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百 科 辞 書 《あま》 編集:獨 澄旻
-------- あま --------------------------------------------------
あま
【あま】
◇[日]Ama
○⇒あまし(あま市)
あま
【阿媽】
◇[中]A Ma
○(1)[中国伝説]⇒まそ(媽祖,馬祖)
○(2)[古](阿媽港)⇒まかお(マカオ,澳門)
★あま
【海女】
【海人】
【海士】
【蜑】
○
参照⇒あまがね(蜑金,海女金,海人金),いそぶえ(磯笛),さい
じ(さいじ)
★あま
【アマ】
【亜麻】
◇[学]Linum usitatissimum
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)アマ科(linaceae)アマ属
(Linum)の一年草。
参照⇒りんねる(リンネル),りのりうむ(リノリウム)
◎英語:フラックス(flax)。
ドイツ語:フラークス(Flachs)。
フランス語:ラー(lin)。
イタリア語:リーノ(lino)。
スペイン語:リーノ(lino)。
トルコ語:ケテン(keten)。
中国語:亞麻(yama)。
[1]あーまー
【アーマー】
◇[英]armor/armour
○(1)[軍]鎧(ヨロイ)と兜(カブト)。
○(2)[軍]甲冑(カッチュウ)。
⇒かっちゅう(甲冑)
○(3)[軍]装甲。
○(4)[軍]機甲部隊。
[2]あーまー
【アーマー】
◇Armagh
○(1)(Armagh County)⇒あーまーけん(アーマー県)
○(2)イギリス領北アイルランド南部、アーマー県の県都。
あーまー
【アーマー】
【阿媽】
◇[中]A Ma
○[中国伝説]⇒まそ(媽祖,馬祖)
あまあし
【雨脚】
【雨足】
◇[日]ama'ashi
○(1)[気]雨が降(フ)り移って行くさま。また、その速さ。
参照⇒くもあし(雲脚,雲足)(1)
◎雨脚が速い。
○(2)[気]長く筋(スジ)のように降りそそぐ雨。
◎激しい雨脚,雨脚が激しい。
◎「雨脚([中]yujiao)(ウキャク)」の訓読。
参照⇒うきゃく(雨脚)
あまいろ
【亜麻色】
◇[英]flaxen
○[色]亜麻糸のような色。淡黄色。黄みを帯びた薄茶色。
あまいろのかみのおとめ《あまいろのかみのをとめ》
【亜麻色の髪の乙女】
○(1)[楽](La fille aux cheveux de lin)フランスの作曲家ド
ビュッシー(Claude Achille Debussy)の曲。
○(2)[楽]橋本淳作詞、すぎやまこういち作曲の歌謡曲。
歌はヴィレッジ・シンガーズ。
◎1968. 2.(昭和43)レコード発売。
あまうそ
【雨鷽】
○[俗][鳥]ウソ(鷽)の雌の俗称。
⇒うそ(ウソ,鷽)
あまえび
【アマエビ】
【甘海老】
○[俗][動]ホッコクアカエビ(北国赤海老)の通称。
⇒ほっこくあかび(ホッコクアカエビ,北国赤海老)
あまおさえ《あまおさへ》
【雨押え】
○[建]建物の内に雨水が入り込みやすい部分を覆うもの。
屋根と煙突、土台と下見板などの合せ部分に板や金属板を張
り合わせたり、漆喰(イックイ)などを塗ったりして防止する。
参照⇒あまじまい(雨仕舞い,雨仕舞),かわらぼう(瓦棒)
あまおさえいし《あまおさへいし》
【雨押え石】
◇[英]dripstone
○[建]⇒どりっぷすとーん(ドリップストーン)(1)
あまがいとう《あまぐわいたう》
【雨外套】
◇[英]raincoat
○[服]⇒れーんこーと(レーンコート)
あまがさ
【雨傘】
○雨降りにさす傘。
洋風のこうもり傘や和風の唐傘(カラカサ)など。
参照⇒こうもりがさ(こうもり傘,コウモリ傘,蝙蝠傘),から
かさ(唐傘,傘)
◎「アンブレラ([英]umbrella)」とも呼ぶが、英語では日傘(sun
umbrella)にも用いる。
◎フランス語:パラプリュイ(parapluie)。
ドイツ語:レーゲンシルム(Regenschirm)。
イタリア語:オンブレッロ(ombrello)(傘)。
スペイン語:パラグアス(paraguas)(傘)。
あまがさき
【尼崎】
◇[日]Amagasaki
○(1)⇒あまがさきし(尼崎市)
◎尼崎公害訴訟:⇒あまがさきこうがいそしょう(尼崎公害訴
訟)
○(2)[交]⇒あまがさきえき(尼崎駅)
あまがさきえき
【尼崎駅】
○(1)[交]兵庫県尼崎市御園町(ミソノチョウ)にある阪神電鉄阪神本
線の駅。
大物(ダイモツ)駅と出屋敷(デヤシキ)駅の間。
○(2)[交]阪神なんば線の駅。
大物駅の次で、ターミナル駅(終点)。
あまがさきこうがいそしょう
【尼崎公害訴訟】
○[社][交]1988(昭和63)兵庫県尼崎市の公害病認定患者が国・
阪神高速道路公団などを相手に起こした自動車公害の訴訟。
2000. 1.31(平成12)神戸地方裁判所は被告に2億円余の支払
いとともに、大気汚染裁判史上初めて自動車排ガスの抑制を命
じる。同年末に和解が成立。
参照⇒『人名辞典』のむら かずお(野村 和夫)
◎訴訟から和解までの間に原告140人が死亡している。
あまがさきし
【尼崎市】
◇[日]Amagasaki Shi
○兵庫県南東端の市。
〈面積〉
1970(昭和45)49平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)54万6,000人。
1980(昭和55)52万3,657人。
あまがさきのあかひげせんせい
【尼崎の赤ひげ先生】
○[人]野村和夫医師の別称。
⇒『人名辞典』のむら かずお(野村 和夫)
あまかざりやま
【雨飾山】
◇[日]Amakazari Yama
○[地]新潟県糸魚川市(イトイガワシ)と長野県北安曇郡(キタアヅミグン)
小谷村(オタリムラ)の境にある、妙高連峰の西端にそびえる岩山。
標高1,963メートル。
あまかしのおか《あまかしのをか》
【甘橿岡】
【甘樫丘】
【甘檮岡】
【味橿丘】
◇[日]Amakashi no Oka
○奈良県橿原市(カシハラシ)の南方、高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカ
