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百 科 辞 書 《あけ》 編集:獨 澄旻
-------- あけ --------------------------------------------------
あげ
【揚げ】
【揚】
○(1)[料]油で揚げること。
○(2)[食]油で揚げた食品。
◎サツマ揚げ(薩摩揚げ)
○(3)[食]あぶらあげ(油揚げ,油揚)の略称。
⇒あぶらあげ(油揚げ,油揚)
○(4)遊び客が芸者や遊女を茶屋や料亭などに呼び寄せること。
○(5)遊び客が一昼夜通して買うこと。
○(6)[海](漁師言葉で)魚群がいる海面上空を、海鳥(ウミドリ)が
群れをなして飛び交う現象。
あーげー
【AG】
◇[独]Aktiengesellschaft(アクツィエンゲゼルシャフト)
○[経](ドイツで)株式会社の略記。
◎GmbH(ゲーエムベーハー):有限責任会社。
あーけいな
【アーケイナ】
◇[英](複数形)arcana/(単数形)arcanum(アーケイナム)
○⇒あーけいなむ(アーケイナム)
あーけいなむ
【アーケイナム】
◇[英](単数形)arcanum/(複数形)arcana(アーケイナ)
○(1)謎・秘密・神秘。
◎大アルカナ(major arcana)・小アルカナ(minor arcana):参
照⇒たろっと(タロット)
○(2)秘密奥義。
○(3)秘薬・霊薬。
◎イタリア語:(男性形)アルカノ(arcano)/(女性形)アルカナ
(arcana)。
スペイン語:(男性形)アルカノ(arcano)/(女性形)アルカナ
(arcana)。
あげお《あげを》
【上尾】
◇[日]Ageo
○(1)⇒あげおし(上尾市)
○(2)[交]⇒あげおえき(上尾駅)
あげおえき《あげをえき》
【上尾駅】
○[交]埼玉県上尾市仲町(ナカチョウ)にある、JR高崎線(タカサキセン)
の駅。
宮原(ミヤハラ)駅(さいたま市)と北上尾(キタアゲオ)駅の間。
あげおし《あげをし》
【上尾市】
◇[日]Ageo Shi
○埼玉県南東部の市。
1970(昭和45)46平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)14万6,000人。
◎もと中山道(ナカセンドウ)の宿場町。
あーけおぷてりくす
【アーケオプテリクス】
◇[学]Archaeopteryx
○[化生]⇒しそちょう(始祖鳥)
あけおめ
【あけおめ】
【明けおめ】
○[俗]新年の挨拶(アイサツ)の「明けましておめでとうございます」
の短縮化。
会話よりもメールなどで使用されることが多い。
あけがらす
【明けがらす】
【明けがら寿】
○[食]秋田県大館市の銘菓。
白い寒氷(カンゴオリ)にクルミの実が入った、羊羹(ヨウカン)に似た
白い和菓子。
参照⇒かんごおり(寒氷)
◎切り口のクルミの実が暁の空に飛ぶカラスに見えることから。
あけがらす
【明け烏】
【明烏】
○(1)夜明けに鳴く烏。また、その鳴き声。
◎一夜を過ごした男女の情を割(サ)くものとして歌われる。
○(2)[楽]新内の代表曲『明烏夢泡雪(アケガラスユメノアワユキ)』の通称。
○(3)墨の隠語。
⇒すみ(墨)(1)
○(4)[食]⇒あけがらす(明けがらす,明けがら寿)
あげぐん
【安芸郡】
◇[日]Age Gun
○三重県中北部の郡。
河芸町(カワゲチョウ)・芸濃町(ゲイノウチョウ)・美里村(ミサトムラ)・安濃
町(アノウチョウ)の町村。
◎広島県と高知県には安芸郡(アキグン)がある。
あげさる
【上猿】
【上げ猿】
○[建]⇒あげざる(上猿,上げ猿)
あげざる
【上猿】
【上げ猿】
○[建]猿(戸の閉め具)を縦に動かし、鴨居(カモイ)など上部に差し込
む竪猿(タテサル)の一種。
参照⇒さる(猿)(3),おくりさる(送猿,送り猿)
あけち
【明智】
◇[日]Akechi
○(1)[古]⇒あけちちょう(明智町)
○(2)[交]⇒あけちえき(明智駅)
あけちえき
【明智駅】
○[交]岐阜県恵那市にある、明知鉄道の駅。
野志(ノシ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
あけちこごろう《あけちこごらう》
【明智小五郎】
○[文]江戸川乱歩(ランポ)の推理小説に登場する、モジャモジャ
髪の名探偵。
助手の少年小林芳雄・少年探偵団や警視庁の警部中村善四朗
らとともに怪人二十面相と対決する。
参照⇒しょうねんたんていだん(少年探偵団),かいじんにじゅ
うめんそう(怪人二十面相)
あけちちょう《あけちちやう》
【明智町】
◇[日]Akechi Cho
○[古]岐阜県東部、恵那郡(エナグン)にあった町。
◎2004.10.25(平成16)恵那郡の岩村町(イワムラチョウ)・山岡町(ヤマオカ
チョウ)・明智町・串原村(クシハラムラ)・上矢作町(カミヤハギチョウ)、恵那
市(エナシ)に編入。
★あけちてつどう《あけちてつだう》
【明知鉄道】
○[交]岐阜県恵那市を走る第三セクター。
〈停車駅〉
明智(アケチ)駅・野志(ノシ)駅・山岡(ヤマオカ)駅・花白(ハナシロ)駅・
岩村(イワムラ)駅・飯羽間(イイバマ)駅・阿木(アギ)駅・飯沼(イイヌマ)駅
・東野(ヒガシノ)駅・恵那(エナ)駅。
あーけーでぃあ
【アーケーディア】
◇Arcadia
○(1)アルカディア(Arcadia)の英語読み。
⇒あるかでぃあ(アルカディア)
○(2)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南西
部にあるデソト郡(De Soto County)の郡都。
あーけーど
【アーケード】
◇[英]arcade
○(1)[建]連続したアーチ(arch)のある構造物。また、その下
の吹き放しの通路。
両側を列柱で支えたものや、一方が列柱で他方が建物の壁の
ものなどがある。
「拱廊(キョウロウ)」とも呼ぶ。
◎「拱(キョウ)」は「アーチ」の意味。
○(2)(商店街などの)屋根や天窓などでおおった道路。屋根付
きの街路。
参照⇒こみせ(小店)(2),てんまど(天窓)
○(3)⇒あーけーどがい(アーケード街)
○(4)⇒あーけーどげーむ(アーケードゲーム,アーケード・ゲ
ーム)
あげどうふ
【揚げ豆腐】
【揚豆腐】
○(1)[食]⇒なまあげ(生揚げ,生揚)(2)
○(2)[食]⇒あぶらあげ(油揚げ,油揚)(3)
あーけーどがい
【アーケード街】
◇[英]arcade stores
○アーケードのある商店街。
単に「アーケード」とも呼ぶ。
参照⇒ぱさーじゅ(パサージュ)(2)
あーけーどげーむ
【アーケードゲーム】
【アーケード・ゲーム】
◇[英]arcade game
○硬貨またはコインを投入し、立ったままの姿勢で行う業務用
ゲーム機械の総称。
◎ピンボールの機械がアーケード街に多く設置されていたこと
から。
あけの
【明野】
◇[日]Akeno
○(1)[交]⇒あけのえき(明野駅)
○(2)[古]⇒あけのまち(明野町)
○(3)[古]⇒あけのむら(明野村)
あけのえき
【明野駅】
○[交]三重県伊勢市小俣町明野(オバタチョウアケノ)にある、近鉄山田
線の駅。
明星(ミョウジョウ)駅(明和町)と小俣(オバタ)駅の間。
◎旧住所は度会郡(ワタライグン)小俣町(オバタチョウ)明野(アケノ)。
