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                    PDD図書館管理番号       0001.0004.6000.06

                 百   科   辞   書    《あへ》     編集:獨  澄旻

-------- あへ --------------------------------------------------
あべ
	【アベ】
	◇[羅]ave
	○(1)歓迎の言葉。ようこそ。
	 参照⇒あべまりあ(アベマリア,アベ・マリア)
	○(2)別れの言葉。さようなら。
あべいろ
	【アベイロ】
	◇Aveiro
	○(1)(Distrito de Aveiro)⇒あべいろけん(アベイロ県)
	○(2)ポルトガル北西部、アベイロ県南西部にある県都。
	 北緯40.65°、西経8.66°の地。
	 ボーガ川(Rio Vouga)の河口の潟に面する。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)4万5,700人、3万5,246人(推計)。
	 2001(平成13)5万1,000人。
	 2003(平成15)5万1,300人。
	◎大分市と姉妹都市。
あべいろけん
	【アベイロ県】
	◇[葡]Distrito de Aveiro、[英]Aveiro District
	○ポルトガル北西部の県。北部をポルト県(Distrito de Port)、
	東部をビゼウ県(Distrito de Viseu)、南部をコインブラ県
	(Distrito de Coimbra)に接し、西部を大西洋に面する。
	 県都はアベイロ。
	〈面積〉
	 2,799.53平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)71万3,575人(3月12日現在)。
あべお
	【アベオ】
	◇[登録商標]Aveo
	○[交]韓国のGM大宇社製の小型車。
	 一部シボレー(Chevrolet)・ブランドで販売。
あべかわ《あべかは》
	【安倍川】
	◇[日]Abe Kawa
	○(1)[地]静岡県静岡市西部を流れる川。長さ51キロメートル。
	 静岡県と山梨県の県境にある安倍峠に発源し、南流して静岡
	市の南方で駿河湾(スルガワン)に注(ソソ)ぐ。
	〈支流〉
	 藁科川(ワラシナガワ)。
	○(2)[食](abekawa)安倍川餅の略称。
	 ⇒あべかわもち(安倍川餅)
	○(3)[交]⇒あべかわえき(安倍川駅)
あべかわえき《あべかはえき》
	【安倍川駅】
	○[交]静岡県静岡市駿河区(スルガク)にあるJR東海道本線の駅。
	 静岡(シズオカ)駅(葵区)と用宗(モチムネ)駅の間。
あべかわもち《あべかはもち》
	【安倍川餅】
	○[食]黄粉餅(キナコモチ)の一種。
	 焼いた餅を湯に浸し、黄粉・砂糖をまぶしたもの。
	 静岡県の安倍川あたりの名物。
	 単に「安倍川」とも呼ぶ。
	 参照⇒いそべ(磯辺)(3)
あべこ
	【アベ湖】
	◇Abhe Bid Hayk/Abhe Bad、[英]Lake Abe
	○[地]エチオピアとジブチとの国境にある湖。エチオピア側か
	らアワシュ川(Awash Wenz)が注(ソソ)ぐ。
★あべさだじけん
	【阿部定事件】
	○[歴]1936. 5.18(昭和11)東京荒川の待合で情夫を殺害し局部
	を切り取り逃亡、20日に逮捕。
あべしぇ
	【アベシェ】
	◇Abeche
	○アフリカ中北部、チャド共和国東部のウアダイ州(Region du 
	Ouaddai)北部にある州都。
[1]あべすた
	【アベスタ】
	◇[ペルシア語]Avesta
	○[宗]⇒ぜんどあべすた(ゼンド・アベスタ)
[2]あべすた
	【アベスタ】
	◇Avesta
	○スウェーデン中南西部、ダーラルナ県(Dalarna Lan)南東部
	の都市。
	 北緯60.16°、東経16.18°の地。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)1万6,071人(推計)。
	 2000(平成12)1万4,837人(推計)。
あーべーせー
	【アーベーセー】
	【ABC】
	○[通]スペインの代表的な新聞。
	 参照⇒えるぱいす(エル・パイス)
あぺたいと
	【アペタイト】
	◇[英]appetite
	○(1)食欲。
	 参照⇒あぺりてぃふ(アペリティフ)
	◎イタリア語:アッペティート(appetito)。
	○(2)欲望。
	○(3)(知識などの)興味・好み・嗜好。
あべたちばな
	【阿倍橘】
	○[古][植]⇒くねんぼ(クネンボ,九年母)
あべーて
	【アベーテ】
	◇[伊]abete
	○[植](イタリア語で)モミ(樅)。
	 ⇒もみ(モミ,樅)
あべでねご
	【アベデネゴ】
	◇Abednego
	○[聖]『旧約聖書』「ダニエル書(the Book of Daniel)」に登場
	するダニエルの仲間の一人。
	 ヘブライ語名は「アザリヤ(Azalea)」。
	 参照⇒しゃでらく(シャデラク)
あべーと
	【アベート】
	◇[西]abeto
	○[植](スペイン語で)モミ(樅)。
	 ⇒もみ(モミ,樅)
[1]あべな
	【アベナ】
	◇[伊]avena(アヴェナ)
	○[植](イタリア語で)エンバク(燕麦)。
	 ⇒えんばく(エンバク,燕麦)
[2]あべな
	【アベナ】
	◇[西]avena(アヴェナ)
	○[植](スペイン語で)エンバク(燕麦)。
	 ⇒えんばく(エンバク,燕麦)
★あべないかく
	【安倍内閣】
