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百 科 辞 書 《あんな》 編集:獨 澄旻
-------- あんな ------------------------------------------------
あんなか
○[俗][薬]安息香酸ナトリウムカフェインの俗称。
⇒あんそくこうさんなとりうむかふぇいん(安息香酸ナトリ
ウムカフェイン)
あんなか
【安中】
◇[日]Annaka
○(1)⇒あんなかし(安中市)
○(2)[交]⇒あんなかえき(安中駅)
あんなかえき
【安中駅】
○[交]群馬県安中市にある、JR信越本線の駅。
磯部(イソベ)駅と群馬八幡(ヤワタ)駅(高崎市)の間。
◎JR長野新幹線には安中榛名(ハルナ)駅がある。
あんなかし
【安中市】
◇[日]Annaka Shi
○群馬県南西部の市。
長野新幹線が開通し、安中榛名駅が開業。
妙義山(ミョウギサン)の北麓(ホクロク)に磯部(イソベ)温泉がある。
参照⇒いそべおんせん(磯部温泉)
◎1958(昭和33)市制。
◎もと井伊氏、のち板倉氏の城下町。
中山道の宿場町。江戸日本橋から歩いて四日、約30里。
新島襄の出地。
◎金属製錬によるカドミウム汚染が問題となった。
あんなかはるなえき
【安中榛名駅】
○[交]群馬県安中市にある、JR長野新幹線の駅。
高崎駅と軽井沢駅の間。
◎JR信越本線には安中駅がある。
あんなせん
【アンナセン】
◇Hans Christian Andersen
○[人]⇒あんでるせん(アンデルセン)
あんなば
【アンナバ】
◇Annaba
○(1)(Wilaya d'Annaba)⇒あんなばけん(アンナバ県)
○(2)アルジェリア北東部、アンナバ県北東部にある県都。
英語読みで「アナバ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1987(昭和62)44万3,727人(推計)。
1998(平成10)46万5,021人(6月25日現在)。
◎ローマ時代の古称は「ヒッポレギウス(Hippo Regius)」。
フランス領時代の旧称は「ボン(Bone)」。
あんなばけん
【アンナバ県】
◇Wilaya d'Annaba、[英]Annaba Province
○アルジェリア北東部の県。北部を地中海に面する。
県都はアンナバ。
〈面積〉
1,439平方キロメートル。
〈人口〉
1998(平成10)55万7,818人(6月25日現在)。
2008(平成20)60万9,499人(4月16日現在)。
あんなぷるな
【アンナプルナ】
◇Annapurna
○(1)[宗]ヒンズー教の母なる女神。シバ(Siva)の配偶女神デ
ビ(Devi)。
○(2)[地]ネパールのヒマラヤ山脈中央部に東西約50キロメー
トルに連なる高峰群の総称。
ダウラギリ山の東方にあり、四つの峰からなる。
西部の第一峰は標高8,044メートル。
東部の第二峰は標高7,937メートル。
「アンナプルナ連峰(the Annapurna Massif)」とも呼ぶ。
◎西部の第一峰は標高8,091メートルとも、8,078メートルとも。
◎1950. 6.(昭和25)フランスのモーリス・エルゾーグ隊が初登
頂。8千メートル級の登頂は世界初。
1960(昭和35)イギリス隊が東部の第二峰を初登頂。
あんなぷるなれんぽう
【アンナプルナ連峰】
◇[英]the Annapurna Massif
○[地]⇒あんなぷるな(アンナプルナ)(2)
あんなみらーず
【アンナミラーズ】
◇[英]Anna Miller's
○[経]ドイツ風家庭料理を提供する、アメリカのレストラン・
チェーン店。
日本では井村屋製菓が首都圏で展開。
デザートパイとウェートレスのメード風制服で知られる。
略称は「アンミラ」。
あんなん
【アンナン】
【安南】
◇Annam
○[歴]ベトナムの中国側からの近代までの呼称。
さらに古くは「交趾(コウシ)」と呼ばれた。
◎名称は唐初期の安南都護府に由来。
参照⇒あんなんとごふ(安南都護府)
◎秦の始皇帝のときにベトナム北部に南海郡・象郡など3郡が
設置(BC. 214)された。
BC. 111<元鼎 6>前漢の武帝、越南(ナンエツ)国を滅ぼし、ベト
ナム北部に交趾郡・南海郡・日南郡など9郡を設置。徴(チェン)
姉妹の反乱で一時後漢より独立(AD. 40〜 42)。
2世紀末にはチャム族がベトナム南部にチャンパ(林邑<リンユウ>,
占城<センジョウ>)を建国(〜1470)。
唐代には交州(ハノイ)に安南都護府( 679)が置かれた。唐が滅
亡( 907)した10世紀ころからベトナム民族が自立した。呉朝
( 939〜 965)・丁朝(Dinh Dynasty)(国号は大瞿越<ダイクエツ>)・
黎(レイ)朝(Le Dynasty)( 981〜1009)などの王朝を経て、李朝
(Ly Dynasty)(1010〜1225)にいたり大越(Dai-viet)と称した。
ついで陳朝(Tran Dynasty)(1225〜1400)(大越)になり3度
(1257,1285,1287)モンゴル(蒙古)軍の侵入を撃退し、民族的自
覚が高まり、漢字の俗字であるチュノム(字喃)も考案された。
