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百 科 辞 書 《あんた》 編集:獨 澄旻
-------- あんた ------------------------------------------------
★あんだいおんせん
【安代温泉】
○長野県。
あんたいどろーん
【アンタイドローン】
◇[英]untied loan
○[経]ひもなし融資・不拘束貸し付け。
資金の貸手が借手に対して、その使途や運用について指定や
制限をしない融資。
参照⇒いんぱくとろーん(インパクトローン)
あんだーうえあ
【アンダーウエア】
◇[英]underwear
○[服]⇒したぎ(下着)(1)
あんだーうぇあ
【アンダーウェア】
◇[英]underwear
○[服]⇒したぎ(下着)(1)
あんたか
【アンタカ】
◇[梵]Antaka
○[仏]⇒えんまらじゃ(閻魔羅闍)
あんたがたどこさ
【あんたがたどこさ】
○[楽]手鞠歌(テマリウタ)の一つ。
前半部は問答(モンドウ)形式、後半部は説明形式になっている。
〈歌詞〉
あんた方(ガタ)何処(ドコ)さ/肥後(ヒゴ)さ。
肥後何処さ/熊本さ。
熊本何処さ/船場(センバ)さ。
せんば山(ヤマ)には/狸(タヌキ)がおってさ。
それを猟師(リョウシ)が/鉄砲(テッポ)で撃ってさ。
煮てさ/焼いてさ/食(ク)ってさ。
それを木(コ)の葉で/ちょいと隠(カブ)せ。
◎一説に、江戸幕末に川越の仙波(センバ)に来た官軍の兵士に、
地元の子供たちが問い掛けたことから始まったという。
あんだーがーめんと
【アンダーガーメント】
◇[英]undergarment
○[服]⇒したぎ(下着)(1)
あんたきや
【アンタキヤ】
◇[トルコ語]Antakya、[英]Antioch
○トルコ南部、ハタイ県(Hatay Ili)の県都。シリア国境沿い
の都市。
旧称は「アンティオキア(Antiochia)」。
英語名は「アンティオーク」。
参照⇒あんてぃおきあ(アンティオキア)
〈人口〉
1965(昭和40) 5万7,600人。
1990(平成 2)12万3,871人。
あんだーぐらうんど
【アンダーグラウンド】
◇[英]underground
○(1)[形]地下の。秘密の。前衛的な。
和略語で「アングラ」とも呼ぶ。
○(2)[交](イギリスで)ロンドンの地下鉄。
参照⇒ちかてつ(地下鉄)
◎1863(文久 3)世界最初に建設された地下鉄。
○(3)[交](アメリカで)地下道。
○(4)(非合法の)地下組織・地下運動団体。犯罪組織。
○(5)[芸](商業性を無視した)実験的・前衛的な演劇や映画。
その芸術やその風潮。また、その劇場や映画館。
和略語で「アングラ」とも呼ぶ。
◎地下室で公演・上映されることから。
○(6)(転じて)非主流。
和略語で「アングラ」とも呼ぶ。
あんだーくろーじんぐ
【アンダークロージング】
◇[英]underclothing
○[服]⇒したぎ(下着)(1)
あんだーすかーと
【アンダースカート】
◇[英]underskirt
○(1)[服]⇒ぺちこーと(ペチコート)
○(2)[運][服]⇒あんすこ(アンスコ)
あんだーせんくうぐんきち
【アンダーセン空軍基地】
◇[英]Andersen Air Force Base/Andersen AFB
○[軍]グアム島北東部にあるアメリカ空軍の基地。
「アンダーソン空軍基地」とも誤称する。
参照⇒あぷらわん(アプラ湾)
◎2005. 5. 3(平成17)アメリカ空軍、第13空軍司令部のヒッカ
ム基地(ハワイ)移転を正式に発令。
2008. 2.23(平成20)B−2戦略爆撃機が離陸直後に墜落。
[1]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Anderson
○アメリカ合衆国中央部、インディアナ州(Indiana State)中
央部にあるマジソン郡(Madison County)の郡都。
[2]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Johan Gunnar Andersson(ヨハン・グナール・アンダーソン)
○[人]スウェーデンの地質学者・考古学者(1874〜1960)。
1914〜1925(大正 3〜大正14)中国政府の鉱政顧問として中国
各地の調査・発掘に従事する。
調査中に河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)で仰韶(ギョウショウ)遺跡
を発見し彩文土器を発掘、周口店洞穴遺跡で北京原人を発見、
甘粛・青海地方で彩陶遺跡を調査。
中国先史文化研究の発達に貢献し、オリエント文化とのつな
がりを指摘。
著書は『黄土地帯』など。
「アンデルソン」とも呼ぶ。
[3]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Sherwood Anderson(シャーウッド・アンダーソン)
○[人]アメリカの小説家(1876〜1941)。
正規の教育を受けず放浪生活したのち、シカゴで創作。
機械化による非人間化の途をたどる文明への批判を、中西部
の庶民の生活と心情の中に、口語体を用いて心理描写する。
代表作は1919年短編集『オハイオ州ワインズバーグ』、1920
年『哀れな白人』・1925年『暗い笑い』など。
[4]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Maxwell Anderson
○[人]アメリカの劇作家(1888〜1959)。
[5]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Marian Anderson
○[人]アメリカの黒人女性アルト歌手(1902〜1993)。
フィラデルフィアの貧しい家庭に生れる。
黒人霊歌で知られる。
◎1925(大正14)声楽コンクールで優勝。
1935(昭和10)ザルツブルク音楽祭に出演し、トスカニーニが
「百年に一人の美声の持主」として絶賛。
1953(昭和28)来日。
1965(昭和40)引退。
[6]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Carl David Anderson(カール・デービッド・アンダーソン)
○[人]アメリカの原子物理学者(1905. 9. 3〜1991. 1.11)。
1932(昭和 7)ウイルソンの霧箱で宇宙線を研究中、陽電子を
発見し、ディラックの予言を確認。
1936(昭和11)ノーベル物理学賞、受賞。
1937(昭和12)ネダーメイヤー(S.H.Neddermeyer)とともに宇
宙線の霧箱写真でミュー中間子(muon)(μ粒子)を発見し、湯川
秀樹の存在予想を実験的に確認。
1939(昭和14)カリフォルニア工科大学教授。