あけのべこうざん《あけのべくわうざん》
【明延鉱山】
○[歴][鉱]兵庫県養父市(ヤブシ)大屋町明延(オオヤチョウアケノベ)にあっ
たスズ(錫)鉱山。
朝来市(アサゴシ)の神子畑(ミコバタ)選鉱所との約6キロメートル
を鉱山用軌道の明神電車(別称、1円電車)が運行。
◎1929(昭和 4)明神電車が運行。
1985.11. 5(昭和60)明神電車の客車が廃止。
1987(昭和62)閉山。
◎旧住所は養父郡(ヤブグン)大屋町明延。
あけのまち
【明野町】
◇[日]Akeno Machi
○[古]茨城県中西部、真壁郡(マカベグン)の町。
◎2005. 3.28(平成17)下館市(シモダテシ)と真壁郡の明野町・協和
町(キョウワマチ)・関城町(セキジョウマチ)の1市3町が合併して筑西市(チ
クセイシ)を発足。
◎山梨県北巨摩郡(キタコマグン)には明野村(アケノムラ)があった。
あけのみょうじょう《あけのみやうじやう》
【明けの明星】
◇[希]Phosphorus(フォスフォロス)、[英]Phosphor(フォスファ
ー)
○[天]明け方、東の空に見える金星。
⇔よいのみょうじょう(宵の明星)
参照⇒ふぉすふぉろす(フォスフォロス)
あけのむら
【明野村】
◇[日]Akeno Mura
○[古]山梨県北西部、北巨摩郡(キタコマグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)須玉町(スタマチョウ)・高根町(タカネチョウ)・長坂
町(ナガサカチョウ)・大泉村(オオイズミムラ)・白州町(ハクシュウマチ)・武川村
(ムカワムラ)の町村と合併して北杜市(ホクトシ)を発足。
◎茨城県真壁郡(マカベグン)には明野町(アケノマチ)があった。
あげは
【揚羽】
○(1)[昆]⇒あげはちょう(アゲハチョウ,揚羽蝶,鳳蝶)
○(2)⇒あげはのちょう(揚羽蝶,揚羽の蝶)
あげばこ
【揚箱】
○[歴]茶屋・待合・舟宿が共同して芸妓の調達・送迎その他の
雑事のために雇い入れた男(箱丁)のこと。
参照⇒はこ(箱)
◎芸妓屋で雇ったものは内箱と呼ぶ。
★あげはちょう《あげはてふ》
【アゲハチョウ】
【揚羽蝶】
【鳳蝶】
○(1)[虫]チョウ目(鱗翅目)(Lepidoptera)アゲハチョウ科(Pap-
ilionidae)のチョウの総称。大型。
○(2)[虫](特に)([学]Papilio xuthus)アゲハチョウ科の一種。
幼虫は「柚子坊(ユズボウ)」と呼ばれる緑色のイモムシ(芋虫)で、
ミカン科(Rutaceae)の害虫。
「ナミアゲハ(並揚羽)」とも呼ぶ。
○(3)⇒あげはのちょう(揚羽蝶,揚羽の蝶)
あげはのちょう《あげはのてふ》
【揚羽蝶】
【揚羽の蝶】
○(1)紋所の名前。物にとまったアゲハチョウを側面から描い
たもの。
単に「あげは(揚羽)」とも呼ぶ。
○(2)[服]アゲハチョウにかたどった緒(オ)の結び方。
単に「あげは(揚羽)」とも呼ぶ。
あけはまちょう《あけはまちやう》
【明浜町】
◇[日]Akehama Cho
○[古]愛媛県中南部、東宇和郡(ヒガシウワグン)の町。
◎2004. 4. 1(平成16)西宇和郡の三瓶町(ミカメチョウ)と、東宇和郡
の明浜町・宇和町(ウワチョウ)・野村町(ノムラチョウ)・城川町(シロカワチョウ)
の5町が合併して西予市(セイヨシ)を発足。
あけび
【アケビ】
【木通】
【通草】
◇[学]Akebia quinata
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)アケビ科(Lardizabalaceae)
アケビ属(Akebia)のツル性(蔓性)の落葉低木。
山野に生える。
果実は長楕円形で約7センチメートル、果皮は紫色。熟すと
果皮が一ヶ所縦に裂けて白い果肉が見える。
ツルでアケビ細工を作り、果実は食用となる。
◎熟しても開裂しない果実:⇒むべ(ムベ,郁子,野木瓜)
あーけびゅーす
【アーケビュース】
◇[フ]arquebuse
○(フランス語で)火縄銃。
⇒ひなわじゅう(火縄銃)
あーけぶす
【アーケブス】
◇[英]arquebus
○(英語で)火縄銃。
⇒ひなわじゅう(火縄銃)
あけぼの
【あけぼの】
○(1)[交]JR寝台特急の愛称。上野駅〜青森駅間を運行。
〈停車駅〉
上野駅・大宮駅・高崎駅・村上駅・あつみ温泉駅・鶴岡駅・
余目駅・酒田駅・遊佐駅・象潟駅・仁賀保駅・羽後本荘駅・秋
田駅・八郎潟駅・森岳駅・東能代駅・二ツ井駅・鷹ノ巣駅・大
館(オオダテ)駅・碇ヶ関(イカリガセキ)駅・大鰐温泉(オオワニオナセン)駅・弘
前(ヒロサキ)駅・青森駅。
◎1970. 7. 1(昭和45)上野駅〜秋田駅間の臨時列車として登場。
1970.10. 1(昭和45)上野駅〜青森駅間の定期列車となる。上
野駅〜福島駅間は東北本線、福島駅〜青森駅間は奥羽北線。
1990. 9. 1(平成 2)山形新幹線工事開始に伴い、東北本線・
陸羽東線・奥羽本線経由となる。
1997. 3.22(平成 9)秋田新幹線の開業に伴い、陸羽東線・奥
羽本線経由は廃止となり、高崎線・上越本線・羽越本線経由の
「鳥海(チョウカイ)」を「あけぼの」と改称。
○(2)[古][軍]海上自衛隊の「あけぼの型」護衛艦(DE201)。
◎1956. 3.20(昭和31)竣工。
1981. 3.31(昭和56)除籍。
○(3)[軍]海上自衛隊の「むらさめ型」護衛艦(DD108)。
広島県呉市の呉基地に配属。
◎2000. 9.25(平成12)進水。
2002. 3. 6(平成14)竣工。
2003.10.(平成15)テロ対策特別措置法に基づく米英軍支援の
ためアラビア海へ出港。
○(4)[経][食]マルハニチロホールディングス(旧:ニチロ)のブ
ランド名。
あけぼのいろ
【曙色】
○[色]⇒しののめいろ(東雲色)
あけぼのじん
【曙人】
【あけぼの人】
◇[羅]Eoanthropus dawsoni
○⇒ぴるとだうんじん(ピルトダウン人)
あけぼのすぎ
【アケボノスギ】
【曙杉】
○[植]メタセコイア(Metasequoia)の和名。
⇒めたせこいあ(メタセコイア)
あげまき
【総角】
【揚巻】
【上げ巻】
○(1)[歴]上代の子供の結髪。美豆良(ミズラ)の変形で、髪を二
つに分け、耳の上で両髻(モトドリ)を丸く角のように結ぶ。
「そうかく(総角)」とも呼ぶ。
参照⇒ちょんがー(チョンガー,総角)(1)
○(2)[歴]髪を「あげまき」にしている子供。また、その年ごろ。
「そうかく(総角)」とも呼ぶ。
○(3)紐(ヒモ)の結び方の一つ。輪を左右に出して、中を石畳に
組み、両端を垂らす。
あげまつまち
【上松町】
◇[日]Agematsu Machi
○長野県南西部、木曽郡(キソグン)の町。
〈面積〉
168.47平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6,376人。
◎1922(大正11)町制施行。
あけむつ
【明六つ】
【明け六つ】
○(1)[歴]江戸時代の時刻法で、明け方の六つ時。季節によっ
て変動するが、おおよそ今の午前6時ころ。
「卯(ウ)の刻」とも呼ぶ。
⇔くれむつ(暮六つ,暮れ六つ)
○(2)[歴](1)の時刻に鳴らす鐘。その音。
参照⇒ときのかね(時の鐘)(1)
★あけめねすちょう《あけめねすてう》
【アケメネス朝】
