PDD図書館管理番号 0001.0005.6000.23
百 科 辞 書 《あれ》 編集:獨 澄旻
-------- あれ --------------------------------------------------
あれ
【あれ】
○(1)意外に思ったときに発する言葉。
女性は「あら」という方が多い。
○(2)不審に思ったときに発する言葉。
抑揚が尻上りになる。
女性は「あら」という方が多い。
[1]あれ
【アレ】
◇[フ]allez
○[運]フェンシングで、審判の「始め」の指示。
参照⇒あんがるど(アンガルド)
[2]あれ
【アレ】
◇[独]alle、[英]all
○[形](ドイツ語で)全て・みんな。
あれ
【我】
【吾】
○[古]われ。わたし。わたくし。一人称の代名詞。
◎吾かにも非(アラ)ず
あれー
【アレー】
◇[英]array
○⇒あれい(アレイ)
あれい
【アレイ】
◇[英]array
○(1)[軍]整列。戦闘配置・戦闘隊形。
「アレー」とも呼ぶ。
○(2)[計]ある順序でデータを配列すること。
「アレー」とも呼ぶ。
◎アレイ構造
○(3)[計]ある順序で配列されたデータ。
「アレー」とも呼ぶ。
あれい
【亜鈴】
【唖鈴】
◇[英]dumbbell
○[運]⇒だんべる(ダンベル)
あれいぷろせっさー
【アレイプロセッサー】
◇[英]array processor
○[計]多数の演算装置を配列・接続したプロセッサー。
値は異なるがほぼ同様の演算を行う大量のデータを並列的に
処理する。
「アレープロセッサー」とも呼ぶ。
あれヴぁ
【アレヴァ】
◇AREVA
○[原]⇒あれば(アレバ)
あれかし
【あれかし】
【在れかし】
【有れかし】
○是非(ゼヒ)ともあっほしいものだ。
◎動詞「在る(文語:在り)」の命令形「あれ」に詠嘆の助詞「か」と
強めの助詞「し」がついたもの。
◎幸(サチ)あれかし
あれがにー
【アレガニー】
◇Alleghany
○(1)[地](Alleghany Mountains)⇒あれがにーさんみゃく(ア
レガニー山脈)
○(2)(Alleghany County)⇒あれがにーぐん(アレガニー郡)
あれがにーぐん
【アレガニー郡】
◇[英]Alleghany County
○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)西部の郡。西部をウェストバージニア州(West Virgin-
ia State)に隣接。
郡都はコビングトン(Covington)。
◎ペンシルバニア州(Pennsylvania Commonwealth)にはアレゲ
ニー郡(Allegheny County)がある。
あれがにーさんみゃく
【アレガニー山脈】
◇[英]Alleghany Mountains
○[地]アレゲニー山脈(Alleghany Mountains)の別称。
⇒あれげにーさんみゃく(アレゲニー山脈)
あれかにもあらず
【吾かにも非ず】
○自分か他人か分からなくなるほど茫然(ボウゼン)とする。夢を
見ているような心持をいう。
◎「あれか人かにもあらず」の略。
あれかやし
【アレカヤシ】
【アレカ椰子】
○[植]ビンロウジュ(檳榔樹)の別称。
⇒びんろうじゅ(ビンロウジュ,檳榔樹)
★[1]あれきさんだー
【アレキサンダー】
◇[英]alexander
○(1)[食]カクテルの一種。
○(2)[植](alexanders)⇒あれきさんだーず(アレキサンダーズ)
○(3)[]
[2]あれきさんだー
【アレキサンダー】
◇[英]Alexander、[独]Alexander
○(1)[人]男性名。
◎アレクサンダー・フォン・フンボルト(Alexander von Hum-
boldt):⇒[3]ふんぼると(フンボルト)
○(2)[人]姓・苗字(family name)。
○(3)(Alexander County)⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダ
ー郡)
あれきさんだー
【アレキサンダー】
【歴山】
◇[英]Alexander
○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
あれきさんだーぐん
【アレキサンダー郡】
◇[英]Alexander County
○アメリカ合衆国中東部、イリノイ州(Illinois State)南西端
の郡。西部をミズーリ州に隣接。
郡都はカイロ(Cairo)。
「アレグザンダー郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)1万2,237人。
1990(平成 2)1万0,626人。
2000(平成12) 9,590人。
あれきさんだーず
【アレキサンダーズ】
◇[英]alexanders、[学]Smyrnium olusatrum
○(1)[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)スミルニウム属
(Smyrnium)のハーブ。南ヨーロッパ原産。
黄緑色の花を着ける。
「アレキサンダー」とも呼ぶ。
◎ゴールデンアレキサンダーズ(golden alexanders)([学]
Zizia aurea)は北アメリカ原産でセリ科ジジア属。
あれきさんだーそん
【アレキサンダーソン】
◇Ernst Frederick Werner Alexanderson
○[人]⇒あれくさんだーそん(アレクサンダーソン)
あれきさんだーだいおう《あれきさんだーだいわう》
【アレキサンダー大王】
◇[英]Alexander the Great
○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
あれきさんだーれっとう《あれきさんだーれつたう》
【アレキサンダー列島】
◇[英]Alexander Archipelago
○[地]北アメリカ大陸北西部、アラスカ湾(Gulf of Alaska)東
岸沖に連なる列島。
◎ベーカー島(Baker Island):⇒べーかーとう(ベーカー島)(2)
あれきさんどらいと
【アレキサンドライト】
◇[英]alexandrite
○[鉱]金緑石(キンリョクセキ)の一種。
太陽光下では濃緑色で、ロウソクや電灯の光では赤紫色に見
える宝石。
「アレクサンドライト」,「アレキサンドル石」とも呼ぶ。
◎六月の誕生石。
あれきさんどりあ
【アレキサンドリア】
◇Alexandria
○⇒あれくさんどりあ(アレクサンドリア)
あれきさんどりうむたまれんせ
【アレキサンドリウム・タマレンセ】
◇Alexandrium tamarense
○[生]二枚貝を毒化するプランクトン有毒鞭毛藻の一種。
あれきさんどるいし
【アレキサンドル石】
◇[英]alexandrite stone
○[鉱]⇒あれきさんどらいと(アレキサンドライト)
あれきしあ
【アレキシア】
◇[英]alexia
○[病]失読症。
⇒しつどくしょう(失読症)
あれぐざんだー
【アレグザンダー】
◇[英]Alexander
○(1)[人]マケドニアの王アレクサンドロス大王(Alexander
the Great)の英語名。
⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
○(2)[人]英語圏の男性名。
愛称は「アレック(Alec,Alek)」,「アレックス(Alex)」。
◎女性名はアレグザンドラ(Alexandra)。