[7]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Leroy Anderson(ルロイ・アンダーソン)
○[人]アメリカ合衆国の作曲家(1908. 6.29〜1975. 5.18)。マ
サチューセッツ州ケンブリッジ生れ。
作品は1942(昭和17)『シンコペッティード・クロック(The
Syncopated Clock)』、1950(昭和25)『タイプライター(The
Typewriter)』、1951(昭和26)『ブルータンゴ(Blue Tango)』
など。
「リロイ・アンダーソン」とも呼ぶ。
[8]あんだーそん
【アンダーソン】
◇Philip Warren Anderson
○[人]アメリカの物理学者(1923〜)。
1977(昭和52)ノーベル物理学賞、受賞。
[9]あんだーそん
【アンダーソン】
◇William French Anderson
○[人]アメリカの遺伝学者・分子生物学者(1936〜)。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)に所属。
1990. 9.14(平成 2)アメリカ政府の承認を受けてアデノシン
デアミナーゼ欠損症患者の9歳の少女に世界で初めて遺伝子治
療(gene therapy)を実施。
南カリフォルニア大学教授。
2004. 7.30(平成16)少女に性的な虐待をした疑いで逮捕。
「遺伝子治療の父(Father of Gene Therapy)」とも呼ばれる。
あんたーそんくうぐんきち
【アンダーソン空軍基地】
◇[英]Andersen Air Force Base
○[軍]⇒あんだーせんくうぐんきち(アンダーセン空軍基地)
あんだーそんびる
【アンダーソンビル】
◇Andersonville
○アメリカ合衆国ジョージア州(Georgia State)南西部の村。
◎南北戦争当時、南軍捕虜収容所があった。
あんたっちゃぶる
【アンタッチャブル】
◇[英]untouchable
○(1)[形]手を触れてはならない。禁制の、無敵の。
参照⇒のりめたんげれ(ノリメタンゲレ,ノリ・メ・タンゲレ)
○(2)[形]汚らわしい、不浄の。
○(3)カースト制度の不可触賎民。
⇒ふかしょくせんみん(不可触賎民,不可觸賤民)
○(4)[俗]アメリカの連邦捜査局員(FBI局員)。
参照⇒[2]ねす(ネス),[1]ぶらっくばーど(ブラックバード)
(6)
あんだーどっぐ
【アンダードッグ】
◇[英]underdog
○(1)負け犬。敗者・敗北者・敗残者。
○(2)(社会不正などの)犠牲者。
あんたななりヴぉ
【アンタナナリヴォ】
◇Antananarivo
○⇒あんたななりぼ(アンタナナリボ)
あんたななりぼ
【アンタナナリボ】
◇Antananarivo
○マダガスカル(Madagascar)共和国の首都。マダガスカル島の
中央部にある。
「アンタナナリヴォ」,「タナナリーブ(Tananarive)」,「タナナ
リブ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1971(昭和46) 35万人。
1993(平成 5)105万人。
あんたのばらーど
【あんたのバラード】
○[楽]世良公則(セラ・キミノリ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は世良公則&ツイスト。
◎1977(昭和52)。
あんだまんかい
【アンダマン海】
◇[英]Andaman Sea
○[地]インド洋北東部の付属海。
北部をミャンマー、東部をミャンマーとタイ、南部をスマト
ラ島、西をアンダマン諸島で囲まれた海域。
あんだまんしょとう《あんだまんしよたう》
【アンダマン諸島】
◇[英]Andaman Islands
○[地]ベンガル湾(Bay of Bengal)東部、ミャンマーの南方に
南北に連なる諸島。インド領。
6つの主島と204の小島から成り、南部はニコバル諸島(Nico-
bar Islands)に続き、「アンダマン・ニコバル諸島」と併称され
る。中心都市はポートブレア(Port Blair)。
諸島の東方はアンダマン海。
原住民はネグリト系で、近年まで原始的な狩猟採取を行なっ
ていた。
〈面積〉
6,496平方キロメートル。
あんだまんにこばるしょとう《あんだまんにこばるしよたう》
【アンダマン・ニコバル諸島】
◇[英]Andaman and Nicobar Islands
○[地]ベンガル湾(Bay of Bengal)東部、ミャンマーの南方に
連なる、北部のアンダマン諸島と南部のニコバル諸島の併称。
インド領。
参照⇒あんだまんしょとう(アンダマン諸島),にこばるしょ
とう(ニコバル諸島)
あんだら
【安陀羅】
○[仏]⇒あんちら(安底羅)
あんたりあ
【アンタリア】
◇Antalya
○(1)(Antalya Ili)⇒あんたりあけん(アンタリア県)
○(2)トルコ南西部、アンタリア県の県都。地中海のアンタリ
ア湾(Gulf of Antalya)に面する都市。保養地。
「アンタルヤ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)37万8,726人。
あんたりあけん
【アンタリア県】
◇[トルコ語]Antalya Ili、[英]the province of Antalya
○トルコ南西部、地中海のアンタリア湾(Gulf of Antalya)に
面する県。北東部をコニヤ県(Konya Ili)に接する。
県都はアンタリア。
「アンタルヤ県」とも呼ぶ。
あんだりんぐ
【アンダリング】
◇[英]underling
○(英語で)手下。
⇒てした(手下)(1)
あんだるさいと
【アンダルサイト】
◇[英]andalusite
○[鉱]⇒こうちゅうせき(紅柱石)
あんだるしあ
【アンダルシア】
◇[西]Andalucia、[英]Andalusia
○⇒あんだるしあじちしゅう(アンダルシア自治州)
あんだるしあじちしゅう《あんだるしあじちしう》
【アンダルシア自治州】
◇[西]Comunidad Autonoma de Andalucia、[英]Andalusia
autonomous Region
○スペイン南部の州。南部を地中海、南西部を大西洋に面し、
西部をポルトガルに隣接。
州都は西部のセビリア(Sevilla)。
〈8県〉
ハエン県(Provincia de Jaen)。
コルドバ県(Provincia de Cordoba)。
セビリア県(Provincia de Sevilla)。
ウエルバ県(Provincia de Huelva)。
アルメリア県(Provincia de Almeria)。
グラナダ県(Provincia de Granada)。
マラガ県(Provincia de Malaga)。