	○[政]自由民主党党首安倍晋三の内閣(2006〜)。
	 2006.12.21(平成18)本間正明政府税制調査会会長が辞任。
	 2006.12.27(平成18)佐田玄一郎行政改革担当大臣が辞任。
	 2007. 5.28(平成19)松岡利勝農林水産大臣が自殺。
	 2007. 6.(平成19)赤城徳彦、農林水産大臣に就任。
	 2007. 7.(平成19)久間章生防衛大臣が辞任。
	 2007. 8. 1(平成19)赤城徳彦農林水産大臣を更迭(コウテツ)。
あぺにのとすこえみりあーの
	【アペニノ・トスコ・エミリアーノ】
	◇[伊]Appennino Tosco-Emiliano
	○[地]イタリア半島を縦走するアペニン山脈の支脈の一つ。
	 半島中北部、北方のエミリア・ロマーナ州(Regione Emilia 
	Romagna)と南方のトスカーナ州(Regione Toscana)との境を、西
	から南東に走り、西端はアペニノ・リグレ(Appennino Ligure)、
	南東端はアペニノ・ウンブロ・マルキジャーノ(Appennino Um-
	bro Marchigiano)に連なる。
	 「トスコ・エミリアーノ山脈」とも呼ぶ。
	 参照⇒あぺにんさんみゃく(アペニン山脈)
あぺにんさんみゃく
	【アペニン山脈】
	◇[英]Apennines、[伊]Appennini、[フ]Apennins
	○[地]イタリア半島をほぼ南北に縦走する山脈。
	 全長約1,300キロメートル。
	 最高峰はコルノグランデ(Corno Grande)(2,914メートル)。
	 参照⇒あぺにのとすこえみりあーの(アペニノ・トスコ・エ
	ミリアーノ),かでぃぼなとうげ(カディボナ峠)
あべの
	【阿倍野】
	◇[日]Abeno
	○(1)⇒あべのく(阿倍野区)
	○(2)[交]⇒あべのえき(阿倍野駅)
あべのえき
	【阿倍野駅】
	○[交]大阪府大阪市阿倍野区(アベノク)阿倍野筋(アベノスジ)にある
	阪堺電軌上町線の駅。
	 天王寺駅前駅と松虫(マツムシ)駅の間。
	◎近鉄南大阪線には大阪阿部野橋駅がある。
あべのく
	【阿倍野区】
	◇[日]Abeno Ku
	○大阪府大阪市中央南部の区。南部を住吉区(スミヨシク)に接する。
	 大阪市の副都心・商業地。
	 阿部野神社・安倍晴明神社などがある。
	◎1943(昭和18)住吉区から分離。
あべのじんじゃ
	【阿部野神社】
	○大阪府大阪市阿倍野区北畠(キタバタケ)にある神社。旧別格官幣
	社。
	 祭神は北畠親房(チカフサ)・顕家(アキイエ)父子。
	◎1885(明治18)創建。
	◎1338(<南>延元 3,<北>建武 5,<北>暦応元)北畠顕家がこの地
	で戦死とも伝えられるが、実際は和泉国石津(イシヅ)(現在:堺市
	石津)で戦死。
あべのせいめいじんじゃ
	【安倍晴明神社】
	○大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町(アベノモトマチ)5−16にある、
	安倍晴明を祀(マツ)る神社。
	 阿倍王子神社の境外末社。
	 安倍晴明誕生の地とされる一つ。
	 参照⇒せいめいじんしゃ(晴明神社)(1)
	◎安倍晴明:⇒『人名辞典』あべのせいめい(安倍晴明)
あべのはるかす
	【あべのハルカス】
	○[建]大阪府大阪市阿倍野区にある近畿日本鉄道の超高層ビル。
	 高さ300メートル、地上60階、地下5階。
	◎2014(平成26)完成予定。
あべびる
	【アベビル】
	◇Abbeville
	○アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)南部
	のバーミリオン郡(Vermilion Parish)北東部にある郡都。
★あぺぷ
	【アペプ】
	◇Apep
	○[エジプト神話]地下の暗黒世界に住むという大蛇。
	 太陽神ラー(Ra)に敵対する軍勢の長。
	 ギリシアでは「アポフィス(Apophis)」。
	 参照⇒あぽふぃす(アポフィス)
あべまりあ
	【アベマリア】
	【アベ・マリア】
	◇[羅]Ave Maria
	○(1)[宗]カトリック教で、聖母マリアへの祈りの言葉・讃歌。
	 祈祷文の一つにある初句で、大天使ガブリエル(Gabriel)が
	処女マリアに受胎を告知する祝詞。
	 「アヴェマリア」,「天使祝詞」とも呼ぶ。
	◎「祝福あれ(Ave)、マリア(Maria)」の意味。
	○(2)[楽](1)の祈祷文に音楽をつけた歌曲。また、聖母マリア
	への祈願をこめた歌曲の標題。
	 アルカデルト(Jacques Arcadelt)・シューベルト(Franz Pe-
	ter Schubert)・ベルディ(Giuseppe Verdi)・グノー(Charles-
	Francois Gounod)・ブラームス(Johannes Brahms)などが作曲。
あべらしおん
	【アベラシオン】
	◇[フ]aberration、[英]aberration(アベレーション)
	○⇒あべれーしょん(アベレーション)
あぺりちふ
	【アペリチフ】
	◇[フ]aperitif、[英]aperitif
	○[食]⇒あぺりてぃふ(アペリティフ)
あぺりてぃふ
	【アペリティフ】
	◇[フ]aperitif(食欲をそそる)、[英]aperitif
	○[食]食欲を増進させるため、食前に少量飲む酒。
	 18世紀ころ、食前に薬草入りの酒を飲んだことに始まる。
	 「アペリチフ」,「食前酒(ショクゼンシュ)」とも呼ぶ。
	 ⇔でぃじぇすてぃふ(ディジェスティフ)
	 参照⇒あぺたいと(アペタイト)
	◎イタリア語:アペリティーボ(aperitivo)。
