢,松毬)の略称。
	 ⇒まつかさ(松かさ,松笠,松毬)(1)
ふぐり
	【錘】
	○[俗]分銅(フンドウ)の別称。
	 ⇒ふんどう(分銅)(1)
	◎陰嚢のように竿秤(サオバカリ)に垂れ下がっていることから。
ふくりゅう
	【伏竜】
	【伏龍】
	◇[中]tulong
	○⇒ふくりょう(伏竜,伏龍)
ふくりゅうえん《ふくりうえん》
	【副流煙】
	【伏流煙】
	○[医]他人が吸っている、火の点(ツ)いたタバコの先から出る
	煙。
	 副流煙は、喫煙者の吸っている主流煙に比べ燃焼が悪いため、
	タール・ニコチン・窒素酸化物・一酸化炭素など有害物質も主
	流煙に比べ2.5〜5倍高くなっている。
	 タバコの煙害は吸っている当人だけではなく、副流煙により
	周りの人の健康も害していることが判明。
	 抵抗力の阻害から、風邪・耳痛・虫歯などのさまざまな病気
	の危険性が増大すると指摘されていて、子供を副流煙から守る
	対策が急がれている。
	 自分の意思にかかわらず吸わされているという意味で「受動
	喫煙(passive smoking)」とも呼ぶ。
	 ⇔しゅりゅうえん(主流煙)
	◎この他に、喫煙者が一度吸った主流煙を吐き出した煙も存在
	する。
	◎2002. 7.26(平成14)健康増進法、成立。受動喫煙の防止対策
	が盛り込まれる。
ふくりょう
	【伏竜】
	【伏龍】
	◇[中]tulong
	○(1)隠(カク)れ伏(フ)している竜。
	 昇天の機をうかがい、水中深くで静かに隠れ待っている竜。
	 「ふくりゅう(伏竜,伏龍)」,「がりょう(臥竜,臥龍)」,「がりゅ
	う(臥竜,臥龍)」とも呼ぶ。
	○(2)(転じて)いまだ世間に知られていない、在野に隠れてい
	る俊傑・大人物。
	 「ふくりゅう(伏竜,伏龍)」,「がりょう(臥竜,臥龍)」,「がりゅ
	う(臥竜,臥龍)」とも呼ぶ。
	◎伏竜鳳雛(ホウスウ)
★ぶくりょう《ぶくりやう》
	【ブクリョウ】
	【茯苓】
	◇[中]fujing、[学]Poria cocos
	○[植]担子菌門(Basidiomycota)タマチョレイタケ目(Poly-
	porales)サルノコシカケ科(Polyporaceae)アナタケ属(Poria)
	のキノコ(茸)の菌核。
	 松の根に寄生する腐朽菌。
	 「マツホド(松塊)」とも呼ぶ。
ぶくる
	【ブクル】
	◇[フ]boucle
	○(1)(フランス語で)巻き毛。
	 ⇒まきげ(巻き毛,巻毛)
	○(2)(フランス語で)バックル([英]buckle)。
	 ⇒ばっくる(バックル)
ぶくれしゅち
	【ブクレシュチ】
	◇Bucuresti
	○⇒ぶかれすと(ブカレスト)
ふくれみかん
	【フクレミカン】
	【福来みかん】
	【福来蜜柑】
	◇[学]Citrus tumida
	○[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)ミカン属
	(カンキツ属)(Citrus)の常緑小高木。
	 茨城県の筑波山周辺で栽培されているコウジミカン(柑子蜜
	柑)。日本の在来種。
	 小粒で皮が薄い。
	 皮を七味唐辛子の材料にする。
	 「ツクバミカン(筑みかん,筑波蜜柑)」「サガミコウジ(相模柑
	子)」とも呼ぶ。
ふくろい《ふくろゐ》
	【袋井】
	◇[日]Fukuroi
	○(1)⇒ふくろいし(袋井市)
	○(2)[交]⇒ふくろいえき(袋井駅)
ふくろいえき《ふくろゐえき》
	【袋井駅】
	○[交]静岡県袋井市にある、JR東海道本線の駅。
	 愛野(アイノ)駅と磐田(イワタ)駅(磐田市)の間。
	◎肥薩おれんじ鉄道には袋(フクロ)駅がある。
ふくろいし
	【袋石】