カディス県(Provincia de Cadiz)。
あんだるしあしゅう《あんだるしあしう》
【アンダルシア州】
◇[西]Region de Andalucia、[英]Region of Andalusia
○⇒あんだるしあじちしゅう(アンダルシア自治州)
あんだるしーた
【アンダルシータ】
◇[伊]andalucita
○[鉱]⇒こうちゅうせき(紅柱石)
あんだるじーて
【アンダルジーテ】
◇[伊]andalusite
○[鉱]⇒こうちゅうせき(紅柱石)
あんたるや
【アンタルヤ】
◇Antalya
○(1)(Antalya Ili)⇒あんたりあけん(アンタリア県)
○(2)⇒あんたりあけん(アンタリア県)
あんたるやけん
【アンタルヤ県】
◇[トルコ語]Antalya Ili、[英]the province of Antalya
○⇒あんたりあけん(アンタリア県)
あんだんて
【アンダンテ】
◇[伊]andante
○[楽]音楽の速度標語の一つ。
モデラート(moderato)とアダージョ(adagio)との中間の速度。
参照⇒あんだんてぃーの(アンダンティーノ)
◎「ゆるやかに」,「歩くくらいの速さで」の意味。
あんだんてぃーの
【アンダンティーノ】
◇[伊]andantino
○[楽]音楽の速度標語の一つ。
◎「アンダンテ(andante)より少し速く演奏せよ」の意味。
あんちおきあ
【アンチオキア】
◇[羅]Antiochia
○[歴]⇒あんてぃおきあ(アンティオキア)
あんちぐあとう《たんちぐあたう》
【アンチグア島】
◇[英]Antigua Island/the Island of Antigua
○[地]リーワード諸島(Leeward Islands)の一島。独立国アン
チグア・バーブーダ(Antigua and Barbuda)の主島。
「アンティグア島」とも呼ぶ。
〈面積〉
280平方キロメートル。
あんちぐあばーぶーだ
【アンチグア・バーブーダ】
【アンチグアバーブーダ】
◇[英]Antigua and Barbuda
○西インド諸島東端の独立国。リーワード諸島(Leeward Is-
lands)のアンチグア島(Antigua Island)・バーブーダ島(Bar-
buda Island)・レドンダ島(Redonda Island)から成る。イギリ
ス連邦に所属。
首都はセントジョンズ(Saint John's)。
「アンティグア・バーブーダ」とも呼ぶ。
〈面積〉
442平方キロメートル。
〈人口〉
1984(昭和59)7万9,000人。
1991(平成 3)6万0,847人。
◎1981.11. 1(昭和56)イギリス自治領から独立。
1981.11.11(昭和56)国際連合に加盟。
あんちごーぬ
【アンチゴーヌ】
◇[フ]Antigone
○[文]フランスの劇作家アヌイ(Jean Anouilh)の作品。1946
(昭和21)。
参照⇒あんてぃごね(アンティゴネ)
あんちごのすさんせい
【アンチゴノス三世】
【アンチゴノス3世】
◇Antigonos III
○[人]マケドニア王(BC. 263ころ〜BC. 221)。在位:BC. 229
〜BC. 221。
「アンチゴノス・ドーソン(Doson)」とも呼ぶ。
あんちごのすちょう《あんちごのすてう》
【アンチゴノス朝】
◇[英]Antigonid Dynasty
○[歴]ヘレニズム時代のマケドニアの王朝(BC. 306〜BC. 168)。
ローマに滅ぼされる。
あんちごのすどーそん
【アンチゴノス・ドーソン】
◇Antigonos Doson
○[人]⇒あんちごのすさんせい(アンチゴノス三世,アンチゴノ
ス3世)
★あんちてーぜ
【アンチテーゼ】
◇[独]Antithese
○(1)[哲]弁証法の反定立(ハンテイリツ)。反対命題。
ある理論・主張(定立)と対立するために提出される否定的主
張。
⇔じんてーぜ(ジンテーゼ)(1)
参照⇒てーぜ(テーゼ)(1)
○(2)[論]対照法・対句法。
あんちばあいおてぃくす
【アンチバイオティクス】
◇[英]antibiotics
○[生化][薬]⇒こうせいぶっしつ(抗生物質)
あんちぷろとん
【アンチプロトン】
◇[英]antiproton
○[物]⇒はんようし(反陽子)
あんちもないと
【アンチモナイト】
◇[英]antimonite
○[鉱]⇒きあんこう(輝安鉱)
あんちゅうもさく
【暗中模索】
【暗中摸索】
【闇中模索】
【暗中模作】
○(1)[慣用句]暗闇(クラヤミ)の中、手探りで物を探すこと。
○(2)[慣用句]手掛かりのないまま、あれこれと試(ココロ)みるこ
と。
参照⇒ごりむちゅう(五里霧中)
◎『隋唐佳話(ズイトウ・カワ)』から。
あんちゅんぐん
【アンチュングン】
【安重根】
◇[朝]An Chung-gun
○[人]⇒『人名辞典』あん じゅうこん(安 重根)
★あんちょくせんそう《あんちよくせんさう》
【安直戦争】
◇[中]Zhiwan Zhangzheng(直皖戦争)
○[歴]1920(大正 9) 7.14〜 7.19、中華民国初期に北洋軍閥分
派の軍閥、段祺瑞(Duan Qirui)の安徽派(アンキハ)と親英米の直隷
派(チヨクレイハ)との争い。
直隷派が奉天派と組んで安徽派を破る。
◎1916(大正 5)袁世凱の死後、彼が組織した北洋軍閥が安徽派
・直隷派・奉天派に分裂。
1917(大正 6)安徽派と直隷派が対立。
1920. 7.14(大正 9)北京付近で交戦。
1920. 7.19(大正 9)段祺瑞が国務総理を辞職して終結。
参照⇒ほくようぐんばつ(北洋軍閥)
◎中国では「直皖戦争(チョッカンセンソウ)」と呼ぶ。
「皖」は「安徽省(アンキショウ)」の別称。
◎段祺瑞を支援した日本の影響力は後退した。
参照⇒にしはらしゃっかん(西原借款)
あんちょこ
【あんちょこ】
○[俗]⇒とらのまき(虎の巻)(4)
あんちら
【安底羅】
○[仏]薬師十二神将(ジンショウ)の一つ。観音菩薩(カンノンボサツ)を本
地(ホンジ)とする卯(ウ)の刻(午前6時頃)の守護神。
「あんてら(安底羅)」,「安陀羅(アンダラ)」とも呼ぶ。
参照⇒じゅうにじんしょう(十二神将)
★あんちるれっとう《あんちるれつたう》
【アンチル列島】
◇[英]the Antilles
○[地]西インド諸島中の列島。
大アンチル列島(Greater Antilles)と小アンチル列島(Lesser
Antilles)から成る。
「アンティル列島」とも呼ぶ。
あんちればのんさんみゃく
【アンチレバノン山脈】
◇[英]Anti-Lebanon Mountains
○[地]シリアとレバノンの境にある山脈。
東方のレバノン山脈(Jabal Lubnan)とビカー盆地(Bekaa Val-
ley)を隔(ヘダ)てて北東から南西に並走する。
アラビア語では「ジャバル・アッシャルキー(Jabal ash Shar-
qi)」。
「アンティレバノン山脈」とも呼ぶ。
あんちろぐ
