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百 科 辞 書 《あん》 編集:獨 澄旻
-------- あん --------------------------------------------------
★[1]あん
【アン】
◇[英]an-
○(1)[接頭辞](母音の前で)"a-"の異形。
⇒[1]あ(ア)
○(2)[接頭辞](母音の前で)"a-"の異形。
⇒[2]あ(ア)
○(3)[接頭辞]("n"の前で)"ad-"の異形。
○(4)[接頭辞](母音の前で)"ana-"の異形。
⇒[1]あな(アナ)
[2]あん
【アン】
◇Ain
○(Departement Ain)⇒あんけん(アン県)
[3]あん
【アン】
◇[英]Anne
○(1)[人]英語圏の女性名。
○(2)[人]イギリスの女王(1665〜1714)。在位:1702〜1714。
スチュアート王朝(Stuart Dynasty)最後の君主。
ジェームズ二世(James II)の娘、メアリー二世(Mary II)の
妹。
1707(宝永 4)イングランド王国とスコットランド王国が合同
してグレート・ブリテン王国(Kingdom of Great Britain)が成
立。
「アン女王(Queen Anne)」とも呼ぶ。
参照⇒あんじょおうせんそう(アン女王戦争)
★あん
【あん】
【餡】
○(1)[食]アズキ(小豆)などのマメ類を煮てすり潰し、砂糖を
加えて練ったもの。
漉(コ)し餡と粒餡(ツブアン)がある。
「あんこ(あんこ,餡こ,餡子)」とも呼ぶ。
○(2)[食]葛粉(クズコ)・片栗粉(カタクリコ)などでとろ味をつけた調
味汁。葛餡(クズアン)。
○(3)[食]饅頭(マンジュウ)・モチ(餅)などの中に入れる、調味し
た具材(グザイ)。
○(4)⇒あんこ(あんこ,餡こ,餡子)(2)
◎「アン(餡)」は唐音で、漢音では「陥没」と同じく「カン」。
あんあらんでるぐん
【アンアランデル郡】
◇[英]Anne Arundel County
○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)中央
部の郡。北端をボルチモア郡(Baltimore County)とボルチモア
市(Baltimore City)、西部をプリンスジョージズ郡(Prince
George's County)に接し、東部をチェサピーク湾(Chesapeake
Bay)に面する。
郡都はアナポリス(Annapolis)(州都)。
〈人口〉
1980(昭和55)37万0,099人。
1990(平成 2)42万7,239人。
2000(平成12)48万9,656人。
あんあん
【アンアン】
【anan】
○[通]マガジンハウスが刊行する女性週刊ファッション雑誌。
◎1970. 3.(昭和45)平凡出版(現:マガジンハウス)から創刊。
あんヴぇーる
【アンヴェール】
◇[フ]Anvers
○⇒あんとわーぷ(アントワープ)
あんうん
【暗雲】
○(1)あたりが暗くなり、今にも雨が降り出しそうな、黒く厚
い雲。
○(2)(転じて)今にも危険・破局・事件などが起こりそうな不
穏(フオン)な気配(ケハイ)。
◎映画などではこの展開に稲妻(イナヅマ)と雷鳴(ライメイ)を用いて
いたが、しだいに救急車のサイレン、踏み切りの警報音、ヘリ
コプターの騒音などの音のみに代った。
あんえいなんりょう《あんえいなんれう》
【安永南鐐】
○[歴][経]江戸時代、1772(明和 9. 9.,安永元)に発行した二
朱銀の別称。
「安永二朱銀」,「明和南鐐」,「大南鐐」,「古南鐐」とも呼ぶ。
参照⇒なんりょう(南鐐)(2)
◎安永元年は十一月十六日から。
あんえいにしゅぎん
【安永二朱銀】
○[歴][経]⇒あんえいなんりょう(安永南鐐)
あーんえむ
【アーンエム】
◇Arnhem
○⇒あるんへむ(アルンヘム)
あんか《あんくわ》
【行火】
○手足を暖めるための土製または木製の火入れ。
参照⇒おんじゃく(温石)(1),ゆたんぽ(湯たんぽ,湯湯婆)
◎「あん」は禅僧の読み方で、唐音。
★あんかー
【アンカー】
◇[英]anchor
○(1)[海]⇒いかり(イカリ,錨,碇)
○(2)(転じて)支え・拠(ヨ)り所。
○(3)[運]綱引きで最後尾の人。
○(4)[運]リレーなどの最終ランナー(走者)・最終スイマー(泳
者)。
○(5)[放]総合司会者。
参照⇒[3]えむしー(MC)
○(6)[機]([フ]ancre)⇒[3]あんくる(アンクル)(2)
あんが
【晏駕】
○(1)天子の死去の敬語。
「登仙(トウセン)」とも呼ぶ。
○(2)[国]天皇が崩御(ホウギョ)すること。
⇒ほうぎょ(崩御)
◎「晏」は「おそい」ことで、天子の御車のお出ましが遅く臣下が
お待ち申すこと。
あんがうるとう《あんがうるたう》
【アンガウル島】
◇Ngeaur、[英]Angaur Island
○[地]西太平洋、パラオ諸島(Palau Islands)最南端にある隆
起サンゴ島。パラオ共和国領。
北緯6.92°、東経134.15°の地。
ペリリュー島(Peleliu Island)の南西に位置する。
〈面積〉
8.4平方キロメートル。
〈人口〉
1980(昭和55)243人。
あんかしゅけん
【アンカシュ県】
◇[西]Departamento de Ancash、[英]Ancash Department
○ペルー中西部、太平洋に面する県。
シワス郡(Provincia de Sihuas)とコロンゴ郡(Provincia de
Corongo)から成る。
県都はウアラス(Huaraz)。
あんがーじゅまん
【アンガージュマン】
◇[フ]engagement
○(1)[名](フランス語で)約束・契約・拘束・関与・参加。
○(2)[哲]フランス実存主義の用語。
自ら状況・周囲にかかわる意思表明により、主体として実践
的に生きること。
第二次世界大戦後、サルトル・カミュなどにより、政治的態
度表明をすることで、社会的参加する意味に用いられた。
あんがす
【アンガス】
◇Angus
○(1)(Angus Region)⇒あんがすしゅう(アンガス州)
○(2)[人](米英で)男性の名前。
○(3)[農](Aberdeen Angus)⇒あばでぃーんあんがす(アバディ
ーンアンガス,アバディーン・アンガス)
あんがすしゅう《あんがすしう》
【アンガス州】
◇[英]Angus Region
○イギリス北部、スコットランド中東部の州。
州都はフォーファー(Forfar)。
古称・別称は「フォーファー州(Forfar Region)」,「フォーファ
ーシャー州(Forfarshire)」。
〈面積〉
2,182平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)10万8,670人(6月30日推計)。
1993(平成 5)11万1,020人(推計)。
2001(平成13)10万8,370人(6月30日推計)。
◎1975(昭和50)新設されたテイサイド州(Tayside Region)に編
入。
1996(平成 8)テイサイド州が解体されて再設置。
あんかっとぼん
【アンカット本】
○[印]⇒ふらんすそう(フランス装)
あんから
【アンカラ】
◇Ankara
○トルコ共和国の首都。小アジアの北西部、アナトリア(Ana-
tolia)高原中部にある。ヨーロッパとアジアを結ぶ商業・交通
の要地で、イスタンブール(Istanbul)に次ぐ大都市。
付近はアンゴラ山羊(ヤギ)の産地で、毛織物・食品工業が行
われる。また、付近に軍需工場がある。
古代ローマ・イスラム帝国時代の遺跡や建造物が多い。
旧称は「アンゴラ(Angora)」。
〈人口〉
1965(昭和40) 90万5,660人。
1975(昭和50)170万人。
1985(昭和60)223万5,000人。