○(3)(Alexander County)⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダ
ー郡)
あれぐざんだーぐん
【アレグザンダー郡】
◇[英]Alexander County
○⇒あれきさんだーぐん(アレキサンダー郡)
あれくさんだーそん
【アレクサンダーソン】
◇Ernst Frederick Werner Alexanderson
○[人]アメリカの電気技師・発明家(1878〜1975)。スウェーデ
ン生れ。
「アレキサンダーソン」とも呼ぶ。
◎英語読みは「アレグザンダースン」。
あれぐざんどら
【アレグザンドラ】
◇[英]Alexandra
○[人]英語圏の女性名。
愛称は「サンドラ(Sandra)」。
◎男性名はアレグザンドダー(Alexander)。
あれくさんどらいと
【アレクサンドライト】
◇alexandrite
○[鉱]⇒あれきさんどらいと(アレキサンドライト)
あれくさんどりあ
【アレクサンドリア】
◇Alexandria
○(1)エジプトアラブ共和国北部、ナイル川河口デルタの北西
端にある港湾都市。
地中海に臨む。
「アレキサンドリア」,「イスカンダリア(Al Iskandariyah)」と
も呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)232万人。
1986(昭和61)289万3,000人。
1990(平成 2)317万人。
◎BC. 332年、アレクサンダー大王が建設。
○(2)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)北東部の都市。ワシントン市の南方。ポトマック川の
河川港。
北緯38.82°、西経77.09°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)11万1,200人。
2000(平成12)12万8,300人。
2002(平成14)13万2,300人。
あれくさんどりああらこしあむ
【アレクサンドリア・アラコシア】
◇[英]Alexandria in Arachosia
○[歴]⇒かんだはる(カンダハル)
あれくさんどりあとしょかん《あれくさんどりあとしよくわん》
【アレクサンドリア図書館】
◇[英]the Alexandrian Library
○(1)[歴]紀元前3世紀初め(BC. 295ころ)、プトレマイオス一
世(Ptolemaios I)が市民のためにアレクサンドリアに創設した
図書館。その子プトレマイオス二世(Ptolemaios II)が大幅に
拡充し、代々の王が私財を投じてギリシア語文書など50〜70万
巻を収集・所蔵した古代最大の図書館。
当時の知識人の研究拠点として、ヘレニズムの学問研究に大
きな貢献をする。
BC. 48年、プトレマイオス朝の内戦で、クレオパトラ側の
カエサル(シーザー)がローマ側のポンペイウスの艦隊に放った
火から図書館も焼失。
「アレクサンドリア文庫」とも呼ぶ。
○(2)エジプト北部、アレクサンドリア市中心部にある図書館
ビブリオテカ・アレクサンドリーナ(Bibliotheca Alexandrina)。
11階建て、総床面積8万5,000平方メートル、収蔵能力は500
万冊。
◎UNESCO主導で、15年の歳月と2億5,000万ドル(約300億
円)をかけて完成。
2002.10. 8(平成14)落成式。蔵書23万冊。
あれくさんどりあのえうくれいです
【アレクサンドリアのエウクレイデス】
◇[英]Euclid of Alexandria
○[人]⇒[2]えうくれいです(エウクレイデス)
あれくさんどりあのかたりな
【アレクサンドリアのカタリナ】
◇Catharina de Alexandria
○[人]⇒[1]かたりな(カタリナ)
あれくさんどりあのくれめんす
【アレクサンドリアのクレメンス】
◇[羅]Clemens Alexandrinus、[英]Clement of Alexandria
○[人]⇒くれめんす(クレメンス)(2)
あれくさんどりあぶんこ
【アレクサンドリア文庫】
◇[英]the Alexandrian Library
○[歴]⇒あれくさんどりあとしょかん(アレクサンドリア図書
館)(1)
あれくさんどる
【アレクサンドル】
◇Aleksandr
○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝の名。
一世:⇒あれくさんどるいっせい(アレクサンドル一世,アレ
クサンドル1世)
二世:⇒あれくさんどるにせい(アレクサンドル二世,アレク
サンドル2世)
三世:⇒あれくさんどるさんせい(アレクサンドル三世,アレ
クサンドル3世)
★あれくさんどるいっせい
【アレクサンドル一世】
【アレクサンドル1世】
◇Aleksandr I
○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1777〜1825)。在位1801〜
1825。
レザノフ(Nikolay Petrovich Rezanov)を訪日全権大使とし
て派遣。
★あれくさんどるさんせい
【アレクサンドル三世】
【アレクサンドル3世】
◇Aleksandr III
○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1845〜1894)。在位1881〜
1894。
★あれくさんどるにせい
【アレクサンドル二世】
【アレクサンドル2世】
◇Aleksandr II
○[人]ロシアのロマノフ朝の皇帝(1818〜1881)。在位1855〜
1881。
あれくさんどるぽり
【アレクサンドルポリ】
◇[希]Alexandroupoli
○ギリシア北東部、トラキア地方東部のエブロス県(Nomos Ev-
rou)南部にある県都。エーゲ海に面する。
旧称・英語名で「アレクサンドルポリス(Alexandroupolis)」
とも呼ぶ。
◎ギリシア文字では"Αλεξανδρουπολη"。
あれくさんどるぽりす
【アレクサンドルポリス】
◇[希]Alexandroupolis、[英]Alexandroupolis
○⇒あれくさんどるぽり(アレクサンドルポリ)
◎ギリシア文字では"Αλεξανδρουπολησ"。
あれくさんどれった
【アレクサンドレッタ】
◇Alexandretta
○[古]⇒いすけんでるん(イスケンデルン)
あれくさんどろす
【アレクサンドロス】
◇[希]Alexandros
○[人]⇒あれくさんどろすだいおう(アレクサンドロス大王)
★あれくさんどろすだいおう《あれくさんどろすだいわう》
【アレクサンドロス大王】
◇[英]Alexandros the Great
○[人]マケドニアの大王(BC. 356〜BC. 323)。
BC. 327年、西インドに侵入し、翌年撤退する。
バビロンに凱旋し、熱病で客死。
「アレクサンドロス(Alexandros)」,「アレキサンダー大王([英]
Alexander the Great)」,「アレキサンダー(歴山)」とも呼ぶ。
参照⇒かいばるとうげ(カイバル峠),ごるでぃあすのむすび
め(ゴルディアスの結び目)
あれくさんどろふすきー
【アレクサンドロフスキー】
◇Aleksandrovsky
○[古]⇒のぼしびるすく(ノボシビルスク)(1)
あれくさんどろふすく
【アレクサンドロフスク】
○[古]⇒ざぽろーじえ(ザポロージェ)
あれくしあ
【アレクシア】
◇[英]alexia
○[病]失読症。
⇒しつどくしょう(失読症)
