フレーム版に戻る ノンフレーム版に戻る ホームページに戻る

                    PDD図書館管理番号       0001.0005.6000.23

                 百   科   辞   書    《あれ》     編集:獨  澄旻

-------- あれ --------------------------------------------------
あれ
	【あれ】
	○(1)意外に思ったときに発する言葉。
	 女性は「あら」という方が多い。
	○(2)不審に思ったときに発する言葉。
	 抑揚が尻上りになる。
	 女性は「あら」という方が多い。
[1]あれ
	【アレ】
	◇[フ]allez
	○[運]フェンシングで、審判の「始め」の指示。
	 参照⇒あんがるど(アンガルド)
[2]あれ
	【アレ】
	◇[独]alle、[英]all
	○[形](ドイツ語で)全て・みんな。
あれ
	【我】
	【吾】
	○[古]われ。わたし。わたくし。一人称の代名詞。
	◎吾かにも非(アラ)ず
あれー
	【アレー】
	◇[英]array
	○⇒あれい(アレイ)
あれい
	【アレイ】
	◇[英]array
	○(1)[軍]整列。戦闘配置・戦闘隊形。
	 「アレー」とも呼ぶ。
	○(2)[計]ある順序でデータを配列すること。
	 「アレー」とも呼ぶ。
	◎アレイ構造
	○(3)[計]ある順序で配列されたデータ。
	 「アレー」とも呼ぶ。
あれい
	【亜鈴】
	【唖鈴】
	◇[英]dumbbell
	○[運]⇒だんべる(ダンベル)
あれいぷろせっさー
	【アレイプロセッサー】
	◇[英]array processor
	○[計]多数の演算装置を配列・接続したプロセッサー。
	 値は異なるがほぼ同様の演算を行う大量のデータを並列的に
	処理する。
	 「アレープロセッサー」とも呼ぶ。
あれヴぁ
	【アレヴァ】
	◇AREVA
	○[原]⇒あれば(アレバ)
あれかし
	【あれかし】
	【在れかし】
	【有れかし】
	○是非(ゼヒ)ともあっほしいものだ。
	◎動詞「在る(文語:在り)」の命令形「あれ」に詠嘆の助詞「か」と
	強めの助詞「し」がついたもの。
	◎幸(サチ)あれかし
あれがにー
	【アレガニー】
	◇Alleghany
	○(1)[地](Alleghany Mountains)⇒あれがにーさんみゃく(ア
	レガニー山脈)
	○(2)(Alleghany County)⇒あれがにーぐん(アレガニー郡)
あれがにーぐん
	【アレガニー郡】
	◇[英]Alleghany County
	○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
	wealth)西部の郡。西部をウェストバージニア州(West Virgin-
	ia State)に隣接。
	 郡都はコビングトン(Covington)。
	◎ペンシルバニア州(Pennsylvania Commonwealth)にはアレゲ
	ニー郡(Allegheny County)がある。
あれがにーさんみゃく
	【アレガニー山脈】
	◇[英]Alleghany Mountains
	○[地]アレゲニー山脈(Alleghany Mountains)の別称。
	 ⇒あれげにーさんみゃく(アレゲニー山脈)
あれかにもあらず
	【吾かにも非ず】
	○自分か他人か分からなくなるほど茫然(ボウゼン)とする。夢を
	見ているような心持をいう。
	◎「あれか人かにもあらず」の略。
あれかやし
	【アレカヤシ】
	【アレカ椰子】
	○[植]ビンロウジュ(檳榔樹)の別称。
	 ⇒びんろうじゅ(ビンロウジュ,檳榔樹)
★[1]あれきさんだー
	【アレキサンダー】
	◇[英]alexander
	○(1)[食]カクテルの一種。
	○(2)[植](alexanders)⇒あれきさんだーず(アレキサンダーズ)
	○(3)[]
[2]あれきさんだー
	【アレキサンダー】
	◇[英]Alexander、[独]Alexander
	○(1)[人]男性名。
	◎アレクサンダー・フォン・フンボルト(Alexander von Hum-
	boldt):⇒[3]ふんぼると(フンボルト)
	○(2)[人]姓・苗字(family name)。
	○(3)(Alexander County)⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダ
	ー郡)
あれきさんだー
	【アレキサンダー】
	【歴山】
	◇[英]Alexander
	○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
あれきさんだーぐん
	【アレキサンダー郡】
	◇[英]Alexander County
	○アメリカ合衆国中東部、イリノイ州(Illinois State)南西端
	の郡。西部をミズーリ州に隣接。
	 郡都はカイロ(Cairo)。
	 「アレグザンダー郡」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)1万2,237人。
	 1990(平成 2)1万0,626人。
	 2000(平成12)  9,590人。
あれきさんだーず
	【アレキサンダーズ】
	◇[英]alexanders、[学]Smyrnium olusatrum
	○(1)[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)スミルニウム属
	(Smyrnium)のハーブ。南ヨーロッパ原産。
	 黄緑色の花を着ける。
	 「アレキサンダー」とも呼ぶ。
	◎ゴールデンアレキサンダーズ(golden alexanders)([学]
	Zizia aurea)は北アメリカ原産でセリ科ジジア属。
あれきさんだーそん
	【アレキサンダーソン】
	◇Ernst Frederick Werner Alexanderson
	○[人]⇒あれくさんだーそん(アレクサンダーソン)
あれきさんだーだいおう《あれきさんだーだいわう》
	【アレキサンダー大王】
	◇[英]Alexander the Great
	○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
あれきさんだーれっとう《あれきさんだーれつたう》
	【アレキサンダー列島】
	◇[英]Alexander Archipelago
	○[地]北アメリカ大陸北西部、アラスカ湾(Gulf of Alaska)東
	岸沖に連なる列島。
	◎ベーカー島(Baker Island):⇒べーかーとう(ベーカー島)(2)
あれきさんどらいと
	【アレキサンドライト】
	◇[英]alexandrite
	○[鉱]金緑石(キンリョクセキ)の一種。
	 太陽光下では濃緑色で、ロウソクや電灯の光では赤紫色に見
	える宝石。
	 「アレクサンドライト」,「アレキサンドル石」とも呼ぶ。
	◎六月の誕生石。
あれきさんどりあ
	【アレキサンドリア】
	◇Alexandria
	○⇒あれくさんどりあ(アレクサンドリア)
あれきさんどりうむたまれんせ
	【アレキサンドリウム・タマレンセ】
	◇Alexandrium tamarense
	○[生]二枚貝を毒化するプランクトン有毒鞭毛藻の一種。
あれきさんどるいし
	【アレキサンドル石】
	◇[英]alexandrite stone
	○[鉱]⇒あれきさんどらいと(アレキサンドライト)
あれきしあ
	【アレキシア】
	◇[英]alexia
	○[病]失読症。
	 ⇒しつどくしょう(失読症)
あれぐざんだー
	【アレグザンダー】
	◇[英]Alexander
	○(1)[人]マケドニアの王アレクサンドロス大王(Alexander 
	the Great)の英語名。
	 ⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
	○(2)[人]英語圏の男性名。
	 愛称は「アレック(Alec,Alek)」,「アレックス(Alex)」。
	◎女性名はアレグザンドラ(Alexandra)。