1990(平成 2)254万1,899人(推計)。
1995(平成 7)284万人。
◎古くから隊商路の中心として知られる。
紀元前 25年にローマ帝国が領有。ビザンチン帝国の支配と
なり、7世紀以降はしばしばアラビア人が侵略。12世紀半ばセ
ルジュク・トルコ、14世紀初めイル・ハン国、1360年オスマン
帝国の属領となる。一時ティムールの攻撃(アンゴラの戦い)で
失うが、その後に回復。
20世紀になってケマル・アタチュルクがトルコ革命の拠点と
して大国民会議をおき、1923年この地で独立を宣言しイスタン
ブールに代わって首都となる。
1930. 3.(昭和 5)アンゴラからアンカラに改称。
以来、都市計画により近代的都市として発展。
★あんがらかいぼん
【アンガラ海盆】
◇[英]Angara Basin
○[地]北極海(Arctic Ocean)、グリーンランド(Greenland)と
スバールバル諸島(oygruppa Svalbard)との間にある海盆。
最深部はリトケ海淵(Litke Deep)で5.449メートル。
あんがらがわ《あんがらがは》
【アンガラ川】
◇[露]Reka Angara、[英]Angara River
○[地]ロシア連邦の東部シベリアにあるエニセイ川(Reka Yeni-
sei)の支流。全長約1,779キロメートル。
イルクーツク州(Irkutskaya Oblast)のバイカル湖(Ozero Bay-
kal)南西岸に発して北流し、クラスノヤルスク地方(Krasnoyar-
sky Krai)に入って西流し、エニセイ川に合流する。
★あんからのたたかい《あんからのたたかひ》
【アンカラの戦い】
◇[英]the Battle of Ankara
○[歴]1402. 7.28(応永 9)ティムールが、アンゴラ(現:アン
カラ)でオスマン・トルコのスルタン(皇帝)バヤジッド一世
(Bayezid I)を破った戦い。
バヤジッド一世は捕えられた。
「アンゴラの戦い(the Battle of Angora)」とも呼ぶ。
あんがらろけっと
【アンガラ・ロケット】
◇[英]Angara Launch Vehicle
○[宇]ロシアの商業打ち上げロケット。
プロトン・ロケット(Proton Launch Vehicle)の後継機。
あんがりー
【アンガリー】
◇[英]angary、[独]Angarie
○[法]国際法上、交戦国(belligerent)が中立国(neutral)の財
産に対して持つ、代償する条件で徴用・使用・破壊できる権利。
あんがるすく
【アンガルスク】
◇Angarsk
○ロシア連邦の東部シベリア、イルクーツク州(Irkutskaya
Oblast)の都市。
北緯52.57°、東経103.91°の地。
州都イルクーツク(Irkutsk)の北西約35キロメートル、アン
ガラ川(Reka Angara)西岸に位置し、豊富な水力発電を利用し
た石油化学工業の中心地。
国営ウラン燃料会社の濃縮工場がある。
〈人口〉
1979(昭和54)23万8,800人。
1989(平成元)26万6,000人。
2000(平成12)26万4,700人。
2003(平成15)26万2,700人。
◎1948(昭和23)建設。
◎アンガルスク油田のパイプライン計画に、中国の大慶とを結
ぶ中国ルートと、バイカル湖を迂回してナホトカに至る太平洋
ルートがある。
また、低濃縮ウランを備蓄して世界の原発に市場価格で提供
する核燃料バンク(nuclear fuel bank)構想がある。
◎ロシア文字では"Ангарск"。
あんがるど
【アンガルド】
◇[フ]en garde
○[運]フェンシングで、審判の「構えて」の指示。
競技者は膝を曲げ腰を深く落とした基本姿勢を取る。
「アンギャルド」とも呼ぶ。
◎試合は審判の「アンガルド」、「エトブプレ(etes-vous prets)
(用意はよいか)」、そして選手の返事の「ウイ(oui)(はい)」・
「ノン(non)(いいえ)」、そして審判の「アレ(allez)(始め)」で開
始される。
あんかれじ
【アンカレジ】
◇Anchorage
○⇒あんかれっじ(アンカレッジ)
あんかれっじ
【アンカレッジ】
◇Anchorage
○アメリカ合衆国アラスカ州(Alaska State)南部の都市。
「アンカレジ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1987(昭和62)22万2,000人。
◎"anchorage"は「停泊」・「停泊地」の意味。
あんき
【暗記】
【諳記】
◇[英]learning by heart
○書かれている文章などを覚(オボ)えること・記憶すること。
特に、その文章を見ずに言えること。そらで覚えること。
◎丸暗記
あんき
【暗鬼】
○(1)実際にはいないが、暗がりにひそんでいるような気がす
る物の怪(モノノケ)。
◎疑心暗鬼:⇒ぎしんあんき(疑心暗鬼)
○(2)(転じて)不安や妄想から起こる恐れ。
あんぎお
【アンギオ】
◇[英]angio-
○(1)[接頭辞]「血管・リンパ管」を表す語形成要素。
◎アンギオグラフィー(angiography):⇒けっかんぞうえいほ
う(血管造影法)
アンギオグラム(angiogram):血管造影図。
アンギオロジー(angiology):脈管学。
アンギオーマ(angioma):血管腫。
アンギオプラスティー(angioplasty):血管形成術・血管修
復術。
アンギオテンシン(angiotensin):ポリペプチドの一種。
アンギオスタチン(angiostatin):血管新生阻害薬(ガン治療
薬)の一種。
○(2)[接頭辞]「果皮」を表す語形成要素。
◎アンギオスペルム(angiosperm):被子植物。
あんぎおぐらふぃー
【アンギオグラフィー】
◇[英]angiography
○[医]⇒けっかんぞうえいほう(血管造影法)
★あんきしょう《あんきしやう》
【安徽省】
◇[中]Anhui Sheng、[英]Anhui Province
○中国東部、長江(揚子江<ヨウスコウ>)下流の省。東部を江蘇省
(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)、南東部を浙江省(Zhejiang Sheng)
(セッコウショウ)に接する。
省都は合肥市(Hefei Shi)(ゴウヒシ)。
別称は「皖(Wan)(カン)」。
〈面積〉
13.9万平方キロメートル。
◎1667(寛文 7)安慶州(Anqingzhou)と徽州(Huizhou)の名から
安徽省と名付けられる。省都は安慶(Anqing)。
1949(昭和24)省中央部に合肥市が設置されて省都が移転。
★あんぎーな
【アンギーナ】
◇[独]Angina
○(1)[病]窒息するような狭窄感(コウヤクカン)をおこす病症の総称。
○(2)[病]特に咽頭の急性炎症。扁桃腺炎(ヘントウエン)・・口峡炎(コウキョ
ウエン)。
参照⇒へんとうえん(扁桃炎)
○(3)[病]狭心症([学]angina pectoris)の略称。
⇒きょうしんしょう(狭心症)
あんぎゃ
【行脚】
○(1)[仏]僧侶が修行のため、諸国を巡り歩くこと。
○(2)一般に(特に徒歩で)諸国を巡り歩くこと。
◎禅僧の読み方で、唐音。
あんきゃすびる
【アンキャスビル】
◇Uncasville
○アメリカ合衆国北東部、コネチカット州(Connecticut State)
南東部のニューロンドン郡(New London County)中央部の町。
テムズ川の西岸(右岸)。
あんぎゃるど
【アンギャルド】
◇[フ]en garde
○[運]⇒あんがるど(アンガルド)
あんきょ
【安居】
○心安らかに落ち着いて、暮らしていること。
◎「あんご(安居)」とも読む。
参照⇒あんご(安居)
あんぎょう《あんぎやう》
