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百 科 辞 書 《あと》 編集:獨 澄旻
-------- あと --------------------------------------------------
あーと
【アート】
◇[英]art
○(1)芸術・美術。芸術作品・美術作品。
○(2)技巧(ギコウ)・技芸(ギゲイ)。
○(3)技術。
参照⇒すきる(スキル)(2)
○(4)人工・人為(ジンイ)。
○(5)[教](arts)人文科学・文科系。
○(6)[印]アート紙の略称。
⇒あーとし(アート紙)
[1]あど
【アド】
◇[英]add
○(1)[数]加算する。
◎サブトラクト(subtract):引き算する。
マルチプライ(multiply):掛け算する。
ディバイド(divide):割り算する。
○(2)付け加える。
[2]あど
【アド】
◇[英]ad
○[経]アドバタイズメント(advertisement)(広告)の略称。
⇒こうこく(広告)(2)
◎アドバルーン(ad balloon):⇒あどばるーん(アドバルーン)
あとあし
【後足】
【後脚】
【後肢】
○(1)[動]四足動物の、尻や尾に近い方の一対の足。
⇔まえあし(前足,前脚,前肢)(1)
○(2)[動]歩行で、前に踏み出した方と反対側の足。
⇔まえあし(前足,前脚,前肢)(2)
○(3)[劇]芝居で、馬の後足をつとめる役。また、その役者。
⇔まえあし(前足,前脚,前肢)(3)
○(4)[俗](警察の捜査で)事件(犯行)後の足取り。
⇔まえあし(前足,前脚,前肢)(4)
あとうけん
【亜東県】
◇[中]Yadong Xian
○⇒どもけん(ドモ県,亜東県)
あとぅしし
【アトゥシ市】
【阿図什市】
【阿圖什市】
◇[中]Atushi Shi、[英]Artux County
○⇒あるとぅしし(アルトゥシ市,阿勒図什市,阿勒圖什市)
あとかとう《あとかたう》
【アトカ島】
◇[英]Atka Island
○[地]太平洋北部、アリューシャン列島(Aleutian Islands)中
央部にあるアンドリアノフ諸島(Andreanof Islands)の島。
北緯52.17°、西経174.50°の地。
アメリカ領でアラスカ州(Alaska State)アリューシャン・ウ
エスト郡(Aleutians West Borough)に属する。
〈面積〉
1,061.4平方キロメートル。
あどがわちょう《あどがはちやう》
【安曇川町】
◇[日]Adogawa Cho
○[古]滋賀県北西部、高島郡(タカシマグン)の町。
〈面積〉
48.47平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,489人。
◎1954(昭和29)広瀬村・青柳(アオヤギ)村・本庄村を編入。
2005. 1. 1(平成17)高島郡の全5町1村が合併して高島市を
発足。
あーとこーひー
【アートコーヒー】
◇[登録商標]Art Coffee
○[経]コーヒーの焙煎・加工・販売する会社。
本社は東京都目黒区中目黒。
◎1934(昭和 9)コーヒー卸商として東京神田で創業。
1948(昭和23)株式会社アートコーヒーを設立。
2008(平成20)会社分割でコーヒー製造・販売事業の株式会社
アートコーヒーを設立。
★あとさく
【後作】
○[農]裏作(ウラサク)の意味。
あとさだけ
【阿登佐岳】
◇[日]Atosa Dake
○[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)南部、オホーツク海に突き
出たポロノツ鼻にある円錐状(コニーデ)の火山。標高1,206メ
ートル。
「アトサノボリ」とも呼ぶ。
あとさぬぷり
【アトサヌプリ】
◇[日]Atosanupuri/Atosa Nupuri
○[地]北海道東部、釧路支庁(クシロシチョウ)にある火山。標高574メ
ートル。
「マクワンチサプ」とも呼ぶ。
あとさのぼり
【アトサノボリ】
◇[日]Atosanobori/Atosa Nobori
○[地]⇒あとさだけ(阿登佐岳)
★あとざん
【後産】
○[医][動]産後間もなく、胎盤など母胎に残っているものが出
ること。
参照⇒えな(胞衣)
あーとし
【アート紙】
◇[英]art paper、[米]coated paper
○[印]印刷用紙の一種。
鉱物性の白色顔料と、天然または合成の接着剤を混合した塗
料を、原紙に機械的に塗って乾燥させ、カレンダー(calender)
と呼ぶ艶出(ツヤダ)し用ロール機械で圧搾(アッサク)・平滑(ヘイカツ)に
して強い光沢を出した洋紙。
精密な高級写真版印刷に使用される。
「アートペーパー」とも、単に「アート」とも呼ぶ。
参照⇒こーとし(コート紙),てんりょう(填料)
◎アート紙やコート紙は一旦濡らして乾かすと紙同士が張り付
いて剥(ハ)がれなくなる欠点がある。
★あとしざり
【後退り】
○(1)あとずさり。
○(2)[動]カニムシ(蟹虫)の別称。
○(3)[虫]アリジゴクの別称。
⇒ありじごく(アリジゴク,蟻地獄)(1)
◎「あとずさり」の転訛。
★あとじさり
【後退り】
○(1)あとずさり。
○(2)[動]カニムシ(蟹虫)の別称。
○(3)[虫]アリジゴクの別称。
⇒ありじごく(アリジゴク,蟻地獄)(1)
◎「あとずさり」の転訛。
あとす
【アトス】
◇Athos
○(1)[地]⇒あとすはんとう(アトス半島)
○(2)[地]⇒あとすさん(アトス山)
◎ギリシア文字では"Αθωσ"。
あとすさん
【アトス山】
◇[英]Mount Athos、[希]Agion Oros(聖山)
○(1)[地]ギリシア北部、マケドニア中部のアトス半島にある
山。標高2,033メートル。
約千年前からギリシア正教会(the Orthodox Church)の聖地
で女人禁制となっている。
ヒランダリウー修道院(the Hilandariou monastery)など、
20ヶ所に修道院が点在する。
「アソス山」とも、ギリシア語で「アギオンオロス」とも呼ぶ。
◎法律でも女人禁制で、違反者は最長2年の禁固刑が科せられ
る。
○(2)⇒あぎおんおろすけん(アギオンオロス県)
あとすはんとう《あとすはんたう》
【アトス半島】
◇[英]Athos Peninsula
○[地]ギリシア北部、マケドニア中部のハルキディキ半島(Khal-
kidhiki Peninsula)にある三つの岬のうち、東側の岬。
西部はアギオンオロス湾(Kolpos Agion Oros)。
「アトス岬(the Athos Cape)」,「アソス半島」,「アクティ半島」
とも呼ぶ。
参照⇒はるきでぃきはんとう(ハルキディキ半島)
あとすみさき
【アトス岬】
◇[英]the Athos Cape
○[地]⇒あとすはんとう(アトス半島)
あとぞなえ《あとぞなへ》
【後備え】
○[軍]⇒しんがり(殿)(1)
★あどにあ
【アドニア】
◇[希]Adonia
○[歴]美少年アドニス(Adonis)と女神アフロディテ(Aphrodite)
を讃(タタ)えるアドニス祭。
◎ギリシア文字では"Αδωνια"。
あどにす
【アドニス】
◇[希]Adonis
○(1)[ギ神]女神アフロディテ(Aphrodite)に愛された美少年。
本来は農業神・穀物神で、死と復活の神。
狩りをしていてイノシシ(猪)に突き殺され、その血から真っ
赤なアネモネ(anemone)が咲いたという。
「アドーニス」とも呼ぶ。
参照⇒あふろでぃて(アフロディテ)
○(2)(転じて)美少年。
○(3)[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncu-
laceae)フクジュソウ属(Adonis)の属名。
参照⇒ふくじゅそう(フクジュソウ,福寿草)
あどーにす
【アドーニス】
◇[希]Adonis
○[ギ神]⇒あどにす(アドニス)(1)
あーとねいちゃー
【アートネイチャー】
◇[英]Artnatute Inc.
