PDD図書館管理番号 0001.0010.7500.19
百 科 辞 書 《えわ》 編集:獨 澄旻
-------- えわ --------------------------------------------------
えーわっくす
【エーワックス】
【AWACS】
◇[英]Airborne Warning and Control System
○[軍]空中早期警戒管制機。
敵機の侵入を早期に探知し、味方の要撃機を管制・誘導する
システムをもつ航空機。
◎航空自衛隊はボーイングE−767を保有。
★えん
【縁】
○(1)へり(縁)・ふち(縁)。
○(2)人と人との結びつき・関係。
○(3)ある事物との結びつき・関係。
○()えにし(縁)・つながり。。
○()[]
○()[建]⇒えんがわ(縁側)(1)
○()[仏]因縁(インネン)。
⇒いんねん(因縁)
えん
【椽】
○[建]⇒えんがわ(縁側)(1)
★えん
【燕】
◇[中]Yan
○(1)[歴]中国の戦国時代、戦国七雄(Zhanguo qiguo)の一国
(?〜BC. 222)。
別称は「幽州(Youzhou)」。
参照⇒せんごくしちゆう(戦国七雄)
○(2)[歴]中国の五胡十六国の一国、前燕(Qian Yan)( 337〜
370)。
○(3)[歴]中国の五胡十六国の一国、後燕(Hou Yan)( 384〜
409)。
○(4)[歴]中国の五胡十六国の一国、南燕(Nan Yan)( 398〜
410)。
○(5)[歴]中国の五胡十六国の一国、北燕(Bei Yan)( 409〜
436)。
⇒ほくえん(北燕)
★えんあんし
【延安市】
◇[中]Yan'an Shi、[英]Yan'an City
○中国中北部、陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)中北部の省直
轄市(地級市)。
黄河支流の延水沿岸に位置し、オルドスと渭水(イスイ)盆地を
連絡する軍事上の要地。
〈管轄1区〉
宝塔区(Baota Qu)。
〈管轄12県〉
黄陵県(Huangling Xian):⇒こうりょうけん(黄陵県)
◎1935〜1945(昭和10〜昭和20)中国共産党の抗日・解放の本拠
地となる。
1936(昭和11)中華ソビエト共和国臨時政府を設置。
1947(昭和22)国府軍が占領。
1948(昭和23)奪還。
参照⇒ちょうせい(長征)(2)
えんい《ゑんゐ》
【遠位】
◇[英]distal(末梢の,末端の)、[羅]distalis
○(1)[動][医]身体の中央から遠いこと。また、遠い方のもの。
⇔きんい(近位)(1)
参照⇒えんしん(遠心)
○(2)[植]植物の基部から遠いこと。また、遠い方のもの。
⇔きんい(近位)(2)
参照⇒えんしん(遠心)
えんいた
【縁板】
◇[日]en'ita/en-ita
○[建]縁側(エンガワ)の部材の一つ。
縁側に張った短い板。外側は縁葛(エンカズラ)で受ける。
参照⇒えんがわ(縁側)(1),えんかずら(縁葛)
えんいんぶっしょう《えんいんぶつしやう》
【縁因仏性】
○[仏]⇒さんいんぶっしょう(三因仏性)
えんう
【焉烏】
○⇒ろぎょ(魯魚)
★えんうんじゅうろくしゅう《えんうんじふろくしう》
【燕雲十六州】
◇[中]Yan-Yun Shiliu Zhou
○[歴] 936(承平 6)中国五代の後晋(Hou Jin)(コウシン)( 936〜
946)の石敬(「王」偏+「唐」)(Shi Jingtang)(セキ・ケイトウ)が建国援
助の代償として契丹(Qidan)(キッタン)に割譲した土地。
その後、契丹の中国侵入の拠点となる。
五代の後周(Hou Zhou)( 951〜 960)が回復を試みたが成功せ
ず、宋(Song)の太宗も撃退された。
参照⇒しん(晋,晉)(3)
〈十六州〉
幽州(Youzhou)(現:北京市内)。
順州(Shunzhou)(現:北京市内)。
儒州(Ruzhou)(現:北京市内)。
檀州(Tanzhou)(現:北京市内)。
薊州(Jizhou)(現:天津市内)。
(三水+「豕」)州(Zhouzhou)(現:河北省内)。
瀛州(Yingzhou)(現:河北省内)。
莫州(Mozhou)(現:河北省内)。
新州(Xinzhou)(現:河北省内)。
(「女」偏+「為」)州(Guizhou)(現:河北省内)。
武州(Wuzhou)(現:河北省内)。
蔚州(Weizhou)(現:河北省内)。
応州(Yingzhou)(現:山西省内)。
寰州(Huanzhou)(現:山西省内)。
朔州(Shuozhou)(現:山西省内)。
雲州(Yunzhou)(現:山西省内)。
◎「燕」は現在の北京、「雲」は大同で、万里の長城の南側の河北
省・山西省の北部諸州を指す。
えんおう《えんわう》
【閻王】
○[仏]閻魔羅闍(エンマラジャ)の別称。
⇒えんまらじゃ(閻魔羅闍)
★えんか
【演歌】
○[歴][楽]明治時代、自由民権運動の壮士や演歌師が歌った歌
謡曲。
えんか
【演歌】
【艶歌】
○(1)[歴][楽]⇒えんか(演歌)
○(2)[歴][楽]明治後期〜大正時代、街頭で演歌師(艶歌師)が
歌った歌謡曲。
○(3)[楽]日本の現代歌謡曲の総称。
特に「こぶし」と呼ぶ日本独特の歌い回しのある曲。
哀調を帯びたものが多く、「怨歌(エンカ)」や「J−POP(ジェーポッ
プ)」などが派生している。
★えんか《ゑんか》
【怨歌】
○[楽]演歌(艶歌)の一分野。
「怨み節」とも呼ぶ。
えんがい《ゑんがい》
【円蓋】
○(1)[建]丸屋根・半球天井。
「クーポラ([伊]cupola)」,「キューポラ([英]cupola)」,「ドー
ム(dome)」とも呼ぶ。
○(2)仏像の上部を飾る円形の天蓋(テンガイ)。
仏像の真上、方蓋(ホウガイ)の下にあるもの。
参照⇒てんがい(天蓋)
えんかいいきせんとうかん《えんかいゐきせんとうかん》
【沿海域戦闘艦】
◇[英]local comic shop
○[軍]⇒えるしーえす(LCS)
えんかいさん《ゑんかいさん》
【円海山】
◇[日]Enkai San
○[地]神奈川県横浜市南部にある山。標高153メートル。
えんかいしへい
【淵海子平】
◇[中]Yuanhai Ziping
○徐大升(Xu Dasheng)の著書。
師の徐居易(Xu Juyi)(字<アザナ>:子平)の説を著したもの。
占い「四柱推命(Sizhu Tuiming)」の起源とされる。
略称は『子平』。
参照⇒しちゅうすいめい(四柱推命)
★えんかいしゅう《えんかいしう》