	○(3)(Alexander County)⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダ
	ー郡)
あれぐざんだーぐん
	【アレグザンダー郡】
	◇[英]Alexander County
	○⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダー郡)
あれくさんだーそん
	【アレクサンダーソン】
	◇Ernst Frederick Werner Alexanderson
	○[人]アメリカの電気技師・発明家(1878〜1975)。スウェーデ
	ン生れ。
	 「アレキサンダーソン」とも呼ぶ。
	◎英語読みは「アレグザンダースン」。
あれぐざんどら
	【アレグザンドラ】
	◇[英]Alexandra
	○[人]英語圏の女性名。
	 愛称は「サンドラ(Sandra)」。
	◎男性名はアレグザンドダー(Alexander)。
あれくさんどらいと
	【アレクサンドライト】
	◇alexandrite
	○[鉱]⇒あれきさんどらいと(アレキサンドライト)
あれくさんどりあ
	【アレクサンドリア】
	◇Alexandria
	○(1)エジプトアラブ共和国北部、ナイル川河口デルタの北西
	端にある港湾都市。
	 地中海に臨む。
	 「アレキサンドリア」,「イスカンダリア(Al Iskandariyah)」と
	も呼ぶ。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)232万人。
	 1986(昭和61)289万3,000人。
	 1990(平成 2)317万人。
	◎BC. 332年、アレクサンダー大王が建設。
	○(2)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
	wealth)北東部の都市。ワシントン市の南方。ポトマック川の
	河川港。
	 北緯38.82°、西経77.09°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)11万1,200人。
	 2000(平成12)12万8,300人。
	 2002(平成14)13万2,300人。
あれくさんどりああらこしあむ
	【アレクサンドリア・アラコシア】
	◇[英]Alexandria in Arachosia
	○[歴]⇒かんだはる(カンダハル)
あれくさんどりあとしょかん《あれくさんどりあとしよくわん》
	【アレクサンドリア図書館】
	◇[英]the Alexandrian Library
	○(1)[歴]紀元前3世紀初め(BC. 295ころ)、プトレマイオス一
	世(Ptolemaios I)が市民のためにアレクサンドリアに創設した
	図書館。その子プトレマイオス二世(Ptolemaios II)が大幅に
	拡充し、代々の王が私財を投じてギリシア語文書など50〜70万
	巻を収集・所蔵した古代最大の図書館。
	 当時の知識人の研究拠点として、ヘレニズムの学問研究に大
	きな貢献をする。
	 BC.  48年、プトレマイオス朝の内戦で、クレオパトラ側の
	カエサル(シーザー)がローマ側のポンペイウスの艦隊に放った
	火から図書館も焼失。
	 「アレクサンドリア文庫」とも呼ぶ。
	○(2)エジプト北部、アレクサンドリア市中心部にある図書館
	ビブリオテカ・アレクサンドリーナ(Bibliotheca Alexandrina)。
	 11階建て、総床面積8万5,000平方メートル、収蔵能力は500
	万冊。
	◎UNESCO主導で、15年の歳月と2億5,000万ドル(約300億
	円)をかけて完成。
	 2002.10. 8(平成14)落成式。蔵書23万冊。
あれくさんどりあのえうくれいです
	【アレクサンドリアのエウクレイデス】
	◇[英]Euclid of Alexandria
	○[人]⇒[2]えうくれいです(エウクレイデス)
あれくさんどりあのかたりな
	【アレクサンドリアのカタリナ】
	◇Catharina de Alexandria
	○[人]⇒[1]かたりな(カタリナ)
あれくさんどりあのくれめんす
	【アレクサンドリアのクレメンス】
	◇[羅]Clemens Alexandrinus、[英]Clement of Alexandria
	○[人]⇒くれめんす(クレメンス)(2)
あれくさんどりあぶんこ
	【アレクサンドリア文庫】
	◇[英]the Alexandrian Library
	○[歴]⇒あれくさんどりあとしょかん(アレクサンドリア図書
	館)(1)
あれくさんどる
	【アレクサンドル】
	◇Aleksandr
	○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝の名。
	 一世:⇒あれくさんどるいっせい(アレクサンドル一世,アレ
	クサンドル1世)
	 二世:⇒あれくさんどるにせい(アレクサンドル二世,アレク
	サンドル2世)
	 三世:⇒あれくさんどるさんせい(アレクサンドル三世,アレ
	クサンドル3世)
★あれくさんどるいっせい
	【アレクサンドル一世】
	【アレクサンドル1世】
	◇Aleksandr I
	○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1777〜1825)。在位1801〜
	1825。
	 レザノフ(Nikolay Petrovich Rezanov)を訪日全権大使とし
	て派遣。
★あれくさんどるさんせい
	【アレクサンドル三世】
	【アレクサンドル3世】
	◇Aleksandr III
	○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1845〜1894)。在位1881〜
	1894。
★あれくさんどるにせい
	【アレクサンドル二世】
	【アレクサンドル2世】
	◇Aleksandr II
	○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1818〜1881)。在位1855〜
	1881。
あれくさんどるぽり
	【アレクサンドルポリ】
	◇[希]Alexandroupoli
	○ギリシア北東部、トラキア地方東部のエブロス県(Nomos Ev-
	rou)南部にある県都。エーゲ海に面する。
	 旧称・英語名で「アレクサンドルポリス(Alexandroupolis)」
	とも呼ぶ。
	◎ギリシア文字では"Αλεξανδρουπολη"。
あれくさんどるぽりす
	【アレクサンドルポリス】
	◇[希]Alexandroupolis、[英]Alexandroupolis
	○⇒あれくさんどるぽり(アレクサンドルポリ)
	◎ギリシア文字では"Αλεξανδρουπολησ"。
あれくさんどれった
	【アレクサンドレッタ】
	◇Alexandretta
	○[古]⇒いすけんでるん(イスケンデルン)
あれくさんどろす
	【アレクサンドロス】
	◇[希]Alexandros
	○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
★あれくさんどろすだいおう《あれくさんどろすだいわう》
	【アレクサンドロス大王】
	◇[英]Alexandros the Great
	○[人]マケドニアの大王(BC. 356〜BC. 323)。
	 BC. 327年、西インドに侵入し、翌年撤退する。
	 バビロンに凱旋し、熱病で客死。
	 「アレクサンドロス(Alexandros)」,「アレキサンダー大王([英]
	Alexander the Great)」,「アレキサンダー(歴山)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かいばるとうげ(カイバル峠),ごるでぃあすのむすび
	め(ゴルディアスの結び目)
あれくさんどろふすきー
	【アレクサンドロフスキー】
	◇Aleksandrovsky
	○[古]⇒のぼしびるすく(ノボシビルスク)(1)
あれくさんどろふすく
	【アレクサンドロフスク】
	○[古]⇒ざぽろーじえ(ザポロージェ)
