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百 科 辞 書 《あに》 編集:獨 澄旻
-------- あに --------------------------------------------------
★あに
【豈】
○
あに
【阿仁】
◇[日]Ani
○[古]⇒あにまち(阿仁町)
あにおん
【アニオン】
◇anion
○[電]⇒いんいおん(陰イオン)
あにさきす
【アニサキス】
◇[羅]Anisakis
○[動]カイチュウ目(回虫目)(Ascaridida)アニサキス属(Anisa-
kidae)の線虫(nematodes)の総称。
◎アニサキス症
あにしこにあ
【アニシコニア】
◇[英]aniseikonia
○[病]⇒ふとうぞうししょう(不等像視症)
あにすとん
【アニストン】
◇Anniston
○アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)北東部
のカルホーン郡(Calhoun County)南部にある郡都。
アニストン陸軍倉庫(Anniston Army Depot)がある。
あにすとんりくぐんそうこ《あにすとんりくぐんそうこ》
【アニストン陸軍倉庫】
◇[英]Anniston Army Depot
○[軍]アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)北
東部のカルホーン郡(Calhoun County)アニストン(Anniston)に
ある陸軍の弾薬保管施設。
◎冷戦時代、サリンなどの神経ガス・化学兵器が2,254トン保
管されていた。
あにせとあるせぐん
【アニセトアルセ郡】
◇[西]Provincia Aniceto Arce、[英]Aniceto Arce Province
○ボリビア南部、タリハ県(Departamento de Tarija)南西部の
郡。
郡都はパドカヤ(Padcaya)。
〈面積〉
5,205平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)5万2,570人(9月5日現在)。
あにそがみー
【アニソガミー】
◇[英]anisogamy
○[生](配偶子の)異形融合。
◎イソガミー(isogamy):(配偶子の)同形融合。
あにそん
【アニソン】
○[俗][TV][楽]アニメ・ソングの略称。
あにちおんさんなとりうむ
【亜二チオン酸ナトリウム】
【亜2チオン酸ナトリウム】
◇[英]sodium dithionite
○[化]⇒あじちおんさんなとりうむ(亜ジチオン酸ナトリウム)
あにどうざん
【阿仁銅山】
◇[日]Ani Dozan
○[歴]秋田県北秋田市にあった銅山。
江戸時代初頭は金銀山、1670(寛文10)以降は銅山として栄え
る。
佐竹藩(秋田藩)が直営。明治になって小野組、さらに秋田県
を経て、1875(明治 8)官営(工部省)。1885(明治18)民営。
1970(昭和45)休山。
◎旧住所は北秋田郡阿仁町(アニマチ)。
あにばーさりー
【アニバーサリー】
◇[英]anniversary
○(1)(誕生・結婚などの)記念日。年忌・回忌。
○(2)(例年の)記念祭。
あにま
【アニマ】
◇[羅]anima
○(1)息・生命・精気・魂(タマシイ)・精神。
参照⇒すぴりっと(スピリット)(2)
◎アニマ・サーナ・イン・コルポレ・サーノ(Anima Sana in
Corpore Sano):健全なる精神は健全なる身体に宿る。
○(2)[キリシタン用語]霊魂。
○(3)[心]ユング(C.G.Jung)の用語で、男性の無意識な心の奥
に潜む女性的な要素・特性。
⇔あにむす(アニムス)(3)
あにまち
【阿仁町】
◇[日]Ani Machi
○[古]秋田県北部、北秋田郡(キタアキタグン)の町。
森吉町(モリヨシマチ)との境に森吉山(モリヨシヤマ)がある。
◎阿仁銅山:⇒あにどうざん(阿仁銅山)
◎2005. 3.22(平成17)鷹巣町(タカノスマチ)・森吉町(モリヨシマチ)・合川
町(アイカワマチ)と合併して北秋田市を発足。
★あにみずむ
【アニミズム】
◇[英]animism
○(1)人間と同様に自然物にはすべて霊魂があると信ずる信仰。
参照⇒ぶっかつろん(物活論)
○(2)人や物の活動はすべて霊の力によるとする説。
参照⇒ぶっかつろん(物活論)
○(3)[宗]タイラー(Edward Burnett Tylor)の説で、宗教の起
源となる霊的存在に対する信仰。
◎宗教は本来、アニミズムを否定するもの。
あにむす
【アニムス】
◇[羅]animus
○(1)敵意・恨(ウラ)み・憎(ニク)しみ。
○(2)意図・意向・意志。
○(3)[心]ユング(C.G.Jung)の用語で、女性の無意識な心の奥
に潜む男性的な要素・特性。
⇔あにま(アニマ)
あにめ
【アニメ】
○[漫][映]アニメーション(animation)の和略語。
⇒あにめーしょん(アニメーション)
★あにめーしょん
【アニメーション】
◇[英]animation
○[漫][映]絵や人形のコマ撮りしたフィルムを、連続映写で動
きのある画像・画面にする技術。また、その作品。
「カートーン(cartoon)」とも、和略語で「アニメ」とも呼ぶ。
参照⇒ぱらぱらまんが(パラパラ漫画),らいとてーぶる(ライ
トテーブル,ライト・テーブル)
◎アニメは映画と同じ1秒24コマ、テレビは30コマ:参照⇒こ
ま(コマ,齣)(2)
音声:参照⇒あてれこ(あてレコ,当てレコ),せいゆう(声優)
◎OVA(original video animation):⇒おーぶいえー(OV
A)
あにゅすでい
【アニュスデイ】
◇[羅]Agnus Dei(神の小羊)
○(1)[宗]キリストの呼称の一つ。
「アグヌスデイ」とも呼ぶ。
◎"Agnus"は"[英]lamb"、"Dei"は"[英]of God"の意味。
○(2)[宗]小羊の像。
キリストの象徴で、輪光を頭にいただき、十字架の旗を持っ
た姿で描かれる。
「アグヌスデイ」とも呼ぶ。
参照⇒くるしふぃくす(クルシフィクス),いくさす(イクサス)
○(3)[宗](カトリックで)この句(Agnus Dei)で始まる祈り。ま
た、ミサの6番目の聖歌。
「アグヌスデイ」とも呼ぶ。
○(4)[宗](イギリス国教会で)「神の羊(英]O Lamb of God)」で
始まる賛美歌。
「アグヌスデイ」とも呼ぶ。
あにーよじゅうをとれ
【アニーよ銃をとれ】
◇[英]Annie Get Your Gun
○[映]アメリカのミュージカル西部劇。
モデルは女性ガンマンのアニー・オークレー(Annie Oakley)。
監督:ジョージ・シドニー(George Sidney)。
出演:ベティ・ハットン(Betty HuttonAnnie Oakley):アニ
ー・オークレー。
ルイス・カルハーン(Louis Calhern):バッファロー
・ビル(Col.Buffalo Bill Cody)。
参照⇒おーくれー(オークレー)
◎1950. 5.17(昭和25)アメリカで公開。
1951.10.19(昭和26)日本で公開。
あによめ
【兄嫁】
【嫂】
○兄の妻。
参照⇒れびれいと(レビレイト)
あにら
【アニラ】
【アニ羅】
○[仏]⇒あじら(アジラ,アジ羅)
◎「(「安」+「頁」)(「人」偏+「爾」)羅」とも書く。
★あにりん
【アニリン】
◇[独]Anilin
○[化]
暗青色の染料インディゴ(indigo)の原料となる。
あにーりんぐ
【アニーリング】
◇[英]annealing
○(1)[冶]⇒やきもどし(焼き戻し,焼戻し)
○(2)[冶]⇒やきなまし(焼き鈍し,焼鈍し)
あにる
【アニル】
◇[英]anil
○[植](英語で)ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋ぎ)。
⇒なんばんこまつなぎ(ナンバンコマツナギ,南蛮駒繋ぎ,南
蛮駒繋)