【沿海州】
◇[中]Yanhaizhou
○[地]
「東韃靼(Dong Dada)(ダッタン)」とも呼ぶ。
ロシア名は「プリモルスキー地方(Primorsky Krai)」。
参照⇒ぷりもるすきーちほう(プリモルスキー地方)
◎1858年、愛琿(アイグン)条約により清国とロシアの共有領土。
1860年、北京条約でロシア領となる。
えんかいしゅうかいりゅう《えんかいしうかいりう》
【沿海州海流】
◇[英]Primorsky Current
○[地]リマン海流の分派。
⇒りまんかいりゅう(リマン海流)(2)
えんかいしゅうかんりゅう《えんかいしうかんりう》
【沿海州寒流】
◇[英]Primorsky Cold Current
○[地]リマン海流の分派。
⇒りまんかいりゅう(リマン海流)(2)
えんかうんたー
【エンカウンター】
◇[英]encounter
○(1)[他動]出会う・出くわす。
○(2)[他動]直面する・遭遇する。
○(3)出会い・遭遇。
○(4)対抗・敵対。
○(5)[軍]遭遇戦・会戦・交戦。
えんかかり《えんくわかり》
【塩化カリ】
【塩化加里】
◇[英]potassium chloride
○[化]⇒えんかかりうむ(塩化カリウム)
★えんかかりうむ《えんくわかりうむ》
【塩化カリウム】
◇[英]potassium chloride
○[化]塩素とカリウムが化合した白色の結晶。化学式はKCl。
「塩化カリ(塩化加里)」とも呼ぶ。
◎薬物投与の死刑執行では心臓を停止するために使用する。鎮
静剤・睡眠薬などで眠らせた死刑囚に筋肉弛緩剤に続いて塩化
カリウムを投与する。
えんかかるぼにる《えんくわかるぼにる》
【塩化カルボニル】
◇[英]carbonyl chloride
○[化]⇒ほすげん(ホスゲン)
えんかぎん《えんくわぎん》
【塩化銀】
◇[英]silver chloride
○[化]塩素(Cl)と銀(Ag)の化合物(ハロゲン化銀)。白色の
微細な結晶。化学式はAgCl。
硝酸銀水溶液に塩化物イオンを含む溶液(塩酸や食塩溶液な
ど)を加えると、沈殿物として得られる。
結晶は水やアルコールに溶解せず、日光にあてると感光して
銀を遊離し紫黒色に変ずる。
天然には角銀鉱(chloroargyrite)として産出する。
(銀塩,アナログ)写真感光材料に用いる。
参照⇒けいらんし(鶏卵紙)
★えんがく《ゑんがく》
【円覚】
【圓覺】
○[仏]
参照⇒えんがくきょう(円覚経,圓覺經)
えんがく
【縁覚】
【縁覺】
◇[梵]pratyeka-buddha
○[仏]仏の教えによらずに自ら涅槃(ネハン)を悟(サト)り、静寂を
好みそれを他人に説かない聖者。
十二因縁を悟ったことと、またさまざまな外縁から悟ったこ
との二面から「縁覚」と、師なくして仏の教えによらずに独自に
涅槃を悟ったことから「独覚(ドッカク)」という。
独覚は、仲間をつくって修行する部行独覚と、麒麟(キリン)の
一角のごとく独(ヒト)りで道を得る麟角喩独覚とに分けられる。
大乗仏教ではこの立場(縁覚乗)を自己中心的なものと考え、
利他の菩薩と区別し、縁覚乗を声聞乗とともに小乗と呼び、菩
薩の下位・声聞(ショウモン)の上位とする。
漢訳から「独覚」、音写から「辟支仏(ビャクシブツ)」とも呼ぶ。
◎縁覚乗
◎縁覚乗と声聞乗を合せて二乗と呼ぶ。
◎「師なくして独自に覚(サト)った者」の意味。
仏教のほかにジャイナ教でも"pratyeka-buddha"を用いる。
えんがくきょう《ゑんがくきやう》
【円覚経】
【圓覺經】
○[仏]大乗経典の一つ、一巻。
詳しくは『大方広円覚修多羅了義経』。
参照⇒えんがく(円覚,圓覺)
◎一乗円頓(エンドン)の教義と観法の実践を説き、宋代以降の仏
教に大きな影響を与え、特に禅宗では重んじられてきた。
◎北インド出身の仏陀多羅(ブッダタラ,Buddhatara)が唐代に白馬
寺において漢訳したと伝えられるが、現在では7世紀末ころ中
国で撰述された偽経とされる。
『大乗起信論』の影響を強く受け、関係の深い『首楞厳経(シュ
リョウゴンギョウ)』も偽経。
注釈書では宗密(シュウミツ)(圭峰禅師)の『円覚経大疏』12巻、
『円覚経大疏鈔』13巻など。
えんがくじ《ゑんがくじ》
【円覚寺】
【圓覺寺】
○神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗(リンザイシュウ)円覚寺派の大
本山。瑞鹿山(ズイロクサン)大円覚寺興聖禅寺(コウショウゼンジ)。
蒙古襲来(元寇)を機に、1282(弘安 5)北条時宗が国家安泰を
祈願して宋僧無学祖元(ムガク・ソゲン)を開山とし建立。鎌倉五山
の第二位。
建長寺と並び代々北条氏の保護を受け、関東の臨済宗の中心
となる。数度の火災により衰微。江戸末期、中興の誠拙(セイセツ)
和尚により伽藍が復興。また明治初年に今北洪川(イマキタ・コウセン)・
釈宗演(シャク・ソウエン)の師弟により臨済禅近代化の先鋒として復興。
鎌倉時代の代表的な禅宗寺院で、特に禅宗様建築の舎利殿や
洪鐘(オオガネ)と呼ばれる梵鐘は国宝。
域内に18ヶ寺の塔頭(タッチュウ)がある。
参照⇒ござん(五山)(4),えんがくじしゃりでん(円覚寺舎利
殿,圓覺寺舎利殿),ぶつにちあん(仏日庵,佛日庵),おおがね(洪
鐘)
◎「円覚」の寺号(ジゴウ)は、寺地選定の後にこの地から石櫃(セキ
ヒツ)に入った『円覚経』が掘り出されたことに由来。
参照⇒えんがくきょう(円覚経,圓覺經)
「瑞鹿」の山号は無学祖元が開堂供養の説法をしているとき、
白鹿が人々にまじって聞いていたとの伝説に由来し、白鹿が現
れたとする白鹿洞がある。
◎住持職(住職)は無学についで来朝僧の大休正念・西澗子曇・
一山一寧(イッサン・イチネイ)・東明恵日・清拙正澄(セイセツ・ショウチョウ)らが、
日本の僧では桃渓徳悟・無隠円範(ムイン・エンパン)・南山士雲・夢
窓疎石(ムソウ・ソセキ)・古先印元ら諸派にわたる。
◎〒147-0062 鎌倉市山ノ内409
TEL:0467-22-0478、FAX:0467-23-3027
えんがくじしゃりでん《ゑんがくじしやりでん》
【円覚寺舎利殿】
【圓覺寺舎利殿】
○神奈川県鎌倉市山ノ内の円覚寺塔頭、万年山正続院の境内に
ある唐様(カラヨウ)建築の遺構。一重裳階付入母屋造り。国宝。
源実朝が宋の能仁寺から請来した仏牙舎利を奉安する堂宇。
◎かつては鎌倉時代の代表的遺構とされていたが、今では室町
初期の建築であることが明らかになっている。
現在の建物は、鎌倉尼五山の一つ太平寺の仏殿を移築したも