○[経]カツラ(鬘)製造会社の一社。
本社は東京都渋谷区。
参照⇒あでらんす(アデランス)
あとばげた
【後歯下駄】
○[服]前が刳り歯(クリバ)で、後が差し歯の下駄。
前歯は台の前方になるほど薄くなるよう(前のめり)に刳って
いる。
参照⇒あとまるげた(後丸下駄)
◎駒下駄(コマゲタ)の堂島下駄や神戸下駄に似るが、これらは後
歯も刳り歯。
参照⇒どうじまげた(堂島下駄),こうべげた(神戸下駄)
あどばたいずめんと
【アドバタイズメント】
◇[英]advertisement
○⇒こうこく(広告)
あどはむ
【アドハム】
◇Ibrahim ibn Adham(イブラーヒーム・イブン・アドハム)
○[人]⇒いぶんあどはむ(イブン・アドハム)
あどばるん
【アドバルン】
◇[英]advertising balloon
○⇒あどばるーん(アドバルーン)
あどばるーん
【アドバルーン】
◇[英]advertising balloon
○(1)垂れ幕などを吊り下げる広告用の軽気球。
「アドバルン」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)相手の反応を見るための談話・声明など。
「アドバルン」とも呼ぶ。
◎"advertising balloon"の和略語。
あとび
【後火】
【跡火】
○(1)葬式の時、出棺(シュッカン)の後に門口(カドグチ)で焚(タ)く火。
「門火(カドビ)」,「送り火」,「鬼火(オニビ)」とも呼ぶ。
○(2)婚礼の時、嫁行列を送り出した後に実家の門口で焚く火。
「門火(カドビ)」,「送り火」とも呼ぶ。
◎「再び帰らない」という意味がある。
あどーび
【アドービ】
◇[英]adobe
○[建]⇒ひぼしれんが(日干し煉瓦,日乾し煉瓦,日干しレンガ)
★あとびさり
【後びさり】
○(1)あとずさり。
○(2)[動]カニムシ(蟹虫)の別称。
○(3)[虫]アリジゴクの別称。
⇒ありじごく(アリジゴク,蟻地獄)(1)
◎「あとずさり」の転訛。
あどびしすてむずしゃ
【アドビシステムズ社】
◇[英]Adobe Systems Incorporated
○[経][計]アメリカの大手画像・デジタル文書ソフトウェア会
社。
◎ドローイングソフト:イラストレーター(Illustrator)。
画像レタッチ・ソフト:フォトショップ(PhotoShop)。
文書閲覧ソフト:アクロバット(Acrobat)。
◎2005. 4.18(平成17)マクロメディア社(Macromedia Inc.)の
買収を発表。
あーとひっこしせんたー
【アート引越センター】
○[経]アートコーポレーション株式会社が運営する引越し運送
業者。
本社は大阪府大東市。
あどべ
【アドベ】
◇[英]adobe
○[建]⇒ひぼしれんが(日干し煉瓦,日乾し煉瓦,日干しレンガ)
あーとぺーぱー
【アートペーパー】
◇[英]art paper
○[印]⇒あーとし(アート紙)
あどほっく
【アドホック】
◇[羅]ad hoc
○(1)[副]一時的に、その場限りで、特別に。
○(2)[形]一時的な、その場限りの、特別な。
○(3)(日常的なことに対して)臨時的・専門的なもの・こと。
○(4)特別に設けられた単発の委員会。
○(5)[経]気のきいた装飾品・文具・書籍などの専門店や飲食
店を一箇所に集めた、若者向けの総合店舗。
◎1971(昭和46)後楽園、東京都新宿区新宿3丁目に新宿アドホッ
ク店を開店。
あとまる
【後丸】
○[服]後丸下駄の略称。
⇒あとまるげた(後丸下駄)
あとまるげた
【後丸下駄】
○[服]駒下駄(コマゲタ)の一種。
前歯は刳り歯(クリバ)で、台の前方になるほど薄くなるよう
(前のめり)に刳り、後歯は台の丸みに合せて丸くしたもの。
歯の高いものは「小町下駄」とも呼ぶ。
参照⇒こまげた(駒下駄),こまげた(駒下駄),あいまる(相丸),
あとばげた(後歯下駄)
あーとまん
【アートマン】
◇[梵]atman
○[哲]インド哲学で、我(ガ)を意味する重要な概念。
元来は気息・霊・我を意味していたが、転じて心身の活動の
基礎原理、即ち超越的自我・霊魂の術語となる。人格的原理の
アートマンは宇宙的原理のブラフマン(梵)と対をなすが、後に
至ってブラフマンと同一(梵我一如)に考えられた。
⇔ぶらふまん(ブラフマン)
参照⇒ぼんがいちにょ(梵我一如)
あどみっしょんおふぃす
【アドミッション・オフィス】
◇[英]admission office(入試事務局)
○[教]大学の入学業務を専門に担当する組織・制度。
学生募集から入学者選抜までの業務を専門の職員が扱い、一
般に教官は関与しない。学力だけではなく受験生の意欲や個性
などの多面的な能力も積極的に評価される。
略称は「AO」。
あどみらる
【アドミラル】
◇[英]admiral
○[軍]海軍大将・提督。
あどみらるぐらーふしゅぺー
【アドミラル・グラーフ・シュペー】
◇[独]Admiral Graf Maximilian von Spee
○[歴][軍]ドイツの軍艦。
参照⇒しゅぺー(シュペー)
◎1936. 1.(昭和11)竣工。
あどみらるごるしこふ
【アドミラル・ゴルシコフ】
◇[英]Admiral Gorshkov
○[軍]旧ソ連製のキエフ級航空重巡洋艦(空母)。
全長273メートル。
◎1987. 1.(昭和62)艦名バクー(Baku)として就役。
1990(平成 2)アドミラル・ゴルシコフに改称。
1993(平成 5)火災事故により損傷。
1994. 2.(平成 6)ボイラーの爆発事故。
1996(平成 8)退役。
2004. 1.20(平成16)インドに売却調印。
あどみらるてぃー
【アドミラルティー】
◇[英]admiralty
○(1)[法]海事法・海事裁判。
○(2)[法]海事裁判所。
○(3)[軍]海軍大将(admiral)の職・地位。
○(4)[歴][軍](the Admiralty)海軍本部。
海軍省に相当。
◎1964(昭和39)国防省の一部門となる。
○(5)[歴][軍](the Admiralty)海軍本部の建物。
★[1]あとむ
【アトム】
◇[英]atom
○[原]原子。
◎「(これ以上は)切断(-tom)できない(a-)」の意味。
[2]あとむ
【アトム】
○[漫]手塚治虫(オサム)の漫画『鉄腕アトム』の主人公。
⇒てつわんあとむ(鉄腕アトム)
★[3]あとむ
【アトム】
◇[登録商標]Atom
○[計]インテル社製の超小型演算処理装置(MPU)。
◎2008. 3. 3(平成20)インテル社、6月から発売と発表。
あとむず
【アトムズ】
○[古][運]⇒すわろーず(スワローズ)