あにるずがーる
【アニルズガール】
◇[トルコ語]ani ruzgar
○[気](トルコ語で)突風。
⇒とっぷう(突風)
◎「突然の(ani)風(ruzgar)」の意味。
あにーろーりー
【アニー・ローリー】
◇[英]Annie Laurie
○[楽]スコット夫人(Alicia Scott)作詞のスコットランド民謡。
「マクスウェルトンの丘(Maxwelton Braes)」とも呼ぶ。
◎アニー・ローリーはスコットランドの貴族マクスウェルトン
(Maxwelton)の娘。ダグラス(William Douglas)(1672?〜1748)
が彼女への恋心を作詩。
1834(天保 5)ころ、スコット夫人がダグラスの詩を基に作詞。
あぬ
【アヌ】
◇[フ]ane
○[哺](フランス語で)雄ロバ。
⇒ろば(ロバ,驢馬)
◎雌ロバ:アネス(anesse)。
あぬい
【アヌイ】
◇Jean Anouilh(ジャン・アヌイ)
○[人]フランスの劇作家(1910〜1987)。
実存主義的な傾向を示し、鋭く心理を描写する。
作品は『アンチゴーヌ』・『泥棒たちの舞踏会』・『ひばり』
など。
あぬかっとあるはむすけん
【アヌカット・アルハムス県】
◇sha'biyah an Nuqat al Khams、[英]an-Nuqat al-Khams Dis-
trict
○リビア北西部、トリポリタニア地方北西端の県。西部をチュ
ニジアに隣接し、北部を地中海に面する。
県都はズワーラ(Zuwarah)。
参照⇒さぶらたのいせき(サブラタの遺跡)
〈面積〉
6,089平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)28万7,662人(4月15日現在)。
あぬしー
【アヌシー】
◇Annecy
○フランス南東部、ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-
Alpes)北東部のオートサボア県(Departement Haute-Savoie)南
西部にある県都。
あぬたとう《あぬたたう》
【アヌタ島】
◇[英]Anuta Island/Anuda island
○[地]南太平洋のメラネシア、ソロモン諸島(the Solomon Is-
lands)南東方、サンタクルーズ諸島(Santa Cruz Islands)東方
の離れ小島。
◎2002.12.(平成14)28〜29日、ティコピア島(Ticopia Island)
・ファタカ島(Fataka Island)と、バヌアツのモタラバ島(Mota
Lava Island)とともに大型サイクロン(熱帯低気圧)の直撃を受
ける。
あぬびす
【アヌビス】
◇Anubis
○[エジプト神話]墓の守護神、死者の神。
頭はジャッカル(jackal)、身体は人間の姿で表される。
死者を裁きの場に導く。
◎ギリシア神話:⇒たなとす(タナトス)
あぬらーだぷらけん
【アヌラーダプラ県】
◇[シンハラ語]Anuradhapura Distrikkaya、[英]Anuradhapura
District
○スリランカ中北部、北中央州(Uturumeda Palata)の県。
〈面積〉
7,128平方キロメートル。
〈人口〉
587,822人(月日現在)。
746,466人(月日現在)。
あねかか
【姉嬶】
◇[日]ane kaka
○⇒あねさんにょうぼう(姉さん女房)
★あねがわのたたかい《あねがはのたたかひ》
【姉川の戦い】
○[歴]1570(元亀元. 6.)織田信長が徳川家康の援軍を得て、浅
井長政・朝倉義景の連合軍を破る。
あねさんかぶり
【姉さん被り】
○[服]女性が働くときの手拭(テヌグ)いのかぶり方。
手拭いを広げて中央を額(ヒタイ)にあて、頭を軽く包むように
両側を後ろに回し、その一端を頭上に折り返すもの。
日本髪でも乱れないかぶり方。
参照⇒はたき(はたき,ハタキ,叩き)(2),かっぽうぎ(割烹着),
ふきながし(吹き流し,吹流し)(4)
あねさんにょうぼう《あねさんにようばう》
【姉さん女房】
◇[日]anesan nyobo
○夫より年上の妻(女房)。
「姉女房」,「姉嬶(アネカカ)」,「蛙女房(カエルニョウボウ,カワズニョウボウ)」と
も呼ぶ。
参照⇒かえるにょうぼう(蛙女房)
◎年上の女房は金(カネ)の草鞋(ワラジ)を履(ハ)いてでも探せ。
あねす
【アネス】
◇[フ]anesse
○[哺](フランス語で)雌ロバ。
⇒ろば(ロバ,驢馬)
◎雄ロバ:アヌ(ane)。
あねっくす
【アネックス】
◇[英]annex
○(1)付加物。
○(2)添付書類・付録。
○(3)[建]付属屋・建て増し。
○(4)[建]別館・離れ。
参照⇒ぱびりおん(パビリオン)(4)
[1]あねと
【アネト】
◇[伊]aneto
○[植](イタリア語で)ディル([英]dill)。
⇒[1]でぃる(ディル)
[2]あねと
【アネト】
◇[西]aneto
○(1)[植](スペイン語で)ディル([英]dill)。
⇒[1]でぃる(ディル)
○(2)[地](Pico de Aneto)⇒あねとさん(アネト山)
[3]あねと
【アネト】
◇[フ]aneth
○[植](フランス語で)ディル([英]dill)。
⇒[1]でぃる(ディル)
あねとさん
【アネト山】
◇[西]Pico de Aneto、[フ]Pic d'Anethou
○[地]スペイン北東部、ピレネー山脈(the Pyrenees)中部のマ
ラデッタ山地([英]Maladetta Mountains)、フランスとの国境
近くにあるピレネーの最高峰。標高3,404メートル。
「ピコ・デ・アネトー」とも呼ぶ。
◎標高は3,367メートルとも。
あねどにあ
【アネドニア】
◇[伊]anedonia、[英]anhedonia
○[心]⇒あんへどにあ(アンヘドニア)
あねにょうぼう《あねにようばう》
【姉女房】
◇[日]ane nyobo
○⇒あねさんにょうぼう(姉さん女房)
あねはづる
【アネハヅル】
【姉羽鶴】
◇[学]Anthropoides virgo、[英]Demoiselle Crane
○[鳥]ツル目(Grui)ツル科(Grui)の中で最も小さなツル。全長
70〜95センチメートル。
全体が淡青灰色で、顔から胸にかけて黒色。目の後方に白い
飾り羽がある。
ユーラシア中央部で中央部で繁殖し、北東アフリカやインド
などで越冬する渡り鳥。日本には迷鳥としてまれに渡来。
あねもね
【アネモネ】
◇[英]anemone/windflower、[学]Anemone coronaria
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncula-
ceae)イチリンソウ属(Coronaria)の球根植物。
コロナリア(coronaria)種とブランダ(blanda)種の2種があ
る。
◎春の季語。
◎花言葉:君を愛す・はかない希望。
◎ギリシア語の"anemos(風)"から。
ギリシア神話では、風が吹いた時に血のような赤い花を咲か
すと言う。
参照⇒あどにす(アドニス)
あねら
【アネラ】
【アネ羅】
○[仏]⇒あじら(アジラ,アジ羅)
◎「(「安」+「頁」)(「人」偏+「爾」)羅」とも書く。
あねるぎー
【アネルギー】
◇[独]Anergie、[英]anergy(アナジー)
○(1)[医]抗体を産生する細胞の欠陥により、病菌に対する抗
原を注射しても抗原抗体反応を起こさない状態。
「免疫性欠如」とも呼ぶ。
参照⇒あれるぎー(アレルギー)(1)
○(2)[医]刺激に対して反応する力のない状態。無反応状態。
○(3)[理]機械仕事に変換できない無効なエネルギー。
⇔えくせるぎー(エクセルギー)
あねるせん
【アネルセン】
◇Hans Christian Andersen
○[人]⇒あんでるせん(アンデルセン)
あのう《あなふ》
【賀名生】
◇[日]Anou
○奈良県吉野郡西吉野村(ニシヨシノムラ)にある旧賀名生村の地区。
南北朝時代に一時南朝の行宮(アングウ)が定められ、中心の和
