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百 科 辞 書 《あさな》 編集:獨 澄旻
-------- あさな ------------------------------------------------
あーさな
【アーサナ】
◇[梵]asana
○ハタヨガ(hatha yoga)の個々のポーズ・姿勢。
参照⇒しむはさな(シムハサナ)
[1]あざな
【字】
○(1)[漢]生れたときに付けられた名(本名)の他に付ける別名
・呼び名。
男子は元服(二十歳)のときに冠(カンムリ)をして、女子は婚約し
たときに笄(コウガイ)をして字を付ける。
字は相手に敬意を表すもので、通常は字を使い、格式ばった
ときや目上の人には名を用いる。
参照⇒はいこう(排行)(2)
◎仲尼(チュウジ)(孔子の字)。
『礼記』曲礼上:「男子二十冠而字」。
○(2)[国]日本で古くから、文人・学者が中国に習って字を用
いた、本名以外に付ける名前。あだな(綽名,渾名,仇名)。
参照⇒がごう(雅号)
[2]あざな
【字】
○地名の区画の一つ。
⇒あざ(字)
あさなゆうなに《あさなゆふなに》
【朝な夕なに】
◇[独]Immer wenn der Tag beginnt
○(1)[文]ゲオルク・フルダレック(George Hurdalek)(1908. 2.
6〜1980. 6.15)の小説。
○(2)[映](1)を映画化したドイツ映画。
監督:ヴォルフガンク・リーベンアイナー(Wolfgang Lieben-
einer)。
主演:ルート・ロイヴェリック(Ruth Leuwerik)ほか。
トランペット曲の主題歌『真夜中のブルース(Mitternacht
Blues)』で知られる。
◎1957(昭和32)。
あさば
【アサバ】
◇Asaba
○ナイジェリア南部、デルタ州(Delta State)の州都。
北緯6.20°、東経6.74°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)4万9,700人。
2003(平成15)7万0,500人。
あさばすかこ
【アサバスカ湖】
◇[英]Lake Athabasca
○[地]カナダ中央部、アルバータ州(Alberta Province)北東部
とサスカチュワン州(Saskatchewan Province)北西部にまたが
る湖。
マッケンジー川水系(Mackenzie River system)に属し、湖の
西部にアサバスカ川(Athabasca River)が南方から流入し、ま
た西部からスレーブ川(Slave River)が北方に流出してグレー
トスレーブ湖(Great Slave Lake)に注(ソソ)ぐ。
参照⇒まっけんじーがわ(マッケンジー川)
〈面積〉
8,100平方キロメートル。カナダ第4の湖。
あさばちょう《あさばちやう》
【浅羽町】
◇[日]Asaba Cho
○[古]静岡県西部、磐田郡(イワタグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)袋井市(フクロイシ)に編入。
あさはどこから
【朝はどこから】
○[楽]森まさる作詞、橋本国彦作曲の歌謡曲(NHKラジオ歌
謡)。
歌は安西愛子と東京放送合唱団で放送。
◎1946. 5.(昭和21)岡本敦郎の歌でレコード発売。
あさはら
【朝腹】
○(1)朝食前の空腹(クウフク)。朝食前のすきっ腹。
参照⇒あさめしまえ(朝飯前)(1)
○(2)(転じて)朝早いとき。早朝。
「あさっぱら(朝っ腹)」とも呼ぶ。
○(3)⇒あさめしまえ(朝飯前)(2)
あざはり
【アザハリ】
◇Sheikh Azahari bin Sheikh Mahmud
○[人]ブルネイ人民党(PRB)のリーダー(1928/1929〜2003.
5.30)。
インドネシア独立戦争に参加。
1955(昭和30)ブルネイ人民党(Partai Rakyat Brunei)を組織。
マレーシア連邦発足に先立ち、1962(昭和37)クーデターを強
行してイギリス軍の介入を招き、失敗して国外に逃亡。
亡命先のインドネシア共和国ジャワバラト州(Propinsi Jawa
Barat)ボゴール(Bogor)で客死。
[1]あさひ
【旭】
◇[日]Asahi
○(1)⇒あさひし(旭市)
○(2)⇒あさひちょう(旭町)
○(3)⇒あさひむら(旭村)
○(4)⇒あさひそん(旭村)
○(5)[交]⇒あさひえき(旭駅)
[2]あさひ
【旭】
◇[英]McIntosh
○[農]リンゴの栽培品種。
⇒[2]まっきんとっしゅ(マッキントッシュ)
あさひ
【朝日】
◇[日]Asahi
○(1)⇒あさひまち(朝日町)
○(2)⇒あさひちょう(朝日町)
○(3)⇒あさひむら(朝日村)
○(4)[交]⇒あさひえき(朝日駅)
○(5)[歴][軍]旧日本海軍の戦艦。
◎1899(明治32)就役。
○(6)[歴]1904. 4.(明治37)煙草専売法の公布によって同年7
月1日に発売された国産葉を使用した煙草。当時6銭。
参考⇒かんえいたばこ(官営煙草)
あさひあじ
【旭味】
○[食]旭化成(現:富士食品工業)社製の化学調味料。グルタミ
ン酸ナトリウムの商品名。
参照⇒ぐるたみんさんなとりうむ(グルタミン酸ナトリウム)
◎1935(昭和10)製造・販売。
あさひえき
【旭駅】
○(1)[交]千葉県旭市にあるJR総武本線の駅。
干潟(ヒガタ)駅と飯岡(イイオカ)駅の間。
○(2)[交]高知県高知市(コウチシ)旭駅前町(アサヒエキマエチョウ)にあるJ
R土讃線の駅。
円行寺口(エンギョウジグチ)駅と高知商業前(コウチショウギョウマエ)駅の間。
あさひえき
【朝日駅】
○[交]三重県三重郡(ミエグン)朝日町(アサヒチョウ)柿(カキ)にあるJR
関西本線の駅。
桑名(クワナ)駅(桑名市)と富田(トミタ)駅(四日市市)の間。
★あさひかせい《あさひくわせい》
【旭化成】
○[経]
◎1922(大正11)旭絹織株式会社、設立。
1931(昭和 6)延岡アンモニア絹絲株式会社、設立。
1933(昭和 8)延岡アンモニア絹絲株式会社、日本ベンベルグ
絹絲株式会社・旭絹織株式会社を合併して旭ベンベルグ絹絲株
式会社と改称。
1935(昭和10)化学調味料「旭味(アサヒアジ)」を製造・販売。
1943(昭和18)旭ベンベルグ絹絲株式会社、日本窒素火薬株式
会社を合併して日窒化学工業株式会社と改称。
1946(昭和21)日窒化学工業株式会社、旭化成工業株式会社と
改称。
1960(昭和35)サランラップ、販売開始。
1999(平成11)食品事業部、日本たばこ産業に譲渡。のち、
2009(平成21)富士食品工業に統合。
2001(平成13)旭化成工業株式会社、旭化成株式会社に改称。
あさひかわし《あさひかはし》
【旭川市】
◇[日]Asahikawa Shi
○北海道中部の市。上川支庁所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)681平方キロメートル。
1994(平成 6)748平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)32万1,000人。
1980(昭和55)35万2,620人。
1995(平成 7)36万1,000人。
あさひぎんこう《あさひぎんかう》
【あさひ銀行】
○[歴][経]東京都に本店を置く都市銀行。
大和銀ホールディングス(現:りそなホールディングス)のひ
とつで、リテール(小口取引)を主力とする。
◎1991. 4.(平成 3)協和銀行と埼玉銀行が対等合併し、協和埼
玉銀行を発足。
1992. 9.(平成 4)株式会社あさひ銀行に商号変更。
2003. 3.(平成15)大和銀行・あさひ銀行が合併・再編してり
そな銀行を発足。埼玉県内の営業基盤のみ分割して埼玉りそな
銀行を発足。
参照⇒さいたまりそなぎんこう(埼玉りそな銀行)
あさひく
【旭区】
◇[日]Asahi Ku
○(1)神奈川県横浜市北西部の区。北部を緑区、東部を保土ヶ
谷区、南部を戸塚区、西部を瀬谷区に接する。
○(2)大阪府大阪市北東部の区。北部を東淀川区、南東部を鶴
見区、南部を城東区、西部を都島区(ミヤコジマク)に接し、東部を
守口市に隣接。
あさひげいのう
【アサヒ芸能】
○[報]徳間書店が刊行する週刊誌。
★あさひこうがくこうぎょう《あさひくわうがくこうげふ》
【旭光学工業】
○[歴][経]光学ガラス製造大手のHOYA(ホーヤ)の前身会社
の一つ。
参照⇒ほーや(HOYA,ホーヤ)
◎1952(昭和27)国産初の一眼レフカメラ「アサヒフレックスI
形」を発売。
あさひし
【旭市】
◇[日]Asahi Shi
○千葉県北東部の市。東部を銚子市、西部を匝瑳市(ソウサシ)、北
西部を香取市に接し、南部を太平洋に面する。
〈面積〉
50.61平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4万0,963人。
◎1954(昭和29)旭町・富浦(トミウラ)村・矢指(ヤサシ)村・豊畑(トヨハタ)
村・共和(キョウワ)村の町村と、海上(ウミナカ)町の一部と合併して発
足。
2005. 7. 1(平成17)香取郡(カトリグン)干潟町(ヒカタマチ)と海上郡
(カイジョウグン)の海上町(ウナカミマチ)・飯岡町(イイオカマチ)の3町が編入。
◎愛知県には尾張旭市(オワリアサヒシ)がある。
★あさひじゃーなる
【朝日ジャーナル】
○[報]1959. 3.15(昭和34)創刊。
あさひじゅうけん《あさひぢゆうけん》
【朝日住建】
○[歴][経]分譲マンションの建設・販売会社。
本社は大阪府大阪市中央区。
分譲マンション名は「朝日プラザ」。
◎1958(昭和33)建築業として創業。
2003. 9. 2(平成15)大阪地方裁判所から破産宣告。
あさひしょうぐん《あさひしやうぐん》
【朝日将軍】
◇[日]Asahi Shogun
○[人]征夷大将軍になった時の源(木曾)義仲(ヨシナカ)の異称。
⇒『人名辞典』みなもとのよしなか(源 義仲)
★あさひしんぶんしゃ
【朝日新聞社】
○[経][報]
東京本社:東京都中央区築地。
◎東京朝日新聞の略称は「東朝(トウチョウ)」、大阪朝日新聞は「大朝
(ダイチョウ)」。
◎1879(明治12)大阪朝日新聞社、創立。
1888(明治21)東京朝日新聞社、創立。
2008. 4.(平成20)出版本部を朝日新聞出版として分社化。
あさひせいめいほけんそうごがいしゃ
《あさひせいめいほけんさうごぐわいしや》
【朝日生命保険相互会社】
◇[英]Asahi Mutual Life Insurance Co.