★あれくせーえふ
【アレクセーエフ】
◇Evgenii Ivanovich Alekseev(エフゲニ・イワノビチ・アレ
クセーエフ)
○[人]ロシアの提督(1843〜1918)。
あれくと
【アレクト】
◇Alecto
○[ギ神]復讐(フクシュウ)の三女神エリニュエス(Erinyes)の一神。
怒りの復讐神。
参照⇒えりにゅえす(エリニュエス)
あれげにー
【アレゲニー】
◇Allegheny
○(1)[地](Allegheny Mountains)⇒あれげにーさんみゃく(ア
レゲニー山脈)
○(2)(Allegheny County)⇒あれげにーぐん(アレゲニー郡)
あれげにーぐん
【アレゲニー郡】
◇[英]Allegheny County
○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
Commonwealth)南西部の郡。
郡都はピッツバーグ(Pittsburgh)。
〈人口〉
1980(昭和55)144万7,541人。
1990(平成 2)133万6,449人。
2000(平成12)128万1,666人。
2005(平成17)123万5,841人。
◎バージニア州(Virginia Commonwealth)にはアレガニー郡
(Alleghany County)がある。
あれげにーさんみゃく
【アレゲニー山脈】
◇[英]Allegheny Mountains
○[地]アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylva-
nia Commonwealth)中央部からバージニア州(Virginia Common-
wealth)西部にかけて、南西から北西に連なる山脈。全長約805
キロメートル。
アパラチア山脈(Appalachian Mountains)の西側を並走する
支脈。
北東部はシェナンドー山脈(Shenandoah Mountains)に連なる。
「アレガニー山脈(Alleghany Mountains)」とも呼ぶ。
参照⇒しぇなんどーさんみゃく(シェナンドー山脈)
◎アパラチア山脈の東側は、ペンシルバニア州では支脈タスカ
ローラ山脈(Tuscarora Mountains)、バージニア州では支脈ブ
ルーリッジ山脈(Blue Ridge Mountains)が並走している。
あれごりー
【アレゴリー】
◇[英]allegory
○(1)比喩(ヒユ)・寓話(グウワ)。
○(2)[言]修辞法の諷喩(フウユ)・寓喩(グウユ)。
あれしぼ
【アレシボ】
◇Arecibo
○西インド諸島中部、プエルトリコ北西部の港湾都市。
電波天文台がある。
〈人口〉
1990(平成 2)9万3,385人。
あれす
【アレス】
◇[希]Ares
○(1)[ギ神]軍神、嵐と雷雨の神。ゼウス(Zeus)とヘラ(Hera)
との子。フォボス(Phobos)の父。オリンポス十二神の一神。
粗暴で思慮に欠け、流血の戦いを好む。
ローマ神話のマルス(Mars)に当たる。
○(2)[宇]アメリカの打ち上げロケット。
アレス1:第1段は固体燃料、第2段は液体燃料。
◎2009.10.29(平成21)試験機アレス1−X(全長約100メートル)、
第2段ロケットと有人カプセル型宇宙船オリオン(Orion)の模
型を搭載して打ち上げ。
あれすたー
【アレスター】
◇[英]arrestor/arrester
○(1)逮捕する人。
○(2)防止装置・制御装置。
○(3)[電]避雷装置。
○(4)[軍][空](arrestor hook)⇒あれすたーふっく(アレスタ
ーフック,アレスター・フック)
あれすたーけーぶる
【アレスターケーブル】
【アレスター・ケーブル】
◇[英]arrestor cable
○[軍][空](空母甲板上などの)制動索・拘束索。
艦上機のアレスターフック(arrester hook)を引っ掛けて、
短い距離で減速・停止させる着艦支援装置。
「アレスターワイヤー(arrestor wire)」,「アレスティングワ
イヤー(arresting wire)」とも呼ぶ。
参照⇒かたぱると(カタパルト)(2)
あれすたーふっく
【アレスターフック】
【アレスター・フック】
◇[英]arrestor hook
○[軍][空]艦上機の着艦フック。
単に「アレスター」とも呼ぶ。
あれすたーわいやー
【アレスターワイヤー】
【アレスター・ワイヤー】
◇[英]arrestor wire
○[軍][空]⇒あれすたーけーぶる(アレスターケーブル,アレス
ター・ケーブル)
あれすてぃんぐわいやー
【アレスティングワイヤー】
【アレスティング・ワイヤー】
◇[英]arresting wire
○[軍][空]⇒あれすたーけーぶる(アレスターケーブル,アレス
ター・ケーブル)
あれすと
【アレスト】
◇[英]arrest
○(1)[他動]逮捕する・検挙する。
○(2)[他動]引き止める・阻止(ソシ)する。
○(3)[他動](人の目・注意・興味などを)引く。
○(4)逮捕・検挙。
○(5)停止・阻止・抑制。
あれちうり
【アレチウリ】
【荒地瓜】
◇[学]Sicyos anguiatus
○[植]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)アレチウ
リ属(Sicyos)の一年草。北アメリカ原産。
数メートルに成長する雑草。茎や果実に鋭いトゲがある。
ツル(蔓)で他の草や木などに絡み付き、覆い隠したり重さで
倒したりして枯らす。
世界各地に帰化。日本には第二次世界大戦後に帰化し、現在
は特定外来生物のため一般の栽培は禁止。
◎2006. 2.(平成18)環境省、外来生物法の特定外来生物に指定。
あれちのぎく
【アレチノギク】
【荒地野菊】
◇[学]Erigeron bonariensis Linn./Conyza bonariensis
Cronq.
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)イズハハコ属
(Conyza)の越年草。南アメリカ原産。
秋に芽生え、ロゼットで越冬して春から初夏に開花する。
日本には明治中ころに渡来した帰化植物で、日本各地の路傍
に自生している普通の雑草。
あれっく
【アレック】
◇[英]Alec/Alek
○[人]英語圏の男性名アレグザンダー(Alexander)の愛称。
参照⇒あれぐざんだー(アレグザンダー)(2)
[1]あれっくす
【アレックス】
◇[英]Alex
○(1)[人]英語圏の男性名。
○(2)[人]英語圏の男性名アレグザンダー(Alexander)の愛称。
参照⇒あれぐざんだー(アレグザンダー)(2)
[2]あれっくす
【アレックス】
◇[登録商標]ALLEX
○[交]トヨタ自動車(株)社製のコンパクトセダン(ハッチバッ
クモデル)。
◎カローラランクス(CAROLLA RUNX)の兄弟車。
あれっちひょうが
【アレッチ氷河】
◇[独]Aletschgletscher、[英]Aletsch Glacier
○[地]スイス・アルプスのユングフラウなどから南方に流れ下
るヨーロッパ最大の氷河。
全長約24キロメートル、最大の厚さ約700メートル。
温暖化の影響で約20キロメートルくらいに後退している。
◎2001.12.(平成13)ユングフラウ・アレッチ・ビエッチホルン
(Jungfrau-Aletsch-Bietschhorn)地域、世界自然遺産に登録。
あれっぽ
【アレッポ】
◇Aleppo
○西アジア、シリア・アラブ共和国北部のハラブ州(Muhafazat