田に後醍醐・後村上・後亀山天皇の行宮跡がある。
梅の名所としても知られる。
◎古くは「穴生」と書き、1352(<南>正平 7,<北>文和元)ころ「賀
名生」に改められた。
あのきしあ
【アノキシア】
◇[英]anoxia(アノクシア)
○[病]⇒あのくしあ(アノクシア)
あのくしあ
【アノクシア】
◇[英]anoxia
○[病]酸素欠乏症。
「アノキシア」とも呼ぶ。
◎「酸素(ox[ygen])の不足(an-)症(-ia)」から。
◎パイポクシア(hypoxia):低酸素症。
酸血症(サンケツショウ):⇒あしどーしす(アシドーシス)
あのくたらさんみゃくさんぼだい
【阿耨多羅三藐三菩提】
◇[梵]anuttara samyaksambodhih
○[仏]仏の知恵・仏の悟(サト)り・完全な悟り。あまねく正しく
一切の真理を知る知恵。
仏教の目的とされる。
「無上正等正覚(ムジョウショウトウショウガク)」,「無上正等覚」,「無上正
真道(ショウシンドウ)」,「無上正遍知(ショウヘンチ)」,「等正覚」,「正覚」とも、
略称で「三藐三菩提」,「阿耨菩提」,「三菩提」とも呼ぶ。
参照⇒しょうへんち(正遍知)
あのすばらしいあいをもういちど
【あの素晴らしい愛をもう一度】
○[楽]北山修作詞、加藤和彦作曲の歌謡曲。
歌は加藤和彦&北山修。
◎1971(昭和46)ヒット。
あのつけん
【安濃津県】
◇[日]Anotsu Ken
○[歴]現在の三重県の前身の一つ。
◎1871(明治 4)設置、翌年三重県と改称。
1876(明治 9)度会県(ワタライケン)を併せて現在の県域になる。
あのーど
【アノード】
◇[英]anode
○(1)[電]電流(陽電荷)が流れ出す方の電極。つまり、陰電荷
(陰イオン)が流れ込む方の電極。
⇔かそーど(カソード)(1)
○(2)[電]電解槽・真空管などの陽極。
真空管では「プレート(plate)」とも呼ぶ。
⇔かそーど(カソード)(2)
参照⇒ぷれーと(プレート)(3)
○(3)[電]電池の負極。
⇔かそーど(カソード)(3)
あのとききみはわかかった
【あのとき君は若かった】
○[楽]菅原芙美恵作詞、かまやつひろし作曲の歌謡曲。
歌はザ・スパイダース。
◎1968. 3.(昭和43)レコード発売。
あのにます
【アノニマス】
◇[英]anonymous
○(1)[形]匿名の。
○(2)[形]作者不詳の。
あのにみてぃー
【アノニミティー】
◇[英]anonymity
○匿名。
あのにむ
【アノニム】
◇[英]anonym
○(1)匿名者・無名氏。
○(2)作者不詳の著作。
あのひにかえりたい《あのひにかへりたい》
【あの日にかえりたい】
○[楽]荒井由美(松任谷由美)作詞・作曲の歌謡曲。
歌も荒井由美。
◎1975.10. 5(昭和50)東芝EMIからリリース。
あのぼだい
【阿耨菩提】
◇[梵]anuttara samyaksambodhih
○[仏]阿耨多羅三藐三菩提の略称。
⇒あのくたらさんみゃくさんぼだい(阿耨多羅三藐三菩提)
あのまちこのまち
【あの町この町】
○[楽]野口雨情(ウジョウ)作詞、中山晋平(シンペイ)作曲の童謡。
歌い出しは「あの町この町/日が暮れる/日が暮れる」。
◎1924(大正13)東京社の児童雑誌『コドモノクニ』1月号に収
録。
あのらっく
【アノラック】
◇[英]anorak、[イヌイット語]anoraq
○[服]フード(頭巾)付きの防風・防寒用ジャケット(上着)。
主に登山・スキー用。
参照⇒ぱーか(パーカ)
◎イヌイット(エスキモー)の毛皮製防寒上着から。
1920年代ノルウェーで考案。
1929(昭和 4)ヘルセット(O.Helset)が日本に持参。
あのーるとかげ
【アノールトカゲ】
◇[英]green anole、[学]Anolis carolinensis
○[爬]グリーンアノールの通称。
⇒ぐりーんあのーる(グリーンアノール)
あのれくしあ
【アノレクシア】
◇[英]anorexia
○(1)[病]食欲減退・食欲不振。
○(2)[病](anorexia nervosa)⇒きょしょくしょう(拒食症)
◎ラテン語で"orexis"は「食欲・欲望・欲求」の意味。
あーぱ
【アーパ】
【ARPA】
◇[英]Advanced Research Project Agency
○[歴][軍]アメリカ国防省の一部局、「先進研究計画庁」の略称。
軍民両用技術のプロジェクトを推進する。
◎1972(昭和47)DARPA(高等研究計画局)に改称。
参照⇒だーぱ(ダーパ,DARPA)
あばい
【アバイ】
◇[アムハラ語]Abbai
○[地]青ナイルの別称。
⇒あおないる(青ナイル)
あーばいん
【アーバイン】
◇Irvine
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
南部のオレンジ郡(Orange County)中南部の都市。
カリフォルニア大学アーバイン校(University of Califor-
nia at Irvine)(UCI)がある。
「アービン」とも呼ぶ。
◎エルトロ海兵隊基地(El Toro Marine Base)があった。
あぱがーど
【アパガード】
◇[登録商標]APAGARD
○[経]サンギが製造・発売している高機能歯磨き。
「芸能人は歯が命」のキャッチ・コピーで知られる。
あはがるさんみゃく
【アハガル山脈】
◇[英]Ahaggar Mountains
○[地]⇒あはがるだいち(アハガル台地)
あはがるだいち
【アハガル台地】
◇[英]Ahaggar Plateau
○[地]アルジェリア南部、南西部から北東部に広がる、平均標
高900メートルの高原台地。
サハラ砂漠(Sahara Desert)の中央部に位置する。
最高峰はタハット山(Mount Tahat)(2,918メートル)。
「アハガル山脈(Ahaggar Mountains)」とも呼ぶ。
◎アハダル山地(アフダル山地)とは別。
参照⇒あふだるさんち(アフダル山地)
あばかん
【アバカン】
◇Abakan
○ロシア連邦共和国南部、シベリア連邦管区にあるハカシア共
和国(Respublika Khakassia)の首都。
〈人口〉
1991(平成 3)15万7,300人(推計)。
あはくんれんじょう《あはくんれんぢやう》
【安波訓練場】
○[古][軍]沖縄本島の北東部、国頭郡(クニガミグン)国頭村(クニガミ
ソン)にあった在日アメリカ軍の訓練場。
陸上部約480ヘクタール、水域約7,895ヘクタール。
◎1998.12.22(平成10)返還。
あぱしー
【アパシー】
◇[英]apathy、[独]Apathie(アパティー)
○(1)無感動・無関心。
○(2)[哲]⇒あぱていあ(アパテイア)
○(3)[政]政治的無関心。
○(4)[心]意欲に乏しく、無気力・無感動な状態。
◎ギリシア語の「無(a)感情(pathos)」から。
★あはしゅえろす
【アハシュエロス】
◇Ahasuerus
○[人]ペルシア王。
王妃はエステル(Esther)。
参照⇒[2]えすてる(エステル)
あばしり
【網走】
◇[日]Abashiri
○(1)⇒あばしりしちょう(網走支庁)
○(2)⇒あばしりし(網走市)
○(3)⇒あばしりぐん(網走郡)
あばしりぐん
【網走郡】
◇[日]Anashiri Gun
○北海道北東部、網走支庁の郡。
東藻琴村(ヒガシモコトムラ)・女満別町(メマンベツチョウ)・美幌町(ビホロチョ
ウ)・津別町(ツベツチョウ)の町村。
あばしりけいむしょ
【網走刑務所】
○[法]北海道網走市字三眺(サンチョウ)官有無番地にある刑務所。
俗称は「網走番外地」。
参照⇒あばしりばんがいち(網走番外地)
◎1890(明治23)釧路集治監網走分監の網走囚徒外役所として開
設。
1903(明治36)網走監獄と改称。
1922(大正11)網走刑務所と改称。
★あばしりし
【網走市】
◇[日]Abashiri Shi
○北海道東部の市。網走支庁の所在地。
