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                    PDD図書館管理番号       0001.0009.8000.16

                 百   科   辞   書    《えて》     編集:獨  澄旻

-------- えて --------------------------------------------------
えーてぃー
	【AT】
	◇[英]automatic transmission
	○[交]オートマチック・トランスミッション(自動変速装置)の
	略称。
	 自動車の走行中にギアの切り替えが自動的に行われる変速機。
	 変速操作にクラッチ(clutch)を使わないことから、和製英語
	で「ノークラッチ(no clutch)」とも呼ぶ。
	◎手動変速装置(manual transmission):⇒えむてぃー(MT)
	(1)
[1]えーでぃ
	【AD】
	◇[英]assistant director
	○[劇][放]アシスタントディレクター(演出助手)の略称。
[2]えーでぃ
	【AD】
	◇[英]Alzheimer's disease
	○[病]⇒あるつはいまーびょう(アルツハイマー病)
えーでぃ
	【AD】
	【A.D.】
	◇[羅]Anno Domini
	○「西暦(紀元)……年」の略号。
	 ⇔びーしー(BC,B.C.)
えーでぃあい
	【ADI】
	◇[英]acceptable daily intake
	○(有害物質などの)一日摂取許容量の略称。
	 食品添加物や農薬散布などによる、安全な摂取基準量。
えーでぃあいぜっと
	【ADIZ】
	◇[英]air defense identification zode
	○[軍]⇒ぼうくうしきべつけん(防空識別圏)
えーてぃーあーる
	【ATR】
	◇[英]advanced thermal reactor
	○[原]新型転換炉の略称。
	 日本独自の原子炉形式で、ウラン・プルトニウム混合酸化物
	(MOX)燃料などを使用し、発電する熱中性子原子炉。
	 参照⇒ふげん(ふげん),もっくすねんりょう(MOX燃料)
[1]えーでぃあーる
	【ADR】
	◇[英]American Depositary Receipt
	○[経]アメリカ預託証券(米国預託証券)の略称。
	 アメリカの銀行が、国外の支店で外国株式の預託を受けて発
	行された預託証書を、代替証券として売買する制度。また、そ
	の代替証券。
[2]えーでぃあーる
	【ADR】
	◇[英]alternative dispute resolution
	○[法]民間による裁判外紛争解決の略称。
	◎2004.11.19(平成16)参議院本会議で裁判外紛争解決促進法が
	可決・成立。
えーでぃあーるしー
	【ADRC】
	◇[英]Asian Disaster Reduction Center
	○[宇]アジア防災センターの略称。
	 日本の陸域観測技術衛星(ALOS)で災害発生現場を撮影し、
	その画像を無料でアジア各国の防災機関に提供する防災危機管
	理システムを運用する。
	 独立行政法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とアジア・
	太平洋地域の25ヶ国が加盟。
	◎2006. 7.(平成18)運用開始予定。
えーてぃーえー
	【ATA】
	◇[英]Air Transport Association
	○[空]アメリカの航空輸送協会の略称。
	 アメリカの航空各社で構成。
えーでぃえー
	【ADA】
	◇[英]adenosine deaminase
	○[生化]アデノシンデアミナーゼの略称。
	 ⇒あでのしんであみなーぜ(アデノシンデアミナーゼ)
えーでぃえーけっそんしょう《えーぢえーけつそんしやう》
	【ADA欠損症】
	◇[英]ADA deficiency
	○[病]⇒あでのしんであみなーぜけっそんしょう(アデノシン
	デアミナーゼ欠損症)
えーてぃーえす
	【ATS】
	◇[英]automatic train stopper
	○[交]自動列車停止装置の略称。
	 ⇒じどうれっしゃていしそうち(自動列車停止装置)
えーてぃーえすえふ
	【ATSF】
	◇[英]Atchison Topeka & Santa Fe Railway
	○[古][交]⇒ばーりんとんのーざんさんたふぇてつどう(バー
	リントン・ノーザン・サンタフェ鉄道)
えーでぃえすえむ
	【ADSM】
	◇[英]air defense suppression missile
	○[軍]防空制圧ミサイルの略称。
えーでぃえすえる
	【ADSL】
	◇[英]Asymmetric Digital Subscriber Line
	○[通]非対称デジタル加入者回線の略称。
	 既存の音声用の電話線(銅線)を利用して高速デジタル・デー
	タ通信を可能にする技術。インターネットに高速に接続できる
	ブロードバンドの一つ。
	 パソコンなどの端末からネットに情報を送り出す上り回線よ
	り、データをダウンロードする下り回線の方が高速で、情報の
	上り・下りの「非対称」が特徴。
	 光ケーブルが普及するまでの通信方式とされている。
	 参照⇒でぃえすえる(DSL),ぶろーどばんど(ブロードバン
	ド)(2)
	◎デジタル通信は、音声域と異なるため一般電話を使用中にも
	通信ができ、24時間の常時接続が可能となる。
[1]えーでぃえっち
	【ADH】
	◇[英]alchohol dehydrogenase
	○[生化]⇒あるこーるでひどろげなーぜ(アルコールデヒドロ
	ゲナーゼ,アルコール・デヒドロゲナーゼ)
[2]えーでぃえっち
	【ADH】
	◇[英]antidiuretic hormone
	○[生化]抗利尿(コウリニョウ)ホルモン(バソプレシン)の略称。
	 ⇒ばそぷれしん(バソプレシン)
えーでぃえっちでぃ
	【ADHD】
	◇[英]attention deficit hyperactivity disorder
	○[教]注意欠陥多動性障害(注意欠陥多動障害)の略称。
	 知能は正常だが、中枢神経系の機能障害から行動面にさまざ
	まな問題を現す子供の症状。特徴は集中力に欠け、集団行動が
	苦手で落ち着きがない(多動性)。暴力的な場合もある。
	 中学生くらいになると多動性などはなくなる。
	 治療薬として塩酸メチルフェニデート(商品名リタリン)(中
	枢神経刺激薬)が用いられる。
	 旧称は「微小脳損傷」。
	 「多動症」とも呼ぶ。
	 参照⇒えるでぃ(LD)(1),えんさんめちるふぇにでーと(塩
	酸メチルフェニデート),はったつしょうがい(発達障害),えー
	でぃでぃ(ADD)
	◎2002.10.22(平成14)文部科学省の調査研究会、LDの傾向が
	ある子どもは4.5%、ADHDの疑いのある子どもは2.5%、と
	推計を発表。
[1]えーてぃーえふ
	【ATF】
	◇[英]advanced tactical fighter
	○[軍]次期戦術戦闘機の略称。
[2]えーてぃーえふ
	【ATF】
	◇[英]Bureau of Alcohol,Tobacco and Firearms
	○アメリカのアルコール・タバコ・火器局の略称。
	 財務省の管轄機関の一つ。
えーでぃえふ
	【ADF】
	○(1)[空][海](automatic direction finder)自動方向探知機
	の略称。
	 航空機や船舶が自分の位置を知るために使用する装置。
	○(2)[計](auto document feeder)スキャナの自動給紙装置の
	略称。
	◎プリンタの自動給紙装置はASF(auto-sheet feeder)。
	○(3)[軍](Air Defense Force)航空自衛隊の航空方面軍の略称。
	 ⇒こうくうほうめんたい(航空方面隊)
	○(4)[軍](Arab Deterrent Force)アラブ平和維持軍の略称。
	○(5)[経](African Development Fund)アフリカ開発基金の略
	称。
	◎1972(昭和47)設立。
えーてぃーえむ
	【ATM】
	○(1)[経]([米]automated teller machine/automatic teller 
	machine)金融機関の現金自動預払(アズケバライ)機・現金自動預金
	支払い機・現金自動預入れ支払い機の略称。