明の直接統治(1407〜1428)を経て、黎利(レイ・リ)が明軍を撃退
して黎朝(Le Dynasty)(1428〜1527,1532〜1789)(大越)を樹立、
のち明と和議。1470年宿敵チャム族の占城を征服して国勢を誇っ
た。しかし、内乱によって1527年権臣莫登庸(バク・トウヨウ)に帝位
を奪われ、間もなく復したものの、ハノイの鄭(テイ)氏とユエの
阮(ゲン)氏の権臣に実権を奪われ、西山(タイソン)党の反乱(1771〜)
で滅亡。
阮氏一族の阮福映(フクエイ)はフランスの援助を得て西山朝(Tay-
son Dynasty)を破り阮朝(Nguyen Dynasty)越南国を立て(1802)、
清は越南王に封じた。この独立期間にも中国と朝貢を行い、そ
の冊封を受けるなど藩属国的状態で、王朝も中国風であった。
しかし阮朝以来、仏越戦争(1858〜1862,1873〜1884)などで
しだいにフランス勢力が強くなり1882年ハノイが占領され、ユ
エ条約(1883)で全ベトナムがその保護国となり、国号もふたた
び安南を用いた。これに対し清朝はその宗主権を主張したが清
仏戦争(1884〜1885)の結果、天津条約(1885)でフランスの支配
権を承認した。1887年フランス領インドシナ連邦が成立。
フランスからの独立後はベトナム(越南)となった。
参照⇒にちなんぐん(日南郡),ぐえんちょう(グエン朝,阮朝)
あんなんぞく
【アンナン族】
【安南族】
◇[英]Annamese/Annamites
○⇒きんぞく(キン族,京族)
あんなんとごふ
【安南都護府】
◇[中]Annan Duhufu、[ベトナム語]An Nam Do Ho Phu、[英]
the Protectorate of Annam
○[歴]中国、唐代の周辺諸民族を統治した六都護府の一つ。
現在のベトナム北部・中部と南海諸国を統治した出先機関。
所在地は交州(Jiaozhou)の宋平(現在のハノイ)。
622<武徳 5>[推古30]交州大総管府を設置。
679<儀鳳 4>[天武 8]安南都護府となる。
760<上元元>(天平宝字 4)阿倍仲麻呂(アベノナカマロ)、2年間都
護府の長官となる。
860<咸通元>(貞観 2)南詔が占領。
883<咸通 3>(元慶 7)南詔が2度目の占領。
907<天佑 4>(延喜 7)唐の滅亡で消滅。
その他、ジャワのマライ人(崑崙闍婆)や、チャム族のチャン
パ(林邑<リンユウ>,占城<センジョウ>)もたびたび侵入。
あんにゃもんにゃ
【あんにゃもんにゃ】
○[俗][植]⇒なんじゃもんじゃ(なんじゃもんじゃ)
あんにゅい
【アンニュイ】
◇[フ]ennui
○ものういさま。退屈(タイクツ)・倦怠(ケンタイ)・無聊(ブリョウ)。倦
怠感。
◎英語:ボーダム(boredom)。
ドイツ語:ランゲバイレ(Langeweile)。
イタリア語:ファスティーディオ(fastidio)。
スペイン語:アブリミエント(aburrimiento)。
中国語:無聊(wuliao)/麻煩(mafan)。
あんにょう《あんやう》
【安養】
○(1)[仏]心を安らかにして、身を養うこと。
○(2)[仏]安養浄土の略。
参照⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
◎「あんよう(安養)」とも読む。
あんにょうかい《あんやうかい》
【安養界】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
あんにょうじょうど《あんやうじやうど》
【安養浄土】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
◎心を安んじ身を養う浄土という意味。
あんにょうせかい《あんやうせかい》
【安養世界】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
あんにょんはしむにか
【アンニョンハシムニカ】
◇[朝]annyeong hasimnikka/anyeong hasimnika
○(朝鮮語による)出会いの挨拶語(こんにちは・ごきげんいか
が)。
一日中、使用できる言葉で英語の「ハワユー(How are you?)」
に相当する。
◎「アンニョン」は漢語で「安寧」。
あんにーる
【アン・ニール】
◇[アラビア語]an-Nil/al-Bahr an-Nil
○[地]⇒ないるがわ(ナイル川)
[1]あんね
【アンネ】
◇[トルコ語]anne、[英]mother
○(トルコ語で)母。
◎ババ(baba):父。
★あんね
【アンネ】
◇Anne Frank(アンネ・フランク)
○[人]ユダヤ人の少女(1929. 6.12〜1945. 5.)。
参照⇒あんねのにっき(アンネの日記)
あんねい
【安寧】
○(1)平和で安らかなこと。安心。
◎安寧秩序
○(2)冬のこと。
あんねさま
【あんねさま】
○⇒つのだいし(角大師)(3)
あんねなぷきん
【アンネ・ナプキン】
○[古]生理用品の商品名。
◎1961.11.(昭和36)発売。
あんねのにっき
【アンネの日記】
◇[蘭]Het Achterhuis(うしろの家)
○[歴]ユダヤ人の少女アンネ・フランク(Anne Frank)(1929. 6.