あれくしあ
	【アレクシア】
	◇[英]alexia
	○[病]失読症。
	 ⇒しつどくしょう(失読症)
★あれくせーえふ
	【アレクセーエフ】
	◇Evgenii Ivanovich Alekseev(エフゲニ・イワノビチ・アレ
	クセーエフ)
	○[人]ロシアの提督(1843〜1918)。
あれくと
	【アレクト】
	◇Alecto
	○[ギ神]復讐(フクシュウ)の三女神エリニュエス(Erinyes)の一神。
	怒りの復讐神。
	 参照⇒えりにゅえす(エリニュエス)
あれげにー
	【アレゲニー】
	◇Allegheny
	○(1)[地](Allegheny Mountains)⇒あれげにーさんみゃく(ア
	レゲニー山脈)
	○(2)(Allegheny County)⇒あれげにーぐん(アレゲニー郡)
あれげにーぐん
	【アレゲニー郡】
	◇[英]Allegheny County
	○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)南西部の郡。
	 郡都はピッツバーグ(Pittsburgh)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)144万7,541人。
	 1990(平成 2)133万6,449人。
	 2000(平成12)128万1,666人。
	 2005(平成17)123万5,841人。
	◎バージニア州(Virginia Commonwealth)にはアレガニー郡
	(Alleghany County)がある。
あれげにーさんみゃく
	【アレゲニー山脈】
	◇[英]Allegheny Mountains
	○[地]アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylva-
	nia Commonwealth)中央部からバージニア州(Virginia Common-
	wealth)西部にかけて、南西から北西に連なる山脈。全長約805
	キロメートル。
	 アパラチア山脈(Appalachian Mountains)の西側を並走する
	支脈。
	 北東部はシェナンドー山脈(Shenandoah Mountains)に連なる。
	 「アレガニー山脈(Alleghany Mountains)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しぇなんどーさんみゃく(シェナンドー山脈)
	◎アパラチア山脈の東側は、ペンシルバニア州では支脈タスカ
	ローラ山脈(Tuscarora Mountains)、バージニア州では支脈ブ
	ルーリッジ山脈(Blue Ridge Mountains)が並走している。
あれごりー
	【アレゴリー】
	◇[英]allegory
	○(1)比喩(ヒユ)・寓話(グウワ)。
	○(2)[言]修辞法の諷喩(フウユ)・寓喩(グウユ)。
あれしぼ
	【アレシボ】
	◇Arecibo
	○西インド諸島中部、プエルトリコ北西部の港湾都市。
	 電波天文台がある。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)9万3,385人。
あれす
	【アレス】
	◇[希]Ares
	○(1)[ギ神]軍神、嵐と雷雨の神。ゼウス(Zeus)とヘラ(Hera)
	との子。フォボス(Phobos)の父。オリンポス十二神の一神。
	 粗暴で思慮に欠け、流血の戦いを好む。
	 ローマ神話のマルス(Mars)に当たる。
	○(2)[宇]アメリカの打ち上げロケット。
	 アレス1:第1段は固体燃料、第2段は液体燃料。
	◎2009.10.29(平成21)試験機アレス1−X(全長約100メートル)、
	第2段ロケットと有人カプセル型宇宙船オリオン(Orion)の模
	型を搭載して打ち上げ。
あれすたー
	【アレスター】
	◇[英]arrestor/arrester
	○(1)逮捕する人。
	○(2)防止装置・制御装置。
	○(3)[電]避雷装置。
	○(4)[軍][空](arrestor hook)⇒あれすたーふっく(アレスタ
	ーフック,アレスター・フック)
あれすたーけーぶる
	【アレスターケーブル】
	【アレスター・ケーブル】
	◇[英]arrestor cable
	○[軍][空](空母甲板上などの)制動索・拘束索。
	 艦上機のアレスターフック(arrester hook)を引っ掛けて、
	短い距離で減速・停止させる着艦支援装置。
	 「アレスターワイヤー(arrestor wire)」,「アレスティングワ
	イヤー(arresting wire)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かたぱると(カタパルト)(2)
あれすたーふっく
	【アレスターフック】
	【アレスター・フック】
	◇[英]arrestor hook
	○[軍][空]艦上機の着艦フック。
	 単に「アレスター」とも呼ぶ。
あれすたーわいやー
	【アレスターワイヤー】
	【アレスター・ワイヤー】
	◇[英]arrestor wire
	○[軍][空]⇒あれすたーけーぶる(アレスターケーブル,アレス
	ター・ケーブル)
あれすてぃんぐわいやー
	【アレスティングワイヤー】
	【アレスティング・ワイヤー】
	◇[英]arresting wire
	○[軍][空]⇒あれすたーけーぶる(アレスターケーブル,アレス
	ター・ケーブル)
あれすと
	【アレスト】
	◇[英]arrest
	○(1)[他動]逮捕する・検挙する。
	○(2)[他動]引き止める・阻止(ソシ)する。
	○(3)[他動](人の目・注意・興味などを)引く。
	○(4)逮捕・検挙。
	○(5)停止・阻止・抑制。
あれちうり
	【アレチウリ】
	【荒地瓜】
	◇[学]Sicyos anguiatus
	○[植]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)アレチウ
	リ属(Sicyos)の一年草。北アメリカ原産。
	 数メートルに成長する雑草。茎や果実に鋭いトゲがある。
	 ツル(蔓)で他の草や木などに絡み付き、覆い隠したり重さで
	倒したりして枯らす。
	 世界各地に帰化。日本には第二次世界大戦後に帰化し、現在
	は特定外来生物のため一般の栽培は禁止。
	◎2006. 2.(平成18)環境省、外来生物法の特定外来生物に指定。
あれちのぎく
	【アレチノギク】
	【荒地野菊】
	◇[学]Erigeron bonariensis Linn./Conyza bonariensis 
	Cronq.
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)イズハハコ属
	(Conyza)の越年草。南アメリカ原産。
	 秋に芽生え、ロゼットで越冬して春から初夏に開花する。
	 日本には明治中ころに渡来した帰化植物で、日本各地の路傍
	に自生している普通の雑草。
あれっく
	【アレック】
	◇[英]Alec/Alek
	○[人]英語圏の男性名アレグザンダー(Alexander)の愛称。
	 参照⇒あれぐざんだー(アレグザンダー)(2)
[1]あれっくす
	【アレックス】
	◇[英]Alex
	○(1)[人]英語圏の男性名。
	○(2)[人]英語圏の男性名アレグザンダー(Alexander)の愛称。
	 参照⇒あれぐざんだー(アレグザンダー)(2)
[2]あれっくす
	【アレックス】
	◇[登録商標]ALLEX
	○[交]トヨタ自動車(株)社製のコンパクトセダン(ハッチバッ
	クモデル)。
	◎カローラランクス(CAROLLA RUNX)の兄弟車。
あれっちひょうが
	【アレッチ氷河】
	◇[独]Aletschgletscher、[英]Aletsch Glacier
	○[地]スイス・アルプスのユングフラウなどから南方に流れ下
	るヨーロッパ最大の氷河。
	 全長約24キロメートル、最大の厚さ約700メートル。
	 温暖化の影響で約20キロメートルくらいに後退している。
	◎2001.12.(平成13)ユングフラウ・アレッチ・ビエッチホルン