ムラ)豊浦にある小丘。
「うまかしのおか」,「向山」とも呼ぶ。
参照⇒やまとさんざん(大和三山)
◎允恭(インギョウ)天皇が姓氏の混乱を正すため探湯(クガタチ)を行
なった地。
また蘇我蝦夷(ソガノ・エミシ)・入鹿(イルカ)父子の邸宅があったと
いう地。
◎一説に『日本書紀』にいう「雷丘(イカヅチノオカ)」の地。
あまかすじけん
【甘粕事件】
○[歴]1923. 9.16(大正12)関東大震災の厳戒令下、東京憲兵隊
分隊長大尉甘粕正彦(マサヒコ)らが無政府主義者大杉栄とその妻伊
藤野枝、および甥の橘宗一を外出先で連行し、殺害した事件。
参考⇒かめいどじけん(亀戸事件),ちょうせんじんぎゃくさ
つじけん(朝鮮人虐殺事件),おおしまじけん(大島事件)
◎甘粕(1891〜1945)は軍法会議で懲役10年の判決を受けたが、
3年で出獄し渡欧。満州国建国と同時に満洲国民政部警務司長
に就任、のち満州国協和会の幹部や満洲映画協会の理事長など
におさまっている。
参照⇒『人名辞典』あまかす まさひこ(甘粕 正彦)
あまがたけ
【尼ヶ岳】
◇[日]Amagatake/Ama ga Take
○[地]三重県中西部にある山。標高958メートル。
あまがっぱ
【雨ガッパ】
【雨合羽】
○[服]雨降りに、衣服の上に着るカッパ。
「レーンコート([英]raincoat)」,「レインコート」とも呼ぶ。
参照⇒かっぱ(カッパ,合羽)(1),れーんこーと(レーンコート)
あまがね
【蜑金】
【海女金】
【海人金】
○海人が岩のアワビ(鮑)などを剥ぎ取るのに使用する、への字
に曲がった板金。
腰に締(シ)めた「さいじ(フンドシ)」に差して水中に潜(モグ)る。
「磯金(イソガネ)」,「貝金(カイガネ)」,「起し金」とも呼ぶ。
あまがれい《あまがれひ》
【アマガレイ】
○[魚]⇒まこがれい(マコガレイ,真子鰈)
あまかわ《あまかは》
【天川】
◇[日]Amakawa
○[古]⇒まかお(マカオ,澳門)
あまかわ《あまかは》
【甘皮】
○(1)[植]樹木の外皮の内側にある薄い皮。
⇔あらかわ(粗皮)(1)
「あまはだ(甘肌,甘皮)」とも呼ぶ。
○(2)[植]([英]endocarp)栗・ミカンなどの果実の外皮の内側
にある薄い皮。
参照⇒かひ(果皮)
○(3)([英]cuticle)爪(ツメ)の付け根をおおう柔らかい皮膚(ヒフ)。
「キューティクル」とも呼ぶ。
あまぎ
【天城】
◇[日]Amagi
○(1)[地]⇒あまぎさん(天城山)
○(2)[歴][軍]日本海軍の航空母艦(空母)。雲龍型の2番艦。
◎1944. 8.(昭和19)竣工。
1945. 7.(昭和20)呉軍港近くに停泊中、空襲で大破。
あまぎごえ《あまぎごへ》
【天城越え】
○(1)[文]松本清張の小説。
母の情事を目撃した14歳の少年が家出し、天城峠で優しい娼
婦ハナと出会う。少年が犯した殺人事件の容疑者として女が逮
捕され獄中で死亡したことを、数年後に担当刑事から知らされ
る。
参照⇒あまぎとうげ(天城峠)
○(2)[映]1983(昭和58)封切りの松竹映画。
監督:三村晴彦。
出演:渡瀬恒彦・田中裕子(娼婦ハナ)・吉行和子・樹木希林
(キキ・キリン)・平幹二朗(ヒラ・ミキジロウ)・加藤剛(ゴウ)・中野誠也。
○(3)[楽]吉岡治作詞、弦哲也作曲の歌謡曲。
歌は石川さゆり。
◎1986. 7.21(昭和61)発売。
あまぎさん
【天城山】
◇[日]Amagi San
○[地]静岡県の伊豆半島中央部にある、富士火山帯に属する死
火山群。
万三郎岳:標高1,406メートル(最高峰)。
杉・松・檜(ヒノキ)が多く、江戸時代は幕府の天領で御料林。
参照⇒おおむろやま(大室山)
あまぎしんじゅうてんごくにむすぶこい
《あまぎしんぢゆうてんごくにむすぶこひ》
【天城心中 天国に結ぶ恋】
○[映]新東宝の映画。
監督:石井輝男。
出演:三ツ矢歌子(王英生)、高田稔(四条正道)ら。
参照⇒てんごくにむすぶこい(天国に結ぶ恋)
◎1958. 1.26(昭和33)公開。
◎1957.12.(昭和32)天城山で発見された学習院大学同級生の愛
新覚羅慧生(アイシンカクラ・エイセイ)(19歳)と大久保武道(20歳)の心中事
件に取材したもの。
あまぎとうげ《あまぎたうげ》
【天城峠】
◇[日]Amagi Toge
○[地]静岡県の伊豆半島中央部、伊豆市と賀茂郡(カモグン)河津
町(カワヅチョウ)の間にある下田街道の峠。標高約820メートル。
南北伊豆を結ぶ交通路で、天城トンネルと旧道の旧天城トン
ネルがある。
参照⇒あまぎごえ(天城越え)
◎江戸時代から、海岸部で収穫された乾燥テングサ(天草)を、
カンテン(寒天)の産地である長野の茅野(チノ)地方に送る交通路
で、旧道には寒天橋がある。
あまぎゆがしまちょう《あまぎゆがしまちやう》
【天城湯ヶ島町】
○[古]静岡県東部、伊豆半島中央部にある田方郡(タガタグン)の
町。
◎2004. 4. 1(平成16)修善寺町(シュゼンジチョウ)・土肥町(トイチョウ)
・中伊豆町(ナカイズチョウ)と合併して伊豆市を発足。
あまぎり
【あまぎり】
○[軍]海上自衛隊のあさぎり型護衛艦(DD154)。
◎1989. 3.17(平成元)竣工。
あまぎり
【天霧】
○[歴][軍]日本海軍の駆逐艦。
◎1943. 8.(昭和18)夜間、南太平洋上でジョンF.ケネディ(中
尉)艇長の米軍魚雷艇PT−109と衝突。魚雷艇は沈没。
参照⇒ぴーてぃーぼーと(PTボート)
あまくさ
【天草】
◇[日]Amakusa
○(1)⇒あまくさし(天草市)
○(2)[古]⇒あまくさぐん(天草郡)
○(3)[古]⇒あまくさまち(天草町)
◎1966. 9.25(昭和41)天草5橋、開業。
あまくさかみしま
【天草上島】
◇[日]Amakusakami Jima/Amakusa Kami Jima
○[地]熊本県南西部、天草諸島の島。
参照⇒あまくさしもしま(天草下島)
〈面積〉
225平方キロメートル。
あまくさぐん
【天草郡】
◇[日]amakusa Gun
○熊本県南西部、天草諸島にある郡。
苓北町(レイホクマチ)のみ。
◎2004. 3.31(平成16)大矢野町(オオヤノマチ)・松島町(マツシママチ)・姫