	 AD(自動預金機)とCD(現金自動支払機)を兼ねる機器。
	○(2)[軍](anti-tank missile)対戦車ミサイルの略称。
	 参照⇒みさいる(ミサイル)
	○(3)[通](asynchronous transfer mode)非同期転送モードの
	略称。
	○(4)[計](adobe type manager)マッキントッシュのアウトラ
	インフォントを表示するソフトウエア。
	 アドビ(adobe)が本来プリンタ用のポストスクリプト(Post-
	Script)フォントを画面にも表示させるようにしたもの。
えーてぃーえる
	【ATL】
	◇[英]Adult T-cell Leukemia
	○[病]成人T細胞白血病の略称。
[1]えーでぃえる
	【ADL】
	◇[英]activities of daily living
	○[福]日常生活動作能力の略称。食事・トイレ・入浴などの日
	常生活行為。特に、それらを行う能力。
[2]えーでぃえる
	【ADL】
	◇[英]Anti-Defamation League
	○反名誉棄損同盟の略称。
	 アメリカを中心に、ユダヤ人差別・移民問題・白人至上主義
	など、人権問題に取り組む団体。
えでぃおん
	【エディオン】
	◇[登録商標]Edion
	○[経]大手家電量販店の一社。
	 本社は大阪府大阪市。
えーてぃーしー
	【ATC】
	○(1)[交](automatic train control)自動列車制御装置の略称。
	 ⇒じどうれっしゃせいぎょそうち(自動列車制御装置)
	○(2)[空](air traffic control)航空交通管制の略称。
えでぃっくす
	【エディックス】
	◇[登録商標]Edix
	○[交]ホンダ(本田技研工業)社製の小型ミニバン。
	 3席2列シート。
	 参照⇒えりしおん(エリシオン)
	◎2004. 7. 8(平成16)発売。
えでぃっさ
	【エデッサ】
	◇Edessa
	○[古]⇒しゃんりゅうるふぁ(シャンリュウルファ)(2)
えーてぃーでぃ
	【ATD】
	◇[英]Alzheimer type dementia
	○[病]アルツハイマー型認知症の略称。
	 ⇒あるつはいまーがたにんちしょう(アルツハイマー型認知
	症)
えーでぃでぃ
	【ADD】
	◇[英]attention deficiency disorder
	○[病]注意不足障害の略称。
	 情緒(ジョウチョ)不安定で、落ち着きがなく気が散りやすいなど
	の症状を示す。
	 参照⇒えーでぃえっちでぃ(ADHD),えるでぃ(LD)(1)
えーてぃーぴー
	【ATP】
	◇[英]adenosine triphosphate
	○[生化]アデノシン三燐酸の略称。
	 ⇒あでのしんさんりんさん(アデノシン三燐酸,アデノシン3
	リン酸)
えーでぃびー
	【ADB】
	○(1)[経](African Development Bank)アフリカ開発銀行の略
	称。
	 ⇒あふりかかいはつぎんこう(アフリカ開発銀行)
	○(2)[経](Asian Development Bank)アジア開発銀行の略称。
	 ⇒あじあかいはつぎんこう(アジア開発銀行)
えーでぃぴー
	【ADP】
	◇[英]adenosine diphosphate
	○[生化]アデノシン二燐酸の略称。
	 ⇒あでのしんにりんさん(アデノシン二燐酸,アデノシン2リ
	ン酸)
[1]えーてぃーぶい
	【ATV】
	◇[英]all-terrain vehicle/all-terrain recreational ve-
	hicles
	○[交]全地形型の、万能車・レクリエーション用車両の略称。
	 四輪のバギー車など。
[2]えーてぃーぶい
	【ATV】
	◇[英]advanced television
	○[通]高品位テレビの略称。
	 1990年代後半にアメリカが導入を計画した高画質の先端テレ
	ビ方式。
[3]えーてぃーぶい
	【ATV】
	◇[英]Automated Transfer Vehicle
	○[天]ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の無人輸送機。
	 参照⇒[2]ぷろぐれす(プログレス),えっちてぃーぶい(HT
	V)
	◎1号機:ジュール・ベルヌ(Jules Vernes)。
	 2008. 3. 8(平成20)フランス領ギアナのクールー宇宙基地か
	らアリアン5ロケットで打ち上げ。酸素・飲料水・食料・衣服
	・機器などを21トンを積載。4月初めISSに到着予定。
えでぃぷす
	【エディプス】
	◇[英]Oedipus
	○[ギ神]⇒おいでぃぷす(オイディプス)
★えでぃぷすこんぷれっくす
	【エディプス・コンプレックス】
	◇[英]Oedipus complex
	○[心](精神分析の用語)親母複合。
	 「オイディプス・コンプレックス(Oidipous complex)」,「マザ
	ー・コンプレックス(mother complex)」とも、俗に「マザコン」
	とも呼ぶ。
	 ⇔えれくとらこんぷれっくす(エレクトラ・コンプレックス)
えてぃもろじー
	【エティモロジー】
	◇[英]etymology
	○(1)[言]語源・語の由来(ユライ)。
	 「エチモロジー」とも呼ぶ。
	○(2)[言]語源研究・語源学。
	 「エチモロジー」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごげんがく(語源学)
	◎ギリシア語の「語根(etymon)」+「論・学問(-logy)」から。
えでぃんばら
	【エディンバラ】
	◇Edinburgh
	○⇒えじんばら(エジンバラ)
えてがみ《ゑてがみ》
	【絵手紙】
	○[通]手書きの絵を添えた手紙。特に、手書きの絵はがき(絵
	葉書)。
	◎「絵はがき」には印刷された市販品のイメージがあるため、手
	作りを強調した造語。平成初期ころから一般に使用され始める。
えてこう
	【えて公】
	【猿公】
	○[俗]サル(猿)の俗称。
	 擬人化して呼んだもの。
	 参照⇒わんこう(わん公,ワン公)
	◎「えて」は「さる」が「去る」に通じるのを忌(イ)んで、言い換え
	た呼び名。
★えでとさん
	【エデト酸】
	◇[英]edetic acid
	○[化]エチレンジアミン四酢酸(ethylenediaminetetraacetic 
	acid)の別称。
	 化粧品などに含まれる微量金属による品質劣化を防止するキ
	レート剤。
	 多くの金属イオンと結合しやすく、その結合塩は水によく溶
	けるので、金属イオンの分析などのほか、体内の有毒金属・放
	射能物質の除去にも用いられる。
	 略称は「EDTA」。
	◎アレルギーを起こす影響があり、旧厚生省表示指定成分の一
	つ。
えーてぼり
	【エーテボリ】
	◇Goeborg
	○⇒いぇーてぼり(イェーテボリ)
えてらすおみしゅう《えてらすおみしう》
	【エテラ・スオミ州】
	【エテラスオミ州】
	◇[フィンランド語]Etela-Suomen Laani、[英]Eastern Fin-
	land Province
	○フィンランド南部の州。
	 州都はヘメーンリンナ(Hameenlinna)。
	 南西部に首都ヘルシンキ(Helsinki)、人口第二の都市エスポ
	ー(Espoo)がある。
	 「南スオミ州」,「南フィンランド州」とも呼ぶ。
	〈6県〉
	 エテラカレリア県(Etela-Karjalan Maakunta)。
	 パイヤトハメ県(Paijat-Hameen Maakunta)。
	 カンタハメ県(Kanta-Hameen Maakunta)。
	 ウーシマー県(Uudenmaan Maakunta)。
	 イタウーシマー県(Ita-Uudenmaan Maakunta)。
	 キュメンラークソ県(Kymenlaakson Maakunta)。
えーてる
	【エーテル】
	◇[蘭]ether、[英]ether(イーサー)、[独]Aether(エーター)/
	Ather
	○(1)[哲]古代ギリシアで考えられた、天空を満たしている空
	気より精妙な気体。
	 「アイテール(Aiter)」,「澄気(チョウキ)」
	○(2)[古][物]光の波動を伝える媒質として仮想された物質。
	 1678(延宝 6)オランダの物理学者ホイヘンス(Christiaan 
	Huygens)が仮定。
	 のち、電磁場の媒質とされた。
	 1887(明治20)マイケルソン・モーリーの実験(Michelson-