のと考えられている。
えんがくじは《ゑんがくじは》
【円覚寺派】
【圓覺寺派】
○[仏]臨済宗の一派。
本山は鎌倉の円覚寺(エンガクジ)。
「仏光派」,「無学派」とも呼ぶ。
◎無学祖元(ムガク・ソゲン)(仏光禅師)を祖とする。
えんかくそくていき《ゑんかくそくていき》
【遠隔測定器】
◇[英]telemeter
○[通]⇒てれめーたー(テレメーター)
えんかくそくていそうち《ゑんかくそくていさうち》
【遠隔測定装置】
◇[英]telemeter
○[通]⇒てれめーたー(テレメーター)
えんかくたんさ《ゑんかくたんさ》
【遠隔探査】
○⇒りもーとせんしんぐ(リモート・センシング)
えんかすいぎん《えんくわすいぎん》
【塩化水銀】
◇[英]mercurous chloride
○(1)[化]⇒えんかだいいちすいぎん(塩化第一水銀,塩化第1
水銀)
○(2)[化]⇒えんかだいにすいぎん(塩化第二水銀,塩化第2水
銀)
えんかずら《えんかづら》
【縁葛】
◇[日]enkazura/en-kazura
○[建]縁側(エンガワ)の部材の一つ。
縁板の外側を受けるため、縁束(エンヅカ)の上部とその他の縁
束の上部との間に渡した横木。
参照⇒えんがわ(縁側)(1),えんいた(縁板),えんづか(縁束)
★えんかだいいちすいぎん《えんくわだいいちすいぎん》
【塩化第一水銀】
【塩化第1水銀】
○[化]化学式はHg2Cl2。劇薬。
「甘汞(カンコウ)」,「カロメル([英]calomel)」とも呼ぶ。
◎石灰水との混合液を「ブラックローション(black lotion)」と
呼び、かつては梅毒治療に用いられた。
参照⇒ばいどく(梅毒,黴毒)
★えんかだいにすいぎん《えんくわだいにすいぎん》
【塩化第二水銀】
【塩化第2水銀】
◇[英]corrosive sublimate
○[化]化学式はHgCl2。猛毒。
「昇汞(ショウコウ)」,「猛汞(モウコウ)」とも呼ぶ。
えんがちょ
【えんがちょ】
【エンガチョ】
○子供の遊びの一つ。
道端(ミチバタ)の糞(フン)(ウンチ)を踏んでしまったり、嘔吐(オウ
ト)したり、汚い身成(ミナリ)をしたなどの子を発見した子が最初
に「エンガチョ」と宣言(指摘)する。穢(ケガ)れていると同意が
取れると周りの子供たちがその子に対して「エンガチョ、エン
ガチョ」と囃(ハヤ)し立てる。
その子に触られた別の子もまたエンガチョとなる。
エンガチョになったものは人差し指と中指を重ねて、他の子
に「エンガチョ切った」と言ってもらわなければならない。
えんがわ《えんがは》
【縁側】
○(1)[建]和風建築で、庭などに面する部屋の外側に張り出し
て設けた、細長い板敷き。
単に「えん(縁,椽)」とも呼ぶ。
参照⇒ぬれえん(濡れ縁,濡縁),まわりえん(回り縁,回縁,廻
縁),どえん(土縁),えんづか(縁束),えんかずら(縁葛),えんい
た(縁板)
◎洋風建築のベランダ(veranda)に相当する。
○(2)[魚]魚のヒレ(鰭)の基部にある骨。俗に、その付近の肉。
俗に「えんぺら(エンペラ)」とも呼ぶ。
参照⇒たんきこつ(担鰭骨)
えんがんけいびたい
【沿岸警備隊】
◇[英]Coast Guard
○[海]領海内の海難救助や港湾警備を行う政府機関。
アメリカでは海外にも派遣され、アメリカ海軍艦船の警護も
行う。
◎アメリカの沿岸警備隊(U.S.Coast Guard/USCG)は運輸
省に所属している。日本でも海上保安庁は運輸省(現:国土交通
省)の外局であった。
えんかんすう《ゑんくわんすう》
【円関数】
◇[英]circular function
○[数]⇒さんかくかんすう(三角関数)
えんがんちょうりゅう《えんがんてうりう》
【沿岸潮流】
○[海]⇒えんがんりゅう(沿岸流)
えんかんめん《ゑんくわんめん》
【円環面】
◇[英]torus
○[数]⇒[1]とーらす(トーラス)(1)
えんがんりゅう《えんがんりう》
【沿岸流】
○[海]ほぼ海岸に沿って流れる海水の流れ。
海岸から数十キロメートルの沖までの海域に発生する。
原因は河川・・海流・潮汐・風などで、長期間にわたって海
岸の砂を一方向に運び、砂浜の消滅や港湾の埋没などが起こる。
「沿岸潮流」,「海岸流」とも呼ぶ。
えんき《ゑんき》
【円規】
◇[蘭]kompas、[英]compass
○⇒こんぱす(コンパス)(1)
えんき
【焉耆】
◇[中]Yanqi
○カラシャール(Kara Shahr)の中国名。
⇒からしゃーる(カラシャール,哈拉沙爾)
えんきかいぞくじちけん《えんきくわいぞくじちけん》
【焉耆回族自治県】
◇[中]Yanqi Huizu Zizhixian、[英]Yanqi Huizu Autonomous
County/Yanqi Hui Autonomous County
○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)南東部、バインゴル・モンゴル自治州(巴音郭楞蒙
古自治州<Bayinguoleng Menggu Zizhizhou>)北部にある自治県。
南部を自治州の州都コルラ市(庫爾勒市<Ku'erle Shi>)に接す
る。
県都はカラシャール(Kara Shahr)(焉耆鎮)。
〈面積〉
2,429平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)12万人。
えんぎぐん
【燕岐郡】
◇[朝]Yeongi-gun
○朝鮮半島中西部、韓国西部の忠清南道(Chungchong-nam-do)
(チュウセイナンドウ)東部の郡。
「ヨンギ郡」とも呼ぶ。
えんきちん
【焉耆鎮】
◇[中]Yanqi Zhen
○カラシャール(Kara Shahr)の中国名。
⇒からしゃーる(カラシャール,哈拉沙爾)
えんきつし
【延吉市】
◇[中]Yanji Shi、[英]Yanji City
○中国東北部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)東端にある延辺
朝鮮族自治州(Yanbian Chaoxianzu Zizhizhou)(エンペン・チョウセンゾ
ク・ジチシュウ)の州都。
旧称は局子街(Juzijie)。
参照⇒きょくしがい(局子街)
〈面積〉
1,332平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)39万人。
えんきどぅ
【エンキドゥ】
◇Enkidu