○[経]大手生命保険会社の一社。旧古河財閥系。
本社は東京都千代田区大手町。
◎1888. 3. 1(明治21)海軍主計官加唐為重の発案によって有限
会社帝国生命保険として創業。
1891(明治24)株式会社に改組。
1910年代に古河財閥の傘下となる。
1935(昭和10)東洋生命を合併。
1942(昭和17)前川生命を合併。
1947(昭和22)相互会社に改組して朝日生命保険相互会社とな
る。
あさひそん
【旭村】
◇[日]Asahi Son
○山口県北部、阿武郡(アブグン)の村。
〈面積〉
134.04平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,170人。
◎1955(昭和30)佐々並村と明木村が合併して発足。
◎茨城県鹿島郡(カシマグン)には旭村(アサヒムラ)がある。
あさひだけ
【旭岳】
◇[日]Asahi Dake
○[地]北海道中央部、大雪山連峰の主峰。北海道の最高峰で、
標高2,290メートル。
安山岩質の成層火山。西方に地獄谷爆裂火口があり、硫気を
噴出し、底に姿見池がある。夏期雪渓が多い。東には後旭岳、
南西には前旭岳、北には裾合平がある。
大雪山国立公園に含まれる。
あさひだけ
【朝日岳】
◇[日]Asahi Dake
○(1)[地]秋田県仙北市角館町にある山。標高1,376メートル。
「羽後朝日岳」とも呼ぶ。
○(2)[地]山形・新潟県境の朝日山地中の連峰。
最高峰は大朝日岳(1,870メートル)で、北西には西朝日岳、
北東には小朝日岳、南には平岩山が連なる。
磐梯朝日国立公園に含まれる。
あさひちょう《あさひちやう》
【旭町】
◇[日]Asahi Cho
○(1)愛知県中東部、東加茂郡(ヒガシカモグン)の町。
○(2)島根県中南西部、那賀郡(ナカグン)の町。
○(3)岡山県中央部、久米郡(クメグン)の町。
〈面積〉
82.99平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3,477人。
◎1953(昭和28)垪和(ハガ)村・倭文西(シトリニシ)村・西川(ニシガワ)
村が合併して発足。同年江与味(エヨミ)村の一部を編入。
◎滋賀県には高島郡(タカシマグン)新旭町(シンアサヒチョウ)があった。
あさひちょう《あさひちやう》
【朝日町】
◇[日]Asahi Cho
○(1)北海道中央部、上川支庁(カミカワシチョウ)上川郡(カミカワグン)の町。
○(2)福井県中西部、丹生郡(ニュウグン)の町。
○(3)三重県北部、三重郡(ミエグン)の町。
〈面積〉
5.99平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6,716人。
◎1954(昭和29)町制施行。
★あさひびーる
【アサヒビール】
【朝日麦酒】
◇[英]Asahi Breweries,Ltd.
○(1)[経]日本のビール製造会社。
◎1889.11.(明治22)大阪麦酒会社として設立。
1892. 5.(明治25)アサヒビールを発売。
1893. 2.(明治26)大阪麦酒株式会社に改組。
1906. 3.(明治39)大阪麦酒・日本麦酒・札幌麦酒の3社が合
同して大日本麦酒株式会社を発足。
1949. 9.(昭和24)過度経済力集中排除法により大日本麦酒が
朝日麦酒株式会社と日本麦酒株式会社(現:サッポロビール)に
分割。
1989/ 1.(平成元)アサヒビール株式会社に社名変更。
○(2)[食](1)のブランド名。
あさひほうそう《あさひはうそう》
【朝日放送】
◇[英]Asahi Broadcasting Company
○[放]大阪府大阪市北区大淀南にあるテレビ・ラジオ放送局。
本局コールサインは「JONR」。ラジオの周波数は1008kH
z。
略称は「ABC」。
◎1951(昭和26)ラジオ放送を開始。
1959(昭和34)大阪テレビ放送(OTV)を吸収合併してテレビ
放送も開始。
あさひまち
【朝日町】
◇[日]Asahi Machi
○(1)山形県中央部、西村山郡(ニシムラヤマグン)の町。
白倉(シラクラ)に空気神社がある。
○(2)富山県東部、下新川郡(シモニイカワグン)の町。
参照⇒しょうねんじだい(少年時代)
あさひまつしょくひん
【旭松食品】
○[経]納豆の大手メーカーの一社。
本社は大阪府大阪市淀川区。
◎1984(昭和59)アンモニアの発生が少ない納豆菌を使用した
「なっとういち」を発売。
あさひむら
【旭村】
◇[日]Asahi Mura
○茨城県南部、鹿島郡(カシマグン)の村。
〈面積〉
53.80平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万1,637人。
◎1955(昭和30)夏海村・大谷村・諏訪村が合併して発足。
◎山口県阿武郡(アブグン)には旭村(アサヒソン)がある。
あさひむら
【朝日村】
◇[日]Asahi Mura
○(1)山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の村。
〈面積〉
569.17平方キロメートル。
(*)境界未定があります。
〈人口〉
2000(平成12)5,864人。
◎1954(昭和29)大泉村・本郷村・東村が合併して発足。
○(2)長野県中北部、東筑摩郡(ヒガシチクマグン)の村。
〈面積〉
70.63平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,908人。
○(3)新潟県北東部、岩船郡(イワフネグン)の村。
〈面積〉
629.32平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
2000(平成12)1万2,125人。
◎1954(昭和29)館腰村・三面(ミオモテ)村・高根(タカネ)村・猿沢(サル
サワ)村・塩野町(シオノマチ)村の5村が合併して発足。
2008. 4. 1(平成20)村上市に編入。
○(4)[古]岐阜県北部、大野郡(オオノグン)にあった村。
〈面積〉
187.37平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,155人。
◎2005. 2. 1(平成17)高山市に編入。
あさひやま
【旭山】
◇[日]Asahi Yama
○[地]宮城県桃生郡(モノウグン)河南町(カナンチョウ)にある山。標高173
メートル。
旭山撓曲(トウキョク)の北端に位置する。
参照⇒あさひやまとうきょく(旭山撓曲)
あさひやまとうきょく《あさひやまたうきよく》
【旭山撓曲】
◇[日]Asahiyama Tokyoku
○[地]宮城県中東部にある撓曲(活断層の一種)。
桃生郡(モノウグン)の鳴瀬町(ナルセチョウ)〜矢本町(ヤモトチョウ)〜河南町
(カナンチョウ)の南北約8キロメートル。
参照⇒とうきょく(撓曲)(2)
◎2003. 7.26(平成15)未明に震度6弱の前震、同日朝に震度6
強の本震、その後も数日に渡り余震が発生。
2003. 8. 7(平成15)政府の地震調査委員会、旭山撓曲断層と
7.26以降の地震との関係は考えにくいと見解を発表。
あさひやまどうぶつえん《あさひやまどうぶつゑん》
【旭山動物園】
○[動]北海道旭川市東旭川町倉沼(ヒガシアサヒカワチョウクラヌマ)にある動
物園。
行動展示で知られる。
◎2004(平成16)7月の月間入園者数、上野動物園を抜いて日本
一となる。
2005. 1.15(平成17)おらんうーたん館、オープン。
2007. 3.29(平成19)オオワシの人工孵化に国内初成功。
★あさひれんぽう
【朝日連峰】
◇[日]Asahi Renpo/Asahi Rempo
○[地]山形県と新潟県の県境を南北に連なる山地。約60キロメ
ートル
主峰は山形県側の大朝日岳(オオアサヒダケ)(標高1,871メートル)。
あざぶ
【麻布】
◇[日]Azabu
○(1)東京都港区の地域名。
住所としては麻布十番(アザブジュウバン)・麻布台(アザブダイ)・
麻布永坂町(アザブナガサカチョウ)・麻布狸穴町(アザブマミアナチョウ)・東
麻布(ヒガシアザブ)・西麻布(ニシアザブ)・南麻布(ミナミアザブ)・元麻
布(モトアザブ)がある。
○(2)[歴]⇒あざぶく(麻布区,麻布區)
◎「あさぬの(麻布)」とも読む。
あざぶく
【麻布区】
【麻布區】
◇[日]Azabu Ku
○[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。現在は東京都港区内。
参照⇒みなとく(港区),とうきょうしさんじゅうごく(東京市
三五区,東京市三十五区)
◎1907.10. 1(明治40)号「滑稽界」の「東京区民代表者」によれば
「軍人」。
◎上中流の住宅地で麻布十番は唯一の繁華街であった。
★あざぶさんれんたい
【麻布三連隊】
【麻布三聯隊】
○[歴][軍]東京都港区六本木7丁目あたりに駐屯した歩兵連隊。
日本一モダンといわれた、コンクリート4階建てビルの兵営
があった。
秩父宮雍仁(ヤスヒト)親王も入隊。
◎1936. 2.26(昭和11)二・二六事件で、皇道派青年将校らによっ
て動員される。
太平洋戦争後、アメリカ軍通信部隊のハーディー・バラック
となり、現在は東京大学の物性研究所・生産技術研究所などが
ある。
あさま
【あさま】
○[歴][交]上野駅〜長野駅間を運行していた国鉄の特急列車。
★あさまがくしおんせんごう《あさまがくしをんせんがう》
【浅間隠温泉郷】
○群馬県。
あさまがたけ
【朝熊ヶ岳】
◇[日]Asamagatake/Asama ga Take
○[地]⇒あさまやま(朝熊山)
あさまさんそう《あさまさんさう》
【浅間山荘】
○[歴]⇒れんごうせきぐん(連合赤軍)
あさまじんじゃ
【浅間神社】
○⇒せんげんじんじゃ(浅間神社)
あさまそう《あさまさう》
【アサマソウ】
【朝熊草】
○[植]キンラン(金蘭)の別称。
⇒きんらん(キンラン,金蘭)
あさままる
【浅間丸】
○[歴]日本郵船(株)のサンフランシスコ線を就航した客船。
1万6,947トン、三菱造船(株)長崎造船所建造。
1929.10.11(昭和 4)サンフランシスコ線、就航。
1940. 1.21(昭和15)千葉県沖でイギリス軍艦により臨検を受
ける(浅間丸事件)。
1941. 7.18(昭和16)横浜を出航、サンフランシスコ航路の最
終船となる。
1942. 8.20(昭和17)日米交換船として帰国。
参照⇒こうかんせん(交換船),あさままるじけん(浅間丸事件)
◎サンフランシスコ航路:1930. 4. 4(昭和 5)秩父丸、1930.