あともそふぉびあ
【アトモソフォビア】
◇[英]atomosophobia
○[病]核爆発恐怖症。
あとやく
【後厄】
○厄年の次の年。
参照⇒やくどし(厄年)
[1]あどらー
【アドラー】
◇Alfred Adler(アルフレッド・アドラー)
○[人]オーストリアの精神医学者(1870〜1937)。ウィーン生れ。
初めフロイトに学んだが、性を重視するその学説に反対して、
自我を中心とする「個人心理学」を主張。神経症の原因を劣等感
とその代償作用による優越欲求によって、心理作用の解釈を試
みる。
著書は1914(大正 3)『Ueber den nervoesen Charakter』・
1919(大正 8)『Praxis und Theorie der Individualpsycholo-
gie』など。
「アードラー」とも呼ぶ。
★[2]あどらー
【アドラー】
◇Max Adler
○[人]オーストリア・マルクス主義の代表的理論家・社会学者
(1873〜1937)。
「アードラー」とも呼ぶ。
[3]あどらー
【アドラー】
◇Larry Adler(ラリー・アドラー)
○[人]アメリカのハーモニカ奏者(1914〜)。
あーどらー
【アードラー】
◇Adler
○[人]⇒あどらー(アドラー)
あとらくがわ《あとらくがは》
【アトラク川】
◇Rud-e Atrak
○[地]イラン北東部、コペトダグ山脈(khrebet Kopetdag)の南
側を西流し、トルクメニスタンに入ってカスピ海に注(ソソ)ぐ川。
全長669キロメートル。
下流域では幾つかに分流して湖・湿地帯を形成し、渡り鳥も
多く飛来する。
「アトレク川(Atrek Rud)」,「エトレク川(Etrek Rud)」とも呼
ぶ。
★あとらす
【アトラス】
◇Atlas
○(1)[ギ神]世界の西端で天を支えている巨人。巨人族の一人。
参照⇒あとらんてす(アトランテス)
◎娘:⇒へすぺりです(ヘスペリデス)
○(2)[地]⇒あとらすさんみゃく(アトラス山脈)
○(3)(atlas)地図帳・世界地図帳。また、図解書。
◎地図は「マップ(map)」。
○(4)[歴][軍]アメリカ空軍の初代大陸間弾道ミサイル。
命中精度が悪く、ミニットマン(Minuteman)に引き継がれた。
参照⇒みにっとまん(ミニットマン)(2)
◎1958.12.18(昭和33)試射に成功。
○(5)[交](ATLAS)日産自動車(株)の小型トラック。
★あとらすさんみゃく
【アトラス山脈】
◇[英]the Atlas Mountains
○[地]アフリカ北西部にある山脈。
最高峰はツブカル(Toubqal)、標高4,165メートル。
あとらすふぁいぶ
【アトラス5】
◇[英]Atlas 5/Atlas V
○[宇][軍]アメリカのボーイング社製の軍事・商業兼用の打ち
上げロケット。
参照⇒いーいーえるぶい(EELV)
あとらすろけっと
【アトラスロケット】
◇[英]Atlas launch vehicle
○[歴][宇]アメリカの大型衛星用の打ち上げロケット。
2段式で液体燃料を使用。
参照⇒でるたろけっと(デルタロケット)
◎1963(昭和38)1号機、打ち上げ。
★あとらそふ
【アトラソフ】
◇Vladimir Atlasov(ウラジミール・アトラソフ)
○[人]ロシアの探検家(?〜1711)。
1697(元禄10)カムチャツカを探検。
あとらそふとう《あとらそふたう》
【アトラソフ島】
◇[英]Atlasova Island
○[地]千島列島最北部の火山島。
千島列島の最高峰アライド火山(Alaid volcano)(標高2,339
メートル)がある。
あとらんた
【アトランタ】
◇Atlanta
○アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)の州
都。フルトン郡(Fulton County)の郡都。
ハーツフィールド国際空港(Hartsfield Atlanta Interna-
tional Airport)やコカコーラ(Coca Cola)の本社がある。
〈人口〉
1975(昭和50)44万人。
1986(昭和61)42万1,000人。
1995(平成 7)43万7,000人。
◎南北戦争の激戦地の一つで、マーガレット・ミッチェルの小
説『風と共に去りぬ』の舞台。
1996(平成 8)第26回オリンピック大会、開催。
あとらんちす
【アトランチス】
◇Atlantis
○⇒あとらんてぃす(アトランティス)
あとらんちっくぐん
【アトランチック郡】
◇[英]Atlantic County
○⇒あとらんてぃっくぐん(アトランティック郡)
あとらんちっくしゅう《あとらんちつくしう》
【アトランチック州】
◇[フ]Province de l' Atlantique、[英]Atlantic Province
○⇒あとらんてぃっくしゅう(アトランティック州)
あとらんてぃす《あとらんちす》
【アトランティス】
◇Atlantis
○(1)ジブラルタル海峡の西方、大西洋にあったとされる大陸。
プラトン(Platon)の対話編『ティマイオス(Timaeus)』・
『クリティアス(Critias)』に現れる伝説上の楽土で、紀元前
1万年前くらいに地震のため一夜で海中に没したという。
「アトランチス」とも呼ぶ。
○(2)[歴][宇]アメリカのスペースシャトル(宇宙往復船)名。
◎1985.10.(昭和60)初飛行。
1995(平成 7)ロシアの宇宙ステーション「ミール」にドッキン
グ。
2006. 9. 9(平成18)ケネディ宇宙センターから打ち上げ。
2008. 2. 7(平成20)ケネディ宇宙センターから打ち上げ。
2010. 5.15(平成22)ケネディ宇宙センターから打ち上げ(32
回目)。
2011. 7. 8(平成23)ケネディ宇宙センターから最終の打ち上
げ(33回目)。
あとらんてぃっくぐん
【アトランティック郡】
◇[英]Atlantic County
○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)南東部の郡。北西部をグロスター郡(Gloucester Count)
に接する。
郡都はメイズランディング(Mays Landing)。
「アトランチック郡」とも呼ぶ。
あとらんてぃっくしゅう《あとらんちつくしう》
【アトランティック州】
◇[フ]Province de l' Atlantique、[英]Atlantic Province
○アフリカ西部、ベナン共和国南部の州。南部をベナン湾
(Bight of Benin)に面する。