12〜1945. 5.)の日記。
ナチスの迫害を逃れ、アムステルダムに家族らと隠れ住んだ
1942年(13歳)から2年間の生活記録。
◎1947(昭和22)出版。
1952(昭和27)英訳(Anne Frank:The Diary of a Young Girl)、
出版。
1953(昭和28)皆藤幸蔵の邦訳『アンネの日記』、出版。
あんのういも《あんなふいも》
【アンノウイモ】
【安納芋】
○[植][農]サツマイモの一品種。
種子島の特産で、非常に糖度が高い。水分も多く、焼き芋と
して時間をかけて焼き上げるとさらに糖度が増す。
芋の皮の色が赤い安納紅と、淡い茶色の安納こがねがある。
また、品種登録されていないブランド名として安納こがねの実
に少し紅が入った安納もみじ、トロミツイモ(灯籠蜜芋)・フル
ーツこがねなどがある。
あんのん《あんをん》
【安穏】
【安穩】
○なんの事件もなく、安らかなこと。平穏無事。安泰。
「安隠」とも書く。
あんのん《あんをん》
【安隠】
○⇒あんのん(安穏,安穩)
あんば
【鞍馬】
○(1)鞍(クラ)をおいた馬。くらうま(鞍馬)・あんま(鞍馬)。
○(2)[運]男子体操競技種目の一種。
(3)を使い、腕で体を支えながら下肢を台や床に接触するこ
となく、両脚の旋回・交差などを連続的に演ずるもの。
○(3)[運](2)の運動用具。
ウマの背(セ)をかたどった台に2個の取っ手をつけたもの。
◎英語:ポンメルホース(pommel horse)。
米語:サイドホース(side horse)。
中国語:鞍馬(anma)。
あんばー
【アンバー】
◇[英]amber
○(1)コハク(琥珀)の英語名。
⇒こはく(コハク,琥珀,琥魄)
○(2)[色]コハク(琥珀)色。
あんばい
【塩梅】
【按排】
【按配】
○(1)[料]料理の味加減・味付け。また、味加減を調(トトノ)える
こと。
本来は塩(シオ)と梅酢(ウメズ)で調味すること。
○(2)物事の具合(グアイ)・調子。
○(3)(特に)体の調子・身体の具合。
○(4)⇒あんばい(案配,按排,按配)
◎「塩梅」は「えんばい」の転。
あんばい
【案配】
【按排】
【按配】
○(1)ほどよく物を並べること。
○(2)ほどよく物事を処理すること。
○(3)うまくいくように工夫(クフウ)すること。
あんばーぐりす
【アンバーグリス】
◇[英]ambergris
○竜涎香の英語名。
⇒りゅうぜんこう(竜涎香,龍涎香)
あんばこ
【暗箱】
【暗函】
◇[羅]camera obscura(暗い部屋)
○(1)[写][美]外光をさえぎって内部を暗くした箱または部屋。
前面の小さな孔(アナ)を通して外界の被写体を映(ウツ)し、画家
などが写生に用いた。
「カメラオブスキュラ」,「カメラオブスクラ」とも呼ぶ。
○(2)[写]旧式のカメラ(写真機)の胴体部。
前面に小さな孔またはレンズを着け、後面に感光板またはフィ
ルムを置いてカメラ(写真機)とした。
参照⇒ぴんぽーるかめら(ピンホールカメラ,ピンホール・カ
メラ)
あんばさだー
【アンバサダー】
◇[英]ambassador
○大使・使節の英語名。
ミニスター(minister)(公使)の上位。
◎「大使館」は「エンバシー(embassy)」。
あんぱさんど
【アンパサンド】
◇[英]ampersand
○「&」の記号名。"and(そして)"を意味する記号。
「アンパーサンド」とも呼ぶ。
◎字形は、ラテン語の"et(そして)"の"E"と"T"を組み合わせた
もの。
また読みは、この記号を説明するとき"& per se and(&自体
でアンド)"の発音「アンド・パー・セイ・アンド」がなまって
「アンパーサンド」となったもの。
あんぱーさんど
【アンパーサンド】
◇[英]ampersand
○⇒あんぱさんど(アンパサンド)
あんぱち
【安八】
◇[日]Ampachi
○(1)⇒あんぱちぐん(安八郡)
○(2)⇒あんぱちちょう(安八町)
あんぱちぐん
【安八郡】
◇[日]Ampachi Gun/Anpachi Gun
○岐阜県南西部の郡。大垣市で南北に2分されている。
北部:神戸町(ゴウドチョウ)。
南部:安八町(アンパチチョウ)・墨俣町(スノマタチョウ)・輪之内町(ワノウチ
チョウ)。
あんぱちちょう《あんぱちちやう》
【安八町】
◇[日]Ampachi Cho/Anpachi Cho
○岐阜県南西部、安八郡の町。
〈面積〉
8.2平方キロメートル。
◎1955. 4. 1(昭和30)名森(ナモリ)村・結(ムスビ)村・牧(マキ)村の
3村が合併して安八村を発足。
1960. 4. 1(昭和35)町制施行。
あんぱっさん
【アンパッサン】
◇[フ]en passant
○[副]ついでに・ちなみに。
あんばと
【アンバト】
◇Ambato
○エクアドル中央部、トゥングラウア州(Provincia de Tung-
urahua)の州都。
南緯1.24°、西経78.62°の地。
〈人口〉
2001(平成13)15万4,369人。
あんぱら
【アンパラ】
◇Ampara
○(1)(Ampara District)⇒あんぱらいけん(アンパライ県)
○(2)⇒あんぱらい(アンパライ)(2)
あんぱらい
【アンパライ】
◇Amparai
○(1)(Amparai District)⇒あんぱらいけん(アンパライ県)
○(2)スリランカ北部・東部、ノースイースタン州(North East-
ern Province)南東部のアンパライ県中央部にある県都。
「アンパラ(Ampara)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1981(昭和56)1万6,000人。