【安行】
◇[日]Angyo
○埼玉県南東部、川口市北東部の地名・地区名。
盆栽・苗木の産地。
安行武南県立自然公園はモミジ(紅葉)の名所。
参照⇒ぼんさいちょう(盆栽町)
◎江戸初期、植木栽培が始まる。
1956(昭和31)安行村、川口市に編入。
あんぎょうかいづか《あんぎやうかひづか》
【安行貝塚】
○[歴]埼玉県川口市安行にある縄文時代後期の貝塚。
◎安行式土器
[1]あんぎら
【アンギラ】
◇[西]anguila
○[魚](スペイン語で)ウナギ(鰻)。
⇒うなぎ(ウナギ,鰻)
[2]あんぎら
【アンギラ】
◇[西]Anguila
○[地]西インド諸島南東部、小アンチル列島(Lesser Antilles)
北部のリーワード諸島(Leeward Islands)にあるイギリス領の島。
〈面積〉
88平方キロメートル。
〈人口〉
2013(平成25)1万5,757人(推計)。
◎1980(昭和55)イギリス連邦のセントクリストファーネイビス
(Saint Christopher and Nevis)から分離してイギリスの属国
となる。
あんく
【ANK】
◇[英]Alpha Numeric Kana
○[計]⇒あんくもじ(ANK文字)
あんく
【アンク】
◇ankh
○[歴]古代エジプトの十字架。「♀」のように上が輪になってい
る十字。
生命・長寿・生殖の象徴とされた。
「アンク十字」とも呼ぶ。
あんぐいっら
【アングイッラ】
◇[伊]anguilla
○[魚](イタリア語で)ウナギ(鰻)。
⇒うなぎ(ウナギ,鰻)
あんぐう
【行宮】
○天皇が出掛ける時に設(モウ)ける仮の御殿。
「頓宮(トングウ)」,「行在所(アンザイショ)」,「仮宮(カリミヤ)」とも呼ぶ。
◎唐音。
あんくじゅうじ《あんくじふじ》
【アンク十字】
○[歴]⇒あんく(アンク)
あんくもじ
【ANK文字】
◇[英]Alpha Numeric Kana character code
○[計]英文字・数字・カナ文字の総称。
参照⇒あすきー(ASCII)
あんぐら
【アングラ】
◇[英]underground
○アンダーグラウンドの和略語。
⇒あんだーぐらうんど(アンダーグラウンド)
★あんぐらげんしりょくはつでんしょ
【アングラ原子力発電所】
◇[葡]Planta Nuclear Angra、[英]Angra Nuclear Power Plant
○[原]ブラジル南東部、リオデジャネイロ州(Estado do Rio
de Janeiro)アングラドスレイス(Angra dos Reis)にある原子
力発電所。
あんぐらどすれいす
【アングラドスレイス】
◇[葡]Angra dos Reis
○ブラジル南東部、リオデジャネイロ州(Estado do Rio de Ja-
neiro)海岸部の保養地・高級リゾート地。
南緯23.00°、西経44.32°の地。
〈人口〉
1996(平成 8) 8万5,074人。
2000(平成12)11万4,237人。
あんぐらまいにゅ
【アングラ・マイニュ】
◇Angra Mainyu
○[宗]⇒あはりまん(アハリマン)
あんぐりかーなえくれしあ
【アングリカーナ・エクレシア】
◇[羅]Anglicana Ecclesia
○[宗]⇒いぎりすこっきょうかい(イギリス国教会)
あんぐりかんちゃーち
【アングリカン・チャーチ】
◇[英]Anglican Church
○[宗]⇒いぎりすこっきょうかい(イギリス国教会)
[1]あんくる
【アンクル】
◇[英]uncle
○(英語で)伯父(オジ)・叔父(オジ)。
◎アーント(aunt):伯母(オバ)・叔母(オバ)。
[2]あんくる
【アンクル】
◇[英]ankle(エンクル)
○(1)(英語で)足首。
足(foot)と脚(leg)をつなぐ部分。
参照⇒あんくれっと(アンクレット)
○(2)(英語で)くるぶし(踝)・足関節。
[3]あんくる
【アンクル】
◇[フ]ancre
○(1)[海]⇒いかり(イカリ,錨,碇)
○(2)[機]時計などの歯車の回転速度を一定に保つため、一歯
づつ送り出す歯止め装置。
雁木車(ガンギグルマ)の歯に噛(カ)み合って、その回転を止めた
り送ったり交互にしながら、その回転の力を天府(テンプ)や振り
子に伝える役目をする。
「エスケープメント([英]escapement)」,「アンカー([英]an-
chor)」とも呼ぶ。
★あんぐる
【アングル】
◇Jean-Auguste-Dominique Ingres
○[人]フランスの画家(1780〜1867)。
あんくるさむ
【アンクル・サム】
◇[英]Uncle Sam、"USA"に"m"を追加した造語。
○アメリカ人のあだ名。アメリカ政府または典型的なアメリカ
国民。
参照⇒さみー(サミー),みすころんびあ(ミス・コロンビア),
じょんぶる(ジョン・ブル)
◎国旗をイメージとして、星を並べた模様のシルクハットをか
ぶり、赤と白の縞ズボンをはき、あごひげのある長身の男の姿
で表現される。
ナスト(Thomas Nast)が考案。
参照⇒なすと(ナスト)
あんぐるじん
【アングル人】
◇[英]the Angles
○[歴]⇒あんぐるぞく(アングル族)
あんぐるぞく
【アングル族】
◇[英]the Angles
○[歴]5世紀ころ、サクソン族(the Saxons)・ジュート族(the
Jutes)とともに北ドイツからイングランドに侵入した低地ゲル
マン民族の一部族。
「アングル人」とも呼ぶ。
参照⇒[1]じゅーと(ジュート)
あんくるとむ
【アンクル・トム】
◇[英]Uncle Tom
○白人に卑屈(ヒクツ)な黒人。
◎アメリカの女性作家ストウ(H.E.B.Stow)(1811〜1896)の小説
『アンクル・トムの小屋(Uncle Tom's Cabin)』の主人公(黒人
奴隷)から。
参照⇒すとう(ストウ)
あんくるん
【アンクルン】
◇[インドネシア語]angklung
○[楽]インドネシアの竹製の民族楽器。
調律された数本の竹筒を枠に下げた楽器で、横に振って鳴ら
すもの。演奏は五音階になるアンクルンを組み合わせ、数人が
音階を分担し一体となって演奏する。
「アンクロン(angklong)」とも呼ぶ。
参照⇒かうべる(カウベル)(2)
あんくれっと
【アンクレット】
◇[英]anklet
○(1)足首飾り。
足首につける飾り輪。
○(2)[服](anklets)(婦人用・子供用の)足首までの短いソック
ス。
あんぐろあめりか
【アングロ・アメリカ】
◇Anglo-America
○アメリカ合衆国・カナダおよびグリーンランドを含む地域。
新大陸にヨーロッパ人が入植した際、アングロ・サクソン系
移民を中心に開拓された文化圏。
⇔らてんあめりか(ラテンアメリカ)
参照⇒わすぷ(ワスプ,WASP)(1)
◎アメリカ合衆国とカナダのみを指すこともある。
あんぐろふぁいる
【アングロファイル】
◇[英]Anglophile
○親英家。
「アングロフィル(Anglophil)」とも呼ぶ。
あんぐろふぃる
【アングロフィル】
◇[英]Anglophil
○⇒あんぐろふぁいる(アングロファイル)
あんぐろふぉうぶ
【アングロフォウブ】
◇[英]Anglophobe
○排英主義者。
あんくろん
【アンクロン】
◇[インドネシア語]angklong
○[楽]⇒あんくるん(アンクルン)
あんけい
【安慶】
◇[中]Anqing
○⇒あんけいし(安慶市)
あんけいし
【安慶市】
◇[中]Anqing Shi
○中国東部、安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)南西部の省直轄市
(地級市)。
長江(揚子江)中流北岸に位置する河港で、茶・木材の集散地。
「アンチン市(安慶市)」とも呼ぶ。
◎もと省都。
1949(昭和24)省中央部に合肥市(Hefei Shi)が設置され、省
都が移転。
★あんけせなーめん