	(Jungfrau-Aletsch-Bietschhorn)地域、世界自然遺産に登録。
あれっぽ
	【アレッポ】
	◇Aleppo
	○西アジア、シリア・アラブ共和国北部のハラブ州(Muhafazat 
	Halab)の州都。
	 商工業都市。鉄道の分岐点。絹・綿織物取引や繊維工業が盛
	んで、綿花の大集散地。
	 アラビア語名は「ハラブ(Halab)」。
	〈人口〉
	 1977(昭和52) 84万人。
	 1988(昭和63)126万1,000人。
	 1993(平成 5)149万4,000人。
	◎古来からの東西貿易・交通上の要地。
	  638年イスラム教徒の支配に入り、今もモスクが多く建ち、
	有名なオリエント風の大市場がある。
あれば
	【アレバ】
	◇AREVA
	○[原]フランスの国営原子力発電関連企業。
	 本社はパリ。
	 「アレヴァ」とも呼ぶ。
	 参照⇒いーぴーあーる(EPR)
あれふ
	【アレフ】
	◇[英]aleph
	○(1)ヘブライ文字(ヘブライ語のアルファベット)の最初の文
	字。
	 「最上の」,「1番目の」などの意味もある。
	◎ギリシア文字:⇒あるふぁ(アルファ,Α,α)
	○(2)[数]無限集合の濃度を表わす記号。
	○(3)[社](Aleph)オウム真理教の新しい教団の名前。
	 代表は野田成人。
	 報道関係では実態が変わらないとして使用されない。
	 参照⇒おうむしんりきょう(オウム真理教)
	◎オウム真理教としては、1994(平成 6)仏教やヨガの指導を目
	的に設立した関連会社の名前としてすでに使用していた。
	 2000. 1.(平成12)オウム真理教、宗教団体アレフに改称。代
	表は上祐史浩(ジョウユウ・フミヒロ)(1962.12.17〜)。
	 2003. 2.(平成15)宗教団体アーレフに改称。
	 2007. 3. 4(平成19)中間派の野田成人、代表に就任。
	 2007. 3. 5(平成19)上祐史浩派、公安調査庁に教団からの脱
	会と新団体設立の構想を報告。
	 2008. 5.(平成20)再びアレフに改称していたことが判明。
あーれふ
	【アーレフ】
	◇Aleph
	○[古][社]⇒あれふ(アレフ)(3)
あれふれくしあ
	【アレフレクシア】
	◇[英]areflexia
	○[病]反射消失・反射消失症。
あれーぷろせっさー
	【アレープロセッサー】
	◇[英]array processor
	○[計]⇒あれいぷろせっさー(アレイプロセッサー)
あれもりか
	【アレモリカ】
	◇[ケルト語]Aremorica
	○[古]⇒あるもりか(アルモリカ)
あれる
	【アレル】
	◇[英]allele(アリール)
	○[生]対立形質・対立遺伝子。
	 「アレルモーフ(allelomorph)」の省略形。
★あれるぎー
	【アレルギー】
	◇[独]Allergie、[英]allergy(アラジー)
	○(1)[医]生体がある物質に過敏に反応すること。
	 ある物質の摂取・接触によって抗体が生体内に作られ、同じ
	物質(アレルゲン)の再摂取・再接触により抗原抗体反応が起こ
	る状態。
	 ⇔あねるぎー(アネルギー)
	 参照⇒あれるげん(アレルゲン),あなふぃらきしー(アナフィ
	ラキシー),かんさ(感作),せいぎょせいてぃーさいぼう(制御性
	T細胞),ひまんさいぼう(肥満細胞)
	◎1906(明治39)オーストリアの小児科医ピルケー(Clemens Pe-
	ter von Pirquet)(1874〜1929)が、ギリシア語の「変化した
	(allos)作用(ergon)」から提唱した言葉。
	◎運動誘発性アレルギー:⇒うんどうゆうはつせいあなふぃら
	きしー(運動誘発性アナフィラキシー)
	○(2)[心](転じて)ある物事や人物に対する精神的な拒絶反応。
	◎ギリシア語の「ほかの(allos)活気(ergon)」からの造語。
あれるげん
	【アレルゲン】
	◇[独]Allergen、[英]allergen(アラジン)
	○[医]アレルギー反応を起こす抗原物質。
	 吸入性:花粉・ダニ・ちり(ハウスダスト)・動物の毛など。
	 食物性:魚肉・鶏卵・牛乳・大豆・小麦・ソバ(蕎)・ラッカ
	セイ(落花生)など。
	 接触性:金属(ニッケル・クロムなど)・ゴムなど。
	 その他:日光など。
	 参照⇒あれるぎー(アレルギー)(1)
	〈5大アレルギー成分〉
	 小麦・ソバ・鶏卵・乳製品・ラッカセイ。
	 参照⇒ぐるてん(グルテン),ひすたみん(ヒスタミン),おぼむ
	こいど(オボムコイド)
	◎小麦の代用穀物:参照⇒あまらんさす(アマランサス)(1)
あれるもーふ
	【アレルモーフ】
	◇[英]allelomorph
	○[生]⇒あれる(アレル)
あれろぱしー
	【アレロパシー】
	◇[英]allelopathy
	○[植]ある植物の生育で生産・排出される物質が、同種または
	異種の植物や微生物・昆虫・小動物などに、有害または有利に
	作用する現象。
	 タバコのニコチン、除虫菊のピレトリンなどの防虫作用、ベッ
	チのシナアミドの雑草抑制効果など。
	 「他感作用」,「遠隔作用」とも呼ぶ。
	◎ギリシア語の"allelo-(相互の)"+"-pathy(感情)"から。
[1]あれん
	【アレン】
	◇Allen
	○(1)人名(姓)。
	○(2)(Allen County)⇒あれんぐん(アレン郡)
[2]あれん
	【アレン】
	◇Woody Allen
	○[人]アメリカの映画監督(1935〜)。
あれんぐん
	【アレン郡】
	◇[英]Allen County
	○(1)アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)
	北東部の郡。東部をオハイオ州に隣接。
	 郡都はフォートウェーン(Fort Wayne)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)29万2,329人。
	 1990(平成 2)30万0,836人。
	 2000(平成12)33万1,849人。
	 2005(平成17)34万4,006人。
	○(2)アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)中
	南西部の郡。
	 郡都はオバーリン(Oberlin)。
	○(3)アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)東部
	の郡。
	 郡都はイオラ(Iola)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)1万5,699人。
	 1990(平成 2)1万4,638人。
	 2000(平成12)1万4,385人。
あれんけ
	【アレンケ】
	◇[西]arenque
	○[魚](スペイン語で)ニシン。
	 ⇒にしん(ニシン,鰊,鯡)
あれんたうん
	【アレンタウン】
	◇Allentown
	○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)東部にあるリーハイ郡(Lehigh County)の郡都。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)11万人。
あれんどろねーと
	【アレンドロネート】
	◇[英]Alendronate Sodium Hydrate
	○[薬]⇒あれんどろんさんなとりうむすいわぶつ(アレンドロ
	ン酸ナトリウム水和物)
あれんどろんさんなとりうむすいわぶつ
	【アレンドロン酸ナトリウム水和物】
	◇[英]Alendronate Sodium Hydrate
	○[薬]ビスホスホネート(bisphosphonate)系の破骨細胞抑制剤。
	骨粗鬆症(コツソショウショウ)の治療薬。
	 略称は「アレンドロネート」。
	 参照⇒ふぉさまっくす(フォサマックス),ぼなろん(ボナロン)
あれんにゃ
	【阿練若】
	◇[梵]aranya(アラニャ)
	○[仏]⇒あらんにゃ(阿練若)
あろ
	【アロ】
	◇[英]allo-/all-