4.25(昭和 5)龍田丸、就航。
あさままるじけん
【浅間丸事件】
○[歴]1940. 1.21(昭和15)イギリス海軍の軽巡洋艦リバプール
が千葉県沖で浅間丸を臨検した事件。
ドイツ人船客21人が引致(インチ)される。
◎右翼の反英運動がたかまる。
★あさまやま
【浅間山】
◇[日]Asama Yama
○(1)[地]群馬県と長野県の県境にある複式活火山。標高2,568
メートル。
◎1783. 8. 5(天明 3. 7. 8)大爆発を起す。北麓の鎌原(カンバラ)
部落の被害が大きかった。
1983. 4. 8(昭和58)噴火し、噴石を飛ばす。
2004. 9. 1(平成16)噴火し、噴石を飛ばす。火山活動度レベ
ル3。
参照⇒かんばらかんのんどう(鎌原観音堂),おにおしだし(鬼
押出),てんめいのききん(天明の飢饉)
○(2)[地]神奈川県南西部、足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマ
チ)にある山。標高802メートル。
あさまやま
【朝熊山】
◇[日]Asama Yama
○[地]三重県伊勢市の東部、鳥羽市との境近くにある山。標高
555メートル。
空海が修行したといわれ、山頂付近には臨済宗金剛証寺があ
る。麓に朝熊神社がある。
伊勢志摩国立公園に含まれる。
「朝熊ヶ岳(アサマガタケ)」,「あさくまやま(朝熊山)」とも呼ぶ。
あざみ
【アザミ】
【薊】
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)アザミ属(Cir-
sium)の総称。種類は多く約200種、日本には約60種。北半球の
温暖〜寒帯、海岸〜高山に広く分布する。ほとんどは多年草だ
が二年草もある。
高さは0.5〜1メートル。葉は大形で深い切り込みがある鋸
歯(キョシ)または羽状に裂け、鋭い刺(トゲ)が多く、裏面に毛を密
生するものもある。多くのものは秋に開花し、小さな管状花が
多数集まった半球形の頭花で、通常紅紫色・淡紅色まれに白色、
横または下向きに咲くものが多い。
ノアザミは本州以南に分布し、頭花は直立で春〜夏に咲く。
花屋で売られているドイツアザミはノアザミの改良されたもの。
オニアザミはトゲアザミとも呼ばれ、中部地方北部・東北地
方に分布し、濃紫色の頭花はうなだれ、初夏〜秋に咲く。
サワアザミはオンナアザミとも呼ばれ、山の沢沿いの湿った
土地に生え、1〜2メートルにもなる。
フジアザミは山地の川原や崖に生え、大形で8〜10月に10セ
ンチ近くの花を咲かせる。富士山の近くに多いのでこの名があ
る。
ハマアザミは海岸の砂地に生え、頭花は直立し、7〜9月に
咲き、葉に強い光沢がある。根はゴボウのような形と香味から
ハマゴボウとも呼ばれる。
ナンブアザミは中部地方以北の山地に生え、夏〜晩秋に咲く。
一般に根の食べられるものが多く、モリアザミは畑地に栽培
されている。味噌漬けや醤油漬けになって観光地で売られてい
るヤマゴボウは、このモリアザミの根で、本来のヤマゴボウの
根は有毒で商陸(ショウリク)と呼ばれる生薬に使われている。
アザミゴボウはヨーロッパ産で、牧場のキャベツとも呼ばれ
る。
タイアザミの根は煎じて強壮薬・解薬・利尿薬となる。
「刺草(シソウ)」とも呼ぶ。
◎スコットランドの国花。
春の季語。
◎カッコウアザミ・キツネアザミ・チョウセンアザミなどは別
属。
ハアザミ(葉薊):⇒あかんさす(アカンサス)(1)
キンカアザミ:⇒きんかあざみ(キンカアザミ,金華薊)
◎英語:シスル(thistle)。
ドイツ語:ディステル(Distel)。
フランス語:シャルドン(chardon)。
イタリア語:カルド(cardo)。
あざみだけ
【薊岳】
◇[日]Azami Dake
○[地]奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)東吉野村(ヒガシヨシノムラ)にあ
る山。標高1,406メートル。
★あさみどり
【浅緑】
○[色]
◎C=42,M=0,Y=42,B=0。
あさみなみく
【安佐南区】
◇[日]Asamimami Ku/Asa Mimami Ku
○広島県広島市の区。
◎広島市には安佐北区もある。
あざみのうた
【あざみの歌】
○[楽]横井弘(ヒロシ)作詞、八州秀章(ヤシマ・ヒデアキ)作曲の歌謡曲。
歌は伊藤久男(ヒサオ)。
◎1950. 8. 8(昭和25)NHKラジオ歌謡で放送。
あざみやちく
【アザミヤ地区】
◇[英]al Azamiya district/al A'zamiya district
○⇒あだみやちく(アダミヤ地区)
あさむしおんせん《あさむしをんせん》
【浅虫温泉】
○(1)青森県青森市北東部の海浜、浅虫にある温泉。
泉質は弱硫酸塩泉・単純泉。
県営浅虫水族館がある。
○(2)[交]⇒あさむしおんせんえき(浅虫温泉駅)
あさむしおんせんえき《あさむしをんせんえき》
【浅虫温泉駅】
○[交]青森県青森市浅虫にある、第三セクター青い森鉄道の駅。
西平内(ニシヒラナイ)駅(平内町)と野内(ノナイ)駅の間。
◎もとJR東北本線。
★あさめし
【朝飯】
○
「卯飯(ボウハン)」ともいう。
あさめしまえ《あさめしまへ》
【朝飯前】
○(1)朝起きてから朝飯(朝食)を食べる前の間。
参照⇒あさはら(朝腹)(1)
○(2)非常に容易(ヨウイ)なこと。容易(タヤスイ)いこと。
「あさはら(朝腹)」とも呼ぶ。
参照⇒あかごのてをねじる(赤子の手をねじる,赤子の手を捩
る)(2)
◎朝飯を食べる前の空腹で力がはいらなくても片付けてしまう
ことができるくらいの仕事という意味。
★あざらし
【アザラシ】
【海豹】
【水豹】
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)アシカ上科(Pinnipedia)ア
ザラシ科(Phocidae)の海獣の総称。
北洋や南極に棲(ス)み、魚などを食べる。
アシカやオットセイと異なり耳介(ジカイ)(外耳)がない。
〈種類〉
キタゾウアザラシ。
ミナミゾウアザラシ。
アゴヒゲアザラシ。
ゴマフアザラシ:⇒ごまふあざらし(ゴマフアザラシ,胡麻斑
海豹)
ワモンアザラシ(フイリアザラシ):⇒わもんあざらし(ワモ
ンアザラシ,輪紋海豹)
ゼニガタアザラシ:⇒ぜにがたあざらし(ゼニガタアザラシ,
銭形海豹)
モンクアザラシ(チチュウカイモンクアザラシ・ハワイモン
クアザラシ・カリブカイモンクアザラシ)。
◎2009(平成21)EU、アザラシ製品の輸入を禁止する法案を可
決。
◎英語:イアレスシール(earless seal)。
あざらしししょう《あざらしししやう》
【アザラシ肢症】
【海豹肢症】
◇phocomelia
○[医]⇒ふぉこめりあ(フォコメリア)
あざらしもく
【アザラシ目】
【海豹目】
◇[学]Pinnipedia
○[哺]⇒ききゃくるい(鰭脚類)
あさり
【あさり】
◇[日]asari
○[建]ノコギリ(鋸)のギザギザの歯先が交互に外側へ曲げ出し
てある部分。また、その加工。
ノコギリの厚さよりやや広く切ることで、木材から出た木屑
(キクズ)を外に排出させるもの。
参照⇒のこぎり(ノコギリ,鋸)
◎この部分がないと、ノコギリと木材との間に屑が詰まり、ノ
コギリを挽(ヒ)くことができなくなる。
★あさり
【アサリ】
【浅蜊】
【蛤仔】
○[貝]マルスダレガイ目(Veneroida)マルスダレガイ科(Vener-
idae)の二枚貝。日本各地の沿岸の砂泥地にいる。
◎西洋アサリ:⇒ぼんごら(ボンゴラ)
あざりや
【アザリヤ】
◇[ヘブライ語]Azalea
○[聖]⇒あべでねご(アベデネゴ)
あさるこ
【アサル湖】
◇[英]Lake Asale
○[地]エチオピアの海面下のくぼ地コバル(Kobar Sink)にある
湖。湖面は海抜約マイナス110メートル。
あさるとらいふる
【アサルトライフル】
◇[英]assault rifle
○[軍]セミオート射撃(単発)とフルオート射撃(連射)ができる
小口径高速弾の軍用自動小銃。
作動方式の大半がガスオペレーション。
小口径にしたことにより、大量の弾薬の携行(ケイコウ)が可能と
なり、フルオート射撃時の反動も少なく弾幕(ダンマク)を張りな
がら突進できる。また、精密なセミオート射撃で狙撃(ソゲキ)も
行え敵を負傷させることができる。
小口径のため殺傷能力は劣るが、殺さず負傷させることで、
その救助・介護による敵の戦力低下を目的としている。
敵を一人殺すことより、一人を負傷させて他の一人を救助・
介護させることによる敵の戦力低下は大きく、また後方部隊に
つぎつぎと送り込まれる負傷者を見せつけることによる戦意消
失も大きく、アサルトライフルの登場は戦闘形態を一変させた。
「突撃自動小銃」,「突撃銃」とも呼ばれる。
参照⇒さぶましんがん(サブマシンガン),こしだめ(腰だめ)
(1),えぬえるだぶりゅ(NLW)
◎ソ連のAK47(アブトマット・カラシニコバ)(7.62ミリ×39)
が最初で、朝鮮戦争で活躍。アメリカ軍も8発のM1ガーラン
ド(7.62ミリ×63)を連射させて応戦するが、反動で狙いが定ま
らず危険な状態となった。
アメリカ軍はベトナム戦争のジャングル戦で活躍したM16
(5.56ミリ×45)。
オーストリア国防軍:⇒えーゆーじー(AUG)
◎ロシア語:アフトマット(avtomat)。
中国語:突撃槍(tujiqiang)。
あざれあ
【アザレア】
◇azalea
○(1)[古][植]ツツジ属の旧称。
⇒つつじ(ツツジ,躑躅)
○(2)[植]ツツジの園芸品種。