◇[英]Achemenid Dynasty/Achaemenian Dynasty/Achaemeni-
dae/Hakhamanishiya、[古代ペルシア語]Haxamanisiya
○[歴]古代西アジアのペルシア王朝(BC. 550〜BC. 331)。
王都はペルセポリス([希]Persepolis)。
「ペルシア帝国(Persian Empire)」,「アケメネス朝ペルシア帝
国(Achaemenid Persian empire)」とも呼ぶ。
参照⇒ぺるせぽりす(ペルセポリス)
◎ペルシス(Persis)に興り、メディア(Media)に服属。
BC. 539、キュロス二世(Kyros II)(大王)、新バビロニア王
国を滅亡させて首都バビロンを無血で征服。
◎名称は、王朝の始祖ハカーマニシュ([古代ペルシア語]Haxa-
manis,[英]Hakhamanish)に由来する。
あけめねすちょうぺるしあていこく《あけめねすてうぺるしあていこく》
【アケメネス朝ペルシア帝国】
◇[英]Achaemenid Persian empire
○[歴]⇒あけめねすちょう(アケメネス朝)
★あげや
【揚屋】
○
参照⇒すみや(角屋)
あげやまち
【揚屋町】
○(1)揚屋が集まっている町。
○(2)[歴]江戸新吉原の遊郭(ユウカク)内にあった町名。
あけるだま
【アケルダマ】
◇Aceldama(血の地所)
○(1)[聖]エルサレム近くの地名。
○(2)(一般に)殺戮(サツクリ)の地・修羅場(シュラバ)・修羅の巷(チマタ)
・流血の場面。
参照⇒ぱんでもにうむ(パンデモニウム)(3)
あけろん
【アケロン】
◇Acheron
○[ギ神]⇒すてぃくす(ステュクス)
あけろーん
【アケローン】
◇Acheron
○[ギ神]⇒すてぃくす(ステュクス)
あけをうばうむらさき《あけをうばふむらさき》
【朱を奪う紫】
○[諺]⇒むらさきのあけをうばう(紫の朱を奪う)
あこ
【網子】
○⇒あみこ(網子)
あご
【アゴ】
【飛魚】
○[魚]トビウオ(飛魚)の別称。
⇒とびうお(トビウオ,飛魚)
◎焼きあご:⇒やきあご(焼きあご,焼きアゴ)
あご
【網子】
○⇒あみこ(網子)
★あこう《あかほ》
【アコウ】
【赤秀】
◇[学]Ficus superba var.japonica
○[植]バラ目(Rosales)クワ科(Moraceae)イチジク属(Ficus)の
亜熱帯性高木。
樹高約20メートル。
本州の和歌山県南部以南・四国南部・九州・沖縄県の暖地海
岸に自生。
参照⇒ばんやんじゅ(バンヤン樹,バンヤンジュ),がじゅまる
(ガジュマル,榕樹)
◎中国語:雀榕(querong)/赤榕(chirong)。
「榕」とはバンヤン樹の中国語名。
あこう《あかほ》
【赤穂】
◇[日]Ako
○(1)⇒あこうし(赤穂市)
○(2)⇒あこうぐん(赤穂郡)
○(3)[歴]⇒あこうはん(赤穂藩)
あこう《あかう》
【阿衡】
○(1)[歴]([中]Aheng)殷初の名相伊尹(Yi Yin)(イ・イン)の別称。
転じて、天子の最高補佐の大臣である宰相・摂政の別称。
◎『書経』太甲上から。「阿」は「頼み倚(ヨ)る」、「衡」は「はかり」
の意味。
○(2)[古]日本で、天皇の補佐または摂政・関白の別称。
★あこうぎし《あかほぎし》
【赤穂義士】
○[歴]
討ち入りは1703. 1.30(元禄15.12.14)の深夜。
「赤穂浪士」,「四十七士」とも呼ぶ。
参照⇒ほんじょつきじぶぎょう(本所築地奉行)
◎夜に討ち入るので暗闇で出会ったときに、「山(ヤマ)」と問い掛
けられたら「川(カワ)」と答える合い言葉が決められていた。
大石内蔵助が打ち鳴らしたとされる太鼓(タイコ)の打ち方:⇒
やまがりゅうじんだいこ(山鹿流陣太鼓)
◎将軍徳川綱吉が輪王寺宮(リンノウジノミヤ)三世一品(イッポン)公弁(コ
ウベン)法親王の斡旋(アッセン)によって一等を減ずる思惑(オモワク)で
赤穂義士の処分を相談したところ回答がなく、全員の切腹が決
まったという。
◎墓は高輪(タカナワ)泉岳寺(センガクジ)と、赤穂の華岳寺(カガクジ)。
参照⇒せんがくじ(泉岳寺)(1),かがくじ(華岳寺,花岳寺)
あこうぐん《あかほぐん》
【赤穂郡】
◇[日]Ako Gun
○兵庫県西部の郡。
上郡町(カミゴオリチョウ)のみ。
あこうし《あかほし》
【赤穂市】
◇[日]Ako Shi
○兵庫県南西部の市。
◎旧称は「仮屋」または「加里屋」。
江戸時代、浅野氏のち森氏の城下町。
★あこうだい《あこうだひ》
【アコウダイ】
【赤魚鯛】
【阿候鯛】
◇[学]Sebastes matsubarae
○[魚]カサゴ目(Scorpaeniformes)フサカサゴ科(Scorpaenidae)
メバル属(Sebastes)の海産の硬骨魚。
★あこうはん《あかほはん》
【赤穂藩】
◇[日]Ako Han
○[歴]播磨国赤穂、現在の兵庫県赤穂市。
江戸上屋敷は現在の東京都中央区明石町(アカシチョウ)10〜11番地
地域で8千9百坪余。
◎浅野家。
常陸国笠間藩主の浅野長直は1645(正保 2)赤穂(5万3千5
百石)に領地替えとなり、子の長友に分与して5万石。
忠臣蔵で有名な内匠頭(タクミノカミ)長矩は長友の子。1701(元禄
14. 3.14)江戸城中の刃傷沙汰(ニンジョウザタ)で即日切腹、領地や
江戸屋敷などは取り上げられて赤穂浅野家は断絶。
長矩の妻瑤泉院は同族の備後国三次(ミヨシ)城主浅野の生れで、
南部坂の浅野下屋敷は三次藩のもの。
あこうろうし《あかほらうし》
【赤穂浪士】
○[歴]⇒あこうぎし(赤穂義士)
あこがれのはわいこうろ《あこがれのはわいかうろ》
【憧れのハワイ航路】
○(1)[楽]石本美由起作詞、江口夜詩作曲の歌謡曲。
歌は岡晴夫。
歌い出しは「晴れた空そよぐ風/港出船のドラの音(ネ)愉(タノ)
し」。
◎1948.10.(昭和23)発売。
○(2)[映]1950. 4. 1(昭和25)封切りの新東宝映画。
監督:斎藤寅次郎。
出演:岡晴夫・美空ひばり・花菱(ハナビシ)アチャコ。
あこがれのゆうびんばしゃ《あこがれのいうびんばしや》
【あこがれの郵便馬車】
○[楽]丘灯至夫作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲の歌謡曲。
歌は岡本敦郎。
参照⇒こうげんれっしゃはゆく(高原列車は行く)
◎1952. 1.(昭和27)レコード発売。
★あこぎ
【阿漕】
○(1)
○(2)[交]⇒あこぎえき(阿漕駅)
あこぎえき
【阿漕駅】
○[交]三重県津市西阿漕町岩田(ニシアコギチョウイワタ)にある、JR紀
勢本線駅。
津(ツ)駅と高茶屋(タカチャヤ)駅の間。
あごちょう《あごちやう》
【阿児町】
◇[日]Ago Cho
○[古]三重県東部、志摩郡(シマグン)の町。
◎2004.10. 1(平成16)志摩郡の浜島町(ハマジマチョウ)・大王町(ダイ
オウチョウ)・志摩町・阿児町・磯部町(イソベチョウ)の5町が合併して
志摩市を発足。
あこーでぃおん
【アコーディオン】
◇[英]accordion、[独]Akkordion
○[楽]蛇腹(ジャバラ)式のふいご(鞴)で空気を送るリード楽器の
一種。
紐(ヒモ)で楽器を肩に担(カツ)いで胸に吊るし、楽器の両端をそ
れぞれ左右の手にはめ、両手を開いたり閉じたりしながら演奏
する。右手の指で鍵盤(ケンバン)を押してメロディーを、左手の