Halab)の州都。
商工業都市。鉄道の分岐点。絹・綿織物取引や繊維工業が盛
んで、綿花の大集散地。
アラビア語名は「ハラブ(Halab)」。
〈人口〉
1977(昭和52) 84万人。
1988(昭和63)126万1,000人。
1993(平成 5)149万4,000人。
◎古来からの東西貿易・交通上の要地。
638年イスラム教徒の支配に入り、今もモスクが多く建ち、
有名なオリエント風の大市場がある。
あれば
【アレバ】
◇AREVA
○[原]フランスの国営原子力発電関連企業。
本社はパリ。
「アレヴァ」とも呼ぶ。
参照⇒いーぴーあーる(EPR)
あれふ
【アレフ】
◇[英]aleph
○(1)ヘブライ文字(ヘブライ語のアルファベット)の最初の文
字。
「最上の」,「1番目の」などの意味もある。
◎ギリシア文字:⇒あるふぁ(アルファ,Α,α)
○(2)[数]無限集合の濃度を表わす記号。
○(3)[社](Aleph)オウム真理教の新しい教団の名前。
代表は野田成人。
報道関係では実態が変わらないとして使用されない。
参照⇒おうむしんりきょう(オウム真理教)
◎オウム真理教としては、1994(平成 6)仏教やヨガの指導を目
的に設立した関連会社の名前としてすでに使用していた。
2000. 1.(平成12)オウム真理教、宗教団体アレフに改称。代
表は上祐史浩(ジョウユウ・フミヒロ)(1962.12.17〜)。
2003. 2.(平成15)宗教団体アーレフに改称。
2007. 3. 4(平成19)中間派の野田成人、代表に就任。
2007. 3. 5(平成19)上祐史浩派、公安調査庁に教団からの脱
会と新団体設立の構想を報告。
2008. 5.(平成20)再びアレフに改称していたことが判明。
あーれふ
【アーレフ】
◇Aleph
○[古][社]⇒あれふ(アレフ)(3)
あれふれくしあ
【アレフレクシア】
◇[英]areflexia
○[病]反射消失・反射消失症。
あれーぷろせっさー
【アレープロセッサー】
◇[英]array processor
○[計]⇒あれいぷろせっさー(アレイプロセッサー)
あれもりか
【アレモリカ】
◇[ケルト語]Aremorica
○[古]⇒あるもりか(アルモリカ)
あれる
【アレル】
◇[英]allele(アリール)
○[生]対立形質・対立遺伝子。
「アレルモーフ(allelomorph)」の省略形。
★あれるぎー
【アレルギー】
◇[独]Allergie、[英]allergy(アラジー)
○(1)[医]生体がある物質に過敏に反応すること。
ある物質の摂取・接触によって抗体が生体内に作られ、同じ
物質(アレルゲン)の再摂取・再接触により抗原抗体反応が起こ
る状態。
⇔あねるぎー(アネルギー)
参照⇒あれるげん(アレルゲン),あなふぃらきしー(アナフィ
ラキシー),かんさ(感作),せいぎょせいてぃーさいぼう(制御性
T細胞),ひまんさいぼう(肥満細胞)
◎1906(明治39)オーストリアの小児科医ピルケー(Clemens Pe-
ter von Pirquet)(1874〜1929)が、ギリシア語の「変化した
(allos)作用(ergon)」から提唱した言葉。
◎運動誘発性アレルギー:⇒うんどうゆうはつせいあなふぃら
きしー(運動誘発性アナフィラキシー)
○(2)[心](転じて)ある物事や人物に対する精神的な拒絶反応。
◎ギリシア語の「ほかの(allos)活気(ergon)」からの造語。
あれるげん
【アレルゲン】
◇[独]Allergen、[英]allergen(アラジン)
○[医]アレルギー反応を起こす抗原物質。
吸入性:花粉・ダニ・ちり(ハウスダスト)・動物の毛など。
食物性:魚肉・鶏卵・牛乳・大豆・小麦・ソバ(蕎)・ラッカ
セイ(落花生)など。
接触性:金属(ニッケル・クロムなど)・ゴムなど。
その他:日光など。
参照⇒あれるぎー(アレルギー)(1)
〈5大アレルギー成分〉
小麦・ソバ・鶏卵・乳製品・ラッカセイ。
参照⇒ぐるてん(グルテン),ひすたみん(ヒスタミン),おぼむ
こいど(オボムコイド)
◎小麦の代用穀物:参照⇒あまらんさす(アマランサス)(1)
あれるもーふ
【アレルモーフ】
◇[英]allelomorph
○[生]⇒あれる(アレル)
あれろぱしー
【アレロパシー】
◇[英]allelopathy
○[植]ある植物の生育で生産・排出される物質が、同種または
異種の植物や微生物・昆虫・小動物などに、有害または有利に
作用する現象。
タバコのニコチン、除虫菊のピレトリンなどの防虫作用、ベッ
チのシナアミドの雑草抑制効果など。
「他感作用」,「遠隔作用」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の"allelo-(相互の)"+"-pathy(感情)"から。
[1]あれん
【アレン】
◇Allen
○(1)人名(姓)。
○(2)(Allen County)⇒あれんぐん(アレン郡)
[2]あれん
【アレン】
◇Woody Allen
○[人]アメリカの映画監督(1935〜)。
あれんぐん
【アレン郡】
◇[英]Allen County
○(1)アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)
北東部の郡。東部をオハイオ州に隣接。
郡都はフォートウェーン(Fort Wayne)。
〈人口〉
1980(昭和55)29万2,329人。
1990(平成 2)30万0,836人。
2000(平成12)33万1,849人。
2005(平成17)34万4,006人。
○(2)アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)中
南西部の郡。
郡都はオバーリン(Oberlin)。
○(3)アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)東部
の郡。
郡都はイオラ(Iola)。
〈人口〉
1980(昭和55)1万5,699人。
1990(平成 2)1万4,638人。
2000(平成12)1万4,385人。
あれんけ
【アレンケ】
◇[西]arenque
○[魚](スペイン語で)ニシン。
⇒にしん(ニシン,鰊,鯡)
あれんたうん
【アレンタウン】
◇Allentown
○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
Commonwealth)東部にあるリーハイ郡(Lehigh County)の郡都。
〈人口〉
1975(昭和50)11万人。
あれんどろねーと
【アレンドロネート】
◇[英]Alendronate Sodium Hydrate
○[薬]⇒あれんどろんさんなとりうむすいわぶつ(アレンドロ
ン酸ナトリウム水和物)
あれんどろんさんなとりうむすいわぶつ
【アレンドロン酸ナトリウム水和物】
◇[英]Alendronate Sodium Hydrate
○[薬]ビスホスホネート(bisphosphonate)系の破骨細胞抑制剤。
骨粗鬆症(コツソショウショウ)の治療薬。
略称は「アレンドロネート」。
参照⇒ふぉさまっくす(フォサマックス),ぼなろん(ボナロン)
あれんにゃ
【阿練若】
◇[梵]aranya(アラニャ)
○[仏]⇒あらんにゃ(阿練若)
あろ
【アロ】
◇[英]allo-/all-
○(1)[接頭辞]「他の・異なる」を表す語形成要素。
○(2)[接頭辞][化]「異性体の」を表す語形成要素。
◎アラジー(allergy):アレルギー([独]Allergie)。