○[メソポタミア神話]『ギルガメシュ(Gilgamesh)』に登場す
る野人。
参照⇒ぎるがめしゅ(ギルガメシュ)
★えんきゅう《ゑんきう》
【円丘】
○(1)
○(2)[歴]⇒てんだん(天壇)(2)
えんきゅう《ゑんきう》
【圜丘】
○(1)円い形の丘。
○(2)[歴]⇒てんだん(天壇)(2)
えんきょうじ《えんけうじ》
【円教寺】
○(1)兵庫県姫路市北部の書写(ショシャ)にある天台宗の寺。山号
は書写山(ショシャザン)。
本尊は如意輪観音(ニョイリンカンノン)で、西国三十三所の第二十七
番札所(フダショ)。
大伽藍(ダイガラン)は書写山の山上にあり、古制を残した特色
ある山上伽藍となっている。
平安中期、 966(康保 3)性空(ショウクウ)の創建。
室町時代の大講堂・食堂(ジキドウ)・常行堂(ジョウギョウドウ)・
金剛堂(コンゴウドウ)・護法堂(ゴホウドウ)・鐘楼(ショウロウ)などが立ち
並ぶ。
講堂安置の釈迦(シャカ)三尊像と摩尼殿(マニデン)(観音堂)安置の
四天王像は創建当初のもので重要文化財。
「えんぎょうじ(円教寺)」,「書写寺(しょしゃでら,そさでら)」
とも呼ぶ。
◎書写山の山麓からロープウェーが通じる。
◎霊場寺院として信仰を集め、花山天皇の宣によって勅願寺と
なり、後白河法皇が行幸するなど天皇・公卿・将軍らの崇敬を
受ける。
平清盛は『一切経』7千余巻を施入。
鎌倉時代には俊源の勧進(カンジン)により堂宇が整備されたが、
1331(元弘元)雷火で諸堂を焼失。まもなく再興される。
盛時には比叡山・大山寺(ダイセンジ)と並び天台の三大道場の
一つ。また、「播磨の比叡山」,「西の比叡山」とも称された。
○(2)[歴]京都府京都市右京区花園仁和寺付近にあった寺。四
円寺(シエンジ)の一つ。
参照⇒しえんじ(四円寺)
◎ 998(長徳 4)一条天皇の勅願で建立。
えんぎょうじ《えんげうじ》
【円教寺】
○⇒えんきょうじ(円教寺)(1)
えんきょりこうほうしすてむ《ゑんきよりかうはふしすてむ》
【遠距離航法システム】
◇[英]long range navigation
○[海][空]⇒ろらん(ロラン,loran,LORAN)
えんきりでら
【縁切寺】
○[楽]さだまさし作詞・作曲の歌謡曲。
歌はバンバン。
◎1975.11.25(昭和50)発売。
えんきりでら
【縁切寺】
【縁切り寺】
○[歴]江戸時代、離縁を望む妻女が駆け込んだ尼寺。
その夫との交渉をとるなど女性の保護と救済に当たり、交渉
が不成立でも足掛け三年尼の修行をすれば離縁が許され、前夫
などから何らの異議を言わせない特権を有していた。
鎌倉(神奈川県鎌倉市山ノ内)の東慶寺(トウケイジ)、上野(コウズケ)
国新田郡(群馬県新田郡尾島町<オジママチ>)の満徳寺(マントクジ)が有
名。
「駆込寺(カケコミデラ)」とも呼ぶ。
参照⇒とうけいじ(東慶寺),あじーる(アジール)
◎この寺法は鎌倉時代に東慶寺の開山覚山尼(カクサンニ)が定めた
といわれている。
江戸時代は夫にのみ離縁の権限があったため、特にこの寺法
が活用された。
1873. 5.(明治 6)寺法が廃止され、妻からの離婚請求が許可。
えんくるま
【エンクルマ】
◇Kwame Nkrumah
○[人]ガーナの政治家(1909〜1972)。
英領植民地ゴールドコースト(黄金海岸)生れ。
初め教師をし、のち米・英に留学。
民族独立運動を指導。1949(昭和24)会議人民党(CPP)を組
織。
1951(昭和26)最初の総選挙に獄中から立候補して当選。
1952(昭和27)ゴールドコーストの首相に就任。
1957(昭和32)ガーナ独立とともに初代首相、1960(昭和35)初
代大統領、1962(昭和37)終身大統領。
アフリカ統一・反植民地主義運動の指導者となり、周辺諸国
の民族解放闘争を支援。
1966(昭和41)北京外遊中に軍部クーデタで失脚し、ギニアに
亡命。
ブカレストで客死。
著書は『わが祖国への自伝』・『アフリカは統一されなけれ
ばならない』・『新植民主義』など。
えんけい
【燕京】
◇[中]Yanjing
○(1)中国の首都ペキン(北京)の雅称。
◎周代に燕の都「薊(Ji)(ケイ)」があったことから。
◎燕京八景:⇒えんけいはっけい(燕京八景)
○(2)[歴]ペキン(北京)の古称。
五代の後晋(Hou Jin)(コウシン)以後の名称で、明代にペキンに
改称。
えんけいだつもうしょう《ゑんけいだつもうしやう》
【円形脱毛症】
◇[英]alopecia areata
○[病]頭髪が円形に脱毛する皮膚疾患。
主な原因は、<1>自己免疫異常、<2>アトピー性皮膚炎、<3>
金属アレルギー。
ストレス・自律神経失調・栄養障害などでも発症する。
若い人に多いが、知らぬ間に直っていることも多い。
「円形禿髪(トクハツ)」とも、また俗に「十円ハゲ(十円禿)」,「台湾
坊主」とも呼ぶ。
えんけいとくはつ《ゑんけいとくはつ》
【円形禿髪】
○[病]円形脱毛症の別称。
⇒えんけいだつもうしょう(円形脱毛症)
えんけいはっけい
【燕京八景】
◇[中]Yanjing Bajing
○中国の首都ペキン(北京)周辺にある八つの景勝。居庸関(Ju-
yongguan)(キョヨウカン)・徳勝門(Deshenmen)・盧溝橋(Lugouqiao)
(ロコウキョウ)・玉泉山(Yuquan Shan)・香山(Xiangshan)(コウザン)・
北海(Beihai)・中海(Zhonghai)・金台(Jintai)の総称。
参照⇒ろこうきょう(盧溝橋,蘆溝橋)
えんげきはくぶつかん《えんげきはくぶつくわん》
【演劇博物館】
○(1)[劇]演劇関係の各種文献・資料・物品を収集・研究・陳
列する博物館。
○(2)[劇]東京都新宿区の早稲田大学の構内にある、演劇関係
の博物館。
日本演劇界の父・坪内逍遥(ショウヨウ)の古稀(コキ)の賀とシェー
クスピア全集40巻翻訳完結を記念して、1928.10.27(昭和 3)に
建てられた。
◎建物はシェークスピア時代の劇場フォーチュン座を模し、正
面玄関その物が劇場の舞台となっている。
えんげつじょう《えんげつじやう》
【偃月城】
○⇒がつじょう(月城)
えんげつとう《えんげつたう》
【偃月刀】
○(1)古代中国の、薙刀(ナギナタ)に似て長い柄(エ)に半月状の剣
(ツルギ)が付いた武器。
◎柄の短いもの:⇒せいりゅうとう(青竜刀,青龍刀)
○(2)⇒しゃむしーる(シャムシール)
えんけふぁりん
【エンケファリン】
◇[英]enkephalin/enkephaline