あばしりしちょう《あばしりしちやう》
【網走支庁】
◇[日]Abashiri Shicho
○北海道北東部の支庁。
支庁所在地:網走市。
所属:網走市・網走郡・紋別郡(モンベツグン)・常呂郡(トコログン)
・斜里郡(シャリグン)。
あばしりばんがいち
【網走番外地】
○(1)[俗]網走刑務所の別称。
○(2)[文]1956(昭和31)出版の伊藤一(ハジメ)の小説。
昭和20年代末、著者が網走刑務所に1年数ヶ月服役した経験
を元にしたもの。
○(3)[映]1965〜1972(昭和40〜昭和47)公開の任侠映画シリー
ズ(東映)。
監督:石井輝男。
主演:高倉健。
○(4)[楽]映画の主題歌。
タカオカンベ作詞、山田栄一採譜。
歌は高倉健。
◎1931(昭和 6)日活映画『レビューの踊子』の足利龍之助(本
名:橋本国彦)作曲の主題歌が網走刑務所の受刑者の間で歌い継
がれていた曲で、原詩は伊藤一。
1965(昭和40)テイチクレコードから発売。
あばす
【アバス】
◇Havas
○[古][通]フランス通信社(AFP)の前身。
⇒ふらんすつうしんしゃ(フランス通信社)
あばすちん
【アバスチン】
◇[商品名]Avastin
○[薬]ジェネンテック(Genentech)社製の血管新生阻害剤(大腸
ガンの治療薬)ベバシズマブ(bevacizumab)の商品名。
◎2004. 2.(平成16)アメリカ食品医薬品局(FDA)、承認。
2004. 8.(平成16)アメリカ食品医薬品局、心臓障害などの副
作用の危険性があると警告。
★あばずれ
【あばずれ】
【阿婆擦れ】
○[俗]ずうずうしく下品(ゲヒン)な女。ふしだらな女。
◎英語では「ビッチ(bitch)」。
フランス語では「サロペ(salope)」。
参照⇒さばなびっち(サバナビッチ)
あばそん
【阿波村】
○[古]岡山県北東部、苫田郡(トマタグン)東端の町。北部・東部を鳥取
県に隣接。
〈面積〉
42.07平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)681人。
◎1889(明治22)村制施行。
2005. 2.28(平成17)津山市に編入。
◎徳島県には阿波郡(アワグン)、阿波町(アワチョウ)がある。
あばた
【あばた】
【アバタ】
【痘痕】
◇[梵]arbuda
○天然痘がなおった後にできる、皮膚のぶつぶつの痕(アト)。
「みっちゃ」,「じゃんこ」,「いも(痘,痘痕)」とも呼ぶ。
参考⇒あぶだ(アブダ,ア浮陀)
◎アバタのある顔:みっちゃ面(ヅラ)/じゃんこ面。
◎「もがさ(疱,靤)」の意味。
◎痘痕も靨(エクボ)
あばたー
【アバター】
◇[英]avatar、[梵]avatara(アヴァターラ)
○(1)[インド神話]化身・権化。
◎ビシュヌ神の十アバターラ([英]ten avatars):参照⇒びしゅ
ぬ(ビシュヌ)
○(2)(転じて)(思想などの)人間権化。具体化・顕現。
○(3)[計][通]ゲームやチャット・ブログなどの仮想空間で、
自分の分身として表示されるキャラクタ。
ゲームの点数や売買などで服装などのアイテムを好みに応じ
て変更できる。
あぱたいと
【アパタイト】
◇[英]apatite
○[鉱]⇒りんかいせき(リン灰石,燐灰石)
◎ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite)
あはだるさんち
【アハダル山地】
◇[アラビア語]al-Jabal al-Akhdhar、[英]Al-Akhdhar Moun-
tains/Al-Akhdar Mountains
○(1)[地]⇒あふだるさんち(アフダル山地)(1)
○(2)[地]⇒あふだるさんみゃく(アフダル山脈)(2)
あばだん
【アバダン】
◇Abadan
○イラン南西端、フゼスタン州(Khuzestan ostan)の工業都市
・河港都市。
北緯30.33°、東経48.28°の地。
イラクに隣接し、ペルシア湾奥約53キロメートル上流のシャッ
ト・アルアラブ(Shatt al Arab)の東岸(左岸)。
北方の油田地帯と多数のパイプで連結された石油の輸出港で、
世界有数の大精油所がある。
〈人口〉
1976(昭和51)30万8,000人。
1996(平成 8)20万6,100人。
2003(平成15)25万7,200人。
◎1912(大正元)アングロ・ペルシアン石油会社の精油所が完成。
イラン・イラク戦争で大きな被害を受ける。
あばちべっとぞくちゃんぞくじちしゅう
《あばちべつとぞくちやんぞくじちしう》
【阿バ・チベット族チャン族自治州】
【阿バ蔵族羌族自治州】
【阿バ藏族羌族自治洲】
◇[中]Aba Zangzu Qiangzu Zizhizhou
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)北部の自治州
(地級市相当)。
州都は馬尓康県(馬爾康県)(Ma'erkang Xian)。
世界自然遺産の九寨溝(Jiuzhai gou)や文化遺産の都江堰(Du-
jiangyan)がある。
参照⇒きゅうさいこう(九寨溝),とこうえんし(都江堰市)
〈面積〉
8,4242平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)85万人。
◎「バ」は、簡体字「(「土」偏+「貝」)」、繁体字「(「土」偏+「覇」)」、
音は「ハ」。
◎2008. 5.12(平成20)PM 2:28、マグニチュード7.8の大規模地
震が発生。
2008. 2.25(平成20)PM 4:21、マグニチュード6.4の余震が発
生。
あばちゃ
【アバチャ】
◇Avacha
○(1)[地]([英]Avacha River)⇒あばちゃがわ(アバチャ川)
○(2)[地](Avachinskiy Zaliv)⇒あばちゃわん(アバチャ湾)
あぱちゃー
【アパチャー】
◇[英]aperture
○(1)(光などが差し込む)すきま、穴、窓。
「アパチュア」とも呼ぶ。
◎アパチャーマスク(aperture mask):⇒しゃどーますく(シャ
ドーマスク)
○(2)[写]レンズの口径。
「アパチュア」とも呼ぶ。
参照⇒こうけい(口径)(2)
◎銃砲の口径は「カリバー(caliber)」。
○(3)[写]カメラの絞り。
「アパチュア」とも呼ぶ。
参照⇒こうけい(口径)(2)
○(4)[天]望遠鏡の鏡径。
「アパチュア」とも呼ぶ。
参照⇒こうけい(口径)(2)
あばちゃがわ《あばちやがは》
【アバチャ川】
◇[英]Avacha River
○[地]ロシア連邦極東、カムチャツカ半島南部の川。カムチャ
ツカ州(Kamchatskaya Oblast)の州都ペトロパブロフスクカム
チャツキー(Petropavlovsk-Kamchatsky)南方でベーリング海の
アバチャ湾(Avachinskiy Zaliv)に注(ソソ)ぐ。
あぱちゃーますく
【アパチャーマスク】
◇[英]aperture mask
○[電]⇒しゃどーますく(シャドーマスク)
あばちゃわん
【アバチャ湾】
◇[露]Avachinskiy Zaliv、[英]Avacha Bay/Avachinskaya
Bay
○[地]ロシア連邦極東、カムチャツカ半島南部の東岸、ベーリ
ング海に面する湾。
アバチャ内湾(Avachinskaya Guba,[英]Avacha Inlet)北東岸
にカムチャツカ州(Kamchatskaya Oblast)の州都ペトロパブロ
フスクカムチャツキー(Petropavlovsk-Kamchatsky)がある。
アバチャ内湾南西部に支湾のクラシェニンニコフ湾([英]Kra-
sheninnikova Cove)がある。
あぱちゅあ
【アパチュア】
◇[英]aperture
○⇒あぱちゃー(アパチャー)
あーばっくる
【アーバックル】
◇Roscoe Conkling Arbuckle(ロスコー・アーバックル)
○[人]アメリカの喜劇俳優・映画監督(1887. 3.24〜1933. 6.