戸町(ヒメドマチ)・龍ヶ岳町(リュウガタケマチ)が合併して上天草市(カミアマ
クサシ)を発足。
2006. 3.27(平成18)有明町(アリアケマチ)・御所浦町(ゴショウラマチ)・
倉岳町(クラタケマチ)・栖本町(スモトマチ)・新和町(シンワマチ)・五和町(イツワ
マチ)・天草町(アマクサマチ)・河浦町(カワウラマチ)の8町、本渡市(ホンドシ)
・牛深市(ウハブカシ)と合併して天草市を発足。
あまくさし
【天草市】
◇[日]Amakusa Shi
○熊本県南西部、天草上島(アマクサカミジマ)西部と天草下島の大半、
御所浦島・下須島から成る市。
◎2006. 3.27(平成18)本渡市(ホンドシ)・牛深市(ウシブカシ)と天草
郡の有明町(アリアケマチ)・御所浦町(ゴショウラマチ)・倉岳町(クラタケマチ)・
栖本町(スモトマチ)・新和町(シンワマチ)・五和町(イツワマチ)・天草町(アマクサ
マチ)・河浦町(カワウラマチ)の2市8町が合併して発足。
あまくさしもしま
【天草下島】
◇[日]Amakusashimo Jima/Amakusa Shimo Jima
○[地]熊本県南西部、天草諸島の島。
参照⇒あまくさかみしま(天草上島)
〈面積〉
571平方キロメートル。
あまくさまち
【天草町】
◇[日]Amakusa Machi
○熊本県南西部、天草郡の町。
◎2006. 3.27(平成18)本渡市(ホンドシ)・牛深市(ウシブカシ)と天草
郡の有明町(アリアケマチ)・御所浦町(ゴショウラマチ)・倉岳町(クラタケマチ)・
栖本町(スモトマチ)・新和町(シンワマチ)・五和町(イツワマチ)・天草町・河
浦町(カワウラマチ)の2市8町が合併して天草市を発足。
あまくちねずみ
【アマクチネズミ】
【甘口鼠】
○[古][哺]ハツカネズミ(二十日鼠)の古称。
⇒はつかねずみ(ハツカネズミ,二十日鼠)
あまぐりひがき
【雨栗日柿】
○[気][農]雨の多い年はクリ(栗)の実が大きく育ち、日照りの
多い年はカキ(柿)が甘く稔るということ。
あまぐん
【海部郡】
◇[日]Ama Gun
○愛知県西部の郡。
大治町(オオハルチョウ)・蟹江町(カニエチョウ)・十四山村(ジュウシヤマムラ)・
飛島村(トビシマムラ)・弥富町(ヤトミチョウ)・佐屋町(サヤチョウ)・立田村(タ
ツタムラ)・八開村(ハチカイムラ)・佐織町(サオリチョウ)の町村。
◎2010. 3.22(平成22)七宝町(シッポウチョウ)・美和町(ミワチョウ)・甚
目寺町(ジモクジチョウ)が合併して「あま市」を発足。
◎徳島県には海部郡(カイフグン)、大分県には南海部郡(ミナミアマベグ
ン)・北海部郡がある。
あーまーけん
【アーマー県】
◇[英]Armagh County
○イギリス領北アイルランド南部の県。
県都はアーマー。
あまごい《あまごひ》
【雨乞い】
【雨請い】
○日照り続きの時、雨が降るように神や仏に祈(イノ)ること。
水神(スイジン)・竜王(リュウオウ)・雷神(ライジン)・ヘビ(蛇)・カッ
パ(河童)などが祈りの対象となる。
「祈雨(キウ)」,「請雨(ショウウ)」,「求雨(キュウウ)」とも呼ぶ。
参照⇒きはく(欺魄)
◎夏の季語。
◎陰陽道(オンミョウドウ):⇒ごりゅうさい(五竜祭)
◎「(「雨」冠+「咢」-(「口口」))」とも書く。
あまごいだけ《あまごひだけ》
【雨乞岳】
◇[日]Amagoi Dake
○[地]滋賀県南東部、神崎郡(カンザキグン)永源寺町(エイゲンジチョウ)
と甲賀郡(コウカグン)土山町(ツチヤマチョウ)の境にある山。標高1,238メ
ートル。
あまこう《あまかう》
【阿媽港】
◇[日]Ama Ko
○[古]⇒まかお(マカオ,澳門)
あまごさん
【尼五山】
○⇒あまでらごさん(尼寺五山)
◎「にごさん」とも読む。
あまし
【あま市】
◇[日]Ama Shi
○愛知県北西部の市。東部を清須市(キヨスシ)、南東部を名古屋市
に接する。
◎2010. 3.22(平成22)海部郡(アマグン)の七宝町(シッポウチョウ)・美
和町(ミワチョウ)・甚目寺町(ジモクジチョウ)が合併して発足。
あましいら
【アマシイラ】
◇[学]Luvarus imperialis
○[魚]スズキ目(Perciformes)アマシイラ科(Luvaridae)アマシ
イラ属(Luvarus)の海産の硬骨魚。
熱帯・温帯の海に生息。
参照⇒しいら(シイラ)
◎英語:ルーバー(louvar)。
あましおう
【アマシオウ】
◇[フ]arts martiaux
○(フランス語で)格闘技。
⇒まーしゃるあーつ(マーシャルアーツ)
あまじまい《あまじまひ》
【雨仕舞い】
【雨仕舞】
○[建]建物の内部へ雨水が漏れ込まないしように施工(セコウ)す
ること。また、その施工方法。
参照⇒あまおさえ(雨押え),かわらぼう(瓦棒)
◎「仕舞い」は「仕舞う」からで、「処理する・仕上げる」こと。
あましょうじ《あましやうじ》
【雨障子】
○[建]油障子の別称。
⇒あぶらしょうじ(油障子)
★あます
【剰す】
○
あまーすと
【アマースト】
◇Amherst
○(1)(Amherst County)⇒あまーすとぐん(アマースト郡)
○(2)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)中西部のアマースト郡南東部にある郡都。
あまーすとぐん
【アマースト郡】
◇[英]Amherst County
○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Commonwealth)
中西部の郡。南部をリンチバーグ市(City of Lynchburg)とキャ
ンベル郡(Campbell County)、南西部をベッドフォード(Bed-
ford County)に接する。
郡都はアマースト。
〈人口〉
1980(昭和55)2万9,086人。
1990(平成 2)2万8,578人。
2000(平成12)3万1,894人。
あまそなす
【アマソナス】
◇[西]Amazonas
○(1)[地](Rio Amazonas)⇒あまぞんがわ(アマゾン川)
○(2)(Estado Amazonas)⇒あまそなすしゅう(アマソナス州)