【アンケセナーメン】
◇Ankhesenamun
○[人]古代エジプトの王ツタンカーメン(Tutankhamen)の王妃、
アメンヘテプ四世(Amenhetep IV)(イクナートン)の娘。
あんけん
【アン県】
◇[フ]Departement Ain、[英]Ain Prefecture
○フランス南東部、ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-
Alpes)北部の県。
県都はブールアンブレス(Bourg-en-Bresse)。
あんけん
【暗剣】
◇[中]Anjian
○[軍]中国航空機製造会社が計画している国産無人ステルス機。
外観がアメリカ空軍のステルス戦闘機F−117Aと酷似し
ている。
参照⇒えふいちいちななえー(F−117A,F117A),せ
んにじゅう(殲二十,殲20)
◎2006.11.(平成18)第6回珠海航空ショーで模型を展示。
[1]あんこ
【あんこ】
○(北海道・東北・北越地方で)兄・長男。若い男性。
◎「あにこ」の転訛。
[2]あんこ
【あんこ】
○(伊豆大島で)娘。若い女性。
◎「あねこ」の転訛。
◎歌謡曲:参照⇒あんこつばきはこいのはな(アンコ椿は恋の
花)
あんこ
【あんこ】
【餡こ】
【餡子】
○(1)[食]あん(餡)の別称。
○(2)(転じて)ふくらませるため中に入れる詰め物。
主に平仮名で「あんこ」と表記されることが多い。
「パディング([英]padding)」とも、洋服の場合は「パッド([英]
pad)」とも呼ぶ。
◎饅頭(マンジュウ)などの中に「あんこ」が入っていることから。
あんご
【安居】
◇[梵]varsika(雨期)
○[仏]僧が陰暦四月十六日より七月十五日まで一室に籠り、外
出しないで修行すること。
インドでは雨期に相当する時期で「うあんご(雨安居)」とも、
「げあんご(夏安居)」,「げぎょう(夏行)」,「げごもり(夏籠)」とも
呼ぶ。
◎修行した年数(臈)によって(ゲロウ)・中臈(チュウロウ)・上臈(ジョウ
ロウ)と序列が上がっていく。
参照⇒げろう(下臈)(1),じょうろう(上臈)(4)
◎この行を破ることは「破夏(ハゲ)」と呼ぶ。
安居の中間ころを「半夏(ハンゲ)」と呼ぶ。
◎「あんきょ(安居)」とも読む。
あんご
【網子】
○⇒あみこ(網子)
あんこいも
【アンコイモ】
【あんこ芋】
【餡子芋】
○[農]サツマイモ(甘藷)の一品種。
「おいらん(花魁,華魁)」とも呼ぶ。
あんごいん《あんごゐん》
【安居院】
○(1)⇒がんごうじ(元興寺)(1)
○(2)[歴]⇒あぐい(安居院)
★あんこう《あんかう》
【アンコウ】
【鮟鱇】
○[魚]アンコウ目(Lophiiformes)アンコウ科(Lophiidae)の海
魚。
美味で冬に鍋物にする。
◎部位:⇒あんこうのななつどうぐ(アンコウの七つ道具,鮟鱇
の七つ道具)
あんこうがた《あんかうがた》
【鮟鱇形】
○(1)竹製の花器の一種。
太い竹筒の節と節との間に生け口を大きく切り開けたもの。
「あくびがた(欠形)」とも呼ぶ。
○(2)[運]相撲で、太って腹の出ている力士の体形。
「あんこ形」とも呼ぶ。
⇔そっぷがた(ソップ形)
あんこうのつりぎり《あんかうのつりぎり》
【アンコウの吊り切り】
【鮟鱇の吊り切り】
○[料]⇒あんこうのつるしぎり(アンコウの吊し切り,鮟鱇の吊
し切り)
あんこうのつるしぎり《あんかうのつるしぎり》
【アンコウの吊し切り】
【鮟鱇の吊し切り】
○[料]アンコウの卸し方。
下顎(シタアゴ)を鉤(カギ)にかけて吊し、口から水を入れて胃に
水を満たし、まず外皮を剥(ハ)ぎ、肉を削(ソ)ぎ、さらにキモ(
胆)・ハラワタ(腸)をとり、骨を切る。
「アンコウの吊り切り」とも呼ぶ。
◎アンコウは全身が柔らかく弾力があるので、俎板(マナイタ)では
捌(キバ)きにくいのでこの方法で捌くもの。
あんこうのななつどうぐ《あんかうのななつだうぐ》
【アンコウの七つ道具】
【鮟鱇の七つ道具】
○[食]アンコウの部位の総称。
一説に、キモ(肝)・ぬの(卵巣)・トモ(尾鰭)・エラ(鰓)・水
ぶくろ(胃)・皮・身。
参照⇒あんこうのつるしぎり(アンコウの吊し切り,鮟鱇の吊
し切り)
あんこがた
【あんこ形】
○[運]⇒あんこうがた(鮟鱇形)(2)
★あんこく
【安国】
○()
○()[歴]中央アジアのオアシス都市ブハラの中国名。
⇒ぶはら(ブハラ)(2)
あんこくたいりく
【暗黒大陸】
◇[英]Dark Continent
○[古]かつて西洋人がアフリカ大陸の別称として使用していた
言葉。
アフリカ大陸の歴史や実情がわからず、文明が遅れていると
考えて誤称したもの。
あんこくのもくようび《あんこくのもくえうび》
【暗黒の木曜日】
◇[英]Black Thursday
○[歴][経]1929.10.24(昭和 4)の木曜日。
この日にニューヨーク株式市場が大暴落して経済恐慌(World
Crisis)が発生したことから。
あんごすちゅら
【アンゴスチュラ】
◇[西]angostura(狭さ)
○(1)[薬][食](angostura bark)南米産ムクロジ目(Sapindales)
ミカン科(Rutaceae)の植物の樹皮。
解熱・強壮剤として、またリキュールの苦味剤として使用さ
れる。
「アンゴスツラ」とも呼ぶ。
◎アンゴスチュラビターズ(Angostura Bitters)
○(2)[古](Angostura)シウダード・ボリバル(Ciudad Bolivar)
の旧称。
⇒しうだーどぼりばる(シウダード・ボリバル)
あんごすつら
【アンゴスツラ】
◇[西]angostura
○⇒あんごすちゅら(アンゴスチュラ)
あんこだま
【あんこ玉】
【餡こ玉】
【餡子玉】
○(1)[食]アズキ餡(アン)を小さく丸め、クズ(葛)またはカンテ
ン(寒天)でおおった生菓子。
○(2)[食]アズキ餡を小さく丸めて乾燥させ、熱して溶かした
砂糖でおおい、冷やし固めた菓子。
○(3)[食]小さなゴム風船にアズキ餡を詰めた菓子。
爪楊枝(ツマヨウジ)や果物ナイフなどで風船をつつくと風船が破
れ、丸いアズキ玉が現れる。
◎かつては各地の観光地の土産品としてよく売られていた。
あんこつばきはこいのはな《あんこつばきはこひのはな》
【アンコ椿は恋の花】
○[楽]星野哲郎作詞、市川昭介(ショウスケ)作曲の歌謡曲。
歌は都はるみ。
◎1964(昭和39)発売。
あんこな
【アンコナ】
◇Ancona
○イタリア中央東部、マルケ州(Regione Marche)東部にある州
都。
北緯43.60°、東経13.50°の地。
〈人口〉
1981(昭和56)10万6,498人。
1991(平成 3)10万3,268人。
2001(平成13)10万0,507人。
[1]あんごら
【アンゴラ】
◇[英]the People's Republic of Angola
○アフリカ南西部の西海岸にある人民共和国。正式名称はアン
ゴラ共和国(Repblica de Angola)。カビンダ州(Kabinda Prov-
ince)は飛び地で、コンゴ川河口の北岸にある。
首都はルアンダ(Luanda)。
原油・コーヒー・ゴム・ダイヤモンドなどを産出。
公用語はポルトガル語。通貨単位はクワンザ(kwanza)。
〈面積〉
124万6,700平方キロメートル。
〈人口〉
1974(昭和49) 580万人。
1984(昭和59) 854万人。
1988(昭和63) 948万人。
1995(平成 7)1,155万8,000人(推計)。
〈歴代大統領〉
ドスサントス(Jose Eduardo dos Santos)。
◎州:[葡]Provincia do(de) *、[英]* Province。
◎1575(天正 3)ポルトガル領植民地の西アフリカ。
1953(昭和28)ポルトガルの海外州。
1975(昭和50)ポルトガルから独立。以降、政府軍と反政府軍