「セイヨウツツジ」,「オランダツツジ」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「乾いた(azaleos)」から。
あざーん
【アザーン】
◇[アラビア語]adhan、[英]Azaan/Azan
○(1)宣言。
○(2)[宗]イスラム法(シャリーア)のスンナ(言行)の一つ。
イスラム教徒にサラート(Salat)(1日5回の礼拝)の時間を
知らせ、祈りに招く呼びかけ。
参照⇒あざーんどけい(アザーン時計)
◎ムアッジン(muezzin)と呼ばれる役務者は、モスクのミナレッ
ト(尖塔)などからメッカの方角を向き、人差指を耳の穴に入れ
て、「アッラー、アクバル(Allahu akbar)(アッラーは偉大なり)」
など7つの文句を唱える。
参照⇒みなれっと(ミナレット)
◎ファジュル(Fajr):夜明け。
シュルーク(Shuruq,Shurooq):日の出。
ズフル(Zuhr):昼前。
アスル(Asr):午後。
マグレブ(Maghreb)/マグリブ(Maghrib):日没。
イシャー(Isha):夜。
◎キリスト教:参照⇒あんじぇらすのかね(アンジェラスの鐘)
あさんが
【アサンガ】
◇[梵]Asanga
○[人]⇒むじゃく(無着,無著)
あさんかちっそ《あさんくわちつそ》
【亜酸化窒素】
◇[英]laughing gas
○[化]一酸化二窒素の別称。
⇒いっさんかにちっそ(一酸化二窒素)
あざんくーる
【アザンクール】
◇Azincourt/Agincourt
○⇒あじゃんくーる(アジャンクール)
あさんて
【アサンテ】
◇[スワヒリ語]asante
○(スワヒリ語で)ありがとう。
あざーんどけい
【アザーン時計】
◇[英]Adhan Clock/Azaan Clock/Azan Clock
○[宗]イスラム教のサラート(1日5回の礼拝)の時間になると
時報が鳴る時計。
1984(昭和59)開発されたもので、その土地の緯度・経度また
は内蔵されている世界114の都市名をセットすると、メッカの
方角がパネルに表示され、礼拝の時刻には時報が鳴る。
旅行者や商人が旅行先でも楽に礼拝時刻を知ることができる。
参照⇒あざーん(アザーン)(2)
★あし
【アシ】
【葦】
【蘆】
【葭】
◇[学]Phragmites communis、[英]reed(リード)
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)ヨシ属(Phragmites)の
多年草。
「悪し」に通じることを忌(イ)んで「ヨシ(ヨシ,葦,蘆,葭)」とも
呼ぶ。
◎茎の薄皮:参照⇒なかご(中子,中心)(4)
アシ笛:参照⇒ぱんぱいぷ(パンパイプ)
★あじ《あぢ》
【アジ】
【鯵】
【鰺】
○(1)[魚]スズキ目(Perciformes)アジ科(Carangidae)の海魚の
うち、側線上に菱形の楯鱗(ジュンリン)(ぜいご)があるものの総称。
○(2)[俗][魚]マアジ(真鯵)の通称。
⇒まあじ(マアジ,真鯵,真鰺)
◎「アキアジ」はサケ(鮭)。
参照⇒あきあじ(アキアジ,秋味,秋鮭)
★あしあ
【アシア】
◇Asia
○(1)[歴]小アジア西部の古称。
○(2)[歴]古代ローマ時代、小アジア西部にあった属州(Roman
province)。東部をガラテヤ(Galatia)に接する。
◎ペルガモン王国(Pergamon Kingdom)アッタロス朝(Attalid
Dynasty)、アッタロス三世(Attalos III)(BC. 171〜BC. 133)
の没後にローマの属州となる。
あじあ
【アジア】
【亜細亜】
◇Asia
○[地]世界6大州の一つ。ユーラシア大陸のうちウラル山脈、
スエズ運河以東で、世界の陸地の3分の1、4,400万平方キロ
メートル。
東アジア・北アジア・東南アジア・中央アジア・南アジア・
西南アジアに分けられる。
◎アッシリア語の「日の出(assu)」から。
古代ギリシア人はトルコ半島の西岸を「アシア」と呼んだ。ロ
ーマ時代になって東方知識が拡大するにつれてインド・西域・
中国も含まれるようになった。
今日、一般にウラル山脈、地中海東岸以東のユーラシア大陸
およびその近接する島々を指す。
参照⇒とうよう(東洋)
★あじああふりかかいぎ《あじああふりかくわいぎ》
【アジア・アフリカ会議】
◇[英]Afro-Asian Conference
○[歴]1955. 4.(昭和30)インドネシアのバンドンで開かれたア
ジア・アフリカ29ヶ国の会議。
略称は「AA会議」。
「バンドン会議(Bandung Conference )」とも呼ぶ。
あじあおうしゅうかいごう《あじあおうしうくわいがふ》
【アジア欧州会合】
◇[英]Asia-Europe Meeting
○⇒あせむ(アセム,ASEM)
あじあかいはつぎんこう《あじあかいはつぎんかう》
【アジア開発銀行】
◇[英]Asian Development Bank
○[経]アジア太平洋地域の経済開発と技術援助を目的とする国
際的な金融機関。
本部はマニラ。
略称は「ADB」。
◎1965(昭和40)設立。
1966(昭和41)業務開始。
1982(昭和57)加盟45ヶ国。
あじあかぜ
【アジア風邪】
○[歴]1957(昭和32)ホンコンから始まって世界的に流行した悪
性のインフルエンザ。H2N2型。
参照⇒いんふるえんざ(インフルエンザ),ほんこんかぜ(ホン
コン風邪,香港風邪),それんかぜ(ソ連風邪),すぺいんかぜ(ス
ペイン風邪)
あじあきゅうさいれんめい《あじあきうさいれんめい》
【アジア救済連盟】
◇[英]Licensed Agency for Relief on Asia
○⇒らら(ララ,LARA)
★あじあきょうぎたいかい《あじあきやうぎたいくわい》
【アジア競技大会】
○[運]
◎1947(昭和22)デリーで開催。占領下にあった日本も招待され
る。
1951(昭和26)ニューデリーで開催。
2002. 9.29(平成14)釜山(フザン,プサン)で開催。聖火は韓国・
済州島(サイシュウトウ)の漢拏山(ハルラサン)と北朝鮮・白頭山(ハクトウサン)で
それぞれ採火し、9月7日に韓国・坡州市で合流。
2003. 2.(平成15)第5回アジア冬季競技大会を青森で開催。
★あじあぞう《あじあざう》
【アジアゾウ】
【アジア象】
◇[英]Asian Elephant
○[哺]
インド象・スマトラ象などに大別される。
「いんどぞう(インドゾウ,インド象,印度象)」とも呼ぶ。
参照⇒ぼるねおぞう(ボルネオゾウ,ボルネオ象)
◎2003. 2.26(平成15)台湾の台北の動物園でアジア象林旺(Lin
Wang)(1917年生れ、86歳)が死亡。第二次世界大戦中、日本軍
によりビルマ(現:ミャンマー)のジャングルで軍用に従事して
いたが、1943(昭和18)中国軍が捕獲。中国本土・台湾と軍用に
従事し、1954(昭和29)動物園に引き取られた。
★あじあつうかたんい《あじあつうくわたんゐ》
【アジア通貨単位】
◇[英]Asian Currency Unit
○[経]アジア開発銀行が公表する、アジア通貨の加重平均値か
ら算出した指標。
略称は「アキュ(ACU)」。
◎ユーロ発足前のヨーロッパ通貨単位(ECU)に倣(ナラ)ったも
の。
参照⇒よーろっぱつうかたんい(ヨーロッパ通貨単位)
あじあぴぐみー
【アジア・ピグミー】
◇[英]Asian pygmy
○⇒ねぐりと(ネグリト)
あじあぷれみあむ
【アジア・プレミアム】
◇[英]Asia premium
○OPEC(石油輸出国機構)が、1980年代後半からアジア向け
輸出に設定した原油価格。
欧米向け1バレル当たりの原油価格(10〜30ドル)に1〜1.5
ドル上乗せされていた。
参照⇒おぺっく(OPEC)
あじあよーろっぱしゅのうかいぎ《あじあよーろつぱしゆなうくわいぎ》
【アジアヨーロッパ首脳会議】
◇[英]Asia-Europe Meeting
○⇒あせむ(アセム,ASEM)
★あしあらい《あしあらひ》
【足洗い】
【足洗】
○(1)足を湯や水で洗うこと。
「洗足(センソク)」とも呼ぶ。
○(2)足を洗う水の容器。タライ(盥)など。
「洗足盥(センソクダライ)」とも呼ぶ。
○(3)足で洗濯物を踏み洗いすること。
○(4)卑しい身分から抜け出して出世すること。
◎足洗侍
○(5)遊女・娼妓・芸妓などで、身請けまたは年季明けになる
こと。
○(6)ヤクザなどが堅気(カタギ)になること。
○(7)足洗い水の略称。
⇒あしあらいみず(足洗い水,足洗水)
○(8)足洗い酒の略称。
⇒あしあらいざけ(足洗い酒,足洗酒)
○(9)[古]足洗女の略称。
⇒めしもりおんな(飯盛女)
○(10)高僧などが足を洗ったと伝承されている池や井戸。
○(11)[日本伝説]天井から大きな足を突き出し、その足を家人
に洗わせるという妖怪。
あしあらいおんな《あしあらひをんな》
【足洗い女】
【足洗女】
○[古]飯盛女の別称。
⇒めしもりおんな(飯盛女)
あしあらいざけ《あしあらひざけ》
【足洗い酒】
【足洗酒】
○(1)[古]鎌倉時代・室町時代、卑しい身分の者が新しい身分
を取得して開く、披露の宴で振る舞う酒饌(シュセン)。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(2)[古]鎌倉時代・室町時代、村落・座・共同体などの構成