州都はコトヌー(Cotonou)。
「アトランチック州」とも呼ぶ。
あとらんてす
【アトランテス】
◇[希]atlantes、[英]atlantes
○[建]男像柱。柱の様式の一つ。
ギリシア神話の天空を支えるというアトラス(Atlas)になら
い、古代ギリシアの建築などで男性像を柱としたもの。
⇔かりあちーど(カリアチード)
★あとり
【アトリ】
【花鶏】
◇[学]Fringilla montifringilla、[英]brambling
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)アトリ科(Fringillidae)アト
リ属(Fringilla)の鳥。
参照⇒ひわ(ヒワ,鶸),ふぃんち(フィンチ)
◎秋の季語。
〈アトリ科〉
アトリ属。
カワラヒワ属(Chloris)。
マヒワ属(Carduelis)。
ハギマシコ属(Leucosticte)。
ベニマシコ属(Uragus)。
オガサワラマシコ属(Chaunoproctus)。
オオマシコ属(Carpodacus)。
ギンザンマシコ属(Pinicola)。
イスカ属(Loxia)。
ウソ属(Pyrrhula)。
シメ属(Coccothraustes)。
イカル属(Eophona)。
あどりあかい
【アドリア海】
◇[伊]Mare Adriatico、[英]Adriatic Sea
○[地]イタリア半島とバルカン半島との間にある、地中海の一
支湾。
あとりうむ
【アトリウム】
◇[羅]atrium、[英]atrium
○(1)[歴]古代ローマの都市住宅建築で、入り口の次にある中
庭。周囲が部屋で囲まれていて、その屋根が庭の中央の長方形
の池に向って傾斜し雨水が集められる。
参照⇒ぱてぃお(パティオ)
○(2)[歴]中世キリスト教建築で、バジリカ式教会堂の方形の
前庭。周囲が柱廊で囲まれている。
参照⇒ばじりか(バジリカ)(2)
○(3)[建]現代建築で、屋内に設けた中庭風の大きな吹き抜け
空間。温室風で、上部から光を取り込む。
○(4)[医]心房・心耳。
○(5)[医]耳の鼓室。
あどりぶ
【アドリブ】
◇[英]ad lib
○(1)[副]即興で、任意に、随意に。
○(2)[名][楽]ジャズなどで、演奏者が楽譜によらず、その場
の雰囲気や演奏者の気分に合せて即興的に創作して行う演奏。
「即興演奏」,「インプロビゼーション(improvisation)」とも呼
ぶ。
○(3)[名][劇]演劇・放送で、出演者が台本や演出にない台詞
(セリフ)や演技を即興的に挿(サ)し入れること。また、その台詞や
演技。
参照⇒にわか(俄,仁輪加)
◎本来は台詞や演技を間違ったときに取り繕(ツク)ったり、放送
時間が余ったりしたときの継(ツナ)ぎだったもの。
◎語源は「アドリビトゥム([羅]ad libitum)」から。
あとるぼろ
【アトルボロ】
◇Attleboro
○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts
Commonwealth)南東部のブリストル郡(Bristol County)北西部
にある都市。
あとれ
【アトレ】
◇[フ]attrait
○魅力・愛着。
あとれー
【アトレー】
◇[登録商標]Atrai
○[交]ダイハツ工業の軽商用ワゴン車。
あとれうす
【アトレウス】
◇[希]Atreus
○[ギ神]ミケーネの王。ペロプス(Pelops)の息子、アガメムノ
ン(Agamemnon)とメネラオス(Menelaus)の父。
あとれくがわ《あとれくがは》
【アトレク川】
◇Atrek Rud
○[地]⇒あとらくがわ(アトラク川)
あどれなりん
【アドレナリン】
◇[独]Adrenalin、[英]adrenaline
○[生化]カテコールアミン(catechol amine)の一種。代表的な
神経伝達物質。
動物の交感神経や副腎髄質から分泌されるホルモン。交感神
経を刺激し、心筋の収縮力を高め、皮膚・粘膜などの血管を収
縮させて血圧を上昇させる作用をもつ。立毛筋・瞳孔散大筋も
収縮させるが、気管支平滑筋は弛緩させる。代謝面では脂肪組
織の脂肪を分解、一般に酸素消費を高める。また、肝臓・骨格
筋のグリコーゲンの分解を増進させ血糖量を高める作用をもち、
インスリンやヒスタミンと拮抗(キッコウ)的に働いて血糖値を調節
する。
医学的には臨床適用の範囲が非常に広く、止血剤・強心剤・
喘息(ゼンソク)鎮静剤などに利用。
参照⇒のるあどれなりん(ノルアドレナリン)
◎1901(明治34)高峰譲吉が副腎髄質から抽出、結晶化に成功し、
アドレナリンと命名。分子式、C9H13O3N。
この名称は「副腎(adrenal gland)」から。
◎日本薬局方名はエピレナミン(Epirenamine)から第8改正以
後エピネフリン(Epinephrine)と改名。
この名称は「麻黄(Ephedrae Herba)」と「腎臓([希]nephros)」
から。
参照⇒まおう(マオウ,麻黄),えふぇどら(エフェドラ)
あとろぴん
【アトロピン】
◇[英]atropine
○[生化]アルカロイドの一種。ベラドンナからとる有毒物質。
心臓麻痺(マヒ)を起こした患者に少量を静脈注射して蘇生(ソセイ)
させたり、毒物治療薬・神経ガスの解毒剤として使用される。
参照⇒べらどんな(ベラドンナ,別剌敦那)
あとろぽす
【アトロポス】
◇[希]Atropos
○[ギ神]運命の三女神の一神で、運命の糸を断つ女神。
参照⇒もいらい(モイライ)
◎ローマ神話のモルタ(Morta)に相当。
あとわ
【後輪】
○(1)後方の車輪。こうりん(後輪)。
○(2)⇒しずわ(後輪)
あどわ
【アドワ】
◇Adwa/Adowa、[伊]Adua
○エチオピア北部、ティグライ州(Tigray Kilil)北部の町。
北緯14.19°、東経38.88°の地。
〈人口〉
1984(昭和59)1万3,823人。
1994(平成 6)2万4,519人。
◎1896. 3. 1(明治29)アドワの戦いでイタリア軍に大勝。
参照⇒えちおぴあせんそう(エチオピア戦争)
あーどわーく
【アードワーク】
◇[英]aardvark
○[哺](英語で)ツチブタ(土豚)。
⇒つちぶた(ツチブタ,土豚)
あとん
【アトン】
◇Aton
○[歴]古代エジプトの太陽神。
古代エジプト第18王朝のアメンヘテプ四世(イクナートン)が
宗教改革を行い、従来のアモン信仰に代えてエジプトの唯一神
として祭られたが、次代のツタンカーメン(Tutankhamen)王に
より廃された。
参照⇒つたんかーめん(ツタンカーメン)