○[生化]鎮痛作用を持つ神経分泌ペプチド(エンドルフィン)の
一種。
アミノ酸5個から成り、メチオニンエンケファリン(methi-
onine enkephalin)とロイシンエンケファリン(leucine enkeph-
alin)とがある。
ともに脳内に広く分布し、消化管・副腎髄質にも見出される。
モルヒネ受容体(オピオイド受容体)と結合し、脳内でモルヒ
ネ様作用を発現して痛覚を抑制する。
参照⇒えんどるふぃん(エンドルフィン),おぴおいど(オピオ
イド)
◎「脳内([希]enkephalos)の薬(-in)」の意味。
えんけらです
【エンケラデス】
◇[希]Enceladus
○[天]⇒えんけらどす(エンケラドス)
★えんけらどす
【エンケラドス】
◇[希]Enceladus
○(1)[ギ神]ギガンテス(Gigantes)(巨人族)の一人。
オリンポスの神々([英]the Olympians)と戦い、エトナ山で
アテナ(Athena)の投げた石で倒れ、山に埋葬された。
◎ゼウスの稲妻で殺された、とも。
○(2)[天]土星の第2衛星。
直径300キロメートル。
◎1789(寛政元)イギリスの天文学者ハーシェル(F.W.Herschel)、
第1衛星ミマス(Mimas)とともに発見。
◎英語:エンセラデス(Enceladus)。
えんげる
【エンゲル】
◇[独]Engel
○⇒てんし(天使)
えんげるけいすう
【エンゲル係数】
◇[英]Engel's coefficient
○[経]生計費中で占める飲食費の割合を示す係数。
係数が大きいほど生活水準は低いとされる。
参照⇒びんぼうせん(貧乏線),じにけいすう(ジニ係数)
[1]えんげるす
【エンゲルス】
◇Engels
○ロシア共和国、サラトフ州(Saratovskaya Oblast)中央部の
都市。
★[2]えんげるす
【エンゲルス】
◇Friedrich Engels
○[人]ドイツの思想家・革命家(1820〜1895)。
著書は『ドイツ農民戦争』・『空想から科学へ』など。
★えんこう《ゑんこう》
【猿猴】
○(1)サル類の総称。
「猿([中]yuan)」は「類人猿([英]ape)」、「猴([中]hou)」は「尾
のあるサル([英]monkey)」を指す。
参照⇒さる(サル,猿)(1)
○()
えんごう《えんがう》
【掩壕】
◇[英]cover trench
○[軍]敵弾から兵馬を守るため、掘り下げた壕。
掘り出した土は敵側に積み上げる。
参照⇒えんたい(掩体),ざんごう(塹壕)(1),たいごう(対壕)
えんこーだー
【エンコーダー】
◇[英]encoder
○[通]符号化装置。符号化プログラム。
情報を符号化(暗号化)して入力する装置。
⇔でこーだー(デコーダー)
えんごーべ
【エンゴーベ】
◇[フ]engobe
○[美](陶磁器の焼き物で)素地の上に白色など良質の粘土を水
で溶いて化粧掛けをすること。
質の悪い素地を隠したりするほか、焼く前に化粧掛けを削っ
て色の異なる下地を出して模様や絵を描いたりする。
「化粧土(ケショウツチ)」とも呼ぶ。
参照⇒かめお(カメオ),すぐらふぃてぃー(スグラフィティー),
ぐらふぃてぃー(グラフィティー)(1)
えんこみえんだ
【エンコミエンダ】
◇[西]encomienda(委託)
○[歴]16〜18世紀、スペイン国王がラテン・アメリカやフィリ
ピンの植民地で征服者や開拓者に委託した所領・制度。
原住民の保護とキリスト教化の委託という形式であったが、
使役と徴税を認められた植民者(エンコメンデーロ)たちは事実
上この土地を所有かつ世襲し、原住民を徹底的に搾取した。
18世紀以降は征服が一段落してその役割が終わりしだいに消
滅した。
参照⇒あしえんだ(アシエンダ)
えんこめんでーろ
【エンコメンデーロ】
◇[西]encomendero
○[歴]16〜18世紀、スペイン国王から征服地を委託された軍人。
参照⇒えんこみえんだ(エンコミエンダ)
えんさい
【奄蔡】
◇[中]Yancai
○[歴]漢代の史書に登場する、中央アジア西部に住んでいたイ
ラン系遊牧民族。
紀元前2世紀ころ、現在のアラル海・カスピ海北辺に居住し、
4世紀後半のフン族の大移動によって西進し、5世紀には黒海
北方に達した。
ギリシア語名は「アラン(Alans,Alani)」、のちに「アラウニ
(Alauni)」,「ハラニ(Halani)」とも呼ぶ。
また、「闔蘇([中]Gesu)(コウソ)」とも、紀元2世紀には「阿蘭
(Alan)」、紀元3世紀には「阿蘭聊(Alanliao)(アランリョウ)」と呼ぶ。
参照⇒ふんぞく(フン族,匈族)
えんさい
【エンサイ】
【瓮菜】
◇[中]wengcai
○[農]⇒くうしんさい(クウシンサイ,空心菜)
えんさいくろぺでぃあ
【エンサイクロペディア】
◇[英]encyclopaedia
○[言]⇒ひゃっかじてん(百科辞典,百科事典)
えんさいくろぺでぃあぶりたにか
【エンサイクロペディア・ブリタニカ】
◇Encyclopaedia Britannica
○[言]⇒ぷりたにかひゃっかじてん(ブリタニカ百科辞典)
えんざいむ
【エンザイム】
◇[英]enzyme
○[生化]酵素(コウソ)。
⇒こうそ(酵素)
えんさが
【エンサガ】
◇En Saga(一つの伝説)
○[楽]フィンランドの作曲家シベリウス(Jean Sibelius)の管
弦楽曲。
1892(明治25)作曲。
参照⇒[1]さが(サガ)
えんさん
【塩酸】
◇[英]hydrochloric acid
○[化]塩化水素(HCl)の水溶液。純粋なものは無色透明で、
不純なものは黄色ほ帯びる強酸。市販の濃塩酸は約37%の塩化
水素を含む。
多くの金属を溶解して塩化物を作る。
化学工業で広く用いられている。
また、高等動物の胃液の主成分。
えんさんくれんぶてろーる
【塩酸クレンブテロール】
◇[英]clenbuterol hydrochloride
○(1)[薬]喘息治療薬の一種。
多めに摂取すると心悸亢進をもたらし、最悪の場合は心拍停
止になる場合もある。
○(2)[薬]筋肉増強剤の一種。
参照⇒あなぼりっくすてろいど(アナボリックステロイド)
○(3)[農]ブタ(豚)・ウシ(牛)などの家畜の飼料の添加剤の一
種。
成長促進や脂肪の少ない赤肉を増量するために使用する。
多くの国で使用禁止になっている、
参照⇒らくとぱみん(ラクトパミン)
◎この肉を食べるとドーピング検査で神経興奮剤として認識さ
れることがある。
えんざんくん
【燕山君】
◇[朝]Yonsangun