員の出入りの際、挨拶のために出される酒。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(3)[古]埋葬の際、喪家が謝礼として墓掘り人に出す酒。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(4)(佐渡地方で)花嫁が婿方に着くとすぐ村人に出す酒。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(5)(福井地方で)養子が養家(ヨウカ)に入るとすぐ村人に振る舞
う酒。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(6)(対馬地方で)埋葬の際、墓場へ持って行く酒。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
あしあらいみず《あしあらひみづ》
【足洗い水】
【足洗水】
○(1)足を洗うための水。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(2)[暦]盂蘭盆会(ウラボンエ)(お盆)の初日(陰暦七月十三日)、
魂迎えで祖先の精霊(ショウリョウ)が足を洗うために庭先に出してお
く水。
月遅れでは新暦8月13日。
参照⇒うらぼんえ(盂蘭盆会),むかえび(迎え火)
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
○(3)(対馬地方などで)葬式から帰る人の穢(ケガ)れを払うため、
座敷口に用意しておく清めの水。
単に「あしあらい(足洗い,足洗)」とも呼ぶ。
あじいし《あぢいし》
【庵治石】
◇[日]Ajiishi/Aji-ish
○[建][鉱]香川県高松市北東部、庵治町(アジチョウ)で産出する黒
雲母花崗岩。
青灰色を呈する石目で、細粒均質な斑(マダラ)模様があり、風
化に強い。
日本一良質な墓石材として知られる。
◎旧住所は木田郡(キタグン)庵治町。
あーじーヴぃかきょう《あーじーゐ゛かけう》
【アージーヴィカ教】
◇Ajivika/Ajivaka
○[宗]⇒あーじーびかきょう(アージービカ教)
あしうち
【足打】
○(1)足を付けた道具。あしつき。
○(2)足打折敷(オシキ)の略。
あしうちおしき《あしうちをしき》
【足打折敷】
○木具(キグ)の一つ。足付きの折敷。
「足付(アシツキ)折敷」,「足打(アシウチ)」とも呼ぶ。
参照⇒おしき(折敷)
[1]あしぇ
【アシェ】
◇[独]Asche
○(ドイツ語で)灰。
⇒はい(灰)(1)
[2]あしぇ
【アシェ】
◇[フ]hache、[英]hatchet(ハチェット)
○手斧(テオノ)。
参照⇒ておの(手斧)
あしえんだ
【アシエンダ】
◇[西]hacienda(荘園)
○[経]ラテン・アメリカのスペイン系諸国やフィリピンにみら
れる伝統的大農場。
少数の不在地主アセンダード([西]hacendado)による封建的
な大土地所有制ラティフンディオ([西]latifundio)で、コーヒ
ーなど輸出用商品作物を主とする大規模農業が行われている。
ブラジルでは「ファゼンダ([葡]fazenda)」、アルゼンチンや
ウルグアイでは「エスタンシア([西]estancia)」と呼ぶ。
参照⇒えんこみえんだ(エンコミエンダ)
あじぇんだ
【アジェンダ】
◇[英]agenda
○(1)議題・課題・協議事項・懸案。議事日程。
○(2)予定表・計画表・行動計画。
参照⇒あくしょんぷろぐらむ(アクション・プログラム)(1)
◎コモン・アジェンダ(common agenda):共通課題。
あじぇんで
【アジェンデ】
◇Salvador Allende
○[人]チリの大統領(1908〜1973)。
1943(昭和18)社会党書記長。
1970(昭和45)社会党・共産党など左翼統一候補として人民連
合を率いて大統領に当選。
銅産業国有化・土地改革を推進。
1973. 9.11(昭和48)陸軍・海軍・空軍・警察による軍事クー
デタが発生し、自殺。ピノチェト(Augusto Pinochet)陸軍司令
官が軍事評議会議長に就任。
あしえんと
【アシエント】
◇[西]Asiento(座席・登記)
○[歴]スペイン領アメリカへ黒人奴隷を供給する特権。
1517(永正14)スペイン国王カルロス一世(Carlos I)、アメリ
カ植民地経営のため毎年4,000人の黒人奴隷を供給するアシエ
ントを承認。
1713(正徳 3)ユトレヒト条約により、イギリスが黒人奴隷を
スペイン領植民地へ供給するアシエントを独占し、イギリスの
南海会社が30年間、毎年4,800人の供給権を得る。
◎カルロス一世は、1519(永正16)神聖ローマ皇帝カール五世
(Karl V)となる。
あしおこうどくじけん《あしをこうどくじけん》
【足尾鉱毒事件】
○[鉱]⇒あしおどうざんこうどくじけん(足尾銅山鉱毒事件)
★あしおどうざん《あしをどうざん》
【足尾銅山】
◇[日]Ashio Dozan
○[歴][鉱]栃木県日光市足尾町(アシオマチ)にあった銅山。
参照⇒あしおどうざんこうどくじけん(足尾銅山鉱毒事件)
◎1610(慶長15)発見され、江戸幕府が直轄。
1973(昭和48)閉山。
◎旧住所は上都賀郡(カミツガグン)足尾町(アシオマチ)。
★あしおどうざんこうどくじけん《あしをどうざんこうどくじけん》
【足尾銅山鉱毒事件】
○[鉱]明治中期、古川財閥の運営する足尾銅山から渡良瀬川(ワ
タラセガワ)に鉱毒が流出した公害事件。
「足尾鉱毒事件」とも呼ぶ。
参照⇒『人名辞典』たなか しょうぞう(田中 正造)
◎1897. 3. 3(明治30)鉱毒地被害民約800人が上京、農商務省
を囲んで請願する。
1902(明治35)足尾銅山の鉱毒を沈殿させるという名目で渡瀬
遊水池計画を立案。
1907. 2. 7(明治40)暴動が起こり軍隊が出動、厳戒令を敷き
600人が検挙される。
参照⇒やなかむら(谷中村),わたらせゆうすいち(渡良瀬遊水
池,渡良瀬遊水地)
◎1907. 4.(明治40)幌内(ホロナイ)炭鉱争議。同年6月別子(ベッシ)
銅山暴動で軍隊出動。
あしおまち《あしをまち》
【足尾町】
◇[日]Ashio Machi
○[古]栃木県南西部、上都賀郡(カミツガグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)日光市に編入。
★あしか
【アシカ】
【海驢】
【葦鹿】
◇[英]sea lion/fur seal、[学]Otariidae
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)アシカ上科(Pinnipedia)ア
シカ科(Otariidae)の海獣の総称。
オットセイより大きい。
「みち(海驢)」とも呼ぶ。
あじか
【簣】
○竹・葦(アシ)などで編んだ、ザル(笊)の代用品。
土・草・野菜などの運搬に用いる。
参照⇒ふご(ふご,畚)(1),もっこ(もっこ,畚),いっき(一簣)
あしかあもく
【アシカ亜目】
◇[学]Pinnipedia
○[古][哺]鰭脚亜目の別称。
⇒ききゃくあもく(鰭脚亜目)
あじがうら
【阿字ヶ浦】
◇[日]Ajigaura
○(1)⇒あじがうらちょう(阿字ヶ浦町)
○(2)[交]⇒あじがうらえき(阿字ヶ浦駅)
あじがうらえき
【阿字ヶ浦駅】
○[交]茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町(アジガウラチョウ)にある、ひ
たちなか海浜鉄道湊線の駅。
磯崎(イソザキ)駅の次でターミナル駅(終点)。
あじがうらちょう《あじがうらちやう》
【阿字ヶ浦町】
◇[日]Ajigauracho
○茨城県ひたちなか市東部の地名。東部を鹿島灘(カシマナダ)に面
する。
阿字ヶ浦海水浴場がある。
あしかが
【足利】
◇[日]Ashikaga
○⇒あしかがし(足利市)
★あしかががっこう《あしかががくかう》
【足利学校】
○[歴]栃木県足利市街のほぼ中央、昌平町(ショウヘイチョウ)にある。
門には「学校」と書かれている。
聖廟は寄棟造りで、孔子の座像を中心に創立者の小野篁(タカム
ラ)と徳川家康を祀(マツ)る。
参照⇒ばんなじ(鑁阿寺)
◎1439(永享11)関東管領上杉憲実(ノリザネ)が再興。
◎ザビエルは坂東(関東地方)における大学として西洋に紹介し
ている。
★あしかがぎんこう《あしかがぎんかう》
【足利銀行】
【あしかが銀行】
○[経]栃木県宇都宮市に本店を置く銀行。
◎2003.11.(平成15)経営破綻(ハタン)し、一時国有化。
あしかがし
【足利市】
◇[日]Ashikaga Shi
○栃木県南西部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)178平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)16万2,000人。
1980(昭和55)16万5,756人。
◎足利氏発祥の地。
あしがくぼえき
【芦ヶ久保駅】
○[交]埼玉県秩父郡横瀬町(ヨコゼマチ)大字(オオアザ)芦ヶ久保にあ
る、西武秩父線の駅。
正丸(ショウマル)駅(飯能市)(駅間6.1キロ)と横瀬駅(駅間4.0キロ)
の間。
特急レッドアローの停車駅。
参照⇒ひなたやま(日向山)
◎正丸駅との間には正丸トンネルがある。
あじがさわまち《あぢがさはまち》
【鰺ヶ沢町】
【鯵ヶ沢町】
◇[日]Ajigasawa Machi
○青森県南西部、西津軽郡(ニシツガルグン)の町。
〈面積〉
342.99平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万3,551人。
◎江戸時代、津軽四浦の一つ。