【アンチログ】
【antilog】
◇[英]antilogarithm
○[数]⇒しんすう(真数)
あんちん
【アンチン】
【安慶】
◇[中]Anqing
○⇒あんけいし(安慶市)
あんちんこっかほう《あんちんこくかはふ》
【安鎮国家法】
○[仏]⇒あんちんほう(安鎮法)
あんちんし
【アンチン市】
【安慶市】
◇[中]Anqing Shi
○⇒あんけいし(安慶市)
あんちんほう《あんちんはふ》
【安鎮法】
○[仏]家屋を新築する時に行なう、密教の修法(シュホウ)。
皇室・将軍家の邸宅の新築などに際し、その建物の安穏や除
災を祈り、ならびに鎮護国家をも併せて祈願して修する。
修法の本尊には不動明王・葉衣(ヨウエ)観音・八字文殊菩薩(ハチ
ジモンジュボサツ)の3種がある。普通は不動明王を本尊として、四
臂(シヒ)不動明王と方位をつかさどる八方天を勧請(カンジョウ)し、
万法発生の吽字(ウンジ)を観じ、鎮宅の呪(ジュ)を誦(ジュ)する。
結願(ケチガン)後、安鎮曼荼羅(マンダラ)を新しい寝殿の中心梁の
中に収める。
「安鎮国家法」とも呼ぶ。
参照⇒あんちんまんだら(安鎮曼荼羅,安鎮曼陀羅)
◎一般の家屋では鎮宅法(チンタクノホウ)、堂塔伽藍の建立では地鎮
法(ジチンホウ)、皇室・将軍家の場合には安鎮法が行われる。
参照⇒ちんたくのほう(鎮宅法),じちんほう(地鎮法)
あんちんまんだら
【安鎮曼荼羅】
【安鎮曼陀羅】
○[仏]密教の安鎮法(アンチンホウ)で用いられる安鎮軌の本尊図。
『不動安鎮軌』に基づき、内院に二臂(ニヒ)不動明王、中院八
方に四臂(シヒ)不動明王、外院(ゲイン)に八方天を配する。
参照⇒あんちんほう(安鎮法)
あんて
【アンテ】
◇[英]ante-
○[接頭辞]「前・先」を表す語形成要素。
⇔[4]ぽすと(ポスト)
◎「プレ(pre-)」とほぼ同意語。
あんてぃ
【アンティ】
◇Antey
○[俗][空]アントノフ22型(An−22)の通称。
あんでぃー
【アンディー】
◇[英]Andy
○(1)[人]英語圏の男性名アンドルー(Andrew)の愛称。
○(2)[人]英語圏の女性名アンドレア(Andrea)の愛称。
★あんてぃおきあ
【アンティオキア】
◇[羅]Antiochia、[英]Antioch
○[歴]シリア王国セレウコス朝(Seleucid Dynasty)の首都。
紀元前300年ころ、セレウコス一世(Seleukos I)が父の名ア
ンティオコス(Antiochos)に因(チナ)んで建設。
「アンチオキア」とも呼ぶ。
外港はセレウキア(Seleukia)。
参照⇒せれうこすちょう(セレウコス朝)
◎現在はトルコ南部の都市アンタキヤ(Antakya)。
あんてぃおきあけん
【アンティオキア県】
◇[西]Departamento de Antioquia、[英]Antioquia Department
○南アメリカ、コロンビア中北西部の県。
県都はメデリン(Medellin)。
あんてぃおーく
【アンティオーク】
◇Antioch
○(1)トルコの都市アンタキヤ(Antakya)の英語名。
⇒あんたきや(アンタキヤ)
○(2)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州中北西部にある
コントラコスタ郡(Contra Costa County)の都市。
〈人口〉
1990(平成 2)6万2,195人。
あんてぃおぺ
【アンティオペ】
◇Antiope
○(1)[ギ神]テバイ(Thebai)の王ニュクテウス(Nycteus)とポリ
クソ(Polyxo)の娘。
未婚でゼウスの子を宿したため、父の怒りを買って逃げ出し、
父はショック死する。キタイロン(Kithairon)山中で双子の兄
弟ゼトス(Zethus)とアンピオン(Amphion)を生むが、父の兄弟
リュコス(Lycus)に捕らえられ、兄弟は山中に捨てられる。
のち兄弟に助けられる。
○(2)[ギ神]アマゾン族の女王。ヒポライト(Hippolyte)の姉妹。
アテナイ王テセウス(Theseus)に誘拐されて妻となり、ヒッ
ポリュトス(Hippolytos)を出産。
○(3)[天]火星と木星の間にある連星の小惑星。
◎1866.10. 1(慶応 2)ルーサー(Robert Luther )によって発見。
2000. 8.10(平成12)ケック天文台(Keck Observatory)によっ
て連星と判別。
あんてぃぐあとう《たんちぐあたう》
【アンティグア島】
◇[英]Antigua Island/the Island of Antigua
○[地]⇒あんちぐあとう(アンチグア島)
あんてぃぐあばーぶーだ
【アンティグア・バーブーダ】
【アンティグアバーブーダ】
◇[英]Antigua and Barbuda
○⇒あんちぐあばーぶーだ(アンチグア・バーブーダ,アンチグ
アバーブーダ)
あんてぃごね
【アンティゴネ】
◇Antigone
○(1)[ギ神]テーベ王オイディプス(Oidipous)とその母イオカ
ステ(Iokaste)との娘。
母を妻とした真実を知り、自ら両眼をえぐって盲目となった
父に従い諸国を放浪。
父の死後、兄のポリュネイケス(Polyneices)とエテオクレス
(Eteocles)が一騎打ちで相討ちし、テーベ王となった叔父クレ
オン(Creon)の禁令に背いて、兄たちの遺体を埋葬したため生
き埋めにされた。
参照⇒おいでぃぷす(オイディプス)
○(2)[文](1)の伝説に取材したソフォクレス(Sophokles)の悲
劇。
○(3)[文]フランスの劇作家アヌイ(Jean Anouilh)の作品。
フランス語名は『アンチゴーヌ(Antigone)』。
あんでぃじゃん
【アンディジャン】
◇Andijon
○(1)(Andijon Wiloyati)⇒あんでぃじゃんしゅう(アンディジャ
ン州)
○(2)ウズベキスタン共和国東端、アンディジャン州中央部の
州都。
「アンジジャン」とも呼ぶ。
◎2005. 5.13(平成17)カリモフ大統領の辞任を求めて刑務所襲
撃など大規模な反政府暴動が発生。
あんでぃじゃんしゅう《あんぢじやんしう》
【アンディジャン州】
◇Andijon Wiloyati、[英]Andijon Region
○中央アジア南部、ウズベキスタン共和国東端の州。南西部を
フェルガナ州(Fargana Wiloyati)に接し、北部・東部・南部と
もキルギス共和国に隣接。
州都はアンディジャン。
「アンジジャン州」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,200平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)148万1,000人。
1994(平成 6)189万9,000人。
あんでぃーぶ
【アンディーブ】
◇[フ]endive