○[人]李氏朝鮮の第10代の王(1476〜1506)。在位1495〜1506。
第9代成宗の嫡子。
1498(明応 7)戊午(ボゴ)の士禍・1504(永正元)甲子(コウシ)の
士禍を起す。
◎暴政のためクーデターで廃位・追放されたことから「王」では
なく「君」と呼ばれる。
えんざんさんみゃく
【燕山山脈】
【燕山山脉】
◇[中]Yanshan Shanmai、[英]Yanshan Mountains
○[地]中国北部、河北省(Hebei Sheng)北部を東西に走る山脈。
ペキン(北京)の北東方72キロメートルに位置し、万里の長城
が山脈上に建設されている。
最高峰は霧霊山(Wuling Shan)の玉皇頂(Yuhuangding)(2,116
メートル)。
えんざんし
【塩山市】
◇[日]Enzan Shi
○[古]山梨県北東部、甲府盆地北東端の市。
◎2005.11. 1(平成17)東山梨郡(ヒカシヤマナシグン)の勝沼町(カツヌマチョウ)
・大和村(ヤマトムラ)と合併して甲州市に編入。
★えんざんし
【演算子】
◇[英]operator
○[数][計]四則演算(+,−,×,÷)を含む各種の演算記号。
「オペレーター」,「作用素」とも呼ぶ。
参照⇒ぎゃくぽーらんどほう(逆ポーランド法)
えんさんどねぺじる
【塩酸ドネペジル】
◇[英]donepezil hydrochloride
○[薬]⇒ありせぷと(アリセプト)
えんさんめちるふぇにでーと
【塩酸メチルフェニデート】
◇[英]Methylphenidate Hydrochloride
○[薬]中枢神経刺激薬。
ADHD(注意欠陥多動障害)やナルコレプシー(睡眠障害)の
治療薬として用いられる。
副作用として、体重減少・不眠・うつ症状・発達不全などが
ある。また、心臓血管障害の危険性を高めるとの指摘もある。
商品名は「リタリン(Ritalin)」など。
参照⇒えーでぃえっちでぃ(ADHD),なるこれぷしー(ナル
コレプシー)
◎合法的覚醒剤とも言われている。
参照⇒とりあぞらむ(トリアゾラム)
◎2007. 9.(平成19)リタリンの製造・販売元ノバルティスファ
ーマ(東京都港区)、適応症から難治性・遷延性うつ病の削除を
検討していることが判明。削除されれば適応症は睡眠障害(ナ
ルコレプシー)のみとなる。
えんさんめまんちん
【塩酸メマンチン】
◇[英]Memantine HCl/Memantine Hydrochloride
○[薬]重度のアルツハイマー型痴呆症(チホウショウ)の治療薬。
脳内神経伝達物質グルタミン酸の働きを阻害して神経細胞を
保護し、症状の進行を遅らせる効果がある。
ドイツのメルツ製薬会社(Merz Pharmaceuticals GmbH)が開
発。
単に「メマンチン」とも呼ぶ。
参照⇒ありせぷと(アリセプト)
◎2003.10.17(平成15)アメリカの食品医薬品局(FDA)、認可。
★えんし《ゑんし》
【遠視】
◇[英]hyperopia(ハイパーオピア)/hypermetropia(ハイパー
メトロピア)
○[医]
⇔きんし(近視)
[1]えんし
【偃師】
◇[中]yanshi
○人形遣い・傀儡師(クグツシ)。
◎『列子・湯問篇』に現れる名工の名前。周の穆王(ボクオウ)の
とき、ひとりでに踊る人形を作ったとされる。
★[2]えんし
【偃師】
◇[中]Yanshi
○⇒えんしし(偃師市)
えんじいろ
【臙脂色】
○[色]エンジムシ(臙脂虫)からとった染料でそめた色。やや暗
い赤紫。
参照⇒えんじむし(臙脂虫)
◎C=34,M=100,Y=74,B=7。
◎中国古代に北方にあった燕国の赤い脂の色といわれ、「燕支」
と書くこともある。
えんじぇる
【エンジェル】
◇[英]angel
○(1)⇒てんし(天使)
○(2)[俗]⇒えんぜる(エンゼル)(2)
◎ギリシア語の「使者(angelos)」から。
えんじぇるけあ
【エンジェルケア】
【エンジェル・ケア】
◇[英]angel care
○[医]⇒えんぜるけあ(エンゼルケア,エンゼル・ケア)
えんじこ
【臙脂虎】
○嫉妬深い女。
★えんしし
【偃師市】
◇[中]Yanshi Shi
○中国中央部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)北西部の洛陽市
(Luoyang Shi)(ラクヨウシ)(地級市)に属する市(県級市)。洛陽の東
隣。
二里頭遺跡(二里頭遺址<[中]>Erlitou Yizhi)がある。
参照⇒にりとういせき(二里頭遺跡)
えんじにありんぐぷらすちっく
【エンジニアリング・プラスチック】
◇[英]engineering plastics
○[工][化]工業材料として用いられる高性能プラスチックの総
称。
耐熱性・機械的強度・耐摩耗性に優れ、機械部品・自動車部
品・航空機部品・電子機器部品・外装材などに使用される。
和略語で「エンプラ」とも呼ぶ。
〈五大エンプラ〉
ナイロン。
ポリカーボネート(PC)。
ポリフェニレンオキシド(PPO)。
ポリオキシメチレン(POM)。
ポリブチレンテレフタレート(PBT)。
えんじまがき
【えんじ籬】
○⇒ついじ(築地,築墻)(1)
えんじむし
【臙脂虫】
○[虫]臙脂色の染料をとる昆虫の総称。
<1>南洋産のラックムシ。分泌液を綿に染み込ませ乾燥させ
たものを「生臙脂(ショウエンジ)」と呼ぶ。
<2>地中海沿岸に生息するケルメス(kermes)。この昆虫から
とった染料は「カーマイン(carmine)」,「洋紅(ヨウコウ)」と呼ぶ。
<3>中南米でサボテンなどに寄生するコチニールカイガラム
シ(cochineal bug)。色はスカーレット(scarlet)と呼ばれ、
「緋色」と訳される。
参照⇒かーまいん(カーマイン)
えんじゃく
【燕雀】
○(1)ツバメ(燕)とスズメ(雀)。
○(2)(転じて)小さな鳥。
⇔こうこく(鴻鵠)(2)
○(3)(転じて)小人物。度量の小さい人。
⇔こうこく(鴻鵠)(3)
◎燕雀安(イズク)んぞ鴻鵠(コウコク)の志(ココロザシ)を知らんや:⇒え
んじゃくいずんくぞこうこくのこころざしをしらんや(燕雀安
んぞ鴻鵠の志を知らんや)
えんじゃくいずんくぞこうこくのこころざしをしらんや
《えんじやくいづくんぞくわうこくのこころざしをしらんや》
【燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや】
○[慣用句]小さな鳥にどうして大きな鳥の志がわかるだろうか。