	 ドイツ語:アペリティーフ(Aperitif)。
	 スペイン語:アペリティボ(aperitivo)。
あべる
	【アベル】
	◇[英]Abel
	○[聖]『旧訳聖書』「創世記」に記されている人類の祖先アダム
	(Adam)とイブ(Eve)の次男、カイン(Cain)の弟。
	 信仰心のあつい羊飼いで、神エホバへの供物から兄カイン
	のねたみを買い殺された。
	 参照⇒かいん(カイン)
あーべる
	【アーベル】
	◇Niels Henrik Abel(ニールス・ヘンリック・アーベル)
	○[人]ノルウェーの数学者(1802〜1829)。
	 五次以上の代数方程式には、一般に代数的に解法がないこと
	を証明。
あぺーる
	【アペール】
	◇Nicolas Francois Appert(ニコラ・フランソワ・アペール)
	○[人]フランスの醸造家(1752〜1841)。
	 食品保存法として壜詰(ビンヅメ)や缶詰(カンヅメ)を考案。ゼラ
	チンの製法なども発明。
	 ナポレオン一世の率いるフランス軍の食糧確保のため、1804
	(文化元)缶詰を考案。
	◎生年は1749年/1750年とも。
あぺるとぅーら
	【アペルトゥーラ】
	◇[伊]apertura
	○[楽]⇒じょきょく(序曲)
あべるぬすこ
	【アベルヌス湖】
	◇[英]Lake Avernus、[伊]Lago d'Averno
	○[地]⇒あべるのこ(アベルノ湖)
あべるの
	【アベルノ】
	◇[伊]averno(アヴェルノ)
	○(1)[ロ神]地獄・冥界。
	 参照⇒あべるのこ(アベルノ湖)
	○(2)[地](Lago d'Averno)⇒あべるのこ(アベルノ湖)
あべるのこ
	【アベルノ湖】
	◇[伊]Lago d'Averno、[英]Lake Avernus
	○[地]イタリア南部、カンパーニア州(Regione Campania)西部
	のナポリ県(Provincia di Napoli)北西部にある火口湖。
	 「アベルヌス湖」とも呼ぶ。
	◎古代、地獄の入り口と考えられていた。
あべれーじ
	【アベレージ】
	◇[英]average(アベリッジ)
	○(1)平均・平均値・平均点。
	 参照⇒へいきん(平均)
	○(2)(一般的な)標準・並(ナミ)。
	○(3)[運]ゴルフで、平均打数。
	○(4)[運]ボウリングで、平均得点。
	○(5)[運]野球のバッティング・アベレージ(batting average)
	(打率)の略称。
	 ⇒だりつ(打率)
	○(6)[運]野球のアーンド・ラン・アベレージ(earned run av-
	erage)(防御率)の略称。
	 ⇒ぼうぎょりつ(防御率)
あべれーしょん
	【アベレーション】
	◇[英]aberration、[フ]aberration(アベラシオン)
	○(1)常軌(ジョウキ)から外れること・常軌逸脱(イツダツ)。脱線行
	為。
	○(2)[数]([英]deviation)偏差・偏倚(偏移)(ヘンイ)・ズレ。
	○(3)[生]異常。
	◎遺伝子異常(genetic aberration)。
	 角膜異常(corneal aberration)。
	○(4)[病](一時的)精神異常・精神錯乱(サクラン)・錯乱・錯誤。
	変調。
	○(5)[光][写](レンズの)収差。
	◎色収差(chromatic aberration):⇒いろしゅうさ(色収差)
	 ゆがみ収差(distortion aberration)。
	○(6)[天]光行差。
	◎日周光行差(diurnal aberration)。
	◎ラテン語の「逸(ソ)らす(aberratio)」から。
あべろえす
	【アベロエス】
	◇[羅]Averroes
	○[人]⇒いぶんるしゅど(イブン・ルシュド)
あべろんけん
	【アベロン県】
	◇[フ]Departement Aveyron、[英]Aveyron Prefecture
	○フランス南部、ミディ・ピレネー地域圏(Region Midi-Pyre-
	nees)北東部の県。南部をタルン県(Departement Tarn)、西部
	をタルンエガロンヌ県(Departement Tarn-et-Garonne)に接す
	る。
	 県都はロデーズ(Rodez)。
	〈面積〉
	 8,736平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)26万3,808人(3月8日現在)。
あへん
	【アヘン】
	【阿片】
	【鴉片】
	◇[英]opium
	○(1)[化]ケシ(芥子)から作られる麻薬。
	 ケシの未熟な果実の外皮を傷つけ、分泌する乳液を採取し、
	自然乾燥させて作る茶色の粉末。
	 モルヒネ・コデインなどの原料とする。
	 参照⇒おぴえーと(オピエート)
	◎アヘンはマラリアに効果があるので台湾人が飲用し、その風
	習が中国全土に及んだものらしい。
	◎1897(明治30)阿片法、公布。
	 1948. 7.10(昭和23)麻薬取締法、公布。阿片法など廃止。
	 1954(昭和29)あへん法、制定。
	 参照⇒そむにふぇるむしゅ(ソムニフェルム種)
	◎アヘン窟:⇒あへんくつ(アヘン窟,阿片窟)
	 アヘン中毒。
	 アヘン戦争:⇒あへんせんそう(アヘン戦争,阿片戦争)
	 アヘン事件:⇒あへんじけん(アヘン事件,阿片事件)
	◎「阿片(apian)」・「鴉片(yapian)」は英語の「オピウム(opium)」
	の中国語の音訳。
	○(2)(比喩的に)正常な感覚を失わせ、有害な陶酔に陥らせる
	もの。
あーへん
	【アーヘン】
	◇Aachen
	○ドイツ西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