アロフォン(allophone):異音。
アロパス(allopath):逆症療法医。
アロパシー(allo):逆症療法・異症療法。
アロニム(allonym):偽名・別名。
アロモフ(allomorph):異形態。
あろ
【アロ】
【ARO】
○[交]ルーマニア国営の自動車製造会社。
四輪駆動車などを製造。
◎中国語表記は「阿羅(Aluo)」。
[1]あろー
【アロー】
◇[英]arrow
○(1)矢(ヤ)。
○(2)矢印(ヤジルシ)。
[2]あろー
【アロー】
◇[フ]allo
○(フランス語で電話の)もしもし。
[3]あろー
【アロー】
◇[英]aloe
○[植](英語で)アロエ([学]Aloe)。
⇒あろえ(アロエ)
[4]あろー
【アロー】
◇Arrow
○[軍]アメリカとイスラエルが共同開発した弾道ミサイル迎撃
システム。
開発費の7割はアメリカ負担。
参照⇒あろーつー(アロー2)
あろあ
【アロア】
◇Alloa
○イギリス北部、スコットランド南東部のファイフ州(Fife Re-
gion)クラックマンナン郡(the County of Clackmannan)の都市。
〈人口〉
1991(平成 3)2万6,378人。
あろい
【アロイ】
◇[英]alloy
○(1)合金(ゴウキン)。
○(2)混ぜ物。
★あろいん
【アロイン】
◇[英]aloin
○[生化]多肉植物アロエ(aloe)から抽出された苦み成分。
トチノキ(橡)の実などにも含まれる。
緩下(カンゲ)作用があり、便秘に効果があるとされる。
「アロエチン(aloetin)」,「バルバロイン(barbaloin)」とも呼
ぶ。
◎名称は「アロエ(aloe)」と接尾辞「塩基(-in)」から。
◎2002(平成14)アメリカ合衆国、下剤としての使用を禁止。
★あろえ
【アロエ】
◇[学]Aloe
○[植]ユリ目(Liliales)アロエ科(Aloaceae)アロエ属(Aloe)の
多肉植物の総称・属名。
参照⇒あろえべら(アロエベラ),きだちあろえ(キダチアロエ,
木立アロエ)
◎旧分類はユリ科(Liliaceae)アロエ属。
名称はヘブライ語の「芳香植物(ahalot)」に由来(ユライ)。
◎英語:アロー(aloe)。
中国語:蘆薈(luhui)。
あろえちん
【アロエチン】
◇[英]aloetin
○[生化]アロイン([英]aloin)の別称。
⇒あろいん(アロイン)
★あろえべら
【アロエベラ】
◇[学]Aloe vera
○[植]ユリ目(Liliales)アロエ科(Aloaceae)アロエ属(Aloe)の
多肉植物。
緩下(カンゲ)作用のアロイン(aloin)、健胃作用のアロエエモ
ジン(aloe-emodin)、抗腫瘍作用のアロミチン(alomicin)やア
ロエウルシン(aloe ulcin)などを含む。
肉厚の葉のゼリー質の部分(柔組織)を生食・健康食品、また
保湿の化粧品に利用。
「ホンアロエ(本アロエ)」,「バルバドスアロエ(Barbados aloe)」,
「キュラソーアロエ(Curacao aloe)」とも呼ぶ。
◎旧分類はユリ科(Liliaceae)アロエ属。
あろがみー
【アロガミー】
◇[英]allogamy
○[生]他家受精。
◎オートガミー(autogamy):自家受精・自家生殖。
あろぐらふと
【アログラフト】
◇[英]allograft
○(1)[医]同種異形移植。同種移植。
○(2)[医]同種異形移植片。同種移植片。
参照⇒ぐらふと(グラフト),ほもぐらふと(ホモグラフト)
あろけーしょん
【アロケーション】
◇[英]allocation
○(1)割り当て・配分。
「クォータ(quota)」とも呼ぶ。
○(2)配置。
参照⇒ろけーしょん(ロケーション)(1),あさいん(アサイン)
(1)
○(3)割り当て額・割り当て量。
「クォータ(quota)」とも呼ぶ。
○(4)[計]記憶装置に収納する領域を確保すること。
参照⇒ろけーしょん(ロケーション)(3),あさいん(アサイン)
(2)
○(5)[計]プログラムが起動する際に、そのプログラムが作業
領域として必要とするメモリーを、サイズを指定してOSに依
頼し確保すること。
必要なメモリーが確保できたときはOSから先頭アドレス
(番地)が通知される。
確保できないときはその旨(ムネ)が通知されるのでエラーメッ
セージを表示して異常終了する。
参照⇒あさいん(アサイン)(3)
あろーごうじけん
【アロー号事件】
◇[英]the Arrow affair
○[歴]1856年10月、広東(広州)に停泊していた英国籍船のアロ
ー号(the Arrow)を清国官憲が臨検し中国人水夫を海賊容疑で
捕えた事件。アロー戦争の発端となる。
犯人捜査の目的で臨検されたアロー号は、香港政庁に登録さ
れた英国籍の船舶であったが、実は中国側が主張するとおり中
国の海賊船であった。このため英国本国の議会でも香港政庁の
抗議を不当としたが、中国官憲が英国旗を下ろしていたため、
強硬な態度となった。
参照⇒あろーせんそう(アロー戦争)
★あろさうるす
【アロサウルス】
◇[学]Allosaurus
○[化生]中生代ジュラ紀後期の大型恐竜。
肉食性で、全長約10メートル。
後肢が発達し、二足歩行をしていた。
参照⇒てぃらのさうるす(ティラノサウルス)
◎「他の([希]allos)」と「トカゲ(sauros)」から。
あろじにあ
【アロジニア】
◇[英]allodynia
○[病]⇒あろでぃにあ(アロディニア)
あろす
【アロス】
◇[西]arroz(アロッス)
○[植](スペイン語で)イネ(稲)。
⇒いね(イネ,稲)
あろーせんそう《あろーせんさう》
【アロー戦争】
◇[英]the Arrow war
○[歴]アロー号事件や宣教師殺害事件を口実に引き起こされた
英仏連合軍と清国との戦争(1856〜1860)。
アヘン戦争で結ばれた南京条約が広東の反英気運など排外的
態度から守られず、また貿易の拡大を望んでいたイギリスは、
アロー号事件を口実に、広西省の宣教師殺害事件で清と交渉中
のフランスと連合し、1857年広東を占領、1858年には天津に迫
り、アメリカ・ロシアとともに天津条約を締結した。
天津条約は<1>公使の北京在住権の承認・<2>南京・漢口など
10港の開港・<3>キリスト教布教の公認などであったが、<1>の
承認をめぐって交渉が延び1858年ようやく仮調印となった。翌
年天津条約批准(ヒジュン)交換のため北京におもむく英仏公使が
太沽(タークー)台から砲撃され再び開戦、1860年英仏連合軍は北京
を占領し円明園を略奪放火、ロシアの調停で北京条約(英・仏
・露)を個別に締結。
北京条約は<1>外交使節団の北京常駐・<2>キリスト教の公認
・<3>外国人の内地旅行権・<4>天津などの開港場の増加と自由
貿易(アヘン貿易の公認)・<5>英仏両国に800万両(テール)の賠
償金支払い・<6>イギリスへ九龍(キュウリュウ)市街地の割譲・<7>ロ
シアへ沿海州(エンカイシュウ)の割譲などを締結。
このため「第2次アヘン戦争(the Second Opium War)」とも呼
ばれる。
参照⇒あろーごうじけん(アロー号事件),あへんせんそう(ア
ヘン戦争,阿片戦争)
あろーつー
【アロー2】
◇Arrow 2
○[軍]イスラエルが独自に開発した弾道弾迎撃ミサイル。また、
その戦域ミサイル防衛システム(TMD)。
固体燃料を使用し、マッハ9で飛行。
早期警戒火器管制のグリーン・パイン・レーダー(the Green
Pines radar)が、飛来する数十の弾道ミサイルの探知・追尾し、