それゆえ、目先ばかりを見ている小人物に、大人物の遠大な
志を知る由(ヨシ)はない。
「鴻鵠の志」とも呼ぶ。
◎『史記』「陳渉世家」から。
えんじゃくもく
【エンジャク目】
【燕雀目】
○[古][鳥]スズメ目(Passeriformes)の旧称。
えんじゃめな
【エンジャメナ】
◇N'Djamena
○⇒うんじゃめな(ウンジャメナ)
★えんじゅ《ゑんじゆ》
【エンジュ】
【槐】
◇[学]Sophora japonica
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)クララ属(Sophora)の
落葉高木。
「玉樹(ギョクジュ)」とも呼ぶ。
えんしゅう《ゑんしう》
【遠州】
◇[日]Enshu
○(1)[歴]中国風の旧国名。
⇒とおとうみ(遠江)
○(2)[人]江戸初期の大名・茶人の小堀遠江守(トオトウミノカミ)政一
(マサカズ)のこと。
参照⇒『人名辞典』こぼり えんしゅう(小堀 遠州)
◎遠州好み
★えんしゅう《えんしふ》
【演習】
○()
○()[教]⇒ぜみなーる(ゼミナール)(1)
えんしゅうじ《ゑんしゆうじ》
【円宗寺】
○[歴]四円寺(シエンジ)の一つ、円明寺(エンミョウジ)の後身。
⇒えんみょうじ(円明寺)
えんしゅうちゃ《ゑんしうちや》
【遠州茶】
○[色]白みがちの茶色。
◎江戸初期の大名・茶人の小堀遠江守政一(マサカズ)(遠州)から、
後世名付けられた。
★えんしゅうてつどう《ゑんしうてつだう》
【遠州鉄道】
○[交]静岡県の地方鉄道。
本社は静岡県浜松市。
えんしゅうなだ《ゑんしうなだ》
【遠州灘】
◇[日]Enshu Nada
○[地]静岡県南部の御前崎(オマエザキ)から愛知県南部の渥美半島
の伊良湖岬(イラゴザキ)までの沖合いの海域。
波が荒く、港が少ないので古来からの航海の難所。
◎東側は駿河湾(スルガワン)、西側は伊勢湾。
★えんしゅうりつ《えんしうりつ》
【円周率】
◇[英]circular constant/pi(パイ)
○[数]円周の長さとその直径との比率。
約3.141592 65358979……。
「パイ」とも呼び、ギリシア文字の小文字「π(パイ)」で表す。
◎覚え方は「才子、異国に婿さ……」など。
英語では"Yes,I know a number."で、単語の文字数で表す。
えんしゅうりゅう《ゑんしうりう》
【遠州流】
○江戸初期の大名・茶人の小堀遠江守政一(マサカズ)(遠州)が始
めた茶道・生け花の流派。
えんしょう《えんせう》
【焔硝】
【塩硝】
○(1)[化]⇒しょうさんかりうむ(硝酸カリウム)
○(2)[化]有煙火薬(黒色火薬)の俗称。
⇒こくしょくかやく(黒色火薬)
えんしょう《えんせう》
【煙硝】
○[化]有煙火薬(黒色火薬)の俗称。
⇒こくしょくかやく(黒色火薬)
えんしょう
【厭勝】
○まじない。また、まじないをして憑き物・悪霊などを押え伏
せたり、相手を屈服させて従わせること。
正しくは「ようしょう(厭勝)」と読み、「あっしょう(厭勝)」と
も呼ぶ。
参照⇒じょうぶく(調伏),ごうぶく(降伏)
◎厭勝銭:⇒えんしょうせん(厭勝銭)
◎「厭」は「圧(壓)」に通じ、上から押さえつけること。
「厭」は一般に「あきる・いとう」の意味の場合には「えん([中]
yan)」と読み、「おす(押す)・おさえる」の場合には「よう《えふ》
([中]ya)」と読む。
★えんじょうじ《ゑんじやうじ》
【円成寺】
○奈良県奈良市忍辱山町(ニンニクセンチョウ)にある真言宗御室派(オムロハ)
の寺。山号は忍辱山。
えんじょうじ《ゑんじようじ》
【円乗寺】
○[歴]京都府京都市右京区花園仁和寺付近にあった寺。四円寺
(シエンジ)の一つ。
参照⇒しえんじ(四円寺)
◎後朱雀天皇の勅願で建立。
えんしょうせん
【厭勝銭】
○[歴]縁起物や護符として用いられた、通貨ではない銭貨。
吉祥の文句や竜馬などの特殊な図像を鋳出し、わざわいを避
け幸運を願ったもの。
正しくは「ようしょうせん(厭勝銭)」と読み、「あっしょうせ
ん(厭勝銭)」とも呼ぶ。
参照⇒えんしょう(厭勝)
◎中国では漢代からあり、日本では室町から江戸時代にかけて
行われた。
えんしょくせい
【演色性】
◇[英]color rendering property
○[光]人工光源の性質を示す用語、
その光で物体を照らした時、自然光(太陽光)で見た状態に近
いかを表し、自然光に近いほど「演色性がよい」とする。
専門的には分光器で測定した演色評価数(CRI,color ren-
dering index)が使用される。
えんしょくはんのう《えんしよくはんおう》
【炎色反応】
【焔色反応】
◇[英]flame reaction
○[化]アルカリ金属やアルカリ土類金属などの塩類を、無色の
炎の中に入れると、炎が各金属に特有の色を示す反応。
一般には白金線またはニクロム線の先を塩酸で湿らせ、微量
の試料を着け、ブンゼンバーナーの酸化炎に入れて観察する。
化学分析や花火の着色などに利用される。
〈例〉
ナトリウムは橙黄色。
カリウムは赤紫色。
カルシウムは橙赤色。
ストロンチウムは深赤色。
銅は青緑色。
バリウムは緑色。
★えんしれーじ
【エンシレージ】
◇[英]emsilage
○(1)[農]青刈りした飼料作物や生の牧草をサイロ(silo)に貯
蔵すること。貯蔵して乳酸発酵させること。
○(2)[農]サイレージ([英]silage)の別称。
⇒さいれーじ(サイレージ)
えんしん《ゑんしん》
【遠心】
◇[英]centrifugal
○中心から遠ざかること・中心から遠ざかろうとすること。
⇔きゅうしん(求心)
参照⇒えんい(遠位)
★えんじん《ゑんじん》
【猿人】
◇[学]pithecanthropus、[英]apeman
○[生]
参照⇒[1]るーしー(ルーシー),がるひえんじん(ガルヒ猿人)
えんしんぶんりほう《ゑんしんぶんりはふ》
【遠心分離法】
◇[英]centrifuge separation method
○[原]天然ウランからウラン235を分離・濃縮する方法の一
つ。
天然ウランをガス状の六フッ化ウランに転換して高速回転す
る円筒の中に入れ、遠心力で比重の重いウラン238の多いガ
スと軽いウラン235の多いガスに分離する。その処理を次々
に重ねて行う(カスケード)と、高濃度のウラン235が得られ
る。
ガス拡散法よりも小規模で濃縮効果がよい。
「ウラン遠心分離法」とも呼ぶ。
参照⇒がすかくさんほう(ガス拡散法)
◎円筒はアルミ合金製または炭素繊維製。
えんす