○(3)(Departamento de Amazonas)⇒あまそなすけん(アマソナ
ス県)
あまぞなす
【アマゾナス】
◇[葡]Amazonas
○(1)[地](Rio de las Amazonas)⇒あまぞんがわ(アマゾン川)
○(2)(Estado de Amazonas)⇒あまぞなすしゅう(アマゾナス州)
あまそなすがわ《あまそなすがは》
【アマソナス川】
◇[西]Rio Amazonas
○[地]⇒あまぞんがわ(アマゾン川)
あまぞなすがわ《あまぞなすがは》
【アマゾナス川】
◇[葡]Rio de las Amazonas
○[地]⇒あまぞんがわ(アマゾン川)
あまそなすけん
【アマソナス県】
◇[西]Departamento del Amazonas、[英]Amazonas Department
○(1)南アメリカ、コロンビア南部の県。北西部をカケタ県(De-
partamento del Caqueta)に接し、東部をブラジル、南部・西
部をペルーに隣接。
県都はレティシア(Leticia)。
〈面積〉
10万9,665平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)7万0,489人(6月30日現在)。
2002(平成14)7万4,403人(6月30日現在)。
2004(平成16)7万8,500人。
○(2)南アメリカ、ペルー北部の県。北東部をロレト県(De-
partamento de Loreto)、南東部をサン・マルティン県(De-
partamento de San Martin)、西部をカハマルカ県(Departa-
mento del Cajamarca)に接し、北部・北西部をエクアドルに隣
接。
県都はチャチャポヤス(Chachapoyas)。
〈面積〉
3万9,249.13平方キロメートル。
〈人口〉
1993(平成 5)35万4,200人。
2003(平成15)43万1,900人。
あまぞなすけん
【アマゾナス県】
◇[西]Departamento de Amazonas、[英]Amazonas Department
○⇒あまそなすけん(アマソナス県)
あまそなすしゅう《あまそなすしう》
【アマソナス州】
◇[西]Estado Amazonas、[英]Amazonas State
○ベネズエラ南部の州。北部・北東部をボリバル州(Estado Bo-
livar)に接し、東南部・南部をブラジル、西部をコロンビアに
隣接。
州都はプエルトアヤクチョ(Puerto Ayacucho)。
あまぞなすしゅう《あまぞなすしう》
【アマゾナス州】
◇[葡]Estado de Amazonas、[英]Amazonas State
○ブラジル北西部の州。北東部をロライマ州(Estado de Rorai-
ma)、東部をパラ州(Estado de Para)、東南部をマト・グロッ
ソ州(Estado de Mato Grosso)、南部をロンドニア州(Estado
de Rondonia)、南西部をアクレ州(Estado de Acre)に接する。
西部をペルーとコロンビア、北部をベネズエラに隣接。
州都はマナウス(Manaus)。
アマゾン川が中央部を東流する。
同国最大の州(国土の18%)。
〈面積〉
157万7,820平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)239万0,102人(推計)。
2000(平成12)264万1,251人(推計)。
2004(平成16)309万7,100人。
あまぞん
【アマゾン】
◇[希]Amazon、"a"は「無い」で"mazos"は「乳房」、「乳なし」の意
味。
○(1)[ギ神]小アジア北東部に住むといわれる、女戦士ばかり
からなる民族。
ペンテシレイア(Penthesileia)などの女王に率いられて戦い、
トロイア戦争ではトロイア側を支援したとされる。
天馬ペガソス(Pegasos)に乗った英雄ベレロフォン(Bellero-
phon)に制圧された。
参照⇒ぺんてしれいあ(ペンテシレイア),あんてぃおぺ(アン
ティオペ)(2)
◎戦闘と狩りを好み、弓をひきやすいように邪魔な右乳を焼き
切る慣わしがあり、名前の由来となる。
また、年に一度だけ隣国の男たちと交わり、男の子であれば
父の許(トモ)に帰し、女の子であれば手元において育てたという。
○(2)(転じて)女丈夫・女傑・勇婦。
○(3)[地]アマゾン川の略。
⇒あまぞんがわ(アマゾン川)
○(4)[経](Amazon.com Inc.)⇒あまぞんこむ(アマゾン・コム)
★あまぞんがわ《あまぞんがは》
【アマゾン川】
◇[英]the Amazon/Amazon River
○[地]南アメリカにある大河(タイガ)。
満潮時に河川が逆流する海嘯(カイショウ)現象が発生する。
ポルトガル語名は「アマゾナス川(Rio de las Amazonas)」、
スペイン語名は「アマソナス川(Rio Amazonas)」。
単に「アマゾン」とも呼ぶ。
〈支流〉
マデイラ川(Rio Madeira):⇒までいらがわ(マデイラ川)
マモレ川(Rio Mamore):マデイラ川の支流。
ベニ川(Rio Beni):マデイラ川の支流。
プルス川(Rio Purus):⇒ぷるすがわ(プルス川)
ジャプラ川(Rio Japura):⇒じゃぷらがわ(ジャプラ川)
シングー川(Rio Xingu):⇒しんぐーがわ(シングー川)
タパジョス川(Rio Tapajos):⇒たぱじょすがわ(タパジョス
川)
チャパレ川(Rio Chapare):⇒ちゃぱれがわ(チャパレ川)
ポロロッカ川(Rio Pororoca):⇒ぽろろっかがわ(ポロロッ
カ川)
◎ナイル川・ミシシッピー川とともに世界の三大河川の一つ。
あまぞんこむ
【アマゾン・コム】
◇[英]Amazon.com Inc.
○[経]アメリカの大手インターネット通販会社。
本社はワシントン州シアトル。
販売の主力は書籍。
「アマゾン・ドット・コム」とも呼ぶ。
あまぞんどっとこむ
【アマゾン・ドット・コム】
◇[英]Amazon.com Inc.