迎撃ミサイルの起動を制御する。
参照⇒[4]あろー(アロー)
◎1999.11.(平成11)初の総合実験に成功。
2000. 3.(平成12)テルアビブ南郊のパルマヒム空軍基地(the
Palmahim air force base)に実戦配備。
2003. 1. 5(平成15)アメリカ軍が地中海に向けて複数の迎撃
体を発射し、パルマヒム空軍基地から4発のアロー2迎撃ミサ
イルで迎撃実験に成功。
2004. 7.29(平成16)アメリカ合衆国のカリフォルニア州沖の
太平洋上でスカッドの迎撃実験に成功。
参照⇒しゃはぶ(シャハブ)
あろっす
【アロッス】
◇[西]arroz
○[植](スペイン語で)イネ(稲)。
⇒いね(イネ,稲)
★あろでぃにあ
【アロディニア】
◇[英]allodynia
○[病]慢性片頭痛の症状の一種。
慢性的な痛みにより脳が過敏になって、通常は痛みの原因と
ならない刺激にも痛みや不快感を覚えるもの。
風や髪の毛が顔に当たるだけで痛いと感じたりする。
治療は定期的にトリプタン製剤を服用し、痛みを感じる前に
鎮痛させて脳を休める。
「アロジニア」,「異痛症」とも呼ぶ。
あろとろーぷ
【アロトロープ】
◇[英]allotrope
○[化]⇒どうそたい(同素体)
あろにむ
【アロニム】
◇[英]allonym
○(著者などの)偽名・別名。
あろは
【アロハ】
◇[ハワイ語]aloha
○(1)愛。
○(2)歓迎の挨拶(アイサツ)言葉。「ようこそ」。
○(3)離別の挨拶言葉。「さようなら」。
「アロハオエ(aloha oe)(あなたに愛を)」とも呼ぶ。
○(4)[服]アロハシャツ(aloha shirt)の略称。
⇒あろはしゃつ(アロハシャツ)
あろはおえ
【アロハオエ】
◇[ハワイ語]aloha oe
○(1)⇒あろは(アロハ)(3)
○(2)[楽](Aloha Oe)ハワイの代表的な民謡。別離の歌。
19世紀末、ハワイ王国最後の女王が作曲したという。
あろぱしー
【アロパシー】
◇[英]allopathy
○[医]逆症療法・異症療法。
発熱症状には体温を下げるなどの対症療法も含まれる。
⇔ほめおぱしー(ホメオパシー)
◎アロパス(allopath):逆症療法医。
あろはしゃつ
【アロハシャツ】
◇[英]aloha shirt
○[服]ハワイ風の色彩が派手な模様のゆったりとした半袖シャ
ツ。
夏に裾をズボンの外に出して着るもの。
単に「アロハ」とも呼ぶ。
参照⇒むーむー(ムームー)
◎日系移民が日本から持って来た着物を仕立て直して着たこと
に始まる。
あろぱす
【アロパス】
◇[英]allopath
○[医]逆症療法医。
参照⇒あろぱしー(アロパシー)
◎ホメオパス(homeopath):同種療法医。
あろふぇん
【アロフェン】
◇[英]allophane
○[鉱]粘土鉱物の一種。
主成分は二酸化珪素(ケイソ)・酸化アルミニウムの水和物(珪酸
塩)。
火山灰などの風化によって生成される。
湖沼などに沈殿すると青味がかって見える。
[1]あろよ
【アロヨ】
◇arroyo
○[地](主にアメリカ南西部の)峡谷(キョウコク)の小川、または涸
(カ)れ谷。
参照⇒わでぃ(ワディ)
[2]あろよ
【アロヨ】
◇Gloria Macapagal Arroyo(グロリア・マカパガル・アロヨ)
○[人]フィリピンの女性大統領(1947〜)。在位:2001. 1.19〜。
夫はホセ・ミゲル(Jose Miguel)。
不正蓄財事件で失脚したエストラダ大統領の後を受けて副大
統領から昇格。
あろる
【アロル】
◇Alor
○(1)[地](Kepulauan Alor)⇒あろるしょとう(アロル諸島)
○(2)[地](pulau Alor)⇒あろるとう(アロル島)
あろるしょとう《あろるしよたう》
【アロル諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Alor、[英]Alor Islands
○[地]インドネシア南部、小スンダ列島(Lesser Sunda Is-
lands)東部にある群島。東部はバラトダヤ諸島(Kepulauan
Barat Daya)、西部はソロル諸島(Kepulauan Solor)に連なる。
アロル島(pulau Alor)・パンタル島(pulau Pantar)などから
成る。
「アロール諸島」とも呼ぶ。
あろーるしょとう《あろーるしよたう》
【アロール諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Alor、[英]Alor Islands
○[地]⇒あろるしょとう(アロル諸島)
あろーるすたー
【アロールスター】
◇Alor Setar
○マレーシア北西部、マレー半島にあるケダ州(negeri Kedah)
の州都。
あろるとう《あろるたう》
【アロル島】
◇[インドネシア語]pulau Alor、[英]Alor Island
○[地]インドネシア東部、アロル諸島(Kepulauan Alor)の主島。
南東部をオンバイ海峡(Selat Ombai)を挟んでティモール島
(pulau Timor)に面し、西部にはパンタル島(pulau Pantar)が
ある。
東ヌサトゥンガラ州(Propinsi Nusa Tenggara Timur)アロル
県(Kabupaten Alor)に属する。
「アロール島」とも呼ぶ。
あろーるとう《あろーるたう》
【アロール島】
◇[インドネシア語]pulau Alor
○[地]⇒あろるとう(アロル島)
[1]あろん
【アロン】
◇Aaron
○[宗][人]ユダヤ最初の祭司長。モーセ(Moses)の兄。
[2]あろん
【アロン】
◇Raymon Aron
○[人]フランスの社会学者(1905〜1983)。
あーろん
【アーロン】
◇Henry Louis Aaron
○[人]アメリカの野球選手(1934〜)。愛称はハンク・アーロン
(Hank Aaron)。
1954〜1974(昭和29〜昭和49)アトランタ・ブレーブス(Atlan-
ta Braves)の外野手。
1975〜1976(昭和50〜昭和51)ミルウォーキー・ブルワーズ
(Milwaukee Brewers)の指名打者。
通算本塁打数755本。
◎1999(平成11)ハンク・アーロン賞(Hank Aaron Award)、創設。
あろんじぇぶら
【アロンジェブラ】
◇[フ]allongez le bras
○[運](フェンシングで)腕(bras)を伸ばし(allonger)、剣を突
き出すこと。
参照⇒ふぁんでぶー(ファンデブー)
あろんそ
【アロンソ】
◇[西]Alonso
○[人](スペイン語圏の)男性名。
あろんそきはーの
【アロンソ・キハーノ】
◇[西]Alonso Quijano、[英]Alonso Quixano
○[文]セルバンテスの『ドン・キホーテ(Don Quijote)』に登
場する田舎郷士ドン・キホーテの本名。
参照⇒どんきほーて(ドン・キホーテ)(1)
あろんど
【アロンド】
◇[フ]aronde
○[鳥](フランス語で)ツバメ(燕)。
⇒つばめ(ツバメ,燕)
★あわ《あは》
【アワ】
【粟】
◇[学]Setaria italica
○[植][農]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)エノコログサ属
(Setaria)の一年生作物。
オオアワ(var.maxima)とコアワ(var.germanicum)がある。