	land Nordrhein-Westfalen)西端、ベルギー国境近くの都市。
	 北緯50.77°、東経6.09°の地。
	 フランス語名は「エクスラシャペル(Aix-la-Chapelle)」。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)23万9,000人。
	 1987(昭和62)22万9,700人。
	 1993(平成 5)25万5,560人。
	 2004(平成16)24万9,200人。
	◎フランク王国カール大帝(シャルルマーニュ)の主な居住地で、
	市には大帝の遺体がある。
	 参照⇒かーるたいてい(カール大帝),しゃるるまーにゅたい
	ていしょう(シャルルマーニュ大帝賞)
あへんくつ
	【アヘン窟】
	【阿片窟】
	○禁止されているアヘンを秘密で吸わせる所。
★あへんじけん
	【アヘン事件】
	【阿片事件】
	○[歴]1919.12.31(大正 8)阿片局主事の小畠庄二郎(オバタ・ショウジ
	ロウ)が関東州内の普蘭(フラン)店に行くと称し、阿片入りのトラン
	クを持って無検査で長春行きの列車に乗ったが、発車間際にト
	ランクを奉天(ホウテン)送りに変更させる。そしてトランクの合鍵
	を同じ列車に乗った前樺太長官の平岡定太郎(ジョウタロウ)に渡し、
	その現場を巡査に捕り押えられる。
	 翌年、野党により択殖局長官古賀廉造(レンゾウ)とその腹心関
	東庁民政局長中野有光(アリミツ)による阿片の密輸出ではないかと
	追及される。
あべんしす
	【アベンシス】
	◇[登録商標]Avensis
	○[交]トヨタ自動車(株)の欧州向けに開発され中型乗用車・ミ
	ニバン。
	 イプサム(IPSUM)の海外名称。
	◎2003.10. 6(平成15)ビスタ店、イギリスから逆輸入して販売。
[1]あべんじゃー
	【アベンジャー】
	◇[英]avenger
	○(不正・悪事などに対して)報復者・復讐者・仇(アダ)を討つ
	人・敵(カタキ)を討つ人。
[2]あべんじゃー
	【アベンジャー】
	◇[英]Avenger(復讐者)
	○[軍]アメリカ軍の軍用機グラマンTBFの通称。
あへんせんそう《あへんせんさう》
	【アヘン戦争】
	【阿片戦争】
	◇[英]Opium War、[中]Yapian Zhanzheng(鴉片戰爭)
	○[歴]1840〜1842、中国清朝と清にアヘン密貿易を行っていた
	英国との戦争。
	 1839年道光帝は林則徐(リン・ソクジョ)を欽差大臣に任命し広東(カ
	ントン)(広州)に赴任。林は英国商人の所有するアヘン2万箱を没
	収・焼却、英船の広州入港を禁止した。
	 かねて貿易の自由と合法化を要求していた英国はこれを機会
	に、1840年遠征軍を派遣。英軍艦の優秀な火器の前に清軍は粉
	砕されて、1841<道光21>清朝は林を罷免して対英和議を策した
	(川鼻<センビ>仮条約)が失敗、1842. 6.総攻撃を再開した英軍に
	大敗。
	 同年8月南京(ナンキン)条約を締結し、香港島を割譲、上海など
	5港を開港した。
	 以後、清はその弱体を見すかされ、ヨーロッパ列強に領土を
	侵食されていった。
	 参照⇒へいえいだん(平英団,平英團)
	◎英国の東洋貿易は中国に関する限り17世紀から19世紀初頭ま
	で茶や絹・陶器などを輸入するだけの片貿易で、英国からの代
	償品はほとんどなく、すべて銀で支払われていた。そこで貿易
	のバランスを取るため18世紀半ばからインド産アヘンを輸出し
	始め、銀の回収をはかった。
	 清朝は1729年以来5度禁令を出したが、アヘンの吸引は全国
	的風習にまでなっていて密輸を止めることができなかった。逆
	に中国から銀が流出するようになり、銀貨が騰貴し銅貨は下落
	して経済が混乱し、一般庶民の生活も圧迫されて、中国にとっ
	て深刻な問題となっていた。
	◎「第2次アヘン戦争」は「アロー戦争」の別称。
	 参照⇒あろーせんそう(アロー戦争)
あへんちんき
	【アヘンチンキ】
	【阿片丁幾】
	◇[英]laudanum、[中]laodan dingji(勞丹丁幾,労丹丁几)
	○[薬]アヘンのアルコール抽出液。
	 かつて鎮痛剤として使用された。
	 「ローダナム」,「ラウダナム」とも呼ぶ。
あぺんでぃくす
	【アペンディクス】
	◇[英](単数形)appendix/(複数形)appendixes/appendices
	○(1)付属物・付加物。
	 「アペンディックス」とも呼ぶ。
	○(2)巻末の付録・補遺。
	 「アペンディックス」とも呼ぶ。
	○(3)[医]虫垂(チュウスイ)(vermiform appendix)。
	 「アペンディックス」とも呼ぶ。
	◎日本と同様に、盲腸を意味する「セカム(cecum)」とも俗称す
	る。
あべんてぃす
	【アベンティス】
	◇[フ]Aventis SA
	○[経]フランスの大手製薬会社。本社はストラスブール。
	 アベンティス・ファーマ(Aventis Pharma):医療医薬品部門。
	本社はフランクフルト(ドイツ)。
	 アベンティス・パスツール(Aventis Pasteur):ワクチン部
	門。本社はリヨン(フランス)。
	◎ローヌ・プーラン(Rhone-Poulenc SA)(フランス)とヘキス
	ト(Hoechst AG)(ドイツ)が合併して設立。
あぺんでぃっくす
	【アペンディックス】
	◇[英]appendix
	○⇒あぺんでぃくす(アペンディクス)
あーべんと
	【アーベント】
	◇[独]Abend
	○(ドイツ語で)晩・夕方。
あべんど
	【アベンド】
	◇[英]abend
	○[計]異常終了。