との内紛が続き、国土の約半分に地雷が埋まっているといわれ
ている。
2002.10.(平成14)IMF(国際通貨基金)の内部報告によると、
財政収支に矛盾があり、前年1年間で国庫から約10億ドル(約
1,255億円)が消失。
[2]あんごら
【アンゴラ】
◇Angora
○[古]アンカラの旧称。
⇒あんから(アンカラ)
あんごらのたたかい《あんごらのたたかひ》
【アンゴラの戦い】
◇[英]the Battle of Angora
○[歴]⇒あんからのたたかい(アンカラの戦い)
[1]あんこーる
【アンコール】
◇[英]encore
○(1)[楽]音楽会などで予定の演奏が終了したあと、聴衆が演
奏者に舞台への出場や追加の演奏を望むこと。また、その呼び
声や拍手(ハクシュ)。また、それにこたえての追加演奏・再演。
◎17世紀にオペラのビルチュオーゾに対して行われたのが始ま
りとされる。
○(2)[劇][映][放](転じて)再上演・再上映・再放送。
◎フランス語の「もう一度(encore)」からの借用語であるが、フ
ランスでは「ビス(Bis!)」を使用する。
★[2]あんこーる
【アンコール】
◇Angkor
○[歴]クメール王国アンコール王朝( 802〜1434)。
802年真臘(シンロウ)が統一され、王都アンコール・トムが建設
される。
〈歴代国王〉
ヤショ・バルマン一世(Yasovarman I): 889〜 900。
スールヤ・バルマン二世(Suryavarman II):1113〜1150ころ。
ダラニンドラバルマン二世(Dharanindravarman II):1150こ
ろ〜1160。
ヤショ・バルマン二世(Yasovarman II):1160〜1166。
ジャヤ・バルマン七世(Jayavarman VII):1181〜1201/1219。
◎カンボジアのトンレ・サップ湖の北にアンコール・トムやア
ンコール・ワットなどの遺跡がある。遺跡は密林の中に忘却さ
れていたが、16世紀ポルトガル宣教師に発見され、19世紀中葉
(1860年)フランス人ミュオー(Henri Mahout)により探検紹介さ
れた。遺跡の彫刻はブラーマン教と仏教との両教の経典から取
材されている。
参照⇒しんろう(真臘),あんこーるとむ(アンコール・トム),
あんこーるわっと(アンコール・ワット)
あんこーるとむ
【アンコール・トム】
◇Angkor Thom(大都城)
○[歴]クメール王国アンコール朝の都城遺跡。
9世紀末カンボシア王ヤショ・バルマン一世(在位 889〜
900)の創建。修理や遷都を経た後、ジャヤ・バルマン七世(在
位1181〜1201)が現在の城壁とバイヨン(伽藍)を建立。
カンボジアのトンレ・サップ湖の北にあり、周囲3キロの城
壁、東の勝利の門、西の死の門、2重の回廊に囲まれた仏教寺
院のバイヨンが中心で、奇怪な四面塔などが有名。回廊は戦争
や庶民生活を題材にした浮彫で飾られている。
参照⇒あんこーるわっと(アンコール・ワット)
◎1992(平成 4)アンコール遺跡群、世界遺産に登録。
あんこーるわっと
【アンコール・ワット】
◇Angkor Vat(都城寺院,首都の寺)、[英]Angkor Wat
○[歴]クメール王国アンコール朝の石造大寺院遺跡。
カンボジアの首都プノンペンから西北250キロメートル、ア
ンコール・トムの南方1,500メートルにある。
12世紀初頭スールヤ・バルマン二世(在位1113〜1150ころ)の
創建。当初はヒンズー教のヴィシヌの神祠であるとともにその
化身である同二世を祀(マツ)ったものであったが、14世紀に仏教
寺院に変わった。
東西1,040メートル、南北820メートルで、200メートル幅の
濠(ゴウ)を巡らし、3重の回廊で囲まれた65メートルの中央祠
堂を中心に5塔の石造建築がある。山岳型寺院は須弥山(シュミセン)
を、濠は無限の大洋を象徴している。第1回廊の壁面には古代
インドの叙事詩『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』を主題
とした浮彫で飾られ、クメール芸術の傑作である。
参照⇒あんこーるとむ(アンコール・トム),しえむれあぷしゅ
う(シエムレアプ州)
◎この寺院はカンボジアの国旗に描かれている。
◎1992(平成 4)アンコール遺跡群、世界遺産に登録。
あんこれおうこく《あんこれわうこく》
【アンコレ王国】
◇[英]Ankole Kingdum/Kingdum of Ankole
○アフリカ中東部のウガンダ共和国内の南西部にある王国。
王都はムバララ(Mbarara)。
「ンコレ王国(Nkore Kingdum)」とも呼ぶ。
◎1967. 9. 8(昭和42)王制を廃止。
1993.11.20(平成 5)()が政府未承認で再置。
あんさー
【アンサー】
◇[英]answer
○(1)[他動]答える・返事する。
○(2)[自動]答える。責任を持つ・保証する。
○(3)答え・返答・返事。
○(4)回答・解答。
○(5)反論。応酬。報復。
あんざい
【行在】
○(1)⇒あんぐう(行宮)
○(2)[歴]([中]Xingzai)⇒りんあん(臨安)
あんざいしょ
【行在所】
○⇒あんぐう(行宮)
あんさつきょうだん《あんさつけうだん》
【暗殺教団】
◇[英]Assassins
○[宗]⇒あさしんは(アサシン派)
あんざっく
【アンザック】
◇ANZAC、"Australian NewZealand Army Corps"
○(1)[歴]オーストラリア人とニュージーランド人で構成され
たイギリス軍の軍団。
第一次世界大戦のガリポリ上陸作戦で初めて編成。
1915. 4.25(大正 4)トルコ北西部のガリポリ半島(Gallipoli
Peninsula)に上陸し、長期の塹壕戦の結果、撤退。
参照⇒あんざっくでー(アンザック・デー)
○(2)[軍]オーストリア海軍のフリゲート艦(FFH150)。
排水量3,600トン。
◎1996. 5.18(平成 8)就役。
あんざっくでー
【アンザック・デー】
◇[英]Anzac Day
○[暦]オーストラリアとニュージーランドの記念日、4月25
日。
第一次世界大戦中の1915. 4.25(大正 4)トルコ北西部のガリ
ポリ半島(Gallipoli Peninsula)で行われた戦いを記念し、オ
ーストラリア・ニュージーランド国内やガリポリで式典やパレ
ードが行われる。
「アンザック・デイ」とも呼ぶ。
参照⇒あんざっく(アンザック)(1)
あんざっくでい
【アンザック・デイ】
◇[英]Anzac Day
○[暦]⇒あんざっくでー(アンザック・デー)
[1]あんさつし
【按察使】
◇[中]ancha shi
○[歴]中国の唐代に創設された地方行政監督官。
中央から各道に派遣され、地方行政・司法の監察や民情視察
を行い、上奏した。
宋代中期以降、職務は刑獄に限定され、明・清代まで設置さ
れた。
[2]あんさつし
【按察使】
○(1)[歴]⇒あぜち(按察使,按察)
○(2)[歴]明治初期の地方行政監督官。
府・藩・県の政状を政績を按察する目的で設置。
◎1869(明治 2)奥羽方面に設置し、東北越後地方の動揺を鎮め、
民情視察しようとしたが実際の活動はほとんどなく、翌1870
(明治 3)廃止。
あんさーる
【アンサール】
◇[アラビア語]ansar
○支援者・救援者。
あんさるあるいすらむ
【アンサル・アルイスラム】
◇[アラビア語]Ansar al-Islam
○⇒あんさーるあるいすらむ(アンサール・アル・イスラム,ア
ンサール・アルイスラム)
あんさーるあるいすらむ
【アンサール・アル・イスラム】
【アンサール・アルイスラム】
◇[アラビア語]Ansar al-Islam
○イラク北部クルド人のイスラム系過激派組織。
アルカイダと関係を持ち、アフガニスタンのタリバン政権時
に兵士を送り訓練を受けている。