◎一神教の先駆で、ヘブライ人のヤハウェの影響も考えられる。
あな
【ANA】
◇[英]All Nippon Airways
○[空]全日本空輸(全日空)の略称。
[1]あな
【アナ】
◇[英]ana-/(母音の前)an-
○(1)[接頭辞]「上」を表す語形成要素。
◎アナボリズム(anabolism):同化作用。
○(2)[接頭辞]「後」を表す語形成要素。
◎アナプレイジア(anaplasia):退形成。
○(3)[接頭辞]「再」を表す語形成要素。
◎アナグラム(anagram):綴(ツヅ)り換え。
アナフィラクシス(anaphylaxis):アナフィラキシー([独]
Anaphylaxie)。
[2]あな
【アナ】
◇[英]anna
○(1)[古][経]1730〜1730年代、インド・パキスタン地方で使
用された貨幣単位。
1ルピー(rupee)の16分の1。
参照⇒るぴー(ルピー)
○(2)[古][経]その銅貨。
あなー
【アナー】
◇Anah
○イラク西部、アンバル州(Muhafazat al Anbar)北部の町。ユ
ーフラテス川(the Euphrates)の南岸、カディーシャ湖(Buhay-
rat al Qadisiyah)の北西方。
「アナハ」とも呼ぶ。
あないなり
【穴稲荷】
○[古]忍岡(シノブガオカ)稲荷の俗称。現名は花園稲荷神社。
⇒はなぞのいなりじんじゃ(花園稲荷神社)(1)
あないなりもんのたたかい《あないなりもんのたたかひ》
【穴稲荷門の戦い】
○[歴]江戸幕末、上野戦争における彰義隊の最後の激戦。
参考⇒はなぞのいなりじんじゃ(花園稲荷神社)
★あなうさぎ
【アナウサギ】
【穴兎】
◇[学]Oryctolagus cuniculus
○[哺]ウサギ目(Lagomorpha)ウサギ科(Leporidae)アナウサギ
属(Oryctolagus)の哺乳類。
家畜のカイウサギ(飼兎)の原種。
「ラビット([英]rabbit)」,「コーニー([英]coney)」とも呼ぶ。
◎「ラビット」はカイウサギ(飼兎)・イエウサギ(家兎)などの小
型のウサギの総称。
「コーニー」は「イワダヌキ(岩狸)」も指す。
★あながち
【強ち】
○
あなきー
【アナキー】
◇[英]anarchy
○⇒あなーきー(アナーキー)
あなーきー
【アナーキー】
◇[英]anarchy
○(1)無政府状態。
「アナキー」とも呼ぶ。
○(2)無秩序・混乱。
「アナキー」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の"anarchos"、"an(無)archos(統治者)"から。
あなきすと
【アナキスト】
◇[英]anarchist
○⇒あなーきすと(アナーキスト)
あなーきすと
【アナーキスト】
◇[英]anarchist
○(1)無政府主義者。
「アナキスト」とも呼ぶ。
参照⇒あなーく(アナーク)
○(2)(特に)テロ行為などで無政府状態を起そうとする人。
「アナキスト」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)暴力的な破壊者。
「アナキスト」とも呼ぶ。
あなきずむ
【アナキズム】
◇[英]anarchism
○⇒あなーきずむ(アナーキズム)
あなーきずむ
【アナーキズム】
◇[英]anarchism
○無政府主義、
「アナキズム」とも呼ぶ。
あなーく
【アナーク】
◇[英]anarch
○無政府主義の指導者・唱導者。
参照⇒あなーきすと(アナーキスト)
◎ロシアのバクーニン(M.A.Bakunin)、クロポトキン(P.A.
Kropotkin)など。
あなくくらかたう
【アナククラカタウ】
◇Anak Krakatau
○[地]⇒くらかたう(クラカタウ)
あなくさごらす
【アナクサゴラス】
◇Anaxagoras
○[人]古代ギリシア、イオニア学派の哲学者(BC. 500ころ〜
BC. 428ころ)。小アジアのクラゾメナイ(Clazomenae)生れ。
アテナイに移り住む。
万物を性質の異なる無数無限の元素としてスペルマータ
(spermata)(種子)と呼び、すべての現象はスペルマータの混合
・分離によって生じると考えた。
また、原初の完全な混合して静止した混沌状態に、運動を与
えて秩序ある世界を創り出した原動力としてヌース(nous)(理
性)を説いた。
のち無神論のかどでアテナイを追放になり、小アジアのラン
プサクス(Lampsacus)で死去。
あなくばやん
【アナクバヤン】
◇Anakbayan(国家の子)
○フィリピンの共産主義の青年左翼組織。バヤン(BAYAN)(新民
族主義者同盟)の階層別の共闘組織の一つ。
あなぐらむ
【アナグラム】
◇[英]anagram
○単語の綴(ツヅ)りの順番を変えて、元とは別の意味の単語に
する遊び。また、そうして作られた単語。
参照⇒あくろすてぃく(アクロスティック)(2),かいぶん(回
文,廻文)(2)
あなぐりふ
【アナグリフ】
◇[英]anaglyph
○(1)浅い浮彫り(レリーフ)。
○(2)[写]赤と青のフィルターを通して見る立体写真。
あなくろ
【アナクロ】
○アナクロニズムの和略語。
⇒あなくろにずむ(アナクロニズム)
あなくろにずむ
【アナクロニズム】
◇[英]anachronism
○時代の新旧をとりちがえること。時世に逆行していること。
「時代錯誤(サクゴ)」,「アナクロ」とも呼ぶ。
参照⇒あなこりずむ(アナコリズム)
★あなご
【アナゴ】
【穴子】
【海鰻】
○(1)[魚]ウナギ目(Anguilliformes)アナゴ科(Congridae)の海
魚の総称。
砂泥地の穴の中に棲む。
背に左右一対の白い斑点の横縞(ヨコジマ)がある。
◎ウナギの背には白い横縞はない。
○(2)[魚]マアナゴ(真穴子)の別称。
⇒まあなご(マアナゴ,真穴子)
あなこりずむ
【アナコリズム】
◇[英]anachorism
○ある国で行われている制度・法律・政策などを、誤って事情
の異なる他の国に用いること。
「土地錯誤」とも呼ぶ。
参照⇒あなくろにずむ(アナクロニズム),ぱらくろにずむ(パ
ラクロニズム)
★あなごん
【阿那含】
○[仏]声聞の四果の一つ。不来(フライ)とも訳す。
参照⇒しょうもんのしか(声聞の四果)
あなこんだ
【アナコンダ】
◇anaconda
○[動]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)ニシキヘビ科(Pythonidae)
ボア亜科(Boinae)の無毒の大ヘビ。
南米北部の熱帯多雨林、ブラジルのアマゾン川とオリノコ川
流域に分布。全長4〜8メートル、最大で10メートルに達する。