	 プログラム製作者側の用語で、利用者(ユーザ)側はフリーズ
	(hreese)を使用することが多い。
	 参照⇒ふりーず(フリーズ)(3)
	◎"abnormal end"からの造語。
	 この造語以前は「挫折・失敗」を意味する「アボート(abort)」
	が一般に使用されていたが、「中絶・流産」をも意味するので、
	この語に代わった。
	 参照⇒あぼーと(アボート)
あーべんとしゅてるん
	【アーベントシュテルン】
	◇[独]Abendstern
	○[天](ドイツ語で)宵の明星。
	 ⇒よいのみょうじょう(宵の明星)
	◎「シュテルン(Stern)」は「星」の意味。
あほ
	【アホ】
	◇[西]ajo
	○(スペイン語で)ニンニク(大蒜)。
あほ
	【阿保】
	○(1)[漢]守り育てる。保育する。
	 「あほう(阿保)」とも呼ぶ。
	○(2)[漢]太子の養育係・守り役。
	 「あほう(阿保)」とも呼ぶ。
	 参照⇒たいしたいふ(太子太傅)
[1]あぽ
	【アポ】
	○アポイントメント(appointment)の和略語。
	 ⇒あぽいんとめんと(アポイントメント)(1)
[2]あぽ
	【アポ】
	◇Apo
	○[地](Mount Apo)⇒あぽさん(アポ山)
あぽいーよん
	【アポE4】
	◇[英]apoE4
	○[医]アポリポタンパクE4の略称。
	 ⇒あぽりぽたんぱくいーよん(アポリポタンパクE4,アポリ
	ポ蛋白E4)
あぽいんと
	【アポイント】
	◇[英]appoint
	○(1)[他動]指名する・任命する。
	○(2)[他動]日時・場所を決める・指定する。
	○(3)[他動]設備を調(トトノ)える・備品を備(ソナ)える。
	○(4)アポイントメント(appointment)の和略語。
	 ⇒あぽいんとめんと(アポイントメント)(1)
あぽいんとめんと
	【アポイントメント】
	◇[英]appointment
	○(1)日時・場所を決めた約束。面会・会合・商談などの約束。
	 和略語で「アポイント」,「アポ」とも呼ぶ。
	○(2)診察・診療などの予約。
	○(3)指名・任命。
	○(4)任命された官職。
	○(5)(簡単に取り外せない)設備・備品。
あほう
	【阿保】
	○[漢]⇒あほ(阿保)
あぼう《あばう》
	【阿防】
	【阿傍】
	○[仏]地獄で罪人を責める獄卒の総称。
	 頭は牛で、手は人のごとく、脚には牛のごとく蹄(ヒヅメ)あっ
	て力強い。
	 羅刹(ラセツ)のごとく暴悪で「阿防羅刹」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごず(牛頭)(1),らせつ(羅刹)
あぼうきゅう《あばうきゆう》
	【阿房宮】
	◇[中]Afang Gong
	○(1)[歴]中国、秦(Qin)の始皇帝(Shi Huangdi)が渭水(Wei 
	Shui)(イスイ)の南岸、阿房に造営した大宮殿。
	 東西800メートル、南北150メートルで、一万人を収容できた
	という。前殿の土台は東西1,270メートル、南北426メートル、
	総面積は54万1,020平方メートル。
	 紀元前 212年から70万の罪人を使役して工事をすすめ、始皇
	帝の没後は二世皇帝胡亥(Huhai)(コガイ)に受け継がれた。
	 完成しないまま紀元前 206年に楚(ソ)の項羽(コウウ)によって焼
	き払われ、数ヶ月燃え続けたという。
	 参照⇒しこうてい(始皇帝)
	◎遺跡は陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)西安市(Xi'an Shi)
	の西郊、阿房村にある。
	 2003.12. 6(平成15)中国社会科学院考古研究所と西安市文物
	保護考古研究所、共同発掘調査で土の中から火災があった痕跡
	は発見されなかったと発表。
	○(2)[古]江戸吉原の異称。
	 ⇒よしわら(吉原)(2)
	○(3)[植]キク(菊)の園芸品種の一つ。
	 香気に富む八重の大輪で、食用となる。
あぼうとうげ《あばうたうげ》
	【安房峠】
	◇[日]Abo Toge
	○[地]長野県南安曇郡(ミナミアヅミグン)安曇村(アヅミムラ)と岐阜県吉
	城郡(ヨシキグン)上宝村(カミタカラムラ)の境にある峠。
	 焼岳(2,455メートル)の南方、安房山(2,219メートル)の北西
	方。
★あほうどり《あはうどり》
	【アホウドリ】
	【信天翁】
	【阿房鳥】
	○(1)[鳥]ミズナギドリ目(Procellariiformes)アホウドリ科
	(Diomedeidae)の総称。
	 アホウドリ(Phoebastria albatrus)・コアホウドリ(Diomed-
	ea immutabilis)・クロアシアホウドリ(Diomedea nigripes)・
	マユグロアホウドリ(Thalassarche melanophris)など。
	〈4属〉
	 ワタリアホウドリ属(Diomedea)。
	 キタアホウドリ属(Phoebastria)。
	 モリモーク属(Thalassarche)([英]Mollymawks)。
	 ハイイロアホウドリ属(Phoebetria)。
	○(2)[鳥]ミズナギドリ目アホウドリ科キタアホウドリ属(Phoe-
	bastria)の海鳥の一種。
	 繁殖期は10〜5月で、営巣地の岩場で11月に産卵し、1月に
	ヒナ(雛)が孵(カエ)る。
	 その他の時期は、アリューシャン列島など北太平洋に渡る。
	 「おきのたゆう(沖大夫)」とも呼ぶ。
	 英語名は「アルバトロス(albatross)」。
	◎繁殖地は伊豆諸島の鳥島(トリシマ)、尖閣諸島(センカクショトウ)の南小
	島(ミナミコジマ)・北小島(キタコジマ)。