	Morley experiment)によって否定される。
	 1905(明治38)アインシュタインの相対性理論によって理論的
	に否定される。
	 参照⇒ふれねる(フレネル)
	○(3)[化]有機化合物の一種。酸素原子に2個の炭化水素基が
	結合した構造で、一般に無色・揮発性・可燃性で芳香ある液体
	の総称。固体のものもある。
	 アルコールに硫酸を加え、蒸留して製する。
	○(4)[化]特に、エチルエーテル。
えーでるヴぁいす
	【エーデルヴァイス】
	◇[独]Edelweiss、[英]edelweiss
	○[植]⇒えーでるわいす(エーデルワイス)
えーでるわいす
	【エーデルワイス】
	◇[英]edelweiss、[独]Edelweiss
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の多年生高山植
	物。ヨーロッパから小アジアの高山に自生し、アルプスの名花
	として知られる。
	 高さ10〜20センチメートル。全体に密生した白い綿毛でおお
	われ、夏に茎頂に苞葉(ホウヨウ)に包まれて数個の白い星状に開く
	筒状花をつける。
	 和名で「セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)」とも呼ぶ。
	◎日本のミヤマウスユキソウ・ヒメウスユキソウ・ハヤチネウ
	スユキソウなどは近縁種。
	◎ドイツ語では「エーデルヴァイス」と呼び、"edel"は「気高い
	([英]noble)」、"Weiss"は「白色([英]white)」の意味。
えーでるわいすのうた
	【エーデルワイスの歌】
	◇Edelweiss
	○[楽]オスカー・ハマーシュタイン(Oscar Hammerstein II)作
	詞、リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)作曲の歌。
	 ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound 
	of Music)』の挿入歌。
えでん
	【エデン】
	◇[ヘブライ語]Eden
	○[聖]『旧約聖書』「創世記」で、人類の始祖アダム(Adam)とイ
	ブ(Eve)がいたという楽園。
	 アダムとイブはヘビ(serpent)にそそのかされて、神の戒め
	を破り禁断の木の実を食べ、罰として土から食物を得る苦労・
	懐妊の苦しみなどを負わされて、この楽園を追放された。
	 「エデンの園(Garden of Eden)」,「パラダイス(Paradise)」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒[1]あだむ(アダム),げんざい(原罪),しつらくえん(失
	楽園)
	◎「歓喜・快楽の地」の意味。
	 語源はアッシリア語のエディヌス(平原)ともいわれる。
えでんのその
	【エデンの園】
	◇[英]Garden of Eden
	○⇒えでん(エデン)
★えでんのひがし
	【エデンの東】
	◇[英]East of Eden
	○(1)[文]アメリカの小説家スタインベック(John Ernst Stein-
	beck)の小説。
	○(2)[映]アメリカ映画。
	 原作:スタインベック。
	 監督:エリア・カザン(Elias Kazan)。
	 主演:ジェームス・ディーン(James Dean)。
	◎1955.10.(昭和30)日本公開。
★えと
	【干支】
	○[暦]
	 十干(ジッカン)を「歳陽(サイヨウ)」、十二支(ジュウニシ)を「歳陰(サイイン)」
	とも呼ぶ。
	◎表1(組み合せ)
	  │子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
	 ─┼───────────────────────
	 甲│ 1      51      41      31      21      11    
	 乙│     2      52      42      33      22      12
	 丙│13       3      53      43      33      23    
	 丁│    14       4      54      44      34      24
	 戊│25      15       5      55      45      35    
	 己│    26      16       6      55      46      36
	 庚│37      57      17       7      57      47    
	 辛│    38      58      18       8      58      48
	 壬│49      39      29      19       9      59    
	 癸│    50      40      30      20      10      60
		(数字のない箇所は存在しない組み合せ)
	 表1.1(読み)
	  五行
		 1:木(き)	もく
		 2:火(ひ)	か
		 3:土(つち)	ど
		 4:金(か)	ごん
		 5:水(みず)	すい
		(木火土金水:もっかどごんすい)
	  十干(じっかん)
		 1:甲(きのえ)	こう
		 2:乙(きのと)	おつ
		 3:丙(ひのえ)	へい
		 4:丁(ひのと)	てい
		 5:戊(つちのえ)	ぼ
		 6:己(つちのと)	き
		 7:庚(かのえ)	こう
		 8:辛(かのと)	しん
		 9:壬(みずのえ)	じん
		10:癸(みずのと)	き
		(五行に陽の兄<エ>と陰の弟<ト>を付加したもの)
	  十二支(じゅうにし)
		 1:子(ね)	し
		 2:丑(うし)	ちゅう
		 3:寅(とら)	いん
		 4:卯(う)	ぼう
		 5:辰(たつ)	しん
		 6:巳(み)	し
		 7:午(うま)	ご
		 8:未(ひつじ)	び
		 9:申(さる)	しん
		10:酉(とり)	こう
		11:戌(いぬ)	じゅつ
		12:亥(い)	しん
	◎表2(読み)
	  1:甲子(きのえ・ね)   かっし・こうし
	  2:乙丑(きのと・うし)  いっちゅう・おっちゅう
	  3:丙寅(ひのえ・とら)  へいいん
	  4:丁卯(ひのと・う)   ていぼう
	  5:戊辰(つちのえ・たつ) ぼしん
	  6:己巳(つちのと・み)  きし
	  7:庚午(かのえ・うま)  こうご
	  8:辛未(かのと・ひつじ) しんび
	  9:壬申(みずのえ・さる) じんしん
	 10:癸酉(みずのと・とり) きゆう
	 11:甲戌(きのえ・いぬ)  こうじゅつ
	 12:乙亥(きのと・い)   いつがい・おつがい
	 13:丙子(ひのえ・ね)   へいし
	 14:丁丑(ひのと・うし)  ていちゅう
	 15:戊寅(つちのえ・とら) ぼいん
	 16:己卯(つちのと・う)  きぼう
	 17:庚辰(かのえ・たつ)  こうしん
	 18:辛巳(かのと・み)   しんし
	 19:壬午(みずのえ・うま) じんご
	 20:癸未(みずのと・ひつじ)きび
	 21:甲申(きのえ・さる)  こうしん
	 22:乙酉(きのと・とり)  いつゆう・おつゆう
	 23:丙戌(ひのえ・いぬ)  へいじゅつ
	 24:丁亥(ひのと・い)   ていがい
	 25:戊子(つちのえ・ね)  ぼし
	 26:己丑(つちのと・うし) きちゅう
	 27:庚寅(かのえ・とら)  こういん
	 28:辛卯(かのと・う)   しんぼう
	 29:壬辰(みずのえ・たつ) じんしん
	 30:癸巳(みずのと・み)  きし
	 31:甲午(きのえ・うま)  こうご
	 32:乙未(きのと・ひつじ) いつび・おつび
	 33:丙申(ひのえ・さる)  へいしん
	 34:丁酉(ひのと・とり)  ていゆう
	 35:戊戌(つちのえ・いぬ) ぼじゅつ
	 36:己亥(つちのと・い)  きがい
	 37:庚子(かのえ・ね)   こうし
	 38:辛丑(かのと・うし)  しんちゅう
	 39:壬寅(みずのえ・とら) じんいん
	 40:癸卯(みずのと・う)  きぼう
	 41:甲辰(きのえ・たつ)  こうしん
	 42:乙巳(きのと・み)   いつし・いっし・おつし・おっし
	 43:丙午(ひのえ・うま)  へいご
	 44:丁未(ひのと・ひつじ) ていび
	 45:戊申(つちのえ・さる) ぼしん