体は暗緑色で背側に黒い斑紋がある。
大半を水中で過ごし、水辺の獣や鳥を捕食する。
卵胎生で全長70センチメートルくらいの子ヘビを30〜80匹生
む。
「ウォーターボア(water boa)」とも呼ぶ。
◎"anaconda"はシンハラ語で「稲妻のように光る幹」。もとはイ
ンドニシキヘビを指していた。
あなこんださくせん
【アナコンダ作戦】
◇[英]Operation Anaconda
○[歴][軍]アメリカ軍がアフガニスタン東部の山岳地帯で行っ
た、テロ組織アルカイダとタリバン残党の掃討作戦。
2002. 3.18(平成14)アメリカ統合参謀本部、作戦が完了と発
表。
参照⇒ふくつのじゆうさくせん(不屈の自由作戦)
あなさま
【アナサマ】
◇[英]anathema
○[宗](カトリックの)破門(ハモン)。
⇒はもん(破門)(3)
あなし
【穴師】
◇[日]Anashi
○(1)奈良県桜井市北部の地名。
○(2)[古]大阪府泉大津市我孫子(アビコ)付近の旧称。
◎穴師神社がある。
○(3)[古]兵庫県姫路市南部、市川河口の阿成(アナセ)付近の旧称。
◎もと穴師神社所属の民戸の集落地。
あなじ《あなぢ》
【穴痔】
◇[英]anal fistula
○[病]⇒じろう(痔瘻)
あなじー
【アナジー】
◇[英]anergy、[独]Anergie
○⇒あねるぎー(アネルギー)
あなしやま
【痛足山】
◇[日]Anashi Yama
○[地]⇒まきむくやま(巻向山,纏向山)
あなすたしー
【アナスタシー】
◇Anne Anastasi
○[人]アメリカの心理学者・精神測定学者(1908〜2001)。
著作は1954(昭和29)『Psychological Testing』など。
あなすたしあ
【アナスタシア】
◇Anastasia Nikolayevna Romanova/Anastasia Nikolaevna
Romanov
○[人]ロシア皇帝ニコライ二世の末娘(1901〜1918)。
ロシア革命で皇帝一族と共に処刑されたとされる。
◎1920(大正 9)ドイツのアンナ・アンダーソン(Anna Anderson)
が、自分はアナスタシアだと主張。
1970(昭和45)アンナ、遺産をめぐる裁判で証拠不十分により
敗訴。
あなせん
【アナセン】
◇Hans Christian Andersen
○[人]⇒あんでるせん(アンデルセン)
あなた
【あなた】
○[楽]小坂明子作詞・作曲の歌謡曲。
歌も小山明子。
◎1973.12.(昭和48)レコード発売。
あなただけを
【あなただけを】
○[楽]大野真澄作詞、常富喜雄作曲の歌謡曲。
歌はあおい輝彦。
◎1976. 6.(昭和51)発売。
あなたならどうする
【あなたならどうする】
○[楽]なかにし礼作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
歌は「いしだあゆみ」。
◎1970(昭和45)発売。
あなたにあげる
【あなたにあげる】
○[楽]千家和也作詞、三木たかし作曲の歌謡曲。
歌は西川峰子(ミネコ)。
◎1974(昭和49)西川峰子のデビュー曲。
あなたのこころに
【あなたの心に】
○[楽]中山千夏(ナカヤマ・チナツ)作詞、都倉俊一(トクラ・シュンイチ)作曲の
歌謡曲。
歌も中山千夏。
◎1969. 9.(昭和44)レコード発売。
あなたのそらをとびたい
【あなたの空を翔びたい】
○[楽]尾崎亜美作詞・作曲の西武流通グループ・イメージソン
グ。
歌は高橋真梨子(マリコ)。
◎1978.11.25(昭和53)発売。
あなたはんとう《あなたはんたう》
【アナタハン島】
◇[英]Anatahan Island
○[地]西太平洋、ミクロネシア北西部のマリアナ諸島中の小島。
無人島。サイパン島の北方約120キロメートル。
アメリカ合衆国信託統治領の島で、自治連邦北マリアナ諸島
(the Northern Mariana Islands)に含まれる。
〈面積〉
33平方キロメートル。
◎1951. 7. 6(昭和26)敗戦を知らずにいた日本兵19人と比嘉和
子、帰国。
2003. 5.10(平成15)死火山が噴火。
2005. 4. 6(平成17)大規模な噴火。
あなでぃる
【アナディル】
◇Anadyr
○⇒あなどぅいり(アナドゥイリ)
あなてま
【アナテマ】
◇[羅]anathema
○(1)[宗](カトリックの)破門(ハモン)。
⇒はもん(破門)(3)
○(2)呪(ノロ)い。
○(3)呪われた人・呪われた物。
○(4)ひどく嫌われる人・ひどく嫌われる物。
◎ギリシア語の「捧げる・置く(anatithenai)」から「(悪魔に)奉
納されたもの」の意味になった言葉。
あなとー
【アナトー】
◇[英]annatto/anatto
○(1)[植]⇒べにのき(ベニノキ,紅木)
○(2)[食]⇒あなとーしきそ(アナトー色素)
あなどぅいり
【アナドゥイリ】
◇Anadyr
○ロシア連邦北東端、チュクチ自治管区(Chukotka Autonomous
Okrug)の行政所在地。ベーリング海(Beringovo More)のアナドゥ
イリ湾(Anadyrskiy Liman)西岸にある港町。
「アナディル」とも呼ぶ。
あなときしん
【アナトキシン】
◇anatoxin
○[薬]⇒ときそいど(トキソイド)
あなとーしきそ
【アナトー色素】
◇[英]annatto color
○[食]食品の着色に用いられるカロチノイド系の黄赤色の色素。
乳製品・焼き菓子・魚加工品などを黄色または橙色に着色す
るために用いられる。
アオイ目(Malvales)ベニノキ科(Bixaceae)ベニノキ(紅木)
(annatto,anatto)の種子の被膜物から抽出する。
単に「アナトー」とも呼ぶ。
参照⇒べにのき(ベニノキ,紅木)
あなとみー
【アナトミー】
◇[英]anatomy、[独]Anatomie
○(1)[医]解剖。
◎動物:⇒でぃせくしょん(ディセクション)
○(2)[医]解剖学・解剖術。
○(3)[医](生体の)組織([英]tissue)・構造([英]structure)。
○(4)[医](人体などの)解剖図・解剖模型。
参照⇒ほむんくるす(ホムンクルス)(4)
あなとりあ
【アナトリア】
◇[希]Anatolia(日の昇る所)
○[地]小アジアの別称。
⇒しょうあじあ(小アジア)
あなとりあこうげん《あなとりあかうげん》
【アナトリア高原】
◇[英]Anatolian Plateau
○[地]トルコ共和国の小アジア半島、内陸部の盆地状高原。
参照⇒しょうあじあ(小アジア)
あなどる
【アナドル】
◇[トルコ語]Anadolu