	○(1)[接頭辞]「他の・異なる」を表す語形成要素。
	○(2)[接頭辞][化]「異性体の」を表す語形成要素。
	◎アラジー(allergy):アレルギー([独]Allergie)。
	 アロフォン(allophone):異音。
	 アロパス(allopath):逆症療法医。
	 アロパシー(allo):逆症療法・異症療法。
	 アロニム(allonym):偽名・別名。
	 アロモフ(allomorph):異形態。
あろ
	【アロ】
	【ARO】
	○[交]ルーマニア国営の自動車製造会社。
	 四輪駆動車などを製造。
	◎中国語表記は「阿羅(Aluo)」。
[1]あろー
	【アロー】
	◇[英]arrow
	○(1)矢(ヤ)。
	○(2)矢印(ヤジルシ)。
[2]あろー
	【アロー】
	◇[フ]allo
	○(フランス語で電話の)もしもし。
[3]あろー
	【アロー】
	◇[英]aloe
	○[植](英語で)アロエ([学]Aloe)。
	 ⇒あろえ(アロエ)
[4]あろー
	【アロー】
	◇Arrow
	○[軍]アメリカとイスラエルが共同開発した弾道ミサイル迎撃
	システム。
	 開発費の7割はアメリカ負担。
	 参照⇒あろーつー(アロー2)
あろあ
	【アロア】
	◇Alloa
	○イギリス北部、スコットランド南東部のファイフ州(Fife Re-
	gion)クラックマンナン郡(the County of Clackmannan)の都市。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)2万6,378人。
あろい
	【アロイ】
	◇[英]alloy
	○(1)合金(ゴウキン)。
	○(2)混ぜ物。
★あろいん
	【アロイン】
	◇[英]aloin
	○[生化]多肉植物アロエ(aloe)から抽出された苦み成分。
	 トチノキ(橡)の実などにも含まれる。
	 緩下(カンゲ)作用があり、便秘に効果があるとされる。
	 「アロエチン(aloetin)」,「バルバロイン(barbaloin)」とも呼
	ぶ。
	◎名称は「アロエ(aloe)」と接尾辞「塩基(-in)」から。
	◎2002(平成14)アメリカ合衆国、下剤としての使用を禁止。
★あろえ
	【アロエ】
	◇[学]Aloe
	○[植]ユリ目(Liliales)アロエ科(Aloaceae)アロエ属(Aloe)の
	多肉植物の総称・属名。
	 参照⇒あろえべら(アロエベラ),きだちあろえ(キダチアロエ,
	木立アロエ)
	◎旧分類はユリ科(Liliaceae)アロエ属。
	 名称はヘブライ語の「芳香植物(ahalot)」に由来(ユライ)。
	◎英語:アロー(aloe)。
	 中国語:蘆薈(luhui)。
あろえちん
	【アロエチン】
	◇[英]aloetin
	○[生化]アロイン([英]aloin)の別称。
	 ⇒あろいん(アロイン)
★あろえべら
	【アロエベラ】
	◇[学]Aloe vera
	○[植]ユリ目(Liliales)アロエ科(Aloaceae)アロエ属(Aloe)の
	多肉植物。
	 緩下(カンゲ)作用のアロイン(aloin)、健胃作用のアロエエモ
	ジン(aloe-emodin)、抗腫瘍作用のアロミチン(alomicin)やア
	ロエウルシン(aloe ulcin)などを含む。
	 肉厚の葉のゼリー質の部分(柔組織)を生食・健康食品、また
	保湿の化粧品に利用。
	 「ホンアロエ(本アロエ)」,「バルバドスアロエ(Barbados aloe)」,
	「キュラソーアロエ(Curacao aloe)」とも呼ぶ。
	◎旧分類はユリ科(Liliaceae)アロエ属。
あろがみー
	【アロガミー】
	◇[英]allogamy
	○[生]他家受精。
	◎オートガミー(autogamy):自家受精・自家生殖。
あろぐらふと
	【アログラフト】
	◇[英]allograft
	○(1)[医]同種異形移植。同種移植。
	○(2)[医]同種異形移植片。同種移植片。
	 参照⇒ぐらふと(グラフト),ほもぐらふと(ホモグラフト)
あろけーしょん
	【アロケーション】
	◇[英]allocation
	○(1)割り当て・配分。
	 「クォータ(quota)」とも呼ぶ。
	○(2)配置。
	 参照⇒ろけーしょん(ロケーション)(1),あさいん(アサイン)
	(1)
	○(3)割り当て額・割り当て量。
	 「クォータ(quota)」とも呼ぶ。
	○(4)[計]記憶装置に収納する領域を確保すること。
	 参照⇒ろけーしょん(ロケーション)(3),あさいん(アサイン)
	(2)
	○(5)[計]プログラムが起動する際に、そのプログラムが作業
	領域として必要とするメモリーを、サイズを指定してOSに依
	頼し確保すること。
	 必要なメモリーが確保できたときはOSから先頭アドレス
	(番地)が通知される。
	 確保できないときはその旨(ムネ)が通知されるのでエラーメッ
	セージを表示して異常終了する。
	 参照⇒あさいん(アサイン)(3)
あろーごうじけん
	【アロー号事件】
	◇[英]the Arrow affair
	○[歴]1856年10月、広東(広州)に停泊していた英国籍船のアロ
	ー号(the Arrow)を清国官憲が臨検し中国人水夫を海賊容疑で
	捕えた事件。アロー戦争の発端となる。
	 犯人捜査の目的で臨検されたアロー号は、香港政庁に登録さ
	れた英国籍の船舶であったが、実は中国側が主張するとおり中
	国の海賊船であった。このため英国本国の議会でも香港政庁の
	抗議を不当としたが、中国官憲が英国旗を下ろしていたため、
	強硬な態度となった。
	 参照⇒あろーせんそう(アロー戦争)
★あろさうるす
	【アロサウルス】
	◇[学]Allosaurus
	○[化生]中生代ジュラ紀後期の大型恐竜。
	 肉食性で、全長約10メートル。
	 後肢が発達し、二足歩行をしていた。
	 参照⇒てぃらのさうるす(ティラノサウルス)
	◎「他の([希]allos)」と「トカゲ(sauros)」から。
あろじにあ
	【アロジニア】
	◇[英]allodynia
	○[病]⇒あろでぃにあ(アロディニア)
あろす
	【アロス】
	◇[西]arroz(アロッス)
	○[植](スペイン語で)イネ(稲)。
	 ⇒いね(イネ,稲)
あろーせんそう《あろーせんさう》
	【アロー戦争】
	◇[英]the Arrow war
	○[歴]アロー号事件や宣教師殺害事件を口実に引き起こされた
	英仏連合軍と清国との戦争(1856〜1860)。
	 アヘン戦争で結ばれた南京条約が広東の反英気運など排外的
	態度から守られず、また貿易の拡大を望んでいたイギリスは、
	アロー号事件を口実に、広西省の宣教師殺害事件で清と交渉中
	のフランスと連合し、1857年広東を占領、1858年には天津に迫
	り、アメリカ・ロシアとともに天津条約を締結した。
	 天津条約は<1>公使の北京在住権の承認・<2>南京・漢口など
	10港の開港・<3>キリスト教布教の公認などであったが、<1>の
	承認をめぐって交渉が延び1858年ようやく仮調印となった。翌
	年天津条約批准(ヒジュン)交換のため北京におもむく英仏公使が
	太沽(タークー)台から砲撃され再び開戦、1860年英仏連合軍は北京
	を占領し円明園を略奪放火、ロシアの調停で北京条約(英・仏
	・露)を個別に締結。
	 北京条約は<1>外交使節団の北京常駐・<2>キリスト教の公認
	・<3>外国人の内地旅行権・<4>天津などの開港場の増加と自由
	貿易(アヘン貿易の公認)・<5>英仏両国に800万両(テール)の賠
	償金支払い・<6>イギリスへ九龍(キュウリュウ)市街地の割譲・<7>ロ
	シアへ沿海州(エンカイシュウ)の割譲などを締結。
	 このため「第2次アヘン戦争(the Second Opium War)」とも呼
	ばれる。
	 参照⇒あろーごうじけん(アロー号事件),あへんせんそう(ア
	ヘン戦争,阿片戦争)
あろーつー
	【アロー2】
	◇Arrow 2
	○[軍]イスラエルが独自に開発した弾道弾迎撃ミサイル。また、
	その戦域ミサイル防衛システム(TMD)。
	 固体燃料を使用し、マッハ9で飛行。