	 46:己酉(つちのと・とり) きゆう
	 47:庚戌(かのえ・いぬ)  こうじゅつ
	 48:辛亥(かのと・い)   しんがい
	 49:壬子(みずのえ・ね)  じんし
	 50:癸丑(みずのと・うし) きちゅう
	 51:甲寅(きのえ・とら)  こういん
	 52:乙卯(きのと・う)   いつぼう・おつぼう
	 53:丙辰(ひのえ・たつ)  へいしん
	 54:丁巳(ひのと・み)   ていし
	 55:戊午(つちのえ・うま) ぼご
	 56:己未(つちのと・ひつじ)きび
	 57:庚申(かのえ・さる)  こうしん
	 58:辛酉(かのと・とり)  しんゆう
	 59:壬戌(みずのえ・いぬ) じんじゅつ
	 60:癸亥(みずのと・い)  きがい
	◎干支の守護本尊。
	 子	千手観音菩薩(センジュカンノンボサツ)
	 丑寅	虚空蔵菩薩(コクゾウボサツ)
	 卯	文殊菩薩(モンジュボサツ)
	 辰巳	普賢菩薩(フゲンボサツ)
	 午	勢至菩薩(セイシボサツ)
	 未申	大日如来(ダイニチニョライ)
	 酉	不動明王(フドウミョウオウ)
	 戌亥	阿弥陀如来(アミダニョライ)
	◎「かんし(干支)」とも読む。
★えど
	【江戸】
	◇[日]Edo
	○[歴]東京の旧称。中古では武蔵国豊島郡。
	 語源は『古今要覧稿』では「江所」(江に臨む所)。アイヌ語源
	説では「宇土・烏頭」(出張った所)。
	 「江都(コウト)」とも、また京都に対して「東都(トウト)」とも呼ぶ。
	◎「江戸の敵(カタキ)を長崎で討つ」
	◎川柳:本郷もかねやすまでは江戸の内(ウチ)>
	 本郷にある「かねやす」の店までは江戸であるという川柳。振
	袖の火事以来、「かねやす」までの町屋にも瓦葺きが許されたた
	め。このあたりは「見送り坂」と呼ばれ、江戸を追放される者が
	ここまで護送されて放された。「かねやす」は洋品店として続い
	ている。
	◎江戸の三大橋:両国・千住・六郷(ロクゴウ)。
	 六郷橋:⇒ろくごうがわ(六郷川)
★えど《ゑど》
	【穢土】
	○[仏]
	 ⇔じょうど(浄土)
えどあいと
	【エドアイト】
	◇[英]Edoite
	○⇒えどっこ(江戸っ子)
えとヴぇしゅ
	【エトヴェシュ】
	◇Roland von Eotvos
	○[人]⇒えとべしゅ(エトベシュ)
えとぅでぃおん
	【エトゥディオン】
	etudiant[フ]
	○(フランス語で)学生。
★えどかいじょう《えどかいじやう》
	【江戸開城】
	○[歴]江戸末期、幕府側が戦わずに官軍へ江戸城を明け渡した
	出来事。
	◎1867(慶応 3.10.14)大政奉還。
	 1868(慶応 4. 4.11)江戸開城。
	 1868(慶応 4. 5.12)江戸府開設。
	 1868(慶応 4. 5.17)上野戦争が発生。
	 参照⇒うえのせんそう(上野戦争)
えどかいへんぼうしゃ《えどかいへんばうしや》
	【江戸海辺坊舎】
	【江戸海邊坊舎】
	○[歴]江戸初期、築地本願寺が日本橋浜町にあったころの別称。
	 ⇒つきじほんがんじ(築地本願寺)
★えどがーけーしー
	【エドガー・ケーシー】
	◇Edgar Cayce
	○[人]アメリカの超能力者(1877〜1945)。
えどがーたうん
	【エドガータウン】
	◇Edgartown
	○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts 
	Commonwealth)南東部のデューク郡(Duke County)の郡都。
	 大西洋上のマーサズ・ビンヤード島(Martha's Vineyard Is-
	land)の東部に位置する。
★えどがわ《えどがは》
	【江戸川】
	◇[日]Edo Gawa
	○(1)[地]利根川の分流。
	○(2)[地]隅田川の支流。
	 井之頭池を源として東流する井之頭川を上流とし、神田上水
	の余水を文京区関口台付近で受け、外堀の水を併せて神田川と
	なる飯田橋付近にかけての名称。神田川は両国橋の付近で隅田
	川に合流する。
	○(3)東京都の区の一つ。
	 ⇒えどがわく(江戸川区)
	○(4)[交]⇒えどがわえき(江戸川駅)
えどがわえき《えどがはえき》
	【江戸川駅】
	○[交]東京都江戸川区北小岩にある、京成本線の駅。
	 小岩(コイワ)駅と国府台(コウノダイ)駅(市川市)の間。
えどがわく《えどがはく》
	【江戸川区】
	◇[日]Edogawa Ku
	○(1)東京都東端の区。二三区(ニジュウサンク)の一つ。南部を東京
	湾に面し、東部を千葉県に隣接。
	 江戸川区の木は「くすのき」。
	〈面積〉
	 49.86平方キロメートル。
	 (*)境界未定がある。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)58万9,300人。
	○(2)[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。
	 参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
	十五区)
えどがわだいえき《えどがはだいえき》
	【江戸川台駅】
	○[交]千葉県流山市(ナガレヤマシ)にある、東武野田線の駅。
	 運河(ウンガ)駅と初石(ハツイシ)駅の間。
えどがわばしえき《えどがはばしえき》
	【江戸川橋駅】
	○[交]東京都文京区関口(セキグチ)にある、東京地下鉄(東京メト
	ロ)有楽町線の駅。
	 飯田橋駅と護国寺(ゴコクジ)駅の間。
★えどがわらんぽしょう《えどがはらんぽしやう》
	【江戸川乱歩賞】
	○[文]日本推理作家協会主催の文学賞。
	◎2002. 5.22(平成14)第48回、三浦明博『亡兆(ボウチョウ)のモノ
	クローム』に決定。贈賞式は9月17日。
えどぎく
	【エドギク】
	【江戸菊】
	○(1)[植]中菊(チュウギク)の一種。
	 中輪で、内側の花弁から順々に「く」の字形に日々折れ曲がり、
	花心を包むように咲くもの。
	 「中菊」,「狂い菊」とも呼ぶ。
	○(2)[植]中菊の別称。
	 ⇒ちゅうぎく(中菊)(2)
	○(3)[植]エゾギク(蝦夷菊)の別称。
	 ⇒えぞぎく(エゾギク,蝦夷菊)
えどごしきふどう
	【江戸五色不動】
	○⇒ごしきふどう(五色不動)
えどこもんさんやく
	【江戸小紋三役】
	○[服]江戸小紋のうち、代表的な鮫小紋(サメコモン)・行儀(ギョウギ)
	小紋・角通(カドトオ)し小紋の三つの模様。
	 参照⇒さめこもん(鮫小紋)
えどさきまち
	【江戸崎町】
	◇[日]Edosaki Machi
	○[古]茨城県南部、稲敷郡(イナシキグン)の町。
	◎2005. 3.22(平成17)江戸崎町・新利根町(シントネマチ)・桜川村(サ
	クラガワムラ)・東町(アズママチ)の3町1村が合併して稲敷市を発足。
えどさりばん
	【エド・サリバン】
	◇Ed Sullivan
	○[人]⇒[4]さりばん(サリバン)
えどさんざ
	【江戸三座】
	○[歴][劇]江戸時代、幕府に公認された江戸の歌舞伎劇場。中
	村座・市村座・森田座の総称。
	 江戸末期、浅草猿若町に移された。
	 「猿若三座」とも、単に「三座」とも呼ぶ。
	 参照⇒さるわかちょう(猿若町)
	◎元禄年間(1688〜1704)には山村座を加えて江戸四座(エドシザ)
	といったが、1714(正徳 4)江島生島事件で山村座は廃絶。1715
	(正徳 5)以降、明治初年に至るまで公認はこの三座だけであっ
	た。
	 三座が興行(コウギョウ)不可能の場合は、控櫓(ヒカエヤグラ)と呼ば
	れる都座・桐座・河原崎座が興行代行を許された。
えどさんだいかじ《えどさんだいくわじ》
	【江戸三大火事】
	○[歴]江戸時代、江戸で起きた振袖(フリソデ)火事・行人坂(ギョウ
	ニンザカ)火事・芝車町の火事の総称。
	◎1657(明暦 3)振袖火事(明暦の大火):⇒ふりそでのかじ(明
	暦の大火)
	 1772(明和 9. 2.29)行人坂火事:⇒ぎょうにんざかのかじ
	(行人坂火事)
	 1806(文化 3)芝車町の火事。
★えどさんだいまつり
	【江戸三大祭】
	○麹町の山王祭。
	 神田明神の神田祭。
	 三番目は、浅草神社の三社祭・深川八幡の八幡祭・根津神社
	の祭のいづれか。
えどさんびじん
	【江戸三美人】
	○[人]⇒めいわさんびじん(明和三美人)
えどしえき
	【江戸四駅】
	○[歴]⇒えどししゅく(江戸四宿)
えどしざ
	【江戸四座】
	○[古]江戸三座と廃絶になった山村座の総称。
	 ⇒えどさんざ(江戸三座)