	◇[日]fukuroishi/fukuro-ishi
	○[鉱]疣石(イボイシ)の別称。
	 ⇒いぼいし(疣石)
ふくろいし《ふくろゐし》
	【袋井市】
	◇[日]Fukuroi Shi
	○静岡県南西部の市。太田川支流の左岸にあり、原野谷(ハラノヤ)
	川が市街地を貫流。東部を掛川市(カケガワシ)、西部を磐田市(イワタ
	シ)に接し、南部を遠州灘(エンシュウナダ)に面する。
	 温室メロン・茶・ミカン・花卉(カキ)などを栽培。
	〈面積〉
	 80.10平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)5万7,092人。
	 2000(平成12)5万9,835人。
	◎江戸時代、東海道の宿駅。
	 1958(昭和33)市制施行。
	 1963(昭和38)山梨町を編入。
	 2005. 4. 1(平成17)磐田郡(イワタグン)浅羽町(アサバチョウ)を編入。
★ふくろう
	【フクロウ】
	【梟】
	◇[英]owl(アウル)
	○(1)[鳥]フクロウ目(Strigiformes)フクロウ科(Strigidae)と
	メンフクロウ科(Tytonidae)に属する鳥の総称。
	 日本にはメンフクロウ科はいない。
	 参照⇒しろふくろう(シロフクロウ,白梟)
	〈種類〉
	 アオバズク(青葉梟):⇒あおばずく(アオバズク,青葉梟)
	◎ギリシア神話の知恵・学問の女神アテナ([英]Athena)のシン
	ボル。
	○(2)[鳥]フクロウ科の一種。
★ふくろおおかみ《ふくろおほかみ》
	【フクロオオカミ】
	【袋狼】
	◇[英]Tasmanian wolf
	○[哺]有袋類(ユウタイルイ)(Marsupialia)フクロネコ目(Dasyuromor-
	phia)フクロオオカミ科(Thylacinidae)の哺乳類。一属一種。
	 オーストラリア全土に生息していたが駆逐され、タスマニア
	島にだけ残り、1930年代には絶滅。
	 「タスマニア・ウルフ」,「サイラシン(thylacine)」とも呼ぶ。
	 また、黒い横縞から俗に「タスマニア・タイガー」とも呼ばれ
	た。
ふくろがたどうぶつもん
	【袋形動物門】
	◇[学]Aschelminthes
	○[動]⇒たいけいどうぶつもん(袋形動物門)
★ふくろぎつね
	【フクロギツネ】
	【袋狐】
	◇[英]brushtail possum、[学]Trichosurus vulpecula
	○[哺]有袋類(ユウタイルイ)(Marsupialia)カンガルー目(Diprotodon-
	tia)クスクス科(Phalangeridae)の哺乳類。
	 オーストラリアに生息。
★ふくろくじゅ
	【福禄寿】
	○七福神の一人。道教の神で、南極星(天南星)の化身。福(幸
	福)・禄(高禄)・寿(長寿)の神。
	 巻物を結んだ杖をつき、鶴を連れ、長頭。
	◎寿老人(ジュロウジン)の元となったという説もある。
	 寿老人は鹿を連れている。
ふくろぐま
	【フクログマ】
	【袋熊】
	○[哺]コアラ(koala)の別称。
	 ⇒こあら(コアラ)
ふくろだ
	【袋田】
	◇[日]Fukuroda
	○(1)茨城県久慈郡(クジグン)大子町(ダイゴマチ)にある地名・温泉
	町。奥久慈(オククジ)温泉郷の一つ。
	 久慈川の支流滝川をのぞむ高台にある。
	 参照⇒おくくじおんせんごう(奥久慈温泉郷)
	◎袋田の滝:⇒ふくろだのたき(袋田の滝,袋田滝)
	○(2)[交]⇒ふくろだえき(袋田駅)
ふくろだえき
	【袋田駅】
	○[交]茨城県久慈郡(クジグン)大子町(ダイゴマチ)袋田にある、J
	R水郡線(スイグンセン)の駅。