○[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
あんてぃるれっとう《あんちるれつたう》
【アンティル列島】
◇[英]the Antilles
○[地]⇒あんちるれっとう(アンチル列島)
あんてぃればのんさんみゃく
【アンティレバノン山脈】
◇[英]Anti-Lebanon Mountains
○[地]⇒あんちればのんさんみゃく(アンチレバノン山脈)
★あんです
【アンデス】
◇Andes
○[地]南アメリカの西岸・北岸沿いを縦走する大山脈。
総延長約9千キロメートル。
〈アンデス東山系(Cordillera Oriental)〉
メリダ山脈(Cordillera de Merida):⇒めりださんみゃく
(メリダ山脈)
ビルカノータ山群(Vilcanota Mountain Range)。
〈アンデス西山系(Cordillera Occidental)〉
◎最高峰はアコンカグア(Aconcagua)、標高6,959メートル。
★あんてな
【アンテナ】
◇[英](単数形)antenna/(複数形)antennae(アンテニー)
○(1)[電][通]電波を送信または受信するため空中に張った金
属線。
参照⇒[1]やぎあんてな(八木アンテナ),ぱらぼらあんてな
(パラボラアンテナ,パラボラ・アンテナ),きゅうでんせん(給
電線)(3)
◎室内アンテナ(indoor antenna),ロッドアンテナ(rod anten-
na),ループアンテナ(loop antenna),皿型アンテナ(dish anten-
na)
◎イタリア語:アンテンナ(antenna)。
ドイツ語:アンテナ(Antenna)。
スペイン語:アンテナ(antena)。
中国語:天綫(tianxian)/天線(tianxian)。
○(2)[俗][通]携帯電話などで、送受信環境を示す画像。
環境がよければアンテナ画像の横に縦棒が3本表示され、圏
外であけばアンテナ画像のみ。
◎アンテナが3本立っている:この場合の3本は縦棒の数で、
アンテナ画像は含まれない。
○(3)[動]触覚。
○(4)[植]触毛。
○(5)(転じて)(特定の情報源ではないところから)必要な情報
を集める手段となるもの。
◎アンテナショップ:⇒あんてなしょっぷ(アンテナショップ)
◎その言葉が彼のアンテナに飛び込んだ
あんてなしょっぷ
【アンテナショップ】
◇[英]antenna shop
○[経]開発企業(メーカー)が最新の消費動向を探るため、また
新商品のテスト販売や売れ行きを把握するために設けた店舗。
多くは直営店。
「パイロットショップ(pilot shop)」とも呼ぶ。
あんてなせん
【アンテナ線】
◇[英]antenna cable
○[電]⇒きゅうでんせん(給電線)(3)
あんでねす
【アンデネス】
◇andenes
○[農]アンデスの高地で、インカ帝国時代から行われている
段々畑。また、その農法。
高さによる気温差を利用して複数の異なる作物を栽培してい
る。
あんてぷ
【アンテプ】
◇Antep
○[古]⇒がじあんてぷ(ガジアンテプ)
あんてら
【安底羅】
○[仏]⇒あんちら(安底羅)
★あんでるせん
【アンデルセン】
◇Hans Christian Andersen(ハンス・クリスチャン・アンデル
セン)
○[人]デンマークの童話作家・詩人(1805〜1875)。
作品は長編小説『即興詩人』、連作童話『絵のない絵本([デ
ンマーク語]Bilderbuch ohne Bilder)』、自伝『わが生涯の物
語』など。
デンマーク語読みでは「アナセン」,「アンナセン」,「アネルセン」。
参照⇒えのないえほん(絵のない絵本)
あんでるそん
【アンデルソン】
◇Johan Gunnar Andersson(ヨハン・グナール・アンダーソン)
○[人]⇒[2]あんだーそん(アンダーソン)
あんでれ
【アンデレ】
◇[英]Andrew(アンドルー)
○[人]⇒せいあんでれ(聖アンデレ)
あんてろーぷ
【アンテロープ】
◇[英]antelope
○[哺]平原に生息するレイヨウ(羚羊)。
参照⇒れいよう(レイヨウ,羚羊)
あんでんけん
【アンデンケン】
◇[独]Andenken、[英]souvenir
○⇒すーべにあ(スーベニア)
あんと
【アント】
◇[英]ant
○[虫](英語で)アリ(蟻)。
⇒あり(アリ,蟻)
あーんと
【アーント】
◇[英]aunt
○(英語で)伯母(オバ)・叔母(オバ)。
◎アンクル(uncle):伯父(オジ)・叔父(オジ)。
あーんどいんかむ
【アーンドインカム】
◇[英]earned income
○[経]勤労所得・給与所得。
⇒きんろうしょとく(勤労所得)
[1]あんとう
【安東】
○[古]([中]Andong)中国遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)丹
東市(Dandong Shi)(タントウ)の旧称。
⇒たんとうし(丹東市)
[2]あんとう
【安東】
◇[朝]Andong
○⇒あんとうし(安東市)
あんどう
【行灯】
【行燈】
○⇒あんどん(行灯,行燈)
★あんどううじ
【安東氏】
○[歴]中世、津軽(ツガル)地方の豪族。
十三湊(トサミナト)日之本将軍と称し、津軽半島西岸の十三湖(ジュ
ウサンコ)を拠点とした。
参照⇒じゅうさんこ(十三湖)
あんとうぇるぺん
【アントウェルペン】
◇[フラマン語]Antwerpen
○(1)⇒あんとうぇるぺんしゅう(アントウェルペン州)
○(2)⇒あんとわーぷ(アントワープ)
あんとうぇるぺんしゅう《あんとうえるぺんしう》
【アントウェルペン州】
◇[英]Antwerpen Province
○ベルギー北部の州。
州都はアントワープ([英]Antwerp)(アントウェルペン)。
★あんどうけんせつ
【安藤建設】
○[建]中堅ゼネコンの一社。
主力はオフィスビルやマンションなどの建設。
◎1873(明治 6)創業。
あんとうし
【安東市】
◇[朝]Andong-si
○韓国東部、慶尚北道(Kyongsang-buk-do)(ケイショウホクドウ)中北部
の都市。
鉄道の中央線によりソウルと釜山(Pusan)(フザン)に連絡。
洛東江の水運の終点で、安東ダムがある。
「アントン市(安東市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1985(昭和60)11万4,000人。
1994(平成 6)11万6,000人。
あんとうじんじゃ
【安東神社】
○[歴]中国東北地区南部、遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)
南東部の安東(Andong)(現:丹東市<Dandong Shi>)にあった神社。
参照⇒たんとうし(丹東市)
◎1905(明治38)建立。
あんどかいろ《あんどくわいろ》
【AND回路】