えどししゅく
	【江戸四宿】
	◇[日]Edo Shijuku
	○[歴]江戸から最初の4つの宿場。
	 東海道の品川宿、中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿、日
	光街道の千住(センジュ)宿のこと。
	 「江戸四駅」とも呼ぶ。
	 参照⇒いたばしじゅく(板橋宿),ないとうしんじゅく(内藤新
	宿)
★えどじょう《えどじやう》
	【江戸城】
	◇[日]Edo Jo
	○(1)[歴]1457(長禄元)太田道灌が江戸に創設した城。
	 平安末期以来の江戸氏の居館の地に築城したもの。
	○(2)[歴]江戸幕府の所在地。
	 1590(天正18)徳川家康が入城し、1868(慶応 4)開城まで徳川
	将軍家の居城となった。
	 1606(慶長11)徳川家康、天守閣を構築。
	 1622(元和 8)2代将軍秀忠、天守閣を改築。
	 1636(寛永13)江戸城総構(ソウガマエ)が完成。
	 1638(寛永15)3代将軍家光、天守閣(5階建て・高さ59メー
	トル)を改築。
	 1657(明暦 3)明暦の大火で天守閣などが焼失。
	 明治初年、明治天皇が入城しそのまま宮城(皇居)となった。
	 別称は「千代田城」。
	◎江戸時代の江戸城は、本城(本丸・二の丸・三の丸)、西城
	(西の丸)、吹上(フキアゲ)の三部からなった。
	 参照⇒ふようのま(芙蓉の間,芙蓉間)
	◎鬼門の方角に寛永寺(比叡山)、裏鬼門に増上寺・愛宕神社
	(愛宕山)がある。
えどしんぶん
	【江戸新聞】
	○[歴]1889(明治22)発刊の新聞。
えとす
	【エトス】
	◇[希]ethos
	○[哲]⇒えーとす(エートス)
えーとす
	【エートス】
	◇[希]ethos、「気質・性格」の意味。
	○(1)[哲]人間の持続的な性格の面を意味する語。
	 ⇔ぱとす(パトス)
	○(2)[芸](作品に内在する)気品。
	○(3)民族精神・国民性。ある民族や社会集団の持続的な習慣
	・道徳・行動様式・雰囲気などをさす言葉。
えどせんけ
	【江戸千家】
	○茶道流派の一つ。
	 表千家如心斎(ジョシンサイ)宗左の高弟、川上不白(フハク)が江戸で
	広めた。不白の号は世襲。
	 「不白流」とも呼ぶ。
	 参考⇒せんけりゅう(千家流)
えどちゃ
	【江戸茶】
	○[色]黄みがちの茶色。
	◎「江戸っ子好みの茶色」の意味。
	◎C=40,M=65,Y=76,B=0。
★えどっこ
	【江戸っ子】
	◇[英]Edoite(エドアイト)
	○(1)
	◎「江戸っ子は五月のこい(鯉)の吹き流し、口先ばかりで腹わ
	たはなし」。
	◎江戸っ子は宵越(ヨイゴ)しの銭(ゼニ)は持たぬ:その日に得た
	収入はその日のうちに使いはたし、蓄財はしない。江戸っ子は
	金銭に執着せず、将来のことを考えてくよくよせず、さっばり
	した気風である事を表す言葉。
	 参照⇒おうみどろぼういせこじき(近江泥棒伊勢乞食,近江泥
	棒、伊勢乞食)
	○(2)[歴]1899(明治32)発刊の新聞。
えどとうきょうたてものえん《えどとうきやうたてものゑん》
	【江戸東京たてもの園】
	○東京都小金井市桜町(サクラチョウ)の都立小金井公園内にある、江
	戸東京博物館の分館。
	 旧称は都立武蔵野郷土館。
	 休園日:月曜日。電話:042-388-3300。
	 参照⇒にほんみんかしゅうらくはくぶつかん(日本民家集落
	博物館)
	◎1993(平成 5)開園。
	◎正面玄関の建物は、1940(昭和15)皇居前広場で行われた紀元
	二千六百年の祝典に使われた光華殿を移築したもの。しばらく
	は東宮仮御所(平成天皇が皇太子のときの住まい)として使用さ
	れていた。
えどとうきょうはくぶつかん《えどとうきやうはくぶつくわん》
	【江戸東京博物館】
	○東京都墨田区横網1−4−1(JR両国駅前)にある、江戸・
	明治から戦後の東京に至るまでの歴史と文化を再現して展示す
	る博物館。正称は東京都江戸東京博物館。
	 運営は財団法人江戸東京歴史財団。
	◎1993. 3.28(平成 5)開館。
	◎東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」はここの分館。
	 参照⇒えどとうきょうたてものえん(江戸東京たてもの園)
えとな
	【エトナ】
	◇Etona
	○[地]⇒えとなさん(エトナ山)
[1]えどな
	【エドナ】
	◇Edno
	○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)南東部のジャ
	クソン郡(Jackson County)の郡都。
[2]えどな
	【エドナ】
	◇Edno
	○[歴][軍]陸軍九九式偵察襲撃機を引込脚に改造した試作機キ
	71の連合国側のコード名。
えとなさん
	【エトナ山】
	◇[伊]Monte Etna
	○[地]イタリア南部のシチリア島北東部にある、ヨーロッパ最
	高の火山。標高3,323メートル。
	◎1992(平成 4)大噴火。
	 2002.10.27(平成14)噴火、カターニア空港が閉鎖。
	 2002.12.16(平成14)噴火、15人が負傷。
	◎標高3,295メートル、3,250メートルとも。
えどのかたきをながさきでうつ
	【江戸の敵を長崎で討つ】
	○[慣用句]意外な所や全く関係のないことで、かつて受けた恨
	(ウラ)みを晴らすこと。
	◎江戸で恨みを受けた相手に、遠く離れた長崎で仕返しをする
	という意味。
えどのさんたまりあ
	【江戸のサンタ・マリア】
	○東京都目黒区にあるサレジオ教会の「悲しみの聖母」。
	 参照⇒されじおきょうかい(サレジオ教会),ぴえた(ピエタ)
★えどばくふ
	【江戸幕府】
	○[歴]徳川家康が1603(慶長 8)江戸に開いた幕府。
えとぴりか
	【エトピリカ】
	◇[アイヌ語]etu-pirika(美しいくちばし)、[英]Tufted puf-
	fin、[学]Lunda cirrhata
	○[鳥]チドリ目(Charadriiformes)ウミスズメ科(Alcidae)エト
	ピリカ属(Lunda)の潜水性海鳥。
	 翼(ツバサ)を広げると全長約39センチメートル・体重約840グ
	ラムで、やや太っている。嘴(クチバシ)は縦に平らで大きく、体
	色は黒褐色、嘴の先と脚は赤色。夏の繁殖期には、顔は白色と
	なり、眼の後方に淡黄色の垂れ下がる飾り羽を生じ、嘴は先の
	半分が橙黄色で後半が黄緑色となる。冬は飾り羽がとれ、顔は
	黒褐色、嘴は褐色になる。
	 常に海上で生活し、魚を捕食する。ベーリング海から北太平
	洋沿岸、日本では北海道東部の友知島(トモシリジマ)・ユルリ島・
	モユルリ島・大黒島(ダイコクジマ)などで繁殖する。
	 環境省(旧環境庁)の絶滅危惧種の一つ。
	 姿から「おいらんどり(花魁鳥)」とも呼ぶ。
	◎ウミスズメ科ツノメドリ属(Fratercula)の"Fratercula cir-
	rhata"とも。
	◎近縁種はウミスズメ科ツノメドリ属のツノメドリ([英]Horn-
	ed puffin)とニシツノメドリ([英]Atlantic puffin)。
	 参照⇒つのめどり(ツノメドリ,角目鳥)
えどふ
	【エドフ】
	◇Edfu/Edfou/Idfu
	○エジプト南東部、ナイル川中流域のアスワン県(Muhafazat 
	Aswan)北部の都市。
	 北緯24.97°、東経32.87°の地。
	 ナイル川の西岸。
	 ホルス神殿(Temple of Horus)がある。
えどふ
	【江戸府】
	◇[日]Edo Fu
	○[歴]1868(慶応 4. 5.12)設置。1868(慶応 4. 7.17)東京府と
	改称。
	◎明治元年は1868年9月8日から。
えどふかがわしりょうかん《えどふかがはしれうくわん》
	【江戸深川資料館】
	○東京都江東区白河(シラカワ)にある地方資料館。
	 1986.11.(昭和61)開館。
えとぶぷれ
	【エトブプレ】
	◇[フ]etes-vous prets([英]are you ready)
	○[運]フェンシングで、審判の「用意はよいか」の選手に対する
	問い。
	 選手は「ウイ(oui)(はい)」・「ノン(non)(いいえ)」で答える。
	 単に「プレ」とも呼ぶ。
	 参照⇒あんがるど(アンガルド),しるぶぷれ(シルブプレ)
[1]えとべしゅ
	【エトベシュ】
	◇Eotvos Jozsef(エトベシュ・ヨージェフ)
	○[人]ハンガリーの作家・教育家・政治家(1813. 9. 3〜1871.