○[経]⇒あまぞんこむ(アマゾン・コム)
★あまた
【許多】
【数多】
○
★あまだい《あまだひ》
【アマダイ】
【甘鯛】
○(1)[魚]スズキ目(Perciformes)アマダイ科(Branchiostegidae)
の硬骨魚の総称。海産。
○(2)[魚]⇒きんぐくりっぷ(キングクリップ)
あまたぐん
【天田郡】
◇[日]Amata Gun
○京都府西部の郡。
三和町(ミワチョウ)・夜久野町(ヤクノチョウ)の町。
あーまだばーど
【アーマダバード】
◇Ahmadabad
○⇒あふまだーばーど(アフマダーバード)
あーまだばーどけん
【アーマダバード県】
◇[英]Ahmadabad District
○⇒あふまだーばーどけん(アフマダーバード県)
あまつかぜ
【あまつかぜ】
○(1)[軍]⇒あまつかぜがた(あまつかぜ型)
○(2)[軍]海上自衛隊の「あまつかぜ型」ミサイル護衛艦(DDG
163)。
◎1965. 2.15(昭和40)三菱重工・長崎造船所で竣工。
あまつかぜがた
【あまつかぜ型】
○[軍]海上自衛隊のミサイル護衛艦(DDG)の型。
排水量、3,050トン。33ノット。
1番艦:⇒あまつかぜ(あまつかぜ)
★あまつこみなとまち
【天津小湊町】
◇[日]Amatsukominato Machi/Amatsu Kominato Machi
○千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。
◎旧称は小湊町。
◎日蓮の生地で、小湊山誕生寺(タンジョウジ)がある。
あまて
【アマテ】
○[魚]⇒まこがれい(マコガレイ,真子鰈)
あまてぃとらん
【アマティトラン】
◇Amatitlan
○中央アメリカ、グアテマラの首都グアテマラシティー(Gua-
temala City)郊外南西の観光地。
アマティトラン湖がある。
★あまでうす
【アマデウス】
◇[英]Amadeus
○(1)[人]男性の名前。
ラテン語で「神(Deus)の愛(amare)」の意味。
◎イタリア語の「アメデオ(Amedeo)」に相当。
○(2)[人](Wolfgang Amadeus Mozart)⇒[2]もーつぁると(モー
ツァルト)
○(3)[映]アメリカの音楽映画。
監督:ミロシュ・フォアマン(Milos Forman)。
原作・脚本:ピーター・シェイファー(Peter Shaffer)。
◎1984. 9. 6(昭和59)アメリカで公開。
1985. 2.16(昭和60)日本で公開。
あまてがれい《あまてびれひ》
【アマテガレイ】
【アマテ鰈】
○[魚]⇒まこがれい(マコガレイ,真子鰈)
あまでらごさん
【尼寺五山】
○(1)京都の景愛寺・護念寺・檀林寺・恵林寺・通玄寺。
○(2)鎌倉の太平寺(高松寺)・東慶寺・国恩寺・護法寺・禅明
寺。
「尼五山(にごさん,あまごさん)」とも呼ぶ。
参照⇒とうけいじ(東慶寺)
★あまてらすおおみかみ《あまてらすおほみかみ》
【アマテラスオオミカミ】
【天照大神】
【天照大御神】
◇[日]Amaterasu Omikami
○[日本神話]高天原(タカマガハラ,タカマノハラ)の主神。皇室の祖神とさ
れる。
伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の女(ムスメ)(第
二子)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の姉。
参照⇒ひるこ(蛭子,水蛭子)
★あまど
【雨戸】
○[建]
参照⇒とぶくろ(戸袋),といた(戸板)(1)
あまどい《あまどひ》
【雨どい】
【雨樋】
○[建]屋根に降(フ)った雨水を集めて、地上や排水溝(ハイスイコウ)
に流す溝状・筒状の装置。
プラスチック・金属薄板(トタン・銅板)・竹などを用いる。
軒先に取り付けた横長の軒樋(ノキドイ)(横樋)、その水を受け
て軒下に流す竪樋(タテドイ)、軒樋と竪樋とをつなぐ漏斗(ロウト)状
の呼樋(ヨビドイ)、二つの建物の屋根が合さったV字形の谷に渡
す谷樋(タニドイ)(横樋)や、外部から見える通常の外樋(ソトドイ)や
建物の内側を通す内樋(ウチドイ)などがある。
参照⇒うつおばしら(空柱)
あまとうがらし《あまたうがらし》
【アマトウガラシ】
【甘唐辛子】
◇[フ]piment、[英]pimiento
○[農][植]⇒ぴーまん(ビーマン)
★あまどころ
【アマドコロ】
【甘野老】
◇[学]Polygonatum odoratum var.pluriflorum
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)ナルコユリ属(Poly-
gonatum)の多年草。
古称は「アマナ(甘菜)」。
★あまな
【アマナ】
【甘菜】
○(1)[植]([学]Amana edulis)ユリ目(Liliales)ユリ科(Lilia-
ceae)アマナ属(Amana)の多年草。
◎セイヨウアマナ(西洋甘菜):⇒はなにら(ハナニラ,花韮)(1)
○(2)[古][植]ナルコユリ(鳴子百合)の古称。
○(3)[古][植]アマドコロ(甘野老)の古称。
⇒あまどころ(アマドコロ,甘野老)
○(4)[古][植]フナバラソウ(船腹草)の古称。
○(5)[古][植]マオウ(麻黄)の古称。
⇒まおう(マオウ,麻黄)(1)
あまなっとう
【甘納豆】
○[食]アズキ・ウズラマメ・インゲン・ソラマメなどの豆類、
またはサツマイモを茹(ユ)で、砂糖を加えて煮詰(ニツ)め、汁気
(シルケ)を切って砂糖をまぶした菓子。
参照⇒ぬれあまなっとう(濡れ甘納豆),まめいた(豆板)(2)
◎芋甘納豆
あまの
【天野】
◇[日]Amano
○(1)大阪府河内長野市の地名。
◎天野行宮(アングウ)
○(2)[古]⇒あまのざけ(天野酒)
あまのあかひげ
【尼の赤ひげ】
○[人]野村和夫医師の別称。
⇒『人名辞典』のむら かずお(野村 和夫)
あまのあんぐう
【天野行宮】
○金剛寺の別称。
⇒こんごうじ(金剛寺)(1)
★あまのいわと《あまのいはと》
【天の岩戸】
【天の磐戸】
◇[日]Ama no Iwato
○[日本伝説]高天原(タカマガハラ)にあったという岩屋の戸。
天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩屋に隠れ、天鈿女命(アマノウズメノミコト)
が踊り神々が大声で笑って誘い、大神が覗(ノゾ)き見たときに
天手力男命(アマノタジカラノオノミコト)が戸を押し開いたという。
「天の岩屋戸(あまのいわやと,あまのいわやど)」とも呼ぶ。
◎日食を神話化したものという。
あまのいわや《あまのいはや》
【天の岩屋】
◇[日]Ama no Iwaya
○[日本伝説]高天原(タカマガハラ)にあったという岩屋。
あまのいわやと《あまのいはやと》
【天の岩屋戸】