「アンサル・アルイスラム」,「アンサル・イスラム」とも呼ぶ。
参照⇒あんさーる(アンサール)
◎2002. 9.12(平成14)指導者のムラヒ・クレカル(M.Kreker)、
アムステルダムのスキポール国際空港で身柄を拘束。
2002.12. 4(平成14)イラク北部のハラブジャ(Halabja)で、
クルド愛国同盟(PUK)と間に戦闘が発生し、PUK民兵約30
人が死傷。
2005. 1.31(平成17)前30日にバグダッド北方でイギリス空軍
のC−130輸送機を対戦車ミサイルで撃墜したとウェブサイ
ト上で声明。
あんさるいすらむ
【アンサル・イスラム】
◇Ansar Islam
○⇒あんさーるあるいすらむ(アンサール・アル・イスラム,ア
ンサール・アルイスラム)
あんざんし
【鞍山市】
◇[中]Anshan Shi
○中国北東部、遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)中南部の省
直轄市(地級市)。工業都市。
「アンシャン市(鞍山市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1957(昭和32) 81万人。
1987(昭和62)133万人。
あんざんしょう《あんざんしやう》
【アンザン省】
【安江省】
◇[ベトナム語]Tinh An Giang、[英]An Giang province
○⇒あんじゃんしょう(アンジャン省,安江省)
あんし
【ANSI】
◇[英]American National Standards Institute
○[工]アメリカ国家規格協会の略称。
アメリカの工業分野の規格統一と標準化を目指す。
参照⇒じす(JIS)
◎1928(昭和 3)ASA(アメリカ規格協会)として設立。
1966(昭和41)USASIと改称。
1969(昭和44)現名ANSIに改称。
あんじー
【アンジー】
◇[英]Angie
○(1)[人](英語圏の)女性名アンジェラ(Angela)の愛称。
○(2)[人](英語圏の)男性名アンガス(Angus)の愛称。
あんしある
【アンシアル】
◇[英]uncial
○(1)[歴][言]聖書などの手書き写本の書体。
4〜9世紀に用いられ、太くて丸味のある字体。
ローマ字の大文字体の基(モト)と成った。
「アンシャル」とも呼ぶ。
◎小文字体の基:⇒みなすきゅーる(ミナスキュール)(2)
○(2)その字体で書かれた写本。
あんじあんしょう《あんぢあんしやう》
【アンジアン省】
【安江省】
◇[ベトナム語]Tinh An Giang、[英]An Giang province
○⇒あんじゃんしょう(アンジャン省,安江省)
あんじぇらす
【アンジェラス】
◇[羅]Angelus(天使)
○(1)[宗]カトリック教で、天使ガブリエル(Gabriel)による聖
母マリアへの受胎告知を記念する、朝・正午・日没の日に三度、
鐘の音とともに行う祈祷(キトウ)。
「アンゼルス」,「アンジェラスの祈り」,「お告げの祈り」とも呼
ぶ。
◎この祈りは「主の御使(ミツカイ)([羅]Angelus domini)」の言葉で
始まる。
○(2)[宗](Angelus bell)⇒あんじぇらすのかね(アンジェラス
の鐘)
あんじぇらすのいのり
【アンジェラスの祈り】
◇[羅]Angelus
○[宗]⇒あんじぇらす(アンジェラス)(1)
あんじぇらすのかね
【アンジェラスの鐘】
◇[英]Angelus bell
○[宗]カトリック教で、アンジェラス(お告げの祈り)の時刻を
知らせる教会の鐘。朝・正午・日没に鳴らす。
「お告げの鐘」とも呼ぶ。
◎イスラム教:参照⇒あざーん(アザーン)
あんじぇりーなぐん
【アンジェリーナ郡】
◇[英]Angelina County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)東部の郡。
郡都はラフキン(Lufkin)。
★あんじおすたちん
【アンジオスタチン】
◇angiostatin
○[化]プラスミノーゲン(plasminogen)由来のタンパク(蛋白)。
参照⇒えんどすたちん(エンドスタチン)
あんじじゃん
【アンジジャン】
◇Andijon
○⇒あんでぃじゃん(アンディジャン)
あんじじゃんしゅう《あんぢじやんしう》
【アンジジャン州】
◇Andijon Wiloyati、[英]Andijon Region
○⇒あんでぃじゃんしゅう(アンディジャン州)
★あんしじゅつ
【安死術】
○[医]
「安楽死」,「ユーサネイジア(euthanasia)」,「ユータナジー
(euthanasie)」とも呼ぶ。
参照⇒あんらくし(安楽死)
あんしのらん
【安史の乱】
【安史の亂】
◇[中]An Shi zhi Luan(安史之亂)
○[歴]中国唐代、安禄山(An Lushan)(アン・ロクザン)・史思明(Shi
Siming)(シ・シメイ)がおこした反乱( 755<天宝14>〜 763)。
参照⇒あんろくざん(安禄山),ししめい(史思明),せつどし
(節度使)(1)
◎安史の乱以後、唐は急速に衰え、黄巣の乱を契機に 907年滅
亡する。
◎この乱で玄宗(Xuan Zong)の寵妃楊貴妃(Yang Guifei)(ヨウ・キヒ)
が縊死(イシ)させられた悲劇は、白居易(Bai Juyi)(ハク・キョイ)の
『長恨歌(Changhen Ge)(チョウゴンカ)』など多くの題材となってい
る。
参照⇒ようきひ(楊貴妃),れいし(茘枝)(1)
あんしゃ
【暗車】
◇[英]screw
○[古][海]船のスクリュー(螺旋推進器)の旧称。
外輪船などの外車に対する名称で、水面下に取り付けること
から。
◎双暗車(twin-screw)。
あんじゃ
【アンジャ】
◇[蘭]anjelier(アンジャベル)
○[俗][植]花屋・植木屋で、カーネーションの別称。
参照⇒あんじゃべる(アンジャベル)
あんじゃべる
【アンジャベル】
◇[蘭]anjelier
○[古][植]カーネーションの旧称。
⇒かーねーしょん(カーネーション)
◎1665(寛文 5)ころに渡来した当時の名称で、「オランダセキ
チク(和蘭石竹,阿蘭陀石竹)」とも呼ばれた。
参照⇒あんじゃ(アンジャ)
あんしゃる
【アンシャル】
◇[英]uncial
○[歴][言]⇒あんしある(アンシアル)
あんじゃる
【アンジャル】
◇Anjar
○レバノン東部、ベカー県(Mohafazat el Beqaa)南東部にある、
シリア国境の町。
ウマイア朝の都市遺跡がある。
◎8世紀初頭、ウマイヤ朝のアルワリド一世(al-Walid I ibn
Abd al-Malik)(在位 705〜 715)が都市を建設。
1984(昭和59)世界文化遺産に登録。
あんしゃん
【アンシャン】
◇[フ]ancien、[英]ancient
○[形](フランス語で)昔の、古来の、旧式の。
◎アンシャン・レジーム(ancien regime):⇒あんしゃんれじ
ーむ(アンシャンレジーム,アンシャン
アンシャン・ノブレス(ancien noblesse):⇒あんしゃんの
ぶれす(アンシャン・ノブレス)
あんしゃん
【アンシャン】
【鞍山】
◇[中]Anshan
○⇒あんざんし(鞍山市)
あんしゃんし
【アンシャン市】
【鞍山市】
◇[中]Anshan Shi
○⇒あんざんし(鞍山市)
あんじゃんしょう《あんぢあんしやう》
【アンジャン省】
【安江省】
◇[ベトナム語]Tinh An Giang、[英]An Giang province
○ベトナム南部の省。南西部をキエンジャン省(Tinh Kien
Giang)に接し、北部・北西部をカンボジアに隣接。
省都はロンスエン(Long Xuyen)。
「アンジアン省」,「アンザン省」とも呼ぶ。
あんしゃんて
【アンシャンテ】
◇[フ]enchante
○(フランス語で)はじめまして。