指ではボタンを押して和音を出す。
「手風琴(テフウキン)」とも呼ぶ。
参照⇒みゅぜっと(ミュゼット)(1)
◎1822(文政 5)ドイツのブッシュマン(Christian Buschmann)
が発明してハンデオリーネ(Handaeoline)と名付ける。
1829(文政12)オーストリアのダミアン(Cyrillus Damian)が
改良。
◎第二次世界大戦後、昭和30年代ころまで白衣の傷痍軍人(ショウ
イグンジン)が松葉杖をつきながら街角でアコーディオンを演奏し
て生活費を得る姿が見掛けられた。また、酒場の流しや歌声喫
茶などでも活躍した。
あこーど
【アコード】
◇[登録商標]ACCORD
○[交]ホンダ(本田技研工業)社製の乗用車(セダン・ワゴン)。
中国名は「雅閣(yage)」。
◎2002.10.(平成14)フルモデルチェンジして発売。
2002.11.13(平成14)アコードとアコードワゴン、日本カー・
オブ・ザ・イヤーを受賞。
2004. 9.17(平成16)米国ホンダ、アコードのハイブリッド車
を12月3日に全米で発売すると発表。
あごにすと
【アゴニスト】
◇[英]agonist
○(1)闘う人・競技者。
○(2)[文][劇](作品の)主人公。
参照⇒しゅじんこう(主人公)(2)
○(3)[医]主動筋。
○(4)[薬]作動薬・作用薬。
○(5)[化]作動物質。
◎ギリシア語の"αγωνιστησ(agonistes)(競技者)"か
ら。
あこめ
【衵】
【袙】
◇[英]undergarment
○[服]宮廷奉仕の男女の装束の下着。上の衣(キヌ)と下の単(ヒトエ)
の間に着る。
婦人・童女が表着(ウワギ)の下に着(ツ)けた衣服で、身丈(ミタケ)
より長い。表着を着けずにいることもある。
男が束帯・直衣(ノウシ)姿のとき、下襲(シタガサネ)の下、単(ヒトエ)
の上に着ける小袖(コソデ)。袴(ハカマ)に着籠めるので腰下までの
脇明(ワキアケ)とする。
「あこめぎぬ(衵衣)」とも呼ぶ。
◎「袙」は「(武人が頭に巻く)白い布(頭巾)」の意味で、古くから
の誤用。
「衵」の中国音は"ri"、「袙」は"pa"。
あこめぎぬ
【衵衣】
○[服]⇒あこめ(衵,袙)
[1]あこや
【阿古屋】
◇[日]Akoya
○(1)[古]愛知県半田市付近の古地名。
○(2)[貝]アコヤガイ(阿古屋貝)の略称。
⇒あこやがい(アコヤガイ,阿古屋貝)
○(3)阿古屋珠(アコヤダマ)の略称。
⇒あこやだま(古屋珠)
[2]あこや
【阿古屋】
◇[日]Akoya
○[劇]浄瑠璃『壇浦兜軍記(ダンノウラカブトグンキ)』・『出世景清』
などに登場する、平景清(タイラノカゲキヨ)の恋人といわれる伝説上
の遊女。
参照⇒あこやのことぜめ(阿古屋の琴責)
★あこやがい《あこやがひ》
【アコヤガイ】
【阿古屋貝】
◇[学]Pinctada fucata martensii(Pinctada martensii)、[英]
Akoya pearl oyster
○[貝]ウグイスガイ目(Pterioida)ウグイスガイ科(Pteriidae)
アコヤガイ属(Pinctada)の二枚貝。
殻の形は四角形に近く、長さは約8センチメートル。殻の内
側は真珠光沢がある。
本州中部以南の水深の浅い岩礁域に広く生息。
真珠養殖の母貝とする。四国・九州地方では貝柱を食用にす
る。
単に「阿古屋」とも、「真珠貝(pearl oyster)」とも呼ぶ。
あこやだま
【古屋珠】
○(1)アコヤガイ(阿古屋貝)から出る真珠。
単に「阿古屋」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)真珠の別称。
⇒しんじゅ(真珠)
あこやのことぜめ
【阿古屋の琴責】
○[劇]浄瑠璃『壇浦兜軍記(ダンノウラカブトグンキ)』の三段目の口の
通称。
堀川御所で畠山重忠・岩永左衛門が、遊女で平景清(タイラノカゲ
キヨ)の恋人の阿古屋から、景清の行方(ユクエ)を探り出そうとして
琴・三味線・胡弓(コキュウ)を弾かせ、その音色で詮議(センギ)する
見せ場。
単に「琴責」とも呼ぶ。
あごら
【アゴラ】
◇[希]agora
○広場。
◎古代ギリシアのポリス(都市国家)では政治と司法の場であっ
た。
あごらふぉびあ
【アゴラフォビア】
◇[英]agoraphobia
○[病]⇒ひろばきょうふしょう(広場恐怖症)
あこるにゃけん
【ア・コルニャ県】
◇[西]Provincia de A Coruna、[英]La Coruna Province
○⇒らこるにゃけん(ラ・コルニャ県)
あごわん
【英虞湾】
◇[日]Ago Wan
○[地]三重県南東部、志摩半島(シマハントウ)南端にある湾。
リアス式海岸で、伊勢志摩国立公園に含まれる。
真珠(シンジュ)の養殖が行われる。
あごん
【阿含】
◇[梵]agama(アーガマ)
○[仏]釈迦の説いた教法。また、その集成聖典。
参照⇒あごんぎょう(阿含経)
◎「伝来」の意味。
あこんかぐあさん
【アコンカグア山】
◇[西]Cerro Aconcagua、[英]Mount Aconcagua
○[地]アルゼンチン西部のメンドサ州(Provincia de Mendoza)
北西端部、チリ国境近くにあるアンデス山脈の高峰。
標高6,959メートルで、南アメリカの最高峰。
◎かつては標高7,021メートルとも、7,035メートルともいわれ
た。
◎1897(明治30)イギリスのE.A.フィッツジェラルド(Edward
A.FitzGerald)の率いる遠征隊の隊員が初登頂。
1953. 1.26(昭和28)早稲田大学山岳部の遠征隊、登頂。
★あごんぎょう《あごんぎやう》
【阿含経】
◇[梵]agama(アーガマ)の音写で、「伝来」の意味。
○[仏]原始仏教の経典。
南方仏教所伝のパーリ語の経典は長部(チョウブ)・中部(チュウブ)
・相応部(ソウオウブ)・増支部(ソウシブ)・小部(ショウブ)の五部から成
る。
北方仏教所伝の漢訳阿含経は『長(ジョウ)阿含経』・『中(チュウ)
阿含経』・『雑(ゾウ)阿含経』・『増一(ゾウイチ)阿含経』の四部
から成り、「四阿含経(シアゴンギョウ)」と総称される。
★あさ
【アサ】
【麻】
◇[英]hemp
○(1)[植]([学]Cannabis sativa)バラ目(Rosales)アサ科(Can-
nabaceae)アサ属(Cannabis)の一年草。
インド産のもの(大麻)には幻覚物質が含まれている。
古称は「お(麻,苧)」。
参照⇒たいま(大麻)(2)
◎クワ科(Moraceae)アサ属に分類されることもある。
○(2)(1)の繊維を原料に作られた糸・織物。あさいと(麻糸)・
あさぬの(麻布)。
参照⇒なかじろぞめ(中白染め)
◎麻糸は「お(麻,苧)」とも呼ぶ。
○(3)
◎キリアサ(桐麻)/ハクマ(白麻):⇒いちび(イチビ)(1)
オウマ(黄麻)/コウマ(黄麻):⇒つなそ(ツナソ,綱麻)
★あさ
【朝】
○おおむね午前6〜10時ころ。最大は日の出から正午前まで。
時間帯は国・地域・季節で、また個人でも大きな開きがある。
◎英語:モーニング(morning)。
ドイツ語:モルゲン(Morgen)/モーゲン。
フランス語:マタン(matin)。
イタリア語:マッティーノ(mattino)/マッティーナ(matti-
na)。
スペイン語:マニャーナ(manana)。
トルコ語:サバハ(sabah)。