2001(平成13)1万7,965人。
あんぱらいけん
【アンパライ県】
◇[英]Amparai District
○スリランカ北部・東部、ノースイースタン州(North Eastern
Province)南東部の県。北部をマダカルプーワ県(Madakalpuwa
District)に接し、東部をベンガル湾(Bay of Bengal)に面する。
県都はアンパライ。
「アンパラ県(Ampara District)」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,415平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)38万8,970人(3月17日現在)。
2001(平成13)58万9,344人(7月17日現在)。
あんぱらけん
【アンパラ県】
◇[英]Ampara District
○⇒あんぱらいけん(アンパライ県)
あんばらっとかいいき《あんばらつとかいゐき》
【アンバラット海域】
◇[英]Ambalat offshore area
○[地]ボルネオ島(カリマンタン島)北東部、マレーシアとイン
ドネシアの国境のスバティック島(Pulau Sebatik)沖にある、
セレベス海(Celebes Sea)西部の一海域。面積約1万5,000平方
キロメートル。
石油・ガス鉱区の開発をめぐって両国が対立している。
あんばりあさ
【アンバリ麻】
◇[英]ambari hemp/ambary hemp
○[植]ケナフ(kenaf)の英語名。
⇒けなふ(ケナフ)
あんばるしゅう《あんばるしう》
【アンバル州】
◇Muhafazat al Anbar、[英]Anbar Province
○イラク西部の州。北部をニーナワー州(Muhafazat Ninawa)、
北東部をサラハディン州(Muhafazat Salahad-Din)、東部をカ
ルバラ州(Muhafazat Karbala)、南東部をナジャフ州(Muhafa-
zat Najaf)に接し、南部をサウジアラビア、西部をヨルダン、
北西部をシリアに隣接。
州都はラマディ(Ar-Ramadi)。
「アンバール州」とも呼ぶ。
あんばーるしゅう《あんばーるしう》
【アンバール州】
◇Muhafazat al Anbar、[英]Anbar Province
○⇒あんばるしゅう(アンバル州)
あんぱん
【アンパン】
○(1)[俗]シンナーの俗称。
○(2)[俗][社]シンナー遊びの俗称。
⇒しんなーあそび(シンナー遊び)
あんぱん
【餡パン】
【あんぱん】
○[食]生地を酒種(サカダネ)で発酵させ、中に餡(アン)を入れて焼
いた、日本独自の菓子パン。
パンの上部に、アズキ餡なら黒ゴマ、白餡ならケシ粒が着い
ている。
参照⇒さかだね(酒種)
◎あんぱんの日:4月4日。
1875. 4. 4(明治 8)水戸を訪れた明治天皇へ銀座木村屋のあ
んぱん(塩漬けの桜入り)を供したことに由来。
あんびあんす
【アンビアンス】
◇[フ]ambiance、[英]ambience(アンビエンス)
○(1)(フランス語で)雰囲気。
○(2)(フランス語で)活気。
あんびえーたー
【アンビエーター】
◇[独]Anbieter
○(1)[通](ドイツ語で)インターネット接続会社(provider)。
○(2)[経]⇒さぷらいやー(サプライヤー)
あんびえんす
【アンビエンス】
◇[英]ambience、[フ]ambiance(アンビアンス)
○(1)環境([英]environment)。
○(2)雰囲気([英]atmosphere)。
あんびゅらんす
【アンビュランス】
◇[英]ambulance
○(1)[軍]野戦病院。
⇒やせんびょういん(野戦病院)
○(2)[軍]傷病兵を輸送する船舶・航空機・列車。
○(3)[医]救急車。
⇒きゅうきゅうしゃ(救急車)
◎フランス語の「アビュラン(ambulant,[英]traveling)」から。
参照⇒あんびゅらんと(アンビュラント)
あんびゅらんと
【アンビュラント】
◇[英]ambulant
○(1)[形]歩行する。
○(2)[形]動き回る。
◎ラテン語の「歩く(ambulare)」から。
あんびょんぐん
【アンビョン郡】
【安辺郡】
◇[朝]Anbyon-gun
○朝鮮半島中央部、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)南東部の
江原道(Kangwon-do)北部にある郡。北部を元山市(Wonsan-si)
(ウォンサン市)に接し、北東部を日本海の永興湾(Yonghung
Man)に面する。
キテリョン(Kittaeryong)(旗対嶺)にミサイル発射基地があ
る。
あんぶ
【安撫】
○(1)民衆が安心して生活できるように国を治めること。
○(2)辺境や地方を治める官。
あんぶ
【鞍部】
◇[英]col(コル)
○(1)[軍]峠(トウゲ)のこと。
○(2)[地]山の尾根(オネ)が低くくぼんで馬の鞍(クラ)状になって
いるところ。
「たおり(撓)」,「サドル([英]saddle)」とも呼ぶ。
あんぷ
【暗譜】
○(1)[楽]楽譜を暗記すること。
○(2)[楽]楽譜を見ずにそらで演奏すること。
あんふぁ
【アンファ】
◇Anfa
○[古]⇒かさぶらんか(カサブランカ)(1)
あんふぁるさくせん
【アンファル作戦】
◇[英]Anfal Campaign
○[歴]1980年代後半、イラク北部のクルド人地区で行われた虐
殺作戦。