◇[日]Ama no Iwayato
○[日本伝説]⇒あまのいわと(天の岩戸,天の磐戸)
あまのいわやど《あまのいはやど》
【天の岩屋戸】
◇[日]Ama no Iwayado
○[日本伝説]⇒あまのいわと(天の岩戸,天の磐戸)
あまのかぐやま
【天香山】
【天香具山】
【天香久山】
【天の香具山】
◇[日]Ama no Kaguyama
○[地]⇒かぐやま(香具山,香久山)
◎古くは「あめのかぐやま」と呼んだ。
あまのさかて
【天の逆手】
○呪術の一つ。
願掛けや人を呪(ノロ)う時に打った、普通とは異なる柏手(カシワ
デ)。
どのような打ち方かは不詳。
参照⇒うしのときまいり(丑の時参り)
あまのざけ
【天野酒】
○[古]中世、大阪府河内長野市の天野山金剛寺の僧坊で醸造さ
れた銘酒。
室町時代以後、品質の良いことで知られる。
江戸時代、明暦年間(1655〜1658)に醸造中止。
単に「あまの(天野)」とも呼ぶ。
参照⇒やなぎのさけ(柳の酒)
★あまのじゃく
【天邪鬼】
【天の邪鬼】
○
参照⇒しゃーでんふろいで(シャーデンフロイデ,シャーデン
・フロイデ)
あまのたぢからおのみこと《あまのたぢからをのみこと》
【天手力男命】
【天手力雄命】
◇[日]Ama no tazikara O no Mikoto/Ama no tadikara O no
Mikoto
○[日本神話]記紀神話に現われる神。
天照大神(アマテラスオオミカミ)が天(アマ)の岩屋(イワヤ)に隠れた時、戸
を開いて大神を連れ出した大力の神。
天孫の降臨に従う。
「たぢからおのみこと(手力男命,天手力雄命)」とも呼ぶ。
◎投げた天岩戸(アマノイワト)は戸隠(トガクシ)に落ちたという。
参照⇒とがくし(戸隠)
あまのだる
【天野樽】
○(1)[古]天野酒入れる樽。
参照⇒あまのざけ(天野酒)
○(2)⇒つのだる(角樽)
★あまのはしだて
【天橋立】
【天の橋立】
◇[日]Ama no Hashidate
○[地]京都府北部の宮津市宮津湾にある砂州(サス)・砂嘴(サシ)。
日本三景の一つ・日本五大松原の一つ。
延長3.2キロメートル。北側は大天橋(ダイテンキョウ)(2.4キロメ
ートル)、南側は小天橋(ショウテンキョウ)(0.8キロメートル)。
松並木の松は約8千本。
砂州の西側は阿蘇海(アソカイ)。
参照⇒またのぞき(股覗き),あそかい(阿蘇海)
あまのひぼこ
【天之日矛】
【天日槍】
◇[日]Ama no Hiboko
○[日本神話](『古事記』)新羅(シラギ)王の子。
◎新羅の女が日の光を受けて懐妊して産んだ赤玉が、天之日矛
の手に渡ると化成して阿加流比売(アカルヒメ)(阿加流姫)という美
女になったという。
参照⇒あかるひめ(阿加流比売,阿加流姫)
あまのむらくものつるぎ
【天叢雲剣】
○⇒くさなぎのつるぎ(草薙剣)
あまのりぞく
【アマノリ属】
【甘海苔属】
◇[学]Porphyra
○[植]紅藻植物門(Rhodophyta)(紅藻類)ウシケノリ目(Bangia-
les)の一属。
塩分の少ない半鹹水に育つ海藻。
体は薄い葉状で、赤紫色・黒紫色など。
アサクサノリ・スサビノリ・マルバアマノリなどが属する。
「ポルフィラ」とも呼ぶ。
◎分解酵素:⇒ぽるふぃらなーぜ(ポルフィラナーゼ)
あまぱしゅう《あまぱしう》
【アマパ州】
◇[葡]Estado de Amapa、[英]Amapa State
○ブラジル北部の州。南部・西部をパラ州(Estado de Para)に、
北部をフランス領ギアナ(French Guiana)に隣接。東部は大西
洋に面する。
州都はマカパ(Macapa)。
あまはだ
【甘肌】
【甘皮】
○(1)[植]⇒あまかわ(甘皮)(1)
○(2)[建]⇒まいはだ(槙皮,槙肌)
あまびきかんのん《あまびきくわんおん》
【雨引観音】
○茨城県真壁郡(マカベグン)大和村(ヤマトムラ)、雨引山の中腹にある
楽法寺(ラクホウジ)の本尊延命観音の別称。また楽法寺の別称。
坂東三十三所の二十四番番札所。
◎1395(応永 2)焼失したとき、マダラ鬼神が現れて寺を再建し
たという伝説から、毎年4月にまだら鬼神祭が行われる。
あまびこ
【雨彦】
○[古][動]⇒やすで(ヤスデ,馬陸)
あまぽら
【アマポラ】
◇[西]amapola
○[植](スペイン語で)ヒナゲシ(雛罌粟)。
⇒ひなげし(ヒナゲシ,雛罌粟)
あまみ
【あまみ】
○(1)[海]⇒あまみがたじゅんしせん(あまみ型巡視船)
○(2)[海]海上保安庁のあまみ型巡視船(PM95)。
◎1992. 9.28(平成 4)竣工。
2001.12.22(平成13)奄美大島沖の東シナ海上を逃亡する不審
船(船名は長漁3705)から被弾。
参照⇒いなさ(いなさ)
あまみ
【奄美】
◇[日]Amami
○(1)[地]⇒あまみしょとう(奄美諸島)
○(2)[地]⇒あまみおおしま(奄美大島)
○(3)⇒
あまみおおしま《あまみおほしま》
【奄美大島】
◇[日]Amami Oshima
○[地]徳之島(トクノシマ)とともに奄美諸島の中核となる島。
参照⇒あまみしょとう(奄美諸島)
〈面積〉
1961(昭和36)709平方キロメートル。
あまみがたじゅんしせん
【あまみ型巡視船】
○[海]海上保安庁の巡視船の型の一つ。
1番艦(PM95):⇒あまみ(あまみ)(2)
2番艦(PM96):まつうら。
3番艦(PM97):くなしり。
4番艦(PM98):みなべ。
あまみぐんとう《あまみぐんたう》
【奄美群島】
◇[日]Amami Gunto
○[地]⇒あまみしょとう(奄美諸島)
◎奄美群島国定公園
あまみし
【奄美市】
◇[日]Amami Shi
○鹿児島県南部、奄美大島(アマミオオシマ)東部の市。
◎2006. 3.20(平成18)名瀬市(ナゼシ)と大島郡の住用村(スミヨウソン)
・笠利町(カサリチョウ)が合併して発足。
あまみしょとう《あまみしよたう》
【奄美諸島】
◇[日]Amami Shoto、[英]Amami Islands
○[地]南西諸島に属する薩南(サツナン)諸島南部の諸島。長さ約200
キロメートル。鹿児島県大島郡(オオシマグン)に所属する。
奄美大島・徳之島(トクノシマ)の二大島のほか、喜界島(キカイジマ)
・加計呂麻(カケロマ)島・与路(ヨロ)島・請(ウケ)島・沖永良部島(オキノ
エラブジマ)・与論島(ヨロントウ)などからなる。
亜熱帯性気候で、奄美大島・徳之島には猛毒をもつハブ(波
布)や、特別天然記念物のアマミノクロウサギ(奄美の黒兎)が
生息。
サトウキビを栽培し、特産物は大島紬(ツムギ)・黒砂糖など。
「奄美群島」とも呼ぶ。
参照⇒さつなんしょとう(薩南諸島),なんせいしょとう(南西
諸島)(1)
◎1609(慶長14)島津氏による琉球侵攻により薩摩藩領となる
(島津侵入事件)。
1879(明治12)大島郡、成立。