中国語:早晨(zaochen)。
あさ
【厚狭】
◇[日]Asa
○(1)[古]⇒あさぐん(厚狭郡)
○(2)山口県山陽小野田市(サンヨウオノダシ)の地名。
◎もと厚狭郡(アサグン)山陽町(サンヨウチョウ)厚狭。
○(3)[交]⇒あさえき(厚狭駅)
あーさ
【ASA】
◇[英]American Standards Association
○(1)[古]アメリカ規格協会の略称。
⇒あんし(ANSI)
○(2)[古][写]アメリカ規格協会のフィルム感度の指数。
現在はISOを使用する。
参照⇒いそ(ISO)
あざ
【字】
◇[英]township
○(1)町村内の一区画の名。
大字(オオアザ)と小字(コアザ)がある。
比較的に広い区画を大字とし、大字は幾つかの小字を含む。
「あざな(字)」とも呼ぶ。
◎大字の多くは、明治初年の市町村制施行の際、それまで町村
であったが市町村の一区画に組み込まれたものが多い。
○(2)特に、小字(コアザ)。
「あざな(字)」とも呼ぶ。
◎大和村字沼田。
★あさいー
【アサイー】
◇[英]acai、[学]Euterpe oleracea
○(1)[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Arecaceae)キャベツヤシ属
(Euterpe)の植物。
アマゾンの熱帯雨林地帯の原産。
果実は
「ワカバキャベツヤシ」とも呼ぶ。
○(2)[食](1)の果実。
外見がブルーベリーに似て黒く、ポリフェノールの多いフル
ーツとして知られる。
「パームベリー(palm berry)」とも呼ぶ。
あさいた
【アサイタ】
◇Asayita
○エチオピア北東部、アファル州(Afar Kilil)東部にある州都。
北緯11.56°、東経41.44°の地。
〈人口〉
1994(平成 6)1万5,475人。
あさいち
【朝市】
○朝に開く野菜・魚などの市。
参照⇒ごじょうめまち(五城目町),よいち(夜市)
あざいちょう《あざゐちやう》
【浅井町】
◇[日]Azai Cho
○滋賀県北東部、東浅井郡(ヒガシアザイグン)の町。
◎滋賀県伊香郡(イカグン)には西浅井町(ニシアザイチョウ)がある。
あさいにー
【アサイニー】
◇[英]assignee
○(1)任命された人・指名された人。
○(2)[法](財産権利などの)譲り受け人・受託者。
参照⇒ぐらんてぃー(グランティー),とらんすふぁりー(トラ
ンスタァリー)(4)
○(3)[経](破産の)管財人。
あさいらむ
【アサイラム】
◇[英]asylum
○(1)(身障者・高齢者・孤児などの)避難所・保護施設。
○(2)(亡命者などの)仮収容所。
○(3)亡命者に対する庇護(ヒゴ)。(他国の)政治犯の庇護。
○(4)[古](lunatic asylum,insane asylum)(精神障害者の)精
神病院。
参照⇒せいしんかびょういん(精神科病院)
◎ラテン語の「聖域(asylum)」、ギリシア語の「拿捕権(sulon)の
ない(a-)」から。
あさいん
【アサイン】
◇[英]assign
○(1)割り当てる。配属する。
参照⇒あさいんめんと(アサインメント),あろけーしょん(ア
ロケーション)
○(2)[計]入出力装置を別の装置に割り当てること。
たとえば、キー入力をあらかじめ入力しておいたファイルに
割り当てて、あたかもキー・ボードから入力しているように動
作させたり、プリンタ出力にファイルを割り当てて、あとで印
刷するなど。
○(3)[計](特に)あるプログラムに遅い入出力装置のバッファ
(緩衝記憶装置)として、記憶装置内の特定領域を割り当てるこ
と。
あさいんめんと
【アサインメント】
◇[英]assignment
○(1)割り当てられた仕事。任務。
○(2)仕事を割り当てること。任命。
○(3)日時・場所の指定。
○(4)[教]学習割り当て・研究課題。宿題。
○(5)[法]財産・権利などの譲渡。
あさえき
【厚狭駅】
○[交]山口県山陽小野田市(サンヨウオノダシ)厚狭にある、JR山陽
新幹線・山陽本線の駅。
山陽新幹線:小郡(オゴオリ)駅(小郡町)と新下関駅(下関市)の
間。
山陽本線:小野田駅と埴生(ハブ)駅の間。
◎旧住所は厚狭郡(アサグン)山陽町(サンヨウチョウ)厚狭。
★あーさーおうでんせつ《あーさーわうでんせつ》
【アーサー王伝説】
◇[英]Aurthurian Legends
○[伝説]6世紀ころのブリトン人の騎士物語。
ブリタニア王アーサー(King Arthur)と円卓騎士団を主人公
にした、サクソンとの戦いや冒険・恋愛の物語。
参照⇒きゃめろっと(キャメロット),らんすろっと(ランスロッ
ト),とりすたんといぞるで(トリスタンとイゾルデ)(1),がらはっ
ど(ガラハッド),めるらん(メルラン),せいはいでんせつ(聖杯
伝説),おやゆびとむ(親指トム)
あさおく
【麻生区】
◇[日]Asao Ku
○神奈川県川崎市北西部の区。
東京都稲城市(イナギシ)に隣接。
あさか
【朝霞】
◇[日]Asaka
○(1)⇒あさかし(朝霞市)
○(2)[交]⇒あさかえき(朝霞駅)
あさかえき
【浅香駅】
○[交]大阪府堺市(サカイシ)にある、JR阪和線(ハンワセン)の駅。
杉本町(スギモトチョウ)駅(大阪市)と堺市駅の間。
◎東武東上線には朝霞(アサカ)駅がある。
あさかえき
【朝霞駅】
○[交]埼玉県朝霞市仲町(ナカチョウ)にある、東武東上線の駅。
和光市駅(和光市)と朝霞台駅の間。
◎JR武蔵野線には北朝霞駅がある。
JR阪和線(ハンワセン)には浅香(アサカ)駅がある。
★あさがお《あさがほ》
【アサガオ】
【朝顔】
◇[学]Pharbitis nil、[英]morning glory
○[植]ナス目(Solanales)ヒルガオ科(Convolvulaceae)アサガ
オ属(Pharbitis)のツル性(蔓性)一年草。
漢名は「牽牛子(けんごし,けにごし)」。
◎加賀千代女:朝顔に釣瓶(ツルベ)とられてもらひ水。
◎万葉集のころには今のキキョウまたはムクゲを指していたと
いう説がある。『源氏物語』では今のアサガオになっている。
◎中国語:喇叭花(labahua)/牽牛花(qianniuhua)。
◎種子の生薬:⇒けんごし(牽牛子)(3)
★あさがお《あさがほ》
【朝顔】
○(1)[植]⇒あさがお(アサガオ,朝顔)
○()[古][植]キキョウ(桔梗)の古称。
⇒ききょう(キキョウ,桔梗)
○()[古][植]ムクゲ(木槿)の古称。
⇒むくげ(ムクゲ,木槿,槿)
○()
○()[食]女性語で、焼き麩(フ)。
○()男性用の小便器。漏斗(ロウト)状の陶器製で壁に設置された
もの。
○()[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表裏とも縹色(ハナダイロ)。秋に
用いる。
○()[文]『源氏物語』の巻名。第二十帖。
あさがおくぎ《あさがほくぎ》
【朝顔釘】
○[建]茶室の下地窓(シタジマド)などに、朝顔などの花入れを掛
ける、割り足になった折れ釘。
参照⇒したじまど(下地窓,助枝窓),おりくぎ(折り釘,折釘),
わりあしくぎ(割り足釘,割足釘)
あさかし
【朝霞市】
◇[日]Asaka Shi
○埼玉県南東部の市。
南部に陸上自衛隊朝霞駐屯地がある。
◎もと川越街道の宿場町の膝折(ヒザオリ)宿。
あさかぜ
【あさかぜ】