【エンス】
◇[英]-ence
○(1)[接尾辞](動詞に付けて)「行動・状態・性質」を表す語形
成要素。
○(2)[接尾辞]("-ent"で終わる形容詞に付けて)名詞を作る語
形成要素。
◎"-ant"で終わる形容詞では"-ance"となる。
えんすいじょうかざん《ゑんすいじやうくわざん》
【円錐状火山】
○[地]⇒せいそうかざん(成層火山)
えんすたたてと
【エンスタタイト】
◇[英]enstatite
○[鉱]⇒がんかきせき(ガン火輝石,頑火輝石)
えんすと
【エンスト】
○[俗][交]自動車・バイクなどのエンジンが不意に止まること。
参照⇒[2]すとーる(ストール)(2)
◎「エンジン・ストップ」の和略語。
えんすへで
【エンスヘデ】
◇Enschede
○オランダ東部、オーフェルアイセル州(Provincie Overijssel)
南東部の都市。
北緯52.22°、東経6.89°の地。
同州最大の都市で、トウェンテ工業地帯(Twente industrial
area)の中心地。
〈人口〉
1984(昭和59)14万4,938人(推計)。
1990(平成 2)14万6,010人(推計)。
1992(平成 4)14万7,199人(推計)、大都市圏25万2,989人(推
計)。
えんせいがい《ゑんせいがい》
【袁世凱】
◇[中]Yuan Shikai
○[人]中国の軍閥政治家(1859〜1916. 6. 6)、中華民国の初代
大統領。号は項城(Xiangcheng)。河南省項城の人。
清末、1882年壬午(ジンゴ)の変で李鴻章(Li Hongzhang)(リ・コウ
ショウ)の命を受け、朝鮮で活躍し清国勢力を伸ばす。日清戦争後
は天津で北洋新軍を組織し新式陸軍の育成に努める。
1898年戊戌(ボジュツ)の政変で西太后(Xi Taihou)(セイタイコウ)の
信任を得て朝廷に重用され要職を歴任。
義和団事件では列強側に立ちイギリスの信任も得る。西太后
の死後、摂政監国醇親王(Chun Qinwang)(ジュンシンノウ)サイホウ
(Zaifeng)(載(三水+「豊」))に退けられ失脚、郷里に帰える。
1911年辛亥革命では朝廷の恥を忍んだ三顧の依託で再び登用
され革命軍の討伐にあたるが、途中孫文(Sun Wen)(ソンブン)ら革
命派とと妥協し、朝廷に12代宣統帝溥儀(Puyi)(フギ)の退位を
迫まる。
1912年中華民国成立後、推されて中華民国臨時大統領に就任。
清帝の退位後、1913年の第二革命を契機に革命派を弾圧し正式
な中華民国初代大総統となり、孫文らの国民党を抑え国会を解
散し独裁体制を固める。1915年5月日本の対華二十一ヶ条要求
を受諾。
1915年12月12日、帝政復活を宣言し、1916年1月に自ら洪憲
皇帝(Hongxian Huangdi)と称し国号を中華帝国とする。しかし、
国内および日・英ら列強の抗議や反帝制運動の第3革命が起こ
り、1916年3月22日、帝政を撤回して退位したが大総統の座に
はとどまった。武装蜂起が相次いで起こる中で病死。
参照⇒ほくようぐんばつ(北洋軍閥),さいがく(蔡鍔)
◎醇親王は戊戌新政の際に袁が西太后に密告したため兄の11代
徳宗(Dezong)光緒帝(Guangxu Di)(コウショテイ)が幽閉されたと考え、
袁を退けてこの恨みに報いたものといわれる。
★えんせき
【縁石】
◇[日]enseki
○(1)[交]歩道と車道の境、歩道側に敷設した石。
「縁石(フチイシ,ヘリイシ)」とも呼ぶ。
◎英語:カーブストーン(kerbstone)。
米語:カーブストーン(curbstone)。
ドイツ語:ボルトシュタイン(Bordstein)。
○(2)[建]葛石(カズライシ)の別称。
⇒かずらいし(葛石)
えんせふぁらるとす
【エンセファラルトス】
◇[学]Encephalartos
○[植]⇒おにそてつ(オニソテツ,鬼蘇鉄)
えんせふぁろ
【エンセファロ】
◇[英]encephalo-
○[接頭辞]「脳」を表す語形成要素。
◎エンセファロン(encephalon):脳髄・脳。
エンセファログラム(encephalogram):脳造影図。
エンセファロマレイシア(encephalomalacia):脳軟化。
エンセファロマイアライティス(encephalomyelitis):脳脊
髄炎。
エンセファロマイオカルダイティス(encephalomyocarditis)
:脳心筋炎。
エンセファロパシー(encephalopathy):脳障害。
エンセファロセル(encephalocele):脳瘤(ノウリュウ)。
えんせふぁろせる
【エンセファロセル】
◇[英]encephalocele
○[病]脳瘤(ノウリュウ)。
⇒のうりゅう(脳瘤)
えんせふぁろん
【エンセファロン】
◇[英](単数形)encephalon/(複数形)encephala
○[医]脳髄・脳。
えんせらです
【エンセラデス】
◇[英]Enceladus
○[天]⇒えんけらどす(エンケラドス)
えんぜる
【エンゼル】
◇[英]angel
○(1)⇒てんし(天使)
○(2)[俗]レーダーの画面に現れた正体不明の像。
鳥などの低空飛行物体などによるもの。
「エンジェル」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「使者(angelos)」から。
えんぜるけあ
【エンゼルケア】
【エンゼル・ケア】
◇[英]angel care
○[医](医療施設などによる)遺体の処置。
「エンジェルケア」,「シュテルベン([独]Sterben)(死亡)」,「ス
テルベン」とも呼ぶ。
参照⇒ゆかん(湯灌,湯潅),えんばーみんぐ(エンバーミング)
えんぜるべびー
【エンゼル・ベビー】
◇[和製英語]angel baby
○[社]⇒ふぉこめりあ(フォコメリア)
えんせん
【厭賎】
【厭賤】
○嫌(キラ)って蔑(サゲス)むこと。
えんせん
【厭戦】
○戦争することを嫌い避(サ)けること。戦争を厭(イヤ)に思うこ
と。
◎厭戦思想
えんそくこ
【堰塞湖】
○[地]⇒せきとめこ(堰止め湖,堰止湖)
えんそふ
【エンソフ】
【エン・ソフ】
◇[ヘブライ語]ein sof/ayn sof
○[宗]ヘブライ神秘哲学カバラ(Kabbalah)で、無限または虚無。
転じて、至高(神)の実体・万物の始原(シゲン)。
参照⇒かばら(カバラ)(1)
----------------------------------------------------------------