29)。愛称は「ファティー(Fatty)」。カンザス州スミスセンター
(Smith Center)生れ。
1909(明治42)俳優となる。
1925. 5.16(大正14)ドリス・ディーン(Doris Deane)と結婚。
1932. 6.28(昭和 7)アディー・マクフェイル(Addie McPhail)
と再婚。
心臓発作で死去(46歳)。
あぱっち
【アパッチ】
◇Apache
○(1)北米インディアンの一部族。
参照⇒じぇろにも(ジェロラモ)
○(2)(Apache county)⇒あぱっちぐん(アパッチ郡)
○(3)[軍]アメリカ軍の攻撃用武装ヘリコプター(AH−64A)。
対戦車用ミサイルのヘルファイアーや赤外線暗視装置を搭載。
乗員は通常2人。
参照⇒へるふぁいあー(ヘルファイアー),こまんち(コマンチ)
(2)
◎1999(平成11)コソボ紛争に300機投入。
2006. 3.16(平成18)陸上自衛隊、アパッチロングボウ(Apach-
e Longbow)(AH−64D)を三重県伊勢市の明野駐屯地で報道
陣や自治体関係者に公開。
あぱっちぐん
【アパッチ郡】
◇[英]Apache County
○アメリカ合衆国南西部、アリゾナ州(Arizona State)北東部
の郡。西部をナバホ郡(Navajo County)に接し、北部をユタ州、
東部をニューメキシコ州に隣接。
郡都はセントジョンズ(St.Johns)。
あばであ
【アバデア】
◇Aberdare
○(1)[地](Aberdare Range)⇒あばであさんち(アバデア山地)
○(2)イギリス西部、ウェールズ(Wales)南部の鉱業都市。
北緯51.72°、西経3.46°の地。
〈人口〉
1981(昭和56)3万1,617人。
1991(平成 3)2万9,040人。
2001(平成13)3万1,705人。
あばであさんち
【アバデア山地】
◇[英]Aberdare Range/Aberdare Mountain Range
○[地]ケニア中南西部の山地。平均標高は約3,350メートル。
アフリカ大地溝帯(African Great Rift Valley)の東側に位
置し、西側にはマウエスカープメント(Mau Escarpment)がある。
参照⇒あふりかだいちこうたい(アフリカ大地溝帯),まうえ
すかーぷめんと(マウエスカープメント,マウ・エスカープメン
ト)
あぱていあ
【アパテイア】
◇[希]apatheia
○[哲]ストア派が理想とした精神的境地。
心を乱す本能や情感から解放された平静な心境。
「アパシー([英]apathy)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]あたらくしあ(アタラクシア)
◎ギリシア語の「無(a)感情(pathos)」から。
あばでぃびーん
【アバディビーン】
◇[英]aberdevine
○[鳥](英語で)マヒワ(真鶸)。
⇒まひわ(マヒワ,真鶸)
あばでぃーん
【アバディーン】
◇Aberdeen
○イギリス北部、スコットランド北東部グランピアン(Grampian)
自治区の主都。
〈人口〉
1991(平成 3)21万8,200人。
あばでぃーんあんがす
【アバディーンアンガス】
【アバディーン・アンガス】
◇Aberdeen Angus
○[農]スコットランド原産の食肉用の黒牛。
頭部は小さく角もない。四肢は細く短い。
単に「アンガス」とも呼ぶ。
あばでぃーんてりあ
【アバディーンテリア】
◇[英]Scottish terrier
○[哺]イヌの一品種。
⇒すこっちてりあ(スコッチテリア)
あはと
【アハト】
◇[独]Acht
○(1)8・8つ・8個。
○(2)注意。
参照⇒あはとぅん(アハトゥン)
★あぱーと
【アパート】
◇[英]apartment house
○共同住宅。
◎1930. 6. 6(昭和 5)女子専用の同潤会大塚女子アパートが東
京大塚(現:文京区大塚3丁目)に開館。
参照⇒どうじゅんかい(同潤会)
◎中国語:公寓(gong'yu)。
あはとぅん
【アハトゥン】
◇[独]achtung、[英]attention(アテンション)
○(ドイツ語で)傾注(ケイチュウ)。注意・注目の号令。静粛に、静
かに!
あばどん
【アバドン】
◇[ヘブライ語]abaddon
○(1)地獄・奈落(ナラク)。
○(2)[聖](Abaddon)⇒あぽりおん(アポリオン)
○(3)[聖](Abaddon)(新約聖書で)地獄ゲヘナ(Gehenna)の一部。
底なしの奈落。
参照⇒げへな(ゲヘナ)(2)
あばねろ
【アバネロ】
◇[西]Habanero
○[食]⇒はばねろ(ハバネロ)
あはべなんまーしょとう《あはべなんまーしよたう》
【アハベナンマー諸島】
◇[英]Ahvenanmaa Islands
○[地]フィンランド南西、ボスニア湾(Gulf of Bothnia)口に
あるフィンランド領の諸島。
スウェーデン語で「オーランド諸島([英]Aland Islands)」と
も呼ぶ。
あはまるさんち
【アハマル山地】
◇[英]Ahmar Mountains
○[地]エチオピア中央部から東北東にアデン湾(Gulf of Aden)
沿岸まで連なる山脈。
参照⇒だなきるさばく(ダナキル砂漠)
あばや
【アバヤ】
◇abaya
○[服]アラビア語圏の女性が全身を覆(オオ)う、ゆったりとした
黒い民族衣装。
「アバーヤ」とも呼ぶ。
参照⇒ぶるか(ブルカ)
あばーや
【アバーヤ】
◇abaya
○[服]⇒あばや(アバヤ)
[1]あばよ
【あばよ】
○[俗]別れる時の挨拶語(アイサツゴ)。
「さようなら」よりくだけた言い方。
◎「さあらばよ」または「さらばよ」が縮まったもの。
[2]あばよ
【あばよ】
○[楽]中島みゆき作詞・作曲の歌謡曲。
歌は研ナオコ。
◎1976.10.(昭和51)レコード発売。
あばらきん
【肋筋】
◇[英]stirrup(スターラップ)
○[建]鉄筋コンクリートの梁(ハリ)の主鉄筋を、一定間隔で取り
囲む補強筋。
参照⇒おびきん(帯筋)
★あぱらちあさんみゃく
【アパラチア山脈】
◇[英]Appalachian Mountains/the Appalachians
○[地]アメリカ合衆国東部にある山脈。
〈支脈〉
シェナンドー山脈(Shenandoah Mountains):⇒しぇなんどー
さんみゃく(シェナンドー山脈)
アレゲニー山脈(Allegheny Mountains):⇒あれげにーさん
みゃく(アレゲニー山脈)
あばらんしゅ
【アバランシュ】
◇[フ]avalanche
○[気](登山用語で)雪崩(ナダレ)。
⇒なだれ(雪崩)
あばらんち
【アバランチ】
◇[英]avalanche
○[気](英語で)雪崩(ナダレ)。
⇒なだれ(雪崩)
あばらんちゃ
【アバランチャ】
◇[西]avalancha
○[気](スペイン語で)雪崩(ナダレ)。
⇒なだれ(雪崩)
あーばりすと
【アーバリスト】
◇[英]arbalist/arbalest
○[歴]中世ヨーロッパで用いられた、バネ仕掛けの投石器。
参照⇒いしゆみ(石弓,弩)(2)
あはりまん
【アハリマン】
◇Ahriman
○[宗]古代ペルシアのゾロアスター教の悪神。
悪と暗黒の根源とされる。
「アフリマン」,「アングラ・マイニュ(Angra Mainyu)」,「アン
ラ・マンユ」とも呼ぶ。
参照⇒ぞろあすたーきょう(ゾロアスター教)
あはるからき
【アハルカラキ】
◇Akhalk'alak'i/Akhalkalaki
○グルジア南部、サムツヘ・ジャバヘチ地区(Samtskhe-Java-
kheti mkhare)中南東部の都市。
北緯41.40°、東経43.48°の地。
〈人口〉
1989(平成元)1万5,100人。
2002(平成14) 9,800人。
あばーるじん
【アバール人】
◇[英]Avars
○[歴]中央アジアのモンゴル系遊牧民。