○(1)[古][交]東京駅〜下関駅間を運行したJR(旧:国鉄)特急。
◎1956(昭和31)東京駅〜博多駅間、運行開始。
1958.10.(昭和33)夜行寝台特急(ブルートレイン)、運行開始。
2005. 3. 1(平成18)ダイヤ改正で廃止。
参照⇒ぶるーとれいん(ブルートレイン)
○(2)[軍]海上自衛隊のたちかぜ型ミサイル護衛艦(DDG16
9)。
◎1979. 3.27(昭和54)竣工。
2004(平成16)第19回リムパックに参加。
あさかのみや
【朝香宮】
○[歴]旧宮家の一つ。
1906(明治39)久邇宮朝彦(クニノミヤアサヒコ)親王の第8王子鳩彦(ヤス
ヒコ)王が創始。
1947(昭和22)宮号廃止で皇籍離脱。
〈朝香宮邸〉
アールデコ様式。
1933(昭和 8)建設。
現在の東京都港区白金台の都庭園美術館。
あさかまる
【浅香丸】
○[歴][軍]旧日本軍の特設巡洋艦。
◎1937.11.30(昭和12)日本郵船の貨物船として竣工。
1940(昭和15)日本海軍が徴用し、横須賀鎮守府所管特設運送
艦となる。
1941. 9.(昭和16)艤装し特設巡洋艦となる。
1944.10.12(昭和19)アメリカ軍により沈没。
あさかやま
【浅香山】
【安積山】
◇[日]Asaka Yama
○[地]岩代(イワシロ)(現:福島県)国にある山。
★あさがら
【アサガラ】
【白辛樹】
【麻殻】
◇[学]Pterostyrax corymbosus/Halesia corymbosa
○[植]ツツジ目(Ericales)エゴノキ科(Styracaceae)アサガラ
属(Pterostyrax)の落葉高木。
「アサギ(麻木)」とも呼ぶ。
◎中国語:小葉白辛樹(xiaoye baixinshu)。
〈近縁種〉
オオバアサガラ(Pterostyrax hispidus,Pterostyrax hispi-
da)。
白辛樹(中国語名)(Pterostyrax psilophyllus,Pterostyrax
psilophylla)。
アメリカアサガラ(Halesia carolina)。
あさがら
【麻幹】
【麻殻】
○⇒おがら(おがら,麻幹,苧殻)
★あさかわ《あさかは》
【浅川】
◇[日]Asa Kawa/Asakawa
○(1)[地]多摩川の支流。
東京都八王子市西部から東流して日野市石田付近で多摩川に
流入する一級河川。
◎浅川橋
○(2)東京都八王子市の地域名。
近くに武蔵陵墓地がある。
参照⇒たまりょう(多摩陵),たまとうりょう(多摩東陵),むさ
しのりょう(武蔵野陵)
◎高尾山有喜寺の門前町として発達。
あさかわしょりじょう《あさかはしよりぢやう》
【浅川処理場】
○東京都日野市石田にある都下水道局の下水処理場。
支流の根川を通じて多摩川に排水する。
◎1992(平成 4)運転開始。
あさぎ
【アサギ】
【麻木】
○[植]アサガラ(白辛樹)の別称。
⇒あさがら(アサガラ,白辛樹,麻殻)
あさぎ
【浅葱】
【浅黄】
○(1)[色]⇒あさぎいろ(浅葱色,浅黄色)
○(2)[服]⇒あさぎうら(浅葱裏,浅黄裏)
あさぎいろ
【浅葱色】
【浅黄色】
○(1)[色]薄い黄色。無品(ムホン)の親王の袍(ホウ)の色に用いた。
○(2)[色]緑がかった薄い藍色。みずいろ。六位の官人の袍(ホウ)
の色に用いた。
単に「あさぎ(浅葱,浅黄)」とも呼ぶ。
参照⇒あいいろ(藍色)
◎C=96,M=26,Y=32,B=3。
◎濃い浅葱色の襲(カサネ)の色目は「瑠璃(ルリ)色」と呼ぶ。
◎「あさ」は「うすい」の意味。「ぎ」は「ねぎ」の意味で、その芽が
出たころの色をいう。
あさぎうら
【浅葱裏】
【浅黄裏】
○(1)[服]あさぎ色の裏地。また、その裏地のついた着物。
○(2)[古]野暮(ヤボ)な田舎(イナカ)ざむらい。
転じて、野暮な人、野暮なこと。
単に「あさぎ(浅葱,浅黄)」とも呼ぶ。
◎江戸勤番侍の羽織の裏にあさぎ木綿が多く用いられていたこ
とから、江戸吉原など遊里の者があざけって呼んだ言葉。
あさぎしえき
【浅岸駅】
○岩手県盛岡市新庄(シンジョウ)にあるJR山田線の無人駅。
大志田(オオシダ)駅と区界(クザカイ)駅の間。
◎2013. 1.(平成25)冬季休止となる。
あさきたく
【安佐北区】
◇[日]Asakita Ku/Asa Kita Ku
○広島県広島市の区。
◎広島市には安佐南区もある。
★あさぎまだら
【アサギマダラ】
【浅黄斑】
◇[学]Parantica sita niphonica
○[虫]チョウ目(鱗翅目)(Lepidoptera)タテハチョウ科(Nympha-
lidae)マダラチョウ亜族(Danaina)アサギマダラ属(Parantica)
の大形のチョウ。
スナビキソウ(砂引草)・フジバカマ(藤袴)・ヨツバヒヨドリ
(四葉鵯)の開花に従い、世代を交代させながら季節によって南
北に長距離移動する。
◎旧分類ではマダラチョウ科(Danaidae)。
あさぎりえき
【朝霧駅】
○[交]兵庫県明石市(アカシシ)にある、JR山陽本線の駅。
舞子(マイコ)駅(神戸市)と明石駅の間。
◎2001(平成13)駅と花火大会の会場とを結ぶ歩道橋で死傷者
258人を出す事故が発生。
あさぎりがた
【あさぎり型】
◇[英]Asagiri class
○[軍]海上自衛隊の護衛艦の形式。
DD151:あさぎり。
DD152:やまぎり。
DD153:ゆうぎり。
DD154:あまぎり。
DD155:はまぎり。
DD156:せとぎり。
DD157:さわぎり。
DD158:うみぎり。
◎DD151〜154:基準排水量3,500トン。
DD155〜158:基準排水量3,550トン。
あさぎりこうげん《あさぎりかうげん》
【朝霧高原】
◇[日]Asagiri Kogen
○[地]富士山西麓の高原。
静岡県富士宮市に含まれる。
あさぎりそう《あさぎりさう》
【アサギリソウ】
【朝霧草】
◇[学]Artemisia schmidtiana
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(アルテ
ミシア属)(Artemisia)の多年草。
日本原産で、本州北部の高山や北海道・サハリン・千島列島
に自生。
茎が分岐し、葉は細く銀白色。
あさぎりちょう《あさぎりちやう》
【あさぎり町】
◇[日]Asagiri Cho
○熊本県南東部、球磨郡(クマグン)の町。南部を宮崎県に隣接。
〈面積〉
159.49平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)1万8,203人。
◎2003. 4. 1(平成15)上村(ウエムラ)・免田町(メンダマチ)・岡原村(オ
カハルムラ)・須恵村(スエムラ)・深田村(フカダムラ)が合併して発足。
あさくさ
【浅草】
◇[日]Asakusa
○(1)東京都台東区(タイトウク)の地名・地域名。
○(2)[古]⇒あさくさく(浅草区)
○(3)[交]⇒あさくさえき(浅草駅)
あさくさえき
【浅草駅】
○(1)[交]東京都台東区(タイトウク)浅草一丁目にある、東武伊勢崎
線の駅。
東京スカイツリー駅(墨田区)の次で、ターミナル駅(始発)。
○(2)[交]台東区雷門(カミナリモン)二丁目にある、東京地下鉄(東京
メトロ)銀座線の駅。
田原町(タワラマチ)駅の次で、ターミナル駅(始発)。