◇[英]AND circuit
○[計][電]ある信号線を開閉する電子回路の一つ。
┌──┬────┬──┐
│入力│スイッチ│出力│
├──┼────┼──┤
│ 0 │ 0 │ 0 │
│ 0 │ 1 │ 0 │
│ 1 │ 0 │ 0 │
│ 1 │ 1 │ 1 │
└──┴────┴──┘
参照⇒なんどかいろ(NAND回路)
◎集合論の論理積と同値。
参照⇒ろんりせき(論理積)
あんとしあにん
【アントシアニン】
◇anthocyanin
○[生化]⇒あんとしあん(アントシアン)
あんとしあん
【アントシアン】
◇[英]anthocyan、[独]Anthozyan/Anthocyan
○[生化]植物の花・葉・果実などに含まれる色素の総称。
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用(antioxidant action)
があり、血液の循環をよくする。
ブドウの皮・ムラサキ芋(イモ)・ブルーベリー・紫蘇(シソ)の葉
などに多く含まれる。
水に溶け、酸性溶液中で赤色、アルカリ溶液中で青色になる。
アントシアニジン([独]Anthocyanidin,[英]anthocyanidine)
という色素本体が糖と結合した配糖体の形で存在する。
「アントチアン」,「アントシアニン(anthocyanin)」,「花青素(カ
セイソ)」とも呼ぶ。
参照⇒こうよう(紅葉),でるふぃにじん(デルフィニジン)
◎抗酸化力はビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍と言われる。
◎血青素(ケッセイソ):⇒へもしあにん(ヘモシアニン)
あんとちあん
【アントチアン】
◇[英]anthocyan、[独]Anthozyan/Anthocyan
○[生化]⇒あんとしあん(アントシアン)
あんどちょう《あんどちやう》
【安堵町】
◇[日]Ando Cho
○奈良県北西部、生駒郡(イコマグン)の町。
陶芸家富本憲吉(トミモト・ケンキチ)の生地で、富本憲吉記念館があ
る。
★[1]あんとにうす
【アントニウス】
◇[羅]Marcus Antonius(マルクス・アントニウス)、[英]Mark
Antony
○[人]古代ローマの武将・政治家(BC. 82〜BC. 30)。妻はオ
クタウィアヌス(Octavianus)の妹オクタビア(Octavia)。
護民官。
参照⇒[1]おくたびあ(オクタビア)
[2]あんとにうす
【アントニウス】
◇[羅]Antonius
○[宗]⇒せいあんとにお(聖アントニオ)
あんとにお
【アントニオ】
◇[葡]Antonio
○[宗]⇒せいあんとにお(聖アントニオ)
あんとにおーに
【アントニオーニ】
◇Michelangelo Antonioni(ミケランジェロ・アントニオーニ)
○[人]イタリアの映画監督(1912. 9.29〜2007. 7.30)。フェラ
ーラ(Ferrara)生れ。
ボローニア大学を卒業。
1950(昭和25)『愛と殺意』を初監督。
作品は1955(昭和30)『女ともだち』・1960(昭和35)『情事』
・1961(昭和36)『夜』・1962(昭和37)『太陽はひとりぼっち
([フ]L'Eclipse)』・1964(昭和39)『赤い砂漠』・1966(昭和41)
『欲望』・1982(昭和57)『ある女の存在証明』など。
あんとにむ
【アントニム】
◇[英]antonym
○[言]反意語・反義語・反対語。
⇔しのにむ(シノニム)(1)
あんとのふ
【アントノフ】
◇Antonov
○[空]ロシア(旧ソ連)製の輸送機。
略号は「An」。
◎アントノフ2型(An−2):複葉プロペラの小型旅客機。
アントノフ8型(An−8):通称はキート(Kit)。
アントノフ10型(An−10):通称はウクライナ(Ukraji-
na)。
アントノフ12型(An−12):旅客機。
アントノフ14型(An−14):通称はプチェルカ(Pchelka)。
アントノフ22型(An−22):通称はアンティ(Antey)。
アントノフ24型(An−24):高翼型のプロペラ旅客機。
36人乗り。
アントノフ26型(An−26):24型系の旅客機・輸送機。
アントノフ28型(An−28):小型旅客機。
アントノフ72型(An−72):極地用輸送機。通称はコー
ラー(Coaler)。
アントノフ124型(An−124):大型輸送機。最大積載
量120トン。通称はルスラン(Ruslan)。
アントノフ225型(An−225):超大型輸送機。最大積
載量250トン。通称はムリヤ([ウクライナ語]Mriya<夢>)。1機
のみ。
あんとのめいじあ
【アントノメイジア】
◇[英]antonomasia
○[哲]⇒あんとのめーじあ(アントノメージア)
あんとのめーじあ
【アントノメージア】
◇[英]antonomasia
○[哲]修辞法の一つ。
よく知られている名前の代用として属性などで表現すること。
また、固有名詞を普通名詞に置き換えて表現すること。
「アントノメイジア」,「換称(カンショウ)」とも呼ぶ。
参照⇒かんゆ(換喩)
◎「名前(onoma)を退(シリゾ)けた(anto-,anti-)」の意味。
あんとふぁがすた
【アントファガスタ】
◇Antofagasta
○(1)(Region de Antofagasta)⇒あんとふぁがすたしゅう(ア
ントファガスタ州)
○(2)(Provincia Antofagasta)⇒あんとふぁがすたけん(アン
トファガスタ県)
○(3)南アメリカ南西岸、チリ共和国北部のアントファガスタ
州南部のアントファガスタ県北西部にある州都・県都。
〈人口〉
2002(平成14)29万5,792人。
あんとふぁがすたけん
【アントファガスタ県】
◇[西]Provincia Antofagasta
○南アメリカ南西岸、チリ共和国北部のアントファガスタ州南
部の県。
県都は州都アントファガスタ。
〈面積〉
6万7,813.5平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4)24万7,000人(4月22日現在)。
2002(平成14)31万8,779人(4月24日現在)。
あんとふぁがすたしゅう《あんとふあがすたしう》
【アントファガスタ州】
◇[西]Region de Antofagasta
○南アメリカ南西岸、チリ共和国北部の州。北部をタラパカ州
(Region de Tarapaca)、南部をアタカマ州(Region de Atacama)
に接し、北西部をボリビア、南西部をアルゼンチンに隣接し、
西部を太平洋に面する。
州都はアントファガスタ。
〈面積〉
12万6,049.1平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4)41万0,724人(4月22日現在)。
2002(平成14)49万3,984人(4月24日現在)。