	 早期警戒火器管制のグリーン・パイン・レーダー(the Green 
	Pines radar)が、飛来する数十の弾道ミサイルの探知・追尾し、
	迎撃ミサイルの起動を制御する。
	 参照⇒[4]あろー(アロー)
	◎1999.11.(平成11)初の総合実験に成功。
	 2000. 3.(平成12)テルアビブ南郊のパルマヒム空軍基地(the 
	Palmahim air force base)に実戦配備。
	 2003. 1. 5(平成15)アメリカ軍が地中海に向けて複数の迎撃
	体を発射し、パルマヒム空軍基地から4発のアロー2迎撃ミサ
	イルで迎撃実験に成功。
	 2004. 7.29(平成16)アメリカ合衆国のカリフォルニア州沖の
	太平洋上でスカッドの迎撃実験に成功。
	 参照⇒しゃはぶ(シャハブ)
あろっす
	【アロッス】
	◇[西]arroz
	○[植](スペイン語で)イネ(稲)。
	 ⇒いね(イネ,稲)
★あろでぃにあ
	【アロディニア】
	◇[英]allodynia
	○[病]慢性片頭痛の症状の一種。
	 慢性的な痛みにより脳が過敏になって、通常は痛みの原因と
	ならない刺激にも痛みや不快感を覚えるもの。
	 風や髪の毛が顔に当たるだけで痛いと感じたりする。
	 治療は定期的にトリプタン製剤を服用し、痛みを感じる前に
	鎮痛させて脳を休める。
	 「アロジニア」,「異痛症」とも呼ぶ。
あろとろーぷ
	【アロトロープ】
	◇[英]allotrope
	○[化]⇒どうそたい(同素体)
あろにむ
	【アロニム】
	◇[英]allonym
	○(著者などの)偽名・別名。
あろは
	【アロハ】
	◇[ハワイ語]aloha
	○(1)愛。
	○(2)歓迎の挨拶(アイサツ)言葉。「ようこそ」。
	○(3)離別の挨拶言葉。「さようなら」。
	 「アロハオエ(aloha oe)(あなたに愛を)」とも呼ぶ。
	○(4)[服]アロハシャツ(aloha shirt)の略称。
	 ⇒あろはしゃつ(アロハシャツ)
あろはおえ
	【アロハオエ】
	◇[ハワイ語]aloha oe
	○(1)⇒あろは(アロハ)(3)
	○(2)[楽](Aloha Oe)ハワイの代表的な民謡。別離の歌。
	 19世紀末、ハワイ王国最後の女王が作曲したという。
あろぱしー
	【アロパシー】
	◇[英]allopathy
	○[医]逆症療法・異症療法。
	 発熱症状には体温を下げるなどの対症療法も含まれる。
	 ⇔ほめおぱしー(ホメオパシー)
	◎アロパス(allopath):逆症療法医。
あろはしゃつ
	【アロハシャツ】
	◇[英]aloha shirt
	○[服]ハワイ風の色彩が派手な模様のゆったりとした半袖シャ
	ツ。
	 夏に裾をズボンの外に出して着るもの。
	 単に「アロハ」とも呼ぶ。
	 参照⇒むーむー(ムームー)
	◎日系移民が日本から持って来た着物を仕立て直して着たこと
	に始まる。
あろぱす
	【アロパス】
	◇[英]allopath
	○[医]逆症療法医。
	 参照⇒あろぱしー(アロパシー)
	◎ホメオパス(homeopath):同種療法医。
あろふぇん
	【アロフェン】
	◇[英]allophane
	○[鉱]粘土鉱物の一種。
	 主成分は二酸化珪素(ケイソ)・酸化アルミニウムの水和物(珪酸
	塩)。
	 火山灰などの風化によって生成される。
	 湖沼などに沈殿すると青味がかって見える。
[1]あろよ
	【アロヨ】
	◇arroyo
	○[地](主にアメリカ南西部の)峡谷(キョウコク)の小川、または涸
	(カ)れ谷。
	 参照⇒わでぃ(ワディ)
[2]あろよ
	【アロヨ】
	◇Gloria Macapagal Arroyo(グロリア・マカパガル・アロヨ)
	○[人]フィリピンの女性大統領(1947〜)。在位:2001. 1.19〜。
	夫はホセ・ミゲル(Jose Miguel)。
	 不正蓄財事件で失脚したエストラダ大統領の後を受けて副大
	統領から昇格。
あろる
	【アロル】
	◇Alor
	○(1)[地](Kepulauan Alor)⇒あろるしょとう(アロル諸島)
	○(2)[地](pulau Alor)⇒あろるとう(アロル島)
あろるしょとう《あろるしよたう》
	【アロル諸島】
	◇[インドネシア語]Kepulauan Alor、[英]Alor Islands
	○[地]インドネシア南部、小スンダ列島(Lesser Sunda Is-
	lands)東部にある群島。東部はバラトダヤ諸島(Kepulauan 
	Barat Daya)、西部はソロル諸島(Kepulauan Solor)に連なる。
	 アロル島(pulau Alor)・パンタル島(pulau Pantar)などから
	成る。
	 「アロール諸島」とも呼ぶ。
あろーるしょとう《あろーるしよたう》
	【アロール諸島】
	◇[インドネシア語]Kepulauan Alor、[英]Alor Islands
	○[地]⇒あろるしょとう(アロル諸島)
あろーるすたー
	【アロールスター】
	◇Alor Setar
	○マレーシア北西部、マレー半島にあるケダ州(negeri Kedah)
	の州都。
あろるとう《あろるたう》
	【アロル島】
	◇[インドネシア語]pulau Alor、[英]Alor Island
	○[地]インドネシア東部、アロル諸島(Kepulauan Alor)の主島。
	南東部をオンバイ海峡(Selat Ombai)を挟んでティモール島
	(pulau Timor)に面し、西部にはパンタル島(pulau Pantar)が
	ある。
	 東ヌサトゥンガラ州(Propinsi Nusa Tenggara Timur)アロル
	県(Kabupaten Alor)に属する。
	 「アロール島」とも呼ぶ。
あろーるとう《あろーるたう》
	【アロール島】
	◇[インドネシア語]pulau Alor
	○[地]⇒あろるとう(アロル島)
[1]あろん
	【アロン】
	◇Aaron
	○[宗][人]ユダヤ最初の祭司長。モーセ(Moses)の兄。
[2]あろん
	【アロン】
	◇Raymon Aron
	○[人]フランスの社会学者(1905〜1983)。
あーろん
	【アーロン】
	◇Henry Louis Aaron
	○[人]アメリカの野球選手(1934〜)。愛称はハンク・アーロン
	(Hank Aaron)。
	 1954〜1974(昭和29〜昭和49)アトランタ・ブレーブス(Atlan-
	ta Braves)の外野手。
	 1975〜1976(昭和50〜昭和51)ミルウォーキー・ブルワーズ
	(Milwaukee Brewers)の指名打者。
	 通算本塁打数755本。
	◎1999(平成11)ハンク・アーロン賞(Hank Aaron Award)、創設。
あろんじぇぶら
	【アロンジェブラ】
	◇[フ]allongez le bras
	○[運](フェンシングで)腕(bras)を伸ばし(allonger)、剣を突
	き出すこと。
	 参照⇒ふぁんでぶー(ファンデブー)
あろんそ
	【アロンソ】
	◇[西]Alonso
	○[人](スペイン語圏の)男性名。
あろんそきはーの
	【アロンソ・キハーノ】
	◇[西]Alonso Quijano、[英]Alonso Quixano
	○[文]セルバンテスの『ドン・キホーテ(Don Quijote)』に登
	場する田舎郷士ドン・キホーテの本名。
	 参照⇒どんきほーて(ドン・キホーテ)(1)
あろんど
	【アロンド】
	◇[フ]aronde
	○[鳥](フランス語で)ツバメ(燕)。
	 ⇒つばめ(ツバメ,燕)
★あわ《あは》
	【アワ】
	【粟】
	◇[学]Setaria italica
	○[植][農]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)エノコログサ属
	(Setaria)の一年生作物。
	 オオアワ(var.maxima)とコアワ(var.germanicum)がある。
	◎エノコログサ(狗尾草)(Setaria viridis)の栽培品種。
	 参照⇒えのころぐさ(エノコログサ,狗尾草,狗児草)
	◎英語:フォックステールミレット(foxtail millet)。