○(3)[交]台東区雷門二丁目にある、都営浅草線の駅。
本所吾妻橋(ホンジョアヅマバシ)駅(墨田区)と蔵前(クラマエ)駅の間。
あさくさかめおかちょう《あさくさかめをかちやう》
【浅草亀岡町】
◇[日]Asakusa Kameokacho
○[古]東京府浅草あった地名。
◎明治初年の亀岡町が浅草亀岡町1〜3丁目と改称。
1932(昭和 7)他の地域と分離併合し、浅草今戸1〜3丁目と
浅草吉野町1丁目に改編。
1966.10. 1(昭和41)他の地域と併合し、今戸1〜2丁目に改
編。
あさくさかんのん《あさくさくわんおん》
【浅草観音】
○⇒せんそうじ(浅草寺)
★あさくさく
【浅草区】
◇[日]Asakusa Ku
○[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。現在の台東区(タイトウク)内。
参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
十五区)
◎1907.10. 1(明治40)号「滑稽界」の「東京区民代表者」によれば
「博賭打(バクチウチ)」。
あさくさこうえん《あさくさこうゑん》
【浅草公園】
○[歴]明治〜昭和前期に東京浅草にあった公園。
◎1873(明治 6)太政官布告により東京5公園の一つとして開園。
参照⇒おくやま(奥山)(2),あさくさろっく(浅草六区)
★あさくさじんじゃ
【浅草神社】
○東京都台東区の浅草寺(センソウジ)の境内にある神社。
浅草寺の本尊、金の観世音菩薩像を 628[推古36]漁師の桧前
(ヒノクマ)浜成(ハマナリ)・武成(タケナリ)の兄弟が、駒形堂あたりの川底
で引き上げ、村長の土師真中知(ハジノマヒト・ナカトモ)が自宅に安置し
た。その3人を祭神としたもの。
のち東照権現も合祀された。
「三社様(サンジャサマ)」とも呼ばれる。
★あさくさしんちょう《あさくさしんちやう》
【浅草新町】
◇[日]Asakusa Shincho
○[古]江戸時代、穢多頭(エタガシラ)の弾左衛門(ダンザエモン)役所が
あり、江戸の穢多が住まっていた囲内(ナカ)。
単に「新町」とも呼ぶ。
◎白山神社があった。
あさくさせん
【浅草線】
○[交]⇒とえいあさくさせん(都営浅草線)
あさくさだけ
【浅草岳】
◇[日]Asakusa Dake
○[地]福島県と新潟県にまたがる火山。標高1,586メートル。
あさくさため
【浅草溜】
○[歴]⇒ひにんため(非人溜)
★あさくさのり
【アサクサノリ】
【浅草海苔】
◇[学]Pyropia tenera
○[植]紅藻類ウシケノリ目(Bangiales)ウシケノリ科(Bangia-
ceae)アマノリ属(Pyropia)の海藻。
日本各地で養殖され、冬に採集する。
生海苔(ナマノリ)や佃煮海苔(ツクダニノリ)、乾燥させて板海苔(イタノリ)
(乾海苔<ホシノリ>)にして食べる。
「ムラサキノリ(紫海苔,紫菜)」,「カキツモ(垣内藻)」とも呼ぶ。
参照⇒いわのり(イワノリ,岩海苔)
◎春の季語。
あさくさはなやしき
【浅草花やしき】
【浅草花屋敷】
○東京都台東区の旧浅草公園にある遊園地。
浅草寺(センソウジ)に隣接する。
単に「花屋敷」とも呼ぶ。
◎1853(嘉永 6)植木屋森田六三郎が創設した千七百坪のキク
(菊)やボタン(牡丹)などを集めた草花の陳列場が前身。
1949(昭和24)遊戯機械メーカー「トーゴ」、設立。
2004. 1.19(平成16)運営のトーゴ、整理回収機構(RCC)が
東京地方裁判所に会社更生手続きを申し立て事実上倒産。
あさくさほんがんじ《あさくさほんぐわんじ》
【浅草本願寺】
○東京本願寺の旧称。
⇒ときょうほんがんじ(東京本願寺)
★あさくさろっく《あさくさろくく》
【浅草六区】
○(1)浅草公園内にあった六区画の総称。
単に「六区」とも呼ぶ。
参照⇒あさくさこうえん(浅草公園),でんきかん(電気館),も
くばかん(木馬館)
◎一区観音堂・二区仲見世・三区伝法院・四区木馬館一帯(奥
山)・五区花屋敷一帯・六区興行街。
1951(昭和26)廃止。
参照⇒おくやま(奥山)(2)
○(2)浅草公園にあった六区画の六番目。興行街。
単に「六区」とも呼ぶ。
あさくちぐん
【浅口郡】
◇[日]Asakuchi Gun
○岡山県南西部の郡。
金光町(コンコウチョウ)・鴨方町(カモガタチョウ)・寄島町(ヨリシマチョウ)・里
庄町(サトショウチョウ)の町。
◎2005. 8. 1(平成17)船穂町(フナオチョウ)、倉敷市に編入。
あさくまやま
【朝熊山】
◇[日]Asakuma Yama
○[地]⇒あさまやま(朝熊山)
あさくら
【朝倉】
◇[日]Asakura
○(1)⇒あさくらし(朝倉市)
○(2)⇒あさくらぐん(朝倉郡)
○(3)⇒あさくらむら(朝倉村)
○(4)[古]⇒あさくらまち(朝倉町)
あさくらぐん
【朝倉郡】
◇[日]Asakura Gun
○福岡県中央部の郡。
筑前町(チクゼンマチ)・東峰村(トウホウムラ)の町村。
◎2005. 3.22(平成17)三輪町(ミワマチ)と夜須町(ヤスマチ)が合併して
筑前町を発足。
2005. 3.28(平成17)小石原村(コイシワラムラ)と宝珠山村(ホウシュヤマムラ)
が合併して東峰村を発足。
2006. 3.20(平成18)朝倉町(アサクラマチ)と杷木町(ハキマチ)が合併し
て朝倉市を発足。
あさくらし
【朝倉市】
◇[日]Asakura Shi
○福岡県中南東部の市。
◎2006. 3.20(平成18)朝倉郡(アサクラグン)の朝倉町(アサクラマチ)と杷
木町(ハキマチ)が合併して発足。
★あさくらちょうそかん《あさくらてうそくわん》
【朝倉彫塑館】
○東京都台東区谷中(ヤナカ)7−18−10。
朝倉文夫の作品『墓守』・『進化』などを展示。
財団法人台東区芸術歴史協会の運営。
休館日は毎週月・金曜日。
◎もと朝倉文夫のアトリエ兼住居。朝倉自身の設計で、アトリ
エは鉄筋コンクリート造り、住居は丸太と竹をモチーフにした
数寄屋造りで、西洋建築と日本建築を調和・融合させた作品と
なっている。
中庭の「五典の水庭」は、儒教の五常の教え「仁・義・礼・智・
信」になぞらえた5つの巨大な石が配されている。
あさくらまち
【朝倉町】
◇[日]Asakura Machi
○[古]福岡県中央部、朝倉郡の町。
◎2006. 3.20(平成18)杷木町(ハキマチ)が合併して朝倉市を発足。
◎愛媛県越智郡(オチグン)には朝倉村(アサクラムラ)がある。
あさくらむら
【朝倉村】
◇[日]Asakura Mura
○愛媛県北部、越智郡(オチグン)の村。
〈面積〉
31.27平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,008人。
◎1956(昭和31)上朝倉村と下朝倉村が合併して発足。
◎福岡県には朝倉郡があり、朝倉郡朝倉町(アサクラマチ)があった。
あさぐん
【厚狭郡】
◇[日]Asa Gun
○[古]山口県南西部の郡。
◎もと長門国。
2004.11. 1(平成16)楠町(クスノキチョウ)、宇部市(ウベシ)に編入。
2005. 3.22(平成17)山陽町(サンヨウチョウ)、小野田市と合併して
山陽小野田市(サンヨウオノダシ)を発足し、郡は消滅。
あさご
【朝来】
◇[日]Asago
○(1)⇒あさごし(朝来市)
○(2)[古]⇒あさごぐん(朝来郡)