初め突厥(トッケツ)に服属していたが、その一部が西に移動し、
460年ころ南ロシアに現れ、6世紀以後は中央ヨーロッパに侵
入し、パンノニア(Pannonia)(ハンガリー西部)を中心に勢力を
拡大。
6世紀末、エルベ川に達するアバール王国を建設。コンスタ
ンチノープルを攻撃。
601年、東ローマ軍に大敗。
791年、フランク王国のカール大帝(Karl der Grosse)に敗
れ、属国パンノニアマルクとなる。
ブルガリア人に敗れ、10世紀初めに進入してきたマジャール
人に吸収された。
「アヴァール人」とも呼ぶ。
参照⇒ぱんのにあ(パンノニア),あばーるぞく(アバール族)
◎現在、ロシア連邦ダゲスタン共和国にアバール族が居住。
あばーるぞく
【アバール族】
◇[英]Avars
○ロシア連邦ダゲスタン共和国に居住する少数民族。
使用言語はアバール語。宗教はイスラム教。
「アヴァール族」とも呼ぶ。
参照⇒あばーるじん(アバール人)
〈人口〉
1990(平成 2)54万7,300人。
1995(平成 7)54万3,900人。
2000(平成12)53万8,600人。
あぱるたど
【アパルタド】
◇Apartado
○南アメリカ、コロンビア北西部のアンティオキア県(Departa-
mento de Antioquia)北西部にある町。
◎1994(平成 6)までコロンビア革命軍(FARC)の支配地域。
あはるちへ
【アハルチヘ】
◇Akhalts'ikhe/Akhaltsikhe
○グルジア南部、サムツヘ・ジャバヘチ地区(Samtskhe-Java-
kheti mkhare)中西部にある行政所在地。
あぱるとへいと
【アパルトヘイト】
◇[アフリカーンス]apartheid(隔離)
○[歴]人種隔離政策。
特に南アフリカ共和国(南ア)における有色人種隔離政策。黒
人や黄色人種などの有色人種に対する極端な差別が行われた。
参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
◎1913(大正 2)原住民土地法により13%の土地にアフリカ人を
隔離。
1949(昭和24)雑婚禁止法により白人と多人種との結婚を禁止。
1961(昭和36)イギリス連邦を脱退し人種差別を推進。
1967.12.(昭和42)国連総会、南アに対する経済制裁を決議。
1984(昭和59)三人種議会を設置しインド人とカラード(混血)
にも参政権を授与。
1985(昭和60)雑婚禁止法、廃止。
1991(平成 3)デクラーク大統領、アパルトヘイト諸法の廃止
を宣言。
参照⇒[3]えぬえぬぴー(NNP)
◎南アフリカで人種隔離政策が行われていた当時、日本人は白
人との婚姻を除いて経済的理由から白人扱いを受けていた。そ
のため非白人からは、日本人は外見は黄色いが中身は白いとい
う意味で「バナナ」と蔑称されていた。
[1]あばろん
【アバロン】
◇Avalon
○オーストラリア南東部、ニューサウスウェールズ州(New
South Wales State)の州都シドニー(Sydney)北郊のブロークン
湾(Broken Bay)南岸の地区。
南緯33.63°、東経151.33°の地。
[2]あばろん
【アバロン】
◇[登録商標]Avalon
○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車。
◎1995. 5.(平成 7)発売。
あばん
【アバン】
◇[フ]avant
○(1)[副](フランス語で)前へ([英]forward)、前の([英]be-
fore)。
◎前衛(avant-garde):⇒あばんぎゃるど(アバンギャルド)
○(2)[芸]アバンゲール(avant-guerre)の和略語。
⇒あばんげーる(アバンゲール)
あばんかい
【アバンカイ】
◇Abancay
○(1)(Provincia de Abancay)⇒あばんかいぐん(アバンカイ郡)
○(2)ペルー南部、アプリマック県(Departamento de Apurimac)
の県都、アバンカイ郡の郡都。
南緯13.64°、西経72.89°の地。
〈人口〉
1981(昭和56)1万9,900人。
1993(平成 5)4万7,000人。
2004(平成16)6万3,000人。
あばんかいぐん
【アバンカイ郡】
◇[西]Provincia de Abancay、[英]Abancay District
○ペルー南部、アプリマック県(Departamento de Apurimac)北
部の郡。
郡都はアバンカイ。
〈面積〉
3,477.13平方キロメートル。
あばんぎゃるど
【アバンギャルド】
◇[フ]avant-garde、[英]vanguard
○(1)[軍]前衛部隊。
○(2)[歴][芸]第一次大戦前後にフランスを中心にヨーロッパ
で興った芸術革新運動。
各方面の伝統を否定し、既成の観念や流派を破壊して、革新
的な表現・手法・芸術観を求めた。
キュビズム(立体派)・表現派・ダダイスム・シュールレアリ
スム(超現実派)など。
「前衛芸術」とも呼ぶ。
○(3)[芸](2)の活動を行う人。
「前衛派」とも呼ぶ。
あばんげーる
【アバンゲール】
◇[フ]avant-guerre
○(1)(フランス語で)戦前の([英]before war)。
⇔あぷれげーる(アプレゲール)(1)
○(2)[芸]第一次世界大戦前の芸術上の思潮・芸術運動。自然
主義・現実主義・印象主義などの総称。
「戦前派」とも、和略語で「アバン」とも呼ぶ。
参照⇒あぷれげーる(アプレゲール)(2)
○(3)(特に)第二次世界大戦前に成人し、戦前の思想・世界観
・価値観・生活態度を身につけている人。
「戦前派」とも、和略語で「アバン」とも呼ぶ。
参照⇒あぷれげーる(アプレゲール)(3)
あばんざ
【アバンザ】
◇[登録商標]Avanza
○[交]トヨタ自動車(株)の小型多目的車(MPV)。
ダイハツ工業と共同開発し、インドネシアのダイハツの現地
工場が生産する。ダイハツ名は「セニア(Xenia)」。
◎2004. 1.(平成16)インドネシアで発売。
★あび
【アビ】
【阿比】
○[鳥]アビ目(Gaviiformes)アビ科(Gaviidae)の鳥。
◎広島県の県鳥。
あぴあ
【アピア】
◇Apia
○南太平洋のサモア諸島ウポル島(Upolu Island)北岸にある、
サモア独立国の首都。
「アーピア」とも呼ぶ。
〈人口〉
1981(昭和56)3万3,170人。
1991(平成 3)3万2,859人(推計)。
2001(平成13)3万5,700人(推計)。
あーぴあ
【アーピア】
◇Apia
○⇒あぴあ(アピア)
[1]あぴお
【アピオ】
◇[西]apio
○[植][農](スペイン語で)セロリー([英]celery)。
⇒せろり(セロリ)
[2]あぴお
【アピオ】
◇[英]apio
○[植]アラカチャ([英]arracacha)の別称。
⇒あらかちゃ(アラカチャ)
[1]あぴおす
【アピオス】
◇[学]Apios
○(1)[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ホドイモ属(Apios)の
ラテン語名(学名)。
地下の塊茎([英]tuber)が食用となるツル性マメ科植物。
ホドイモ(塊芋)・アメリカホドイモの類。
○(2)[植](特に)アメリカホドイモ。
⇒あめりかほどいも(アメリカホドイモ,亜米利加塊芋)
[2]あぴおす
【アピオス】
◇[英]apios
○[植]アラカチャ([英]arracacha)の別称アピオ(apio)の複数
形。
⇒あらかちゃ(アラカチャ)
あぴおなーぼ
【アピオナーボ】
◇[西]apio-nabo
○[植][農]⇒せろりあーく(セロリアーク)
あびおにくす
【アビオニクス】
◇[英]avionics
○[工][空]航空電子工学。
◎「航空(aviation)」と「電子工学(electronics)」からの造語。