	 上小川(カミオガワ)駅と常陸大子(ヒタチダイゴ)駅の間。
ふくろだたき
	【袋叩き】
	【袋だたき】
	○(1)大勢で一人を取り巻(マ)いて、さんざんに叩くこと。
	 参照⇒ぼこる(ぼこる,ボコる)
	◎「袋」は「取り囲むさま」を意味し、袋に入れて叩くことではな
	い。
	○(2)(転じて)大勢または多方面の人から、さんざんに非難さ
	れること。
ふくろだのたき
	【袋田の滝】
	【袋田滝】
	○[地]茨城県久慈郡(クジグン)大子町(ダイゴマチ)袋田にある滝。
	 高さ121メートル、幅76メートルで、4段に分かれて落下す
	るので「四度の滝」とも呼ぶ。
	◎華厳の滝(栃木県日光市)・那智の滝(和歌山県東牟婁郡<ヒガシ
	ムログン>那智勝浦町<ナチカツウラチョウ>)とともに日本三名瀑の一つ。
★ふくろてながざる
	【フクロテナガザル】
	【袋手長猿】
	◇[マレー語]siamang
	○[哺]テナガザルの一種。ノド(喉)に袋がある。
	 「シャーマン」とも呼ぶ。
ふくろどこ
	【袋床】
	◇[日]fukurodoko/fukuro-doko
	○[建]床の間の一形式。
	 床の間前面の左右いづれか一方に竹や小柱などを建て、柱と
	の間に袖壁(ソデカベ)(小壁)を設け、床の間口より床の奥の方が
	広くなっているもの。
	 袖壁には下地窓(シタジマド)を明けたものが多い。
	 参照⇒したじまど(下地窓,助枝窓),ほらどこ(洞床)
ふくろねずみか《ふくろねずみくわ》
	【フクロネズミ科】
	◇[学]Phalangeridae
	○[古][哺]カンガルー目(Diprotodontia)クスクス科(Phalan-
	geridae)の旧称。
	 ⇒くすくすか(クスクス科)
ふくろねずみもく
	【フクロネズミ目】
	◇[学]Marsupialia
	○[古][哺]⇒ゆうたいもく(有袋目)
ふくろばかま
	【袋袴】
	○[服]
	 ⇒あんどんばかま(行灯袴)
ふくろはざま
	【袋狭間】
	○[建]⇒いしおとし(石落し,石落とし)
ふくわけ
	【福分け】
	○⇒おふくわけ(御福分け)
ふくわたおんせん《ふくわたをんせん》
	【福渡温泉】
	○栃木県那須郡(ナスグン)塩原町(シオバラマチ)大字塩原にある温泉。
	 泉質は塩泉。
ふくわたし
	【福渡し】
	○⇒おふくわけ(御福分け)
ふくわらい《ふくわらひ》
	【福笑い】
	○正月などに行う遊びの一つ。
	 お多福(タフク)の顔の輪郭だけが書かれた台紙の上に、目隠し
	をして、眉・目・鼻・口の形に切り抜いた紙片を置いていくも
	の。
	 うまく置けず変な顔になったのを笑って楽しむ。
	 参照⇒おたふくめん(お多福面,阿多福面)
	◎新年の季語。
ふけ
	【深】
	【深け】
	○[農]⇒[1]ふかだ(深田)
ふけ
	【深日】
	◇[日]Fuke
	○大阪府南西端、泉南郡(センナングン)岬町(ミサキチョウ)の地名。
	 大阪湾に面し、深日港がある。
ふけ
	【雲脂】
	【頭垢】
	○頭の皮膚が新陳代謝で角質化したものや、皮膚腺の分泌物な
	どが乾燥したものが、皮膚に灰白色の鱗状になって付着したも
	の。
	 参照⇒ふけめし(ふけ飯,フケ飯,雲脂飯,頭垢飯)
	◎雲脂性(フケショウ)
[1]ふーけ
	【フーケ】
	◇Jean Fouquet
	○[人]フランス中世末の画家(1420ころ〜1480ころ)。
[2]ふーけ
	【フーケ】
	◇Nicolas Fouquet
	○[人]フランスの政治家(1615〜1680)。
	◎大デュマの小説『鉄仮面([英]The Man in the Iron Mask)』
	のモデルとされる。
ぶーけ
	【ブーケ】
	◇[フ]bouquet
	○(1)花束(ハナタバ)・小さな花束。