	 2. 2)。ブダペスト生れ。物理学者エトベシュ・ローランドの
	父。
	 1848(嘉永元)教育大臣。
	 「エトヴェシュ」,「エトベス」とも呼ぶ。
	◎ハンガリーでは姓が先。
[2]えとべしゅ
	【エトベシュ】
	◇Roland von Eotvos/Lorand Baron von Eotvos
	○[人]ハンガリーの物理学者(1848. 7.27〜1919. 4. 8)。ブダ
	ペスト生れ。作家エトベシュ・ヨージェフ(Eotvos Jozsef)の
	子。
	 1890(明治23)精密なねじり秤(torsion balance)を考案。慣
	性質量と重力質量とが一致することを実験的に証明。
	 「エトヴェシュ」,「エトベス」とも呼ぶ。
えとべす
	【エトベス】
	◇Roland von Eotvos
	○[人]⇒えとべしゅ(エトベシュ)
えどむらさき
	【江戸紫】
	○[色]藍色の勝った紫色。
	 武蔵野で栽培された紫草を使い、江戸で染められたことから
	名付けられ、やや赤みのある京紫に対する語として用いられる。
	 参考⇒きょうむらさき(京紫)
	◎C=80,M=86,Y=30,B=0。
	◎江戸紫に京鹿子(キョウカノコ):⇒えどむらさきにきょうかのこ
	(江戸紫に京鹿子)
えどむらさきにきょうかのこ《えどむらさきにきやうかのこ》
	【江戸紫に京鹿子】
	○[諺]江戸時代、江戸では江戸紫が、京都では鹿の子絞りが好
	まれたこと。また、その名産地でもあったこと。
えどめいしょずえ《えどめいしよづゑ》
	【江戸名所図会】
	【江戸名所圖會】
	○江戸の絵入り通俗地誌。7巻20冊。1829(文政12)自序。1834
	(天保 5)前半10冊、1836(天保 7)後半10冊刊行。
	◎神田雉子町の名主斎藤幸雄(ユキオ)が寛政年間に編纂に着手、
	その子幸孝(ユキタカ)が補修、さらに孫幸成(ユキシゲ)(月岑<ゲッシン>)
	が志をついで文政年間に上梓し、天保年間に刊行。図も長谷川
	雪旦・雪提父子の作。
	 北斗七星の位置に配当して、江戸およびその近郊の神社・仏
	閣・名所・旧跡の場所・由来・故事などを絵を加えて説明。
	◎1780(安永 9)刊行の『都名所図会』以来、同種のものが刊行
	されている。
えどもんず
	【エドモンズ】
	◇Edmonds
	○アメリカ合衆国北西部、ワシントン州(Washington State)北
	西部のスノホミッシュ郡(Snohomish County)南西端の都市。ピュ
	ージェット湾(Puget Sound)に面する。
	 北緯47.83°、西経122.37°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)3万8,800人。
	 2000(平成12)3万9,500人。
	 2002(平成14)4万0,800人。
	◎ワシントン州にはレドモンド(Redmond)もある。
	 エドモンド(Edmond)はオクラホマ州。
えどもんど
	【エドモンド】
	◇Edmond
	○アメリカ合衆国中部、オクラホマ州(Oklahoma State)の都市。
	 北緯35.67°、西経97.41°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)5万2,400人。
	 2000(平成12)6万8,300人。
	 2002(平成14)6万8,700人。
	◎エドモンズ(Edmonds)はワシントン州。
えどもんとん
	【エドモントン】
	◇Edmonton
	○カナダ南西部、アルバータ州(Alberta State)の州都。
	 北緯53.57°、西経113.54°の地。
	〈人口〉
	 1974(昭和49)44万人。
	 1991(平成 3)61万6,700人。
	 2002(平成14)69万3,700人。
えどやまい《えどやまひ》
	【江戸病】
	○[古][病]⇒かっけ(脚気)
えとらんじぇ
	【エトランジェ】
	◇[フ]etranger
	○⇒えとらんぜ(エトランゼ)
えとらんぜ
	【エトランゼ】
	◇[フ]etranger
	○(1)見知らぬ人。
	 「エトランジェ」とも、英語で「ストレンジャー(stranger)」と
	も呼ぶ。
	○(2)外国人・異国人・異邦人(イホウジン)。
	 「エトランジェ」とも、英語で「フォーリナー(foreigner)」と
	も呼ぶ。
えとるすき
	【エトルスキ】
	◇[羅]Etrusci、[英]Etruscans
	○[歴]⇒えとるりあじん(エトルリア人)
えとるた
	【エトルタ】
	◇Etretat
	○フランス北部、オート・ノルマンディー地域圏(Region 
	Haute-Normandie)北部のセーヌマリティム県(Departement 
	Seine-Maritime)西部の村。
	 北緯49.70°、東経0.20°の地。
	 英仏海峡([英]English Channel)に面する観光地。青い海と
	白い波に現れる断崖の奇観で知られ、多くの著名な画家が描
	いている。
	〈人口〉
	 1999(平成11)1,640人。
えとるりあ
	【エトルリア】
	◇[羅]Etruria
	○[歴]イタリア中西部、ティレニア海(Mare Tirreno)側(西側)
	にあった古代国家。
	 現在のトスカーナ州(Regione Toscana)とウンブリア州(Re-
	gione Umbria)の一部の地域。
えとるりあじん
	【エトルリア人】
	◇[羅]Etrusci、[英]Etrusk people/Etruscans
	○[歴]古代イタリアのエトルリア(Etruria)に居住していた民
	族。
	 民族系統は不明で原住地については、小アジア説とイタリア
	説があり、小アジア説が有力。
	 その国家は紀元前7世紀に最盛期を迎え、一時はローマや南
	方のカンパニア(Campania)・北方のポー川(fiume Po)流域・西
	方のコルシカ島も支配した。
	 紀元前5世紀ころにギリシア人・ローマ人・ガリア人に押さ
	れて衰退し、紀元前3世紀にローマに攻撃されて滅亡。
	 ギリシア文化の影響を強く受け、建築・青銅器・墳墓壁画な
	どエトルリア美術(エトルスク美術)(Etruscan Art,Etrusk Art)
	と呼ばれる優れた作品が残され、のちのローマに大きな影響を
	与えた。
	 「エトルスキ」とも呼ぶ。
えとるりあのつぼ
	【エトルリアの壺】
	◇[フ]Le vase etrusque
	○[文]フランスの作家メリメ(Prosper Merimee)の小説。
えとれくがわ《えとれくがは》
	【エトレク川】
	◇Etrek Rud、[露]Etrek Deryasy
	○[地]⇒あとらくがわ(アトラク川)
えどろくじぞう《えどろくぢざう》
	【江戸六地蔵】
	○(1)深川の地蔵坊正元が江戸に通じる主な街道などに天下太
	平・仏法繁栄・衆人快楽を発願し建立。
	 1番目は1708(宝永 5)建立した品川区南品川3丁目の品川寺
	(ホンセンジ)。旧東海道沿いにある。
	 2番目は1710(宝永 7)建立した台東区東浅草2丁目(入谷)の
	東禅寺。旧日光街道沿いにある。
	 3番目は1712(正徳 2)建立した新宿区新宿2丁目の大宗寺。
	旧甲州街道沿いにある。
	 4番目は1714(正徳 4)建立した豊島区巣鴨3丁目の真性寺。
	巡拝の順番は3番目。旧奥州街道沿いにある。
	 5番目は1717(享保 2)建立した江東区白河1丁目の霊巖寺。
	水戸街道沿い。
	 6番目は1720(享保 5)建立した江東区富岡1丁目の永代寺。