あんとら
【アントラ】
◇[英](複数形)antra/(単数形)antrum
○[医]⇒あんとらむ(アントラム)
あんどらこうこく
【アンドラ公国】
◇[英]the Dukedom of Andorra
○フランスとスペインの国境、ピレネー山脈の東部にある内陸
国。
首都はアンドラ・ラ・ベリア(Andorra la Vella)。
主権はフランスとスペインに分属。
住民は大部分がスペイン系カタルニア人。
公用語はカタルニア語。
通貨単位はユーロ。
観光地として有名で、主要財源は観光収入と国際宣伝放送。
〈面積〉
453平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)2万人。
1984(昭和59)3万人。
1988(昭和63)4万9,000人。
◎1993. 3.(平成 5)スペイン・フランスの共同主権下の保護国
から主権を獲得。
◎旧通貨はフラン(franc)・ペセタ(peseta)。
★あんどらちょう《あんどらてう》
【アンドラ朝】
◇[英]Andhra Dynasty
○[歴]古代インド、デカン高原一帯を支配した王朝。
「アーンドラ朝」,「サータバーハナ朝(Satavahana dynasty)」,
「サータヴァーハナ朝」とも呼ぶ。
あーんどらちょう《あーんどらてう》
【アーンドラ朝】
◇[英]Andhra Dynasty
○[歴]⇒あんどらちょう(アンドラ朝)
あんどらぷらでしゅしゅう《あんどらぷらでしゆしう》
【アンドラ・プラデシュ州】
【アンドラプラデシュ州】
◇[英]Andhra Pradesh State
○インド南東部の州。北部をマハラシュトラ州(Maharashtra
State)、北東部をオリッサ州(Orissa State)、南部をタミルナ
ドゥ州(Tamil Nadu State)、西部をカルナータカ州(Karnataka
State)に接し、東部をベンガル湾(Bay of Bengal)に面する。
州都はハイデラバード(Hyderabad)。
〈面積〉
27万6,814平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)6,650万8,000人。
2001(平成13)7,572万7,500人。
2002(平成14)7,720万6,600人。
〈県〉
グントゥール県(Guntur District)など。
◎2002(平成14)熱波で1,000人以上が死亡。
2003. 6.(平成15)熱波で3日までの3週間に1,100人以上が
死亡。
あんとらむ
【アントラム】
◇[英](単数形)antrum/(複数形)antra(アントラ)
○[医]腔(コウ)(cavity)・空洞(クウドウ)。
「洞(とう,どう)」,「サイナス([英]sinus)」とも呼ぶ。
参照⇒とう(洞)
あーんどらん
【アーンドラン】
【アーンド・ラン】
◇[英]earned run
○[運]⇒じせきてん(自責点)
あーんどらんあべれーじ
【アーンドラン・アベレージ】
【アーンド・ラン・アベレージ】
◇[英]earned run average
○[運]⇒ぼうぎょりつ(防御率)
あんどりあのふしょとう《あんどりあのふしよたう》
【アンドリアノフ諸島】
◇[英]Andreanof Islands
○[地]太平洋北部、アリューシャン列島(Aleutian Islands)中
央部の群島。
アダック島(Adak Island)を含む。
アメリカ合衆国アラスカ州(Alaska State)アリューシャン・
ウエスト郡(Aleutians West Borough)に属する。
「アンドレアノフ諸島」とも呼ぶ。
参照⇒あだっくとう(アダック島),あとかとう(アトカ島)
あんとりむけん
【アントリム県】
◇[英]Antrim County
○イギリス領北アイルランド東海岸の県。
県都はベルファスト(Belfast)。
〈面積〉
2,844平方キロメートル。
あんとりむちく
【アントリム地区】
◇[英]Antrim District
○イギリス領北アイルランド東海岸、アントリム県(Antrim
County)の一地区。
〈面積〉
562平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)4万8,000人。
あんどるー
【アンドルー】
◇[英]Andrew
○[人]英語圏の男性名。
愛称は「アンディー(Andy)」。
あんどるえろあーるけん
【アンドルエロアール県】
【アンドル・エ・ロアール県】
◇[フ]Departement Indre-et-Loire
○フランス中北西部、サントル地域圏(Region Centre)西部の
県。
県都はトゥール(Tours)。
あんどるえろわーるけん
【アンドルエロワール県】
【アンドル・エ・ロワール県】
◇[フ]Departement Indre-et-Loire
○⇒あんどるえろあーるけん(アンドルエロアール県,アンドル
・エ・ロアール県)
あんどるーず
【アンドルーズ】
◇Thomas Andrews
○[人]北アイルランド(イギリス)の化学者(1813〜1885)。
二酸化炭素の液化実験から気体の臨界現象を発見。
オゾンが酸素の同素体であることを確証。
あんどるーずくうぐんきち
【アンドルーズ空軍基地】
◇[英]Andrews Air Force Base
○[軍]アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)
中西部のプリンスジョージズ郡(Prince George's County)にあ
る空軍基地。首都ワシントンの南東郊外。
あんとるぷるぬーる
【アントルプルヌール】
◇[フ]entrepreneur(請負人)
○(1)起業家。独創力とリスクを伴った、新しい事業の企業家。
○(2)[劇](演劇の)興行主。
あんとるぷるぬーるしっぷ
【アントルプルヌールシップ】
◇[英]entrepreneurship
○企業家精神。
あんとれ
【アントレ】
◇[フ]entree
○(1)入場・出場。入場権。
○(2)[料]西洋料理のフルコースで、魚料理(または前菜・スー
プ)と焼いた肉(ロースト)料理との間に出される盛り合せ料理。
最も技巧の注がれる料理で、鳥獣の肉を主に野菜・魚介類な
ど多彩な材料を美しく付け合せる。
「間皿(アイザラ)」とも呼ぶ。
◎「本料理の最初の料理」の意味。
○(3)[料]小形パイ料理などの温前菜。
あんどれあ
【アンドレア】
◇[英]Andrea
○(1)[人]ヨーロッパ各国の女性名・男性名。
◎男性名の場合、アンドルー(Andrew)・アンドリュー(Andrieu)
・アンドレイ(Andrei)・アンドロ(Andro)・アンドレアス(An-
dreas)などとなることが多い。
○(2)[人]英語圏の女性名。
愛称は「アンディー(Andy)」。