	 参照⇒ぶーけとす(ブーケトス,ブーケ・トス)
	◎香草の束:⇒ぶーけがるに(ブーケガルニ)
	○(2)(ワイン・ブランデーなどの、花のような)芳香・香り。
	○(3)[料]サラダやオードブルなどに添えられた、ハムをバラ
	の花束のように盛り付けたもの。
★ふけい
	【不敬】
	○
	 参照⇒ふけいざい(不敬罪)
	◎〈内村鑑三不敬事件〉
	 キリスト教徒の内村鑑三(カンゾウ)は、教育勅語に礼拝せず非
	難をあび、第一高等中学校嘱託教員を解雇された。
ふけい
	【婦警】
	○⇒ふじんけいさつかん(婦人警察官)
ふけい
	【腐刑】
	◇[中]fu xing
	○[歴](中国の)宮刑。
	 ⇒きゅうけい(宮刑)
★ふけいざい
	【不敬罪】
	◇[フ]lese-majeste(レズマジェステ)、[英]lese-majesty(リ
	ーズマジェスティ)
	○[歴][法]
	 参照⇒まじぇすてぃ(マジェスティ)(1)
	◎1946. 5.19(昭和21)飯米獲得人民大会(食糧メーデー)のプラ
	カード「国体はゴジされたぞ、朕(チン)はタラフク食ってるぞ、
	ナンジ人民飢えて死ね」が問題化し、6月22日不敬罪で起訴さ
	れる。GHQが不敬罪被疑者の不起訴を決定したことで、11月
	2日名誉棄損で有罪となる。
	 1947.10.26(昭和22)改正刑法公布により廃止される。
	 1960(昭和35)風流夢譚事件。
	 1961. 3.10(昭和36)神社本庁は不敬罪制定請願運動を始め、
	のち生長の家も参加。
	 参照⇒しょくりょうめーでー(食糧メーデー),ふうりゅうむ
	たんじけん(風流夢譚事件)
ふけいざい
	【賦形剤】
	○[薬]医薬品の調合・成型で、主薬の量が製剤するには少ない
	場合に、加える薬効を持たない物質。
	 水薬では蒸留水、散薬や錠剤では乳糖(ラクトース)・ブドウ
	糖・デンプンなどが使われる。
ぶげいじゅうはっぱん《ぷげいじふはちぱん》
	【武芸十八般】
	○(1)[歴]日本の武士に古くから伝わる十八種の武芸。
	 時代により異同がある。
	〈代表例〉
	 < 1>弓術(キュウジュツ)。
	 < 2>馬術。
	 < 3>槍術(ソウジュツ)。
	 < 4>剣術。
	 < 5>水泳術。
	 < 6>抜刀術。
	 < 7>短刀術。
	 < 8>十手術(ジッテジュツ)。
	 < 9>銑ケン(*1)術(シュリケンジュツ)。
	 <10>含針術(フクミバリジュツ)。
	 <11>薙刀(ナギナタジュツ)術。
	 <12>砲術。
	 <13>捕手(トリテジュツ)術。
	 <14>柔術。
	 <15>棒術。
	 <16>鎖鎌術(クサリガマジュツ)。
	 <17>モジリ(*2)術。
	 <18>隠術(シノビジュツ)。
	 (*1)「ケン」は「(「金」偏+「見」)」。
	 (*2)「モジリ」は「(「金」偏+「戻」)」。
	○(2)(転じて)武芸の全般。
	○(3)[歴]中国で行われていた代表的な十八種の武芸。
	 ⇒じゅうはっぱん(十八般)
ぶーけがるに
	【ブーケガルニ】
	◇[フ]bouquet garni
	○[料]香草の小さな束。
	 ローレル(月桂樹)・パセリ・セロリ・タイムなどを適宜(テキギ)
	に束ね、スープ・シチューなどに入れて具とともに煮込み、香
	りや味を引き立てるためのもの。
	◎「ブーケ」は「花束」、「ガルニ」は「(料理に)添える,飾る」の意
	味。
ぶけぎりものがたり
	【武家義理物語】
	○[文]江戸中期、井原西鶴作の浮世草子。
	 1688(元禄元)刊行。
ふげしぐん
	【鳳至郡】
	◇[日]Figeshi Gun
	○[古]石川県北部、能登半島にある郡。