あんしゃんのぶれす
【アンシャン・ノブレス】
◇[フ]ancien noblesse
○[歴]1789(寛政元)のフランス革命以前の旧貴族・旧貴族階級。
参照⇒あんしゃんれじーむ(アンシャンレジーム,アンシャン
・レジーム)
あんしゃんれじーむ
【アンシャンレジーム】
【アンシャン・レジーム】
◇[フ]ancien regime
○(1)[歴](広義で)市民革命以前の絶対主義王制。絶対君主の
政体。
○(2)[歴](狭義で)1789(寛政元)のフランス革命以前の政治体
制や、それに付随する封建的な身分制度・社会体制。
少数の貴族や僧侶が持つ、身分的な特権や莫大な財産は、中
産階級のブルジョア(bourgeois)や農民の不満の対象となって
いた。
ルイ十六世(Louis XIV)の時代の財政破綻(ハタン)で末期的症状
となり、フランス革命に至った。
参照⇒おうせいふっこ(王政復古),あんしゃんのぶれす(アン
シャン・ノブレス)
あんじゅー
【アンジュー】
◇Anjou
○(1)[歴]フランス西部にあった公国(1308〜1395)。
参照⇒あんじゅーけ(アンジュー家)
○(2)[古]フランス西部にあった州。
あんじゅあんとう《あんじゆあんたう》
【アンジュアン島】
◇[フ]Ile Anjouan/Ile de Anjouan
○[古][地]⇒ぬずわにとう(ヌズワニ島)
あんじゅうこん《あんぢゆうこん》
【安重根】
◇[朝]An Chung-gun
○[人]⇒『人名辞典』あん じゅうこん(安 重根)
★あんじゅーけ
【アンジュー家】
◇[英]House of Anjou
○(1)[歴]西フランスのアンジュー(Anjou)地方を支配した貴族
の家系。
○(2)[歴]イギリス中世のプランタジネット家(House of Plan-
tagenet)の別称。
⇒ぷらんたじねっとけ(プランタジネット家)
あんじゅとずしおう《あんじゆとづしわう》
【安寿と厨子王】
◇[日]Anju to Zushio/Anju to Dushio
○[日本伝説]山椒太夫(サンショウダユウ)伝説に登場する姉弟(キョウダイ)、
安寿姫(アンジュヒメ)と厨子王(ズシオウ)。
参照⇒さんしょうだゆう(山椒太夫)(1)
あんじゅひめ
【安寿姫】
◇[日]Anju Hime
○[日本伝説]山椒太夫(サンショウダユウ)伝説に登場する女性。
弟の厨子王(ズシオウ)とともに「安寿と厨子王」と併称される。
参照⇒さんしょうだゆう(山椒太夫)(1)
★あんじゅれーたー
【アンジュレーター】
◇[英]undulator
○[物](高エネルギー物理学で)光速に近く加速した自由電子か
ら高強度の放射光を発生させる装置。
NSを交互に変えた磁石を多数並べた中に加速した自由電子
を通すことで、自由電子が幾度も蛇行して放射光を発生するも
の。
あんじょう《あんぢよう》
【あんじょう】
○[副][関西方言]うまく・具合(グアイ)よく。
◎「味よく」のウ音便「味よう」の転訛。
[1]あんじょう《あんじやう》
【安城】
◇[日]Anjo
○⇒[1]あんじょうし(安城市)
[2]あんじょう《あんじやう》
【安城】
◇[朝]Ansong
○⇒[2]あんじょうし(安城市)
[1]あんじょうし《あんじやうし》
【安城市】
◇[日]Anjo Shi
○愛知県中南部の市。
イチジク(無花果)の生産が盛ん。
〈面積〉
1970(昭和45)86平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)11万1,000人。
[2]あんじょうし《あんじやうし》
【安城市】
◇[朝]Ansong-si
○韓国北西部、京畿道(Kyonggi-do)(ケイキドウ)の都市。
北緯37.01°、東経127.28°の地。
「アンソン市(安城市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1995(平成 7)4万2,100人。
2002(平成14)4万6,000人。
あんじょおう《あんぢよわう》
【アン女王】
◇[英]Queen Anne
○[人]⇒[3]あん(アン)(2)
★あんじょおうせんそう《あなぢよわうせんさう》
【アン女王戦争】
◇[英]Queen Anne's War
○[歴]18世紀初期、オーストリア継承戦争中のイギリスとフラ
ンスの植民地闘争の一つ(1702〜1713)。
参照⇒じょーじおうせんそう(ジョージ王戦争)
あんす
【アンス】
◇[英]-ance
○(1)[接尾辞](動詞に付けて)「行動・状態・性質」を表す語形
成要素。
○(2)[接尾辞]("-ant"で終わる形容詞に付けて)名詞を作る語
形成要素。
◎"-ent"で終わる形容詞では"-ence"となる。
★あんず
【アンズ】
【杏子】
【杏】
◇[学]Prunus armeniaca
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)サクラ属(Prunus)の
落葉高木。中国の原産。
樹木は乾燥地に強い。
古称は「カラモモ(唐桃)」。
◎「あんず」は「杏子」の唐音。
英語:アプリコット(apricot)。
ドイツ語:アプリコーゼ(Aprikose)。
フランス語:アブリコー(abricot)。
イタリア語:アルビコッカ(albicocca)。
スペイン語:アルバリコッケ(albaricoque)。
中国語:杏黄(xinghuang)/杏子(xingzi)。
あんすこ
【アンスコ】
◇[英]underskirt
○[運][服]アンダースコートの和略語。
テニスやバドミントンなどで女性選手がスコート(短いスカ
ート)の下に着用するフリルの付いたパンツ。
テニスでは予備のボールを挟み込んだりする。
◎アンダースカート(underskirt):⇒ぺちこーと(ペチコート)
あんすらくす
【アンスラクス】
◇[英]anthrax
○[病]⇒たんそびょう(炭疽病)
あんすらっくす
【アンスラックス】
◇[英]anthrax(アンスラクス)
○[病]⇒たんそびょう(炭疽病)
あんすろぽ
【アンスロポ】
◇[英]anthropo-
○[接頭辞]「人・人類」を表す語形成要素。
◎アンスロポイド(anthropoid):類人猿。
アンスロポロジー(anthropology):人間学/人類学。
アンスロポモーフィズム(anthropomorphism):擬人観/神人
同形説。
アンスロポファガイ(anthropophagi):人食い人種。
アンスロポファギー(anthropophagy):食人風習。
あんすろぽいど
【アンスロポイド】
◇[英]anthropoid、[フ]anthropoide
○[哺]⇒るいじんえん(類人猿)
あんすろぽふぁがい
【アンスロポファガイ】
◇[英](複数形)anthropophagi/(単数形)anthropophagus
○人食い人種。
参照⇒しょくじんふうしゅう(食人風習)
あんすろぽふぁぎー
【アンスロポファギー】
◇[英]anthropophagy
○⇒しょくじんふうしゅう(食人風習)
あんすろぽもーふぃずむ
【アンスロポモーフィズム】
◇[英]anthropomorphism
○(1)[哲]⇒ぎじんかん(擬人観)
○(2)[宗]⇒しんじんどうけいせつ(神人同形説)
あんすろぽろじー
【アンスロポロジー】
◇[英]anthropology
○(1)[哲]⇒にんげんがく(人間学)
○(2)[生]⇒じんるいがく(人類学)
あんせいじしん《あんせいぢしん》
【安政地震】
○(1)[歴][地]1854.12.23(嘉永 7.11. 4)南海沖の北緯34.1°
・東経137.8°を震源とする、推定マグニチュード8.4の大地震。
伊豆下田(シモダ)に停泊中のロシア軍艦ディアナ号が大破。
「安政東海地震」とも呼ぶ。
○(2)[歴][地]1854.12.24(嘉永 7.11. 5)南海沖の北緯33.2°