	千葉街道沿い。明治初年の廃仏棄釈の際に廃寺となり、地蔵は
	埼玉県川口の鋳物業者に売却されて破壊、現存しない。跡地に
	は1878(明治11)深川不動堂が建立されている。
	 台東区の浄名院が1906(明治39)建立の地蔵を6番目と自称。
	 参照⇒ろくあみだ(六阿弥陀)
	◎巣鴨の真性寺は1714(正徳 4)建立で、明治に下谷から巣鴨に
	移転してきた「とげぬき地蔵」の高岩寺とは別で、「巣鴨の地蔵
	さん」といえば、本来はこちらを指していた。
	○(2)1691(元禄 4)空無(クウム)上人が勧化(カンゲ)した東都六地蔵
	の別称。
	 ⇒とうとろくじぞう(東都六地蔵)
	◎地蔵坊正元の地蔵は坐像で、空無上人の地蔵は立像。
えとろふすいどう《えとろふすいだう》
	【エトロフ水道】
	【択捉水道】
	◇[日]Etorofu Suido、[露]Proliv Friza
	○[地]択捉島(エトロフトウ)と得撫島(ウルップトウ)の間の水路・海域。
えとろふとう《えとろふたう》
	【エトロフ島】
	【択捉島】
	◇[日]Etorofu To
	○[地]千島列島中、最大の島。
	 四大島を除き日本最大の島。
	 「イトルプ島([露]Ostrov Iturup)」,「イツルフ島」とも呼ぶ。
	 参照⇒ひとかっぷわん(単冠湾),あとさだけ(阿登佐岳),おだ
	もえやま(小田萌山)
	〈面積〉
	 1935(昭和10)3,139平方キロメートル。
	◎1800(寛政12)松前蝦夷地御用の近藤重蔵(ジュウゾウ)が、ロシ
	ア側が建てた標柱にかえて「大日本恵土呂府」の標柱を建てる。
えとわ
	【エトワ】
	◇[フ]hetre
	○[植](フランス語で)ブナ(山毛欅)。
	 ⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
えどわずらい《えどわづらひ》
	【江戸患い】
	○[古][病]⇒かっけ(脚気)
★えどわーどこくたいし
	【エドワード黒太子】
	◇[英]Edward the Black Prince
	○[人]イギリス(イングランド)の皇太子(1330〜1376)。エドワ
	ード三世の長男。
	 百年戦争の初期、長弓隊を陣頭指揮し、クレシー(Crecy)の
	戦いやポアチエ(Poitiers)の戦いなどで活躍。フランス王ジャ
	ン二世(Jean II)を捕虜とする。
	 病死。
	 着用した甲冑(カッチュウ)の色から「黒太子」と呼ばれる。
	 参照⇒ひゃくねんせんそう(百年戦争)
	◎後世、「騎士道の華」,「騎士道の鑑(カガミ)(model of chivalry)」
	とうたわれる。
★えどわーどさんせい
	【エドワード三世】
	【エドワード3世】
	◇Edward III
	○[人]プランタジネット朝(Plantagenet Dynasty)のイギリス
	国王(1312〜1377)。在位:1327〜1377。エドワード一世の孫。
	 参照⇒がーたーくんしょう(ガーター勲章),ひゃくねんせん
	そう(百年戦争)
★えどわーどしょうこうぐん《えどわーどしやうこうぐん》
	【エドワード症候群】
	◇[英]Edward syndrome
	○[病]先天性染色体異常症の一種。
	 ヒトの18番染色体の過剰によって起き、出生6千人に1人の
	割合で生れる。
	 男子はほとんどが死産で、生存率は生後1ヶ月で10〜80%、
	1歳未満で10%。
	 「18トリソミー症候群」とも呼ぶ。
	 参照⇒だうんしょうこうぐん(ダウン症候群)
えどわーどはっせい
	【エドワード八世】
	【エドワード8世】
	◇Edward VIII
	○[人]⇒うぃんざーこう(ウィンザー公)
★えどわーどよんせい
	【エドワード四世】
	【エドワード4世】
	◇Edward IV
	○[人]イギリス国王(1442〜1483)。在位:1461〜1470・1471〜
	1483。
	 北フランスのルーアン(Rouen)生れ。
	 父はヨーク公リチャード(Richard,3rd Duke of York)、母は
	セシリー・ネビル(Cecily Neville)。クラレンス公ジョージ
	(George,1st Duke of Clarence)の兄。
	 1470(文明 2)反乱で退位。
	 1471(文明 3)テュークスベリーの戦い(Battle at Tewkesbury)
	で勝利して復位。
	 参照⇒よーくけ(ヨーク家)
	◎父はセシリーの愛人とも。
えとわーる
	【エトワール】
	◇[フ]etoile
	○(1)星([英]star)。
	○(2)星型・星印・アスタリスク([英]asterisk)。
	 参照⇒あすたりすく(アスタリスク)
	○(3)花形俳優・人気俳優・花形スター([英]star)・人気歌手
	・人気選手。
	○(4)[美]フランスの画家ドガ(Edgar Degas)(1834〜1917)の描
	いたオペラ座花形バレリーナの絵。
えとん
	【エトン】
	◇Eton
	○フランス北東部、ロレーヌ地域圏(Region Lorraine)北西部
	のムーズ県(Departement Meuse)北東部の地名。
	 北緯49.28°、東経5.67°の地。
	 刑務所がある。
えな
	【エナ】
	【ENA】
	◇[フ]Ecole nationale d'administration
	○[教]フランスの国立行政学院の略称。
	 グランドゼコール(grandes ecoles)の一つ。
	 高級官僚の養成機関。
	 参照⇒ぐらんどぜこーる(グランドゼコール,グランド・ゼコ
	ール)
えな《ゑな》
	【恵那】
	◇[日]Ena
	○(1)[地]⇒えなさん(恵那山)
	○(2)⇒えなし(恵那市)
	○(3)[古]⇒えなぐん(恵那郡)
えな
	【胞衣】
	○[医][動]胎児を包んでいる卵膜と胎盤(タイバン)・臍帯(サイタイ)
	の総称。
	 胎児が生み出されて間もなく、後産(アトザン)として排出され
	る。
	 参照⇒たいばん(胎盤),さんだわら(桟俵)(3)
えながらす
	【エナ・ガラス】
	◇[英]Jena glass
	○[写]⇒いえながらす(イエナ・ガラス)
えなぐん《ゑなぐん》
	【恵那郡】
	◇[日]Ena Gun
	○[古]岐阜県東部にあった郡。
	◎2004.10.25(平成16)岩村町(イワムラチョウ)・山岡町(ヤマオカチョウ)・明
	智町(アケチチョウ)・串原村(クシハラムラ)・上矢作町(カミヤハギチョウ)、恵那
	市(エナシ)に編入。
	 2005. 2.13(平成17)坂下町(サカシタチョウ)・川上村(カワウエムラ)・加
	子母村(カシモムラ)・付知町(ツケチチョウ)・福岡町(フクオカチョウ)・蛭川村(ヒ
	ルカワムラ)の3町3村が中津川市(ナカツガワシ)に編入し、郡は消滅。
えなさん《ゑなさん》
	【恵那山】
	◇[日]Ena San
	○[地]岐阜県と長野県の境にある、木曾山脈最南端の山。標高
	2,191メートル。
えなし《ゑなし》
	【恵那市】
	◇[日]Ena Shi
	○岐阜県南東部の市。
	〈面積〉
	 172.52平方キロメートル。
	 (*)境界未定がある。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)3万5,687人。
	◎もと東山道の宿駅。
	 江戸時代、中山道(ナカセンドウ)の宿場町。
	 1954(昭和29)大井町・長島町・東野村・三郷村・武並村・笠
	置村・飯地村・中野方村の2町6村が合併して市制施行。
	 2004.10.25(平成16)恵那郡(エナグン)の岩村町(イワムラチョウ)・山岡