	 穴水町(アナミズマチ)・門前町(モンゼンマチ)・能都町(ノトマチ)・柳田村
	(ヤナギダムラ)の町村。
	◎2005. 3. 1(平成17)鳳至郡と珠洲郡(スズグン)が合併して鳳珠
	郡(ホウスグン)を発足。
	 同日、鳳至郡の能都町と柳田村、珠洲郡の内浦町(ウチウラマチ)の
	2町1村が合併して能登町(ノトチョウ)を発足。
ふけしゅう
	【普化宗】
	○[歴]臨済宗(禅宗)の一派とされる仏教宗派。
	 中国唐代の風狂僧普化を宗祖とするが、尺八(シャクハチ)を吹い
	て諸国を巡行するほかに特に宗義(教義)らしいものはない。
	 1254(建長 6)入宋した東福寺の心地覚心(シンジ・カクシン)が普化
	宗の宗義と尺八吹奏とを学び伝えたという。
	 1677(延宝 5)ころ、江戸幕府が普化宗を公認。寺社奉行の統
	制下で、関西では京都妙安寺を、関東では下総一月寺・武蔵鈴
	法寺を本山としてその宗徒である虚無僧(コムソウ)を取り締まり、
	諸国通行の自由など種々の特権を与えた。
	 1871(明治 4)明治政府により廃宗。
	 「普化禅宗」とも呼ぶ。
	 参照⇒こむそう(虚無僧)
ふけじょうろ《ふけじやうろ》
	【ふけじょうろ】
	【外精霊】
	○⇒ふけじょろ(ふけじょろ,外精霊)
★ぶけしょはっと
	【武家諸法度】
	○[歴]
	 1615(元和元. 7.)13ヶ条。
	 1635(寛永12. 6.)改補、参勤交代と五百石以上の大船建造の
	禁止。
	 1683(天和 3. 7.)改定、末期養子の許可・殉死の禁止。
	 1710(宝永 7. 4.)国文体に改変。
ふけじょろ《ふけじやろ》
	【ふけじょろ】
	【外精霊】
	○九州の南部地方で、祖先以外の霊魂。
	 「外精霊(ふけじょうろ,ふけじろ,ほかじょうろう)」,「ともど
	ん」とも呼ぶ。
	 参照⇒むえんぼとけ(無縁仏),がきだな(餓鬼棚)
ふけじろ
	【ふけじろ】
	【外精霊】
	○⇒ふけじょろ(ふけじょろ,外精霊)
ふけぜんしゅう
	【普化禅宗】
	○[歴]⇒ふけしゅう(普化宗)
ふけそう
	【普化僧】
	○普化宗の僧。
	 ⇒こむそう(虚無僧)
ふけだ
	【深田】
	○[農]⇒[1]ふかだ(深田)
ぷーけっと
	【プーケット】
	◇Phuket
	○(1)[地](Koh Phuket)⇒ぷーけっととう(プーケット島)
	○(2)(Changwat Phuket)⇒ぷーけっとけん(プーケット県)
	○(3)タイ王国南西部、プーケット県の県都。
	 北緯7.88°、東経98.38°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)4万5,600人。
	 2000(平成12)6万6,700人。
	 2002(平成14)6万8,700人。
ぷーけっとけん
	【プーケット県】
	◇[タイ語]Changwat Phuket、[英]Phuket Province
	○タイ王国南西部、マレー半島西岸沖のアンダマン海(Andaman 
	Sea)にあるプーケット島から成る県。マラッカ海峡(Strait of 
	Malacca)に面する。
	 県都はプーケット。
	〈面積〉
	 543平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)16万8,400人。
	 2000(平成12)23万9,000人。
	 2002(平成14)26万6,300人。
ぷーけっととう《ぷーけつとたう》
	【プーケット島】
	◇[タイ語]Koh Phuket/Ko Phuket
	○[地]タイ王国南西部、マレー半島西岸沖のアンダマン海(An-
	daman Sea)にある島。マラッカ海峡(Strait of Malacca)に面する。