・東経135.6°を震源とする、推定マグニチュード8.4の大地震。
(1)の32時間後。津波は土佐の久礼(クレ)(現:高知県)で16.1メ
ートルを観測し、房総から九州におよぶ。
「安政南海地震」,「南海地震」とも呼ぶ。
参照⇒なんかいとらふ(南海トラフ)
◎「安政元年」は11月27日から。
あんせいしちん
【安西四鎮】
◇[中]Anxi sizhen
○[歴]中国の唐代、安西都護府のもとに置かれた四つの都督府
(トトクフ)。西域統治の拠点となった。
安史の乱後、8世紀末に吐蕃(トバン)の進出で本国と連絡が断
たれた。
参照⇒せいいきとごふ(西域都護府)
◎<1>亀茲(キジ)(クチャ):⇒きじ(亀茲,龜茲)
<2>ウテン(ホータン):⇒うてん(ウテン)
<3>疏勒(ソロク)(カシュガル):⇒そろく(疏勒)
<4>砕葉(サイヨウ)のち焉耆(エンキ)(カラシャール):⇒からしゃー
る(カラシャール,哈拉沙爾)。
あんせいとうかいじしん《あんせいとうかいぢしん》
【安政東海地震】
○[歴][地]⇒あんせいじしん(安政地震)(2)
あんせいなんかいじしん《あんせいなんかいぢしん》
【安政南海地震】
○[歴][地]⇒あんせいじしん(安政地震)(2)
あんせいのかりじょうやく《あんせいのかりでうやく》
【安政の仮条約】
○[歴]1858(安政 5)江戸幕府が米・蘭・露・英・仏と個別に調
印した正式の通商条約。
勅許を得ずに締結したため、幕府が仮条約と称したもの。
「安政の五ヶ国条約」,「五ヶ国条約」とも呼ぶ。
参照⇒にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく(日米修好
通商条約)
◎1858. 7.(安政 5. 6.)アメリカと調印。
1858(安政 5. 7.)オランダ・ロシア・イギリスと調印。
1858(安政 5. 9.)フランスと調印。
あんせいのごかこくじょうやく《あんせいのごかこくでうやく》
【安政の五ヶ国条約】
○[歴]⇒あんせいのかりじょうやく(安政の仮条約)
あんせすたー
【アンセスター】
◇[英]ancestor
○先祖(センゾ)・祖先(ソセン)。
「アンセストリー([英]ancestry)」,「プロジェニター([英]pro-
genitor)」とも呼ぶ。
◎ディセンダント(descendant):子孫。
あんせすとりー
【アンセストリー】
◇[英]ancestry
○(1)⇒あんせすたー(アンセスター)
○(2)家系・家柄。
★あんせっとこうくう《あんせっとかうくう》
【アンセット航空】
◇[英]Ansett Airlines/Ansett Australia
○[歴][空]オーストラリアの航空会社。
2000. 6.(平成12)経営難でニュージーランド航空の子会社と
なる。
2001. 9.12(平成13)ニュージーランド航空が経営権を放棄し、
14日運航停止。
あんぜるす
◇[羅]Angelus
○[宗]⇒あんじぇらす(アンジェラス)
あんぜんぐつ
【安全靴】
○[服]工事現場や工場などで用いる、作業中の落下物から足先
を保護するため、靴の爪先を金属板などで補強したもの。
作業場所に応じて、絶縁底や滑り止めを強化したものなども
ある。
★あんぜんそうち《あんぜんさうち》
【安全装置】
◇[英]safety device
○
参照⇒ふぇいるせーふ(フェイルセーフ)(1)
あんぜんてつ
【安全鉄】
◇[英]trigger guard
○⇒とりがーがーど(トリガーガード,トリガー・ガード)
あんぜんぴん
【安全ピン】
◇[英]safety pin
○(1)[服]危なくないように針先を覆(オオ)った止め針。
全体を楕円形に曲げ、一端を針先とし、多端を金属板やプラ
スチックなどの覆いをつけたもの。
布地などを仮り止めしたり、ブローチ・名札などを服に留め
るのに用いる。
◎中国語:別針(biezhen)。
○(2)[機]可動部が不用意に動かないように差し込んでおくピン。
「セーフティーピン」,「コッターピン(cotter pin)」とも呼ぶ。
○(3)[軍]手榴弾(シュリュウダン)の安全器具。
このピンの円環(マルカン)を指で引き抜き、手榴弾の頭部にある
雷管(primer)を叩いて点火し、敵陣に投げ飛ばす。
「セーフティーピン」とも呼ぶ。
あんぜんべると
【安全ベルト】
◇[英]safety belt
○[交]⇒しーとべると(シートベルト)
あんそく
【安息】
◇[中]Anxi
○[歴]パルティア(Parthia)の中国名。
⇒ぱるてぃあ(パルティア)
あんそくこう《あんそくかう》
【アンソクコウ】
【安息香】
○[植]⇒あんそくこうのき(アンソクコウノキ,安息香の木)
★あんそくこう《あんそくかう》
【安息香】
○アンソクコウノキ(安息香の木)から得られる天然樹脂。
「あんそっこう(安息香)」とも呼ぶ。
◎英語:ベンゾイン(benzoin)/ベンジャミン(benjamin)。
★あんそくこうさん《あんそくかうさん》
【安息香酸】
◇[英]benzoic acid
○[化]最も簡単な芳香族アミノカルボン酸。
天然樹脂の安息香を加熱して得られる。
★あんそくこうさんなとりうむかふぇいん
《あんそくかうさんなとりうむかふえいん》
【安息香酸ナトリウムカフェイン】
◇[英]caffeine and sodium benzoate
○[薬]
興奮剤・頭痛薬の鎮痛剤などとして用いる。
俗称は「アンナカ」。
◎錠剤を砕いて覚醒剤の増量・希釈(キシャク)にも使用されている。
★あんそくこうのき《あんそくかうのき》
【アンソクコウノキ】
【安息香の木】
◇[学]Styrax benzoin
○[植]ツツジ目(Ericales)エゴノキ科(Styracaceae)エゴノキ
属(Styrax)の落葉高木。東南アジア原産。
「アンソクコウ(安息香)」,「アンソッコウ(安息香)」とも呼ぶ。
あんそくこく
【安息国】
◇[中]Anxi Guo
○[歴]パルティア(Parthia)の中国名。
⇒ぱるてぃあ(パルティア)
あんそくじつ
【安息日】
○[宗]⇒あんそくにち(安息日)
あんそくにち
【安息日】
◇[英]Sabbath
○(1)[宗]ユダヤ教での聖日。
⇒しゃばっと(シャバット)
○(2)[宗]キリスト教で聖日とされる日。
多くはキリストが復活した日曜日。
セブンスデー・アドベンチスト派(Seventh-Day Adventists)
は土曜日。
「あんそくび(安息日)」,「あんそくじつ(安息日)」,「サバス」と
も呼ぶ。
◎キリシタン用語では「サバト」と呼ぶ。
○(3)[宗]イスラム教で聖日とされる日。金曜日。
◎ 622. 7.16[推古30]金曜日に開祖マホメットがメッカを脱出
したことから。
参照⇒ひじゅら(ヒジュラ)
あんそくび
【安息日】
○[宗]⇒あんそくにち(安息日)
あんそっこう《あんそくかう》
【アンソッコウ】
【安息香】
○(1)⇒あんそくこう(安息香)
○(2)[植]⇒あんそくこうのき(アンソクコウノキ,安息香の木)
あんそふぃらいと
【アンソフィライト】
◇[英]anthophyllite
○[鉱]直閃石綿。角閃石族(Amphibole Group)の石綿(イシワタ)(ア
スベスト)。
参照⇒いしわた(石綿)
あんそろじー
【アンソロジー】
◇[英]anthology
○(1)[文]主題・形式などによる一定の方針で、多くの作家・
作品から選出した作品集。
名詩選集(詩選)・詞華集(シカシュウ)・文集・選集・文選・作品
集・論集・佳句集など。
○(2)[美]名画集。
○(3)[楽]名曲集。
あんそん
【アンソン】
【安城】
◇[朝]Ansong
○⇒[2]あんじょうし(安城市)
あんそんし
【アンソン市】
【安城市】
◇[朝]Ansong-si
○⇒[2]あんじょうし(安城市)
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