1946. 3.(昭和21)北部南西諸島米国海軍軍政府本部が奄美大
島の名瀬(ナゼ)に開庁。
1953.12.24(昭和28)奄美群島返還日米協定が調印。翌日、公
布・発効。
あまみのくろうさぎ
【アマミノクロウサギ】
【奄美の黒兎】
◇[学]Pentalagus furnessi、[英]Amami rabbit
○[哺]ウサギ目(Lagomorpha)ウサギ科(Leporidae)ムカシウサ
ギ亜科(Palaeoaginae)の哺乳類。
体長42〜47センチメートル、耳長約4センチメートルで、耳
・脚ともにイエウサギ(家兎)に比べて短く、目も小さい。
体毛は黒褐色。爪が強大で穴を掘るのに適し、森林中の樹洞
・岩陰や土中の穴に棲(ス)む。夜行性で、カシの実・樹皮・雑
草や野菜などを食べる。
奄美大島(アマミオオシマ)・徳之島(トクノシマ)にのみ生息し、特別天然
記念物。
参照⇒むかしうさぎ(ムカシウサギ,昔兎)
◎1997(平成 9)絶滅危惧種に指定。
あまみんちゅ
【あまみんちゅ】
【奄美人】
○[奄美方言]奄美の人。
参照⇒うちなんちゅ(うちなんちゅ,ウチナンチュ,沖縄人)
あまめしば
【アマメシバ】
【天芽芝】
◇[学]Sauropus androgynus
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)トウダイグサ科(Euphor-
biaceae)アマメシバ属(Sauropus)の低木。東南アジア原産。
高さ1〜3メートル。
木の芽の食感や味がアスパラガスに似る。
沖縄県内で栽培され、年間約300トン生産。
新芽や葉の粉末製品は健康食品として販売されているが、閉
塞性細気管支炎を発症する場合がある。
★あまも
【アマモ】
【甘藻】
◇[学]Zostera marina
○[植]オモダカ目(Alismatales)ヒルムシロ科(Potamogetona-
ceae)アマモ属(Zostera)の多年性海草。
「藻塩草(モシオグサ)」,「藻塩」,「味藻(アジモ)」,「りゅうぐうのおと
ひめのもとゆいのきりはずし(竜宮の乙姫の元結の切り外し,竜
宮の乙姫の元結の切外し)」とも呼ぶ。
参照⇒もしお(藻塩)(1)
〈アマモ属〉
アマモ(Zostera marina)。
オオアマモ(Zostera asiatica)。
コアマモ/ヒメアマモ(Zostera japonica)。
スゲアマモ(Zostera caespitosa)。
タチアマモ(Zostera caulescens)。
★あまゆおんせん
【甘湯温泉】
○栃木県。
あまよのしんのう《あまよのしんわう》
【雨夜親王】
◇[日]Amayo no Shinno
○[人]第58代光孝(コウコウ)天皇の皇子、久我家の祖。
「雨夜尊(ミコト)」とも呼ぶ。
参照⇒くがけ(久我家),とうどう(当道)(3)
あまよのみこと
【雨夜尊】
◇[日]Amayo no Mikoto
○[歴]当道座(トウドウザ)を保護した久我家の祖といわれる、雨
夜親王を祖神としたもの。
参照⇒あまよのしんのう(雨夜親王),くがけ(久我家),とうど
う(当道)(3)
あまら
【アマラ】
◇Al-Amarah
○イラクの南東部、マイサン州(Muhafazat Maysan)の州都。
北緯31.85°、東経47.17°の地。
「アマーラ」,「アル・アマラ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1957(昭和32) 5万3,300人。
1965(昭和40) 6万4,700人。
1985(昭和60)13万1,758人(推計)。
2003(平成15)35万1,100人。
あまーら
【アマーラ】
◇Al-Amarah
○⇒あまら(アマラ)
あまらしゅう《あまらしう》
【アマラ州】
◇Amara Kilil、[英]Amara State
○⇒あむはらしゅう(アムハラ州)
★あまらばーち
【アマラバーチ】
◇Amaravati
○[歴]⇒あまらーばてぃー(アマラーバティー)
あまらーばてぃー
【アマラーバティー】
◇Amaravati
○[歴]インド南東部、アンドラ・プラデシュ州(Andhra Pra-
desh State)中央部のグントゥール県(Guntur District)北東部
の、クリシュナ川(Krishna River)下流南岸にある仏教遺跡。
2世紀後半、アンドラ朝の寄進によって精妙な浮き彫りの大
塔が造営。
19世紀に破壊。
「アマラバーチ」とも呼ぶ。
あまらんさす
【アマランサス】
◇[羅]Amaranthus、[英]amaranth
○(1)[植]双子葉綱アカザ目(Centrospermae)ヒユ科(Amaranth-
aceae)ヒユ属植物の属名。
ヒユ・ケイトウ(鶏頭)・ハゲイトウ(葉鶏頭)など。
「アマランス」とも呼ぶ。
◎南米産の品種には古代から主食として栽培され、アレルギー
で小麦が食べられない人のための穀物となるものもある。
○(2)[植]ヒユ属の園芸植物ハゲイトウの別名。
⇒はげいとう(ハゲイトウ,葉鶏頭)
○(3)[ギ神]永遠に凋(シボ)まないという伝説上の花。常世(トコヨ)
の花。
「アマランス」とも呼ぶ。
あまらんす
【アマランス】
◇[英]amaranth
○(1)[ギ神]アマランサス([羅]Amaranthus)の英語名。
⇒あまらんさす(アマランサス)(3)
○(2)[植]⇒あまらんさす(アマランサス)(1)
○(3)[植]ヒユ属の園芸植物ハゲイトウの別名。
⇒はげいとう(ハゲイトウ,葉鶏頭)
○(4)[色]赤紫色。
◎形容詞は「アマランタイン(amaranthine)」。
あまらんたいん
【アマランタイン】
◇[英]amaranthine
○(1)[形]アマランスの、アマランスに似た。
○(2)[形][色]赤紫色の。
◎名詞は「アマランス(amaranth)」。
○(3)[形]色あせない、しおれない。永遠の、不滅の。
参照⇒あまらんさす(アマランサス)(3)
あまりょう
【雨竜】
○(1)中国の想像上の竜に似た動物。
体はトカゲに似て大きく、角がなく、青黄色で、尾は赤く細
いという。
参照⇒こうりょう(蛟竜,蛟龍)(1),みずち(蛟)
○(2)(1)を図案化した紋所の名。
★あまりりす
【アマリリス】
◇amaryllis
○(1)[植]クサスギカズラ目(Asparagales)ヒガンバナ科(Ama-
ryllidaceae)ヒペアストラム属(Hippeastrum)の数種の原種か
ら作られた園芸品種。熱帯アメリカ原産。
一種は江戸後期に渡来し、「ジャガタラ水仙(ズイセン)」と呼ば
れた。
◎夏の季語。
○(2)[植]([学]Amaryllis belladonna)ヒガンバナ科アマリリ
ス属(Amaryllis)の多年草で、一属一種。南アフリカ原産。
「ホンアマリリス(本アマリリス)」とも呼ぶ。