	 中国語:穀子(guzi)/谷子(guzi)/(脱穀後)小米(xiaomi)/
	(オオアワ)粱(liang)/(コアワ)粟(su)。
あわ《あは》
	【安房】
	◇[日]Awa
	○(1)[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一国。現在の千葉県の南
	部。
	 「ぼうしゅう(房州)」とも呼ぶ。
	○(2)⇒あわぐん(安房郡)
あわ《あは》
	【阿波】
	◇[日]Awa
	○(1)[歴]旧国名。南海道(ナンカイドウ)六ヶ国の一国。現在の徳島
	県。
	 「あしゅう(阿州)」とも呼ぶ。
	○(2)⇒あわぐん(阿波郡)
	○(3)⇒あわちょう(阿波町)
	◎「あば」とも読む。
	 参照⇒あばそん(阿波村)
★あわおどり《あはをどり》
	【阿波踊り】
	【阿波踊】
	○[楽]徳島県徳島市近辺の盆踊り。
	 東京でも高円寺や神楽坂で踊られる。
	 「踊る阿呆(アホウ)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々(ソンソン)」
	と歌われている。
	◎昭和中期にブームがあり、地元が伝統維持という名目で踊り
	方などを厳しくしたことにより、より気楽に踊れるよさこい踊
	りなどに人気が移って行った。
	 参照⇒よさこいぶし(よさこい節),よさこいそーらんまつり
	(YOSAKOIソーラン祭り)
あわがさきかいすいよくじょう《あはがさきかいすいよくぢやう》
	【粟ヶ崎海水浴場】
	○石川県金沢市郊外の日本海に面した海水浴場。
	◎木材商の平沢嘉太郎(カタロウ)が開発。
	 1924(大正13)粟ヶ崎遊園を併設。
あわがやま《あはがやま》
	【栗鹿山】
	◇[日]Awaga Yama
	○[地]兵庫県北部にある山。標高962メートル。
あわぐん《あはぐん》
	【安房郡】
	◇[日]Awa Gun
	○千葉県南部の郡。
	 鋸南町(キョナンマチ)・天津小湊町(アマツコミナトマチ)の町。
	◎2006. 3.20(平成18)富浦町(トミウラマチ)・富山町(トミヤママチ)・三芳
	村(ミヨシムラ)・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町(マルヤママチ)
	・和田町(ワダマチ)の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を
	発足。
	◎徳島県には阿波郡(アワグン)がある。
あわぐん《あはぐん》
	【阿波郡】
	◇[日]Awa Gun
	○徳島県北部の郡。
	 市場町(イチバチョウ)・阿波町(アワチョウ)の町。
	◎千葉県には安房郡(アワグン)がある。
	 岡山県苫田郡(トマタグン)には阿波村(アバソン)があった。
あわさ
	【アワサ】
	◇Awassa
	○エチオピア南西部、南部諸民族州(YeDebub Biheroch Bihere-
	seboch na Hizboch Kilil)北東部の州都。
あわじ《あはぢ》
	【淡路】
	◇[日]Awaji/Awadi
	○(1)[地]⇒あわじしま(淡路島)
	○(2)⇒あわじし(淡路市)
	○(3)[歴]旧国名。南海道六ヶ国の一国。現在の兵庫県の淡路島。
	 「たんしゅう(淡州)」とも呼ぶ。
	○(4)[交]⇒あわじえき(淡路駅)
あわじえき《あはぢえき》
	【淡路駅】
	○(1)[交]大阪府大阪市東淀川区東淡路にある阪急京都本線の
	駅。
	 上新庄(カミシンジョウ)駅と崇禅寺(ソウゼンジ)駅の間。
	○(2)[交]阪急千里線の駅。
	 下新庄(シモシンジョウ)駅と柴島(クニジマ)駅の間。
	◎東京地下鉄(東京メトロ)丸の内線には淡路町(アワジチョウ)駅が
	ある。
あわじし《あはぢし》
	【淡路市】
	◇[日]Awaji Shi/Awadi Shi
	○兵庫県の淡路島北部の市。
	 2005. 4. 1(平成17)津名郡(ツナグン)の津名町(ツナチョウ)・淡路町
	(アワジチョウ)・北淡町(ホクダンチョウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)・東浦町(ヒガ
	シウラチョウ)の5町が合併して発足。
★あわじしま《あはぢしま》
	【淡路島】
	◇[日]Awaji Shima/Awadi Shima
	○[地]兵庫県南部、瀬戸内海東部にある同海最大の島。
	 淡路市・洲本市(スモトシ)・南あわじ市に属する。
	〈面積〉
	 1961(昭和36)593平方キロメートル。
あわじちょう《あはじちやう》
	【淡路町】
	◇[日]Awaji Cho
	○(1)[交]⇒あわじちょうえき(淡路町駅)
	○(2)[古]兵庫県の淡路島北部・中部の津名郡(ツナグン)北部の大
	阪湾側にあった町。
	◎2005. 4. 1(平成17)津名町(ツナチョウ)・淡路町・北淡町(ホクダンチョ
	ウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)・東浦町(ヒガシウラチョウ)の5町が合併して
	淡路市を発足。
あわじちょうえき《あはぢちやうえき》
	【淡路町駅】
	○[交]東京都千代田区神田須田町(カンダスダチョウ)にある東京地下
	鉄(東京メトロ)丸の内線の駅。
	 御茶ノ水(オチャノミズ)駅と大手町(オオテマチ)駅の間。
	◎阪急京都本線・阪急千里線には淡路駅がある。
	 神田須田町の西隣に神田淡路町カンダアワジチョウ)があり、北側は
	神田川の万世橋を渡ると秋葉原電気街。
あわしま《あはしま》
	【粟島】
	◇[日]Awa Shima
	○(1)[地]新潟県東北端、日本海上の孤島。
	 北東から南西の細長い小島で、周囲は約20キロメートル。
	 全島、岩船郡(イワフネグン)粟島浦村(アワシマウラムラ)に属する。
	〈面積〉
	 9.11平方キロメートル。
	◎小柴(コシバ)山:266メートル。
	 逢坂(オウサカ)山:235メートル。
	○(2)[地]香川県西部、瀬戸内海の塩飽諸島(シワクショトウ)西端の一島。
	丸亀市の西約12キロメートルの沖合。
	 北東部に紫谷山(シッキャヤマ)(145メートル)がある。
	 三豊市(ミトヨシ)に属する。
	 「讃岐粟島(サヌキアワシマ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しわくしょとう(塩飽諸島),たくまちょう(詫間町)
	〈面積〉
	 3.68平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)415人。
	◎旧住所は三豊郡(ミトヨグン)詫間町(タクマチョウ)。
	◎城山:222メートル。
	 紫谷山(シッキャヤマ):145メートル。
	○(3)[地]鳥取県西部、米子市(ヨナゴシ)北部の丘。標高25メート
	ル。
あわしまうらむら《あはしまうらむら》
	【粟島浦村】
	◇[日]Awashimaura Mura
	○新潟県東北端、岩船郡(イワフネグン)の村。日本海の粟島(アワシマ)
	全島を占める。
	 参照⇒あわしま(粟島)(1)
	〈面積〉
	 9.86平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)449人。
★あわしまじんじゃ《あはしまじんじや》
	【淡嶋神社】
	◇[日]Awashima Jinja
	○和歌山県和歌山市北西端の加太海岸(カダカイガン)にある神社。
	 流し雛で知られ、全国各地に分社があり、各地の流し雛が流
	れ着くという。
	 「加太神社」とも呼ぶ。
あわじむすび《あはぢむすび》
	【淡路結び】
	○⇒あわびむすび(鮑結び)
あわしゅがわ《あわしゆがは》
	【アワシュ川】
	◇Awash Wenz、[英]Awash River
	○[地]エチオピア北東部の川。同国中央部のエチオピア高原
	(Ethiopian Plateau)に発して南東流し、ガマレ湖(Gemeri 
	Hayk)を経てジブチ国境のアベ湖(Abhe Bid Hayk)に注(ソソ)ぐ。
	全長約805キロメートル。
	 「アワッシュ川」とも呼ぶ。
	 旧称は「ハワッシュ川([英]Hawash River)」。