1987〜1988(昭和62〜昭和63)化学兵器(毒ガス)により実施。
イラク戦争後、フセイン元大統領のクルド人大量虐殺容疑に
関する裁判が行われた。
2007. 9. 4(平成19)アルマジド(Ali Hassan al-Majid)元国
防相(別称ケミカル・アリ<Chemical Ali>)らの死刑が確定。
◎"anfal"はイラク語で「戦利品・略奪品([英]Spoils of War)」。
あんふぁんたん
【アンファンタン】
◇Barthelemy-Prosper Enfantin
○[人]フランスの社会主義者(1796. 2. 8〜1864. 9. 1)。
著書は1829(文政12)『サン・シモンの学説(Doctrine de
Saint-Simon)』など。
あんふぃに
【アンフィニ】
◇[登録商標]efini
○[交]⇒あーるえっくすせぶん(RX−7)
あんふぃぼーる
【アンフィボール】
◇[英]Amphibole
○[鉱]⇒かくせんせき(角閃石)
あんふぃるみえ
【アンフィルミエ】
◇[フ](男性形)infirmier
○[医](フランス語で)男性の看護師。
⇒かんごし(看護師)
あんふぃるみえーる
【アンフィルミエール】
◇[フ](女性形)infirmiere
○[医](フランス語で)女性の看護師。
⇒かんごし(看護師)
あんふぇあ
【アンフェア】
◇[英]unfair
○[形][形動]不公平な、不当な、不正の。フェア(fair)でない、
ずるい。
あんふぇたみん
【アンフェタミン】
◇[英]amphetamine
○[化]覚醒剤の一種。化学名はフェニル・アミノ・プロパン。
商標名はベンゼドリン(Bensedrine)。
眠り病や肥満症の治療に用いられる。
覚醒アミンの一種でつよい中枢神経興奮作用を持ち、常用す
ると幻覚や妄想を伴う精神分裂病様の症状をおこし、多量に与
えると不安・不眠・錯乱・幻覚・頻脈・痙攣などを呈する。
覚醒剤防止法の対象で、保管・使用には規制を受ける。
俗称は「クランク(crank)」。
参照⇒ひろぽん(ヒロポン),まじんどーる(マジンドール)
◎1887(明治20)合成。
1927(昭和 2)覚醒作用が知られる。
あんふぉあ
【アンフォア】
◇[フ]amphore
○[歴][美]⇒あんふぉら(アンフォラ)
あんふぉら
【アンフォラ】
○[歴][美]両側に取っ手が垂直に付いている、首の細い大型のつぼ
(壺)。
特に、古代ギリシア・ローマ時代のもの。
◎英語:アンフォラ(amphora)。
イタリア語:アンフォラ(anfora)。
スペイン語:アンフォラ(anfora)。
ドイツ語:アンフォレ(Amphore)。
フランス語:アンフォア(amphore)。
中国語:双耳細頚楕円土缶(shuang'er xijing tuoyuan tu-
guan)。
あんふぉれ
【アンフォレ】
◇[独]Amphore
○[歴][美]⇒あんふぉら(アンフォラ)
あんぶっしゅ
【アンブッシュ】
◇[英]ambush
○(1)[軍]待ち伏せ。
○(2)[軍]待ち伏せ攻撃。
○(3)[軍]待ち伏せ場所。
○(4)[軍]伏兵。
◎ドイツ語:ヒンターハルト(Hinterhalt)。
フランス語:アンブッスカド(embuscade)。
あんぶっすかど
【アンブッスカド】
◇[フ]embuscade、[英]ambush
○[軍](フランス語で)待ち伏せ。
⇒あんぶっしゅ(アンブッシュ)
あんぶら
【アンブラ】
◇[羅]umbra
○(1)陰・影。
○(2)(古代ローマで)招かれぬ客。
招待客に影法師のように着いてくることから。
○(3)[物]⇒ほんえい(本影)(1)
○(4)[天]⇒ほんえい(本影)(2)
○(5)[天]太陽黒点の中央暗黒部。
⇔ぺなんぶら(ペナンブラ)(1)
あんぶる
【アンブル】
◇[英]amble
○[運](馬術で)馬が前後の脚を片側づつ同時に上げて進む、ゆっ
くりとした歩き方・走り方。右前脚と左後脚、左前脚と右後脚
が対になる。
ペース([英]pace)に比べ、左右の動きはやや大きいが、上下
動はほとんどなく、子供や初心者でも楽に乗ることができる。
また、矢を射(イ)る場合も狙(ネラ)いやすい。
「側対歩(ソクタイホ)」とも呼ぶ。
⇔ぺーす(ペース)(5)
◎モンゴル軍の馬はこの走り方をしていたという。
あんぷる
【アンプル】
◇[フ]ampoule、[英]ampoule/ampole/ampol
○[薬]注射液や薬液などの一回分を封じ込んだガラス容器。
密封されているので無菌・清浄の状態で保存できる。
一端が細い管状になっていて、その部分にヤスリでキズを着
けて折り、中の液剤を使用する。
ドイツ語で「アンプレ(Ampulle)」とも呼ぶ。
あんぷれ
【アンプレ】
◇[独]Ampulle
○[薬]⇒あんぷる(アンプル)
あんぶれら
【アンブレラ】
◇[英]umbrella
○(日本で)洋風の雨傘。こうもり傘。
参照⇒こうもりがさ(こうもり傘,コウモリ傘,蝙蝠傘)
◎英語では日傘にも用いる。
日傘は「パラソル([フ]parasol)」。
あんぶろしあ
【アンブロシア】
◇[英]ambrosia
○(1)[ギ神]神々の食べ物。
人間が食べると不老不死になると信じられていた。
参照⇒ねくたー(ネクター)(1)
○(2)[植]ブタクサ属の学名。
⇒ぶたくさ(ブタクサ,豚草)
あんぶろっく
【アンブロック】
◇[フ]en bloc
○[副]ひとまとめに・一括して・総括的に・全体で。
◎英語では「エンブロック」と発音することもある。
エンブロック・リセクション([英]en bloc resection):一
括削除。
あんぺあ
【アンペア】