◎夏の季語。
○(3)[楽](Amaryllis)ガイス・セレディ(Ghys-Seredy)の楽曲。
ルイ十三世(Louis XIII)の作曲といわれる古い歌をもとに編
曲。
あまりーりょ
【アマリーリョ】
◇[西]amarillo
○[色](スペイン語で)黄色。
⇒きいろ(黄色)
あまりろ
【アマリロ】
◇Amarillo
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)北西部のポッ
ター郡(Potter County)南部にある郡都。
アマリロ国際空港(Amarillo International Airport)がある。
参照⇒あまりーりょ(アマリーリョ)
〈人口〉
2000(平成12)17万3,627人。
★あまる
【アマル】
◇Amal
○レバノンのイスラム教シーア派の政治・武装組織。親シリア
派。
参照⇒ひずぼら(ヒズボラ)
◎1975(昭和50)イラン人ムーサ・サドル(Imam Mousa al Sador)
が結成。
1982(昭和57)フセイン・ムサビ(Husayn al-Musawi)によりイ
スラミック・アマルが分離独立。
あまるがむ
【アマルガム】
◇[英]amalgam
○(1)[冶]水銀と他の金属との合金。
「汞和金(コウワキン)」とも呼ぶ。
参照⇒いんれー(インレー)(2)
◎白金・鉄・タングステン・ニッケル・コバルト・マンガンな
どの高融点金属との間ではアマルガムにならない。
○(2)(転じて、しろしろの要素からなる)合成物・混合物・結
合物。
あまるこるど
【アマルコルド】
◇[伊]amarcord
○(1)(ロマーニャ方言で)郷愁。
○(2)[映]イタリア・フランス共同制作のコメディー映画。
監督:フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)。
公開:1973(昭和48)。
日本公開:1974(昭和49)。
★あまるてあ
【アマルテア】
◇Amalthea/Amalthaea
○(1)[ギ神]幼いゼウス(Zeus )を乳で育てたヤギ(山羊)の妖精。
「アマルティア」とも呼ぶ。
参照⇒こるぬこぴあ(コルヌコピア)(1)
○(2)[天]木星の第5衛星。内側から3番目。
いびつな形で、長さ約270キロメートル、幅160〜150キロメ
ートル。
「アマルティア」とも呼ぶ。
◎1892(明治25)発見。
2004(平成16)国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡で観測
し、水を含む鉱物の存在を発見。木星とは別に生れて、引力で
引き寄せられた衛星であることが判明した。
あまるてぃあ
【アマルティア】
◇Amalthea
○⇒あまるてあ(アマルテア)
★あまるなもんじょ
【アマルナ文書】
◇[英]Amarna tablets
○[歴]1887(明治20)エジプトのアマルナで発見された、楔形文
字で書かれた約360の粘土板文書。
参照⇒くさびがたもじ(楔形文字)
あまるふぃ
【アマルフィ】
◇Amalfi
○(1)[地]イタリア南部、カンパーニア州(Regione Campania)
南東部、サレルノ県(Provincia di Salerno)北西部の商港。南
部をサレルノ湾(Golfo di Salerno)に面する。
◎9〜11世紀、イスラム帝国・東ローマ帝国(ビザンチン帝国)
と通商して繁栄。
14世紀以降は衰える。
○(2)[地](Costa di Amalfi)⇒あまるふぃかいがん(アマルフィ
海岸)
あまるふぃかいがん
【アマルフィ海岸】
◇[伊]Costa di Amalfi、[英]Amalfi coast
○[地]イタリア半島南部、ティレニア海(Mare Tirreno)東部に
あるサレルノ湾(Golfo di Salerno)の北岸。全長40キロメート
ル。
サレルノ県(Provincia di Salerno)に含まれる。
◎1997(平成 9)世界文化遺産に登録。
あまるべえき
【餘部駅】
○[交]兵庫県美方郡(ミカタグン)香美町香住区余部(アマルベ)にある、
JR西日本山陰線の駅。
鎧(ヨロイ)駅と久谷(クタニ)駅(新温泉町)の間。
参照⇒あまるべきょうりょう(余部鉄橋)
★あまるべきょうりょう《あまるべけうりやう》
【余部鉄橋】
○[交]兵庫県美方郡(ミカタグン)香美町香住区余部にある、JR西
日本山陰線の鎧(ヨロイ)駅と餘部(アマルベ)駅の間の鉄橋(鉄道橋)。
「余部鉄橋」とも呼ぶ。
◎1912(明治45)鉄製、完成。
1986(昭和61)列車転落事故が発生。
2010. 8.11(平成22)旧橋の南側にコンクリート製(高さ約41
メートル・長さ約310メートル)が完成。翌12日、始発列車が通
過。
◎旧住所は城崎郡(キノサキグン)香住町(カスミチョウ)余部。
あまるべてっきょう《あまるべてつけう》
【余部鉄橋】
○[交]⇒あまるべきょうりょう(余部鉄橋)
あまるめまち
【余目町】
◇[日]Amarume Machi
○山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の町。北西部を酒田
市(サカタシ)に接する。
〈面積〉
58.44平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万8,475人。
◎1918(大正 7)町制施行。
1954(昭和29)大和村・栄村・常万(ジョウマン)村・八栄里(ヤエザト)
村・十六合(イザアイ)村を編入。
[1]あまん
【アマン】
◇[フ]amant(アモン)、[英]lover
○(フランス語で)愛人・恋人。
[2]あまん
【アマン】
○[楽]杉紀彦作詞、森田公一作曲の歌謡曲。
歌は菅原洋一&シルビア。
◎1982.12.(昭和57)発売。
あまんて
【アマンテ】
◇[伊]amante、[英]lover
○(イタリア語で)愛人・恋人。
あまんど
【アマンド】
◇[フ]amande
○[植]⇒あーもんど(アーモンド)
あまんは
【アマン派】
◇[英]Amman Sect
○[宗]⇒あーみっしゅは(アーミッシュ派)
あまんばいけん
【アマンバイ県】
◇[西]Departamento del Amambay、[英]Amambay Department
○パラグアイ東部の県。北部・東部をブラジルに隣接。
県都はペドロフアンカバジェロ(Pedro Juan Caballero)。
〈面積〉
1万2,933平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4) 9万7,200人。
2003(平成15)15万4,500人。
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