1889(明治22)町制施行。
1955(昭和30)赤石(アカイシ)村・中(ナカ)村・舞戸(マイド)村・鳴沢
村の4村を編入。
あじかすいそ《あじくわすいそ》
【アジ化水素】
◇[英]hydrogen azide
○[化]窒素と水素の化合物(HN3)。揮発性の液体で、水溶液
は酸性。
ビドラジン(hydrazine)と亜硝酸を酸の共存下で反応させる
と得られる。
「窒化水素酸」,「ヒドラゾ酸」,「アゾイミド(azoimide)」とも呼
ぶ。
◎きわめて爆発性が強い。
毒性が強く、皮膚を痛め、咳・頭痛・血圧降下を招く。
あしかせ
【足かせ】
【足枷】
◇[英]fetter
○(1)罪人の足首にはめ、自由を拘束する刑具(ケイグ)。
両足首を繋(ツナ)ぐものや、何人もの足首を繋ぐもの、鉄の球
などのオモリ(錘)を繋いだもの、などがある。
参照⇒かせ(枷)
○(2)(転じて)自由を束縛(ソクバク)するもの。
あじかなとりうむ《あじくわなとりうむ》
【アジ化ナトリウム】
◇[英]sodium azide
○[化]ナトリウムと窒素の化合物(NaN3)。無色で六方晶系
の板状結晶。
ナトリウムアミドを一酸化二窒素の気流中で加熱すると得ら
れる。空気中で強熱分解すると純粋なナトリウムと窒素に分解
する。
「ナトリウムアジド」とも呼ぶ。
◎加熱すると爆発する性質から、起爆剤や自動車のエアバッグ
を膨らませるガス発生剤に使用される。
酸を加えると有毒爆発性のアジ化水素を生じる。
◎水に溶けやすく、口や皮膚を通して体内に吸収されると中枢
神経障害を引き起こし、血圧の低下・頭痛・めまい・痙攣(ケイレ
ン)・意識混濁などの症状が起き、最悪の場合は死に至る。
新潟市でアジ化ナトリウム混入事件が発生して以来、各地で
同様の事件が続発したため、1999. 1.(平成11)厚生省は毒物及
び劇物取締法の毒物に指定した。
あしがばっと
【アシガバット】
◇Ashgabat
○⇒あしゅがばーと(アシュガバート)
あしがばーと
【アシガバート】
◇Ashgabat
○⇒あしゅがばーと(アシュガバート)
あじかぶつ《あじくわぶつ》
【アジ化物】
○[化]⇒あじど(アジド)
あしがら
【あしがら】
○[軍]海上自衛隊のイージス艦。
7,700トン。
◎2008. 3.13(平成20)三菱重工長崎造船所で引き渡し式を挙行。
あしがら
【足柄】
◇[日]Ashigara
○神奈川県南西部の地方名。
参照⇒あしがらかみぐん(足柄上郡),あしがらしもぐん(足柄
下郡)
あしがらかみぐん
【足柄上郡】
◇[日]Ashigarakami Gun/Ashigara Kami Gun
○神奈川県西部の郡。
中井町(ナカイマチ)・大井町(オオイマチ)・松田町(マツダマチ)・山北町(ヤ
マキタマチ)・開成町(カイセイマチ)の町。
◎神奈川県には足柄下郡(アシガラシモグン)もある。
あしがらしもぐん
【足柄下郡】
◇[日]Ashigarashimo Gun/Ashigara Shimo Gun
○神奈川県南西部の郡。
箱根町(ハコネマチ)・真鶴町(マナツルマチ)・湯河原町(ユガワラマチ)の町。
◎神奈川県には足柄上郡(アシガラカミグン)もある。
あしがる
【足軽】
○(1)平素は雑役(ザツエキ)に勤め、戦時には歩兵となる雑兵(ゾウ
ヒョウ)。
室町時代以降は、弓足軽・鉄砲足軽などに編成され、足軽大
将(ダイショウ)の指揮に従った。
参照⇒ぞうひょう(雑兵)(1)
○(2)[歴]江戸時代、武士の最下層。
◎落語で足軽の気質を表した言葉:足軽眠(ネム)がる、空腹(ヒダ
ル)がる、鉄砲持たせりゃ重たがる、弁当持たせりゃ食いたがる、
女を見せれば抱きたがる。
あしきたぐん
【葦北郡】
◇[日]Ashikita Gun
○熊本県南部の郡。
田浦町(タノウラマチ)・芦北町(アシキタマチ)・津奈木町(ツナギマチ)の町。
あしきたまち
【芦北町】
◇[日]Ashikita Machi
○熊本県南部、葦北郡(アシキタグン)の町。
あしく
【阿シク】
○[仏]⇒あしゅく(阿シュク)
あしくば
【阿シク婆】
○[仏]⇒あしゅく(阿シュク)
あしげ
【葦毛】
【芦毛】
○馬の毛色の一種。白い毛の中に、黒や褐色などの色の毛が交
じっている馬。
多くは6〜8歳ころから体毛が白くなったもの。
◎白葦毛,赤葦毛,黒葦毛,連銭葦毛(レンゼンアシゲ)
◎馬の25番染色体にDNAの一部が重複する変異があり、悪性
黒色腫(メラノーマ)ができやすく、ガンにもなりやすい。
★あじさい《あぢさゐ》
【アジサイ】
【紫陽花】
◇[学]Hydrangea macrophylla
○[植]ミズキ目(Cornales)アジサイ科(Hydrangeaceae)アジサ
イ属(Hydrangea)の落葉低木。
狭義にはガクアジサイの栽培品種。
「しようか(紫陽花)」とも呼ぶ。
◎古くは「紫陽草」とも書いた。
中国では「八仙花(baxianhua)」,「綉球花(xiuqiuhua)」と呼び、
「紫陽花(ziyanghua)」は詳細不明だが芳しい花で別もの。
英語では「ハイドレインジア(hydrangea)」と呼び、ギリシア
語の「水(hudor)の器(angeion)」から。
シーボルトの命名では「オタクサ(Hydrangea Otakusa Sie-
bold)」。
ドイツ語:ホルテンジー(Hortensie)。
フランス語:オルトンシア(hortensia)。
イタリア語:オルテンシア(ortensia)。
◎あじさい寺(明月院)のアジサイは「ヒメアジサイ」。
◎ガクアジサイ:⇒がくあじさい(ガクアジサイ,額紫陽花)
ヒメアジサイ:⇒ひめあじさい(ヒメアジサイ,姫紫陽花)
ヤマアジサイ/サワアジサイ:⇒やまあじさい(ヤマアジサ
イ,山紫陽花)
クサアジサイ:⇒くさあじさい(クサアジサイ,草紫陽花)
:⇒
:⇒
:⇒
◎旧来はユキノシタ目(Saxifragales)ユキノシタ科(Saxifraga-
ceae)アジサイ亜科(Hydrangeoidae)に分類されていた。
あじさいでら
【あじさい寺】
○[俗]鎌倉の明月院の別称。
⇒めいげついん(明月院)
あじさいばし
【あじさい橋】
○[楽]秋元康作詞、見岳章作曲の歌謡曲。
歌は城之内早苗(ジョウノウチ・サナエ)。
◎1986. 6.(昭和61)レコード発売。
★あじさし《あぢさし》
【アジサシ】
【鰺刺】
○[鳥]チドリ目(Charadriiformes)カモメ科(Laridae)アジサシ
亜科(Sternini)の鳥の総称。
日本ではコアジサシ(小鰺刺)が一般的。
参照⇒こあじさし(コアジサシ,小鰺刺)
あしし
【アシシ】
◇Assisi
○⇒あっしじ(アッシジ)
あじすあべば
【アジスアベバ】
◇Addis Ababa
○アフリカ北東部、エチオピア(Ethiopia)人民民主共和国の首
都。
北緯9.03°、東経38.74°の地。
「アディスアベバ」,「フィンフィネ(Finfine)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1977(昭和52)113万人。
1984(昭和59)141万2,600人。
1988(昭和63)168万6,000人。
1994(平成 6)208万4,600人。
2004(平成16)276万3,500人。
あしすたんす
【アシスタンス】
◇[英]assistance
○手伝い。助力・援助・支援。
◎動詞は「アシスト(assist)」。
あしすたんと
【アシスタント】
◇[英]assistant
○助手・補佐。補佐役・補佐官。
あしすたんとぷろふぇっさー
【アシスタントプロフェッサー】
【アシスタント・プロフェッサー】
◇[英]assistant professor
○[教](大学の)助教授。
参照⇒きょうじゅ(教授)
あじすちょう《あぢすちやう》
【阿知須町】
◇[日]Ajisu Cho/Adisu Cho
○[古]山口県中南部、吉敷郡(ヨシキグンノマチ)の町。
◎2005.10. 1(平成17)山口市に編入。
あしすと
【アシスト】
◇[英]assist
○(1)[他動]手助けする・手伝う・援助する。
参照⇒へるぷ(ヘルプ),ぷろんぷと(プロンプト)(4)
◎名詞は「アシスタンス(assistance)」。
○(2)[運]補殺(ホサツ)。
○(3)[運]自らは得点しないが、他の選手を助けて得点させる
プレー。
あしずりみさき
【足摺岬】
◇[日]Ashizuri Misaki
○[地]高知県南西端、太平洋に突出する岬。
土佐湾の南西方の岬で、東方の室戸岬(ムロトミサキ)と相対する。
土佐清水市に属する。
「蹉ダ(*)岬(サダミサキ)」とも呼ぶ。
(*)「ダ」は「(「足」偏+「它」)」と書く。
[1]あじそん
【アジソン】
◇Joseph Addison(ジョゼフ・アジソン)
○[人]イギリスの随筆家・政治家(1672. 5. 1〜1719)
学友のスティール(Richard Steele)が創刊した「タトラー
(Tatler)」の寄稿家となる。
1711年、スティールと共同で「スペクテーター(Spectator)」
を創刊(〜1712)。
軽妙なエッセーで知られる。
著書は悲劇『カトー(Cato)』、詩『戦い』など。
「アディソン」とも呼ぶ。
[2]あじそん
【アジソン】
◇Thomas Addison(トーマス・アジソン)
○[人]イギリスの病理学者(1793〜1860)。
1855(安政 2)アジソン病を報告。
「アディソン」とも呼ぶ。
あじそんびょう《あじそんびやう》
【アジソン病】
◇[英]Addison's disase
○[医]副腎皮質の機能低下による内分泌疾患。