あびき
【あびき】
○(1)[海]大型汽船などが通る際に起きるうねり。汽船波。
○(2)[地]⇒ふくしんどう(副振動)
★あびきょうかん《あびけうくわん》
【阿鼻叫喚】
○[仏]
参考⇒あびじごく(阿鼻地獄)
あびけんな
【アビケンナ】
◇[羅]Avicenna
○[人]⇒いぶんしーなー(イブン・シーナー)
あびこし
【我孫子市】
◇[日]Abiko Shi
○千葉県北西部の市。南東部を印西市(インザイシ)、西部を柏市に
接し、北部を茨城県に隣接。
〈面積〉
43.19平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)12万7,733人。
◎1970(昭和45)市制施行。
あびこちょうえき《あびこちやうえき》
【我孫子町駅】
○[交]大阪府大阪市住吉区にある、JR阪和線(ハンワセン)の駅。
長居(ナガイ)駅と杉本町(スギモトチョウ)駅の間。
あひさん
【亜ヒ酸】
【亜砒酸】
◇[英]arsenious acid
○(1)[化]三酸化二砒素(As2O3)の水溶液としてのみ存在す
る弱酸(H3AsO3)。
◎分子式はAs(OH)3と表記されることもある。
○(2)[化]三酸化二砒素(無水亜砒酸)の俗称。
⇒さんかひそ(酸化砒素)(1)
◎亜砒酸中毒
参照⇒とろく(土呂久)
あひさんすいそどう
【亜砒酸水素銅】
○[化]⇒あひさんどう(亜砒酸銅)
あひさんどう
【亜砒酸銅】
◇[英]copper arsenite
○鮮緑色の顔料。水に溶けず有毒。
「亜砒酸水素銅」,「シェーレ緑(Scheele's green)」とも呼ぶ。
◎1775(安永 4)スウェーデンの化学者シェーレ(Karl Wilhelm
Scheele)が創製。
★あびじごく《あびぢごく》
【阿鼻地獄】
○[仏]一瞬たりとも楽のない地獄。もっとも重い罪(五逆罪)を
犯した者が堕(オ)ちるとされる。
「無間(ムゲン)地獄」,「無間(ムケン)地獄」,「永沈(ヨウチン)」とも呼ぶ。
参考⇒あびきょうかん(阿鼻叫喚),ごぎゃくざい(五逆罪)
あびしにあ
【アビシニア】
◇Abyssinia
○エチオピアの別称・古称。
⇒えちおぴあ(エチオピア)
あびしにあこうげん《あびしにあかうげん》
【アビシニア高原】
◇[英]Abyssinian Plateau
○[地]⇒えちおぴあこうげん(エチオピア高原)
あびしにあん
【アビシニアン】
◇[英]Abyssinian/Abyssinian cat
○[哺]ネコの一品種。
エチオピア(アビシニア)原産の短毛種で、イギリス・アメリ
カで改良。体は筋肉質で、野性味があり、尾は長い。眼はアー
モンド形で金色または青色。毛は黄褐色に黒色や暗褐色が雑(マ)
じる。
◎古代エジプトの壁画に描かれているネコに姿が似ていて、ク
レオパトラのペットであったといわれ、イエネコでは世界で最
も古い品種とされる。
あびじゃん
【アビジャン】
◇Abidjan
○アフリカ西部、コートジボアール共和国の前首都で事実上の
首都。ギニア湾(Gulf of Guinea)北岸の港湾都市。
参照⇒こーとじぼあーる(コートジボアール)
〈人口〉
1965(昭和40) 28万2,000人。
1975(昭和50) 10万9,000人。
1995(平成 7)279万3,000人。
2001(平成13)290万0,400人(推計)。
◎1983(昭和58)遷都法が可決され、ヤムスクロ(Yamoussoukro)
に首都機能を移転中。
あびす
【アビス】
◇[英]abyss
○(1)[地]海淵(カイエン)。地の底。
参照⇒かいえん(海淵)
◎形容詞は「アビサル(abyssal)」,「アビスマル(abysmal)」。
○(2)地獄・奈落(ナラク)・ヘル([英]hell)。
参照⇒じごく(地獄)(1)
★あぴせらぴー
【アピセラピー】
◇[英]apitherapy
○[医]ミツバチ(蜜蜂)の針の毒を使った治療法。
免疫療法(immunotherapy)の一種。
あびせんな
【アビセンナ】
◇[羅]Avicenna
○[人]⇒いぶんしーなー(イブン・シーナー)
あびたしおん
【アビタシオン】
◇[フ]habitation、[英]habitation(ハビテーション)
○中高層の高級共同住宅。
参照⇒はびてーしょん(ハビテーション),まんしょん(マンショ
ン)
◎賃貸・分譲の集合住宅の呼称に用いられる。
あびだつま
【阿毘達磨】
◇[梵]abhidharma(アビダルマ)
○[仏]⇒あびだるま(アビダルマ,阿毘達磨)
あびだつまくしゃろん
【阿毘達磨倶舎論】
◇[梵]Abhidharma-Kosa-Bhasya(アビダルマ・コーシャ・バー
シュヤ)
○[仏]4世紀ころの世親(セシン)(ヴァスバンドゥ<Vasubandhu>)
の著した有部(ウブ)の論書。小乗仏教の教理の集大成。
玄奘(Xuanzang)(ゲンジョウ)が漢訳。
現在も全世界の仏教学者の必読書となっている。
略称は『倶舎論』。
★あびだつまけんしゅうろん
【阿毘達磨顕宗論】
◇[梵]Abhidharma-Kosa-Samay-Prdi
○[仏]衆賢(シュケン)(サンガバドラ<Samghabhadra>)の著した有部
(ウブ)の論書。40巻。
★あびだつまじゅんしょうりろん
【阿毘達磨順正理論】
◇[梵]Abhidharma Nyayanusara
○[仏]衆賢(シュケン)(サンガバドラ<Samghabhadra>)の著した有部
(ウブ)の論書。80巻。
あびだるま
【アビダルマ】
【阿毘達磨】
◇[梵]abhidharma(アビダルマ)
○[仏]仏陀の教法を説いた経典の研究・注釈文献。
経典の論部に属し、その蒐集を論蔵(アビダルマ・ピタカ
<Abhidharma Pitaka>)という。
「あびだつま(阿毘達磨)」,「阿毘曇(アビドン)」,「毘曇(ビドン)」
とも呼ぶ。
◎原意は「ダルマ(法)に関して」で、「法の研究」の意味に用いら
れている。
「論」,「論書」、または「対法」,「無比法」,「勝法」などと意訳す
る。
あびとぅあ
【アビトゥア】
◇[独]Abitur
○[教]ギムナジウム(Gymnasium)(高等中学校)の修了試験。
大学入学資格試験を兼ねる。
あびどやー
【アビドヤー】
◇[梵]avidya
○[仏]⇒むみょう(無明)
あびどん
【阿毘曇】
○[仏]⇒あびだるま(アビダルマ,阿毘達磨)
あびによん
【アビニヨン】
◇Avignon
○⇒あびにょん(アビニョン)
あびにょん
【アビニョン】
◇Avignon
○フランス南東部、プロバンス・アルプス・コートダジュール
地域圏(Region Provence-Alpes-Cote d'azur)北西部のボーク
リューズ県(Departement Vaucluse)の県都。
北緯43.96°、東経4.81°の地。
ローヌ川(Fleuve Rhone)河畔に近い古都で、中世の古い建造
物が多い。
「アビニヨン」,「アヴィニョン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)8万6,440人。
1999(平成11)8万5,935人。
2004(平成16)8万7,100人。
参照⇒あびにょんのほしゅう(アビニョンの捕囚)
あびにょんのばし
【アビニョンの橋】
◇[フ]Pont d'Avignon、[英]bridge of Avignon
○[歴]⇒さんべねぜばし(サンベネゼ橋)
あびにょんのはしのうえで《あびによんのはしのうへで》
【アビニョンの橋の上で】
◇[フ]Sur le pont d'Avignon、[英]On the bridge of Avignon
○[楽]門馬直衛作詞のフランス民謡。
★あびにょんのほしゅう《あびによんのほしう》
【アビニョンの捕囚】
◇[英]Avignon Captivity
○[歴]14世紀の約70年間(7代)、ローマ教皇庁がフランス国王