	〈面積〉
	 534平方キロメートルで、タイ最大の島。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)16万6,000人。
ぶーけとす
	【ブーケトス】
	【ブーケ・トス】
	◇[英]bouquet toss
	○結婚式で、式の終了後に花嫁が後ろ向きになって手にした花
	束(ブーケ)を背中越しに投げる(トス)儀式。
	 花束を受け取った未婚の女性は次の花嫁になれるという。
ふけめし
	【ふけ飯】
	【フケ飯】
	【雲脂飯】
	【頭垢飯】
	○嫌いな人に食べさせるため、椀にもった飯にフケをかけたも
	の。
	 嫌がらせで行われるが、フケは味がないので気付かれること
	がなく、また食べた人は腹痛や下痢(ゲリ)を起すという。
ふけん
	【府県】
	○府と県。
	◎都道府県,関西二府四県
	◎1895(明治28)全国を3府43県に改める。
ふけん
	【符験】
	○(1)[漢]任命・信任の証拠となる割り符。
	 「符竹(フチク)」,「符節(フセツ)」とも呼ぶ。
	○(2)[漢]証拠。
ふげん
	【ふげん】
	○[歴][原]福井県敦賀市にあった、核燃料サイクル開発機構の
	新型転換炉(ATR)の原型炉。
	 出力16.5万キロワット。
	 動力炉核燃料開発事業団(動燃)が開発。
	 建設費と運転経費に約3,600億円、研究開発費は約925億円。
	 総発電電力量は約220億キロワット時、収入は約2,065億円。
	 MOX燃料を使用して24年間で約1.9トンのプルトニウムを
	消費。
	 参考⇒こうそくぞうしょくろ(高速増殖炉),ぷるさーまる(プ
	ルサーマル),もんじゅ(もんじゅ)
	◎1978. 3.20(昭和53)臨界に達する。
	 1978. 7.29(昭和53)送電、開始。
	 1979. 3.(昭和53)本格運転、開始。
	 2003. 3.29(平成15)運転を中止し、平成14年度末廃炉となる。
	核燃料サイクル開発機構の試算では、25年の歳月をかけ、解体
	と廃棄物(推定36.8万トン)処分の費用に約840億円、施設撤去
	までの維持費に数百億円、総額千数百億円に上る。
	 2003. 5.26(平成15)核燃料サイクル開発機構、中部経済産業
	局に「ふげん」の電気事業法に基づく発電所としての廃止報告を
	提出。電気事業法の規制を受けなくなるが、定期検査は継続。
	 2003. 7. 4(平成15)廃棄物処理建屋で火災警報が鳴り、爆発
	音とともに可燃物焼却炉の灰取り出し室に煙が充満。
ふげん
	【普賢】
	○[仏]⇒ふげんぼさつ(普賢菩薩)
ぶーげんヴぃる
	【ブーゲンヴィル】
	◇Louis Antoine de Bougainville
	○[人]⇒ぶーげんびる(ブーゲンビル)
ぶーげんヴぃるとう《ぶーげんゐ゛るたう》
	【ブーゲンヴィル島】
	◇[英]Bougainville Island
	○[地]⇒ぶーげんびるとう(ブーゲンビル島)
ぶげんしゃ
	【分限者】
	○物持ち、金持ち。
ふげんじゅうらせつ《ふげんじふらせつ》
	【普賢十羅刹】
	○[仏]⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
ふげんぞう《ふげんざう》
	【普賢象】
	○(1)[仏]普賢菩薩(ボサツ)が乗っている白象(ビャクゾウ)。
	 ⇒ろくげのびゃくぞう(六牙の白象)(3)
	○(2)[植]サトザクラの代表的な園芸品種。
ふげんだいし
	【普賢大士】
	○[仏]⇒ふげんぼさつ(普賢菩薩)
ふげんだけ
	【普賢岳】
	◇[日]Fugen Dake
	○⇒うんぜんふげんだけ(雲仙普賢岳)