◇ampere
○[電]電流の強さのMSK単位。記号は「A」。
毎秒1クーロンの電気量が流れるときの電流の強さ。
◎アンペア・ブレーカー,アンペア計
◎フランスの物理学者アンペール(Ampere)に由来する。
あんぺあけい
【アンペア計】
◇[英]ammeter
○[電]⇒でんりゅうけい(電流計)
あんぺあぶれーかー
【アンペア・ブレーカー】
◇[英]ampere breaker
○[電]電流遮断器(シャダンキ)。
電力会社との契約アンペア以上の電流が流れると自動的に電
気を切る装置。コイルに流れた電流の磁力により電流を遮断す
るので、スイッチを入れると再び使用できる。
この電流遮断器の先に漏電遮断器、さらに回路ごとの配電遮
断器が付く。これらはまとめて分電盤に収納される。
単に「ブレーカー」とも呼ぶ。
参照⇒[1]ひゅーず(ヒューズ)(2)
◎契約のアンペア数によりブレーカーの色が決っている。
┌────┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│ 色 │ 赤 │ 桃 │ 黄 │ 緑 │ 灰 │ 茶 │ 紫 │
├────┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│アンペア│ 10 │ 15 │ 20 │ 30 │ 40 │ 50 │ 60 │
└────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘
あんべしる
【アンベシル】
◇[フ]imbecile
○(1)[形](フランス語で)愚かな、馬鹿な。
○(2)[名](フランス語で)愚か者・馬鹿。
◎英語:インベシル(imbecile)。
あんへどにー
【アンヘドニー】
◇[独]Anhedonie、[英]anhedonia
○[心]⇒あんへどにあ(アンヘドニア)
あんへどにあ
【アンヘドニア】
◇[英]anhedonia
○[心]快楽・喜び・幸福などを感じなくなる心理疾患。
「快感喪失」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「除く(an-)」と「快楽(hedone)」をラテン語化さ
せた造語。
◎ドイツ語:アンヘドニー(Anhedonie)。
イタリア語:アネドニア(anedonia)。
あんべび
【アンベビ】
【AmBev】
◇[葡]Companhias das Bebidas das Americas
○[経]ブラジルの大手ビール・清涼飲料水会社。
◎1999. 7. 1(平成11)ブラーマ(Brahma)社とアンタルティカ
(Antarctica)社が合併して発足。
あんべーる
【アンベール】
◇[フ]Anvers
○⇒あんとわーぷ(アントワープ)
あんへるす
【アンヘレス】
◇Angeles
○フィリピン北部、ルソン島中部にある中央ルソン地域(Cen-
tral Luzon Region)パンパンガ州(Pampanga Province)の州都。
北緯15.15°、東経120.55°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)23万6,700人。
1995(平成 7)23万4,000人。
2002(平成14)27万8,000人。
◎1992(平成 4)までアメリカ軍のクラーク空軍基地(Clark Air
Base)があった。
あんべるす
【アンベルス】
◇[蘭]Anvers
○⇒あんとわーぷ(アントワープ)
あんぺんぐん
【安辺郡】
◇[朝]Anbyon-gun
○⇒あんびょんぐん(アンビョン郡,安辺郡)
あんぽ
【あんぽ】
○[食]⇒あんぽがき(あんぽ柿)
あんぽ
【安保】
○[軍]日米安全保障条約の略称。
⇒にちべいあんぜんほしょうじょうやく(日米安全保障条約)
◎「安保反対、闘争勝利」
あんぽう《あんぱふ》
【罨法】
◇[英]fomentation
○[医]炎症や充血の消炎・鎮痛のため、患部を薬・水・湯など
で温めまたは冷やす療法。
参照⇒からしでい(芥子泥,からし泥),ぐーらーるしえき(グ
ーラール氏液)
◎温罨法,冷罨法
あんぽがき
【あんぽ柿】
○[食]半生の干し柿。軟らかく食べやすい。
単に「あんぽ」とも呼ぶ。
あんぽじょうやく《あんぽでうやく》
【安保条約】
○[軍]日米安全保障条約の略称。
⇒にちべいあんぜんほしょうじょうやく(日米安全保障条約)
あんぼせりこくりつこうえん《あんぼせりこくりつこうゑん》
【アンボセリ国立公園】
◇[英]Amboseli National Park
○ケニア南部、アフリカ最高峰キリマンジャロの東麓にある国
立公園。
面積392平方キロメートル。
◎1948(昭和23)開園。
あんぼん
【アンボン】
◇Ambon
○インドネシア東部、マルク州(Propinsi Maluku)の州都。マ
ルク諸島(Kepulauan Maluku)アンボン島(Ambon Island)の都市。
あんぽんたん
【安本丹】
○[俗]間(マ)のぬけた人・間抜け。
バカやアホウに較べ、語感に親しみがあるので軽い気持ちで
使用される。
参照⇒のーたりん(ノータリン)
◎「アホウ(阿呆)」を漢方薬の名前風に言い換えたもの。
上役や先輩などの目上の者が部下や後輩などをしかりつける
場合に多く使用され、下位の者が上位者に使用することは影口
(カゲグチ)であってもまれ(稀)。
★あんま
【按摩】
○(1)([英]massage)
○(2)([英]masseur)それを業とする人。
○(3)[俗]盲人。
あんま
【鞍馬】
○⇒あんば(鞍馬)(1)
あんまん