支配下のアビニョンに移された事件。
シエナの聖女カタリナ(Catharina de Siena)の尽力により、
1377(<南>天授 3,<北>永和 3)教皇グレゴリウス九世(Gregori-
us IX)がローマに帰還。
「アヴィニョンの捕囚」,「アビニョンの幽囚」,「教皇のバビロ
ンの捕囚」,「教皇のバビロン捕囚」とも呼ぶ。
参照⇒かのっさのくつじょく(カノッサの屈辱),[2]かたりな
(カタリナ),きょうかいだいぶんれつ(教会大分裂)
◎マルチン・ルターの命名。
あびにょんのゆうしゅう《あびによんのいうしう》
【アビニョンの幽囚】
◇[英]Avignon Captivity
○[歴]⇒あびにょんのほしゅう(アビニョンの捕囚)
あびばっち
【阿毘跋致】
【阿ビ跋致】
◇[梵]avinivartaniya/avaivartika
○[仏]⇒あゆいおっち(阿惟越致)
◎「ビ」は「(「革」偏+「卑」:補助7141)」。
あひやき
【亜砒焼き】
○[工]硫砒鉄鉱(FeAsS)を空気中で焼いて酸化砒素を製造
する事。
◎宮崎県の土呂久鉱毒事件:亜砒焼きによる慢性砒素中毒症が
1973(昭和48)環境庁により公害病と認定。
参照⇒とろく(土呂久)
あびら
【アビラ】
◇Avila
○(1)(Provincia de Avila)⇒あびらけん(アビラ県)
○(2)スペイン中北西部、カスティリャイレオン自治州(Comuni-
dad Autonoma de Castilla y Leon)南東部のアビラ県東部にあ
る県都。
あびら
【安平】
◇[日]Abira
○(1)⇒あびらちょう(安平町)
○(2)北海道中南部、胆振支庁(イブリシチョウ)勇払郡(ユウフツグン)安平
町(アビラチョウ)の地名。
◎旧住所は早来町(ハヤキタチョウ)安平。
○(3)[交]⇒あびらえき(安平駅)
★あびらうんけん
【阿毘羅吽欠】
◇[梵]a vi ra hum kham
○(1)[仏]『大日経』に説かれる胎蔵界(タイゾウカイ)の大日如来の
真言(シンゴン)(呪文)。
地(a)・水(va)・火(ra)・風(ha)・空(kha)の「五大種字(ゴダ
イシュジ)」に配し、この呪文には植物の種子のように一切の諸法
が生ずる力を含有し、これの呪文を唱えると万法すべてが成就
(ジョウジュ)するという。
「オン阿毘羅吽欠ソワカ(蘇婆訶)」,「オン阿毘羅吽欠」と唱え
ることも多い。
「五字真言」,「五字明(ゴジミョウ)」,「満足一切智智明」,「五字陀
羅尼(ダラニ)」とも呼ぶ。
参照⇒ごだい(五大)(1),そわか(蘇婆訶,薩婆訶,娑婆訶)
○(2)[俗]歯痛止めの呪文(ジュモン)。
「オンアビラウンケンソワカ」,「オンアビラウンケン」と唱え
ることも多い。
あびらえき
【安平駅】
○[交]北海道胆振支庁(イブリシチョウ)勇払郡(ユウフツグン)安平町(アビラ
チョウ)安平にある、JR室蘭本線の駅。
早来(ハヤキタ)駅と追分(オイワケ)駅の間。
◎旧住所は早来町(ハヤキタチョウ)安平。
あびらけん
【アビラ県】
◇[西]Provincia de Avila、[英]Avila Province
○スペイン中北西部、カスティリャイレオン自治州(Comunidad
Autonoma de Castilla y Leon)南東部の県。
県都はアビラ。
〈面積〉
8,050平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)17万4,378人(3月1日現在)。
2001(平成13)16万3,442人(11月1日現在)。
2003(平成15)16万5,480人(1月1日推計)。
あびらさん
【アビラ山】
◇[英]Mt.Abyla/Mount Abyla
○[地]アフリカ北西部のモロッコ北部にある、ジブラルタル海
峡(Strait of Gibraltar)に面するスペイン領セウタ(Ceuta)西
部にある山。標高851メートル。
アフリカ側のヘラクレスの柱(Pillars of Hercules)の一つ
として知られる。
「ムーサ山(Jebel Musa)」とも呼ぶ。
◎イベリア半島側のヘラクレスの柱はアチョー山(Monte Hacho)。
あびらちょう《あびらちやう》
【安平町】
◇[日]Abira Cho
○北海道中南部、胆振支庁(イブリシチョウ)勇払郡(ユウフツグン)の町。
◎2006. 3.27(平成18)早来町(ハヤキタチョウ)と追分町(オイワケチョウ)が合
併して発足。
あびりてぃ
【アビリティ】
◇[英]ability
○能力・技量・手腕。
あびりてぃぐるーぴんぐ
【アビリティ・グルーピング】
◇[英]ability grouping
○[教]能力別編成。
あびりーん
【アビリーン】
◇Abilene
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中北西部の
テーラー郡(Taylor County)北部にある郡都。
郊外にダイエス空軍基地(Dyess Air Force)がある。
あひる
【アヒル】
◇[独]Achill
○[ギ神]⇒あきれす(アキレス)
★あひる
【アヒル】
【家鴨】
【鶩】
◇[英]domestic duck/duck
○[鳥]カモ目(Anseres)カモ科(Anatidae)の家禽(カキン)。
◎「ダック(duck)」は「カモ(鴨)」も含む。
参照⇒かも(カモ,鴨)
あひるがも
【アヒルガモ】
【家鴨鴨】
○[鳥]⇒あいがも(アイガモ,合鴨,間鴨)
あひるずわり
【アヒル座り】
○[俗]正座(セイザ)を崩(クズ)し、両膝(リョウヒザ)を合せたまま両
足首を開いて、尻(シリ)を床または地面につけた座り方。
少女に多い座り方で、骨盤のゆがみの原因になるという。
参照⇒たいいくずわり(体育座り),うんこずわり(うんこ座り,
ウンコ座り),えっくすきゃく(X脚)
あーびん
【アービン】
◇Irvine
○⇒あーばいん(アーバイン)
[1]あーびんぐ
【アービング】
◇Irving
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)北東部、ダ
ラス郡(Dallas County)の都市。
アメリカ・ボーイスカウト(BSA)の本部がある。
★[2]あーびんぐ
【アービング】
◇Irving Washington(ワシントン・アービング)
○[人]アメリカの作家(1783〜1859)。
「アーヴィング」とも呼ぶ。
あひんさ
【アヒンサ】
◇[梵]ahimsa
○[宗]他の生き物に対する不殺生・不傷害・非暴力・同情。
◎インドの全宗教、特にジャイナ教で重んずる徳目。
◎仏教では十大善地法(ゼンジホウ)の一つで、これを具体化した
ものが不殺生戒(フセツショウカイ)。
ただ殺さないというだけでなく、積極的にその生命をより良
く生かしきるという意味を含み、この思想に基づいて放生(ホウ
ジョウ)がおこなわれる。
◎インド独立運動の父ガンジーが抵抗運動としたモットーの一
つ。
参照⇒[1]がんじー(ガンジー)
あひんさー
【アヒンサー】
◇[梵]ahimsa
○[宗]⇒あひんさ(アヒンサ)
あぴんとん
【アピントン】
◇Upington
○南アフリカ共和国西部、ノーザンケープ州(Northern Cape
Province)(北ケープ州)中北部の町。
南緯28.46°、東経21.23°の地。
ナミビアへ通じる鉄道交通の要地。
アピントン空港(Upington Airport)がある。
「パバレロ(Paballelo)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1985(昭和60)3万2,182人。
1991(平成 3)3万6,316人。
1996(平成 8)5万5,064人。
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