	町(ヤマオカチョウ)・明智町(アケチチョウ)・串原村(クシハラムラ)・上矢作町(カミ
	ヤハギチョウ)を編入。
	◎北海道には恵庭市(エニワシ)がある。
えなじー
	【エナジー】
	◇[英]energy、[独]Energie(エネルギー)
	○⇒えねるぎー(エネルギー)
えなじど
	【エナジド】
	◇[英]energid
	○[生]⇒えねるぎど(エネルギド)
えなじーどりんく
	【エナジードリンク】
	◇[英]energy drink
	○[食]運動後などに、疲労回復・栄養補給などのために飲むド
	リンク剤。
★えなめる
	【エナメル】
	◇[英]enamel
	○
	 参照⇒しっぽうやき(七宝焼き,七宝焼)
	◎相撲(スモウ)の土俵(ドヒョウ)の白い仕切り線はエナメルを塗り重
	ねて書かれている。
えなめるしつ
	【エナメル質】
	◇[英]enamel/dental enamel
	○[医]歯冠(シカン)の表面をおおう乳白色の硬い層。
	 歯の内部を保護するもので、咀嚼(ソシャク)面は厚く、歯肉(シニク)
	のに近づくにつれて薄くなる。
	 「ホウロウ質(法臘質)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しかん(歯冠),せめんとしつ(セメント質)
えなめるせん
	【エナメル線】
	◇[英]enamel wire
	○[電]軟銅の単線に絶縁用のワニスを塗付し、焼き付けて被覆
	とした導線。
	 ビニール皮膜の導線に比較し細く、絶縁性・耐熱性・耐酸性
	などに富むので、モーター・コイルなどの電気機器の巻線用に
	用いられる。
えなろたり
	【エナロタリ】
	◇Enarotali
	○インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)
	中西部のパプアテンガ州(Propinsi Papua Tengah)中央部にあ
	るパニアイ県(Kabupaten Paniai)中東部の県都。
	 パニアイ湖(Danau Paniai)の東岸。
えにあっく
	【ENIAC】
	【エニアック】
	◇[商品名]electronic numerical integrator and computer
	(電子数値積算計算機)
	○[古][計]アメリカで開発された、世界最初のコンピュータ。
	 陸軍の依頼を受けたペンシルバニア大学のエッカート(John 
	Presper Eckert)とモークリー(John Mauchly)が、弾道計算の
	ために開発したもの。
	 プログラムは外部の配線とスイッチによるもの(wired pro-
	gram)で、演算は十進式だった。
	 「エニャック(ENIAC)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆにばっく(ユニバック,UNIVAC)
	◎1946(昭和21)開発。
えにあへどろん
	【エニアヘドロン】
	◇[英]enneahedron
	○[数]九面体。
	 参照⇒へどろん(ヘドロン)
えにうぇとくかんしょう《えにうえとくくわんせう》
	【エニウェトク環礁】
	◇[英]Eniwetok atoll/Enewetak atoll/Enewetok atoll
	○[地]太平洋マーシャル諸島(Marshall Islands)北西端、ラリッ
	ク諸島(the Ralik Chain)のサンゴ礁。ビキニ環礁の西方約450
	キロメートル。
	 アメリカ合衆国の信託統治領。
	 参照⇒まーしゃるしょとう(マーシャル諸島)
	◎1947〜1962(昭和22〜昭和37)核兵器の実験場であった。
えにぐま
	【エニグマ】
	◇[英]enigma、[伊]enigma、[フ]enigme(エニグム)
	○(1)(解きがたい)なぞ。
	○(2)(理解しがたい)不可解な人・物事・言葉。
	○(3)[歴](Enigma)ナチス・ドイツ軍が使用した暗号装置。
	 1929(昭和 4)ドイツ軍が開発。
	 1938(昭和13)オランダ企業によって商用化。
	 第二次世界大戦中、イギリス軍のウルトラ(Ultra)とよばれ
	る装置で解読された。
	 参照⇒すてーしょんえっくす(ステーションX),[2]うるとら
	(ウルトラ)(2)
	○(4)(Enigma)アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia 
	State)南部のバーリン郡(Berrien County)北西部の町。
えにぐむ
	【エニグム】
	◇[フ]enigme
	○⇒えにぐま(エニグマ)
えにしだ
	【エニシダ】
	【金雀花】
	【金雀児】
	【金雀枝】
	◇[西]hiniesta(イニエスタ)、[蘭]genista(エニスタ)、[英]
	genista/broom(ブルーム)
	○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)の落葉低木。
	 鑑賞用。初夏に黄色い蝶形の花を開く。
えにす
	【エニス】
	◇Ennis、[ゲーリック語]Inis
	○アイルランド共和国南西部、マンスター州(Munster Prov-
	ince)北部のクレア県(Clare County)中央部にある県都。
えにすきれん
	【エニスキレン】
	◇Enniskillen
	○イギリス領北アイルランド南西部、ファーマナ県(Fermanagh 
	County)の県都。
★えにせいがわ《えにせいがは》
	【エニセイ川】
	◇[露]Reka Yenisei、[英]Yenisei River
	○[地]ロシア連邦のシベリア中央部の大河。全長約4,130キロ
	メートル。
	 クラスノヤルスク地方(Krasnoyarsky Krai)を北流して貫通
	し、北極海の付属海カラ海(Karskoye More)のエニセイ湾
	(Yeniseyskiy Zaliv)に注ぐ。
	〈支流〉
	 大エニセイ川。
	 小エニセイ川。
	 アンガラ川(Reka Angara):⇒あんがらがわ(アンガラ川)
えにゃっく
	【ENIAC】
	【エニャック】
	◇[商品名]electronic numerical integrator and computer
	○[古][計]⇒えにあっく(ENIAC,エニアック)
えーにゅく
	【エーニュク】
	◇[フ]eunuque
	○[歴](フランス語で)宦官(カンガン)。
	 ⇒かんがん(宦官)
えにゅれしす
	【エニュレシス】
	◇[英]enuresis
	○[病](英語で)夜尿症。
	 ⇒やにょうしょう(夜尿症)
えにわし《ゑにはし》
	【恵庭市】
	◇[日]Eniwa Shi
	○北海道西部、石狩平野南部の市。
	 札幌市の南、千歳市の北西に接し、JR千歳線で結ばれ、住
	宅地として人口が増加。
	 市の中部に自衛隊演習場がある。
	 黄金町(コガネマチ)に縄文時代後期末のカリンバ3遺跡がある。
	◎もと酪農・林産の町。
	◎岐阜県には恵那市(エナシ)がある。
えにわだけ《ゑにはだけ》
	【恵庭岳】
	◇[日]Eniwa Dake
	○[地]北海道西部、石狩支庁にある活火山。標高1,320メート
	ル。
	 札幌市の南方で、千歳市に属する。
	 支笏湖(シコツコ)の北西岸に位置し、1949(昭和24)支笏洞爺(トウヤ)
	国立公園に指定。
	◎1972(昭和47)札幌冬季オリンピック大会でスキー滑降コース
	が設置。
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