○[地]アナトリア(小アジア)のトルコ語名。
⇒しょうあじあ(小アジア)
あななす
【アナナス】
◇[蘭]ananas、[英]ananas
○(1)[植]パイナップルの別称。
⇒ぱいなっぷる(パイナップル)(1)
○(2)[古][植]イネ目(Poales)パイナップル科(Bromeliaceae)
の旧称。
○(3)[植]パイナップル科に属する観葉植物の総称。中南米原
産。
◎サンゴアナナス:エクメア属(Aecmea)。
インコアナナス:グズマニア属(Guzmania)。
トラフアナナス:クリプタンサス属(Cryptanthus)。
あなにや
【アナニヤ】
◇[ヘブライ語]Ananiah、[英]Ananias
○(1)[聖]神の前でうそをつき、打ち殺された男。
○(2)(転じて)うそつき。
あなは
【アナハ】
◇Anah
○⇒あなー(アナー)
あなば
【アナバ】
◇Annaba
○アルジェリアの地名アンナバ(Annaba)の英語読み。
⇒あんなば(アンナバ)
あなーばー
【アナーバー】
◇Ann Arbor
○アメリカ合衆国中北部、ミシガン州(Michigan State)南東部
のウォシュトナウ(Washtenaw County)中東部にある郡都。
あなぱ
【アナパ】
◇Anapa
○ロシア共和国南西部、クラスノダル地方(Krasnodarsky Krai)
西部の保養都市。
タマン半島(Tamanskiy Poluostrov)の基部に位置し、黒海に
面する。
あなはいむ
【アナハイム】
◇Anaheim
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
南部のオレンジ郡(Orange County)中北西部の都市。
北緯33.84°、西経117.87°の地。
「アナヘイム」とも呼ぶ。
ディズニーランドがある。
〈人口〉
1975(昭和50)19万人。
1990(平成 2)26万6,600人。
2000(平成12)32万8,000人。
2002(平成14)34万0,300人。
★あなばち
【アナバチ】
【穴蜂】
○(1)[虫]⇒じがばち(ジガバチ,似我蜂)(1)
○(2)[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)ジガバチ科(アナバチ
科)(Sphecidae)の昆虫。
あなはちまんぐう
【穴八幡宮】
○⇒あなはちまんじんじゃ(穴八幡神社)
あなはちまんじんじゃ
【穴八幡神社】
○東京都新宿区西早稲田2−1−11にある神社。
源頼家が八幡宮を勧請したのに始まる。
1641(寛永18)宮守の庵(イオリ)を造るため南側の山裾(ヤマスソ)を
切り開くとご神穴が出現したことから、穴八幡宮と呼ばれるよ
うになった。
◎「一陽来復」が有名。
あなばぷてぃすつ
【アナバプティスツ】
◇[英]Anabaptists
○[宗]⇒さいせんれいは(再洗礼派)
あなばぷてぃすと
【アナバプティスト】
◇[英]Anabaptist
○(1)[宗]キリスト教プロテスタントの再洗礼派の教徒。
参照⇒さいせんれいは(再洗礼派)
○(2)[宗](Anabaptists)⇒さいせんれいは(再洗礼派)
★あなはらと
【アナハラト】
◇Anaharath
○『旧約聖書』に現れる都市。
参照⇒てるれへしゅ(テル・レヘシュ),いさかるぞく(イサカ
ル族)
あなーひたー
【アナーヒター】
◇[英]Anahite
○[ペルシア神話]水・豊穣の女神。
◎古代インド:⇒さらすばてぃー(サラスバティー)
あなふぃらきしー
【アナフィラキシー】
◇[独]Anaphylaxie(無防備)、[英]anaphylaxis(アナフィラクシス)
○[医]抗原抗体反応が引き金となった急性のアレルギー性反応。
ある抗原で免疫を得た生体が、同じ抗原の再投与に対して急
激なショック症状などの過敏な反応を示し、著しい場合死に至
る現象。
抗原抗体反応によりヒスタミン(histamine)などの化学伝達
物質が細胞内から一時的に放出されて平滑筋の収縮が起り、毛
細血管の透過性亢進・腺からの分泌亢進などにより血液循環障
害・呼吸困難などを来す。
参照⇒あれるぎー(アレルギー),すずめばち(スズメバチ,雀
蜂,胡蜂),ひすたみん(ヒスタミン)
◎運動誘発性アナフィラキシー:⇒うんどうゆうはつせいあな
ふぃらきしー(運動誘発性アナフィラキシー)
アナフィラキシー補助治療剤:⇒えぴぺん(エピペン,Epi
Pen)
◎2004. 2.(平成16)埼玉県で飼育していたハムスターに噛(カ)
まれてアナフィラキシーを発病した40歳代の男性、持病のゼン
ソク(喘息)を誘発して窒息死。
あなふぃらきしす
【アナフィラキシス】
◇[英]anaphylaxis(アナフィラクシス)
○[医]⇒あなふぃらきしー(アナフィラキシー)
あなへいむ
【アナヘイム】
◇Anaheim
○⇒あなはいむ(アナハイム)
あなぽりす
【アナポリス】
◇Annapolis
○(1)アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)
の州都。アンアランデル郡(Anne Arundel County)の郡都。
アメリカ海軍兵学校の所在地。
○(2)(転じて)アメリカ海軍兵学校の通称。
1845(弘化 2)創立。
参照⇒うえすとぽいんと(ウエストポイント)(2)
あなぼりずむ
【アナボリズム】
◇[英]anabolism
○[生]同化作用。
◎カタボリズム(catabolism):異化作用。
メタボリズム(metabolism):代謝作用。
あなぼりっくすてろいど
【アナボリックステロイド】
◇[英]anabolic steroid
○[運][薬]成長ホルモンのタンパク(蛋白)同化ホルモン。
「筋肉増強剤」とも呼ぶ。
参照⇒すてろいど(ステロイド),てとらはいどろげすとりの
ん(テトラハイドロゲストリノン),えんさんくれんぶてろーる
(塩酸クレンブテロール)(2)
◎ボディービルや重量挙げなど強い筋力を必要とする人たちが
使用していた。
現在、スポーツの分野では使用禁止となっている。
参照⇒どーぴんぐ(ドーピング)
あなみずまち《あなみづまち》
【穴水町】
◇[日]Anamizu Machi/Anamidu Machi
○石川県北部、鳳珠郡(ホウスグン)の町。
◎2005. 3. 1(平成17)鳳至郡(フゲシグン)と珠洲郡(スズグン)が合
併し、鳳至郡から鳳珠郡に移籍。
あなりすと
【アナリスト】
◇[英]analyst
○(1)分析家、分析の専門家。
○(3)[経](特に)証券分析家(economic analyst)。