◎エノコログサ(狗尾草)(Setaria viridis)の栽培品種。
参照⇒えのころぐさ(エノコログサ,狗尾草,狗児草)
◎英語:フォックステールミレット(foxtail millet)。
中国語:穀子(guzi)/谷子(guzi)/(脱穀後)小米(xiaomi)/
(オオアワ)粱(liang)/(コアワ)粟(su)。
あわ《あは》
【安房】
◇[日]Awa
○(1)[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一国。現在の千葉県の南
部。
「ぼうしゅう(房州)」とも呼ぶ。
○(2)⇒あわぐん(安房郡)
あわ《あは》
【阿波】
◇[日]Awa
○(1)[歴]旧国名。南海道(ナンカイドウ)六ヶ国の一国。現在の徳島
県。
「あしゅう(阿州)」とも呼ぶ。
○(2)⇒あわぐん(阿波郡)
○(3)⇒あわちょう(阿波町)
◎「あば」とも読む。
参照⇒あばそん(阿波村)
★あわおどり《あはをどり》
【阿波踊り】
【阿波踊】
○[楽]徳島県徳島市近辺の盆踊り。
東京でも高円寺や神楽坂で踊られる。
「踊る阿呆(アホウ)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々(ソンソン)」
と歌われている。
◎昭和中期にブームがあり、地元が伝統維持という名目で踊り
方などを厳しくしたことにより、より気楽に踊れるよさこい踊
りなどに人気が移って行った。
参照⇒よさこいぶし(よさこい節),よさこいそーらんまつり
(YOSAKOIソーラン祭り)
あわがさきかいすいよくじょう《あはがさきかいすいよくぢやう》
【粟ヶ崎海水浴場】
○石川県金沢市郊外の日本海に面した海水浴場。
◎木材商の平沢嘉太郎(カタロウ)が開発。
1924(大正13)粟ヶ崎遊園を併設。
あわがやま《あはがやま》
【栗鹿山】
◇[日]Awaga Yama
○[地]兵庫県北部にある山。標高962メートル。
あわぐん《あはぐん》
【安房郡】
◇[日]Awa Gun
○千葉県南部の郡。
鋸南町(キョナンマチ)・天津小湊町(アマツコミナトマチ)の町。
◎2006. 3.20(平成18)富浦町(トミウラマチ)・富山町(トミヤママチ)・三芳
村(ミヨシムラ)・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町(マルヤママチ)
・和田町(ワダマチ)の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を
発足。
◎徳島県には阿波郡(アワグン)がある。
あわぐん《あはぐん》
【阿波郡】
◇[日]Awa Gun
○徳島県北部の郡。
市場町(イチバチョウ)・阿波町(アワチョウ)の町。
◎千葉県には安房郡(アワグン)がある。
岡山県苫田郡(トマタグン)には阿波村(アバソン)があった。
あわさ
【アワサ】
◇Awassa
○エチオピア南西部、南部諸民族州(YeDebub Biheroch Bihere-
seboch na Hizboch Kilil)北東部の州都。
あわじ《あはぢ》
【淡路】
◇[日]Awaji/Awadi
○(1)[地]⇒あわじしま(淡路島)
○(2)⇒あわじし(淡路市)
○(3)[歴]旧国名。南海道六ヶ国の一国。現在の兵庫県の淡路島。
「たんしゅう(淡州)」とも呼ぶ。
○(4)[交]⇒あわじえき(淡路駅)
あわじえき《あはぢえき》
【淡路駅】
○(1)[交]大阪府大阪市東淀川区東淡路にある阪急京都本線の
駅。
上新庄(カミシンジョウ)駅と崇禅寺(ソウゼンジ)駅の間。
○(2)[交]阪急千里線の駅。
下新庄(シモシンジョウ)駅と柴島(クニジマ)駅の間。
◎東京地下鉄(東京メトロ)丸の内線には淡路町(アワジチョウ)駅が
ある。
あわじし《あはぢし》
【淡路市】
◇[日]Awaji Shi/Awadi Shi
○兵庫県の淡路島北部の市。
2005. 4. 1(平成17)津名郡(ツナグン)の津名町(ツナチョウ)・淡路町
(アワジチョウ)・北淡町(ホクダンチョウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)・東浦町(ヒガ
シウラチョウ)の5町が合併して発足。
★あわじしま《あはぢしま》
【淡路島】
◇[日]Awaji Shima/Awadi Shima
○[地]兵庫県南部、瀬戸内海東部にある同海最大の島。
淡路市・洲本市(スモトシ)・南あわじ市に属する。
〈面積〉
1961(昭和36)593平方キロメートル。
あわじちょう《あはじちやう》
【淡路町】
◇[日]Awaji Cho
○(1)[交]⇒あわじちょうえき(淡路町駅)
○(2)[古]兵庫県の淡路島北部・中部の津名郡(ツナグン)北部の大
阪湾側にあった町。
◎2005. 4. 1(平成17)津名町(ツナチョウ)・淡路町・北淡町(ホクダンチョ
ウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)・東浦町(ヒガシウラチョウ)の5町が合併して
淡路市を発足。
あわじちょうえき《あはぢちやうえき》
【淡路町駅】
○[交]東京都千代田区神田須田町(カンダスダチョウ)にある東京地下
鉄(東京メトロ)丸の内線の駅。
御茶ノ水(オチャノミズ)駅と大手町(オオテマチ)駅の間。
◎阪急京都本線・阪急千里線には淡路駅がある。
神田須田町の西隣に神田淡路町カンダアワジチョウ)があり、北側は
神田川の万世橋を渡ると秋葉原電気街。
あわしま《あはしま》
【粟島】
◇[日]Awa Shima
○(1)[地]新潟県東北端、日本海上の孤島。
北東から南西の細長い小島で、周囲は約20キロメートル。
全島、岩船郡(イワフネグン)粟島浦村(アワシマウラムラ)に属する。
〈面積〉
9.11平方キロメートル。
◎小柴(コシバ)山:266メートル。
逢坂(オウサカ)山:235メートル。
○(2)[地]香川県西部、瀬戸内海の塩飽諸島(シワクショトウ)西端の一島。
丸亀市の西約12キロメートルの沖合。
北東部に紫谷山(シッキャヤマ)(145メートル)がある。
三豊市(ミトヨシ)に属する。
「讃岐粟島(サヌキアワシマ)」とも呼ぶ。
参照⇒しわくしょとう(塩飽諸島),たくまちょう(詫間町)
〈面積〉
3.68平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)415人。
◎旧住所は三豊郡(ミトヨグン)詫間町(タクマチョウ)。
◎城山:222メートル。
紫谷山(シッキャヤマ):145メートル。
○(3)[地]鳥取県西部、米子市(ヨナゴシ)北部の丘。標高25メート
ル。
あわしまうらむら《あはしまうらむら》
【粟島浦村】
◇[日]Awashimaura Mura
○新潟県東北端、岩船郡(イワフネグン)の村。日本海の粟島(アワシマ)
全島を占める。
参照⇒あわしま(粟島)(1)
〈面積〉
9.86平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)449人。
★あわしまじんじゃ《あはしまじんじや》
【淡嶋神社】
◇[日]Awashima Jinja
○和歌山県和歌山市北西端の加太海岸(カダカイガン)にある神社。
流し雛で知られ、全国各地に分社があり、各地の流し雛が流
れ着くという。
「加太神社」とも呼ぶ。
あわじむすび《あはぢむすび》
【淡路結び】
○⇒あわびむすび(鮑結び)
あわしゅがわ《あわしゆがは》
【アワシュ川】
◇Awash Wenz、[英]Awash River
○[地]エチオピア北東部の川。同国中央部のエチオピア高原