食欲低下・悪心・嘔吐・下痢などの消化器障害、低血圧・低
血糖・無力症状・倦怠感などをともない、メラニン色素沈着の
ため皮膚や粘膜が黒ずんでくる。
ハイドロコーチゾンというホルモン剤を投与するが、今度は
高血圧・消化器からの出血などの随伴症状が現れる。
「副腎機能不全」とも呼ぶ。
「アディソン病」とも呼ぶ。
参照⇒ひどろこるちぞん(ヒドロコルチゾン)
◎1855(安政 2)イギリスの病理学者アジソン(Thomas Addison)
が発見。
◎ホルモン剤の投与以前は、数年の経過で死亡していた。
あしたがあるさ
【明日があるさ】
○[楽]青島幸男(ユキオ)作詞、中村八大(ハチダイ)作曲の歌謡曲。
歌は坂本九(キュウ)。
コカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」のCM曲として使用
された。
◎1963(昭和38)発売。
あしたかやま
【愛鷹山】
◇[日]Ashitaka Yama
○[地]静岡県北東部、富士山麓の南東にある火山。標高1,188
メートル。
越前岳:標高1,507メートル。
あしたぐさ
【アシタグサ】
【鹹草】
○[植]⇒あしたば(アシタバ,明日葉,鹹草)
あじたけーさかむばりん
【アジタ・ケーサカムバリン】
◇[梵]Ajita Kesakambalin
○[人]⇒あじたけーさかんばら(アジタ・ケーサカンバラ)
あじたけーさかんばら
【アジタ・ケーサカンバラ】
◇[梵]Ajita Kesakambala
○[人]仏陀とほぼ同時代の紀元前5〜6世紀ころの六師外道(ロ
クシゲドウ)の一人。唯物論者・断滅論者・快楽論者。
人間は地・水・火・風の4元素から成り、死ねば地は地に、
水は水に、火は火に、風は風に帰り、死後には何も残らないと
する。よってこの世での善行も、結局は無意味であると主張。
「アジタ・ケーサカムバリン(Ajita Kesakambalin)」,「阿耆多
翅舎欽婆羅(アギタジシャキンバラ)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくしげどう(六師外道)
あしたけやま
【葦嶽山】
◇[日]Ashitake Yama
○[地]広島県庄原市(ショウバラシ)本村町(ホンムラチョウ)にある三角形の
山。標高815メートル。
◎1934(昭和 9)酒井勝軍(カツトキ)が御神体石(太陽石)を発見し、
日本のピラミッドとして紹介。
あしたのじょー
【あしたのジョー】
○(1)[漫]高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画のスポコ
ン漫画。
○(2)[TV]1970. 4. 1〜1971. 9.29(昭和45〜昭和46)フジテ
レビ系で放送されたアニメ。
◎1980.10.13〜1983. 8.31(昭和55〜昭和58)『あしたのジョー
2』、日本テレビ系で放送。
○(3)[楽]寺山修司作詞、八木正生作曲の(2)の主題歌。
歌は尾藤イサオ。
あしたば
【アシタバ】
【明日葉】
【鹹草】
◇[学]Angelica keiskei
○[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)シシウド属(Angelica)
の大形多年草。
高さ1〜2メートル。葉は大形の羽状複葉で、厚く柔らかく
淡緑色。
発育が速く、若葉や茎(クキ)を摘み取って食用にする。
太平洋岸の暖地や伊豆七島の、潮気のある海浜に生える。
「ハチジョウソウ(八丈草)」,「アシタグサ(鹹草)」とも呼ぶ、
漢名は「鹹草(カンゾウ)」。
◎春の季語。
◎名称は「今日摘み取っても明日には葉が出る」という意味。
あじだーびや
【アジダービヤ】
◇Ajdabiya
○⇒あじゅだーびやー(アジュダービヤー)
あじちおんさんなとりうむ
【亜ジチオン酸ナトリウム】
◇[英]sodium dithionite
○[化]⇒あじちおんさんなとりうむ(亜ジチオン酸ナトリウム)
★あじちおんさんなとりうむ
【亜ジチオン酸ナトリウム】
◇[英]sodium dithionite
○[化]二水和物の無色の結晶。
化学式はNa2S2O4・2H2O。
「亜ジチオン酸ソーダ」,「亜二チオン酸ナトリウム」,「亜二チ
オン酸ソーダ」とも呼び、俗称は「ハイドロサルファイト(hydro-
sulphite)」。
また、古くは「次亜硫酸ナトリウム」,「次亜硫酸ソーダ」とも
誤称された。
あじちょう《あぢちやう》
【庵治町】
◇[日]Aji Cho
○(1)[古]香川県中東部、木田郡(キタグン)の町。
参照⇒あじいし(庵治石)
◎2006. 1.10(平成18)高松市に編入。
○(2)香川県高松市の地名。
あしつきおしき《あしつきをしき》
【足付折敷】
○⇒あしうちおしき(足打折敷)
あしっくす
【アシックス】
【asics】
○[経]日本のスポーツ用品製造会社。
本社は兵庫県神戸市。
◎1949. 3.(昭和24)鬼塚喜八郎(1918. 5.29〜2007. 9.29)が鬼
塚商会(のちオニツカ)として神戸市で創業。
1977(昭和52)衣料メーカーのジィティオ・ジェレンクと3社
合併でアシックスを発足。
◎名称はラテン語の"Anima Sana in Corpore Sano(健全なる精
神は健全なる身体に宿る)"の頭文字から。
あじつけめし《あぢつけめし》
【味付飯】
○[食]塩・醤油(正油)・酒・ミリン(味醂)・茶などを入れ、味
付けして炊いた飯。
茶飯(チャメシ)や、具材の入った炊き込みご飯など。
参照⇒ちゃめし(茶飯)(2)
あじと
【アジト】
◇[露]agitpunkt(扇動拠点)
○(1)(非合法運動家の)隠れ家(ガ)。
◎類語:⇒せーふはうす(セースハウス,セース・ハウス),ある
せいしあ(アルセイシア)(3)
○(2)(非合法運動家の)秘密集合場所。
◎英語の「アジティング・ポイント(agitating point)」の和製
略語。
★あじど
【アジド】
◇[英]azide
○[化]
「アジ化物」とも呼ぶ。
◎ハイドロゲン・アジド(hydrogen azide):⇒あじかすいそ
(アジ化水素)
あしどーしす
【アシドーシス】
◇[英]acidosis
○[病]血液中の酸とアルカリ(塩基)の平衡が乱れ、血漿(ケッショウ)
が酸性に傾いた状態。また、その時の症状。
呼吸性と代謝性がある。前者は呼吸器障害による炭酸ガスの
蓄積で、後者は糖尿病・腎障害・ショックによる酸の排泄不全
などで起こる。
「酸血症(サンケツショウ)」,「酸性血症」,「酸毒症」とも呼ぶ。
⇔あるかろーしす(アルカローシス)
参照⇒こうかりうむけっしょう(高カリウム血症)
◎ドイツ語:アチドーゼ(Azidose)/アチドージス([独]Acidosis)。
フランス語:アシドーズ(acidose)。
イタリア語:アチドージ(acidosi)。
あしどーず
【アシドーズ】
◇[フ]acidose
○[病](フランス語で)アシドーシス(酸血症)。
⇒あしどーしす(アシドーシス)
★あしどふぃるすきん
【アシドフィルス菌】
◇[学]Lactobacillus acidophilus
○[生]乳酸菌の一種。
ヨーグルト製造に用いられる。
◎「酸を好む菌」の意味。
あしどり
【足取り】
○(1)足の運び方・歩き方。歩調・足付(アシツ)き。
◎軽い足取り,重い足取り
○(2)歩いた道筋(ミチスジ)・経路。
○(3)犯罪者の動き回った経路。
参照⇒まえあし(前足,前脚,前肢)(4),あとあし(後足,後脚,
後肢)(4)
○(4)(特に)犯罪者の逃げ回った経路。
「あとあし(後足,後脚,後肢)」とも呼ぶ。
◎犯人の足取りを追う
○(5)[経]相場の動向。
◎足取り表
あしな
【蘆名】
◇[日]Ashina
○姓氏の一つ。
◎中世、会津地方の領主、のち戦国大名。本姓は平氏。
三浦義明(ヨシアキ)の子佐原義連(サハラ・ヨシツラ)を祖とする。義連は
源頼朝に仕え、1189(文治 5)奥州征伐に従い、戦功により会津
4郡を与えられる。
その孫光盛のとき、平安時代の本拠地であった相模国芦名
(現:神奈川県横須賀市)の名をとって蘆名氏を称した。
盛員は北条時行に従って敗死(中先代の乱)。1384(<北>至徳
元)弟直盛は小高木城を築城して居城とし、会津黒川城(のちの
若松城)によって発展。
戦国時代の盛氏(モリウジ)のとき全盛期を迎え、上杉・結城・
北条・武田氏らと結んで有力な戦国大名となり、伊達・佐竹氏
らと対抗した。
のち後継者の若死が続き、1589(天正17)盛重のとき磐梯山(バ
ンダイサン)南麓の磨上原(スリアゲハラ)で伊達政宗に大敗し滅ぼされた。
あしなか
【足半】
【足中】
○[服]藁草履(ワラゾウリ)の一種。
足の裏半ばまでくらいの長さで、踵(カカト)の部分がない、短
いもの。
足軽(アシガル)や飛脚(ヒキャク)などが用いた。
「あしなかぞうり(足半草履,足中草履)」とも呼ぶ。
◎普通の長さの草履:⇒ながぞうり(長草履)
★あしなが
【足長】
○(1)足の長いこと。また、その人。
○(2)[日本伝説]足が非常に長いという想像上の人間。
手の長い手長(テナガ)を肩車すると巨人のようになるという。
◎清涼殿の荒海障子(アラウミノソウジ)の表に、足長ととも描かれて
いた。
○()[]
あしながおじさん
【足ながおじさん】
◇[英]Daddy Long Legs
○[映]アメリカのミュージカル映画。
監督:ジーン・ネグレスコ(Jean Negulesco)。
出演:フレッド・アステア(Fred Astaire)、レスリー・キャ