あほうばらい《あはうばらひ》
	【阿房払い】
	○[歴]江戸時代の刑罰の一つ。武士の両刀を取り上げて追放す
	ること。武士以外では丸裸にして追放すること。
あぼうやま《あばうやま》
	【安房山】
	◇[日]Abo Yama
	○[地]長野県南安曇郡(ミナミアヅミグン)安曇村(アヅミムラ)と岐阜県吉
	城郡(ヨシキグン)上宝村(カミタカラムラ)の境にある山。標高2,219メート
	ル。
	 北西方に安房峠がある。
	 参照⇒あぼうとうげ(安房峠)
あぼうらせつ《あばうらせつ》
	【阿防羅刹】
	○[仏]⇒あぼう(阿防,阿傍)
★あぼかど
	【アボカド】
	◇avocado、[学]Persea americana
	○(1)[植]クスノキ目(Laurales)クスノキ科(Lauraceae)アボカ
	ド属(Persea)の常緑高木。果樹。熱帯アメリカ原産。
	 「ワニナシ(鰐梨)([英]alligator pear)」とも呼ぶ。
	 訛(ナマ)って「アボガド」とも呼ぶ。
	○(2)[植](1)の果実。
	 訛って「アボガド」とも呼ぶ。
あぼがど
	【アボガド】
	◇avocado
	○[植]⇒あぼかど(アボカド)
あぼがどろ
	【アボガドロ】
	◇Comte Amedeo Avogadro(アメディオ・アボガドロ)
	○[人]イタリアの物理学者・化学者(1776〜1856)。トリノの人。
	 ドルトンの原子説を補強して、1811(文化 8)気体反応の法則
	を説明する「アボガドロの仮説(のち法則)」を発表。初めて分子
	の概念を導入し、分子と原子とを区別した。当初は注目されず、
	50年後にようやく認められる。
あぽがみー
	【アポガミー】
	◇[英]apogamy
	○[生]単為生殖。
	 ⇒たんいせいしょく(単為生殖)
あぽかりぷす
	【アポカリプス】
	◇[英]apocalypse
	○(1)(悪が滅び善が勝つという)天啓・黙示・啓示。
	○(2)[聖](Apocalypse)『新約聖書』の最後の章「ヨハネ黙示録
	(Revelations)」。
	 ⇒よはねもくしろく(ヨハネ黙示録)
	◎ギリシア語の「覆い(kaluptein)をとる(apo-)」から。
	 参照⇒あぽくりふぁ(アポクリファ)
あぽくりふぁ
	【アポクリファ】
	◇Apocrypha
	○[聖]聖書の外典(ガイテン)。
	 ギリシア語訳の旧約聖書『七十人訳聖書(Septuaginta)』に
	おさめられていた文書のうち、ユダヤ教やキリスト教が典拠を
	疑い、正典(canon)(カノン)として認めなかった典籍。
	 「聖書外典」とも、単に「外典」とも呼ぶ。
	 参照⇒しちじゅうにんやくせいしょ(七十人訳聖書)
	◎ユディト記(Book of Judith)。
	 知恵の書(Wisdom of Solomon)。
	 トビト記(Book of Tobit)。
	 シラ書(Wisdom of Sirach)。
	 バルク書(Book of Baruch)。
	 マカバイ記(Books of Maccabees)。
	 エズラ記(Book of Ezra)。
	 ダニエル書(Book of Daniel)。
	 その他。
	◎「アポカリプス(apocalypse)」と同源語で、「秘密を書き記す」
	の意味。
あぽくりん
	【アポクリン】
	◇[英]apocrine
	○[形][医]離出分泌の。
	 参照⇒あぽくりんせん(アポクリン腺)
	◎ギリシア語の「部分(apo-)分離(krinein)」から。
あぽくりんせん
	【アポクリン腺】
	◇[英]apocrine gland
	○[医]体の特定の部位にある汗腺の一種。
	 腋窩(エキカ)の腋窩汗腺、肛門周囲、外耳道の耳道腺、まぶた、
	乳暈(ニュウウン)の乳腺など。
	 細胞表面に細胞質突起を生じ、その汗腺細胞体の一部がくび
	れて離断し、粘りのあるアポクリン分泌(離出分泌)に混じって
	固有の臭気がある分泌物となるもの。ワキガなどの体臭の原因
	となる。
	 性ホルモンの影響を強く受け、思春期に活動が始まり、思春
	期が特に活発。
	 「大汗腺(ダイカンセン)(large sudoriferous gland)」とも呼ぶ。
	 参照⇒えくりんせん(エクリン腺)
	◎霊長類を除く哺乳類の汗腺ではほとんどがアポクリン腺。
あぽくろまちっくれんず
	【アポクロマチック・レンズ】
	◇[英]apochromatic lens
	○[光][写]⇒あぽくろまーと(アポクロマート)
あぽくろまーと
	【アポクロマート】
	◇[独]Apochromat、[英]apochromat
	○[光][写]赤・緑・青などの三波長またはそれ以上の色収差を
	補正した非球面レンズ。
	 製版用レンズ・天体望遠鏡・顕微鏡対物レンズ・写真レンズ
	などに使用する。
	 「アポクロマチック・レンズ(apochromatic lens)」とも呼ぶ。
	 参照⇒めにすかすれんず(メニスカス・レンズ)
	◎二波長の色収差を補正したレンズ:⇒あくろまちっくれんず
	(アクロマチック・レンズ)
あほげ
	【アホ毛】
	【阿呆毛】
	○[俗]⇒ばかげ(バカ毛,馬鹿毛)
あぽこぴ
	【アポコピ】
	◇[英]apocope
	○[言]語尾音消失。
	◎アフェレシス(apheresis,aphaeresis):語頭音消失。
	 アフェシス(aphesis):語頭母音消失。
あぽさん
	【アポ山】
	◇[英]Mount Apo
	○[地]フィリピンのミンダナオ島南部、ダバオ市の南西にある
	火山。標高2,954メートル。フィリピンの最高峰。
	◎標高は2,693メートルとも。
あぼじ
	【アボジ】
	◇[朝]aboji