証券動向・社会情勢や株式会社について詳しく調査し、投資
価値の判断を行う。
○(2)[心](特に)精神分析医(psychoanalyst)。
あなるげしあ
【アナルゲシア】
◇[英]analgesia(アナルジージア)
○(1)[病]痛覚喪失(ソウシツ)・痛覚消失・無痛覚。
「アナルジージア」とも呼ぶ。
○(2)[病]痛覚喪失症・痛覚消失症・無痛覚症。
「アナルジージア」とも呼ぶ。
◎ドイツ語:シュメルツロジヒカイト(Schmerzlosigkeit)。
あなるこさんでぃかりずむ
【アナルコ・サンディカリズム】
◇[フ]anarcho-syndicalisme
○⇒サンディカリズム
あなるじーじあ
【アナルジージア】
◇[英]analgesia
○[病]⇒あなるげしあ(アナルゲシア)
★あなろぐ
【アナログ】
◇[英]analog
○()
⇔でじたる(デジタル)
◎アナログ時計,アナログ計算機
○()[放]アナログ放送の略称。
⇒あなろぐほうそう(アナログ放送)
★あなろぐほうそう《あなろぐはうそう》
【アナログ放送】
○[放]
◎1991(平成 3)NHKのアナログハイビジョン、放送開始。
2003(平成15)郵政省、2007年アナログハイビジョンの打ち切
りを発表。
2007. 9.30(平成19)NHKのアナログハイビジョンとBSア
ナログ放送を打ち切り。
2011. 7.24(平成23)地上波アナログ放送、打ち切りの予定。
あなろじー
【アナロジー】
◇[英]analogy
○(1)類似・類似点・共通点。
○(2)[哲]類推・類比。類推法。
○(3)[生]相似。
参照⇒ほもろじー(ホモロジー)(2)
★あなわくこうげん《あなわくかうげん》
【アナワク高原】
◇[西]Meseta de Anahuac、[英]Anahuac
○[地]メキシコ中央部の高原。
あなん
【アナン】
◇Kofi Annan
○[人]ガーナの外交官(1938〜)。
1997〜2006(平成 9〜平成18)第七代国連事務総長。
あなん
【阿南】
◇[日]Anan
○(1)⇒あなんし(阿南市)
○(2)⇒あなんちょう(阿南町)
あなん
【阿難】
○[仏][人]⇒あーなんだ(アーナンダ,阿難)
あなんが
【アナンガ】
◇[梵]Ananga(体なきもの)
○[インド神話]愛の神カーマ(Kama)の別称。
⇒かーま(カーマ)(2)
あなんし
【阿南市】
◇[日]Anan Shi
○徳島県東部の市。
紀伊水道に面し、海岸地帯は室戸阿南海岸国定公園に含まれ
る。
〈人口〉
1980(昭和55)6万1,253人。
◎1958(昭和33)富岡町と橘町が合併して市制施行。
◎長野県下伊那郡(シモイナグン)には阿南町(アナンチョウ)がある。
[1]あなんた
【アナンタ】
◇[梵]ananta
○(サンスクリット語で)無限・無辺(ムヘン)。
[2]あなんた
【アナンタ】
◇[梵]Ananta
○[宗]ヒンズー教の神聖な大蛇の神。
とぐろを巻いてビシュヌ神の褥(シトネ)(ベッド)となる。
参照⇒なーぐぱんちゃみ(ナーグパンチャミ)
★あーなんだ
【アーナンダ】
【阿難】
◇[梵]Ananda
○[仏][人]釈迦(シャカ)の仏弟子。釈迦の晩年、釈迦と各地を遍
歴する。釈迦のイトコといわれる。
釈迦と常に従っていたので、仏弟子の中で「他聞(タモン)第一」
と呼ばれた。
釈迦の叔母で養母の摩訶波闍波提(マカハジャハダイ)が再三弟子入
りを拒絶された際にアーナンダがとりなして、女性として初め
て出家できたという。
「阿難(アナン)」とも呼ぶ。
あなんちょう《あなんちやう》
【阿南町】
◇[日]Anan Cho
○長野県南部、下伊那郡(シモイナグン)の町。
◎1957(昭和32)大下条(オオシモジョウ)村・旦開(アサケ)村・和合(ワゴウ)
村が合併して町制施行。
1959(昭和34)富草(トミクサ)村を編入。
◎徳島県には阿南市がある。
あなんど
【アナンド】
◇Anand
○(1)(Anand District)⇒あなんどけん(アナンド県)
○(2)インド西部、グジャラート州(Gujarat State)中央部のア
ナンド県北東部にある県都。
「アーナンド」とも呼ぶ。
あーなんど
【アーナンド】
◇Anand
○⇒あなんど(アナンド)
あなーんどいんかむ
【アナーンドインカム】
◇[英]unearned income
○[経]不労所得。
⇒ふろうしょとく(不労所得)
あなんどけん
【アナンド県】
◇[英]Anand District
○インド西部、グジャラート州(Gujarat State)中央部の県。
北部をケーダー県(Kheda District)に接する。
県都はアナンド。
「アーナンド県」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,942平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)185万6,712人。
◎1997.10. 2(平成 9)ケーダー県から分離・設置。
あーなんどけん
【アーナンド県】
◇[英]Anand District
○⇒あなんどけん(アナンド県)
あなんとなぐけん
【アナントナグ県】
◇[英]Anantnag District
○インド北部、ジャンム・カシミール州(Jammu Kashmir State)
中央部の県。
西部に州都スリナガル(Srinagar)がある。
〈面積〉
3,980平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)117万人。
あなんばすしょとう《あなんばすしよたう》
【アナンバス諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Anambas、[英]Anambas Islands、
[フ]Iles Anambas
○[地]南シナ海南部、マレー半島とボルネオ島の間にある諸島。
大スンダ列島(Greater Sunda Islands)の一部。北東方にナツ
ナ諸島(Kepulauan Natuna)がある。
インドネシア領リアウ諸島州(Propinsi Kepulauan Riau)に
属する。
ナツナ諸島に含まれることもある。
参照⇒なつなしょとう(ナツナ諸島)
あなんぶらしゅう《あなんぶらしう》
【アナンブラ州】
◇[英]Anambra State
○ナイジェリア連邦共和国南部の州。
州都はアウカ(Awka)。
◎1991. 8.27(平成 3)設置。
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