【アンマン】
◇Amman
○西アジア、ヨルダンの首都。
〈人口〉
1976(昭和51) 67万人。
1985(昭和60) 81万2,000人。
1994(平成 6) 96万人。
1994(平成 6)130万0,042人(推計)(別書)。
あんまん
【アン饅】
【餡饅】
○[食]中華饅(チュウカマン)の一種。
小豆餡(アズキアン)にゴマ油やラードなどを加えて練った具(グ)
を入れたもの。
あんみつ
【あんみつ】
【アンミツ】
【餡蜜】
○[食]みつ豆の上に小豆餡(アズキアン)を盛り付けた食べ物。
参照⇒みつまめ(みつ豆,ミツ豆,蜜豆)(2)
あんみつひめ
【あんみつ姫】
○[漫]倉金章介(クラカネ・ショウスケ)原作、竹本泉作画の少女向け時代
劇マンガ。また、その主人公。
あまから城のお転婆な一人娘「あんみつ姫」が巻き起こすコミ
カルなドタバタ騒動を描く。
◎1949. 5.〜1955. 4.(昭和24〜昭和30)光文社の月刊雑誌「少
女」に連載。
あんみら
【アンミラ】
○[俗][経]アメリカ風レストラン「アンナミラーズ」の略称。
⇒あんなみらーず(アンナミラーズ)
あんめーたー
【アンメーター】
◇[英]ammeter
○[電]⇒でんりゅうけい(電流計)
★あんもないと
【アンモナイト】
◇[英]ammonite
○[化生]軟体動物頭足類スルメイカ綱(Cephalopoda)アンモナ
イト亜綱(Ammonoidea)に属する化石動物の総称。
古生代デボン紀に出現し、中生代白亜紀まで繁栄した。
「菊石類(キクイシルイ)」,「菊石」とも呼ぶ。
◎名称はエジプトの太陽神アモン(Ammon)の山羊角に形が似て
いるところから。
◎「生きた化石」とも呼ばれる現生のスルメイカ綱オウムガイ亜
綱(Nautiloidea)オウムガイ目(Nautilida)オウムガイ科(Nau-
tilidae)の近縁種。
★あんもにあ
【アンモニア】
【安母尼亜】
◇[英]ammonia
○[化]窒素と水素との化合物。分子式はNH3。
あんもんのたき
【暗門の滝】
◇[日]Ammon no Taki/Anmon no Taki
○[地]青森県南西部、中津軽郡(ナカツガルグン)西目屋村(ニシメヤムラ)
にある滝。世界遺産の白神山地に含まれる。
あんやしん
【暗夜神】
○[仏]⇒こくあんてん(黒闇天)
あんやてん
【暗夜天】
○[仏]⇒こくあんてん(黒闇天)
あんやん《あんやう》
【アンヤン】
【安陽】
◇[中]Anyang Shi
○⇒あんようし(安陽市)
あんやんし《あんやうし》
【アンヤン市】
【安陽市】
◇[中]Anyang Shi
○⇒あんようし(安陽市)
あんよ
【あんよ】
○(1)[幼児語]([英]toddle)歩くこと。
◎「あよむ(歩む)」,「あゆむ(歩む)」の転化。
◎あんよは上手(ジョウズ)、手の鳴る方(ホウ)へ。
○(2)[幼児語]([英]tootsy)足。
あんよう《あんやう》
【安陽】
◇[中]Anyang
○(1)⇒あんようし(安陽市)
○(2)⇒あんようけん(安陽県)
あんよう《あんやう》
【安養】
○⇒あんにょう(安養)
あんようけん《あんやうけん》
【安陽県】
◇[中]Anyang Xian
○中国中央部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)北東部の安陽市
(Anyang Shi)が管轄する県。
東部を安陽市、西部を林州市(Linzhou Shi)に接する。
あんようし《あんやうし》
【安陽市】
◇[中]Anyang Shi
○中国中央部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)北東部の省直轄
市(地級市)。商工業都市。
交通の要衝で、綿花・小麦の集散地。
市街北西に殷墟(Yinxu)(インキョ)(殷代後期の都遺跡)がある。
「アンヤン市(安陽市)」とも呼ぶ。
旧称は「彰徳(Zhangde)(ショウトク)」。
〈管轄4区〉
北関区(Beiguan Qu)。
文峰区(Wenfeng Qu)。
殷都区(Yindu Qu)。
龍安区(Long'an Qu)。
〈管轄1市〉
林州市(Linzhou Shi)。
〈管轄4県〉
安陽県(Anyang Xian)。
湯陰県(Tangyin Xian)。
滑県(Hua Xian)。
内黄県(Neihuang Xian)。
◎中国の七大古都の一つ。
参照⇒こと(古都),ていしゅうし(鄭州市)
あんら
【アンラ】
【UNRRA】
◇[英]United Nations Relief and Rehabilitation Adminis-
tration/United Nations Relief and Rehabilitation Author-
ity
○[歴][経]連合国救済復興機関の略称。
戦災17ヶ国の救済を目的とする。
◎1943.11.(昭和18)設置。
1946. 6.(昭和21)解散。
あんらく
【安楽】
【安樂】
○(1)安らかで楽しいこと。のんびりと楽しむこと。
◎安楽椅子,安楽国,安楽死
○(2)([中]Anle)中国の山の名。現在の浙江省(Zhejiang Sheng)
余杭県(Yuhang Xian)(ヨコウケン)の東に位置する。
呉(Wu)の越王(Yue Wang)の子が病気療養をした所。
あんらくこく
【安楽国】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
★あんらくし
【安楽死】
○[医]
参照⇒あんしじゅつ(安死術),たかせぶね(高瀬舟)(2),そん
げんし(尊厳死)