ロン(Leslie Caron)、テリー・ムーア(Terry Moore)ら。
金持ちのおじさんと孤児院で育った少女の話。
◎1955. 5. 4(昭和30)アメリカで公開。
1955. 9. 7(昭和30)日本で公開。
あしながききん
【あしなが基金】
○[俗]あしなが育英会の交通事故遺児救済基金の愛称。
あしなかぞうり《あしなかざうり》
【足半草履】
【足中草履】
○[服]⇒あしなか(足半,足中)
あしなぐん
【芦品郡】
◇[日]Ashina Gun
○[古]広島県東部にあった郡。
2003. 2. 3(平成15)新市町(シンイチチョウ)が福山市に編入し、消
滅。
あしなしいもり《あしなしゐもり》
【アシナシイモリ】
【足無し井守】
【足無井守】
◇[学]Gymnophiona
○[両]アシナシイモリ目(裸蛇目,無足目)()の両生類の総称。
体は長円柱状で、四肢はなく、体長7〜150センチメートル。
多数の環状輪(細鱗)があって巨大なミミズに似る。
目は退化している。
雄に交尾器があり、体内受精して、卵生または卵胎生。
湿地の地中または水中に棲(ス)み、ミミズなどを捕食。
南アメリカ・アフリカ・東南アジア・インドの熱帯・亜熱帯
に生息。
「ハダカヘビ(裸蛇)」とも呼ぶ。
参照⇒むそくもく(無足目)
◎英語:セシリアン(caecilian)。
あしに
【脚荷】
◇[英]ballast
○[海]⇒ばらすと(バラスト)(1)
あしねとばくたー
【アシネトバクター】
◇[学]Acinetobacter
○[生]グラム陰性のガンマプロテオバクテリア(Gammaproteo-
bacteria)アシネトバクター属の細菌。多剤耐性菌(multidrug-
resistant bacteria)の一種。
あじーの
【アージノ】
◇[伊]asino
○[哺](イタリア語で)ロバ。
⇒ろば(ロバ,驢馬)
あしのけ
【脚の気】
○[古][病]⇒かっけ(脚気)
あしのこ
【芦ノ湖】
【蘆ノ湖】
◇[日]Ashinoko/Ashi no Ko
○[地]神奈川県南西部、箱根山にある火口原湖・堰止湖(セキトメコ)。
面積6.8平方キロメートル、周囲18キロメートル、最大深度
40.6メートル、湖面海抜725メートル。
箱根用水の水源。
あしのこうえんえき《あしのこうゑんえき》
【芦野公園駅】
○[交]青森県北津軽郡(キタツガルグン)金木町(カナギマチ)にある、津
軽鉄道の駅。
金木駅と川倉(カワクラ)駅の間。
あしのさんり
【足の三里】
○⇒さんり(三里)
★あじのもと
【味の素】
○(1)[食]味の素社製の化学調味料、グルタミン酸ナトリウム
の商品名。
参照⇒ぐるたみんさんなとりうむ(グルタミン酸ナトリウム)
◎1908. 7.(明治41)池田菊苗(キクナエ)(1864〜1936)が創製し、調
味料製造法特許をもとに同年12月鈴木三郎助が製造を開始する。
第二次世界大戦中、アメリカ軍が缶詰などの糧食(リョウショク)に
使用し、戦後特許料を支払ったという。
○(2)[経]食品製造・販売会社の大手。
本社は東京都中央区。
◎1990(平成 2)カルピス食品工業と資本・業務提携。
2007.10. 1(平成19)カルピス食品工業を完全子会社化。
あしのゆおんせん《あしのゆをんせん》
【芦ノ湯温泉】
○神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)にある温泉。
箱根七湯(シチトウ)の一つ。泉質は単純硫化水素泉。
参照⇒はこねしちとう(箱根七湯)
★あしば
【足場】
○(1)足で踏む所。足を踏みつける所。特に、足元(アシモト)の具
合(グアイ)。
○(2)[建]建築現場で、高所で作業をするために人が乗る仮設
の台。
鋼管(鉄パイプ)・丸太・竹・板などを使って組み立てる構造
物。
◎足場を組む,足場を設ける
◎英語:スキャフォールディング(scaffolding)/スキャフォ
ールト(scaffold)。
○()
あしはらとうげ《あしきはらたうげ》
【芦原峠】
◇[日]Ashihara Toge
○[地]奈良県中部、高市郡(タカイチグン)高取町(タカトリチョウ)と吉野郡
(ヨシノグン)大淀町(オオヨドチョウ)の境にある峠。
竜門山地(リュウモンサンチ)西部で、標高280メートル。
あしはらびょういん《あしはらびやうゐん》
【芦原病院】
○[医]大阪府大阪市浪速区(ナニワク)芦原にある、浪速医療生活協
同組合が運営する総合病院。
◎1957. 5.(昭和32)芦原診療所として開設。
1958. 4.(昭和33)運営法人の浪速医療生活協同組合設立が許
可。
1963.10.(昭和38)芦原病院(ベット数43床)となる。
1970(昭和45)同和地区医療センターに位置づけられる。
★あしび
【アシビ】
【馬酔木】
◇[学]Pieris japonica
○[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)アセビ属(Pier-
is)の常緑低木。
葉は神経毒アセボトキシン(asebotoxin)、アセボチン(asebo-
tin)、アセボクエルシトリン(aseboquercitrin)、アセボプル
プリン(asebopurpurine)などを含み、作物の殺虫剤として、ま
た牛馬の皮膚の寄生虫の駆除として用いられた。
「あせび(馬酔木)」,「ばすいぼく(馬酔木)」とも呼ぶ。
◎語源は、馬がこの葉を食べると、酔って足がなえるところか
ら。
★あしび
【馬酔木】
○(1)[歴][文]伊藤左千夫らが発刊した短歌雑誌。
参照⇒あららぎ(アララギ)
◎1903(明治36)創刊。
1908(明治41)廃刊。
○(2)[歴][文]水原秋桜子(シュウオウシ)が主宰した俳句雑誌。
◎1928(昭和 3)「破魔弓(ハマユミ)」を改題。
○(3)東京都新宿区神楽坂四丁目にある喫茶店(スナック)。
あーじーびかきょう《あーじーびかけう》
【アージービカ教】
◇Ajivika/Ajivaka
○[宗]古代インドの宗教教団の一つ。
霊魂を物質とみなす唯物論を伴なう徹底した宿命論を説く。
「アージーヴィカ教」とも、漢訳仏典では「邪命外道(ジャミョウゲ
ドウ)」とも呼ぶ。
◎六師外道の一人マッカリ・ゴーサーラ(Gosala)が属していた。
マウリア朝のアショカ王により、仏教・バラモン教・ジャイ
ナ教とともに保護を受けた。
あしびき
【足曳】
【足曳き】
○(1)[軍]軍旗に対する敬礼。
将校・下士官は捧刀(ササゲトウ)、兵卒は捧銃(ササゲツツ)し、喇叭
手は(2)を吹奏する。
○(2)[軍](1)など、軍旗に関する諸儀式で吹奏する曲。
あしひきの
【足引きの】
【足引の】
【足曳きの】
【足曳の】
○[枕詞]「山」・「を(峰)」に掛かる枕詞(マクラコトバ)。
平安末期に「あしびきの」と濁音に成る。
◎語義は万葉中期に不詳となり、掛かり方も不明。
「(山に登って)足痛(アシヒ)く」とも、「あし」を「葦(アシ)」とも。
あしびきの
【足引きの】
【足引の】
【足曳きの】
【足曳の】
○[枕詞]⇒あしひきの(足引きの,足引の,足曳きの,足曳の)
あしぶち
【足駁】
【足斑】
◇[日]ashibuchi
○馬の毛色の名称「よつじろ(四つ白,四白)」の別称。
⇒よつじろ(四つ白,四白)
あしべちょう《あしべちやう》
【芦辺町】
◇[日]Ashibe Cho
○[古]長崎県北部、壱岐郡(イキグン)の町。
◎2004. 3. 1(平成16)壱岐郡の全4町が合併して壱岐市(イキシ)
を発足。
あしべつし
【芦別市】
◇[日]Ashibetsu Shi
○北海道中央部、空知川中流にある市。北西部を赤平市(アカビラ
シ)に接する。
◎かつては石狩炭田北東部の中心地だった。
あしべつだけ
【芦別岳】
◇[日]Ashibetsu Dake
○[地]北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)・上川支庁(カミカワシチョウ)
にある山。標高1,727メートル。
あじまさ《あぢまさ》
【檳榔】
○[古][植]ビロウ(蒲葵)の古称。
⇒びろう(ビロウ,蒲葵,檳榔)
あじむまち
【安心院町】
◇[日]Ajimu Machi
○[古]大分県北部、宇佐郡(ウサグン)の町。北部を宇佐市に接す
る。
◎2005. 3.31(平成17)宇佐市に編入。
あじめる
【アジメル】
◇Ajmer
○⇒あじめーる(アジメール)
あじめーる
【アジメール】
◇Ajmer
○(1)(Ajmer District)⇒あじめーるけん(アジメール県)
○(2)インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)中央部
のアジメール県北西部にある県都。宗教都市。
「アジメル」とも呼ぶ。
あじめるけん
【アジメル県】
◇[英]Ajmer District
○⇒あじめーるけん(アジメール県)
あじめーるけん
【アジメール県】
◇[英]Ajmer District
○インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)中央部の
県。
県都はアジメール。
「アジメル県」とも呼ぶ。
参照⇒ぷしゅかーる(プシュカール)
あしも
【アシモ】
【ASIMO】
○[機]本田技研工業(株)の2足歩行ロボット。
全高120センチメートル、重量43キログラム。
参照⇒きゅりお(キュリオ,QRIO)
あじも《あぢも》
【味藻】
○[植]アマモ(甘藻)の別称。
⇒あまも(アマモ,甘藻)
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