★ぶーげんびりあ
	【ブーゲンビリア】
	◇bougainvillea
	○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)オシロイバナ科(Nyctagina-
	ceae)の低木。ブラジル原産の熱帯植物。
	 「ブーゲンビレア」とも呼ぶ。
★ぶーげんびる
	【ブーゲンビル】
	◇Louis Antoine de Bougainville
	○[人]フランスの航海者・軍人(1729〜1811)。
	 著書は『世界周航記』。
	 「ブーゲンヴィル」,「ブーガンビル」,「ブーガンヴィル」とも呼
	ぶ。
ぶーげんびるかいこう
	【ブーゲンビル海溝】
	◇[英]Bougainville Trench
	○[地]南太平洋のソロモン海(Solomon Sea)の北部、ニューブ
	リテン島(New Britain Island)の南側からソロモン諸島(Solo-
	mon Islands)の西側を走る海溝。最大深度9,140メートル。
	 「ブーガンビル海溝(Bougainville Trench)」とも呼ぶ。
	◎南東にはニューヘブリデス海溝(New Hebrides Trench)があ
	る。
ぶーげんびるとう《ぶーげんびるたう》
	【ブーゲンビル島】
	◇[英]Bougainville Island
	○[地]ソロモン諸島(the Solomon Islands)の北端にある火山
	島。諸島中最大の島。パプアニューギニア領。
	 バルビ火山(2,743メートル)がある。
	 「ブーゲンヴィル島」とも呼ぶ。
	◎フランス人ブーゲンビルに因(チナ)み命名。
	 参照⇒ぶーげんびる(ブーゲンビル)
	◎1943. 4.18(昭和18)山本五十六連合艦隊司令長官は、一式陸
	攻に搭乗しブナカナウ基地を飛び立ち、ブーゲンビル島上空で
	米軍機ロッキードP38によって撃墜され戦死。
ぶーげんびれあ
	【ブーゲンビレア】
	◇bougainvillea
	○[植]⇒ぶーげんびりあ(ブーゲンビリア)
ふげんぼさち
	【普賢菩薩】
	○[仏]⇒ふげんぼさつ(普賢菩薩)
ふげんぼさつ
	【普賢菩薩】
	◇[梵]Saman tabhadra
	○[仏]仏の理・定(ジョウ)・行(ギョウ)の徳をつかさどり、白象(ビャ
	クゾウ)に乗っている菩薩。
	 釈迦(シャカ)の右の脇侍(ワキジ)で、左は文殊(モンジュ)菩薩。
	 「ふげん」,「ふげんぼさち」,「普賢大士」,「延命菩薩」とも呼ぶ。
	◎白象:⇒ろくげのびゃくぞう(六牙の白象)(3)
[1]ふーこー
	【フーコー】
	◇Jean Bernard Leon Foucault(レオン・フーコー)
	○[人]フランスの物理学者(1819〜1868)。
[2]ふーこー
	【フーコー】
	◇Michel Foucault
	○[人]フランスの哲学者(1926〜1984)。
ふご
	【ふご】
	【畚】
	○(1)竹や藁(ワラ)で編んだ、カゴ(籠)の代用品。
	 棒の両先に下げ、物を盛り、棒の中ほどを一人で担(カツ)いで
	運ぶもの。
	 参照⇒あじか(簣),もっこ(もっこ,畚)
	○(2)釣った魚を入れるカゴ。
	 「びく(魚籠)」とも呼ぶ。
ぶこう
	【武后】
	◇[中]Wuhou
	○[人]⇒そくてんぶこう(則天武后)
ふごうさくせん《ふがうさくせん》
	【ふ号作戦】
	○[歴][軍]⇒ふうせんばくだん(風船爆弾)
ぶこうさん《ぶかふさん》
	【武甲山】
	◇[日]Buko San
	○[地]埼玉県の秩父地方にある石灰岩からなる山。標高1,294
	メートル。
	 秩父市と秩父郡横瀬町(ヨコゼマチ)の境で、山頂に御岳神社があ