	○(朝鮮語で)お父(トウ)さん。
	 幼児語では「アッパ(appa)」。
	◎お母(カア)さんは「オモニ(omoni)」、幼児語では「オンマ(omma)」。
あぽじ
	【アポジ】
	◇[英]apogee
	○(1)[天]遠地点。
	◎アポジモーター(apogee motor):⇒あぽじもーたー(アポジ
	モーター)
	○(2)最高点・絶頂・極点。
あぼしがき
	【網干し垣】
	【網干垣】
	◇[日]aboshi-gaki
	○[建]竹垣の一種。
	 海岸で網を干しているような「人」字形の模様に竹で組んだも
	の。
	 または、普通の竹垣に左右斜めの竹を交差して組み入れたも
	の。
	 茶庭や庭園の垣根に用いる。
あぽじもーたー
	【アポジモーター】
	◇[英]apogee motor
	○[天]衛星に搭載された軌道変更用ロケット・モーター。
	 軌道の遠地点(アポジ点)で、静止衛星を静止軌道に必要な速
	度(秒速約3キロメートル)を達成するために加速するに用いら
	れる。
あぽすてりおり
	【アポステリオリ】
	◇[羅]a posteriori(より後のもの)
	○(1)[形]後天的な、経験的な。
	 ⇔あぷりおり(アプリオリ)(1)
	○(2)[形][論]特殊な前提から一般論を導く、帰納的(キノウテキ)な。
	 ⇔あぷりおり(アプリオリ)(2)
	○(3)[形][哲]後天的に経験や学習で得られる認識や概念。
	 ⇔あぷりおり(アプリオリ)(3)
あぼたばーど
	【アボタバード】
	◇Abbottabad
	○(1)(Abbottabad District)⇒あぼたばーどちく(アボタバー
	ド地区)
	○(2)パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部のアボタバード地区中央部にあ
	る都市。
	 北緯34.15°、東経73.20°の地。
	〈人口〉
	 1961(昭和36) 3万1,036人。
	 1972(昭和47) 2万9,917人。
	 1981(昭和56) 6万5,996人。
	 1998(平成10)10万5,999人。
あぼたばーどちく
	【アボタバード地区】
	◇[英]Abbottabad District
	○パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部の地区。北部をマンセラ地区
	(Mansehra District)に接し、東部を自由カシミール(Azad 
	Kashmir)、南部をパンジャブ州(Punjab Province)に隣接。
	 中心地はアボタバード。
	◎北部をマンセラ地区南部として分離。
あぼっと
	【アボット】
	◇Sir John Joseph Caldwell Abbott
	○[人]カナダの第4代首相(1821. 3.12〜1893.10.30)。在任:
	1891. 6.16〜1892.11.24。
あぼーと
	【アボート】
	◇[英]abort
	○(1)(女性が)妊娠中絶する・堕胎(ダタイ)する。
	○(2)[生]発育しない。発育が途中で止まる。
	○(3)(計画などが)流れる・失敗する。中止になる。
	 「流産」とも呼ぶ、
	○(4)[軍](ミサイル発射などが、故障で)中止になる。中断す
	る。
	○(5)[古][計](プログラムの実行が途中で)動作しなくなる。
	異常終了する。
	 現在は、「アベンド(abend)」,「ハングアップ(hang up)する」,
	「フリーズ(freeze)する」と言う。
あぽとーしす
	【アポトーシス】
	◇apotosis、[英]programed cell death
	○[生]プログラムされた細胞死。
	 生体の恒常性を維持するのに不必要になった細胞や、生体防
	御のためガンなどの有害と思われる細胞が、周囲のマクロファ
	ージ系の細胞に貪食され自滅するように死んでいく現象。
	 細胞が、遺伝子によって備わった機能として死にいたると考
	えられている。
	 「PCD」とも呼ぶ。
	 ⇔ねくろーしす(ネクローシス)
	◎ガンはアポトーシス機能の低下、アルツハイマー病などはア
	ポトーシスの亢進(コウシン)が原因と考えられる。
★あぽふぃす
	【アポフィス】
	◇[希]Apophis
	○(1)[ギ神]エジプトから伝わった地下世界に住むという大蛇。
	 エジプト名は「アペプ(Apep)」。
	 参照⇒あぺぷ(アペプ)
	○(2)[天]アテン群の小惑星の一つ。直径約350メートル。
	 2004(平成16)に発見され、NASA(米航空宇宙局)により
	2029年に地球との衝突の可能性を指摘されたが、のち衝突なし
	と修正。
	 2009.12.30(平成21)ロシア宇宙庁、2032年に地球と衝突する
	恐れがあると指摘。
あぽふぃらいと
	【アポフィライト】
	◇[英]apophyllite
	○[鉱]⇒ぎょがんせき(魚眼石)
あぽぷれくしー
	【アポプレクシー】
	◇[英]apoplexy、[独]Apoplexie、[フ]apoplexie
	○[病]⇒のうそっちゅう(脳卒中)
あぽぷれっしーあ
	【アポプレッシーア】
	◇[伊]apoplessia
	○[病]⇒のうそっちゅう(脳卒中)
あぼめいすむ
	【アボメイスム】
	◇[英](単数形)abomasum(アボメイサム)/(複数形)abomaa(ア
	ボメイサ)
	○[哺]反芻動物の胃の第四室(第四胃)。
	 参照⇒はんすうい(反芻胃)(1)
あぽりおん
	【アポリオン】
	◇[英]Apollyon
	○[聖]『新約聖書』の『ヨハネ黙示録(Revelations)』9章11
	節に登場する悪魔(イナゴの王)。
	 ヘブライ語で「アバドン(Abaddon)」とも呼ぶ。