◎1994(平成 6)アメリカ合衆国オレゴン州、「安楽死法」の是非
を問う住民投票で賛成派が小差で勝利。
1996. 7(平成 8)オーストラリアで世界初の安楽死法「末期患
者の権利法」が施行されたが、翌年3月連邦議会でこの法律が
無効とされた。
1997(平成 9)アメリカ合衆国オレゴン州、再度「安楽死法」の
是非を問う住民投票が行われ、賛成派が大差で勝利し合法化。
2001. 4.(平成13)オランダ、安楽死を合法化。
2001.10.25(平成13)ベルギーの上院で安楽死法案が可決。原
則18歳以上。
2002. 4.(平成14)オランダ、施行。両親の同意があれば12歳
から。
2002. 5.16(平成14)ベルギーの下院で安楽死法案が可決。
あんらくせかい
【安楽世界】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
あんらまんゆ
【アンラ・マンユ】
◇Angra Mainyu
○[宗]⇒あはりまん(アハリマン)
あんり
【アンリ】
◇[フ]Henri
○(1)フランスの男子の名前。
参照⇒[2]へんりー(ヘンリー)(1)
○(2)[人]フランスの王の名。
一世:⇒あんりいっせい(アンリ一世,アンリ1世)
二世:⇒あんりにせい(アンリ二世,アンリ2世)
三世:⇒あんりさんせい(アンリ三世,アンリ3世)
四世:⇒あんりよんせい(アンリ四世,アンリ4世)
あんりいっせい
【アンリ一世】
【アンリ1世】
◇[フ]Henri I、[英]Henry I
○[人]フランスの王(1008?〜1060)。在位:1031〜1060。
★あんりさんせい
【アンリ三世】
【アンリ3世】
◇[フ]Henri III、[英]Henry III
○[人]フランスの王(1551〜1589)。在位:1574〜1589。バロア
朝最後の王。アンリ二世(Henri II)とカトリーヌ・ド・メディ
シス(Catherine de Medicis)の子。
★あんりにせい
【アンリ二世】
【アンリ2世】
◇[フ]Henri II、[英]Henry II
○[人]フランス(バロア朝)の王(1519〜1559)。在位:1547〜
1559。フランソワ二世(Francois II)の父。
あんりふぁるまんふくようき《あんりふあるまんふくえふき》
【アンリ・ファルマン複葉機】
◇[英]Henry Farman Biplane
○[歴][空]フランスの飛行機開発者アンリ・ファルマン(1874
〜1958)と弟のモーリス(Maurice)(1877〜1964)が開発した複葉
機。
1908(明治41)世界で始めて1キロメートルを超える飛行に成
功。
1910.12.19(明治43)徳川好敏(ヨシトク)(1884〜1963)陸軍工兵大
尉が代々木練兵場で日本初飛行に成功。飛行時間約4分、最高
高度70メートル、距離3,000メートル。
★あんりよんせい
【アンリ四世】
【アンリ4世】
◇[フ]Henri IV、[英]Henry IV
○[人]フランスの王(1553〜1610)。在位:1589〜1610。アンリ
二世の養子。
1589(天正17)即位してブルボン王朝を創始。
1598(慶長 3)ナントの勅令(L'Edit de Nantes)を発し、新教
徒ユグノー(Huguenot)に信仰の自由を認める。
あんろくざん
【安禄山】
◇[中]An Lushan
○[人]中国唐代の武将・安史の乱の首謀者(?〜 757)。
営州(Yingzhou)の柳城(Liucheng)(現在の遼寧省朝陽市付近)
生れの胡人(コジン)(ソグド人)で、父は胡人、母は突厥人という。
本姓は康(Kang)。はじめ、姓名を阿犖山(A Luoshan)(ア・ラクザン)
または軋犖山(Ya Luoshan)(アツ・ラクザン)といい、母の再婚で安姓
になったという。
機敏にして勇略あり、幽州(Youzhou)節度使張守珪(Zhang
Shougui)(チョウ・シュケイ)の部下として軍功をたて、のち巧みに中央
に取り入って玄宗(Xuanzong)の寵愛を受け、 751年平盧(Ping-
lu)(ヘイロ)・范陽(Fanyang)(ハンヨウ)・河東(Hedong)(河北の三鎮)
の3節度使を兼ね、さらに楊貴妃(Yang Guifei)(ヨウ・キヒ)の養子
となることを許され、強大な権勢を持つにいたった。
玄宗は晩年、楊貴妃を溺愛したため、唐の綱紀が紊乱し軍政
が弛緩したのに乗じ、 755年宰相楊国忠(Yang Guozhong)(楊貴
妃のまた従兄弟)を除く名目で三鎮および奚(Xi)・契丹(Qidan)
の兵15万をもって范陽で挙兵し、洛陽(Luoyang)を陥れて大燕
皇帝(Dayan Huangdi)と称した。翌年長安(Chang'an)を侵して
玄宗を四川に走らしめた。
しかし内訌(ナイコウ)によって第2子安慶緒(An Qingxu)に暗殺
され、その軍は武将史思明(Shi Siming)(シ・シメイ)により受け継
がれた(安史の乱)( 755<天宝14>〜 763<宝応 2>)。
参照⇒ししめい(史思明),あんしのらん(安史の乱,安史の亂)
あんろんべん
【アンロンベン】
◇Anlong Veng
○カンボジア北部、タイ王国との国境に面する地。
北緯14.23° 、東経104.08° の地。
1979. 1.〜1999. 3.(昭和54〜平成11)ポル・ポト派が最後ま
で死守した本拠地。
◎1998. 4.15(平成10)死亡したポト(Pol Pot)元首相の墓があ
る。
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