○(3)[古]⇒あさごちょう(朝来町)
あさごがわ《あさごがは》
【朝来川】
◇[日]Asago Gawa
○[地]⇒まるやまがわ(円山川)
あさごぐん
【朝来郡】
◇[日]Asago Gun
○[古]兵庫県中北部の郡。
生野町(イクノチョウ)・和田山町(ワダヤマチョウ)・山東町(サントウチョウ)・
朝来町(アサゴチョウ)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)朝来郡の全4町が合併して朝来市を発足
し、郡は消滅。
あさごし
【朝来市】
◇[日]Asago Shi
○兵庫県中北部の市。北東部を京都府に隣接。
◎2005. 4. 1(平成17)朝来郡の全4町が合併して発足。
あさごちょう《あさごちやう》
【朝来町】
◇[日]Asago Cho
○[古]兵庫県中北部、朝来郡(アサゴグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)朝来郡の全4町が合併して朝来市を発足。
★あさざけ
【朝酒】
○
「卯酒(ボウシュ)」,「卯飲(ボウイン)」ともいう。
あさしお《あさしほ》
【あさしお】
○[軍]海上自衛隊の練習潜水艦(TSS3601)。
乗員約70名、2,900トン(基準排水量2,500トン)。
◎2002. 2.(平成14)スターリング機関の試験運用を開始。
2006.11.21(平成18)パナマ船籍のタンカーと接触する事故を
発生。
参照⇒すたーりんぐえんじん(スターリング・エンジン)
あさしお《あさしほ》
【朝潮】
○[歴][軍]旧日本海軍の朝潮型駆逐艦。
◎1936.12.16(昭和11)進水。
1937. 8.31(昭和12)竣工。
1943. 3. 4(昭和18)ビスマルク海海戦で撃沈。
あさしなむら
【浅科村】
◇[日]Asashina Mura
○長野県東部、北佐久郡(キタサクグン)の村。
〈面積〉
19.52平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6,504人。
◎1955(昭和30)中津村・五郎兵衛新田村・南御牧村が合併して
発足。
あさじまち《あさぢまち》
【朝地町】
◇[日]Asaji Machi/Asadi Machi
○[古]大分県南部、大野郡(オオノグン)の町。
◎2005. 3.31(平成17)大野郡の全町村(5町2村)が合併して豊
後大野市(ブンゴオオノシ)を発足し、郡は消滅。
あさしん
【アサシン】
◇[英]Assassin
○(1)[宗](Assassins)⇒あさしんは(アサシン派)
○(2)(assassin)(転じて)暗殺者・刺客(シカク)。
参照⇒あさしんは(アサシン派)
★あさしんは
【アサシン派】
◇[英]Assassins
○[宗]ヨーロッパからの、イスラム教イスマイル派(Ismaili
sect)の一分派、ニザール派(Nizaris)の呼称。
11〜13世紀ころ、ペルシアやシリアで十字軍将兵の暗殺に活
躍した。
「アサッシン派」,「暗殺教団」とも呼ぶ。
◎名称は、暗殺者となる信者は行動の前に麻薬ハッシシ([英]
hashish)を飲まさせれ、快楽と贅沢(ゼイタク)をさせて、死ねば
天国でもっと素晴らしい生活が約束されていると信じさせられ
ていたことから。
参照⇒はっしし(ハッシシ)
あざぜる
【アザゼル】
◇[英]Azazel
○(1)[聖]聖書に登場する、荒野にいる邪悪な精霊。
ヨム・キプール(Yom Kippur)(贖罪の日)、人々の罪を負わさ
れたヤギ(山羊)(scapegoat)が荒野に解き放される。
参照⇒よむきぷーる(ヨム・キプール),すけーぷごーと(スケ
ープゴート)(1)
○(2)[イスラム伝説]ジン(jinn)(精霊)の一つ。
参照⇒[1]じん(ジン)
あーさだ
【アーサダ】
◇Asadha
○[暦]ヒンズー暦の第4月。
参照⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
あさだばーど
【アサダバード】
◇Asadabad
○アフガニスタン北東部、クナール州(Velayat-e Konar)の州
都。
★あさつき
【アサツキ】
【浅葱】
【糸葱】
◇[学]Allium schoenoprasum var.foliosum
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)ネギ属(Allium)の
多年草。
「千本分葱(センボンワケギ)」とも呼ぶ。
◎セイヨウアサツキ(西洋浅葱):⇒ちゃいぶ(チャイブ)
あさっしんは
【アサッシン派】
◇[英]Assassins
○[宗]⇒あさしんは(アサシン派)
あざっす
【あざっす】
○[俗]「ありがとうございます」の短縮化。
主に注意などを受けたときの返答に使用される。
参照⇒おす(おす,オス,押忍)
◎お笑いコンビのアンタッチャブルの決まり文句から。
あさっと
【アサット】
【ASAT】
◇[英]anti-satellite weapons
○[軍]⇒えーさっと(エーサット,ASAT)
あさっぱら
【朝っ腹】
○朝早いとき。早朝。
「あさはら(朝腹)」とも呼ぶ。
◎「朝腹」の転訛。
参照⇒あさはら(朝腹)
あざでがんゆでん
【アザデガン油田】
◇[英]the Azadegan oilfield
○[鉱]イラン南西部、フゼスタン州(Khuzestan ostan)の州都
アフアズ(Ahvaz)北西部で発見された同国最大級の油田。
推定埋蔵量は260億バレル。
◎2004. 2.19(平成16)日本の企業連合(石油公団系の石油資源
開発・国際石油開発・石油天然ガス金属鉱物資源機構、トーメ
ン)が開発覚書に調印。
★[1]あさど
【アサド】
◇Hafez al-Assad(ハフェズ・アル・アサド)
○[人]シリアの政治家・軍人(1930〜2000.06.10)。バッシャー
ル・アル・アサドの父。
イスラム教少数派のアラウィ派(Alawi sect)出身。
国防相から、1970.11.(昭和45)首相兼国防相、1971(昭和46)
大統領。
★[2]あさど
【アサド】
◇Bashar al-Assad(バッシャール・アル・アサド)
○[人]シリアの大統領(1965. 9.11〜)。在任:2000. 7.17〜。
ハフェズ・アル・アサドの次男、バシル(Basil al-Assad)(1959
〜1994)少佐の弟。
イスラム教少数派のアラウィ派(Alawi sect)出身。
眼科医としてロンドンに留学。
1994(平成 6)兄バシルの交通事故死で帰国。
父の死後、2000. 6.11(平成12)大佐から中将に昇進。同年 7.
17、大統領就任。同年末、スンニ派(Sunni Muslim)のアスマ・
アハラス(Asma al-Akhras)と結婚。
あざど
【アザド】
◇[ヒンドスタニ語]Azad
○自由。
◎アザド・ヒンド,アザド・カシミール
あざどかしみーる
【アザド・カシミール】
◇[英]Azad Kashmir
○⇒じゆうかしみーるしゅう(自由カシミール州)
あざどひんど
【アザド・ヒンド】
◇[英]Azad Hind Government
○[歴]⇒じゆういんどかりせいふ(自由インド仮政府)
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