	◎ギリシア語の「壊滅(apollunai)」から。
あぼりじに
	【アボリジニ】
	◇[英]Aborigine
	○(1)(Aborigine)ヨーロッパ人の渡来前、約5万年前からオー
	ストラリア大陸とその周辺諸島に居住する、アウストロネシア
	系の先住民の総称。
	 皮膚はチョコレート色で、髪は巻毛で金髪もある。ブーメラ
	ンなどを使用して採集狩猟生活を営んでいた。
	 「アボリジニー」とも呼ぶ。
	 参照⇒こらぼりー(コラボリー)(1),おーすとらろいど(オー
	ストラロイド)
	◎1910〜1970年代、オーストラリア政府は白人社会への同化の
	ためにアボリジニの子供を親から強制隔離して施設などで養育。
	 1967(昭和42)市民権が認められる。
	 2008. 2.13(平成20)ラッド(Kevin Michael Rudd)首相、過去
	の親子隔離政策を謝罪。
	 参照⇒じぇのさいど(ジェノサイド)
	○(2)(aborigine)(一般に)先住民・先住民族・原住民。
	 「アボリジニー」,「オートクソン([英]autochthon)」,「インディ
	ジェン([フ]indigene)」とも呼ぶ。
	◎ラテン語の「最初から(ab origine)」の意味。
あぼりじにー
	【アボリジニー】
	◇[英]Aborigine
	○⇒あぼりじに(アボリジニ)
★あぽりぽたんぱくいーよん
	【アポリポタンパクE4】
	【アポリポ蛋白E4】
	◇[英]apolipoprotein E4
	○[医]アルツハイマー病の発病に関係する遺伝子(危険因子)。
	 正常なアポE3のアミノ酸に違いがある対立遺伝子(allele)。
	 略称は「アポE4(apoE4)」。
	 参照⇒あるつはいまーびょう(アルツハイマー病)
あぽろ
	【アポロ】
	◇[羅]Apollo
	○(1)[ギ神][ロ神]詩歌・音楽・医学・弓術・予言の神。のち
	に太陽神。オリンポス十二神の一神。
	 ゼウス(Zeus)とレト(Leto)の子で、美青年。アルテミス(Ar-
	temis)(ダイアナ)の双生の兄、アスクレピオス(Asklepios)の
	父。
	 ギリシア神話では「アポロン(Apollon)」、太陽神として「フォ
	イボス(Phoebus)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぱいそん(パイソン)(2),へりこん(ヘリコン)(1),かっ
	さんどら(カッサンドラ),ひゅあきんとす(ヒュアキントス),だ
	ふね(ダフネ)
	◎神殿:参照⇒でるふぉい(デルフォイ)
	 巨像:⇒ころっさす(コロッサス)(2)
	 矢:参照⇒やざ(矢座)
	◎妹アルテミスは、月の女神として「フォイベ(Phoebe)」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒あるてみす(アルテミス)(1)
	○(2)[宇]アメリカの月着陸用宇宙船の名前。
	 参考⇒あぽろけいかく(アポロ計画)
あぽろけいかく《あぽろけいくわく》
	【アポロ計画】
	◇[英]Project Apollo
	○[宇]NASA(ナサ)(アメリカ航空宇宙局)の月探査・月着陸
	有人飛行計画。
	 マーキュリー計画・ジェミニ計画に続き、1961(昭和36)計画
	を決定。1966〜1967(昭和41〜昭和42)計画準備のため無人月周
	回探査機ルナ・オービター(Lunar Orbiter)を打ち上げる。
	 1969. 7.20(昭和44)アポロ11号のアームストロング船長が人
	類で始めて月面に着陸、1972(昭和47)計画終了のアポロ17号ま
	で6回延べ12人を月面に送った。
	 のちスカイラブ計画へ移行。
	 参照⇒まーきゅりーけいかく(マーキュリー計画),じぇみに
	けいかく(ジェミニ計画).[4]あーむすとろんぐ(アームストロ
	ング)
	◎宇宙船は、司令船(CM)・機械船(SM)・月着陸船(LM)の
	3部分から構成。
	 CM(command module):人間が乗る母船となる部分で、地上
	に帰還するのはこの部分のみ。
	 SM(service module):人間の乗らない機械装置部分。
	 LM(lunar module):月着陸船。
	◎1967. 1.27(昭和42)宇宙船(1号)のテスト中、火災が発生し
	て宇宙飛行士が3人死亡 。
	 1972. 4.11(昭和47)ケネディ宇宙センターから打ち上げられ
	た13号は、月面着陸の予定であったが機械室の酸素タンクが爆
	発。南太平洋に着水して飛行士三人は無事であった。
	 参考⇒ちゃれんじゃー(チャレンジャー)
あぽろじー
	【アポロジー】
	◇[英]apology
	○(1)謝罪。
	○(2)弁解。
あほろーとる
	【アホロートル】
	◇[西]axolotl、[学]Siredon mexicanum
	○[両]メキシコ産のサンショウウオ(山椒魚)。体長約20センチ
	メートル。
	 メキシコ市周辺の湖沼にのみ生息し、変態せずに幼生形のま
	ま成熟し、オタマジャクシのように一生を通じて外鰓(ソトエラ)・
	尾鰭(オビレ)が残り、幼形成熟の例として知られる。
	 アルビノ(albino)(白色変異体)は体が半透明で、血液が透け
	て見え、実験動物に使用する。
	 「ウーパールーパー(wooper looper)」の俗称で愛玩動物とし
	も飼育。
	◎名称はアステカ語から。
あぽろん
	【アポロン】
	◇[希]Apollon
	○[ギ神]⇒あぽろ(アポロ)(1)
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