(Ethiopian Plateau)に発して南東流し、ガマレ湖(Gemeri
Hayk)を経てジブチ国境のアベ湖(Abhe Bid Hayk)に注(ソソ)ぐ。
全長約805キロメートル。
「アワッシュ川」とも呼ぶ。
旧称は「ハワッシュ川([英]Hawash River)」。
あわせ《あはせ》
【袷】
○[服]裏をつけた着物。
◎裏をつけない着物は単(ヒトエ)と呼ぶ。
あわせど《あはせど》
【合せ砥】
【合わせ砥】
◇[日]awasedo
○(1)刀剣・剃刀(カミソリ)など特に鋭利な刃物の仕上げに砥(ト)ぐ、
質の緻密(チミツ)な砥石(トイシ)。
色は黄白色の硬い粘板岩が用いられる。
参照⇒といし(砥石),なぐらど(名倉砥),しあげと(仕上げ砥)
○(2)砥石の表面を平滑にしたり、脂(アブラ)を取ったりするた
めに用いる粘板岩の小片。
参照⇒といし(砥石)
★あわたぐち《あはたぐち》
【粟田口】
◇[日]Awataguchi/Awata Guchi
○京都府京都市東山区の地名。
参照⇒きょうとななくち(京都七口)
◎東海道の京都への入口。
〈粟田口解剖場〉
1872(明治 5)舎密局の申請により人体解剖場を設置。
1873. 2.(明治 6)4刑死体を解剖、数百名の医師が参観。
1874(明治 7)京都療病院内に仮解剖所が設置され、まもなく
廃止。
参照⇒せいみきょく(舎密局)(2)
あわたごぐちしょ《あはたぐちごしよ》
【粟田口御所】
○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたごしょ《あはたごしよ》
【粟田御所】
○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたのみや《あはたのみや》
【粟田宮】
○[俗]青蓮院(ショウレンイン)の通称。
⇒しょうれんいん(青蓮院)
あわたりゅう《あはたりう》
【粟田流】
○⇒しょうれんいんりゅう(青蓮院流)
あわちょう《あはちやう》
【阿波町】
◇[日]Awa Cho
○徳島県北部、阿波郡(アワグン)の町。
◎岡山県苫田郡(トマタグン)には阿波村(アバソン)がある。
あわっしゅがわ《あわつしゆがは》
【アワッシュ川】
◇Awash Wenz、[英]Awash River
○[地]⇒あわしゅがわ(アワシュ川)
あわのまち《あはのまち》
【粟野町】
◇[日]Awano Machi
○[古]栃木県中南西、上都賀郡(カミツガグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)鹿沼市(カヌマシ)に編入。
★あわばこ
【泡箱】
◇[英]bubble chamber
○[物]高速荷電粒子の飛跡を検出する装置。
参照⇒きりばこ(霧箱,霧函),しんちれーしょん(シンチレー
ション)(4)
◎アメリカの物理学者グレーザー(Donald Arthur Glaser)が発
明。
あわばな《あはばな》
【アワバナ】
【粟花】
○[植]⇒おみなえし(オミナエシ,女郎花)
あわはん《あははん》
【阿波藩】
◇[日]Awa Han
○[歴]⇒とくしまはん(徳島藩)
あわび《あはび》
【アワビ】
【鮑】
【鰒】
◇[英]abalone
○[貝]腹足類原始腹足網(Gastropoda)古腹足上目(古腹足目)
(Vetigastropoda)ミミガイ科(Haliotidae)アワビ類の巻貝の総
称。
本州以南の磯に住む。殻が耳または二枚貝の片側のように見
える。
殻の背面に出水孔が4〜5個並び、ここから糞や卵・精子が
放出される。
◎磯の鮑の片思い
あわびむすび《あはびむすび》
【鮑結び】
○(1)紐(ヒモ)の結び方の一つ。
中央に一つ、左右に一つづつ、計三つのわな(輪奈)を作る結
び。
組み紐(ヒモ)・水引(ミズヒキ)などの飾り結びとして広く用いる。
「淡路(アワジ)結び」とも呼ぶ。
参照⇒きっこうむすび(亀甲結び)
○(2)女の髪の結い方の一つ。
(1)の形に結うもの。
「淡路結び」とも呼ぶ。
★あわまる《あはまる》
【阿波丸】
○[歴]第二次世界大戦末期、連合国軍捕虜のための医療品など
を運んだ輸送船。
1945. 4. 1(昭和20)白い船体に緑十字を明示して台湾海峡を
航行中、アメリカの潜水艦に撃沈される。官民2,045人のうち
生存1名。
1949. 4. 6(昭和24)国会両院、阿波丸雷撃沈没事件の賠償請
求権放棄を議決。 4.14、日米協定締結。
◎タイタニック号以上の犠牲者が出ている。
行方不明の北京原人の頭骨を積まれていたと、中国の研究者
は考えている。
あわみれんめい
【アワミ連盟】
◇[英]Awami League
○バングラデシュの政党。
略称は「AL」。
あわもく
【泡目】
【泡木】
【泡杢】
○[建]水中を浮き上がる泡、または湧(ワ)き上がる積乱雲のよ
うな輪郭をした模様の木目。
「ブリスター杢(blistered figure)」とも呼ぶ。
参照⇒もくめ(木目,杢目)
あわもち《あはもち》
【粟餅】
○[食]モチアワ(糯粟)を蒸して搗(ツ)いたモチ。
◎軟体動物:参照⇒いそあわもち(イソアワモチ,磯粟餅)
★あわゆき
【泡雪】
【沫雪】
○()
○()[食]泡雪羹(アワユキカン)の略称。
⇒あわゆきかん(泡雪羹)
★あわゆき《あはやき》
【淡雪】
○()
○()[食]泡雪羹(アワユキカン)の略称。
⇒あわゆきかん(泡雪羹)
あわゆきかん
【泡雪羹】
○[食]和菓子の一種。泡立てた卵白に寒天(カンテン)と砂糖をまぜ、
香料を加えて固めた羊羹(ヨウカン)。
「淡雪羹」とも書き、単に「あわゆき(泡雪,淡雪)」とも呼ぶ。
◎洋菓子:参照⇒ましゅまろ(マシュマロ)(2)
あわゆきかん《あはゆきかん》
【淡雪羹】
○[食]⇒あわゆきかん(泡雪羹)
あわゆきどうふ
【泡雪豆腐】
○(1)[食]⇒きぬごしどうふ(絹漉し豆腐,絹ごし豆腐)
○(2)[料]豆腐料理の一つ。
鹹目(カラメ)に煮た絹漉し豆腐に摺薯(スリイモ)をかけたもの。
享保年間(1717〜1736)、江戸の両国橋東詰めの料理屋「日野
屋」が供し、芝居や相撲の客で繁昌した。
参照⇒ささのゆき(笹の雪)(2)
あわらおんせんえき《あはらをんせんえき》
【芦原温泉駅】
○[交]福井県あわら市春宮(ハルミヤ)にある、JR北陸本線の駅。
丸岡(マルオカ)駅(坂井市)と細呂木(ホソロギ)駅の間。
◎旧住所は坂井郡(サカイグン)金津町(カナヅチョウ)春宮で、芦原町(アワ
ラチョウ)ではない。
あわらし《あはらし》
【あわら市】
◇[日]Awara Shi
○福井県北端の市。南部・西部を坂井市に接し、東部を石川県
に隣接し、北部を日本海に面する。
◎2004. 3. 1(平成16)坂井郡(サカイグン)の芦原町(アワラチョウ)と金津
町(カナヅチョウ)が合併して「あわら市」を発足。
あわらちょう《あはらちやう》
【芦原町】
◇[日]Awara Cho
○[古]福井県北端、坂井郡(サカイグン)の町。東部を金津町(カナヅチョ
ウ)に接し、北部を日本海に面する。
芦原温泉がある。
〈面積〉
37.91平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万4,570人。
◎1889(明治22)11ヶ村が合併して芦原村を発足。
1935(昭和10)町制施行。
1955(昭和30)北潟(キタガタ)村・本荘(ホンジョウ)村を編入。
2004. 3. 1(平成16)金津町と合併して「あわら市」を発足。
----------------------------------------------------------------