	る。南には大持山(オオモチヤマ)がある。
	 武甲県立自然公園に含まれる。
	 セメント原石の採掘により山の自然が破壊されている。
	 「ぶこうざん(武甲山)」,「秩父岳(チチブタケ)」とも呼ぶ。
	◎標高は1,336メートルともいわれた。
	◎名称は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際、戦勝を祈願して
	武具と甲冑を奉納したという伝説から。
ぶこうざん
	【武功山】
	◇[中]Wugong Shan
	○[地]中国南東部、江西省(Jiangxi Sheng)西部の萍郷市(Ping-
	xiang Shi)(ヘイキョウシ)東部にある山。主峰の金頂(Jinding)は標
	高1,918メートル。
ぶこうざん《ぶかふざん》
	【武甲山】
	◇[日]Buko Zan
	○[地]⇒ぶこうさん(武甲山)
ふこうじゅ《ふかうじゆ》
	【フコウジュ】
	【浮香樹】
	○[植]⇒にゅうこう(ニュウコウ,乳香)
ふこうだ《ふかうだ》
	【不香田】
	◇[日]Fukoda
	○[古]鳥取県東端、八頭郡(ヤズグン)若桜町(ワカサチョウ)の字名(アザ
	ナ)。
	◎2003. 6.20(平成15)若桜町議会、不香田から香田に地名変更
	する議案を可決。10月1日から実施。
ふこうだ《ふかうだ》
	【深郷田】
	◇[日]Fukoda
	○(1)青森県北西部、北津軽郡(キタツガルグン)中泊町(ナカドマリマチ)の
	地名。
	◎旧住所は中里町(ナカサトマチ)深郷田。
	○(2)[交]⇒ふこうだえき(深郷田駅)
ふこうだえき《ふかうだえき》
	【深郷田駅】
	○[交]青森県北津軽郡(キタツガルグン)中泊町(ナカドマリマチ)にある、
	津軽鉄道の駅。
	 大沢内(オオザワナイ)駅と津軽中里(ツガルナカサト)駅の間。
	◎1955. 5.20(昭和30)開業。
	 旧住所は中里町(ナカサトマチ)深郷田。
ふこく
	【訃告】
	○死んだという知らせ。
	 「訃音(フイン)」,「訃報(フホウ)」,「訃信(フシン)」とも呼ぶ。
ふこくきょうへい《ふこくきやうへい》
	【富国強兵】
	○[歴]明治政府が唱えたスローガン。また、その政策。
	 急速に発展する欧米列強に対抗するため、国の経済力を高め、
	軍事力を強化することを目指したもの。
	 徴兵令で軍隊を整備し、地租改正・殖産興業により資本主義
	を育成し、その財力で軍備を充実させて、諸外国との競争に勝
	ち抜く国力を得ようとした。
	 参照⇒だつあにゅうおう(脱亜入欧,脱亞入歐)
	◎その延長線上に大陸進出政策が現れた。。
ふこくせいめい
	【フコク生命】
	○[経]⇒ふこくせいめいほけんそうごうがいしゃ(富国生命保
	険相互会社)
ふこくせいめいほけんそうごうがいしゃ
	《ふこくせいめいほけんさうごうぐわいしや》
	【富国生命保険相互会社】
	◇[英]Fukoku Mutual Life Insurance Company
	○[経]生命保険会社の一社。
	 本社は東京都千代田区内幸町(ウチサイワイチョウ)。
	 略称・ブランド名は「フコク生命」。
	◎1923.11.(大正12)根津嘉一郎(1860〜1940)により富国徴兵保
	険として創業。
ぷーこっくとう《ぷーこつくたう》
	【プーコック島】
	◇[ベトナム語]Dao Phu Quoc、[英]Phu Quoc Island
	○[地]タイランド湾南東部にあるベトナム領の島。
	 北緯10.22°、東経104.00°の地。
	〈面積〉
	 490.5平方キロメートル。
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