あんどれあのふしょとう《あんどれあのふしよたう》
【アンドレアノフ諸島】
◇[英]Andreanof Islands
○[地]⇒あんどりあのふしょとう(アンドリアノフ諸島)
あんどれあわん
【アンドレア湾】
◇[露]Andreyeva Guba、[英]Andreeva Bay/Andreyeva Bay
○[地]ロシア北西部、ムルマンスク州(Murmanskaya Oblast)北
部にある湾。ノルウェー国境から直線で40キロメートルに位置
する。
北洋艦隊基地がある。
参照⇒せべろもるすく(セベロモルスク)
あんどれおってぃ
【アンドレオッティ】
◇Giulio Andreotti
○[人]イタリアの政治家(1919. 1.14〜)。ローマ生れ。
〈首相在任〉
1972. 2.18〜1973. 7. 4(昭和47〜昭和48)。
1976. 7.29〜1979. 8. 5(昭和51〜昭和54)。
1989. 7.23〜1992. 6.28(平成元〜平成 4)。
あんどれまるろー
【アンドレ・マルロー】
◇Andre Malraux
○[人]⇒まるろー(マルロー)
あんどろいど
【アンドロイド】
◇[英]android
○人造人間・人間型ロボット・人間型人工生命体。
「ヒューマノイド」とも呼ぶ。
参照⇒ひゅーまのいど(ヒューマノイド),ばいおろいど(バイ
オロイド),ふらんけんしゅたいん(フランケンシュタイン)
◎フランスの作家リラダンの造語。
SF用語で、機械的な外見を残さず、思考や行動まで人間そっ
くりな人造物をさす。
参照⇒りらだん(リラダン)
あんどろくれす
【アンドロクレス】
◇Androcles/Androclus
○[ローマ伝説]伝説中のドレイ(奴隷)。
ライオンの足からトゲを抜いてあげ、ライオンを忠実な友と
する。
闘技場でライオンと戦わされたが助かる。
あんどろげん
【アンドロゲン】
◇androgen
○[生化]テストステロン(testosterone)・アンドロステロン
(androsterone)などの男性ホルモン物質の総称。
◎アンドロゲン不応症:⇒[3]えーあいえす(AIS)
◎女性ホルモン:参照⇒えすとろげん(エストロゲン)
あんどろふぉうぶ
【アンドロフォウブ】
◇[英]androphobe
○[心]男性恐怖症患者。
あんどろふぉびあ
【アンドロフォビア】
◇[英]androphobia
○[心]男性恐怖症。
◎ギノフォビア(gynophobia):女性恐怖症。
あんどろぽふ
【アンドロポフ】
◇Yuri Vladimirovich Andropov(ユーリー・ウラジーミロビッ
チ・アンドロポフ)
○[人]ソビエト連邦の政治家(1914〜1984)。
1962(昭和37)共産党中央委員会書記。
1967. 5.〜1982(昭和42〜昭和57)KGB(国家保安委員会)議
長。
1982. 5.(昭和57)ブレジネフの後継者として共産党中央委員
会書記。
1983(昭和58)最高会議幹部会議長(chairman of Presidium
of Supreme Soviet)(国家元首)。
急死。
あんとろぽろぎー
【アントロポロギー】
◇[独]Anthropologie
○(1)[哲]⇒にんげんがく(人間学)
○(2)[生]⇒じんるいがく(人類学)
あんどろん
【アンドロン】
◇[希]andron
○[歴][建]古代ギリシア・ローマの男部屋。
一般に階下にある。
接客にも使用され、主婦や娘は入室しない。
◎女部屋:⇒ぐないけいおん(グナイケイオン)
あんとわーぷ
【アントワープ】
◇[英]Antwerp
○ベルギー北部、アントウェルペン州(Antwerpen Province)の
州都。フランドル地方スヘルデ(Schelde)川の河港都市。
世界のダイヤモンド原石の8割が取引される。
フラマン語で「アントウェルペン(Antwerpen)」、フランス語
で「アンベール(Anvers)」,「アンヴェール」、オランダ語で「アン
ベルス(Anvers)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1976(昭和51)22万人、66万人(都市域)。
1986(昭和61)48万3,000人。
1991(平成 3)46万7,518人。
◎1920(大正 9)第7回オリンピック、開催。
2003. 2.17(平成15)ダイヤモンドセンターの地下大金庫室か
ら1億ユーロ(約127億円)の原石や宝石の盗難事件が発覚。
あんとん
【アントン】
【安東】
◇[中]Andong
○⇒[1]あんとう(安東)
あんどん
【行灯】
【行燈】
○(1)木や竹などの框(ワク)に紙を貼り、中の油皿に火をともす
照明具。
室内に置くもの・柱に掛けるもの・さげ歩くものなどがある。
「あんどう(行灯,行燈)」,「紙灯(シトウ)」とも呼ぶ。
参照⇒かごあんどん(籠行灯,籠行燈),たそやあんどん(誰哉
行灯,誰也行灯,誰そや行灯),つじあんどん(辻行灯,辻行燈),は
ちけん(八間),ばけねこ(化け猫,化猫)
◎有明(アリアケ)行灯,掛(カケ)行灯,籠(カゴ)行灯,地口(ジグチ)行灯,
露地(ロジ)行灯
○(2)[俗]四・四十・四百などの四の隠語。
参照⇒げんこ(拳固)(2)
◎馬子・駕籠かき・雲助(クモスケ)などが用いた。
○(3)(表装で)ふつうの寸法に比べて丈がつまった中途半端な
軸物など。
◎表装した形が行灯(1)に似ているところから。
○(4)[建]四方からホゾ差しにすること。
◎「あん(行)」・「どん(灯,燈)」とも唐音。
あんどんくらげ
【アンドンクラゲ】
【行灯水母】
【行灯海月】
◇[学]Carybdea rastoni
○[動]アンドンクラゲ目(立方クラゲ目)(Cubomedusae)アンド
ンクラゲ科(Carybdeidae)アンドンクラゲ属(Carybdea)のクラ
ゲ。
傘部の寒天質はかたく、高さ約3センチメートル・幅約2.5
〜3センチメートルの立方体形で、下端の角から長さ6センチ
メートルほどの細長い触手が4本出て、全体として行灯に似る。
触手には強い毒をもつ刺胞があり、触れると刺されて激痛が走
り、のち炎症を起す。
本州以南の近海に広く生息し、梅雨ころから小さいものが出
始め、盆過ぎには大量に出現する。
俗称は「電気クラゲ」。
あんとんし
【アントン市】
【安東市】
◇[朝]Andong-si
○⇒あんとうし(安東市)
あんどんばかま
【行灯袴】
○[服]襠(マチ)のないスカート状の袴。
巫女(ミコ)などが着用する。
平安時代に宮中の女性用に始まり、のち男性も用いた。
「袋袴(フクロバカマ)」とも呼ぶ。
参照⇒ひのはかま(緋の袴),おんなばかま(女袴)
◎名称は、形が丸行灯に似ていることから。
★あんどんやまこふん
【行燈山古墳】
○[歴]奈良県天理市にある、古墳時代前期の古墳。
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