あわせ《あはせ》
	【袷】
	○[服]裏をつけた着物。
	◎裏をつけない着物は単(ヒトエ)と呼ぶ。
あわせど《あはせど》
	【合せ砥】
	【合わせ砥】
	◇[日]awasedo
	○(1)刀剣・剃刀(カミソリ)など特に鋭利な刃物の仕上げに砥(ト)ぐ、
	質の緻密(チミツ)な砥石(トイシ)。
	 色は黄白色の硬い粘板岩が用いられる。
	 参照⇒といし(砥石),なぐらど(名倉砥),しあげと(仕上げ砥)
	○(2)砥石の表面を平滑にしたり、脂(アブラ)を取ったりするた
	めに用いる粘板岩の小片。
	 参照⇒といし(砥石)
★あわたぐち《あはたぐち》
	【粟田口】
	◇[日]Awataguchi/Awata Guchi
	○京都府京都市東山区の地名。
	 参照⇒きょうとななくち(京都七口)
	◎東海道の京都への入口。
	〈粟田口解剖場〉
	 1872(明治 5)舎密局の申請により人体解剖場を設置。
	 1873. 2.(明治 6)4刑死体を解剖、数百名の医師が参観。
	 1874(明治 7)京都療病院内に仮解剖所が設置され、まもなく
	廃止。
	 参照⇒せいみきょく(舎密局)(2)
あわたごぐちしょ《あはたぐちごしよ》
	【粟田口御所】
	○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
	 ⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたごしょ《あはたごしよ》
	【粟田御所】
	○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
	 ⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたのみや《あはたのみや》
	【粟田宮】
	○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
	 ⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたりゅう《あはたりう》
	【粟田流】
	○⇒しょうれんいんりゅう(青蓮院流)
あわちょう《あはちやう》
	【阿波町】
	◇[日]Awa Cho
	○徳島県北部、阿波郡(アワグン)の町。
	◎岡山県苫田郡(トマタグン)には阿波村(アバソン)がある。
あわっしゅがわ《あわつしゆがは》
	【アワッシュ川】
	◇Awash Wenz、[英]Awash River
	○[地]⇒あわしゅがわ(アワシュ川)
あわのまち《あはのまち》
	【粟野町】
	◇[日]Awano Machi
	○[古]栃木県中南西、上都賀郡(カミツガグン)の町。
	◎2006. 1. 1(平成18)鹿沼市(カヌマシ)に編入。
★あわばこ
	【泡箱】
	◇[英]bubble chamber
	○[物]高速荷電粒子の飛跡を検出する装置。
	 参照⇒きりばこ(霧箱,霧函),しんちれーしょん(シンチレー
	ション)(4)
	◎アメリカの物理学者グレーザー(Donald Arthur Glaser)が発
	明。
あわばな《あはばな》
	【アワバナ】
	【粟花】
	○[植]⇒おみなえし(オミナエシ,女郎花)
あわはん《あははん》
	【阿波藩】
	◇[日]Awa Han
	○[歴]⇒とくしまはん(徳島藩)
あわび《あはび》
	【アワビ】
	【鮑】
	【鰒】
	◇[英]abalone
	○[貝]腹足類原始腹足網(Gastropoda)古腹足上目(古腹足目)
	(Vetigastropoda)ミミガイ科(Haliotidae)アワビ類の巻貝の総
	称。
	 本州以南の磯に住む。殻が耳または二枚貝の片側のように見
	える。
	 殻の背面に出水孔が4〜5個並び、ここから糞や卵・精子が
	放出される。
	◎磯の鮑の片思い
あわびむすび《あはびむすび》
	【鮑結び】
	○(1)紐(ヒモ)の結び方の一つ。
	 中央に一つ、左右に一つづつ、計三つのわな(輪奈)を作る結
	び。
	 組み紐(ヒモ)・水引(ミズヒキ)などの飾り結びとして広く用いる。
	 「淡路(アワジ)結び」とも呼ぶ。
	 参照⇒きっこうむすび(亀甲結び)
	○(2)女の髪の結い方の一つ。
	 (1)の形に結うもの。
	 「淡路結び」とも呼ぶ。
★あわまる《あはまる》
	【阿波丸】
	○[歴]第二次世界大戦末期、連合国軍捕虜のための医療品など
	を運んだ輸送船。
	 1945. 4. 1(昭和20)白い船体に緑十字を明示して台湾海峡を
	航行中、アメリカの潜水艦に撃沈される。官民2,045人のうち
	生存1名。
	 1949. 4. 6(昭和24)国会両院、阿波丸雷撃沈没事件の賠償請
	求権放棄を議決。 4.14、日米協定締結。
	◎タイタニック号以上の犠牲者が出ている。
	 行方不明の北京原人の頭骨を積まれていたと、中国の研究者
	は考えている。
あわみれんめい
	【アワミ連盟】
	◇[英]Awami League
	○バングラデシュの政党。
	 略称は「AL」。
あわもく
	【泡目】
	【泡木】
	【泡杢】
	○[建]水中を浮き上がる泡、または湧(ワ)き上がる積乱雲のよ
	うな輪郭をした模様の木目。
	 「ブリスター杢(blistered figure)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もくめ(木目,杢目)
あわもち《あはもち》
	【粟餅】
	○[食]モチアワ(糯粟)を蒸して搗(ツ)いたモチ。
	◎軟体動物:参照⇒いそあわもち(イソアワモチ,磯粟餅)
★あわゆき
	【泡雪】
	【沫雪】
	○()
	○()[食]泡雪羹(アワユキカン)の略称。
	 ⇒あわゆきかん(泡雪羹)
★あわゆき《あはやき》
	【淡雪】
	○()
	○()[食]泡雪羹(アワユキカン)の略称。
	 ⇒あわゆきかん(泡雪羹)
あわゆきかん
	【泡雪羹】
	○[食]和菓子の一種。泡立てた卵白に寒天(カンテン)と砂糖をまぜ、
	香料を加えて固めた羊羹(ヨウカン)。
	 「淡雪羹」とも書き、単に「あわゆき(泡雪,淡雪)」とも呼ぶ。
	◎洋菓子:参照⇒ましゅまろ(マシュマロ)(2)
あわゆきかん《あはゆきかん》
	【淡雪羹】
	○[食]⇒あわゆきかん(泡雪羹)
あわゆきどうふ
	【泡雪豆腐】
	○(1)[食]⇒きぬごしどうふ(絹漉し豆腐,絹ごし豆腐)
	○(2)[料]豆腐料理の一つ。
	 鹹目(カラメ)に煮た絹漉し豆腐に摺薯(スリイモ)をかけたもの。
	 享保年間(1717〜1736)、江戸の両国橋東詰めの料理屋「日野
	屋」が供し、芝居や相撲の客で繁昌した。
	 参照⇒ささのゆき(笹の雪)(2)
あわらおんせんえき《あはらをんせんえき》
	【芦原温泉駅】
	○[交]福井県あわら市春宮(ハルミヤ)にある、JR北陸本線の駅。
	 丸岡(マルオカ)駅(坂井市)と細呂木(ホソロギ)駅の間。
	◎旧住所は坂井郡(サカイグン)金津町(カナヅチョウ)春宮で、芦原町(アワ
	ラチョウ)ではない。
あわらし《あはらし》
	【あわら市】
	◇[日]Awara Shi
	○福井県北端の市。南部・西部を坂井市に接し、東部を石川県
	に隣接し、北部を日本海に面する。
	◎2004. 3. 1(平成16)坂井郡(サカイグン)の芦原町(アワラチョウ)と金津
	町(カナヅチョウ)が合併して「あわら市」を発足。
あわらちょう《あはらちやう》
	【芦原町】
	◇[日]Awara Cho
	○[古]福井県北端、坂井郡(サカイグン)の町。東部を金津町(カナヅチョ
	ウ)に接し、北部を日本海に面する。
	 芦原温泉がある。
	〈面積〉
	 37.91平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)1万4,570人。
	◎1889(明治22)11ヶ村が合併して芦原村を発足。
	 1935(昭和10)町制施行。
	 1955(昭和30)北潟(キタガタ)村・本荘(ホンジョウ)村を編入。
	 2004. 3. 1(平成16)金津町と合併して「あわら市」を発足。
----------------------------------------------------------------